JP2019051803A - エンジンスイッチ装置 - Google Patents

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晃 伏見
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Abstract

【課題】ユーザの手間を減らすことができるエンジンスイッチ装置を提供する。【解決手段】照合ECU4は、キー照合および生体認証が成立することを確認すると、エンジン7の始動を許可する。不成立通知部34a,34bは、生体認証が不成立となるとき、その旨をユーザに通知する。この通知を受けたユーザは、エンジンスイッチ18に対する所定の操作を行うことにより、代替認証を実行する。作動許可部36は、生体認証が不成立となった場合であっても、代替認証が成立したときには、エンジン7の始動を許可する。【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンスイッチ装置に関する。
従来、車両において、電子キーの正否を確認するキー照合のみならず、ユーザの生体情報の正否を確認する生体認証を行うことにより、正規のユーザか否かを認証する生体認証併用電子キーシステムが知られている(特許文献1)。生体認証併用電子キーシステムの制御装置は、予め記憶されたユーザの生体情報が、生体情報センサによって検出された生体情報と一致するか否かに基づいて、正規のユーザであるか否かを判定している。
このような生体認証併用電子キーシステムでは、キー照合および生体認証の両方が成立しない限り、車両を操作することができないので、車両盗難に対するセキュリティ性が確保されている。
特開2005−239079号公報
しかしながら、不測の事態などが発生すると、たとえ正規のユーザが生体認証を実行したとしても、生体認証が失敗するおそれがある。生体認証としてたとえば指紋認証を用いる場合、ユーザの指先に傷が付いているときや、雨などによって指先が濡れてしまったときには、指先の指紋が本来と異なるものと認識されやすくなるので、正規のユーザが指紋認証を行ったとしても、指紋認証が失敗することがある。そして、指紋認証が失敗すると、エンジンの始動などの車両の操作が許可されなくなる。指紋認証が失敗した場合であっても、ユーザが車両の操作を実行したいとき、当該ユーザはたとえば電子キーを用いて正規のユーザであることを示すことになるため、当該ユーザは電子キーを取り出さなければならず、手間である。
本発明の目的は、ユーザの手間を減らすことができるエンジンスイッチ装置を提供することにある。
上記目的を達成しうるエンジンスイッチ装置は、生体認証センサにより検出される生体情報に基づいて実行される生体認証が成立したとき、エンジンスイッチによるエンジンの始動が許可されるエンジンスイッチ装置において、予め記憶されている生体情報が、前記生体認証センサにより検出される生体情報と一致する場合、前記生体認証が成立したものと判定する生体認証判定部と、前記生体認証が不成立のとき、ユーザが前記エンジンスイッチに対して所定の操作をしたことに基づく代替認証を実行する代替認証部と、前記生体認証が成立したときに前記エンジンの始動を許可または実行するとともに、前記生体認証が不成立のときであっても、前記代替認証部により実行される代替認証が成立したとき、前記エンジンの始動を許可または実行する作動許可部と、を備えている。
比較例として、代替認証が設けられていない場合、生体認証が不成立のとき、エンジンの始動が許可または実行されない。このため、生体認証が不成立であるにも関わらず、ユーザがエンジンを始動させたい場合、エンジンスイッチに対する操作ではなく、たとえば電子キーなどの機器を操作することにより、他の認証を行う必要があった。しかし、これはユーザにとっては当該機器を取り出さなければならず、手間である。
この点、代替認証が設けられている場合、生体認証が不成立のときであっても、ユーザがエンジンスイッチに対して所定の操作を行うことにより代替認証が成立したときには、エンジンの始動が許可または実行される。このため、生体認証を行うときと同様にエンジンスイッチを操作すれば、代替認証を成立させることができ、何ら機器を取り出す必要はない。このため、エンジンを始動する際のユーザの手間を減らすことができる。
上記のエンジンスイッチ装置において、ユーザが所持する電子キーから無線送信される電子キーIDと予め記憶されている登録IDとが一致するか否かに基づいてキー照合を実行するキー照合部を備え、前記作動許可部は、前記生体認証および前記キー照合の両方が成立したとき、前記エンジンの始動を許可または実行し、前記生体認証が不成立のとき、前記代替認証および前記キー照合の両方が成立すれば、前記エンジンの始動を許可または実行することが好ましい。
