JP2019048605A - 操舵制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操舵感を向上しつつ、ステアリングホイールが中立位置に戻る速度を調整できる操舵制御装置を提供する。【解決手段】操舵制御装置は、操舵トルクTrqに基づき、アシスト力を発生させるようにモータの駆動を制御するマイコン51を備えている。マイコン51は、操舵トルクTrqに基づいて、アシスト力の成分として基本アシスト成分Tb*を演算するとともに、回転角度θmの時間変化である回転角速度ωに基づいて、回転角度θmの急変を抑制するダンピング補償成分Td*を演算するようにしている。そして、マイコン51は、回転角速度ωに基づいて、ダンピング補償成分Td*の影響を抑制する戻り用補償成分Tr*を当該ダンピング補償成分Td*とは個別に演算し、運転者の切り戻しの操作なしにステアリングホイールが中立位置に戻る状況で、ダンピング補償成分Td*とともに、戻り用補償成分Tr*を反映させるように構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、操舵制御装置に関する。
例えば、特許文献1には、車両の操舵機構にモータのトルクをアシスト力として付与する電動パワーステアリング装置が開示されている。この電動パワーステアリング装置の操舵制御装置では、運転者の操舵感を向上させるべく、ステアリングホイールの回転角度である操舵角の急変を抑えるように補償するダンピング補償値を演算するようにしている。
特開2015−47881号公報
上記特許文献1において、ダンピング補償値の効果は、ステアリングホイールを切り込んでから、運転者の切り戻しの操作なしにセルフアライニングトルクの作用によって、ステアリングホイールが中立位置に戻る状況においても作用する。この場合、ダンピング補償値の効果は、ステアリングホイールが中立位置に戻る際の操舵角の急変を抑えるように、ステアリングホイールが中立位置に戻る方向と反対方向に作用する結果、セルフアライニングトルクを阻害してしまう。つまり、ステアリングホイールが中立位置に戻る速度が遅くなる可能性がある。すなわち、操舵感の向上と、ステアリングホイールが中立位置に戻る速度の調整との間には、トレードオフの関係がある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、操舵感を向上しつつ、ステアリングホイールが中立位置に戻る速度を調整できる操舵制御装置を提供することにある。
上記課題を解決する操舵制御装置は、車両の転舵輪を転舵させるべく操舵機構のステアリングホイールを運転者が切り込み及び切り戻しの操作をすることによって変化する操作状態量に基づいて、前記操舵機構に付与するアシスト力の発生源であるモータの駆動を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記操作状態量に基づいて、前記モータに発生させるべき前記アシスト力の基礎成分である基本アシスト成分を演算し、運転者の前記操作によって変化する前記ステアリングホイールの操舵角又は当該操舵角に換算可能な回転角度の時間変化である回転角速度に基づいて、前記操舵角の急変を抑制するように前記基本アシスト成分を補償するための補償成分としてダンピング補償成分を演算し、前記回転角速度に基づいて、前記ダンピング補償成分の影響を抑制するように前記基本アシスト成分を補償するための補償成分として戻り用ダンピング補償成分を前記ダンピング補償成分とは個別に演算し、運転者の切り戻しの操作なしにステアリングホイールが中立位置に戻る状況で、前記ダンピング補償成分とともに、前記戻り用ダンピング補償成分を反映させるように構成されている。
