JP2005041404A - 車両用操舵制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操舵者がハンドル操作を急に行った場合でも、その際の操舵トルクを調整してハンドルの操作性を向上する車両用操舵制御装置を得る。
【解決手段】基準ダンピング補償量演算器851は、車速検出器81が検出した車速20及びモータ回転速度検出器83が検出したモータ回転速度23に基づいて、ダンピング補償量25の基準量となる基準ダンピング補償量d1を演算する。また、ダンピング補償量補正値決定器852は、モータ回転速度23及び基準目標電流に関する算出値d3に対応する手放し状態補償量の比率d4を手放し状態補償量マップ52を参照して決定する。さらに、乗算器853は、基準ダンピング補償量d1及び手放し状態補償量の比率d4に基づきダンピング補償量25を演算する。
【選択図】図3

Description

この発明は、車両用操舵制御装置に係り、特に、車両用ハンドルの操作により生じる力(操舵トルクという。以下同じ。)を補助する車両用操舵制御装置に関する。
従来の電動式ステアリング制御装置においては、車両の安全性を確保するため、車両の速度に基づいてモータの回転速度を推定しこの回転速度に基づき操舵トルクを補助するよう制御を行っている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−139339号公報(第1−2頁、図1)
しかしながら、従来の電動式ステアリング制御装置では、操舵トルクを補助する際、上記操舵トルクを補助するための補償量を回転速度に応じて可変させず、一定量を用いて補助していたので、操舵者がハンドル操作を急に行った場合、その際の操舵トルクが必要以上に大きくなり、ハンドルが重くなるという不都合があった。
本発明は、上述のような不都合を解決するためになされたもので、その目的は、操舵者がハンドル操作を急に行った場合でも、その際の操舵トルクを調整してハンドルの操作性を向上することが可能な車両用操舵制御装置を得るものである。
本発明に係る車両用操舵制御装置は、車両のハンドル操作により生じる操舵トルクを検出する操舵トルク検出器と、車両の車速を検出する車速検出器と、操舵トルクを補助するためのアシストトルクを発生させるモータの回転速度を検出するモータ回転速度検出器とを備える。また、この車両用操舵制御装置は、車速検出器が検出した車速及び操舵トルク検出器が検出した操舵トルクに基づいて、モータを駆動させるための基準目標電流を演算する基準目標電流演算器と、モータの回転速度の変化を補償するためのダンピング補償量を演算するダンピング補償器とを備える。さらに、この車両用操舵制御装置は、基準目標電流演算器が演算した基準目標電流及びダンピング補償器が演算したダンピング補償量に基づいて、モータの駆動を制御してモータに発生させるアシストトルク量を変化させるモータ駆動器を備える。そして、ダンピング補償器は、基準ダンピング補償量演算器、ダンピング補償量補正値決定器及びダンピング補償量演算器を備える。基準ダンピング補償量演算器は、車速検出器が検出した車速及びモータ回転速度検出器が検出した回転速度に基づいて、ダンピング補償量の基準量となる基準ダンピング補償量を演算する。ダンピング補償量補正値決定器は、少なくとも、モータ回転速度検出器が検出した回転速度及び基準目標電流演算器が演算した基準目標電流に関する算出値に対応するダンピング補償量の補正値をメモリを参照して決定する。ダンピング補償量演算器は、基準ダンピング補償量及び補正値に基づきダンピング補償量を演算する。
本発明の車両用操舵制御装置は、モータの駆動を制御してモータにアシストトルク量を変化させる際に、少なくとも、モータの回転速度及び基準目標電流に関する算出値に対応するダンピング補償量の補正値及び基準ダンピング補償量を用いてダンピング補償量を演算することにより、ハンドル操作に応じて、ダンピング補償量を可変させることができるので、操舵者がハンドル操作を急に行った場合でも、その際の操舵トルクを調整してハンドルの操作性を向上することができる。
