JP4650235B2 - 無線受信装置及び無線受信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ウルトラワイドバンド通信の無線信号を受信する無線受信装置、及び無線受信方法に関する。
近年、高速無線伝送方式の一つとして、所定の周期タイミングに同期したパルス信号からなるパルス信号列を用いて超広帯域な通信を行うウルトラワイドバンド(UWB:Ultra Wide Band)通信方式が注目されている。UWB通信の一態様として、搬送波を用いず、例えばパルス幅が1nsec以下等の極めて細かいパルス信号からなるパルス信号列を用いて通信を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
図7は、背景技術に係るUWB通信の無線受信装置100を示すブロック図である。図7に示す無線受信装置100は、UWB通信による無線送信装置から送られてきたUWB通信信号を受信するアンテナ101と、アンテナ101で受信されたUWB通信信号を増幅するアンプ102と、制御部105から出力された時系列上の所定のタイミングを示すテンプレート信号Sxに基づいてアンプ102で増幅された信号Syを積分することにより、テンプレート信号Sxと信号Syとの相関を示す積分電圧Szを生成する積分回路103と、その積分電圧Szをデジタル値に変換するAD変換器104と、AD変換器104で得られた相関値に基づきテンプレート信号SxをUWB通信信号と同期させて積分回路103へ出力すると共に、AD変換器104で得られた相関値からデータを復調する制御部105とを備えている。
このように構成された無線受信装置100は、所定の周期タイミングに同期して時間軸上に配置されたUWB通信のパルス信号を受信するために、送信されたパルス信号と無線受信装置100側の受信タイミング、すなわちテンプレート信号Sxのタイミングとを同期させるパルス同期を行って、パルス信号と無線受信装置100側の受信タイミングとを同期させながら通信信号を受信するようになっている。
特表平10−508725号公報
ところで、上述のような無線受信装置100では、送信装置側でパルス信号の周期タイミングを生成するタイミング発生回路の精度ばらつきや、無線受信装置100側で受信周期タイミングを生成する制御部105の精度ばらつき等により、送信装置側と無線受信装置100側とで周期タイミングにずれが生じ、一度パルス同期を取っても時間の経過と共に周期タイミングのずれが増大し、同期が取れなくなってしまうという不都合があった。
本発明は、このような問題に鑑みて為された発明であり、パルス同期が取れた後、パルス同期の維持の確実性を向上することができる無線受信装置、及び無線受信方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の第1の手段に係る無線受信装置は、パルス同期を取るためのパルスが予め設定されたパルス周期で配置された同期用パルス列が先頭に設けられ、当該同期用パルス列の後ろに予め設定された単位期間毎に、前記パルス周期でパルスが配置されたパルス有区間とパルスが無いパルス無区間とが設けられた通信フレームを受信する無線受信装置であって、前記通信フレームを受信する受信部と、前記パルス周期における一部の期間である積分期間について前記受信部により受信された通信フレームを積分する積分部と、前記同期用パルス列における前記積分部による積分値を、前記単位期間毎に積算し、当該積算値が所定のパルス消失検出用閾値に満たない場合、前記パルスが消失したことを検出するパルス消失検出部と、前記パルス消失検出部によって前記パルスが消失したことが検出されたタイミングから開始する前記単位期間毎に前記積分部による積分値を積算するパルス検出用積算部と、前記パルス検出用積算部による積算値が、予め設定されたパルス有無判定用閾値を超える場合、当該単位期間は前記パルス有区間であると判定し、当該パルス有無判定用閾値に満たない場合、当該単位期間は前記パルス無区間であると判定するパルス有無判定部と、前記パルス有無判定部によって前記パルス有区間であると判定された単位期間において、前記積分部による積分値に基づいて前記パルスが前記受信部により受信されるタイミングである同期タイミングと前記積分期間とを同期させる同期部と、前記同期部により前記同期タイミングと前記積分期間とが同期された状態で、前記積分部による積分値からデータを取得するデータ取得部とを備えたことを特徴としている。
また、上述の無線受信装置において、前記パルス検出用積算部は、前記単位期間を繰り返し計時する計時部を備え、前記パルス消失検出部によって前記パルスが消失したことが検出されたタイミングにおいて前記計時部による前記単位期間の計時を開始させ、前記計時部により前記単位期間を取得することにより、当該タイミングから前記単位期間を開始させることを特徴としている。
また、上述の無線受信装置において、前記パルス消失検出部は、前記同期用パルス列における前記積分部による積分値を、前記単位期間について積算するパルス消失検出用積算部と、前記パルス消失検出用積算部により得られた積算値の5%〜25%の値を前記パルス消失検出用閾値として設定するパルス消失検出用閾値設定部とをさらに備えることを特徴としている。