上記構成によれば、運転者の切り戻しの操作なしにステアリングホイールが中立位置に戻る状況で、ダンピング補償成分とともに、戻り用ダンピング補償成分が反映されることによって、ダンピング補償成分の影響が抑制されるようになる。これにより、ダンピング補償成分の効果は、ステアリングホイールを切り込んでいるか切り戻しているかに関係なく、運転者が意図的にステアリングホイールを操作する状況において作用する一方、ステアリングホイールが中立位置に戻る状況において作用しなくなる。つまり、ステアリングホイールが中立位置に戻る状況であっても、ダンピング補償成分が影響してセルフアライニングトルクの阻害が抑制され、ステアリングホイールが中立位置に戻る速度が遅くなることが抑制されるようになる。この場合、操舵感の向上と、ステアリングホイールが中立位置に戻る速度の調整とを個別に設定することができ、操舵感を向上しつつ、ステアリングホイールが中立位置に戻る速度を調整することができる。
ここで、ステアリングホイールが中立位置に戻る状況は、運転者がステアリングホイールを保舵しているか否かに関係なく存在しうる。例えば、運転者がステアリングホイールを保舵していたとしてもその力が十分に小さければ、運転者の切り戻しの操作なしにステアリングホイールが中立位置に戻る状況であると判断することができる。
そこで、上記操舵制御装置において、前記制御部は、前記操作状態量及び前記回転角度に基づいて、前記ステアリングホイールが中立位置に戻る状況であることを判定するように構成されていることが好ましい。
上記構成によれば、ステアリングホイールが中立位置に戻る状況で、運転者がステアリングホイールを保舵していたとしても、ダンピング補償成分が影響してセルフアライニングトルクの阻害を抑制し、ステアリングホイールが中立位置に戻る速度が遅くなることを抑制することができるようになる。これにより、戻り用ダンピング補償成分を適切に適用することができるため、ステアリングホイールが中立位置に戻る速度が遅くなることに対して的確に対処することができる。
より具体的には、前記制御部は、前記回転角度に基づいて想定された、前記転舵輪を転舵させるように前記ステアリングホイールを運転者が切り戻し操作するのに必要な力と比較して、前記操作状態量が小さい場合に前記ステアリングホイールが中立位置に戻る状況であることを判定するように構成されていることが好ましい。
上記構成によれば、ステアリングホイールが中立位置に戻る状況で、運転者がステアリングホイールを保舵していたとしても、セルフアライニングトルクによってステアリングホイールが中立位置に戻る状況であることを的確に判断することができるようになる。これにより、ステアリングホイールが中立位置に戻る速度が遅くなることに対してより的確に対処することができる。
本発明によれば、操舵感を向上しつつ、ステアリングホイールが中立位置に戻る速度を調整することができる。
車両に搭載される電動パワーステアリング装置についてその概略を示す図。 同電動パワーステアリング装置についてその電気的構成を示すブロック図。 同電動パワーステアリング装置についてその操舵制御装置におけるトルク指令値演算部の機能を示すブロック図。 同トルク指令値演算部についてその戻り用ダンピング補償成分演算部の機能を示すブロック図。 (a)〜(c)は、同戻り用ダンピング補償成分演算部についてその操作状態判定部の判定方法を説明する図。
以下、操舵制御装置の一実施形態を説明する。
図1に示すように、電動パワーステアリング装置1は、運転者のステアリングホイール10の操作に基づいて転舵輪15を転舵させる操舵機構2、及び運転者のステアリング操作を補助するアシスト機構3を備えている。
操舵機構2は、ステアリングホイール10と、ステアリングホイール10と固定されたステアリングシャフト11とを備えている。ステアリングシャフト11は、ステアリングホイール10と連結されたコラムシャフト11aと、コラムシャフト11aの下端部に連結されたインターミディエイトシャフト11bと、インターミディエイトシャフト11bの下端部に連結されたピニオンシャフト11cとを有している。ピニオンシャフト11cの下端部は、ラックアンドピニオン機構13を介して転舵軸としてのラックシャフト12に連結されている。なお、ラックシャフト12は、図示しないラックハウジングに支持されている。ラックシャフト12の両端には、タイロッド14を介して、左右の転舵輪15が連結されている。したがって、ステアリングホイール10、すなわちステアリングシャフト11の回転運動は、ピニオンシャフト11c及びラックシャフト12からなるラックアンドピニオン機構13を介してラックシャフト12の軸方向(図1の左右方向)の往復直線運動に変換される。当該往復直線運動が、ラックシャフト12の両端にそれぞれ連結されたタイロッド14を介して、転舵輪15にそれぞれ伝達されることにより、転舵輪15の転舵角θtが変化する。
