JP2019055467A - スプリング装着装置 - Google Patents

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綱治 本田
Tsunaharu Honda
綱治 本田
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Abstract

【課題】簡易な構成で製造コストを大幅に削減することが可能となるスプリング装着装置を提供する。【解決手段】スプリング取付冶具7は、支柱部材6に一方の側縁部が上下移動可能に取り付けられた板状の上側ブラケット21と、上側ブラケット21の直下に配置されて、支柱部材6に一方の側縁部が上下移動可能に取り付けられた板状の下側ブラケット22と、上側ブラケット21の上端縁部に後側端部が上下方向に回動可能に取り付けられた旋回レバー23と、旋回レバー23と下側ブラケット22の前面部とに両端が回動可能に連結された連結レバーリンク25と、上側ブラケット21の前面部から下側ブラケット22の前面部に対向して上下方向に配置されて操作軸13の上側に同軸に配置される回転軸26と、回転軸26に挿通されて上下移動可能に設けられて下端部にトーションスプリング73が装着されるカラー部材31と、を有するように構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、トーションスプリングを装着するスプリング装着装置に関する。
車両用シートにおいて、シートクッションの車幅方向外側の側部に装着される各種スプリングを被装着部材のスプリング装着部位に装着するスプリング装着装置が種々提案されている。例えば、下記特許文献1に開示されたスパイラルスプリング装着装置では、スパイラルスプリングの巻芯端と係止端を被装着部材のスプリング装着部位に装着するにあたり、下側冶具の上下弾性動及び回転動自在の第1軸の上端部にスパイラルスプリングの巻芯端を位置決めセットする。
そして、第1軸を回転させて巻芯端を回転させて係止端を下側冶具の上下弾性動自在の第2軸に係止させる。続いて、更に第1軸を回転させて、スパイラルスプリングを所定量巻き取って巻芯端を位相調整する。次いで、巻芯端及び係止端の真上に配置した被装着部材を装着した上下動自在の上側冶具を下降させて、下側冶具の第1軸及び第2軸から被装着部材のスプリング装着部位に、スパイラルスプリングの巻芯端及び係止端を乗り移らせるように構成されている。
特開2000−23772号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載されたスパイラルスプリング装着装置では、下側冶具の第1軸を回転させるエンコーダ付きサーボモータ、上側冶具を昇降させる駆動シリンダ等が必要となる。更に、サーボモータと駆動シリンダを駆動制御する制御装置等も必要となり、製造コストが高価になるという問題がある。
そこで、本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、簡易な構成で製造コストを大幅に削減することが可能となるスプリング装着装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するスプリング装着装置は、基台上に固定されて、トーションスプリングが挿通されて内側端部が掛着される装着軸が上方に突出すると共に、トーションスプリングの巻き出された外側端部が掛着されるバネ掛片が立設された被装着部材が上側に位置決めセットされる下側載置台と、前記基台上に立設された支柱部材と、前記支柱部材に一方の側縁部が上下移動可能に取り付けられると共に、前記下側載置台の所定高さ上側にセットされて、前記装着軸の真上に対応させて前記トーションスプリングを下端部に保持可能なスプリング取付冶具と、を備え、前記スプリング取付冶具は、前記支柱部材に一方の側縁部が上下移動可能に取り付けられると共に、前記支柱部材から上下方向に沿って前記下側載置台の上側に突出して、所定高さ下降して前記トーションスプリングの取り付け高さにセットされた際に、上下移動不能に固定される板状の上側ブラケットと、前記上側ブラケットの上端縁部に後側端部が上下方向に回動可能に取り付けられた旋回レバーと、前記上側ブラケットの直下に配置されて、前記支柱部材に一方の側縁部が上下移動可能に取り付けられると共に、前記支柱部材から上下方向に沿って前記下側載置台の上側に突出する板状の下側ブラケットと、上端部が前記旋回レバーに回動可能に連結されると共に、下端部が前記下側ブラケットの前面部に回動可能に連結された連結レバーリンクと、前記上側ブラケットの前面部から前記下側ブラケットの前面部に対向して上下方向に配置されて回転自在に支持される回転軸と、前記上側ブラケットの前面部から突出して設けられ、前記回転軸を回転自在に支持する軸支持部材と、前記下側ブラケットの上端縁部から前面側に延出されて、前記回転軸が回転可能に挿通される当接部材と、前記回転軸に下側から上下に摺動移動可能に挿通されて、上端部が前記当接部材に回転可能に当接されると共に、下端部が前記回転軸の下端部に位置する略円筒状のカラー部材と、一端が前記軸支持部材に掛着されると共に、他端が前記カラー部材の下端部に掛着されて、前記カラー部材及び前記当接部材を介して前記下側ブラケットを上方に持ち上げる引張コイルバネと、前記回転軸の上端部に設けられて、前記回転軸の上端部が回転しないようにロックする回転ロック部材と、前記カラー部材が前記トーションスプリングを前記装着軸に掛着する位置まで下がった際に、前記回転ロック部材のロックを解除するロック解除部材と、を有し、前記カラー部材は、外周面に所定幅で軸方向に沿って斜め螺旋状に切り欠かれた案内切欠溝と、前記回転軸の下端部外周面との間に、前記トーションスプリングの外側端部を外方に突出させた状態