JP2019052396A - 衣服及び衣服の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】服側開口の周囲の生地に補強材を容易に取り付けることができる衣服を提供する。【解決手段】使用者が着用する服本体2に形成された服側開口5と、服側開口5に対応する大きさの補強材側開口6bを中央に有し、服側開口5と補強材側開口6bとが対向した状態で外周部6aが縫合により服本体2に取り付けられた補強材6と、服側開口5の内周縁5d及び補強材側開口6bの内周縁6dを包み込むパイピング布8と、を備え、補強材6は、外周部6aが平面視で多角形形状を呈している構成とした。【選択図】図2

Description

本発明は、送風ファン等の温度調節器が取り付けられる衣服及びその製造方法に関するものである。
従来、送風ファン等の温度調節器を装着するために服本体の生地に服側開口を形成すると共に、生地よりも伸縮性の低い補強材を服側開口の周囲の生地に取り付けて開口内周縁を補強した衣服および送風ファンの取付部の作成方法が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特許第5672642号公報 特許第6108327号公報
しかしながら、従来の衣服では、補強材が内周部、外周部ともに円形のリング形状になっている。そのため、この補強材を開口部の周囲にしっかりと固定するためには、外周部をリング形状に沿って正確に円弧状に縫製していく必要があり、補強材を取り付けにくいという問題がある。
また、従来の衣服では、服側開口の内周縁の始末は、あらかじめ当て布を服本体生地に縫着し、開口部を裁断し、複数の切り込みを入れ、服および補強材の開口を経由して反対側に引き出した当て布で補強材を包むこと等で行っている。そのため、製造工程が複雑になり、手間がかかる上、生地によれやしわが生じやすくなるという問題も生じる。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、服側開口の周囲の生地に補強材を容易に取り付けることができる衣服及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の衣服は、使用者が着用する服本体に形成された服側開口と、中央に設けられた前記服側開口に対応する大きさの補強材側開口が前記服側開口に対向した状態で、外周部が縫製により前記服本体に取り付けられた補強材と、前記服側開口の内周縁及び前記補強材側開口の内周縁を包み込むパイピング布と、を備えている。そして、前記補強材は、前記外周部が平面視で多角形形状を呈している。
すなわち、本発明では、補強材の外周部が平面視で多角形形状を呈しているので、この補強材の外周部を服本体に取り付ける際の縫製線は、多角形形状の各辺に沿った直線状になる。そのため、補強材の外周部に沿った縫製を容易に行うことができる。また、服本体に形成した服側開口はパイピング布で包まれるため、この服側開口の内周縁の始末を行う際に生地の引き出し作業が不要になり、内周縁の始末を容易に行うことができる。この結果、開口の周囲の生地に補強材を容易に取り付けることができる。
実施例1の衣服背面の外観を示す平面図である。 実施例1の衣服の内側の要部を拡大した平面図である。 実施例1の補強材及び当て布を示す斜視図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB部を分解した拡大図である。 実施例1の衣服に装着される送風ファンを示す外観斜視図である。 実施例1の衣服の製造方法における当て布準備工程を示す説明図である。 実施例1の衣服の製造方法における補強材取り付け工程を示す説明図である。 実施例1の衣服の製造方法におけるパイピング工程を示す説明図である。
以下、本発明の衣服を実施するための形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
(実施例1)
まず、実施例1における衣服の構成を図1から図5に基づいて説明する。
