JP2019054018A - コイル部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】同時焼成時の応力の緩和と、電気特性の向上と、チップの低背化とをバランスよく達成し得るコイル部品を提供する。【解決手段】積層方向に順に積層された、第1外側磁性体、第1外側絶縁体、第1内側磁性体、内側絶縁体、第2内側磁性体、第2外側絶縁体および第2外側磁性体を含む積層体と、内側絶縁体の内部に設けられたコイルとを備え、第1外側絶縁体の厚みが、第1外側磁性体、第1外側絶縁体および第1内側磁性体の合計厚みの1/15以上1/7以下であり、第2外側絶縁体の厚みが、第2外側磁性体、第2外側絶縁体および第2内側磁性体の合計厚みの1/15以上1/7以下である、コイル部品。【選択図】図2

Description

本発明は、コイル部品に関する。
従来、コイル部品としては、特開2013−62459号公報(特許文献1)に記載されたものがある。特許文献1には、ガラスと無機フィラーとを含み内部に複数の気孔を有した第一の絶縁層と、この第一の絶縁層の表裏面に対向配置された一対のコイル導体と、この一対のコイル導体が配置された第一の絶縁層の上方および下方に配置された酸化物磁性体層と、を少なくとも有したコモンモードノイズフィルタが記載されている。特許文献1に記載のコモンモードノイズフィルタにおいて、一対のコイル導体が配置された第一の絶縁層と酸化物磁性体層との間に、ガラスと無機フィラーを含み内部に複数の気孔を有した第二の絶縁層が配置されている。
特開2013−62459号公報
特許文献1に記載のコモンモードノイズフィルタにおいて、一対のコイル導体が配置された第一の絶縁層の上方および下方に配置された酸化物磁性体層はそれぞれ、その間にガラス成分を含む絶縁層を2層ずつ介した構成を有する。このような構成をとることにより、第一の絶縁層とは異なる材料からなる酸化物磁性体層の焼成収縮挙動を第一の絶縁層により近づけ、一体同時焼成により有利な構成としている。
しかしながら、酸化物磁性体層の間にガラス成分を含む絶縁層を2層ずつ設ける場合、コモンモードノイズフィルタのチップ高さが高くなってしまい、チップの低背化が困難であるという問題がある。また、ガラス成分を含む絶縁層を2層ずつ設けることで、磁性体層の厚みが薄くなり、コモンモード成分のインピーダンスを高くすることができないという問題がある。
そこで、本発明の課題は、同時焼成時の応力の緩和と、電気特性の向上と、チップの低背化とをバランスよく達成し得るコイル部品を提供することにある。
上述の課題を解決するため、本発明の一実施形態に係るコイル部品は、
積層方向に順に積層された、第1外側磁性体、第1外側絶縁体、第1内側磁性体、内側絶縁体、第2内側磁性体、第2外側絶縁体および第2外側磁性体を含む積層体と、
内側絶縁体の内部に設けられたコイルと
を備え、
第1外側絶縁体の厚みが、第1外側磁性体、第1外側絶縁体および第1内側磁性体の合計厚みの1/15以上1/7以下であり、
第2外側絶縁体の厚みが、第2外側磁性体、第2外側絶縁体および第2内側磁性体の合計厚みの1/15以上1/7以下である。
上述の実施形態に係るコイル部品によれば、内側絶縁体の上下に1層ずつ設けられる第1外側絶縁体および第2外側絶縁体の厚みをそれぞれ所定の範囲とすることにより、内側絶縁体にかかる応力を低減し得、かつコイル部品の電気特性を向上し得るとともに、コイル部品の低背化を達成することができる。
また、コイル部品の一実施形態では、第1外側絶縁体と内側絶縁体との距離が、第1外側磁性体、第1外側絶縁体および第1内側磁性体の合計厚みの1/3以上1/2以下であり、第2外側絶縁体と内側絶縁体との距離が、第2外側磁性体、第2外側絶縁体および第2内側磁性体の合計厚みの1/3以上1/2以下であることが好ましい。
上述の実施形態によれば、第1外側絶縁体と内側絶縁体との距離、および第2外側絶縁体と内側絶縁体との距離をそれぞれ所定の範囲とすることにより、内側絶縁体にかかる応力の低減と、コイル部品の電気特性の向上とをバランスよく達成することができる。
また、本発明の一実施形態に係るコイル部品は、積層方向に順に積層された、第1外側磁性体、第1外側絶縁体、第1内側磁性体、内側絶縁体、第2内側磁性体、第2外側絶縁体および第2外側磁性体を含む積層体と、
内側絶縁体の内部に設けられたコイルとを備え、第1外側絶縁体の厚み及び第2外側絶縁体の厚みが10μm以上20μm以下である。
上述の実施形態に係るコイル部品によれば、内側絶縁体の上下に1層ずつ設けられる第1外側絶縁体および第2外側絶縁体の厚みをそれぞれ所定の範囲とすることにより、内側絶縁体にかかる応力を低減し得、かつコイル部品の電気特性を向上し得るとともに、コイル部品の低背化を達成することができる。
また、コイル部品の一実施形態では、第1外側絶縁体と内側絶縁体との距離が55μm以上75μm以下であり、第2外側絶縁体と内側絶縁体との距離が55μm以上75μm以下であることが好ましい。
上述の実施形態によれば、第1外側絶縁体と内側絶縁体との距離、および第2外側絶縁体と内側絶縁体との距離をそれぞれ所定の範囲とすることにより、内側絶縁体にかかる応力の低減と、コイル部品の電気特性の向上とをバランスよく達成することができる。
また、本発明の一実施形態に係るコイル部品は、
積層方向に順に積層された、第1外側絶縁体、第1内側磁性体、内側絶縁体、第2内側磁性体および第2外側絶縁体を含む積層体と、
