JP2019043458A - シフトレバーのポジション固定装置及びシフトレバー機構のシフトケーブル取付け方法 - Google Patents

シフトレバーのポジション固定装置及びシフトレバー機構のシフトケーブル取付け方法 Download PDF

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元英 中尾
康孝 後原
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康孝 後原
真也 久松
Shinya Hisamatsu
真也 久松
雄揮 和田
Yuki Wada
雄揮 和田
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Abstract

【課題】シフトノブを利用して、シフトレバーを所定のシフトポジションの位置で固定して、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで確実に連結することができるシフトレバーのポジション固定装置を提供する。【解決手段】車体側に固定されたベースブラケット12と、ベースブラケットに搖動自在に支持されたシフトレバー14と、シフトレバーに連結され、ベースブラケットとシフトレバーとを位置合わせすることによって形成される位置合わせ突設部30と、シフトレバーの先端に脱着自在に装着されるシフトノブ32とを備え、シフトケーブルの連結の際に、位置合わせ突設部に、シフトノブに形成された係合孔を係合することによって、シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定するように構成したことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本開示は、例えば、普通自動車などの自家用自動車、バス、トラックなどの商業用自動車などの車両(以下、単に「車両」と言う)において、車両のシフトレバー機構のシフトレバーにシフトケーブルを組付ける際に、シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定して、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで連結するためのシフトレバーのポジション固定装置、及びこの固定装置を用いてシフトレバー機構のシフトレバーにシフトケーブルを取り付けるシフトケーブル取付け方法に関する。
従来、例えば、特許文献1(特開2005−112116号公報)などに開示されるように、車両のシフトレバー機構において、シフトレバーにシフトケーブルを組付ける際に、シフトレバーを所定のシフトポジション位置(例えば、ドライブ(D)レンジ、(R)レンジなど)で固定して、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで連結することが行われている。
シフトレバー機構のシフトケーブル取付け方法としては、一般的には、シフトレバー機構は、車体側に固定されたベースブラケットと、ベースブラケット内に配置され、シフトレバーに連結されたセレクトレバーとを備えており、各シフトポジションがずれないように、ベースブラケットに形成された固定ピン孔と、セレクトレバーに形成された固定ピン孔に、固定ピンを挿着することによって、シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定して、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで連結することが行われている。
そして、このようなシフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで連結する作業が完了した後に、固定ピンをこれらの固定ピン孔から取り外すようになっている。
特開2005−112116号公報
ところで、このように構成される従来のシフトレバー機構のシフトケーブル取付け方法では、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで連結する作業が完了した後に、固定ピンをこれらの固定ピン孔から取り外して、固定ピンを使用後に廃棄することが行われている。
従って、このような固定ピンを廃棄することは、資源の無駄遣いであるとともに、コストが高くつくことにもなる。
また、例えば、ディーラー、整備工場などで、シフトレバー機構のメンテナンス、整備のために、いったんシフトケーブルを、シフトレバー、トランスミッションから取り外して、再び、シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定して、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで連結する際には、別途専用の固定ピンが必要となり不便である。
このような現状に鑑み、本発明の少なくとも一つの実施形態は、車両のシフトレバー機構のシフトレバーにシフトケーブルを組付ける際に、シフトレバーを所定のシフトポジション位置(例えば、ドライブ(D)レンジ、(R)レンジなど)で固定して、各シフトポジションの位置ずれなどが発生せずに、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで確実に連結することができるシフトレバーのポジション固定装置、及びシフトレバー機構のシフトケーブル取付け方法を提供することを目的とする。
(1)前述したような従来技術における課題に鑑み発明されたものであって、本発明の少なくとも一つの実施形態は、車両のシフトレバー機構のシフトレバーにシフトケーブルを組付ける際に、シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定して、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで連結するためのシフトレバーのポジション固定装置であって、前記車両の車体側に固定されたベースブラケットと、前記ベースブラケットに搖動自在に支持された前記シフトレバーと、前記シフトレバーに連結され、前記ベースブラケットと前記シフトレバーとを位置合わせすることによって形成される位置合わせ突設部と、前記シフトレバーの先端に脱着自在に装着されるシフトノブとを備え、前記シフトケーブルの連結の際に、前記位置合わせ突設部に、前記シフトノブに形成された係合孔を係合することによって、前記シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定するように構成したことを特徴とする。
