JP2019055076A - 服薬支援装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】所定のタイミングで継続して服用が必要な薬の飲み忘れがないかを、容易かつ確実に把握可能とする。
【解決手段】服用される包装された薬を含む初期画像20を取得し、薬の服用タイミング、処方された薬の全量、1回の服用量及び服用開始日時を含む服用ルール情報を取得し、保存しておく。服用ルール情報及び現在日時に基づいて、服用開始日時から現在日時までに服用すべき薬の量を求め、初期画像を加工して、処方された薬の全量から服用開始日時から現在日時までに服用すべき薬の量を差し引いた薬の残量を示す加工画像30を生成し、生成された加工画像を表示部に表示させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、服薬支援装置及びプログラムに関する。
医者から処方される薬の中には、生活習慣病等で長期間の服用を必要とするものも多い。このような薬の場合、当日に服用したか記憶が曖昧になって必要以上に服用したり、逆に、服用したと信じ込んで実際は服用していなかったりする等、治療において望ましくない状況が発生することがある。
そこで、服薬忘れを防止するために、薬を服用する時間になったことを通知する支援システムが開発されている。例えば、患者の居場所がどこであっても服薬を促すことができるように、外出先等、患者が移動した場合にはモバイル端末で服薬を促す通知を行う技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2014−056491号公報
しかし、上記の従来技術においても、所定の時間に服薬を促す通知が行われるだけなので、実際に患者が薬を服用したか否かを確認することはできず、患者の記憶に頼るしかないという問題があった。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、所定のタイミングで継続して服用が必要な薬の飲み忘れがないかを、容易かつ確実に把握可能とすることを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、服用される包装された薬を含む初期画像を取得する画像取得手段と、前記薬の服用タイミング、処方された薬の全量、1回の服用量及び服用開始日時を含む服用ルール情報を取得する服用ルール情報取得手段と、現在日時を計時する計時手段と、前記服用ルール情報及び前記計時手段により計時される現在日時に基づいて、前記服用開始日時から現在日時までに服用すべき前記薬の量を求め、前記初期画像を加工して、前記処方された薬の全量から前記服用開始日時から現在日時までに服用すべき前記薬の量を差し引いた前記薬の残量を示す加工画像を生成し、当該生成された加工画像を表示手段に表示させる制御手段と、を備える服薬支援装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の服薬支援装置において、ユーザーによる確認操作を示す確認操作情報を取得する確認操作情報取得手段を備え、前記制御手段は、前記確認操作情報が取得された場合に、前記加工画像を前記表示手段に表示させる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の服薬支援装置において、前記制御手段は、前記確認操作が所定時間以下の間隔で所定回数以上連続して行われた場合に、前記服用ルール情報に含まれる服用タイミングで、前記薬の服用タイミングであることを通知する。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の服薬支援装置において、前記制御手段は、前記加工画像上の減った分の薬に対応する領域に、当該減った分の薬が服用されたと考えられる日付を表示させる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の服薬支援装置において、前記薬の実際の残量を示す残量情報を取得する残量情報取得手段を備え、前記制御手段は、前記取得された残量情報が示す薬の実際の残量と、当該残量情報が取得された時に前記計時手段により計時された現在日時である訂正日時と、を含む服用訂正情報を記憶手段に記憶させる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の服薬支援装置において、前記制御手段は、前記記憶手段に前記服用訂正情報が記憶されている場合に、当該服用訂正情報も考慮して、前記加工画像を生成する。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の服薬支援装置において、前記制御手段は、前記記憶手段に前記服用訂正情報が記憶されている場合に、当該服用訂正情報に含まれる訂正日時から一定期間は、前記服用ルール情報に含まれる服用タイミングで、前記薬の服用タイミングであることを通知する。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の服薬支援装置において、前記薬が錠剤である場合に、複数の錠剤が個別に包装されたシート内における当該複数の錠剤の服用順番を取得する服用順番取得手段を備え、前記制御手段は、前記服用ルール情報及び前記計時手段により計時される現在日時に基づいて、前記服用開始日時から現在日時までに服用すべき前記錠剤の個数を求め、前記初期画像に対して、前記服用順番に従って、前記求められた個数分の錠剤を減らすことで、前記加工画像を生成する。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の服薬支援装置において、前記画像取得手段による前記初期画像の取得、前記服用ルール情報取得手段による前記服用ルール情報の取得、前記制御手段による前記加工画像の生成及び表示は、前記薬の種類ごとに行われる。
請求項10に記載の発明は、コンピューターを、服用される包装された薬を含む初期画像を取得する画像取得手段、前記薬の服用タイミング、処方された薬の全量、1回の服用量及び服用開始日時を含む服用ルール情報を取得する服用ルール情報取得手段、現在日時を計時する計時手段、前記服用ルール情報及び前記計時手段により計時される現在日時に基づいて、前記服用開始日時から現在日時までに服用すべき前記薬の量を求め、前記初期画像を加工して、前記処方された薬の全量から前記服用開始日時から現在日時までに服用すべき前記薬の量を差し引いた前記薬の残量を示す加工画像を生成し、当該生成された加工画像を表示手段に表示させる制御手段、として機能さるためのプログラムである。