また、上述の無線受信装置において、前記データ取得部は、前記パルス有無判定部の判定結果に基づいて、前記データを取得することを特徴としている。
また、上述の無線受信装置において、前記積分部は、互いに異なるタイミングにおける複数の前記積分期間について前記受信部により受信された通信フレームを積分する複数の積分回路と、前記複数の積分回路による積分値を加算する加算回路とを備え、前記同期部は、前記複数の積分回路により得られた複数の積分値を比較する比較部と、前記比較部による比較結果に基づいて前記同期タイミングを取得し、前記複数の積分期間のうちいずれかを前記同期タイミングと同期するタイミングに設定する同期制御部とを備え、前記パルス消失検出部及びパルス検出用積算部は、前記積分部による積分値の代わりに前記加算回路による加算値を用いることを特徴としている。
そして、本発明の第2の手段に係る無線受信装置は、パルス同期を取るためのパルスが予め設定されたパルス周期で配置された同期用パルス列が先頭に設けられ、当該同期用パルス列の後ろに予め設定された単位期間毎に、前記パルス周期でパルスが配置されたパルス有区間とパルスが無いパルス無区間とが設けられた通信フレームを受信する無線受信方法であって、前記通信フレームを受信する工程と、前記パルス周期における一部の期間である積分期間について前記受信された通信フレームを積分する工程と、前記同期用パルス列における前記積分値を、前記単位期間毎に積算し、当該積算値が所定のパルス消失検出用閾値に満たない場合、前記パルスが消失したことを検出する工程と、前記パルスが消失したことが検出されたタイミングから開始する前記単位期間毎に前記積分値を積算した値をパルス検出用積算値として取得する工程と、前記パルス検出用積算値が、予め設定されたパルス有無判定用閾値を超える場合、当該単位期間は前記パルス有区間であると判定し、当該パルス有無判定用閾値に満たない場合、当該単位期間は前記パルス無区間であると判定する工程と、前記パルス有区間であると判定された単位期間において得られた前記積分値に基づいて前記パルスが受信されるタイミングを同期タイミングとして取得し、前記積分期間を前記同期タイミングと同期するタイミングに設定する工程と、前記積分期間と前記同期タイミングとが同期された状態で、前記積分値からデータを取得する工程とを備えたことを特徴としている。
このような構成の無線受信装置及び無線受信方法は、パルス同期を取るためのパルスが予め設定されたパルス周期で配置された同期用パルス列が先頭に設けられ、当該同期用パルス列の後ろに予め設定された単位期間毎に、前記パルス周期でパルスが配置されたパルス有区間とパルスが無いパルス無区間とが設けられた通信フレームを受信する際に、前記パルス周期における一部の期間である積分期間について受信された通信フレームが積分され、同期用パルス列における積分値が単位期間毎に積算され、当該積算値が所定のパルス消失検出用閾値に満たない場合、パルスの消失が検出される。そして、パルスが消失したことが検出されたタイミングから開始する単位期間毎に積分値が積算された値がパルス検出用積算値として取得され、このパルス検出用積算値が予め設定されたパルス有無判定用閾値を超える場合、当該単位期間はパルス有区間であると判定され、パルス有無判定用閾値に満たない場合、当該単位期間はパルス無区間であると判定される。さらに、パルス有区間であると判定された単位期間において得られた積分値に基づいてパルスが受信されるタイミングが同期タイミングとして取得され、積分期間が同期タイミングと同期するタイミングに設定される。そして、積分期間と同期タイミングとが同期された状態で、積分値からデータが取得される。この場合、同期用パルス列の後ろに設けられたパルスの積分値に基づいて、パルスが受信されるタイミングが同期タイミングとして取得され、積分期間が同期タイミングと同期するタイミングに設定されるので、パルス同期が取れた後、パルス同期の維持の確実性を向上することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。図1は、本発明の一実施形態に係る無線受信方法を用いた無線受信装置1の構成の一例を示すブロック図である。図2は、図1に示す無線受信装置1によって受信される無線信号の一例を示す説
明図である。図2(a)は通信フレームF1の一例を示す図であり、図2(b)は図2(a)における符号Aの部分を拡大して示した図である。図2(a)に示すように、通信フレームF1は、パルス同期用の連続パルス列F11(同期用パルス列)と、ビット同期用パルス配列F12と、ユニークワードF13と、データ部F14とを備えている。また、図2(b)に示すように、パルスPは例えば50nsec周期で配置されており、パルスPのパルス幅は例えば1nsecにされている。
