JP2019054858A - 遊技機における遊技球誘導機構、および遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機の仕様変更の際に、支持機枠の変更を小規模に抑えるとともに、発射される遊技球が最初に衝突する第1誘導レール部材の位置調整作業を軽減する。【解決手段】遊技球誘導機構1は、支持機枠10に取り付けられる支持筐体と、支持筐体により支持され、発射される遊技球が最初に衝突する第1着座位置を有し、所定の長手方向に帯状に延びる第1誘導レール部材と、遊技盤により支持され、第1誘導レール部材を通過する遊技球を遊技領域に向けて誘導する第2誘導レール部材と、を備える。第1誘導レール部材は、遊技球と接触する接触面と反対面とを有する。支持筐体は、支持機枠に取り付けられる遊技盤の遊技領域を形成する面と直交する直交方向において筐体基板部から突出し、反対面と係合する第1レール支持部と、直交方向において筐体基板部から突出し、接触面の端縁部と係合する第2レール支持部と、を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、発射ユニットから発射される遊技球の落下軌跡を変化させることにより遊技を実現する遊技領域を有する遊技盤と、発射ユニットから発射される遊技球を遊技領域に誘導する遊技球誘導機構とを備える遊技機に関する。詳細には、遊技球誘導機構が、発射ユニットから発射される遊技球が最初に衝突する第1着座位置を有する第1誘導レール部材と、第1着座位置を通過する遊技球を遊技領域に向けて誘導する第2誘導レール部材と、を含む遊技機に関する。
従来、遊技球を使用して遊技を実現するパチンコ、およびスロットマシンなどの遊技機において、遊技球を遊技領域に誘導する遊技球誘導機構として、種々の構成の遊技球誘導機構が提案されている。たとえば、特許文献1に記載の遊技球誘導機構は、下レール体と上レール体とに分割される外誘導レールと、3つの枠部材とを備える。各枠部材は、一対の結合片を有し、一対の結合片が遊技盤の取付け孔に圧入されることにより、遊技盤に取り付けられる。下レール体と上レール体とを支持するために、3つの枠部材のうちの1つの枠部材は、円弧状に湾曲するレール支え面と、レール支え面に沿って形成されるレール押え縁と、を有する。下レール体、および上レール体の各レール体は、レール押え縁のレール溝に嵌め込まれ、レール押え縁と遊技盤の遊技盤面との間に挟み込まれる。この枠部材により、下レール体、および上レール体は、遊技盤の遊技盤面に取り付けられる。
また、特許文献2に記載の遊技機は、遊技機の周囲を囲む外枠と、前方に開閉可能なようにヒンジにより外枠に取り付けられる前枠と、遊技球誘導機構としてのレールユニットと、を備える。遊技領域を有する遊技盤が、前枠に取り付けられる。前枠は、遊技者が遊技盤の遊技領域を前方から視認することができるように開口部を有する。レールユニットは、開口部を画定する内周面に沿って前枠に取り付けられる。レールユニットは、発射ユニットから発射される遊技球が最初に衝突する第1着座位置を有する第1レール部材と、第1着座位置を通過する遊技球を遊技領域に向けて誘導する第2レール部材と、を含む。第1レール部材は、内周面に沿う板部と、前枠に当接するフランジ部と、螺子部とを備える。第1レール部材は、螺子部により前方から前枠に固定され、第2レール部材は、内周面に沿って固定具により後方から前枠に取り付けられる。
特開平8−155092号公報 特開2011−110325号公報
特許文献1に記載の遊技球誘導機構において、下レール体および上レール体は共に、遊技盤に取り付けられる。遊技盤は、遊技機の仕様に合わせて設計されることから、遊技機の仕様変更に伴い、遊技盤と共に、下レール体および上レール体も交換される。遊技盤が交換される場合、遊技機の支持機枠に配置される発射ユニットの配置位置に合せて、新たな遊技盤に取り付けられる下レール体の位置を調整する必要がある。
特許文献2に記載の遊技球誘導機構において、第1レール部材および第2レール部材は共に、遊技機の前枠に取り付けられる。遊技盤には、多数の遊技釘、固定入賞具、および可動入賞具などの遊技部品が、遊技機の仕様に合わせて配置される。第2レール部材は、遊技盤に取り付けられる遊技部品の配置位置に合せて遊技球を誘導するように設計される場合が多い。遊技機の仕様変更に伴い、遊技盤が交換される場合には、前枠、および第2レール部材をも交換する必要が生ずることが多い。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされ、遊技機の仕様変更の際に、遊技盤が取り付けられる支持機枠の変更を小規模に抑えるとともに、発射ユニットから発射される遊技球が最初に衝突する第1誘導レール部材の位置調整作業を軽減することができる遊技機における遊技球誘導機構を提供することを目的とする。
請求項1に記載の第1の発明態様は、支持機枠と、支持機枠に配置され、遊技球を発射する発射ユニットと、支持機枠に取り付けられ、遊技領域を有する遊技盤と、発射ユニットにより発射される遊技球を遊技領域に向けて誘導する遊技球誘導機構と、を備える遊技機において、支持機枠に取り付けられる支持筐体と、支持筐体により支持され、発射ユニットから発射される遊技球が最初に衝突する第1着座位置を有し、所定の長手方向に帯状に延びる第1誘導レール部材と、遊技盤により支持され、第1誘導レール部材を通過する遊技球を遊技領域に向けて誘導する第2誘導レール部材と、を備える遊技球誘導機構である。本発明態様では、第1誘導レール部材は、発射ユニットから発射される遊技球と接触する接触面と、その接触面と反対側の反対面とを有し、支持筐体は、筐体基板部と、支持機枠に取り付けられる遊技盤の遊技領域を形成する面と直交する直交方向において筐体基板部から突出し、第1誘導レール部材の反対面と係合することにより第1誘導レール部材を支持する第1レール支持部と、直交方向において筐体基板部から突出し、所定の長手方向に延びる第1誘導レール部材の端縁部のうちで接触面の端縁部と係合することにより、レール支持部と協働して第1誘導レール部材を支持する第2レール支持部と、を含む。
本発明態様では、遊技機は、遊技球を使用して遊技を実現する構成であれば、いかなる構成であってもよい。また、支持機枠は、遊技機の周囲を囲む外枠であってもよいし、外枠に開閉可能に取り付けられる前枠であってもよいし、外枠および前枠を含む構成であってもよい。外枠は、開閉可能な中枠を含む構成であってもよい。
本発明態様では、発射ユニットは、前枠により支持される構成であってもよいし、外枠により支持される構成であってもよい。
本発明態様では、支持筐体は、前枠に取り付けられる構成であってもよいし、外枠に取り付けられる構成であってもよい。
本発明態様では、第2誘導レール部材は、複数のレール部分の組み合わせにより構成されてもよいし、1つのレール構成体により構成されてもよい。遊技盤により第2誘導レール部材を支持する構成としては、公知の固定手段を使用する種々の構成が考えられる。
本発明態様では、第1レール支持部は、所定の長手方向において第1誘導レール部材の反対面の全領域と係合する構成であってもよいし、第1誘導レール部材の反対面の一部分と係合する構成であってもよい。
本発明態様では、第2レール支持部は、所定の長手方向において第1誘導レール部材の接触面の端縁部の全領域と係合する構成であってもよいし、第1誘導レール部材の接触面の端縁部の一部分と係合する構成であってもよい。
請求項2に記載の具体的態様では、筐体基板部は、第1基板部分と、第2基板部分と、第1基板部分と第2基板部分との間に配置される中間基板部分と、を有し、第1基板部分は、第2基板部分より発射ユニットの配置位置に近い位置に配置され、第2基板部分は、第1基板部分より第2誘導レール部材の配置位置に近い位置に配置され、中間基板部分は、発射ユニットから発射される遊技球が第1誘導レール部材と最初に衝突する第1着座位置を含む領域を有し、第1レール支持部、および第2レール支持部は、第1基板部分、および第2基板部分から直交方向に突出し、第1レール支持部、および第2レール支持部は、中間基板部分に配置されない。