本発明によれば、所定のタイミングで継続して服用が必要な薬の飲み忘れがないかを、容易かつ確実に把握可能とすることができる。
本発明の実施の形態における服薬支援装置としての携帯端末の機能的構成を示すブロック図である。 記憶部に記憶される情報の管理方法を示す図である。 複数の錠剤が服用される順番を示す図である。 (a)は、錠剤の初期画像の例である。(b)は、服用確認時に表示される錠剤の加工画像の例である。 (a)は、液剤の初期画像の例である。(b)は、服用確認時に表示される液剤の加工画像の例である。 服用情報登録処理を示すフローチャートである。 ホーム画面の例である。 服薬支援アプリのトップ画面の例である。 服用薬撮影画面の例である。 服用情報入力画面の例である。 服用確認処理を示すフローチャートである。 日付記載処理を示すフローチャートである。 日付記載処理を示すフローチャートである。 確認画面の例である。 訂正処理を示すフローチャートである。 訂正画面の例である。 通知処理を示すフローチャートである。 服用通知画面の例である。
以下、図面を参照して、本発明に係る服薬支援装置の一実施形態について説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1に、本実施の形態における服薬支援装置としての携帯端末10の機能的構成を示す。
図1に示すように、携帯端末10は、制御部11、操作部12、表示部13、通信部14、撮影部15、RAM(Random Access Memory)16、計時部17、記憶部18等を備えて構成されており、各部はバス19により接続されている。
携帯端末10は、各ユーザーにより使用されるタブレット端末、スマートフォン等のコンピューター装置により構成される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、携帯端末10の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部12から入力される操作信号又は通信部14により受信される指示信号に応じて、記憶部18に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAM16に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部12は、電源をオン/オフさせる電源キー等の操作キー、表示部13に積層されたタッチパネルにより構成され、各操作キーに対応する操作信号、ユーザーの指等によるタッチ操作の位置に応じた操作信号を制御部11に出力する。操作部12は、ユーザーによる入力操作を受け付ける。
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)等のモニターを備えて構成されており、制御部11から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
通信部14は、ネットワークインターフェース等により構成され、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等の通信ネットワークを介して接続された外部装置との間でデータの送受信を行う。また、通信部14は、携帯電話回線等を用いて無線通信を行い、通信ネットワークを介して接続された外部装置との間でデータの送受信を行う。
撮影部15は、光学レンズ、撮像素子等を備え、光学レンズを介して入力される画像を撮像素子で電気信号に変換し、画像データを生成する。撮影部15は、服用される包装された薬を含む初期画像を取得する画像取得手段である。服用される薬が複数種類ある場合、撮影部15は、薬の種類ごとに、包装された薬の初期画像を取得する。
なお、ここで言う包装とは、実際にユーザーが服用する薬そのものに外部のゴミ等が混入することを防止するために用いられるものであり、錠剤の場合はシート、散剤(粉薬)の場合は小袋、液剤の場合は保存用の容器等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。薬そのものと、包装の対比によって消費量が確認できる態様になっていればよい。
RAM16は、制御部11により実行制御される各種処理において、記憶部18から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ及びパラメーター等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
計時部17は、計時回路(RTC:Real Time Clock)を有し、この計時回路により現在日時を計時して制御部11に出力する。
記憶部18は、HDD(Hard Disk Drive)や不揮発性の半導体メモリー等により構成される記憶装置である。記憶部18は、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。例えば、記憶部18には、服薬支援アプリケーションプログラム(以下、服薬支援アプリという。)が記憶されている。
図2に、記憶部18に記憶される情報の管理方法を示す。
記憶部18には、日付フォルダーF1、服用確認フォルダーF2、服用通知フォルダーF3等が作成される。
日付フォルダーF1は、薬が登録された日付ごとに作成されるフォルダーである。日付フォルダーF1の名称は、例えば、日付を示す年月日等により構成される。
日付フォルダーF1の下位階層には、日付フォルダーF1に対応する日付に登録された薬ごとに薬フォルダー(薬1フォルダーF11、・・・、薬nフォルダーF1n)が作成される。
薬フォルダーには、服用状態(服用中/服用完了)、初期画像(画像データ)、薬分類(錠剤/散剤/液剤)、処方時全量、処方内容(回数、服用量、日数)、服用タイミング(タイミング1、タイミング2、・・・)、服用開始日時、服用順番(錠剤の場合のみ)、服用訂正情報(訂正日時、訂正時残量)等が保存される。
服用状態は、薬の服用状態を示す情報であり、服用中又は服用完了が保存される。服用状態は、薬の登録時に「服用中」に設定され、ユーザーにより操作部12から服用完了操作があった時に「服用完了」に設定される。なお、後述する服用確認処理(図11参照)で薬の残量が「0」となった場合に、自動的に「服用中」から「服用完了」に設定されることとしてもよい。また、服用状態として、服用中、服用完了の他、服用中断(一時的に服用を止めている状態)、服用中止等があってもよい。
