JP2019049651A - 像保持体、画像形成ユニット、画像形成装置 - Google Patents

像保持体、画像形成ユニット、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】接地板の一部を折り曲げた押付部を厚さ0.4〔mm〕の基材に押し付け、接地板の他の一部を折り曲げた他の押付部を軸部材に押し付ける構成において、耐久後の他の押付部と軸部材との接地抵抗を100〔Ω〕以下にすることができる像保持体、画像形成ユニット、及び画像形成装置を得る。【解決手段】金属板の接地板には、基材の内周面に押し付けられている押付部と、軸部材の外周面に6.4〔N〕以上14.0〔N〕以下の押付力で押し付けられている他の押付部とが形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、像保持体、画像形成ユニット、及び画像形成装置に関する。
特許文献1に記載の電子写真感光体は、回転可能に支持するためにシャフトが挿入される中心軸孔と、ドラムとシャフト間の電気的導通のためにフランジの内側端面に取り付けられるアース板とを備えている。
特開2003−233271号公報
像保持体は、アルミニウム製の円筒状の基材と、基材の外周面に形成された感光層と、基材の内周面に押し付けられる押付部とを有している。この押付部は、金属製の接地板の一部を折り曲げることで形成されている。また、この接地板には、像保持体の回転軸を構成する金属製の軸部材(シャフト)に押し付けられる他の押付部が、接地板の他の一部を折り曲げることで形成されている。
ここで、基材のコストを低減するため、基材の厚さを薄くすることがある。具体的には、厚さを0.7〔mm〕から0.4〔mm〕に薄くすることがある。この基材の厚さの変更に伴って、接地板の材質を見直すことがある。接地板の材質を見直すことで、他の押付部の軸部材に対する押付力が強すぎると、耐久時に他の押付部に変形が生じて、耐久後に、他の押付部と軸部材との接地抵抗が基準値を上回ることがある。これに対して、他の押付部の軸部材に対する押付力が弱すぎても、耐久時に他の押付部に変形が生じて、耐久後に、他の押付部と軸部材との接地抵抗が基準値を上回ることがある。
本発明の課題は、接地板の一部を折り曲げた押付部を厚さ0.4〔mm〕の基材に押し付け、接地板の他の一部を折り曲げた他の押付部を軸部材に押し付ける構成において、耐久後の他の押付部と軸部材との接地抵抗を100〔Ω〕以下にすることである。
本発明の請求項1に係る像保持体は、アルミニウム製の円筒状で、厚さが0.4〔mm〕の基材と、前記基材の端部に取り付けられて前記基材の開口を閉塞し、金属製の軸部材に回転可能に支持される閉塞部材と、金属板で、前記基材の内周面に押し付けられている押付部と、前記軸部材の外周面に6.4〔N〕以上14.0〔N〕以下の押付力で押し付けられている他の押付部とを有する接地板と、前記基材の外周面に形成された感光層と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る像保持体は、請求項1に記載の像保持体において、前記他の押付部には、導電性の樹脂材料で形成された導電部材が取り付けられ、前記他の押付部は、前記軸部材との間に前記導電部材を挟んだ状態で、前記軸部材に押し付けられ、前記基材の中心軸に沿った切断面において、前記軸部材に接している前記導電部材の接触部は、前記基材の軸方向に沿った直線状とされていることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る像保持体は、請求項2に記載の像保持体において、前記基材の軸方向から見て、凹状に湾曲していることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る像保持体は、請求項3に記載の像保持体において、前記基材の軸方向から見て、前記接触部は、前記軸部材の外周面に沿った円弧状とされていることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る像保持体は、請求項1から4の何れか1項に記載の像保持体において、前記他の押付部には、導電性の樹脂部材で形成された導電部材が取り付けられ、前記他の押付部は、前記軸部材との間に前記導電部材を挟んだ状態で、前記軸部材に押し付けられ、前記導電部材には、前記軸部材において前記基材の軸方向を向いた端面と、前記軸方向で当たる当たり部が形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る像保持体は、請求項5に記載の像保持体において、前記閉塞部材には、前記軸部材が貫通する貫通孔が形成されており、前記基材の径方向における、前記当たり部と前記軸部材の端面との重なり代は、前記貫通孔の孔径と前記軸部材の外径との差以上であることを特徴とする。
本発明の請求項7に係る画像形成ユニットは、請求項1から6の何れか1項に記載の像保持体と、前記像保持体の外周面を帯電する帯電部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項8に係る画像形成装置は、請求項7に記載の画像形成ユニットと、帯電した前記像保持体の外周面を露光することで形成された静電潜像が現像されることで形成されたトナー画像を記録媒体に転写する転写部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項9に係る画像形成装置は、請求項1から6の何れか1項に記載の像保持体と、前記像保持体の外周面を帯電する帯電部材と、帯電した前記像保持体の外周面を露光することで形成された静電潜像が現像されることで形成されたトナー画像を記録媒体に転写する転写部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項1の像保持体によれば、接地板の一部を折り曲げた押付部を厚さ0.4〔mm〕の基材に押し付け、接地板の他の一部を折り曲げた他の押付部を軸部材に押し付ける構成において、耐久後の他の押付部と軸部材との接地抵抗を100〔Ω〕以下にすることができる。