内側絶縁体の内部に設けられたコイルと
を備え、
第1外側絶縁体の厚み及び第2外側絶縁体の厚みが1μm以上20μm以下である。積層体は、第1外側絶縁体の下に配置された第1外側磁性体と、第2外側絶縁体の上に配置された第2外側磁性体とを更に含んでよい。
上述の実施形態に係るコイル部品によれば、内側絶縁体の上下に1層ずつ設けられる第1外側絶縁体および第2外側絶縁体の厚みをそれぞれ所定の範囲とすることにより、内側絶縁体にかかる応力を低減し得、かつコイル部品の電気特性を向上し得るとともに、コイル部品の低背化を達成することができる。
また、コイル部品の一実施形態では、第1外側絶縁体と内側絶縁体との距離が、第1外側絶縁体、第1内側磁性体および存在する場合には第1外側磁性体の合計厚みの1/2以上であり、第2外側絶縁体と内側絶縁体との距離が、第2外側絶縁体、第2内側磁性体および存在する場合には第2外側磁性体の合計厚みの1/2以上であることが好ましい。
上述の実施形態によれば、第1外側絶縁体と内側絶縁体との距離、および第2外側絶縁体と内側絶縁体との距離をそれぞれ所定の範囲とすることにより、内側絶縁体にかかる応力の低減と、コイル部品の電気特性の向上とをバランスよく達成することができる。
また、コイル部品の一実施形態では、第1外側絶縁体と内側絶縁体との距離が37.5μm以上であり、第2外側絶縁体と内側絶縁体との距離が37.5μm以上であることが好ましい。
上述の実施形態によれば、第1外側絶縁体と内側絶縁体との距離、および第2外側絶縁体と内側絶縁体との距離をそれぞれ所定の範囲とすることにより、内側絶縁体にかかる応力の低減と、コイル部品の電気特性の向上とをバランスよく達成することができる。
また、一実施形態では、コイル部品は、内側絶縁体内でコイルの内周側に設けられ、第1内側磁性体と第2内側磁性体とに接続された内部磁性体をさらに備えることが好ましい。
上述の実施形態によれば、コイル部品が内部磁性体を備えることにより、コイル部品の電気特性を更に向上させることができる。
また、コイル部品の一実施形態では、第1外側絶縁体と内側絶縁体との距離および第2外側絶縁体と内側絶縁体との距離がそれぞれ、上面視で内側絶縁体と重なる領域よりもコイルの内周側の領域において大きくなっていることが好ましい。
上述の実施形態によれば、第1外側絶縁体と内側絶縁体との距離および第2外側絶縁体と内側絶縁体との距離がそれぞれ、コイルの内周側の領域において大きくなっていることにより、内側絶縁体にかかる応力を低減し、かつコイル部品の電気特性をより一層向上させることができるとともに、コイル部品の低背化を達成することができる。
また、一実施形態では、コイル部品は、内側絶縁体内でコイルの内周側に設けられ、第1内側磁性体と第2内側磁性体とに接続された内部磁性体をさらに備え、第1外側絶縁体と内側絶縁体との距離および第2外側絶縁体と内側絶縁体との距離がそれぞれ、上面視で内側絶縁体と重なる領域よりも内部磁性体の中央において大きくなっていることが好ましい。
上述の実施形態によれば、第1外側絶縁体と内側絶縁体との距離および第2外側絶縁体と内側絶縁体との距離がそれぞれ、内部磁性体の中央において大きくなっていることにより、内側絶縁体にかかる応力を低減し、かつコイル部品の電気特性をより一層向上させることができるとともに、コイル部品の低背化を達成することができる。
また、コイル部品の一実施形態では、第1内側磁性体および第2内側磁性体、ならびに存在する場合には第1外側磁性体、第2外側磁性体および内部磁性体はNi−Cu−Zn系フェライトを含み、第1外側絶縁体および第2外側絶縁体はアルカリホウケイ酸ガラスを含むことが好ましい。
上述の実施形態によれば、コイル部品の高周波特性を向上させることができる。
本発明に係るコイル部品によれば、同時焼成時の応力の緩和と、電気特性の向上と、チップの低背化とをバランスよく達成することができる。
本発明の第1実施形態に係るコイル部品を示す斜視図である。 コイル部品の断面図である。 コイル部品の分解斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るコイル部品を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係るコイル部品を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係るコイル部品を示す断面図である。 本発明の第5実施形態に係るコイル部品を示す断面図である。 本発明の第6実施形態に係るコイル部品を示す断面図である。
以下、本発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。ただし、本発明に係るコイル部品および各構成要素の形状および配置等は、以下に説明する実施形態および図示される構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るコイル部品を示す斜視図である。図2は、コイル部品の断面図である。図3は、コイル部品の分解斜視図である。図1〜3に示すように、コイル部品10は、積層体1と、積層体1の内部に設けられたコイル2と、積層体1の表面に設けられた第1〜第4外部電極41〜44とを備える。
コイル部品10は、コモンモードチョークコイルである。尤も、本実施形態に係るコイル部品はコモンモードチョークコイルに限定されず、単一のコイルを備えるものであってもよい。コイル部品10は、例えば、パソコン、DVDプレーヤー、デジカメ、TV、携帯電話、カーエレクトロニクスなどの電子機器に搭載される。