初期画像は、撮影部15により服用される薬が撮影されることで生成された画像データである。
薬分類は、錠剤、散剤(粉薬)、液剤等、薬の分類を示す情報である。
処方時全量は、処方された薬の全量、すなわち、最終的に服用される薬の全量を示す情報である。
処方内容には、回数、服用量、日数が含まれる。回数は、1日の服用回数(例えば、1回、3回等)である。服用量は、1回の服用量である。錠剤であれば、服用量として1錠、2錠等が指定される。散剤であれば、服用量として1包、2包等が指定される。液剤であれば、服用量として20mL等が指定される。日数は、7日、30日等、服薬を継続する日数である。
服用タイミングは、薬を服用するタイミング(時刻)を示す情報である。服用タイミングには、処方内容の回数の値の個数分のタイミング(タイミング1は7:30、タイミング2は19:30等)が含まれる。
服用開始日時は、服用が開始される日時であり、例えば、薬を登録した日時が設定される。
処方時全量、処方内容(回数、服用量、日数)、服用タイミング、服用開始日時により、服用ルール情報が構成される。なお、処方時全量は、処方内容の回数×服用量×日数で求められるため、処方内容(回数、服用量、日数)の取得は、処方時全量の取得に相当する。また、薬フォルダー内に処方時全量の情報を保持せず、処理に用いる際に、その都度、処方時全量を算出することとしてもよい。また、処方時全量の情報は、初期画像から取得してもよい。
服用順番は、薬分類が錠剤である場合にのみ指定される。服用順番は、複数の錠剤が個別に包装されたシート(PTP包装シート)内において、当該複数の錠剤が服用される順番を示す情報である。例えば、図3(a)に示す1番上の段の左から右へ、次にその下の段の左から右へという順番、図3(b)に示す1番上の段の右から左へ、次にその下の段の右から左へという順番、図3(c)に示す1番左の列の上から下へ、次にその右の列の上から下へという順番、図3(d)に示す1番右の列の上から下へ、次にその左の列の上から下へという順番等が挙げられる。
服用訂正情報は、残量の訂正に関する情報であり、訂正した順に従って、服用訂正情報1、服用訂正情報2、・・・とする。服用訂正情報には、訂正日時、訂正時残量が含まれる。訂正日時は、薬の残量を訂正した時の日時である。訂正時残量は、訂正時における薬の実際の残量である。
服用確認フォルダーF2には、服用確認連続回数、最新服用確認日付が保存される。
服用確認連続回数は、ユーザーにより服用確認の確認操作が連続して行われた回数である。ここでは、確認操作が所定時間以下の間隔で行われた場合に、連続して行われたと判断する。
最新服用確認日付は、ユーザーにより服用確認の確認操作が行われた最新の日付である。
服用通知フォルダーF3には、最新訂正日時、訂正後通知日数、基準回数が保存される。
最新訂正日時は、薬の残量が訂正された最新の日時である。すなわち、最新訂正日時は、薬フォルダーに保存されている最新の服用訂正情報に含まれる訂正日時と一致する。
訂正後通知日数は、ユーザーにより薬の残量が訂正された後、服用タイミングの通知を何日間行うかを示す情報である。
基準回数は、服用確認連続回数が基準回数以上となった場合に、服用タイミングの通知を行う閾値となる値である。
制御部11は、薬の服用タイミング、処方された薬の全量(処方時全量)、1回の服用量(錠、包、mL等)及び服用開始日時を含む服用ルール情報を取得する。すなわち、制御部11は、服用ルール情報取得手段として機能する。服用される薬が複数種類ある場合、制御部11は、薬の種類ごとに、服用ルール情報を取得する。
制御部11は、服用ルール情報(服用タイミング、処方された薬の全量、1回の服用量、服用開始日時)及び計時部17により計時される現在日時に基づいて、服用開始日時から現在日時までに服用すべき薬の量を求め、初期画像を加工して、処方された薬の全量から「服用開始日時から現在日時までに服用すべき薬の量」を差し引いた薬の残量を示す加工画像を生成し、当該生成された加工画像を表示部13に表示させる。服用開始日時から現在日時までに服用すべき薬の量とは、服用開始日時から現在日時まで、服用タイミングごとに1回の服用量ずつ薬を服用した場合の量である。つまり、訂正していない状態で、処方時全量から現在日時までに服用すべき薬の量を差し引いた残量の表示と、実際の薬の量とが同一であれば、正しく服用できていることになる。
なお、服用される薬が複数種類ある場合、制御部11は、薬の種類ごとに、薬の残量を示す加工画像を生成し、当該生成された加工画像を表示部13に表示させる。
制御部11は、ユーザーによる操作部12からの確認操作を示す確認操作情報を取得する。すなわち、制御部11は、確認操作情報取得手段として機能する。
制御部11は、確認操作情報が取得された場合に、初期画像を加工して加工画像を生成し、加工画像を表示部13に表示させる。
制御部11は、薬が錠剤である場合に、操作部12から指定された、複数の錠剤が個別に包装されたシート内における当該複数の錠剤の服用順番を取得する。すなわち、制御部11は、服用順番取得手段として機能する。
制御部11は、服用ルール情報及び計時部17により計時される現在日時に基づいて、服用開始日時から現在日時までに服用すべき錠剤の個数を求め、初期画像に対して、服用順番に従って、求められた個数分の錠剤を減らすことで、加工画像を生成する。
制御部11は、加工画像上の減った分の薬に対応する領域に、当該減った分の薬が服用されたと考えられる日付を表示させる。
制御部11は、操作部12から入力された、薬の実際の残量を示す残量情報を取得する。すなわち、制御部11は、残量情報取得手段として機能する。
制御部11は、取得された残量情報が示す薬の実際の残量(訂正時残量)と、当該残量情報が取得された時に計時部17により計時された現在日時である訂正日時と、を含む服用訂正情報を記憶部18に記憶させる。
制御部11は、記憶部18に服用訂正情報が記憶されている場合に、当該服用訂正情報も考慮して、加工画像を生成する。具体的には、制御部11は、訂正時残量に基づいて、服用開始日時から訂正日時までに服用された薬の量を把握し、服用訂正情報、服用ルール情報及び現在日時に基づいて、訂正日時から現在日時までに服用すべき薬の量を求める。制御部11は、訂正日時までに服用された薬の量、訂正日時から現在日時までに服用すべき薬の量に基づいて、初期画像を加工して薬の残量を示す加工画像を生成する。
制御部11は、記憶部18に服用訂正情報が記憶されている場合に、当該服用訂正情報に含まれる訂正日時から一定期間は、服用ルール情報に含まれる服用タイミングで、薬の服用タイミングであることを通知する。
