JP2011123454A - 端部蓋部品及びその製造方法、像保持体、画像形成組立体並びに画像形成装置 - Google Patents

端部蓋部品及びその製造方法、像保持体、画像形成組立体並びに画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】円筒体の回転精度を維持しつつ、円筒体の周辺機能部材からの過度な荷重が加わったとしても円筒体の駆動軸の変形を防止する。
【解決手段】円筒体2の両端を塞ぎ、回転可能な駆動軸4の駆動力を円筒体2に伝達する端部蓋部品3であって、駆動軸4が嵌め込まれる筒状部6及びこの筒状部6の周囲に鍔状に設けられて円筒体2端部に嵌め込まれる被嵌め込み部7を有する蓋部材5と、この蓋部材5の筒状部6の内周及び被嵌め込み部7の外周に共通の基準中心軸を中心として同心状に設けられた切削加工面9と、筒状部6の内周のうち当該内周の切削加工面9に隣接した箇所で且つ筒状部6の外周に対して筒状部の径方向外方からの外力作用部に対応した箇所に、駆動軸4との間に隙間を確保するように設けられる凹所21と、を備える。これの製造方法や端部蓋部品を用いた像保持体、画像形成組立体、画像形成装置をも対象とする
【選択図】図1

Description

本発明は、端部蓋部品及びその製造方法、像保持体、画像形成組立体並びに画像形成装置に関する。
従来における感光体ドラムとして、バイトによって内外径同時に切削加工して形成された樹脂製フランジを嵌着したものが開示されている(例えば特許文献1)。
特許第3254833号公報(実施例,図3)
本発明は、円筒体の回転精度を維持しつつ、円筒体の周辺機能部材からの過度な荷重が加わったとしても円筒体の駆動軸の変形を防止することが可能な端部蓋部品及びその製造方法、像保持体、画像形成組立体並びに画像形成装置を提供するものである。
請求項1に係る発明は、円筒体の両端を塞ぎ、回転可能な駆動軸の駆動力を前記円筒体に伝達する端部蓋部品であって、駆動軸が嵌め込まれる筒状部及びこの筒状部の周囲に鍔状に設けられて前記円筒体端部に嵌め込まれる被嵌め込み部を有する蓋部材と、この蓋部材の筒状部の内周及び被嵌め込み部の外周に共通の基準中心軸を中心として同心状に設けられた切削加工面と、前記筒状部の内周のうち当該内周の切削加工面に隣接した箇所で且つ筒状部の外周に対して筒状部の径方向外方からの外力作用部に対応した箇所に、駆動軸との間に隙間を確保するように設けられる凹所と、を備えたことを特徴とする端部蓋部品である。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る端部蓋部品において、筒状部の外周にも前記共通の基準中心軸を中心とした切削加工面が設けられ、この切削加工面は前記円筒体の周囲に配設される機能部材を位置決めするための位置決め基準面として用いられ、前記凹所は前記位置決め基準面として用いられる切削加工面の筒状部の径方向外方からの外力作用部に対応した筒状部の内周に設けられていることを特徴とする端部蓋部品である。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る端部蓋部品において、前記凹所は蓋部材のうち筒状部の径方向外方からの外力作用部である被嵌め込み部と筒状部との結合部位に対応した筒状部の内周に設けられることを特徴とする端部蓋部品である。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3いずれかに係る端部蓋部品において、前記凹所は筒状部の内周断面形状が筒状部の端部に向かって拡開する傾斜部として形成されていることを特徴とする端部蓋部品である。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4いずれかに係る端部蓋部品において、前記凹所は筒状部の外周のうち径方向外方からの外力作用部全域に対応した筒状部の内周に設けられていることを特徴とする端部蓋部品である。
請求項6に係る発明は、請求項1ないし5いずれかに係る端部蓋部品において、蓋部材がガラス繊維入り合成樹脂にて構成されていることを特徴とする端部蓋部品である。
請求項7に係る発明は、請求項1に係る端部蓋部品を製造するに際し、筒状部の内周の予め決められた部位に凹所を形成するように蓋部材を型成形した後、把持治具にて共通の基準中心軸を中心に前記型成形された蓋部材を回転可能に把持した後、前記蓋部材の筒状部の内周及び被嵌め込み部の外周が含まれる切削加工面予定箇所に対し順次切削具にて切削加工面を形成することを特徴とする端部蓋部品の製造方法である。
請求項8に係る発明は、像が保持可能な円筒体と、この円筒体の両端を塞ぎ、回転可能な駆動軸の駆動力を前記円筒体に伝達する端部蓋部品とを備え、前記端部蓋部品は、駆動軸が嵌め込まれる筒状部及びこの筒状部の周囲に鍔状に設けられて前記円筒体端部に嵌め込まれる被嵌め込み部を有する蓋部材と、この蓋部材の筒状部の内周及び被嵌め込み部の外周に共通の基準中心軸を中心として同心状に設けられた切削加工面と、前記筒状部の内周のうち当該内周の切削加工面に隣接した箇所で且つ筒状部の外周に対して筒状部の径方向外方からの外力作用部に対応した箇所に、駆動軸との間に隙間を確保するように設けられる凹所と、を備えたことを特徴とする像保持体である。