請求項3に記載の具体的態様では、所定の長手方向において、中間基板部分の長さは、第1基板部分、および第2基板部分のいずれの部分の長さより、長く設定される。
本具体的態様では、第1基板部分の長さと、第2基板部分の長さとは、等しい長さに設定されてもよいし、異なる長さに設定されてもよい。
請求項4に記載の具体的態様では、第1誘導レール部材は、発射ユニットの配置位置に近い端部において、屈曲部を有し、支持筐体は、屈曲部を係止するために筐体基板部から直交方向に突出する係止突部を有する。
本具体的態様では、第1誘導レール部材は、発射ユニットの配置位置から遠い端部においても、屈曲部を有する構成であってもよい。
請求項5に記載の具体的態様では、第1誘導レール部材は、所定の長手方向において屈曲部を有する端部と反対側の端部であって、発射ユニットの配置位置から遠い端部が、所定の長手方向に自由に移動することができるように、第1レール支持部、および第2レール支持部により支持される。
請求項6に記載の具体的態様では、第1レール支持部は、所定の長手方向において、間隔をあけて配列される複数の円柱状支持部を含む。
本具体的態様では、複数の円柱状支持部の隣り合う2つの円柱状支持部の間隔は、等しい間隔であってもよいし、異なる間隔であってもよい。
請求項7に記載の具体的態様では、複数の円柱状支持部は、第1基板部分、および第2基板部分にそれぞれ配置され、第1基板部分に配置される複数の円柱状支持部の隣り合う2つの円柱状支持部の間の間隔のうちの最大の間隔は、第2基板部分に配置される複数の円柱状支持部の隣り合う2つの円柱状支持部の間の間隔のうちの最大の間隔より小さく設定される。
請求項8に記載の具体的態様では、支持機枠は、垂直方向に延びる垂直枠部と、水平方向に延び、垂直枠部と連結される水平枠部と、を含み、支持筐体は、垂直枠部と水平枠部とが連結される角部分において、支持機枠に取り付けられ、第1誘導レール部材は、所定の長手方向において発射ユニットの配置位置から遠い端部が垂直枠部と平行に延びるように、第1レール支持部、および第2レール支持部により支持される。
請求項9に記載の第2の発明態様は、支持機枠と、支持機枠に配置され、遊技球を発射する発射ユニットと、支持機枠に取り付けられ、遊技領域を有する遊技盤と、発射ユニットにより発射される遊技球を遊技領域に向けて誘導する遊技球誘導機構と、を備える遊技機である。本発明態様では、遊技球誘導機構は、支持機枠に取り付けられる支持筐体と、支持筐体により支持され、発射ユニットから発射される遊技球が最初に衝突する第1着座位置を有し、所定の長手方向に帯状に延びる第1誘導レール部材と、遊技盤により支持され、第1誘導レール部材を通過する遊技球を遊技領域に向けて誘導する第2誘導レール部材と、を備え、第1誘導レール部材は、発射ユニットから発射される遊技球と接触する接触面と、その接触面と反対側の反対面とを有し、支持筐体は、筐体基板部と、支持機枠に取り付けられる遊技盤の遊技領域を形成する面と直交する直交方向において筐体基板部から突出し、第1誘導レール部材の反対面と係合することにより第1誘導レール部材を支持する第1レール支持部と、直交方向において筐体基板部から突出し、所定の長手方向に延びる第1誘導レール部材の端縁部のうちで接触面の端縁部と係合することにより、レール支持部と協働して第1誘導レール部材を支持する第2レール支持部と、を含む。
第2の発明態様の各構成要素は、第1の発明態様、および、その具体的態様と同様に、種々の態様により具現化される。
請求項1に記載の第1の発明態様では、第1誘導レール部材は、支持機枠に取り付けられる支持筐体により支持され、発射ユニットから発射される遊技球が最初に衝突する第1着座位置を有し、所定の長手方向に帯状に延びる。第2誘導レール部材は、遊技盤により支持され、第1誘導レール部材を通過する遊技球を遊技領域に向けて誘導する。第1誘導レール部材は、遊技球と接触する接触面と、その接触面と反対側の反対面とを有する。第1レール支持部は、支持機枠に取り付けられる遊技盤の遊技領域を形成する面と直交する直交方向において筐体基板部から突出し、第1誘導レール部材の反対面と係合することにより第1誘導レール部材を支持する。第2レール支持部は、直交方向において筐体基板部から突出し、所定の長手方向に延びる第1誘導レール部材の端縁部のうちで接触面の端縁部と係合することにより、第1レール支持部と協働して第1誘導レール部材を支持する。この結果、第1誘導レール部材が支持筐体を介して支持機枠により支持され、第2誘導レール部材が遊技盤により支持されることから、遊技機の仕様変更の際に、遊技盤が取り付けられる支持機枠の変更を小規模に抑えるとともに、発射ユニットから発射される遊技球が最初に衝突する第1誘導レール部材の位置調整作業を軽減することができる。
請求項2に記載の具体的態様では、筐体基板部は、第1基板部分と、第2基板部分と、第1基板部分と第2基板部分との間に配置される中間基板部分と、を有する。第1基板部分は、第2基板部分より発射ユニットの配置位置に近い位置に配置され、第2基板部分は、第1基板部分より第2誘導レール部材の配置位置に近い位置に配置され、中間基板部分は、発射ユニットから発射される遊技球が第1誘導レール部材と最初に衝突する第1着座位置を含む領域を有する。第1レール支持部、および第2レール支持部は、第1基板部分、および第2基板部分から直交方向に突出する。第1レール支持部、および第2レール支持部は、中間基板部分に配置されない。この結果、所定の長手方向における第1誘導レール部材の2つの端部は、第1基板部分、および第2基板部分にそれぞれ位置することから、第1レール支持部、および第2レール支持部により第1誘導レール部材の両端部を確実に保持することができる。また、第1着座位置を含む領域を有する中間基板部分において、第1誘導レール部材は第1レール支持部、および第2レール支持部により支持されていないことから、遊技球が第1誘導レール部材と衝突するときに、衝撃が緩和される。この衝撃の緩和により、衝突音を低減することができるとともに、長期間の遊技により繰り返される衝突に拘わらず、第1誘導レール部材を支持する支持筐体と支持機枠との位置関係がずれることを低減することができる。
請求項3に記載の具体的態様では、所定の長手方向において、中間基板部分の長さは、第1基板部分、および第2基板部分のいずれの部分の長さより、長く設定される。この結果、発射ユニットから発射される遊技球が中間基板部分において第1誘導レール部材と最初に衝突する確率が高くなることから、衝突音を低減させるとともに、支持筐体と支持機枠との位置関係のずれを低減することを一層確実に実現することができる。
請求項4に記載の具体的態様では、第1誘導レール部材は、発射ユニットの配置位置に近い端部において、屈曲部を有する。支持筐体は、屈曲部を係止するために筐体基板部から直交方向に突出する係止突部を有する。この結果、遊技球との繰り返しの衝突に拘わらず、所定の長手方向において支持筐体の所定の位置に第1誘導レール部材を確実に保持することができる。
請求項5に記載の具体的態様では、第1誘導レール部材は、所定の長手方向において屈曲部を有する端部と反対側の端部であって、発射ユニットの配置位置から遠い端部が、所定の長手方向に自由に移動することができるように、第1レール支持部、および第2レール支持部により支持される。この結果、第1誘導レール部材の遠い端部が自由に移動することができることから、遊技球との繰り返しの衝突に拘わらず、第1誘導レール部材に生ずる変形を低減することができる。
請求項6に記載の具体的態様では、第1レール支持部は、所定の長手方向において、間隔をあけて配列される複数の円柱状支持部を含む。この結果、第1誘導レール部材の反対面は複数の円柱状支持部と線接触することから、第1誘導レール部材の反対面を面接触により支持する場合に比べ、第1誘導レール部材を各円柱状支持部に確実に接触させて安定して支持することができる。
