JP2019055691A - インホイールモータ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な構造により、端子ボックスのコンパクト化を図る。【解決手段】 車輪を駆動する電動モータと、その電動モータの回転を減速して出力する減速機と、その減速機の出力を車輪に伝達する車輪用軸受と、電動モータを収容するモータハウジング55とを備え、複数の動力線63を電動モータに接続する端子ボックス54をモータハウジング55に配設したインホイールモータ駆動装置であって、端子ボックス54は、電動モータからモータハウジング55へ延びる引き出し線に動力線63を接続する複数の端子部56を有し、その端子部56を千鳥状に配置する。【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば、電動モータの回転駆動力を減速機に入力し回転数を減速して車輪用軸受に伝達するインホイールモータ駆動装置に関する。
従来のインホイールモータ駆動装置として、例えば、特許文献1に開示された構造のものがある。
この特許文献1のインホイールモータ駆動装置は、車輪の駆動力を発生させる電動モータと、その電動モータの回転を減速して出力する減速機とを備え、電動モータの回転出力により車輪を回転駆動するように構成されている。
このインホイールモータ駆動装置は、電動モータおよび減速機をケーシングに一体的に収容した構造を具備する。
このケーシングには、電動モータへの電力供給のため、外部電源から延びる動力線を接続する端子ボックスが設けられている。
この端子ボックスは、ケーシングに内蔵された電動モータから延びる引き出し線と、外部電源から延びる動力線とを電気的に接続した構造を具備する。
特開2015−160529号公報
ところで、従来のインホイールモータ駆動装置は、例えば、図7に示すような端子ボックス154を具備したものがある。図中の符号Mはホイールの内径を示し、ケーシング125はホイール空間mに収容されている。
端子ボックス154は、ケーシング125のモータハウジング155の外周に一体的に設けられている。この端子ボックス154は、モータハウジング155に内蔵された電動モータから延びる引き出し線(図示せず)が接続された3個の端子部156を有する。この端子部156に、外部電源から延びる3本の動力線153が電気的に接続されている。
端子ボックス154の3個の端子部156は、端子部品の共通化および作業性の点から、車両前後方向に沿って一直線上に配設されている。そのため、隣接する端子部156同士の沿面距離を確保する必要があることから、端子ボックス154が車両前後方向に大きくなる。
ここで、車軸中心164の車両上方にはダンパー(図示せず)が配置されているので、端子ボックス154を車両後方側(車軸寄り)に大きくすることができない。その結果、端子ボックス154を車両前方側に大きくせざるを得ない。
このように、端子ボックス154を車両前方側に大きくすると、その端子ボックス154に近接するホイールと干渉することになる。このホイールとの干渉を回避するためには、ホイールを大径化する必要がある。
このホイールの大径化は、ばね下重量が増加することになり、車両の走行安定性およびNVH特性を低下させ、乗り心地の悪化を招くことになる。
そこで、本発明は前述の課題に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、簡易な構造により、端子ボックスのコンパクト化を図り得るインホイールモータ駆動装置を提供することにある。
本発明に係るインホイールモータ駆動装置は、車輪を駆動する電動モータと、その電動モータの回転を減速して出力する減速機と、その減速機の出力を車輪に伝達する車輪用軸受と、電動モータを収容するケーシングとを備え、複数の動力線を電動モータに接続する端子ボックスをケーシングに配設した構造を具備する。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明の端子ボックスは、電動モータからケーシングへ延びる引き出し線に動力線を接続する複数の端子部を有し、その端子部を千鳥状に配置したことを特徴とする。
