JP2019047208A - 半導体回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】何らかの要因で同期が外れても、迅速に再同期化を行ってデータ伝送の信頼性を向上させる。【解決手段】半導体回路は、同期化された第1クロック信号がそれぞれ入力される複数の送信回路を備える。複数の送信回路のそれぞれは、同期化されていない第2クロック信号を分周して生成され、かつ第1クロック信号に同期化した第3クロック信号を出力する分周回路と、第1クロック信号と第3クロック信号との位相を比較する位相比較器と、位相比較器にて位相がずれていることが検出されると、所定期間の間、第1信号を第1論理レベルに設定するリセット信号生成器と、を備える。分周回路は、第1信号が第1論理レベルの間はリセット状態になり、その後に第1信号が第1論理レベルから第2論理レベルに変化するとリセット状態が解除されて、再び第1クロック信号に同期化した第3クロック信号を生成し直す。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、半導体回路に関する。
2つの回路間での信号伝送インタフェースの一つに、PCI Express(以下、PCIe)と呼ばれるものがある。PCIeは、いくつかの世代にわたって進化しており、世代が進むに従って、伝送速度が高くなっている。伝送速度を高くするには、微細化プロセスが必要となり、ソフトエラーが起こりやすくなる。
PCIeは、本来的にはシリアルデータ伝送を行う信号伝送インタフェースであるが、複数のシリアルデータを束ねたパラレルデータを同期化させて伝送することも可能である。第4世代であるPCIe Gen4では、PCIeの各シリアルデータごとに分周回路を設けて、各分周回路を同期化させることで、パラレルデータを伝送できるようにしている。
しかしながら、ソフトエラー等の想定しえない何らかの要因で一部のシリアルデータの分周回路の同期が外れるおそれがある。同期が外れてしまうと、PCIeの規格に定める仕様でのパラレルデータ伝送が行えなくなる。
本発明が解決しようとする課題は、何らかの要因で同期が外れても、迅速に再同期化を行ってデータ伝送の信頼性を向上可能な半導体回路を提供するものである。
本実施形態によれば、同期化された第1クロック信号がそれぞれ入力される複数の送信回路を備える半導体回路が提供される。複数の送信回路のそれぞれは、同期化されていない第2クロック信号を分周して生成され、かつ第1クロック信号に同期化した第3クロック信号を出力する分周回路と、第1クロック信号と第3クロック信号との位相を比較する位相比較器と、位相比較器にて位相がずれていることが検出されると、所定期間の間、第1信号を第1論理レベルに設定するリセット信号生成器と、を備える。分周回路は、第1信号が第1論理レベルの間はリセット状態になり、その後に第1信号が第1論理レベルから第2論理レベルに変化するとリセット状態が解除されて、再び第1クロック信号に同期化した第3クロック信号を生成し直す。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。なお、本件明細書と添付図面においては、理解のしやすさと図示の便宜上、一部の構成部分を省略、変更または簡易化して説明および図示しているが、同様の機能を期待し得る程度の技術内容も、本実施の形態に含めて解釈することとする。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態による半導体回路1の概略構成を示すブロック図である。図1の半導体回路1は、PCIeのシリアルインタフェース機能を備えている。図1の半導体回路1は、複数の送信回路(TX)2を備えている。図1では、4つの送信回路2を図示しているが、送信回路2の数には特に制限はない。図1の各送信回路2は、レーンとも呼ばれ、必要に応じて、1個、2個、4個、8個、16個などの単位で同期化させてパラレルデータを伝送することができる。複数の送信回路2にてパラレルデータを伝送する場合、各送信回路2から出力されるシリアルデータを同期化する必要がある。このため、本実施形態では、各送信回路2に分周回路3を設けて、各分周回路3で生成される分周クロック信号(第3クロック信号)を同期化している。