請求項7に記載の具体的態様では、複数の円柱状支持部は、第1基板部分、および第2基板部分にそれぞれ配置され、第1基板部分に配置される複数の円柱状支持部の隣り合う2つの円柱状支持部の間の間隔のうちの最大の間隔は、第2基板部分に配置される複数の円柱状支持部の隣り合う2つの円柱状支持部の間の間隔のうちの最大の間隔より小さく設定される。この結果、発射ユニットの配置位置に近い第1基板部分において、第1誘導レール部材と発射ユニットとの位置関係を一定の位置関係に確実に保持することができる。
請求項8に記載の具体的態様では、支持機枠は、垂直方向に延びる垂直枠部と、水平方向に延び、垂直枠部と連結される水平枠部と、を含み、支持筐体は、垂直枠部と水平枠部とが連結される角部分において、支持機枠に取り付けられ、第1誘導レール部材は、所定の長手方向において発射ユニットの配置位置から遠い端部が垂直枠部と平行に延びるように、第1レール支持部、および第2レール支持部により支持される。この結果、支持筐体が支持機枠の角部分に取り付けられることから、第1誘導レール部材と発射ユニットとの位置関係を一定の位置関係に確実に保持することができ、遊技球の第1着座位置および飛翔経路を安定させることができる。また、第1誘導レール部材の遠い端部が垂直枠部と平行に延びることから、垂直方向において遊技球を第2誘導レール部材に円滑に案内することができる。
請求項9に記載の第2の発明態様では、第1誘導レール部材は、支持機枠に取り付けられる支持筐体により支持され、発射ユニットから発射される遊技球が最初に衝突する第1着座位置を有し、所定の長手方向に帯状に延びる。第2誘導レール部材は、遊技盤により支持され、第1誘導レール部材を通過する遊技球を遊技領域に向けて誘導する。第1誘導レール部材は、発射ユニットから発射される遊技球と接触する接触面と、その接触面と反対側の反対面とを有する。第1レール支持部は、支持機枠に取り付けられる遊技盤の遊技領域を形成する面と直交する直交方向において筐体基板部から突出し、第1誘導レール部材の反対面と係合することにより第1誘導レール部材を支持する。第2レール支持部は、直交方向において筐体基板部から突出し、所定の長手方向に延びる第1誘導レール部材の端縁部のうちで接触面の端縁部と係合することにより、第1レール支持部と協働して第1誘導レール部材を支持する。この結果、第1誘導レール部材が支持筐体を介して支持機枠により支持され、第2誘導レール部材が遊技盤により支持されることから、遊技機の仕様変更の際に、遊技盤が取り付けられる支持機枠の変更を小規模に抑えるとともに、発射ユニットから発射される遊技球が最初に衝突する第1誘導レール部材の位置調整作業を軽減することができる。また、支持機枠の変更を小規模に抑えるとともに位置調整作業を軽減することから、遊技機の仕様変更を低コストで簡易に実行することができる。
本発明の実施形態である遊技球誘導機構1であって、パチンコ、およびスロットマシンなどの遊技機において、遊技球PBを遊技盤12の遊技領域に誘導する遊技球誘導機構1の正面図である。 遊技球誘導機構1の下方レールユニット100、および遊技盤12が、支持機枠10から取り外された状態を示す斜視図である。 支持機枠10の正面図である。 遊技球誘導機構1の分解斜視図である。 下方レールユニット100の下方レール184が筐体本体180に組み付けられた状態を示す斜視図である。 下方レール184が組み付けられた筐体本体180の正面図である。 下方レール184が組み付けられた筐体本体180の右側面図である。 下方レールユニット100のカバー体182の背面図である。 カバー体182の右側面図である。 カバー体182、および下方レール184が筐体本体180に組み付けられた状態における下方レールユニット100の斜視図である。 図10に示される下方レールユニット100の右側面図である。 発射ユニット14から発射された遊技球PBの飛翔軌跡を示す説明図である。
[実施形態]
以下に、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態は、遊技球を使用して遊技を実現するパチンコ、およびスロットマシンなどの遊技機において、遊技球を遊技領域に誘導する遊技球誘導機構である。図1は、遊技球誘導機構1の正面図である。遊技球誘導機構1は、遊技機の支持機枠10に取り付けられる。図1に矢印で示す2つの方向を、上下方向、および左右方向と定め、これらの2つの方向と直交する方向を、前後方向と定め、このように定めた方向を図2以降の図面に矢印で示す。
<遊技球誘導機構1、および支持機枠10の構成>
図1において、遊技機は、支持機枠10と、遊技盤12と、発射ユニット14とを備える。遊技球誘導機構1は、下方レールユニット100と、上方レール組み体102と、内側レール104とを備える。下方レールユニット100は、支持機枠10に取り付けられる。上方レール組み体102、および内側レール104は、遊技盤12の前面に取り付けられる。発射ユニット14の基本的構成は、特許文献2などに記載されて公知であるので、その詳細な説明は省略される。
≪支持機枠10の詳細な構成≫
支持機枠10の詳細な構成について、図2、および図3を参照して説明する。図2は、下方レールユニット100、および遊技盤12が、支持機枠10から取り外された状態を示す斜視図である。図3は、支持機枠10の正面図である。支持機枠10は、右方垂直枠部106と、左方垂直枠部108と、上方水平枠部110と、下方水平枠部112と、中間水平枠部114と、背面板部116と、を備える。上方水平枠部110は、右方垂直枠部106の上方端部と、左方垂直枠部108の上方端部とを連結する。下方水平枠部112は、右方垂直枠部106の下方端部と、左方垂直枠部108の下方端部とを連結する。中間水平枠部114は、右方垂直枠部106の中間部と、左方垂直枠部108の中間部との間に架設される。図示しないガラス扉枠が、遊技盤12の前面を覆うように、支持機枠10に開閉可能に取り付けられる。
遊技盤収容空間SP1が、右方垂直枠部106と、左方垂直枠部108と、上方水平枠部110と、中間水平枠部114とにより画定される。下方収容空間SP2が、右方垂直枠部106と、左方垂直枠部108と、中間水平枠部114と、下方水平枠部112とにより画定される。発射ユニット14は、下方収容空間SP2において、背面板部116に取り付けられる。
上方水平補強部118が、左右方向に延びた状態で、上方水平枠部110の下方に配置される。上方角補強部120が、左方垂直枠部108と上方水平枠部110とが連結される左上角部に配置される。係止部材122が、左方垂直枠部108の上方部分から右方に突出した状態で、配置される。係止部材122は、前後方向において、上方角補強部120から所定の間隙をあけた状態で、配置される。遊技盤12が支持機枠10に取り付けられるときに、遊技盤12の左上角部12Aは、上方角補強部120と係止部材122との間の所定の間隙に挿入される。中間水平補強部124が、左右方向に延びた状態で、中間水平枠部114の上方に配置される。支持補強部126が、左方垂直枠部108と中間水平枠部114とが連結される連結角部に配置される。支持補強部126は、下方レールユニット100を支持するために、前方から見た形状において、下方レールユニット100と同じ形状を有する。4つの補強部118、120、124、126の各補強部は、垂直仕切り部材と水平仕切り部材とにより小さく仕切られた仕切り部分を多数有する。遊技盤12を左右方向および上下方向に位置決めするために、支持機枠10は、図示しない位置決め突部を有する。遊技盤12が支持機枠10に取り付けられるときに、この位置決め突部は、遊技盤12に形成される位置決め孔と嵌合する。
上方クランプ128が、上方水平補強部118の右方端部に近接して配置される。下方クランプ130が、中間水平補強部124の右方部分に配置される。遊技盤12が支持機枠10に取り付けられるときに、上方クランプ128は、遊技盤12の右上方部12Bを保持し、下方クランプ130は、遊技盤12の右下方部12Cを保持する。2つのクランプ128、130の各クランプは、遊技盤12を保持する保持位置と、その保持を解除する解除位置との間で、手動操作により変位可能に構成される。