積層体1は、積層方向(図において矢印Zで示す)に順に積層された、第1外側磁性体51、第1外側絶縁体61、第1内側磁性体11、内側絶縁体13、第2内側磁性体12、第2外側絶縁体62および第2外側磁性体52を含む。内側絶縁体13内には、内部磁性体14が設けられている。第1外側磁性体51は、下側に位置し、第2外側磁性体52は、上側に位置する。下側は、例えば、実装基板に実装される側である。
第1内側磁性体11、第2内側磁性体12、第1外側磁性体51、第2外側磁性体52および内部磁性体14は、例えば、Ni−Cu−Zn系フェライトを含んでよい。これにより、コイル部品10の高周波のインピーダンス特性を向上させることができる。第1内側磁性体11、第2内側磁性体12、第1外側磁性体51、第2外側磁性体52および内部磁性体14は、Ni−Cu−Zn系フェライトで構成されることが好ましい。第1内側磁性体11、第2内側磁性体12、第1外側磁性体51、第2外側磁性体52および内部磁性体14は同じ組成であってよく、互いに異なる組成であってもよい。
Ni-Zn-Cu系フェライトは、主成分としてFe、Ni、Zn、Cuを含み、FeをFe3に換算して40〜49.5mol%、ZnをZnOに換算して5〜35mol%、CuをCuOに換算して6〜13mol%含有し、残部がNi(NiO換算)であることが好ましい。さらに添加物を含んでいてもよく、Fe、ZnO、CuOおよびNiOの合計100mol部に対して、SiをSiOに換算して1.0〜3.0mol部、MnをMnに換算して0.05〜1.0mol部含有するのが好ましい。
第1、第2外側絶縁体61、62および内側絶縁体13は、例えば、アルカリホウケイ酸ガラスを含むガラスから構成され、誘電率を低くし、コイルの浮遊容量を小さくして、高周波特性を向上できる。内側絶縁体13は、複数の絶縁層13aを積層して構成される。
アルカリホウケイ酸ガラスは少なくともSi、B、Kを含み、SiをSiOに換算して65〜85mol%、BをBに換算して20〜30mol%、KをKOに換算して0.5〜2.0mol%含有する。さらに、SiO、BおよびKOの合計100mol部に対して、AlをAlに換算して0.5〜1.5mol部、MgをMgOに換算して1.0〜3.0mol部含有するのが好ましい。アルカリホウケイ酸ガラスは所定比率のSiO-B-KOガラスを作製し、これにフィラーとしてSiOを含有してもよい。すなわち、最終的なSi、B、Kの比率が上記の範囲になるようにすればよい。
内部磁性体14は、内側絶縁体13内でコイル2の内周側に設けられ、第1内側磁性体11と第2内側磁性体12とに接続されている。より詳細には、内側絶縁体13のコイル2の内周側の部分には積層方向に貫通する穴13bが設けられており、内部磁性体14は、この穴13bの内部に設けられている。積層方向に対して平行な断面において、内部磁性体14の幅は、第1内側磁性体11から第2内側磁性体12に向かって連続的に大きくなっている。すなわち、内側絶縁体13の内部に設けられた穴13bの内径は、積層方向に対して平行な方向において、第1内側磁性体11から第2内側磁性体12に向かって連続的に大きくなっており、その穴13bの内径に沿って内部磁性体14が設けられている。
積層体1は、略直方体の形状を有する。積層体1の表面は、第1端面111、第2端面112、第1側面115、第2側面116、第3側面117および第4側面118で構成されている。第1端面111と第2端面112とは、積層方向に互いに対向して位置する。第1〜第4側面115〜118は、第1端面111および第2端面112に対して略垂直に位置する。第1端面111は、積層方向において下側に位置し、第2端面112は上側に位置する。
積層体1は、長さLが0.80±0.10mm、幅Wが0.60±0.10mm、高さTが0.45±0.05mmの略直方体、もしくは、長さLが0.60±0.10mm、幅Wが0.50±0.10mm、高さTが0.35±0.05mmの略直方体である。
コイル2は内側絶縁体13の内部に設けられる。コイル2は、互いに磁気的に結合された1次コイル2aと2次コイル2bを含む。1次コイル2aと2次コイル2bは、積層体1の積層方向に沿って互いに重なり合って配置される。
1次コイル2aは、互いに電気的に接続される第1コイル導体層21および第3コイル導体層23を含む。2次コイル2bは、互いに電気的に接続される第2コイル導体層22および第4コイル導体層24を含む。
第1〜第4コイル導体層21〜24は、積層方向に順に配列される。すなわち、1次コイル2aを構成する2つのコイル導体層(第1コイル導体層21および第3コイル導体層23)と、2次コイル2bを構成する2つのコイル導体層(第2コイル導体層22および第4コイル導体層24)は、積層方向に交互に配列される。第1〜第4コイル導体層21〜24はそれぞれ、異なる絶縁層13a上に設けられる。第1〜第4コイル導体層21〜24は、例えば、Ag、Ag−Pd、Cu、Ni等の導電性材料から構成されてよい。第1〜第4コイル導体層21〜24は同じ組成を有してよく、あるいは互いに異なる組成を有してもよい。
第1〜第4コイル導体層21〜24は、上方からみて、平面上に螺旋状に巻回されたスパイラルパターンを有する。第1〜第4コイル導体層21〜24の中心軸は、上方からみて一致している。すなわち、第1〜第4コイル導体層21〜24は積層方向に沿って重なっている。このような構成を有することで、コイル部品10の特性を任意に変更することができる。
