JP6253628B2 - スクーターボード - Google Patents

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Description

本発明は、ハンドルを有し、ボード本体が左右に捩れる車輪付きボードに関するものであり、以下、本明細書においては上記のような車輪付きボードをスクーターボードと称する。
従来、下記特許文献1に示されるように、ボード本体の前部に、ハンドルを介して左右に換向自在な前部車輪が設けられ、ボード本体の後部に後部車輪が設けられたキックボードがある。走行時、例えば、ハンドルを左に回して、前部車輪を左に換向する(向きを換える)とともに、体重をボード本体の左側にかけて左側が下位になるようにボード本体を傾斜させることにより、キックボードが左に曲がる。
特開2001−252389
しかしながら上記の従来形式では、キックボードで左右に曲がる際の旋回半径を小さくするためには、前部車輪の換向角度を大きくするとともに、地面に対するボード本体の傾斜角度を大きくする必要がある。しかしながら、ボード本体の傾斜角度を大きくし過ぎると、転倒してしまう虞があるので、キックボードの旋回半径を小さくすることは難しいといった問題がある。
本発明は、容易に旋回半径を小さくすることができるスクーターボードを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明におけるスクーターボードは、ボード本体と、前輪と、左右一対の後輪と、前輪を左右に換向するハンドルとを有し、ハンドルはボード本体の前部に取付けられたハンドル取付部材に設けられ、両後輪はボード本体の後部に取付けられた後輪取付部材に設けられ、ボード本体におけるハンドル取付部材と後輪取付部材との間に、前後方向に長い補強部材が固定され、補強部材の前端部とハンドル取付部材とが一体的に接続され、補強部材の後端部と後輪取付部材とが縁切りされているものである。
これによると、スクーターボードで走行している際、例えば左に曲がるには、ハンドルを左側に傾けるとともに左へ回して前輪を左に換向し、ボード本体上の搭乗者の体重を左側にかけて左側が下位になるようにボード本体を捩って傾斜させることにより、スクーターボードが左に曲がる。ここで、補強部材の後端部と後輪取付部材との間が縁切りされているため、補強部材が後輪取付部材に対して拘束されず、ボード本体が後輪取付部材に対し容易に左側へ捩れて傾斜する。これにより、スクーターボードの旋回半径が予想を超えて小さくなり、旋回半径を容易に小さくすることができる。尚、スクーターボードで右に曲がる場合も同様である。
本発明において、「縁切りされている」とは、上述したようにスクーターボードの旋回半径が予想を超えて小さくなるほどにボード本体に捩れが発生できるように、二つの部材どうしの機械的な関係が成り立っていることをいう。たとえば補強部材の後部と後輪取付部材とが補強部材よりも捩れ抵抗の弱い部材にて連結されている場合も含まれる。すなわち、たとえば補強部材に接続された薄板が後輪取付部材とボード本体との間に挟み込まれて固定されたような構成やその他の構成なども、本発明における「縁切りされている」構成に含まれる。
本第2発明におけるスクーターボードは、ボード本体と、前輪と、左右一対の後輪と、前輪を左右に換向するハンドルとを有し、ハンドルはボード本体の前部に取付けられたハンドル取付部材に設けられ、両後輪はボード本体の後部に取付けられた後輪取付部材に設けられ、ボード本体におけるハンドル取付部材と後輪取付部材との間に、前後方向に長い補強部材が固定され、補強部材の後端部と後輪取付部材とが一体的に接続され、補強部材の前端部とハンドル取付部材との間が縁切りされているものである。
これによると、補強部材の前端部とハンドル取付部材との間が縁切りされているため、補強部材がハンドル取付部材に対して拘束されず、ボード本体がハンドル取付部材に対し容易に左側へ捩れて傾斜する。これにより、スクーターボードの旋回半径が予想を超えて小さくなり、旋回半径を容易に小さくすることができる。尚、スクーターボードで右に曲がる場合も同様である。