5つのねじ孔132〜140が、支持補強部126に配置される。図2に示される5つの取付けねじ142〜150が、下方レールユニット100を支持補強部126に固定するために、5つのねじ孔132〜140にそれぞれ捻じ込められる。
≪遊技球誘導機構1の詳細な構成≫
遊技球誘導機構1の詳細な構成について、図面を参照して説明する。遊技球誘導機構1の内側レール104は、ポリカーボネートなどの耐衝撃性に優れる合成樹脂材料により成形される。内側レール104は、図示しない取付け鍔部を有する。この取付け鍔部が、取付けねじなどにより、遊技盤12の前面に取り付けられる。
遊技球誘導機構1の上方レール組み体102は、第1の上方レール160と、第2の上方レール162とからなる。第1の上方レール160は、外側レール部164と、取付け鍔部166とを含む。取付け鍔部166は、5つの取付け孔を有する。第2の上方レール162は、外側レール部168と、取付け鍔部170とを含む。取付け鍔部170は、4つの取付け孔を有する。第1の上方レール160の外側レール部164と、第2の上方レール162の外側レール部168とは、ほぼ同じ曲率半径で形成される。外側レール部164、166の各外側レール部は、接触面と、側縁部とを含む。各外側レール部の接触面は、各取付け鍔部から前方に延び、遊技球と接触可能な面である。各外側レール部の側縁部は、接触面と直交する方向であって、各外側レール部の曲率中心に向う方向に接触面から突出する。第1の上方レール160、および第2の上方レール162の各上方レールは、ポリカーボネートなどの耐衝撃性に優れる合成樹脂材料により成形される。第1の上方レール160と、第2の上方レール162とは、図2に示されるように、両外側レール部164、168の接触面が連続した円弧状のレール面を形成するように、遊技盤12の前面に取り付けられる。第1の上方レール160、および第2の上方レール162の各上方レールは、取付けねじが各外側レール部の取付け孔に挿通されて捻じ込まれることにより、遊技盤12の前面に取り付けられる。
遊技機の仕様が変更されることに伴い、遊技盤12が新たな仕様の遊技盤に変更される場合には、上方レール組み体102、および内側レール104も、新たな遊技盤に合せて取り換えられる。
(遊技球誘導機構1の下方レールユニット100の詳細な構成)
遊技球誘導機構1の下方レールユニット100の詳細な構成について、図4乃至図11を参照して説明する。図4は、下方レールユニット100を分解した状態で、下方レールユニット100と、上方レール組み体102とを示す斜視図である。図4に示されるように、下方レールユニット100は、筐体本体180と、カバー体182と、下方レール184とを備える。
(筐体本体180の詳細な構成)
筐体本体180の詳細な構成について、図4乃至図7を参照して説明する。図5は、下方レールユニット100の下方レール184が筐体本体180に組み付けられた状態を示す斜視図である。図6は、図5に示される筐体本体180の正面図である。図7は、図5に示される筐体本体180の右側面図である。筐体本体180は、筐体基板部190と、外周壁部192と、4つの下方支持ピン194〜200と、4つの上方支持ピン202〜208と、下方支持突条210と、上方支持突条212と、係止突部214と、を備える。筐体本体180は、ポリカーボネートなどの耐衝撃性に優れる合成樹脂材料により成形される。
図6に示されるように、筐体基板部190は、平板状に形成され、垂直方向に延びる左方端縁部と、水平方向に延びる下方端縁部と、湾曲端縁部と、を有する。湾曲端縁部は、下方端縁部の右方端から、左方端縁部の上方端まで湾曲して延びる。図5に示されるように、外周壁部192は、筐体基板部190から前方に突出して形成される。外周壁部192は、筐体基板部190の左方端縁部に沿って延びる左方壁部216と、筐体基板部190の下方端縁部に沿って延びる下方壁部218と、筐体基板部190の湾曲端縁部に沿って延びる湾曲壁部220と、を有する。
図4に示されるように、4つの下方支持ピン194〜200は、円柱状に形成され、湾曲壁部220に沿って、湾曲壁部220の下方端から上方に配列される。下方支持ピン194と下方支持ピン196との間の間隔は、下方支持ピン198と下方支持ピン200との間の間隔と、ほぼ同じ間隔に設定される。下方支持ピン196と下方支持ピン198との間の間隔は、下方支持ピン194と下方支持ピン196との間の間隔より小さい間隔に設定される。
図4に示されるように、4つの上方支持ピン202〜208は、円柱状に形成され、湾曲壁部220に沿って、湾曲壁部220の上方端から下方に配列される。上方支持ピン202と上方支持ピン204との間の間隔は、上方支持ピン206と上方支持ピン208との間の間隔と、ほぼ同じ間隔に設定される。上方支持ピン204と上方支持ピン206との間の間隔は、上方支持ピン202と上方支持ピン204との間の間隔より小さい間隔に設定される。上方支持ピン204と上方支持ピン206との間の間隔は、下方支持ピン196と下方支持ピン198との間の間隔より大きい間隔に設定される。
本実施形態では、上方支持ピン202から上方支持ピン208までの直線上の距離は、下方支持ピン194から下方支持ピン200までの直線上の距離より大きな距離に設定される。下方支持ピン200から上方支持ピン202までの直線上の距離は、上方支持ピン202から上方支持ピン208までの直線上の距離より大きな距離に設定され、上方支持ピン202から上方支持ピン208までの直線上の距離の約1.8倍の距離に設定される。
下方支持突条210は、図4、および図5に示されるように筐体基板部190から前方に突出して形成され、筐体基板部190の湾曲端縁部に沿って、湾曲端縁部の下方端から上方に延びる。下方支持突条210は、4つの下方支持ピン194〜200との間で、所定の間隙をあけて配置される。所定の間隙は、下方レール184のレール厚さに相当する間隙に設定される。上方支持突条212は、図4、および図5に示されるように筐体基板部190から前方に突出して形成され、筐体基板部190の湾曲端縁部に沿って、湾曲端縁部の上方端から下方に延びる。上方支持突条212は、4つの上方支持ピン202〜208との間で、所定の間隙をあけて配置される。所定の間隙は、下方レール184のレール厚さに相当する間隙に設定される。上方支持突条212の上方端は、図7に示されるように、上方支持ピン208より僅かに上方の位置まで延びる。
係止突部214は、図4、および図5に示されるように筐体基板部190から前方に突出して形成される。係止突部214は、下方支持突条210の下方端に連結され、下方支持突条210が延びる方向と直交する方向、すなわち図6において左下方に屈曲して延びる。係止突部214は、下方支持ピン194との間で、所定の間隙をあけて配置される。所定の間隙は、下方レール184のレール厚さに相当する間隙に設定される。
5つの取付け貫通孔222〜230が、5つの取付けねじ142〜150が挿通されるように筐体基板部190に形成される。6つのねじ孔232〜242が、筐体基板部190に形成される。
(カバー体182の詳細な構成)
カバー体182の詳細な構成について、図8、および図9を参照して説明する。図8は、下方レールユニット100のカバー体182の背面図である。図9は、カバー体182の右側面図である。カバー体182は、カバー板部244と、4つの下方嵌合孔246〜252と、4つの上方嵌合孔254〜260と、下方支持突条262と、上方支持突条264と、を備える。カバー体182は、ポリカーボネートなどの耐衝撃性に優れる合成樹脂材料により成形される。
カバー板部244は、平板状に形成され、図8に示されるように、垂直方向に延びる左方端縁部と、水平方向に延びる下方端縁部と、湾曲端縁部と、を有する。湾曲端縁部は、下方端縁部の右方端から、左方端縁部の上方端まで湾曲して延びる。
