JP7051554B2 - 医療情報提供システム、医療情報提供方法及びプログラム - Google Patents
医療情報提供システム、医療情報提供方法及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7051554B2 JP7051554B2 JP2018083881A JP2018083881A JP7051554B2 JP 7051554 B2 JP7051554 B2 JP 7051554B2 JP 2018083881 A JP2018083881 A JP 2018083881A JP 2018083881 A JP2018083881 A JP 2018083881A JP 7051554 B2 JP7051554 B2 JP 7051554B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- prescription
- data
- patient
- screen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
そして、薬剤師等の医療従事者は、電子薬歴システム等によって、患者の処方内容の履歴を確認することができる。
なお、患者の薬歴等の医療情報を管理するシステムは、例えば、特許文献1に記載されている。
一方、過去の処方内容を患者に単純に示したとしても、患者にとってはどのように参照すれば良いかわからず、必ずしも有用な情報とはならない。
このように、従来の技術においては、過去の処方に関する情報が患者にとって有用な形態で提供されていなかった。
薬局に設置される薬局用コンピュータと、薬剤師によって使用される薬剤師用端末と、前記薬局で用いられるデータを管理するサーバとを含む情報処理システムであって、
前記薬局用コンピュータは、
患者の処方箋のデータを取得する処方箋データ取得手段と、
前記処方箋データ取得手段によって取得された前記処方箋のデータを前記サーバに送信する処方箋データ送信手段と、
を備え、
前記サーバは、
前記薬局用コンピュータから送信された前記処方箋のデータと、当該処方箋のデータに対応する前記患者の過去の処方箋のデータとに基づいて、当該患者に対して今回または過去に発行された複数の処方箋のデータの間で変更された処方内容に基づく情報である変更点情報を取得する変更点取得手段と、
前記変更点情報のデータを前記薬剤師用端末に送信する変更点データ送信手段と、
を備え、
前記薬剤師用端末は、
前記サーバから送信された前記変更点情報のデータに基づいて、前記変更点情報を含む処方内容の比較に関する情報を前記患者に提示するための画面を表示する画面表示手段を備えることを特徴とする。
以下、具体的な構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成を示す図である。
図1に示すように、情報処理システム1は、薬局用コンピュータ10と、サーバ20と、薬剤師用端末30とを含んで構成され、薬局用コンピュータ10、サーバ20及び薬剤師用端末30はネットワーク40を介して互いに通信可能に構成される。また、薬局用コンピュータ10及び薬剤師用端末30は、同一の調剤薬局に設置されている。さらに、本実施形態に係る情報処理システム1は、例えば、所定の地域を単位として運用されるものであり、当該地域に属する複数の調剤薬局に設置された薬局用コンピュータ10及び薬剤師用端末30に対して、1つのサーバ20が設置される。なお、図1においては、説明の便宜のため、薬局用コンピュータ10及び薬剤師用端末30をそれぞれ1つのみ示している。
次に、情報処理システム1における各装置のハードウェア構成を説明する。
情報処理システム1において、各装置はPC、サーバコンピュータあるいはタブレット端末等の情報処理装置によって構成され、その基本的構成は同様である。
図2に示すように、各装置を構成する情報処理装置800は、CPU(Central Processing Unit)811と、ROM(Read Only Memory)812と、RAM(Random Access Memory)813と、バス814と、入力部815と、出力部816と、記憶部817と、通信部818と、ドライブ819と、撮像部820と、を備えている。
RAM813には、CPU811が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
出力部816は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、画像や音声を出力する。
なお、情報処理装置800がスマートフォンやタブレット端末として構成される場合には、入力部815と出力部816のディスプレイとを重ねて配置し、タッチパネルを構成することとしてもよい。
記憶部817は、ハードディスクあるいはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各サーバで管理される各種データを記憶する。
通信部818は、ネットワークを介して他の装置との間で行う通信を制御する。
撮像部820は、レンズ及び撮像素子等を備えた撮像装置によって構成され、被写体のデジタル画像を撮像する。
なお、情報処理装置800がサーバ20として構成される場合には、撮像部820を省略した構成とすることも可能である。また、情報処理装置800がタブレット端末として構成される場合には、入力部815をタッチセンサによって構成し、出力部816のディスプレイに重ねて配置することにより、タッチパネルを備える構成とすることも可能である。
次に、情報処理システム1における各装置の機能的構成について説明する。
[薬局用コンピュータ10の機能的構成]
図3は、薬局用コンピュータ10の機能的構成を示すブロック図である。
図3に示すように、薬局用コンピュータ10のCPU811においては、処方箋データ取得部51と、処方箋データ送信部52と、比較内容指定部53と、患者属性取得部54と、患者属性送信部55と、印刷データ受信部56と、印刷制御部57と、薬歴管理部58とが機能する。また、薬局用コンピュータ10の記憶部817には、処方箋データベース(処方箋DB)71と、患者属性データベース(患者属性DB)72と、薬歴データベース(薬歴DB)73とが形成される。
患者属性DB72には、患者の住所、氏名、年齢、性別及び患者個人の特徴を表す情報(患者属性)のデータが記憶される。この患者属性は、薬剤師が患者との対話において取得した情報や、患者がアンケート(ヒアリング)等に回答して提供した情報等によって構成され、例えば、患者の趣味、仕事内容、家族構成、好きな食べ物、好きな色、好きなキャラクター、日常生活において気になること(身体の痛み等、医療と直接的に関係すること、あるいは、子供の進学に関する懸念等、医療と直接的には関係しないこと)等が含まれている。
薬歴DB73には、患者に処方された薬剤の履歴及び患者に対して薬剤師が行った服薬指導の履歴のデータが記憶される。本実施形態においては、後述するコミュニケーション支援処理の実行時等に、薬剤師が薬剤師用端末30を操作することにより患者とコミュニケーションを行った内容のうち、患者への服薬指導の履歴(指導歴)に該当する内容を薬歴DB73に記憶することができる。
処方箋データ送信部52は、処方箋データ取得部51によって取得された処方箋のデータをサーバ20に送信する。