連続パルス列F11は、通信フレームF1と無線受信装置1におけるパルスPの受信タイミングとを同期させるためのパルス列で、例えば100μsec〜900μsec程度の期間、パルスPが50nsec周期で連続するようにされている。ビット同期用パルス配列F12は、ビット同期をとるためのパルス列で、予め設定された単位期間t0の間、パルスPが無いパルス無区間B0と、パルスPが50nsec周期で連続するパルス有区間B1とが交互に配置されるようになっている。ユニークワードF13は、ビット同期用パルス配列F12とデータ部F14とを区別するためのパルス列である。
データ部F14は、一つのパルス無区間B0と一つのパルス有区間B1とが組み合わされて1ビットのデータを表すようにされており、1ビットを表すビット区間tbにおいて、例えばパルス無区間B0の次にパルス有区間B1となればビット「1」、パルス有区間B1の次にパルス無区間B0となればビット「0」を表すようにされている。
図1に示す無線受信装置1は、アンテナ2(受信部)、アンプ3、フィルタ4、検波器5、積分ブロック6−1〜6−n、加算器7(加算回路)、信号処理部8、ゲート信号生成部9、及び位相制御部10を備える。
アンテナ2は、ウルトラワイドバンドの無線信号を受信する受信用アンテナである。アンプ3は、アンテナ2で受信された信号を増幅する増幅回路である。フィルタ4は、アンプ3の出力信号を濾波する帯域フィルタである。検波器5は、フィルタ4の出力信号を包絡線検波し、検波信号K1として積分ブロック6−1〜6−nへ出力する検波器である。アンテナ2、アンプ3、フィルタ4、及び検波器5によって、アンテナ2で受信された例えば3.2GHzの帯域の信号が包絡線検波されて約500MHz程度に周波数変換され、パルス復調されるようになっている。
積分ブロック6−1〜6−nは、検波器5から出力された検波信号K1を積分し、積分信号S1〜Snとして出力する積分回路61−1〜61−nと、積分回路61−1〜61−nから出力された積分信号S1〜Snをデジタル値に変換し、信号AD1〜ADnとして出力するAD変換器62−1〜62−nとを備えている。AD変換器62−1〜62−nは、例えば8bit、255段のAD変換器である。以下、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す。
加算器7は、AD変換器62−1〜62−nから出力される信号AD1〜ADn、すなわち積分回路61−1〜61−nの積分値を加算して加算値AD0として信号処理部8へ出力する加算回路である。ゲート信号生成部9は、例えば発振回路を備えて構成されており、ウルトラワイドバンド通信における無線信号パルスの周期と同一の周期で積分回路61−1〜61−nに積分動作をさせるべく、周期t1毎に積分期間、すなわちウィンドウ期間を示す基準ゲート信号Gを出力する回路部である。
位相制御部10は、ゲート信号生成部9から出力された基準ゲート信号Gと信号処理部8からの制御信号とに基づいて、基準ゲート信号Gの位相を、積分回路61−1〜61−nにそれぞれ積分動作をさせるタイミングを示すべく変化させ、ゲート信号G1〜Gnとして積分回路61−1〜61−nへそれぞれ出力する。
信号処理部8は、AD変換器62−1〜62−nから出力される信号AD1〜ADnに基づいて、受信パルスとの同期タイミングを取得し、維持すると共に、加算器7の出力信号に基づいて受信信号からデータを復調し、データDoutとして外部へ出力する回路部である。
図3は、信号処理部8の構成の一例を示すブロック図である。図3に示す信号処理部8は、同期部81、パルス消失検出部82、パルス検出用積算部83、パルス有無判定部84、及びデータ取得部85を備えている。
同期部81は、積算部811と、比較部812と、同期制御部813とを備えている。積算部811は、例えば、タイマ回路からなる計時部814と、加算器とを用いて構成されている。そして、計時部814により単位期間t0を計時し、加算器によってAD変換器62−1〜62−nから出力される積分値AD1〜ADnをそれぞれ単位期間t0毎に積算する。比較部812は、例えば比較器を用いて構成され、積算部811で得られた出力信号AD1〜ADnの積算値SD1〜SDnを比較して、その比較結果を示す信号を同期制御部813へ出力する。
同期制御部813は、例えば順序回路やマイクロコンピュータ等を用いて構成された制御回路で、パルス検出用積算部83からの制御信号に応じて比較部812による比較結果に基づいて、パルスPと積分期間とを同期させてパルス同期をとるべく位相制御部10へ制御信号を出力し、位相制御部10から出力されるゲート信号G1〜GnのうちいずれかとパルスPとを同期させる。
パルス消失検出部82は、例えばタイマ回路、加算器やマイクロコンピュータ等を用いて構成された制御回路で、所定の制御プログラムを実行することにより、パルス消失検出用積算部821、パルス消失検出用閾値設定部822、及びパルス消失判定部823として機能する。