第1コイル導体層21の第1端21aはスパイラルパターンの外周側に引き出され、第1コイル導体層21の第2端21bはスパイラルパターンの内周側に位置する。同様に、第2コイル導体層22は、第1端22aと第2端22bとを有し、第3コイル導体層23は、第1端23aと第2端23bとを有し、第4コイル導体層24は、第1端24aと第2端24bとを有する。第1コイル導体層21の第1端21aは、第2側面116の第1側面115側から露出する。第2コイル導体層22の第1端22aは、第2側面116の第3側面117側から露出する。第3コイル導体層23の第1端23aは、第4側面118の第1側面115側から露出する。第4コイル導体層24の第1端24aは、第4側面118の第3側面117側から露出する。
第1コイル導体層21の第2端21bと第3コイル導体層23の第2端23bとは、絶縁層13aを貫通する接続導体25を介して電気的に接続される。同様に、第2コイル導体層22の第2端22bと第4コイル導体層24の第2端24bとは、絶縁層13aを貫通する接続導体25を介して電気的に接続される。このように、コイル2は、第1〜第4コイル導体層21〜24および接続導体25から構成される。
なお、図1〜3に示すコイル部品10において、1次コイル2aおよび2次コイル2bはそれぞれ、2つの平面コイルで構成されているが、1次コイル2aおよび2次コイル2bの少なくとも一方を1つまたは3つ以上の平面コイルで構成してもよい。また、図1〜3に示すコイル部品10において、コイル2は4層のコイル導体層を含むが、コイル2は少なくとも1層のコイル導体層を含んでいればよい。また、図1〜3に示すコイル部品10において、全てのコイル導体層の形状は同一であるが、少なくとも1つのコイル導体層の形状が、他のコイル導体層の形状と異なっていてもよい。
第1〜第4外部電極41〜44は、例えば、Ag、Ag−Pd、Cu、Ni等の導電性材料から構成されてよい。第1〜第4外部電極41〜44は同じ組成を有してよく、あるいは互いに異なる組成を有してもよい。第1〜第4外部電極41〜44は、例えば、導電性材料を積層体1の表面に塗布し、焼き付けて形成することができる。
第1外部電極41は、第2側面116の第1側面115側に設けられる。第1外部電極41の一端は第1端面111に延在し、第1外部電極41の他端は第2端面112に延在する。換言すれば、第1外部電極41は積層体1の表面にコ字型に形成される。第1外部電極41は、第1コイル導体層21の第1端21aに電気的に接続される。
同様に、第2外部電極42は、第2側面116の第3側面117側に設けられ、第2コイル導体層22の第1端22aに電気的に接続される。第3外部電極43は、第4側面118の第1側面115側に設けられ、第3コイル導体層23の第1端23aに電気的に接続される。第4外部電極44は、第4側面118の第3側面117側に設けられ、第4コイル導体層24の第1端24aに電気的に接続される。
第1外側絶縁体61は、第1外側磁性体51と第1内側磁性体11との間に配置される。同様に、第2外側絶縁体62は、第2外側磁性体52と第2内側磁性体12との間に配置される。このように第1外側絶縁体61および第2外側絶縁体62を配置することで、内側絶縁体13の収縮率と、磁性体(第1内側磁性体11、第2内側磁性体12、第1外側磁性体51および第2外側磁性体52)の収縮率との差が緩和され、積層体を焼成する際に発生し得る応力を低減することができ、その結果、積層体に割れや欠けが発生するのを抑制することができる。
第1外側絶縁体61および第2外側絶縁体62の厚みが大きいほど、応力低減の効果は高くなる傾向にある。一方、第1外側絶縁体61および第2外側絶縁体62の厚みが大きくなると、コイル部品全体のサイズが大きくなってしまい、チップの低背化を達成することが困難となる。また、第1外側絶縁体61および第2外側絶縁体62の厚みを大きくすると、相対的に磁性体の厚みが小さくなり、その結果、コイル部品の電気特性が低下してしまうおそれがある。本実施形態に係るコイル部品は、第1外側絶縁体61および第2外側絶縁体62の厚みを最適化することにより、内側絶縁体13にかかる応力を低減し得、かつコイル部品の電気特性を向上し得るとともに、コイル部品の低背化を達成することができる。コイル部品がコモンモードチョークコイルである場合、上述の構成により、コモンモード成分のインピーダンスを向上させることができる。
具体的には、第1外側絶縁体61の厚みは、第1外側磁性体51、第1外側絶縁体61および第1内側磁性体11の合計厚みの1/15以上1/7以下であることが好ましい。同様に、第2外側絶縁体62の厚みは、第2外側磁性体52、第2外側絶縁体62および第2内側磁性体12の合計厚みの1/15以上1/7以下であることが好ましい。外側絶縁体の厚みを上記範囲にすることにより、内側絶縁体13にかかる応力を低減し得、かつコイル部品の電気特性を向上し得るとともに、コイル部品の低背化を達成することができる。
別法として、第1外側絶縁体61の厚み及び前記第2外側絶縁体62の厚みは、10μm以上20μm以下であることが好ましい。外側絶縁体の厚みを上記範囲にすることにより、内側絶縁体13にかかる応力を低減し得、かつコイル部品の電気特性を向上し得るとともに、コイル部品の低背化を達成することができる。