で下方から挿入可能なスプリング取付溝と、を有し、前記回転軸は、前記当接部材に当接した前記カラー部材の前記案内切欠溝から径方向外側に突出する突出軸部材を有し、前記旋回レバーを下方に回動させることによって、前記連結レバーリンクを介して前記下側ブラケットが下方に移動されると共に、前記カラー部材が前記当接部材を介して前記案内切欠溝に沿って下方に押下げられつつ軸回りに回動されることによって、前記トーションスプリングが前記装着軸に挿通されて内側端部が掛着されると共に、前記トーションスプリングの巻き出された外側端部が前記バネ掛片よりも周方向外側に回動された後、前記ロック解除部材によって前記回転ロック部材による前記回転軸のロックが解除されて、前記突出軸部材を介して前記カラー部材及び前記回転軸が前記バネ掛片側へ回動されて、前記トーションスプリングの巻き出された外側端部が前記バネ掛片に掛着される。
この構成によれば、カラー部材を昇降させる駆動シリンダ、カラー部材を回転させるエンコーダ付きサーボモータ等を必要とせず、簡易な構成で製造コストを大幅に削減することが可能となる。また、作業者はカラー部材の下端部にトーションスプリングを挿入した後、スプリング取付冶具を所定高さ下降させて、旋回レバーを下方に回動させることによって被装着部材にトーションスプリングを取り付けることができ、組み付け工程の大幅な作業効率の向上を図ることができる。
上記スプリング装着装置は、前記回転軸は、前記上側ブラケットが上下移動不能に固定された際に、下端が前記装着軸の上端に同軸に当接される、構成であることが好ましい。
この構成によれば、上側ブラケットが上下移動不能に固定された際に、回転軸の下端が装着軸の上端に当接されるため、トーションスプリングを装着軸にスムーズに挿通することができ、組み付け工程の更なる作業効率の向上を図ることができる。
上記スプリング装着装置は、前記スプリング取付冶具は、前記上側ブラケットを上方向へ付勢する持ち上げ付勢手段と、前記上側ブラケットの後側に設けられて、前記上側ブラケットが所定高さ下降して前記トーションスプリングの取り付け高さにセットされた際に、前記支柱部材から前記上側ブラケット側へ突出された位置決めピンに係合するロック爪と、を有し、前記ロック爪が前記位置決めピンに係合することによって、前記上側ブラケットが上下移動不能に固定される、構成であることが好ましい。
この構成によれば、スプリング取付冶具を所定高さ下降してトーションスプリングの取り付け高さにセットすると、ロック爪が位置決めピンに係合して、上側ブラケットが上下移動不能に固定される。これにより、簡易な構成で、スプリング取付冶具の上側ブラケットをワンタッチで上下移動不能に固定することができ、製造コストを大幅に削減することが可能となる。また、組み付け工程の更なる作業効率の向上を図ることができる。
上記スプリング装着装置は、前記スプリング取付冶具は、一端側が前記回転軸に固定されて、他端側が前記上側ブラケットの後側に前後方向に回動可能に支持されると共に前記ロック爪に対向するように設けられた平面視略コの字形のリンク機構を有し、前記ロック解除部材によって前記回転ロック部材による前記回転軸のロックが解除されて、前記回転軸及び前記リンク機構の一端側が前記バネ掛片側へ回動されることによって、前記リンク機構の他端側が前記ロック爪を後方側へ回動して、前記ロック爪と前記位置決めピンとの係合が解除される、構成であることが好ましい。
この構成によれば、旋回レバーが下方に回動されて被装着部材にトーションスプリングが取り付けられると同時に、ロック爪と位置決めピンとの係合が解除されるため、スプリング取付冶具が上方向に持ち上げられる。これにより、次のトーションスプリングをカラー部材の下端部に迅速に装着することが可能となり、組み付け工程の更なる作業効率の向上を図ることができる。
上記スプリング装着装置は、前記基台上に、前記下側載置台と前記支持部材と前記スプリング取付冶具とが左右対称に2つずつ配設され、左右一対の前記旋回レバーの前端部を連結する連結レバー部材を備える、構成であることが好ましい。
この構成によれば、左右一対のカラー部材のそれぞれの下端部にトーションスプリングを装着した後、連結レバー部材を下方に回動することによって、一度に2個のトーションスプリングをそれぞれ被装着部材に取り付けることが可能となり、組み付け工程の更なる作業効率の向上を図ることができる。
本発明は、上記各発明の手段をとることによって、簡易な構成で製造コストを大幅に削減することが可能となるスプリング装着装置を提供することができる。
本実施形態に係るスプリング装着装置の正面図である。 本実施形態に係るスプリング装着装置の右側面図である。 本実施形態に係るスプリング装着装置のスプリング取付冶具の上面図である。 スプリング取付冶具を所定高さ下降させた状態を示す右側面図である。 旋回レバーを下方に回動してトーションスプリングを操作軸に取り付けた状態を示す右側面図である。 図5に対応するスプリング取付冶具の上面図である。 スプリング取付冶具が初期位置に上昇した状態を示す右側面図である。 トーションスプリングを示す斜視図である。 リクライニングプレートのトーションスプリングを取り付ける部分を示す斜視図である。 他の実施形態に係るスプリング装着装置を示す正面図である。
以下、本発明に係るスプリング装着装置を具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るスプリング装着装置1の概略構成について図1乃至図3、図8、図9に基づいて説明する。各図中、作業者が立つ側をスプリング装着装置1の前側として、矢印によりスプリング装着装置1の各方向を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
