JP2019047182A - 受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】所定の第1周波数と第1周波数の1.5倍の第2周波数でMSK変調された信号を第1周波数と第2周波数の最小公倍数に対応した受信伝送速度の設定により復調可能とする受信機を提供する。【解決手段】復調部は、受信した無線信号からFM復調した復調信号を、第1周波数1200Hzと第2周波数1800Hzの最小公倍数となる受信伝送速度3600bpsのサンプリングレートにてビット列70に変換し、ビット判定部は、復調されたビット列70を3ビット単位のグループに分割し、先頭から順番にグループを選択し、選択グループの2ビット目の不定ビットを除く、1ビット目(n)、3ビット目(n+2)及び次のグループの1ビット目(n+3)の3ビットのビット列72を抽出し、判定結果74のように、101又は010の場合は選択グループに対応した元データのビットをビット1と判定し、3ビットが001又は110の場合はビット0と判定する。【選択図】図4

Description

本発明は、MSK変調された無線信号を受信して復調する受信機に関する。
従来、実伝送速度1200bpsのデジタル信号のビット1に1200Hzの周波数信号を割り当てると共にビット0に1800Hzの周波数信号を割り当ててMSK変調(位相連続周波数偏移変調)し、更にFM変調(周波数偏移変調)して送信された無線信号を受信機で受信する場合、受信伝送速度を7200bpsに設定することで復調できることが知られている(特許文献1)。
1200Hzと1800HzでMSK変調を行うデジタル信号の実伝送速度は1200bpsであるが、FSK変調信号を復調する受信機の場合の受信伝送速度は7200bpsの設定であり、受信伝送速度は実伝送速度の実に6倍の設定値となっている。
ここで、FM変調(周波数変調)は、振幅に応じて周波数が変化するので、受信機では、どの程度の振幅で、どれだけの周波数偏移で同送されてくるかを決める必要がある。最大振幅で、どれだけの周波数偏移を得るかを、最大周波数偏移Fmとすると、変調指数mFMは、最大周波数偏移Fmを変調周波数fsで割った次式で定義される。
mFM=Fm/fs (式1)
変調信号の周波数fsはデータ伝送速度となるので、7200bpsでデータを伝送するときの最小変調周波数は7.2kHzとなる。一般的に変調指数mFMは0.8程度で使用することが望ましいとされているので、変調指数を0.8としたときの変調周波数は9kHzとなる。このため受信帯域幅は9kHz必要であることになる。
ここで、受信帯域と受信感度の関係は(式2)で表すことができる。
Si=MkToBF (式2)
Siは受信感度(最小信号強度)
kはボルツマン定数
Toは信号源温度
Bは雑音帯域幅[Hz]
Fはノイズファクタ[dB]
Mは雑音指数
このとき、M=1とし、To=290Kとし、(式1)をdBm単位で表すと次の(式3)となる。
Si=−174dBm+F(dB)+10・logB+10・logM (式3)
(式3)より、伝送速度が高いと周波数偏移幅が大きくなるので、受信感度が低下する関係があり、受信時のデータ伝送速度の設定を下げて受信することで、受信感度を向上させることができる。
仮に、受信伝送速度を7200bpsの半分の3600bpsに設定して受信すると、変調指数が0.8のときに必要な受信帯域幅は4.5kHzとなり、受信感度は(式3)から3dBm高くなる。
特開2017−028401
しかしながら、受信伝送速度を3600bpsに設定して受信を行うと、1200Hzと1800HzでのMSK変調による信号を3600bpsの設定により復調したビット列から、送信元のデジタル信号のビットを判定する場合、7200bpsの設定で復調した場合のビット列00及びビット列11のタイミングについては、3600bpsの設定ではビット1及びビット0と正しく判定できるが、7200bpsの設定で復調した場合のビット列10及びビット列01のタイミングについては、3600bpsの設定ではビット1と判定されるかビット0と判定されるか分からずに不定ビットとなる問題があり、MSK変調された信号を3600bpsの受信伝送速度の設定により受信することはできなかった。
また、実伝送速度2400bpsのデジタル信号のビット1に2400Hzの周波数信号を割り当てると共にビット0に3600Hzの周波数信号を割り当てたMSK変調信号を受信した場合、受信伝送速度を14400bpsに設定することで復調できるが、受信伝送速度を半分の7200bpsに設定した場合、同様に、不定ビットの問題により受信することができない。
本発明は、所定の第1周波数と第1周波数の1.5倍の第2周波数でMSK変調された信号を第1周波数と第2周波数の最小公倍数に対応した受信伝送速度の設定により復調可能とする受信機を提供することを目的とする。
(受信機の第1発明:先頭グループからのビット判定)
本発明は、元データとなるデジタル信号のビット0に所定の第1周波数を割り当てると共にデジタル信号のビット1に第1周波数の1.5倍の第2周波数を割り当ててMSK変調し、更にFM変調して送信された無線信号を受信してデジタル信号を復調する受信機に於いて、
