JP2019045205A - 荷重検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】偏荷重入力があっても、精度良く荷重を検出できる荷重検出装置を提供する。【解決手段】荷重検出装置1は、一方の面10Aに荷重が入力される荷重印加部11を有する起歪体10と、起歪体10を変形可能に支持する支持部12と、起歪体10の上面視における荷重印加部11と支持部12との間に設けられ、荷重印加部11に入力される荷重に応じた歪を検出する複数の歪検出部20と、歪検出部20の検出結果に基づいて、荷重印加部11に入力された荷重を演算する演算部と、を備え、複数の歪検出部20の夫々は、複数の歪検出素子を電気的に接続して形成された第1のホイートストンブリッジ回路と第2のホイートストンブリッジ回路とを有し、夫々の出力の差異に基づいて、演算部の演算結果に含まれる偏荷重に応じた誤差を算定する。【選択図】図1
Description
本発明は、荷重を検出する荷重検出装置に関する。
従来、各種装置に入力される荷重の検出を行うために荷重検出装置が利用されてきた。この種の荷重検出装置として例えば特許文献1及び2に記載のものがある。
特許文献1には、車両のシートに着座する乗員の荷重を測定する車両のシート用乗員荷重センサが記載されている。この車両のシート用乗員荷重センサは、起歪体の表面であって、起歪体の両端部と中央部との間に貼付され、2個の歪検出素子によりホイートストンブリッジ回路の半分の回路が形成された歪ゲージ板と、歪ゲージ板からの信号を増幅するためのアンプ基板と、起歪体の両端部と中央部との間で歪ゲージ板に接続されると共にアンプ基板に接続されるFPC基板と、を備え、歪ゲージ板に形成されたホイートストンブリッジ回路の半分の回路と、FPC基板上に形成された配線パターンとによりホイートストンブリッジ回路を形成している。
特許文献2に記載の荷重検出装置は、筒状の周壁部及び円板状の円板状部を備える起歪体と、荷重入力部と、センサとを備えている。円板状部は、周壁部と同軸上に貫通孔が形成され、周壁部が載置される載置面との間に隙間を有して周壁部の内周面に支持される。荷重入力部は、少なくとも貫通孔に対向する側の形状が貫通孔の内径よりも大きい直径を有する球形状で形成されると共に貫通孔に載置され、検出対象の荷重が入力される。センサは、貫通孔に対して点対称となるように円板状部に配設され、荷重入力部に入力される荷重に応じた歪みを検出する。
特許文献1及び2に記載の技術では、起歪体に対して当該起歪体の荷重印加面の直交方向に対して傾いた方向から荷重が印加された場合や、荷重印加面の一部に荷重が印加された場合には、起歪体に印加される荷重が偏荷重となり、起歪体の歪検出面に発生する歪みが荷重印加面の直交方向から荷重が印加された場合に対して変化する。この結果、歪検出装置で発生する信号が変化し、当該信号に基づいて演算する荷重値に誤差が含まれてしまう。このように特許文献1及び2に記載の技術は、精度良く荷重を検出する観点から改良の余地がある。
そこで、偏荷重が入力された場合であっても、精度良く荷重を検出することが可能な荷重検出装置が求められる。
本発明に係る荷重検出装置の特徴構成は、一方の面に荷重が入力される荷重印加部を有する起歪体と、前記一方の面とは反対側の他方の面に前記荷重印加部に入力された荷重に応じて前記起歪体を変形可能に支持する支持部と、前記一方の面及び前記他方の面の何れか一方であって、前記起歪体の上面視における前記荷重印加部と前記支持部との間に設けられ、前記荷重印加部に入力される荷重に応じた歪を検出する複数の歪検出部と、前記歪検出部の検出結果に基づいて、前記荷重印加部に入力された荷重を演算する演算部と、を備え、前記複数の歪検出部の夫々は、複数の歪検出素子を電気的に接続して形成されたホイートストンブリッジ回路を有し、複数の前記ホイートストンブリッジ回路のうちの1つである第1のホイートストンブリッジ回路の出力と、前記複数の前記ホイートストンブリッジ回路のうちの前記第1のホイートストンブリッジ回路とは異なる第2のホイートストンブリッジ回路の出力との差異に基づいて、前記演算部の演算結果に含まれる、前記荷重印加部に入力された荷重が所期の入力位置及び入力方向に対してずれて入力されたことによる偏荷重に応じた誤差を算定する点にある。