図1乃至図3に示すように、スプリング装着装置1は、基台3と、基台3上に配置された下側載置台5と、基台3上に立設された略縦長板状の支柱部材6と、支柱部材6の右側面に左側縁部が上下移動可能に取り付けられるスプリング取付冶具7と、スプリング取付冶具7を上方へ持ち上げるワイヤ巻取装置8等から構成されている。
下側載置台5は、前後方向に長い縦長略箱体状に形成され、シートバックフレームを構成するサイドフレーム11が、各位置決めピン5Aによって位置決めされて、上側に載置される。サイドフレーム11は、リクライニング装置を構成するリクライニングプレート12(被装着部材)が回動可能に取り付けられた下端部側が手前側になるように下側載置台5上に略水平に載置される。
また、リクライニング装置のロック・アンロック切替操作時に軸回転操作される断面矩形状の角張った操作軸(装着軸)13が、リクライニングプレート12の略中心部分に形成された略矩形状の貫通孔12A(図9参照)から、リクライニングプレート12に対して回動不能に上方へ突出している。また、リクライニングプレート12のサイドフレーム及び下側載置台5に対する回転位置が、位置決め孔12B(図9参照)に挿通された位置決めピン5Aによって位置決めされている。これにより、操作軸13は、下側載置台5に対する回転角度が位置決めされて、リクライニングプレート12から上方に突出している。
略縦長板状の支柱部材6は、下側載置台5に載置されたサイドフレーム11のリクライニングプレート12に対向するように、下側載置台5の左側近傍位置にネジ止め等により立設されている。また、支柱部材6の下側載置台5に対向する面には、上端縁部の後側角部にプーリー15が回転可能に軸支されている。また、支柱部材6の下側載置台5に対向する面には、前後方向における操作軸13に対向する位置に、上端縁部から少し下側の位置から下側載置台5の上端面に対向する位置まで、各直動軸受16を案内するガイドレール17が、上下方向に沿ってネジ止め等により取り付けられている。
スプリング取付冶具7は、上側ブラケット21と、上側ブラケット21の直下に配置された下側ブラケット22と、旋回レバー23と、連結レバーリンク25と、上側ブラケット21の前面部から突出して回転軸26を回転自在に支持する軸支持部材27と、下側ブラケット22の上端縁部に取り付けられた当接ブラケット(当接部材)28と、略円筒状のカラー部材31と、引張コイルバネ32等から構成されている。
上側ブラケット21の概略構成について図1乃至図3に基づいて説明する。上側ブラケット21は、左側縁部の上下端部に一対の直動軸受16が取り付けられ、支柱部材6に対して上下移動可能に取り付けられている。また、上側ブラケット21は、正面視略横長矩形の板状に形成され、各直動軸受16を介して支柱部材6の右側面に対して上下方向に沿って垂直に突出して、通常時は、下側載置台5の所定高さ上側に位置している。
具体的には、上側ブラケット21の上端縁部には、正面視左上角部に形成された貫通孔21Aに、ワイヤ33の一端が挿通されて係止されている。このワイヤ33の他端側は、プーリー15を介して、支柱部材6の後側に配置されたワイヤ巻取装置8の内部に巻回されるワイヤ35の外側端部に連結されている。これにより、ワイヤ33は、ワイヤ35を介してワイヤ巻取装置8(持ち上げ付勢手段)に巻き取られるため、プーリー15に掛けられたワイヤ33を介して上側ブラケット21は上方向へ付勢され、上方へ持ち上げられる。
また、支柱部材6の上側ブラケット21よりも後側の面には、略直角右側方向へ延出された左右方向に長い平面視矩形状のネジ取付板36が設けられ、先端部の前後方向中央位置に形成されたネジ孔36Aに高さ調整用の長ネジ37の先端部がねじこまれている。また、上側ブラケット21の後側面の下端縁部には、ネジ取付板36の先端部に対向するように平面視矩形状の延出板38が略直角後側方向へ延出されている。従って、ワイヤ33を介して上方へ持ち上げられる上側ブラケット21は、通常時は、後側に延出された延出板38が長ネジ37の頭部に当接されることによって、下側載置台5の所定高さ上側にセットされる。
また、上側ブラケット21の左側縁の下端部には、先端部が球状に形成された持ち手41が前側方向へ突出して設けられ、上側ブラケット21を下方に押下可能となっている。また、上側ブラケット21の前面部の右下角部には、前側に突出する側面視L字形のブラケット43が取り付けられ、フランジ付ガイドブッシュ42がブラケット43に上方から嵌挿されて固定されている。従って、ブラケット43には、フランジ付ガイドブッシュ42の筒部42Aが嵌挿される不図示の貫通孔が形成されている。
フランジ付ガイドブッシュ42は、回転軸26を回転自在に支持すると共に、回転軸26の上端部が上側ブラケット21の上端部よりも少し上側に突出し、且つ、回転軸26の下端部が下側ブラケット22の下端部よりも少し下側に突出するように支持している。従って、回転軸26は、上側ブラケット21の前面部から下側ブラケット22の前面部に対向して上下方向に配置されて、回転自在に支持されている。フランジ付ガイドブッシュ42とブラケット43が軸支持部材27を構成する。
また、フランジ付ガイドブッシュ42の筒部42Aの下端部には、平面視C形状のブッシュ45が、回転軸26にネジ止め等によって固定され、筒部42Aの下端面に摺動可能に当接されている。また、図1〜図3に示すように、平面視コの字形のリンク機構46を構成する第1のリンク板46Aの一端が回転軸26に挿通されて、ブッシュ45の下端面にネジ止め等によって固定され、回転軸26及びブッシュ45と一体的に回転可能に固定されている。上側ブラケット21よりも右側に配置される第1のリンク板46Aの他端には、リンク機構46を構成する細長板状の第2のリンク板46Bの一端が互いに回転自在に取り付けられている。