実施例1の衣服1は、図1に示すように、使用者が上半身に着る上着(ジャンパー)となる服本体2を備えている。この服本体2は、綿や化繊等で織られた布や、不織布等からなる生地によって形成され、使用者の背中を覆う後身頃3と、使用者の胴体の前側を覆う前身頃(不図示)と、使用者の腕を覆う一対の袖4,4と、を有している。
服本体2の後身頃3には、図6に示す送風ファン100を取り付けるための一対の服側開口5が形成されている。ここで、送風ファン100は、衣服1の内部に外部から空気を送り込み、衣服1内の温度調節を図る温度調節器である。この送風ファン100は、ファン及び電動モータを内蔵した円筒状のハウジング101と、このハウジング101を衣服1に固定するための固定リング102と、を有している。そして、この送風ファン100は、ハウジング101の送風口101a側が服側開口5に差し込まれた状態で、ハウジング101の外周面から突出したフランジ103と固定リング102との間に服側開口5の周縁部の布地を挟み込むことで服本体2に装着される。
服側開口5は、送風ファン100のハウジング101の直径寸法R1とほぼ同じ大きさの直径寸法を有する環状の開口であり、服本体2の生地を環状に裁断することで形成されている。
そして、図2に示すように、服本体2の内側2aには、服側開口5の周縁を補強する補強材6(図3参照)と、この補強材6を覆う当て布7(図3参照)とが設けられている。さらに、服側開口5の内側は、パイピング布8によってパイピング加工が施されている。
補強材6は、ポリプロピレンによって形成され、服本体2の生地よりも伸縮性が低く、生地の変形に追従可能な可撓性を有するシート材で形成されている。この補強材6は、図3に示すように、平面視で外周部6aが四角形形状を呈しており、中央に服側開口5と同じ直径寸法の環状の補強材側開口6bが形成されている。また、外周部6aのすべての角6cにはいずれもR加工が施され、丸みが持たされている。なお、「R加工」とは、ラウンド加工の略で、通常直角に仕上げられる角6cの先端を円弧状に丸くする加工である。
当て布7は、服本体2の生地と同じ材質の布材によって形成され、補強材6を覆っている。また、この当て布7は、図3に示すように、中央に服側開口5及び補強材側開口6bと同じ直径寸法の環状の布側開口7bが形成されている。この布側開口7bは、当て布7を裁断することで形成される。
さらに、図3及び図4に示すように、この当て布7は、外周部7aが折り返されて補強材6の外周部6aを包んでいる。このとき、補強材側開口6bと布側開口7bは対向し、補強材側開口6bの内周縁6dと布側開口7bの内周縁7dが重なり合っている。また、外周部7aに形成された折返線7eは、補強材6の外周縁6eに沿って直線状に延在されている。また、この折返線7eは、補強材6の外周部6aの角6cに対応する位置では直角に交差している。
さらに、当て布7は、補強材6の外周部6aを包んだ外周部7aが服本体2に縫製されている(図4参照)。このとき、補強材側開口6b及び布側開口7bと服側開口5は対向し、補強材側開口6bの内周縁6dと布側開口7bの内周縁7dと服側開口5の内周縁5dが重なり合っている。また、当て布7を服本体2に縫製する第1縫製線S1は、図2に示すように、当て布7の折返線7eに沿って直線状に延在されている。なお、この第1縫製線S1は、補強材6の外周部6aの角6cに対応する位置では、当て布7の折返線7eに沿って直角に交差している。そして、このように当て布7が服本体2に縫製されることで、この当て布7に包まれた補強材6の外周部6aが服本体2に対して位置決めされることとなる。
パイピング布8は、幅方向に四つ折りされた帯状の布材であり、バイアステープにより形成されている。また、このパイピング布8は、図4に示すように、重なり合った補強材側開口6bの内周縁6dと布側開口7bの内周縁7dと服側開口5の内周縁5dとを包み、補強材側開口6bのふちに縫い付け固定されている。なお、このパイピング布8によって布材の端部を包んで縫い付ける加工を「パイピング加工」という。ここで、パイピング布8を固定する第2縫製線S2は、図2に示すように、服側開口5の内周縁5dに沿って環状に延在されている。さらに、このパイピング布8の終端部8aは、図5に示すように、長手方向内側に折り返され、始端部8bを覆った状態で縫い付け固定されている。