パルス消失検出用積算部821は、例えばタイマ回路や加算器を用いて構成され、連続パルス列F11の受信中において加算器7から出力された加算値AD0を、単位期間t0毎に積算値SS1として積算する。パルス消失検出用閾値設定部822は、パルス消失検出用積算部821で最初に得られた積算値SS1、すなわちパルスPが連続して存在している期間において加算値AD0を単位期間t0の間積算することにより得られる積算値SS1が、パルスPが消失したと判断するのに十分な低いレベルまで低下したことを判定するべく、パルスPの有無を判定するためのパルス消失検出用閾値SS2を、積算値SS1の5%〜25%程度、例えば積算値SS1の25%として設定する。
パルス消失判定部823は、例えば比較器を用いて構成されており、積算値SS1がパルス消失検出用閾値SS2以下になった場合にパルスPが消失したと判断し、積算部811及びパルス検出用積算部83を初期化させるべくパルスPの消失を示す制御信号PEを積算部811及びパルス検出用積算部83へ出力する。
パルス検出用積算部83は、パルス消失検出部82によってパルスPが消失したことが検出されたタイミングから開始する単位期間t0毎に加算値AD0を積算するもので、単位期間t0を繰り返し計時する計時部831を備え、パルス消失判定部823からパルスPの消失を示す制御信号PEが出力されたタイミングにおいて計時部831を初期化すると共に単位期間t0の計時を開始させる。そして、計時部831により計時される単位期間t0毎に加算値AD0の積算値SS3を算出する。
パルス有無判定部84は、パルス検出用積算部83による積算値SS3が、予め設定されたパルス有無判定用閾値SS4を超える場合、パルス有区間B1が受信されたと判定し、パルス有無判定用閾値SS4以下の場合、パルス無区間B0が受信されたと判定し、その判定結果を示す信号SS5を同期制御部813及びデータ取得部85へ出力する。パルス有無判定用閾値SS4としては、例えばパルス消失検出用閾値設定部822で設定されたパルス消失検出用閾値SS2を用いることができる。
データ取得部85は、パルス有無判定部84から出力された信号SS5に基づいて、パルス無区間B0の次にパルス有区間B1が組み合わされて1ビットが構成されていればビット「1」、パルス有区間B1の次にパルス無区間B0が組み合わされて1ビットが構成されていればビット「0」として構成したビット列をデータDoutとして外部へ出力する。
次に、上述のように構成された無線受信装置1の動作について説明する。アンテナ2によるウルトラワイドバンド通信における無線信号の受信が開始された初期状態においては、アンテナ2で受信されたウルトラワイドバンド通信における無線信号パルスのタイミングと無線受信装置1における受信タイミングとが同期していないので、ます、同期制御部813によって、無線信号パルスがアンテナ2により受信されるパルスタイミングを同期タイミングとして取得する初期同期処理が行われる。
図4は、同期制御部813による初期同期処理の一例を説明するための信号波形図である。図4(a)において、検波器5から出力された検波信号K1には、ウルトラワイドバンド通信の送信装置におけるパルス送信周期である周期t2毎にパルスPが含まれている。また、ゲート信号G1はハイレベルで積分回路61−1に積分動作を行わせ、ゲート信号G2はハイレベルで積分回路61−2に積分動作を行わせる信号である。
そして、図4(a)に示すように、初期状態においては、検波信号K1におけるパルスPのタイミングと、ゲート信号G1がハイレベルのタイミングである積分期間ts1及びゲート信号G2がハイレベルのタイミングである積分期間ts2とは一致しておらず、パルス同期がとれていない。そこで、例えば図4(a)に示すように、同期制御部813からの制御信号に応じて、位相制御部10によって、ゲート信号G1における積分期間ts1のタイミングは遅れ方向に徐々に変化されてAD変換器62−1から出力される積分値AD1が増大するタイミングが探索され、ゲート信号G2における積分期間ts2のタイミングは積分期間ts1とは逆に進み方向に徐々に変化されてAD変換器62−2から出力される積分値AD2が増大するタイミングが探索される。
さらに、出力信号AD1が増大した場合、同期制御部813によって、その積分値AD1が得られた積分期間ts1のタイミングが同期タイミングとして取得され、出力信号AD2が増大した場合、その積分値AD2が得られた積分期間ts2のタイミングが同期タイミングとして取得される。
この場合、同期制御部813によって、積分期間ts1と積分期間ts2とが重複しないタイミングに設定され、積分期間ts1及び積分期間ts2のタイミングを変化させつつ出力信号AD1及び出力信号AD2のうちいずれかにより得られる積分値が増大するタイミングが探索され、その積分値が増大するタイミングが同期タイミングとして取得されるので、二つの積分期間を用いてパルス同期タイミングを探索することができ、一の積分期間をずらしながらパルス同期タイミングを探索する場合と比べて、初期同期処理の処理時間を約1/2にすることができる。
なお、初期同期処理において、積分ブロック6−1,6−2を用いて積分期間ts1と積分期間ts2とのタイミングを変化させることにより、同期タイミングを探索する例を示したが、n個の積分ブロック6−1〜6−nを用いて、n個の積分期間のタイミングを変化させることにより、同期タイミングを探索するようにしてもよい。この場合、一の積分期間をずらしながらパルス同期タイミングを探索する場合と比べて、初期同期処理の処理時間を約1/nにすることができる。