この構成によれば、キー照合および生体認証の両方が成立しなかったときであっても、キー照合および代替認証の両方が成立すれば、エンジンの始動を許可または実行できる。
上記のエンジンスイッチ装置において、前記生体認証が不成立となったとき、前記生体認証の不成立を、前記エンジンスイッチあるいは前記電子キーを通じてユーザに通知する不成立通知部を備えていることが好ましい。
この構成によれば、不成立通知部からの通知によって、ユーザは生体認証が不成立となったことを把握できる。これにより、生体認証が不成立の場合であっても、エンジンの始動を許可または実行したいのであれば、代替認証を成立させる必要があることを把握できる。
上記のエンジンスイッチ装置において、前記代替認証は、前記生体認証が不成立と判定されてから、所定時間のみ行われることが好ましい。
この構成によれば、ユーザが意思を持って行う代替認証に時間制限を設けるので、認証のセキュリティ性を確保できる。
上記のエンジンスイッチ装置において、前記エンジンスイッチの操作面には、前記生体認証センサとしての指紋センサが設けられており、前記指紋センサは、前記生体情報としての指紋を検出することが好ましい。
この構成によれば、指紋センサにより検出される指紋が、予め登録された指紋と一致するか否かに基づいて、生体認証を実行することができる。
上記のエンジンスイッチ装置において、前記代替認証におけるユーザの前記エンジンスイッチに対する前記所定の操作は、前記指紋センサにより検出され、前記代替認証部は、ユーザによる前記エンジンスイッチの操作面上での接触動作が、予め登録された動作と同じであるときに、前記代替認証が成立したものと判定することが好ましい。
この構成によれば、ユーザのエンジンスイッチに対する接触動作が予め定められた動作と同じであるときに、ユーザが所定の操作をしたものとして、代替認証を成立させる。
上記のエンジンスイッチ装置において、前記所定の操作は、前記エンジンスイッチの操作面を、予め登録された回数だけ接触操作することを含むことが好ましい。
この構成によれば、指紋センサにより、エンジンスイッチの操作面を予め登録された回数だけ接触操作されたことが検出される場合、ユーザが所定の操作をしたものとして、代替認証を成立させる。
上記のエンジンスイッチ装置において、前記所定の操作は、前記エンジンスイッチの操作面を、予め登録された経路で接触しながら操作することであることが好ましい。
この構成によれば、指紋センサにより、エンジンスイッチの操作面を予め登録された方向に接触しながら操作されたことが検出される場合、ユーザが所定の操作をしたものとして、代替認証を成立させる。
本発明のエンジンスイッチ装置によれば、ユーザの手間を減らすことができる。
一実施形態の生体認証併用電子キーシステムの構成図。 室外スマート通信時に室外に形成される電波のエリアを説明する図。 室内スマート通信時に室内に形成される電波のエリアを説明する図。 ユーザがエンジンスイッチを操作するときの概略図。 代替認証の正否に基づいたエンジンスイッチの操作による電源遷移操作の許可の手順を示すフローチャート。
以下、エンジンスイッチ装置の一実施形態について説明する。
図1に示すように、車両1は、キー照合および生体認証を併用して、ユーザを認証する生体認証併用電子キーシステム2を備えている。生体認証では、たとえばユーザの指紋、声紋、顔面、静脈、眼孔の虹彩、網膜などの各個人に固有の情報(生体情報)に基づいて、正規のユーザであるか否かを確認する。ここでは、生体認証として、ユーザの指紋を確認する認証である指紋認証を用いるものとする。
生体認証併用電子キーシステム2では、車両1からの広域通信を契機に狭域通信を通じて車両用のキーである電子キー3とID照合を実行する。キー照合は、電子キー3と無線によるID照合を通じて、電子キー3の正否を確認する照合である。キー照合には、たとえば車両1からの広域通信を契機として電子キー3と狭域通信することによりID照合を行うキー操作フリーシステムによる照合と、車両1および電子キー3の間で近距離通信によりID照合を行うイモビライザーシステムによる照合とがある。なお、ここでは、キー操作フリーシステムのID照合を「スマート照合」とし、イモビライザーシステムのID照合を「イモビライザー照合」とする。イモビライザーシステムは、電子キー3の電池が消耗することにより、スマート照合を行えないときの代替となるキーシステムである。
車両1は、ID照合を行う照合ECU(Electronic Control Unit)4と、車載電装品の電源を管理するボディECU5と、エンジン7を制御するエンジンECU6とを備える。これらのECUは、車内の通信線8により接続されている。通信線8としては、たとえばCAN(Controller Area Network)が用いられる。照合ECU4のメモリ9には、車両1に登録された電子キー3の電子キーIDおよびイモビライザーIDが書き込み保存されている。ボディECU5は、車両のドアに設けられたドアロック装置10の作動を制御することにより、ドアの施解錠を切り替える。