上側ブラケット21よりも後側に配置される第2のリンク板46Bの他端には、リンク機構46を構成する細長板状の第3のリンク板46Cの一端が互いに回転自在に取り付けられている。第3のリンク板46Cの長手方向略中央部は、側面視L字形のリンク取付ブラケット47の下面に回転自在に軸支されている。この側面視L字形のリンク取付ブラケット47は、上側ブラケット21の後側下端縁部の左右方向中央位置から下方に所定長さ延出された後、略直角後側へ延出されて形成されている。また、第3のリンク板46Cの他端は、支柱部材6の近傍に位置している。従って、後述のように、回転軸26が平面視時計方向へ所定角度回転すると、第3のリンク板46Cの他端は、後側方向へ揺動される(図6参照)。
また、上側ブラケット21の後側面の左側縁部には、後側方向に所定長さ延出された後、略直角左側方向へ直動軸受16の厚さにほぼ等しい長さだけ延出されたロック爪取付板51が設けられている。ロック爪取付板51の左側の面には、上下方向に長い細長板状のロック爪52が、長手方向中央位置よりも少し上側の位置において、前後方向に回動自在に軸支されている。ロック爪52の下端部には、前側の側面から側面視直角三角形状に突出した係合突起52Aが形成されている。また、ロック爪52の長手方向中央部には、前側の側面から側面視矩形状に突出する突出部52Bが形成されている。
また、ロック爪52の上端部とロック爪取付板51の後端縁部の下端部との間には、引張コイルバネ53が取り付けられ、ロック爪52の上端部が後側方向へ回動するように付勢されている。後側方向へ回動するように付勢されているロック爪52の上端部は、ロック爪取付板51の後端縁部の上端部から前側へ突出するネジ55の頭部に当接され、ロック爪52が全体として少し斜め後側へ傾斜するように設定されている。また、ロック爪52の係合突起52Aから所定高さ下方には、支柱部材6の右側面に立設された位置決めピン57が設けられている。これにより、後述のように、スプリング取付冶具7が所定高さ下方へ移動されて、回転軸26の下端面が操作軸13の上端面に当接された際に、係合突起52Aが位置決めピン57に係合する(図4参照)。
また、フランジ付ガイドブッシュ42の上側には、回転軸26の平面視時計方向への回転を阻止する回転ロック部材61が設けられている。回転ロック部材61は、回転軸26にネジ止め等によって固定される平面視C形状のブッシュ62と、ブッシュ62を挟んで当該ブッシュ62の上下面にネジ止めによって固定される上側ロック板63、下側ロック板65と、上側ロック板63の左側に配置されるロックレバー66と、ロックレバー66上下方向に回動可能に軸支する支持ブラケット67等から構成されている。
図3に示すように、上側ロック板63は、略円板状に形成され、周縁部の左端側において、外周から所定寸法内側までの円弧状部分において、後側半分が切り欠かれると共に、切り欠いた基端部側が所定長さ直角下側方向へ折り曲げられて、下側ロック板65に達し、段差部63Aが形成されている。また、上側ロック板63の左側に配置される略細長平板状のロックレバー66は、長手方向中央位置よりも少し後側の位置が、上側ブラケット21の前面部から平面視L字状に突出した支持ブラケット67の先端部の右側に軸支されている。
ロックレバー66の先端側の右面には、このロックレバー66が自重で下方に回動された際に、段差部63Aに上方から進入して当接可能なロックポスト66Aが立設されている。また、ロックレバー66の上面の後端部から直角右側方向へ所定長さ延出された押さえ部66Bが設けられている。尚、後述のように、旋回レバー23が下方へ回動された場合には、回転軸26及び回転ロック部材61は、引張コイルバネ32によって平面視時計方向に回動付勢されるため、段差部63Aは、ロックポスト66Aに当接して、平面視時計方向への回転がロックされる。
また、下側ロック板65は、平面視左右方向に長い略矩形状に形成され、右端側が上側ロック板63の外周よりも外側へ突出している。また、回転ロック部材61の直下には、上側ロック板63の外径にほぼ等しい左右幅を有する上方に開放された側面視コの字状の回転止めブラケット69が設けられている。この回転止めブラケット69の後端部は、上側ブラケット21の前面部に取り付けられている。
また、断面略四角形の筒状に形成された旋回レバー23の後端部は、支持ブラケット67に対向する上側ブラケット21の裏側の上端部に、上下方向に回動自在に取り付けられている。また、旋回レバー23の後端部から少し手前側の下面には、この旋回レバー23を下方に回動した際に、ロックレバー66の押さえ部66Bに対向するように右側縁部から外方へ延出された側面視矩形で平板状のロック解除部材71が設けられている。
これにより、後述のように、旋回レバー23が下方に回動されて、ロック解除部材71がロックレバー66の押さえ部66Bを下方に押下することによって、段差部63Aからロックポスト66Aが上方に回動されてロックが解除される。そして、回転ロック部材61が更に平面視時計方向へ勢いよく回動された際には、下側ロック板65の右端部が、回転止めブラケット69の前端縁部に当接して、それ以上の回転が阻止される(図6参照)。
次に、下側ブラケット22の概略構成について図1乃至図3に基づいて説明する。図1乃至図3に示すように、下側ブラケット22は、左側縁部の上下端部に一対の直動軸受16が取り付けられ、支柱部材6に対して上下移動可能に取り付けられている。また、下側ブラケット22は、正面視略横長矩形の板状に形成され、各直動軸受16を介して支柱部材6の右側面に対して上下方向に沿って垂直に突出している。下側ブラケット22の左右幅は、上側ブラケット21の左右幅とほぼ同じ幅に形成されている。