以上のように本発明によると、スクーターボードの旋回半径を容易に小さくすることができる。
第1の参考例のスクーターボードの上方からの斜視図である。 同、スクーターボードの下方からの斜視図である。 同、スクーターボードの前部と後部との側面図である。 同、スクーターボードの底面図である。 図3におけるX−X矢視図である。 本発明の第1の実施の形態におけるスクーターボードの前部と後部との側面図である。 本発明の第2の実施の形態におけるスクーターボードの後輪部分の一部切欠き底面図である。 本発明の第3の実施の形態におけるスクーターボードの底面図である。 本発明の第4の実施の形態におけるスクーターボードの上方からの斜視図である。 同、スクーターボードの下方からの斜視図である。 同、スクーターボードの底面図である。 同、スクーターボードの後輪取付部材の一部切欠き側面図である。 同、スクーターボードの後輪取付部材の断面図である。 同、スクーターボードの直進走行時の概略平面図である。 同、スクーターボードの直進走行時の概略後面図である。 同、スクーターボードの左旋回走行時の概略平面図である。 同、スクーターボードの左旋回走行時の概略後面図である。 本発明の第5の実施の形態におけるスクーターボードの底面図である。
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の参考例)
まず、本発明の技術的範囲に属しない「第1の参考例」について説明する。
この第1の参考例では、図1〜図4に示すように、1はスクーターボードであり、樹脂製のボード本体2と、一輪の前輪3(ホイール)と、左右一対の後輪4(ウィール)と、前輪3を左右に換向するハンドル5とを有している。
ハンドル5は縦支柱6を有し、縦支柱6の下端部に前輪3が備えられている。
ボード本体2の前端部には金属製のハンドル取付部材8が取り付けられ、ハンドル5はハンドル取付部材8に回動自在に保持されている。ハンドル取付部材8は、円筒状の保持フレーム9と、保持フレーム9とボード本体2の前端部上面とに取り付けられた取付フレーム10と、ロック装置11とを有している。
ハンドル5の縦支柱6は保持フレーム9に挿通されて左右回動自在に保持されている。また、取付フレーム10の前端部は保持フレーム9の外周に溶接され、取付フレーム10の後端部は複数のねじ12とナット13とでボード本体2の前部上面に締結されている。
尚、取付フレーム10は二つの部材からなる屈曲可能なフレームであり、これにより、ハンドル5を起立姿勢A(図1の実線参照)からボード本体2側へ倒して横倒姿勢B(図1の仮想線参照)に折り畳み可能である。また、ロック装置11は、ハンドル5を起立姿勢Aと横倒姿勢Bとにロックするロックピンと、ロックピンによるロックおよびロック解除を切り換えるロックレバー14とを有している。
ボード本体2の後部下面には、下向きに突出した樹脂製の後輪取付部材15がボード本体2と一体に形成されている。両後輪4は左右方向に挿通された車軸17を介して後輪取付部材15に設けられている。
ボード本体2の下面には、前後方向に長い金属製の補強部材21が設けられている。補強部材21は、断面が四角形の角パイプ状の部材であり、ハンドル取付部材8と後輪取付部材15との間に設けられ、複数のねじ22(締結具の一例)とナット23(締結具の一例)とによりボード本体2の下面に取り付けられている。
補強部材21の前端部とハンドル取付部材8の取付フレーム10との間にはボード本体2が介在しており、補強部材21の前端部とハンドル取付部材8の取付フレーム10との間は、繋がっておらず、縁切りされて分断されている。同様に、補強部材21の後端部と後輪取付部材15との間も、繋がっておらず、縁切りされて分断されている。
以下、上記構成における作用を説明する。