本発明の請求項2の像保持体によれば、軸部材に接している押付部が軸部材側に突出した突起である場合と比して、耐久後の他の押付部と軸部材との接地抵抗の上昇を抑制することができる。
本発明の請求項3の像保持体によれば、軸部材に接している接触部が平面状の場合と比して、耐久後の他の押付部と軸部材との接地抵抗の上昇を抑制することができる。
本発明の請求項4の像保持体によれば、軸部材に接している接触部が軸部材の外周面より大きい円弧状である場合と比して、耐久後の他の押付部と軸部材との接地抵抗の上昇を抑制することができる。
本発明の請求項5の像保持体によれば、導電部材が軸部材と、基材の径方向でのみ接している場合と比して、導電部材と軸部材とが離間するのを抑制することができる。
本発明の請求項6の像保持体によれば、当たり部と端面との重なり代が、貫通孔の孔径と軸部材の外径との差より小さい場合と比して、導電部材と軸部材とが離間するのを抑制することができる。
本発明の請求項7の画像形成ユニットによれば、耐久後の他の押付部と軸部材との接地抵抗が100〔Ω〕より大きい場合と比して、像保持体上の画像の濃度ムラを抑制することができる。
本発明の請求項8の画像形成装置によれば、耐久後の他の押付部と軸部材との接地抵抗が100〔Ω〕より大きい場合と比して、出力画像の濃度ムラを抑制することができる。
本発明の請求項9の画像形成装置によれば、耐久後の他の押付部と軸部材との接地抵抗が100〔Ω〕より大きい場合と比して、出力画像の濃度ムラを抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る像保持体を示した拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係る像保持体を示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る像保持体、及び帯電装置を示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る像保持体、及び現像装置を示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る像保持体の接地部材、及び閉塞部材を示した分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る像保持体を示した分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る像保持体の評価を説明するのに用いた説明図である。 本発明の第1実施形態に係る像保持体の評価を説明するのに用いた説明図である。 本発明の第1実施形態に係る像保持体の評価結果を表で示した図面である。 (A)(B)(C)本発明の第1実施形態に係る像保持体を構成する基材の製造工程を示した工程図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係る像保持体を構成する基材の製造工程を示した工程図である。 本発明の第1実施形態に係る像保持体を構成する基材を製造するのに用いられるパンチ型、及びしごき型を示した斜視図である。 (A)(B)(C)本発明の第1実施形態に係る像保持体を構成する基材の製造工程を示した工程図である。 (A)(B)(C)本発明の第1実施形態に係る像保持体を構成する基材の製造工程を示した工程図である。 (A)(B)(C)本発明の第1実施形態に係る像保持体を構成する基材の製造工程を示した工程図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を示した概略構成図である。 本発明の第2実施形態に係る像保持体の接地部材を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る像保持体を示した断面図である。 本発明の第2実施形態に係る像保持体を示した断面図である。 本発明の第3実施形態に係る像保持体を示した断面図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る像保持体、画像形成ユニット及び画像形成装置の一例を図1〜図16に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
(全体構成)
図16に示されるように、本実施形態に係る画像形成装置10には、記録媒体としてのシート部材Pが収容される収容部14と、収容部14に収容されたシート部材Pを搬送する搬送部16とが備えられている。さらに、画像形成装置10には、収容部14から搬送部16によって搬送されるシート部材Pに画像形成を行う画像形成部20と、各部を制御する制御部48とが備えられている。
〔収容部〕
収容部14には、画像形成装置10の装置本体10Aから装置奥行方向の手前側に引き出し可能な収容部材14Aが備えられており、この収容部材14Aにシート部材Pが積載されている。さらに、収容部14には、収容部材14Aに積載されたシート部材Pを、搬送部16を構成する搬送経路28に送り出す送出ロール14Bが備えられている。
〔搬送部〕
搬送部16には、シート部材Pが搬送される搬送経路28に沿ってシート部材Pを搬送する複数の搬送ロール(符号省略)が備えられている。
〔画像形成部〕
画像形成部20には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成ユニット18Y、18M、18C、18Kと、後述する像保持体26に露光光を照射する露光装置42とが備えられている。なお、以後の説明では、Y、M、C、Kを区別して説明する必要が無い場合は、Y、M、C、Kを省略して記載することがある。
各色の画像形成ユニット18(所謂プロセスカートリッジ)は、装置本体10Aに対して夫々着脱可能とされている。そして、各色の画像形成ユニット18には、像保持体26と、像保持体26の表面を帯電する帯電部材38とが備えられている。さらに、画像形成ユニット18には、帯電した像保持体26に露光装置42が露光光を照射することで形成された静電潜像を現像してトナー画像として可視化する現像装置36が備えられている。なお、帯電部材38、現像装置36、及び像保持体26については、詳細を後述する。