アシスト機構3は、操舵機構2に対して付与する動力(アシスト力)の発生源であるモータ40を備えている。例えば、モータ40は、3相(U,V,W)の駆動電力に基づき回転する3相ブラシレスモータである。モータ40の回転軸41は、減速機構42を介してコラムシャフト11aに連結されている。アシスト機構3は、モータ40の回転軸41の回転力を減速機構42を介して、ラックシャフト12を軸方向に往復直線運動させる力に変換する。このラックシャフト12に付与される軸方向の力が動力(アシスト力)となり、転舵輪15の転舵角θtを変化させる。
図1に示すように、モータ40には、当該モータ40の駆動を制御する操舵制御装置50が接続されている。操舵制御装置50は、各種のセンサの検出結果に基づき、モータ40の制御量である電流の供給を制御することによって、モータ40の駆動を制御する。各種のセンサとしては、例えば、トルクセンサ60、回転角センサ61、及び車速センサ62がある。トルクセンサ60は、コラムシャフト11aに設けられている。回転角センサ61は、モータ40に設けられている。トルクセンサ60は、運転者のステアリングの操作によりステアリングシャフト11に変化を伴って生じる操作状態量である操舵トルクTrqを検出する。回転角センサ61は、モータ40の回転軸41の回転角度θmを検出する。車速センサ62は、車両の走行速度である車速値Vを検出する。
次に、電動パワーステアリング装置1の電気的構成について説明する。
図2に示すように、操舵制御装置50は、モータ制御信号S_mを生成するマイコン(マイクロコンピュータ)51と、そのモータ制御信号S_mに基づいてモータ40に電流を供給する駆動回路52とを有している。マイコン51は、トルクセンサ60、回転角センサ61、車速センサ62の検出結果や、モータ40の実電流Iを取り込む。そして、マイコン51は、モータ制御信号S_mを生成し、PWM信号として駆動回路52に対して出力する。本実施形態において、マイコン51は制御部の一例である。
次に、マイコン51の機能について詳しく説明する。マイコン51は、図示しない中央処理装置(CPU(Central Processing Unit))及びメモリをそれぞれ備えており、メモリに記憶されたプログラムをCPUが実行することによって、モータ40の駆動が制御される。
図2に、マイコン51が実行する処理の一部を示す。図2に示す処理は、メモリに記憶されたプログラムをCPUが実行することで実現される処理の一部を、実現される処理の種類毎に記載したものである。
マイコン51は、トルク指令値演算部53及び制御信号生成部54を有している。トルク指令値演算部53には、車速値V、操舵トルクTrq、及び回転角度θmがそれぞれ入力される。トルク指令値演算部53は、車速値V、操舵トルクTrq、及び回転角度θmに基づいて、モータ40に発生させるべきアシスト力に対応した電流量の目標値であるトルク指令値T*を演算する。
制御信号生成部54には、トルク指令値演算部53で演算されたトルク指令値T*、回転角度θm、及び実電流Iがそれぞれ入力される。制御信号生成部54は、トルク指令値T*、回転角度θm、及び実電流Iに基づき、モータ制御信号S_mを生成し、PWM信号として駆動回路52に対して出力する。
ここで、トルク指令値演算部53の機能についてさらに詳しく説明する。
