JP3213474U - 筋交い連結具 - Google Patents
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Abstract
【課題】本考案は、非常に実用的な筋交い連結具を提案することを目的とする。【解決手段】左右の縦材や上下の横材などの骨材間にX字状に配設され、一の方向に斜設される筋交いaと、他の方向に斜設され前記筋交いaにより分断される一対の半筋交いb’から成る筋交いbとの交差部を連結する筋交い連結具であって、前記交差部の正面部に配される正面体1と背面部に配され該正面体1と同構造の背面体2とで構成されたものである。【選択図】図1
Description
本考案は、筋交い連結具に関するものである。
従来から、左右の縦材や上下の横材などの骨材間にX字状に配設され、一の方向に斜設される筋交いと、他の方向に斜設され前記筋交いにより分断される一対の半筋交いから成る筋交いとの交差部を連結する筋交い連結具として、特開平11−6208に開示される筋交い連結具(以下、従来例)が提案されている。
この従来例は、筋交いの正面に重合固定される第一板状部と、この第一板状部の左右に連設され半筋交いの正面に重合固定される第二板状部と、この左右の第二板状部夫々の側縁部に連設され半筋交いの側面に重合固定される第三板状部とで構成されたものであり、前記両筋交いを簡易に連結することができる。
本考案者は、前述した両筋交いを連結する筋交い連結具について更に開発を進めた結果、非常に実用的な筋交い連結具を考案した。
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
左右の縦材や上下の横材などの骨材間にX字状に配設され、一の方向に斜設される筋交いaと、他の方向に斜設され前記筋交いaにより分断される一対の半筋交いb’から成る筋交いbとの交差部を連結する筋交い連結具であって、前記交差部の正面部に配される正面体1と背面部に配され該正面体1と同構造の背面体2とで構成され、前記正面体1は、前記筋交いaの正面に重合固定される第一板状部1aと、この第一板状部1aに連設され前記半筋交いb’の正面に重合固定される第二板状部1bと、この左右の第二板状部1bの一側縁部に連設され前記半筋交いb’の側面に重合固定される第三板状部1cと、前記第一板状部1aの一側縁部に連設され前記筋交いaの正面に重合固定される第四板状部1dとで構成されていることを特徴とする筋交い連結具に係るものである。
また、請求項1記載の筋交い連結具において、前記正面体1及び前記背面体2の第四板状部1d,2dは、夫々第二板状部1b,2bの一側縁部まで延設されていることを特徴とする筋交い連結具に係るものである。
また、請求項1,2いずれか1項に記載の筋交い連結具において、前記正面体1及び前記背面体2の第四板状部1d,2dは、夫々左右の第三板状部1c,2cに連設されていることを特徴とする筋交い連結具に係るものである。
また、請求項1〜3いずれか1項に記載の筋交い連結具において、前記正面体1及び前記背面体2の第一板状部1a,2a及び第四板状部1d,2dには、前記筋交いaに重合した状態で止着部材10を貫通する止着孔3,4が該筋交いaの長さ方向と交差する方向に並設されており、前記筋交いaと前記筋交いbとが交差する角度に応じて止着するための前記止着孔3,4を選択し得るように構成されていることを特徴とする筋交い連結具に係るものである。
また、請求項1〜4いずれか1項に記載の筋交い連結具において、前記正面体1及び前記背面体2の第一板状部1a,2a及び第二板状部1b,2bは適宜な金属製の板材で構成され、第三板状部1c,2cは、左右の第二板状部1b,2bの一側部を折曲して形成したものであることを特徴とする筋交い連結具に係るものである。
本考案は上述のように構成したから、両筋交いを簡易且つ堅固に連結することができるなど、非常に実用的な筋交い連結具となる。
好適と考える本考案の実施形態を、図面に基づいて本考案の作用を示して簡単に説明する。
筋交いaと筋交いbとの交差部を連結する場合、例えば、この交差部の正面部に正面体1を配して連結するとともに、交差部の背面部に背面体2を配して連結する。
具体的には、正面体1の第一板状部1aを筋交いaの正面に重合状態とし、第二板状部1bを半筋交いb’の正面に重合状態とし、第三板状部1cを半筋交いb’の側面に重合状態とし、第四板状部1dを筋交いaの正面に重合状態となるように配して連結する。尚、背面体2も同様に配して連結する。
