JP3815482B2 - データ転送制御装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、データ転送制御装置及び電子機器に関する。
近年、EMIノイズの低減などを目的としたインターフェースとしてLVDS(Low Voltage Differential Signaling)などの高速シリアル転送インターフェースが脚光を浴びている。この高速シリアル転送インターフェースでは、トランスミッタ回路がシリアル化されたデータを差動信号(diffrential signals)により送信し、レシーバ回路が差動信号を差動増幅することでデータ転送を実現する。
さて、一般的な携帯電話は、電話番号入力や文字入力のためのボタンが設けられる第1の機器部分と、メインLCD(Liquid Crystal Display)やサブLCDやカメラが設けられる第2の機器部分と、第1、第2の機器部分を接続するヒンジなどの接続部分により構成される。この場合に、第1の機器部分に設けられる第1の基板と、第2の機器部分に設けられる第2の基板との間のデータ転送を、シリアル信号線を用いたシリアル転送により行えば、接続部分を通る配線の本数を減らすことができ、好都合である。従って、このような接続部分での効率的なシリアル転送を実現できる高速シリアルインターフェースの出現が望まれている。
ところで、このような高速シリアルインターフェースでは、バス上でデータが転送されていない状態であるアイドル状態が定義される。そして高速シリアルインターフェースの1つであるIEEE1394などでは、複数のノード間でバスの占有権の調停が行われ、調停に勝ったノードがバスを占有する。従ってバスの占有権を失ったノードは、バスを解放するため、アイドル期間にシリアル信号線を駆動することはない。
一方、パーソナルコンピュータ用の高速シリアルインターフェースとして注目されているPCI Expressでは、アイドル期間ではアイドルコードがシリアル信号線に出力される。しかしながら、アイドル期間にアイドルコードを出力する手法では、データ転送制御装置のエンコード回路(コード生成回路)やデコード回路(コード検出回路)がアイドル期間においても動作しなければならない。この点、PCI Expressが対象とするパーソナルコンピュータでは、省電力がそれほど厳しく要求されないため、このようにアイドル期間にアイドルコードが出力されても、それほど問題にはならない。しかしながら携帯電話などの携帯情報機器では、待機時における省電力も厳しく要求される。従ってアイドル期間での省電力を実現できるデータ転送制御装置の提供が望まれる。
特開2001−222249号公報
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところはアイドル期間での省電力を実現できるデータ転送制御装置及び電子機器を提供することにある。
本発明は、シリアル信号線を介したデータ転送を行うためのデータ転送制御装置であって、所定の符号化方式によりデータを符号化する処理と、前記符号化方式により規定される特殊コードの生成処理とを行うエンコード回路と、前記エンコード回路からパラレルのデータを受け、パラレルのデータをシリアルのデータに変換するパラレル/シリアル変換回路と、前記パラレル/シリアル変換回路からシリアルのデータを受け、特殊コードとデータをシリアル信号線を介して送信するトランスミッタ回路とを含み、前記トランスミッタ回路が、アイドル状態を表す信号として、所与のビット数以上連続して論理レベルが第1の論理レベルに固定されるアイドル信号をシリアル信号線に出力し、前記エンコード回路が、上層の回路からの送信データ有効・無効信号により、送信データが不存在でありアイドル期間であることが指示された場合に、その指示後に動作を停止するデータ転送制御装置に関係する。
本発明によれば、論理レベルが第1の論理レベルに固定される信号がアイドル信号としてシリアル信号線に出力される。そして上層の回路からの送信データ有効・無効信号により、送信データが不存在であることが指示されると(アイドル期間であることが指示されると)、その指示後にエンコード回路の動作が停止する。このようにすれば、アイドル期間においてエンコード回路で無駄に電力が消費される事態を防止でき、省電力化を図れる。
また本発明では、前記パラレル/シリアル変換回路が、前記送信データ有効・無効信号により送信データの不存在が指示され、且つ、パラレル/シリアル変換回路からのシリアルデータ出力が完了した後に、動作を停止するようにしてもよい。
このようにすれば、パラレル/シリアル変換回路において処理が済んでいないデータが、回路の動作停止により失われてしまう事態を防止しながらも、省電力化を実現できる。
また本発明では、前記エンコード回路、前記パラレル/シリアル変換回路の動作を停止させる動作停止回路を含み、前記動作停止回路が、前記エンコード回路、前記パラレル/シリアル変換回路に供給されるクロックを停止することで、前記エンコード回路、前記パラレル/シリアル変換回路の動作を停止させるようにしてもよい。
このようにすればアイドル期間においてエンコード回路やパラレル/シリアル変換回路のDフリップフロップ回路等で消費される電力を低減できる。
また本発明では、前記エンコード回路が、NビットのデータをMビット(N<M。N、Mは2以上の整数)のデータに拡張する符号化方式でデータを符号化し、前記トランスミッタ回路が、Mビット以上連続して論理レベルが第1の論理レベルに固定されるアイドル信号をシリアル信号線に出力するようにしてもよい。
このようにアイドル信号を定義すれば、アイドル信号の検出や特殊コードの検出を行う回路の構成や処理を簡素化できる。
また本発明では、前記エンコード回路が、NビットのデータをMビット(N<M。N、Mは2以上の整数)のデータに拡張する符号化方式でデータを符号化し、前記トランスミッタ回路が、Mビットの特殊コードをシリアル信号線を介して送信するようにしてもよい。
また本発明では、前記エンコード回路が、上層の回路から特殊コード生成指示信号を受け、前記特殊コード生成指示信号により指示される特殊コードの生成処理を行うようにしてもよい。
このように特殊コード生成指示信号を利用して特殊コードの生成を行えば、エンコード回路の処理や構成を簡素化でき、回路の小規模化等が可能になる。
また本発明では、前記トランスミッタ回路が、前記特殊コードとして、第1の極性のプリアンブルコードと第2の極性のプリアンブルコードとをシリアル信号線を介して送信するようにしてもよい。
このようにすれば、第1の論理レベルに固定されるアイドル信号を出力した場合にも、相手側データ転送制御装置はプリアンブルコードを検出して受信の準備等を確実に行うことが可能になる。
また本発明は、シリアル信号線を介したデータ転送を行うためのデータ転送制御装置であって、特殊コードとデータをシリアル信号線を介して受信するレシーバ回路と、前記レシーバ回路からシリアルのデータを受け、シリアルのデータをパラレルのデータに変換するシリアル/パラレル変換回路と、所与のビット数以上連続して論理レベルが第1の論理レベルに固定されるアイドル信号を検出するアイドル検出回路と、前記シリアル/パラレル変換回路からパラレルのデータを受け、所定の符号化方式により符号化されたデータと特殊コードの復号化処理を行うデコード回路とを含み、前記シリアル/パラレル変換回路が、前記アイドル検出回路によりアイドル信号が検出され、且つ、シリアル/パラレル変換回路からのパラレルデータ出力が完了した後に、動作を停止するデータ転送制御装置に関係する。