さらに、画像形成部20には、図中矢印A方向に周回する無端状の転写ベルト22と、各色の画像形成ユニット18によって形成されたトナー画像を転写ベルト22に転写する一次転写ロール44とが備えられている。また、画像形成部20には、転写ベルト22に転写されたトナー画像をシート部材Pに転写する二次転写ロール46と、トナー画像が転写されたシート部材Pを加熱・加圧して、トナー画像をシート部材Pに定着する定着装置50とが備えられている。二次転写ロール46は、転写部材の一例である。
(画像形成装置の作用)
画像形成装置10では、次のようにして画像が形成される。
先ず、各色の帯電部材38は、各色の像保持体26の表面を予定の電位で一様にマイナス帯電する。続いて、露光装置42は、帯電した各色の像保持体26の表面に露光光を照射して静電潜像を形成する。これにより、静電潜像が各色の像保持体26の表面に形成される。さらに、各色の現像装置36は、この静電潜像を現像し、トナー画像として可視化する。また、各色の像保持体26の表面に形成されたトナー画像は、一次転写ロール44によって転写ベルト22に順番に転写される。
そこで、収容部材14Aから送出ロール14Bによって搬送経路28へ送り出されたシート部材Pは、転写ベルト22と二次転写ロール46とが接する転写位置Tへ送り出される。転写位置Tでは、シート部材Pが転写ベルト22と二次転写ロール46との間で搬送されることで、転写ベルト22のトナー画像は、シート部材Pに転写される。
また、シート部材Pに転写されたトナー画像が、定着装置50によってシート部材Pに定着される。そして、トナー画像が定着されたシート部材Pは、装置本体10Aの外部へ排出される。
(要部構成)
次に、帯電部材38、現像装置36、像保持体26の構成、及び像保持体26を構成する基材80の製造方法について説明する。
〔帯電部材38〕
帯電部材38は、図3に示されるように、像保持体26に対して下方に配置されている。この帯電部材38は、装置奥行方向に延びる軸部材92と、円筒状で軸部材92が貫通している弾性部94とを備えている。この軸部材92は、画像形成ユニット18の筐体の一部を構成する支持部材98に回転可能に支持されている。また、弾性部94の外周面は、像保持体26に接している。そして、軸部材92に電圧が印加され、帯電部材38が回転する像保持体26と従動して回転することで、帯電部材38は、像保持体26の表面を帯電するようになっている。
〔現像装置36〕
現像装置36は、図4に示されるように、像保持体26に対して装置幅方向の一方側(図中下側)に配置されており、現像剤を保持し、像保持体26との間で現像ギャップ(隙間)が形成されている現像ロール74を備えている。さらに、現像装置36は、現像ロール74の回転軸を構成する軸部材78と、一対の調整ロール76とを備えている。
また、軸部材78は、支持部材98に回転可能に支持されている。さらに、一対の調整ロール76は、装置奥行方向から現像ロール74を挟むように、軸部材78に取り付けられている。一対の調整ロール76は、互いに同様の構成とされており、夫々の調整ロール76の外径は、現像ロール74の外径よりも大きくされている。
この構成において、一対の調整ロール76の外周面が、像保持体26に接することで、現像ロール74と像保持体26との間に現像ギャップ(隙間)が形成される。
〔像保持体26〕
像保持体26は、図2、図6に示されるように、装置奥行方向を軸方向としており、装置奥行方向に延びる円筒状の基材80を備えている。さらに、像保持体26は、基材80において装置奥行方向の手前側の端部に嵌められて基材80の開口を閉塞している閉塞部材82と、基材80において装置奥行方向の奥側の端部に嵌められて基材80の開口を閉塞している閉塞部材84とを備えている。また、像保持体26は、像保持体26の回転軸の一部を構成する軸部材54と、像保持体26を接地するための接地部材64と、基材80の外周面80Bに形成され、光が照射されて性質が変化して静電潜像が形成される感光層86とを備えている。
−基材80、感光層86−
基材80は、一例として、アルミニウムを用いて円筒状に形成され、外径30〔mm〕、長さ253〔mm〕、厚さ0.4〔mm〕とされている。なお、基材80の厚さについては、0.4〔mm〕と記載したが、製造ばらつきを考慮すると、厚さは、0.35〔mm〕以上0.45〔mm〕以下である。つまり、「基材80の厚さ0.4〔mm〕」とは、厚さ0.35〔mm〕以上0.45〔mm〕以下のことである。
このように、基材80の厚さが0.4〔mm〕になっているため、従来の厚さが0.7〔mm〕の基材と比して、質量が軽くなっており、かつ、コストが低減されている。換言すれば、像保持体26のコストは、従来の厚さが0.7〔mm〕の基材を用いる場合と比して、低減されている。
感光層86は、光が照射されて電荷を発生する電荷発生材料を含んだ感光層を基材80の外周面80Bに設けることで形成されている(図2参照)。
−閉塞部材82−
閉塞部材82は、一例として、ポリカーボネート樹脂を用いて形成されており、図2、図4に示されるように、閉塞部材82の一部が基材80の内部に挿入されることで、基材80の端部に嵌められている。この状態で、閉塞部材82は、基材80の開口を閉塞している。
そして、閉塞部材82は、閉塞部材82が基材80の端部に嵌められた状態で、基材80の軸方向で基材80の端面が突き当てられている当て面82Bと、当て面82Bと一端が接しており、基材80の内周面80Aと対向する対向面82Cとを有している。さらに、閉塞部材82は、対向面82Cと一端が接しており、外径が徐々に小さくなる錐面82Dと、軸部材54が貫通する貫通孔82Aとを有している。
貫通孔82Aの孔径は、一例として、5.2〔mm〕とされている。そして、後述する軸部材54をこの貫通孔82Aに貫通させることで、閉塞部材82は、軸部材54を中心として回転するようになっている。さらに、基材80の内周面80Aにおいて対向面82Cと対向する部分と、閉塞部材82の対向面82Cとは、接着剤S(例えば、シアノアクリレート系接着剤)によって接着されている。