そして、図4(b)に示すように、同期制御部813からの制御信号に応じて、位相制御部10によって、ゲート信号G1における積分期間ts1のタイミングが同期タイミングとして取得されたタイミング、すなわちパルスPのタイミングと同期される。これにより、パルスPは、積分回路61−1によって積分され、積分信号S1が増大する。図4(b)に示すゲート信号G2と積分信号S2との動作については後述する。
次に、初期同期処理が行われた後に同期を維持する際の同期制御部813の同期維持処理について説明する。図5は、初期同期処理が行われた後に同期を維持する際の同期制御部813の動作について説明するためのタイミングチャートである。まず、同期制御部813によって、上述の図4に示す動作により同期タイミングが取得され、図5(a)に示すように、パルスPのタイミングとゲート信号G1における積分期間ts1のタイミングとが同期され、さらに同期制御部813からの制御信号に応じて、位相制御部10によって、積分期間ts2の一部が積分期間ts1の一部と重複される。
ここで、無線送信装置におけるパルス周期t2と、ゲート信号生成部9により生成される基準ゲート信号Gの周期t1とは、原則同一となるように設定されているが、無線送信装置における発振回路等のパルス周期t2の生成回路と、ゲート信号生成部9における発振回路等のパルス周期t1の生成回路との精度ばらつき等により、パルス周期t1とパルス周期t2との間に差異が生じる場合がある。そうすると、例えばパルス周期t2がパルス周期t1より長い場合には、ゲート信号G1における積分期間ts1のタイミングに対してパルスPのタイミングが遅れることとなる一方、例えばパルス周期t2がパルス周期t1より短い場合には、ゲート信号G1における積分期間ts1のタイミングに対してパルスPのタイミングが進むこととなり、いずれにしても時間の経過と共に周期タイミングのずれが増大し、そのままでは同期が取れなくなってしまう。
そこで、無線受信装置1では、同期部81によって、AD変換器62−1により得られた積分値を示す信号AD1と、AD変換器62−2により得られた積分値を示す信号AD2とに基づいて、ゲート信号G1における積分期間ts1のタイミングがパルスPのタイミングと同期するように調整され、同期が維持される。
具体的には、例えば、パルス周期t2がパルス周期t1より長い場合には、図5(a)において、矢印Bで示すように、ゲート信号G1における積分期間ts1のタイミングに対してパルスPのタイミングが遅れる。そうすると、図5(b)に示すように、AD変換器62−1の積分信号S1のレベルが低下し、信号AD1で示される積分値が減少する一方、AD変換器62−2の積分信号S2のレベルが増大し、信号AD2で示される積分値が増大する。
そして、積算部811によって、計時部814で計時された単位期間t0の期間、信号AD1,AD2が積算されて積算値SD1,SD2として比較部812へ出力され、比較部812によって、積算値SD1と積算値SD2とが比較され、積算値SD2の方が大きくなった場合には、パルスPのタイミングが遅れたと判断される。そうすると、図5(c)に示すように、同期制御部813からの制御信号に応じて、位相制御部10によって、ゲート信号G1における積分期間ts1のタイミングとゲート信号G2における積分期間ts2のタイミングとが積分期間ts2の方向、すなわち遅れ方向に変化される。
そして、比較部812による積算値SD1と積算値SD2との比較結果が略同一になるように積分期間ts1と積分期間ts2とのタイミングが調整され、パルスPのタイミングが積分期間ts1と積分期間ts2との重複部分の中心になるようにされるので、ゲート信号G1における積分期間ts1のタイミングがパルスPのタイミングと同期され、パルス同期が維持される。
一方、例えば、パルス周期t2がパルス周期t1より短い場合には、ゲート信号G1における積分期間ts1のタイミングに対してパルスPのタイミングが進む。そうすると、AD変換器62−1の積分信号S1のレベルが増大し、信号AD1で示される積分値が増大する一方、AD変換器62−2の積分信号S2のレベルが減少し、信号AD2で示される積分値が減少する。
そして、積算部811によって、計時部814で計時された単位期間t0の期間、信号AD1,AD2が積算されて積算値SD1,SD2として比較部812へ出力され、比較部812によって、積算値SD1と積算値SD2とが比較され、積算値SD1の方が大きくなった場合には、パルスPのタイミングが進んだと判断される。さらに、同期制御部813からの制御信号に応じて、位相制御部10によって、ゲート信号G1における積分期間ts1とゲート信号G2における積分期間ts2のタイミングとが積分期間ts1の方向、すなわち進み方向に変化される。