受信した無線信号からFM復調した復調信号を、第1周波数と第2周波数の最小公倍数に対応した受信伝送速度のサンプリングレートによりビット列に変換する復調部と、
復調されたビット列を3ビット単位のグループに分割し、先頭から順番にグループを選択し、当該選択グループの1ビット目、3ビット目及び次のグループの1ビット目の3ビットを抽出し、3ビットが101又は010の場合は選択グループをビット1と判定し、3ビットが001又は110の場合は選択グループをビット0と判定して前記デジタル信号を復調するビット判定部と、
が設けられたことを特徴とする。
(最終グループのビット判定)
ビット判定部は、ビット列の最終グループについて、一つ前のグループの3ビット目、最終グループの1ビット目及び3ビット目の3ビットを抽出し、3ビットが101又は010の場合に最終グループをビット1と判定し、3ビットが001又は110の場合に最終グループをビット0と判定する。
(受信機の第2発明:末尾にダミー信号を付加した場合の先頭クループからのビット判定)
本発明は、末尾にダミー信号が付加された元データとなるデジタル信号のビット0に所定の第1周波数を割り当てると共にデジタル信号のビット1に第1周波数の1.5倍の第2周波数を割り当ててMSK変調し、更にFM変調して送信された無線信号を受信してデジタル信号を復調する受信機に於いて、
受信した無線信号からFM復調した復調信号を、第1周波数と第2周波数の最小公倍数に対応した受信伝送速度のサンプリングレートにてビット列に変換する復調部と、
復調されたビット列を3ビット単位のグループに分割し、先頭のグループから順番に、1ビット目、3ビット目及び次のグループの1ビット目の3ビットを抽出し、3ビットが101又は010の場合は当該グループをビット1と判定し、3ビットが001又は110の場合は当該グループをビット0と判定してデジタル信号を復調するビット判定部と、
が設けられたことを特徴とする。
(受信機の第3発明:末尾グループからのビット判定)
本発明は、元データとなるデジタル信号のビット0に所定の第1周波数を割り当てると共にデジタル信号のビット1に第1周波数の1.5倍の第2周波数を割り当ててMSK変調し、更にFM変調して送信された無線信号を受信して前記デジタル信号を復調する受信機に於いて、
受信した無線信号からFM復調した復調信号を、第1周波数と第2周波数の最小公倍数に対応した受信伝送速度のサンプリングレートによりビット列に変換して記憶部に記憶する復調部と、
記憶部に記憶されたビット列を3ビット単位のグループに分割し、末尾から順番にグループを選択し、当該選択グループの一つ前のグループの3ビット目、選択グループの1ビット目及び3ビット目の3ビットを抽出し、3ビットが101又は010の場合は選択グループをビット1と判定し、3ビットが001又は110の場合は選択グループをビット0と判定してデジタル信号を復調するビット判定部と、
が設けられたことを特徴とする。
(第1乃至第3発明の周波数と受信伝送速度)
例えば、第1周波数を1200Hz、第2周波数を1800Hz、受信伝送速度を3600bpsとする。
また、第1周波数を2400Hz、前記第2周波数を3600Hz、前記受信伝送速度を7200bpsとしても良い。
(受信機の第1発明による効果)
本発明は、元データとなるデジタル信号のビット0に所定の第1周波数を割り当てると共にデジタル信号のビット1に第1周波数の1.5倍の第2周波数を割り当ててMSK変調し、更にFM変調して送信された無線信号を受信してデジタル信号を復調する受信機に於いて、受信した無線信号からFM復調した復調信号を、第1周波数と第2周波数の最小公倍数に対応した受信伝送速度のサンプリングレートによりビット列に変換する復調部と、復調されたビット列を3ビット単位のグループに分割し、先頭から順番にグループを選択し、当該選択グループの1ビット目、3ビット目及び次のグループの1ビット目の3ビットを抽出し、3ビットが101又は010の場合は選択グループをビット1と判定し、3ビットが001又は110の場合は選択グループをビット0と判定して前記デジタル信号を復調するビット判定部とが設けられたため、例えばデジタル信号のビット1に第1周波数として1200Hzを割り当て、第2周波数に第1周波数の1.5倍の1800Hzを割り当てたMSK信号を、第1周波数と第2周波数の最小公倍数となる3600bpsの受信伝送速度を設定した場合、1200Hzの復調信号波形から生成されるビット列は0x1又は1x0と2ビット目がビット1かビット0か分からない不定ビットxとなるが、判定対象としているグループの不定ビットx(2ビット目)を除く1ビット目と3ビット目、更に次のグループのビット目の3ビットを抽出することで、判定対象としているグループがビット1かビット0かが判定でき、不定ビットxが存在しても正しいビット判定が可能となり、従来の受信伝送速度7200bpsの設定を必要とした場合に比べ受信周波数帯域を狭くして受信感度を高めることができる。
(最終グループのビット判定による効果)