第1外側絶縁体61と内側絶縁体13との距離、および第2外側絶縁体62と内側絶縁体13との距離(以下、まとめて「外側絶縁体と内側絶縁体との距離」ともいう)が小さいほど、応力低減の効果は高くなるが、コイル部品の電気特性が低下する傾向にある。一方、外側絶縁体と内側絶縁体との距離を大きくすると、コイル部品全体のサイズが大きくなり、チップの低背化を達成することが困難となる。外側絶縁体と内側絶縁体との距離を最適化することにより、内側絶縁体13にかかる応力を低減し得、かつコイル部品の電気特性を向上し得るとともに、コイル部品の低背化を達成することができる。コイル部品がコモンモードチョークコイルである場合、上述の構成により、コモンモード成分のインピーダンスを向上させることができる。
具体的には、第1外側絶縁体61と内側絶縁体13との距離は、第1外側磁性体51、第1外側絶縁体61および第1内側磁性体11の合計厚みの1/3以上1/2以下であることが好ましい。同様に、第2外側絶縁体62と内側絶縁体13との距離は、第2外側磁性体52、第2外側絶縁体62および第2内側磁性体12の合計厚みの1/3以上1/2以下であることが好ましい。外側絶縁体と内側絶縁体との距離を上記範囲にすることにより、内側絶縁体13にかかる応力を低減し得、かつコイル部品の電気特性を向上し得るとともに、コイル部品の低背化を達成することができる。
別法として、第1外側絶縁体61と内側絶縁体13との距離は、55μm以上75μm以下であることが好ましい。同様に、第2外側絶縁体62と内側絶縁体13との距離は、55μm以上75μm以下であることが好ましい。外側絶縁体と内側絶縁体との距離を上記範囲にすることにより、内側絶縁体13にかかる応力を低減し得、かつコイル部品の電気特性を向上し得るとともに、コイル部品の低背化を達成することができる。
コイル部品10は、内側絶縁体13内でコイル2の内周側に設けられ、第1内側磁性体11と第2内側磁性体12とに接続された内部磁性体14をさらに備えることが好ましい。内部磁性体14を備えることで、コイル部品10の電気特性をさらに向上させることができる。
本実施形態に係るコイル部品の積層体1の高さは、0.30mm以上、0.50mm以下であることが好ましい。また、第1外側絶縁体61と積層体1の第1端面111との距離は、第1外側磁性体51、第1外側絶縁体61および第1内側磁性体11の合計厚みの1/3以上1/2以下であることが好ましい。同様に、第2外側絶縁体62と積層体1の第2端面112との距離は、第2外側磁性体52、第2外側絶縁体62および第2内側磁性体12の合計厚みの1/3以上1/2以下であることが好ましい。別法として、第1外側絶縁体61と積層体1の第1端面111との距離は、55μm以上75μm以下であることが好ましい。同様に、第2外側絶縁体62と積層体1の第2端面112との距離は、55μm以上75μm以下であることが好ましい。
本明細書において、第1外側絶縁体61および第2外側絶縁体62の厚みは、積層体1の積層方向に対して平行な断面における平均厚みを意味する。第1外側絶縁体61および第2外側絶縁体62の厚みは、例えば、積層体1の第2側面116に対して平行な断面であって、第2側面116と第4側面118との間の中央に位置する断面において、積層方向に垂直な方向に等間隔に5箇所の位置で厚みを測定し、その測定値から算出される平均値として求めることができる。第1外側磁性体51、第2外側磁性体52、第1内側磁性体11および第2内側磁性体12の厚みについても同様に求めることができる。また、第1外側絶縁体61と内側絶縁体13との距離、および第2外側絶縁体62と内側絶縁体13との距離は、積層体1の積層方向に対して平行な断面における最短距離を意味する。外側絶縁体と内側絶縁体との距離は、例えば、積層体1の第2側面116に対して平行な断面であって、第2側面116と第4側面118との間の中央に位置する断面において測定することができる。また、第1外側絶縁体61と積層体1の第1端面111との距離、および第2外側絶縁体62と積層体1の第2端面112との距離は、積層体1の積層方向に対して平行な断面における最短距離を意味する。外側絶縁体と積層体1の端面との距離は、例えば、積層体1の第2側面116に対して平行な断面であって、第2側面116と第4側面118との間の中央に位置する断面において測定することができる。
次に、コイル部品10の製造方法について説明する。
図2および図3に示すように、第1外側磁性体51の上に第1外側絶縁体61および第1内側磁性体11を順に積層する。次いで、各コイル導体層21〜24がめっきにより設けられた複数の絶縁層13aを、第1内側磁性体11の上に順に積層する。これにより、コイル2が内部に設けられた内側絶縁体13が第1内側磁性体11の上に形成される。
次いで、内側絶縁体13の上方から下方に向かってレーザーを照射して、内側絶縁体13を上下に貫通する穴13bを設ける。穴13bは、機械的な加工により形成してもよい。この穴13bに内部磁性体14を充填した後、内側絶縁体13の上に第2内側磁性体12、第2外側絶縁体62および第2外側磁性体52を順に積層して、積層体1を形成する。積層体1を焼成した後、積層体1の表面に外部電極41〜44を形成する。このようにして、コイル部品10を製造することができる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態に係るコイル部品を示す断面図である。第2実施形態は、第1実施形態とは、コイル部品が内部磁性体を有しない点で相違する。この相違する構成のみを以下に説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同一の符号は第1実施形態と同じ構成を指すので、その説明は省略する。