比較内容指定部53は、今回の処方箋のデータについて取得する薬情変更の内容(比較する内容)の指定を受け付け、受け付けた指定内容をサーバ20に送信する。例えば、比較内容指定部53は、今回の処方箋のデータと比較する過去の処方箋のデータ(1つまたは複数)の指定を受け付けたり、今回の処方箋のデータと過去の処方箋のデータとにおいて比較する項目(後述する「薬剤」の変更、「用法・用量」の変更、「効能・効果」の変更、「副作用」の変化、「剤型」の変更、「薬剤を収容する器材・ヒートシール・分包」(薬剤の包装)の変更、「薬剤外観」の変更、「薬剤の注意書き」の変更、「服用日数」の変更等)の指定を受け付けたりする。
印刷データ受信部56は、サーバ20から送信された薬剤情報提供文書(薬情)を含む患者への提供文書の印刷データを受信する。
印刷制御部57は、印刷データ受信部56によって受信された印刷データに基づいて、調剤薬局に設置されたプリンタから薬情を含む患者への提供文書を印刷する。
薬歴管理部58は、コミュニケーション支援処理の実行時等に、薬剤師が薬剤師用端末30を操作することにより患者とコミュニケーションを行った内容を取得する。そして、薬歴管理部58は、取得したコミュニケーションの内容のうち、患者への服薬指導の履歴(指導歴)に該当する内容を薬歴DB73に記憶する。なお、薬歴管理部58は、後述する薬剤師用端末30の操作内容送信部255から送信された操作内容に基づいて、薬剤師が患者とコミュニケーションを行った内容を取得することができる。ただし、薬剤師が薬剤師用端末30を操作することにより患者とコミュニケーションを行った内容は、薬剤師用端末30からサーバ20に送信されるため、薬歴管理部58は、薬剤師が薬剤師用端末30を操作することにより患者とコミュニケーションを行った内容を、サーバ20を介して取得することとしてもよい。
図4は、サーバ20の機能的構成を示すブロック図である。
図4に示すように、サーバ20のCPU811においては、処方箋データ受信部151と、患者属性受信部152と、プロフィール画面データ生成部153と、プロフィール画面データ送信部154と、変更点取得部155と、変更点データ送信部156と、操作内容受信部157と、印刷データ生成部158と、印刷データ送信部159とが機能する。また、サーバ20の記憶部817には、薬剤師プロフィールデータベース(薬剤師プロフィールDB)171と、処方箋データベース(処方箋DB)172と、患者属性データベース(患者属性DB)173と、薬剤データベース(薬剤DB)174と、薬局別使用薬剤データベース(薬局別使用薬剤DB)175と、変更点薬情データベース(変更点薬情DB)176と、スケジュールデータベース(スケジュールDB)177とが形成される。
患者属性DB173には、各調剤薬局の薬局用コンピュータ10に記憶されている患者属性DB72それぞれのデータが記憶される。即ち、患者属性DB173には、サーバ20が運用される所定の地域等について、各調剤薬局の患者属性DB72のデータが集約して記憶される。
薬局別使用薬剤DB175には、各調剤薬局で調剤に使用されている薬剤を表すデータが記憶される。この薬局別使用薬剤DB175に記憶されるデータは、各調剤薬局において使用される薬剤が切り替えられた場合等には、調剤薬局からの申請に基づいて適宜更新される。
スケジュールDB177には、各患者に関するスケジュールのデータが記憶される。このスケジュールのデータは、薬剤師が患者と対話を行い、薬剤師用端末30を用いて入力した患者の具体的な各種スケジュール(薬剤の服用スケジュールや来局スケジュール等)が反映されたものである。
患者属性受信部152は、薬局用コンピュータ10から送信された患者属性のデータを受信する。そして、患者属性受信部152は、受信した患者属性のデータを患者属性DB173に記憶する。
変更点取得部155は、処方箋データ受信部151によって処方箋のデータが受信された場合に、当該処方箋のデータが示す患者における過去の処方箋のデータを処方箋DB172から読み出す。また、変更点取得部155は、薬局用コンピュータ10から指定内容(今回の処方箋のデータについて取得する薬情変更の内容)が送信された場合に、当該指定内容を受信する。そして、変更点取得部155は、薬局用コンピュータ10から送信された指定内容に基づいて、処方箋データ受信部151によって受信された処方箋のデータと、処方箋DB172から読み出した過去の処方箋のデータとを比較し、当該患者における過去の処方内容と今回の処方内容とで変更された薬剤に関する情報(変更点薬情)を取得する。さらに、変更点取得部155は、取得した変更点薬情のデータを変更点薬情DB176に記憶する。なお、薬剤DB174に薬剤の写真(例えばカラー写真)等の画像(包装や薬剤自体の外観等)を記憶しておき、同一の薬剤が処方されているものの、当該患者における過去の処方時と今回の処方時とで、薬剤の包装等に変更があった場合には、薬剤の写真等の画像を変更点薬情に含めることとしてもよい。
なお、変更点取得部155が、今回の処方箋のデータと比較する過去の処方箋のデータとして、処方内容の変更があった直近の過去の処方箋のデータ(上述の例では3回前の処方箋のデータ)を自動的に特定して、これらの比較結果を取得することとしてもよい。
また、変更点取得部155は、変更点薬情を取得する場合、薬剤師等による設定(比較する項目の指定)に応じて、「薬剤」の変更、「用法・用量」の変更、「効能・効果」の変更、「副作用」の変化、「剤型」の変更(顆粒からカプセルへの変更、一般の内服用錠剤から口腔内崩壊錠や舌下錠への変更等)、「薬剤を収容する器材・ヒートシール・分包」(薬剤の包装)の変更、「薬剤外観」の変更、「薬剤の注意書き」の変更(例えば、季節に応じた取扱い方法の変更)、「服用日数」の変更等、処方内容の変化に起因する特定の項目の変更内容を取得することができる。なお、特に設定がされていない場合や、薬剤師等の設定により、全ての変更内容が対象とされている場合には、変更点取得部155は、処方箋のデータにおける全ての項目の変更点を変更点薬情として取得することとしてもよい。
操作内容受信部157は、薬剤師用端末30において入力された表示画面に対する操作の内容を薬剤師用端末30から受信する。薬剤師用端末30において入力された表示画面に対する操作の内容には、例えば、薬情における項目の印刷対象の指定、薬情における項目の配置の変更、薬情における詳細説明の表示の指定、薬情を含む患者への提供文書の印刷指示等が含まれる。これらの操作内容は、薬剤師用端末30において表示画面に対する操作が行われる毎、あるいは、薬情を含む患者への提供文書の印刷指示が行われた場合にまとめて薬剤師用端末30からサーバ20に送信される。
印刷データ送信部159は、印刷データ生成部158によって生成された印刷データを薬局用コンピュータ10に送信する。
図5は、薬剤師用端末30の機能的構成を示すブロック図である。
図5に示すように、薬剤師用端末30のCPU811においては、操作受付部251と、プロフィール画面データ受信部252と、変更点データ受信部253と、画面表示部254と、操作内容送信部255とが機能する。
操作受付部251は、表示画面に表示されている内容に対して入力される各種操作を受け付ける。例えば、操作受付部251は、薬情における項目の印刷対象の指定、薬情における項目の配置の変更、薬情における詳細説明の表示の指定、当該患者に提示されるスケジュールに対する書き込み、薬情を含む患者への提供文書の印刷指示等の操作を受け付ける。
変更点データ受信部253は、サーバ20から送信される変更点薬情のデータを受信する。
