JP2019046070A - 原価計算装置、原価計算方法、および、原価計算プログラム - Google Patents

原価計算装置、原価計算方法、および、原価計算プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】加工指示の都度、BOMをマスタ化することなく、加工指示自体をBOMとして扱い、製品ならびに副産物および/もしくは連産品等の原価金額を算出することができる原価計算装置、原価計算方法、および、原価計算プログラムを提供する。【解決手段】製品の受注数量に対して必要な各材料の材料資産受払数量を算出し、材料資産受払数量と各材料の材料原価金額とを含む加工払出明細データを取得する。製品ならびに副産物および/もしくは連産品の加工資産受払数量と、材料原価金額の合計金額に当該按分比率を乗じた按分材料原価金額と、を含む加工受入明細データを取得する。製品ならびに副産物および/もしくは連産品毎の、材料資産受払数量の内訳である消費資産数量と、按分材料原価金額の内訳である内訳材料原価金額と、を含む加工受入消費明細データを取得する。【選択図】図2

Description

本発明は、原価計算装置、原価計算方法、および、原価計算プログラムに関する。
特許文献1には、使用される材料の材料原価と、生産される部品毎の材料の按分割合とに基づいて、当該部品の生産原価を算出する構成が開示されている。
特開2006−85734号公報
しかしながら、上記特許文献1においては、製品としての部品の生産原価を算出するものであるため、副産物または連産品等が同時に製造される場合に対応しておらず、部品に使われる材料の資産数量および原価金額の内訳を提供することもできないという課題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、加工指示の都度、BOM(Bill Of Materials)をマスタ化することなく、加工指示自体をBOMとして扱い、製品ならびに副産物および/もしくは連産品等の原価金額を算出することができる原価計算装置、原価計算方法、および、原価計算プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る原価計算装置は、記憶部と制御部とを備えた原価計算装置であって、前記記憶部は、製品の受注数量を含む受注データを記憶する受注データ記憶手段、を備え、前記制御部は、前記製品の受注数量に対して必要な各材料の材料資産受払数量を算出し、前記材料資産受払数量と前記各材料の材料原価金額とを含む加工払出明細データを取得する加工払出明細取得手段と、前記製品ならびに当該製品の副産物および/もしくは連産品への前記材料原価金額の按分比率を取得し、前記製品ならびに前記副産物および/もしくは前記連産品の加工資産受払数量と、前記材料原価金額の合計金額に当該按分比率を乗じた按分材料原価金額と、を含む加工受入明細データを取得する加工受入明細取得手段と、前記製品ならびに前記副産物および/もしくは前記連産品毎の、前記材料資産受払数量の内訳である消費資産数量と、前記按分材料原価金額の内訳である内訳材料原価金額と、を含む加工受入消費明細データを取得する加工受入消費明細取得手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る原価計算装置は、前記加工受入明細取得手段は、前記材料から残材が生じる場合、前記製品ならびに前記副産物および/または前記連産品への前記材料原価金額の前記按分比率を取得し、前記製品、前記副産物および/もしくは前記連産品ならびに前記残材の加工資産受払数量と、前記合計金額に前記残材の比率を乗じた残材原価金額と、前記材料原価金額から前記残材原価金額を引いた差分金額に当該按分比率を乗じた按分材料原価金額と、を含む前記加工受入明細データを取得し、前記加工受入消費明細取得手段は、前記製品、前記副産物および/もしくは前記連産品ならびに前記残材毎の、前記材料資産受払数量の内訳である消費資産数量と、前記按分材料原価金額の内訳である内訳材料原価金額と、を含む前記加工受入消費明細データを取得することを特徴とする。
また、本発明に係る原価計算装置は、前記按分比率は、前記製品、前記副産物または前記連産品の前記加工資産受払数量を、前記製品、前記副産物および前記連産品の前記加工資産受払数量の合計数量で、割った値であることを特徴とする。
また、本発明に係る原価計算装置は、前記按分比率は、前記製品、前記副産物または前記連産品の前記加工資産受払数量を歩留で割った値である按分基準値を、前記製品、前記副産物および前記連産品の前記加工資産受払数量の合計数量を歩留で割った値であることを特徴とする。