本発明によれば、論理レベルが第1の論理レベルに固定される信号がアイドル信号の検出が行われる。そしてアイドル信号が検出され、且つ、パラレルデータ出力が完了した後に、シリアル/パラレル回路の動作が停止する。このようにすれば、アイドル期間においてシリアル/パラレル変換回路で無駄に電力が消費される事態を防止でき、省電力化を図れる。
また本発明では、前記デコード回路が、前記アイドル検出回路によりアイドル信号が検出され、且つ、前記デコード回路からの復号化データ出力が完了した後に、動作を停止するようにしてもよい。
このようにすれば、デコード回路において処理が済んでいないデータが、回路の動作停止により失われてしまう事態を防止しながらも、省電力化を図れる。
また本発明では、前記デコード回路、前記シリアル/パラレル変換回路の動作を停止させる動作停止回路を含み、前記動作停止回路が、前記デコード回路、前記シリアル/パラレル変換回路に供給されるクロックを停止することで、前記デコード回路、前記シリアル/パラレル変換回路の動作を停止させるようにしてもよい。
このようにすればアイドル期間においてデコード回路やシリアル/パラレル変換回路のDフリップフロップ回路等で消費される電力を低減できる。
また本発明では、前記特殊コードの1つであるプリアンブルコードの検出処理を行い、プリアンブルコードが検出されなかった場合にプリアンブルエラーを通知するプリアンブルエラー検出回路を含み、前記プリアンブルエラー検出回路が、第1の極性のプリアンブルコードと第2の極性のプリアンブルコードとがシリアル信号線を介して転送される場合に、最初に受信した第1の極性のプリアンブルコードについては検出処理を行わずに、その後に受信した第2の極性のプリアンブルコードの検出処理を行うようにしてもよい。
このように、最初に受信した第1の極性のプリアンブルコードを無視して、次の第2の極性のプリアンブルコードを検出するようにすれば、第1の極性のプリアンブルコードの例えば先頭ビットでのレベル変化に追従できずに検出エラーが発生した場合にも、その検出エラーによりプリアンブルエラーが通知されてしまう事態を防止できる。これによりデータ転送の信頼性を向上できる。
また本発明は、上記のいずれかのデータ転送制御装置と、通信デバイス、プロセッサ、撮像デバイス、及び表示デバイスの少なくとも1つとを含む電子機器に関係する。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.データ転送制御装置の構成例
図1にホスト側、ターゲット側のデータ転送制御装置10、30の構成例を示す。本実施形態ではこれらのホスト側、ターゲット側のデータ転送制御装置10、30を用いることで、システムバス、インターフェースバス間のブリッジ機能を実現している。なおデータ転送制御装置10、30は図1の構成に限定されず、図1の回路ブロックの一部を省略したり、回路ブロック間の接続形態を変更したり、図1とは異なる回路ブロックを追加してもよい。例えばリンクコントローラ200、300、インターフェース回路210、310の少なくとも1つを省略する構成としてもよい。
ホスト(TX)側データ転送制御装置10とターゲット(RX)側データ転送制御装置30は、例えば差動信号(diffrential signals)のシリアルバスを介してパケット転送を行う。より具体的には、シリアルバスの差動信号線(広義にはシリアル信号線。他の説明でも同様)を電流駆動(或いは電圧駆動)することによりパケットの送受信を行う。
ホスト側データ転送制御装置10は、CPUや表示コントローラ等のシステムデバイスとの間のインターフェース処理を行うインターフェース回路210を含む。インターフェース回路210は、システムデバイスとの間のRGBインターフェース、MPUインターフェース、或いはシリアルインターフェースなどを実現する。
ホスト側データ転送制御装置10は、リンク層の処理(パケット生成、パケット解析、トランザクション制御等)を行うリンクコントローラ200を含む。リンクコントローラ200は、シリアルバスを介してターゲット側データ転送制御装置30に転送されるパケット(リクエストパケット、ストリームパケット等)を生成し、生成したパケットを送信する処理を行う。具体的には、送信トランザクションを起動して、生成したパケットの送信をトランシーバ20に指示する。
ホスト側データ転送制御装置10は、物理層の処理等を行うトランシーバ20を含む。このトランシーバ20は、リンクコントローラ200により指示されたパケットを、シリアルバスを介してターゲット側データ転送制御装置30に送信する。なおトランシーバ20はターゲット側データ転送制御装置30からのパケットの受信も行う。この場合にはリンクコントローラ200が、受信したパケットを解析して、リンク層(トランザクション層)の処理を行う。
ホスト側データ転送制御装置10は内部レジスタ250を含む。この内部レジスタ250は例えばポートアクセスレジスタ、コンフィギュレーションレジスタ、LVDSレジスタ、割り込み制御レジスタ、ターゲット(RX)用レジスタ、パワーダウンモード設定レジスタなどを含む。システムデバイスは、システムバスを介して内部レジスタ250にアドレス(コマンド)やデータ(パラメータ)を書き込んだり、内部レジスタ250からリードデータやステータス情報等を読み込む。また内部レジスタ250のうちのターゲット用レジスタの情報はパケット化されて、ターゲット側データ転送制御装置30の内部レジスタ350にシリアルバスを介して転送される。即ちターゲット側の内部レジスタ350はホスト側の内部レジスタ250のサブセット(シャドウレジスタ)になっている。
ターゲット側データ転送制御装置30は、物理層の処理等を行うトランシーバ40を含む。このトランシーバ40は、シリアルバスを介してホスト側データ転送制御装置10からのパケットを受信する。なおトランシーバ40はホスト側データ転送制御装置10へのパケットの送信も行う。この場合にはリンクコントローラ300が、送信するパケットを生成し、生成したパケットの送信を指示する。
ターゲット側データ転送制御装置30はリンクコントローラ300を含む。このリンクコントローラ300は、ホスト側データ転送制御装置10からのパケットの受信処理を行い、受信したパケットを解析するリンク層(トランザクション層)の処理を行う。
ターゲット側データ転送制御装置30は、インターフェースバスに接続される1又は複数のデバイス(メインLCD、サブLCD、カメラ等)との間のインターフェース処理を行うインターフェース回路310を含む。このインターフェース回路310は、図示しないRGBインターフェース回路、MPUインターフェース回路、シリアルインターフェース回路などを含むことができる。
ターゲット側データ転送制御装置30は内部レジスタ350を含む。この内部レジスタ350は、ターゲット側に必要な情報を記憶する。具体的には、インターフェース回路310から出力されるインターフェース信号の信号形式(出力フォーマット)を規定するためのインターフェース情報などを記憶する。
2.シリアル転送手法
次に本実施形態のシリアル転送手法とトランシーバ20、40の構成例を説明する。なお本実施形態において、ホスト側データ転送制御装置10はクロックを供給する側であり、ターゲット側データ転送制御装置30は、供給されたクロックをシステムクロックとして使用して動作する側である。
