JP2019047381A - 通話録音システム、通話録音方法および通話録音プログラム - Google Patents

通話録音システム、通話録音方法および通話録音プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】録音データとして同じデータを録音サーバに送信することがない通話録音方法を提供する。
【解決手段】発信時に発信IP電話機20aと着信IP電話機20bとの間の通話セッションを、IPネットワークを介して設定する際に(ステップS1〜ステップS4)、自IP電話機と録音サーバ10との間の通信品質に関する情報を互いに交換して、発信IP電話機20a、着信IP電話機20bそれぞれで、双方のIP電話機に関する通信品質を比較し、例えば、自IP電話機が通話相手となる発信IP電話機20aよりも通信品質が良好な着信IP電話機20bは、通話音声データを録音データとして録音サーバ10に対して送信するように設定し(ステップS6)、一方、自IP電話機が通話相手となる着信IP電話機20bよりも通信品質が劣っていた発信IP電話機20aは、通話音声データを録音サーバ10に対して送信しないように設定する(ステップS5)。
【選択図】 図2

Description

本発明は、IPネットワークを介して、音声通話中のIP電話機から通話音声データを、録音データとして録音サーバに対して送信することにより、その録音サーバに録音する通話録音システム、通話録音方法および通話録音プログラムに関する。
近年、IP(Internet Protocol)ネットワークを介して通話を行うIP電話機が普及してきている。一般に、IP電話機を用いる場合の音声通話は、SIP(Session Initiation Protocol)やH.323規格の通信プロトコルを用いて信号の送受信を行っている。該通信プロトコルを用いて通話を行うための通話セッションが双方のIP電話機間で確立すると、RTP(Real-Time Transport Protocol)等のプロトコルに従った音声パケット等のメディアパケットを用いて双方のIP電話機間で直接通話音声データを送受信することにより、音声通話が行われる。
さらに、近年においては、かくのごときIP電話機を利用するユーザの場合、特に、保険会社や証券会社等の企業の場合、コールセンタ等におけるクレーム対応や企業コンプライアンス強化等を目的にして、顧客との通話によるやり取りを確認したり、トラブルを避けたりするために、通話内容を録音することが可能な通話録音システムの構築が、強く望まれるようになってきている。そして、通話音声データを録音する録音装置についても大量のデータを保存することができることが強く望まれている。
このような状況に鑑みて、IPネットワークに大容量の記憶容量を有する録音サーバを接続して、IP電話機と録音サーバとの間で録音セッションを確立することにより、IP電話機間で送受信される音声パケット等のメディアパケットの内容(通話音声データ)を録音サーバに送信して記録するように構成した通話録音システムが、例えば、特許文献1の特開2006−100999号公報「通話記録システム、通話記録方法およびコンピュータプログラム」をはじめとして、種々、提案されている。
特開2006−100999号公報
しかしながら、本発明に関連する前記特許文献1等に記載されている現状の技術においては、いずれも、次のような問題がある。
すなわち、現状の技術の通話録音システムにおいては、通話中のIP電話機から通話音声データを録音データとして録音サーバへ送信することによって通話音声データの録音を行う際に、双方のIP電話機に録音設定がなされていると、IP電話機ごとに、送話データと受話データとの両方を録音サーバに対して送信して保存するように設定されている。ここで、IPネットワークに接続されている2台のIP電話機例えばIP電話機AとIP電話機Bとの間で通話を行う場合、一方のIP電話機例えばIP電話機Aの送話データは他方のIP電話機例えばIP電話機Bの受話データであり、一方のIP電話機例えばIP電話機Aの受話データは他方のIP電話機例えばIP電話機Bの送話データである。その結果、2台のIP電話機A、IP電話機Bの双方が、通話録音を行うように設定されていると、録音設定された双方のIP電話機A、IP電話機Bから同じ通話音声データ(送話データと受話データとの違いはあるものの、両方のデータを入れ替えれば同じデータ)が録音サーバへ送信されることになる。
図8は、現状の技術において録音サーバに同じ通話音声データが2重に録音されている様子を説明するための模式図である。図8に示すように、2台のIP電話機AとIP電話機Bとの間で通話を行っている場合、録音サーバは、IP電話機Aの録音データとして、自IP電話機Aが送話した送話データaと通話相手のIP電話機Bから受け取った受話データbとの双方を録音し、一方、IP電話機Bの録音データとして、自IP電話機Bが送話した送話データbと通話相手のIP電話機Aから受け取った受話データaとの双方を録音している。ここで、IP電話機Aの録音データである自IP電話機Aが送話した送話データaとIP電話機Bの録音データである通話相手のIP電話機Aから受け取った受話データaとは、同じデータであり、同様に、IP電話機Bの録音データである自IP電話機Bが送話した送話データbとIP電話機Aの録音データである通話相手のIP電話機Bから受け取った受話データbとは、同じデータである。
したがって、通話している2台のIP電話機からIPネットワークを介して録音サーバに対して同じ通話音声データが録音データとして重複して送信されているので、録音サーバに同じ通話音声データが2重に録音されることになるので、録音サーバの記憶領域を無駄に使用してしまうことになるという問題がある。さらに、IPネットワーク上のトラフィックが無駄に2倍に増加してしまうという問題もある。
(本発明の目的)
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、通話中のIP電話機から通話音声データをIPネットワーク上の録音サーバへ送信して通話録音を行うシステムにおいて、該録音サーバの記憶領域を無駄に使用してしまうことがなく、また、該IPネットワーク上のトラフィックを無駄に増加することがない通話録音システム、通話録音方法および通話録音プログラムを提供することを、その目的としている。
前述の課題を解決するため、本発明による通話録音システム、通話録音方法および通話録音プログラムは、主に、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)本発明による通話録音システムは、
IPネットワークを介して、音声通話中のIP電話機から通話音声データを録音データとして録音サーバに対して送信することにより、該録音サーバに録音する通話録音システムにおいて、
前記IP電話機は、通話相手となる前記IP電話機との間で通話開始時の通話セッションを設定する際に、自IP電話機と前記録音サーバとの間の通信品質に関する情報を互いに交換し合うことにより、双方の前記IP電話機に関する前記通信品質を比較し、
自IP電話機が通話相手となる前記IP電話機よりも前記通信品質が良好な場合には、前記通話音声データを前記録音データとして前記録音サーバに対して送信するように設定し、
一方、自IP電話機が通話相手となる前記IP電話機よりも前記通信品質が劣っていた場合には、前記通話音声データを前記録音サーバに対して送信しないように設定する
ことを特徴とする。
(2)また、本発明による通話録音システムは、
IPネットワークを介して、音声通話中のIP電話機から通話音声データを録音データとして録音サーバに対して送信することにより、該録音サーバに録音する通話録音システムにおいて、
前記IP電話機は、前記通話音声データを録音するための録音セッションを前記録音サーバとの間で確立するために、自IP電話機および通話相手となる前記IP電話機を特定する電話機情報を少なくとも含む録音セッションの確立要求を前記録音サーバに対して送信し、
また、前記IP電話機から前記録音セッション確立要求を受け取った前記録音サーバは、該録音セッション確立要求に含まれている通話相手となる前記IP電話機を特定する前記電話機情報を参照して、通話相手となる前記IP電話機からの前記録音セッション確立要求が既に到着しているか否かを確認して、
通話相手となる前記IP電話機からの前記録音セッション確立要求が到着していなかった場合には、受け取った前記録音セッション確立要求の送信元の前記IP電話機との間の録音セッションを確立して、以降、当該IP電話機から前記録音データとして送信されてくる前記通話音声データを保存するように設定し、
一方、通話相手となる前記IP電話機からの前記録音セッション確立要求が既に到着していた場合には、受け取った前記録音セッション確立要求を拒絶して、送信元の前記IP電話機との間の録音セッションを確立しない
ことも特徴とする。
(3)さらに、本発明による通話録音システムは、