また、ビット判定部は、ビット列の最終グループについて、一つ前のグループの3ビット目、最終グループの1ビット目及び3ビット目の3ビットを抽出し、3ビットが101又は010の場合に最終グループをビット1と判定し、3ビットが001又は110の場合に最終グループをビット0と判定するようにしたため、最終グループについては後続するグループが存在しないことから、一つ前のグループの3ビット目と自己の不定ビットx(2ビット目)を除く1ビット目と3ビット目の3ビットを抽出することで、不定ビットxが存在しても正しいビットを判定することができる。
(受信機の第2発明による効果)
本発明は、末尾にダミー信号が付加された元データとなるデジタル信号のビット0に所定の第1周波数を割り当てると共にデジタル信号のビット1に第1周波数の1.5倍の第2周波数を割り当ててMSK変調し、更にFM変調して送信された無線信号を受信して前記デジタル信号を復調する受信機に於いて、受信した前記無線信号からFM復調した復調信号を、第1周波数と第2周波数の最小公倍数に対応した受信伝送速度のサンプリングレートによりビット列に変換する復調部と、復調されたビット列を3ビット単位のグループに分割し、先頭のグループから順番に、1ビット目、3ビット目及び次のグループの1ビット目の3ビットを抽出し、3ビットが101又は010の場合は当該グループをビット1と判定し、3ビットが001又は110の場合は当該グループをビット0と判定してデジタル信号を復調するビット判定部とが設けられたため、先頭のグループから最終グループまで、それぞれの2ビット目が不定ビットxであっても、ビット1又はビット0かの正しいビット判定ができ、特に、復調された信号の最後にダミー信号が負荷されていることから、本来のデジタル信号に対応した復調ビット列の最終グループの後にダミー信号のグループが存在し、最終グルーブのビット判定については、自己の1ビット目と3ビット目とダミー信号による次のグループの1ビット目の3ビットを抽出して正しいビット判定ができ、前述した第1発明のように、最終グループにつき別の手順で処理する必要がなく、全グループにつき同じ判定手順によるビット判定ができ、ビット判定処理が簡単になる。
(受信機の第3発明による効果)
本発明は、元データとなるデジタル信号のビット0に所定の第1周波数を割り当てると共にデジタル信号のビット1に第1周波数の1.5倍の第2周波数を割り当ててMSK変調し、更にFM変調して送信された無線信号を受信して前記デジタル信号を復調する受信機に於いて、受信した前記無線信号からFM復調した復調信号を、第1周波数と第2周波数の最小公倍数に対応した受信伝送速度のサンプリングレートによりビット列に変換して記憶する復調部と、記憶部に記憶されたビット列を3ビット単位のグループに分割し、末尾から順番にグループを選択し、当該選択グループの一つ前のグループの3ビット目、選択グループの1ビット目及び3ビット目の3ビットを抽出し、3ビットが101又は010の場合は選択グループをビット1と判定し、3ビットが001又は110の場合は選択グループをビット0と判定してデジタル信号を復調するビット判定部とが設けられたため、例えばデジタル信号のビット1に第1周波数として1200Hzを割り当て、第2周波数に第1周波数の1.5倍の1800Hzを割り当てたMSK信号を、第1周波数と第2周波数の最小公倍数となる3600bpsの受信伝送速度を設定した場合、1200Hzの復調信号波形から生成されるビット列は0x1又は1x0と2ビット目がビット1かビット0か分からない不定ビットxとなるが、復調したビット列を全て記憶部に記憶した後に、ビット列の末尾から先頭に向けて3ビット単位のグループ毎に、判定対象としているグループの一つ前のグループノ3ビット目、判定対象としているグループの不定ビットx(2ビット目)を除く1ビット目と3ビット目の3ビットを抽出することで、判定対象としているグループがビット1かビット0かを判定でき、不定ビットxが存在しても正しいビット判定が可能となり、従来の受信伝送速度7200bpsの設定を必要とした場合に比べ受信周波数帯域を狭くして受信感度を高めることができる。
また、受信される無線信号は、先頭にプリアンブルコードが配置され、その後に本来のデータが続いていることから、プリンアンプルコードの復調ビットを含めて3ビット単位にグループ化することで、末尾から先頭に向かってグループ単位のビット判定を行ってた場合、最後に行う先頭グループのビット判定には、プリアンブルコードに対応したグループが存在することから、それまでのグループと同じ手順でビット判定を行うことができ、復調したビット列を記憶部に記憶して処理する手間は増えるが、ビット判定処理は簡単になる。
本発明の受信機の機能が用いられる通信システムを示した説明図 7200bpsの受信伝送速度を設定した場合のMSK信号の復調を示した説明図 本発明による3600bpsの受信伝送速度を設定した場合のMSK信号の復調を示した説明図 20ビットの元データを例にとって7200bpsの復調ビット列、3600bpsの復調ビット列、及び不定ビットを含む3ビットのグループ単位のビット判定を一覧で示した説明図 ビット判定を含む復調制御の第1実施形態を示したフローチャート 信号電波の信号形式を示した説明図 ビット判定を含む復調制御の第2実施形態を示したフローチャート ビット判定を含む復調制御の第3実施形態を示したフローチャート