スクーターボード1で走行している際、例えば左に曲がる場合、ハンドル5を左側に傾けるとともに左へ回して前輪3を左に換向し、ボード本体2上の搭乗者の体重を左側にかけて左側が下位になるようにボード本体2を捩って傾斜させることにより、スクーターボード1が左に曲がる。
この際、補強部材21の前端部とハンドル取付部材8との間が分断されているとともに、補強部材21の後端部と後輪取付部材15との間が分断されているため、補強部材21がハンドル取付部材8と後輪取付部材15とに対して拘束されず、図5に示すように、ボード本体2がハンドル取付部材8と後輪取付部材15とに対し容易に左側へ捩れて傾斜する。これにより、スクーターボード1の左への旋回半径が予想を超えて小さくなり、旋回半径を容易に小さくすることができる。
尚、上記においてはスクーターボード1で左に曲がる場合を説明したが、右に曲がる場合は、ハンドル5を右側に傾けるとともに右へ回して前輪3を右に換向するとともに、ボード本体2上の搭乗者の体重を右側にかけて右側が下位になるようにボード本体2を捩って傾斜させればよい。
この際、同様に、補強部材21がハンドル取付部材8と後輪取付部材15とに対して拘束されず、ボード本体2がハンドル取付部材8と後輪取付部材15とに対し容易に右側へ捩れて傾斜する。これにより、スクーターボード1の右への旋回半径が予想を超えて小さくなり、旋回半径を容易に小さくすることができる。
上記第1の参考例では、樹脂製の後輪取付部材15をボード本体2に一体的に形成しているが、金属製の後輪取付部材15をねじ等の締結具を用いてボード本体2に取り付けてもよい。
第1の実施の形態)
上記の第1の参考例では、図3に示すように、補強部材21の前端部とハンドル取付部材8の取付フレーム10との間が縁切りされて分断され、補強部材21の後端部と後輪取付部材15との間が縁切りされて分断されている。これに対し、第1の実施の形態では、図6に示すように、補強部材21の前端部とハンドル取付部材8の取付フレーム10とがねじ26(締結具の一例)とナット27(締結具の一例)とにより一体的に結合され、補強部材21の後端部と後輪取付部材15との間が縁切りされて分断されている。
これによると、スクーターボード1で左に曲がる場合、補強部材21の後端部と後輪取付部材15との間が分断されているため、補強部材21が後輪取付部材15に対して拘束されず、ボード本体2が後輪取付部材15に対し容易に左側へ捩れて傾斜する。これにより、スクーターボード1の左への旋回半径が予想を超えて小さくなり、旋回半径を容易に小さくすることができる。また、右に曲がる場合も同様である。
尚、補強部材21の前端部とハンドル取付部材8の取付フレーム10とがねじ26とナット27とにより一体的に結合されているため、走行時における安定性が向上する。
上記第1の実施の形態では、補強部材21の前端部とハンドル取付部材8の取付フレーム10とを、ねじ26とナット27により一体的に結合したが、溶接により一体的に固着してもよい。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、図7に示すように、補強部材21は丸パイプ状の部材であり、後輪取付部材15には、ブッシュ30を嵌め込んだ挿入孔31が形成されている。補強部材21の後端部は前方からブッシュ30に遊嵌されており、このような構造であっても、補強部材21の後端部と後輪取付部材15との間は、繋がっておらず、縁切りされている状態となる。
これによると、上記第1の実施の形態と同様な作用および効果を得ることができる。
第3の実施の形態)
第3の実施の形態では、図8に示すように、補強部材21の前端部とハンドル取付部材8の取付フレーム10との間が縁切りされて分断されており、補強部材21の後端部と後輪取付部材15とが複数のねじ28等により一体的に連結されている。
これによると、スクーターボード1で左に曲がる場合、補強部材21の前端部とハンドル取付部材8の取付フレーム10との間が分断されているため、補強部材21がハンドル取付部材8に対して拘束されず、ボード本体2がハンドル取付部材8に対し容易に左側へ捩れて傾斜する。これにより、スクーターボード1の左への旋回半径が予想を超えて小さくなり、旋回半径を容易に小さくすることができる。また、右に曲がる場合も同様である。