図1においてDTO+、DTO−はホスト側(データ転送制御装置10)がターゲット側(データ転送制御装置30)に出力するデータ(OUTデータ)である。CLK+、CLK−は、ホスト側がターゲット側に供給するクロックである。ホスト側はCLK+/−のエッジ(例えば立ち上がりエッジ。立ち下がりエッジでもよい)に同期してDTO+/−を出力する。従ってターゲット側は、CLK+/−を用いてDTO+/−をサンプリングして取り込むことができる。更に図1では、ターゲット側はホスト側から供給されたクロックCLK+/−に基づいて動作する。即ちCLK+/−はターゲット側のシステムクロックになる。このためPLL(Phase Locked Loop)回路12(広義にはクロック生成回路)はホスト側に設けられ、ターゲット側には設けられていない。なおPLL回路12を設けずに外部からのシステムクロックによりクロックCLKを供給してもよい。
DTI+、DTI−はターゲット側がホスト側に出力するデータ(INデータ)である。STB+、STB−は、ターゲット側がホスト側に供給するストローブ(広義にはクロック)である。ターゲット側はホスト側から供給されたCLK+/−に基づいてSTB+/−を生成して出力する。そしてターゲット側はSTB+/−のエッジ(例えば立ち上がりエッジ。立ち下がりエッジでもよい)に同期してDTI+/−を出力する。従ってホスト側はSTB+/−を用いてDTI+/−をサンプリングして取り込むことができる。
DTO+/−、CLK+/−、DTI+/−、STB+/−の各々は、トランスミッタ回路(ドライバ回路)がこれらの各々に対応する差動信号線(シリアル信号線)を電流駆動(電圧駆動でもよい)することにより送信される。なお、より高速転送を実現するためには、DTO+/−、DTI+/−の各差動信号線を2ペア以上設ければよい。
ホスト側のトランシーバ20は、OUT転送用(広義にはデータ転送用)、クロック転送用のトランスミッタ回路22、24や、IN転送用(広義にはデータ転送用)、ストローブ転送用(広義にはクロック転送用)のレシーバ回路26、28を含む。ターゲット側のトランシーバ40は、OUT転送用、クロック転送用のレシーバ回路42、44や、IN転送用、ストローブ転送用のトランスミッタ回路46、48を含む。なおこれらの回路ブロックの一部を含まない構成としてもよい。例えば全二重転送が不要な場合には、ホスト側のレシーバ回路26、28やターゲット側のトランスミッタ回路46、48を省略する構成にしてもよい。
OUT転送用、クロック転送用のトランスミッタ回路22、24は、各々、DTO+/−、CLK+/−の差動信号線を電流駆動(広義にはシリアル信号線を駆動)することでDTO+/−、CLK+/−を送信する。OUT転送用、クロック転送用のレシーバ回路42、44は、各々、DTO+/−、CLK+/−の差動信号線に流れる電流に基づいて電流・電圧変換を行い、電流・電圧変換により得られた差動電圧信号(第1、第2の電圧信号)の比較処理(差動増幅処理)を行うことで、DTO+/−、CLK+/−を受信する。
IN転送用、クロック転送用のトランスミッタ回路46、48は、各々、DTI+/−、STB+/−の差動信号線を電流駆動(シリアル信号線を駆動)することでDTI+/−、STB+/−を送信する。IN転送用、ストローブ転送用のレシーバ回路26、28は、各々、DTI+/−、STB+/−の差動信号線に流れる電流に基づいて電流・電圧変換を行い、電流・電圧変換により得られた差動電圧信号(第1、第2の電圧信号)の比較処理(差動増幅処理)を行うことで、DTI+/−、STB+/−を受信する。なお以下では差動信号を用いた差動伝送方式を例にとり説明するが、本実施形態はシングルエンド伝送にも適用できる。
3.詳細な構成例
図2、図3に本実施形態の詳細な構成例を示す。なお図2、図3の回路ブロックの一部を省略したり他の回路ブロックを追加する構成にしてもよい。また以下では、適宜、ホスト側のトランスミッタ回路22、24、レシーバ回路26、28を、各々、OUTTX、CLKTX、INRX、STBRXと表す。またターゲット側のレシーバ回路42、44、トランスミッタ回路46、48を、各々、OUTRX、CLKRX、INTX、STBTXと表す。
図2はホスト側のトランシーバ20、リンクコントローラ200の構成例である。図2においてリンクコントローラ200(広義には上層の回路)が含むトランザクションコントローラ50は、データ転送のトランザクション制御を行う。具体的にはリクエストパケットやアクノリッジパケットやストリームパケットなどのパケットの転送指示を行う。またパケット生成&転送アボート回路52は、トランザクションコントローラ50により転送指示されたパケット(パケットのヘッダ)を生成するための処理や、データ転送をアボートするための処理を行う。
トランシーバ20が含む8B/10Bエンコード回路54(広義にはエンコード回路)は、8B/10B符号化方式(広義には、NビットをMビット(N<M。N、Mは2以上の整数)に拡張する符号化方式)によりデータを符号化する処理を行う。8B/10Bエンコード回路54が含むコード生成回路55は、8B/10B符号化で規定される10ビット(広義にはMビット)の特殊コードの生成処理を行う。具体的には、8B/10B符号化方式の特殊コードに割り当てられたプリアンブルコードやストップコードやアボートコードやディレクションコード(転送方向切り替え要求コード)などの生成処理や付加処理を行う。なおエンコード回路54が行う符号化方式は8B/10B符号化方式には限定されない。
パラレル/シリアル変換回路56は、8B/10Bエンコード回路54から受けたパラレルのデータをシリアルのデータに変換する。そしてOUTTXは、パラレル/シリアル変換回路56からのシリアルデータを受け、DTO+/−のシリアル信号線を駆動して、データを送信する。またCLKTXは、PLL回路12で生成されたクロックを受け、CLK+/−のシリアル信号線を駆動して、クロックを送信する。これらのOUTTX、CLKTXは、シリアル信号線を電流駆動(又は電圧駆動)するアナログ回路により構成できる。またPLL回路12で生成されたクロックは分周回路14により分周されて、トランシーバ20やリンクコントローラ200内の回路ブロック(パラレルデータを処理するブロック)に供給される。
INRXは、DTI+/−のシリアル信号線を介して転送されるデータを受信し、受信したシリアルのデータをシリアル/パラレル変換回路60に出力する。STBRXは、STB+/−のシリアル信号線を介して転送されるストローブ(クロック)を受信し、受信したストローブをシリアル/パラレル変換回路60に出力する。これらのINRX、STBRXは、シリアル信号線の駆動電流(又は駆動電圧)を検知するアナログ回路により構成できる。
シリアル/パラレル変換回路60は、DTI+/−のシリアル信号線を介して転送されるシリアルのデータをパラレルのデータに変換する。具体的には、シリアル/パラレル変換回路60は、DTI+/−のシリアル信号線を介して転送されるシリアルのデータを、STB+/−のシリアル信号線を介して転送されるストローブ(クロック)に基づいてサンプリングする。そしてサンプリングされたシリアルのデータをパラレルのデータに変換する。