そして、比較部812による積算値SD1と積算値SD2との比較結果が略同一になるように積分期間ts1と積分期間ts2とのタイミングが調整される結果、パルスPのタイミングが積分期間ts1と積分期間ts2との重複部分の中心になるようにされるので、ゲート信号G1における積分期間ts1のタイミングがパルスPのタイミングと同期され、パルス同期が維持される。
これにより、パルスPのタイミングがずれた場合には、同期制御部813によって積算値SD1と積算値SD2との比較結果に基づいて、積分期間ts1と積分期間ts2とのタイミングが調整され、パルス同期を維持することができる。
ところで、図2(a)に示すように、通信フレームF1には、パルスPが無いパルス無区間B0が含まれている。そうすると、上述のような同期維持処理を行う場合、パルス無区間B0においては、いずれの積分期間においてもパルスPが検出されないため、積算値SD1,SD2はノイズレベルを示す値となる。そうすると、比較部812によって、ノイズレベル同士が比較され、その比較結果、すなわちノイズレベルの比較結果に基づいて同期制御部813による積分期間のタイミング変更処理が行われるため、パルス同期がずれてしまうという問題が生じる。
そこで、図1に示す無線受信装置1では、パルス無区間B0においてパルス同期がずれてしまうことを抑制するべく以下の処理を行う。図6は、パルス無区間B0においてパルス同期がずれてしまうことを抑制するための信号処理部8の動作を説明するための説明図である。
まず、通信フレームF1がアンテナ2によって受信されると、連続パルス列F11の先頭であるタイミングT0から上述の初期同期処理が実行され、タイミングT1においてパルス同期がとれる。そうすると、パルス消失検出用積算部821によって、タイミングT1から単位期間t0経過後のタイミングT2までの間、加算器7から出力された加算値AD0が積算されて積算値SS1が算出される。そして、パルス消失検出用積算部821によって、タイミングT1からタイミングT2までの間に得られた積算値SS1に例えば0.25を乗じた値がパルス消失検出用閾値SS2として記憶され、設定される。
次に、パルス消失検出用積算部821によって、タイミングT2以降、加算器7から出力された加算値AD0が単位期間t0毎に積算され、その積算値SS1がパルス消失判定部823によってパルス消失検出用閾値SS2と比較され、積算値SS1がパルス消失検出用閾値SS2以下になった場合(タイミングT3)にパルス消失判定部823によってパルスPが消失したと判断され、積算部811及びパルス検出用積算部83を初期化させるべくパルスPの消失を示す制御信号PEが積算部811及びパルス検出用積算部83へ出力される。
そうすると、タイミングT3において、計時部814及び計時部831が初期化され、計時部814及び計時部831によって、タイミングT3から単位期間t0の計時が開始され、タイミングT3から単位期間t0経過後のタイミングT4までの期間について、積算部811により信号AD1,AD2が積算されて積算値SD1,SD2として比較部812へ出力され、比較部812から積算値SD1,SD2の比較結果が同期制御部813へ出力される。
一方、計時部831の計時動作に基づきタイミングT3から単位期間t0経過後のタイミングT4までの期間について、パルス検出用積算部83によって加算値AD0が積算されて得られた積算値SS3がパルス有無判定部84へ出力され、パルス有無判定部84によって積算値SS3がパルス有無判定用閾値SS4と比較され、パルス無区間B0であるかパルス有区間B1であるかが判定されて、その判定結果を示す信号SS5が同期制御部813へ出力される。例えば、タイミングT3からタイミングT4までの単位期間は、パルスPが存在しているパルス有区間B1であるから、パルス検出用積算部83によって得られた積算値SS3はパルス有無判定用閾値SS4を超えるので、パルス有無判定部84によって、タイミングT3からタイミングT4までの単位期間がパルス有区間B1である旨の信号SS5が同期制御部813へ出力される。
そして、同期制御部813において、パルス有区間B1である旨の信号SS5が受信されると、比較部812から得られた積算値SD1,SD2の比較結果、すなわちパルス有区間B1において取得された積算値SD1,SD2の比較結果に基づいて、上述の同期維持処理が実行される。
一方、タイミングT4からタイミングT5までの単位期間は、パルスPが存在しないパルス無区間B0であるから、パルス検出用積算部83によって得られた積算値SS3はパルス有無判定用閾値SS4以下となり、パルス有無判定部84によってタイミングT4からタイミングT5までの単位期間がパルス無区間B0である旨の信号SS5が同期制御部813へ出力される。
そして、同期制御部813において、パルス無区間B0である旨の信号SS5が受信されると、比較部812から得られた積算値SD1,SD2の比較結果は破棄され、すなわちパルス無区間B0において取得された積算値SD1,SD2の比較結果に基づく同期維持処理は実行されることなく、タイミングT3からタイミングT4までの単位期間において維持されたパルス同期タイミングが変更されることなく用いられる。