請求項9に係る発明は、請求項8に係る像保持体と、この像保持体上に保持される像を現像剤にて可視像化する現像器とを少なくとも含み、これらを共通の筐体部材内に組み込んだことを特徴とする画像形成組立体である。
請求項10に係る発明は、請求項9に係る画像形成組立体において、現像器は像保持体側に押圧されており、端部蓋部品の筒状部の外周に設けられた切削加工面を位置決め基準面とし、端部蓋部品側の位置決め基準面に対し軸受部材を介して位置決め部材を設ける一方、現像器側には前記位置決め部材に当接する被位置決め部材を設けたことを特徴とする画像形成組立体である。
請求項11に係る発明は、請求項8に係る像保持体と、この像保持体上に保持される像を現像剤にて可視像化する現像器とを少なくとも含むことを特徴とする画像形成装置である。
請求項12に係る発明は、請求項11に係る画像形成装置において、像保持体と現像器とは端部蓋部品の筒状部の外周に設けられた切削加工面を位置決め基準面とし、端部蓋部品側の位置決め基準面に軸受部材を介して位置決め部材を設ける一方、現像器側には前記位置決め部材に当接する被位置決め部材を設けたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項13に係る発明は、請求項11に係る画像形成装置のうち、像保持体を清掃する清掃器を備えた態様において、清掃器は像保持体に圧接配置される板状清掃部材を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項1に係る発明によれば、円筒体の回転精度を維持しつつ、円筒体の周辺機能部材からの過度な荷重が加わったとしても円筒体の駆動軸の変形を防止することできる。
請求項2に係る発明によれば、端部蓋部品の筒状部外周に切削加工面を有する態様において、この切削加工面の外力作用部からの過度な荷重が加わったとしても円筒体の駆動軸の変形を防止することできる。
請求項3に係る発明によれば、端部蓋部品の被嵌め込み部と筒状部との結合部位からの過度な荷重が加わったとしても円筒体の駆動軸の変形を防止することできる。
請求項4に係る発明によれば、端部蓋部品に対して駆動軸を挿入し易くすることができる。
請求項5に係る発明によれば、円筒体の周辺機能部材からの過度な荷重が加わったとしても円筒体の駆動軸の変形をより確実に防止することできる。
請求項6に係る発明によれば、通常の使用状態における端部蓋部品の変形を有効に回避することができる。
請求項7に係る発明によれば、円筒体の回転精度を維持しつつ、円筒体の周辺機能部材からの過度な荷重が加わったとしても円筒体の駆動軸の変形を防止することが可能な端部蓋部品を容易に製造することができる。
請求項8に係る発明によれば、像保持体の回転精度を維持しつつ、像保持体の周辺機能部材からの過度な荷重が加わったとしても像保持体の駆動軸の変形を防止することができる。
請求項9に係る発明によれば、像保持体の回転精度を維持しつつ、像保持体の周辺機能部材からの過度な荷重が加わったとしても像保持体の駆動軸の変形を防止することが可能な画像形成組立体を構築することができる。
請求項10に係る発明によれば、像保持体の回転精度を維持しつつ、現像器からの過度な荷重が加わったとしても像保持体の駆動軸の変形を防止することが可能な画像形成組立体を構築することができる。
請求項11に係る発明によれば、像保持体の回転精度を維持しつつ、像保持体の周辺機能部材からの過度な荷重が加わったとしても像保持体の駆動軸の変形を防止することが可能な画像形成装置を構築することができる。
請求項12に係る発明によれば、像保持体の回転精度を維持しつつ、現像器からの過度な荷重が加わったとしても像保持体の駆動軸の変形を防止することが可能な画像形成装置を構築することができる。
請求項13に係る発明によれば、像保持体を片寄せすることで、像保持体のガタを抑えることができ、像保持体の回転精度を維持しつつ、清掃器からの過度な荷重が加わったとしても像保持体の駆動軸の変形を防止することが可能な画像形成装置を構築することができる。
(a)は本発明が適用される画像形成装置の実施の形態の概要を示す説明図、(b)は(a)で用いられる像保持体、端部蓋部品の概要を示す説明図である。 図1で示す端部蓋部品の代表的な製造方法を示す説明図である。 実施の形態1に係る画像形成装置の全体構成を示す説明図である。 実施の形態1で用いられる感光体組立体の全体構成を示す斜視説明図である。 実施の形態1で用いられる現像組立体の全体構成を示す斜視説明図である。 実施の形態1で用いられる感光体組立体の要部を示す斜視説明図である。 図6の断面説明図である。 感光体組立体から帯電器を取り除いた状態を示す斜視説明図である。 感光体組立体の一要素である帯電器を示す斜視説明図である。 感光体の一端側における帯電器との位置決め構造の一例を示す斜視説明図である。 感光体の他端側における帯電器との位置決め構造の一例を示す斜視説明図である。 (a)は実施の形態1で用いられる感光体を示す斜視説明図、(b)は(a)中B方向から見た矢視図、(c)は(a)中C方向から見た矢視図である。 (a)は感光体の一方のフランジを表側から見た斜視説明図、(b)は(a)のフランジ部品を裏側から見た斜視説明図である。 (a)は感光体の他方のフランジを表側から見た斜視説明図、(b)は(a)のフランジ部品を裏側から見た斜視説明図である。 実施の形態1で用いられる現像組立体の要部を示す斜視説明図である。 