また、本発明に係る原価計算装置は、前記加工受入明細データは、前記按分基準値を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る原価計算装置は、前記按分比率は、ユーザにより任意に設定された値であることを特徴とする。
また、本発明に係る原価計算装置は、前記加工払出明細取得手段は、更に、前記製品の受注数量に対して必要な労務費を算出し、前記労務費の労務費金額を含む前記加工払出明細データを取得し、前記加工受入明細取得手段は、更に、前記製品ならびに当該製品の前記副産物および/もしくは前記連産品への前記労務費金額の按分比率を取得し、前記労務費金額に当該按分比率を乗じた按分労務費金額を含む前記加工受入明細データを取得することを特徴とする。
また、本発明に係る原価計算装置は、前記加工払出明細取得手段は、更に、前記製品の受注数量に対して必要な経費を算出し、前記経費の経費金額を含む前記加工払出明細データを取得し、前記加工受入明細取得手段は、更に、前記製品ならびに当該製品の前記副産物および/もしくは前記連産品への前記経費金額の按分比率を取得し、前記経費金額に当該按分比率を乗じた按分経費金額を含む前記加工受入明細データを取得することを特徴とする。
また、本発明に係る原価計算装置は、前記制御部は、前記加工払出明細データ、前記加工受入明細データ、および/または、前記加工受入消費明細データを表示させる明細表示手段、を更に備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る原価計算方法は、記憶部と制御部とを備えた原価計算装置に実行させるための原価計算方法であって、前記記憶部は、製品の受注数量を含む受注データを記憶する受注データ記憶手段、を備え、前記制御部で実行させる、前記製品の受注数量に対して必要な各材料の材料資産受払数量を算出し、前記材料資産受払数量と前記各材料の材料原価金額とを含む加工払出明細データを取得する加工払出明細取得ステップと、前記製品ならびに当該製品の副産物および/もしくは連産品への前記材料原価金額の按分比率を取得し、前記製品ならびに前記副産物および/もしくは前記連産品の加工資産受払数量と、前記材料原価金額の合計金額に当該按分比率を乗じた按分材料原価金額と、を含む加工受入明細データを取得する加工受入明細取得ステップと、前記製品ならびに前記副産物および/もしくは前記連産品毎の、前記材料資産受払数量の内訳である消費資産数量と、前記按分材料原価金額の内訳である内訳材料原価金額と、を含む加工受入消費明細データを取得する加工受入消費明細取得ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る原価計算プログラムは、記憶部と制御部とを備えた原価計算装置に実行させるための原価計算プログラムであって、前記記憶部は、製品の受注数量を含む受注データを記憶する受注データ記憶手段、を備え、前記制御部において、前記製品の受注数量に対して必要な各材料の材料資産受払数量を算出し、前記材料資産受払数量と前記各材料の材料原価金額とを含む加工払出明細データを取得する加工払出明細取得ステップと、前記製品ならびに当該製品の副産物および/もしくは連産品への前記材料原価金額の按分比率を取得し、前記製品ならびに前記副産物および/もしくは前記連産品の加工資産受払数量と、前記材料原価金額の合計金額に当該按分比率を乗じた按分材料原価金額と、を含む加工受入明細データを取得する加工受入明細取得ステップと、前記製品ならびに前記副産物および/もしくは前記連産品毎の、前記材料資産受払数量の内訳である消費資産数量と、前記按分材料原価金額の内訳である内訳材料原価金額と、を含む加工受入消費明細データを取得する加工受入消費明細取得ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、按分比率(按分基準値)を加工受入明細毎に保有することで、複数(製品、副産物および連産品)の加工受入明細に対して全ての材料費を按分して原価積算することができ、副産物の按分比率を0として、製品側に材料費を全てチャージすることもできるという効果を奏する。また、本発明によれば、複数の加工払出明細(材料)側に原価按分した結果が、各製品に対して割り振られる仕組みを提供することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、加工払出明細に労務費および/または経費が含まれる場合、材料同様に按分を可能として、且つ、多段階掲載を可能とすることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、通常の在庫または加工品に関しても、切断、鎔断または鍛造等の様々な鋼種に対し、製造、材料払出、多段階による原価計算、材料、および、加工賃配賦率等を設定可能とするという効果を奏する。