また、下側ブラケット22の前面部の右上角部には、下側ブラケット22の上端縁部から前側に突出する側面視L字形の当接ブラケット28がネジ止めや溶接等により取り付けられている。この当接ブラケット28には、回転軸26が回転可能に挿通される不図示の貫通孔が形成されている。従って、回転軸26が当接ブラケット28の貫通孔に挿通された状態で、下側ブラケット22が上方向に移動した場合には、当接ブラケット28の上端面が、リンク機構46の第1のリンク板46Aの下端面に当接して、下側ブラケット22の上方向への移動が停止される。
また、当接ブラケット28から下方に突出する回転軸26には、下側から略円筒状のカラー部材31が回転軸26に対して上下方向に摺動移動可能、且つ、周方向に摺動回転可能に挿通されている。回転軸26に挿通されたカラー部材31の上端面が当接ブラケット28に当接した場合には、カラー部材31の下端が回転軸26の下端に位置するように構成されている。
また、カラー部材31の下端部には、内径が径方向外側に拡径されて、回転軸26の下端部との間に、リクライニングプレート12から上方に突出する操作軸13に掛着されるトーションスプリング73を下側から挿入可能なスプリング取付溝31Aが、当該トーションスプリング73の高さにほぼ等しい深さで形成されている。このスプリング取付溝31Aの外周部には、トーションスプリング73の外側に巻き出された外側端部73Aが外方に突出される軸方向に沿った周方向所定幅の切欠溝31Bが、スプリング取付溝31Aの全深さに渡って形成されている。
また、切欠溝31Bの周方向両側には、外側端部73Aが係止されるバネ掛片75A(図9参照)に接触しない周方向幅で半径方向に所定深さ窪んだ凹部31Hが形成されている。また、カラー部材31の下端部において、切欠溝31Bの上下方向中央部に対して径方向反対側には、カラー部材31の外周面からスプリング取付溝31Aまで貫通するネジ孔が形成され、止めネジタイプのホルダ付マグネット31J(図5参照)が、スプリング取付溝31A内に突出しないようにねじ込まれている。
これにより、スプリング取付溝31A内において、ホルダ付マグネット31Jの周辺部分が磁化されて、スプリング取付溝31A内に挿入されたトーションスプリング73が、上下方向に着脱可能に保持されて、落ちないように構成されている。尚、止めネジタイプのホルダ付マグネット31Jに替えて、カラー部材31の外周面からスプリング取付溝31Aまで貫通する貫通孔を形成し、この貫通孔に棒状のマグネットを嵌入して、接着剤等で固定してもよい。また、止めネジタイプのホルダ付マグネット31Jに替えて、カラー部材31の下端部に、電磁石等を装着するようにしてもよい。
ここで、トーションスプリング73の概略構成について図8及び図9に基づいて設目する。図8に示すように、トーションスプリング73は、操作軸13への挿通先となる内側端部73Bが、操作軸13の断面矩形状の角張った断面形状部に合致する矩形状に曲げられた形に形成されている。そして、内側端から反時計方向へ所定回数(図8では、3回)断面円形状に巻かれた後、所定長さ外側に巻き出された端部が折り曲げられて外側端部73Aが形成されている。これにより、トーションスプリング73は、内側端部73Bが操作軸13に挿通されることによって、操作軸13に対して回転方向に一体的な状態となって掛着される。
図9に示すように、リクライニングプレート12の上面には、取付リブ75が操作軸13の軸心に対して同心の平面視略円弧状に立設されている。取付リブ75の周方向中央位置は、操作軸13の断面長手方向の中心線に対して所定角度だけ平面視反時計方向に位置するように設けられている。バネ掛片75Aが、取付リブ75の上端部中央から直角に半径方向内側へ延出されている。そして、トーションスプリング73の外側に巻き出された外側端部73Aは、内側端部73Bが操作軸13に挿通されて掛着された後、平面視反時計方向へ捩じり込まれて、バネ掛片75Aに掛着されて固定される。これにより、操作軸13には、貫通孔12Aとの間でバタつかないように付勢力が付加される。
また、図1乃至図3に示すように、カラー部材31の外周面には、所定幅(例えば、幅約6mm)で軸方向に沿って斜め螺旋状に切り欠かれた案内切欠溝31Cが形成されている。この案内切欠溝31Cは、軸方向上側から見た場合に、反時計方向へ切り欠かれている。また、回転軸26の外周面には、カラー部材31の上端面が当接ブラケット28に当接した際に、案内切欠溝31Cの下端部から径方向外側に突出する突出軸部材77が立設されている。
そして、引張コイルバネ32の一端が、上側ブラケット21の前面に固定されたブラケット43の前端面から前側方向へ立設されたバネ掛けポスト43Aに掛着され、引張コイルバネ32の他端が、カラー部材31の下端部の外周面に立設されたバネ掛けポスト31Dに掛着されている。これにより、カラー部材31及び当接ブラケット28が、引張コイルバネ32を介して上方向に付勢力が付加されて、通常時は、下側ブラケット22は、上方へ持ち上げられ、当接ブラケット28の上端面が、リンク機構46の第1のリンク板46Aの下面に当接された状態にセットされる。また、突出軸部材77が案内切欠溝31Cの下端部に当接した状態にセットされる。
また、トーションスプリング73の外側端部73Aを切欠溝31Bに挿入して、スプリング取付溝31A内にトーションスプリング73を挿入した場合には、トーションスプリング73の内側端部73Bの矩形状に曲げられた部分が、操作軸13の断面矩形状の先端部に挿入可能な角度に設定されて、保持される。これにより、後述のように、回転軸26の下端面が操作軸13の上端面に当接された場合には、トーションスプリング73の内側端部73Bが操作軸13の上端部にスムーズに挿通可能な状態に設定される。
また、回転軸26の回転が停止された状態で、カラー部材31が引張コイルバネ32の付勢力に抗して下側へ移動した場合に、カラー部材31は、案内切欠溝31Cに沿って平面視反時計方向へ回転するように案内されて、トーションスプリング73の外側端部73Aが、取付リブ75のバネ掛片75Aよりも平面視反時計方向へ捩じられるように設定されている。また、凹部31Hの周方向の幅は、カラー部材31が下方に移動した際に、バネ掛片75Aに当接しない幅に形成されている。