実施の形態1で用いられる感光体の一方端と現像器との位置決め構造の一例を示す説明図である。 実施の形態1で用いられる感光体の他方端と現像器との位置決め構造の一例を示す説明図である。 実施の形態1における感光体組立体(感光体ユニット)と現像組立体(現像ユニット)との位置関係を模式的に示す説明図である。 (a)は感光体の端部蓋部品の製造工程I(型成形)を示す説明図、(b)は端部蓋部品の製造工程II(切削加工)を示す説明図である。 図19に示す製造工程にて製造された端部蓋部品の寸法精度を示す説明図である。 端部蓋部品の型成形後で切削加工前の形状を示す説明図である。 実施の形態1で用いられる端部蓋部品の凹所の作用を示す説明図である。 (a)は感光体の組み付け方法を示す説明図、(b)は(a)中B方向から見た矢視図、(c)は(a)中C方向から見た矢視図である。
◎実施の形態の概要
図1(a)は本発明が適用される画像形成装置の実施の形態の概要を示す。
同図において、画像形成装置は、像を保持する像保持体1と、この像保持体1上に形成された静電潜像を現像剤にて可視像化する現像器12と、この現像器12にて可視像化された像を転写媒体15に転写させる転写器13と、この転写器13による転写後に像保持体1上に残留する残現像剤を清掃する清掃器14とを備えたものが挙げられる。
ここで、像保持体1としては、単数でもよいが、複数の色成分に対し夫々個別、あるいは、一部は共用するように複数を設けるようにしてもよい。
また、像保持体1上の静電潜像を形成する潜像形成要素としては、例えば像保持体1が感光体であるような場合には、像保持体1を帯電する帯電器11と、帯電された像保持体1に対して光にて静電潜像を書込む潜像書込装置とを用いるようにすればよく、また、像保持体1が誘電体であれば、像保持体1を帯電する帯電器11と、帯電された像保持体1に対してイオンにて静電潜像を書き込む潜像書込装置とを用いるようにすればよく、更には、像保持体が移動可能な支持体上に画素電極が行列配列された態様である場合には、画素電極に画像信号に応じた潜像電圧を印加することで静電潜像を形成するようにすればよい。
更に、転写媒体15としては記録材のような最終媒体は勿論、これ以外に記録材に転写する前に一時的に転写する中間転写体をも含む。
特に、本実施の形態では、像保持体1は、図1(b)に示すように、像が保持可能な円筒体2と、この円筒体2の両端を塞ぎ、回転可能な駆動軸4の駆動力を前記円筒体2に伝達する端部蓋部品3とを備え、前記端部蓋部品3は、駆動軸4が嵌め込まれる筒状部6及びこの筒状部6の周囲に鍔状ないしは庇状に設けられて前記円筒体2端部に嵌め込まれる被嵌め込み部7を有する蓋部材5と、この鍔状部5材の筒状部6の内周及び被嵌め込み部7の外周に共通の基準中心軸8(図2参照)を中心として同心状に設けられた切削加工面9(例えば9a,9b)と、前記筒状部6の内周のうち当該内周の切削加工面9aに隣接した箇所で且つ筒状部6の外周に対して筒状部6の径方向外方からの外力作用部に対応した箇所に、駆動軸4との間に隙間を確保するように設けられる凹所21(例えば21a,21b)とを備えている。
ここで、蓋部材5の素材としては適宜選定して差し支えないが、通常の使用状態での端部蓋部品3の変形を抑えるという観点からすれば、ガラス繊維入り合成樹脂(ポリカーボネイト等)が好ましい。
また、筒状部6の内周に形成された切削加工面9aは駆動軸4に対し隙間嵌め可能な寸法に形成され、被嵌め込み部7の外周に設けられる切削加工面9bは円筒体2内周面との間で締り嵌め可能に形成されている。
そして、この被嵌め込み部7の外周には前記切削加工面9bよりも先端側に前記切削加工面9bよりも小径な接着剤塗布面を設けたり、あるいは、円筒体2と被嵌め込み部7との嵌まり合いをスムースに行うという観点から、被嵌め込み部7の外周に設けられた切削加工面よりも先端側に円筒体2への嵌め込み時の案内として前記切削加工面9bよりも小径な案内面7aを設けるようにしてもよい。
更に、図1(b)に示すように、筒状部6の外周に切削加工面9(例えば9c)を形成してもよく、このように形成された切削加工面9cは像保持体1の周囲に配設される機能部材10(図1(b)参照)を位置決めするための位置決め基準面として用いられる。例えば、筒状部6の外周に設けられた切削加工面9cは軸受部材16を介して位置決め部材17を配置し、この位置決め部材17に対して前記機能部材10側に設けられた被位置決め部材18を当接させる位置決め構造の位置決め基準面として働く。
また、凹所21は少なくとも一箇所(例えば21a又は21b)あればよいが、筒状部6の内周に沿って設けることが好ましい。
ここで、凹所21の代表的配置例を挙げると、例えば筒状部6の外周にも前記共通の基準中心軸8(図2参照)を中心とした切削加工面9(例えば9c)が設けられ、この切削加工面9cは前記円筒体2の周囲に配設される機能部材10を位置決めするための位置決め基準面として用いられる態様では、凹所21(例えば21a)は前記位置決め基準面として用いられる切削加工面9cの筒状部6の径方向外方からの外力作用部に対応した筒状部6の内周に設けられる。
更に、凹所21の代表的配置例を挙げると、凹所21(例えば21b)としては、蓋部材5のうち筒状部6の径方向外方からの外力作用部である被嵌め込み部7と筒状部6との結合部位に対応した筒状部6の内周に設けられるものがある。