このような特徴構成とすれば、偏荷重があった場合には、第1のホイートストンブリッジ回路の出力と第2のホイートストンブリッジ回路の出力との間に差異を生じさせることができる。したがって、この差異の大きさに基づいて、偏荷重の大きさを推定することができる。更には、推定した偏荷重の大きさを用いて、補正を行うことで偏荷重が入力された場合であっても、精度良く荷重を検出することが可能となる。
また、前記第1のホイートストンブリッジ回路を構成する歪検出素子と、前記第2のホイートストンブリッジ回路を構成する歪検出素子とが、前記起歪体の上面視における前記荷重印加部を中心に互いに対称に配置されていると好適である。
このような構成とすれば、第1のホイートストンブリッジ回路の出力と第2のホイートストンブリッジ回路の出力との間の差異を偏荷重に密接に関連させることができるので、推定した偏荷重の大きさを用いて精度良く荷重を補正することが可能となる。
あるいは、前記第1のホイートストンブリッジ回路を構成する歪検出素子と、前記第2のホイートストンブリッジ回路を構成する歪検出素子とが、前記起歪体の上面視における前記荷重印加部を中心に互いに非対称に配置されていても良い。
このような構成であっても、第1のホイートストンブリッジ回路の出力と第2のホイートストンブリッジ回路の出力との間の差異に基づき、推定した偏荷重の大きさを用いて精度良く荷重を補正することが可能となる。
また、前記第1のホイートストンブリッジ回路を構成する歪検出素子は、前記起歪体の上面視において、前記第2のホイートストンブリッジ回路を構成する歪検出素子よりも、前記荷重印加部の中心部に近い側に配置されていると好適である。
このような構成とすれば、偏荷重があった場合に、第1のホイートストンブリッジ回路の出力を第2のホイートストンブリッジ回路の出力よりも、偏荷重が無い場合の出力に対して大きく変動させることができる。したがって、偏荷重があったことを容易に推定することが可能となる。
あるいは、前記第1のホイートストンブリッジ回路及び前記第2のホイートストンブリッジ回路のうち少なくともいずれか一方のホイートストンブリッジ回路を構成する歪検出素子は、前記起歪体の上面視における配置中心が前記荷重印加部の中心部からずれて配置されていても良い。
このような構成であっても、偏荷重があった場合に、第1のホイートストンブリッジ回路の出力を第2のホイートストンブリッジ回路の出力よりも、偏荷重が無い場合の出力に対して変動させることができる。したがって、偏荷重があったことを容易に推定することが可能となる。
本発明に係る荷重検出装置は、荷重印加部に偏荷重が入力された場合であっても、精度良く荷重を検出することができるように構成されている。以下、荷重検出装置について説明する。
1.第1の実施形態
図1には、第1の実施形態に係る荷重検出装置1の側面図が示され、図2には、第1の実施形態に係る荷重検出装置1の下面図が示される。また、図3には、歪検出素子21の接続形態が示される。荷重検出装置1は、図1−図3に示されるように、起歪体10、支持部12、歪検出部20、演算部30を備えて構成される。
図1には、第1の実施形態に係る荷重検出装置1の側面図が示され、図2には、第1の実施形態に係る荷重検出装置1の下面図が示される。また、図3には、歪検出素子21の接続形態が示される。荷重検出装置1は、図1−図3に示されるように、起歪体10、支持部12、歪検出部20、演算部30を備えて構成される。