図1は第1の実施形態による半導体回路1の概略構成を示すブロック図である。図1の半導体回路1は、PCIeのシリアルインタフェース機能を備えている。図1の半導体回路1は、複数の送信回路(TX)2を備えている。図1では、4つの送信回路2を図示しているが、送信回路2の数には特に制限はない。図1の各送信回路2は、レーンとも呼ばれ、必要に応じて、1個、2個、4個、8個、16個などの単位で同期化させてパラレルデータを伝送することができる。複数の送信回路2にてパラレルデータを伝送する場合、各送信回路2から出力されるシリアルデータを同期化する必要がある。このため、本実施形態では、各送信回路2に分周回路3を設けて、各分周回路3で生成される分周クロック信号(第3クロック信号)を同期化している。
なお、一つの分周回路3で生成された分周信号を複数の送信回路2に分配することも考えられるが、例えば、2個の送信回路2で第1のパラレルデータを伝送し、別の2個の送信回路2で第2のパラレルデータを伝送する場合、第1のパラレルデータ用の分周クロック信号と第2のパラレルデータ用の分周クロック信号とは必ずしも同期化している必要はない。そこで、本実施形態では、各送信回路2ごとに個別に分周回路を設けて、必要に応じて、任意の数のレーンの分周回路を同期化させることができるようにしている。
図1では、送信回路2の構成のみを図示しているが、双方向の信号伝送を行う場合には、受信回路を設ける必要がある。この他、図1の半導体回路1には、送信回路2以外の種々の回路が実装されていてもよい。
図1の各送信回路2には、同期化された同期基準クロック信号(第1クロック信号)と、同じく同期化された同期リセット信号(第2信号)とが入力される。同期基準クロック信号と同期リセット信号は、例えば不図示のコントローラから供給される。なお、同期基準クロック信号の生成元と、同期リセット信号の生成元とは異なっていてもよい。この他、各送信回路2には、PLL回路8で生成された高速クロック信号(第2クロック信号)が入力される。この高速クロック信号は、一つのPLL回路8で生成される場合と、各送信回路2ごとに個別にPLL回路8を設けて、これらPLL回路8を同期化させる場合とがある。高速クロック信号は、同期基準クロック信号及び同期リセット信号とは非同期である。
図1の各送信回路2は、分周回路3と、位相比較器4と、リセット信号生成器5と、パラレル−シリアル変換器(P/S)6とを備えている。複数の送信回路2のそれぞれが有する分周回路3は、高速クロック信号を用いて、同期化した分周クロック信号を生成する。複数の送信回路2の分周クロック信号を同期化することで、複数の送信回路2から出力されたシリアルデータを束ねたパラレルデータを伝送することができる。
分周回路3は、高速クロック信号を分周することにより、同期基準クロック信号に同期化した分周クロック信号を生成する。分周回路3は、分周比の異なる複数の分周クロック信号を生成してもよい。あるいは、分周回路3に対して分周比を指定する信号を入力し、その信号に応じた分周比の分周クロック信号を分周回路3から出力してもよい。
位相比較器4は、同期基準クロック信号と分周クロック信号との位相を比較する。より具体的には、位相比較器4は、同期基準クロック信号と分周クロック信号との位相差が予め定めた値か否かを示す信号を出力する。位相比較器4から出力される信号の論理レベルにより、同期基準クロック信号と分周クロック信号との位相がずれているか否かを検出することができる。
リセット信号生成器5は、位相比較器4にて位相がずれていることが検出されると、所定期間の間、リセット信号(第1信号)を第1論理レベル(例えばロウレベル)に設定する。このリセット信号は、分周回路3と位相比較器4をリセット状態にするために用いられる。より詳細には、リセット信号が第1論理レベルの間、分周回路3と位相比較器4はリセット状態になる。分周回路3と位相比較器4は、リセット状態の間は、それぞれの出力値が固定の論理レベルになる。
リセット信号生成器5にはリセット端子が設けられており、このリセット端子には、ANDゲート7の出力信号が入力される。ANDゲート7は、同期リセット信号と位相比較器4の出力信号との論理積を演算する。ANDゲート7の出力信号が例えばロウであれば、リセット信号生成器5はリセット状態になり、リセット信号生成器5から出力されるリセット信号は第1論理レベルになる。ANDゲート7の出力信号がロウになるのは、同期リセット信号がロウレベルの場合と、位相比較器4の出力信号がロウレベルの場合との少なくとも一方のときである。位相比較器4の出力信号がロウレベルになるのは、同期基準クロック信号と分周クロック信号との位相がずれているときである。