また、凹所21の代表的形状としては、駆動軸4の挿入性を考慮すると、筒状部6の内周断面形状が筒状部6の端部に向かって拡開する傾斜部として形成されている態様が好ましい。
そしてまた、凹所21の好ましい態様としては、筒状部6の外周のうち径方向外方からの外力作用部全域に対応した筒状部6の内周に設けられているものがよい。このように、外力作用部全域に対応した筒状部6の内周に凹所21を設ければ、外力作用部へ過度なラジアル荷重が加わったとしても、その荷重に伴う外力は凹所21で吸収され、駆動軸4にはほとんど伝達されない。
また、本実施の形態において、端部蓋部品3の製造方法としては、例えば図2に示すように、筒状部6の内周の予め決められた部位に凹所21(例えば21a,21b)を形成するように蓋部材5を型成形した後、把持治具19にて共通の基準中心軸8を中心に前記型成形された蓋部材5を回転可能に把持した後、前記蓋部材5の筒状部6の内周及び被嵌め込み部7の外周が含まれる切削加工面予定箇所(本例では筒状部6の外周も含まれているが、含まれない態様もある)に対し順次切削具20(本例では20a〜20c)にて切削加工面(本例では9a〜9c)を形成するようにすればよい。
特に、端部蓋部品3の真円度を高精度にするという観点からすれば、把持治具19による芯出し精度を高くするように端部蓋部品3の広い部分を把持することが好ましく、例えば把持治具19は蓋部材5の被嵌め込み部7の切削加工面形成予定箇所よりも先端側を把持し、把持治具19により蓋部材5を把持したまま離すことなく筒状部6の内周、外周及び被嵌め込み部7の外周に切削具20(20a〜20c)にて切削加工面9(9a〜9c)を形成するようにすることが好ましい。
また、円筒体2の両端を塞ぐ一対の端部蓋部品3(3a,3b)は円筒体2に対して任意の位置関係をもって嵌め込まれて差し支えないが、円筒体2の回転精度をより良好に保つという観点からすれば、基準となる位置に対し円筒体2の回転時の偏心量が増長しない角度関係をもって円筒体2の両端を塞ぐようにすることが好ましい。
更に、上述した像保持体1は、画像形成装置に対し単独で用いるようにしてもよいし、あるいは、画像形成組立体として用いるようにしてもよい。
ここで、画像形成組立体としては、上述した像保持体1と、この像保持体1上に保持される像を現像剤にて可視像化する現像器12とを少なくとも含み、これらを共通の筐体部材(図示せず)内に組み込むようにすればよい。
ここでいう共通の筐体部材とは単一である態様は勿論であるが、複数の筐体部材を関連付けるようにして一体化したものも含むものである。
代表的な画像形成組立体としては、現像器12は像保持体1側に押圧されており、端部蓋部品3の筒状部6の外周に設けられた切削加工面9cを位置決め基準面とし、端部蓋部品3側の位置決め基準面に対し軸受部材16を介して位置決め部材17を設ける一方、現像器12側には前記位置決め部材17に当接する被位置決め部材18を設けるようにしたものが挙げられる。
また、画像形成組立体の他の代表的態様としては、筐体部材は端部蓋部品3の切削加工面9(例えば9c)を基準に位置決めされており、この筐体部材に像保持体1を帯電する帯電器11が位置決め可能な帯電器位置決め部(図示せず)を有するようにしてもよい。
一方、像保持体1を画像形成組立体に組み込まない態様の画像形成装置においても、像保持体1と現像器12とは端部蓋部品3の筒状部6の外周に設けられた切削加工面9cを位置決め基準面とし、端部蓋部品3側の位置決め基準面に軸受部材16を介して位置決め部材17を設ける一方、現像器12側には前記位置決め部材17に当接する被位置決め部材18を設けるようにしてもよい。
更には、画像形成装置のうち、像保持体1を帯電する帯電器11を備えた態様において、帯電器11は端部蓋部品3の筒状部6の外周に設けられた切削加工面9cを位置決め基準面とし、この位置決め基準面に位置決めされた部材(例えば筐体部材)に帯電器11の被位置決め部が当接する位置決め部を設けるようにすればよい。
また、像保持体1が画像形成組立体に組み込まれているか否かは問わず、像保持体1の配設位置精度を良好に保つという観点からすれば、画像形成装置のうち、像保持1体を清掃する清掃器14を備えた態様において、清掃器14は像保持体1に圧接配置される板状清掃部材を有し、像保持体1を所定方向に片寄せするものが好ましい。
尚、実施の形態の概要では、画像形成装置で用いられる像保持体1の両端を塞ぐ端部蓋部品3について説明したが、これに限られるものではなく、像を保持しない円筒体2の両端を塞ぐ端部蓋部品3としても適用することは可能である。
◎実施の形態1
―画像形成装置の全体構成―
図3は実施の形態1に係る画像形成装置の全体構成を示す。
同図において、画像形成装置30は、像保持体としてのドラム状の感光体31と、この感光体31を帯電する帯電器32と、この帯電器32で帯電された感光体31に静電潜像を光にて書き込む露光器33と、感光体31上に書き込まれた静電潜像を現像剤(トナー)にて可視像化する現像器34と、この現像器34にて可視像化された像を記録材38に転写する転写器35と、この転写器35にて転写された後に感光体31上に残留する残現像剤を清掃する清掃器36と、この清掃器36と転写器35との間に位置する感光体31に対向して設けられ、残現像剤の帯電極性を本来の帯電極性に調整する帯電調整器37とを備えている。尚、記録材38に転写された転写像は図示外の定着器にて定着された後に排出される。