制御部11は、ユーザーによる操作部12からの確認操作が所定時間以下の間隔で所定回数以上連続して行われた場合に、服用ルール情報に含まれる服用タイミングで、薬の服用タイミングであることを通知する。
図4(a)に、撮影部15により撮影された錠剤の初期画像20の例を示す。初期画像20には、3枚のシート21,22,23が含まれている。各シート内に10錠の錠剤が個別に包装されており、初期画像20には、3シート分で合計30錠の錠剤が含まれている。
図4(b)に、服用確認時に表示される錠剤の加工画像30の例を示す。加工画像30によると、これまでに7錠の錠剤が服用され、残量は23錠であることが示されている。加工画像30では、3枚のシート31,32,33のうち、1枚目のシート31から、指定された服用順番に従って(ここでは、図3(a)に示す順番が指定されている。)、服用されたと考えられる個数分の錠剤に相当する領域34A〜34Gが塗りつぶされ、各領域34A〜34Gに日付が付加されている。なお、図4(b)の例では、7月25日に残量が訂正されており、領域34Fに訂正日「7/25」が太字で記載されている。
なお、生活習慣病等で長期にわたって服用する薬の場合は、数か月分処方されることもあり、複数の錠剤が1シートに格納された薬のシートが、複数シート処方されることも珍しくない。その場合、大量の薬が画面に表示されることとなり、一つ一つの薬の大きさが小さくなってしまうため、服用したか否かの確認が困難になることも考えられる。そのため、対策として、1シート分だけ表示し、そのシートの薬を全て服用し終わったら次のシートを表示するようにしてもよく、この場合、画面をフリック操作する等して左右に切り替えることで他のシートを表示するようにしてもよい。
図5(a)に、撮影部15により撮影された液剤の初期画像40の例を示す。初期画像40には、薬瓶41が含まれている。
図5(b)に、服用確認時に表示される液剤の加工画像50の例を示す。加工画像50上の薬瓶51に対し、日々の服用により変化したであろう液剤の液面の位置に線52A,52Bが描画され、各線52A,52Bに対応する領域53A,53Bに日付が付加されている。線52A,52Bが描画される位置は、薬瓶51における目盛りで判断される。なお、予め1目盛りが何mLに相当するかを指定しておくこととしてもよいし、目盛りを検出する際に、目盛りに添えられた数値及び単位を取得することで、1目盛りが何mLに相当するかを判断してもよい。
次に、携帯端末10における動作について説明する。携帯端末10において実行される各処理は、制御部11と記憶部18に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
図6は、携帯端末10により実行される服用情報登録処理を示すフローチャートである。服用情報登録処理は、操作部12からの操作により、服用情報登録処理の起動が指示された場合に行われる処理である。
まず、撮影部15により、1種類の服用薬が撮影され、初期画像の画像データが生成される(ステップS1)。例えば、服用薬が錠剤の場合には、複数の錠剤が個別に包装されたシートを並べた状態で、服用薬が撮影される。服用薬が散剤の場合には、散剤が包装された袋を並べた状態で、服用薬が撮影される。服用薬が液剤の場合には、薬瓶の中身(薬の量)が認識できる状態で、服用薬が撮影される。
なお、1シート分だけを撮影して、同一のシート画像を複製して使用してもよい。この場合、ユーザーは薬が何シート分あるかを入力する。
次に、制御部11により、計時部17から現在日時が取得され、記憶部18に当日の日付フォルダーがあるか否かが判断される(ステップS2)。記憶部18に当日の日付フォルダーがない場合には(ステップS2;NO)、制御部11により、記憶部18に当日の日付フォルダーが作成される(ステップS3)。
ステップS2において、記憶部18に当日の日付フォルダーが既にある場合(ステップS2;YES)、又は、ステップS3の後、制御部11により、当日の日付フォルダーの下位階層に、ステップS1で撮影された薬に対応する薬フォルダーが作成される(ステップS4)。
次に、制御部11により、作成された薬フォルダーに薬の初期画像の画像データが保存される(ステップS5)。
次に、制御部11により、初期画像の画像データが解析され、薬分類(錠剤/散剤/液剤)が認識され、認識された薬分類が薬フォルダーに保存される(ステップS6)。例えば、制御部11により、画像データ中から錠剤、薬包、薬瓶等が検出され、薬分類が自動的に認識される。液剤の場合には、制御部11により、薬瓶の形状とともに、薬瓶に付されている目盛りが検出される。
次に、制御部11により、薬フォルダーの服用状態に服用中が保存される(ステップS7)。
次に、制御部11により、計時部17から現在日時が取得され、薬フォルダーの服用開始日時に現在日時が保存される(ステップS8)。
次に、操作部12から処方内容(回数、服用量、日数)、服用タイミング(タイミング1、タイミング2、・・・)が入力されると、制御部11により、入力された情報が薬フォルダーに保存される(ステップS9)。服用タイミングとしては、処方内容に含まれる回数分の時刻が指定される。例えば、「1日1回1錠30日分」等の処方内容が入力され、服用タイミングとして「午前7:30」等の時刻が入力される。また、制御部11により、処方内容の回数、服用量、日数から処方時全量(回数×服用量×日数)が算出され、算出された処方時全量が薬フォルダーに保存される。
次に、制御部11により、ステップS6で認識された薬分類が錠剤であるか否かが判断される(ステップS10)。薬分類が錠剤である場合には(ステップS10;YES)、操作部12から服用順番が指定され、制御部11により、指定された服用順番が薬フォルダーに保存される(ステップS11)。
ステップS10において、薬分類が錠剤でない場合(ステップS10;NO)、又は、ステップS11の後、制御部11により、他に登録する薬があるか否かが判断される(ステップS12)。例えば、操作部12から他の薬を登録する旨の入力操作があった場合に、他に登録する薬があると判断される。
他に登録する薬がある場合には(ステップS12;YES)、ステップS1に戻り、他の薬について、処理が繰り返される。複数の種類の薬を服用する場合には、薬ごとに、処方内容、服用タイミングを設定可能である。
ステップS12において、他に登録する薬がない場合には(ステップS12;NO)、服用情報登録処理が終了する。