分周回路3は、リセット信号生成器5から出力されるリセット信号が第1論理レベルの間はリセット状態になり、その後にリセット信号が第1論理レベルから第2論理レベルに変化すると、リセットが解除されて、再び同期基準クロック信号に同期化した分周クロック信号を生成し直す。
分周回路3で生成された分周クロック信号は、例えばP/S6に入力されて、パラレルデータをシリアルデータに変換する処理に用いられる。P/S6は、分周クロック信号に同期させて、パラレルデータをシリアルデータに変換する。
なお、半導体回路1内にP/S6を設けることは必須ではなく、分周回路3で生成された分周クロック信号は、P/S6以外の種々の回路部品で用いてもよい。
図2はP/S6の内部構成を示す回路図である。図2のP/S6は、複数のF/F11と、これらF/F11のデータ入力端子に接続された複数のマルチプレクサ12とを有する。複数のマルチプレクサ12は、分周クロック信号の論理に応じて、前段のF/F11の出力、または外部からのパラレルデータを選択する。各F/F11は、高速クロック信号に同期して、各F/F11のデータ入力端子のデータを取り込む。例えば、分周クロック信号がハイのときに各マルチプレクサ12はパラレルデータを選択し、その後、高速クロック信号に同期して、選択されたパラレルデータがシリアル変換されて順次出力される。なお、P/S6の内部構成は、必ずしも図2に示したものに限定されない。
図3は図1の各送信回路2の動作タイミング図である。図3の時刻t3〜t5と時刻t9以降は同期基準クロック信号と分周クロック信号の同期が取れている例を示し、時刻t6〜t7は同期基準クロック信号と分周クロック信号の同期が外れている例を示している。
時刻t1までは同期リセット信号がロウであり、リセット信号生成器5は所定期間の間(t1〜t2)、リセット信号を第1論理レベル(ロウレベル)に設定する。これにより、分周回路3と位相比較器4はリセット状態になる。
時刻t2になると、リセット信号生成器5はリセット信号を第2論理レベル(ハイレベル)にする。これにより、分周回路3のリセット状態が解除される。分周回路3は、その後の時刻t3で同期基準クロック信号がハイからロウに変化するタイミングに同期させて、ハイのパルスからなる分周クロック信号を生成する(時刻t3〜t4)。以後、分周回路3は、再度リセット状態になるまでの間、所定の周波数の分周クロック信号を生成する。分周クロック信号は、複数の送信回路3で同期している。
位相比較器4は、同期基準クロック信号がハイかつ分周クロック信号がロウの場合と、同期基準クロック信号がロウかつ同期基準クロック信号がハイかロウの場合には、同期基準クロック信号と分周クロック信号の位相が合っていると判断する。一方、位相比較器4は、同期基準クロック信号がハイかつ分周クロック信号がロウのときに、同期基準クロック信号と分周クロック信号の位相がずれていると判断する。
時刻t3〜t5までは、位相比較器4は、同期基準クロック信号と分周クロック信号の位相が合っていると判断して、例えばハイレベルの信号を出力する。一方、時刻t6〜t7では、同期基準クロック信号がハイかつ分周クロック信号がロウになるため、位相比較器4の出力はロウレベルになる。
位相比較器4の出力がロウレベルになると、図1のANDゲート7の出力がロウレベルになり、リセット信号生成器5が出力するリセット信号は第1論理レベルになる(時刻t6)。これにより、分周回路3は再びリセット状態になる。分周回路3は、リセット状態になると、分周信号をロウレベルにする。その後、時刻t8になると、リセット信号生成器5はリセット信号を第2論理レベル(ハイレベル)にし、分周回路3はリセット状態を解除する。その後、分周回路3は、時刻t10で同期基準クロック信号がハイからロウに変化するタイミングに同期させて、ハイのパルスからなる分周クロック信号を出力する(時刻t9〜t10)。時刻t9以降は、同期リセット信号が入力されるか、あるいは位相比較器4の出力がロウになるまでは、分周回路3は一定の周波数の分周クロック信号を生成する。
このように、分周回路3は、いったんリセット状態になってからリセット状態が解除されると、再び基準クロックに同期させて分周クロック信号を生成することができる。