ここで、帯電器32は例えば帯電容器321を有し、この帯電容器321内に帯電部材として放電ワイヤ322及びグリッド電極323を配設したものであり、この放電ワイヤ322を定期的に清掃するワイヤ清掃具324(図7参照)を有しているが、帯電器32としてはこれに限られるものではなく、例えばロール状の帯電部材を用いるなど適宜選定して差し支えない。
また、現像器34は、感光体31側が開口し且つ例えばトナー及びキャリアを含む二成分現像剤が収容される現像容器341を有し、この現像容器341の感光体31に面した箇所に現像剤が保持搬送可能な現像ロール342を配設すると共に、現像容器341内の現像ロール342の背面側にはトナーを摩擦帯電するために現像剤を撹拌搬送する撹拌搬送部材343,344を例えば上下に配設し、撹拌搬送部材343,344にて撹拌搬送された現像剤を補助搬送部材345を介して現像ロール342に受け渡し、現像ロール342上に保持された現像剤を図示外の層厚規制部材にて層厚規制した後に感光体31に対向する現像域に現像剤を供給するようにしたものである。尚、現像器34としては、上述した二成分現像方式に限られるものではなく、一成分現像方式など適宜選定して差し支えない。
更に、清掃器36は、感光体31側が開口し且つ残現像剤が収容される清掃容器361を有し、この清掃容器361の開口のうち感光体31回転方向下流側縁にブレードやスクレーパ等の板状清掃部材362を配設すると共に、この板状清掃部材362の感光体31の回転方向上流側にはブラシ状又はロール状の回転清掃部材363を配設し、前記清掃容器361の開口のうち感光体31回転方向上流側縁に封止用のシール部材364を設け、更に、清掃容器361内には清掃された残現像剤を廃棄するための回収搬送部材365を配設したものである。尚、清掃器36としても、これに限定されるものではなく、適宜選定して差し支えない。
―画像形成組立体―
本実施の形態において、画像形成装置30は図示外の装置筐体に対して着脱自在な画像形成組立体40を有している。
この画像形成組立体40は、図4に示す感光体組立体(感光体ユニット)41と、この感光体組立体41に対して押圧された状態で組み付けられる図5に示す現像組立体(現像ユニット)42とを有している。
<感光体組立体>
感光体組立体41は、図4,図6ないし図9に示すように、感光体31の周囲に帯電器32,帯電調整器37及び清掃器36を配置し、支持枠50にて支持するようにしたものである。尚、符号51(図5参照)は感光体組立体41内に帯電器32を挿入するために支持枠50に開設された挿入口である。
ここで、感光体31は、図12(a)〜(c)に示すように、表面に感光層が形成された円筒体としての感光ドラム60と、この感光ドラム60の両端を塞ぐ端部蓋部品としての一対のフランジ61,62と、これらのフランジ61,62を介して感光ドラム60に回転駆動力を伝達する駆動軸63(図16〜図18参照)とを備えている。
本例では、図10、図11に示すように、一対のフランジ61,62に対応した箇所に軸受部材70が配設されており、この軸受部材70の外周に回転可能に現像位置決め部材71が設けられる。この現像位置決め部材71は前記軸受部材70の外周部に嵌まる環状部711を有し、この環状部711に対し現像器34の現像ロール342側に向かって径方向に所定寸法だけ突出する突出片712を設けたものである。
また、本例では、感光体31の両端部を支える筐体部材72が設けられており、この筐体部材72は前記現像位置決め部材71の環状部711の周囲を取り囲む略C字状の受部721を有している。
更に、この筐体部材72の帯電器32との対向部には、図8及び図10、図11に示すように、位置決め突部81〜83が一体的に形成されており、帯電器32のグリッド電極323の両端支持部からなる被位置決め部325に当接し、感光体31と帯電器32の放電ワイヤ322、グリッド電極323との相対位置関係が位置決めされるようになっている。
尚、本例では、位置決め突部81〜83は3箇所設けるようにしているが、帯電器32の長手方向両側にて夫々1箇所ずつ設けるようにしてもよい。
<フランジ構成>
本実施の形態において、感光体31の両端を塞ぐフランジ61,62は、ガラス繊維入りの合成樹脂(例えばガラス繊維入りポリカーボネイト)により型成形された後に切削加工される蓋部材100を備えている。この蓋部材100の基本的構成は、図13及び図14に示すように、駆動軸63が嵌め込まれる筒状部101及びこの筒状部101の周囲に鍔状に設けられる鍔状部102と、この鍔状部102の周囲からリング状に突出し且つ前記感光ドラム60端部に嵌め込まれる被嵌め込み部103を有している。
そして、被嵌め込み部103の外周は段付きに構成されており、感光ドラム60の内周面に締まり嵌めにて嵌め込まれる被嵌まり面111と、この被嵌まり面111よりも先端側に隣接して当該被嵌まり面111よりも小径に形成され且つ接着剤が塗布される接着剤塗布面112と、感光ドラム60の端部開口に挿入し易いように、前記接着剤塗布面112よりも先端側に隣接して当該接着剤塗布面112よりも小径に形成される案内面113とを有している。
ここで、接着剤塗布面112は感光ドラム60の内周面に対し0.05mm程度の隙間を確保するようになっている。
