JP2019054704A - 電気機器収納用箱体及び電気機器収納用箱体に用いる金属板の接合方法 - Google Patents

電気機器収納用箱体及び電気機器収納用箱体に用いる金属板の接合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】有効深さの減少や内部機器との干渉のおそれがなく、大型であっても十分な強度を確保する。【解決手段】金属板で形成してなるキャビネット1の背板6は、複数の分割板6A,6Bに分割されて、分割板6A,6Bの互いの分割側端部8及びフラップ9同士が、所定の重ね代Sで厚み方向に重合されていると共に、重ね代Sの幅方向で所定の間隔Hをおいて2列実施されるスポット溶接10,10・・の列によって接合されている。【選択図】図1

Description

本発明は、配電盤やキャビネット等の電気機器収納用箱体と、その電気機器収納用箱体に用いられる金属板を接合する方法とに関する。
配電盤やキャビネット等の電気機器収納用箱体は、金属板を折曲及び溶接等して所定の形状及び大きさで形成されるが、配電盤等の大型化に伴い、背面等が広い面積で形成されるようになると、定尺一枚の金属板では賄うことができず、例えば図5に示すように、分割した金属板20A,20Bを用意して、金属板20Aの分割側端部21に、金属板20Bに折曲形成されたフラップ22を、所定の重ね代Sで厚み方向に重ね合わせ、この重合部分に所定ピッチでスポット溶接23,23・・を施すことで、1枚の背板等として用いていた。また、特許文献1には、左右に分割した金属板の対向部分に、箱体内側へ向けて折曲した接合部をそれぞれ形成し、その接合部同士を合わせて溶接する構造が開示されている。
特許第6106855号公報(図9)
図5の重ね合わせによる構造では、スポット溶接23が一列のみ行われるため、箱体のサイズによっては強度不足となるおそれがある。また、特許文献1の構造では、箱体内側に接合部が突出することで、箱体内の有効深さが減少する上、内部機器と干渉するおそれも生じる。
そこで、本発明は、有効深さの減少や内部機器との干渉のおそれがなく、大型であっても十分な強度を確保できる電気機器収納用箱体及び、電気機器収納用箱体に用いる金属板の接合方法を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、金属板で形成してなる電気機器収納用箱体であって、少なくとも所定の外面が複数の分割板に分割されて、分割板の互いの分割側端部同士が、所定の重ね代で厚み方向に重合されていると共に、重ね代の幅方向で所定の間隔をおいて実施される複数の溶接列によって接合されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、溶接列は、所定のピッチで複数箇所実施されるスポット溶接からなり、溶接列の間隔は、所定のスポット溶接条件の最小ピッチ以上であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、所定の外面は、背面であることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、電気機器収納用箱体に用いる金属板の接合方法であって、電気機器収納用箱体の形成に用いる金属板を複数の分割板に分割し、分割板の互いの分割側端部同士を、所定の重ね代で厚み方向に重合して、重ね代の幅方向で所定の間隔をおいて複数列で溶接することで、分割板同士を接合することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4の構成において、溶接は、所定のピッチで列状に複数箇所実施されるスポット溶接であり、スポット溶接の列の間隔は、所定のスポット溶接条件の最小ピッチ以上であることを特徴とする。
本発明によれば、外面を形成する金属板の剛性が高まり、サイズが大きくても十分な強度を確保することができる。
また、金属板の厚み方向で分割側端部同士を重合させて溶接するので、分割板を接合しても箱体内部への突出部分が生じない。よって、箱体の有効深さを減少させることがない上、接合部分が内部機器と干渉するおそれもない。
特に、請求項2及び4に記載の発明によれば、分割側端部同士の溶接をスポット溶接として、その列の間隔を所定のスポット溶接条件の最小ピッチ以上としているので、重ね代が長くなってより剛性の高い接合が可能となる。
特に、請求項3に記載の発明によれば、分割される所定の外面を背面としたことで、面積が広くなることが多い背面の剛性を確保することができる。
キャビネットの正面図である。 図1のA−A線拡大断面図である。 変更例のキャビネットの正面図である。 スポット溶接の変更例を示す説明図である。 従来の背板の接合部分の断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、電気機器収納用箱体の一例であるキャビネットの正面図で、正面の扉は省略している。このキャビネット1は、配電盤等の電気機器を収納する金属製の箱体で、上板3及び下板4、左右の側板5,5、背板6で囲まれてなる箱本体2と、箱本体2の前面に形成された開口7を閉塞する図示しない扉とを備えてなる。扉は図示しない蝶番によって箱本体2へ片開き可能に取り付けられる。
背面となる金属板としての背板6は、一枚板で形成されるものではなく、左右に分割された一対の分割板6A,6Bを接合してなる。すなわち、図2にも示すように、分割板6Bに、分割板6Aの分割側端部8の前側に回り込んで重なる分割側端部としてのフラップ9を折曲形成し、分割側端部8とフラップ9とを上下方向の全長に亘って所定の重ね代Sで重ね合わせて、重合した分割側端部8とフラップ9とを、上下方向に所定のピッチPで列状に複数のスポット溶接10,10・・を行うことで接合するものである。
但し、このスポット溶接10の列(溶接列)は1列のみではなく、重ね代Sの幅方向に所定の間隔をおいて2列で実施されている。この溶接列同士の間隔Hは、RWMA(Resistance Welder Manufacturers Association:抵抗溶接機製造業者協会)が推奨するスポット溶接条件表に基づいて、例えば板厚が0.8mmであれば、最小ピッチとして定められる12mm以上とするのが望ましい。この間隔Hが広くなるほど剛性は高くなる。
このように、上記形態のキャビネット1及びキャビネット1用の背板6の接合方法によれば、背板6が複数の分割板6A,6Bに分割されて、分割板6A,6Bの互いの分割側端部8及びフラップ9同士が、所定の重ね代Sで厚み方向に重合されていると共に、重ね代Sの幅方向で所定の間隔Hをおいて2列で実施されるスポット溶接10,10・・の列によって接合されるので、背板6の剛性が高まり、キャビネット1のサイズが大きくても十分な強度を確保することができる。
また、背板6の厚み方向で分割側端部8とこれを回り込むフラップ9とが重合してスポット溶接されるので、分割板6A,6Bを接合してもフラップ9以外は同一面上となり、箱本体2内への突出部分が生じない。よって、箱本体2の有効深さを減少させることがない上、接合部分が内部機器と干渉するおそれもない。
特にここでは、分割板6A,6Bの溶接を、所定のピッチPで列状に複数箇所実施されるスポット溶接10,10・・として、スポット溶接10,10・・の溶接列の間隔Hを、RWMAのスポット溶接条件の最小ピッチ以上としているので、重ね代Sが長くなってより剛性の高い接合が可能となる。
また、分割板6A,6Bに分割されて接合される外面を背板6としているので、最も面積が広い背面の剛性を確保することができる。
なお、上記形態では、背板6を左右に分割して上下方向の接合部分で2列にスポット溶接しているが、図3に示すキャビネット1Aのように、背板6を上下の分割板6A,6Bに分割して左右方向に重ね代Sで重合させた分割側端部8とフラップ9とを、同じくピッチPの1.5倍以上の間隔Hをおいて上下2列でスポット溶接10,10・・を施すこともできる。また、対角線方向で分割して接合することもできる。
さらに、各列ごとのスポット溶接は互いに揃える必要はなく、例えば図4に示すように千鳥状にスポット溶接10,10・・を施すことも可能である。
加えて、スポット溶接は2列に限らず、重合部分の幅が大きければ3列以上とすることも可能である。
また、背板を2分割でなく、3分割以上として接合部分を2箇所以上形成することも可能である。
一方、上記形態では外面となる背板を左右に2分割等して接合する例で説明しているが、本発明は背板に限らず、上板や下板、側板等の他の外面であっても採用可能であるし、各外面ごとの分割に限らず、例えば背板の四辺に上下板や側板が連続する展開状態で形成された金属板を折り曲げて箱本体を形成するような場合でも、当該展開状態の金属板を左右や上下、斜め方向に2分割して、両者の接合部分を重ねて2列以上でスポット溶接することも考えられる。
1・・キャビネット、2・・箱本体、6・・背板、6A,6B・・分割板、8・・分割側端部、9・・フラップ、10・・スポット溶接、S・・重ね代、P・・スポット溶接のピッチ、H・・スポット溶接の列の間隔。