シリアル/パラレル変換回路60はアイドル検出回路59、プリアンブルエラー検出回路61を含む。アイドル検出回路59は例えば差動信号で「0」のアイドル信号(論理レベルが第1の論理レベルに固定されるアイドル信号)を検出する回路である。プリアンブルエラー検出回路61は、8B/10B符号化方式の特殊コードの1つであるプリアンブルコードの検出処理を行う。そしてプリアンブルコードが検出されないというエラー状態であるプリアンブルエラーが検出されると、リンクコントローラ200に通知する。
8B/10Bデコード回路62(広義にはデコード回路)は、8B/10B符号化方式で符号化されたデータや特殊コードの復号化処理を行う。8B/10Bデコード回路62が含むコード検出回路63は、8B/10B符号化で規定される特殊コードの検出処理を行う。具体的には、8B/10B符号化方式の特殊コードに割り当てられたストップコード、アボートコード、ディレクションコード(転送方向切り替え要求コード)等の検出処理を行う。
エラー信号生成回路64は、プリアンブルエラーが検出されたり、ディスパリティエラーやデコードエラーが検出されると、エラー信号を生成してトランザクションコントローラ50に出力する。
インターフェース回路65は、PHY−LINK間(トランシーバ−リンクコントローラ間)のインターフェース処理を行う回路である。このインターフェース回路65は、通知信号を生成してリンクコントローラ200(上層の回路)に出力する通知信号生成回路66を含む。通知信号生成回路66は、例えばターゲット側データ転送制御装置30(広義には相手側データ転送制御装置)から転送方向の切り替え要求が来たことを通知する信号などを生成してリンクコントローラ200に出力する。
リンクコントローラ200が含むパケット解析&ヘッダ・データ分離回路68は、受信パケットの解析処理や、受信パケットのヘッダとデータを分離する処理を行う。リンクコントローラ200が含むインターフェース回路67は、PHY−LINK間のインターフェース処理を行う回路である。
なお本実施形態ではDTO+、DTO−を用いた半二重転送が可能になっており、そのために、DTO+、DTO−のシリアル信号線に接続されるレシーバ回路HRXが設けられている。このHRXは、半二重転送において転送方向が切り替わった場合に、DTO+、DTO−のシリアル信号線を介して転送されるデータを受信する。また転送方向切り替え回路58は、OUTTXによりデータが送信される転送方向である送信方向と、HRXによりデータが受信される転送方向である受信方向の切り替えを行う。また転送方向切り替え指示回路57は、転送方向切り替え回路58に、転送方向の切り替えを指示する。
図3はターゲット側のトランシーバ40、リンクコントローラ300の構成例である。図3の回路70、72、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88の構成及び動作は、各々、図2の回路50、52、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68とほぼ同様であるため、説明を省略する。なおストローブ制御回路16(分周回路)は、CLKRXで受信したクロックを受け、クロック分周などのストローブ制御を行って、ストローブ信号をSTBTXに出力する。また分周回路18は、CLKRXで受信したクロックを受け、分周したクロックをトランシーバ40やリンクコントローラ300内の回路ブロックに供給する。またトランスミッタ回路TTXはDTO+、DTO−を用いた半二重転送を行うときに使用される。具体的にはTTXは、半二重転送において転送方向が切り替わった場合に、DTO+、DTO−のシリアル信号線を駆動して、データを送信する。この時の転送方向の切り替えは転送方向切り替え回路78が行い、その転送方向切り替えの指示は、転送方向切り替え指示回路77が行う。
4.8B/10B符号
8B/10B符号化では、8ビットの256種類のデータを10ビットの256種類のデータに符号化する。この符号化により、10ビットのデータの「1」と「0」の比率を、4:6、5:5、6:4にしてDC成分のバランスを整えることができる。具体的には8B/10B符号化では、8ビットのデータをlsbからmsbに向かってA、B、C、D、E、F、G、Hと定義する。符号化処理では、ABCDE(5ビット)のデータブロックx(10進表記)とFGH(3ビット)のデータブロックy(10進表記)に分離する。この分離したデータブロックを、DxyというDコードと呼ばれるキャラクタコードに置き換えて考える。そしてABCDEのブロックには5B/6Bの符号化を行い、abcdei(6ビット)に変換する、FGHのブロックには3B/4Bの符号化を行い、fghj(4ビット)に変換する。そしてabcdeiとfghjをまとめる事により、10ビットの符号化されたデータを得る。
この8B/10B符号化によれば、「0」や「1」が連続するデータであっても、符号化後は信号のビット変化が多くなり、雑音などに起因する転送エラーの発生を低減できる。また8B/10B符号化によれば、ビット幅が8ビットから10ビットに拡張されるため、データ以外にも図4に示すような特殊コード(制御コード)を生成することが可能になる。
本実施形態では、8B/10B符号化(ビット幅を拡張する符号化)により得られる特殊コードに、プリアンブルコードやストップコードやディレクションコード(転送方向切り替え要求コード)などを割り当てて、データ転送用のシリアル信号線(DTO、DTI)を介して転送している。例えば図4では、K28.1、K28.2、K28.3、K28.4、K28.5、K28.6、K28.7のコードが、各々、プリアンブルコード、ストップコード、アボートコード、ディビジョンコード(多チャンネル分割転送コード)、データパワーダウンコード、ディレクションコード(転送方向切り替え要求コード)、オールパワーダウンコードに割り当てられて、データ転送用のシリアル信号線(DTO、DTI)を介して転送される。するとレシーバ側は、8B/10B符号化方式における復号化処理を行って、K28.1〜K28.7のコードを検出することで、ディレクションコード等を検出する。
なお図4に示すようにそれぞれのコードには、プラスコード(ポジティブシンボルのコード)とマイナスコード(ネガティブシンボルのコード)がある。マイナスコードはプラスコードの各ビットをビット反転したコードである。
8B/10B符号化では、8ビットのデータを10ビットのプラスコードのデータとマイナスコードのデータに変換して交互に送信する。これにより、受信側は10ビット毎に次のデータのディスパリティを予測できるため、伝送路でのエラーを検出することが可能になる。
5.データ転送フォーマット
図5に通常転送時におけるデータ転送フォーマットを示す。図5において、シリアル信号線を介してデータが転送されていない状態がアイドル状態である。本実施形態では、所与のビット数(Mビット)以上連続して、シリアル信号線の論理レベルが第1の論理レベル(例えば「0」)に固定される状態(信号)を、アイドル状態(アイドル信号)と定義している。より具体的には、差動信号の「0」が10ビット(Mビット)以上連続して出力されている状態(信号)を、アイドル状態(アイドル信号)と定義している。ここで差動信号の「0」とは例えば、差動信号のマイナス側の信号線(DTO−、DTI−)に流れる電流の方がプラス側の信号線(DTO+、DTI+)に流れる電流よりも多い状態である。また差動信号の「1」とは例えば、差動信号のプラス側の信号線に流れる電流の方がマイナス側の信号線に流れる電流よりも多い状態である。