また、細長板状の連結レバーリンク25の一端(下端部)は、下側ブラケット22の左右方向中央から前側へ上下方向に沿って所定高さ前側へ突出する側面視略三角形状で板状のリンク取付ブラケット79の右面の略中央部に重ねられて、回転自在に取り付けられている。また、連結レバーリンク25の他端(上端部)は、旋回レバー23の後端部から少し手前側の下面の左側縁部から、ロック解除部材71に相対向するように外方へ延出された側面視略矩形で平板状のリンク取付ブラケット81の左面に重ねられて、回転自在に取り付けられている。
また、連結レバーリンク25は、リンク取付ブラケット79に取り付けられた一端(下端部)から上側ブラケット21の上端縁部に対向する高さまで鉛直方向に沿って伸びた後、後側斜め上方向へ傾斜するように伸びて、リンク取付ブラケット81に他端(上端部)が回転自在に取り付けられている。これにより、旋回レバー23の把持部23Aが、通常時には、旋回レバー23の後端部よりも上側へ所定高さ回動された状態で保持されている。
次に、上記のように構成されたスプリング装着装置1によるトーションスプリング73の操作軸13への取り付けについて図4乃至図7に基づいて説明する。尚、カラー部材31のスプリング取付溝31Aには、トーションスプリング73が予め下側から挿入されて保持されている。
図4に示すように、先ず、作業者は、持ち手41を下方へ押下し、上側ブラケット21及び下側ブラケット22を各ワイヤ33、35及びワイヤ巻取装置8を介して負荷される上方への付勢力に抗して、下方へ移動させ、回転軸26の下端面を操作軸13の上端面に当接させる。これにより、上側ブラケット21の裏側に配置されたロック爪52の係合突起52Aが、支柱部材6の右面に立設された位置決めピン57に係合されて、上側ブラケット21が、この状態で上下移動不能に固定される。
続いて、図5に示すように、作業者は、旋回レバー23を下方へ回動させることによって、連結レバーリンク25を介して下側ブラケット22を下方へ移動させる。これにより、下側ブラケット22に取り付けられた当接ブラケット28を介してカラー部材31が、引張コイルバネ32の上方への付勢力に抗して下方へ移動される。また、回転軸26は、カラー部材31の案内切欠溝31Cに突出する突出軸部材77を介して、引張コイルバネ32によって平面視時計方向へ回動するように付勢される。しかし、上端部に取り付けられた回転ロック部材61の段差部63Aに、ロックレバー66のロックポスト66Aが進入して当接するため、回転軸26は、平面視時計方向への回動が阻止され、回転しないように固定されている(図3参照)。
そのため、カラー部材31は、外周面に形成された案内切欠溝31Cに沿って下方に押下げられつつ、軸回りに平面視反時計方向へ回動され、トーションスプリング73の外側端部73Aが平面視反時計方向へ捩じられつつ、内側端部73Bが操作軸13に挿通されていく。また、カラー部材31の下端部に形成された凹部31Hにバネ掛片75Aが下側から進入する。
そして、図5及び図6に示すように、作業者が旋回レバー23を更に下方へ回動させて、旋回レバー23の下面から突出するロック解除部材71でロックレバー66の押さえ部66Bを下方に押すことによって、ロックレバー66のロックポスト66Aが、回転ロック部材61の段差部63Aから上方へ外れる。その結果、回転ロック部材61及び回転軸26が、引張コイルバネ32の付勢力によって一体的に平面視時計方向へ回動されて、回転ロック部材61の下側ロック板65が回転止めブラケット69に当接される。
これにより、回転軸26及びカラー部材31が一体的に所定角度だけ平面視時計方向に回動され、カラー部材31の切欠溝31Bから突出するトーションスプリング73の外側端部73Aがバネ掛片75Aに掛着される。また、トーションスプリング73の内側端部73Bが操作軸13に所定高さ挿通されて掛着される。
また、回転軸26に固定されたブッシュ45、及び、ブッシュ45の下面に一端が固定された第1のリンク板46Aが、一体的に所定角度だけ平面視時計方向に回動される。このため、第1のリンク板46Aの他端に、一端が回転自在に取り付けられた第2のリンク板46Bを介して第3のリンク板46Cの他端が後側方向へ揺動され、ロック爪52に当接して、ロック爪52を後側方向へ揺動させる。その結果、ロック爪52の係合突起52Aと位置決めピン57との係合が解除され、各ワイヤ33、35及びワイヤ巻取装置8を介してスプリング取付冶具7が上方へ移動可能となる。
そして、図7に示すように、作業者が旋回レバー23を離すことによって、引張コイルバネ32の上方への付勢によって、カラー部材31を介して当接ブラケット28及び下側ブラケット22が上方へ移動され、当接ブラケット28が第1のリンク板46Aの下面に当接される。また、下側ブラケット22が上方に移動することによって、連結レバーリンク25を介して旋回レバー23が上方へ回動されるため、ロック解除部材71が上方へ移動し、ロックレバー66の先端側が自重により下方へ回動される。
また、カラー部材31が上方に移動することによって、案内切欠溝31Cから突出する突出軸部材77を介して回転軸26が平面視反時計方向へ回動されるため、回転ロック部材61も平面視反時計方向へ回動され、段差部63Aにロックレバー66のロックポスト66Aが進入する。また、回転軸26に固定されたブッシュ45、及び、ブッシュ45の下面に一端が固定された第1のリンク板46Aが、一体的に所定角度だけ平面視反時計方向に回動される。このため、第1のリンク板46Aの他端に、一端が回転自在に取り付けられた第2のリンク板46Bを介して第3のリンク板46Cの他端が前側方向へ揺動され、ロック爪52から離間する。その結果、ロック爪52が前側方向へ揺動されて初期位置に戻り、固定される。