図4に示すように、第2実施形態に係るコイル部品10Aは、内部磁性体14を有しない。本実施形態に係るコイル部品10Aにおいても、積層体1が第1外側絶縁体61および第2外側絶縁体62を備えることで、内側絶縁体13にかかる応力を低減し得、かつコイル部品の電気特性を向上し得るとともに、コイル部品の低背化を達成することができる。コイル部品がコモンモードチョークコイルである場合、上述の構成により、コモンモード成分のインピーダンスを向上させることができる。
(第3実施形態)
図5は、本発明の第3実施形態に係るコイル部品を示す断面図である。第3実施形態は、第1実施形態とは、第1外側絶縁体と内側絶縁体との距離および第2外側絶縁体と内側絶縁体との距離がそれぞれ、上面視で内側絶縁体と重なる領域よりもコイルの内周側の領域において大きくなっている点で相違する。この相違する構成のみを以下に説明する。第3実施形態において、第1実施形態と同一の符号は第1実施形態と同じ構成を指すので、その説明は省略する。
図5に示すように、第3実施形態に係るコイル部品10Bは、第1外側絶縁体61と内側絶縁体13との距離および第2外側絶縁体62と内側絶縁体13との距離がそれぞれ、上面視で内側絶縁体13と重なる領域よりもコイル2の内周側の領域において大きくなっている。具体的には、第1外側絶縁体61と内側絶縁体13との距離および第2外側絶縁体62と内側絶縁体13との距離がそれぞれ、上面視で内側絶縁体13と重なる領域よりも内部磁性体14の中央において大きくなっている。このように内側絶縁体13と重なる領域において外側絶縁体と内側絶縁体との距離を相対的に小さくすることで、内側絶縁体にかかる応力を低減する効果を確保することができる。一方、磁束が発生するコイル2の内周側の領域において外側絶縁体と内側絶縁体との距離を相対的に大きくすることで、コイル部品の電気特性を向上させることができる。すなわち、内側絶縁体にかかる応力を低減しつつ、コイル部品の電気特性をより一層高くすることができる。コイル部品10Bがコモンモードチョークコイルである場合、コモンモード成分のインピーダンスを大幅に高くすることができる。さらに、外側絶縁体と内側絶縁体との距離を上述のように設定した場合であっても、コイル部品の高さへの影響は少ないので、コイル部品の低背化も同時に実現することができる。
本実施形態において、上面視でコイル2の内周側の領域(内部磁性体14の中央)における外側絶縁体と内側絶縁体との距離は、上面視で内側絶縁体13と重なる領域における外側絶縁体と内側絶縁体との距離の1倍以上1.2倍以下であることが好ましい。あるいは、上面視でコイル2の内周側の領域(内部磁性体14の中央)における外側絶縁体と内側絶縁体との距離は、55μm以上90μm以下であることが好ましい。
(第4実施形態)
図6は、本発明の第4実施形態に係るコイル部品を示す断面図である。第4実施形態は、第3実施形態とは、コイル部品が内部磁性体を有しない点で相違する。この相違する構成のみを以下に説明する。第4実施形態において、第3実施形態と同一の符号は第3実施形態と同じ構成を指すので、その説明は省略する。
図6に示すように、第4実施形態に係るコイル部品10Cは、内部磁性体14を有しない。本実施形態に係るコイル部品10Cにおいても、第1外側絶縁体61と内側絶縁体13との距離および第2外側絶縁体62と内側絶縁体13との距離がそれぞれ、上面視で内側絶縁体13と重なる領域よりもコイル2の内周側の領域において大きくなっていることで、内側絶縁体13にかかる応力を低減しつつ、コイル部品10Cの電気特性をより一層高くすることができる。コイル部品10Cがコモンモードチョークコイルである場合、コモンモード成分のインピーダンスを大幅に高くすることができる。さらに、外側絶縁体と内側絶縁体との距離を上述のように設定した場合であっても、コイル部品の高さへの影響は少ないので、コイル部品の低背化も同時に実現することができる。
(第5実施形態)
図7は、本発明の第5実施形態に係るコイル部品を示す断面図である。第5実施形態は、第1実施形態とは、第1外側絶縁体61の厚み及び前記第2外側絶縁体62の厚み、ならびに第1外側絶縁体61と内側絶縁体13との距離、および第2外側絶縁体62と内側絶縁体13との距離が相違する。この相違する構成のみを以下に説明する。第5実施形態において、第1実施形態と同一の符号は第1実施形態と同じ構成を指すので、その説明は省略する。
本実施形態に係るコイル部品10Dは、第1実施形態に係るコイル部品10よりも小型のコイル部品に適した構成を有するものである。コイル部品を小型化すると、内側絶縁体の体積自体が小さくなるので、焼成時に発生する応力は小さくなる傾向にある。そのため、外側絶縁体の厚みを第1実施形態における厚みより小さくした場合、および/または外側絶縁体と内側絶縁体との距離を第1実施形態における距離より大きくした場合であっても、応力低減の効果を十分に達成することができる。さらに、外側絶縁体の厚みを小さくし、かつ/または外側絶縁体と内側絶縁体との距離を大きくすることで、コイル部品の電気特性を向上させることができる。
積層体1は、長さLが0.40±0.10mm、幅Wが0.3±0.10mm、高さTが0.30±0.05mmの略直方体である。