具体的には、基材80の内周面80Aの端部側の部分に接着剤Sを塗布した状態で、閉塞部材82の一部を基材80の内部に挿入されることで、閉塞部材82の対向面82Cと、基材80の内周面80Aとが、接着剤Sによって接着されている。ここで、接着剤Sは、基材80の内周面80Aの端部から閉塞部材82の対向面82Cの長さより長い範囲で、基材80の内周面80Aに塗布される。
−閉塞部材84−
閉塞部材84は、一例として、ポリカーボネート樹脂を用いて形成されており、図2、図5に示されるように、閉塞部材84の一部が基材80の内部に挿入されることで、基材80の端部に嵌められている。この状態で、閉塞部材84は、基材80の開口を閉塞している。
そして、閉塞部材84は、閉塞部材84が基材80の端部に嵌められた状態で、基材80の軸方向で基材80の端面が突き当てられている当て面84Bと、当て面84Bと一端が接しており、基材80の内周面80Aと対向する対向面84Cとを有している。さらに、閉塞部材84は、対向面84Cと一端が接しており、外径が徐々に小さくなる錐面84Dと、錐面84Dの端縁に囲まれており、閉塞部材82側を向く円状の円状面84Eとを有している。
また、閉塞部材84は、閉塞部材82とは反対側に突出すると共に、装置奥行方向に延びる断面円状の突出部84Fを有している。この突出部84Fの基端側の部分は、支持部材98に形成された貫通孔(符号省略)に回転可能に支持されている。さらに、突出部84Fの先端側の部分には、ギア歯を有するギア部90が形成されている。そして、このギア部90を介して、画像形成装置10に備えられたモータ88からの回転力が、像保持体26に伝達されるようになっている。
さらに、閉塞部材84は、画像形成装置10(図16参照)の図示せぬフレームに取り付けられ、装置奥行方向に延びる軸部材32が貫通する貫通孔84Aを有している。この貫通孔82Aの孔径は、一例として、5.2〔mm〕とされている。そして、この軸部材32の先端は、閉塞部材84から基材80の内部に突出している。軸部材32の先端側の部分には、径寸法が徐々に小さくなる円錐面32Bと、装置奥行方向(基材80の軸方向)の手前側を向いた端面32Cとが形成されている。この軸部材32は、像保持体26の回転軸の他の一部を構成しており、一例として、導電性のSUM−Niシャフト(硫黄快削鋼にニッケルメッキを施したシャフト)が用いられ、外径5〔mm〕とされている。
そして、軸部材32をこの貫通孔84Aに貫通させることで、閉塞部材84は、軸部材54を中心として回転するようになっている。さらに、基材80の内周面80Aにおいて対向面84Cと対向する部分と、閉塞部材84の対向面84Cとは、接着剤S(例えば、シアノアクリレート系接着剤)によって接着されている。
具体的には、基材80の内周面80Aの端部側の部分に接着剤Sを塗布した状態で、閉塞部材84の一部を基材80の内部に挿入されることで、閉塞部材84の対向面84Cと、基材80の内周面80Aとが、接着剤Sによって接着されている。ここで、接着剤Sは、基材80の内周面80Aの端部から閉塞部材84の対向面84Cの長さより長い範囲で、基材80の内周面80Aに塗布される。
−軸部材54−
図2に示す軸部材54は、一例として、導電性のSUM−Niシャフト(硫黄快削鋼にニッケルメッキを施したシャフト)が用いられており、外径5〔mm〕とされている。そして、軸部材54の基端は、支持部材98に取り付けられており、軸部材54の先端は、閉塞部材82から基材80の内部に突出している。
また、軸部材54は、前述した軸部材32と同軸上に配置されている。そして、軸部材54の先端と軸部材32の先端とは、基材80の内部で、装置奥行方向に対向している。
この構成において、モータ88からの回転力が、ギア部90を介して像保持体26に伝達されると、基材80、閉塞部材82、閉塞部材84、及び後述する接地部材64が、軸部材32、54を中心として回転する。具体的には、軸部材32、54は回転することなく、基材80、閉塞部材82、閉塞部材84、及び後述する接地部材64が、軸部材32、54を中心として回転する。
−接地部材64−
接地部材64は、図1、図2、図5に示されるように、閉塞部材84の閉塞部材82側で、基材80の内部に配置されている。そして、接地部材64は、金属板の接地板66と、樹脂製で直方体状の一対の導電部材68とを有している。
接地板66は、一例として、厚さ0.2〔mm〕のSUS304−CSP 調質記号H(JIS G 4313:1996)を予め決められた形状にトリミングして、折り曲げることで形成されており、円状の本体部66Aと、一対の耳部66Bと、一対の切り起し部66Cとを有している。耳部66Bは、押付部の一例で、切り起し部66Cは、他の押付部の一例である。
本体部66Aの外径は、閉塞部材84の円状面84Eの外径と同様されており、本体部66Aは、閉塞部材84の円状面84Eに重ねられている。そして、本体部66Aの図示せぬ固定部を円状面84Eの図示せぬ被固定部に固定させることで、接地部材64は、閉塞部材84に取り付けられている。具体的には、本体部66Aが円状面84Eから浮かないように、本体部66Aは、円状面84Eに固定されている。
耳部66Bは、円状の本体部66Aの中心を挟んで、一対設けられており、夫々の耳部66Bは、本体部66Aの外周縁から本体部66Aの径方向に突出する部分を、閉塞部材84側に折り曲げることで形成されている。これにより、耳部66Bは、基端が折り曲げられた状態の片持ち部となっている。そして、この耳部66Bの先端(自由端)が、基材80の内周面80Aに押し付けられている(図2参照)。つまり、耳部66Bは、基端が弾性変形する板バネとされている。
そして、本実施形態では、耳部66Bの先端が基材80の内周面80Aに押し付けられている位置は、基材80の端部から3.5〔mm〕程度離れた位置である。さらに、耳部66Bの先端が基材80の内周面80Aに押し付けられている位置は、像保持体26にトナー画像が形成される画像形成領域いから18〔mm〕程度離れた位置である。
この耳部66Bは、先端の角部にRが形成された(丸められた)矩形状とされている。また、耳部66Bの幅(図5中L2)は、3〔mm〕とされ、耳部66Bの長さ(図5中L3)は、3.5〔mm〕とされている。