4つの下方嵌合孔246〜252は、カバー板部244の湾曲端縁部に沿って、湾曲端縁部の下方端から上方に配列される。4つの上方嵌合孔254〜260は、カバー板部244の湾曲端縁部に沿って、湾曲端縁部の上方端から下方に配列される。筐体本体180の下方支持ピン194〜200の前方端194A〜200Aが下方嵌合孔246〜252にそれぞれ嵌合するように、4つの下方嵌合孔246〜252のうちの隣り合う2つの下方嵌合孔の間隔が、設定される。筐体本体180の上方支持ピン202〜208の前方端202A〜208Aが上方嵌合孔254〜260にそれぞれ嵌合するように、4つの上方嵌合孔254〜260のうちの隣り合う2つの上方嵌合孔の間隔が、設定される。
下方支持突条262は、図9に示されるようにカバー板部244から後方に突出して形成され、カバー板部244の湾曲端縁部に沿って、湾曲端縁部の下方端から上方に延びる。下方支持突条262は、4つの下方嵌合孔246〜252との間で、所定の間隙をあけて配置される。所定の間隙は、下方レール184のレール厚さに相当する間隙に設定される。上方支持突条264は、図9に示されるようにカバー板部244から後方に突出して形成され、カバー板部244の湾曲端縁部に沿って、湾曲端縁部の上方端から下方に延びる。上方支持突条264は、4つの上方嵌合孔254〜260との間で、所定の間隙をあけて配置される。所定の間隙は、下方レール184のレール厚さに相当する間隙に設定される。上方支持突条260の上方端は、図8に示されるように、上方嵌合孔260より僅かに上方の位置まで延びる。
5つの取付け貫通孔266〜274が、5つの取付けねじ142〜150が挿通されるように筐体基板部190に形成される。6つのねじ挿通孔276〜286が、が、カバー板部244に形成される。
(下方レール184の詳細な構成)
下方レール184の詳細な構成について、図4乃至図6を参照して説明する。下方レール184は、帯状に長く延び、湾曲して形成される。下方レール184は、ステンレスなどの弾性変形可能な金属材料から成形される。下方レール184は、上方レール160、162の外側レール部164、168の接触面とほぼ同じレール幅を有する。下方レール184は、遊技球と接触する接触面288と、その接触面の反対側の反対面290と、屈曲部292と、を有する。接触面288、および反対面290は、下方レール184が延びる長手方向に延びる。屈曲部292は、下方レール184の下方端において、長手方向と直交する方向であって、反対面290が配置される側に屈曲して形成される。
(下方レールユニット100の組み立て、および取付け)
下方レールユニット100の組み立て、および取付けについて、図2、図4、図10、および図11を参照して説明する。図10は、カバー体182、および下方レール184が筐体本体180に組み付けられた状態における下方レールユニット100の斜視図である。図11は、図10に示される下方レールユニット100の右側面図である。
先ず、下方レール184が、筐体本体180に組み付けられる。具体的には、図5、および図6に示されるように、作業者は、下方支持ピン194と係止突部214との間の所定の間隙に、下方レール184の屈曲部292を前方から挿入する。この屈曲部292を挿入するときに、作業者は、4つの下方支持ピン194〜200と下方支持突条210との間の所定の間隙に、下方レール184の下方部分の後方端縁を挿入するとともに、4つの上方支持ピン202〜208と上方支持突条212との間の所定の間隙に、下方レール184の上方部分の後方端縁を挿入する。
下方レール184が筐体本体180に組み付けられた状態において、下方レール184の屈曲部292は、下方支持ピン194と係止突部214との間で係止される。この係止により、下方レール184の下方端部が下方レール184の長手方向に移動することが、規制される。下方レール184の反対面290の下方部分は、4つの下方支持ピン194〜200にそれぞれ接触して支持され、下方レール184の反対面290の上方部分は、4つの上方支持ピン202〜208にそれぞれ接触して支持される。しかし、下方レール184の反対面290の中間部分は、支持されておらず、長手方向と直交する方向、すなわちレール厚さの方向において、弾性変形して変位可能な状態にある。
下方レール184が筐体本体180に組み付けられた状態において、カバー体182が、筐体本体180に組み付けられる。具体的には、作業者は、カバー体182の下方支持突条262が4つの下方支持ピン194〜200と協働して下方レール184の下方部分の前方端縁を挟持するように、カバー体182の下方部分を筐体本体180に位置合わせする。また、作業者は、カバー体182の上方支持突条264が4つの上方支持ピン202〜208と協働して下方レール184の上方部分の前方端縁を挟持するように、カバー体182の上方部分を筐体本体180に位置合わせする。
筐体本体180に対してカバー体182を位置合わせした状態において、作業者は、図10に示されるように、4つの下方支持ピン194〜200の前方端194A〜200Aを4つの下方嵌合孔246〜252にそれぞれ嵌合させるとともに、4つの上方支持ピン202〜208の前方端を4つの上方嵌合孔254〜260にそれぞれ嵌合させる。この嵌合状態において、作業者は、図4に示される6つの組み付けねじ294〜304を、カバー体182の6つのねじ挿通孔276〜286にそれぞれ挿通した後に、筐体本体180の6つのねじ孔232〜242にそれぞれ捻じ込む。組み付けねじの捻じ込みにより、下方レール184、およびカバー体182が、筐体本体180に組み付けられる。この組み付けにより、下方レールユニット100は、1つのユニットとして組み立てられる。
組み立てられた下方レールユニット100において、図11に示されるように、下方レール184の下方部分が、4つの下方支持ピン194〜200と、両下方支持突条210、262とにより支持されるとともに、下方レール184の上方部分が、4つの上方支持ピン202〜208と、両上方支持突条212、264とにより支持される。また、下方レール184の屈曲部292が、下方支持ピン194と係止突部214とにより挟持されて係止される。
作業者は、図2に示される5つの取付けねじ142〜150を、カバー体182の5つの取付け貫通孔266〜274と、筐体本体180の5つの取付け貫通孔222〜230とに挿通した後に、支持補強部126の5つのねじ孔132〜140に捻じ込む。この捻じ込みにより、組み立てられた下方レールユニット100が、支持機枠10に取り付けられる。この取り付け状態において、下方レールユニット100の下方レール184は、支持機枠10の背面板部116に取り付けられた発射ユニット14と、一定の位置関係に配置される。
下方レールユニット100が支持機枠10に取り付けられた後に、内側レール104、および両上方レール160、162が取り付けられた遊技盤12が、係止部材122、および両クランプ128、130により、支持機枠10の所定の位置に保持される。
下方レール184の上方端部は、図11に示されるように、筐体基板部190、およびカバー板部244の上方端部から僅かに上方に延出する。下方レールユニット100が支持機枠10に取り付けられた状態において、下方レール184の上方端部は、支持機枠10の左方垂直枠部108とほぼ平行な方向に延びるように、4つの上方支持ピン202〜208と、両上方支持突条212、264とにより支持される。遊技盤12が支持機枠10に保持された状態において、下方レール184の上方端部は、第1の上方レール160の下方端部と僅かな間隙をあけて配置される。この僅かな間隙は、遊技盤12が支持機枠10に取り付けられるときに、第1の上方レール160の下方端部が下方レール184の上方端部と干渉しないように設定される。
<遊技球誘導機構1の動作および作用>
遊技球誘導機構1の動作および作用について、主に図12を参照して説明する。図12は、発射ユニット14から発射された遊技球PBの飛翔軌跡を示す説明図である。図12に1点鎖線で示される線TP1は、遊技球PBが発射ユニット14から発射されてから、下方レールユニット100の下方レール184と最初に衝突するまでの飛翔軌跡を示す。図12に1点鎖線で示される線TP2は、遊技球PBが下方レール184と最初に衝突してから、下方レール184により反射されて飛翔し、下方レール184と2回目に衝突するまでの飛翔軌跡を示す。図12に1点鎖線で示される線TP3は、遊技球PBが下方レール184と2回目に衝突してから、下方レール184により反射されて第1の上方レール160の外側レール部164に向って飛翔する飛翔軌跡を示す。