第5実施形態に係るコイル部品10Dは、積層方向に順に積層された、第1外側絶縁体61、第1内側磁性体11、内側絶縁体13、第2内側磁性体12および第2外側絶縁体62を含む積層体1と、内側絶縁体13の内部に設けられたコイル2とを備える。コイル部品10Dは、内側絶縁体13内でコイル2の内周側に設けられ、第1内側磁性体11と第2内側磁性体12とに接続された内部磁性体14をさらに備える。図7に示すように、積層体1は、第1外側絶縁体61の下に配置された第1外側磁性体51と、第2外側絶縁体62の上に配置された第2外側磁性体52とを更に含んでもよいが、積層体1は、第1外側磁性体51および第2外側磁性体52を含まなくてもよい。
本実施形態において、第1外側絶縁体61の厚み及び前記第2外側絶縁体62の厚みは、好ましくは1μm以上20μm以下であり、より好ましくは5μm以上15μm以下である。別法として、第1外側絶縁体61の厚みは、第1外側絶縁体61、第1内側磁性体11および存在する場合には第1外側磁性体51の合計厚みの1/12以上1/8以下であることが好ましい。同様に、第2外側絶縁体62の厚みは、第2外側絶縁体62、第2内側磁性体12および存在する場合には第2外側磁性体52の合計厚みの1/12以上1/8以下であることが好ましい。外側絶縁体の厚みを上記範囲にすることにより、内側絶縁体13にかかる応力を低減し得、かつコイル部品の電気特性を向上し得るとともに、コイル部品の低背化を達成することができる。
本実施形態において、第1外側絶縁体61と内側絶縁体13との距離は、第1外側絶縁体61、第1内側磁性体11および存在する場合には第1外側磁性体51の合計厚みの1/2以上であることが好ましい。同様に、第2外側絶縁体62と内側絶縁体13との距離は、第2外側絶縁体62、第2内側磁性体12および存在する場合には第2外側磁性体52の合計厚みの1/2以上であることが好ましい。外側絶縁体と内側絶縁体との距離を上記範囲にすることにより、内側絶縁体13にかかる応力を低減し得、かつコイル部品の電気特性を向上し得るとともに、コイル部品の低背化を達成することができる。
別法として、第1外側絶縁体61と内側絶縁体13との距離は、37.5μm以上であることが好ましい。同様に、第2外側絶縁体62と内側絶縁体13との距離は、37.5μm以上であることが好ましい。外側絶縁体と内側絶縁体との距離を上記範囲にすることにより、内側絶縁体13にかかる応力を低減し得、かつコイル部品の電気特性を向上し得るとともに、コイル部品の低背化を達成することができる。
本実施形態に係るコイル部品の積層体1の高さは、0.25mm以上、0.35mm以下であることが好ましい。また、第1外側磁性体51と第2外側磁性体52が存在する場合には、第1外側絶縁体61と積層体1の第1端面111との距離は、62.5μm以下であることが好ましい。同様に、第2外側絶縁体62と積層体1の第2端面112との距離は、62.5μm以下であることが好ましい。
なお、図7に示すコイル部品10Dにおいて、外側絶縁体と内側絶縁体との距離は一定であるが、図5に示す構成と同様に、第1外側絶縁体61と内側絶縁体13との距離および第2外側絶縁体62と内側絶縁体13との距離がそれぞれ、上面視で内側絶縁体13と重なる領域よりも内部磁性体14の中央において大きくなっていてもよい。このような構成により、内側絶縁体にかかる応力を低減しつつ、コイル部品の電気特性をより一層高くすることができる。コイル部品10Dがコモンモードチョークコイルである場合、コモンモード成分のインピーダンスを大幅に高くすることができる。さらに、外側絶縁体と内側絶縁体との距離を上述のように設定した場合であっても、コイル部品の高さへの影響は少ないので、コイル部品の低背化も同時に実現することができる。
(第6実施形態)
図8は、本発明の第6実施形態に係るコイル部品を示す断面図である。第6実施形態は、第5実施形態とは、コイル部品が内部磁性体を有しない点で相違する。この相違する構成のみを以下に説明する。なお、第6実施形態において、第5実施形態と同一の符号は第5実施形態と同じ構成を指すので、その説明は省略する。
本実施形態に係るコイル部品10Eは、第5実施形態に係るコイル部品10Dと同様に、第2実施形態に係るコイル部品10Aよりも小型のコイル部品に適した構成を有するものである。コイル部品を小型化すると、内側絶縁体の体積自体が小さくなるので、焼成時に発生する応力は小さくなる傾向にある。そのため、外側絶縁体の厚みを第2実施形態における厚みより小さくした場合、および/または外側絶縁体と内側絶縁体との距離を第2実施形態における距離より大きくした場合であっても、応力低減の効果を十分に達成することができる。さらに、外側絶縁体の厚みを小さくし、かつ/または外側絶縁体と内側絶縁体との距離を大きくすることで、コイル部品の電気特性を向上させることができる。
図8に示すように、第6実施形態に係るコイル部品10Eは、内部磁性体14を有しない。本実施形態に係るコイル部品10Eにおいても、積層体1が第1外側絶縁体61および第2外側絶縁体62を備えることで、内側絶縁体13にかかる応力を低減し得、かつコイル部品の電気特性を向上し得るとともに、コイル部品の低背化を達成することができる。コイル部品がコモンモードチョークコイルである場合、上述の構成により、コモンモード成分のインピーダンスを向上させることができる。