図7に、携帯端末10の表示部13に表示されるホーム画面131の例を示す。ホーム画面131には、複数のアプリケーションプログラム(アプリ)に対応するアイコンが表示されている。
ホーム画面131において、服薬支援アプリのアイコン131Aがタップされると、図8に示す服薬支援アプリのトップ画面132が表示部13に表示される。服薬支援アプリのトップ画面132には、登録ボタンB1、確認ボタンB2が含まれる。登録ボタンB1は、服用情報登録処理の起動を指示するためのボタンである。確認ボタンB2は、服用確認処理の起動を指示するためのボタンである。
服薬支援アプリのトップ画面132において、登録ボタンB1がタップされると、図9に示す服用薬撮影画面133が表示部13に表示される。服用薬撮影画面133の画像表示領域133Aに、撮影対象となる薬が映し出された状態でシャッターボタンB3がタップされると、薬の初期画像が撮影される。
初期画像が撮影されると、図10に示す服用情報入力画面134が表示部13に表示される。服用情報入力画面134には、薬分類表示領域134A、回数入力領域134B、服用量入力領域134C、服用タイミング入力領域134D、服用順番指定領域134E、やり直し指示領域134F、次の薬指示領域134G、完了ボタンB4が含まれる。
薬分類表示領域134Aには、初期画像から識別された薬分類が選択された状態で表示される。
回数入力領域134Bには、1日当たりの服用回数が入力される。
服用量入力領域134Cには、1回当たりの服用量が入力される。
服用タイミング入力領域134Dは、回数入力領域134Bに入力された服用回数の値の個数分設けられ、服用時刻が入力される。
服用順番指定領域134Eでは、予め用意されている服用順番の中からいずれかの服用順番が指定される。
やり直し指示領域134Fは、薬の登録をやり直す際にタップされる領域である。やり直し指示領域134Fがタップされると、登録中の薬の撮影をやり直すために、服用薬撮影画面133(図9参照)に遷移する。
次の薬指示領域134Gは、次の薬について登録を行う際にタップされる領域である。次の薬指示領域134Gがタップされると、次の薬の撮影を行うために、服用薬撮影画面133(図9参照)に遷移する。
完了ボタンB4は、服用情報の登録が完了した際にタップされる。
図11は、携帯端末10により実行される服用確認処理を示すフローチャートである。服用確認処理は、操作部12からの操作により、服用確認処理の起動が指示された場合に行われる処理である。
まず、制御部11により、記憶部18において日付フォルダーの日付の新しい順に、また、同じ日付フォルダー内では、薬フォルダーが作成された順に、服用状態の値の取得が試みられる(ステップS21)。
ここで、服用状態の値が取得できた場合には(ステップS22;YES)、制御部11により、服用状態の値が取得された薬フォルダーに対応する薬が、処理対象薬として設定され、服用状態が服用中であるか否かが判断される(ステップS23)。服用状態が服用中である場合には(ステップS23;YES)、制御部11により、処理対象薬の薬フォルダーから薬分類の値が取得される(ステップS24)。
次に、制御部11により、処理対象薬の薬フォルダーに服用訂正情報があるか否かが判断される(ステップS25)。
処理対象薬の薬フォルダーに服用訂正情報がない場合には(ステップS25;NO)、制御部11により、訂正がない場合の方法で、服用開始日時から現在日時までに服用すべき薬の量(現在までの服用量)が算出される(ステップS26)。
訂正がない場合の現在までの服用量は、以下の式により求められる。
現在までの服用量(訂正なし)=服用開始日の服用量+服用開始日の翌日から昨日までの服用量+本日の服用量
服用開始日の服用量=服用開始日時の時刻以後の服用タイミングの数×処方内容の服用量
服用開始日の翌日から昨日までの服用量=処方内容の回数×処方内容の服用量×服用開始日の翌日から昨日までの日数
本日の服用量=現在日時の時刻以前の服用タイミングの数×処方内容の服用量
なお、「昨日」、「本日」については、現在日時の日付から求められる。
ステップS25において、処理対象薬の薬フォルダーに服用訂正情報がある場合には(ステップS25;YES)、制御部11により、訂正がある場合の方法で、服用開始日時から現在日時までに服用すべき薬の量(現在までの服用量)が算出される(ステップS27)。
訂正がある場合の現在までの服用量は、以下の式により求められる。
現在までの服用量(訂正あり)=最新訂正前の服用量+最新訂正後の最新訂正日の服用量+最新訂正日の翌日から昨日までの服用量+本日の服用量
最新訂正前の服用量=処方時全量−訂正時残量
最新訂正後の最新訂正日の服用量=最新訂正日時の時刻以後の服用タイミングの数×処方内容の服用量
最新訂正日の翌日から昨日までの服用量=処方内容の回数×処方内容の服用量×最新訂正日の翌日から昨日までの日数
本日の服用量=現在日時の時刻以前の服用タイミングの数×処方内容の服用量
なお、「昨日」、「本日」については、現在日時の日付から求められる。
ステップS26又はステップS27の後、制御部11により、服用開始日時から現在日時までの服用量に基づいて、処理対象薬の初期画像が加工され、薬の残量を示す加工画像が生成される(ステップS28)。具体的には、処理対象薬が錠剤の場合には、現在までの服用量の個数分の錠剤に対応する領域が塗りつぶされたり、バツマークが付加されたりして、錠剤が減った状態の加工画像が生成される。処理対象薬が散剤の場合には、現在までの服用量の個数分の袋が消去されたり、バツマークが付加されたりして、散剤が減った状態の加工画像が生成される。処理対象薬が液剤の場合には、日々の服用により変化した状態の液面の位置に線が付加されたり、現在までの服用量に対応する領域が塗りつぶされたりして、液剤が減った状態の加工画像が生成される。
次に、制御部11により、日付記載処理が行われる(ステップS29)。日付記載処理は、加工画像上に、減った分の薬が服用されたと考えられる日付を記載する処理である。
ステップS29の後、又は、ステップS23において、服用状態が服用中でない場合には(ステップS23;NO)、ステップS21に戻り、次の薬を処理対象として、処理が繰り返される。
ステップS22において、服用状態の値が取得できなかった場合には(ステップS22;NO)、制御部11により、表示対象があるか否かが判断される(ステップS30)。
表示対象がある場合(ステップS30;YES)、すなわち、服用中の薬がある場合には、制御部11により、加工画像が表示部13に表示される(ステップS31)。ここで、日付記載処理により加工画像上に付加された日付も表示される。