ここで、夫々の耳部66Bは、基材80の内周面80Aに0.5〔N〕以上、5.0〔N〕以下の押付力で押し付けられている。なお、耳部66Bの押付力については、後述する接地抵抗の観点から、1.0〔N〕以上、4.0〔N〕以下が好ましく、2.0〔N〕以上、3.0〔N〕以下が、さらに好ましい。このように、夫々の耳部66Bの基材80の内周面80Aに対しする押付力を、0.5〔N〕以上、5.0〔N〕以下とすることで、この部分の基材80の真円度は40〔μm〕以下となっている。
この押付力の測定については、図7に示されるように、接地部材64を閉塞部材84に取り付けた状態で、閉塞部材84を治具Gに図示せぬ取付具で取り付ける。そして、プッシュプルゲージを用いて、耳部66Bの先端を閉塞部材84の中心線C1側(図中矢印F1側)に0.1〔mm〕刻みで押し付けながら力を検出する。さらに、移動量と、検出した力とのグラフを作製し、基材80の内周面80Aに相当する位置で検出した力を、耳部66Bが基材80の内周面80Aに押し付けられている押付力とする。つまり、自由状態(外力が負荷されていない状態)の耳部66Bの先端は、基材80Aの内周面80Aと比して、基材80Aの径方向の外側(中心とは反対側)に位置している。なお、耳部66Bの押付力とは、1個の耳部66Bの押付力である。
切り起し部66Cは、図1、図5に示されるように、円状の本体部66Aの中心を挟んで、一対設けられている。そして、夫々の切り起し部66Cは、本体部66Aの外周縁に囲まれ、本体部66Aと同様の平面上に配置されていた部分を、閉塞部材84とは、本体部66Aの厚さ方向において反対側に切り起すことで形成されている。これにより、切り起し部66Cは、基端が折り曲げられた状態の片持ち部となっている。そして、切り起し部66Cは、基端が弾性変形する板バネとされている。
具体的には、切り起し部66Cは、円状の本体部66Aの中心側を切り起すことで、片持ち状態とされている。また、装置奥行方向(本体部66Aの板厚方向)から見て、一対の切り起し部66Cの対向方向は、一対の耳部66Bの対向方向と交差している。
この切り起し部66Cは、先端の角部にRが形成された(丸められた)矩形状とされている。また、切り起し部66Cの幅(図5中L4)は、5〔mm〕とされ、切り起し部66Cの長さ(図5中L5)は、7〔mm〕とされている。
ここで、夫々の切り起し部66Cは、軸部材32の外周面32Aとの間に後述する導電部材68を挟んだ状態で、軸部材32の外周面32Aに6.4〔N〕以上14.0〔N〕以下の押付力で押し付けられている。なお、切り起し部66Cの押付力については、後述する接地抵抗の観点から、8.0〔N〕以上、13.0〔N〕以下が好ましく、10.0〔N〕以上、12.0〔N〕以下が、さらに好ましい。
この押付力の測定については、図8に示されるように、接地部材64を閉塞部材84に取り付けた状態で、閉塞部材84を治具Gに図示せぬ取付具で取り付ける。そして、プッシュプルゲージを用いて、切り起し部66Cの先端(自由端)を閉塞部材84の中心線C1側とは反対側(図中矢印F2側)に0.1〔mm〕刻みで引きながら力を検出する。さらに、移動量と、検出した力とのグラフを作製し、軸部材32の外周面32Aに相当する位置で検出した力を、切り起し部66Cが軸部材32の外周面32Aに押し付けられている押付力とする。つまり、自由状態(外力が負荷されていない状態)の切り起し部66Cに取り付けられた導電部材68は、軸部材32の外周面32Aと比して、基材80Aの径方向の内側(中心側)に位置している。なお、切り起し部66Cの押付力とは、1個の切り起し部66Cの押付力である。
導電部材68は、図5に示されるように、導電性を有する樹脂材料を用いて直方体状に形成されている。この導電部材68は、一対設けられており、一対の導電部材68は、一対の切り起し部66Cにおいて互いに向き合う側の面に図示せぬ取付具を用いて夫々取り付けられている。この状態で、導電部材68と切り起し部66Cとの導通は確保されている。そして、図1に示されるように、一対の導電部材68が、軸部材32の外周面32Aに夫々押し付けられている(夫々接している)。
このように、接地部材64の耳部66Bを基材80の内周面80Aに押し付け、かつ、接地部材64の導電部材68を軸部材32の外周面32Aに押し付けることで、基材80(像保持体26)が接地されている。
なお、「導電性を有する樹脂材料」とは、体積抵抗率が1010〔Ω・cm〕以下の樹脂材料である。本実施形態では、「導電性を有する樹脂材料」として、一例として、ポリアセタール樹脂導電性グレード(POM EW−02)が用いられている。
〔基材80の製造方法〕
次に、基材80の製造方法について説明する。基材80は、円筒状の円筒材206を成形するインパクト加工と、この円筒材206を矯正して基材80を成形するしごき加工とを含んで製造される。
−インパクト加工−
インパクト加工では、アルミニウムの塊であるスラグ202から、有底で円筒状の円筒材206を成形する。インパクト加工には、図10(A)に示されるように、アルミニウムの塊であるスラグ202が収められる凹状型204と、凹状型204に収められたスラグ202を押圧してスラグ202を円筒状とする円柱状のパンチ型200とが用いられる。凹状型204の凹部204Aは円状とされ、この凹部204Aの内径は、一例として、32.0〔mm〕とされている。パンチ型200の外径は、一例として、30.6〔mm〕とされている。
インパクト工程では、先ず、スラグ202が凹状型204に収納され、さらに、パンチ型200が、凹状型204の上方に配置される(図10(A)参照)。
次に、パンチ型200が、図10(B)(C)に示されるように、下方に移動して凹状型204に収納されたスラグ202を押し潰して変形させる。これにより、スラグ202が、パンチ型200の周面に沿うように有底で円筒状の円筒材206に変形する。一例として、この円筒材206の厚さは、0.7〔mm〕とされ、内径30.6〔mm〕とされている。
次に、パンチ型200が上方に移動して、図11(A)に示されるように、パンチ型200に密着している円筒材106が凹状型104から離間する。さらに、円筒材106が、図11(B)に示されるように、パンチ型200から引き抜かれる(脱型される)。
−しごき加工−