起歪体10は、一方の面10Aに荷重が入力される荷重印加部11を有する。本実施形態では、図1及び図2に示されるように、起歪体10は直方体で構成され、この直方体の6つの面のうちの1つの面10Aの中心近傍に荷重印加部11が設けられる。
支持部12は、一方の面10Aとは反対側の他方の面10Bに荷重印加部11に入力された荷重に応じて起歪体10を変形可能に支持する。「一方の面10Aとは反対側の他方の面10B」とは、一方の面10Aに対向する面である。したがって、荷重印加部11が設けられた面10Aの裏側の面にあたる。支持部12がこのような面10Bで起歪体10を支持し、起歪体10が支持部12の載置面2に対して少なくとも隙間3を有するように構成される。これにより、荷重印加部11に荷重が印加された時に、荷重印加部11に印加された荷重に応じて、面10Aに縮み力が作用し、面10Bに伸び力が作用する。このような起歪体10は、荷重を受けて変形可能な材料、例えば、セラミックやアルミニウム、ステンレス等の材料を用いて形成すると好適である。
歪検出部20は、一方の面10A及び他方の面10Bの何れか一方であって、起歪体10の上面視における荷重印加部11と支持部12との間に設けられ、荷重印加部11に入力される荷重に応じた歪を検出する。本実施形態では、歪検出部20は、図1に示されるように他方の面10Bに設けられる。また、図2に示されるように、荷重検出装置1の下面視(上面視でも同様)において、歪検出部20は、荷重印加部11と支持部12との間に配置される。
ここで、歪検出部20は、複数(本実施形態では2つ)備えて構成される。以下では理解を容易にするために、2つの歪検出部20を夫々区別して説明する場合には、歪検出部20の一方を歪検出部20Aとし、歪検出部20の他方を歪検出部20Bとして説明する。
このような歪検出部20は、公知の歪検出素子21を用いて構成される。歪検出素子21は、外部から入力される荷重に応じて自己が歪むことにより抵抗値が変化し、この抵抗値の変化に基づき歪みを検出することが可能となる。上述したように荷重印加部11に入力される荷重に応じて起歪体10が撓んで変形し、当該変形により歪検出部20に歪みが生じる。本荷重検出装置1は、この歪検出部20に生じた歪みに基づき起歪体10に入力された荷重を検出する。
複数の歪検出部20の夫々は、複数の歪検出素子21を電気的に接続して形成されたホイートストンブリッジ回路を有する。このようなホイートストンブリッジ回路が図3に示される。本実施形態では、歪検出部20Aを構成する歪検出素子21により第1のホイートストンブリッジ回路22が形成される。特に、第1のホイートストンブリッジ回路22を構成する歪検出素子21を、歪検出素子Ra1、歪検出素子Ra2、歪検出素子Ra3、及び歪検出素子Ra4とすると、歪検出素子Ra1と歪検出素子Ra2との接続点に電源電圧(図3では5V)が印加され、歪検出素子Ra3と歪検出素子Ra4との接続点が接地される。歪検出素子Ra1と歪検出素子Ra3との接続点、及び歪検出素子Ra2と歪検出素子Ra4との接続点は後述する演算部30と接続される。
一方、歪検出部20Bを構成する歪検出素子21により第2のホイートストンブリッジ回路23が形成される。特に、第2のホイートストンブリッジ回路23を構成する歪検出素子21を、歪検出素子Rb11、歪検出素子Rb12、歪検出素子Rb21、歪検出素子Rb22、歪検出素子Rb31、歪検出素子Rb32、歪検出素子Rb41、歪検出素子Rb42とすると、歪検出素子Rb11と歪検出素子Rb12とが直列に接続されて歪検出素子群22Aを構成し、歪検出素子Rb21と歪検出素子Rb22とが直列に接続されて歪検出素子群22Bを構成し、歪検出素子Rb31と歪検出素子Rb32とが直列に接続されて歪検出素子群22Cを構成し、歪検出素子Rb41と歪検出素子Rb42とが直列に接続されて歪検出素子群22Dを構成する。このように夫々2つの歪検出素子21が直列接続された4つの歪検出素子群22A−22Dによりホイートストンブリッジ回路が構成される。歪検出素子群22Aと歪検出素子群22Bとの接続点に電源電圧(図3では5V)が印加され、歪検出素子群22Cと歪検出素子群22Dとの接続点が接地される。歪検出素子群22Bと歪検出素子群22Cとの接続点、及び歪検出素子群22Aと歪検出素子群22Dとの接続点は後述する演算部30と接続される。
