JP6334994B2 - 服薬管理装置、服薬管理方法及び服薬管理プログラム - Google Patents

服薬管理装置、服薬管理方法及び服薬管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、調剤薬、市販薬、あるいは治験薬に関する服薬の飲み忘れや飲み間違いを防止するための服薬管理に関するものである。
高齢化が急速に進行している現代社会では、病院や老人ホーム、自宅で慢性疾患を抱えながら生活している高齢者は年々増加している。また、特に独居老人において、毎日の定時服薬についても、服薬忘れ、重複服薬等の服薬誤りが多く発生しており、的確な服薬指示の対策が必要である。
図17は特許文献1に示された高齢者支援機能付きフォトフレーム装置の斜視図である。この装置は、写真170又は電子データの写真が掲示可能で、時計171を内臓しており、服薬時間になったことを服薬表示ランプ172や音声メッセージでスピーカ173から知らせ、服薬忘れを防止する装置である。
また、図18は、特許文献2に示された服薬アラームシステムの構成概略図である。この服薬アラームシステムは、患者(A)の携帯情報端末180と管理サーバ181とがネットワークを介して接続され、調剤薬局等で発行された指導箋182に掲載されている服薬情報コード183を携帯情報端末180内蔵のコード読取装置により読み取り、管理サーバー181から服薬情報コード183に対応した服薬プログラムをダウンロードし、そのプログラムによって服薬をアラーム告知するシステムである。
特開2012−66040号公報 特開2009−125386号公報
しかしながら、特許文献1の高齢者支援機能付きフォトフレーム装置においては、服薬タイミングを管理することはできるが、薬の飲み方に関して、どの薬をいつ飲むかといった情報を提供することができないため、飲み間違いが発生するおそれがある。
また、特許文献2の服薬アラームシステムにおいては、調剤薬局等での服薬情報コードの発行や、管理サーバーからの服薬プログラムのダウンロードなど、システムの維持にコストがかかる。また、患者の携帯情報端末がネットワークで管理サーバーと接続されている必要があった。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたものであり、服薬情報コードや服薬プログラムなどの複雑なシステムを用いずに、薬の飲み忘れや飲み間違いの防止を目的とする。
本発明に係る服薬管理装置は、表示画面を有し、表示画面で入力操作を受け付ける入力操作受付手段と、服薬対象の画像を撮影する撮影手段と、記憶手段を備えた服薬管理装置であって、入力操作受付手段は、前記撮影手段により使用者が撮影した画像データにおいて、入力操作により必要部分を囲む入力を受け付け、画像データで入力操作により必要部分を囲んだ服薬画像データを選択する選択部を備え、選択部によって選択された服薬画像データと所定の情報を関連付けて記憶手段に記憶し、記憶手段に記憶された服薬画像データと所定の情報を合わせて表示することを特徴とする。
また、入力操作は指またはタッチペンで行うことを特徴とする。
また、上記所定の情報は、少なくとも服薬タイミング、服薬量、服薬履歴のいずれかを含むことを特徴としてもよい。
また、上記服薬管理装置は、計時手段を備え、計時手段と所定の情報に基づいて、服薬タイミングを報知する報知手段を備えることを特徴としてもよい。
本発明に係る服薬管理方法は、服薬対象の画像を撮影する撮影ステップと、記憶ステップと、表示ステップと、表示画面で入力操作を受け付ける入力操作受付ステップを備えた服薬管理方法であって、入力操作受付ステップは、撮影ステップにより使用者が撮影した1つの画像データにおいて、入力操作により必要部分を囲む入力を受け付け、画像データ
で入力操作により必要部分を囲んだ服薬画像データを選択する選択ステップを備え、記憶ステップは、服薬画像データと所定の情報を関連付けて記憶し、表示ステップは、記憶ステップに記憶された服薬画像データと所定の情報を合わせて表示することを特徴とする。
本発明に係る服薬管理プログラムは、コンピュータに、服薬対象の画像を撮影する撮影ステップと、記憶ステップと、表示ステップと、表示画面で入力操作を受け付ける入力操作受付ステップを備えた服薬管理方法を実行させる服薬管理プログラムであって、記入力操作受付ステップは、撮影ステップにより使用者が撮影した1つの画像データにおいて、