さらに、データ取得部85によって、パルス有無判定部84から出力された信号SS5に基づいて、パルス無区間B0の次にパルス有区間B1が組み合わされて1ビットが構成されていればビット「1」、パルス有区間B1の次にパルス無区間B0が組み合わされて1ビットが構成されていればビット「0」として構成したビット列がデータDoutとして外部へ出力される。
以上のように、パルス消失検出部82によってパルスPの消失が検出され、パルスPの消失が検出されたタイミングと同期して、計時部814と計時部831とが初期化され、単位期間t0の計時が開始されるので、通信フレームF1におけるパルス無区間B0及びパルス有区間B1のタイミング、すなわちビットを表す一単位となるパルス列のタイミングと、積算部811及びパルス検出用積算部83の動作タイミングとを同期させることができる。
また、パルス有無判定部84によって、パルス無区間B0であるかパルス有区間B1であるかを判定することができ、パルス無区間B0であった場合には、パルス無区間B0において取得された積算値SD1,SD2の比較結果に基づく同期維持処理は実行されないので、パルス無区間B0において同期維持処理が実行されることによりパルス同期がずれてしまうことを抑制することができる結果、パルス同期が取れた後、パルス同期の維持の確実性を向上することができる。
また、データ取得部85は、パルス有無判定部84から出力された信号SS5に基づいて、データDoutを生成することができるので、通信フレームF1からデータを取得するための回路を簡素化することができる。
なお、同期制御部813は、複数の積分ブロック6で得られた複数の積分値に基づいて、パルス同期を取る例を示したが、積分ブロック6を一つ備え、同期制御部813は、一つの積分ブロック6から得られた一つの積分値に基づいてパルス同期を取るようにしてもよい。この場合、加算器7を備えず、一つの積分ブロック6から得られた一つの積分値を、加算値AD0の代わりに用いるようにしてもよい。
また、パルス無区間B0とパルス有区間B1との組み合わせにより1ビットのデータが表される例を示したが、例えばパルス無区間B0を「0」、パルス有区間B1を「1」というように、パルス無区間B0、パルス有区間B1をそれぞれ1ビットに対応させてもよい。
また、パルスPの消失を示す制御信号PEによって、積算部811及びパルス検出用積算部83が初期化される例を示したが、例えばAD変換器62−1〜62−nから出力された信号AD1〜ADnを、所定期間、例えば単位期間t0の間平均することにより得られた平均値に基づきノイズとパルスPとを識別する平均処理回路を設けた場合など、積算部811及びパルス検出用積算部83以外の回路部であって、単位期間t0と同期する必要のある回路を、パルスPの消失を示す制御信号PEによって初期化、あるいは動作開始させるようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る無線受信方法を用いた無線受信装置の構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す無線受信装置によって受信される無線信号の一例を示す説明図である。 図1に示す信号処理部の構成の一例を示すブロック図である。 図3に示す同期制御部による初期同期処理の一例を説明するためのタイミングチャートである。 図1に示す無線受信装置における、初期同期処理が行われた後に同期を維持する際の動作について説明するためのタイミングチャートである。 図3に示す信号処理部における、初期同期処理が行われた後に同期を維持する際の動作について説明するためのタイミングチャートである。 背景技術による無線受信装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 無線受信装置
2 アンテナ
3 アンプ
4 フィルタ
5 検波器
6 積分ブロック
7 加算器
8 信号処理部
9 ゲート信号生成部
10 位相制御部
61−1〜61−n 積分回路
62−1〜62−n AD変換器
81 同期部
82 パルス消失検出部
83 パルス検出用積算部
84 パルス有無判定部
85 データ取得部
811 積算部
812 比較部
813 同期制御部
814,831 計時部
821 パルス消失検出用積算部
822 パルス消失検出用閾値設定部
823 パルス消失判定部
AD0 加算値
AD1〜ADn 積分値
B0 パルス無区間
B1 パルス有区間
Dout データ
F1 通信フレーム
F11 連続パルス列
F12 ビット同期用パルス配列
F14 データ部
G 基準ゲート信号
G1〜Gn ゲート信号
P パルス
PE 制御信号
S1〜Sn 積分信号
SD1〜SDn 積算値
SS1,SS3 積算値
SS2 パルス消失検出用閾値
SS4 パルス有無判定用閾値
t0 単位期間
t1 パルス周期
t2 周期
ts1,ts2 積分期間

Claims (6)

  1. パルス同期を取るためのパルスが予め設定されたパルス周期で配置された同期用パルス列が先頭に設けられ、当該同期用パルス列の後ろに予め設定された単位期間毎に、前記パルス周期でパルスが配置されたパルス有区間とパルスが無いパルス無区間とが設けられた通信フレームを受信する無線受信装置であって、