図3に示すように、トルク指令値演算部53は、基本アシスト成分Tb*を演算(生成)する基本アシスト成分演算部70と、ダンピング補償成分Td*を演算(生成)するダンピング補償成分演算部71を有している。また、トルク指令値演算部53は、戻り用ダンピング補償成分(以下「戻り用補償成分」という)Tr*を演算(生成)する戻り用ダンピング補償成分演算部(以下「戻り用補償成分演算部」という)72を有している。また、トルク指令値演算部53は、基本アシスト成分演算部70で生成された基本アシスト成分Tb*に対して、ダンピング補償成分演算部71で生成されたダンピング補償成分Td*と、戻り用補償成分演算部72で生成された戻り用補償成分Tr*とを加算して得られるトルク指令値T*を演算(生成)する加算処理部73を有している。
基本アシスト成分演算部70には、車速値V及び操舵トルクTrqがそれぞれ入力される。基本アシスト成分演算部70は、車速値V及び操舵トルクTrqに基づいて、モータ40に発生させるべきアシスト力の基礎成分である基本アシスト成分Tb*を演算して生成する。なお、基本アシスト成分演算部70は、操舵トルクTrqの絶対値が大きいほど、車速値Vが小さいほど、より大きな絶対値となる基本アシスト成分Tb*を演算する。
ダンピング補償成分演算部71には、車速値V及び回転角速度ωがそれぞれ入力される。回転角速度ωは、回転角度θmを時間微分したものである。回転角度θmは、ステアリングホイール10(ステアリングシャフト11)の回転角度である操舵角θs(図1に示す)と相関があり、当該操舵角θsを算出することができる。つまり、回転角速度ωは、ステアリングホイール10の操舵角θsの変化量である操舵速度ωsと相関があり、当該操舵速度ωsを算出することができる。ダンピング補償成分演算部71は、車速値V及び回転角速度ωに基づいて、基本アシスト成分Tb*を車両や操舵機構2の状態に適正化するべく補償する補償成分として、ステアリングホイール10の操舵角θsの急変(小刻みな振動)を抑えるように補償するためのダンピング補償成分Td*を演算して生成する。なお、ダンピング補償成分演算部71は、回転角速度ωを変換して得られる操舵速度ωsの絶対値に応じて、その時の車速値Vに対して定めているダンピング補償成分Td*を演算する。ダンピング補償成分演算部71の処理を通じて生成されたダンピング補償成分Td*は、加算処理部73において基本アシスト成分Tb*に加算されることによって、その時の操舵速度ωsの発生方向とは反対方向の成分としてトルク指令値T*に反映される。
戻り用補償成分演算部72には、車速値V及び回転角速度ωに加えて、操舵トルクTrq及び回転角度θmがそれぞれ入力される。戻り用補償成分演算部72は、車速値V、回転角速度ω、操舵トルクTrq、及び回転角度θmに基づいて、ダンピング補償成分演算部71で生成されるダンピング補償成分Td*の影響を抑制するように基本アシスト成分Tb*を補償するための戻り用補償成分Tr*をダンピング補償成分Td*とは個別に演算して生成する。
本実施形態において、ダンピング補償成分Td*の効果は、ステアリングホイール10を切り込んでから、運転者の切り戻しの操作なしにセルフアライニングトルクの作用によって、ステアリングホイール10が中立位置に戻る状況においても作用する。この場合、ダンピング補償成分Td*の効果は、ステアリングホイール10が中立位置に戻る際の操舵角θsの急変を抑えるように作用する結果、セルフアライニングトルクを阻害してしまう。つまり、ステアリングホイール10が中立位置に戻る速度が遅くなる可能性がある。そのため、本実施形態では、ステアリングホイール10が中立位置に戻る状況で、ダンピング補償成分演算部71で生成されるダンピング補償成分Td*の影響を抑制すべく、ダンピング補償成分Td*とともに、戻り用補償成分Tr*をトルク指令値T*に反映させるようにしている。
具体的には、図4に示すように、戻り用補償成分演算部72は、車速値V及び回転角速度ωに基づいて、戻り用補償成分Tr*の基礎成分である基本戻り用補償成分Trb*を演算(生成)する基本補償成分演算部80を有している。基本補償成分演算部80は、回転角速度ωを変換して得られる操舵速度ωsの絶対値に応じて、その時の車速値Vに対して定めている基本戻り用補償成分Trb*を演算する。基本戻り用補償成分Trb*は、その時の車速値V及び回転角速度ωに基づいて生成されるダンピング補償成分Td*とは反対方向の成分として演算される。本実施形態において、基本戻り用補償成分Trb*は、その時の車速値V及び回転角速度ωに基づいて生成されるダンピング補償成分Td*を相殺して打ち消すように構成され、絶対値が同値の成分である。