また、車両1は、スマート通信で室外に電波を送信する室外送信機13と、スマート通信で室内に電波を送信する室内送信機14と、車両1においてスマート通信の電波を受信する電波受信機15とを備えている。室外送信機13および室内送信機14は、たとえばLF(Low Frequency)帯の電波を送信する。電波受信機15は、たとえばUHF(Ultra High Frequency)帯の電波を受信する。
車両1の車内には、車両電源のオンオフを切り替えるときに操作するエンジンスイッチ18が設けられている。エンジンスイッチ18は、ノブ19を押下することにより操作する押下操作型のスイッチであり、ノブ19を押下してから手を離すと元の初期位置に戻るプッシュモーメンタリ式のスイッチである。車両電源は、エンジンスイッチ18が押下操作されることにより、IGオフ、ACCオン、エンジンスタートのいずれかの状態に遷移する。
電子キー3は、電子キー3の作動を制御するキー制御部22と、電子キー3において電波を受信する受信部23と、電子キー3において電波を送信する送信部24とを備えている。キー制御部22には、電子キー3が固有に持つ電子キーIDおよびイモビライザーIDが書き込み保存されるメモリ25が設けられている。受信部23は、室外送信機13および室内送信機14から送信されるLF電波を受信する。また、送信部24は、たとえばUHF電波を送信する。車両1の電波受信機15は、送信部24から送信されるUHF電波を受信する。
車両1は、イモビライザー照合時に行われるイモビライザー通信により、電子キー3との間で電波を送受信するイモビライザーアンテナ27を備えている。イモビライザーアンテナ27は、たとえばコイルアンテナからなり、エンジンスイッチ18に組み込まれている。また、電子キー3は、車両1側のイモビライザーアンテナ27と通信するためのイモビライザーアンテナ28を備えている。イモビライザーアンテナ27,28の間で行われるイモビライザー通信は、たとえばRFID(Radio Frequency IDentification)の規格に則った近距離無線が使用される。このイモビライザー通信の通信エリアは、たとえば数cmの範囲に設定されている。
照合ECU4は、スマート通信において、電子キー3から無線により電子キーIDを取得する。照合ECU4は、取得した電子キーIDの正否を確認することによりスマート照合を実行する。すなわち、照合ECU4は、取得した電子キーIDが、メモリ9に記憶されている電子キーIDと一致するか否かを判定することにより、スマート照合を実行する。なお、スマート照合には、室外送信機13からの通信を契機として室外の電子キー3とID照合を実行する室外スマート照合と、室内送信機14からの通信を契機として室内の電子キー3とID照合を実行する室内スマート照合とがある。また、照合ECU4は、イモビライザー通信において電子キー3から無線通信によりイモビライザーIDを取得する。そして、照合ECU4は、取得したイモビライザーIDの正否を確認することによりイモビライザー照合を実行する。すなわち、照合ECU4は、取得したイモビライザーIDが、メモリ9に記憶されているイモビライザーIDと一致するか否かを判定することにより、イモビライザー照合を実行する。
また、車両1は、ユーザの生体情報Dbiを検出するセンサ部31を備えている。センサ部31は、ユーザが車内に乗車してエンジン7を始動するまでの操作過程上に配置されている。具体的には、センサ部31はエンジンスイッチ18のノブ19に設けられている。センサ部31には、たとえば指紋センサ31aが採用されている。指紋センサ31aは、たとえばユーザの指が指紋センサ31aの表面(操作面)に接触したときの、指紋センサ31a内部の電荷の変化に基づいて、生体情報Dbiとしてのユーザの指紋を検出する。
照合ECU4のメモリ9には、予め正規のユーザの生体情報Dbiが登録されている。照合ECU4は、センサ部31により検出された生体情報Dbiを、メモリ9に記憶されている生体情報Dbiと比較することにより、生体認証を実行する。照合ECU4は、スマート照合および生体認証の両方が成立することを確認すると、エンジンスイッチ18の操作による車両1の電源遷移操作を許可する。なお、車両1の電源遷移操作が許可された場合、ユーザによりエンジンスイッチ18が操作されると、エンジン7が始動される。