[通信システムの概要]
図1は本発明の受信機機能が用いられる通信システムを示した説明図である。図1は火災、盗難等の異常を監視する設備に適用された通信システムを示しており、通信システムは、例えば無線端末10と受信機12で構成される。
(無線端末の構成)
無線端末10は、端末信号処理部14、端末制御部16及びアンテナ20が接続された無線送信部18で構成され、端末制御部16はCPU、メモリ、AD変換ポート、入出力ポート等を備えたコンピュータ回路であり、CPUによるプログラムの実行により実現される機能としてMSK変調部22とFM変調部24が設けられている。
端末信号処理部14は例えば火災による煙を検出するセンサが設けられており、火災を検出すると火災検出内容を示す所定信号形式のデジタル信号を例えば実伝送速度1200bpsで端末制御部16に出力する。
端末制御部16のMSK変調部22は、端末信号処理部14から出力されたデジタル信号のビット1,0を、中心変調周波数1500Hzに対し周波数偏移±300HzとしたMSK変調を行う。MSK変調部22のMSK変調により、デジタル信号のビット1に第1周波数f1として1200Hzが割り当てられ、ビット0には第2周波数f2として1800Hzが割り当てられ、ビット切替えのタイミングで信号波形が連続する1200Hzと1800Hzの組み合わせとなるMSK信号が出力される。
FM変調部24は、例えば426MHz帯の割当チャンネル周波数を変調周波数とし、MSK変調部22から出力されたMSK変調信号におけるビット1,0に対応した1200Hzの第1周波数信号と1800Hzの第2周波数信号の振幅に対応して周波数偏移させるFM変調を行い、無線送信部18にFM変調信号を出力して所定の送信電力としてアンテナ20から信号電波を送信する。
ここで、426MHz帯は、特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30(特定小電力セキュリティシステム無線局の無線設備標準規格)に準拠しており、426.2500MHz〜426.8375MHzの間に12.5kHzの周波数帯域幅を持つ48チャンネルが割り当てられており、何れかのチャンネル周波数を使用してFM変調された信号を無線送信する。
(受信機の構成)
受信機12は、アンテナ28が接続された無線受信部26、受信制御部30及び受信処理部32で構成される。受信制御部30は、CPU、メモリ、AD変換ポート、入出力ポートを備えたコンピュータ回路であり、CPUによるプログラムの実行により実現される機能として、FM復調部34、FSK復調部36及びビット判定部38が設けられている。
無線受信部26は無線端末10から送信された426MHz帯の信号電波をアンテナ28で受信した後に増幅して受信制御部30に出力する。受信制御部30のFM復調部34は無線受信部26から出力されたFM変調信号を復調してベースバンドとなるMSK信号を復調してFSK復調部36に出力する。
FSK復調部36には、MKS信号の第1周波数1200Hzと第2周波数1800Hzの最小公倍数となる周波数3600Hzに対応した受信伝送速度3600bpsが設定されており、受信伝送速度3600bpsのサンプリングレートによりMSK信号をサンプリングしてビット列を生成する。
ビット判定部38は、FSK復調部36により生成されたビット列を、元のデジタル信号の実伝送速度1200bpsで決まる基準時間(1/1200秒)のビット数のグループに分割し、各グループのビット列からビット1又はビット0を判定して元のデジタル信号を復元する。ここで、受信変調速度を3600bpsに設定した場合、基準時間(1/1200秒)には3ビットが入ることから、ビット判定部38はFSK復調部36により生成されたビット列を3ビットのグループに分割してビット判定を行う。
受信処理部32は、受信制御部30で復調されて出力された信号に基づき、火災警報を出力させる。
[MSK信号のビット判定制御]
本発明で受信機の受信伝送速度を3600bpsに設定した場合のMSK信号のビット判定の説明に先立ち、従来の受信機の受信伝送速度を7200bpsに設定した場合のMSK信号のビット判定を説明する。
(受信伝送速度7200bpsのビット判定)
図2は7200bpsの受信伝送速度を設定した場合のMSK信号の復調を示した説明図であり、図2(A)は復調されたMSK信号を示し、図2(B)は7200bpsのサンプリングレートでAD変換したビット列を示し、図2(C)は判定結果を示す。
図2(A)の復調されたMSK信号は、元データの実伝送速度1200bpsで決まる基準時間T(1/1200Hz)の区間に元データのビット0に対応した1800Hz信号60と、元データのビット1に対応した1200Hz信号62が連続した位相でつながっている。
ここで、受信伝送速度を7200bpsに設定していることから、サンプリング周期は時刻t1〜t12に示すように、(1/7200)秒の周期となり、各サンプリング周期で2値化信号のビット列を抽出すると、図2(B)に示すように、1800Hz信号60はビット列110011となり、1200Hz信号62はビット列000111となり、不定ビットが発生することはない。従って、ビット列110011の場合はビット0と判定し、また、ビット列000111の場合はビット1と判定する。