入力操作により必要部分を囲む入力を受け付け、画像データで入力操作により必要部分を囲んだ服薬画像データを選択する選択ステップを備え、記憶ステップは、服薬画像データと所定の情報を関連付けて記憶し、表示ステップは、記憶ステップに記憶された服薬画像データと所定の情報を合わせて表示することを特徴とする。
本発明によれば、服薬情報コードや服薬プログラムなどの複雑なシステムを用いずに、薬の飲み忘れや飲み間違いの防止が可能となる。
実施形態1に係る服薬管理装置1の概略図である。 実施形態1に係る服薬管理装置1の構成を示すブロック図である。 実施形態1に係る服薬管理装置1のスタート画面31の一例を示す図である。 実施形態1に係るタッチパネルディスプレイ3に表示された「お薬の撮影」ボタン501が押された時の表示画面である。 実施形態1に係る薬の飲む時間を設定する薬の切り取り画面の一例を示す図である。 実施形態1に係る薬の飲む時間を設定する薬の切り取り画面の一例を示す図である。 実施形態1に係る服薬記録を行う服薬記録画面の一例を示す図である。 実施形態1に係る画面遷移を説明する図である。 実施形態1に係る記憶部102に記憶された服薬設定情報104の一例を示す図である。 実施形態1に係る服薬履歴情報105の一例を示す図である。 実施形態2に係る服薬管理装置1aの構成を示すブロック図である。 実施形態2に係る薬の飲む時刻を設定する薬の切り取り画面の一例を示す図である。 実施形態3に係るタッチパネルディスプレイ3に表示された「お薬の撮影」ボタン501が押された時の表示画面である。 実施形態3に係る薬の飲む時間を設定する画面の一例を示す図である。 その他の実施形態に係る薬の飲む時間を設定する薬の切り取り画面の一例を示す図である。 その他の実施形態に係る服薬記録を行う服薬記録画面の一例を示す図である。 特許文献1に示された高齢者支援機能付きフォトフレーム装置の斜視図である。 特許文献2に示された服薬アラームシステムの構成概略図である。
以下、本発明の実施形態に係る服薬管理装置について図面を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
<実施形態1>
図1は、本発明の一実施形態である服薬管理装置1の概略図である。服薬管理装置本体5には、背面にカメラ2、表面にタッチディスプレイ3を備えている。タッチディスプレイ3は画像表示を行うとともに座標入力機能も備えており、画面を指で触ってあるいはタッチペン4を用いて座標入力を行うことができる。これ以外にもマウス、キーボード等の入力方法であっても構わない。
図2は、本発明に係る服薬管理装置1の構成を示すブロック図である。カメラ2に入力された画像は、カメラ制御部201に入力される。タッチディスプレイ3は、座標入力を行うタブレット301と表示を行うディスプレイ303とに分けられる。タブレット301は入力処理部302に接続される。ディスプレイ303は表示処理部304に接続される。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)を用い、記憶部102に記憶されている服薬処理用プログラム1Pを一時記憶部101に読み出して実行する。
一時記憶部101にはSRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などのRAMを用いる。一時記憶部101には、上述のように読み出される服薬管理用プログラム1Pが記憶されると共に、制御部100の処理によって発生する情報が記憶される。
記憶部102はハードディスク、又はSSD(Solid State Drive)などの外部装置を用いる。記憶部102には、服薬処理用プログラム1Pが記憶されている。他に、服薬管理装置1における他のアプリケーションソフトウェアプログラムが記憶されていてもよいのは勿論である。また、記憶部102には、カメラ2から入力された画像データ103、いつ薬を飲むかといった服薬タイミングに関する服薬設定情報104、いつ薬を飲んだかを記録する服薬履歴情報105も記憶されている。
図3は、本実施形態に係る服薬管理装置1のスタート画面31の一例を示す図である。使用者が指またはタッチペン4を用いて、タッチディスプレイ3に表示された「お薬の撮影」ボタン501あるいは「服薬の記録」ボタン502を押すことにより、服薬管理に関する動作が開始される。
図4は、図3におけるタッチパネルディスプレイ3に表示された「お薬の撮影」ボタン501が押された時の表示画面である。使用者が服薬管理装置1のカメラ2を服薬対象の薬群に向けて「お薬の撮影」ボタン501を押すと、図4に示すような薬の写真撮影画面32が表示される。写真撮影画面32の左側の領域510は、本発明の服薬処理装置1の背面のカメラ2で入力される画像がリアルタイムで表示される。この画像を見ながら、服薬対象の薬群が領域510の中に表示されるようにし、「撮影」ボタン511を押せば、服薬対象の薬群の画像が撮影される。一方、図4で「戻る」ボタン512を押せば、写真撮影を中止し、図3のスタート画面31に戻る。