以下、発明の実施の形態1及び2を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る車両用操舵装置の構成を示す図である。ここでは、車両用操舵装置として自動車用操舵装置の場合を例にあげて説明するが、自動車以外の車両に適用してもよい。
図1において、ハンドル1が、ステアリング軸2を通じてステアリングギアボックス3と連結されている。このステアリングギアボックス3は、ラック&ピニオン機構6を通じて左右のタイヤ7と連結されている。車両用操舵制御装置(ECU)8は、アシストトルクを発生させるモータ5の駆動を制御するものであり、メモリ8a及びCPU8bを備えている。なお、ECUは、Electronic Control Unit(電子制御ユニット)の略である。
ここで、操舵者がハンドル1を操作してハンドル1を右側に切った場合における車両用操舵装置の動作原理について概説する。まず、その場合、トルクセンサ4が操舵トルク9を検出すると、車両用操舵制御装置8がトルクセンサ4から操舵トルク検出信号13を入力する。また、車速センサ18が車両の車速を検出すると、車両用操舵制御装置8が車速センサ18から車速検出信号19を入力する。さらに、車両用操舵制御装置8は、電流検出信号15及び電圧検出信号16をモータ5から入力し、上記操舵トルク検出信号13、電流検出信号15、電圧検出信号16及び車速検出信号19に基づいて、モータ5への印加電圧14を演算する。
そして、車両用操舵制御装置8は、印加電圧14をモータ5に印加する。この印加電圧14によりモータ5が駆動すると、操舵トルク9を補助するためのアシストトルク10が発生する。これにより、操舵トルク9とアシストトルク10の和がステアリング軸反力17に抗してハンドル(ステアリング)を回転させることになる。したがって、ハンドル操作の際に必要な力が軽減されることになる。例えば、操舵者がハンドル1を右側に切った後それを左側に戻すとき、その操舵者はハンドル1の操作を円滑に行うことができる。
ステアリングギアボックス3は、操舵トルク9とアシストトルク10とを加えたトルクを数倍にするものであり、この数倍になったトルクにより左右のタイヤ7がラック&ピニオン機構6を通じて作動することになる。
ステアリング軸反力17は、主に、操舵トルク9とアシストトルク10との和からなるものであり、次の式(1)で表すことができる。なお、ステアリング軸反力17は、車両に取り付けたセンサを用いて検出してもよい。
Ttran=ThdI+Tassist-J・w/dt …(1)
ただし、Ttranはステアリング軸反力、ThdIは操舵トルク、Tassistはアシストトルク、J・w/dtはモータ5の慣性トルクである。
式(1)中、Tassist(アシストトルク)10は、次の式(2)で表すことができる。
Tassist=Ggear×Kt×Imtr …(2)
ただし、Ggearはモータ5のギア比(モータ5からステアリング軸2までの間に関するもの)、Ktはモータ5のトルク乗数、Imtrはモータ5の駆動電流である。
式(1)中、Ttran(ステアリング軸反力)17は、次の式(3)で表すことができる。
Ttran=Talign+Tfric …(3)
ただし、Talignは路面反力トルク12、Tfricはステアリング軸2の機構内における摩擦トルクである。
車両用操舵制御装置8は、トルクセンサ4等のセンサからの信号に基づいて電流の目標値を演算し、この目標値がモータ5の電流値と一致するよう制御を行う。これにより、モータ5が、駆動電流に、トルク乗数Ktとギア比Ggearとを乗じた所定のアシストトルク10を発生させる(式(2)参照)。このように、車両用操舵装置は、操舵者(ドライバ)が操舵する際のトルクをアシストするよう構成されている。
図2は、図1に示した操舵制御装置8のCPU8bの機能を示した図である。