また、戻り用補償成分演算部72は、車速値V、操舵トルクTrq、及び回転角度θmに基づいて、ステアリングホイール10を切り込んでから、運転者の切り戻しの操作なしにステアリングホイール10が中立位置に戻る状況であることを判定する操作状態判定部81を有している。操作状態判定部81は、転舵輪15を転舵させるようにステアリングホイール10の切り戻しの操作をするのに必要な力と比較して、操舵トルクTrqが小さいか否かを判定することによって、ステアリングホイール10が中立位置に戻る状況であるか否かを判定する。車両では、ステアリングホイール10を切り込み及び切り戻し操作するのに必要な力を車速値V及び回転角度θm(操舵角θs)に基づいて経験的に求めることができる。
例えば、図5(a)〜(c)に示すように、ステアリングホイール10が所定方向に回転している場合に正、当該所定方向に対して反対方向に回転している場合に負とし、ステアリングホイール10を操作するのに必要な力について、回転角度θm(操舵角θs)に応じた特性を得ることができる。具体的には、各図に示すように、ステアリングホイール10を操作するのに必要な力の特性は、当該力の絶対値について、上記切り込み(各図中、実線矢印)の状況と比較して、上記切り戻し(各図中、白抜き矢印)の状況で小さい値となる。また、ステアリングホイール10を操作するのに必要な力の特性は、当該力の絶対値について、ステアリングホイール10の中立位置である「0(零値)」から最大回転角度θend(+),(−)の間で、上記切り込み(各図中、実線矢印)の状況で増加傾向となり、上記切り戻し(各図中、白抜き矢印)の状況で減少傾向となる。
各図中、破線で示すように、ステアリングホイール10を切り戻し操作するのに必要な力を操舵トルクTrq(絶対値)が下回る場合、ステアリングホイール10が中立位置に戻る状況であることを判断することができる。特にこの場合、操舵トルクTrq及び回転角度θmの符号が一致する範囲において、セルフアライニングトルクによってステアリングホイール10が中立位置に戻る状況であることを判断することができる。なお、操舵トルクTrq及び回転角度θmの符号が異なる範囲では、セルフアライニングトルクが弱まったり作用しなくなったり、車両の走行中であれば運転者の操作が基本的に行われている状況であることを判断することができる。
本実施形態では、ステアリングホイール10を操作するのに必要な力の特性として、当該力の絶対値について、車速値V1の場合(図5(a))に対して、車速値V2の場合(図5(b))、上記切り込みの状況と、上記切り戻しの状況との差が小さくなる特性が想定されている。また、ステアリングホイール10を操作するのに必要な力の特性は、当該力の絶対値について、車速値V1の場合(図5(a))に対して、車速値V3の場合(図5(c))、上記切り込み及び上記切り戻しの状況での増加及び減少傾向の勾配が大きくなる特性が想定されている。
操作状態判定部81は、操舵トルクTrq及び回転角度θmの符号が一致する範囲において、ステアリングホイール10を切り戻し操作するのに必要な力と比較して、操舵トルクTrq(絶対値)が小さい場合にステアリングホイール10が中立位置に戻る状況であることを判定する。この場合、操作状態判定部81は、戻り用補償ゲインGrとして「1」を演算して設定する。また、操作状態判定部81は、操舵トルクTrq及び回転角度θmの符号が一致する範囲において、ステアリングホイール10を切り戻し操作するのに必要な力と比較して、操舵トルクTrq(絶対値)が小さくない場合に運転者の操作が行われている状況である(ステアリングホイール10が中立位置に戻る状況でない)ことを判定する。この場合、操作状態判定部81は、戻り用補償ゲインGrとして「0(零値)」を演算して設定する。なお、操作状態判定部81は、操舵トルクTrq及び回転角度θmの符号が異なる範囲において、操舵トルクTrqに関係なく、戻り用補償ゲインGrとして「0(零値)」を演算して設定する。