図5に示すように本実施形態では、パケット転送をする場合に、パケットとパケットの切れ目にIDLEと2つのプリアンブルコードが挿入される。具体的には送信側は、差動信号で「0」のアイドル信号IDLEをシリアル信号線に出力した後、プラスコード(広義には第1の極性)のプリアンブルコードPRE+とマイナスコード(広義には第2の極性)のプリアンブルコードPRE−をシリアル信号線を介して送信する。これにより受信側は、プリアンブルコードを検出してパケットの同期を取ることができる。その後、送信側は、8B/10Bにより符号化されたプラスコードのDATA+とマイナスコードのDATA−を送信し、最後にストップコードSTOP+/−を送信する。そしてその後、再びアイドル信号IDLEを出力する。
なお図6にはバースト転送時におけるデータ転送フォーマットを示す。図6に示すようにバースト転送時には送信側は、パケットとパケットの間に1つのプリアンブルコードを挿入して受信側に送信する。このようにバースト転送時には、パケットとパケットの間にIDLEは挿入されない。このようにIDLEを挿入しないことで、バースト転送時の転送レートを高くすることができる。またパケットとパケットの間にプリアンブルコードを挿入することで、位相ずれによる受信エラーが発生した場合に、このプリアンブルコードを検出して再同期をかけることが可能になる。
図7に、ホスト側がターゲット側にデータを送信するときの信号波形例を示し、図8に、ターゲット側がホスト側にデータを送信をするときの信号波形例を示す。図7、図8に示すように本実施形態では、データを送信しながら同時にデータを受信するという全二重転送が可能になっている。また図7、図8に示すように本実施形態の転送フォーマットでは、データ転送の後、少なくとも10ビット以上のアイドル期間を設けることが定義されている。
6.アイドル期間でのロジック回路の動作停止
パーソナルコンピュータ用の高速シリアルインターフェースであるPCI Expressでは、アイドル期間においてアイドルコードがシリアル信号線に出力される。このアイドルコードは、通常の8B/10B符号化データと同様にDCバランスを整えるために、「0」や「1」が連続しないように符号化されている。従ってこのようにアイドル期間にアイドルコードを出力する手法では、アイドル期間においてもエンコード回路(コード生成回路)やパラレル/シリアル変換回路やシリアル/パラレル変換回路やデコード回路(コード検出回路)が動作する必要があり、アイドル期間での省電力化を図れない。
これに対して本実施形態では図7、図8に示すように、アイドル期間においてトランスミッタ回路は、差動信号で「0」の信号(広義には、所与のビット数以上連続して論理レベルが第1の論理レベルに固定される信号)をアイドル信号としてシリアル信号線に出力する。そしてアイドル期間では、8B/10Bエンコード回路(コード生成回路)、パラレル/シリアル変換回路の少なくとも一方の動作が停止する。またシリアル/パラレル変換回路、8B/10Bデコード回路(コード検出回路)の少なくとも一方の動作が停止する。なお動作が停止するとは、エンコード処理(コード生成処理)やパラレル/シリアル変換処理やシリアル/パラレル変換処理やデコード処理(コード検出処理)が行われないことである。或いは、これらの処理を行う回路に供給されるクロックが停止するなどことである。
例えば図9(A)において8B/10Bエンコード回路54(コード生成回路55)は、リンクコントローラ200(上層の回路)からの送信バリッド信号TxValid(広義には送信データ有効・無効信号)により、送信データが不存在であることが指示された場合に(アイドル期間であることが指示された場合に)、その指示後に(その指示後の所与のタイミングで)、その動作を停止する。またパラレル/シリアル変換回路56は、送信バリッド信号TxValidにより送信データの不存在が指示され、且つ、パラレル/シリアル変換回路56からのシリアルデータ出力が完了した後に(完了後の所与のタイミングで)、その動作を停止する。この場合に、8B/10Bエンコード回路54、パラレル/シリアル変換回路56は、次のパケットの送信が開始するまで動作を停止する。
具体的には図9(A)では、リンクコントローラ200からの信号TxValidによる送信指示を検出する送信指示検出回路610が設けられる。またパラレル/シリアル変換回路56からのシリアルデータ出力の完了を検出する出力完了検出回路612が設けられる。また8B/10Bエンコード回路54、パラレル/シリアル変換回路56の動作を停止させる動作停止回路600が設けられる。そして動作停止回路600は、信号TxValidがネゲート(非アクティブ)されて送信データが不存在でありアイドル期間であることが指示され、且つ、パラレル/シリアル変換回路56からのシリアルデータ出力が完了した場合に、クロックディスエーブル信号CLKDIS1をアサート(アクティブ)する。このように信号CLKDIS1がアサートされると、8B/10Bエンコード回路54、パラレル/シリアル変換回路56に供給されるクロックが停止し、これらの回路54、56の動作が停止する。なお動作ディスエーブル信号(リセット信号等)を用いてこれらの回路54、56の動作を停止してもよい。
また図9(B)においてシリアル/パラレル変換回路80は、アイドル信号が検出され、且つ、シリアル/パラレル変換回路80からのパラレルデータ出力が完了した後に(完了後の所与のタイミングで)、その動作を停止する。また8B/10デコード回路82(コード検出回路83)は、アイドル信号が検出され、且つ、デコード回路82(インターフェース回路85)からの復号化データ出力が完了した後に(完了後の所与のタイミングで)、その動作を停止する。この場合に、シリアル/パラレル変換回路80、8B/10Bデコード回路82は、次のパケットの受信が開始するまで動作を停止する。
具体的には図9(B)では、アイドル信号を検出するアイドル検出回路79と、シリアル/パラレル変換回路80からのパラレルデータ出力の完了を検出する出力完了検出回路630が設けられる。またデコード回路82(インターフェース回路85)からの復号化データ出力の完了を検出する出力完了検出回路632が設けられる。またシリアル/パラレル変換回路80、8B/10Bデコード回路82の動作を停止させる動作停止回路620が設けられる。そして動作停止回路620は、アイドル検出回路79によりアイドル信号が検出され、且つ、シリアル/パラレル変換回路80からのパラレルデータ出力が完了した場合に、クロックディスエーブル信号CLKDIS2をアサートする。このように信号CLKDIS2がアサートされると、シリアル/パラレル変換回路80、8B/10Bデコード回路82に供給されるクロックが停止し、これらの回路80、82の動作が停止する。なお動作ディスエーブル信号(リセット信号等)を用いてこれらの回路80、82の動作を停止してもよい。
このように本実施形態ではアイドル期間において、アイドルコードを出力するのではなくて、差動信号で「0」(「1」でもよい)のアイドル信号を出力するようにしているため、エンコード回路(コード生成回路)やパラレル/シリアル変換回路やシリアル/パラレル変換回路やデコード回路(コード検出回路)の動作を停止することができる。従って、アイドル期間にロジック回路において無駄な電流が流れるのを効果的に防止でき、省電力化を図れる。これにより、携帯電話などの携帯情報機器の待機時に流れる電流などを低減できる。