図5は、薬の飲む時間(服薬タイミング)を設定する薬の切り取り画面34の一例を示す図である。薬群の画像を撮影したあと、薬の画像の一部を切り取り、その薬を飲む時間を設定する。画面左側の領域520には、カメラ2で撮影した薬群の画像が表示されている。画面の右側521の領域には、薬をのむ時間「朝:食前」「朝:食後」「朝:食間」「昼:食前」「昼:食後」「昼:食間」「夕:食前」「夕:食後」「就寝前」を設定する各ボタンが配置されている。
ここで、カプセル522を食前に服用すべき場合の例を説明する。使用者は、カプセル522の周囲を指またはタッチペン4を用いて囲み、「朝:食前」ボタン523をタッチする。この後、「設定する」ボタン529を押せば、タッチペン4で囲んだカプセル522が、朝食前に飲む薬として、記憶部102にある服薬設定情報104に記録される。一方、図5の状態から、「戻る」ボタン528を押せば、図3のスタート画面に戻る。
次に、錠剤601、602を朝食、昼食、夕食の各食後に服用すべき場合の例を説明する。
図6は、薬の飲む時間を設定する薬の切り取り画面34の一例を示す図である。薬の画像を撮影したあと、薬の画像の一部を切り取り、その薬を飲む時間を設定する。画面左側の領域520には、カメラ2で撮影した薬の画像が表示されている。画面の右側521の領域には、薬をのむ時間「朝:食前」「朝:食後」「朝:食間」「昼:食前」「昼:食後」「昼:食間」「夕:食前」「夕:食後」「就寝前」を設定する各ボタンが配置されている。
ここで、錠剤601、602を朝食、昼食、夕食の各食後に服用すべき場合、使用者は、錠剤601、602の周囲を指またはタッチペン4を用いて囲み、「朝:食後」ボタン603、「昼:食後」ボタン604、「夕:食後」ボタン605をタッチする。この後、「設定する」ボタン529を押せば、指またはタッチペン4で囲んだ錠剤601、602が、朝食、昼食、夕食の各食後に飲む薬として、記憶部102にある服薬情報104に記録される。一方、図6の状態から、「戻る」ボタン528を押せば、図3のスタート画面に戻る。
図7は、本実施形態に係る服薬記録を行う服薬記録画面の一例を示す図である。図3のスタート画面31において、「服薬の記録」ボタン502を押すと、図7に示された服薬記録画面33が表示される。画面には、薬を飲む時間「朝:食前」「朝:食後」「朝:食間」「昼:食前」「昼:食後」「昼:食間」「夕:食前」「夕:食後」「就寝前」に対応した9個のボックスが表示されており、図5及び図6を用いて説明した薬の設定状態が示されている。具体的には、「朝:食前」ボックス701、「朝:食後」ボックス702、「昼:食後」ボックス703、「夕:食後」ボックス704の中に、写真を囲んで切り取った画像がそれぞれ表示される。画像が表示されているか、表示されていないかによって、一日のうち、どのタイミングで薬を飲むかが簡単にわかる。また、飲む薬の写真が表示されるためわかりやすい。しかも、その写真は自分で撮影したものであるため、入力する意識や、服薬時間を守る意識が高くなる効果が期待できる。
図7において、マーク705、706は、その箱の薬を飲んだというチェックを示すマークである。「朝:食前」ボックス701に表示されたマーク705は、「朝:食前」ボックス701をタッチすると表示され、もう一度「朝:食前」ボックス701をタッチすると消える。これは、他のボックスについても同様である。図7に示した例では、「朝:食前」の薬と「朝:食後」の薬を飲んだことを入力した状態を示している。このように表示することで、飲んだ薬の入力の際に、次にどのタイミングでどの種類の薬を飲むべきかが使用者にわかり、服薬タイミングへの注意喚起も行うことができる。
また、画面3の右上には、今日の日付707が表示されている。この日付を変更する方法は、707の領域をタッチするとカレンダーが表示され、その中から日付を選ぶといった、各種の従来技術を利用する。また、1週間、あるいは1カ月ごとにカレンダーの表示に合わせて、日付ごとにその日に飲むべき薬の画像、あるいはその日に飲んだ薬の画像が表示されるようにしても構わない。画面3右下の「戻る」ボタン709を押すと、図3のスタート画面に戻る。
図8は、本実施形態に係る画面遷移を説明する図である。図3に示したスタート画面31において、「お薬の撮影」ボタン501を押すと薬の写真撮影画面32に移る。一方、「服薬の記録」ボタン502を押すと服薬記録画面33に移る。