また、生体認証併用電子キーシステム2は、電子キー3とその通信相手(たとえば車両1)との間で、生体認証が不成立となったときであっても、エンジン7(機器)の始動を許可する代替機能を備えている。すなわち、生体認証併用電子キーシステム2は、キー照合は成立するものの生体認証が不成立となったときであっても、キー照合および代替機能による代替認証が成立したときには、エンジン7の始動を許可する。これは、本来であれば、スマート照合が成立したものの、生体認証が不成立となったときには、車両1のエンジン7を始動させることができず、エンジン7を始動させたければ、室内で電子キー3を取り出してイモビライザー照合をしなければならず、これを不便と感じるためである。特に、ユーザが指紋認証に用いる指に傷が付いた際や、雨で指が濡れてしまった際には、指紋認証が不成立となりやすいが、このような場合にまで室内で電子キー3を取り出さなければならないのは不便である。室内で電子キー3を取り出さなければならないとすれば、スマート照合によってエンジン7を、電子キー3を手に持つことなく始動を許可できるメリットを低減させてしまうおそれもある。この点、本実施形態では、ユーザが生体認証に失敗した場合であっても、代替認証が成立すれば、電子キー3を取り出すことなしにエンジン7の始動を許可できるようになっている。なお、車両1のドアの施解錠は、スマート照合やワイヤレス照合などの通常のキー照合とすることが好ましい。
生体認証併用電子キーシステム2は、生体認証が不成立となったときに、その旨をユーザに通知する不成立通知部34a,34bを備えている。不成立通知部34aは、車両1の照合ECU4に設けられ、不成立通知部34bは、電子キー3のキー制御部22に設けられている。生体認証の不成立の通知は、不成立通知部34a,34bが協同して実行することにより、たとえばエンジンスイッチ18への表示や音声による通知を通じて実施される。
生体認証併用電子キーシステム2は、生体認証の不成立の通知を受けたユーザが、エンジンスイッチ18に対して所定の操作をすることに基づく代替認証を実行する代替認証部35を備えている。代替認証部35は、照合ECU4に設けられている。代替認証を成立させるための所定の操作としては、センサ部31に対して所定の回数だけタップ(接触操作)することの他、センサ部31に対して所定の方向になぞる(接触しながら操作する)ことなどが挙げられる。
具体的には、代替認証部35は、センサ部31(指紋センサ31a)に対して、たとえば予め決められた第1の時間間隔で3回連続タッチした後に、予め決められた第2の時間が経過してから再び第1の時間間隔で5回連続タッチして、さらに再び予め決められた第2の時間が経過してから予め決められた第1の時間間隔で2回連続タッチした場合に、所定の操作をしたものと判定する。なお、第1の時間間隔からわずかにずれた時間間隔で連続タッチした場合であっても、許容範囲のずれ量であれば、連続タッチされたものと判定される。また、所定の時間内に行われたタッチ回数に基づいて、何回連続タッチされたかを判定するようにしてもよい。なお、メモリ9には、この所定の操作に対応した代替操作情報Dsが予め記憶されている。代替操作情報Dsは、ユーザが指紋を登録する際に同時にメモリ9に登録される。なお、所定の操作(代替操作情報Ds)は、ユーザが任意で決めるものであるため、受け付けることが可能な操作の態様であれば、どのような態様であってもよい。たとえば、所定の操作としては、ユーザによって予め決められたセンサ部31のなぞり方であってもよい。この場合、一例としては、代替認証部35は、センサ部31によって、予め決められた時間内に右、右、下、左になぞったことが検出されれば、所定の操作があったものと判定する。また、代替認証部35は、センサ部31に接触してから離れるまでの間に、センサ部31によって予め決められたなぞり方が検出された場合に、所定の操作があったものと判定してもよい。すなわち、メモリ9には、ユーザによって予めセンサ部31をなぞる経路が代替操作情報として登録されており、照合ECU4は、ユーザが当該経路に沿うようにセンサ部31をなぞったときに、所定の操作があったものと判定する。
なお、センサ部31としての指紋センサ31aは、指紋を検出するものであるものの、その表面にユーザの指が接触したことを、指紋センサ31a内部の電荷の変化に基づいて検出できる。また、指紋センサ31aは、指紋センサ31aに接触した指が移動していることを、すなわち指紋センサ31aのなぞり方を、指紋センサ31a内部の電荷の変化に基づいて検出できる。
代替認証部35は、ユーザにより登録された所定の操作が検出されるかどうかに基づき、生体認証の代替となる代替認証が成立するか否かを確認する。
また、車両1の照合ECU4は、作動許可部36を備えている。作動許可部36は、照合ECU4に設けられている。作動許可部36は、スマート認証および生体認証が成立したときにエンジン7の始動を許可するとともに、生体認証が失敗した場合であっても、スマート認証および代替認証が成立したときにはエンジン7の始動を許可する。
つぎに、図2〜4を用いて、生体認証併用電子キーシステム2の動作について説明する。