また、戻り用補償成分演算部72は、基本補償成分演算部80の処理を通じて生成された基本戻り用補償成分Trb*に対して、操作状態判定部81の処理を通じて設定された戻り用補償ゲインGrを乗算して得られる戻り用補償成分Tr*を演算(生成)する乗算処理部82を有している。
そして、戻り用補償成分演算部72は、ステアリングホイール10が中立位置に戻る状況であることを条件とし、基本戻り用補償成分Trb*を、ダンピング補償成分Td*の影響を抑制するように機能する戻り用補償成分Tr*として生成する。また、戻り用補償成分演算部72は、ステアリングホイール10が中立位置に戻る状況でないことを条件とし、基本戻り用補償成分Trb*に関係なく零値を、ダンピング補償成分Td*の影響を抑制しないように機能する戻り用補償成分Tr*として生成する。戻り用補償成分演算部72の処理を通じて生成された戻り用補償成分Tr*は、加算処理部73において基本アシスト成分Tb*に加算されることによって、ダンピング補償成分Td*とは反対方向の成分としてトルク指令値T*に反映される。
このように構成されるマイコン51は、モータ40の駆動を制御する間、戻り用補償成分演算部72において、車速値V、回転角速度ω、操舵トルクTrq、及び回転角度θmに基づいて、戻り用補償成分Tr*を所定周期で繰り返し生成する。つまり、マイコン51は、モータ40の駆動を制御する間、操舵角θsの急変を抑えるように補償し、ステアリングホイール10が中立位置に戻る状況で、ダンピング補償成分Td*の影響を抑制するための処理を所定周期で繰り返し実行する。
以下、本実施形態の作用及び効果を説明する。
(1)本実施形態によれば、運転者の切り戻しの操作なしにステアリングホイール10が中立位置に戻る状況で、ダンピング補償成分Td*とともに、戻り用補償成分Tr*がトルク指令値T*に反映されることによって、ダンピング補償成分Td*の影響が抑制されるようになる。これにより、ダンピング補償成分Td*の効果は、ステアリングホイール10を切り込んでいるか切り戻しているかに関係なく、運転者が意図的にステアリングホイール10を操作する状況において作用する一方、ステアリングホイール10が中立位置に戻る状況において作用しなくなる。つまり、ステアリングホイール10が中立位置に戻る状況であっても、ダンピング補償成分Td*が影響してセルフアライニングトルクの阻害が抑制され、ステアリングホイール10が中立位置に戻る速度が遅くなることが抑制されるようになる。この場合、操舵感の向上と、ステアリングホイール10が中立位置に戻る速度の調整とを個別に設定することができ、操舵感を向上しつつ、ステアリングホイール10が中立位置に戻る速度を調整することができる。
(2)ここで、ステアリングホイール10が中立位置に戻る状況は、運転者がステアリングホイール10を保舵しているか否かに関係なく存在しうる。例えば、運転者がステアリングホイール10を保舵していたとしてもその力が十分に小さければ、運転者の切り戻しの操作なしにステアリングホイール10が中立位置に戻る状況であることを判断することができる。
そこで、本実施形態において、マイコン51は、操舵トルクTrq及び回転角度θmに基づいて、ステアリングホイール10が中立位置に戻る状況であるか否かを判定するようにしている。つまり、ステアリングホイール10が中立位置に戻る状況で、運転者がステアリングホイール10を保舵していたとしても、ダンピング補償成分Td*が影響してセルフアライニングトルクの阻害を抑制し、ステアリングホイール10が中立位置に戻る速度が遅くなることを抑制することができるようになる。これにより、戻り用補償成分Tr*を適切に適用することができるため、ステアリングホイール10が中立位置に戻る速度が遅くなることに対して的確に対処することができる。