従って、筋交いaと筋交いbとを簡易に連結することができ、しかも、正面体1及び背面体2を用いて交差部の正面部及び背面部において筋交いa,bを連結するため、それだけ堅固な連結となり、更に、第四板状部1d,2dの存在により、筋交い連結具自体の強度が上がる為、それだけ筋交いa,bの連結が堅固となる。
本考案の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、左右の縦材30aや上下の横材30bなどの骨材間にX字状に配設され、一の方向に斜設される筋交いaと、他の方向に斜設され筋交いaにより分断される一対の半筋交いb’から成る筋交いbとの交差部を連結する筋交い連結具であって、交差部の正面部に配される正面体1と背面部に配される背面体2で構成されたものである。
この正面体1及び背面体2は同構造であり、筋交いa,bに重合固定される第一板状部1a,2aと、この第一板状部1a,2aの左右に連設され半筋交いb’夫々に重合固定される第二板状部1b,2bと、この左右の第二板状部1b,2b夫々の一側縁部に連設され半筋交いb’夫々の側面に重合固定される第三板状部1c,2cと、第一板状部1a,2a及び第二板状部1b,2bに連設され筋交いaに重合固定される第四板状部1d,2dとで構成されている。
具体的には、正面体1及び背面体2は、図1〜3に図示したように適宜な金属製の部材で形成した長方形状板状体であり、その中央の領域を筋交いaに重合固定される第一板状部1a,2aとし、この第一板状部1a,2aの左右の領域を半筋交いb’夫々に重合固定される第二板状部1b,2bとしている。
また、第三板状部1c,2cは、図1〜3に図示したように適宜な金属製の部材で形成したものであり、左右の第二板状部1b,2bの一側部に一体に設けられた突片を直角に折曲して形成したものである。尚、第三板状部1c,2cは別体でも良い。
また、第四板状部1d,2dは、図1〜3に図示したように適宜な金属製の板状部材で形成したものであり、第一板状部1a,2a及び第二板状部1b,2bに溶接して設けられている。
従って、この第四板状部1d,2dにより、第一板状部1a,2a及び第二板状部1b,2bの長さ方向における湾曲変形を抑制するように補強される。
また、第四板状部1d,2dは、溶接の肉盛部位9を介して左右の第三板状部1c,2cに重合状態に連設されている(図2参照)。
従って、この点においても第一板状部1a,2a及び第二板状部1b,2bの長さ方向における湾曲変形を抑制するように補強される。尚、本実施例では、肉盛部位9を設けて第四板状部1d,2dを左右の第三板状部1c,2cに重合状態に連設しているが、第四板状部1d,2dの厚みを厚くするなど、第四板状部1d,2dを直接、左右の第三板状部1c,2cに重合状態に連設するようにしても良い。
また、本実施例は、第一板状部1a,2aの側縁部及び第四板状部1d,2dの側縁部には、筋交いaに重合した状態で止着部材10を貫通する止着孔3,4が該筋交いaの長さ方向と交差する方向(側縁部に沿った状態)に並設されている。
従って、例えば左右の縦材31aや上下の横材32bなどの骨材の寸法によって異なる筋交いaと筋交いbとが交差する角度に応じて止着するための止着孔3,4を選択し得ることになる(図7,8参照)。
また、第一板状部1a,2aの中央部にも止着孔3が設けられている。
また、本実施例は、第二板状部1b,2bには、筋交いb(半筋交いb’)に重合した状態で止着部材10を貫通する止着孔5,6が設けられ、更に、第三板状部1c,2cには、筋交いb(半筋交いb’の側面)に重合した状態で止着部材10を貫通する止着孔7,8が設けられている。
また、本実施例は、筋交いa及び筋交いb(半筋交いb’)の複数の幅に対応できるよう、第一板状部1a,2a及び第二板状部1b,2bの幅を筋交いa及び筋交いb(半筋交いb’)の大きな幅寸法に設定している(図4,5参照)。
本実施例は上述のように構成したから、筋交いaと筋交いbとの交差部を連結する場合、例えば、この交差部の正面部に正面体1を配して連結するとともに、交差部の背面部に背面体2を配して連結する。
具体的には、正面体1の第一板状部1aを筋交いaの正面に重合状態とし、第二板状部1bを半筋交いb’の正面に重合状態とし、第三板状部1cを半筋交いb’の側面に重合状態とし、第四板状部1dを筋交いaの正面に重合状態となるように配して連結する。尚、背面体2も同様に背面に配して連結する。