画面表示部254は、薬剤師用端末30における初期画面(各種メニューの選択画面等)、プロフィール画面のデータに基づくプロフィール画面、変更点薬情のデータに基づく変更点薬情の表示画面、あるいは、患者に関するスケジュールの画面等、各種表示画面をディスプレイに表示する。このとき、画面表示部254は、プロフィール画面のデータの生成や、変更点薬情の送信等を適宜サーバ20に要求することにより、各種表示画面をディスプレイに表示する。
次に、情報処理システム1の動作を説明する。
図6は、薬局用コンピュータ10が実行する薬情出力処理の流れを示すフローチャートである。
薬情出力処理は、薬局用コンピュータ10の入力部815を介して薬情出力処理の実行が指示入力されることに対応して開始される。
ステップS2において、処方箋データ送信部52は、処方箋データ取得部51によって取得された処方箋のデータをサーバ20に送信する。
ステップS3において、比較内容指定部53は、今回の処方箋のデータについて取得する薬情変更の内容(比較する内容)の指定を受け付ける。
ステップS4において、比較内容指定部53は、受け付けた指定内容をサーバ20に送信する。
ステップS5において、処方箋のデータに対応する患者の患者属性のデータを取得する。
ステップS6において、患者属性送信部55は、患者属性取得部54によって取得された患者属性のデータをサーバ20に送信する。この後、薬局用コンピュータ10では、薬剤師用端末30から送信される表示画面に対する操作内容の受信を待つ待機状態となる。
ステップS7において、薬歴管理部58は、薬剤師用端末30から送信される表示画面に対する操作内容を受信する。このとき受信された表示画面に対する操作内容のうち、患者への服薬指導の履歴(指導歴)に該当する内容は、薬歴DB73に記憶される。この後、薬局用コンピュータ10では、サーバ20から送信される印刷データの受信を待つ待機状態となる。
ステップS9において、印刷制御部57は、印刷データ受信部56によって受信された印刷データに基づいて、調剤薬局に設置されたプリンタから薬情を含む患者への提供文書を印刷する。
ステップS9の後、薬情出力処理は終了となる。
図7は、サーバ20が実行するデータ生成処理の流れを示すフローチャートである。
データ生成処理は、サーバ20の起動と共に開始され、繰り返し実行される。
ステップS12において、変更点取得部155は、薬局用コンピュータ10から指定内容(今回の処方箋のデータについて取得する薬情変更の内容)を受信する。
ステップS13において、患者属性受信部152は、薬局用コンピュータ10から送信された患者属性のデータを受信する。このとき受信された患者属性のデータは、患者属性DB173に記憶される。
ステップS15において、プロフィール画面データ送信部154は、プロフィール画面データ生成部153によって生成されたプロフィール画面のデータを、プロフィール画面の生成を要求した薬剤師用端末30に送信する。
ステップS18において、操作内容受信部157は、薬剤師用端末30において入力された表示画面に対する操作の内容を薬剤師用端末30から受信する。
ステップS20において、印刷データ送信部159は、印刷データ生成部158によって生成された印刷データを薬局用コンピュータ10に送信する。
ステップS20の後、データ生成処理が繰り返される。
図8は、薬剤師用端末30が実行するコミュニケーション支援処理の流れを示すフローチャートである。
コミュニケーション支援処理は、薬剤師用端末30の入力部815を介してコミュニケーション支援処理の実行が指示入力されることに対応して開始される。
ステップS22において、プロフィール画面データ受信部252は、サーバ20から送信されるプロフィール画面のデータを受信する。
ステップS23において、画面表示部254は、変更点薬情のデータの送信をサーバ20に要求する。
ステップS25において、画面表示部254は、薬剤師のプロフィール画面及び変更点薬情の表示画面を含む各種表示画面を順次ディスプレイに表示する。
ステップS26において、操作受付部251は、表示画面に表示されている内容に対して入力される各種操作を受け付ける。
ステップS28において、画面表示部254は、コミュニケーション支援処理の終了が指示されたか否かの判定を行う。
コミュニケーション支援処理の終了が指示されていない場合、ステップS28においてNOと判定されて、処理はステップS25に移行する。
一方、コミュニケーション支援処理の終了が指示された場合、ステップS28においてYESと判定されて、コミュニケーション支援処理は終了となる。
次に、コミュニケーション支援処理において表示される表示画面例について説明する。
図9は、コミュニケーション支援処理において表示される初期画面の一例を示す模式図である。
図9に示すように、画面表示部254は、初めに、患者の氏名、生年月日及び年齢等を表す初期画面を表示する。本実施形態において、初期画面の背景、色合いあるいは表示枠の種類等は、サーバ20において患者属性に応じて選択されたものとなっている。
図10に示すように、初期画面に続いて、画面表示部254は、薬剤師のプロフィール画面を表示する。薬剤師のプロフィール画面は、固定的に表示されるプロフィールの項目と、サーバ20において、患者属性に応じて選択された項目とを含むものとなっている。例えば、図10に示す例では、固定的に表示されるプロフィールの項目として、薬剤師の写真、氏名、年齢、既婚/未婚の区別、地域活動の内容、いま力を入れている分野等が表示されている。また、図10に示す例では、患者属性に応じて選択された項目として、「趣味:ウォーキング」が表示されている。即ち、図10のプロフィール画面が提示される患者の患者属性には、「趣味:ウォーキング」のデータが含まれており、薬剤師のプロフィールのデータにおいて、患者の属性情報と共通する「趣味:ウォーキング」の項目が選択され、プロフィール画面に表示されている。
図11に示すように、画面表示部254は、表示画面に対する薬剤師の操作に応じて、薬剤の服用に関するアンケート内容を表示し、操作受付部251によって、このアンケートの項目に対する選択肢の選択操作が受け付けられる。
図12に示す例では、「おくすりは好きですか?」というアンケートに対して、患者の回答である「飲んで安心したい」という選択肢が選択されている。また、図12に示す例では、「おくすりを飲み忘れることはありますか?」というアンケートに対して、患者の回答である「たまにある」という選択肢が選択されている。なお、本実施形態においては、アンケートの表示画面等、薬剤師のプロフィール画面以外の表示画面においても、図12に示すように、内容が簡易なものとされた薬剤師のプロフィールが表示される。
図13に示すように、画面表示部254は、表示画面に対する薬剤師の操作に応じて、変更点薬情の内容を表示する。図13に示す例では、過去の処方内容として、処方した医師の所属医療機関名、診療科、医師名、処方年月日等と、前々回に処方された薬剤の一覧とが表示されている。同様に、図13に示す例では、今回の処方内容として、処方した医師の所属医療機関名、診療科、医師名、処方年月日等と、今回処方された薬剤の一覧とが表示されている。また、図13に示す例では、前回の処方が前々回の処方と同じであることが、前々回の処方内容と今回の処方内容との間に示されている。なお、前回の処方が前々回の処方から変更されている場合、その変更点が併せて表示される。薬剤師は、図13に示す表示画面を患者に提示しながら、表示画面を操作して、患者にわかり易く処方変更の内容を説明することができる。