また、本例では、図16、図17に示すように、フランジ61,62の筒状部101の内周及び外周にはリング状に切削加工面120(具体的には121,122)が形成され、被嵌め込み部103の外周の被嵌まり面111が切削加工面120(具体的には123)として形成されている。
更に、フランジ61,62の筒状部101の内周には前記切削加工面121を挟んで両側には夫々駆動軸63との間に隙間を確保するように凹所131,132が設けられ、この凹所131,132は筒状部101の内周断面形状が筒状部101の端部に向かって拡開する傾斜部133,134として形成されている。
一方、フランジ61,62は、画像形成装置の手前側に位置するフランジ61(必要に応じてフロントフランジという)と奥側に位置するフランジ62(必要に応じてリアフランジという)とで若干異なる構成になっている。
本例では、フロントフランジ61は、図12(b)及び図13(a)(b)に示すように、筒状部101と被嵌め込み部103との間の鍔状部102の表裏面には筒状部101から放射状に延びる複数(本例では6本)の補強リブ141を設け、更に、鍔状部102の裏側には感光ドラム60を接地するための例えばステンレス製の導電性板バネ142を例えば一対配置し、夫々の導電性板バネ142の一端に対し被嵌め込み部103の先端部に引っ掛け凹部143を形成すると共に、鍔状部102の裏側には前記導電性板バネ142が引っ掛け保持可能な保持部144、145を形成し、前記駆動軸63に前記導電性板バネ142の他端を接触配置するようになっている。
これに対し、リアフランジ62は、図12(c)及び図14(a)(b)に示すように、筒状部101と被嵌め込み部103との間の鍔状部102の表裏面には筒状部101から放射状に延びる複数(本例では4本)の補強リブ151を設けると共に、鍔状部102の一部に型成形時の空気抜け孔152を設けるようにしたものである。
<現像組立体>
本実施の形態において、現像組立体42は、図5及び図15に示すように、固定部材160を介して感光体組立体41の支持枠50に固定されるが、現像器34の現像容器341は固定部材160に対して揺動自在に支持されており、図示外の押圧バネにて感光体31側に押圧されている。尚、符号161は押圧バネが収容されている押圧バネ収容部であり、現像組立体42の図中左側の部位には、隠れているが前記押圧バネ収容部と同様な機能部が設けられている。
また、符号162は現像ロール342等を駆動する駆動モータである。
更に、本例では、現像器34は、図16ないし図17に示すように、現像ロール342の両端に現像ロール342と同軸の被位置決めロール170が設けられており、感光体組立体41側の現像位置決め部材71の突出片712に当接するようになっている。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置につき、感光体31の周囲の構成を図18に模式的に示す。
同図において、感光体31の回転振れは極めて少なく、感光体31の回転動作は安定することに加えて、感光体31と周辺の機能部材(例えば現像器34、帯電器32)との相対位置は正確に保たれる。
これは、主としてフランジ61,62の構成に依存するものであるが、本実施の形態では、フランジ61,62は、図19(a)(b)に示す製造方法を経て得られる。
―フランジの製造方法―
製造工程I:
先ず、図19(a)に示すように、フランジ61,62は型成形にて一次加工される。
このとき、フランジ61,62の基本的形状は、筒状部101,鍔状部102及び被嵌め込み部103を有する蓋部材100として得られる。
製造工程II:
製造工程Iを経たフランジ61,62の蓋部材100は、図19(b)に示すように、製造工程IIとして切削加工が施される。
このとき、この製造工程IIは、チャック等の把持治具200にて共通の基準中心軸230を中心に蓋部材100を回転可能に把持した後、前記蓋部材100の筒状部101の内周、外周及び被嵌め込み部103の外周の被嵌まり面111に対し順次バイト等の切削具210(具体的には211〜213)にて切削加工面120(具体的には121〜123)を形成するようにすればよい。尚、符号220は把持治具200及び切削具210を駆動制御するための切削制御装置である。
―フランジの性能―
このような製造方法を経て得られるフランジ61,62の性能は例えば図20にて示すようである。
同図において、フランジ61,62の筒状部101の内周及び外周、被嵌め込み部103の外周の被嵌まり面111は、いずれも、共通の基準中心軸210を中心として半径ra,rb,rcの同心状の切削加工面120(具体的には121〜123)として形成されることから、以下のような作用を奏する。
第一に、筒状部101の内周の切削加工面121(120)と駆動軸63とは隙間代0にて隙間嵌めされる。
第二に、筒状部101の外周の切削加工面122(120)と軸受部材70とは隙間代0にて隙間嵌めされ、この軸受部材70には現像位置決め部材71が回り止めされた状態で接触配置され、現像器34側の被位置決めロール170に当接する。このため、現像器34の現像ロール342は、切削加工面122を位置決め基準面として軸受部材70,現像位置決め部材71及び被位置決めロール170を介して正確に位置決めされ、現像ロール342と感光体31との間の距離は正確に保たれる。