上述したリセット信号生成器5、分周回路3および位相比較器4の内部構成は特に問わない。リセット信号生成器5、分周回路3及び位相比較器4は、フリップフロップと論理ゲート回路などを任意に組み合わせることで構成可能であり、必要に応じて分周クロック信号の周波数や位相を調整すればよい。
このように、本実施形態では、位相比較器4にて分周クロック信号の同期外れを監視し、同期外れが生じたことがわかった場合は、分周回路3をいったんリセット状態にした後、次の同期基準クロック信号の例えば立ち下がりエッジに同期させて分周クロック信号を生成するため、分周クロック信号の同期外れが生じても、迅速に同期を取り戻すことができ、信号伝送を途中で中断しなくて済むことから、データ伝送の信頼性を向上できる。
本実施形態によれば、複数の送信回路2のそれぞれが個別に分周回路3を備えて分周クロック信号を生成する際、分周クロック信号の同期外れを自動的に検出して再同期を実現する自己同期回復機能を有するため、PCIeの複数レーンを安定して同期化させることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、所定のタイミングのみで自己同期機能を有効にするものである。
第2の実施形態は、所定のタイミングのみで自己同期機能を有効にするものである。
図4は第2の実施形態による半導体回路1の概略構成を示すブロック図である。図4の半導体回路1は、図1の半導体回路1にANDゲート(リセット解除制御部)9を追加したものである。また、図4の半導体回路1には、コントローラ10から自己同期制御信号が入力される。ANDゲート9は、リセット信号生成器5から出力されたリセット信号と自己同期制御信号との論理積を演算する。ANDゲート9の出力信号が例えばロウレベルのときに位相比較器4はリセット状態となり、ANDゲート9の出力信号が例えばハイレベルのときに位相比較器4は同期基準クロック信号と分周クロック信号の位相を比較する。
自己同期制御信号は、所定の期間だけ位相比較器4のリセットを解除する信号である。より具体的には、データ転送を開始するタイミングに合わせて所定期間だけ、自己同期制御信号は所定の論理(例えばハイ)レベルになって、位相比較器4のリセットを解除する。より具体的には、自己同期制御信号は、データ転送を開始してから所定期間だけ所定の論理になってもよいし、データ転送を開始する直前から直後にかけての所定期間だけ所定の論理になってもよい。
自己同期制御信号が所定の論理の間は、位相比較器4のリセットが解除される。よって、複数の送信回路2は、第1の実施形態と同様に、分周信号の同期が外れても、その同期を回復する自己同期回復機能を備えている。
本実施形態において、自己同期制御信号で位相比較器4のリセットを制御する理由は、分周クロック信号の同期が外れやすくなるのは、電源電圧の投入直後や、データ伝送の停止状態からデータ伝送を行う状態に移行した直後であり、データ伝送が順調に行われるようになると、分周クロック信号の同期外れはほとんど起きないためである。そこで、本実施形態では、電源電圧の投入直後や、データ伝送の停止状態からデータ伝送を行う状態に移行した直後のみに自己同期回復機能を有効化させるべく、自己同期制御信号を半導体回路1に入力する。これにより、消費電力の削減を図ることができる。自己同期回復機能を有効化させない期間内は、位相比較器4の出力信号は固定の論理レベルになるため、分周回路3は継続して分周クロック信号の生成を行うことになり、位相比較器4での電力消費を抑制できる。
コントローラ10には、POWERDOWN信号が入力されている。このPOWERDOWN信号は、データ伝送モード(第1モード)P0かデータ伝送停止モード(第2モード)P1かを示す信号である。コントローラ10は、データ伝送停止モードP1からデータ伝送モードP0に遷移してから所定時間が経過したか否かを計測し、所定時間が経過するまでは自己同期制御信号を例えばハイにし、所定時間が経過した後は例えばロウにする。
ANDゲート9の出力は、リセット信号生成器5から出力されたリセット信号がハイで、かつ自己同期制御信号がハイのときのみハイになる。位相比較器4は、ANDゲート9の出力がハイのときのみ、位相比較動作を行う。