図2において、CPU8bは、操舵制御装置8の全体の制御を行うものであり、次のような機能部を備える。すなわち、CPU8bは、車速検出器81、操舵トルク検出器82及びモータ回転速度検出器83を備える。また、このCPU8bは、アシストマップ補償器(基準目標電流演算器)84、ダンピング補償器85、及び加算器86を備える。この加算器86は、アシストマップ補償器84及びダンピング補償器85における各演算値を加算する。さらに、CPU8bは、加減器87、モータ駆動器88及びモータ電流検出器89を備える。なお、これらの機能部については、適宜、後述する。
図3は、図2に示したダンピング補償器85の機能を示した図である。
図3において、ダンピング補償器85は、モータ5の回転速度の変化を補償するためのダンピング補償量25を演算するものであり、基準ダンピング補償量演算器851、ダンピング補償量補正値決定器852及び乗算器(ダンピング補償量演算器)853を備える。そして、ダンピング補償量補正値決定器852は、基準目標電流絶対値設定器8521、回転速度絶対値設定器8522、モータ回転速度補正器(回転速度補正器)8523、乗算器8524、加減器8525及び手放し状態補償量決定器8526を備える。
モータ回転速度ゲインマップ51は、モータの回転速度を補正する基準を定義したものであり、メモリ8aに格納されている。このモータ回転速度ゲインマップ51のデータ構造を図4に示す。図4によると、モータ回転速度ゲインマップ51には、例えば、モータ回転速度信号とゲイン(速度補正値)とを対応付けたモータ回転速度ゲイン曲線51aが予め設定されている。
「モータ回転速度信号」はモータ回転速度検出器83が検出するモータ回転速度23に対応するものであり、「ゲイン」はモータ回転速度信号を補正するためのものである。なお、モータ回転速度ゲインマップ51には、モータ回転速度ゲイン曲線51bを設定するようにしてもよい。
モータ回転速度補正器8523は、モータ回転速度ゲインマップ51のモータ回転速度ゲイン曲線51a又は51bを参照して、モータ回転速度信号にゲインを乗算してその回転速度信号の値を補正する。例えば、モータ回転速度ゲイン曲線51aの場合、モータ回転速度信号が「4」のときはそのモータ回転速度信号にゲイン「1」を乗算した「4」が補正後のモータ回転速度信号の値になる。また、モータ回転速度ゲイン曲線51aの場合、モータ回転速度信号が「10」のときはそのモータ回転速度信号にゲイン「2」を乗算した「20」が補正後のモータ回転速度信号の値になる。
手放し状態補償量マップ52は、ハンドル1の手放し状態(ハンドル1を切った後それを戻す状態)における「手放し状態補償量の比率」(ダンピング補償量の補正値)を定義したものであり、メモリ8aに格納されている。この手放し状態補償量マップ52には、少なくとも、モータ回転速度23及び基準目標電流24に関する算出値に対応する手放し状態補償量d4が格納されている。ここで、「基準目標電流24」は、モータ5を駆動させるために必要な基準電流である。「モータ回転速度23及び基準目標電流24に関する算出値」は、モータ回転速度23及び基準目標電流24をパラメータとして用いて算出された算出値を意味し、ここでは、乗算器8525の算出値d3の場合で説明する。
手放し状態補償量マップ52のデータ構造を図5に示す。図5によると、手放し状態補償量マップ52には、例えば、手放し状態曲線52aが予め設定されている。この手放し状態曲線52aによると、モータ回転速度検出器83が検出したモータ回転速度23、アシストマップ補償器84が演算した基準目標電流24、及び回転速度補正器8523が補正したモータ回転速度に基づく算出値(モータ回転速度23及び基準目標電流24に関する算出値)d3に対応する手放し状態補償量の比率d4が設定されている。
算出値(差値)d3は、基準目標電流24の絶対値(正値)から、乗算器8524が乗算した乗算値d2を減算したものである(図3参照)。乗算値d2は、モータ回転速度23の絶対値とモータ回転速度補正器8523が補正した回転速度とを乗算した値である(図3参照)。
手放し状態曲線52aの場合、算出値d3が大きいときは(基準目標電流24の絶対値(正値)が乗算値d2より大きいときは)、手放し状態補償量決定器8526は、操舵者(ドライバ)がハンドル1を操作していると判断して、ダンピング補償量25を少なくするような比率d4を決定する。