なお、元データが10と変化した場合、MSK信号は先に1200Hz信号がきて次に1800Hz信号がくることとなり、この場合、先に来た1200Hzのビット列は111000となり、次の1800Hz信号のビット列は001100となることから、ビット列110011の場合にもビット0と判定し、また、ビット列000111の場合にもビット1と判定する。
(受信伝送速度3600bpsのビット判定)
図3は本発明による3600bpsの受信伝送速度を設定した場合のMSK信号の復調を示した説明図であり、図3(A)は復調されたMSK信号を示し、図3(B)はは3600bpsのサンプリングレートでAD変換したビット列を示し、図3(C)は判定結果を示す。
本実施形態では、受信伝送速度を3600bpsに設定していることから、サンプリング周期は図2に示した受信伝送速度7200bpsの場合の倍となる時刻t1,t3,t5,t7,t9,t11に示す(1/3600)秒の周期となり、各サンプリング周期で2値化信号のビット列を抽出すると、図3(C)に示すように、1800Hz信号60はビット列101となるが、1200Hz信号62は0x1と2ビット目が不定ビットxとなり、ビット1として判定されるか、ビット0として判定されるか分からない。
このように不定ビットxとなる理由は、1200Hz信号62の時刻t9〜t11のサンプリング区間で、1200Hz信号が反転しており、一つのサンプリング区間にマイナス波形成分64aとプラス波形成分64bが存在し、AD変換は両者のエネルギ−差分としてビット変換することから、MSK信号のジッタ等によりマイナス波形成分64aとプラス波形成分64bのバランスが変化し、ビット1に変換されたり、ビット0に変換されたりし、不定ビットxを生ずる。
また、元データが01と変化した場合、MSK信号は先に1200Hz信号がきて次に1800Hz信号がくることとなり、この場合、先に来た1200Hzのビット列は1x0となり、次の1800Hz信号のビット列は101となるが、1200Hz信号は1x0と2ビット目が不定ビットxとなり、ビット1として判定されるか、ビット0として判定されるか分からない。
このように受信伝送速度として3600bpsを設定した場合、不定ビットxの問題が発生し、このままでは正しく元データのビットを復元することができない。
[不定ビットを含むビット列からのビット判定]
(ビット判定の第1実施形態)
図1の受信制御部30に設けたビット判定部38によるビット判定の第1実施形態は、FSK復調部36により復調された不定ビットxを含むビット列を3ビット単位のグループに分割し、先頭から順番にグループを選択し、選択したグループの1ビット目、3ビット目及び次のグループの1ビット目の3ビット、即ち、選択したグループの先頭ビットをnビットとすると、nビット(1ビット目)、n+2ビット(3ビット目)及びn+3ビット(次のグループの1ビット目)の3ビットを抽出し、3ビットが101又は010の場合は選択されたグループをビット1と判定し、3ビットが001又は110の場合は選択されたグループをビット0と判定して元のデジタル信号のビットを復調する。
図4は20ビットの元データを例にとって7200bpsの復調ビット列、3600bpsの復調ビット列、及び不定ビットを含む3ビットのグループ単位のビット判定を一覧で示した説明図である。
図4に示す4行目の3600bpsビット列70には不定ビットが含まれており、第1実施形態にあっては、3600bpsのビット列を3ビット単位にグループ化し、続いて、先頭のグループから順にnビット(1ビット目)、n+2ビット(3ビット目)及びn+3ビット(次のグループの1ビット目)の3ビットを抽出すると、図4の5行目のビット列72が生成される。
例えば、不定ビットを含む先頭グループに対応した抽出ビット列は101となり、2番目のグループに対応した抽出ビット列は110となる。このように抽出された3ビット単位のビット列72に対し、ビット列101または010の場合はビット1と判定し、ビット列110または001の場合はビット0と判定することで、図4の6行目に示す判定結果74が得られる。
(最終ブロックのビット判定)
このようなビット判定を先頭から19番目のグループまで繰り返すことでビット判定することができるが、20番目となる最後のグループについては、ビット判定に必要な次のグループの1ビット目が得られず、ビット判定ができない。
そこで、最後のグループのビット判定は、一つ前のグループの3ビット目、最終グループの1ビット目及び3ビット目の3ビット、即ち、最後のグループの1ビット目をnビットとすると、n−1ビット(一つ前のグループの3ビット目)、nビット(ビット目)及びn+2ビット(3ビット目)を抽出し、3ビットが101又は010の場合に最終グループをビット1と判定し、3ビットが001又は110の場合に最終グループをビット0と判定する。
このように最終グループについては、後方から前方に折り返して3ビットを抽出することで、不定ビットが存在しても正しいビット判定ができる。