本発明では、複数の端子部を千鳥状に配置したことにより、隣接する端子部同士の沿面距離を確保した上で端子ボックスのコンパクト化が可能となる。
これにより、ホイールの大径化を回避することができ、ばね下重量の増加を抑制することで、車両の走行安定性およびNVH特性の低下、乗り心地の悪化を防止することができる。
本発明における端子部は、ケーシングに絶縁性の端子台を取り付け、端子台から導出された引き出し線の接続端部に動力線の接続端部をねじ止めした構造が望ましい。
このような構造を採用すれば、引き出し線および動力線の両接続端部で構成された複数の端子部において、隣接する端子部同士の沿面距離を確保することが容易となる。
本発明における端子ボックスは、ケーシングの外周部の一部を径方向外側へ一体的に突出させた構造をなし、端子ボックスの軸方向端面に端子部を設けた構造が望ましい。
このような構造を採用すれば、端子ボックスのコンパクト化により、ホイールの大径化を回避することが容易となる。
本発明によれば、隣接する端子部同士の沿面距離を確保した上で端子ボックスのコンパクト化が可能となる。これにより、ホイールの大径化を回避することができ、ばね下重量の増加を抑制することで、車両の走行安定性およびNVH特性の低下、乗り心地の悪化を防止することができる。その結果、高性能のインホイールモータ駆動装置を提供することができる。
本発明の実施形態で、インホイールモータ駆動装置の全体構成を示す断面図である。 図1のインホイールモータ駆動装置を車両(インボード)側から見た正面図である。 図2の端子ボックスを示す拡大正面図である。 本発明の他の実施形態で、端子ボックスを示す拡大正面図である。 インホイールモータ駆動装置を搭載した電気自動車の概略構成を示す平面図である。 図5の電気自動車を示す後方断面図である。 従来のインホイールモータ駆動装置を車両(インボード)側から見た正面図である。
本発明に係るインホイールモータ駆動装置の実施形態を図面に基づいて詳述する。図5は、インホイールモータ駆動装置21を搭載した電気自動車11の概略平面図、図6は、電気自動車11を後方から見た概略断面図である。
電気自動車11は、図5に示すように、シャシー12と、操舵輪としての前輪13と、駆動輪としての後輪14と、後輪14に駆動力を伝達するインホイールモータ駆動装置21とを装備する。後輪14は、図6に示すように、シャシー12のホイールハウジング15の内部に収容され、独立懸架式の懸架装置(サスペンション)16を介してシャシー12の下部に固定されている。
電気自動車11は、ホイールハウジング15の内部に、左右それぞれの後輪14を駆動するインホイールモータ駆動装置21を設けることによって、シャシー12上にモータ、ドライブシャフトおよびデファレンシャルギヤ機構などを設ける必要がなくなる。その結果、客室スペースを広く確保でき、かつ、左右の後輪14の回転をそれぞれ制御することができるという利点を有する。
電気自動車11の走行安定性およびNVH特性を向上させるためにばね下重量を抑える必要があり、さらに、広い客室スペースを確保するためにインホイールモータ駆動装置21の小型化が求められている。
そこで、図1に示す実施形態のインホイールモータ駆動装置21は、以下の構造を具備する。これにより、コンパクトなインホイールモータ駆動装置21を実現し、ばね下重量を抑えることで、走行安定性およびNVH特性に優れた電気自動車11を得る。
この実施形態の特徴的な構成を説明する前に、インホイールモータ駆動装置21の全体構成を説明する。以下の説明では、インホイールモータ駆動装置21を車体に搭載した状態で、車体の外側寄りとなる側をアウトボード側(図面左側)と称し、中央寄りとなる側をインボード側(図面右側)と称する。
インホイールモータ駆動装置21は、図1に示すように、車輪を駆動する電動モータ22と、その電動モータ22の回転を減速して出力する平行軸歯車減速機23と、その平行軸歯車減速機23の出力を駆動輪である後輪14(図5および図6参照)に伝達する車輪用軸受24とを備えている。
なお、この実施形態では、ラジアルギャップ型の電動モータ22を例示するが、アキシャルギャップ型など他の電動モータであってもよい。また、平行軸歯車減速機23を例示するが、遊星歯車減速機やサイクロイド減速機など他の減速機であってもよい。