本実施形態では、遊技球PBが最初に衝突する下方レール184の第1着座位置は、下方支持ピン200と、上方支持ピン202との間に位置する下方レール184の中央位置に設定される。下方支持ピン200と、上方支持ピン202との間に位置する下方レール184は、図12に示される中心点CTを有する円弧形状に湾曲する。第1着座位置において、円弧の接線であって、遊技球PBの中心を通る接線CLと、線TP1とがなす角度θ1が、遊技球PBの入射角である。接線CLと、線TP2とがなす角度θ2が、遊技球PBの反射角である。本実施形態では、反射角θ2は、入射角θ1より小さい角度に設定される。
本実施形態では、遊技球PBが2回目に衝突する下方レール184の第2着座位置は、図12に示されるように、下方レール184において上方支持ピン204の近傍の位置になる。
遊技球PBが、下方支持ピン200と、上方支持ピン202との間に位置する下方レール184の中間部分と最初に衝突するときに、下方レール184の中間部分は、支持ピンにより支持されていないことから、下方レール184の長手方向と直交する方向、すなわち図12における左下方に弾性変形して変位する。この弾性変形により、遊技球PBから筐体本体180および下方レール184に加えられる衝撃力が緩和されたり、または、吸収されることから、筐体本体180および下方レール184が遊技球PBからの衝撃力により最初に振動する時間を短くすることができる。
遊技球PBが2回目に下方レール184と衝突する直前において、線TP2で示される遊技球PBの飛翔軌跡は、垂直方向に近い方向に向っている。また、上方支持ピン204の近傍の位置における下方レール184の延びる方向も、垂直方向に近い方向である。この結果、遊技球PBが2回目に下方レール184と衝突するときに、遊技球PBが筐体本体180および下方レール184に与える衝撃力は小さくなる。遊技球PBの最初の衝突により筐体本体180および下方レール184が最初に振動する時間が短いことから、2回目の衝突後に遊技球PBが反射される方向は、筐体本体180および下方レール184の最初の振動により殆ど影響されることなく、上方支持ピン204の近傍の位置において、上方支持ピン202〜206および両上方支持突条212、264により定められる下方レール184の傾斜角度によって決定され、一定の方向になる。2回目の衝突後に遊技球PBが反射される方向が一定の方向になることから、遊技球PBの飛翔経路を一定の経路に安定化させることができる。
2回目の衝突後に一定の経路で飛翔する遊技球PBは、図1に示されるように、内側レール104と、第1の上方レール160の外側レール部164と、第2の上方レール162の外側レール部168とにより、遊技盤12の遊技領域に案内される。
<実施形態の効果>
本実施形態では、下方レール184を含む下方レールユニット100がユニット化されて支持機枠10により支持される。上方レール組み体102が遊技盤12により支持される。この結果、遊技機12の仕様変更の際に、遊技盤12が取り付けられる支持機枠10の変更を小規模に抑えるとともに、発射ユニット14から発射される遊技球PBが最初に衝突する下方レール184と発射ユニット14との間の位置調整作業を軽減し、または、その位置調整作業を不要にすることができる。
本実施形態では、下方レールユニット184が、支持機枠10の支持補強部126に取り付けられる。支持補強部126は、左方垂直枠部108と中間水平枠部114とが連結される連結角部に配置される。支持補強部126は、垂直仕切り部材と水平仕切り部材とにより小さく仕切られた仕切り部分を多数有する。この結果、下方レールユニット184は、支持機枠10の比較的強固な位置に配置される支持補強部126に取り付けられることから、発射ユニット14と下方レール184との位置関係を一定の位置関係に確実に保つことができる。
本実施形態では、下方レール184を含む下方レールユニット184が、支持機枠10の比較的強固な位置に配置される支持補強部126に取り付けられる。上方レール組み体102は、遊技盤12に取り付けられる。遊技盤12は、クランプ128、130などにより支持機枠10に保持される。この結果、下方レール184が遊技球PBと最初に衝突することにより大きく振動するときでも、支持補強部126は比較的強固な構造を有することから、下方レール184の大きな振動により支持補強部126を殆ど振動させることはない。また、上方レール組み体102は、支持補強部126を含む支持機枠10とは別個の部材である遊技盤12に取り付けられることから、下方レール184の大きな振動も、上方レール組み体102の両上方レール160、162に殆ど伝達されることはない。両上方レール160、162は、下方レール184が遊技球PBと最初に衝突するときに、その振動が殆ど伝達されることがないことから、遊技球PBを安定した一定の飛翔経路で遊技盤12の遊技領域に案内することができる。
本実施形態では、下方レール184の下方部分は、4つの下方支持ピン194〜200と、両下方支持突条210、262とにより支持され、下方レール184の上方部分は、4つの上方支持ピン202〜208と、両上方支持突条212、264とにより支持される。下方レール184の中間部分は、下方支持ピン200と上方支持ピン202との間に配置され、支持ピンなどにより支持されないことから、下方レール184の長手方向と直交する方向に変位可能に配置される。発射ユニット14から発射される遊技球PBは、下方レール184の中間部分と最初に衝突する。この結果、遊技球PBが下方レール184の中間部分と最初に衝突するときに、下方レール184の中間部分は、長手方向と直交する方向において何ら移動が規制されることなく、図12において左下方に弾性変形して変位することができる。この弾性変形により、下方レール184の中間部分は遊技球PBからの衝撃を吸収し、遊技球PBが内側レール104と下方レール184との間で衝突を繰り返すことを低減することができる。この衝突の低減により、遊技球PBの飛翔経路を安定化させることができる。
本実施形態では、上方支持ピン202から上方支持ピン208までの直線上の距離は、下方支持ピン194から下方支持ピン200までの直線上の距離より大きな距離に設定される。下方支持ピン200から上方支持ピン202までの直線上の距離は、上方支持ピン202から上方支持ピン208までの直線上の距離より大きな距離に設定される。この結果、長手方向における下方レール184の中間部分の領域が広いことから、発射ユニット14から発射される遊技球PBは、下方レール184の中間部分と確実に最初に衝突することができ、下方レール184の中間部分は、この最初の衝突による衝撃を確実に吸収することができる。
本実施形態では、下方レール184が筐体本体180に組み付けられた状態において、下方レール184の屈曲部292は、下方支持ピン194と係止突部214との間で係止される。この係止により、下方レール184の下方端部が下方レール184の長手方向に移動することが、規制される。この結果、遊技球PBとの頻繁な衝突に拘わらず、下方レール184をその長手方向において筐体本体180の所定の位置に確実に保持することができる。
本実施形態では、下方レール184の上方端部は、図11に示されるように、筐体基板部190、およびカバー板部244の上方端部から僅かに上方に延出する。下方レール184の上方端部が下方レール184の長手方向に自由に移動することができるように、下方レール184の上方部分は、4つの上方支持ピン202〜208と、両上方支持突条212、264とにより支持される。この結果、下方レール184の上方端部が自由に移動することができることから、遊技球PBとの頻繁な衝突に拘わらず、下方レール184に生ずる塑性的な変形を低減することができる。