図1は、原価計算装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、本実施形態における原価計算装置の処理の一例を示すフローチャートである。 図3は、本実施形態における構成データの一例を示す図である。 図4は、本実施形態における明細データの一例を示す図である。 図5は、本実施形態における明細データの一例を示す図である。 図6は、本実施形態における明細データの一例を示す図である。 図7は、本実施形態における明細データの一例を示す図である。 図8は、本実施形態における明細データの一例を示す図である。 図9は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。 図10は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。 図11は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。 図12は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。 図13は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。 図14は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
[1.概要]
まず、本発明の概要を説明する。
従来から、鉄鋼業界におけるプレイヤーとしては、高炉メーカー、1次店、2次店および加工業専業が存在するが、特に1次店および2次店の業務としては、鋼材問屋としての業務、加工業務、または、メーカー紐づけによる加工業務等の多岐に渡るだけでなく、加工の各工程を自社内または社外で渡り加工を行い、社外から客先へ納入する場合もある。ここで、従来の一般的な生産管理システムでは、BOMありきのシステムであるため、運用上および制限事項として都度BOMをマスタ化する必要があったが、鉄鋼業界における鋼材系の加工業務、および、個別取引においては、在庫品でもBOMが都度変わるため、BOMをマスタ化する事が困難であった。
また、従来の一般的な生産管理システムにおいては、製品の1明細に対して材料(部品)が複数点数あるというBOMのもと、材料費を製品の1明細に積み上げる処理が多く行われていたが、その場合、製品の製造に伴って副産物および/または連産品等が(N行)製造される場合の対応が難しかった。
そこで、本実施形態においては、原価を製品、副産物および連産品へ按分した結果をユーザに提供することを可能としている。
[2.構成]
本実施形態に係る原価計算装置100の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、原価計算装置100の構成の一例を示すブロック図である。
原価計算装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、原価計算装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
原価計算装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。原価計算装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、原価計算装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、原価計算装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、受注データファイル106aを備えている。
受注データファイル106aは、製品の受注数量を含む受注データを記憶する。ここで、受注データは、受注先(得意先)データ、および/または、仕入先データ等を含んでいてもよい。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(タッチパネルを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114またはプリンタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
制御部102は、原価計算装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、受注データ取得部102aと、加工払出明細取得部102bと、加工受入明細取得部102cと、加工受入消費明細取得部102dと、明細表示部102eとを備えている。