(第2の参考例)
尚、上記第1〜第3の実施の形態に対する第2の参考例として、補強部材21の前端部とハンドル取付部材8の取付フレーム10とをねじ等の締結具で一体的に結合するとともに、補強部材21の後端部と後輪取付部材15とをねじ等の締結具で一体的に結合した場合、補強部材21がハンドル取付部材8と後輪取付部材15とに拘束されてしまうため、ボード本体2がハンドル取付部材8と後輪取付部材15とに対し左側又は右側へ捩れ難くなり、ボード本体2をスムーズに左右に傾斜し難くなる。従って、このような第2の参考例では、スクーターボード1の左右への旋回半径を小さくすることは困難となる。
第4の実施の形態)
第4の実施の形態では、図9、図10に示すように、51はスクーターボードであり、樹脂製のボード本体52と、一輪の前輪53(ホイール)と、左右一対の後輪54(ウィール)と、前輪53を左右に換向するハンドル55とを有している。
ハンドル55は縦支柱56を有し、縦支柱56の下端部に前輪53が向き変更自在に備えられている。
ボード本体52の前端部には金属製のハンドル取付部材58が取り付けられ、ハンドル55はハンドル取付部材58に回動自在に保持されている。ハンドル取付部材58は、円筒状の保持フレーム59と、保持フレーム59とボード本体52の前端部上面とに取り付けられた取付フレーム60と、ロック装置61とを有している。
ハンドル55の縦支柱56は保持フレーム59に挿通されて左右回動自在に保持されている。取付フレーム60の前端部は保持フレーム59の外周に溶接されている。また、取付フレーム60の後端部は、複数のねじ62とナット63とでボード本体52の前端部に締結されているとともに、ボード本体52の下面側に露出している。
尚、取付フレーム60は二つの部材からなる屈曲可能なフレームであり、これにより、ハンドル55を起立姿勢A(図9の実線参照)からボード本体52側へ倒して横倒姿勢B(図9の仮想線参照)に折り畳み可能である。また、ロック装置61は、ハンドル55を起立姿勢Aと横倒姿勢Bとにロックするロックピン(図示省略)と、ロックピンによるロックおよびロック解除を切り換えるロックレバー64とを有している。
左右両後輪54は後輪取付部材65(トラックと言う)を介してボード本体52に設けられている。図10〜図13に示すように、後輪取付部材65は、ボード本体52に取り付けられるボード側取付体72と、左右両端部に後輪54を備えた後輪側取付体73と、両後輪54が直進方向(すなわち前後方向)に向くように後輪側取付体73を付勢する付勢手段74とを有している。
後輪側取付体73は、左右に延びた取付アーム部75と、取付アーム部75の左右中央部から前方に突出した円環部76と、取付アーム部75の左右中央部から斜め上向きに設けられた支軸77とを有している。尚、円環部76にはボルト貫通孔78が形成されている。
また、ボード側取付体72は、後部に係合孔82を有し、前部にボルト孔83を有している。支軸77は、上端側が下端側よりも後方へ傾斜しており、下方から係合孔82に挿入されている。これにより、後輪側取付体73は、支軸77を介してボード側取付体72に設けられ、支軸77を中心に左右へ回動自在である。
上記のように支軸77が傾斜しているため、後輪側取付体73が両後輪54と共に、支軸77を中心に右へ回動した場合、左側の後輪54とボード本体52との上下間隔が縮小すると共に、右側の後輪54とボード本体52との上下間隔が拡大する。反対に、後輪側取付体73が両後輪54と共に、支軸77を中心に左へ回動した場合、右側の後輪54とボード本体52との上下間隔が縮小すると共に、左側の後輪54とボード本体52との上下間隔が拡大する。
尚、支軸77と係合孔82との間には、ゴム等の弾性材で製作された緩衝用のキャップ84が嵌め込まれている。