第三に、帯電器32のグリッド電極323はその両端支持部である被位置決め部325が筐体部材72の位置決め部81〜83に当接して位置決めされる。このとき、筐体部材72は略C字状の受部721を介して現像位置決め部材71の環状部711の周囲に回り止めされた状態で取り付けられているため、帯電器32のグリッド電極323は、筒状部101の外周の切削加工面122(200)を位置決め基準面として軸受部材70、現像位置決め部材71、筐体部材72の位置決め突部81〜83及び帯電器32のグリッド電極323の両端支持部である被位置決め部325を介して正確に位置決めされる。
第四に、感光ドラム60はフランジ61,62の被嵌め込み部103の被嵌まり面111である切削加工面123(120)に対し締まり嵌めされることから、感光ドラム60はフランジ61,62の切削加工面123(120)の真円度に従って正確に回転する。
第五に、感光体組立体41の清掃器36は板状清掃部材362を感光体31に押し付けているため、仮に、感光体31が感光体組立体41の中でガタをもって組み込まれたとしても、感光体31は板状清掃部材362によって片寄せされるため、前記ガタ分による感光体31のがたつきは有効に抑えられる。
―型成形時のフランジ形状―
本実施の形態では、図21に示すように、フランジ61,62は筒状部101の内周に凹所131,132として傾斜部133,134が形成される。
この凹所131,132は、筒状部101の内周に切削加工面123(120)を二次加工することで得られるが、型成形時のフランジ61,62形状として、切削加工面123(120)の二次加工前に切削加工代δを考慮した形状を選定しておく必要がある。
本実施の形態では、図21に示すように、凹所131,132の傾斜部133,134の傾斜線m1、m2を延長した断面台形形状領域135を切削加工代δ分だけ確保するようにすればよい。
このようにすれば、切削加工面123(120)を二次加工したとしても、切削加工面123(120)と凹所131,132の傾斜部133,134との境界部に段差が残るような懸念は全くない。
この点、例えば切削加工代δ分について、断面矩形状領域を確保した場合には、切削加工代δが規定量未満である場合には切削加工面123(120)と凹所131,132の傾斜部133,134との間に段差が生じてしまう懸念がある。
―凹所の配設位置―
本実施の形態では、図22に示すように、フランジ61,62の筒状部101の内周には切削加工面123(120)を挟んで凹所131,132が確保されている。
本実施の形態では、各凹所131,132はフランジ61,62の筒状部101の径方向外方からの外力が作用する部位に対応して設けることが好ましい。
本例では、筒状部101の径方向外方からの外力が作用する軸受部材70に対応した領域Faを外力作用部として取り扱っている。凹所131は軸受部材70に対応した領域Faを含むように設けることが好ましい。
この場合、例えば現像器34から過度なラジアル荷重が被位置決めロール170、現像位置決め部材71、軸受部材70を介してフランジ61,62の筒状部101に作用したとしても、前記ラジアル荷重に伴う外力は前記凹所131によって吸収され、駆動軸63にはほとんど伝達されない。
また、帯電器32から過度なラジアル荷重が筐体部材72,現像位置決め部材71、軸受部材70を介してフランジ61,62の筒状部101に作用したとしても、前述したのと同様である。
また、筒状部101のうち鍔状部102との結合部位も、筒状部101の径方向外方からの外力が作用する部位になるため、筒状部101のうち鍔状部102との結合部位からの外力の影響を低減するためには凹所132は鍔状部102の係合部位に対応した領域Fbを含むように設けることが好ましい。
この場合、例えば清掃器36の板状清掃部材362が感光体31に強く当接したと仮定すると、フランジ61,62の被嵌め込み部103から鍔状部102を介して筒状部101との結合部位に過度なラジアル荷重が加わる虞れがあるが、前記ラジアル荷重に伴う外力は前記凹所132によって吸収され、駆動軸63にはほとんど伝達されない。
尚、本実施の形態では、フランジ61,62の筒状部101のうち径方向外方からの外力が作用する部位全域に対応して凹所131,132を設けるようにしているが、必ずしも全域でなくてもよい。
―感光体の組み付け―
感光体31を組み付ける場合には、感光ドラム60の両端にフランジ61,62を接着剤を塗布して締まり嵌めするようにすればよい。
このとき、フランジ61,62の各切削加工面120(121〜123)の真円度は高精度であることから、感光ドラム60の両端におけるフランジ61,62の相対位置関係はそれほど考慮する必要はない。
但し、フランジ61,62の3箇所に対して共通の基準中心軸230による切削加工を施したとしても、その切削加工装置の加工精度によってはフランジ61,62の真円度に若干の偏芯成分が含まれることはあり得る。
このような場合、例えば図23に示すように、基準となる位置に対し感光ドラム60の回転時の偏芯量が増長しない角度関係をもって感光ドラム60の両端をフランジ61,62で塞ぐようにすればよい。
このとき、本実施の形態では、例えばフロントフランジ61では導電性板バネ142の引っ掛け凹部143が基準位置に対する目安となり、リアフランジ62については空気抜け孔152が基準位置に対する目安となることから、感光ドラム60の回転時の偏芯量が増長しない角度関係として、フロントフランジ61については基準位置に対し目安の位置がθf、リアフランジ62については基準位置に対し目安の位置がθrとなるような角度関係を選定するようにすればよい。