図14に示すように、「A錠」及び「B錠」については、過去の処方内容と今回の処方内容とで変更がないことから、薬剤師が「A錠」及び「B錠」の項目を操作すると、同一の処方であることを示す矢印によって、処方に変更がないことが識別して表される。一方、「C錠」については、過去の処方内容に含まれていたものの、今回の処方内容には含まれていないことから、薬剤師が「C錠」の項目を操作すると、処方が中止されたことを示す破線の×印と、「×飲まないで持ってきて」というメッセージが「C錠」の項目に重ねて表示される。さらに、「Dカプセル」については、「Gカプセル」に処方が切り替えられているものの、処方済みの「Dカプセル」を飲み切ってから「Gカプセル」に切り替える必要があることから、薬剤師が「Dカプセル」の項目を操作すると、「Dカプセル」の残薬を飲み切る指示「○飲みきって」というメッセージが「Dカプセル」の項目に重ねて表示される。また、「Dカプセル」から「Gカプセル」に、処方が変更されたことを示す矢印及び「飲み切ってから変更」のメッセージによって、処方の変更方法が識別して表される。
また、これらのメッセージの内容は、患者への服薬指導の履歴(指導歴)に該当する内容である。そのため、薬剤師が薬剤師用端末30を操作することにより患者とコミュニケーションを行った内容を薬局用コンピュータ10が受信した場合、薬局用コンピュータ10は、これらのメッセージの内容を患者に指導したことを薬歴DB73に記憶する。例えば、薬剤師が薬剤師用端末30において「A錠」の項目を操作することにより、「飲み忘れないでね」というメッセージが表示された場合、この操作内容が薬局用コンピュータ10に送信される。すると、薬局用コンピュータ10では、「A錠を飲み忘れないように強調して指導した」という指導内容が薬歴DB73に記憶される。これにより、薬剤師が薬歴を作成する作業負担を軽減できるとともに、必要な記録事項を適切に薬歴として記録することが可能となる。
図15は、一覧表示された項目の配置が変更される状態の一例を示す模式図である。
図15に示すように、過去の処方内容における「C錠」が、今回の処方内容において、同一の効能を有する「Fカプセル」に変更されている場合、「C錠」の位置を「Fカプセル」と並ぶ位置に移動して配置を変更することができる。これにより、処方変更の内容を患者にとってよりわかり易く表示することができる。
図16においては、患者の2週間分のスケジュールが表示されている。図16に示すスケジュールの例では、日にち、曜日、天気予報によって構成されるスケジュール欄において、調剤された薬剤の服用期間を示す「おくすり」の文字を含む帯と、患者の同窓会の日程を示す「同窓会」の文字と、患者の旅行の日程を示す「旅行」の文字が付された両矢印とが入力された状態となっている。また、このスケジュールに対して、薬剤師は、手書き入力やスタンプのデータによる入力を行うことが可能である。例えば、「同窓会」の日程には、薬剤師によって「飲み忘れ注意」のスタンプのデータが入力され、「旅行」の初日には、薬剤師によって「おくすり持っていく」のスタンプのデータが入力されている。また、調剤された薬剤の服用期間の末日には、次回の来局を促す「次回来局」のスタンプのデータが入力されている。「次回来局」のスタンプのデータは、調剤された薬剤の服用期間の末日に自動的に入力したり、薬剤師の判断で入力したりすることが可能である。さらに、図16に示すスケジュールの例では、スケジュール欄の下端に、薬剤師の出勤予定が示されており、患者は薬剤師の出勤予定に合わせて、調剤薬局を訪れる日にちを決定することができるようになっている。
このようなスケジュールの機能を利用して、薬剤師は、患者の日常生活を十分に考慮した薬剤の服用スケジュールを設定することができる。例えば、頭痛に対する薬剤の処方が行われている患者が、子供の運動会に体調を整えたいという願望がある場合、薬剤師は、運動会の当日に患者の症状が軽減された状態となるよう薬剤の服用スケジュールの指導を行うことができる。
図16に示すスケジュールの表示画面において、いずれかの日にちのスケジュール欄を選択した状態で、スケジュールの表示画面最下欄に配置されている「スタンプ」のアイコンを選択する操作(タップ等)を行うと、図17に示すように、スタンプを入力するためのインターフェース画面が表示される。薬剤師は、いずれかのスタンプを選択する操作を行うことで、目的とする日にちに、目的とするスタンプのデータを入力することができる。
図16に示すスケジュールの表示画面において、いずれかの日にちのスケジュール欄を選択した状態で、スケジュールの表示画面最下欄に配置されている「手書き」のアイコンを選択する操作(タップ等)を行うと、図18に示すように、手書き文字を入力するためのインターフェース画面が表示される。薬剤師は、手書き文字を入力するための領域に、任意の文字を手書き入力することで、入力された文字が文字認識され、目的とする日にちに、目的とする文字のデータを入力することができる。なお、手書き文字を入力するためのインターフェース画面においては、入力される文字の色を選択可能となっており、色を選択した後に手書き文字を入力することで、目的とする色の文字を入力することができる。
図16に示すスケジュールの表示画面において、スケジュールの表示画面最下欄に配置されている「予定追加」のアイコンを選択する操作(タップ等)を行うと、図19に示すように、新規の予定を登録するためのインターフェース画面が表示される。薬剤師は、期間、予定の選択肢、両矢印の表示色を選択することで、選択した期間を示す両矢印が選択した色で表示されると共に、予定の選択肢から選択した予定を示す文字を入力することができる。
図16に示すスケジュールの表示画面において、既に入力された予定を選択する操作(ダブルタップ等)を行うと、図19に示すように、予定を編集するためのインターフェース画面が表示される。薬剤師は、期間、予定の選択肢、両矢印の表示色を目的とするものに変更する選択を行うことで、選択した期間を示す両矢印が選択した色で表示されると共に、予定の選択肢から選択した予定を示す文字を入力することができる。
図21に示す画面例では、「気になることはありますか?」、「話しづらいと思いますけど。遠慮なく気軽にきいてくださいね」、「ご家族のことでも」、「おくすり以外のことでも」というメッセージが表示されている。このような画面を提示することで、薬剤師は、患者が気軽に相談できる雰囲気を高めることができる。
次に、患者に提供される提供文書の具体例について説明する。
図22及び図23は、患者に提供される提供文書(変更点薬情)の一例を示す模式図である。
上述の図13~図15に例示される変更点薬情の内容を示す表示画面において、薬情に印刷する薬剤は、薬剤師が患者との対話等に基づいて適宜選択することができる。
例えば、図22は、処方変更が行われた薬剤及び処方変更が行われていない薬剤を含む主要な薬剤を印刷対象として選択した場合の例を示している。図22においては、処方変更が行われていない「A錠」及び「B錠」、処方が中止された「C錠」、新規に処方された「Fカプセル」、処方が切り替えられた「Dカプセル」と「Gカプセル」が印刷対象として選択されている。また、図22に示す例では、前回の処方が前々回の処方と同じであることが、前々回の処方内容と今回の処方内容との間に示されている。なお、前回の処方が前々回の処方から変更されている場合、その変更点が併せて示される。