図4で説明した薬の写真撮影画面32は、撮影ボタン511を押すと、薬の切り取り画面34に移る。一方、薬の写真撮影画面32において、戻るボタン512を押すとスタート画面31に戻る。
また、図5、図6で説明した薬の切り取り画面34において、撮影した薬群のうち、服薬対象の薬の切り取り画像を指またはタッチペン4で囲み、薬を飲む時間をタッチして、「設定する」ボタン529を押すと、服薬対象の薬と飲むべき時間が設定され、スタート画面31に戻る。一方、薬の切り取り画面34において、「戻る」ボタン528だけを押した場合は、何も設定を行わずにスタート画面31に戻る。図7で説明した服薬記録画面33は、戻るボタン709を押すとスタート画面31に戻る。
図9に、本実施形態における記憶部102に記憶された服薬設定情報104の一例を示す。この情報は、図5、図6で説明した薬の画像の切り取りと、それに対応する服薬時間の設定を行ったときに記録される情報の一例を表形式で示したものである。データ901は、全服薬タイミングを記録したデータである。本実施形態においては、「朝:食前」「朝:食後」「朝:食間」「昼:食前」「昼:食後」「昼:食間」「夕:食前」「夕:食後」「就寝前」の9種類の服薬タイミングをもっている。各服薬タイミングをそれぞれビット情報であらわせば、9ビットの情報があれば、全ての服薬タイミングを表現できる。たとえば、「朝:食前」を1、「朝:食後」を2、「朝:食間」を4、「昼:食前」を8、「昼:食後」を16、「昼:食間」を32、「夕:食前」を64、「夕:食後」を128、「就寝前」を256とし、それぞれの数値の和で、服薬タイミングを表現できる。データ901は、これらのビット情報を記憶する。
服薬設定情報104におけるデータ902、903は1つめの薬の情報である。図5で説明したように、本発明ではカメラで撮影した画像の中から薬の周囲をペンで囲み、その薬を飲むタイミングをボタンで設定する。その作業を何回も繰り返せば、薬を切り出した複数の画像と複数のタイミングが生じる。その1つめの薬の情報を記録したのが図9のデータ902、903である。データ902は、1つめの薬の服薬タイミングをビットであらわした情報である。
図5に示した例では、カプセルを「朝:食前」に飲むという設定である。この場合は、「朝:食前」を意味するビット情報1をデータ902に記憶する。またカプセルの周囲を囲んだ画像を、図2の画像データ103に保存し、そのファイル名をデータ903に記憶する。
データ904、905は2つめの薬の情報である。図6に示した例では、錠剤を「朝:食後」「昼:食後」「夕:食後」に飲むという設定である。この場合は、「朝:食後」を意味するビット情報2、「昼:食後」を意味するビット情報16、「夕:食後」を意味するビット情報128の和である、2+16+128=146をデータ904に記憶する。また錠剤の周囲を囲んだ画像のファイル名をデータ904に記憶する。
同様にして、データ906以降には、3つめ、4つめの薬の情報が記憶される。もし、3つめ以降の薬の設定がない場合は、これ以上薬が設定されていないという意味の情報0をデータ906に記憶する。
図10に、本実施形態における服薬履歴情報105の一例を示す。この情報は、図7で示した服薬の記録を行ったときに記録される情報の一例を表形式で示したものである。
第1列1001には、日付情報を記憶する。第2列1002には服薬履歴をビット情報で記憶する。例えば、図7の例では、「朝:食前」「朝:食後」に薬を飲んだ例である。この場合は、「朝:食前」を意味するビット情報1と、「朝:食後」を意味するビット情報2の和である3=1+2を記憶する。第3列以降、データ901、902、903、904、905・・・は、図9で説明した服薬設定情報104と同じ内容である。第1列1001列の日付に対応した服薬設定情報を記憶しておくことで、途中から薬の飲み方が変わった場合、その記録を残しておくことができる。
図10の情報をもとに、図7の画面を表示する手順を説明する。図10の服薬履歴情報105のうち、第1列1001の情報が表示したい日付と一致するデータ行を取り出す。取り出した行のうち、データ901列以降に、服薬のタイミングと、薬の画像ファイル名が記録されているので、図7の薬をのむ時間に対応したボックスの中に、薬の画像を表示する。また、取り出した行の第2列1002列が、薬を飲んだか飲まなかったかの情報をビットで記憶しているため、ビット情報がある薬をのむ時間に対応したボックスにマークをつけることができる。