Claims (5)

  1. 金属板で形成してなる電気機器収納用箱体であって、
    少なくとも所定の外面が複数の分割板に分割されて、前記分割板の互いの分割側端部同士が、所定の重ね代で厚み方向に重合されていると共に、前記重ね代の幅方向で所定の間隔をおいて実施される複数の溶接列によって接合されていることを特徴とする電気機器収納用箱体。
  2. 前記溶接列は、所定のピッチで複数箇所実施されるスポット溶接からなり、
    前記溶接列の前記間隔は、所定のスポット溶接条件の最小ピッチ以上であることを特徴とする請求項1に記載の電気機器収納用箱体。
  3. 前記所定の外面は、背面であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気機器収納用箱体。
  4. 電気機器収納用箱体の形成に用いる金属板を複数の分割板に分割し、前記分割板の互いの分割側端部同士を、所定の重ね代で厚み方向に重合して、前記重ね代の幅方向で所定の間隔をおいて複数列で溶接することで、前記分割板同士を接合することを特徴とする電気機器収納用箱体に用いる金属板の接合方法。
  5. 前記溶接は、所定のピッチで列状に複数箇所実施されるスポット溶接であり、
    前記スポット溶接の列の前記間隔は、所定のスポット溶接条件の最小ピッチ以上であることを特徴とする請求項4に記載の電気機器収納用箱体に用いる金属板の接合方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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