IPネットワークを介して、音声通話中のIP電話機から通話音声データを録音データとして録音サーバに対して送信することにより、該録音サーバに録音する通話録音システムにおいて、
前記録音サーバに前記通話音声データを録音するための録音セッションを確立している状態にある前記IP電話機は、前記録音データとして、前記通話音声データと自IP電話機および通話相手となる前記IP電話機のそれぞれを特定する電話機情報とを少なくとも含むデータを前記録音サーバに送信し、
また、前記録音サーバは、前記IP電話機から前記録音データを受信した際に、該録音データに含まれている前記電話機情報の前記自IP電話機を特定する情報と前記通話相手となる前記IP電話機を特定する情報とを入れ替えた状態の録音データが、既に保存済みになっているか否かを確認して、
まだ保存していなかった場合には、前記IP電話機から受信した前記録音データを保存し、
一方、既に保存済みであった場合には、前記IP電話機から受信した前記録音データに含まれている前記電話機情報を保存済みの前記録音データに関連付けを行った後、前記IP電話機から受信した前記録音データを廃棄する
ことも特徴とする。
(4)本発明による通話録音方法は、
IPネットワークを介して、音声通話中のIP電話機から通話音声データを録音データとして録音サーバに対して送信することにより、該録音サーバに録音する通話録音方法であって、
前記IP電話機は、通話相手となる前記IP電話機との間で通話開始時の通話セッションを設定する際に、自IP電話機と前記録音サーバとの間の通信品質に関する情報を互いに交換し合うことにより、双方の前記IP電話機に関する前記通信品質を比較し、
自IP電話機が通話相手となる前記IP電話機よりも前記通信品質が良好な場合には、前記通話音声データを前記録音データとして前記録音サーバに対して送信するように設定し、
一方、自IP電話機が通話相手となる前記IP電話機よりも前記通信品質が劣っていた場合には、前記通話音声データを前記録音サーバに対して送信しないように設定する
ことを特徴とする。
(5)また、本発明による通話録音方法は、
IPネットワークを介して、音声通話中のIP電話機から通話音声データを録音データとして録音サーバに対して送信することにより、該録音サーバに録音する通話録音方法であって、
前記IP電話機は、前記通話音声データを録音するための録音セッションを前記録音サーバとの間で確立するために、自IP電話機および通話相手となる前記IP電話機を特定する電話機情報を少なくとも含む録音セッションの確立要求を前記録音サーバに対して送信し、
また、前記IP電話機から前記録音セッション確立要求を受け取った前記録音サーバは、該録音セッション確立要求に含まれている通話相手となる前記IP電話機を特定する前記電話機情報を参照して、通話相手となる前記IP電話機からの前記録音セッション確立要求が既に到着しているか否かを確認して、
通話相手となる前記IP電話機からの前記録音セッション確立要求が到着していなかった場合には、受け取った前記録音セッション確立要求の送信元の前記IP電話機との間の録音セッションを確立して、以降、当該IP電話機から前記録音データとして送信されてくる前記通話音声データを保存するように設定し、
一方、通話相手となる前記IP電話機からの前記録音セッション確立要求が既に到着していた場合には、受け取った前記録音セッション確立要求を拒絶して、送信元の前記IP電話機との間の録音セッションを確立しない
ことも特徴とする。
(6)さらに、本発明による通話録音方法は、
IPネットワークを介して、音声通話中のIP電話機から通話音声データを録音データとして録音サーバに対して送信することにより、該録音サーバに録音する通話録音方法であって、
前記録音サーバに前記通話音声データを録音するための録音セッションを確立している状態にある前記IP電話機は、前記録音データとして、前記通話音声データと自IP電話機および通話相手となる前記IP電話機のそれぞれを特定する電話機情報とを少なくとも含むデータを前記録音サーバに送信し、
また、前記録音サーバは、前記IP電話機から前記録音データを受信した際に、該録音データに含まれている前記電話機情報の前記自IP電話機を特定する情報と前記通話相手となる前記IP電話機を特定する情報とを入れ替えた状態の録音データが、既に保存済みになっているか否かを確認して、
まだ保存していなかった場合には、前記IP電話機から受信した前記録音データを保存し、
一方、既に保存済みであった場合には、前記IP電話機から受信した前記録音データに含まれている前記電話機情報を保存済みの前記録音データに関連付けを行った後、前記IP電話機から受信した前記録音データを廃棄する
ことも特徴とする。
(7)本発明による通話録音プログラムは、
IPネットワークを介して、音声通話中のIP電話機から通話音声データを録音データとして録音サーバに対して送信することにより、該録音サーバに録音させる動作を前記IP電話機に搭載したコンピュータによって実行することが可能な通話録音プログラムであって、
前記IP電話機は、通話相手となる前記IP電話機との間で通話開始時の通話セッションを設定する際に、自IP電話機と前記録音サーバとの間の通信品質に関する情報を互いに交換し合うことにより、双方の前記IP電話機に関する前記通信品質を比較し、
自IP電話機が通話相手となる前記IP電話機よりも前記通信品質が良好な場合には、前記通話音声データを前記録音データとして前記録音サーバに対して送信するように設定し、
一方、自IP電話機が通話相手となる前記IP電話機よりも前記通信品質が劣っていた場合には、前記通話音声データを前記録音サーバに対して送信しないように設定する
ことを特徴とする。
本発明の通話録音システム、通話録音方法および通話録音プログラムによれば、以下のような効果を奏することができる。
すなわち、本発明においては、通話を行おうとする2台のIP電話機間の通話セッション確立時に該2台のIP電話機間で録音サーバとの間の通信品質情報の交換を行うことにより、該2台のIP電話機それぞれに関する録音サーバへの通話音声データの送信可否(送信抑制)を決定する仕組みを備えているので、重複する通話音声データを録音サーバに対して送信することを抑止することができ、而して、通話録音システムを構成するIPネットワーク内の通信トラフィックを軽減することができ、かつ、録音サーバの記憶容量を無駄に消費することを回避することができる。
また、本発明においては、通話を行う2台のIP電話機のうち録音サーバとの間の録音セッション確立要求が早かったか否かに応じて、2台のIP電話機に関する録音サーバへの通話音声データの送信可否(送信抑制)を決定する仕組みを備えているので、重複する通話音声データを録音サーバに対して送信することを抑止することができ、而して、通話録音システムを構成するIPネットワーク内の通信トラフィックを軽減することができ、かつ、録音サーバの記憶容量を無駄に消費することを回避することができる。
本発明に係る実施形態の通話録音システムのシステム構成例を示すシステム構成図である。 図1に示す通話録音システムにおいて通話録音開始時の録音データ送信開始判定を行う動作の一例を説明するためのシーケンス図である。 発信IP電話機、着信IP電話機それぞれにおいて音声通話開始時の通話セッション確立処理の際に実施される、録音サーバに対する録音データ(通話音声データ)の送信開始に関する可否判定を行う処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図1に示す通話録音システムにおいて通話録音中の録音データ送信切替判定を行う動作の一例を説明するためのシーケンス図である。 発信IP電話機、着信IP電話機それぞれにおいて双方の通信品質情報の比較結果に基づいて録音サーバに対する録音データ(通話音声データ)の送信切替判定を行う処理の一例を説明するためのフローチャートである。 その他の実施形態において重複する録音データの2重保存を回避する録音サーバにおける処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図6のフローチャートのステップS63における電話機情報の関連付けの様子を説明するための模式図である。 現状の技術において録音サーバに同じ通話音声データが2重に録音されている様子を説明するための模式図である。
以下、本発明による通話録音システム、通話録音方法および通話録音プログラムの好適な実施形態について添付図を参照して説明する。なお、以下の説明においては、本発明による通話録音システムおよび通話録音方法について主に説明するが、かかる通話録音方法をコンピュータにより実行可能な通話録音プログラムとして実施するようにしても良いし、あるいは、通話録音プログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録するようにしても良いことは言うまでもない。また、以下の各図面に付した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではないことも言うまでもない。