図2に示すように、室外送信機13は、LF電波により車両1の周囲に室外通信エリアEaを形成する。なお、室外通信エリアは、一例として運転席側と助手席側との2つを図示しているが、配置する室外送信機13の場所および個数に応じて、その数や位置を適宜変更してもよい。室外送信機13は、電子キー3を探索するべく、ウェイク信号(起動信号)を定期的に送信する。電子キー3は、定期的に送信されるウェイク信号を受信したとき、その応答を返信する。
電子キー3が室外通信エリアEaに入ることにより、車両1と電子キー3との間で通信(車外スマート通信)が確立すると、スマート照合(車外スマート照合)が開始される。スマート照合には、車両1が持つ固有の車両コードを認証する車両コード照合と、暗号鍵を使用したチャレンジレスポンス認証と、電子キーIDを認証する電子キーID照合とが含まれる。照合ECU4は、室外通信エリアEa内の電子キー3との間で、これらの照合や認証の全てが成立するか否かを確認することにより、室外スマート照合を実行する。照合ECU4は、室外スマート照合が成立することを確認すると、ボディECU5による車両1のドアの施解錠を許可または実行させる。
ドアの施解錠は、たとえば電子キー3からの通信を契機としてID照合(ワイヤレス照合)が実行されるワイヤレスキーシステムにより実行してもよい。ワイヤレスキーシステムは、電子キー3に設けられた操作スイッチ37を用いた遠隔操作によって、ドアの施解錠を切り替えるものである。電子キー3の操作スイッチ37として、解錠スイッチ37aを操作することにより、電子キー3により解錠要求信号がUHF通信により送信される。照合ECU4は、電子キー3から送信された解錠要求信号を電波受信機15により受信すると、解除要求信号に含まれる電子キーIDの成否を確認する。そして、照合ECU4は、ID照合が成立すれば、解除要求信号に基づいて車両1のドアを解錠する。なお、電子キー3の施錠スイッチ37bが操作されたときにも、同様の通信および照合を行うことにより、車両1のドアが施錠される。
図3に示すように、照合ECU4は、ユーザの乗車をたとえばドアカーテシスイッチなどにより確認すると、室外送信機13に代えて、室内送信機14からウェイク信号を送信する。室内送信機14は、LF電波により車内一帯にウェイク信号の室内通信エリアEbを形成する。電子キー3が室内通信エリアEb内に入って、車両1と電子キー3との間で通信(室内スマート通信)が確立すると、スマート照合(室内スマート照合)が開始される。照合ECU4は、室内の電子キー3との間で、車両コード照合、チャレンジレスポンス認証、および電子キーID照合の正否を確認する室内スマート照合を実行する。
照合ECU4は、室内コード照合、チャレンジレスポンス認証、および電子キーID照合の全てが成立することを確認すると、室内スマート照合が成立したものと認識する。一方、照合ECU4は、車両コード照合、チャレンジレスポンス認証、および電子キーID照合の1つでも成立しないことを確認すると、室内スマート照合が不成立と認識する。なお、照合ECU4は、室内スマート照合が不成立であると認識すると、生体認証の正否によらずに、エンジンスイッチ18の操作による車両1の電源遷移操作を許可しない。
図4に示すように、車両1に乗車したユーザがエンジン7を始動するとき、ユーザはエンジンスイッチ18のノブ19を押下操作する。照合ECU4は、エンジンスイッチ18のノブ19が押下操作されたとき、エンジンスイッチ18のノブ19に設けられたセンサ部31(指紋センサ31a)から生体情報Dbiを取得する。そして、照合ECU4は、取得した生体情報Dbiの正否を確認する生体認証を実行する。このとき、照合ECU4は、センサ部31により検出された生体情報Dbiと、メモリ9に記憶されている生体情報Dbiとを比較することにより、センサ部31から取得された生体情報Dbiの正否を確認する。照合ECU4は、これらの生体情報Dbiが一致すれば生体認証を成立したものと判定し、一致しなければ生体認証が成立しなかったものと判定する。
照合ECU4は、スマート照合(室内スマート照合)および生体認証の両方が成立することを確認すると、エンジンスイッチ18の操作による車両1の電源遷移操作を許可する。これにより、たとえばブレーキペダルを踏みながらエンジンスイッチ18が操作されれば、エンジン7が始動する。
一方、照合ECU4は、室内スマート照合が成立しているときに、センサ部31から生体情報Dbiを取得したにも関わらず、生体認証が成立しないことを確認すると、その代替認証が成立したか否かを確認する。そして、照合ECU4は、スマート照合および代替認証の両方が成立することを確認すると、エンジンスイッチ18の操作による車両1の電源遷移操作を許可する。
つぎに、照合ECU4で行われる、代替認証の正否に基づいたエンジンスイッチ18の操作による電源遷移操作を許可する手順について、フローチャートを用いて説明する。なお、ここでは、室外スマート照合についての手順を省略し、ユーザが室内にいるときエンジン7を始動させるための手順を中心に説明する。