しごき加工は、円筒材206の厚さを薄くして、円筒材206の形状を矯正する。しごき加工には、図12に示されるように、円筒材206(図11(B)参照)に先端(図中下端)から挿入されるパンチ型220と、円筒材206の内周面206A(図11(B)参照)をパンチ型220の外周面220Aに倣わせるしごき型222とが用いられる。
パンチ型220は、鉛直方向(一方向)に延びた円柱状とされており、一例として、パンチ型220の外径は、29.2〔mm〕とされている。また、しごき型222は、円環状とされており、一例として、内径は、30.0〔mm〕とされている。
しごき加工では、先ず、図13(A)に示されるように、パンチ型220を、先端から円筒材206の内部に挿入する。なお、図13(A)(B)(C)、図14(A)(B)においては、パンチ型220の外周面と、円筒材206の内周面206Aとの隙間の図示は省略する。
次に、パンチ型220が挿入された円筒材206を、しごき型222の上方に移動させた位置から、図13(B)(C)、図14(A)(B)(C)に示されるように、その下方へ移動させて、しごき型222の内部を通過させる。これにより、しごき型222が、円筒材206をパンチ型220に押し付けることで、円筒材206の厚さが薄くなり、さらに、円筒材206の内周面206Aがパンチ型220の外周面220Aに倣う。
次に、円筒材206が、図15(A)(B)に示されるように、パンチ型220から引き抜かれる(脱型される)。さらに、円筒材206の下端を切除し、図15(C)に示されるように、両端が開放された円筒状の基材80が成形される。
(要部構成の作用)
次に、要部構成の作用について、説明する。
図3に示すモータ88は、像保持体26を回転させる。像保持体26が回転することで、帯電部材38は、像保持体26に従動して回転する。さらに、帯電部材38の軸部材54には、図示せぬ電源から電圧が印加されている。
また、図1、図2に示されるように、像保持体26を構成する基材80が接地部材64を介して軸部材32に電気的に接続されることで、像保持体26が接地されている。このため、帯電部材38と像保持体26との間に電流が流れ、像保持体26の表面が一様に帯電する。そして、帯電した像保持体26の表面には、露光装置42(図17参照)による露光光の照射によって、静電潜像が形成される。
さらに、像保持体26に形成された静電潜像は、図4に示す現像装置36によって、トナー画像として可視化される。具体的には、現像装置36の一対の調整ロール76の外周面が、像保持体26に接することで、現像装置36の現像ロール74と像保持体26との間に現像ギャップ(隙間)が形成される。そして、この現像ギャップからトナーが静電潜像に渡されて、静電潜像は、トナー画像として可視化される。
(評価)
次に、本第1実施形態の実施例に係る像保持体26、及び比較例に係る像保持体に対して行った評価について説明する。
〔各構成〕
先ず、実施例1、2、比較例1、2の構成について、図9に示す表を用いて説明する。なお、以下に記載されていない事項については、各部材間で全て同様の構成である。
・実施例1:実施例1の像保持体26には、厚さ0.35〔mm〕の基材80を用いた。
つまり、厚さ0.4〔mm〕の基材80を用いた場合に、製造ばらつきを考慮して最も厚さが薄くなる0.35〔mm〕の基材80を用いた。また、基材80の内周面80Aに対する耳部66Bの押付力が5.0〔N〕で、かつ、軸部材32の外周面32Aに対する切り起し部66Cの押付力が14.0〔N〕となる接地部材64を用いた。
・実施例2:実施例2の像保持体26には、厚さ0.35〔mm〕の基材80を用いた。また、基材80の内周面80Aに対する耳部66Bの押付力が0.5〔N〕で、かつ、軸部材32の外周面32Aに対する切り起し部66Cの押付力が6.4〔N〕となる接地部材64を用いた。
・比較例1:比較例1の像保持体26には、厚さ0.35〔mm〕の基材80を用いた。また、基材80の内周面80Aに対する耳部66Bの押付力が6.0〔N〕となる接地部材を用いた。また、基材80の内周面80Aに対する耳部66Bの押付力が5.0〔N〕で、かつ、軸部材32の外周面32Aに対する切り起し部66Cの押付力が15.5〔N〕となる接地部材64を用いた。
・比較例2:比較例2の像保持体26には、厚さ0.35〔mm〕の基材80を用いた。また、基材80の内周面80Aに対する耳部66Bの押付力が0.3〔N〕となる接地部材を用いた。また、基材80の内周面80Aに対する耳部66Bの押付力については、0.5〔N〕で、かつ、軸部材32の外周面32Aに対する切り起し部66Cの押付力が4.8〔N〕となる接地部材64を用いた。
〔評価項目〕
・基材変形評価:実施例1、2、比較例1、2の像保持体に対して、耳部66Bの先端(自由端)が押し付けられている部分の基材の外周面の真円度(JIS B 0419)を測定した。なお、閉塞部材84を取り付ける前の基材の真円度は、11〔μm〕以上14〔μm〕以下であった。真円度が40〔μm〕以下の場合に基材変形評価を「○」とした。また、真円度が40〔μm〕より大きい場合に基材変形評価を「×」とした。
これまでの実績を考慮すると、今回測定される部位で、真円度40〔μm〕以下の場合は、基材80の画像形成領域の真円度に起因して生じる出力画像の濃度ムラは、商品性上許容できるレベルである。なお、真円度については、真円度測定器Rondcom(東京精密社製)を用いて測定した。
・接地抵抗評価(耳部と基材間):基材80と接地板66の耳部66Bとの間に、10〔V〕の電圧を印加して抵抗値〔Ω〕を測定した。抵抗値が100〔Ω〕以下の場合に接地抵抗評価を「○」とした。また、抵抗値が100〔Ω〕より大きい場合に接地抵抗評価を「×」とした。
これまでの実績を考慮すると、接地板66の切り起し部66Cと軸部材32との導通が確保されている前提で、この抵抗値が100〔Ω〕以下の場合は、帯電ムラに起因して生じる出力画像の濃度ムラは、商品性上許容できるレベルである。
・耐久前の接地抵抗評価(切り起し部と軸部材間):実施例1、2、比較例1、2の像保持体を、富士ゼロックス社製、Docu Print C1100に夫々取り付け、画像形成動作を行う前の状態で、切り起し部66Cと軸部材54との間に、10〔V〕の電圧を印加して抵抗値〔Ω〕を測定した。