図2に示すように、本実施形態では、第1のホイートストンブリッジ回路22を構成する歪検出素子21と、第2のホイートストンブリッジ回路23を構成する歪検出素子21とが、起歪体10の上面視における荷重印加部11を中心に互いに対称に配置されている。「荷重印加部11を中心に互いに対称に配置されている」とは、起歪体10の上面視において、荷重印加部11を中心にZ軸を回転中心として180度回転した場合に、回転前の第1のホイートストンブリッジ回路22を構成する歪検出素子21の位置に、回転後の第1のホイートストンブリッジ回路22を構成する歪検出素子21が位置し、回転前の第2のホイートストンブリッジ回路23を構成する歪検出素子21の位置に、回転後の第2のホイートストンブリッジ回路23を構成する歪検出素子21が位置することを意味する。
また、特に本実施形態では、第1のホイートストンブリッジ回路22を構成する歪検出素子21は、起歪体10の上面視において、第2のホイートストンブリッジ回路23を構成する歪検出素子21よりも、荷重印加部11のY方向の中心部に近い側に配置されている。
演算部30は、歪検出部20の検出結果に基づいて、荷重印加部11に入力された荷重を演算する。演算部30は、上述した2つのホイートストンブリッジ回路の検出結果を用いて荷重の大きさを演算する。図3のようにホイートストンブリッジ回路を構成することで、荷重印加部11に入力された荷重に応じて歪検出素子21の抵抗値が変化する。演算部30は、このような抵抗値の変化を電圧又は電流の変化により求め、荷重を演算する。
ここで、上述したように荷重検出装置1は荷重印加部11に荷重が入力されるが、荷重印加部11に入力された荷重が所期の入力位置及び入力方向に対してずれて入力されることがある。所期の入力位置及び入力方向とは、予め設定された入力位置であり、複数の歪検出部20の中心部であって、荷重入力前の起歪体10の面10Aに対して直交する方向が相当する。本実施形態では、このような入力位置及び入力方向に対して荷重の入力がずれて行われることは「偏荷重」と称される。このような偏荷重が荷重印加部11に入力された場合には、演算部30の演算結果に誤差が含まれることになる。
そこで、演算部30は、第1のホイートストンブリッジ回路22の出力と、第2のホイートストンブリッジ回路23の出力との差異に基づいて、当該演算部30の演算結果に含まれる、偏荷重に応じた誤差を算定する。
図4には、荷重印加部11に偏荷重でない荷重が入力された場合(通常入力)及び偏荷重があった場合(偏荷重入力)の印加荷重と、第1のホイートストンブリッジ回路22の出力及び第2のホイートストンブリッジ回路23の出力との関係(y方向の偏荷重入力があった場合)が示される。図4に示されるように、偏荷重でない荷重が入力された場合には、第1のホイートストンブリッジ回路22の出力と第2のホイートストンブリッジ回路23の出力との間には差異が無い。
一方、例えば荷重印加部11に対してY方向(図2参照)にずれて荷重が入力された場合には、第1のホイートストンブリッジ回路22を構成する歪検出素子21はY方向における中心部に集まっているため、第1のホイートストンブリッジ回路22の出力は、Y方向に互いに離間して歪検出素子21が配置されている第2のホイートストンブリッジ回路23の出力よりも通常入力の結果に対して大きく逸脱することになる。このため、偏荷重があった場合には図4に示されるように第1のホイートストンブリッジ回路22の出力と、第2のホイートストンブリッジ回路23の出力との間に差異が生じることになる。そこで、演算部30は、第1のホイートストンブリッジ回路22の出力と、第2のホイートストンブリッジ回路23の出力との間の差異により偏荷重の大きさを推定し、演算結果を補正する。具体的には、第1のホイートストンブリッジ回路22の出力と、第2のホイートストンブリッジ回路23の出力とに差異がある場合に偏荷重があったと判定(推定)し、係る場合には図4に示されるような特性図を用いて、差異の大きさに基づいて印加荷重を特定すると良い。