一方、算出値d3が小さいときは(基準目標電流24の絶対値(正値)が乗算値d2より小さいときは)、手放し状態補償量決定器8526は、操舵者(ドライバ)がハンドル1を戻していると判断して、ダンピング補償量25を多くするような比率(例えば、100%)d4を決定する。ただし、この場合、手放し状態補償量決定器8526は、手放し状態曲線52bを参照して、手放し状態補償量の比率d4が100%以上の値となる比率(例えば、120%)を決定するようにしてもよい。
なお、手放し状態曲線52a及び52bによると、算出値d3が負(零及びこれに近似する値を除く)のとき(切り込んだハンドル1を戻す状態のとき)に手放し状態補償量の比率d4が相違している。すなわち、手放し状態曲線52aでは、手放し状態補償量の比率d4は一定量(100%)であり、手放し状態曲線52bでは、手放し状態補償量の比率d4が算出値d3に応じて変化(100%から150%まで変化)している。
なお、算出値d3が正(零及びこれに近似する値を除く)のとき(ハンドル1を切り込む状態のとき)は、手放し状態曲線52a及び52bでは、手放し状態補償量の比率d4はともに0%を示している。
つぎに、上記車両用操舵制御装置の動作について説明する。図6は、車両用操舵制御装置の動作を示すフローチャートである。
まず、操舵者がハンドル1を操作すると、操舵トルク検出器82は、トルクセンサ4から、操舵トルク検出信号13に基づく操舵トルクを読み込み、この操舵トルクをメモリ8aに記憶する(ステップ101)。
続いて、モータ回転速度検出器83は、モータ5における電流検出信号15及び電圧検出信号16に基づくモータ回転速度23を読み込み、このモータ回転速度23をメモリ8aに記憶する(ステップ102)。
次に、車速検出器81は、車速センサ18から、車速検出信号19を読み込み、この車速検出信号19に基づく車速20をメモリ8aに記憶する(ステップ103)。
次に、アシストマップ補償器84は、車速検出器81が検出した車速20及び操舵トルク検出器82が検出した操舵トルクに基づいて、基準目標電流24を演算する(ステップ104)。この基準目標電流24の演算方法は、車速20及び操舵トルクをパラメータとして用いるものであるが、これは、公知のアシストマップを用いる技術であるため説明を省略する。なお、アシストマップ補償器84は、上記車速20及び操舵トルクをメモリ8aから読み出す。
次に、ダンピング補償器85のモータ速度絶対値設定器8521は、アシストマップ補償器84が演算した基準目標電流24の絶対値を設定するとともに、ダンピング補償器85のモータ速度絶対値設定器8522は、モータ回転速度検出器83が検出したモータ回転速度23の絶対値を設定する(ステップ105)。
次に、ダンピング補償器85の基準ダンピング補償量演算器851は、モータ回転速度23及び車速20に基づき、基準ダンピング補償量d1を演算する(ステップ106)。この基準ダンピング補償量d1は、特開平11−139339号公報に示されるように、モータ回転速度23および車速20に基づき演算されたものである。なお、モータ回転速度23及び車速20の値が大きい場合に、基準ダンピング補償量演算器851が演算した基準ダンピング補償量d1が大きくなったときは、ハンドル1が中立点付近で収まりがよくなる。
次に、ダンピング補償器85のモータ回転速度補正器8523は、モータ回転速度ゲインマップ51のモータ回転速度ゲイン曲線51aを参照して、モータ回転速度検出器83が検出したモータ回転速度23に対応するゲインをメモリ8aから読み出し、このゲインに基づき、モータ回転速度23を補正する(ステップ107)。補正後のモータ回転速度は、モータ回転速度23にゲインを乗じた速度である。なお、モータ回転速度補正器8523は、モータ回転速度ゲイン曲線51bを参照して上記ゲインを読み出してもよい。