本実施形態では、下方レール184の反対面290に接触して支持するために、4つの下方支持ピン194〜200と、上方支持ピン202〜208とは、円柱状の形状を有する。この結果、下方レール184の反対面290は円柱状の各支持ピンと線接触することから、下方レール184の反対面290を面接触により支持する場合に比べ、下方レール184を円柱状の各支持ピンに確実に接触させて安定して支持することができる。
本実施形態では、4つの下方支持ピン194〜200のうちで隣り合う2つの下方支持ピンの間の最大の間隔、たとえば、下方支持ピン194と下方支持ピン196との間の間隔は、4つの上方支持ピン202〜208のうちで隣り合う2つの上方支持ピンの間の最大の間隔、たとえば、上方支持ピン202と上方支持ピン204との間の間隔より小さい間隔に設定される。この結果、発射ユニット14の配置位置に近い下方レール184の下方部分において、下方レール184と発射ユニット14との位置関係を一定の位置関係に確実に保持することができる。
本実施形態では、下方レールユニット100が支持機枠10に取り付けられた状態において、下方レール184の上方端部は、支持機枠10の左方垂直枠部108とほぼ平行な方向に延びるように、4つの上方支持ピン202〜208と、両上方支持突条212、264とにより支持される。遊技盤12が支持機枠10に保持された状態において、下方レール184の上方端部の近傍部分と、第1の上方レール160の下方端部の近傍部分とは、図1、および図2に示されるように、ほぼ垂直方向に延びた状態に配置される。図12に示されるように、遊技球PBが下方レール184の上方部分と2回目に衝突した後に、遊技球PBは、下方レール184の上方端部が延びるほぼ垂直方向に飛翔する。この遊技球PBはほぼ垂直方向に飛翔して第1の上方レール160の下方部分と衝突する。第1の上方レール160の下方端部の近傍部分は、ほぼ垂直方向に延びることから、ほぼ垂直方向に飛翔する遊技球PBが第1の上方レール160の下方部分と衝突したときに、第1の上方レール160の下方部分が延びる方向と直交する方向における遊技球PBからの衝撃力の成分は小さくなる。この衝撃力の成分が小さいことから、第1の上方レール160が合成樹脂材料により成形されていても、第1の上方レール160の下方部分が摩耗または損傷することを低減することができる。
本実施形態では、作業者は、6つの組み付けねじ294〜304を外してカバー体182を筐体本体180から取り外すことにより、筐体本体180を支持機枠10から取り外すことなく、下方レール184を交換することができる。この交換可能な構成により、遊技球PBとの頻繁な衝突により摩耗したり、塑性変形したりする下方レール184の交換を容易にするとともに、交換後も、新たな下方レール184と発射ユニット14との位置関係を一定の位置関係に保つことができる。
本実施形態では、下方レール184は、ステンレスなどの金属材料から成形され、第1の上方レール160、および第2の上方レール162は、ポリカーボネートなどの耐衝撃性に優れる合成樹脂材料により成形される。この結果、遊技球PBから大きな衝撃力が加えられる下方レール184の耐久性を確保しつつ、遊技球PBから加えられる衝撃力が小さい上方レール160、162を安価に製造することができる。
<構成の対応関係>
遊技球誘導機構1は、本発明の遊技球誘導機構の一例である。支持機枠10は、本発明の支持機枠の一例である。左方垂直枠部108、および中間水平枠部114は、本発明の垂直枠部、および水平枠部の一例である。発射ユニット14は、本発明の発射ユニットの一例である。遊技盤12は、本発明の遊技盤の一例である。筐体本体180と、カバー体182との組み合わせは、本発明の支持筐体の一例である。筐体基板部190は、本発明の筐体基板部の一例である。下方レール184は、本発明の第1誘導レール部材の一例である。上方レール組み体102は、本発明の第2誘導レール部材の一例である。4つの下方支持ピン194〜200と、4つの上方支持ピン202〜208との組み合わせが、本発明の第1レール支持部の一例である。下方支持突条210と、上方支持突条212との組み合わせが、本発明の第2レール支持部の一例である。下方レール184の接触面288、および反対面290は、本発明の第1誘導レール部材の接触面、および反対面の一例である。下方レール184の屈曲部292は、本発明の第1誘導レール部材の屈曲部の一例である。筐体本体180の係止突部214は、本発明の支持筐体の係止突部の一例である。4つの下方支持ピン194〜200、および、4つの上方支持ピン202〜208は、本発明の複数の円柱状支持部の一例である。4つの下方支持ピン194〜200が配列される筐体基板部190の下方部分が、本発明の第1基板部分の一例である。4つの上方支持ピン202〜208が配列される筐体基板部190の上方部分が、本発明の第2基板部分の一例である。下方支持ピン200と上方支持ピン202との間に存在する筐体基板部190の中間部分が、本発明の中間基板部分の一例である。図12に示される遊技球PBが下方レール184と最初に衝突する位置が、本発明の第1着座位置の一例である。
[変形例]
本発明は、本実施形態に限定されることはなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。以下にその変形の一例を述べる。
(1)本実施形態では、支持機枠10は、1つの機枠から構成されているが、この構成に限定されない。たとえば、支持機枠は、外枠と、外枠に開閉可能に取り付けられる内枠とを備える構成であってもよい。この変形例では、遊技盤、発射ユニット、および下方レールユニットが、内枠に取り付けられる構成であってもよい。
(2)本実施形態では、下方レール184の反対面290を支持するために、円柱状の下方支持ピン194〜200と、円柱状の上方支持ピン202〜208とが筐体本体180に配置される構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、下方支持ピン194〜200と、上方支持ピン202〜208との少なくとも一方の組の支持ピンに代えて、下方レール184の長手方向に沿って連続して延びる支持壁部が、筐体本体180の筐体基板部190から前方に突出して形成される構成であってもよい。この変形例では、下方レール184の反対面290は、支持壁部と面接触して支持される。
(3)本実施形態では、遊技球PBが最初に衝突する下方レール184の第1着座位置は、図12に示されるように、下方支持ピン200と、上方支持ピン202との間に位置する下方レール184の中央位置に設定されることが、好ましいが、この設定方法に限定されない。たとえば、第1着座位置は、下方支持ピン200と上方支持ピン202との間の直線上の距離、両支持ピン200、202の間に配置される下方レール184の曲率半径、および、発射ユニット14の配置位置などの要因に応じて、中央位置から上方、または下方に離れる位置に設定されてもよい。
(4)本実施形態では、下方支持ピン194〜200のうちの隣り合う2つの支持ピンの間隔は異なっており、上方支持ピン202〜208のうちの隣り合う2つの支持ピンの間隔も異なっているが、隣り合う2つの支持ピンの間隔を同じ間隔に設定してもよい。
(5)本実施形態では、下方レール184が筐体本体180に組み付けられた状態において、下方レール184の屈曲部292は、下方支持ピン194と係止突部214との間で係止される構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、係止孔が、下方レール184の下方端部に形成され、係止突起が、筐体基板部190から前方に延びる部分に形成される。係止孔が係止突起に係合することにより、下方レール184の下方端部が係止される構成であってもよい。ただ、下方レール184の交換容易性を考慮すると、本実施形態の構成が、変形例より好ましい。