以上説明したように、本発明によれば、カメラ等の撮像手段により、薬の画像を使用者が自ら撮影し、タブレットのような指示手段により、座標入力によって薬の画像を囲むことで、服薬対象の薬を特定し、それをいつ飲むかを指定するため、使用者が撮影して切り取った画像が表示されることで、服薬記録をとる意欲が高まり、薬の飲み忘れや飲み間違いを防ぐことができる。
<実施形態2>
次に、実施形態2について説明する。本実施形態では、アラーム機能を備えた服薬管理装置について説明する。なお、本実施形態の説明において、上記実施形態と重複する部分は説明を省略する。
図11は、本実施形態に係る服薬管理装置1aの構成を示すブロック図である。服薬管理装置1aは、実施形態1の構成に加え、計時手段としてのタイマー6及び報知手段の一例としてのアラーム7を備える。
図12は、本実施形態に係る薬の飲む時刻を設定する画面の一例である。実施形態1と同様薬の写真撮影を行った後、図12に示すような薬の切り取り画面34aに移る。
画面左側の領域520には、カメラ2で撮影した薬群の画像が表示されている。画面の右側521aの領域には、薬をのむ時刻「9:00」「10:00」「11:00」「12:00」・・・を設定する各ボタンが配置されている。なお、薬を飲む時刻のボタン表示は本実施形態に限るものでなく、時刻を直接入力する方法などでも構わない。
ここで、カプセル522を午前9時に服用すべき場合の例を説明する。使用者は、カプセル522の周囲を指またはタッチペン4を用いて囲み、「9:00」ボタン523aをタッチする。この後、「設定する」ボタン529を押せば、タッチペン4で囲んだカプセル522が、午前9時に飲む薬として、記憶部102にある服薬設定情報104に記録される。一方、図12の状態から、「戻る」ボタン528を押せば、図3のスタート画面に戻る。
タイマー6は、計時を行い、午前9時になった時点で信号を制御部100に送る。アラーム7は制御部100からの信号を受けてアラーム音を発し、使用者に服薬の時刻となったことを報知するとともに、ディスプレイ303に切り取ったカプセル522の画像の表示を行う。これにより、使用者は、服薬の時間を逃さず、またその時刻にどの薬を飲むべきかを知ることができ、薬の飲み忘れや飲み間違いがなくなる。
なお、報知手段としては、アラーム7等の音声に限られるものではなく、振動やライトの点灯、点滅などでも構わない。
<実施形態3>
次に、実施形態3について説明する。本実施形態では、飲むべき薬を個別に撮影して服薬タイミングを設定する例について説明する。
図13は、タッチパネルディスプレイ3に表示された「お薬の撮影」ボタン501が押された時の表示画面である。ここでは、カプセル522を食前に服用すべき場合の例を説明する。
使用者が服薬管理装置1の「お薬の撮影」ボタン501を押すと、図13に示すような薬の写真撮影画面32が表示される。写真撮影画面32の左側の領域510は、本発明の服薬処理装置1の背面のカメラ2で入力される画像がリアルタイムで表示される。この画像を見ながら、服薬対象のカプセル522が領域510の中に表示されるようにし、「撮影」ボタン511を押せば、服薬対象のカプセル522の画像が撮影される。一方、図4で「戻る」ボタン512を押せば、写真撮影を中止し、図3のスタート画面31に戻る。
図14は、薬の飲む時間を設定する画面の一例を示す図である。薬の画像を撮影したあと、その薬を飲む時間を設定する。画面左側の領域520には、カメラ2で撮影したカプセル522の画像が表示されている。画面の右側521の領域には、薬をのむ時間「朝:食前」「朝:食後」「朝:食間」「昼:食前」「昼:食後」「昼:食間」「夕:食前」「夕:食後」「就寝前」を設定する各ボタンが配置されている。使用者は、「朝:食前」ボタン523をタッチする。この後、「設定する」ボタン529を押せば、カプセル522が、朝食前に飲む薬として、記憶部102にある服薬設定情報104に記録される。一方、図14の状態から、「戻る」ボタン528を押せば、図3のスタート画面に戻る。
次に、錠剤601、602を朝食、昼食、夕食の各食後に服用すべき場合は、上記と同様に、錠剤601、602を撮影後、「朝:食後」「昼:食後」「夕:食後」のボタンを連続して押し、最後に「設定する」ボタン529を押せば、錠剤601、602が、朝食、昼食、夕食の各食後に服用すべき薬として、記憶部102にある服薬設定情報104に記録される。一方、「戻る」ボタン528を押せば、図3のスタート画面に戻る。
本実施形態のように、薬を個別に撮影して服薬タイミングを設定することで、「いつ、どの薬を飲むか」がより使用者に認識づけられるという効果がある。