なお、この実施例1では、パイピング加工に先駆けて補強材側開口6bの内周縁6dと布側開口7bの内周縁7dと服側開口5の内周縁5dとが仮縫いされ、仮縫製線S3によって仮止めされている。この仮縫製線S3は、内周縁5d,6d,7dに沿っているが、パイピング布8によって覆われる領域に設けられるため、高精度は要求されない。
次に、実施例1の衣服1の製造方法を説明する。
実施例1の衣服1を製造するには、予め服本体2の所定の位置を裁断し、服側開口5を形成する。また、服側開口5の大きさに応じた大きさの補強材6を形成し、中央に服側開口5と同じ直径寸法の補強材側開口6bを形成する。さらに、この補強材6の大きさに合わせて当て布7を裁断し、中央に服側開口5及び補強材側開口6bと同じ直径寸法の布側開口7bを形成する。
ここで、「服側開口5の大きさに応じた大きさ」とは、服側開口5及び周囲の所定範囲を覆う大きさである。ここでは、補強材6を、服側開口5の中心から約12cm四方に拡がる大きさにする。さらに、当て布7は、外周部7aを折り返して補強材6の外周部6aを覆うと共に、折り返した外周部6aが布側開口7bから露出しない大きさに裁断される。ここでは、当て布7を、約15cm四方の大きさとする。
当て布7を裁断したら、図7に示すように、この当て布7の外周部7aを折返線7eに沿って中心Oに向けて折り返してから、図示しないアイロンを当てて押圧し、折返線7eを癖づけさせる。このとき、折返線7eは、補強材6の外周縁6eに対し、全周にわたって均等なわずかな隙間をあけるように設定される。
次に、折返線7eで折り返された当て布7の外周部7aの内側に補強材6を差し込み、補強材6を当て布7で覆う。このとき、折返線7eと補強材6の外周縁6eとの間には、全周にわたって均等な隙間があるため、補強材側開口6bの位置と布側開口7bの位置を調整し、補強材側開口6bの中心Oと、布側開口7bの中心Oとをほぼ一致させることができる。そして、中心O,Oが一致することで、補強材側開口6bの内周縁6dと布側開口7bの内周縁7dが重なり合う。
そして、当て布7によって覆った補強材6を、服本体2の内側2aに対向させ、服本体2に載置する。このとき、補強材側開口6bの中心Oと服側開口5の中心Oとを一致させ、補強材側開口6bの内周縁6dと布側開口7bの内周縁7dと服側開口5の内周縁5dとを重ね合わせる。さらに、補強材6の外周縁6eの少なくとも一辺が服本体2の裾2b(図1参照)と平行になるように、補強材6の向きを調整する。
その後、図8に示すように、当て布7の外周部7aを服本体2に縫製する。このとき、第1縫製線S1は、当て布7の折返線7eに沿って直線状に延在し、補強材6の外周部6aの角6cに対応する位置では、当て布7の折返線7eに沿って直角に交差させる。
当て布7を縫製したら、重なり合った補強材側開口6bの内周縁6dと布側開口7bの内周縁7dと服側開口5の内周縁5dとを仮縫いする。つまり、内周縁5dに沿って縫い合わせ、内周縁同士が捲れたり、ずれたりすることを防止する。このとき、仮縫製線S3は、パイピング布8によって覆われる領域に設ける。
内周縁5d,6d,7dを仮縫いしたら、続いて、図9に示すように、この内周縁5d,6d,7dを予め四つ折りされたパイピング布8によって挟み込みながら、このパイピング布8を縫い付けていく。このとき、図示しないミシンにパイピング用のアタッチメントを取り付けて縫製する。
ここで、パイピング布8の始端部8bは切りっぱなし状態とし、服側開口5の内周縁5dに沿って環状に延びる第2縫製線S2で固定していく。そして、内周縁5d,6d,7dの全周をパイピング布8によって覆ったら、このパイピング布8を内周縁5d,6d,7dの円周よりも長くなる寸法で切断する。そして、パイピング布8の終端部8aを長手方向内側に折り返し(図5参照)、この長手方向に折り返した終端部8aによって始端部8bを覆ってから終端部8aを縫い付け固定する。
次に、実施例1の衣服1の作用を説明する。