図5のフローチャートに示すように、照合ECU4は、ウェイク信号を定期的に送信し(ステップS1)、室内通信エリアEb内に電子キー3がある場合(ステップS2)、室内スマート照合を実行し(ステップS3)、室内スマート照合が成立したか否かを判定する(ステップS4)。なお、室内通信エリアEb内に電子キー3があるか否かは、電子キー3が定期的に送信されるウェイク信号に対して応答するか否かに基づいて判定できる。照合ECU4は、車両コード照合、チャレンジレスポンス認証、および電子キー照合の全てが成立したか否かに基づいて、室内スマート照合が成立したか否かを判定する。
照合ECU4は、室内スマート照合が成立した旨判定される場合(ステップS4のYES)、エンジンスイッチ18への接触があったか否かを判定する(ステップS5)。
照合ECU4は、エンジンスイッチ18への接触があった旨判定できる場合(ステップS5のYES)、生体認証を実行し(ステップS6)、生体認証が成立したか否かを判定する(ステップS7)。
照合ECU4は、生体認証が成立した旨判定される場合(ステップS7のYES)、電源遷移操作を許可し(ステップS8)、エンジンスイッチ18の操作があるか否かを判定する(ステップS9)。この場合、照合ECU4は、室内スマート照合および生体認証の両方が成立しているため、エンジン7の始動を許可するべく、電源遷移操作を許可する。電源遷移操作が許可されることにより、ユーザがエンジンスイッチ18のノブ19を押下操作すれば、エンジン7が始動することとなる。
つぎに、照合ECU4は、エンジンスイッチ18の操作がある旨判定できない場合(ステップS9のNO)、処理を終了する。
照合ECU4は、エンジンスイッチ18の操作がある旨判定できる場合(ステップS9のYES)、エンジン7を始動させる(ステップS10)。
照合ECU4は、生体認証が成立しない場合(ステップS7のNO)、生体認証が不成立である旨をユーザに通知し(ステップS11)、代替認証を実行し(ステップS12)、エンジンスイッチ18による代替認証が成立したか否かを判定する(ステップS13)。
照合ECU4は、エンジンスイッチ18による代替認証が成立した場合(ステップS13のYES)、電源遷移操作を許可する(ステップS8)。この場合、照合ECU4は、生体認証が成立しないものの、車内スマート照合および代替認証が両方とも成立するので、電源遷移操作を許可する。
照合ECU4は、エンジンスイッチ18による代替認証が成立しない場合(ステップS13のNO)、生体認証の不成立から所定時間が経過したかを判定し(ステップS14)、所定時間が経過した旨判定されるとき(ステップS14のYES)、電源遷移操作を不許可とし(ステップS15)、処理を終了する。この場合、照合ECU4は、生体認証が成立しない上、生体認証の代替となる認証である代替認証も成立しないので、エンジン7を始動すべきでないと考えられる。このため、電源遷移操作を不許可とする。なお、代替認証は、生体認証の不成立から所定時間が経過するまでの間行われる。
これに対し、照合ECU4は、生体認証の不成立から所定時間が経過した旨判定できない場合(ステップS14のNO)、代替認証を再び実行する(ステップS12)。
また、照合ECU4は、室内スマート照合が成立しない場合(ステップS4のNO)、電源遷移操作を不許可とし(ステップS15)、処理を終了する。
照合ECU4は、エンジンスイッチ18への接触があった旨判定できない場合(ステップS5のNO)、所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS16)。すなわち、所定時間が経過するまでは、生体認証を行うためにユーザがエンジンスイッチ18に接触するのを受け付ける。ユーザがエンジンスイッチ18に触れないときには、まだエンジン7を始動する意図を表していないので、その後の判定処理を実行しない。ただし、一度車内スマート照合が成立しているので、所定時間の(あるいは所定の条件が満たされている)間は、再度の車内スマート照合を行う必要はないと考えられるので、所定時間はステップS5の判定を繰り返している。
照合ECU4は、所定時間が経過した旨判定できない場合(ステップS16のNO)、所定時間が経過するまでは再度エンジンスイッチ18への接触があったか否かを判定する(ステップS5)。
照合ECU4は、所定時間が経過した旨判定できる場合(ステップS16のYES)、電源遷移操作を不許可とし(ステップS15)、処理を終了する。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の作用および効果を得ることができる。
(1)生体認証併用電子キーシステム2では、生体認証が不成立となったときであっても、代替となる認証である代替認証が成立したときには、エンジン7の始動を許可している。すなわち、生体認証併用電子キーシステム2は、スマート照合および生体認証の両方が成立しなかったとしても、スマート照合および代替認証の両方が成立するのであれば、エンジン7の始動を許可している。