次に、ダンピング補償器85の手放し状態補償量演算器8526は、手放し状態補償量マップ52の手放し状態曲線52aを参照して、モータ回転速度検出器83が検出したモータ回転速度23、アシストマップ補償器84が演算した基準目標電流24、及び回転速度補正器8523が補正したモータ回転速度に基づく算出値(モータ回転速度23及び基準目標電流24に関する算出値)d3に対応する手放し状態補償量の比率d4をメモリ8aから読み出す(ステップ108)。ただし、手放し状態補償量演算器8526は、上記手放し状態補償量の比率d4を手放し状態曲線52bから読み出してもよい。上記算出値d3は、ダンピング補償器85が次のように算出する。
まず、ダンピング補償器85の乗算器8524は、モータ回転速度絶対値設定器8522が設定したモータ回転速度23の絶対値と、モータ回転速度補正器8523が補正したモータ回転速度とを乗算して乗算値d2を算出する。そして、加減器8525は、基準目標電流絶対値設定器8521が設定した基準目標電流24の絶対値から、加減器8524が乗算した乗算値d2を減算した値を算出値d3として算出する。
ステップ109では、乗算器853は、基準ダンピング補償量d1及び手放し状態補償量d4に基づきダンピング補償量25を演算する。このダンピング補償量25は、基準ダンピング補償量d1と手放し状態補償量の比率d4とを乗算したものである。
そして、ステップ110では、モータ駆動器88は、アシストマップ補償器84が演算した基準目標電流24及びダンピング補償器85が演算したダンピング補償量25に基づいて、印加電圧14をモータ5へ出力して、モータ5の駆動を制御する。これにより、モータ5は、印加電圧14に基づき、アシストトルク量を変化させながら発生させることとなる。
ステップ110について詳述する。モータ駆動器88が印加電圧14をモータ5へ出力するに際し、CPU8bは次のような処理を行う。まず、加算器86は、アシストマップ補償器84が演算した基準目標電流24とダンピング補償器85が演算したダンピング補償量25とを加算した加算値を電流目標値26とする。そして、加減器87は、電流目標値26から、モータ電流検出器89が検出したモータ5における電流検出信号15を減じる。モータ駆動器88は、加減器87が加減した加減値27に基づく印加電圧14をモータ5へ出力する。
以上説明したように、この実施の形態1によると、車両用操舵制御装置は、アシストマップ補償器84が演算した基準目標電流24及びダンピング補償器85が演算したダンピング補償量25に基づいて、モータ5の駆動を制御してアシストトルク量を変化させるに際し、ダンピング補償器85が次のような処理を行う。
すなわち、ダンピング補償器85は、モータ回転速度23及び車速20に基づき演算した基準ダンピング補償量d1に対して、モータ回転速度23及び基準目標電流24をパラメータとして算出した算出値d3に対応する手放し状態補償量の比率d4を乗算することにより、ダンピング補償量25を可変させる。例えば、操舵者がハンドル1を切り込むときはダンピング補償量d4を無くし、その後ハンドル1を戻すときはダンピング補償量25を大きくする。したがって、操舵状況に応じて、アシストトルク量を変化させることができる。以上から、操舵者がハンドル操作を急に行った場合(例えば、操舵者がハンドル1を切った後それを戻す場合)であっても、ダンピング補償量25を可変することにより、その際の操舵トルクが必要以上に大きくなってハンドルが重くなることなく、ハンドル1を円滑に操作することができる。
さらに、ダンピング補償量補正値決定器852は、モータ回転速度23に対応するゲインをモータ回転速度ゲインマップ51から読み出し、このゲインに基づき、モータ回転速度検出器83が検出したモータ回転速度23を補正する。また、ダンピング補償量補正値決定器852は、モータ回転速度23、基準目標電流24、及び回転速度補正器8523が補正したモータ回転速度に基づく算出値d3に対応する手放し状態補償量の比率d4を手放し状態補償マップ52を参照して決定する。このため、ダンピング補償器85は、ダンピング補償量25を演算するに際し、モータ回転速度23及び基準目標電流24をパラメータとして用いることができ、これにより、アシストマップ補償器84は、ダンピング補償量25が可変しても、その都度、基準目標電流24を変更する処理が不要となる。つまり、アシストマップの変更処理が不要となる。
実施の形態2.