2.第2の実施形態
次に、荷重検出装置1の第2の実施形態について説明する。上記第1の実施形態では、第2のホイートストンブリッジ回路23を構成する歪検出素子21のみが2つの歪検出素子21を直列に接続して構成されるとして説明したが、本実施形態では、第1のホイートストンブリッジ回路22を構成する歪検出素子21も2つの歪検出素子21を直列に接続して構成される。
次に、荷重検出装置1の第2の実施形態について説明する。上記第1の実施形態では、第2のホイートストンブリッジ回路23を構成する歪検出素子21のみが2つの歪検出素子21を直列に接続して構成されるとして説明したが、本実施形態では、第1のホイートストンブリッジ回路22を構成する歪検出素子21も2つの歪検出素子21を直列に接続して構成される。
図5には、第2の実施形態に係る荷重検出装置1の下面図が示される。また、図6には、歪検出素子21の接続形態が示される。第1のホイートストンブリッジ回路22は、歪検出素子Ra11と歪検出素子Ra12とが直列に接続されて歪検出素子群21Aを構成し、歪検出素子Ra21と歪検出素子Ra22とが直列に接続されて歪検出素子群21Bを構成し、歪検出素子Ra31と歪検出素子Ra32とが直列に接続されて歪検出素子群21Cを構成し、歪検出素子Ra41と歪検出素子Ra42とが直列に接続されて歪検出素子群21Dを構成する。このように夫々2つの歪検出素子21が直列接続された4つの歪検出素子群21A−21Dによりホイートストンブリッジ回路が構成される。歪検出素子群21Aと歪検出素子群21Bとの接続点に電源電圧(図6では5V)が印加され、歪検出素子群21Cと歪検出素子群21Dとの接続点が接地される。歪検出素子群21Bと歪検出素子群21Cとの接続点、及び歪検出素子群21Aと歪検出素子群21Dとの接続点は演算部30と接続される。
一方、第2のホイートストンブリッジ回路23は、第1の実施形態と同様に構成される。このため、説明は省略する。
図7には、本実施形態に係る荷重印加部11に偏荷重でない荷重が入力された場合(通常入力)及び偏荷重があった場合(偏荷重入力)の印加荷重と、第1のホイートストンブリッジ回路22の出力及び第2のホイートストンブリッジ回路23の出力との関係が示される。本実施形態でも、第1の実施形態と同様に、第1のホイートストンブリッジ回路22の出力と、第2のホイートストンブリッジ回路23の出力と差異がある場合に偏荷重があったと判定し、図7に示されるような特性図を用いて、差異の大きさに基づいて印加荷重を特定することが可能である。
3.第3の実施形態
次に、荷重検出装置1の第3の実施形態について説明する。上記第1の実施形態及び第2の実施形態では、第1のホイートストンブリッジ回路22を構成する歪検出素子21と、第2のホイートストンブリッジ回路23を構成する歪検出素子21とが、起歪体10の上面視における荷重印加部11を中心に互いに対称に配置されていたが、第3の実施形態では、第1のホイートストンブリッジ回路22を構成する歪検出素子21と、第2のホイートストンブリッジ回路23を構成する歪検出素子21とが、起歪体10の上面視における荷重印加部11を中心に互いに非対称に配置されている点で異なる。
次に、荷重検出装置1の第3の実施形態について説明する。上記第1の実施形態及び第2の実施形態では、第1のホイートストンブリッジ回路22を構成する歪検出素子21と、第2のホイートストンブリッジ回路23を構成する歪検出素子21とが、起歪体10の上面視における荷重印加部11を中心に互いに対称に配置されていたが、第3の実施形態では、第1のホイートストンブリッジ回路22を構成する歪検出素子21と、第2のホイートストンブリッジ回路23を構成する歪検出素子21とが、起歪体10の上面視における荷重印加部11を中心に互いに非対称に配置されている点で異なる。