電動モータ22および平行軸歯車減速機23は、ケーシング25に収容されている。電動モータ22および平行軸歯車減速機23が収容されたケーシング25は、電気自動車11のホイールハウジング15(図6参照)内に取り付けられる。
電動モータ22は、ケーシング25に固定されたステータ26と、ステータ26の径方向内側に隙間をもって対向するように配置されたロータ27と、ロータ27の径方向内側に配置されてロータ27と一体回転するモータ回転軸28とを備えている。
モータ回転軸28は、毎分一万数千回転程度で高速回転可能である。ステータ26は、磁性体コアの外周にコイルを巻回することによって構成されている。ロータ27は、永久磁石または磁性体が内部に配置されている。
モータ回転軸28は、径方向外側へ一体的に延びるホルダ部29によりロータ27を保持している。ホルダ部29は、ロータ27が嵌め込み固定された凹溝を環状に形成した構成としている。モータ回転軸28は、転がり軸受30,31によってケーシング25に対して回転自在に支持されている。
平行軸歯車減速機23は、入力歯車32と、中間歯車33と、出力歯車34とで構成されている。中間歯車33は、インボード側の大径歯部35とアウトボード側の小径歯部36とを同軸的に有する。
平行軸歯車減速機23では、入力歯車32の歯部37と中間歯車33の大径歯部35とが噛合し、中間歯車33の小径歯部36と出力歯車34の歯部38とが噛合することにより、電動モータ22の回転を所定の減速比でもって減速する。
インホイールモータ駆動装置21は、ホイールハウジング15(図6参照)の内部に収められ、ばね下重量となるため、小型軽量化が必須である。そのため、大きな減速比を持つ平行軸歯車減速機23を用いることにより、高速回転の電動モータ22と組み合わせることで電動モータ22の小型化が図れ、コンパクトで高減速比のインホイールモータ駆動装置21を実現する。
入力歯車32は、モータ回転軸28にスプライン嵌合により同軸的に取り付けられている。入力歯車32、中間歯車33および出力歯車34は、転がり軸受39〜44によってケーシング25に回転自在に支持されている。出力歯車34は、車輪用軸受24のハブ輪46にスプライン嵌合により同軸的に取り付けられている。
ここで、入力歯車32、中間歯車33および出力歯車34には、はすば歯車を用いている。はすば歯車は、同時に噛合う歯数が増え、歯当たりが分散されるので音が静かで、トルク変動が少ない点で有効である。
このように、平行軸歯車減速機23にはすば歯車を用いることで、製造が容易でコストの低減が図れ、性能面でも、静粛かつ効率のよいインホイールモータ駆動装置21を実現することができる。
車輪用軸受24は、ケーシング25に固定された外輪45と、外輪45の内側に配置されたハブ輪46およびハブ輪46に圧入された内輪47と、ハブ輪46および内輪47と外輪45との間に配置された複数の転動体48とで主要部が構成されている。
ハブ輪46のインボード側端部を加締めることにより、車輪用軸受24に予圧が付与されている。この予圧の付与により、車輪用軸受24を複列のアンギュラ玉軸受構造としている。
この車輪用軸受24のハブ輪46の軸孔49に、平行軸歯車減速機23の出力歯車34からアウトボード側に一体的に延びる軸部50がスプライン嵌合によりトルク伝達可能に結合されている。
車輪用軸受24の軸方向両端部には、泥水などの侵入防止およびグリースの漏洩防止のためにシール部材51が設けられている。
なお、ハブ輪46のアウトボード側にはフランジ52が一体的に形成され、このフランジ52にハブボルト53で後輪15(図5および図6参照)が連結される。
以上の構成からなるインホイールモータ駆動装置21では、電動モータ22の回転が平行軸歯車減速機23の入力歯車32、中間歯車33および出力歯車34によって減速され、車輪用軸受24に伝達される。
このように、電動モータ22の回転が平行軸歯車減速機23により減速されて車輪用軸受24に伝達されるので、低トルクで高速回転型の電動モータ22を採用した場合でも、後輪14(図5および図6参照)に必要なトルクを伝達することが可能となる。
このインホイールモータ駆動装置21では、電動モータ22を冷却すると共に平行軸歯車減速機23を冷却および潤滑するための潤滑油がケーシング25に封入されている。