また同時に、上側ブラケット21と、上側ブラケット21に旋回レバー23及び連結レバーリンク25を介して連結される下側ブラケット22とが、一体的に各ワイヤ33、35及びワイヤ巻取装置8によって上方へ移動される。そして、上側ブラケット21の裏側面から延出された延出板38が、支柱部材6の右面から右側方向へ延出されたネジ取付板36の先端部にねじこまれた長ネジ37の頭部に当接され、上側ブラケット21が初期位置に戻り、固定される。これにより、スプリング取付冶具7が初期状態に再度設定される。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るスプリング装着装置1では、作業者が、カラー部材31の下端部にトーションスプリング73を下側から挿入して、持ち手41を下方へ押下し、回転軸26の下端面を操作軸13の上端面に当接させる。そして、作業者が、把持部23Aを持って旋回レバー23を下方へ回動させ、旋回レバー23のロック解除部材71をロックレバー66の押さえ部66Bに当てて、下方へ回動させた後、旋回レバー23を離すことによって、トーションスプリング73をリクライニングプレート12に取り付けることができ、組み付け工程の大幅な作業効率の向上を図ることができる。また、上側ブラケット21及び下側ブラケット22、カラー部材31等を昇降させる駆動シリンダ、カラー部材31を回転させるエンコーダ付きサーボモータ等を必要とせず、簡易な構成で製造コストを大幅に削減することが可能となる。
また、作業者が、持ち手41を下方へ押下し、スプリング取付冶具7を所定高さ下降させてトーションスプリング73の取り付け高さにセットすると、ロック爪52が位置決めピン57に係合して、上側ブラケット21が上下移動不能に固定される。これにより、簡易な構成で、スプリング取付冶具7の上側ブラケット21をワンタッチで上下移動不能に固定することができ、製造コストを大幅に削減することが可能となる。また、組み付け工程の更なる作業効率の向上を図ることができる。
また、旋回レバー23が下方に回動されて、リクライニングプレート12にトーションスプリング73が取り付けられると同時に、ロック爪52と位置決めピン57との係合が解除されるため、スプリング取付冶具7が上方向に持ち上げられる。これにより、次のトーションスプリング73をカラー部材31の下端部に迅速に装着することが可能となり、組み付け工程の更なる作業効率の向上を図ることができる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形、追加、削除が可能であることは勿論である。尚、以下の説明において上記図1乃至図9の前記実施形態に係るスプリング装着装置1の構成等と同一符号は、前記実施形態に係るスプリング装着装置1の構成等と同一あるいは相当部分を示すものである。
例えば、図10に示すように、基台3上に配設されたスプリング装着装置1の左側に、スプリング装着装置1に対して左右対称に構成されたスプリング装着装置91を配置し、それぞれの旋回レバー23の把持部23Aを略円筒状の連結レバー部材93で連結するようにしてもよい。従って、スプリング装着装置91の下側載置台95と支柱部材96とスプリング取付冶具97は、スプリング装着装置1の下側載置台5と支柱部材6とスプリング取付冶具7に対して、左右対称に構成されている。
これにより、スプリング装着装置1のカラー部材31の下端部にトーションスプリング73を装着する。また、スプリング装着装置91のカラー部材98の下端部に、トーションスプリング73に対して左右対称に形成されたトーションスプリング99を装着する。その後、連結レバー部材93を下方に回動することによって、一度に2個のトーションスプリング73、99をシートバックフレームの左右のリクライニングプレート12に取り付けることが可能となり、組み付け工程の更なる作業効率の向上を図ることができる。
尚、例えば、基台3上にスプリング装着装置91に替えて、スプリング装着装置1を配置して、両スプリング装着装置1のそれぞれの旋回レバー23の把持部23Aを略円筒状の連結レバー部材93で連結するようにしてもよい。これにより、両スプリング装着装置1のカラー部材31の下端部にトーションスプリング73を装着する。その後、連結レバー部材93を下方に回動することによって、一度に2個のトーションスプリング73を2個のリクライニングプレート12のそれぞれに取り付けることが可能となり、組み付け工程の更なる作業効率の向上を図ることができる。
1、91 スプリング装着装置
3 基台
5、95 下側載置台
6、96 支柱部材
7、97 スプリング取付冶具
8 ワイヤ巻取装置
12 リクライニングプレート
13 操作軸
21 上側ブラケット
22 下側ブラケット
23 旋回レバー
25 連結レバーリンク
26 回転軸
27 軸支持部材
28 当接ブラケット
31、98 カラー部材
31A スプリング取付溝
31C 案内切欠溝
32 引張コイルバネ
33、35 ワイヤ
46 リンク機構
52 ロック爪
57 位置決めピン
61 回転ロック部材
71 ロック解除部材
73、99 トーションスプリング
73A 外側端部
73B 内側端部
75A バネ掛片
77 突出軸部材
93 連結レバー部材

Claims (5)

  1. 基台上に固定されて、トーションスプリングが挿通されて内側端部が掛着される装着軸が上方に突出すると共に、トーションスプリングの巻き出された外側端部が掛着されるバネ掛片が立設された被装着部材が上側に位置決めセットされる下側載置台と、
    前記基台上に立設された支柱部材と、