図8には、第3の実施形態に係る荷重検出装置1の下面図が示される。第3の実施形態では、図5に示される第2の実施形態の歪検出素子21の配置に対し、歪検出素子Ra11と歪検出素子Rb11との位置が互いに入れ替わり、歪検出素子Ra21と歪検出素子Rb21との位置が互いに入れ替わり、歪検出素子Ra31と歪検出素子Rb31との位置が互いに入れ替わり、歪検出素子Ra41と歪検出素子Rb41との位置が互いに入れ替わるように配置される。この場合でも、上記実施形態と同様に、第1のホイートストンブリッジ回路22の出力と、第2のホイートストンブリッジ回路23の出力と差異に基づいて荷重印加部11に偏荷重が入力された場合であっても、演算部30の演算結果を補正することが可能である。
4.第4の実施形態
次に、荷重検出装置1の第4の実施形態について説明する。上記実施形態では、起歪体10が直方体で構成されていたが、本実施形態では起歪体10が円板状に構成される点で上記第1−第3の実施形態と異なる。
次に、荷重検出装置1の第4の実施形態について説明する。上記実施形態では、起歪体10が直方体で構成されていたが、本実施形態では起歪体10が円板状に構成される点で上記第1−第3の実施形態と異なる。
図9には、第4の実施形態に係る荷重検出装置1の下面図が示される。また、図10には、歪検出素子21の接続形態が示される。図9に示されるように、起歪体10は円板状に形成され、中心部に起歪体10を軸方向に貫通する貫通孔70を備えている。本実施形態では、図1と同様、起歪体10は筒状の支持部12を介して載置面2との間に隙間3を有するように支持される。
起歪体10は、外環部71と内環部72とを有して構成される。外環部71と内環部72とは径方向に連続して構成される。起歪体10を軸方向に見て、径方向外側の部位が外環部71に相当する。また、外環部71の径方向内側が内環部72に相当する。本実施形態では、外環部71は厚さが均一に形成される。一方、内環部72は、径方向内側になる程、厚さが薄く形成される。上述のように、起歪体10の径方向中央部には、貫通孔70が形成される。このため、内環部72は、外環部71との境界から貫通孔70に向かって次第に薄くなるように形成される。本実施形態では、内環部72は、軸方向に沿った断面がテーパー状になるように面10Aが形成され、軸方向に沿った断面が平坦になるように面10Bが形成される。
本実施形態では、歪検出部20は外環部71及び内環部72における面10Bに配置される。歪検出部20のうちの一方の歪検出部20Aと他方の歪検出部20Bとは、夫々、上面視が櫛歯状の櫛歯状部を有して構成される。櫛歯状とは、櫛の歯のように根元側から所定の方向に突出する複数の突出部を有するように形成された形態である。一方の歪検出部20Aと他方を歪検出部20Bとは、突出部の延出方向が貫通孔70の径方向と平行になるように配置される。また、本実施形態では、一方の歪検出部20Aは、他方の歪検出部20Bの径方向内側に配置される。
また、本実施形態では、歪検出素子Ra1と歪検出素子Rb1とが対となり、歪検出素子Ra2と歪検出素子Rb2とが対となり、歪検出素子Ra3と歪検出素子Rb3とが対となり、歪検出素子Ra4と歪検出素子Rb4とが対となって櫛歯状を形成する。夫々の歪検出素子の端部には接続部73が設けられ、歪検出素子Ra2及び歪検出素子Rb2と歪検出素子Ra4及び歪検出素子Rb4との接続部73が、歪検出素子Ra1及び歪検出素子Rb1と歪検出素子Ra3及び歪検出素子Rb3との接続部73と、貫通孔70の中心部とを結ぶ線上に位置するように構成される。