この実施の形態2に係る車両用操舵制御装置は、上記実施の形態1におけるダンピング補償器85に代えて、ダンピング補償器85Aを備えた点に特徴がある。その他の構成は、上記実施の形態1の場合とほぼ同一である。
図7は、ダンピング補償器85A、基準目標電流不感帯定義ファイル53及び操舵状態定義ファイル54を示す図である。
図7において、基準目標電流不感帯定義ファイル53には、基準目標電流24のうち、制御上、不適切な電流値が定義されている。例えば、ノイズによる影響で発生する電流値がこれにあげられる。
操舵状態定義ファイル54は、ハンドル1の操作状態(ハンドルの切り込み状態又はその戻し状態)における手放し状態補償量を定義したものであり、メモリ8aに格納されている。この操舵状態定義ファイル54のデータ構造を図8に示す。図8では、操舵状態定義ファイル54には、乗算器8529における算出値(積値)d5に対応する手放し状態補償量の比率d4が格納されている。
ここで、上記「算出値d5」は、不感領域設定器8527で不要な電流が取り除かれた基本目標電流24と、モータ回転方向特定器8528が特定したモータ回転速度23についての回転方向(例えば、回転方向が正方向の場合は+1、又は負方向の場合は−1)とを乗算した値である。手放し状態曲線54a及び54bによると、算出値d5が一定の範囲(0から5まで)のとき(切り込んだハンドル1を戻す状態のとき)の手放し状態補償量の比率d4が相違している。すなわち、手放し状態曲線54aでは、手放し状態補償量の比率d4は一定量(100%)であり、手放し状態曲線54bでは、手放し状態補償量の比率d4が算出値d5に応じて可変(100%から150%まで変化)している。
ダンピング補償器85Aは、上記実施の形態1におけるダンピング補償量補正値決定器852に代えて、ダンピング補償量補正値決定器852Aを備えた点が上記実施の形態1と異なる。その他の構成は上記実施の形態1と同様である。ダンピング補償量補正値決定器852Aは、不感領域設定器8527、モータ回転方向特定器8528、乗算器8529及び操舵状態判定器8530を備える。
つぎに、上記車両用操舵制御装置の動作について説明する。図9は、車両用操舵制御装置の動作を示すフローチャートである。なお、ステップ201から210までのうち、ステップ201から204のステップについては上記ステップ101から104までのステップと同じであるため、その説明を省略する。
ステップ205において、不感領域設定器8527は、基準目標電流不感帯定義ファイル53を参照して、アシストマップ補償器84が演算した基準目標電流24のうち、制御上、不要な電流値を取り除く。
ステップ206において、ダンピング補償器85の基準ダンピング補償量演算器851は、モータ回転速度23及び車速20に基づき、基準ダンピング補償量d1を演算する。
次に、ステップ207において、モータ回転方向特定器8528は、モータ回転速度検出器83が検出したモータ回転速度23に基づきその回転方向(例えば、+1又は−1)を特定する。
次に、ステップ208において、乗算器8529は、不感領域設定器8527が不要な電流を取り除いた基準目標電流24と、モータ回転方向特定器8528が特定した回転方向とを乗算して算出値d5を算出する。
次に、ステップ209において、操舵状態判定器8530は、操舵状態定義ファイル54を参照して、乗算器8529が算出した算出値d5に対応する手放し状態補償量の比率d4を決定する。つまり、操舵状態判定器8530は、操舵状態を判定した上で手放し状態補償量の比率d4を決定する。
次に、ステップ210において、乗算器853は、操舵状態判定器8530が決定した手放し状態補償量の比率d4と基準ダンピング補償量d1とを乗算してダンピング補償量25を演算する。すると、その後、モータ駆動器88が、そのダンピング補償量25に基づいてモータ5の駆動を制御して、アシストトルク10が発生する。