この潤滑油により、ロータ27の回転でもって電動モータ22を冷却すると共に、入力歯車32、中間歯車33および出力歯車34の回転による跳ね掛けでもって平行軸歯車減速機23を冷却すると共に潤滑する。
この実施形態におけるインホイールモータ駆動装置21の全体構成は、前述のとおりであるが、その特徴的な構成を以下に詳述する。
図2に示すように、電動モータ22および平行軸歯車減速機23(図1参照)を収容したケーシング25に、電動モータ22への電力供給のため、外部電源(図示せず)から延びる動力線63を接続する端子ボックス54が設けられている。図中の符号Mはホイールの内径を示し、ケーシング25はホイール空間mに収容されている。
インホイールモータ駆動装置21は、車軸中心64とモータ軸中心62とが車両前後方向にオフセットされた平行軸歯車減速機23を備えている。図中の符号65は、平行軸歯車減速機23を収容する減速機ハウジングである。
端子ボックス54は、ケーシング25のモータハウジング55の外周上部に径方向外側へ突出するように一体的に設けられている。この端子ボックス54の軸方向端面に、モータハウジング55に内蔵された電動モータ22(図1参照)から延びる引き出し線を導出した3個の端子部56が設けられている。この端子部56に、外部電源(図示せず)から延びる3本の動力線63が電気的に接続されている。
なお、この実施形態では、図2に示すように、端子ボックス54の端子部56をモータハウジング55のインボード側に配設した場合を例示しているが、モータハウジング55のアウトボード側に配設することも可能である。
端子ボックス54の3個の端子部56には、涙滴形状の絶縁性端子台57が設けられている。この端子台57の小径部58は、ケーシング25にねじ止め等に固定されている。端子台57の大径部59には、電動モータ22から延びる引き出し線の接続端部60が挿通される小孔が形成されている。この小孔に挿通された引き出し線の接続端部60は外部に導出されている。
一方、外部電源から延びる動力線63の接続端部61には、圧着端子が加締めにより取り付けられている。この圧着端子の先端には、引き出し線の接続端部60が挿通される小孔が形成されている。引き出し線の接続端部60には、ねじが刻設されている。
以上の構成からなる端子部56では、ケーシング25に取り付けられた端子台57の小孔から導出された引き出し線の接続端部60に、動力線63の接続端部61の圧着端子を挿通させ、その引き出し線の接続端部60にナット部材(図示せず)を螺着して締め付け固定する。
これにより、引き出し線の接続端部60と動力線63の接続端部61とが電気的に接続される。このようにして、端子部56は、引き出し線と動力線63の両接続端部60,61で構成されている。以下、引き出し線と動力線63の両接続端部60,61を端子部56と称す。
この実施形態の端子ボックス54は、3個の端子部56を千鳥状に配置した構造を有する。つまり、図3の拡大図で示すように、中央に位置する端子部56の端子台57は、その小径部58を下にし、かつ、大径部59を上にした状態で配置されている。これに対して、左右両側に位置する端子部56の端子台57は、その小径部58を上にし、かつ、大径部59を下にした状態で配置されている。
このような配置とすることで、引き出し線と動力線63の両接続端部60,61である端子部56が千鳥状(三角形状)に配置される。このように、3個の端子部56を車両上下方向でずらして千鳥状に配置したことにより、隣接する端子部56同士の沿面距離を確保した上で端子ボックス54のコンパクト化が可能となる。
つまり、中央に位置する端子部56を車両上方側に配置し、左右に位置する端子部56を車両下方側に配置して千鳥状とすることにより、隣接する端子部56同士の沿面距離を確保することができる。
特に、左側に位置する端子部56は、右側に位置する端子部56よりも車両下方側へ大きくずらすことができる。これは、左側に位置する端子部56が、モータハウジング55の外周で、右側に位置する端子部56よりもモータ軸中心62から車両前後方向で大きく離隔していることによる。