歪検出部20Aを構成する歪検出素子21により第1のホイートストンブリッジ回路22が形成され、歪検出部20Bを構成する歪検出素子21により第2のホイートストンブリッジ回路23が形成される。第1のホイートストンブリッジ回路22を構成する歪検出素子21とは、歪検出素子Ra1、歪検出素子Ra2、歪検出素子Ra3、及び歪検出素子Ra4である。第2のホイートストンブリッジ回路23を構成する歪検出素子21とは、歪検出素子Rb1、歪検出素子Rb2、歪検出素子Rb3、及び歪検出素子Rb4である。本実施形態では、歪検出素子Ra1、歪検出素子Ra2、歪検出素子Rb1、及び歪検出素子Rb2と、歪検出素子Ra3、及び歪検出素子Ra4、歪検出素子Rb3、及び歪検出素子Rb4とが、起歪体10の上面視における配置中心が貫通孔70の中心(軸心)に対して対称になるように配置される。
本実施形態では、貫通孔70よりも直径が大きい球状体或いは部分球状体を起歪体10の径方向中央部に載置し、荷重の入力が行われる。したがって、起歪体10における球状体或いは部分球状体の接触部が荷重印加部11にあたる。このような荷重印加部11は、円形状に構成される。
5.第5の実施形態
上記第4の実施形態では、起歪体10が円板状に構成され、全ての歪検出部20Aが歪検出部20Bの径方向内側に配置されるとして説明したが、本実施形態では、全ての歪検出部20Aが歪検出部20Bの径方向内側に配置されない点で第4の実施形態と異なる。
上記第4の実施形態では、起歪体10が円板状に構成され、全ての歪検出部20Aが歪検出部20Bの径方向内側に配置されるとして説明したが、本実施形態では、全ての歪検出部20Aが歪検出部20Bの径方向内側に配置されない点で第4の実施形態と異なる。
本実施形態では、第1のホイートストンブリッジ回路22及び第2のホイートストンブリッジ回路23のうち少なくともいずれか一方のホイートストンブリッジ回路を構成する歪検出素子21は、起歪体10の上面視における配置中心が荷重印加部11の中心部からずれて配置される。
第1のホイートストンブリッジ回路22を構成する歪検出素子21とは、歪検出素子Ra1、歪検出素子Ra2、歪検出素子Ra3、及び歪検出素子Ra4である。第2のホイートストンブリッジ回路23を構成する歪検出素子21とは、歪検出素子Rb1、歪検出素子Rb2、歪検出素子Rb3、及び歪検出素子Rb4である。本実施形態では、歪検出素子Ra1、歪検出素子Ra2、歪検出素子Ra3、及び歪検出素子Ra4と、歪検出素子Rb1、歪検出素子Rb2、歪検出素子Rb3、及び歪検出素子Rb4との双方が起歪体10の上面視における配置中心が荷重印加部11の中心部からずれて配置される。
具体的には、図11に示されるように、歪検出素子Ra1は歪検出素子Rb1の径方向外側に配置され、歪検出素子Ra2は歪検出素子Rb2の径方向外側に配置される。また、歪検出素子Ra3は歪検出素子Rb3の径方向内側に配置され、歪検出素子Ra4は歪検出素子Rb4の径方向内側に配置される。
6.第6の実施形態
上記第4の実施形態では、歪検出素子Ra2及び歪検出素子Rb2と歪検出素子Ra4及び歪検出素子Rb4との接続部73が、歪検出素子Ra1及び歪検出素子Rb1と歪検出素子Ra3及び歪検出素子Rb3との接続部73と、貫通孔70の中心部とを結ぶ線上に位置するように構成されるとして説明したが、図12に示されるように、歪検出素子Ra2及び歪検出素子Rb2と歪検出素子Ra4及び歪検出素子Rb4との接続部73が、歪検出素子Ra1及び歪検出素子Rb1と歪検出素子Ra3及び歪検出素子Rb3との接続部73と、貫通孔70の中心部とを結ぶ線上に位置しないように構成することも可能である。図12では、歪検出素子Ra1、Ra3、Rb1、Ra3の接続部73と、歪検出素子Ra1、Ra3、Rb1、Ra3の接続部73とが貫通孔70の中心を軸心として90度ずれた位置に設けられている。