付勢手段74は、円環部76を上下両方から挟むようにして設けられた上部および下部弾性体85,86と、これら弾性体85,86とボード側取付体72とを締結するボルト87(締結部材の一例)およびナット88(締結部材の一例)とを有している。
上部および下部弾性体85,86はそれぞれ中央部にボルト挿通孔89を有する円筒状の部材である。ボルト87はボード側取付体72のボルト孔83と上部および下部弾性体85,86のボルト挿通孔89と後輪側取付体73のボルト貫通孔78とに挿通されており、ボルト87の下端部にナット88が螺合している。
尚、ボード側取付体72と上部弾性体85との間には上部ワッシャ91が設けられ、下部弾性体86とナット88との間には下部ワッシャ92が設けられている。
図10〜図13に示すように、ボード本体52の下面には、前後方向に長い金属製の補強部材67が設けられている。補強部材67は、断面が四角形の角パイプ状の部材であり、ハンドル取付部材58と後輪取付部材65との間に設けられ、複数のねじ68(締結具の一例)とナット69(締結具の一例)とによりボード本体52の下面に取り付けられている。
補強部材67の前端部とハンドル取付部材58の取付フレーム60の下面とは溶接にて一体的に固着されている。また、補強部材67の後端部と後輪取付部材65との間は、繋がっておらず、縁切りされて分断されている。
以下、上記構成における作用を説明する。
スクーターボード51で走行している際、直進走行時では、図14,図15に示すように、前輪53を直進方向(すなわち前後方向)に保つとともに、搭乗者の体重をボード本体の左右中央部に保つことにより、両後輪54が直進方向に向いた状態に保たれ、スクーターボード51が前方へ直進する。
スクーターボード51で例えば左に曲がる場合、図16,図17に示すように、ハンドル55を左側に傾けるとともに左へ回して前輪53を左に換向し、ボード本体52上の搭乗者の体重を左側にかけて左側が下位になるようにボード本体52を捩って傾斜させることにより、スクーターボード51が左に曲がる。
この際、補強部材67の後端部と後輪取付部材65との間が分断されているため、補強部材67が後輪取付部材65とに対して拘束されず、ボード本体52が後輪取付部材65に対し容易に左側へ捩れて傾斜する。これにより、スクーターボード51の左への旋回半径が予想を超えて小さくなる。
また、上記のようなボード本体52の左側への傾斜に伴って、図17に示すように、ボード本体52の左側と左側の後輪54との上下間隔が縮小されるため、傾斜した支軸77の周りに回転モーメントMが発生し、図16に示すように、後輪側取付体73が、上部および下部弾性体85,86の弾性力(付勢手段の付勢力の一例)に抗して、ボード側取付体72に対し、支軸77を中心に右へ回動する。これにより、両後輪54が後輪側取付体73と共に前部車輪5の換向方向と反対方向すなわち右へ向き、この状態でスクーターボード1が左に曲がるため、スクーターボード1の左への旋回半径がさらに小さくなる。
その後、ハンドル55を戻して前輪53を直進方向(すなわち前後方向)に戻すとともに、搭乗者の体重をボード本体52の左右中央部に戻すと、図14,図15に示すように、傾斜していたボード本体52が元の水平姿勢に戻り、後輪側取付体73が、上部および下部弾性体85,86の弾性力により、ボード側取付体72に対して、支軸77を中心に左へ回動して元の位置(すなわち直進走行時の位置)に戻る。これにより、両後輪54が直進方向に向き、スクーターボード1が前方へ直進走行する。
尚、上記においてはスクーターボード51で左に曲がる場合を説明したが、右に曲がる場合は、ハンドル55を右側に傾けるとともに右へ回して前輪53を右に換向するとともに、ボード本体52上の搭乗者の体重を右側にかけて右側が下位になるようにボード本体52を捩って傾斜させればよい。
この際、同様に、補強部材67が後輪取付部材65に対して拘束されず、ボード本体52が後輪取付部材65に対し容易に右側へ捩れて傾斜する。これにより、スクーターボード1の右への旋回半径が予想を超えて小さくなる。