図5はビット判定を含む復調制御の第1実施形態を示したフローチャートであり、図1の受信機に設けられたFSK復調部36及びビット判定部38による制御動作となる。
図5に示すように、FSK復調部36はステップS1で復調されたMSK信号を3600bpsのサンプリングレートによるビット列に変換し、ステップS2で3ビット単位にグループ化してメモリに記憶する。
続いてステップS3に進み、ビット判定部38がメモリに記憶されたビット列の先頭グループから順番に、nビット、n+2ビット及びn+3ビットの3ビットを抽出し、ステップS4で101又は010を判定した場合はステップS5に進み、選択しているグループをビット1と判定し、それ以外の001又は110を判定した場合はステップS6に進み、ビット0を判定する。以下同様に、ステップS7で最終グループが判別するまで、ステップS3〜S8の処理を繰り返してビットを判定する。
ステップS7で最終グループが判別されるとステップS8に進み、前方のグループに折り返し、n−1ビット、nビット、n+2ビットを抽出し、ステップS8で101又は010を判定した場合はステップS10に進み、選択している最終グループをビット1と判定し、それ以外の001又は110を判定した場合はステップS11に進み、ビット0を判定し、一連の処理を終了する。
(ビット判定の第2実施形態)
図1の受信制御部30に設けたビット判定部38によるビット判定の第2実施形態は、無線端末10から元データのデジタル信号の最後にダミー信号を付加し、このダミー信号を付加したデジタル信号をMSK変調した後にFM変調して送信する。
このようにダミー信号が付加された無線信号を受信機12で受信し、受信伝送速度3600bpsを設定して復調する場合、前述した第1実施形態では、3600bpsビット列を3ビット単位にグループ分けした場合のビット判定において、最終グループにつき、前方に折り返した特殊な制御を必要とするが、第2実施形態は、最終グループについても、そのあとにダミー信号のグループ存在するため、全てのグループにつき、同じ判定制御を適用して正しくビット判定することができる。
図6は受信機で受信される信号電波の信号形式を示した説明図であり、図6(A)は通常の信号形式を示し、図6(B)はダミー信号を付加した信号形式を示す。
図6(A)に示すように、通常の信号電波40は、先頭に所定ビット長のプリアンブルコード42が配置され、続いて、無線端末10に固有な識別コードとしてシンクワード44が配置される。シンクワード44に続いては、これに続くデータ部分の長さを示す信号長46が配置され、その後がデータ48となり、最後に誤り検出用のCRCコード50が配置されている。
これに対し図6(B)に示す信号電波40は最後にダミーデータ52が付加されており、受信機12で復調された最後のグループにつき、その後にダミーデータのグループが存在することで、nビット(1ビット目)、n+2ビット(3ビット目)及びn+3ビット(次のグループの1ビット目)の3ビットを抽出して正しいビットを判定できる。
図7はビット判定を含む復調制御の第2実施形態を示したフローチャートであり、図1の受信機に設けられたFSK復調部36及びビット判定部38による制御動作とる。
図7に示すように、FSK復調部36はステップS21で復調されたMSK信号を3600bpsのサンプリングレートによるビット列に変換し、ステップS22で3ビット単位にグループ化してメモリに記憶する。続いてステップS23に進み、ビット判定部38がメモリに記憶されたビット列の先頭グループから順番に、nビット、n+2ビット及びn+3ビットの3ビットを抽出し、ステップS24で101又は010を判定した場合はステップS25に進み、選択しているグループをビット1と判定し、それ以外の001又は110を判定した場合はステップS26に進み、ビット0を判定する。以下同様に、ステップS27で最終グループが判別するまで、ステップS23〜S28の処理を繰り返してビットを判定する。
このようなステップS21〜S27に示す制御は、図5に示したビット判定制御の第1実施形態におけるステップS3〜S7と同じ処理となる。
(ビット判定の第3実施形態)
図1の受信制御部30に設けたビット判定部38によるビット判定の第3実施形態は、FSK復調部36により復調された不定ビットxを含むビット列を3ビット単位のグループに分割した後にメモリに記憶し、メモリに記憶したビット列を対象に末尾から順番に先頭に向かってグループを選択し、選択したグループの一つ前のグループの3ビット目、選択したグループの1ビット目及び3ビット目の3ビット、即ち、選択したグループの先頭ビットをnビットとすると、n−1ビット(一つ前のグループの3ビット目)、nビット(1ビット目)及びn+2ビット(3ビット目)の3ビットを抽出し、3ビットが101又は010の場合は選択されたグループをビット1と判定し、3ビットが001又は110の場合は選択されたグループをビット0と判定して元のデジタル信号のビットを復調する。
図4の4行目に示す3600bpsのビット列70を3ビット単位にグループ化したビット列70を対象に、終端のグループから前方に向けて順番にn−1ビット、nビット及びn+2ビットの3ビットを抽出した第3実施形態のビット判定に用いるビット列76を7行目に示している。