なお、図8に示すコイル部品10Eにおいて、外側絶縁体と内側絶縁体との距離は一定であるが、図6に示す構成と同様に、第1外側絶縁体61と内側絶縁体13との距離および第2外側絶縁体62と内側絶縁体13との距離がそれぞれ、上面視で内側絶縁体13と重なる領域よりもコイル2の内周側の領域において大きくなっていてもよい。このような構成により、内側絶縁体にかかる応力を低減しつつ、コイル部品の電気特性をより一層高くすることができる。コイル部品10Eがコモンモードチョークコイルである場合、コモンモード成分のインピーダンスを大幅に高くすることができる。さらに、外側絶縁体と内側絶縁体との距離を上述のように設定した場合であっても、コイル部品の高さへの影響は少ないので、コイル部品の低背化も同時に実現することができる。
1 積層体
2 コイル
2a 1次コイル
2b 2次コイル
10、10A〜10E コイル部品
11 第1内側磁性体
12 第2内側磁性体
13 内側絶縁体
13a 絶縁層
13b 穴
14 内部磁性体
21〜24 第1〜第4コイル導体層
25 接続導体
41〜44 第1〜第4外部電極
51 第1外側磁性体
52 第2外側磁性体
61 第1外側絶縁体
62 第2外側絶縁体

Claims (12)

  1. 積層方向に順に積層された、第1外側磁性体、第1外側絶縁体、第1内側磁性体、内側絶縁体、第2内側磁性体、第2外側絶縁体および第2外側磁性体を含む積層体と、
    前記内側絶縁体の内部に設けられたコイルと
    を備え、
    前記第1外側絶縁体の厚みが、前記第1外側磁性体、前記第1外側絶縁体および前記第1内側磁性体の合計厚みの1/15以上1/7以下であり、
    前記第2外側絶縁体の厚みが、前記第2外側磁性体、前記第2外側絶縁体および前記第2内側磁性体の合計厚みの1/15以上1/7以下である、コイル部品。
  2. 前記第1外側絶縁体と前記内側絶縁体との距離が、前記第1外側磁性体、前記第1外側絶縁体および前記第1内側磁性体の合計厚みの1/3以上1/2以下であり、
    前記第2外側絶縁体と前記内側絶縁体との距離が、前記第2外側磁性体、前記第2外側絶縁体および前記第2内側磁性体の合計厚みの1/3以上1/2以下である、請求項1に記載のコイル部品。
  3. 積層方向に順に積層された、第1外側磁性体、第1外側絶縁体、第1内側磁性体、内側絶縁体、第2内側磁性体、第2外側絶縁体および第2外側磁性体を含む積層体と、
    前記内側絶縁体の内部に設けられたコイルと
    を備え、
    前記第1外側絶縁体の厚み及び前記第2外側絶縁体の厚みが10μm以上20μm以下である、コイル部品。
  4. 前記第1外側絶縁体と前記内側絶縁体との距離が55μm以上75μm以下であり、
    前記第2外側絶縁体と前記内側絶縁体との距離が55μm以上75μm以下である、請求項3に記載のコイル部品。
  5. 積層方向に順に積層された、第1外側絶縁体、第1内側磁性体、内側絶縁体、第2内側磁性体および第2外側絶縁体を含む積層体と、
    前記内側絶縁体の内部に設けられたコイルと
    を備え、
    前記第1外側絶縁体の厚み及び前記第2外側絶縁体の厚みが1μm以上20μm以下である、コイル部品。
  6. 前記積層体が、前記第1外側絶縁体の下に配置された第1外側磁性体と、前記第2外側絶縁体の上に配置された第2外側磁性体とを更に含む、請求項5に記載のコイル部品。
  7. 前記第1外側絶縁体と前記内側絶縁体との距離が、前記第1外側絶縁体、前記第1内側磁性体および存在する場合には前記第1外側磁性体の合計厚みの1/2以上であり、
    前記第2外側絶縁体と前記内側絶縁体との距離が、前記第2外側絶縁体、前記第2内側磁性体および存在する場合には前記第2外側磁性体の合計厚みの1/2以上である、請求項5または6に記載のコイル部品。
  8. 前記第1外側絶縁体と前記内側絶縁体との距離が37.5μm以上であり、
    前記第2外側絶縁体と前記内側絶縁体との距離が37.5μm以上である、請求項5または6に記載のコイル部品。
  9. 前記内側絶縁体内で前記コイルの内周側に設けられ、前記第1内側磁性体と前記第2内側磁性体とに接続された内部磁性体をさらに備える、請求項1〜8のいずれか1項に記載のコイル部品。
  10. 前記第1外側絶縁体と前記内側絶縁体との距離および前記第2外側絶縁体と前記内側絶縁体との距離がそれぞれ、上面視で前記内側絶縁体と重なる領域よりも前記コイルの内周側の領域において大きくなっている、請求項1〜4、請求項6ならびに請求項6を引用する請求項7および8のいずれか1項に記載のコイル部品。
  11. 前記内側絶縁体内で前記コイルの内周側に設けられ、前記第1内側磁性体と前記第2内側磁性体とに接続された内部磁性体をさらに備え、
    前記第1外側絶縁体と前記内側絶縁体との距離および前記第2外側絶縁体と前記内側絶縁体との距離がそれぞれ、上面視で前記内側絶縁体と重なる領域よりも前記内部磁性体の中央において大きくなっている、請求項10に記載のコイル部品。
  12. 前記第1内側磁性体および前記第2内側磁性体、ならびに存在する場合には前記第1外側磁性体、前記第2外側磁性体および前記内部磁性体はNi−Cu−Zn系フェライトを含み、
    前記第1外側絶縁体および前記第2外側絶縁体はアルカリホウケイ酸ガラスを含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載のコイル部品。
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