また、上記のようなボード本体52の右側への傾斜に伴って、上記と同様に、両後輪54が後輪側取付体73と共に前輪53の換向方向と反対方向すなわち左へ向き、この状態でスクーターボード1が右に曲がるため、スクーターボード51の右への旋回半径が小さくなる。
尚、補強部材67の前端部とハンドル取付部材58の取付フレーム60とは溶接にて一体的に固着されているため、走行時における安定性が向上する。
上記第4の実施の形態では、補強部材67の前端部とハンドル取付部材58の取付フレーム60とを、溶接にて一体的に固着したが、ねじ等を用いて一体的に締結してもよい。
第5の実施の形態)
第5の実施の形態では、図18に示すように、補強部材67の前端部とハンドル取付部材58の取付フレーム60との間が分断され、補強部材67の後端部と後輪取付部材65のボード側取付体72とが溶接で一体的に固着されている。
この場合、先述した第3の実施の形態と同様に、補強部材67がハンドル取付部材58に対して拘束されず、ボード本体52がハンドル取付部材58に対し容易に左側又は右側へ捩れて傾斜する。これにより、スクーターボード1の左又は右への旋回半径が予想を超えて小さくなり、旋回半径を容易に小さくすることができる。
上記第5の実施の形態では、補強部材67の後端部と後輪取付部材65のボード側取付体72とを、溶接で一体的に固着したが、ねじ等を用いて一体的に締結してもよい。
(第3の参考例)
尚、上記第4〜第5の実施の形態に対する第3の参考例として、補強部材67の前端部とハンドル取付部材58の取付フレーム60とを溶接等で一体的に固着するとともに、補強部材67の後端部と後輪取付部材65のボード側取付体72とを溶接等で一体的に固着した場合、補強部材67がハンドル取付部材58と後輪取付部材65とに拘束されてしまうため、ボード本体52がハンドル取付部材58と後輪取付部材65とに対し左側又は右側へ捩れ難くなり、ボード本体52をスムーズに左右に傾斜し難くなる。従って、このような第3の参考例では、スクーターボード51の左右への旋回半径を小さくすることは困難となる。
(他の実施の形態)
上記各実施の形態では、補強部材21に断面が四角形又は円形のパイプ状の部材を用いたが、これら以外の形状であってもよい。また、ボード本体52を樹脂製にして左右に捩れるようにしているが、木製であってもよい。
1 スクーターボード
2 ボード本体
3 前輪
4 後輪
5 ハンドル
8 ハンドル取付部材
15 後輪取付部材
21 補強部材
51 スクーターボード
52 ボード本体
53 前輪
54 後輪
55 ハンドル
58 ハンドル取付部材
65 後輪取付部材
67 補強部材
72 ボード側取付体
73 後輪側取付体
74 付勢手段
77 支軸

Claims (2)

  1. ボード本体と、前輪と、左右一対の後輪と、前輪を左右に換向するハンドルとを有し、ハンドルはボード本体の前部に取付けられたハンドル取付部材に設けられ、両後輪はボード本体の後部に取付けられた後輪取付部材に設けられ、ボード本体におけるハンドル取付部材と後輪取付部材との間に、前後方向に長い補強部材が固定され、補強部材の前端部とハンドル取付部材とが一体的に接続され、補強部材の後端部と後輪取付部材とが縁切りされていることを特徴とするスクーターボード。
  2. ボード本体と、前輪と、左右一対の後輪と、前輪を左右に換向するハンドルとを有し、ハンドルはボード本体の前部に取付けられたハンドル取付部材に設けられ、両後輪はボード本体の後部に取付けられた後輪取付部材に設けられ、ボード本体におけるハンドル取付部材と後輪取付部材との間に、前後方向に長い補強部材が固定され、補強部材の後端部と後輪取付部材とが一体的に接続され、補強部材の前端部とハンドル取付部材との間が縁切りされていることを特徴とするスクーターボード。
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