図5は第2の実施形態による半導体回路1の動作タイミング図である。自己同期制御信号は、データ伝送停止モードP1からデータ伝送モードP0に遷移したタイミング(時刻t11)に同期させて、所定期間だけ(時刻t12まで)例えばハイになる。自動同期制御信号の論理を切り替える条件は、データ伝送を行うか否かの条件であってもよい。このように、自己同期制御信号の論理によって、上述した自己同期回復機能を有効化させるか否かを切り替えることができるため、例えば、温度センサ等の環境センサのセンシング情報に基づいて、自己同期制御信号の論理を切り替えてもよい。例えば、温度がある閾値を超えた場合や、電源電圧がある閾値以下になった場合に、自己同期回復機能を有効化してもよい。
このように、第2の実施形態では、分周クロック信号の同期外れが起きやすい期間内のみ、位相比較器4にて分周クロック信号の同期外れを監視し、同期外れが起きると、分周回路3をいったんリセットさせてから、分周クロック信号の再同期処理を行う。これにより、位相比較器4を動作させる期間を短縮でき、消費電力を削減できる。
上述した第1及び第2の実施形態では、PCIeの送信回路2を例に取って説明したが、図1と図4の半導体回路1は、PCIe以外の種々の伝送インタフェースにも適用可能である。また、上述した各実施形態では、送信回路2内の分周回路3の自己同期回復機能について説明したが、送信回路2以外の種々の回路内の分周回路3の自己同期回復機能にも適用可能である。
また、上述した第1及び第2の実施形態に係る半導体回路1は、一つまたは複数の半導体チップ内に実装される。この半導体チップには、第1及び第2の実施形態に係る半導体回路1以外の種々の回路が実装されていてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 半導体回路、2 送信回路、3 分周回路、4 位相比較器、5 リセット信号生成器、6 パラレル−シリアル変換器、7 ANDゲート、8 PLL回路、9 ANDゲート、10 コントローラ、11 F/F、12 マルチプレクサ
Claims (6)
- 同期化された第1クロック信号がそれぞれ入力される複数の送信回路を備え、
前記複数の送信回路のそれぞれは、
同期化されていない第2クロック信号を分周して生成され、かつ前記第1クロック信号に同期化した第3クロック信号を出力する分周回路と、
前記第1クロック信号と前記第3クロック信号との位相を比較する位相比較器と、
前記位相比較器にて位相がずれていることが検出されると、所定期間の間、第1信号を第1論理レベルに設定するリセット信号生成器と、を備え、
前記分周回路は、前記第1信号が前記第1論理レベルの間はリセット状態になり、その後に前記第1信号が前記第1論理レベルから第2論理レベルに変化するとリセット状態が解除されて、再び前記第1クロック信号に同期化した前記第3クロック信号を生成し直す、半導体回路。 - 前記分周回路は、前記第1信号が前記第1論理レベルから前記第2論理レベルに変化するたびに、前記第1クロック信号に同期化した前記第3クロック信号を生成し直す、請求項1に記載の半導体回路。
- 前記位相比較器は、前記第1信号が前記第1論理レベルになると、リセット状態に設定される、請求項1または2に記載の半導体回路。
- 前記複数の送信回路のそれぞれには、同期化された第2信号が入力され、
前記リセット信号生成器は、前記第2信号が所定の論理レベルである場合と、前記位相比較器にて位相がずれていることがわかった場合との少なくとも一方において、前記第1信号を前記第1論理レベルに設定する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の半導体回路。 - 前記複数の送信回路のそれぞれは、データ転送を行う第1モードと、データ転送を停止する第2モードを有し、
前記第2モードから前記第1モードに遷移する際の所定期間だけ前記位相比較器のリセット状態を解除するリセット解除制御部を備える、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導体回路。 - 前記リセット解除制御部は、前記第1信号と、前記第2モードから前記第1モードに遷移する際の所定期間だけ所定の論理になる自己復帰制御信号と、に基づいて、前記位相比較器をリセット状態にするか否かを制御する、請求項5に記載の半導体回路。
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