(3)具体的には、マイコン51は、車速値V及び回転角度θmに基づいて想定されたステアリングホイール10を切り戻し操作するのに必要な力と比較して、操舵トルクTrqが小さい場合にステアリングホイール10が中立位置に戻る状況であることを判定するようにしている。つまり、運転者がステアリングホイール10を保舵していたとしても、セルフアライニングトルクによってステアリングホイール10が中立位置に戻る状況であることを的確に判断することができるようになる。これにより、ステアリングホイール10が中立位置に戻る速度が遅くなることに対してより的確に対処することができる。
なお、上記実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・操作状態判定部81は、操舵トルクTrq及び回転角度θmの符号が異なる範囲において、ステアリングホイール10を切り戻し操作するのに必要な力と比較して、操舵トルクTrq(絶対値)が小さい場合にステアリングホイール10が中立位置に戻る状況であることを判定してもよい。
・操作状態判定部81は、車速値V及び回転角度θmに関係なく操舵トルクTrqが零値の場合にステアリングホイール10が中立位置に戻る状況であることを判定してもよい。つまり、操作状態判定部81は、車速値V及び回転角度θmを用いることなく、操舵トルクTrqに基づいて、ステアリングホイール10が中立位置に戻る状況であることを判定してもよい。
・操作状態判定部81では、回転角速度ωを用いてステアリングホイール10の操舵方向が中立位置に向かう方向であるか否かを判定した上で、操舵トルクTrq及び回転角度θmに基づいて、ステアリングホイール10が中立位置に戻る状況であるか否かを判定してもよい。操作状態判定部81は、回転角速度ω及び回転角度θmの符号が異なる場合にステアリングホイール10の操舵方向が中立位置に向かう方向であることを判定すればよい。
・操作状態判定部81では、転舵輪15を転舵させるようにステアリングホイール10を切り戻し操作するのに必要な力の特性として、想定する特性としてより多くの種類を用意してもよい。
・操作状態判定部81は、車速値Vや回転角度θmの値に応じて、戻り用補償ゲインGrの値を「0(零値)」から「1」の間で段階的に設定するようにしてもよい。戻り用補償ゲインGrの値としては、例えば、セルフアライニングトルクが大きい状況、つまり車速値Vや回転角度θmが大きいほど「1」に近付けるように設定すればよい。
・戻り用補償成分演算部72は、ダンピング補償成分Td*をいくらかでも打ち消すように戻り用補償成分Tr*を生成することができればよい。例えば、基本戻り用補償成分Trb*は、その時の車速値V及び回転角速度ωに基づいて生成されるダンピング補償成分Td*に対して絶対値が小さくなるように設定してもよいし、当該ダンピング補償成分Td*に対してその時の車速値V及び回転角速度ωに応じて絶対値が小さくなったり同値になったり可変するように構成してもよい。この場合、基本戻り用補償成分Trb*は、その時の車速値V及び回転角速度ωに基づいて生成されるダンピング補償成分Td*を相殺して打ち消すように構成する一方で、戻り用補償ゲインGrは、「1」以下に設定してもよいし、その時の車速値V及び回転角速度ωに応じて「0(零値)」から「1」の間で可変するように構成してもよい。
・戻り用補償成分演算部72は、ダンピング補償成分Td*に乗算するゲインを演算する構成としてもよい。この場合、トルク指令値演算部53は、ダンピング補償成分演算部71と、加算処理部73との間に、ダンピング補償成分Td*に対して、戻り用補償成分演算部72で生成されたゲインを乗算して補償後のダンピング補償成分Td´*を演算(生成)する乗算処理部を有していればよい。これは、ダンピング補償成分演算部71においても同様であり、当該ダンピング補償成分演算部71は、基本アシスト成分Tb*に乗算するゲインを演算する構成としてもよい。これら構成を共に適用する場合、トルク指令値演算部53は、加算処理部73の替わりに、基本アシスト成分Tb*に対して、ダンピング補償成分演算部71で生成されたゲイン及び戻り用補償成分演算部72で生成されたゲインを乗算してトルク指令値T*を演算(生成)する乗算処理部を有していればよい。