(本発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明は、通話中のIP電話機から通話音声データをIPネットワークに配置されている録音サーバへ送信することによって通話録音を行う通話録音システム、通話録音方法および通話録音プログラムに関するものであり、
通話録音を行うように設定された2台のIP電話機同士で通話を行う場合、
(1)2台のIP電話機間であらかじめ情報交換を行うことにより、2台のIP電話機のうち、通信品質が良好な方のIP電話機を選択して、選択した該IP電話機から通話音声データを録音データとして録音サーバに送信して記録する、
(2)2台のIP電話機のうち、録音サーバに対して先に録音要求を送信したIP電話機を選択して、選択した該IP電話機から通話音声データを録音データとして録音サーバに送信して記録する、
ことを、主要な特徴としている。
而して、通話録音を行うように設定された2台のIP電話機同士で通話を行う場合であっても、録音サーバの記憶領域を無駄に使用してしまうことがなく、また、IPネットワーク上のトラフィックを無駄に増加させることも防ぐことができるという効果が得られる。
(実施形態の構成例)
まず、本発明に係る実施形態の通話録音システムのシステム構成例について、図1を用いて説明する。図1は、本発明に係る実施形態の通話録音システムのシステム構成例を示すシステム構成図である。図1に示す通話録音システムは、録音設定がされている2台のIP電話機同士の音声通話を行う際に、録音品質(録音サーバとの間の通信品質)がより良好になる方のIP電話機から録音用の通話音声データを録音サーバに送信するようにして、重複する録音データの送信を抑制するように構成する例を示している。而して、通信トラフィックを軽減しつつ、録音サーバの記憶容量の無駄を抑制し、かつ、良質の通話音声データを記録することを可能にしている。
図1に示す通話録音システムは、VoIP(Voice over IP)技術を採用して、IPネットワーク30を介して通話音声データを送受信するように構成されていて、録音サーバ10、複数のIP電話機20a、IP電話機20b、…が、IPネットワーク30に接続されて構成される。ここで、図1には、音声通話を行うIP電話機20a、IP電話機20b、…のうち、IP電話機20aのみ、内部構成例を示しているが、IP電話機20a、IP電話機20b、…のいずれも、同一の内部構成からなっておる。
つまり、IP電話機20a、IP電話機20b、…は、いずれも、制御部201、メモリ202と通信インタフェース203とを少なくとも備えており、メモリ202と通信インタフェース203とは制御部201によって制御される。さらに、制御部201は、録音データ送信開始判定処理部204と録音データ送信切替判定処理部205とを少なくとも備えている。また、メモリ202には、録音サーバ10に関するアドレス情報、経路情報を少なくとも含む録音サーバ情報206と、録音サーバ10との間の通信品質(すなわち録音サーバ10が受信した録音データの受信品質)を示す通信品質情報207と、が少なくとも格納されている。なお、以降の説明においては、IP電話機20a、IP電話機20b、…は、いずれも、デフォルトで通話録音の設定がなされていて、通話音声データを録音サーバ10に記録するように指定されているものと仮定している。
制御部201の録音データ送信開始判定処理部204は、通話録音の設定がなされているIP電話機同士の間例えばIP電話機20a、IP電話機20bの間の音声通話を行う場合、IP電話機20aとIP電話機20bとの間の音声通話開始時の通話セッション確立処理を行う際に、通話相手となるIP電話機間例えばIP電話機20aとIP電話機20bとの間で、相互に、それぞれのメモリ202内に保持している録音サーバ情報206および通信品質情報207の交換を行う機能を備えている。
そして、自IP電話機の録音サーバ情報206および通信品質情報207と相手IP電話機の録音サーバ情報206および通信品質情報207との比較を行い、判定結果に基づいて、自IP電話機が録音用の通話音声データを録音サーバ10に対して送信すべきか、相手IP電話機が録音用の通話音声データを録音サーバ10に対して送信すべきかを判定する機能を備えている。
さらに、自IP電話機が録音用の通話音声データを録音サーバ10に対して送信すべきであると判定した場合、録音サーバ10との間で録音セッションを確立して、通話セッションにおいて送受信した通話音声データを録音データとして録音サーバ10に対して送信する機能を備えている。さらに、送信した通話音声データ(録音データ)を受信した録音サーバ10から適宜通知されてくる受信品質に関する情報を録音サーバ10との間の通信品質を示す情報としてメモリ202の通信品質情報207に保存する機能を備えている。
また、制御部201の録音データ送信切替判定処理部205は、通話録音の設定がなされているIP電話機同士の間例えばIP電話機20a、IP電話機20bの間で音声通話を行っている状態にあって、録音データ送信開始判定処理部204において判定したいずれかのIP電話機が録音サーバ10に対して録音データ(通話音声データ)を送信している状態にある際に、音声通話中の2台のIP電話機間例えばIP電話機20aとIP電話機20bとの間で、相互に、メモリ202の通信品質情報207に最新の情報として保存している通信品質を交換し合う機能を備えている。
そして、自IP電話機の通信品質と相手IP電話機の通信品質との比較を行い、比較結果に基づいて、録音用の通話音声データを録音データとして録音サーバ10に対して送信するIP電話機を切り替えるべきか否かを判定する機能を備えている。
さらに、録音用の通話音声データを録音サーバ10に対して送信するIP電話機を切り替えるべきと判定した場合、自IP電話機が録音サーバ10に対して今まで送信していた場合には、送信動作を停止し、一方、自IP電話機が録音サーバ10に対して今まで送信していなかった場合には、録音用の通話音声データを録音サーバ10に対して送信する動作に切り替える機能を備えている。
(実施形態の動作の説明)
次に、図1に例示した通話録音システムの動作について、その一例を、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の説明においては、図1に示したIP電話機20aが、IP電話機20bに対して発信して、IP電話機20aとIP電話機20bとの間で音声通話を行う場合を例にとって説明する。つまり、IP電話機20aが発信IP電話機20aであり、IP電話機20bが着信IP電話機20bであるものとする。ここで、IP電話機20aとIP電話機20bとは、いずれも、デフォルトで、通話録音の設定がなされているものとする。
まず、発信IP電話機20a、着信IP電話機20bそれぞれにおいて、通話録音開始時に録音データ送信開始の設定をすべきか否かの判定を行う場合の動作について、図2のシーケンスチャートを参照しながら、その一例を説明する。図2は、図1に示す通話録音システムにおいて通話録音開始時の録音データ送信開始判定を行う動作の一例を説明するためのシーケンス図であり、発信IP電話機20a、着信IP電話機20b、録音サーバ10のそれぞれの間で送受信される信号の流れの一例を示している。
図2のシーケンスチャートにおいて、まず、ユーザが発信IP電話機20aを操作して着信IP電話機20bに対する発信操作を行うと(ステップS1)、発信IP電話機20aの制御部201の録音データ送信開始判定処理部204が起動されて、通話相手となる着信IP電話機20bに対して通話セッション確立要求メッセージを通知する(ステップS2)。該通話セッション確立要求メッセージには、発信IP電話機20aのメモリ202に保持されている録音サーバ情報206および通信品質情報207が付加されている。発信IP電話機20aからの該通話セッション確立要求メッセージを受信した着信IP電話機20bのユーザが応答操作を行うと(ステップS3)、着信IP電話機20bにおいて、同様に、録音データ送信開始判定処理部204が起動されて、発信IP電話機20aに対して確立応答メッセージを返送する(ステップS4)。該確立応答メッセージには、着信IP電話機20bのメモリ202に保持されている録音サーバ情報206および通信品質情報207が付加されている。
該確立応答メッセージを受信した発信IP電話機20aは、該確立応答メッセージに付加されている着信IP電話機20b側の録音サーバ情報206および通信品質情報207と、当該発信IP電話機20aのメモリ202内に保持されている発信IP電話機20a側の録音サーバ情報206および通信品質情報207との比較結果に基づいて、録音サーバ10に対する録音データ(通話音声データ)の送信開始に関する可否判定を行う(ステップS5)。同様に、前記通話セッション確立要求メッセージを受信した着信IP電話機20bにおいても、該通話セッション確立要求メッセージに付加されている発信IP電話機20a側の録音サーバ情報206および通信品質情報207と、当該着信IP電話機20bのメモリ202内に保持されている着信IP電話機20b側の録音サーバ情報206および通信品質情報207との比較結果に基づいて、録音サーバ10に対する録音データ(通話音声データ)の送信開始に関する可否判定を行う(ステップS6)。