ユーザーは、表示部13に表示された加工画像と、薬の実際の残量とを比較することで、薬の飲み忘れがないかを確認する。
ステップS31の後、又は、ステップS30において、表示対象がない場合には(ステップS30;NO)、制御部11により、記憶部18の服用確認フォルダーから最新服用確認日付が取得される(ステップS32)。
次に、制御部11により、計時部17から取得された現在日時に基づいて、最新服用確認日付が当日又は1日前であるか否かが判断される(ステップS33)。
最新服用確認日付が当日又は1日前である場合には(ステップS33;YES)、制御部11により、服用確認フォルダーの服用確認連続回数がカウントアップされる(ステップS34)。このようにして、確認操作が所定時間以下の間隔で連続して行われた回数がカウントされていく。
ステップS33において、最新服用確認日付が当日でも1日前でもない場合には(ステップS33;NO)、制御部11により、服用確認フォルダーの服用確認連続回数が初期化され、1に設定される(ステップS35)。すなわち、前回の確認操作から所定時間より長い時間が経過した場合には、服用確認連続回数が1から数え直されることになる。
ステップS34又はステップS35の後、服用確認処理が終了する。
ここで、図12及び図13を参照して、日付記載処理(ステップS29)について説明する。
まず、制御部11により、処理に使用する変数が初期化される(ステップS41)。具体的には、制御部11により、訂正情報インデックスIに1が設定され、訂正中フラグJに0が設定され、薬残量Kに処理対象薬の処方時全量が設定され、対象日時Lに処理対象薬の服用開始日時が設定される。
次に、制御部11により、計時部17から現在日時が取得され、対象日時Lが現在日時以前であるか否かが判断される(ステップS42)。
対象日時Lが現在日時以前である場合には(ステップS42;YES)、制御部11により、処理対象薬に対してI番目の服用訂正情報が存在するか否かが判断される(ステップS43)。
処理対象薬に対してI番目の服用訂正情報が存在する場合には(ステップS43;YES)、制御部11により、薬残量KがI番目の服用訂正情報に含まれる訂正時残量と一致するか否かが判断される(ステップS44)。
薬残量KがI番目の服用訂正情報に含まれる訂正時残量と一致する場合には(ステップS44;YES)、制御部11により、対象日時LにI番目の服用訂正情報に含まれる訂正日時が設定され(ステップS45)、訂正中フラグJに1が設定される(ステップS46)。
ステップS43において、処理対象薬に対してI番目の服用訂正情報が存在しない場合(ステップS43;NO)、ステップS44において、薬残量KがI番目の服用訂正情報に含まれる訂正時残量と一致しない場合(ステップS44;NO)、又は、ステップS46の後、制御部11により、服用タイミングインデックスMに1が設定される(ステップS47)。
次に、制御部11により、服用タイミングインデックスMが処理対象薬の処方内容の回数(1日の服用回数)以下であるか否かが判断される(ステップS48)。
服用タイミングインデックスMが処理対象薬の処方内容の回数以下である場合には(ステップS48;YES)、図13に移行し、制御部11により、訂正中フラグJが1であるか否かが判断される(ステップS49)。
訂正中フラグJが1である場合には(ステップS49;YES)、制御部11により、処理対象薬のM番目の服用タイミングが対象日時Lの時刻以後であるか否かが判断される(ステップS50)。
処理対象薬のM番目の服用タイミングが対象日時Lの時刻以後である場合には(ステップS50;YES)、制御部11により、加工画像上の、薬残量Kのうち次に減る分の薬に対応する領域に、対象日時Lの日付が記載される(ステップS51)。
次に、制御部11により、薬残量Kから処理対象薬の処方内容の服用量が減算される(ステップS52)。
ステップS49において、訂正中フラグJが1でない場合には(ステップS49;NO)、制御部11により、対象日時Lの日付が処理対象薬の服用開始日(服用開始日時の日付)であるか否かが判断される(ステップS53)。
対象日時Lの日付が処理対象薬の服用開始日である場合には(ステップS53;YES)、制御部11により、処理対象薬のM番目の服用タイミングが対象日時Lの時刻以後であるか否かが判断される(ステップS54)。
処理対象薬のM番目の服用タイミングが対象日時Lの時刻以後である場合には(ステップS54;YES)、制御部11により、加工画像上の、薬残量Kの次に減る分の薬に対応する領域に、対象日時Lの日付が記載される(ステップS55)。
次に、制御部11により、薬残量Kから処理対象薬の処方内容の服用量が減算される(ステップS56)。
ステップS53において、対象日時Lの日付が処理対象薬の服用開始日でない場合には(ステップS53;NO)、制御部11により、対象日時Lの日付が当日(現在日時の日付)であるか否かが判断される(ステップS57)。
対象日時Lの日付が当日である場合には(ステップS57;YES)、制御部11により、処理対象薬のM番目の服用タイミングが対象日時Lの時刻以前であるか否かが判断される(ステップS58)。
処理対象薬のM番目の服用タイミングが対象日時Lの時刻以前である場合には(ステップS58;YES)、制御部11により、加工画像上の、薬残量Kの次に減る分の薬に対応する領域に、対象日時Lの日付が記載される(ステップS59)。
次に、制御部11により、薬残量Kから処理対象薬の処方内容の服用量が減算される(ステップS60)。
ステップS57において、対象日時Lの日付が当日でない場合には(ステップS57;NO)、制御部11により、加工画像上の、薬残量Kの次に減る分の薬に対応する領域に、対象日時Lの日付が記載される(ステップS61)。
次に、制御部11により、薬残量Kから処理対象薬の処方内容の服用量が減算される(ステップS62)。
ステップS50において、処理対象薬のM番目の服用タイミングが対象日時Lの時刻以後でない場合(ステップS50;NO)、ステップS54において、処理対象薬のM番目の服用タイミングが対象日時Lの時刻以後でない場合(ステップS54;NO)、ステップS58において、処理対象薬のM番目の服用タイミングが対象日時Lの時刻以前でない場合(ステップS58;NO)、ステップS52、ステップS56、ステップS60又はステップS62の後、制御部11により、服用タイミングインデックスMに1が加算され(ステップS63)、ステップS48に戻る。