また本実施形態では、アイドル信号は、10ビット(Mビット)以上連続して「0」(第1の論理レベル)になる信号になっている。このようにアイドル信号が「0」になるアイドル期間についても10ビット以上にすれば、アイドル信号の検出処理や、図7、図8に示す10ビット(Mビット)の特殊コードや10ビットの符号化データの検出処理を容易化できる。
7.PHY−LINKインターフェース信号
図10に本実施形態のPHY−LINK間(インターフェース回路65、67の間や、85、87の間)のインターフェース信号の例を示す。図10においてLINK_SCLKは、PHY(トランシーバ)がLINK(リンクコントローラ)に供給するシステムクロックである。Wakeupはパワーダウン状態をLINKが解除するためのウェイクアップ信号である。ReceiveWakeupは、Wakeup信号を受信したことをPHYがLINKに通知するための信号である。SetPowerdownCiはCLK/STB用レシーバ回路をパワーダウン状態に設定することをLINKがPHYに要求するための信号である。RxData[7:0]は、シリアル信号線での受信データを8B/10B符号化回路により復号化してPHYがLINKに出力する8ビットのパラレル受信データである。このRxData[7:0]はLINK_SCLKに同期してRxStrobeと共にPHYからLINKに出力される。
RxValidは、シリアル信号線で受信したパケットのスタートからエンドまでを示す信号であり、データがPHYに存在している間はアサートされる。RxStrobeは、PHYがLINKに供給するデータ用ストローブ信号である。RxStrobeがアサートされている期間にRxData[7:0]が出力される。SetPowerdownDiは、データ受信用レシーバ回路をパワーダウン状態に設定することをLINKがPHYに要求するための信号である。
RxCODE[3:0]は、シリアル信号線において8B/10B符号化方式で規定(定義)されている特殊コードを検出したことをPHYがLINKに通知するための信号である。RxCODE[3:0]はLINK_SCLKに同期して、RxStrobeと共にPHYからLINKに出力される。図11にRxCODE値の具体例を示す。PHYは、RxValidをアサートする時には、Rxコード値=4である「PREAMBLE検出」をLINKに出力する必要がある。
SetPowerdownCoは、CLK/STB用トランスミッタ回路をパワーダウン状態に設定することをLINKがPHYに要求するための信号である。TxData[7:0]は、シリアル信号線に出力する8ビットのパラレルの送信データである。LINKは、LINK_SCLKに同期してPHYがTxStrobeを出力するまで、TxData[7:0]を保持してPHYに出力する必要がある。
TxValid(送信データ有効・無効信号)は、送信パケットのスタートからエンドまでを示す信号であり、LINKの送信準備ができたことをLINKがPHYに通知するための信号である。LINKに送信データが存在している間は、TxValidはアサートされる。TxValidはLINK_SCLKに同期して出力する必要がある。TxStrobeは、PHYがデータ受信を完了したことをLINKに通知するための信号である。LINKはTxStrobeを検出した場合、TxDataを次のデータに切り替える必要がある。SetPowerdownDoは、データ転送用トランスミッタをパワーダウン状態に設定することをLINKがPHYに要求するための信号である。
TxCODE[3:0]は、8B/10B符号で規定されている特殊コードを送信することをLINKがPHYに要求するための信号である。図12にTxCODE値の具体例を示す。LINKは、信号TxValidをアサートする時には、Txコード値=4である「PREAMBLE挿入」をPHYに出力する必要がある。またLINKは、LINK_SCLKに同期してPHYがTxStrobeを出力するまで、TxCODE[3:0]を保持してPHYに出力する必要がある。
TxSpeed[2:0]はターゲット側が送信データの転送レートを指示する場合に使用する信号である。半二重通信専用信号であるDirectionは、半二重通信実行時にシリアル信号線での現在の転送方向をPHYがLINKに通知するための信号である。例えばDirection値が「0」の場合は、転送方向が順方向(ホストからターゲットへの転送)であることが通知され、「1」の場合は、転送方向が逆方向(ターゲットからホストへの転送)であることが通知される。LINKは、Direction値で示す転送方向と逆の転送方向の転送要求を出力することが禁止される。Transfer_Typeは、サポートされる通信方法をLINKがPHYに対して通知するための信号である。Transfer_Type値が「0」の場合は全二重通信をサポートし、「1」の場合は半二重通信をサポートすることを示す。
図13にPHY−LINKのインターフェース信号のデータ送信時における波形例を示す。送信側のLINKがシリアル信号線を介したデータの送信を行う場合には、LINKは、信号TxValidをアサートして、データ送信を行う準備ができたことをPHYに通知する。そしてLINKは、TxValidをアサートした後、図12のTxCODE[3:0]の値を「4」に設定して、PHY(8B/10Bエンコード回路)にプリアンブルコードの生成(出力)を指示する。このプリアンブルコードは、図4に示すように8B/10B符号の特殊コードK28.1に割り当てられたコードである。その後、シリアル信号線へのデータ出力準備ができた時点で、PHYが、TxStrobeを1クロック期間だけアサートし、データ転送が開始する。そしてLINKは、TxStrobeを検出した時点で、TxCODE[3:0]の値を「0」にして、データ転送状態に設定し、送信データTxData[7:0]をPHYに出力する。またLINKは、TxStrobeを見つけるとLINK_SCLKに同期してTxDataを次のデータに切り替える。その後、LINKは、最後のデータに対するTxStrobeを見つけた時点で、LINK_SCLKに同期してTxValidをネゲートして、データ送信を終了する。このように図13の転送ではTxStrobe以外の信号はLINKが駆動することになる。
図13に示すように、信号TxValidがネゲートされた場合には、送信すべきデータが存在せず、アイドル状態に移行したことを意味する。この場合に、図9(A)で説明したように本実施形態では、信号TxValidがネゲートされて送信データの不存在が指示された場合に、その指示後に8B/10Bエンコード回路やパラレル/シリアル変換回路が、その動作を停止する。このようにリンクコントローラ(上層の回路)からの信号TxValidを有効活用して動作停止制御を行えば、8B/10Bエンコード回路やパラレル/シリアル変換回路のアイドル期間での動作停止制御を、簡素な処理で実現できる。