指紋認証などの生体認証では、正規のユーザが生体認証を行ったとしても、誤って正規のユーザではないと判定されることにより、認証が失敗してしまうことがある。たとえば、指紋認証の場合、指紋認証に用いる指に傷が付いてしまった場合、指の表面の凹凸(指紋)が変化してしまうので、指紋センサ31aにより検出される指紋(電荷)が変化してしまう。この結果、照合ECU4は、メモリ9に登録されている正規のユーザの指紋と、指紋センサ31aにより検出された指紋が異なるものと判定して、生体認証が成立しなかったものと判定してしまう。
また、雨で指紋認証に用いる指が濡れてしまった場合や逆に指紋認証に用いる指が乾燥している場合にも同様に、生体認証が成立しなかったものと判定されるおそれがある。指が濡れている場合には、指紋センサ31a内部の電荷がより集まりやすくなり、指が乾燥している場合には、内部の電荷が集まりにくくなるので指の凹凸(指紋)を把握しにくくなるためである。
このように、正規のユーザが指紋認証を行ったとしても、誤って生体認証が成立しないことがある。仮に代替認証が設けられない場合、生体認証が失敗したときには、イモビライザー認証を行う必要があるので、電子キー3を取り出さなければならず、手間である。
この点、本実施形態では、生体認証が失敗したときであっても、生体認証の代替となる代替認証が成立したときには、エンジン7の始動を許可するので、生体認証が失敗したときであってもイモビライザー認証を行う必要がなく、電子キー3を取り出す手間も生じない。このため、ユーザの負担を抑えることができる。
(2)エンジンスイッチ18の指紋センサ31aを用いて行われる生体認証が不成立の場合であっても、エンジンスイッチ18の指紋センサ31aを用いて代替認証を行えばよいので、ユーザはエンジンスイッチ18を操作し続ければよい。このため、代替認証の際に、電子キー3を用いた認証に移行する場合には、ユーザは電子キー3を急に探す必要があるところ、本実施形態では、エンジンスイッチ18に対する一連の操作によって、代替認証を成立させることが可能である。これにより、ユーザの利便性を高めることができ、ユーザの負担をさらに減らすことができる。
(3)代替認証で用いられる所定の操作は、ユーザの指紋などの生体情報がユーザの固有の情報であるのと同様に、ユーザのみが固有に知りえる情報である。このため、ユーザのみが知りえる所定の操作に基づいて、代替認証を実行することにより、エンジン7を始動する際のセキュリティ性を確保することもできる。
(4)ユーザが意図を持って行う代替認証は、生体認証が不成立と判定されてから、一定時間のみ実施が許可される。代替認証を受け付ける時間に制限を設けることにより、代替認証のセキュリティ性を確保できる。
なお、本実施形態は次のように変更してもよい。以下の他の実施形態は、技術的に矛盾しない範囲において、互いに組み合わせることができる。
・車両1(照合ECU4)に生体情報Dbiおよび代替操作情報Dsを登録する方法は、たとえば車内のカーナビゲーションシステムを操作して車両1を登録モードに移行させ、この状態でセンサ部31に触れることで、ユーザの生体情報Dbiを登録するようにしてもよい。このように、車両1への生体情報Dbiおよび代替操作情報Dsは、様々な態様のものを採用可能である。
・電子キー3のイモビライザーアンテナ28は、たとえば送信部24に組み込まれてもよい。また、受信部23を送受信部として、これにイモビライザーアンテナ28の機能を持たせてもよい。
・生体認証の不成立通知は、車両1側(たとえばエンジンスイッチ18)で行ってもよいし、電子キー3で行われてもよい。電子キー3による不成立通知は、たとえば電子キー3における音や振動によるフィードバックにより行われる。音によるフィードバックは、たとえば電子キー3に設けられたブザーなどにより実現する。また、振動によるフィードバックは、たとえば電子キー3に設けられた振動素子を駆動することにより実現する。
・キー照合は、スマート照合に限らず、他の照合を採用してもよい。
・生体認証は、ユーザの生体情報Dbiを用いた認証であれば、どのようなものであってもよい。たとえば、生体情報Dbiとして、本実施形態のように指紋を用いてもよいし、ユーザの声、静脈、眼孔の虹彩などを用いてもよい。たとえば、生体情報Dbiとして静脈を用いる場合には、センサ部31に静脈センサが設けられ、生体認証を行う際に、ユーザが静脈センサに指を接触させることにより静脈を検出する。そして、当該静脈が予め記憶されている正規のユーザの静脈と一致するか否かに基づいて、生体認証を実行する。
・エンジンスイッチ18にセンサ部31が設けられるのに限らず、ユーザがエンジンスイッチ18を押下操作するまでの動作過程において、ユーザの生体情報を検出できる室内の位置であればどのような位置に設けられてもよい。