このビット列76において、例えば、不定ビットを含む終端グループに対応した抽出ビット列は101となり、不定ビットを含む終端から2番目のグループに対応した抽出ビット列も101となる。このように抽出された3ビット単位のビット列76に対し、ビット列101または010の場合はビット1と判定し、ビット列011または100の場合はビット0と判定することで、図4の8行目に示す判定結果78が得られる。
ここで、図4に示す3600bpsのビット列70の先頭グループの場合、それより前に信号が存在しないことからn−1ビットが得られず、ビット判定ができないが、図6(A)に示したように、信号電波40のデータ部分の先頭にはプリアンブルコード42が配置されており、データの先頭グループに隣接したプリアンブルコードに対応したグループの3ビット目を、n−1ビットとすることで、特別な信号の付加を必要とすることなく、先頭グループについても正しいビット判定ができる。
図8はビット判定を含む復調制御の第3実施形態を示したフローチャートであり、図1の受信機に設けられたFSK復調部36及びビット判定部38による制御動作とる。
図8に示すように、FSK復調部36はステップS31で復調されたMSK信号を3600bpsのサンプリングレートによるビット列に変換し、ステップS32で3ビット単位にグループ化してビット列の全てをメモリに記憶する。
続いてステップS33に進み、ビット判定部38がメモリに記憶されたビット列の終端グループから順番に、n−1ビット、nビット及びn+2ビットの3ビットを抽出し、ステップS34で101又は010を判定した場合はステップS35に進み、選択しているグループをビット1と判定し、それ以外の001又は110を判定した場合はステップS36に進み、ビット0を判定する。以下同様に、ステップS37で全グループを判別するまで、ステップS33〜S37の処理を繰り返してビットを判定する。
このように第3実施形態のビット判定制御にあっては、3600bpsのサンプリングレートで変換したビット列の全てをメモリに記憶する手間は必要になるが、その後に、終端グループから先頭グループに向けて順番に同じ処理を繰り返すことで処理が簡単となり、不定ビットが存在しても正しいビット判定ができる。
[一般化した受信伝送速度の設定による受信]
前述した第1乃至第3実施形態によるビット判定は、一般的には、元データとなるデジタル信号のビット0に所定の第1周波数f1を割り当てると共にデジタル信号のビット1に第1周波数f1の1.5倍の第2周波数f2(=1.5f1)を割り当ててMSK変調し、更にFM変調して送信された無線信号を受信して復調する受信機について、受信した無線信号からFM復調したMSK信号を、第1周波数f1と第2周波数f2の最小公倍数に対応した受信伝送速度のサンプリングレートによりビット列に変換する全てのケースに適用できる。
ここで、上記の実施形態は、
元データの実伝送速度=1200bps
MSK周波数偏移=1500HZ±300Hz
第1周波数f1=1200Hz
第2周波数f2=1800Hz
受信伝送速度=3600bps
とした場合である。
このため別の実施形態として、
元データの実伝送速度=2400bps
MSK周波数偏移=3000Hz±600Hz
第1周波数f1=2400Hz
第2周波数f2=3600Hz
受信伝送速度=7200bps
とした場合にも、前述した第1乃至第3実施形態によるビット判定を適用して不定ビットが存在しても正しいビットが判定でき、本来、受信伝送速度14400bpsの設定を必要とするが、その半分の7200bpsの受信伝送速度の設定による受信を可能とし、受信感度を高めることができる。
この点は、更に、元データの実伝送速度を高くした場合にも、同様に適用できる。
〔本発明の変形例〕
(サンプリングレート)
上記の実施形態は、第1周波数と第2周波数の最小公倍数を受信伝送速度のサンプリングレートとしているが、サンプリングレートを最小公倍数の倍数としても良い。受信感度を確保するためには上述のとおり、サンプリングレートを最小公倍数とすることが好適であるが、サンプリングレートを最小公倍数のn倍とすることで、連続するnビットの値を元に、例えば多数決や複数一致の条件を付けることで誤り訂正を史ながら最小公倍数サンプリングレートにおける1ビットの値を検出することが出来る。上記の場合においても、グループ内のビットセットを比較して復調っすれば適用の範囲内である。
例えば受信サンプリングレートを2倍の7200bpsにするときは図2のように、判定ビットが1の場合に(1,1)、(0、0)、(1,1)というように連続する2ビットが3セット得られる。このとき、セットごとに多数決をとるとグループは(1,0,1)となる。また次の判定ビット0は(0,0)、(0,1)、(1,1)となるため、グループは(0、不定、1)となる。その後は上述の通り1グループ目の1セット、3セット、次グループ目の1セットを確認し、(1、1、0)となることから、1つ目の送信ビットが1であることが受信可能である。このような方式についても適用範囲内である。
(通信システム)