上記第4の実施形態では、歪検出素子Ra2及び歪検出素子Rb2と歪検出素子Ra4及び歪検出素子Rb4との接続部73が、歪検出素子Ra1及び歪検出素子Rb1と歪検出素子Ra3及び歪検出素子Rb3との接続部73と、貫通孔70の中心部とを結ぶ線上に位置するように構成されるとして説明したが、図12に示されるように、歪検出素子Ra2及び歪検出素子Rb2と歪検出素子Ra4及び歪検出素子Rb4との接続部73が、歪検出素子Ra1及び歪検出素子Rb1と歪検出素子Ra3及び歪検出素子Rb3との接続部73と、貫通孔70の中心部とを結ぶ線上に位置しないように構成することも可能である。図12では、歪検出素子Ra1、Ra3、Rb1、Ra3の接続部73と、歪検出素子Ra1、Ra3、Rb1、Ra3の接続部73とが貫通孔70の中心を軸心として90度ずれた位置に設けられている。
本発明は、荷重を検出する荷重検出装置に用いることが可能である。
1:荷重検出装置
10:起歪体
10A:面
10B:面
11:荷重印加部
12:支持部
20:歪検出部
22:第1のホイートストンブリッジ回路
23:第2のホイートストンブリッジ回路
30:演算部
10:起歪体
10A:面
10B:面
11:荷重印加部
12:支持部
20:歪検出部
22:第1のホイートストンブリッジ回路
23:第2のホイートストンブリッジ回路
30:演算部
Claims (5)
- 一方の面に荷重が入力される荷重印加部を有する起歪体と、
前記一方の面とは反対側の他方の面に前記荷重印加部に入力された荷重に応じて前記起歪体を変形可能に支持する支持部と、
前記一方の面及び前記他方の面の何れか一方であって、前記起歪体の上面視における前記荷重印加部と前記支持部との間に設けられ、前記荷重印加部に入力される荷重に応じた歪を検出する複数の歪検出部と、
前記歪検出部の検出結果に基づいて、前記荷重印加部に入力された荷重を演算する演算部と、を備え、
前記複数の歪検出部の夫々は、複数の歪検出素子を電気的に接続して形成されたホイートストンブリッジ回路を有し、
複数の前記ホイートストンブリッジ回路のうちの1つである第1のホイートストンブリッジ回路の出力と、前記複数の前記ホイートストンブリッジ回路のうちの前記第1のホイートストンブリッジ回路とは異なる第2のホイートストンブリッジ回路の出力との差異に基づいて、前記演算部の演算結果に含まれる、前記荷重印加部に入力された荷重が所期の入力位置及び入力方向に対してずれて入力されたことによる偏荷重に応じた誤差を算定する荷重検出装置。 - 前記第1のホイートストンブリッジ回路を構成する歪検出素子と、前記第2のホイートストンブリッジ回路を構成する歪検出素子とが、前記起歪体の上面視における前記荷重印加部を中心に互いに対称に配置されている請求項1に記載の荷重検出装置。
- 前記第1のホイートストンブリッジ回路を構成する歪検出素子と、前記第2のホイートストンブリッジ回路を構成する歪検出素子とが、前記起歪体の上面視における前記荷重印加部を中心に互いに非対称に配置されている請求項1に記載の荷重検出装置。
- 前記第1のホイートストンブリッジ回路を構成する歪検出素子は、前記起歪体の上面視において、前記第2のホイートストンブリッジ回路を構成する歪検出素子よりも、前記荷重印加部の中心部に近い側に配置されている請求項1から3のいずれか一項に記載の荷重検出装置。
- 前記第1のホイートストンブリッジ回路及び前記第2のホイートストンブリッジ回路のうち少なくともいずれか一方のホイートストンブリッジ回路を構成する歪検出素子は、前記起歪体の上面視における配置中心が前記荷重印加部の中心部からずれて配置されている請求項1から3のいずれか一項に記載の荷重検出装置。
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-
2017
- 2017-08-30 JP JP2017165985A patent/JP2019045205A/ja active Pending
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