ここで、発信IP電話機20a、着信IP電話機20bそれぞれにおいて、音声通話開始時の通話セッション確立処理の際に実施される、双方の録音サーバ情報206および通信品質情報207の比較結果に基づく録音サーバ10に対する録音データ(通話音声データ)の送信開始に関する可否判定を行う処理について、その詳細を、図3のフローチャートを用いて説明する。図3は、発信IP電話機20a、着信IP電話機20bそれぞれにおいて音声通話開始時の通話セッション確立処理の際に実施される、録音サーバ10に対する録音データ(通話音声データ)の送信開始に関する可否判定を行う処理の一例を説明するためのフローチャートである。
図3のフローチャートにおいて、まず、自IP電話機側の録音サーバ情報206と相手IP電話機側の録音サーバ情報206とのそれぞれに含まれている録音サーバ10のアドレスすなわちIPアドレスが一致しているか否かを判定し(ステップS41)、不一致であった場合には(ステップS41の‘不一致’)、判定結果として、自IP電話機から録音サーバ10への録音データ(通話音声データ)の送信動作を指示する送信動作フラグをONに設定する(ステップS48)。
一方、双方のIP電話機における録音サーバ10のIPアドレスが一致している場合には(ステップS41の‘一致’)、次に、自IP電話機側の通信品質情報207と相手IP電話機側の通信品質情報207とのそれぞれに基づいて、自IP電話機と録音サーバ10との間の通信品質と、相手IP電話機と録音サーバ10との間の通信品質との比較を行う(ステップS42)。比較結果として、自IP電話機と録音サーバ10との間の通信品質よりも相手IP電話機と録音サーバ10との間の通信品質が高品質である(つまり、自IP電話機の方が通信品質が劣っている)と判定した場合(ステップS42の‘相手IP電話機の方が高品質’)、判定結果として、自IP電話機から録音サーバ10への録音データ(通話音声データ)の送信動作を指示する送信動作フラグをOFFに設定し、送信動作を抑止する状態に設定する(ステップS43)。
また、ステップS42における判定結果として、自IP電話機と録音サーバ10との間の通信品質の方が相手IP電話機と録音サーバ10との間の通信品質よりも高品質である(つまり、自IP電話機の方が通信品質が良好である)と判定した場合(ステップS42の‘自IP電話機の方が高品質’)、判定結果として、自IP電話機から録音サーバ10への録音データ(通話音声データ)の送信動作を指示する送信動作フラグをONに設定し、送信動作を許可する状態に設定する(ステップS44)。
また、ステップS42の判定結果として、自IP電話機と録音サーバ10との間の通信品質と相手IP電話機と録音サーバ10との間の通信品質とが同程度の品質であると判定した場合には(ステップS42の‘同じ品質’)、さらに、自IP電話機側の録音サーバ情報と相手IP電話機側の録音サーバ情報とのそれぞれに含まれている録音サーバ10までの経路情報に基づいて、自IP電話機と録音サーバ10との間の経路情報と、相手IP電話機と録音サーバ10との間の経路情報との比較を行う(ステップS45)。
ステップS45における比較結果として、自IP電話機と録音サーバ10との間の経路よりも相手IP電話機と録音サーバ10との間の経路が短いと判定した場合(ステップS45の‘相手IP電話機の方が短い’)、判定結果として、自IP電話機から録音サーバ10への録音データ(通話音声データ)の送信動作を指示する送信動作フラグをOFFに設定する(ステップS46)。一方、自IP電話機と録音サーバ10との間の経路の方が相手IP電話機と録音サーバ10との間の経路よりも短いか、あるいは、同等であると判定した場合(ステップS45の‘その他’)、判定結果として、自IP電話機から録音サーバ10への録音データ(通話音声データ)の送信動作を指示する送信動作フラグをONに設定する(ステップS46)。
なお、自IP電話機から録音サーバ10への録音データ(通話音声データ)の送信動作を指示する送信動作フラグをONに設定した場合、自IP電話機から録音サーバ10に対する録音データ(通話音声データ)の送信開始が可能とすることを意味し、自IP電話機から録音サーバ10への録音データ(通話音声データ)の送信動作を指示する送信動作フラグをOFFに設定した場合、自IP電話機から録音サーバ10に対する録音データ(通話音声データ)の送信開始を不可とすることを意味する。
図2のシーケンス図のステップS5、ステップS6の説明に戻って、録音サーバ10に対する録音データ(通話音声データ)の送信開始に関する可否の判定結果として、例えば、ステップS5においては、発信IP電話機20aから録音サーバ10への録音データ(通話音声データ)の送信動作を指示する送信動作フラグがOFFに設定され、一方、ステップS6においては、着信IP電話機20bから録音サーバ10への録音データ(通話音声データ)の送信動作を指示する送信動作フラグがONに設定されたものと仮定する。
しかる後、送信動作フラグがOFFに設定されたIP電話機すなわち発信IP電話機20aは、録音データ(通話音声データ)の録音サーバ10への送信動作を抑止し、着信IP電話機20bからの確立応答メッセージを受け取っていたので、その確認を示す応答確認メッセージを、着信IP電話機20bに対して返送する(ステップS7)。該応答確認メッセージには、送信元の自IP電話機における送信動作フラグのONまたはOFFを示す情報(本実施形態においては、発信IP電話機20aのステップS5において設定されたOFFを示す情報)を付加するようにしても良い。
送信動作フラグがONに設定された着信IP電話機20bは、発信IP電話機20aからの応答確認メッセージを受信すると、録音サーバ10との間の録音セッションを確立する(ステップS8)。以降、発信IP電話機20aと着信IP電話機20bとの間で確立した通話セッションにおいて、RTP(Real-Time Transport Protocol)等のプロトコルに従って、通話音声データの送受信動作を開始する(ステップS9)。さらに、着信IP電話機20bは、録音サーバ10との間で確立した録音セッションにおいて、発信IP電話機20aとの間で送受信された着信IP電話機20b側の通話音声データ(送話データおよび受話データ)を録音データとして録音サーバ10に対して送信する動作を開始する。
さらに、着信IP電話機20bは、録音サーバ10との間で録音セッションを確立した場合、例えば、tracerouteコマンド等を適宜使用することによって、当該着信IP電話機20bから録音サーバ10に至るまでの経路情報を取得して(ステップS10)、メモリ202内の録音サーバ情報206の一つとして保持する(ステップS11)。また、着信IP電話機20bは、録音サーバ10との間で確立した録音セッションにおいて、発信IP電話機20aとの間でRTP等のプロトコルに従って送受信された着信IP電話機20b側の通話音声データを録音データとしてそのまま録音サーバ10に対して送信する動作を開始する(ステップS12)。
さらに、着信IP電話機20bは、録音サーバ10との間で録音セッションを確立している状態にある限り、録音サーバ10との間の通信状況を確認するために、録音サーバ10からRTCP(RTP Control Protocol)プロトコルに従って通知されてくる受信品質情報を受信して(ステップS13)、受信した該受信品質情報を、当該着信IP電話機20bと録音サーバ10との間の通信品質を示す情報としてメモリ202の通信品質情報207に保持する(ステップS14)。しかる後、着信IP電話機20bは、録音サーバ10から通知されてきた該受信品質情報を、当該着信IP電話機20bと録音サーバ10との間の通信品質を示す情報として、RTCPプロトコルに従って発信IP電話機20aに対して通知する(ステップS15)。
以上のように、録音設定がなされている2台のIP電話機間例えば発信IP電話機20aと着信IP電話機20bとの間で通話を行う場合、録音サーバ10との間の通信品質がより良好な方のIP電話機(例えば、前述の説明においては着信IP電話機20b)から録音サーバ10に対して通話音声データを送信して、録音サーバ10に保存するように動作し、録音サーバ10との間の通信品質が劣っていた方のIP電話機(例えば、前述の説明においては発信IP電話機20a)は、録音セッションを確立する動作が抑止されて、録音サーバ10への通話音声データの送信動作を実施しない。