この状態で、例えば、第一板状部1a,2aと第四板状部1d,2dを筋交いaに固定し、続いて、第二板状部1b,2bと第三板状部1c,2cを半筋交いb’に固定するなど、任意の順番で第一板状部1a,2a、第二板状部1b,2b、第三板状部1c,2c及び第四板状部1d,2dを筋交いa及び筋交いbに固定することで完了する。
よって、本実施例によれば、筋交いaと筋交いbとを簡易に連結することができ、しかも、正面体1及び背面体2を用いて交差部の正面部及び背面部において筋交いa,bを連結するため、それだけ堅固な連結となり、更に、第四板状部1d,2dの存在により、板幅が厚くなるなど筋交い連結具自体の強度が上がる為、筋交いa,bの連結が堅固となる。
また、本実施例は、正面体1及び背面体2の第四板状部1d,2dは、夫々第二板状部1b,2bの一側縁部まで延設され、且つ、夫々左右の第三板状部1c,2cに連設されているから、より一層筋交い連結具自体の強度が向上することになる。
また、本実施例は、正面体1及び背面体2の第一板状部1a,2a及び第四板状部1d,2dには、筋交いaに重合した状態で止着部材10を貫通する止着孔3,4が該筋交いaの長さ方向と交差する方向に並設されており、筋交いaと筋交いbとが交差する角度に応じて止着するための止着孔3,4を選択し得るように構成されているから、確実に最適な位置に止着部材10を止着させることができる。
また、本実施例は、正面体1及び背面体2の第一板状部1a,2a及び第二板状部1b,2bは適宜な金属製の板材で構成され、第三板状部1c,2cは、左右の第二板状部1b,2bの一側部を折曲して形成したものであるから、前述した作用効果を簡易構造で達成することができる。
尚、本考案は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
a 筋交い
b 筋交い
b’ 半筋交い
1 正面体
1a 第一板状部
1b 第二板状部
1c 第三板状部
1d 第四板状部
2 背面体
2a 第一板状部
2b 第二板状部
2c 第三板状部
2d 第四板状部
3 止着孔
4 止着孔
b 筋交い
b’ 半筋交い
1 正面体
1a 第一板状部
1b 第二板状部
1c 第三板状部
1d 第四板状部
2 背面体
2a 第一板状部
2b 第二板状部
2c 第三板状部
2d 第四板状部
3 止着孔
4 止着孔
Claims (5)
- 左右の縦材や上下の横材などの骨材間にX字状に配設され、一の方向に斜設される筋交いaと、他の方向に斜設され前記筋交いaにより分断される一対の半筋交いから成る筋交いbとの交差部を連結する筋交い連結具であって、前記交差部の正面部に配される正面体と背面部に配され該正面体と同構造の背面体とで構成され、前記正面体は、前記筋交いaの正面に重合固定される第一板状部と、この第一板状部に連設され前記半筋交いの正面に重合固定される第二板状部と、この左右の第二板状部の一側縁部に連設され前記半筋交いの側面に重合固定される第三板状部と、前記第一板状部の一側縁部に連設され前記筋交いaの正面に重合固定される第四板状部とで構成されていることを特徴とする筋交い連結具。
- 請求項1記載の筋交い連結具において、前記正面体及び前記背面体の第四板状部は、夫々第二板状部の一側縁部まで延設されていることを特徴とする筋交い連結具。
- 請求項1,2いずれか1項に記載の筋交い連結具において、前記正面体及び前記背面体の第四板状部は、夫々左右の第三板状部に連設されていることを特徴とする筋交い連結具。
- 請求項1〜3いずれか1項に記載の筋交い連結具において、前記正面体及び前記背面体の第一板状部及び第四板状部には、前記筋交いaに重合した状態で止着部材を貫通する止着孔が該筋交いaの長さ方向と交差する方向に並設されており、前記筋交いaと前記筋交いbとが交差する角度に応じて止着するための前記止着孔を選択し得るように構成されていることを特徴とする筋交い連結具。
- 請求項1〜4いずれか1項に記載の筋交い連結具において、前記正面体及び前記背面体の第一板状部及び第二板状部は適宜な金属製の板材で構成され、第三板状部は、左右の第二板状部の一側部を折曲して形成したものであることを特徴とする筋交い連結具。
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