以上説明したように、この実施の形態2によると、ダンピング補償量補正値決定器852Aは、手放し状態補償量25を決定するに際し、モータ回転方向検出器8528が特定した回転方向、及びアシストマップ補償器84が演算した基準目標電流24に基づく算出値d5に対応する手放し状態補償量の比率d4を操舵状態定義ファイル54を参照して決定し、ダンピング補償量25を可変させることができるので、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。すなわち、操舵者がハンドル操作を急に行った場合(例えば、操舵者がハンドル1を切った後それを戻す場合)であっても、それらの際の操舵トルクが必要以上に大きくなってハンドルが重くなることがない。また、アシストマップ補償器84は、ダンピング補償量25が可変しても、その都度、アシストマップ(基準目標電流24)を変更する処理が不要となる。
なお、本発明は上記実施の形態1及び2の場合のほか、適宜変更することが可能である。
例えば、上記実施の形態1又は2において、手放し状態補償量マップ52又は操舵状態定義ファイル54における手放し状態補償量の比率d4は、ダンピング補償器の機能をオン及びオフとする値(0%及び100%)を用いてもよい。このようにすると、ダンピング補償器85又は85Aの機能がオン又はオフのいずれかの状態となる。このため、メモリ(ROM)8aの容量を比較的少なくすることができる。また、開発工数を減らすことができる。この場合における手放し状態補償量マップ521のデータ構造を図10に示す。図10では、手放し状態補償量マップ521には、算出値d3に対応する手放し状態補償量の比率d4が0%又は100%のいずれか一方の値である。
上記実施の形態1において、ダンピング補償器852における加減器8525は、乗算器8524における算出値d2を基準目標電流24の絶対値から減算する場合について説明したが、これに限られない。例えば、加減器8525は、基準ダンピング補償量演算器851で演算した基準ダンピング補償量d1の絶対値を基準目標電流24の絶対値から減算するようにしてもよい。基準ダンピング補償量d1の絶対値が、乗算器8524における算出値d2と近似するからである。また、車両用操舵制御装置8は、ダンピング補償量25を演算する際、モータ回転速度検出器83によって検出されたモータ回転速度23を用いた。ただし、このモータ回転速度23は、測定値又は推定値であってもよい。さらに、車両用操舵制御装置8は、アシストマップ補償器84及びダンピング補償器85の2つの補償器を有する場合について説明したが、これに限られない。例えば、車両用操舵制御装置8は、上記2つの補償器のほか、慣性補償器等の公知の補償器を有するようにしてもよい。このようにしても、上記実施の形態1と同様の効果を得る。
また、上記実施の形態2において、ダンピング補償器852における操舵状態判定器8530は、基準目標電流24及びモータ回転速度23を用いて、手放し状態補償量d4を決定したが、これに限られない。例えば、操舵状態判定器8530は、操舵トルク13、アシストトルク10、ステアリング軸反力17を用いて手放し状態補償量d4を決定してもよい。
さらに、上記実施の形態1及び2において、モータ回転速度検出器83が検出するモータ回転速度23の検出方式は、電流検出信号15及び電圧検出信号16に基づいて検出する方式の場合で説明したが、これに限られない。例えば、モータ回転速度23の検出方式は、電流検出信号15を用いて推定する方式であってもよい。
この発明の実施の形態1及び2に係る車両用操舵装置の構成を示す図である。 図1に示した操舵制御装置のCPUの機能を示した図である。 図2に示したダンピング補償器の機能を示した図である。 図1に示したメモリに格納されたモータ回転速度ゲインマップのデータ構造を示す図である。 図1に示したメモリに格納された手放し状態補償マップのデータ構造を示す図である。 図1に示した操舵制御装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る車両用操舵装置におけるダンピング補償器の構成を示す図である。 図7に示した操舵状態定義ファイルのデータ構造を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る操舵制御装置の動作を示すフローチャートである。 手放し状態補償マップの他のデータ構造を示す図である。