また図12、図13で説明したように本実施形態では、PHYの8B/10Bエンコード回路(コード生成回路)は、リンクコントローラ(上層の回路)から特殊コード生成指示信号TxCODE[3:0]を受け、このTxCODE[3:0]により指示される特殊コードの生成処理を行っている。例えば図13では、リンクコントローラが、信号TxValidをアサートした後に、「4」の値に設定された信号TxCODE[3:0]を出力する。これによりリンクコントローラは、特殊コードK28.1に割り当てられたプリアンブルコードの生成(出力)を、PHYの8B/10Bエンコード回路(コード生成回路)に指示している。このようなTxCODE[3:0]を利用して特殊コードの生成を指示すれば、8B/10Bエンコード回路の処理や構成を簡素化でき、回路の小規模化等を図れる。
8.マイナスコードのプリアンブルコードの検出
本実施形態では図7、図8に示すように、アイドル期間においては差動信号で「0」のアイドル信号が出力される。そしてアイドル期間の後、プラスコードのプリアンブルコードPRE+が転送され、それに続いてマイナスコードのプリアンブルコードPRE−が転送され、その後、データパケットが転送される。このようにアイドル期間においてアイドルコードを出力しないようにすることで、前述のように省電力化を図れる。またアイドル期間とデータパケットの間にプリアンブルコードを挿入することで、受信側は、データパケットの受信準備(同期化)を行うことが可能になる。
ところが図4に示すように、プラスコードのプリアンブルコードPRE+の先頭ビットは「1」になっている。従って、長いアイドル期間の後に、プリアンブルコードPRE+が転送された場合には、「0」が長く続いた後にデータが「1」に急激に変化するようになるため、このデータの変化をアナログ回路であるレシーバ回路等が適正に検出できない可能性がある。そしてこのように「0」から「1」へのデータの変化を適正に検出できないと、プリアンブルコードPRE+を正しいサンプリングエッジでサンプリングしているのにもかかわらず、プリアンブルエラーが誤って通知されてしまう事態が生じる。
そこで本実施形態では図14に示すように、プラスコード(第1の極性)のプリアンブルコードPRE+を無視して検出せずに、マイナスコード(第2の極性)のプリアンブルコードPRE−だけを検出するようにしている。そしてプリアンブルコードPRE−が検出されなかったことを条件に(PRE−が1又は複数回検出されなかったことを条件に)、プリアンブルエラーの通知信号をアクティブにして、プリアンブルエラーを通知する。
このようにプリアンブルコードPRE−だけを検出するようにすれば、PRE+の先頭ビットでの「0」から「1」へのデータの変化を検出できなかった場合にも、PRE+は無視されるため、プリアンブルエラーが検出されることはない。従ってプリアンブルエラーが誤って通知されてしまう事態を防止できる。
なお図14において期間TPREは、アイドル状態を表す「0」から「1」にデータが変化した後、プリアンブルコードPRE+とPRE−の転送に必要な期間である。例えばPRE+、PRE−が10ビットのコードである場合には、期間TPREは20ビットのデータを転送するのに必要な期間である。この場合に、プリアンブルコードPRE−の検出処理は、「0」から「1」にデータが変化した後、期間TPREよりも長い検出期間TDECが経過するまで行うことが望ましい。そしてこの検出期間TDEC内にPRE−が検出されなかった場合(PRE−が1又は複数回検出されなかった場合)に、プリアンブルエラーを通知するようにする。このようにすればPRE−を確実に検出できる。
即ち前述のように、PRE+の先頭のビットにおいてデータが「0」から「1」に急激に変化すると、アナログ回路であるレシーバ回路がその変化に追従できずに、検出エラーが生じる可能性がある。従って、検出期間TDECを期間TPREと同じ長さに設定してしまうと、PRE−の最終ビット等を検出できずに、誤ったプリアンブルエラーが通知されるおそれがある。
これに対して図14のように、検出期間TDECを期間TPREよりも長い期間に設定すれば、PRE+の先頭ビットで検出エラーが生じても、PRE−の最終ビット等は適正に検出できるため、上記のような事態の発生を防止できる。
なお検出期間TDECの経過は、検出期間のカウント回路により計測できる。具体的には期間TPREは20ビットの期間であるため、検出期間TDECとして例えば21ビット以上の期間を設定し、検出期間カウント回路により、この21ビット以上の検出期間TDECの経過をカウントすればよい。
9.アイドル検出回路、プリアンブルエラー検出回路の構成
図15にアイドル検出回路、プリアンブルエラー検出回路の具体的な構成例を示す。このアイドル検出回路、プリアンブルエラー検出回路はシリアル/パラレル変換回路内に設けることができる。
図15においてシリアル接続されたFF1〜FF10は、シリアルデータをパラレルデータに変換するためのDフリップフロップ回路である。具体的には初段のフリップフロップ回路FF1にはシリアルデータが入力される。そしてFF1〜FF10の出力が10ビットのパラレルデータとして8B/10Bデコード回路に出力される。
またFF1〜FF10の出力は回路NORAに入力される。そして回路NORAの出力がアイドル検出信号になる。即ちFF1〜FF10の出力が全て「0」である場合には、回路NORAの出力が「1」になり、10ビット(Mビット)連続して「0」となるアイドル信号が検出される。
またFF1〜FF10の出力は、回路NOR1、NOR2、AND3〜AND7、NOR8、NOR9、AND10の一方の入力に接続される。またNOR1、NOR2、NOR8、NOR9の他方の入力にはVSS(論理レベル「0」)が接続され、AND3〜AND7、AND10の他方の入力にはVDD(論理レベル「1」)が接続される。そして回路NOR1、NOR2、AND3〜AND7、NOR8、NOR9、AND10の出力は回路ANDBに入力され、これらの出力が全て「1」である場合にはANDBの出力が「1」になる。これにより、図4に示すようにその値が「0011111001」であるマイナスコードのプリアンブルコードPRE−を検出できる。そしてアイドル信号を検出した後(NORAの出力が「1」になった後)、図14の期間TDECにおいてプリアンブルコードPRE−が検出されなかった場合(ANDBの出力が「1」にならなかった場合)には、プリアンブルエラーが検出されたと判断できる。そしてこの場合にはプリアンブルエラー検出回路は、プリアンブルエラーが検出されたことを、上層のリンクコントローラに通知する。
このようにアイドル期間において差動信号で「0」のアイドル信号を出力すると共に、プリアンブルコードPRE+を無視してPRE−だけを検出するようにすれば、アイドルコードを出力する場合に比べて省電力化を図れると共に、PRE−だけを検出することで、誤検出の無い確実なプリアンブルコードの検出が可能になる。
10.電子機器
図16に本実施形態の電子機器の構成例を示す。この電子機器は本実施形態で説明したデータ転送制御装置502、512、514、520、530を含む。またベースバンドエンジン500(広義には通信デバイス)、アプリケーションエンジン510(広義にはプロセッサ)、カメラ540(広義には撮像デバイス)、或いはLCD550(広義には表示デバイス)を含む。別の言い方をすれば図16の電子機器は、ターゲット側データ転送制御装置520、530と、ターゲット側データ転送制御装置520、530にシリアルバス(シリアル信号線)を介して接続されるホスト側データ転送制御装置514と、ターゲット側データ転送制御装置520、530にインターフェースバスを介して接続される1又は複数のデバイス540、550を含む。なおこれらの一部を省略する構成としてもよい。この構成によればカメラ機能とLCD(Liquid Crystal Display)の表示機能を有する携帯電話などを実現できる。但し本実施形態の電子機器は携帯電話には限定されず、デジタルカメラ、PDA、電子手帳、電子辞書、或いは携帯型情報端末など種々の電子機器に適用できる。