・耐久後の接地抵抗評価(切り起し部と軸部材間):実施例1、2、比較例1、2の像保持体を、富士ゼロックス社製、Docu Print C1100に夫々取り付け、A4サイズの10、000枚のシート部材Pに黒色ハーフトーン画像を形成して出力させた。その後、切り起し部66Cと軸部材54との間に、10〔V〕の電圧を印加して抵抗値〔Ω〕を測定した。
前述したように、抵抗値が100〔Ω〕以下の場合に接地抵抗評価を「○」とした。また、抵抗値が100〔Ω〕より大きい場合に接地抵抗評価を「×」とした。これまでの実績を考慮すると、接地板66の耳部66Bと基材80との導通が確保されている前提で、抵抗値が100〔Ω〕以下の場合は、帯電ムラに起因して生じる出力画像の濃度ムラは、商品性上許容できるレベルである。
〔評価結果〕
基材変形評価については、実施例1の場合に真円度が35〔μm〕で、実施例2の場合に真円度が24〔μm〕で、比較例2の場合に真円度20〔μm〕で、「○」であった。これに対して、比較例1の場合に真円度46〔μm〕で、「×」であった。これは、基材80の内周面80Aに対する耳部66Bの押付力が、5.0〔N〕よりも大きいため、基材80が変形したと考える。
接地抵抗評価については、実施例1の場合に70〔Ω〕で、実施例2の場合に90〔Ω〕で、比較例1の場合に60〔Ω〕で、「○」であった。これに対して、比較例2の場合に115〔Ω〕で、「×」であった。これは、基材80の内周面80Aに対する耳部66Bの押付力が0.5〔N〕よりも小さい。このため、閉塞部材84を基材80に取り付けるために基材80の内周面80Aに塗布された接着剤Sが、耳部66Bの先端と基材80の内周面80Aとの間に残り、この接着剤Sによって電気の流れが阻害されたと考える。
耐久前の接地抵抗評価については、実施例1、2、及び比較例1、2については「○」であった。
一方、耐久後の接地抵抗評価については、実施例1の場合に100〔Ω〕で、実施例2の場合に80〔Ω〕で、「○」であった。これに対して、比較例1の場合に120〔Ω〕で、比較例2の場合に110〔Ω〕で、「×」であった。
比較例1については、切り起し部66Cの押付力が14.0〔N〕より強いため、導電部材68と軸部材32との間で生じる摩擦力によって、切り起し部66Cが周方向に変形してしまい、接地抵抗評価が「×」になったと考える。
また、比較例2については、切り起し部66Cの押付力が6.4〔N〕より弱いため、耐久時に切り起し部66Cに生じた振動によって、切り起し部66Cが径方向に変形してしまい、接地抵抗評価が「×」になったと考える。
(まとめ)
以上の評価結果からも分かるように、本実施形態では、切り起し部66Cが、軸部材32の外周面32Aに6.4〔N〕以上14.0〔N〕以下の押付力で押し付けられている。このため、耐久後の切り起し部66Cと軸部材32との接地抵抗が100〔Ω〕以下になる。
画像形成ユニット18においては、切り起し部66Cが、耐久後の切り起し部66Cと軸部材32との接地抵抗が100〔Ω〕以下になるため、耐久後の像保持体26上のトナー画像の濃度ムラが抑制される。
画像形成装置10においては、切り起し部66Cが、耐久後の切り起し部66Cと軸部材32との接地抵抗が100〔Ω〕以下になるため、耐久後の出力画像の濃度ムラが抑制される。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る像保持体、画像形成ユニット及び画像形成装置の一例を図17〜図19に従って説明する。なお、第2実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
第2実施形態の像保持体226の導電部材268において軸部材32の外周面32Aに接している接触部268Aは、図17、図19に示されるように、凹状に湾曲している。
具体的には、基材80の中心軸に沿った切断面で、接触部268Aは、図18に示されるように、基材80の軸方向(装置奥行方向)に沿った直線状とされている。さらに、基材80の中心軸に対して直交した切断面で(基材80の軸方向から見て)、接触部268Aは、図19に示されるように、凹状に湾曲している。さらに、接触部268Aは、軸部材32の外周面32Aに沿った円弧状とされている。
このように、基材80の中心軸に沿った切断面で、接触部268Aは、基材80の軸方向に沿った直線状とされているため、接触部が軸部材32側に突出した突起である場合と比して、軸部材32に対する導電部材268の姿勢が安定している。これにより、像保持体226においては、接触部が軸部材32側に突出した突起である場合と比して、耐久後の接地抵抗の上昇が抑制される。
また、基材80の中心軸に対して直交した切断面で、導電部材268の接触部268Aが凹状に湾曲しているため、接触部が平面状の場合と比して、軸部材32に対する導電部材268の姿勢が安定している。これにより、像保持体226においては、接触部が平面状の場合と比して、耐久後の接地抵抗の上昇が抑制される。
また、導電部材268の接触部268Aが軸部材32の外周面32Aに沿った円弧状とされている。このため、導電部材268の接触部268Aが軸部材32の外周面32Aより大きい円弧状である場合と比して、軸部材32に対する導電部材268の姿勢が安定している。これにより、像保持体226においては、導電部材268の接触部268Aが軸部材32の外周面32Aより大きい円弧状である場合と比して、耐久後の接地抵抗の上昇が抑制される。
ここで、「接触部268Aが軸部材32の外周面32Aに沿った円弧状」とは、基材80の中心軸方向(装置奥行方向)から見て、接触部268Aの80〔%〕以上が、軸部材32の外周面32Aと接していることである。なお、接している状況については、目視している反対側から光を照射して光の漏れを確認することで、判断することができる。
なお、第2実施形態の他の作用については、第1実施形態の作用と同様である。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態に係る像保持体、画像形成ユニット及び画像形成装置の一例を図20に従って説明する。なお、第3実施形態については、第2実施形態と異なる部分を主に説明する。