    前記通信フレームを受信する受信部と、
    前記パルス周期における一部の期間である積分期間について前記受信部により受信された通信フレームを積分する積分部と、
    前記同期用パルス列における前記積分部による積分値を、前記単位期間毎に積算し、当該積算値が所定のパルス消失検出用閾値に満たない場合、前記パルスが消失したことを検出するパルス消失検出部と、
    前記パルス消失検出部によって前記パルスが消失したことが検出されたタイミングから開始する前記単位期間毎に前記積分部による積分値を積算するパルス検出用積算部と、
    前記パルス検出用積算部による積算値が、予め設定されたパルス有無判定用閾値を超える場合、当該単位期間は前記パルス有区間であると判定し、当該パルス有無判定用閾値に満たない場合、当該単位期間は前記パルス無区間であると判定するパルス有無判定部と、
    前記パルス有無判定部によって前記パルス有区間であると判定された単位期間において、前記積分部により得られた積分値に基づいて前記パルスが前記受信部により受信されるタイミングである同期タイミングと前記積分期間とを同期させる同期部と、
    前記同期部により前記同期タイミングと前記積分期間とが同期された状態で、前記積分部による積分値からデータを取得するデータ取得部とを備えたこと
    を特徴とする無線受信装置。
  2. 前記パルス検出用積算部は、前記単位期間を繰り返し計時する計時部を備え、前記パルス消失検出部によって前記パルスが消失したことが検出されたタイミングにおいて前記計時部による前記単位期間の計時を開始させ、前記計時部により前記単位期間を取得することにより、当該タイミングから前記単位期間を開始させること
    を特徴とする請求項1記載の無線受信装置。
  3. 前記パルス消失検出部は、
    前記同期用パルス列における前記積分部による積分値を、前記単位期間について積算するパルス消失検出用積算部と、
    前記パルス消失検出用積算部により得られた積算値の5%〜25%の値を前記パルス消失検出用閾値として設定するパルス消失検出用閾値設定部とをさらに備えること
    を特徴とする請求項1又は2記載の無線受信装置。
  4. 前記データ取得部は、前記パルス有無判定部の判定結果に基づいて、前記データを取得すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の無線受信装置。
  5. 前記積分部は、
    互いに異なるタイミングにおける複数の前記積分期間について前記受信部により受信された通信フレームを積分する複数の積分回路と、
    前記複数の積分回路による積分値を加算する加算回路とを備え、
    前記同期部は、
    前記複数の積分回路により得られた複数の積分値を比較する比較部と、
    前記比較部による比較結果に基づいて前記同期タイミングを取得し、前記複数の積分期間のうちいずれかを前記同期タイミングと同期するタイミングに設定する同期制御部とを備え、
    前記パルス消失検出部及びパルス検出用積算部は、前記積分部による積分値の代わりに前記加算回路による加算値を用いること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の無線受信装置。
  6. パルス同期を取るためのパルスが予め設定されたパルス周期で配置された同期用パルス列が先頭に設けられ、当該同期用パルス列の後ろに予め設定された単位期間毎に、前記パルス周期でパルスが配置されたパルス有区間とパルスが無いパルス無区間とが設けられた通信フレームを受信する無線受信方法であって、
    前記通信フレームを受信する工程と、
    前記パルス周期における一部の期間である積分期間について前記受信された通信フレームを積分する工程と、
    前記同期用パルス列における前記積分値を、前記単位期間毎に積算し、当該積算値が所定のパルス消失検出用閾値に満たない場合、前記パルスが消失したことを検出する工程と、
    前記パルスが消失したことが検出されたタイミングから開始する前記単位期間毎に前記積分値を積算した値をパルス検出用積算値として取得する工程と、
    前記パルス検出用積算値が、予め設定されたパルス有無判定用閾値を超える場合、当該単位期間は前記パルス有区間であると判定し、当該パルス有無判定用閾値に満たない場合、当該単位期間は前記パルス無区間であると判定する工程と、
    前記パルス有区間であると判定された単位期間において得られた前記積分値に基づいて前記パルスが受信されるタイミングを同期タイミングとして取得し、前記積分期間を前記同期タイミングと同期するタイミングに設定する工程と、
    前記積分期間と前記同期タイミングとが同期された状態で、前記積分値からデータを取得する工程とを備えたこと
    を特徴とする無線受信方法。
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