なお、図22及び図23に示すように、処方変更が行われた薬剤のうち、服用に注意を要する薬剤については、処方がなくなったため飲まずに調剤薬局へ持参するよう促す「飲まないで持ってきてね」のマーク、今回処方された薬剤を飲み始める前に、過去に処方された薬剤を飲み切ることを促す「飲みきってね」のマーク、今回の処方内容で新しく追加されたため、飲み忘れを注意喚起する「飲み忘れないでね」のマーク、処方内容の変更に伴い、患者のクオリティオブライフが向上することを示す「今日から○○を食べて良いですよ!」のマークが付加されている。その他、薬剤の包装や薬剤自体の外観等に変更があった場合に、薬剤の包装や薬剤自体の外観等の変更を患者に通知する「包装(外観)が変わりました」のマーク等を付加することも可能である。この場合、過去の処方内容には変更前の薬剤の包装や薬剤自体の外観等を示す写真等の画像が印刷され、今回の処方内容には変更後の薬剤の包装や薬剤自体の外観等を示す写真等の画像が印刷される。これら「飲まないで持ってきてね」、「飲みきってね」、「飲み忘れないでね」、「今日から○○を食べて良いですよ!」、「包装(外観)が変わりました」等のマークは、過去の処方箋のデータと今回の処方箋のデータとを比較した結果や薬剤師の操作結果に基づいて、自動的に付加することが可能である。
なお、これらのマークが示す表示内容としては、上述した例の他、処方内容の変更に伴い、患者に対して報知すべき内容(薬剤師からの注意やアドバイス等)を含めることができる。これにより、患者が処方内容の変更をより強く意識することを促すことができる。
図24に示す関連文書は、患者が家の壁や冷蔵庫等、目に付き易い場所に貼っておき、気になったことを気軽にメモすると共に、次回の来局時に持参することを主な目的として患者に受け渡される書面である。
図24に示すように、患者に提供される提供文書のうち、所定の関連文書には、図16に例示される表示画面において、薬剤師が患者に説明した薬剤の服用スケジュール、来局スケジュール、患者の予定等のスケジュールに関する情報が記載される。また、スケジュールにおける各日にちについて、朝、昼、夜、就寝前(寝前)それぞれの服薬のチェック欄が記載される。
また、服薬タイミングの目安を示す時間軸のさらに下には、患者が気になったことをメモする欄、及び、特に服薬に注意を要する薬剤の写真等の画像が印刷されている。
さらに、図24に示す所定の関連文書の最下欄には、薬剤師から患者へのメッセージ及び調剤薬局の連絡先が印刷されている。
また、情報処理システム1では、薬剤師から患者に薬剤についての情報(処方薬剤の変更等)を説明した場合に、その説明内容を反映させた薬剤情報提供文書(薬情)を発行することにより、患者は、服用時においても、薬剤師からの説明内容をより容易に参照することができる。このとき、情報処理システム1では、患者に対して今回または過去に発行された複数の処方箋のデータの間で変更された処方内容に基づく所定の変更点薬情を表示あるいは発行することができる。
さらに、情報処理システム1は、処方された薬剤の服用方法等、薬剤師から患者に説明された内容を患者が把握し易い形態の情報(スケジュール等)として提示し、患者における適切な薬剤の服用を支援することができる。
したがって、本実施形態に係る情報処理システム1によれば、過去の処方に関する情報を患者にとって有用な形態で提供することが可能となる。また、薬剤師と患者とのコミュニケーションをより適切に支援することができる。
上述の実施形態において、印刷データ生成部158が提供文書の印刷データを生成する場合、今回の処方内容に含まれる薬剤の用法を説明する画像を薬情に含めることとしてもよい。
例えば、飲み薬である場合には口から薬剤を飲むピクトグラム、貼付剤である場合には身体に薬剤を貼付するピクトグラム、座薬である場合には肛門から薬剤を挿入するピクトグラム、塗り薬である場合には身体に薬剤を塗るピクトグラム等を薬情に印刷することができる。
これにより、患者が用法を誤って薬剤を使用する事態を防ぐことができる。
上述の実施形態において、今回処方された薬剤を薬剤師用端末30の表示画面に表示する場合、あるいは、薬情に印刷する場合に、処方された薬剤を表示あるいは印刷する順番を所定の条件に従って、自動的に設定することとしてもよい。
例えば、処方を行った医師が、主要な薬剤として処方したものを最上段に表示し、補助的な薬剤等、相対的な重要度が低いもの程、下段に表示することができる。一例として、頭痛を抑えるために処方された薬剤を最上段に表示し、当該薬剤を服用することによる副作用を抑える薬剤(胃が荒れる副作用を抑えるために胃粘膜を保護する薬剤等)を下段に表示すること等が可能である。
また、例えば、服用タイミングが朝、昼、夜等で異なる薬剤であれば、服用タイミングの順に上段から下段に表示すること等が可能である。
上述の実施形態において、提供文書は患者に対して提供される場合を例に挙げて説明したが、これに限られない。即ち、提供文書の提供対象としては、患者の他、患者の家族、介護者(介護福祉士等)、看護師等、患者の処方内容を参照する可能性がある各種主体を想定することができる。この場合、提供文書の提供を受ける提供者の知識等に応じて、提供文書で示される情報の内容(難易度や粒度等)を変更することができる。
また、提供文書のうち、薬剤情報提供文書(薬情)と所定の関連文書とを異なる対象者向けのものとすることも可能である。例えば、薬剤情報提供文書(薬情)を患者の介護者に提供し、所定の関連文書を患者に提供することを想定して、提供文書の内容を生成することができる。これにより、提供文書の提供を受ける対象者に応じて、目的に合った内容の提供文書(薬情または関連文書)を生成することができる。
さらに、患者に提供される提供文書を、情報を印刷可能な各種媒体に印刷して患者に提供することの他、電子お薬手帳、スマートフォン等のアプリ(手帳あるいはスケジュール帳等のアプリ)、その他、電子機器において情報を閲覧可能な電子データの形態で患者に提供(例えば、通信あるいは記憶媒体により提供)することとしてもよい。
薬局用コンピュータ10は、処方箋データ取得部51と、処方箋データ送信部52とを備える。
処方箋データ取得部51は、患者の処方箋のデータを取得する。
処方箋データ送信部52は、処方箋データ取得部51によって取得された処方箋のデータをサーバ20に送信する。
サーバ20は、変更点取得部155と、変更点データ送信部156とを備える。
変更点取得部155は、薬局用コンピュータ10から送信された処方箋のデータと、当該処方箋のデータに対応する患者の過去の処方箋のデータとに基づいて、当該患者に対して今回または過去に発行された複数の処方箋のデータの間で変更された処方内容に基づく情報である変更点情報を取得する。
変更点データ送信部156は、変更点情報のデータを薬剤師用端末30に送信する。
薬剤師用端末30は、画面表示部254を備える。
画面表示部254は、サーバ20から送信された変更点情報のデータに基づいて、変更点情報を含む処方内容の比較に関する情報を患者に提示するための画面を表示する。
このような構成により、情報処理システム1では、薬局において薬剤師が患者と対話を行う場合に、変更点情報を含む処方内容の比較に関する情報を表示することができる。
したがって、過去の処方に関する情報を患者にとって有用な形態で提供することが可能となる。
操作受付部251は、画面表示部254によって表示された画面に対して入力された操作を受け付ける。
画面表示部254は、画面に対して入力された操作に応じて、前記薬剤の情報の表示内容を変更する。
これにより、薬剤師と患者とのコミュニケーションをより適切に支援することができる。
薬歴管理部58は、薬剤師用端末30の画面に対して入力された操作の内容のうち、薬剤師による患者への服薬指導の履歴に該当する内容を薬歴として記憶する。