符号の説明
4 トルクセンサ、5 モータ、8 車両用操舵制御装置、9 操舵トルク、10 アシストトルク、14 印加電圧、15 電流検出信号、16 電圧検出信号、8a メモリ、8b CPU、81 車速検出器、82 操舵トルク検出器、83 モータ回転速度検出器、84 アシストマップ補償器、85 ダンピング補償器、88 モータ駆動器、851 基準ダンピング補償量演算器、852 ダンピング補償量補正値決定器、853 乗算器。

Claims (4)

  1. 車両のハンドル操作により生じる操舵トルクを検出する操舵トルク検出器と、
    前記車両の車速を検出する車速検出器と、
    前記操舵トルクを補助するためのアシストトルクを発生させるモータの回転速度を検出するモータ回転速度検出器と、
    前記車速検出器が検出した車速及び前記操舵トルク検出器が検出した操舵トルクに基づいて、前記モータを駆動させるための基準目標電流を演算する基準目標電流演算器と、
    前記モータの回転速度の変化を補償するためのダンピング補償量を演算するダンピング補償器と、
    前記基準目標電流演算器が演算した基準目標電流及び前記ダンピング補償器が演算したダンピング補償量に基づいて、前記モータの駆動を制御して前記モータに発生させるアシストトルク量を変化させるモータ駆動器とを備え、
    前記ダンピング補償器は、
    前記車速検出器が検出した車速及び前記モータ回転速度検出器が検出した回転速度に基づいて、前記ダンピング補償量の基準量となる基準ダンピング補償量を演算する基準ダンピング補償量演算器と、
    少なくとも、前記モータ回転速度検出器が検出した回転速度及び前記基準目標電流演算器が演算した基準目標電流に関する算出値に対応する前記ダンピング補償量の補正値をメモリを参照して決定するダンピング補償量補正値決定器と、
    前記基準ダンピング補償量及び前記補正値に基づき前記ダンピング補償量を演算するダンピング補償量演算器とを備えた
    ことを特徴とする車両用操舵制御装置。
  2. 前記ダンピング補償量補正値決定器は、
    前記モータ回転速度検出器が検出した回転速度に対応する速度補正値を前記メモリから読み出し、前記速度補正値に基づき、前記モータ回転速度検出器が検出した回転速度を補正する回転速度補正器を備え、
    前記ダンピング補償量補正値決定器は、前記ダンピング補償量の補正値を決定するに際し、
    前記モータ回転速度検出器が検出した回転速度、前記基準目標電流演算器が演算した基準目標電流、及び前記回転速度補正器が補正した回転速度に基づく算出値に対応する前記ダンピング補償量の補正値を前記メモリを参照して決定する
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用操舵制御装置。
  3. 前記ダンピング補償量補正値決定器は、
    前記モータ回転速度検出器が検出した回転速度に基づきその回転方向を検出する回転方向検出器を備え、
    前記ダンピング補償量補正値決定器は、前記ダンピング補償量の補正値を決定するに際し、
    前記回転方向検出器が検出した回転方向、及び前記基準目標電流演算器が演算した基準目標電流に基づく算出値に対応する前記ダンピング補償量の補正値を前記メモリを参照して決定する
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用操舵制御装置。
  4. 前記メモリに格納されるダンピング補償量の補正値は、前記ダンピング補償量演算器の機能をオン及びオフとする値である
    ことを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の車両用操舵制御装置。
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