図16に示すようにベースバンドエンジン500に設けられたホスト側のデータ転送制御装置502と、アプリケーションエンジン510(グラフィックエンジン)に設けられたターゲット側のデータ転送制御装置512との間で、本実施形態で説明したシリアル転送が行われる。またアプリケーションエンジン510に設けられたホスト側のデータ転送制御装置514と、カメラインターフェース回路522を含むデータ転送制御装置520や、LCDインターフェース回路532を含むデータ転送制御装置530との間でも、本実施形態で説明したシリアル転送が行われる。
図16の構成によれば、従来の電子機器に比べて、EMIノイズを低減できる。またデータ転送制御装置の小規模化、省電力化を実現することで、電子機器の更なる省電力化を図れる。また電子機器が携帯電話である場合には、携帯電話の接続部分(ヒンジ部分)に通る信号線をシリアル信号線にすることが可能になり、実装の容易化を図れる。
なお本発明は、上記実施形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能である。例えば、明細書又は図面中の記載において広義や同義な用語(上層の回路、エンコード回路、デコード回路、Nビット、Mビット、第1の極性、第2の極性、シリアル信号線等)として引用された用語(リンクコントローラ、8B/10Bエンコード回路、8B/10Bデコード回路、8ビット、10ビット、プラスコード、マイナスコード、差動信号線等)は、明細書又は図面中の他の記載においても広義や同義な用語に置き換えることができる。またデータ転送制御装置、トランシーバ、リンクコントローラ等の構成も図1〜図3で説明した構成に限定されない。またアイドル期間における回路の動作停止手法も本実施形態で説明した手法に限定されない。
データ転送制御装置の構成例。 ホスト側のトランシーバ、リンクコントローラの構成例。 ターゲット側のトランシーバ、リンクコントローラの構成例。 特殊コードに各種コードを割り当てる手法の説明図。 通常転送時のデータ転送フォーマット例。 バースト転送時のデータ転送フォーマット例。 ホスト側がターゲット側にデータを送信するときの信号波形例。 ターゲット側がホスト側にデータを送信するときの信号波形例。 図9(A)(B)はアイドル期間に回路動作を停止する手法の説明図。 PHY−LINKインターフェース信号の例。 RxCodeの例。 TxCodeの例。 PHY−LINKのインターフェース信号の波形例。 PRE+を無視してPRE−だけを検出する手法の説明図。 アイドル検出回路、プリアンブルエラー検出回路の構成例。 電子機器の構成例。
符号の説明
10 ホスト側データ転送制御装置、12 PLL回路、14、18 分周回路、
20 トランシーバ、22、24 OUT転送用、クロック転送用のトランスミッタ回路、 26、28 IN転送用、ストローブ転送用のレシーバ回路、
30 ターゲット側データ転送制御装置、40 トランシーバ、
42、44 OUT転送用、クロック転送用のレシーバ回路、
50、70 トランザクションコントローラ、
52、72 パケット生成&転送アボート回路、
54、74 8B/10Bエンコード回路、55、75 コード生成回路、
56、76 パラレル/シリアル変換回路、57、77 転送方向切り替え指示回路、
58、78 転送方向切り替え回路、59、79 アイドル検出回路、
60、80 シリアル/パラレル変換回路、61、81 プリアンブルエラー検出回路、
62、82 8B/10Bデコード回路、63、83 コード検出回路、
64、84 エラー信号生成回路、65、67、85、87 インターフェース回路、
66、86 通知信号生成回路、68、88 パケット解析&ヘッダ・データ分離回路、

Claims (5)

  1. 差動信号のシリアル信号線を介したデータ転送を行うためのデータ転送制御装置であって、
    特殊コードとデータをシリアル信号線を介して受信するレシーバ回路と、
    前記レシーバ回路からシリアルのデータを受け、シリアルのデータをパラレルのデータに変換するシリアル/パラレル変換回路と、
    所与のビット数以上連続して論理レベルが第1の論理レベルに固定されるアイドル信号を検出するアイドル検出回路と、
    前記特殊コードの1つであるプリアンブルコードの検出処理を行い、プリアンブルコードが検出されなかった場合にプリアンブルエラーを通知するプリアンブルエラー検出回路と、
    前記シリアル/パラレル変換回路からパラレルのデータを受け、所定の符号化方式により符号化されたデータと特殊コードの復号化処理を行うデコード回路とを含み、
    前記シリアル/パラレル変換回路が、
    前記アイドル検出回路によりアイドル信号が検出され、且つ、シリアル/パラレル変換回路からのパラレルデータ出力が完了した後に、動作を停止し、
    前記プリアンブルエラー検出回路は、
    第1の極性のプリアンブルコードと第2の極性のプリアンブルコードとがシリアル信号線を介して転送される場合に、最初に受信した第1の極性のプリアンブルコードについては検出処理を行わずに、その後に受信した第2の極性のプリアンブルコードの検出処理を行うと共に、
    前記第1の極性のプリアンブルコードと前記第2の極性のプリアンブルコードの転送に必要な期間を期間TPREとした場合に、前記シリアル信号線の論理レベルが第1の論理レベルから第2の論理レベル変化した後、前記期間TPREよりも長い検出期間TDECが経過するまで、前記検出処理を行うことを特徴とするデータ転送制御装置。
  2. 請求項1において、
    前記プリアンブルエラー検出回路は、
    前記検出期間TDEC内に前記第2の極性のプリアンブルコードが検出されなかった場合に、プリアンブルエラーを通知することを特徴とするデータ転送制御装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記デコード回路は、
    前記アイドル検出回路によりアイドル信号が検出され、且つ、前記デコード回路からの復号化データ出力が完了した後に、動作を停止することを特徴とするデータ転送制御装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記デコード回路、前記シリアル/パラレル変換回路の動作を停止させる動作停止回路を含み、
    前記動作停止回路は、
    前記デコード回路、前記シリアル/パラレル変換回路に供給されるクロックを停止することで、前記デコード回路、前記シリアル/パラレル変換回路の動作を停止させることを特徴とするデータ転送制御装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかのデータ転送制御装置と、
    通信デバイス、プロセッサ、撮像デバイス、及び表示デバイスの少なくとも1つとを含むことを特徴とする電子機器。
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