上記の実施形態は、無線端末から受信機ら信号電波を送信する片方向通信を例にとっているが、例えば無線連動型の住警器のように、無線端末に送信機能と受信機能を設け、他の住警器との間で信号電波を相互に送受信する双方向通信としても良いことは勿論である。
(警報器)
上記の実施形態は、火災を検知して警報する通信システムを例にとるものであったが、火災以外のガス漏れ警報器、CO警報器、各種の防犯用警報器を配置した警報システムやそれら警報器を複合的に含むシステムについても同様に適用できる。
(その他)
また、本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:無線端末
12:受信機
14:端末信号処理部
16:端末制御部
18:無線送信部
22:MSK変調部
24:FM変調部
26:無線受信部
30:受信制御部
32:受信信号処理部
34:FM復調部
36:FSK復調部
38:ビット判定部
40:信号電波
42:プリアンブルコード
52:ダミーデータ
60:1800Hz信号
62:1200Hz信号

Claims (6)

  1. 元データとなるデジタル信号のビット0に所定の第1周波数を割り当てると共に前記デジタル信号のビット1に前記第1周波数の1.5倍の第2周波数を割り当ててMSK変調し、更にFM変調して送信された無線信号を受信して前記デジタル信号を復調する受信機に於いて、
    受信した前記無線信号からFM復調した復調信号を、前記第1周波数と第2周波数の最小公倍数に対応した受信伝送速度のサンプリングレートによりビット列に変換する復調部と、
    前記復調されたビット列を3ビット単位のグループに分割し、先頭から順番にグループを選択し、当該選択グループの1ビット目、3ビット目及び次のグループの1ビット目の3ビットを抽出し、前記3ビットが101又は010の場合は前記選択グループをビット1と判定し、前記3ビットが001又は110の場合は前記選択グループをビット0と判定して前記デジタル信号を復調するビット判定部と、
    が設けられたことを特徴とする受信機。
  2. 請求項1記載の受信機に於いて、
    前記ビット判定部は、前記ビット列の最終グループについて、一つ前のグループの3ビット目、前記最終グループの1ビット目及び3ビット目の3ビットを抽出し、前記3ビットが101又は010の場合に前記最終グループをビット1と判定し、前記3ビットが001又は110の場合に前記最終グループをビット0と判定することを特徴とする受信機。
  3. 末尾にダミー信号が付加された元データとなるデジタル信号のビット0に所定の第1周波数を割り当てると共に前記デジタル信号のビット1に前記第1周波数の1.5倍の第2周波数を割り当ててMSK変調し、更にFM変調して送信された無線信号を受信して前記デジタル信号を復調する受信機に於いて、
    受信した前記無線信号からFM復調した復調信号を、前記第1周波数信号の1200Hzと第2周波数信号と1800Hzの最小公倍数に対応した受信伝送速度3600bpsのサンプリングレートによりビット列に変換する復調部と、
    前記復調されたビット列を3ビット単位のグループに分割し、先頭のグループから順番に、1ビット目、3ビット目及び次のグループの1ビット目の3ビットを抽出し、前記3ビットが101又は010の場合は当該グループをビット1と判定し、前記3ビットが001又は110の場合は当該グループをビット0と判定して前記デジタル信号を復調するビット判定部と、
    が設けられたことを特徴とする受信機。
  4. 元データとなるデジタル信号のビット0に所定の第1周波数を割り当てると共に前記デジタル信号のビット1に前記第1周波数の1.5倍の第2周波数を割り当ててMSK変調し、更にFM変調して送信された無線信号を受信して前記デジタル信号を復調する受信機に於いて、
    受信した前記無線信号からFM復調した復調信号を、前記第1周波数と第2周波数の最小公倍数に対応した所定の受信伝送速度のサンプリングレートによりビット列に変換して記憶部に記憶し、
    前記記憶部に記憶された前記ビット列を3ビット単位のグループに分割し、末尾から順番にグループを選択し、当該選択グループの一つ前のグループの3ビット目、前記選択グループの1ビット目及び3ビット目の3ビットを抽出し、前記3ビットが101又は010の場合は前記選択グループをビット1と判定し、前記3ビットが001又は110の場合は前記選択グループをビット0と判定して前記デジタル信号を復調するビット判定部と、
    が設けられたことを特徴とする受信機。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の受信機に於いて、前記第1周波数を1200Hz、前記第2周波数を1800Hz、前記受信伝送速度を3600bpsとしたことを特徴とする受信機。
  6. 請求項1乃至4の何れかに記載の受信機に於いて、前記第1周波数を2400Hz、前記第2周波数を3600Hz、前記受信伝送速度を7200bpsとしたことを特徴とする受信機。
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