而して、通話録音を行うように設定された2台のIP電話機同士で通話を行う場合であっても、録音サーバ10の記憶領域を無駄に使用してしまうことがなく、また、IPネットワーク30上のトラフィックを無駄に増加させることも防ぐことができるという効果が得られる。
次に、通話録音中の状態において録音サーバ10への録音データの送信を行うIP電話機の切替を行うか否かを判定する録音データ送信切替の判定を行う場合の動作について、図4のシーケンスチャートを参照しながら、その一例を説明する。図4は、図1に示す通話録音システムにおいて通話録音中の録音データ送信切替判定を行う動作の一例を説明するためのシーケンス図であり、発信IP電話機20a、着信IP電話機20b、録音サーバ10のそれぞれの間で送受信される信号の流れの一例を示している。そして、図4のシーケンスチャートにおいては、発信IP電話機20a、着信IP電話機20bのうち、録音データ(通話音声データ)を録音サーバ10に送信するIP電話機を、今までの着信IP電話機20bから発信IP電話機20aに切り替える場合の動作の一例を示している。
図4のシーケンスチャートにおいて、まず、発信IP電話機20aと着信IP電話機20bとの間で通話音声データをRTP等のプロトコルに従って送受信すると(ステップS21)、録音サーバ10との間で録音セッションを確立している着信IP電話機20bは、発信IP電話機20aとの間でRTP等のプロトコルに従って送受信された通話音声データを録音データとしてそのまま録音サーバ10に対して送信する動作を、図2のシーケンスから継続して実施する(ステップS22)。
さらに、着信IP電話機20bは、録音サーバ10との間で録音セッションを確立している状態にある限り、録音サーバ10との間の通信状況を確認するために、録音サーバ10からRTCPプロトコルに従って適宜通知されてくる受信品質情報を受信して(ステップS23)、受信した該受信品質情報を録音サーバ10との間の通信品質を示す情報としてメモリ202の通信品質情報207に保持する動作も継続する(ステップS24)。そして、着信IP電話機20bは、録音サーバ10から通知されてきた該受信品質情報を、当該着信IP電話機20bと録音サーバ10との間の通信品質情報として、RTCPプロトコルに従って発信IP電話機20aに対して通知する動作も継続する(ステップS25)。
発信IP電話機20aは、着信IP電話機20bから、該着信IP電話機20bと録音サーバ10との間の通信品質情報を受信すると、メモリ202に保持している発信IP電話機20aと録音サーバ10との間の通信品質を示す通信品質情報207と受信した着信IP電話機20bと録音サーバ10との間の通信品質情報とに基づいて、通話相手の着信IP電話機20bに代わって、自発信IP電話機20aが、録音データ(通話音声データ)を、録音サーバ10に対して送信すべきIP電話機であるか否かを判定する(ステップS26)。
ここで、発信IP電話機20a、着信IP電話機20bそれぞれにおいて、双方の通信品質情報207の比較結果に基づいて録音サーバ10に対して録音データ(通話音声データ)を送信すべきIP電話機を、切り替えるか否かの切替判定を行う処理について、その詳細を、図5のフローチャートを用いて説明する。図5は、発信IP電話機20a、着信IP電話機20bそれぞれにおいて双方の通信品質情報の比較結果に基づいて録音サーバ10に対する録音データ(通話音声データ)の送信切替判定を行う処理の一例を説明するためのフローチャートである。
図5のフローチャートにおいて、まず、自IP電話機は録音サーバ10との間で録音データ(通話音声データ)を送信中の状態にあるか否かを判定する(ステップS51)。送信中の状態にあった場合には(ステップS51のYes)、次に、メモリ202に保持している自IP電話機と録音サーバ10との間の通信品質情報207が示す通信品質よりも受信した相手IP電話機と録音サーバ10との間の通信品質情報が示す通信品質の方が良好であるか否かを判定する(ステップS52)。
ステップS52の判定結果として、自IP電話機よりも相手IP電話機の方が、前記通信品質が良好であった場合には(ステップS52のYes)、最終的な判定結果として、自IP電話機から録音サーバ10への録音データ(通話音声データ)の送信動作を指示する送信動作フラグをOFFに設定して、自IP電話機からは録音サーバ10へ録音データ(通話音声データ)を送信しないように設定する(ステップS53)。
これに対して、ステップS52の判定結果として、自IP電話機よりも相手IP電話機の方が、前記通信品質が良好ではなかった場合には(ステップS52のNo)、最終的な判定結果として、自IP電話機から録音サーバ10への録音データ(通話音声データ)の送信動作を指示する送信動作フラグをONに設定して、自IP電話機から録音サーバ10へ録音データ(通話音声データ)を送信するように設定する(ステップS54)。
また、ステップS51の判定結果として、自IP電話機が録音データの送信中の状態ではなかった場合には(ステップS51のNo)、次に、受信した相手IP電話機と録音サーバ10との間の通信品質情報が示す通信品質があらかじめ定めた閾値よりも低い品質(すなわち劣っている品質)になっているか否かを判定する(ステップS55)。
ステップS55の判定結果として、相手IP電話機が、前記閾値よりも低い通信品質であった場合には(ステップS55のYes)、最終的な判定結果として、自IP電話機から録音サーバ10への録音データ(通話音声データ)の送信動作を指示する送信動作フラグをONに設定する(ステップS56)。つまり、かかる場合には、録音サーバ10への録音データの送信動作を、相手IP電話機から自IP電話機へ切り替えることになる。
一方、ステップS55の判定結果として、相手IP電話機が、前記閾値よりも低い通信品質ではなかった場合には(ステップS55のNo)、最終的な判定結果として、自IP電話機から録音サーバ10への録音データ(通話音声データ)の送信動作を指示する送信動作フラグをOFFに設定する(ステップS57)。
なお、前述の説明においては、ステップS51において、自IP電話機が、録音サーバ10に対して録音データを送信している状態にあった場合には(ステップS51のYes)、ステップS52において、直ちに、通話相手の相手IP電話機から通知されてきていた、相手IP電話機の録音サーバ10との間の通信品質情報を参照するようにしている。しかし、図示していないが、自IP電話機に対して相手IP電話機の通信品質情報が通知されてきていなかった場合には、次のように、録音データ送信切替に関する判定処理を行う。
すなわち、自IP電話機と録音サーバ10との間の通信品質情報が示す通信品質があらかじめ定めた閾値よりも低い品質になっているか否かを判定する。自IP電話機の通信品質が前記閾値よりも低い通信品質であった場合には、最終的な判定結果として、自IP電話機から録音サーバ10への録音データ(通話音声データ)の送信動作を指示する送信動作フラグをOFFに設定して、自IP電話機からの録音データの送信動作を停止する。つまり、かかる場合には、録音サーバ10への録音データの送信動作を、自IP電話機から相手IP電話機へ切り替えることになる。一方、自IP電話機の通信品質が前記閾値よりも低い通信品質ではなかった場合には、最終的な判定結果として、自IP電話機から録音サーバ10への録音データ(通話音声データ)の送信動作を指示する送信動作フラグをONのままに維持して、録音データの送信動作を継続する。
図4のシーケンス図のステップS26の説明に戻って、録音サーバ10に対する録音データ(通話音声データ)の送信切替判定の判定結果として、例えば、録音データの送信中の状態にはない発信IP電話機20aが、録音データの送信中の状態にある着信IP電話機20bから受け取った通信品質情報が示す通信品質が、あらかじめ定めた閾値よりも低い品質になってしまっていたものと仮定すると、ステップS26において、発信IP電話機20aから録音サーバ10への録音データ(通話音声データ)の送信動作を指示する送信動作フラグがONに設定される。つまり、録音サーバ10に対する録音データ(通話音声データ)を送信するIP電話機を、今までの着信IP電話機20bから発信IP電話機20aに切り替える動作に移行する。
送信動作フラグがONに設定された発信IP電話機20aは、録音サーバ10との間の録音セッションを確立する(ステップS27)。さらに、発信IP電話機20aは、録音サーバ10との間で確立した録音セッションにおいて、着信IP電話機20bとの間で送受信された発信IP電話機20a側の通話音声データを録音データとして録音サーバ10に対して送信する動作を開始する。
さらに、発信IP電話機20aは、録音サーバ10との間で録音セッションを確立した場合、例えば、tracerouteコマンド等を使用することによって、当該発信IP電話機20aから録音サーバ10への経路情報を取得して(ステップS28)、メモリ202内の録音サーバ情報206の一つとして保持する(ステップS29)。また、発信IP電話機20aは、録音サーバ10との間で確立した録音セッションにおいて、着信IP電話機20bとの間でRTP等のプロトコルに従って送受信された発信IP電話機20a側の通話音声データを録音データとしてそのまま録音サーバ10に対して送信する動作を継続する(ステップS30)。
さらに、発信IP電話機20aは、録音サーバ10との間で録音セッションを確立している状態にある限り、録音サーバ10との間の通信状況を確認するために、録音サーバ10からRTCP(RTP Control Protocol)プロトコルに従って適宜通知されてくる受信品質情報を受信して(ステップS31)、受信した該受信品質情報を録音サーバ10との間の通信品質を示す情報としてメモリ202の通信品質情報207に保持する(ステップS32)。そして、発信IP電話機20aは、録音サーバ10から通知されてきた該受信品質情報を、当該発信IP電話機20aと録音サーバ10との間の通信品質情報として、RTCPプロトコルに従って着信IP電話機20bに対して通知する(ステップS33)。
録音データ(通話音声データ)を録音サーバ10に送信する動作を行っていた着信IP電話機20bは、発信IP電話機20aから該発信IP電話機20aと録音サーバ10との間の通信品質情報を受信すると、図5のフローチャートにて詳細に説明した手順に従って、録音サーバ10に対する録音データ(通話音声データ)の送信切替可否に関する判定を行う(ステップS34)。
判定結果として、例えば、録音データの送信中の状態にある着信IP電話機20bにおいて、自着信IP電話機20bのメモリ202に保持している通信品質情報207が示す通信品質が、録音データの送信を開始した発信IP電話機20aから受け取った通信品質情報が示す通信品質よりも低い品質(つまり、劣っている品質)になっているものと仮定すると、ステップS34において、自着信IP電話機20bから録音サーバ10への録音データ(通話音声データ)の送信動作を指示する送信動作フラグがOFFに設定される。
その結果、着信IP電話機20bは、録音サーバ10との間の録音セッションを終了(切断)させて、録音データ(通話音声データ)の録音サーバ10に対する送信動作を停止する(ステップS35)。つまり、録音サーバ10に対して録音データ(通話音声データ)を送信するIP電話機を、今までの着信IP電話機20bから発信IP電話機20aに切り替える動作が完了する。
以上のように、録音設定がなされている2台のIP電話機間例えば発信IP電話機20aと着信IP電話機20bとの間で音声通話を行っている最中の状態であっても、適宜、2台のIP電話機の通信品質を比較する動作を実施することによって、録音サーバ10への録音データ(通話音声データ)を送信するIP電話機を、録音サーバ10との間の通信品質がより良好な方のIP電話機(例えば、前述の説明においては発信IP電話機20a)に切り替えることができ、録音サーバ10に対して品質がより良好な通話音声データを送信して、録音サーバ10に保存するように動作させることができる。このように録音サーバ10に保存された通信品質がより良好な通話録音データの再生は、該通話録音データの送信元の如何に関わらず、2台のIP電話機すなわち発信IP電話機20aおよび着信IP電話機20bのいずれからも可能である。再生された通話データが発信IP電話機20aから送信されたものか、あるいは着信IP電話機20bから送信されたものかは、該録音データに含まれて保存されている電話機情報により知ることができる。
(実施形態の効果の説明)
以上に詳細に説明したように、本実施形態においては、互いに通話しているIP電話機20a、IP電話機20bの間で、録音サーバ10との通信品質情報の交換を行うことにより、録音サーバ10への録音データ送信可否(送信抑制)を決定することによって、録音サーバ10に対して録音データ(通話音声データ)を送信するIP電話機が、IP電話機20a、IP電話機20bのいずれか一方のIP電話機に設定される。したがって、録音サーバ10への重複する録音データ(通話音声データ)の送信を抑制することができ、而して、通話録音システムを構成するIPネットワーク内の通信トラフィックを軽減するとともに、録音サーバ10の記憶容量を無駄に消費することを回避することができる。
(その他の実施形態)
前述の実施形態においては、通話開始時および通話中の状態にある2台のIP電話機間(例えば、発信IP電話機20aと着信IP電話機20bとの間)で、それぞれのIP電話機と録音サーバ10との間の通信品質情報の交換を行うことにより、2台のIP電話機に関する録音サーバへの通話音声データの送信可否(送信抑制)を決定する仕組みを備えている場合について説明したが、本発明は、かかる場合に限るものではない。なお、本その他の実施形態においても、前述の実施形態の場合と同様、録音サーバ10に保存された通話録音データに関しては、該通話録音データの送信元の如何に関わらず、2台のIP電話機すなわち発信IP電話機20aと着信IP電話機20bとのいずれからも再生を行うことが可能である。
(その他の第1の実施形態)
例えば、その他の第1の実施形態として、通話開始時に、2台のIP電話機間(例えば、発信IP電話機20aと着信IP電話機20bとの間)で通話音声データ(録音データ)の録音サーバ10への録音要求の送信時刻情報を交換することにより、2台のIP電話機に関する録音サーバ10への通話音声データ(録音データ)の送信可否(送信抑制)を決定する仕組みを備えるようにしても良い。具体的には、録音サーバ10に対して通話音声データ(録音データ)の録音用の録音セッション確立要求を送信しようとする送信時刻に関する情報を、2台のIP電話機間で交換し合うようにする。
そして、録音セッション確立要求の送信時刻が早い方のIP電話機が、録音セッションを確立して、録音サーバ10に対して通話音声データ(録音データ)を送信し、録音セッションの確立要求の送信時刻が遅い方のIP電話機は、録音セッション確立要求を無効にして、録音セッションを開放するようにすれば良い。なお、録音セッションを確立した以降においては、前述した実施形態の場合と同様に、例えば、IP電話機と録音サーバ10との間の通信品質情報を用いて、通話音声データ(録音データ)を送信するIP電話機を通話相手のIP電話機に切り替えるべきか否かを判定して、録音サーバ10との間の録音セッションを切り替えるようにしても良い。
(その他の第2の実施形態)
あるいは、その他の第2の実施形態として、IP電話機は、当該IP電話機の通話相手に関する情報も含む録音セッション確立要求を録音サーバ10に送信して、録音サーバ10側で、通話相手からの録音セッション確立要求が既に到着済みか否かを確認するようにしても良い。そして、録音サーバ10は、該録音セッション確立要求を受け取った際に、該録音セッション確立要求に含まれている通話相手に関する情報を参照して、該通話相手からの録音セッション確立要求がまだ到着していなかった場合には、当該IP電話機との録音セッションを確立する動作を行い、一方、該通話相手からの録音セッション確立要求が既に到着済みであった場合には、当該IP電話機との録音セッションの確立動作を行わないようにすれば良い。
つまり、IP電話機は、通話音声データを録音するための録音セッションを録音サーバ10との間で確立するために、録音サーバ10に対して、自IP電話機および通話相手となるIP電話機を特定する電話機情報を少なくとも含む録音セッション確立要求を録音サーバ10に送信することにより、該IP電話機からの録音セッション確立要求を受け取った録音サーバ10は、該録音セッション確立要求に含まれている通話相手となるIP電話機を特定する電話機情報を参照して、通話相手となるIP電話機からの録音セッション確立要求が既に到着しているか否かを確認する。
そして、通話相手となるIP電話機からの録音セッション確立要求がまだ到着していなかった場合には、今回受け取った録音セッション確立要求の送信元のIP電話機との間の録音セッションを確立して、以降、当該IP電話機から録音データとして送信されてくる通話音声データを保存するように設定し、一方、通話相手となるIP電話機からの録音セッション確立要求が既に到着していた場合には、今回受け取った録音セッション確立要求を拒絶して、今回の送信元のIP電話機との間の録音セッションを確立しないようにする。なお、録音セッションを確立した以降においては、前述した実施形態の場合と同様に、IP電話機と録音サーバ10との間の通信品質情報を用いて、通話音声データ(録音データ)を送信するIP電話機を通話相手のIP電話機に切り替えるべきか否かを判定して、録音サーバ10との間の録音セッションを切り替えるようにしても良い。
(その他の第3の実施形態)
あるいは、その他の第3の実施形態として、録音設定がなされているIP電話機同士(IP電話機A、IP電話機B)の音声通話の場合、録音サーバ10に対して双方のIP電話機から通話音声データ(録音データ)を送信することにし、録音サーバ10において、先に受け取った通話音声データ(録音データ)を記録し、後から届いた通話音声データ(録音データ)は廃棄するように動作しても良い。かかる動作を行う場合は、IPネットワーク30には2重に同じ通話音声データ(録音データ)が伝送されることになり、通信トラフィックを軽減することにはならないが、録音サーバ10には必要とする通話音声データ(録音データ)を確実に保持することができるとともに、録音サーバ10の記憶容量を無駄に消費することを回避することができる。
図6は、その他の実施形態において重複する録音データの2重保存を回避する録音サーバ10における処理の一例を説明するためのフローチャートであり、前述したように、先に受け取った録音データ(通話音声データ:送話データおよび受話データ)を保存し、後から届いた録音データ(通話音声データ:送話データおよび受話データ)を廃棄する処理の一例を示している。なお、録音サーバ10において録音データの重複を確認することを可能にするために、本実施形態においては、録音データとして、通話音声データ(送話データおよび受話データ)の他に、電話機情報(自電話機情報および相手電話機情報)と通話時刻情報(通話開始時刻、通話終了時刻)の各データを少なくとも追加して、録音サーバ10に送信することとする。ここに、電話機情報(自電話機情報および相手電話機情報)は、各IP電話機を特定することができる固有の情報であり、例えば、電話番号やIPアドレス等の情報である。なお、場合によっては、追加するデータとして、電話機情報(自電話機情報および相手電話機情報)が少なくとも含まれていれば良い。
図6のフローチャートにおいて、録音サーバ10は、通話中の2台のIP電話機のいずれかのIP電話機から、録音データとして、通話音声データ(送話データ、受話データ)とともに、通話時刻情報および電話機情報を受信すると(ステップS61)、受信した録音データに含まれている電話機情報の自電話機情報と相手電話機情報とを入れ替える。そして、入れ替えた結果に基づいて、前記通話音声データに追加したすべてのデータが一致する録音データを既に保存済みか否かを確認する(ステップS62)。なお、さらに、通話音声データの送話データと受話データについても入れ替えを行って、追加したデータの他に該通話音声データも含む形で、録音データのすべてのデータが一致する録音データが既に保存済みになっているか否かを確認するようにしても良い。
一致する録音データを保存済みではなかった場合には(ステップS62のNo)、受信した録音データは重複していない新規の録音データであるので、該録音データを保存する(ステップS64)。一方、すべてのデータが一致する録音データを既に保存済みであった場合には(ステップS62のYes)、一方、すべてのデータが一致する録音データを既に保存済みであった場合には(ステップS62のYes)、今回受信した録音データに含まれている電話機情報(自電話機情報および相手電話機情報)を該保存済みの録音データに関連付けるとともに、通話データの重複保存を回避するために、今回受信した該録音データを廃棄する(ステップS63)。
図7は、図6のフローチャートのステップS63における電話機情報の関連付けの様子を説明するための模式図であり、保存済みの録音データに、今回受信した録音データに含まれている電話機情報(自電話機情報および相手電話機情報)の関連付けを行った様子を示している。図7の模式図においては、録音サーバ10は、IP電話機Aの録音データとして、自IP電話機Aが送話した送話データaと通話相手のIP電話機Bから受け取った受話データbとを、電話機情報の自電話機情報であるIP電話機Aおよび相手電話機情報であるIP電話機B、通話時刻情報とともに既に保存している。
かかる保存状態にある録音サーバ10に対して、IP電話機Aの通話相手のIP電話機Bから、該IP電話機Bの録音データとして、図7の模式図に破線で示しているように、自IP電話機Bが送話した送話データbと通話相手のIP電話機Aから受け取った受話データaとを、電話機情報の自電話機情報であるIP電話機Bおよび相手電話機情報であるIP電話機A、通話時刻情報とともに送信してくる。録音サーバ10において、図6のフローチャートのステップS62の処理により、IP電話機Bから受信した録音データにある電話機情報の自電話機情報のIP電話機Bと相手電話機情報のIP電話機Aとを入れ替えると、自電話機情報のIP電話機Aと相手電話機情報のIP電話機Bとなる。(さらに、通話音声データの送話データbと受話データaとを入れ替えると、送話データaと受話データbとなる。)
したがって、録音サーバ10は、IP電話機Bの録音データと同じデータがIP電話機Aの録音データとして既に保存済みであることが分かるので、図7の模式図に、互いにクロスした線分で示しているように、IP電話機Bから今回送信されてきた録音データの電話機情報(自電話機情報および相手電話機情報)を、既に保存済みのIP電話機Aの録音データの送話データaと受話データbとに対して、送話データaに関しては受話データaとなるように、また、受話データbに関しては送話データbになるように関連付けを行う。しかる後、図7の模式図に破線で示しているように、録音サーバ10は、IP電話機Bから今回送信されてきた録音データを廃棄する。
図6のフローチャートに例示したような録音サーバ10側の動作を行うことにより、IPネットワーク30上には、通信トラフィックとして2重に同じ録音データが流れてしまうが、録音サーバ10においては、必要とする録音データを確実に保存しつつ、同じ録音データを2重に保存することを回避することができる。したがって、録音サーバ10は、より長時間、より多くの録音データ(通話音声データ)を保存することができる。
以上、本発明の好適な実施形態の構成を説明した。しかし、かかる実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。
10 録音サーバ
20a IP電話機(発信IP電話機)
20b IP電話機(着信IP電話機)
30 IPネットワーク
201 制御部
202 メモリ
203 通信インタフェース
204 録音データ送信開始判定処理部
205 録音データ送信切替判定処理部
206 録音サーバ情報
207 通信品質情報

Claims (10)

  1. IPネットワークを介して、音声通話中のIP電話機から通話音声データを録音データとして録音サーバに対して送信することにより、該録音サーバに録音する通話録音システムにおいて、
    前記IP電話機は、通話相手となる前記IP電話機との間で通話開始時の通話セッションを設定する際に、自IP電話機と前記録音サーバとの間の通信品質に関する情報を互いに交換し合うことにより、双方の前記IP電話機に関する前記通信品質を比較し、
    自IP電話機が通話相手となる前記IP電話機よりも前記通信品質が良好な場合には、前記通話音声データを前記録音データとして前記録音サーバに対して送信するように設定し、
    一方、自IP電話機が通話相手となる前記IP電話機よりも前記通信品質が劣っていた場合には、前記通話音声データを前記録音サーバに対して送信しないように設定する
    ことを特徴とする通話録音システム。
  2. IPネットワークを介して、音声通話中のIP電話機から通話音声データを録音データとして録音サーバに対して送信することにより、該録音サーバに録音する通話録音システムにおいて、
    前記IP電話機は、前記通話音声データを録音するための録音セッションを前記録音サーバとの間で確立するために、自IP電話機および通話相手となる前記IP電話機を特定する電話機情報を少なくとも含む録音セッションの確立要求を前記録音サーバに対して送信し、
    また、前記IP電話機から前記録音セッション確立要求を受け取った前記録音サーバは、該録音セッション確立要求に含まれている通話相手となる前記IP電話機を特定する前記電話機情報を参照して、通話相手となる前記IP電話機からの前記録音セッション確立要求が既に到着しているか否かを確認して、
    通話相手となる前記IP電話機からの前記録音セッション確立要求が到着していなかった場合には、受け取った前記録音セッション確立要求の送信元の前記IP電話機との間の録音セッションを確立して、以降、当該IP電話機から前記録音データとして送信されてくる前記通話音声データを保存するように設定し、
    一方、通話相手となる前記IP電話機からの前記録音セッション確立要求が既に到着していた場合には、受け取った前記録音セッション確立要求を拒絶して、送信元の前記IP電話機との間の録音セッションを確立しない
    ことを特徴とする通話録音システム。
  3. IPネットワークを介して、音声通話中のIP電話機から通話音声データを録音データとして録音サーバに対して送信することにより、該録音サーバに録音する通話録音システムにおいて、
    前記録音サーバに前記通話音声データを録音するための録音セッションを確立している状態にある前記IP電話機は、前記録音データとして、前記通話音声データと自IP電話機および通話相手となる前記IP電話機のそれぞれを特定する電話機情報とを少なくとも含むデータを前記録音サーバに送信し、
    また、前記録音サーバは、前記IP電話機から前記録音データを受信した際に、該録音データに含まれている前記電話機情報の前記自IP電話機を特定する情報と前記通話相手となる前記IP電話機を特定する情報とを入れ替えた状態の録音データが、既に保存済みになっているか否かを確認して、
    まだ保存していなかった場合には、前記IP電話機から受信した前記録音データを保存し、
    一方、既に保存済みであった場合には、前記IP電話機から受信した前記録音データに含まれている前記電話機情報を保存済みの前記録音データに関連付けるとともに、前記IP電話機から受信した前記録音データを廃棄する
    ことを特徴とする通話録音システム。
  4. 前記IP電話機は、
    前記録音セッションを確立している前記録音サーバから、当該IP電話機が送信した前記録音データに関する受信品質を示す情報として適宜送信されてくる受信品質情報を受け取った際に、該受信品質情報を、自IP電話機と前記録音サーバとの間の通信品質に関する情報として保存するとともに、前記通話相手の前記IP電話機に送信し、
    さらに、前記通話相手の前記IP電話機から、当該通話相手の前記IP電話機と前記録音サーバとの間の前記通信品質に関する情報を受信していた場合には、
    自IP電話機と前記録音サーバとの間の前記通信品質と前記通話相手の前記IP電話機と前記録音サーバとの間の前記通信品質との比較を行い、
    自IP電話機が通話相手となる前記IP電話機よりも前記通信品質が良好な場合には、前記通話音声データを前記録音データとして前記録音サーバに対して送信する動作を継続し、
    一方、自IP電話機が通話相手となる前記IP電話機よりも前記通信品質が劣っていた場合には、前記通話音声データを前記録音サーバに対して送信する動作を停止する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の通話録音システム。
  5. 前記IP電話機は、
    前記録音セッションを確立している前記録音サーバから、当該IP電話機が送信した前記録音データに関する受信品質を示す情報として適宜送信されてくる受信品質情報を受け取った際に、該受信品質情報を、自IP電話機と前記録音サーバとの間の通信品質に関する情報として保存するとともに、前記通話相手の前記IP電話機に送信し、
    さらに、前記通話相手の前記IP電話機から、当該通話相手の前記IP電話機と前記録音サーバとの間の前記通信品質に関する情報を受信していなかった場合には、
    自IP電話機と前記録音サーバとの間の前記通信品質とあらかじめ定めた閾値との比較を行い、
    自IP電話機と前記録音サーバとの間の前記通信品質が前記閾値以上の品質であった場合には、前記通話音声データを前記録音データとして前記録音サーバに対して送信する動作を継続し、
    一方、自IP電話機と前記録音サーバとの間の前記通信品質が前記閾値よりも低い品質であった場合には、前記通話音声データを前記録音サーバに対して送信する動作を停止する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の通話録音システム。
  6. 前記IP電話機は、
    前記録音セッションを確立していない状態にあった場合、前記通話相手の前記IP電話機から、当該通話相手の前記IP電話機と前記録音サーバとの間の前記通信品質に関する情報を受信した際に、
    受信した前記通話相手のIP電話機と前記録音サーバとの間の前記通信品質とあらかじめ定めた閾値との比較を行い、
    受信した前記通話相手のIP電話機と前記録音サーバとの間の前記通信品質が、前記閾値よりも低い品質であった場合には、自IP電話機からの前記録音サーバへの前記録音データの送信動作を行う状態に切り替えるために、前記録音サーバとの間で録音セッションを確立する動作を行い、
    一方、受信した前記通話相手のIP電話機と前記録音サーバとの間の前記通信品質が前記閾値以上の品質であった場合には、自IP電話機からの前記録音サーバへの前記録音データの送信動作を停止している状態を継続する
    ことを特徴とする請求項4に記載の通話録音システム。
  7. IPネットワークを介して、音声通話中のIP電話機から通話音声データを録音データとして録音サーバに対して送信することにより、該録音サーバに録音する通話録音方法であって、
    前記IP電話機は、通話相手となる前記IP電話機との間で通話開始時の通話セッションを設定する際に、自IP電話機と前記録音サーバとの間の通信品質に関する情報を互いに交換し合うことにより、双方の前記IP電話機に関する前記通信品質を比較し、
    自IP電話機が通話相手となる前記IP電話機よりも前記通信品質が良好な場合には、前記通話音声データを前記録音データとして前記録音サーバに対して送信するように設定し、
    一方、自IP電話機が通話相手となる前記IP電話機よりも前記通信品質が劣っていた場合には、前記通話音声データを前記録音サーバに対して送信しないように設定する
    ことを特徴とする通話録音方法。
  8. IPネットワークを介して、音声通話中のIP電話機から通話音声データを録音データとして録音サーバに対して送信することにより、該録音サーバに録音する通話録音方法であって、
    前記IP電話機は、前記通話音声データを録音するための録音セッションを前記録音サーバとの間で確立するために、自IP電話機および通話相手となる前記IP電話機を特定する電話機情報を少なくとも含む録音セッションの確立要求を前記録音サーバに対して送信し、
    また、前記IP電話機から前記録音セッション確立要求を受け取った前記録音サーバは、該録音セッション確立要求に含まれている通話相手となる前記IP電話機を特定する前記電話機情報を参照して、通話相手となる前記IP電話機からの前記録音セッション確立要求が既に到着しているか否かを確認して、
    通話相手となる前記IP電話機からの前記録音セッション確立要求が到着していなかった場合には、受け取った前記録音セッション確立要求の送信元の前記IP電話機との間の録音セッションを確立して、以降、当該IP電話機から前記録音データとして送信されてくる前記通話音声データを保存するように設定し、
    一方、通話相手となる前記IP電話機からの前記録音セッション確立要求が既に到着していた場合には、受け取った前記録音セッション確立要求を拒絶して、送信元の前記IP電話機との間の録音セッションを確立しない
    ことを特徴とする通話録音方法。
  9. IPネットワークを介して、音声通話中のIP電話機から通話音声データを録音データとして録音サーバに対して送信することにより、該録音サーバに録音する通話録音方法であって、
    前記録音サーバに前記通話音声データを録音するための録音セッションを確立している状態にある前記IP電話機は、前記録音データとして、前記通話音声データと自IP電話機および通話相手となる前記IP電話機のそれぞれを特定する電話機情報とを少なくとも含むデータを前記録音サーバに送信し、
    また、前記録音サーバは、前記IP電話機から前記録音データを受信した際に、該録音データに含まれている前記電話機情報の前記自IP電話機を特定する情報と前記通話相手となる前記IP電話機を特定する情報とを入れ替えた状態の録音データが、既に保存済みになっているか否かを確認して、
    まだ保存していなかった場合には、前記IP電話機から受信した前記録音データを保存し、
    一方、既に保存済みであった場合には、前記IP電話機から受信した前記録音データに含まれている前記電話機情報を保存済みの前記録音データに関連付けるとともに、前記IP電話機から受信した前記録音データを廃棄する
    ことを特徴とする通話録音方法。
  10. IPネットワークを介して、音声通話中のIP電話機から通話音声データを録音データとして録音サーバに対して送信することにより、該録音サーバに録音する動作を前記IP電話機に搭載したコンピュータによって実行することが可能な通話録音プログラムであって、
    前記IP電話機は、通話相手となる前記IP電話機との間で通話開始時の通話セッションを設定する際に、自IP電話機と前記録音サーバとの間の通信品質に関する情報を互いに交換し合うことにより、双方の前記IP電話機に関する前記通信品質を比較し、
    自IP電話機が通話相手となる前記IP電話機よりも前記通信品質が良好な場合には、前記通話音声データを前記録音データとして前記録音サーバに対して送信するように設定し、
    一方、自IP電話機が通話相手となる前記IP電話機よりも前記通信品質が劣っていた場合には、前記通話音声データを前記録音サーバに対して送信しないように設定する
    ことを特徴とする通話録音プログラム。
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