これにより、薬剤師が薬歴を作成する作業負担を軽減できるとともに、必要な記録事項を適切に薬歴として記録することが可能となる。
これにより、薬剤師用端末30において入力された操作内容に応じた提供文書を薬局用コンピュータ10において印刷することができる。
比較内容指定部53は、患者に対して今回または過去に発行された複数の処方箋のデータにおいて比較する項目の指定を受け付ける。
サーバ20の変更点取得部155は、比較内容指定部53によって受け付けられた比較する項目の指定に基づいて、変更点情報を取得する。
これにより、薬剤師が指定した項目について患者の処方内容における変化を提示することができる。
したがって、過去の処方に関する情報を患者にとって有用な形態で提供することが可能となる。
これにより、薬剤の変更の他、種々の観点において、処方内容の比較に関する情報を提示できるため、過去の処方に関する情報を患者にとってより有用な形態で提供することが可能となる。
これにより、今回の処方箋のデータと比較する過去の処方箋のデータとして、処方内容の変更があった直近の過去の処方箋のデータを自動的に特定して比較することが可能となる。
例えば、上述の実施形態において、薬局用コンピュータ10において、処方箋DB71あるいは患者属性DB72を備えることなく、サーバ20が一括してデータを管理することとしてもよい。この場合、薬局用コンピュータ10は、サーバ20とデータを逐次送受信することにより、サーバ20の処方箋DB172あるいは患者属性DB173に記憶されたデータを利用して、上述の実施形態と同様の処理を実行することができる。
また、本発明に係る情報処理システム1は、上述の実施形態における各装置によって構成することの他、上述の実施形態における複数の装置の機能を1つの装置にまとめて実装したり、あるいは、1つの装置の機能を複数の装置に分散して実装したりすることが可能である。
換言すると、上述の実施形態における機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理システム1を構成するいずれかのコンピュータに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に示した例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
Claims (12)
- 薬局に設置される薬局用コンピュータと、薬剤師によって使用される薬剤師用端末と、前記薬局で用いられるデータを管理するサーバとを含む情報処理システムであって、
前記薬局用コンピュータは、
患者の処方箋のデータを取得する処方箋データ取得手段と、
前記処方箋データ取得手段によって取得された前記処方箋のデータを前記サーバに送信する処方箋データ送信手段と、
を備え、
前記サーバは、
前記薬局用コンピュータから送信された前記処方箋のデータと、当該処方箋のデータに対応する前記患者の過去の処方箋のデータとに基づいて、当該患者に対して今回または過去に発行された複数の処方箋のデータの間で変更された処方内容に基づく情報である変更点情報を取得する変更点取得手段と、
前記変更点情報のデータを前記薬剤師用端末に送信する変更点データ送信手段と、
を備え、
前記薬剤師用端末は、
前記サーバから送信された前記変更点情報のデータに基づいて、前記変更点情報を含む処方内容の比較に関する情報を前記患者に提示するための画面を表示する画面表示手段と、
前記画面表示手段によって表示された前記画面に対して入力された操作を受け付ける操作受付手段と、
を備え、
前記画面表示手段は、前記変更点情報において対応関係を有する薬剤同士は前記画面において並べて配置し、前記画面に対して入力された操作に応じて、前記変更点情報を含む処方内容の比較に関する情報の表示内容を、前記画面における前記薬剤の配置に基づいて変更することを特徴とする情報処理システム。 - 前記薬局用コンピュータは、
前記薬剤師用端末の前記画面に対して入力された操作の内容のうち、薬剤師による患者への服薬指導の履歴に該当する内容を薬歴として記憶する薬歴管理手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記薬局用コンピュータは、
前記薬剤師用端末の前記画面表示手段によって表示された前記画面の内容に基づいて、前記患者に受け渡す媒体として、前記変更点情報を含む処方内容の比較に関する情報が表された前記患者への提供文書を出力する出力制御手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。 - 前記薬局用コンピュータは、
前記患者に対して今回または過去に発行された複数の処方箋のデータにおいて比較する項目の指定を受け付ける比較内容指定手段を備え、
前記サーバの前記変更点取得手段は、前記比較内容指定手段によって受け付けられた比較する項目の指定に基づいて、前記変更点情報を取得することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システム。 - 前記変更点情報には、薬剤の変更、用法・用量の変更、効能・効果の変更、副作用の変化、剤型の変更、薬剤の包装の変更、薬剤外観の変更、薬剤の注意書きの変更、及び、服用日数の変更の少なくともいずれかが含まれることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
- 前記変更点取得手段は、今回の処方箋のデータと相違する前回以前の処方箋のデータを特定し、特定された処方箋のデータと今回の処方箋のデータとの間で変更された処方内容に基づく前記変更点情報を取得することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
- 薬局において薬剤師が使用する端末装置であって、
患者に対して今回または過去に発行された複数の処方箋のデータの間で変更された処方内容に基づく情報である変更点情報のデータに基づいて、前記変更点情報を含む処方内容の比較に関する情報を前記患者に提示するための画面を表示する画面表示手段と、
前記画面表示手段によって表示された前記画面に対して入力された操作を受け付ける操作受付手段と、
を備え、
前記画面表示手段は、前記変更点情報において対応関係を有する薬剤同士は前記画面において並べて配置し、前記画面に対して入力された操作に応じて、前記変更点情報を含む処方内容の比較に関する情報の表示内容を、前記画面における前記薬剤の配置に基づいて変更することを特徴とする端末装置。 - 薬局で用いられるデータを管理するサーバであって、
患者の処方箋のデータと、当該処方箋のデータに対応する前記患者の過去の処方箋のデータとに基づいて、当該患者に対して今回または過去に発行された複数の処方箋のデータの間で変更された処方内容に基づく情報である変更点情報を取得する変更点取得手段と、
前記変更点情報のデータを他の装置に送信する変更点データ送信手段と、
を備え、
前記変更点情報のデータには、前記変更点情報を含む処方内容の比較に関する情報を前記患者に提示するための情報が含まれると共に、前記変更点情報において対応関係を有する薬剤同士は前記他の装置の画面において並べて配置させ、前記画面に対して入力された操作に応じて、前記変更点情報を含む処方内容の比較に関する情報の表示内容を、前記画面における前記薬剤の配置に基づいて変更するための情報が含まれることを特徴とするサーバ。 - 薬局において薬剤師が使用する端末装置が実行する情報処理方法であって、