ステップS48において、服用タイミングインデックスMが処理対象薬の処方内容の回数以下でない場合には(ステップS48;NO)、制御部11により、訂正中フラグJが1であるか否かが判断される(ステップS64)。
訂正中フラグJが1である場合には(ステップS64;YES)、制御部11により、訂正中フラグJに0が設定され(ステップS65)、訂正情報インデックスIに1が加算される(ステップS66)。
ステップS64において、訂正中フラグJが1でない場合(ステップS64;NO)、又は、ステップS66の後、制御部11により、対象日時Lに1日が加算され(ステップS67)、ステップS42に戻る。
ステップS42において、対象日時Lが現在日時以前でない場合には(ステップS42;NO)、日付記載処理が終了する。
例えば、図8に示す服薬支援アプリのトップ画面132において、確認ボタンB2がタップされると、図14に示す確認画面135が表示部13に表示される。確認画面135には、加工画像表示領域135A、現在日時表示領域135B、前の薬指示領域135C、次の薬指示領域135D、訂正ボタンB5が含まれる。
加工画像表示領域135Aには、服用開始日時から現在日時までに服用すべき薬の量が減らされた状態の加工画像が表示される。
現在日時表示領域135Bには、現在日時が表示される。
前の薬指示領域135Cは、前の薬について服用確認を行う際にタップされる領域である。
次の薬指示領域135Dは、次の薬について服用確認を行う際にタップされる領域である。
訂正ボタンB5は、加工画像表示領域135Aに表示されている薬について、残量の訂正を行う際にタップされる。
図15は、携帯端末10により実行される訂正処理を示すフローチャートである。訂正処理は、操作部12からの操作により、訂正処理の起動が指示された場合に行われる処理である。
まず、操作部12から薬の実際の残量が入力されると(ステップS71)、制御部11により、計時部17から現在日時が取得される(ステップS72)。
そして、制御部11により、記憶部18の処理対象薬の薬フォルダーに、訂正日時(現在日時)と訂正時残量(ステップS71で入力された実際の残量)とを含む服用訂正情報が保存される(ステップS73)。
次に、制御部11により、記憶部18の服用通知フォルダーに、最新訂正日時が保存される(ステップS74)。
以上で、訂正処理が終了する。
例えば、図14に示す確認画面135において、訂正ボタンB5がタップされると、図16に示す訂正画面136が表示される。訂正画面136には、残量入力領域136A、訂正後加工画像表示領域136B、完了ボタンB6が含まれる。
残量入力領域136Aには、現状の薬の実際の残量が入力される。
訂正後加工画像表示領域136Bには、訂正後の加工画像が表示される。訂正後の加工画像は、残量入力領域136Aに入力された実際の残量に基づいて、初期画像が加工し直されることで、生成される。ここでは、7月20日に、残量入力領域136Aに残量として「8」が入力されたことで、訂正後の加工画像における薬の残量が8錠となる。また、2個目の錠剤に対応する領域136Cに、訂正日が「7/20」と太字で記載される。訂正日を他の日付と識別可能に表示させるために、色を変えたり、フォントを変えたりしてもよい。
完了ボタンB6は、残量の訂正が完了した際にタップされる。
図17は、携帯端末10により実行される通知処理を示すフローチャートである。通知処理は、毎分起動される処理である。
まず、制御部11により、記憶部18の服用通知フォルダーから最新訂正日時と訂正後通知日数が取得される(ステップS81)。
次に、制御部11により、計時部17から現在日時が取得される(ステップS82)。
次に、制御部11により、最新訂正日(最新訂正日時の日付)から現在までの日数が訂正後通知日数以下であるか否かが判断される(ステップS83)。
最新訂正日から現在までの日数が訂正後通知日数以下でない場合には(ステップS83;NO)、制御部11により、記憶部18の服用確認フォルダーから服用確認連続回数が取得される(ステップS84)。
次に、制御部11により、記憶部18の服用通知フォルダーから基準回数が取得される(ステップS85)。
次に、制御部11により、服用確認連続回数が基準回数以上であるか否かが判断される(ステップS86)。
ステップS83において、最新訂正日から現在までの日数が訂正後通知日数以下である場合(ステップS83;YES)、又は、ステップS86において、服用確認連続回数が基準回数以上である場合には(ステップS86;YES)、制御部11により、服用タイミングであるか否かが判断される(ステップS87)。具体的には、制御部11により、現在日時の時刻が、記憶部18の服用状態が服用中の薬に対応する薬フォルダー内の服用タイミングの時刻のいずれかと一致するか否かが判断される。
服用タイミングである場合には(ステップS87;YES)、制御部11により、薬の服用タイミングであることが通知される(ステップS88)。具体的には、制御部11により、服薬を促す通知が表示部13に表示される。
ステップS86において、服用確認連続回数が基準回数以上でない場合(ステップS86;NO)、ステップS87において、服用タイミングでない場合(ステップS87;NO)、又は、ステップS88の後、通知処理が終了する。
図18に、携帯端末10の表示部13において、ホーム画面131上に表示される服用通知画面137の例を示す。服用通知画面137には、薬の服用タイミングであることが表示される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、薬の残量を示す加工画像を表示するので、所定のタイミングで継続して服用が必要な薬の飲み忘れがないかを、容易かつ確実に把握可能とすることができる。ユーザーは、表示された薬の残量と、薬の実際の残量とを比較することで、薬の飲み忘れがないかを確認することができる。
また、ユーザーによる確認操作が行われた場合に、加工画像を表示するので、ユーザーが確認したい時にいつでも薬の飲み忘れがないかを確認することができる。なお、通常は薬の残量を確認する必要はなく、服用したか否かの記憶が曖昧になった場合に、薬の実際の残量と加工画像とを確認すればよい。
また、加工画像上の減った分の薬に対応する領域に、当該減った分の薬が服用されたと考えられる日付を表示するので、日付ごとの服薬状況を把握しやすくなる。
また、実際の薬の残り方と加工画像とが一致しなくなった場合に、薬の実際の残量を示す残量情報を取得することで、薬の残量を訂正することができる。
また、服用訂正情報も考慮して、加工画像を生成するので、薬の飲み忘れが生じた場合にも、実態に即した加工画像を生成することができる。