・スマート照合のシステムは、車室内外にそれぞれ別途のエリアを形成して通信を確立させる方式に限定されない。たとえば、アレーアンテナを使用して電子キー3との距離を測定することにより、キー位置を特定するシステムであってもよい。また、車体の左右にLFアンテナを配置して、これらのアンテナの電波に対する電子キー3の応答を確認することにより、電子キー3が車室内外のいずれにあるのかを判定するものであってもよい。
・図5では、生体認証が成立することにより電源遷移操作が許可されたとき(ステップS7,S8)、エンジンスイッチの操作があるか否かを判定したが、ステップS9は設けなくてもよい。すなわち、照合ECU4は、生体認証が成立したとき(ステップS7のYES)、エンジンスイッチ18の操作のあるなしによらずに、エンジン7を始動するようにしてもよい。
1…車両、2…生体認証併用電子キーシステム、3…電子キー、4…照合ECU、5…ボディECU、6…エンジンECU、7…エンジン、8…通信線、9…メモリ、10…ドアロック装置、13…室外送信機、14…室内送信機、15…電波受信機、18…エンジンスイッチ、19…ノブ、22…キー制御部、23…受信部、24…送信部、25…メモリ、27,28…イモビライザーアンテナ、31…センサ部、31a…指紋センサ、34a,34b…不成立通知部、35…代替認証部、36…作動許可部、37…操作スイッチ、37a…解錠スイッチ、37b…施錠スイッチ、Ds…代替操作情報、Dbi…生体情報、Ea…室外通信エリア、Eb…室内通信エリア。

Claims (8)

  1. 生体認証センサにより検出される生体情報に基づいて実行される生体認証が成立したとき、エンジンスイッチによるエンジンの始動が許可されるエンジンスイッチ装置において、
    予め記憶されている生体情報が、前記生体認証センサにより検出される生体情報と一致する場合、前記生体認証が成立したものと判定する生体認証判定部と、
    前記生体認証が不成立のとき、ユーザが前記エンジンスイッチに対して所定の操作をしたことに基づく代替認証を実行する代替認証部と、
    前記生体認証が成立したときに前記エンジンの始動を許可または実行するとともに、前記生体認証が不成立のときであっても、前記代替認証部により実行される代替認証が成立したとき、前記エンジンの始動を許可または実行する作動許可部と、を備えるエンジンスイッチ装置。
  2. 請求項1に記載のエンジンスイッチ装置において、
    ユーザが所持する電子キーから無線送信される電子キーIDと予め記憶されている登録IDとが一致するか否かに基づいてキー照合を実行するキー照合部を備え、
    前記作動許可部は、
    前記生体認証および前記キー照合の両方が成立したとき、前記エンジンの始動を許可または実行し、
    前記生体認証が不成立のとき、前記代替認証および前記キー照合の両方が成立すれば、前記エンジンの始動を許可または実行するエンジンスイッチ装置。
  3. 請求項1または2に記載のエンジンスイッチ装置において、
    前記生体認証が不成立となったとき、前記エンジンスイッチあるいはユーザが所持する電子キーを通じて、ユーザに前記生体認証の不成立を通知する不成立通知部を備えているエンジンスイッチ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のエンジンスイッチ装置において、
    前記代替認証は、前記生体認証が不成立と判定されてから、所定時間のみ行われるエンジンスイッチ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のエンジンスイッチ装置において、
    前記エンジンスイッチの操作面には、前記生体認証センサとしての指紋センサが設けられており、
    前記指紋センサは、前記生体情報としての指紋を検出するエンジンスイッチ装置。
  6. 請求項5に記載のエンジンスイッチ装置において、
    前記代替認証におけるユーザの前記エンジンスイッチに対する前記所定の操作は、前記指紋センサにより検出され、
    前記代替認証部は、ユーザによる前記エンジンスイッチの操作面上での接触動作が、予め登録された動作と同じであるときに、前記代替認証が成立したものと判定するエンジンスイッチ装置。
  7. 請求項5または6に記載のエンジンスイッチ装置において、
    前記所定の操作は、前記エンジンスイッチの操作面を、予め登録された回数だけ接触操作することを含むエンジンスイッチ装置。
  8. 請求項5または6に記載のエンジンスイッチ装置において、
    前記所定の操作は、前記エンジンスイッチの操作面を、予め登録された経路で接触しながら操作することであるエンジンスイッチ装置。
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