受注データ取得部102aは、製品の受注数量を含む受注データを取得する。ここで、受注データ取得部102aは、受注データを受注データファイル106aに格納してもよい。
加工払出明細取得部102bは、製品の受注数量に対して必要な各材料の材料資産受払数量を算出し、材料資産受払数量と各材料の材料原価金額(材料費)とを含む加工払出明細データを取得する。ここで、加工払出明細取得部102bは、更に、製品の受注数量に対して必要な労務費を算出し、労務費の労務費金額を含む加工払出明細データを取得してもよい。また、加工払出明細取得部102bは、更に、製品の受注数量に対して必要な経費を算出し、経費の経費金額を含む加工払出明細データを取得してもよい。なお、加工払出明細データは、加工番号、加工行番号、ユーザ取引区分、商品コード、商品名、長さ、規格、受入数、単位コード、材料資産受払数量(資産受払数等)、資産単位コード、原価単価、原価金額(材料原価金額、労務費金額および/または経費金額等)、および/または、加工完了区分等を含んでいてもよい。
加工受入明細取得部102cは、製品ならびに当該製品の副産物および/もしくは連産品への材料原価金額の按分比率を取得し、製品ならびに副産物および/もしくは連産品の加工資産受払数量と、材料原価金額の合計金額に当該按分比率を乗じた按分材料原価金額と、を含む加工受入明細データを取得する。ここで、加工受入明細取得部102cは、材料から残材が生じる場合、製品ならびに副産物および/または連産品への材料原価金額の按分比率を取得し、製品、副産物および/もしくは連産品ならびに残材の加工資産受払数量と、合計金額に残材の比率を乗じた残材原価金額と、材料原価金額から残材原価金額を引いた差分金額に当該按分比率を乗じた按分材料原価金額と、を含む加工受入明細データを取得してもよい。
ここで、按分比率は、製品、副産物または連産品の加工資産受払数量を、製品、副産物および連産品の加工資産受払数量の合計数量で、割った値であってもよい。また、按分比率は、製品、副産物または連産品の加工資産受払数量を歩留で割った値である按分基準値を、製品、副産物および連産品の加工資産受払数量の合計数量を歩留で割った値であってもよい。ここで、加工受入明細データは、按分基準値を含んでもよい。また、按分比率または按分基準値は、ユーザにより(入力装置112を介して)任意に設定された値であってもよい。
また、加工受入明細取得部102cは、更に、製品ならびに当該製品の副産物および/もしくは連産品への労務費金額の按分比率を取得し、労務費金額に当該按分比率を乗じた按分労務費金額を含む加工受入明細データを取得してもよい。また、加工受入明細取得部102cは、更に、製品ならびに当該製品の副産物および/もしくは連産品への経費金額の按分比率を取得し、経費金額に当該按分比率を乗じた按分経費金額を含む加工受入明細データを取得してもよい。なお、加工受入明細データは、加工番号、加工行番号、ユーザ取引区分、商品コード、商品名、長さ、規格、受入数、単位コード、加工資産受払数量(資産受払数等)、資産単位コード、按分比率、按分基準値、原価単価、原価金額(按分材料原価金額等)、加工完了区分、製品区分、加工数、加工単価、加工金額(按分労務費金額および/または按分経費金額等)、および/または、製造原価(製品原価等)を含んでいてもよい。
加工受入消費明細取得部102dは、製品ならびに副産物および/もしくは連産品毎の、材料資産受払数量の内訳である消費資産数量と、按分材料原価金額の内訳である内訳材料原価金額と、を含む加工受入消費明細データを取得する。ここで、加工受入消費明細取得部102dは、製品、副産物および/もしくは連産品ならびに残材毎の、材料資産受払数量の内訳である消費資産数量と、按分材料原価金額の内訳である内訳材料原価金額と、を含む加工受入消費明細データを取得してもよい。また、加工受入消費明細データは、加工番号、加工行番号、加工消費番号、商品コード、消費資産数量(消費資産数等)、払出加工番号、払出加工行番号、原価単価、および/または、原価金額(内訳材料原価金額等)を含んでいてもよい。
明細表示部102eは、加工払出明細データ、加工受入明細データ、および/または、加工受入消費明細データを(出力装置114に)表示させる。
[3.具体例]
本実施形態の具体例について、図2から図14を参照して説明する。
[原価計算処理]
ここで、図2を参照して、本実施形態における原価計算処理の一例について説明する。図2は、本実施形態における原価計算装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