従って、中央に位置する端子部56と、左側に位置する端子部56との沿面距離は、中央に位置する端子部56と、右側に位置する端子部56との沿面距離よりも大きくなる。これにより、端子部56同士の沿面距離の確保が容易となる。
以上のようにして、隣接する端子部56同士の沿面距離を確保した上で、端子ボックス54を車両前後方向に小さくすることができる。つまり、端子ボックス54(図2参照)を車両前方側で従来の端子ボックス154(図7参照)よりも小さくすることができる(L1<L2)。
このように、端子ボックス54を車両前方側で小さくすることにより、端子ボックス54とホイールとの干渉を回避することができる。これにより、ホイールの大径化を回避することができ、ばね下重量の増加を抑制することで、車両の走行安定性およびNVH特性の低下、乗り心地の悪化を防止することができる。
以上の実施形態では、3個の端子部56を三角形状に配置した構造を例示したが、本発明はこれに限定されることなく、図4に示すように、3個の端子部56を逆三角形状に配置してもよい。
つまり、図4に示す実施形態の端子ボックス54では、中央に位置する端子部56の端子台57は、その小径部58を上にし、かつ、大径部59を下にした状態で配置されている。これに対して、左右両側に位置する端子部56の端子台57は、その小径部58を下にし、かつ、大径部58を上にした状態で配置されている。
このような配置とすることで、引き出し線と動力線63の両接続端部60,61である端子部56が千鳥状(逆三角形状)に配置される。このように、3個の端子部56を車両上下方向でずらして千鳥状に配置したことにより、隣接する端子部56同士の沿面距離を確保した上で端子ボックス54のコンパクト化が可能となる。
つまり、中央に位置する端子部56を車両下方側に配置し、左右に位置する端子部56を車両上方側に配置して千鳥状とすることにより、隣接する端子部56同士の沿面距離を確保することができる。
以上のようにして、隣接する端子部56同士の沿面距離を確保した上で、端子ボックス54を車両前後方向に小さくすることができる。つまり、端子ボックス54を車両前方側で小さくことで、端子ボックス54とホイールとの干渉を回避することができる。
これにより、ホイールの大径化を回避することができ、ばね下重量の増加を抑制することで、車両の走行安定性およびNVH特性の低下、乗り心地の悪化を防止することができる。
以上の実施形態では、図5および図6に示すように、後輪14を駆動輪とした電気自動車11を例示したが、前輪13を駆動輪としてもよく、4輪駆動車であってもよい。なお、本明細書中で「電気自動車」とは、電力から駆動力を得る全ての自動車を含む概念であり、例えば、ハイブリッドカー等も含むものである。
本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
21 インホイールモータ駆動装置
22 電動モータ
23 減速機(平行軸歯車減速機)
24 車輪用軸受
54 端子ボックス
55 ケーシング(モータハウジング)
56 端子部
57 端子台
60 引き出し線の接続端部
61 動力線の接続端部
63 動力線

Claims (3)

  1. 車輪を駆動する電動モータと、前記電動モータの回転を減速して出力する減速機と、前記減速機の出力を車輪に伝達する車輪用軸受と、前記電動モータを収容するケーシングとを備え、複数の動力線を前記電動モータに接続する端子ボックスを前記ケーシングに配設したインホイールモータ駆動装置であって、
    前記端子ボックスは、前記電動モータから前記ケーシングへ延びる引き出し線に前記動力線を接続する複数の端子部を有し、前記端子部を千鳥状に配置したことを特徴とするインホイールモータ駆動装置。
  2. 前記端子部は、ケーシングに絶縁性の端子台を取り付け、前記端子台から導出された引き出し線の接続端部に動力線の接続端部をねじ止めした構造を有する請求項1に記載のインホイールモータ駆動装置。
  3. 前記端子ボックスは、ケーシングの外周部の一部を径方向外側へ一体的に突出させた構造をなし、前記端子ボックスの軸方向端面に前記端子部を設けた請求項1又は2に記載のインホイールモータ駆動装置。
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