1…像保持体,2…円筒体,3(3a,3b)…端部蓋部品,4…駆動軸,5…蓋部材,6…筒状部,7…被嵌め込み部,7a…案内面,8…基準中心軸,9(9a〜9c)…切削加工面,10…機能部材,11…帯電器,12…現像器,13…転写器,14…清掃器,15…転写媒体,16…軸受部材,17…位置決め部材,18…被位置決め部材,19…把持治具,20(20a〜20c)…切削具,21(21a,21b)…凹所

Claims (13)

  1. 円筒体の両端を塞ぎ、回転可能な駆動軸の駆動力を前記円筒体に伝達する端部蓋部品であって、
    駆動軸が嵌め込まれる筒状部及びこの筒状部の周囲に鍔状に設けられて前記円筒体端部に嵌め込まれる被嵌め込み部を有する蓋部材と、
    この蓋部材の筒状部の内周及び被嵌め込み部の外周に共通の基準中心軸を中心として同心状に設けられた切削加工面と、
    前記筒状部の内周のうち当該内周の切削加工面に隣接した箇所で且つ筒状部の外周に対して筒状部の径方向外方からの外力作用部に対応した箇所に、駆動軸との間に隙間を確保するように設けられる凹所と、を備えたことを特徴とする端部蓋部品。
  2. 請求項1記載の端部蓋部品において、
    筒状部の外周にも前記共通の基準中心軸を中心とした切削加工面が設けられ、この切削加工面は前記円筒体の周囲に配設される機能部材を位置決めするための位置決め基準面として用いられ、
    前記凹所は前記位置決め基準面として用いられる切削加工面の筒状部の径方向外方からの外力作用部に対応した筒状部の内周に設けられていることを特徴とする端部蓋部品。
  3. 請求項1又は2記載の端部蓋部品において、
    前記凹所は蓋部材のうち筒状部の径方向外方からの外力作用部である被嵌め込み部と筒状部との結合部位に対応した筒状部の内周に設けられることを特徴とする端部蓋部品。
  4. 請求項1ないし3いずれかに記載の端部蓋部品において、
    前記凹所は筒状部の内周断面形状が筒状部の端部に向かって拡開する傾斜部として形成されていることを特徴とする端部蓋部品。
  5. 請求項1ないし4いずれかに記載の端部蓋部品において、
    前記凹所は筒状部の外周のうち径方向外方からの外力作用部全域に対応した筒状部の内周に設けられていることを特徴とする端部蓋部品。
  6. 請求項1ないし5いずれかに記載の端部蓋部品において、
    蓋部材がガラス繊維入り合成樹脂にて構成されていることを特徴とする端部蓋部品。
  7. 請求項1記載の端部蓋部品を製造するに際し、
    筒状部の内周の予め決められた部位に凹所を形成するように蓋部材を型成形した後、
    把持治具にて共通の基準中心軸を中心に前記型成形された蓋部材を回転可能に把持した後、
    前記蓋部材の筒状部の内周及び被嵌め込み部の外周が含まれる切削加工面予定箇所に対し順次切削具にて切削加工面を形成することを特徴とする端部蓋部品の製造方法。
  8. 像が保持可能な円筒体と、この円筒体の両端を塞ぎ、回転可能な駆動軸の駆動力を前記円筒体に伝達する端部蓋部品とを備え、
    前記端部蓋部品は、駆動軸が嵌め込まれる筒状部及びこの筒状部の周囲に鍔状に設けられて前記円筒体端部に嵌め込まれる被嵌め込み部を有する蓋部材と、
    この蓋部材の筒状部の内周及び被嵌め込み部の外周に共通の基準中心軸を中心として同心状に設けられた切削加工面と、
    前記筒状部の内周のうち当該内周の切削加工面に隣接した箇所で且つ筒状部の外周に対して筒状部の径方向外方からの外力作用部に対応した箇所に、駆動軸との間に隙間を確保するように設けられる凹所と、を備えたことを特徴とする像保持体。
  9. 請求項8記載の像保持体と、この像保持体上に保持される像を現像剤にて可視像化する現像器とを少なくとも含み、これらを共通の筐体部材内に組み込んだことを特徴とする画像形成組立体。
  10. 請求項9記載の画像形成組立体において、
    現像器は像保持体側に押圧されており、端部蓋部品の筒状部の外周に設けられた切削加工面を位置決め基準面とし、端部蓋部品側の位置決め基準面に対し軸受部材を介して位置決め部材を設ける一方、現像器側には前記位置決め部材に当接する被位置決め部材を設けたことを特徴とする画像形成組立体。
  11. 請求項8記載の像保持体と、
    この像保持体上に保持される像を現像剤にて可視像化する現像器とを少なくとも含むことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項11記載の画像形成装置において、
    像保持体と現像器とは端部蓋部品の筒状部の外周に設けられた切削加工面を位置決め基準面とし、端部蓋部品側の位置決め基準面に軸受部材を介して位置決め部材を設ける一方、現像器側には前記位置決め部材に当接する被位置決め部材を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項11記載の画像形成装置のうち、像保持体を清掃する清掃器を備えた態様において、
    清掃器は像保持体に圧接配置される板状清掃部材を有することを特徴とする画像形成装置。
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