図2に示すように、受注データ取得部102aは、得意先から提示された製品の受注数量、当該得意先の得意先データ、および、当該製品の材料の仕入先データ等を含む受注データを取得し、当該受注データを受注データファイル106aに格納する(ステップSA−1)。
そして、加工払出明細取得部102bは、製品の受注数量に対して必要な各材料の材料資産受払数量を算出し、材料資産受払数量と各材料の材料原価金額とを含む加工払出明細データを取得する(ステップSA−2)。
そして、加工受入明細取得部102cは、製品ならびに当該製品の副産物もしくは連産品への材料原価金額の按分基準値を取得し、当該按分基準値に基づく按分比率を取得し、当該按分基準値と、製品ならびに副産物もしくは連産品の加工資産受払数量と、材料原価金額の合計金額に当該按分比率を乗じた按分材料原価金額と、を含む加工受入明細データを取得する(ステップSA−3)。
そして、加工受入消費明細取得部102dは、製品ならびに副産物および/もしくは連産品毎の、材料資産受払数量の内訳である消費資産数量と、按分材料原価金額の内訳である内訳材料原価金額と、を含む加工受入消費明細データを取得する(ステップSA−4)。
そして、明細表示部102eは、加工払出明細データ、加工受入明細データ、および、加工受入消費明細データを出力装置114に表示させ(ステップSA−5)、処理を終了する。
ここで、図3から図14を参照して、本実施形態における原価計算処理の詳細について説明する。
まず、図3から図5を参照して、本実施形態における原価計算処理の一例について説明する。図3は、本実施形態における構成データの一例を示す図である。図4および図5は、本実施形態における明細データの一例を示す図である。
本実施形態においては、図3に示すように、4000LのB原料と2000LのC原料と200LのD原料とから、6000L(200Lドラム缶30本)の化学製品であるA製品と同時に200Lドラム缶1本のA副産物が製造される場合、図4または図5に示すように、加工H(ヘッダデータ)、加工受入M(明細データ)、加工払出M(明細データ)、および、加工受入消費M(明細データ)が取得される。
ここで、図4に示すように、本実施形態においては、ユーザにより入力装置112を介して、A製品の按分基準値が「100」、且つ、A副産物の按分基準値が「0」と設定された場合、「A製品の按分比率=1」および「A副産物の按分比率=0」が取得されるため、「100」となるA製品の按分基準値および「0」となるA副産物の按分基準値と、「¥6200」となるA製品の按分材料原価金額(原価金額)および「¥0」となるA副産物の按分材料原価金額と、を含む加工受入明細データが取得され、「B原料=4000L」、「C原料=2000L」および「D原料=200L」となるA製品の消費資産数量(消費資産数)ならびに「B原料=0L」、「C原料=0L」および「D原料=0L」となるA副産物の消費資産数量と、「B原料=¥4000」、「C原料=¥2000」および「D原料=¥200」となるA製品の内訳材料原価金額(原価金額)ならびに「B原料=¥0」、「C原料=¥0」および「D原料=¥0」となるA副産物の内訳材料原価金額と、を含む加工受入消費明細データが取得される。
また、図5に示すように、本実施形態においては、ユーザにより入力装置112を介して、A製品の按分基準値が「80」、且つ、A副産物の按分基準値が「20」と設定された場合、「A製品の按分比率=0.8」および「A副産物の按分比率=0.2」が取得されるため、「80」となるA製品の按分基準値および「20」となるA副産物の按分基準値と、「¥4960」となるA製品の按分材料原価金額(原価金額)および「¥1240」となるA副産物の按分材料原価金額と、を含む加工受入明細データが取得され、「B原料=3200L」、「C原料=1600L」および「D原料=160L」となるA製品の消費資産数量(消費資産数)ならびに「B原料=800L」、「C原料=400L」および「D原料=40L」となるA副産物の消費資産数量と、「B原料=¥3200」、「C原料=¥1600」および「D原料=¥160」となるA製品の内訳材料原価金額(原価金額)ならびに「B原料=¥800」、「C原料=¥400」および「D原料=¥40」となるA副産物の内訳材料原価金額と、を含む加工受入消費明細データが取得される。
また、図6を参照して、本実施形態における原価計算処理の一例について説明する。図6は、本実施形態における明細データの一例を示す図である。
本実施形態においては、1000kgのA材料(鋼鉄の丸棒10m)を加工の上、切断して、鉄鋼製品であるA製品(0.5m)を10個(500Kg)、および、A連産品であるA製品(0.25m)を10個(250Kg)が作製され、A残材であるA材料(2m)が1本(200Kg)取得され、0.5m分の切りクズ(50Kg)が生じる場合、図6に示すように、加工H、加工受入M、加工払出M、および、加工受入消費Mが取得される。