実施例1の衣服1では、服側開口5の周縁を補強する補強材6が平面視で外周部6aが四角形形状を呈している。そのため、この補強材6の外周部6aを服本体2に取り付けるための第1縫製線S1は、四角形形状の外周縁6eに沿った直線状になり、縫製線が曲線になる場合よりも容易に縫製することができる。
また、この実施例1の衣服1では、服側開口5の内周縁5d及び補強材側開口6bの内周縁6dが重ね合わせられ、パイピング布8によって包んで縫い付けられるパイピング加工が施されている。そのため、服側開口5の内周縁5d及び補強材側開口6bの内周縁6dの始末(布端のほつれを防止する加工)を行う際、この服側開口5等を介して例えば当て布7などを引き出して裏返すといった作業が不要になる。これにより、内周縁5dの始末を容易に行うことができる。
この結果、補強材6を服側開口5の周囲の服本体2の生地に対して容易に取り付けることができる。
また、服側開口5の内周縁5dをパイピング布8で包むことで、このパイピング布8によっても服側開口5の内周縁5dを補強することができる。そのため、例えば服本体2の生地によって服側開口5の内周縁5dを包んで始末する場合よりも、この内周縁5dの強度を向上させることが可能となる。
さらに、補強材6を平面視で四角形形状としたことで、リング状の補強材よりも補強できる面積を増大することができる。これにより、送風ファン100を服側開口5に取り付けた際、この送風ファン100の支持強度を向上することができ、服本体2が送風ファン100の重みでだれることを抑制できる。
そして、この実施例1では、補強材6の外周部6aの角6cにR加工が施され、すべての角6cはいずれも先端が円弧状に丸くなっている。そのため、この角6cが服本体2の生地に引っかかることを防止でき、生地が傷むことを防止することができる。
さらに、この補強材6は、服本体2の内側2aに縫い付けられる当て布7によって覆われている。これにより、補強材6が露出せず、見栄えの向上を図ることができる。また、衣服1を着用した際に、補強材6が引っかかることがないため、補強材6の破れや割れといった破損を防止することができる。
そして、この実施例1の衣服1の製造方法では、服側開口5と補強材側開口6bとを対向させた状態で、補強材6の外周部6aに沿って当て布7の外周部7aを直線状に縫製し、補強材6を服本体2に取り付ける。次に、服側開口5の内周縁5d及び補強材側開口6bの内周縁6dをパイピング布8で包み込みながら、このパイピング布8を縫製して取り付け、服側開口5の内周縁5dを始末する。
そのため、この実施例1では、服側開口5等を介して例えば当て布7などを引き出して裏返すといった作業が不要であることから、開口周縁の生地に切り込みを入れる必要もない。これにより、補強材6を服側開口5の周囲の服本体2の生地に対して容易に取り付けることができる。
さらに、実施例1では、服側開口5の内周縁5d及び補強材側開口6bの内周縁6dに対して、当て布7の布側開口7bの内周縁7dを重ね合わせ、この内周縁5d,6d,7dをすべてパイピング布8によって包んでいる。そのため、これらの内周縁5d,6d,7dの位置に多少のずれが生じていても、パイピング布8で包むことで見栄えよく始末することができる。
次に、効果を説明する。
実施例1の衣服1にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 使用者が着用する服本体2に形成された服側開口5と、
前記服側開口5に対応する大きさの補強材側開口6bを中央に有し、前記服側開口5と前記補強材側開口6bとが対向した状態で外周部6aが縫合により前記服本体2に取り付けられた補強材6と、
前記服側開口5の内周縁5d及び前記補強材側開口6bの内周縁6dを包み込むパイピング布8と、を備え、
前記補強材6は、前記外周部6aが平面視で多角形形状を呈している構成とした。
これにより、服側開口5の周囲の生地に補強材6を容易に取り付けることができる。
(2) 前記補強材6は、前記外周部6aの角6cにR加工が施されている構成とした。
これにより、(1)の効果に加え、補強材6の外周部6aの角6cによって、服本体2の生地を傷つけることを防止できる。
(3) 前記補強材6は、前記服本体2に縫い付けられる当て布7によって覆われている構成とした。