(6)本実施形態では、下方レールユニット100は、筐体本体180と、カバー体182と、下方レール184とを備える。6つの組み付けねじ294〜304を、カバー体182の6つのねじ挿通孔276〜286にそれぞれ挿通した後に、筐体本体180の6つのねじ孔232〜242にそれぞれ捻じ込むことにより、下方レールユニット100はユニット化される。5つの取付けねじ142〜150を、カバー体182の5つの取付け貫通孔266〜274と、筐体本体180の5つの取付け貫通孔222〜230とに挿通した後に、支持補強部126の5つのねじ孔132〜140に捻じ込むことにより、下方レールユニット100が、支持機枠10に取り付けられる。しかし、下方レールユニット100の構成は、実施形態の構成に限定されない。たとえば、下方レールユニットが、下方レール184を収容するための収容空間を有する筐体を備え、その筐体の収容空間が後方に開放して形成される。下方レール184を収容した状態の筐体が、5つの取付けねじ142〜150により、支持補強部126に取り付けられる構成であってもよい。
(7)本実施形態では、下方支持ピン200と、上方支持ピン202との間に配置される下方レール184の中間部分は、支持ピンおよび支持突条により支持されない構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、下方レール184の中間部分が支持ピンおよび支持突条により支持される構成であってもよい。この変形例では、遊技球PBが最初に下方レール184と衝突するときの衝撃力を緩和することはできないが、遊技機の仕様変更の際に、遊技盤12が取り付けられる支持機枠10の変更を小規模に抑えるとともに、発射ユニット14と下方レール184との位置関係を一定の位置関係に保つことができる。
1 遊技球誘導機構
10 支持機枠
12 遊技盤
14 発射ユニット
100 下方レールユニット
102 上方レール組み体
108 左方垂直枠部
114 中間水平枠部
180 筐体本体
182 カバー体
184 下方レール
190 筐体基板部
194〜200 4つの下方支持ピン
202〜208 4つの上方支持ピン
210 下方支持突条
212 上方支持突条
214 筐体本体180の係止突部
288 下方レール184の接触面
290 下方レール184の反対面
292 下方レール184の屈曲部
PB 遊技球

Claims (9)

  1. 支持機枠と、支持機枠に配置され、遊技球を発射する発射ユニットと、支持機枠に取り付けられ、遊技領域を有する遊技盤と、発射ユニットにより発射される遊技球を遊技領域に向けて誘導する遊技球誘導機構と、を備える遊技機において、
    支持機枠に取り付けられる支持筐体と、
    支持筐体により支持され、発射ユニットから発射される遊技球が最初に衝突する第1着座位置を有し、所定の長手方向に帯状に延びる第1誘導レール部材と、
    遊技盤により支持され、第1誘導レール部材を通過する遊技球を遊技領域に向けて誘導する第2誘導レール部材と、を備え、
    第1誘導レール部材は、発射ユニットから発射される遊技球と接触する接触面と、その接触面と反対側の反対面とを有し、
    支持筐体は、
    筐体基板部と、
    支持機枠に取り付けられる遊技盤の遊技領域を形成する面と直交する直交方向において筐体基板部から突出し、第1誘導レール部材の反対面と係合することにより第1誘導レール部材を支持する第1レール支持部と、
    直交方向において筐体基板部から突出し、所定の長手方向に延びる第1誘導レール部材の端縁部のうちで接触面の端縁部と係合することにより、第1レール支持部と協働して第1誘導レール部材を支持する第2レール支持部と、を含む遊技機における遊技球誘導機構。
  2. 筐体基板部は、第1基板部分と、第2基板部分と、第1基板部分と第2基板部分との間に配置される中間基板部分と、を有し、
    第1基板部分は、第2基板部分より発射ユニットの配置位置に近い位置に配置され、第2基板部分は、第1基板部分より第2誘導レール部材の配置位置に近い位置に配置され、
    中間基板部分は、発射ユニットから発射される遊技球が第1誘導レール部材と最初に衝突する第1着座位置を含む領域を有し、
    第1レール支持部、および第2レール支持部は、第1基板部分、および第2基板部分から直交方向に突出し、
    第1レール支持部、および第2レール支持部は、中間基板部分に配置されない請求項1に記載の遊技機における遊技球誘導機構。
  3. 所定の長手方向において、中間基板部分の長さは、第1基板部分、および第2基板部分のいずれの部分の長さより、長く設定される請求項2に記載の遊技機における遊技球誘導機構。
  4. 第1誘導レール部材は、発射ユニットの配置位置に近い端部において、屈曲部を有し、
    支持筐体は、屈曲部を係止するために筐体基板部から直交方向に突出する係止突部を有する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機における遊技球誘導機構。
  5. 第1誘導レール部材は、所定の長手方向において屈曲部を有する端部と反対側の端部であって、発射ユニットの配置位置から遠い端部が、所定の長手方向に自由に移動することができるように、第1レール支持部、および第2レール支持部により支持される請求項4に記載の遊技機における遊技球誘導機構。
  6. 第1レール支持部は、所定の長手方向において、間隔をあけて配列される複数の円柱状支持部を含む請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の遊技機における遊技球誘導機構。
  7. 複数の円柱状支持部は、第1基板部分、および第2基板部分にそれぞれ配置され、
    第1基板部分に配置される複数の円柱状支持部の隣り合う2つの円柱状支持部の間の間隔のうちの最大の間隔は、第2基板部分に配置される複数の円柱状支持部の隣り合う2つの円柱状支持部の間の間隔のうちの最大の間隔より小さく設定される請求項6に記載の遊技機における遊技球誘導機構。
  8. 支持機枠は、垂直方向に延びる垂直枠部と、水平方向に延び、垂直枠部と連結される水平枠部と、を含み、
    支持筐体は、垂直枠部と水平枠部とが連結される角部分において、支持機枠に取り付けられ、
    第1誘導レール部材は、所定の長手方向において発射ユニットの配置位置から遠い端部が垂直枠部と平行に延びるように、第1レール支持部、および第2レール支持部により支持される請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の遊技機における遊技球誘導機構。
  9. 支持機枠と、支持機枠に配置され、遊技球を発射する発射ユニットと、支持機枠に取り付けられ、遊技領域を有する遊技盤と、発射ユニットにより発射される遊技球を遊技領域に向けて誘導する遊技球誘導機構と、を備える遊技機であって、
    遊技球誘導機構は、
    支持機枠に着脱可能に取り付けられる支持筐体と、
    支持筐体により支持され、発射ユニットから発射される遊技球が最初に衝突する第1着座位置を有し、所定の長手方向に帯状に延びる第1誘導レール部材と、
    遊技盤により支持され、第1誘導レール部材を通過する遊技球を遊技領域に向けて誘導する第2誘導レール部材と、を備え、
    第1誘導レール部材は、発射ユニットから発射される遊技球と接触する接触面と、その接触面と反対側の反対面とを有し、
    支持筐体は、
    筐体基板部と、
    支持機枠に取り付けられる遊技盤の遊技領域を形成する面と直交する直交方向において筐体基板部から突出し、第1誘導レール部材の反対面と係合することにより第1誘導レール部材を支持する第1レール支持部と、
    直交方向において筐体基板部から突出し、所定の長手方向に延びる第1誘導レール部材の端縁部のうちで接触面の端縁部と係合することにより、第1レール支持部と協働して第1誘導レール部材を支持する第2レール支持部と、を含む遊技機。
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