ここで、図6に示すように、本実施形態においては、「按分基準値=加工資産受払数量」として、A製品の按分基準値が「500」、且つ、A連産品の按分基準値が「250」と設定された場合、「A製品の按分比率=2/3(≒0.667)」および「A連産品の按分比率=1/3(≒0.334)」が取得されるため、「500」となるA製品の按分基準値および「250」となるA連産品の按分基準値と、「¥533」となるA製品の按分材料原価金額(原価金額)および「¥267」となるA連産品の按分材料原価金額と、「¥200」となるA残材の残材原価金額と、を含む加工受入明細データが取得され、「A材料=533(=(1000−200)*(500/(500+250)))Kg」となるA製品の消費資産数量(消費資産数)、「A材料=267(=(1000−200)*(250/(500+250)))Kg」となるA連産品の消費資産数量および「A材料=200Kg」となるA残材の消費資産数量と、「A材料=¥533」となるA製品の内訳材料原価金額(原価金額)、「A材料=¥267」となるA連産品の内訳材料原価金額および「A材料=¥200」となるA残材の内訳材料原価金額と、を含む加工受入消費明細データが取得される。
このように、本実施形態において、切りクズ分の原価金額は、按分基準値に基づく配賦により、製品側、副産物および/または連産品側へチャージされる。また、本実施形態において、残材の消費資産数量は、残材の加工資産受払数量と同一となる。
また、図7および図8を参照して、本実施形態における原価計算処理の一例について説明する。図7および図8は、本実施形態における明細データの一例を示す図である。
本実施形態においては、1000kgのC材料(厚板1枚)を加工して、鉄鋼製品である歩留80%(0.8)のA製品(50Kg)を5個(250Kg)、および、B連産品である歩留50%(0.5)のB製品(40Kg)を5個(200Kg)が作製され、C残材であるC材料(200Kg)が1枚取得される場合、図7および図8に示すように、加工H、加工受入M、加工払出M、および、加工受入消費Mが取得される。
ここで、図7に示すように、本実施形態においては、「按分基準値=製品または連産品の加工資産受払数量を歩留で割った値(製品または連産品の材料使用重量)」として、A製品の按分基準値が「312.5(=250/0.8)」、且つ、B連産品の按分基準値が「400(=200/0.5)」と設定された場合、「A製品の按分比率≒0.439」および「B連産品の按分比率≒0.561」が取得されるため、「312.5」となるA製品の按分基準値および「400」となるB連産品の按分基準値と、「¥351」となるA製品の按分材料原価金額(原価金額)および「¥449」となるB連産品の按分材料原価金額と、「¥200」となるC残材の残材原価金額と、を含む加工受入明細データが取得され、「C材料=351(=(1000−200)*(312.5/(312.5+400)))Kg」となるA製品の消費資産数量(消費資産数)、「C材料=449(=(1000−200)*(400/(312.5+400)))Kg」となるB連産品の消費資産数量および「C材料=200Kg」となるC残材の消費資産数量と、「C材料=¥351」となるA製品の内訳材料原価金額(原価金額)、「C材料=¥449」となるB連産品の内訳材料原価金額および「C材料=¥200」となるC残材の内訳材料原価金額と、を含む加工受入消費明細データが取得される。
また、図8に示すように、本実施形態において、図7に示す加工受入明細データは、更に、外注加工費に関する加工数、加工単価および加工金額(按分労務費金額および/または按分経費金額等)、ならびに、按分材料原価金額に加工金額を加えた製品原価(製造原価)を含んでいてもよい。
また、図9から図14を参照して、本実施形態における表示画面の一例について説明する。図9から図14は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。
図9に示すように、本実施形態においては、製品の加工受入明細データを表示する受入欄、製品の加工払出明細データを表示する払出欄、および、残材の加工払出明細データを表示する残材欄を含む加工入力画面を出力装置114に表示させてもよい。
また、図10に示すように、本実施形態においては、ユーザにより入力装置112を介して按分基準値および/または歩留を設定させることにより材料費の配賦率をコントロールする欄、および、ユーザにより入力装置112を介して加工製品に対する加工賃(加工単価および/または加工金額)を直課させる欄を含む加工受入明細入力画面を出力装置114に表示させてもよい。