これにより、(1)又は(2)の効果に加え、衣服1の着脱時に補強材6に引っかかることを防止して、補強材6の破損を防止すると共に、見栄えの向上を図ることができる。
(4) 使用者が着用する服本体2に形成された服側開口5と、前記服側開口5の内周縁5dを補強する補強材6の中央に形成された補強材側開口6bとを対向させてから、平面視で多角形形状を呈している前記補強材6の外周部6aに沿って直線状に縫製し、前記補強材6を前記服本体2に対して取り付ける工程と、
前記服側開口5の内周縁5d及び前記補強材側開口6bの内周縁6dをパイピング布8で包み込みながら、該パイピング布8を前記服側開口5の内周縁5d及び前記補強材側開口6bの内周縁6dに沿って縫製し、前記服側開口5の内周縁5dを始末する工程と、
を備える構成とした。
これにより、服側開口5の周囲の生地に補強材6を容易に取り付けることができる。
以上、本発明の衣服1を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、服本体2として、使用者が上半身に着用する上着を適用した例を示したが、これに限らない。例えば、使用者が下半身に着用するズボンや、裾の長いコート等であっても、本発明の衣服とすることができる。
また、実施例1では、補強材6をポリプロピレンのシート材によって形成し、当て布7で覆う例を示したが、これに限らない。例えば、補強材は、樹脂を含浸して強度を向上した布材によって形成し、この高強度の布材を服本体2に直接縫製してもよい。
また、実施例1では、補強材6が平面視で四角形形状を呈する例を示したが、これに限らず、外周部6aが直線状の辺を有する多角形形状であればよい。すなわち、例えば平面視で三角形形状や五角形形状であってもよい。
さらに、実施例1では、服側開口5の内周縁5dをパイピング加工する前に、内周縁5d,6d,7dを仮縫いする例を示した。しかしながら、この仮縫いは必須でなく、省略することも可能である。
そして、実施例1では、温度調節器として、取り込んだ空気を排出する送風ファン100とする例を示したが、これに限らない。この温度調節器は、例えば、冷風や温風を排出可能な携帯型の空調装置であってもよい。
1 衣服
2 服本体
5 服側開口
5d 内周縁
6 補強材
6a 外周部
6b 補強材側開口
6c 角
6d 内周縁
7 当て布
7a 外周部
7b 布側開口
7d 内周縁
8 パイピング布
100 送風ファン(温度調節器)

Claims (4)

  1. 使用者が着用する服本体に形成された服側開口と、
    前記服側開口に対応する大きさの補強材側開口を中央に有し、前記服側開口と前記補強材側開口とが対向した状態で外周部が縫合により前記服本体に取り付けられた補強材と、
    前記服側開口の内周縁及び前記補強材側開口の内周縁を包み込むパイピング布と、を備え、
    前記補強材は、前記外周部が平面視で多角形形状を呈している
    ことを特徴とする衣服。
  2. 請求項1に記載された衣服において、
    前記補強材は、前記外周部の角にR加工が施されている
    ことを特徴とする衣服。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された衣服において、
    前記補強材は、前記服本体に縫い付けられる当て布によって覆われている
    ことを特徴とする衣服。
  4. 使用者が着用する服本体に形成された服側開口と、前記服側開口の内周縁を補強する補強材の中央に形成された補強材側開口とを対向させてから、平面視で多角形形状を呈している前記補強材の外周部に沿って直線状に縫製し、前記補強材を前記服本体に対して取り付ける工程と、
    前記服側開口の内周縁及び前記補強材側開口の内周縁をパイピング布で包み込みながら、該パイピング布を前記服側開口の内周縁及び前記補強材側開口の内周縁に沿って縫製し、前記服側開口の内周縁を始末する工程と、
    を備えることを特徴とする衣服の製造方法。
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