<その他の実施形態>
その他の実施形態として、図15に示すように、服薬タイミングを設定する薬の切り取り画面34bにおいて、薬の残量を入力する残量入力ボタン527があってもよい。この場合、図16の服薬記録画面33aに示すように、薬の服薬記録を入力するたびに、薬の残量が表示されるようにする。このような構成とすることで、手元の薬が完全になくなる前に通院の予定等を立てることができ、服薬が途切れることを防止することができる。
以上それぞれの実施形態で説明したように、本発明によれば、服薬情報コードや服薬プログラムなどの複雑なシステムを用いずに、薬の飲み忘れや飲み間違いの防止をすることが可能となる。
なお、開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
本発明に係る服薬管理装置は、調剤薬、市販薬、あるいは治験薬を服薬する患者の服薬管理に対して好適に適用することができる。
1、1a 服薬管理装置
2 カメラ
3 タッチディスプレイ
4 タッチペン
5 服薬管理装置本体
6 タイマー
7 アラーム
31 スタート画面
32 写真撮影画面
33、33a 服薬記録画面
34、34a、34b 薬の切り取り画面
100 制御部
101 一時記憶部
102 記憶部
103 画像データ
104 服薬設定情報
105 服薬履歴情報
201 カメラ制御部
301 タブレット
302 入力処理部
303 ディスプレイ
304 表示処理部

Claims (6)

  1. 表示画面を有し、
    前記表示画面で入力操作を受け付ける入力操作受付手段と、
    服薬対象の画像を撮影する撮影手段と、
    記憶手段を備えた服薬管理装置であって、
    前記入力操作受付手段は、前記撮影手段により使用者が撮影した画像データにおいて、入力操作により必要部分を囲む入力を受け付け、
    前記画像データで入力操作により必要部分を囲んだ服薬画像データを選択する選択部を備え、
    前記選択部によって選択された前記服薬画像データと所定の情報を関連付けて前記記憶手段に記憶し、
    前記記憶手段に記憶された前記服薬画像データと前記所定の情報を合わせて表示することを特徴とする服薬管理装置。
  2. 前記入力操作は指またはタッチペンで行うことを特徴とする請求項1に記載の服薬管理装置。
  3. 前記所定の情報は、少なくとも服薬タイミング、服薬量、服薬履歴のいずれかを含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の服薬管理装置。
  4. 前記服薬管理装置は、計時手段を備え、
    前記計時手段と前記所定の情報に基づいて、服薬タイミングを報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の服薬管理装置。
  5. 服薬対象の画像を撮影する撮影ステップと、
    記憶ステップと、
    表示ステップと、
    表示画面で入力操作を受け付ける入力操作受付ステップを備えた服薬管理方法であって、
    前記入力操作受付ステップは、前記撮影ステップにより使用者が撮影した1つの画像デ
    ータにおいて、入力操作により必要部分を囲む入力を受け付け、
    前記画像データで入力操作により必要部分を囲んだ服薬画像データを選択する選択ステップを備え、
    前記記憶ステップは、前記服薬画像データと所定の情報を関連付けて記憶し、
    前記表示ステップは、前記記憶ステップに記憶された前記服薬画像データと前記所定の情報を合わせて表示することを特徴とする服薬管理方法。
  6. コンピュータに
    服薬対象の画像を撮影する撮影ステップと、
    記憶ステップと、
    表示ステップと、
    表示画面で入力操作を受け付ける入力操作受付ステップを備えた服薬管理方法を実行させる服薬管理プログラムであって、
    前記入力操作受付ステップは、前記撮影ステップにより使用者が撮影した1つの画像デ
    ータにおいて、入力操作により必要部分を囲む入力を受け付け、
    前記画像データで入力操作により必要部分を囲んだ服薬画像データを選択する選択ステップを備え、
    前記記憶ステップは、前記服薬画像データと所定の情報を関連付けて記憶し、
    前記表示ステップは、前記記憶ステップに記憶された前記服薬画像データと前記所定の情報を合わせて表示することを特徴とする服薬管理プログラム。
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