第3実施形態の像保持体326の導電部材368には、軸部材32の外周面32Aと接する接触部368Aと、軸部材32の端面32Cと装置奥行方向で当たる当たり部368Bと、接触部368Aと当たり部368Bとを連結する連結部368Cとが形成されている。接触部368Aは、第2実施形態の導電部材268の接触部268Aと同様の形状に形成とされている。連結部368Cは、接触部368Aの装置奥行方向の手前側の部分から装置奥行方向の手前側に延びている。
当たり部368Bは、連結部368Cの先端から基材80の中心軸(軸部材32の中心軸)側に延びている。さらに、一方の当たり部368Bの先端は、他方の当たり部368Bの先端と、基材80の径方向で対向している。そして、夫々の当たり部368Bは、基材80の軸方向(装置奥行方向)で、軸部材32の端面32Cと接している。
さらに、基材80の径方向における、当たり部368Bと、端面32Cとの重なり代(図中L6)は、閉塞部材84の貫通孔84Aの孔径と、軸部材32の外径との差以上とされている。この重なり代L6の測定については、重なり代L6が増えるように軸部材32の径方向で一方に寄せた状態と、重なり代L6が減るように他方に寄せた状態とで、夫々測定する。そして、その平均値を重なり代L6とする。
本実施形態では、重なり代は、1.5〔mm〕で、貫通孔84Aの孔径は、5.2〔mm〕で、軸部材32の外径は、5.0〔mm〕である。なお、貫通孔84Aの孔径、及び軸部材32の外径については、マイクロノギス等で測定することができる。
このように、当たり部368Bは、軸部材32と、基材80の軸方向で接している。このため、導電部材が軸部材32と、基材80の径方向でのみ接している場合と比して、像保持体26を稼動させることで像保持体26が基材80の径方向に振動したときでも、導電部材368と軸部材32とが離間するのが抑制される。
また、当たり部368Bと端面32Cとの重なり代L6は、貫通孔84Aの孔径と、軸部材32の外径との差以上である。このため、重なり代L6が、貫通孔84Aの孔径と軸部材32の外径との差より小さい場合と比して、像保持体26が基材80の径方向に振動したときでも、導電部材368と軸部材32とが離間するのが抑制される。また、第3実施形態の他の作用については、第1実施形態の作用と同様である。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、切り起し部66Cは、接地部材64に2個形成されたが、1個でもよく、3個以上であってもよい。複数個の場合には、基材80の周方向において同様の間隔(ピッチ)で配置することで、軸部材32との接触が安定する。
また、上記第3実施形態の導電部材368の接触部368Aは、第2実施形態の導電部材268の接触部268Aと同様の形状に形成とされたが、同様の形状とされていなくてもよい。この場合には、接触部368Aが、第2実施形態の導電部材268の接触部268Aと同様の形状とされることで奏する作用は奏しない。
10 画像形成装置
18 画像形成ユニット
26 像保持体
32 軸部材
32A 外周面
32C 端面
36 現像装置
38 帯電部材
46 二次転写ロール(転写部材の一例)
66 接地板
66B 耳部(押付部の一例)
66C 切り起し部(他の押付部の一例)
68 導電部材
80 基材
80A 内周面
84 閉塞部材
84A 貫通孔
86 感光層
226 像保持体
268 導電部材
268A 接触部
326 像保持体
368 導電部材
368A 接触部
368B 当たり部

Claims (9)

  1. アルミニウム製の円筒状で、厚さが0.4〔mm〕の基材と、
    前記基材の端部に取り付けられて前記基材の開口を閉塞し、金属製の軸部材に回転可能に支持される閉塞部材と、
    金属板で、前記基材の内周面に押し付けられている押付部と、前記軸部材の外周面に6.4〔N〕以上14.0〔N〕以下の押付力で押し付けられている他の押付部とを有する接地板と、
    前記基材の外周面に形成された感光層と、
    を備える像保持体。
  2. 前記他の押付部には、導電性の樹脂材料で形成された導電部材が取り付けられ、
    前記他の押付部は、前記軸部材との間に前記導電部材を挟んだ状態で、前記軸部材に押し付けられ、
    前記基材の中心軸に沿った切断面において、前記軸部材に接している前記導電部材の接触部は、前記基材の軸方向に沿った直線状とされている請求項1に像保持体。
  3. 前記基材の軸方向から見て、凹状に湾曲している請求項2に像保持体。
  4. 前記基材の軸方向から見て、前記接触部は、前記軸部材の外周面に沿った円弧状とされている請求項3に像保持体。
  5. 前記他の押付部には、導電性の樹脂部材で形成された導電部材が取り付けられ、
    前記他の押付部は、前記軸部材との間に前記導電部材を挟んだ状態で、前記軸部材に押し付けられ、
    前記導電部材には、前記軸部材において前記基材の軸方向を向いた端面と、前記軸方向で当たる当たり部が形成されている請求項1から4の何れか1項に記載の像保持体。
  6. 前記閉塞部材には、前記軸部材が貫通する貫通孔が形成されており、
    前記基材の径方向における、前記当たり部と前記軸部材の端面との重なり代は、前記貫通孔の孔径と前記軸部材の外径との差以上である請求項5に記載の像保持体。
  7. 請求項1から6の何れか1項に記載の像保持体と、
    前記像保持体の外周面を帯電する帯電部材と、
    を備える画像形成ユニット。
  8. 請求項7に記載の画像形成ユニットと、
    帯電した前記像保持体の外周面を露光することで形成された静電潜像が現像されることで形成されたトナー画像を記録媒体に転写する転写部材と、
    を備える画像形成装置。
  9. 請求項1から6の何れか1項に記載の像保持体と、
    前記像保持体の外周面を帯電する帯電部材と、
    帯電した前記像保持体の外周面を露光することで形成された静電潜像が現像されることで形成されたトナー画像を記録媒体に転写する転写部材と、
    を備える画像形成装置。


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