患者に対して今回または過去に発行された複数の処方箋のデータの間で変更された処方内容に基づく情報である変更点情報のデータに基づいて、前記変更点情報を含む処方内容の比較に関する情報を前記患者に提示するための画面を表示する画面表示ステップと、
前記画面表示ステップにおいて表示された前記画面に対して入力された操作を受け付ける操作受付ステップと、
を含み、
前記画面表示ステップでは、前記変更点情報において対応関係を有する薬剤同士は前記画面において並べて配置され、前記画面に対して入力された操作に応じて、前記変更点情報を含む処方内容の比較に関する情報の表示内容が、前記画面における前記薬剤の配置に基づいて変更されることを特徴とする情報処理方法。 - 薬局で用いられるデータを管理するサーバが実行する情報処理方法であって、
患者の処方箋のデータと、当該処方箋のデータに対応する前記患者の過去の処方箋のデータとに基づいて、当該患者に対して今回または過去に発行された複数の処方箋のデータの間で変更された処方内容に基づく情報である変更点情報を取得する変更点取得ステップと、
前記変更点情報のデータを他の装置に送信する変更点データ送信ステップと、
を含み、
前記変更点情報のデータには、前記変更点情報を含む処方内容の比較に関する情報を前記患者に提示するための情報が含まれると共に、前記変更点情報において対応関係を有する薬剤同士は前記他の装置の画面において並べて配置させ、前記画面に対して入力された操作に応じて、前記変更点情報を含む処方内容の比較に関する情報の表示内容を、前記画面における前記薬剤の配置に基づいて変更するための情報が含まれることを特徴とする情報処理方法。 - 薬局において薬剤師が使用する端末装置を構成するコンピュータに、
患者に対して今回または過去に発行された複数の処方箋のデータの間で変更された処方内容に基づく情報である変更点情報のデータに基づいて、前記変更点情報を含む処方内容の比較に関する情報を前記患者に提示するための画面を表示する画面表示機能と、
前記画面表示機能によって表示された前記画面に対して入力された操作を受け付ける操作受付機能と、
を実現させ、
前記画面表示機能は、前記変更点情報において対応関係を有する薬剤同士は前記画面において並べて配置し、前記画面に対して入力された操作に応じて、前記変更点情報を含む処方内容の比較に関する情報の表示内容を、前記画面における前記薬剤の配置に基づいて変更することを特徴とするプログラム。 - 薬局で用いられるデータを管理するサーバを構成するコンピュータに、
患者の処方箋のデータと、当該処方箋のデータに対応する前記患者の過去の処方箋のデータとに基づいて、当該患者に対して今回または過去に発行された複数の処方箋のデータの間で変更された処方内容に基づく情報である変更点情報を取得する変更点取得機能と、
前記変更点情報のデータを他の装置に送信する変更点データ送信機能と、
を実現させ、
前記変更点情報のデータには、前記変更点情報を含む処方内容の比較に関する情報を前記患者に提示するための情報が含まれると共に、前記変更点情報において対応関係を有する薬剤同士は前記他の装置の画面において並べて配置させ、前記画面に対して入力された操作に応じて、前記変更点情報を含む処方内容の比較に関する情報の表示内容を、前記画面における前記薬剤の配置に基づいて変更するための情報が含まれることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022054717A JP7382440B2 (ja) | 2017-04-25 | 2022-03-30 | 情報処理システム、端末装置、情報処理方法及びプログラム |
JP2023182167A JP2023179788A (ja) | 2017-04-25 | 2023-10-24 | 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017086588 | 2017-04-25 | ||
JP2017086588 | 2017-04-25 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022054717A Division JP7382440B2 (ja) | 2017-04-25 | 2022-03-30 | 情報処理システム、端末装置、情報処理方法及びプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018185813A JP2018185813A (ja) | 2018-11-22 |
JP7051554B2 true JP7051554B2 (ja) | 2022-04-11 |
Family
ID=64357062
Family Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018083881A Active JP7051554B2 (ja) | 2017-04-25 | 2018-04-25 | 医療情報提供システム、医療情報提供方法及びプログラム |
JP2022054717A Active JP7382440B2 (ja) | 2017-04-25 | 2022-03-30 | 情報処理システム、端末装置、情報処理方法及びプログラム |
JP2023182167A Pending JP2023179788A (ja) | 2017-04-25 | 2023-10-24 | 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
Family Applications After (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022054717A Active JP7382440B2 (ja) | 2017-04-25 | 2022-03-30 | 情報処理システム、端末装置、情報処理方法及びプログラム |
JP2023182167A Pending JP2023179788A (ja) | 2017-04-25 | 2023-10-24 | 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (3) | JP7051554B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006184982A (ja) | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Casio Comput Co Ltd | 調剤薬局業務処理システムおよびプログラム |
JP2015079442A (ja) | 2013-10-18 | 2015-04-23 | パナソニックヘルスケア株式会社 | 薬局支援システム |
JP2015171479A (ja) | 2014-03-12 | 2015-10-01 | 東日本メディコム株式会社 | 医薬品の適正使用ツールとしての薬袋、薬情出力装置及びプログラム |
JP2016045926A (ja) | 2014-08-19 | 2016-04-04 | 株式会社湯山製作所 | 病棟薬剤業務支援システム |
JP2016122253A (ja) | 2014-12-24 | 2016-07-07 | 株式会社サンクスネット | 服薬関連情報出力装置、分析サーバ、服薬関連情報出力システム、服薬関連情報出力装置の動作方法、服薬関連情報出力装置の動作プログラム、分析サーバの動作方法、ならびに分析サーバの動作プログラム |