    前記支柱部材に一方の側縁部が上下移動可能に取り付けられると共に、前記下側載置台の所定高さ上側にセットされて、前記装着軸の真上に対応させて前記トーションスプリングを下端部に保持可能なスプリング取付冶具と、
    を備え、
    前記スプリング取付冶具は、
    前記支柱部材に一方の側縁部が上下移動可能に取り付けられると共に、前記支柱部材から上下方向に沿って前記下側載置台の上側に突出して、所定高さ下降して前記トーションスプリングの取り付け高さにセットされた際に、上下移動不能に固定される板状の上側ブラケットと、
    前記上側ブラケットの上端縁部に後側端部が上下方向に回動可能に取り付けられた旋回レバーと、
    前記上側ブラケットの直下に配置されて、前記支柱部材に一方の側縁部が上下移動可能に取り付けられると共に、前記支柱部材から上下方向に沿って前記下側載置台の上側に突出する板状の下側ブラケットと、
    上端部が前記旋回レバーに回動可能に連結されると共に、下端部が前記下側ブラケットの前面部に回動可能に連結された連結レバーリンクと、
    前記上側ブラケットの前面部から前記下側ブラケットの前面部に対向して上下方向に配置されて回転自在に支持される回転軸と、
    前記上側ブラケットの前面部から突出して設けられ、前記回転軸を回転自在に支持する軸支持部材と、
    前記下側ブラケットの上端縁部から前面側に延出されて、前記回転軸が回転可能に挿通される当接部材と、
    前記回転軸に下側から上下に摺動移動可能に挿通されて、上端部が前記当接部材に回転可能に当接されると共に、下端部が前記回転軸の下端部に位置する略円筒状のカラー部材と、
    一端が前記軸支持部材に掛着されると共に、他端が前記カラー部材の下端部に掛着されて、前記カラー部材及び前記当接部材を介して前記下側ブラケットを上方に持ち上げる引張コイルバネと、
    前記回転軸の上端部に設けられて、前記回転軸の上端部が回転しないようにロックする回転ロック部材と、
    前記カラー部材が前記トーションスプリングを前記装着軸に掛着する位置まで下がった際に、前記回転ロック部材のロックを解除するロック解除部材と、
    を有し、
    前記カラー部材は、
    外周面に所定幅で軸方向に沿って斜め螺旋状に切り欠かれた案内切欠溝と、
    前記回転軸の下端部外周面との間に、前記トーションスプリングの外側端部を外方に突出させた状態で下方から挿入可能なスプリング取付溝と、
    を有し、
    前記回転軸は、前記当接部材に当接した前記カラー部材の前記案内切欠溝から径方向外側に突出する突出軸部材を有し、
    前記旋回レバーを下方に回動させることによって、前記連結レバーリンクを介して前記下側ブラケットが下方に移動されると共に、前記カラー部材が前記当接部材を介して前記案内切欠溝に沿って下方に押下げられつつ軸回りに回動されることによって、前記トーションスプリングが前記装着軸に挿通されて内側端部が掛着されると共に、前記トーションスプリングの巻き出された外側端部が前記バネ掛片よりも周方向外側に回動された後、
    前記ロック解除部材によって前記回転ロック部材による前記回転軸のロックが解除されて、前記突出軸部材を介して前記カラー部材及び前記回転軸が前記バネ掛片側へ回動されて、前記トーションスプリングの巻き出された外側端部が前記バネ掛片に掛着される、
    スプリング装着装置。
  2. 請求項1に記載のスプリング装置において、
    前記回転軸は、前記上側ブラケットが上下移動不能に固定された際に、下端が前記装着軸の上端に同軸に当接される、
    スプリング装着装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のスプリング装着装置において、
    前記スプリング取付冶具は、
    前記上側ブラケットを上方向へ付勢する持ち上げ付勢手段と、
    前記上側ブラケットの後側に設けられて、前記上側ブラケットが所定高さ下降して前記トーションスプリングの取り付け高さにセットされた際に、前記支柱部材から前記上側ブラケット側へ突出された位置決めピンに係合するロック爪と、
    を有し、
    前記ロック爪が前記位置決めピンに係合することによって、前記上側ブラケットが上下移動不能に固定される、
    スプリング装着装置。
  4. 請求項3に記載のスプリング装着装置において、
    前記スプリング取付冶具は、
    一端側が前記回転軸に固定されて、他端側が前記上側ブラケットの後側に前後方向に回動可能に支持されると共に前記ロック爪に対向するように設けられた平面視略コの字形のリンク機構を有し、
    前記ロック解除部材によって前記回転ロック部材による前記回転軸のロックが解除されて、前記回転軸及び前記リンク機構の一端側が前記バネ掛片側へ回動されることによって、前記リンク機構の他端側が前記ロック爪を後方側へ回動して、前記ロック爪と前記位置決めピンとの係合が解除される、
    スプリング装着装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のスプリング装置において、
    前記基台上に、前記下側載置台と前記支柱部材と前記スプリング取付冶具とが左右対称に2つずつ配設され、
    左右一対の前記旋回レバーの前端部を連結する連結レバー部材を備える、
    スプリング装着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113752001A (zh) * 2021-10-26 2021-12-07 苏州科米隆机电有限公司 一种自动装扭簧机构
CN114199541A (zh) * 2021-12-09 2022-03-18 陕西理工大学 一种扭簧抗疲劳性能试验台

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