・基本アシスト成分演算部70では、基本アシスト成分Tb*を演算する際、操舵トルクTrqを少なくとも用いていればよく、車速値Vを用いなくてもよい。その他、基本アシスト成分Tb*を演算する際は、操舵トルクTrq及び車速値Vと、これら以外の要素とを用いるようにしてもよい。これは、ダンピング補償成分演算部71においても同様であり、ダンピング補償成分Td*を演算する際、回転角速度ωを少なくとも用いていればよく、車速値Vを用いなくてもよいし、他の要素を組み合わせて用いるようにしてもよい。また、戻り用補償成分演算部72について、基本補償成分演算部80においても同様であり、基本戻り用補償成分Trb*を演算する際、回転角度θmを少なくとも用いていればよく、車速値Vを用いなくてもよいし、他の要素を組み合わせて用いるようにしてもよい。
・上記実施形態において、ステアリングホイール10の回転に基づき変化する操舵角θsを検出する舵角センサが車載されている場合、各補償成分演算部71,72では、上記舵角センサの検出結果である操舵角θsや当該操舵角θsを時間微分して得られる操舵速度ωsを用いて各補償成分Td*,Tr*を演算するようにしてもよい。
・上記実施形態は、コラム型の電動パワーステアリング装置1に限らず、例えば、回転軸41がラックシャフト12の軸線に対して平行に配置されたモータ40により操舵機構2にアシスト力を付与するラックアシスト型やピニオン型等の電動パワーステアリング装置であっても適用可能である。
・上記各変形例は、互いに組み合わせて適用してもよく、例えば、ステアリングホイール10の回転に基づき変化する操舵角θsを検出する舵角センサの検出結果を用いて各補償成分Td*,Tr*を演算することと、その他の変形例の構成とは、互いに組み合わせて適用してもよい。
1…電動パワーステアリング装置、2…操舵機構、10…ステアリングホイール、15…転舵輪、40…モータ、50…操舵制御装置、51…マイコン、ω…回転角速度、θm…回転角度、Tb*…基本アシスト成分、Td*…ダンピング補償成分、Tr*…戻り用補償成分(戻り用ダンピング補償成分)、Trq…操舵トルク。

Claims (3)

  1. 車両の転舵輪を転舵させるべく操舵機構のステアリングホイールを運転者が切り込み及び切り戻しの操作をすることによって変化する操作状態量に基づいて、前記操舵機構に付与するアシスト力の発生源であるモータの駆動を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記操作状態量に基づいて、前記モータに発生させるべき前記アシスト力の基礎成分である基本アシスト成分を演算し、
    運転者の前記操作によって変化する前記ステアリングホイールの操舵角又は当該操舵角に換算可能な回転角度の時間変化である回転角速度に基づいて、前記操舵角の急変を抑制するように前記基本アシスト成分を補償するための補償成分としてダンピング補償成分を演算し、
    前記回転角速度に基づいて、前記ダンピング補償成分の影響を抑制するように前記基本アシスト成分を補償するための補償成分として戻り用ダンピング補償成分を前記ダンピング補償成分とは個別に演算し、
    運転者の切り戻しの操作なしにステアリングホイールが中立位置に戻る状況で、前記ダンピング補償成分とともに、前記戻り用ダンピング補償成分を反映させるように構成されている操舵制御装置。
  2. 前記制御部は、前記操作状態量及び前記回転角度に基づいて、前記ステアリングホイールが中立位置に戻る状況であることを判定するように構成されている請求項1に記載の操舵制御装置。
  3. 前記制御部は、前記回転角度に基づいて想定された、前記転舵輪を転舵させるように前記ステアリングホイールを運転者が切り戻し操作するのに必要な力と比較して、前記操作状態量が小さい場合に前記ステアリングホイールが中立位置に戻る状況であることを判定するように構成されている請求項2に記載の操舵制御装置。
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