WO2017057013A1 (ja) | 2015-09-29 | 2017-04-06 | ソニー株式会社 | 情報処理装置および方法、並びにプログラム |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6234409B2 (ja) | 2015-08-28 | 2017-11-22 | 東日本メディコム株式会社 | 薬剤服用管理システム、薬剤服用管理方法及びプログラム |
JP6276311B2 (ja) | 2016-03-10 | 2018-02-07 | 東日本メディコム株式会社 | 薬情出力装置、プログラム及び薬情書面 |
-
2018
- 2018-04-25 JP JP2018083881A patent/JP7051554B2/ja active Active
-
2022
- 2022-03-30 JP JP2022054717A patent/JP7382440B2/ja active Active
-
2023
- 2023-10-24 JP JP2023182167A patent/JP2023179788A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006184982A (ja) | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Casio Comput Co Ltd | 調剤薬局業務処理システムおよびプログラム |
JP2015079442A (ja) | 2013-10-18 | 2015-04-23 | パナソニックヘルスケア株式会社 | 薬局支援システム |
JP2015171479A (ja) | 2014-03-12 | 2015-10-01 | 東日本メディコム株式会社 | 医薬品の適正使用ツールとしての薬袋、薬情出力装置及びプログラム |
JP2016045926A (ja) | 2014-08-19 | 2016-04-04 | 株式会社湯山製作所 | 病棟薬剤業務支援システム |
JP2016122253A (ja) | 2014-12-24 | 2016-07-07 | 株式会社サンクスネット | 服薬関連情報出力装置、分析サーバ、服薬関連情報出力システム、服薬関連情報出力装置の動作方法、服薬関連情報出力装置の動作プログラム、分析サーバの動作方法、ならびに分析サーバの動作プログラム |
WO2017057013A1 (ja) | 2015-09-29 | 2017-04-06 | ソニー株式会社 | 情報処理装置および方法、並びにプログラム |
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
[かかりつけ薬剤師・薬局をサポートする]東日本メディコム [online],2017年02月27日,URL<https://www.yakuji.co.jp/entry56528.html>,[検索日:2021年12月9日] |
医療・健康情報連携プラットフォームを整備し「電子お薬手帳サービス」を本格展開,CardWave 第29巻 第6号 ,株式会社カード・ウェーブ,2016年12月,pp.48-49 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018185813A (ja) | 2018-11-22 |
JP2022079593A (ja) | 2022-05-26 |
JP2023179788A (ja) | 2023-12-19 |
JP7382440B2 (ja) | 2023-11-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6944556B2 (ja) | 情報処理システム、端末装置、情報処理方法及びプログラム | |
JP6969648B2 (ja) | 情報処理装置および方法、並びにプログラム | |
JP7417134B2 (ja) | 配薬支援システム | |
Dalgaard et al. | MediFrame: a tablet application to plan, inform, remind and sustain older adults' medication intake | |
US20080162188A1 (en) | Method and system for generating graphical medication information | |
KR20200063761A (ko) | 약 정보검색 및 복약 상담시스템 | |
JP6725739B1 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム | |
JP2014016763A (ja) | 情報処理装置および方法、並びにプログラム | |
JP2024023945A (ja) | 支援装置、支援システム、支援方法及びプログラム | |
JP2021119460A (ja) | 患者の服薬状況を継続的に記録するための装置、方法及びプログラム | |
JP7051554B2 (ja) | 医療情報提供システム、医療情報提供方法及びプログラム | |
JP5902737B2 (ja) | 医薬品の適正使用ツールとしての薬袋 | |
JP6276311B2 (ja) | 薬情出力装置、プログラム及び薬情書面 | |
JP7385418B2 (ja) | 服薬指導支援装置、服薬指導支援方法、および服薬指導支援プログラム | |
JP2017102885A (ja) | 服薬通知管理装置及び残薬調整方法 | |
JP6536359B2 (ja) | 処方薬品情報表示方法、処方薬品情報表示プログラムおよび処方薬品情報表示装置 | |
JP2021033445A (ja) | 服薬指導支援システム | |
US10133848B1 (en) | Medication management | |
JP6290583B2 (ja) | 薬局支援システム | |
JP2022066657A (ja) | 服薬管理装置、服薬管理方法、服薬管理プログラム | |
JP2022136605A (ja) | 服薬支援装置、服薬支援方法及びプログラム | |
JP2021132902A (ja) | 服薬支援システム、服薬支援方法、並びに、服薬支援プログラム | |
JP2021026424A (ja) | 服薬指導支援システム、方法、及びコンピュータプログラム | |
JP2018085139A (ja) | 薬情出力装置、プログラム及び薬情書面 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210210 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220106 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220307 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220322 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220330 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7051554 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |