JP6119220B2 - メディア通信装置及びメディア通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、主に映像や音声などのメディア通信を行うメディア通信装置及びメディア通信システムに係り、特に通信開始直後のパケットの遅延やロスによる品質の低下を軽減するためのメディア通信装置及びメディア通信システムに関する。
IPネットワーク上で映像や音声などのマルチメディアデータをリアルタイム通信する際、ネットワークの混雑により、データパケットの遅延やロスによって品質が低下する場合がある。また、3G、LTE、Wi−Fiなどの無線ネットワークでは、端末の消費電力と無線リソース節約のため、無通信時にはスリープ状態になっていることが多い。このため、通信開始直後には無線の再接続や帯域確保などの処理によって、先頭付近のデータが遅延またはロスすることがある。
この種の技術に関連技術する技術、即ち、マルチメディアデータの品質低下を防止するための技術として、下記特許文献1,2が知られている。
この内、特許文献1には、マルチメディアデータの品質低下を防止するためにダミーデータを送信する技術が記載されている。この特許文献1に記載の技術は、音声通話の発生が予想されるノード間、又は端末とゲートウェイの間で、予めダミーデータを流しておき、通話開始時にダミーデータを音声データに置き換えることで、通話時の遅延やロスによる音質劣化を防止するように構成したものである。
又、特許文献2には、メディアデータを授受するメディア通信装置のセッション確立前に、ダミーデータの送信を行い、これによって、その後のメディアデータの伝送時における遅延の発生等の不都合を排除する技術が開示されている。
特表2009−531912号公報 特開2012−165260号公報
しかしながら、上記各関連技術の内、特許文献1に記載の技術では、トラフィック輻輳が予想される予め定められた時点からダミーデータの送信を開始する。そのため、ダミーデータを長時間送信することになり、モバイルネットワークに接続する多くの端末が特許文献1の方式を利用すると、ダミーデータのデータ量が莫大になり、ネットワーク帯域を圧迫してしまう、という不都合がある。
又、特許文献2に記載の関連技術にあっては、上記特許文献1の記載内容にかかる不都合は改善されるが、発信操作後に通話相手にダミーパケットを送信するようになっているため、その後のメディアデータの伝送切り換えに際しては、切り換えのタイミングが悪いと通信遅延がずれ込むという不都合がある。
[発明の目的]
本発明は、上記関連技術の有する不都合を改善し、特に、データ通信に際し、送信対象であるマルチメディアデータを、その送信開始時における通信遅延を排除しつつ、その品質を維持した状態で有効に送信し得るメディア通信装置及びメディア通信システムを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかるメディア通信装置は、ネットワークを介してデータ通信を行う通信部と、この通信部の動作を制御すると共に外部からの入力に基づいて通信先を特定する通信制御部とを備えたメディア通信装置であって、
前記通信制御部に、前記データ通信に先立って前記通信部を介して通信先へ発信される前記データ通信時の正規のデータとは異なる第二のデータを生成し出力するダミーデータ生成部を併設し、
前記通信制御部が、前記通信先への第二のデータの送信開始時を、外部入力される前記通信先情報を含む入力情報の取得処理時に設定する第二のデータ送信制御機能を備えており、
前記入力情報は、当該メディア通信装置に予め装備されたユーザインタフェースを介して外部操作により入力される入力情報とし、この入力情報に基づいて処理される最初の入力処理は、前記通信先の選択特定処理であり、
前記通信制御部は、前記入力情報の取得処理時に成される前記第二のデータの生成/送信時を、前記入力情報に基づいて成される通信先選択処理の処理動作開始時に設定したことを特徴とする、という構成を採っている
また、上記目的を実行するため、本発明に係るメディア通信システムは、ネットワークを介して相互にデータ通信を行う複数のメディア通信装置を備えたメディア通信システムであって、上記複数の各メディア通信装置が、前述したメディア通信装置と同等に機能するメディア通信装置を備えていることを特徴とする。
本発明は上述したように構成したので、これによると、データ通信の開始前に通信先に前記データ通信時の正規のデータとは異なる第2のデータを送信すると共に当該第2のデータの送信開始時を、外部入力される前記通信先情報を含む入力情報の取得処理時に設定したので、通信先への確認メッセージの発信操作前に当該通信先への当該第2のデータの送信が開始されることとなり、これがため、送信状態が安定した状態でデータ通信に切り換えることが可能となり、通信遅延がずれ込むという不都合を回避することができるという上記関連技術にない優れた効果を備えたメディア通信装置およびメディア通信システムを提供することができる。
本発明にかかるメディア通信装置の一実施形態を示す基本的構成を示すブロック図である。 図1に開示したメディア通信装置を含むメディア通信システムの一例を示す説明図である。 図2に開示したメディア通信装置の具体的構成を示すブロック図である。 図3に開示した他のメディア通信装置の具体的構成を示すブロック図である。 図3に開示したメディア通信装置を一部を成すシグナリング情報取得部の動作例を示すフローチャートである。 図3に開示したメディア通信装置を一部を成す操作情報取得部の動作を示すフローチャートである。 図1及び図3に開示したメディア通信装置における通信制御部、ダミーデータ生成部、及びマルチメディアデータ生成部の連係動作を表すフローチャート 図2に開示したメディア通信システムの具体的な実施例(1)を示す概略構成図である。 図8に開示した実施例(1)における発信者側のメディア通信装置(スマートフォン)が取得するアドレス帳及び情報画像の例を示す説明図である。 図8に開示した実施例(1)における発信者側と受信者側の各スマートフォンの交信状態を示す説明図である。 図2に開示したメディア通信システムの他の具体的な実施例(2)を示す概略構成図である。 図11に開示した実施例(2)における発信者側と受信者側の各スマートフォンの交信状態を示す説明図である。 図2に開示したメディア通信システムの他の具体的な実施例(3)を示す概略構成図である。 図13に開示した開示した実施例(3)における発信者側のメディア通信装置(サーバ装置)の構成の一例を示すブロック図である。 図13に開示した実施例(3)における受信者側のメディア通信装置(スマートフォン)の構成の一例を示すブロック図である。
次に、本発明の一実施形態を図1乃至図7に基づいて説明する。
本実施形態に係るメディア通信システムは、図2に示すように、ネットワーク10を介してデータ通信を行う二台のメディア通信装置1,2を備えている。ここで、このメディア通信装置1,2については、二台に限定されるものではなく、例えば三者通話のような場合では三台以上で構成したものであってもよい。
また、ネットワーク10には、例えば通信先の1又は2以上のメディア通信装置2の管理や接続制御などを行うセッション制御サーバなどが接続されていてもよい。
まず最初に、上記メディア通信装置1の基本的な構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態において、メディア通信装置1は、ネットワーク10を介してデータ通信を行う通信部11と、この通信部11の動作を制御すると共に外部からの入力に基づいて通信先を選定し特定する通信制御部14とを備えている。
又、通信制御部14には、上記データ通信に先立って前記通信部11を介して通信先へ発信される正規のデータとは異なる第二のデータ(以下、ダミーデータと記載)を生成し出力するダミーデータ生成部15が併設されている。
上記通信制御部14は、通信先へのダミーデータの送信開始時を、外部入力される前記通信先情報を含む入力情報の取得処理時に設定するダミーデータ送信制御機能14Aを備えている。
ここで、上述した入力情報は、一つは、当該メディア通信装置1に予め装備されたユーザインタフェース1aを介して外部操作により入力される入力情報のことを示す。この入力情報に基づいて前述した通信制御部14で実行処理される最初の入力処理は、上記したように通信先の選択特定処理である。
又、上述した入力情報の他の一つは、上記通信部11を介して他のメディア通信装置2からデータ通信前に入力される各種制御情報を含む入力情報のことを示す。このため、通信部11は、メディア通信装置1,2相互間の送受信動作の入出力部として重要である。
即ち、上記した通信部11は、上記通信制御部14に制御されて作動し、通信先のメディア通信装置2や、セッション制御サーバ(図示せず)などの装置との間で、データの送受信を行うと共に、前記通信先のメディア通信装置2に対するデータ通信以外の連係動作に必要な信号の授受やその他の外部接続された通信機器との間で成される交信、および送信されてくる各種信号又がデータを受信を実行する機能を備えている。
又、図1において、符号1aはメディア通信装置1に対する動作指令および必要な情報を外部入力するユーザインタフェースを示す。又、符号14Kは通信制御部14の動作に必要なプログラムを含む各種情報を記憶した記憶部を示す。
また、通信制御部14には、前述した通信部11を介して通信先であるメディア通信装置2に向けて送信する必要なデータを生成するマルチメディアデータ生成部16が併設されている。
そして、この通信先とのデータ通信に先立って、ユーザインタフェース1aからの設定入力される各種動作指令に従い、前述した通信制御部14のダミーデータ送信制御機能14Aが作動して、通信先へのダミーデータの送信開始時を、上述したように前記通信先情報を含む入力情報の取得処理時、と特定し、ダミーデータ生成部15を駆動制御して、ダミーデータを通信先に送信し、これにより、通信回線を(データ損失やロスが回避された)円滑な状態で立ち上げるように設定している。
このため、上記構成のメディア通信装置1によると、通信先への確認メッセージの発信操作前に当該通信先へのダミーデータの送信が開始されることとなり、これがため、送信状態の安定を確立した後にデータ通信に切り換えることが可能となり、通信遅延がずれ込むという不都合を回避することが可能となる。
以下、これを更に詳細に説明する。
本実施形態における発信側のメディア通信装置1は、具体的には、図3に示すように、前記通信部11を介して他のメディア通信装置1との間で送受信した情報からシグナリング情報を取得し解析するシグナリング情報取得部12と、メディア通信装置1側におけるユーザの操作情報を取得し解析する操作情報取得部13と、前記通信制御部14からの指示に基づいてダミーデータを生成するダミーデータ生成部15と、同じく前記通信制御部14からの指示に基づいてマルチメディアデータを生成するマルチメディアデータ生成部16とを備えている。
ここで、上記通信制御部14は、前述したシグナリング情報取得部12および操作情報取得部13で取得した情報に基づいて、ダミーデータ生成部15とアプリデータ生成部16にデータ生成を指示するように構成されている。
この内、通信部11は、前述したように、通信先のメディア通信装置1やセッション制御サーバ(図示せず)などの装置との間で、データの送受信を行う。
そして、シグナリング情報取得部12は、通信部11で送受信するシグナリング情報を取得,解析し、マルチメディア通信に先立って行われるシグナリングを検出した際、およびマルチメディア通信開始時に行われるシグナリング(所定の制御信号)を検出した際には、これを通信制御部14へ通知する。
又、上記シグナリングについては、具体的には後述する実施例にて説明するが、回線接続前の一方から他方に向けて発信されるINVITEメッセージ、180Ringing信号、200 OK信号、或いは確認応答(ACK)等がこれに相当する。
これらの何れかが通信部11を介して受信された場合に、シグナリング情報取得部12を介して通信制御部14へ送り込まれるが、その何れかの信号の受信タイミングで、通信制御部14が稼働し、ダミーデータ生成部15へダミーデータの生成・送信開始を指示するように構成されている。
これらは、何れも、通信制御部14に併設された記憶部14Kに予め設定された動作指令情報によって特定され、これに基づいて通信制御部14が、何れか一つを特定しダミーデータの生成・送信開始を指示し実行するように構成されている。
更に、操作情報取得部13は、前記メディア通信装置1に対するユーザインタフェース1aを介して行われるユーザの操作入力情報を取得,解析し、マルチメディア通信に先立って行われるユーザ操作、およびマルチメディア通信開始時に行われるユーザ操作を検出した際には、これを通信制御部14へ通知する。
通信制御部14は、シグナリング情報取得部12又は操作情報取得部13からマルチメディア通信に先立つ処理(前述した前記通信先情報を含む入力情報の取得処理)が行われたことを通知されると、ダミーデータ生成部15へダミーデータの生成・送信開始を指示する。
この場合、通信先情報を含む入力情報の取得処理は、一つは、前述したユーザインタフェース1aを介して外部から操作入力される入力情報に基づいて実行される通信先選択処理の処理動作開始時であり、他の一つは、前述した入力情報に基づいて実行される通信先選択処理の処理動作が完了した時点であり、更に、他の一つは、通信先選択処理の処理動作中の任意の時点である。
これら通信先選択処理にかかる何れのタイミングをもって実行するかは、何れも、通信制御部14に併設された記憶部14Kに予め設定された動作指令情報によって特定され、これに基づいて通信制御部14が実行するように構成されている。具体的には、オペレータの指示(外部入力)によって決定されるようになっている。
一方、通信制御部14は、シグナリング情報取得部12又は操作情報取得部13からマルチメディア通信開始時の処理が行われたことを通知されると、ダミーデータ生成部15に対してダミーデータの送信終了を指示し、マルチメディアデータ生成部16に対してマルチメディアデータの生成・送信開始を指示する機能を備えている。
この場合、前述したダミーデータ生成部15は、通信制御部14から生成・送信開始指示を受けるとダミーデータの生成を開始し、生成したダミーデータは通信部11を介して通信先のメディア通信装置2へ送信する。また、又、通信制御部14から送信終了の指示があると、ダミーデータの生成と送信を停止する。
又、マルチメディアデータ生成部16は、前記データ通信用のコンテンツを収集しこれをマルチメディアデータとするマルチメディアデータ生成機能16Aを備えている。
そして、通信制御部14からマルチメディアデータの生成・送信開始指示を受けると、前記コンテンツを収集しこれを符号化、パケット化、ヘッダ付加等の通信可能な形式への変換処理を行い、通信部11を介して通信先へ送信する。これによりデータ通信が開始される。
ここで、マルチメディアデータとは、例えば、メディア通信装置1に接続されているスピーカー1bで録音した音声、同じくカメラ1cで撮影した映像、又、この音声と映像の組み合わせなどである。この場合、或いは、メディア通信装置1に接続されているストレージ装置1dに予め保存された音声や映像でもよい。
ここで、メディア通信装置2の構成内容を図4に示す。
この図4に示すメディア通信装置2も、図2に示すメディア通信装置1の各構成要素と同等に機能する、ユーザインタフェース2a、通信部21、シグナリング情報取得部22、操作情報取得部23、通信制御部24、記憶部24A、ダミーデータ生成部25、およびマルチメディアデータ生成部26を、備えている。
[動作説明]
次に、図5乃至図7のフローチャートを参照して、本実施形態におけるメディア通信装置1の動作を具体的に説明する。
最初に、メディア通信装置1の動作の概要を説明する。
まず、メディア通信装置1は、上述したように、通信部11で通信されるシグナリング情報を取得・解析するシグナリング情報取得部12と、ユーザの操作情報を取得・解析する操作情報取得部13とを備えている。
そして、シグナリング情報取得部12又は操作情報取得部13は、マルチメディア通信に先立って通信部11を介して行われるシグナリングの受信又はユーザインタフェース1aは入力操作を検出すると通信制御部14へ通知し、通信制御部14はダミーデータ生成部15に対してダミーデータの送信開始を指示する。
また、シグナリング情報取得部12又は操作情報取得部13は、マルチメディア通信開始を検出すると通信制御部14へ通知し、通信制御部14はダミーデータ生成部15へダミーデータの送信停止を指示し、マルチメディアデータ生成部16へマルチメディアデータの送信開始を指示する。
このため、上記実施形態では、マルチメディア通信に先んじて行われるシグナリング信号又は外部からの入力操作の検出後にダミーデータの送信を開始するため、送信するダミーデータ量を大幅に削減できることができ、前述したように、通信先への確認メッセージの発信操作前に当該通信先へのダミーデータの送信が開始されることとなり、これがため、送信状態の安定を確立した後にデータ通信に切り換えることが可能となり、通信遅延がずれ込むという不都合を回避することが可能となる。
以下、これを更に詳述する。
まず、通信部11で通信先との間でシグナリング情報の送受信が行われると、送受信された情報はシグナリング情報取得部12へ送り込まれる。
図5はシグナリング情報取得部12の動作を説明するフローチャートである。
シグナリング情報取得部12は、送受信部である通信部11を介して通信先からシグナリング情報を取得すると(図5:ステップS501)、そのシグナリング情報の内容を解析する(図5:ステップS502)。
解析の結果、マルチメディア通信に先立って行われるシグナリングであった場合(図5:ステップS502/イエス)、又はマルチメディア通信開始時に行われるシグナリングであった場合(図5:ステップS504/イエス)には、その旨を通信制御部14へ通知する(図5:ステップS505)。その他のシグナリングの場合(図5:ステップS504/ノー)には、通知を行わずに処理を終了する。
一方、メディア通信装置1のユーザインタフェース1Aでユーザによる入力操作が行われると、操作入力情報は操作情報取得部13へ送信される。
図6に、操作情報取得部13の動作説明用のフローチャートを示す。
ここで、操作情報取得部13は、操作入力情報を取得すると(図6:ステップS601)、その操作入力情報の内容を解析する(図6:ステップS602)。
この解析の結果、マルチメディア通信に先だって行われる操作であった場合(図6:ステップS602/イエス)又は、マルチメディア通信開始時に行われる操作入力情報であった場合(図6:ステップS604/イエス)には通信先を特定し(図6:ステップS604A):その内容を通信制御部14へ通知する(図6:ステップS605)。 その他の操作内容の場合(図6:ステップS604/ノー)には、通信制御部14への通知は行わずに、処理を終了する。
前述した通信制御部14は、具体的にはシグナリング情報取得部12又は操作情報取得部13からの通知の受信時に動作する。図7に、通信制御部14とダミーデータ生成部15とマルチメディアデータ生成部16の動作説明用のフローチャートを示す。
この通信制御部14は、通信部11から外部からの通知を受信すると(図7:ステップS701)、マルチメディア通信に先立って行われる処理の通知であるのか、マルチメディア通信開始時の処理の通知であるのかを判定する(図7:ステップS702)。
そして、マルチメディア通信に先立って行われる処理の通知であった場合(図7:ステップS702/イエス)、通信制御部14はダミーデータ生成部15に対してダミーデータの生成と送信の開始を指示する(図7:ステップS703)。
一方、マルチメディア通信開始時の処理の通知であった場合(図7:ステップS702/ノー)、通信制御部14は、ダミーデータ生成部15へダミーデータの生成と送信の停止を指示し(図7:ステップS704)、マルチメディアデータ生成部16に対してマルチメディアデータの生成と送信の開始を指示する(図7:ステップS705)。
送信したマルチメディアデータは通信先であるメディア通信装置2で再生される。
(実施形態の効果)
この図1乃至図7に示す上記実施形態では、シグナリング情報取得部12と操作情報取得部13において、マルチメディア通信に先立って行われる処理を検出し、この情報をもとにダミーデータの送信を開始することで、ダミーデータを送信する時間を削減できるため、ダミーデータ量を大幅に削減しつつ、通信開始時の遅延やロスなどの品質劣化を防止することができる。
又、上記構成のメディア通信装置1によると、通信先への確認メッセージの発信操作前に当該通信先へのダミーデータの送信が開始されることとなり、これがため、送信状態の安定を確立した後にデータ通信に切り換えることが可能となり、通信遅延がづれ込むという不都合を回避することが可能となる。
次に、上記実施形態の具体的な実施例を説明する。
まず、図8乃至図10に基づいて実施例(1)を説明する。
この実施例(1)は、前述した実施形態の実施例であり、図8にその構成図を示す。
この実施例(1)では、メディア通信装置1,2としてスマートフォン111,112が使用されている。各スマートフォン111,112の機能構成については、前述した実施形態におけるメディア通信装置1,2の各構成内容(図2,図3)と同一のものが、使用されている。
この内、通信部11,21は無線インタフェースとOSのプロトコルスタックの組み合わせで実現されている。又、シグナリング情報取得部12,22、操作情報取得部13,23、通信制御部14,24、ダミーデータ生成部15,25、マルチメディアデータ生成部16,26は、スマートフォン111,112が備えている各CPUで実行されるプログラムである。この各実行ログラムは、通信制御部14,24にそれぞれ併設された記憶部14K,24Kに、予め格納されている。
今、通信部11で通信があると、その内容はシグナリング情報取得部12へ送信される。また、ユーザがスマートフォン111を操作すると、その操作内容がユーザインタフェース1Aを介して操作情報取得部13へ送り込まれる。ここで、スマートフォン111,112は、ネットワーク10を介して接続されている。
ここで、スマートフォン111からスマートフォン112に対してIPネットワークを介した音声通話(VoIP:Voice Over IP )を行うことを想定する。
スマートフォン111を操作するユーザは、音声通信アプリを起動して、アドレス帳(図9(a)参照)からユーザBを選択し、この選択したユーザBの詳細情報を図示しない画面に図9(b)の如く表示する。
このとき、スマートフォン111の操作情報取得部13は、「ユーザBの選択」という操作を通信に先立ってなされた入力操作として、これを通信制御部14へ通知する。通知を受けた通信制御部14は、ダミーデータ生成部15に対してダミーデータの送信を指示し、ダミーデータ生成部15はユーザBの端末(通信先であるスマートフォン112/メディア通信装置2に相当)へ、ダミーデータの送信を開始する。
ダミーデータは、例えばペイロードがすべて0のデータであり、ビットレートは例えば音声パケットと同レートとしてもよい。また、ダミーデータではなく、この時点でマイク1Bから録音した音声を送信してもよい。ダミーデータではなく音声を送信することで、通話開始後、すぐに音声を相手に届けることが可能になる。
次に、スマートフォン111を操作するユーザがユーザBの詳細情報画面(図11(b)参照)で「発信」を選択したとする。このときのシーケンスを図10に示す。
ここでは、VOIPで一般的に使用されるSIP(Session Initiation Protocol )を使用して、スマートフォン111, 112間で直接通信する場合の例を示す。尚、SIP以外のH.323やHTTPなどを使用してもよい。
スマートフォン111で「発信」を選択すると、スマートフォン111からスマートフォン112へSIPのINVITEメッセージが送信される(図10(1))。スマートフォン112は、INVITEメッセージを受信すると、まず、呼び出し音を鳴らし、同時にスマートフォン111へ180 Ringing メッセージ(呼出中信号)を返す(図10(2))。
このとき、スマートフォン112では、シグナリング情報取得部22が、まず、INVITEメッセージの受信を、通信に先立って行われるシグナリングと判断し、通信制御部24へその旨、通知する。通知を受けた通信制御部24は、ダミーデータ生成部25へダミーデータの生成開始を指示し、ダミーデータ生成部25は、スマートフォン111へダミーデータの送信を開始する。
この場合、スマートフォン112では、最初に、ユーザが電話を取る操作を行うと、スマートフォン112からスマートフォン111へ 200 OK レスポンスが送信され(図10(3)参照)、それに対してスマートフォン111からスマートフォン112へ確認返信であるACK信号が返信され(図10(4)参照)、これによって音声通話が開始される。
このとき、スマートフォン112の操作情報取得部23では、ユーザが電話を取る操作を通信開始時に行われる設定操作と判断し、通信制御部24へ通知する。通知を受けた通信制御部24は、ダミーデータ生成部25へダミーデータの送信停止を指示し、マルチメディアデータ生成部16へ送信開始を指示する。
尚、この場合にあって、スマートフォン112では、電話を取る操作ではなく、シグナリング情報取得部22において200 OKレスポンスの送信又はスマートフォン111からのACKの受信を通話開始時に行われるシグナリングと判定し、通信制御部24へ通知してもよい。
一方、スマートフォン111では、通信部11がスマートフォン112から200 OKを受信すると、これを通信開始時に行われるシグナリングと判断して通信制御部14へ通知する。これを受けた通信制御部14は、ダミーデータ生成部15に対して直ちにダミーデータの送信停止を指示し、同時にマルチメディアデータ生成部16に対して、送信開始を指示する。
これにより、スマートフォン111, 112の各マルチメディアデータ生成部16,26は、マイクで録音した音声をエンコードし、データ通信にかかる通信情報として相手端末(スマートフォン112, 111)へ、それぞれ送信する。
このように、メディア通信装置1,2としてスマートフォン111,112を使用した場合でも、前述した実施形態の場合と同様に、前述した発明の目的を確実に達成することができ、同様の作用効果を得ることができる。
次に、前述した実施形態の第2実施例である実施例(2)について、図11乃至図12に基づいて説明する。
前述した実施例(1)は、二台のスマートフォン111,112が、SIPで直接通信する例を示した。これに対して、この実施例(2)では、セッション制御サーバ(SIPサーバ)を介して通信する場合の例を示す。
図11に示すように、本実施例(2)では、前述した実施例(1)の構成に加えて、セッション制御サーバ103がインターネットに接続されており、スマートフォン111と112とがセッション制御サーバ103に登録されている。
ここで、各スマートフォン111,112の機能構成については、前述した実施例(1)の場合と同様に、前述した実施形態における各構成内容(図2,図3)と同一のものが、使用されているものとする。
そして、通話に際しては、スマートフォン111とスマートフォン112とは、セッション制御サーバ103を介して接続処理が行われる。ここで、各スマートフォン111と112は、相手端末の識別子をuserB@sip-serverといったURI(Uniform Resource Identifier )形式で記憶しており、IPアドレスには記憶していない。セッション制御サーバは、URIとIPアドレスとの対応関係を記憶しており、この対応関係をもとにSIPメッセージの転送を行う。
まず、前述した実施例(1)の場合と同様に、スマートフォン111からスマートフォン112へ通話開始を想定する。
セッション制御サーバ103を介した場合のSIPシーケンスを図12に示す。
この図12において、まず、スマートフォン111からセッション制御サーバ103に対して制御信号であるINVITEメッセージが送信される(図12(1))。次に、セッション制御サーバ103は、このINVITEメッセージをスマートフォン112へ転送する(図11(2))と共に、スマートフォン111に対して100 Tryingを送信する(図12(3))。
前述した実施例(1)では、ここで、スマートフォン111が通信先端末に対してダミーデータの送信を開始したが、本実施例(2)では、スマートフォン111は通信先端末のIPアドレスを知らないため、ここでは送信しない。
スマートフォン112は、INVITEメッセージを受信すると、呼び出し音を鳴らすと同時にセッション制御サーバ193へ180 Ringing (呼出中信号)を返し(図11(4))、セッション制御サーバ103はこの180 Ringing をスマートフォン111へ転送する(図11(5))。
このとき、実施例(1)の場合と同様に、スマートフォン112のシグナリング情報取得部22は、INVITEメッセージの受信を、通信に先立って行われるシグナリングと判断し、通信制御部24へ通知する。
通知を受けた通信制御部24は、ダミーデータ生成部25へダミーデータの生成開始を指示し、ダミーデータ生成部25は、スマートフォン111へダミーデータの送信を開始する。スマートフォン112が受信したINVITEメッセージ(制御信号)には、スマートフォン111のIPアドレスが含まれているため、ダミーデータの送信が可能である。
スマートフォン111では、通信部11を介してスマートフォン112からのダミーデータを受信すると、シグナリング情報取得部12は通信に先立って行われるシグナリングと判断し、通信制御部14へ通知する。通信制御部14は、ダミーデータ生成部15に対してダミーデータの生成開始を指示し、スマートフォン112へのダミーデータの送信を開始する。このときのダミーデータの宛先IPアドレスは、受信したダミーデータの送信元アドレスとする。
スマートフォン112のユーザが電話を取る操作を行うと、スマートフォン112から111へセッション制御サーバ103を介して200 OK信号が送信され(図12(6)(7))、スマートフォン111から112へ確認応答であるACK が送信され(図12(8)(9))、音声通話が開始される。
このとき、実施例(1)の場合と同様に、スマートフォン112で電話を取る操作と、スマートフォン111での200 OK信号の受信を通話開始時の操作と判定し、ダミーデータの送信停止と、マルチメディアデータの送信開始が実行される。
このようにしても、前述した実施例(1)の場合と同様の作用効果を得ることができるほか、更に、通信先のスマートフォン112側からダミーデータの送信が行われることから、データ通信に近い時間帯でダミーデータの送受信が実行されることなり、このため、ダミーデータの送受信量を有効に抑制し得るばかりでなく、相互にダミーデータの送受信が安定状態で実行された後に、データ通信に切り換え得るので、データ通信を損失の少ない安定した状態で開始することができるという利点がある。
〔実施例2の変形例〕
ここで、上記実施例(2)の変形例を説明する。
前述した実施例(2)で、スマートフォン111は、180 Ringing 受信時(図11(5)参照)にはダミーデータの送信を行わなかったが、本実施例(2)の変形例では、この180 Ringing 受信時のタイミングでダミーデータの送信を開始する点に特徴を有する。
前述したように、180 Ringing 受信時には、通信先のIPアドレスが判明していない。 そこで、スマートフォン111は、セッション制御サーバ103など通信先以外の端末へダミーデータを送信する。通信先端末からのダミーデータ受信時にダミーデータの送信先を通信先端末に変更してもよい。
ダミーデータをセッション制御サーバ103などの通信先以外の端末へ送信する場合、送信するタイミングは180 Ringing 受信時だけでなく、音声通話やテレビ電話のアプリ起動時、ダイヤルパッドでのダイヤル開始時、実施例(1)と同様にアドレス帳でのユーザ選択時、通話ボタンクリック時などのタイミングでもよい。
そして、実施例(2)のように、通信先端末(スマートフォン112)からのダミーデータをトリガとした場合、スマートフォン111がNAT(Network Address Translation )ルータ配下にいる場合、或いは間にファイアウォールが存在する場合に、通信先端末(スマートフォン112)からのダミーデータが到着しないことがある。
このような場合にダミーデータを送信するためには、本実施例(2)の変形例の方式によると、ダミーデータの送信が可能になる。
モバイル通信キャリアのパケット通信ネットワークにおける帯域割り当ては、端末ごとに行われ、宛先ごとではない場合が多い。そのため、本実施例(2)の変形例の方式でも同様の効果が得られることが多い。
この実施例3も前述した実施の形態の実施例である。図13乃至図15に本実施例(3)の構成内容を示す。
本実施例(3)においては、メディア通信装置1としてサーバ装置113を使用し、メディア通信装置2としてスマートフォン114使用している。又、この実施例(3)は、サーバ装置113からスマートフォン114へ一方向の動画配信を行う場合の実施例を示す。
ここで、サーバ装置113およびスマートフォン114の各機能構成については、それぞれ図14,図15に示すように、前述した実施例(1)の場合と同様の構成内容(図2,図3)を備えたものが、それぞれ使用されている。
この場合、サーバ装置113の通信部31は、LAN インタフェースとOSのプロトコルスタックの組み合わせで実現され、インターネットに接続されている。また、シグナリング情報取得部32、通信制御部34、ダミーデータ生成部35、マルチメディアデータ生成部36はサーバ装置113のCPUで実行されるプログラムである。
又、操作情報取得部33については、サーバ装置113の操作に応じた動作は行わないため、本実施例(3)ではその機能を無効にしておく。
これに対して、受信側のスマートフォン114は実施例(1)(2)および変形例のスマートフォン111,112の場合と同一構成のものが使用されている。
次に、本実施例(3)の動作を説明する。
この実施例(3)では、サーバ装置113からスマートフォン114へ動画を配信することを想定する。
受信側であるスマートフォン114を操作するユーザは、まず、スマートフォン114に搭載されたWeb ブラウザ又は動画視聴アプリを開いてサーバ装置113にアクセスし、コンテンツリストを取得する。
次に、コンテンツリストの中から興味のあるコンテンツを選択し、詳細な説明画面を開く。このとき、スマートフォン114側では、操作情報取得部43が、サーバ装置113に対するアクセス(操作)を、通信に先立って行われる操作として取り扱い、通信制御部44へ通知する。通知を受けた通知制御部44は、ダミーデータ生成部45に対して、ダミーデータの送信要求の発信を指示する。これにより、ダミーデータ生成部45は、サーバ装置113に対し、通信部41を介してダミーデータの送信要求を送る。
このダミーデータの送信要求を受信したサーバ装置113は、シグナリング情報取得部32で、この要求を通信に先立って行われるシグナリングであると判定し、通信制御部34に通知する。通信制御部34は、ダミーデータ生成部35に対してダミーデータの生成及び送信開始を指示する。これにより、サーバ装置113は、通信部31を介してスマートフォン114に対し、ダミーデータの送信を開始する。
次に、スマートフォン114を操作するユーザが再生開始を選択すると、操作情報取得部43は通信開始時に行われる操作と判定し、通信制御部44へ通知する。通知を受けた通信制御部44は、ダミーデータ生成部45へダミーデータの停止を要求し、ダミーデータ生成部45からサーバ装置113に対してダミーデータの停止要求を送る。
同時に、通信制御部44は、マルチメディアデータ生成部46へマルチメディアデータ(動画)の送信開始要請の発信を指示し、これにより、マルチメディアデータ送信部46から通信部41を介してサーバ装置113へ、動画の配信開始要求が送信される。
サーバ装置113は、ダミーデータの停止要求と動画の配信開始要求を受信すると、シグナリング情報取得部32でこれらを通信開始時に行われるシグナリングと判定し、ダミーデータを停止して動画データの送信を開始する。
本実施例(3)では、サーバ装置113からスマートフォン114への一方向の動画配信を行うため、ダミーデータも一方向のみ送信する。ここで、スマートフォン114は、サーバ装置113へはダミーデータを送信しないため、通信量のより一層の削減が可能であり、同時に、スマートフォン114は、損失の少ない状態でサーバ装置113から動画配信を受けることが可能と成る。
上述した実施形態及び各実施例1〜3については、その新規な技術内容の要点をまとめると、以下の付記のようになる。尚、下記に示す技術内容の要点については、本発明をこれに限定するものではない。
〔付記1〕
ネットワークを介してデータ通信を行う通信部と、この通信部の動作を制御すると共に外部からの入力に基づいて通信先を特定する通信制御部とを備えたメディア通信装置であって、
前記通信制御部に、前記データ通信に先立って前記通信部を介して通信先へ発信される前記データ通信時の正規にデータとは異なる第二のデータを生成し出力するダミーデータ生成部を併設し、
前記通信制御部が、前記通信先への第二のデータの送信開始時を、外部入力される前記通信先情報を含む入力情報の取得処理時に設定する第二のデータ送信制御機能を備えていることを特徴としたメディア通信装置。
〔付記2〕
付記1に記載のメディア通信装置において、
前記入力情報は、当該メディア通信装置に予め装備されたユーザインタフェースを介して外部操作により入力される入力情報であり、
この入力情報に基づいて処理される最初の入力処理は、前記通信先の選択特定処理であることを特徴とするメディア通信装置。
〔付記3〕
付記2に記載のメディア通信装置において、
前記通信制御部は、前記入力情報の取得処理時に成される前記第二のデータの生成/送信時を、前記入力情報に基づいて成される通信先選択処理の処理動作開始時に設定したことを特徴とするメディア通信装置。
〔付記4〕
付記2に記載のメディア通信装置において、
前記通信制御部は、前記入力情報の入力処理時になされる前記第二のデータの生成/送信時を、前記入力情報に基づいて成される通信先選択処理の処理動作完了時である通信先特定時に設定したことを特徴とするメディア通信装置。
〔付記5〕
付記1に記載のメディア通信装置において、
前記入力情報は、前記通信部を介して他のメディア通信装置からデータ通信前に入力される入力情報であることを特徴としたメディア通信装置。
〔付記6〕
付記5に記載のメディア通信装置において、
前記通信制御部は、前記通信部が他のメディア通信装置から送られてくる第二のデータを受信した場合に、当該第二のデータの受信時を自機における前記第二のデータの生成/送信時として設定することを特徴としたメディア通信装置。
〔付記7〕
付記5に記載のメディア通信装置において、
前記通信制御部は、前記通信部が他のメディア通信装置からの呼び出し指令にかかる制御信号を受信した場合に、外部入力である当該制御信号の受信時を、前記第二のデータの生成/送信時として設定することを特徴としたメディア通信装置。
〔付記8〕
付記5に記載のメディア通信装置において、
前記通信制御部は、前記通信部が他のメディア通信装置へ送った呼び出し指令に対する応答にかかる制御信号を受信した場合に、外部入力である当該制御信号の受信時を、前記第二のデータの生成/送信時として設定することを特徴としたメディア通信装置。
〔付記9〕
付記5に記載のメディア通信装置において、
前記メディア通信装置を同等の構成及び機能を備えたサーバ装置で構成すると共に、前記通信制御部は、情報送信先である前記他のメディア通信装置から前記通信部を介して第二のデータの送信要求が送られてきた場合に、当該第二のデータ送信要求の受信時を、前記第二のデータの生成/送信時として設定することを特徴としたメディア通信装置。
〔付記10〕
付記1乃至8の何れか一つに記載のメディア通信装置において、
前記通信先へ送信する第二のデータを、予め収集された音声データで構成したことを特徴とするメディア通信装置。
〔付記11〕
付記1乃至8の何れか一つに記載のメディア通信装置において、
前記通信制御部に、前記データ通信用のコンテンツを収集し当該収集したコンテンツをマルチメディアデータとするマルチメディアデータ生成機能を備えたマルチメディアデータ生成部を併設すると共に、
前記通信制御部は、前記マルチメディアデータ生成部に対する動作指令が前記ユーザインタフェースを介して入力された場合に、当該動作指令の入力時に、前記ダミーデータ生成部に対する第2のデータの生成/送信の停止を指令すると共に、前記マルチメディアデータ生成部に対して前記マルチメディアデータの生成/送信を指令する機能を備えていることを特徴としたメディア通信装置。
〔付記12〕
ネットワークを介して相互にデータ通信を行う複数のメディア通信装置を備えたメディア通信システムであって、
前記各メディア通信装置が、前記付記1乃至8の何れか一つに記載のメディア通信装置により構成されていることを特徴としたメディア通信システム。
本発明の活用例として、IPネットワークを介した音声通話、ビデオ会議、映像配信サービス、ファイルダウンロードなどに利用できる。
1,1A,2 メディア通信装置
1a,2a,113a,114a ユーザインタフェース
11,21,31,41 通信部
14,24,34,44 通信制御部
14A,24A,34A,44A ダミーデータ送信制御機能(第2のデータ送信制御機能)
14K,24K,34K,44K 記憶部
15,25,35,45 ダミーデータ生成部
16,26,36,46 マルチメディアデータ生成部
16A,26A マルチメディアデータ生成機能

Claims (8)

  1. ネットワークを介してデータ通信を行う通信部と、この通信部の動作を制御すると共に外部からの入力に基づいて通信先を特定する通信制御部とを備えたメディア通信装置であって、
    前記通信制御部に、前記データ通信に先立って前記通信部を介して通信先へ発信される前記データ通信時の正規のデータとは異なる第二のデータを生成し出力するダミーデータ生成部を併設し、
    前記通信制御部が、前記通信先への第二のデータの送信開始時を、外部入力される前記通信先情報を含む入力情報の取得処理時に設定する第二のデータ送信制御機能を備えており、
    前記入力情報は、当該メディア通信装置に予め装備されたユーザインタフェースを介して外部操作により入力される入力情報とし、
    この入力情報に基づいて処理される最初の入力処理は、前記通信先の選択特定処理であり、
    前記通信制御部は、前記入力情報の取得処理時に成される前記第二のデータの生成/送信時を、前記入力情報に基づいて成される通信先選択処理の処理動作開始時に設定したことを特徴とするメディア通信装置
  2. 請求項に記載のメディア通信装置において、
    前記通信制御部は、前記入力情報の入力処理時になされる前記第二のデータの生成/送信時を、前記入力情報に基づいて成される通信先選択処理の処理動作開始時に代えて、当該処理動作完了時である通信先特定時に設定したことを特徴とするメディア通信装置。
  3. 請求項1に記載のメディア通信装置において、
    前記入力情報は、前記通信部を介して他のメディア通信装置からデータ通信前に入力される入力情報であることを特徴としたメディア通信装置。
  4. 請求項に記載のメディア通信装置において、
    前記通信制御部は、前記通信部が他のメディア通信装置から送られてくる第二のデータを受信した場合に、当該第二のデータの受信時を自機における前記第二のデータの生成/送信時として設定することを特徴としたメディア通信装置。
  5. 請求項に記載のメディア通信装置において、
    前記通信制御部は、前記通信部が他のメディア通信装置へ送った呼び出し指令に対する応答にかかる制御信号を受信した場合に、外部入力である当該制御信号の受信時を、前記第二のデータの生成/送信時として設定することを特徴としたメディア通信装置。
  6. 請求項に記載のメディア通信装置において、
    前記メディア通信装置を同等の構成及び機能を備えたサーバ装置で構成すると共に、前記通信制御部は、情報送信先である前記他のメディア通信装置から前記通信部を介して前記第二のデータの送信要求が送られてきた場合に、当該第二のデータ送信要求の受信時を、前記第二のデータの生成/送信時として設定することを特徴としたメディア通信装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載のメディア通信装置において、
    前記通信制御部に、前記データ通信用のコンテンツを収集し当該収集したコンテンツをマルチメディアデータとするマルチメディアデータ生成機能を備えたマルチメディアデータ生成部を併設すると共に、
    前記通信制御部は、前記マルチメディアデータ生成部に対する動作指令が前記ユーザインタフェースを介して入力された場合に、当該動作指令の入力時に、前記ダミーデータ生成部に対する第2のデータの生成/送信の停止を指令すると共に、前記マルチメディアデータ生成部に対して前記マルチメディアデータの生成/送信を指令する機能を備えている
    ことを特徴としたメディア通信装置。
  8. ネットワークを介して相互にデータ通信を行う複数のメディア通信装置を備えたメディア通信システムであって、
    前記各メディア通信装置を、前記請求項1乃至6の何れか一つに記載のメディア通信装置をもって構成したことを特徴とするメディア通信システム。
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