また、訂正日時から一定期間は、薬の服用タイミングを通知することで、ユーザーの薬の飲み忘れを防止することができる。
また、確認操作が所定時間以下の間隔で所定回数以上連続して行われた場合に、薬の服用タイミングを通知することで、頻繁に確認操作を行うユーザーに注意を促し、薬の飲み忘れを防止することができる。また、確認操作が所定時間より長い間行われなかった場合には、通知を停止することができる。
また、薬が錠剤である場合に、錠剤の服用順番を指定しておくことで、加工画像における薬の減り方と、実際のシート内での薬の減り方とが一致するので、両者を比較しやすくなる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る服薬支援装置の例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、携帯端末10内に各種情報が記憶されている場合について説明したが、携帯端末10において使用される各種情報は、クラウドストレージ等、外部の記憶装置に記憶されていることとしてもよい。
また、上記実施の形態では、携帯端末10が撮影部15を備えることとしたが、服用される薬を含む初期画像を、外部装置から取得することとしてもよい。
また、上記実施の形態では、処方内容(回数、服用量、日数)等を操作部12から入力することとしたが、処方内容が記載された薬袋を撮影部15で撮影し、撮影された画像に対して文字認識処理を行うことで、各種情報を取得することとしてもよい。
また、上記実施の形態では、初期画像の画像データを解析して、薬分類を認識することとしたが、薬分類を操作部12から入力することとしてもよい。
また、サーバー装置とクライアント端末とがデータ通信可能に接続されたクライアントサーバーシステムにおいて、服薬支援装置としてのサーバー装置が、クライアント端末からの入力操作に応じて、初期画像から加工画像を生成し、加工画像等の処理結果をクライアント端末側の表示部に表示させることとしてもよい。
各処理を実行するためのプログラムを格納するコンピューター読み取り可能な媒体としては、HDDや不揮発性の半導体メモリーの他、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
10 携帯端末
11 制御部
12 操作部
13 表示部
15 撮影部
17 計時部
18 記憶部
20 初期画像
30 加工画像
40 初期画像
50 加工画像
133 服用薬撮影画面
134 服用情報入力画面
135 確認画面
136 訂正画面
137 服用通知画面

Claims (10)

  1. 服用される包装された薬を含む初期画像を取得する画像取得手段と、
    前記薬の服用タイミング、処方された薬の全量、1回の服用量及び服用開始日時を含む服用ルール情報を取得する服用ルール情報取得手段と、
    現在日時を計時する計時手段と、
    前記服用ルール情報及び前記計時手段により計時される現在日時に基づいて、前記服用開始日時から現在日時までに服用すべき前記薬の量を求め、前記初期画像を加工して、前記処方された薬の全量から前記服用開始日時から現在日時までに服用すべき前記薬の量を差し引いた前記薬の残量を示す加工画像を生成し、当該生成された加工画像を表示手段に表示させる制御手段と、
    を備える服薬支援装置。
  2. ユーザーによる確認操作を示す確認操作情報を取得する確認操作情報取得手段を備え、
    前記制御手段は、前記確認操作情報が取得された場合に、前記加工画像を前記表示手段に表示させる請求項1に記載の服薬支援装置。
  3. 前記制御手段は、前記確認操作が所定時間以下の間隔で所定回数以上連続して行われた場合に、前記服用ルール情報に含まれる服用タイミングで、前記薬の服用タイミングであることを通知する請求項2に記載の服薬支援装置。
  4. 前記制御手段は、前記加工画像上の減った分の薬に対応する領域に、当該減った分の薬が服用されたと考えられる日付を表示させる請求項1から3のいずれか一項に記載の服薬支援装置。
  5. 前記薬の実際の残量を示す残量情報を取得する残量情報取得手段を備え、
    前記制御手段は、前記取得された残量情報が示す薬の実際の残量と、当該残量情報が取得された時に前記計時手段により計時された現在日時である訂正日時と、を含む服用訂正情報を記憶手段に記憶させる請求項1から4のいずれか一項に記載の服薬支援装置。
  6. 前記制御手段は、前記記憶手段に前記服用訂正情報が記憶されている場合に、当該服用訂正情報も考慮して、前記加工画像を生成する請求項5に記載の服薬支援装置。
  7. 前記制御手段は、前記記憶手段に前記服用訂正情報が記憶されている場合に、当該服用訂正情報に含まれる訂正日時から一定期間は、前記服用ルール情報に含まれる服用タイミングで、前記薬の服用タイミングであることを通知する請求項5又は6に記載の服薬支援装置。
  8. 前記薬が錠剤である場合に、複数の錠剤が個別に包装されたシート内における当該複数の錠剤の服用順番を取得する服用順番取得手段を備え、
    前記制御手段は、前記服用ルール情報及び前記計時手段により計時される現在日時に基づいて、前記服用開始日時から現在日時までに服用すべき前記錠剤の個数を求め、前記初期画像に対して、前記服用順番に従って、前記求められた個数分の錠剤を減らすことで、前記加工画像を生成する請求項1から7のいずれか一項に記載の服薬支援装置。
  9. 前記画像取得手段による前記初期画像の取得、前記服用ルール情報取得手段による前記服用ルール情報の取得、前記制御手段による前記加工画像の生成及び表示は、前記薬の種類ごとに行われる請求項1から8のいずれか一項に記載の服薬支援装置。
  10. コンピューターを、
    服用される包装された薬を含む初期画像を取得する画像取得手段、
    前記薬の服用タイミング、処方された薬の全量、1回の服用量及び服用開始日時を含む服用ルール情報を取得する服用ルール情報取得手段、
    現在日時を計時する計時手段、
    前記服用ルール情報及び前記計時手段により計時される現在日時に基づいて、前記服用開始日時から現在日時までに服用すべき前記薬の量を求め、前記初期画像を加工して、前記処方された薬の全量から前記服用開始日時から現在日時までに服用すべき前記薬の量を差し引いた前記薬の残量を示す加工画像を生成し、当該生成された加工画像を表示手段に表示させる制御手段、
    として機能さるためのプログラム。
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