また、図11に示すように、本実施形態においては、ユーザにより入力装置112を介して払出加工費を設定させることができる加工払出明細入力画面を出力装置114に表示させてもよい。また、図12に示すように、本実施形態においては、加工後の残材の明細データを編集することができる加工残材明細入力画面を出力装置114に表示させてもよい。また、図13に示すように、本実施形態においては、加工後の製品のランク、ロット番号、チャージNOおよび/または商品特性変更数値等を編集することができる加工内訳入力画面を出力装置114に表示させてもよい。また、図14に示すように、本実施形態においては、材料費同様に、母材に掛かる外注加工費を按分基準値により配賦するように設定することができる払出加工費入力画面を出力装置114に表示させてもよい。
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、原価計算装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、原価計算装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて原価計算装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、原価計算装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、本実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、原価計算装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、原価計算装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、鉄鋼業界、ならびに、プラスティックまたは液体等を扱う化学業界等の業界において有用である。
100 原価計算装置
102 制御部
102a 受注データ取得部
102b 加工払出明細取得部
102c 加工受入明細取得部
102d 加工受入消費明細取得部
102e 明細表示部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 受注データファイル
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (11)

  1. 記憶部と制御部とを備えた原価計算装置であって、
    前記記憶部は、
    製品の受注数量を含む受注データを記憶する受注データ記憶手段、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記製品の受注数量に対して必要な各材料の材料資産受払数量を算出し、前記材料資産受払数量と前記各材料の材料原価金額とを含む加工払出明細データを取得する加工払出明細取得手段と、
    前記製品ならびに当該製品の副産物および/もしくは連産品への前記材料原価金額の按分比率を取得し、前記製品ならびに前記副産物および/もしくは前記連産品の加工資産受払数量と、前記材料原価金額の合計金額に当該按分比率を乗じた按分材料原価金額と、を含む加工受入明細データを取得する加工受入明細取得手段と、
    前記製品ならびに前記副産物および/もしくは前記連産品毎の、前記材料資産受払数量の内訳である消費資産数量と、前記按分材料原価金額の内訳である内訳材料原価金額と、を含む加工受入消費明細データを取得する加工受入消費明細取得手段と、
    を備えたことを特徴とする原価計算装置。
  2. 前記加工受入明細取得手段は、
    前記材料から残材が生じる場合、前記製品ならびに前記副産物および/または前記連産品への前記材料原価金額の前記按分比率を取得し、前記製品、前記副産物および/もしくは前記連産品ならびに前記残材の加工資産受払数量と、前記合計金額に前記残材の比率を乗じた残材原価金額と、前記材料原価金額から前記残材原価金額を引いた差分金額に当該按分比率を乗じた按分材料原価金額と、を含む前記加工受入明細データを取得し、
    前記加工受入消費明細取得手段は、
    前記製品、前記副産物および/もしくは前記連産品ならびに前記残材毎の、前記材料資産受払数量の内訳である消費資産数量と、前記按分材料原価金額の内訳である内訳材料原価金額と、を含む前記加工受入消費明細データを取得することを特徴とする請求項1に記載の原価計算装置。
  3. 前記按分比率は、
    前記製品、前記副産物または前記連産品の前記加工資産受払数量を、前記製品、前記副産物および前記連産品の前記加工資産受払数量の合計数量で、割った値であることを特徴とする請求項1または2に記載の原価計算装置。
  4. 前記按分比率は、
    前記製品、前記副産物または前記連産品の前記加工資産受払数量を歩留で割った値である按分基準値を、前記製品、前記副産物および前記連産品の前記加工資産受払数量の合計数量を歩留で割った値であることを特徴とする請求項1または2に記載の原価計算装置。
  5. 前記加工受入明細データは、
    前記按分基準値を含むことを特徴とする請求項4に記載の原価計算装置。
  6. 前記按分比率は、
    ユーザにより任意に設定された値であることを特徴とする請求項1または2に記載の原価計算装置。
  7. 前記加工払出明細取得手段は、
    更に、前記製品の受注数量に対して必要な労務費を算出し、前記労務費の労務費金額を含む前記加工払出明細データを取得し、
    前記加工受入明細取得手段は、
    更に、前記製品ならびに当該製品の前記副産物および/もしくは前記連産品への前記労務費金額の按分比率を取得し、前記労務費金額に当該按分比率を乗じた按分労務費金額を含む前記加工受入明細データを取得することを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の原価計算装置。
  8. 前記加工払出明細取得手段は、
    更に、前記製品の受注数量に対して必要な経費を算出し、前記経費の経費金額を含む前記加工払出明細データを取得し、
    前記加工受入明細取得手段は、
    更に、前記製品ならびに当該製品の前記副産物および/もしくは前記連産品への前記経費金額の按分比率を取得し、前記経費金額に当該按分比率を乗じた按分経費金額を含む前記加工受入明細データを取得することを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載の原価計算装置。
  9. 前記制御部は、
    前記加工払出明細データ、前記加工受入明細データ、および/または、前記加工受入消費明細データを表示させる明細表示手段、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載の原価計算装置。
  10. 記憶部と制御部とを備えた原価計算装置に実行させるための原価計算方法であって、
    前記記憶部は、
    製品の受注数量を含む受注データを記憶する受注データ記憶手段、
    を備え、
    前記制御部で実行させる、
    前記製品の受注数量に対して必要な各材料の材料資産受払数量を算出し、前記材料資産受払数量と前記各材料の材料原価金額とを含む加工払出明細データを取得する加工払出明細取得ステップと、
    前記製品ならびに当該製品の副産物および/もしくは連産品への前記材料原価金額の按分比率を取得し、前記製品ならびに前記副産物および/もしくは前記連産品の加工資産受払数量と、前記材料原価金額の合計金額に当該按分比率を乗じた按分材料原価金額と、を含む加工受入明細データを取得する加工受入明細取得ステップと、
    前記製品ならびに前記副産物および/もしくは前記連産品毎の、前記材料資産受払数量の内訳である消費資産数量と、前記按分材料原価金額の内訳である内訳材料原価金額と、を含む加工受入消費明細データを取得する加工受入消費明細取得ステップと、
    を含むことを特徴とする原価計算方法。
  11. 記憶部と制御部とを備えた原価計算装置に実行させるための原価計算プログラムであって、
    前記記憶部は、
    製品の受注数量を含む受注データを記憶する受注データ記憶手段、
    を備え、
    前記制御部において、
    前記製品の受注数量に対して必要な各材料の材料資産受払数量を算出し、前記材料資産受払数量と前記各材料の材料原価金額とを含む加工払出明細データを取得する加工払出明細取得ステップと、
    前記製品ならびに当該製品の副産物および/もしくは連産品への前記材料原価金額の按分比率を取得し、前記製品ならびに前記副産物および/もしくは前記連産品の加工資産受払数量と、前記材料原価金額の合計金額に当該按分比率を乗じた按分材料原価金額と、を含む加工受入明細データを取得する加工受入明細取得ステップと、
    前記製品ならびに前記副産物および/もしくは前記連産品毎の、前記材料資産受払数量の内訳である消費資産数量と、前記按分材料原価金額の内訳である内訳材料原価金額と、を含む加工受入消費明細データを取得する加工受入消費明細取得ステップと、
    を実行させるための原価計算プログラム。
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