このように構成することによって、シフトケーブルの連結の際に、ベースブラケットとシフトレバーとを位置合わせすることによって形成される位置合わせ突設部に、シフトノブに形成された係合孔を係合することによって、シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定することができる。
従って、車両のシフトレバー機構のシフトレバーにシフトケーブルを組付ける際に、シフトレバーを所定のシフトポジション位置(例えば、ドライブ(D)レンジ、(R)レンジなど)で固定して、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで確実に連結することができる。
また、シフトレバーの先端に脱着自在に装着されるシフトノブを利用できるので、シフトレバーの位置ずれを特別な固定ピンを用意することなく、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで確実に連結することができる。これによって、資源の有効利用ができるとともに、コストが低減できる。
例えば、ディーラー、整備工場などで、シフトレバー機構のメンテナンス、整備のために、いったんシフトケーブルを、シフトレバー、トランスミッションから取り外して、再び、シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定して、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで連結する際に、シフトレバーの先端に脱着自在に装着されるシフトノブを利用できるので、従来のように、別途専用の固定ピンが不要で極めて便利である。
(2)また、幾つかの実施形態では、前記シフトノブに形成された係合孔と前記位置合わせ突設部との係合が、嵌合係合であることを特徴とする。
このように、シフトノブに形成された係合孔と位置合わせ突設部との係合が、嵌合係合であるので、シフトノブを用いてシフトレバーを所定のシフトポジション位置にガタつきなく固定することが可能になる。
(3)また、幾つかの実施形態では、前記シフトノブに形成された係合孔と前記位置合わせ突設部との係合が、ネジ係合であることを特徴とする。
このように、シフトノブに形成された係合孔と位置合わせ突設部との係合が、ネジ係合であるので、シフトノブを用いてシフトレバーを所定のシフトポジション位置にガタつきなく固定することが可能になる。
(4)また、幾つかの実施形態では、前記シフトノブに形成された係合孔と前記位置合わせ突設部との係合が、前記位置合わせ突設部に形成された雄ネジに対して、前記シフトノブに形成された係合孔を螺着する際に、前記シフトノブの係合孔にねじ切り形成される雌ネジとのネジ係合であることを特徴とする。
このように、シフトノブに形成された係合孔と位置合わせ突設部との係合が、位置合わせ突設部に形成された雄ネジに対して、シフトノブに形成された係合孔を螺着する際に、シフトノブの係合孔にねじ切り形成される雌ネジとのネジ係合であるので、シフトノブを用いてシフトレバーを所定のシフトポジション位置に、より確実にガタつきなく固定することが可能になる。
(5)また、幾つかの実施形態では、前記シフトノブに形成された係合孔は、下方部に形成され前記位置合わせ突設部と係合する位置合わせ係合孔部と、上方部に形成され前記シフトレバーの先端と係合するシフトレバー係合孔部とから構成され、前記位置合わせ係合孔部の径の大きさが、前記シフトレバー係合孔部の径より大きいことを特徴とする。
このように構成することによって、シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定する際には、大きな径の位置合わせ突設部に、シフトノブに形成された係合孔の下方に形成された大きな径の位置合わせ係合孔部を係合することによって、位置合わせ突設部に、シフトノブに形成された係合孔を係合できる。
これによって、ガタつきなく、シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定でき、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで確実に連結することができる。
また、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで連結する作業が完了した後に、位置合わせ突設部に係合されたシフトノブを取り外して、シフトノブをシフトレバーの先端の正規の位置に固定する際には、シフトノブの係合孔の上方に形成され、シフトレバーの先端の径と同じ径のシフトレバー係合孔部により、シフトノブをシフトレバーの先端の正規の位置に固定することができる。
この場合、特に、シフトノブに形成された係合孔と位置合わせ突設部との係合が、位置合わせ突設部に形成された雄ネジに対して、シフトノブに形成された係合孔を螺着する際に、シフトノブの係合孔にねじ切り形成される雌ネジとのネジ係合である場合には、シフトレバーの先端の径と同じ径のシフトレバー係合孔部に確実にねじ切りが行われることになる。
これにより、シフトノブをシフトレバーの先端の正規の位置に確実に固定することができ、シフトノブが、シフトレバーの先端の正規の位置から脱落することがない。
(6)また、幾つかの実施形態では、前記位置合わせ係合孔部と前記シフトレバー係合孔部との間に、前記位置合わせ係合孔部からシフトレバー係合孔部に向かって漸次径が小さくなるテーパー傾斜面が形成されており、前記シフトノブが前記位置合わせ突設部に係合された際に、前記位置合わせ突設部の上端隅角部が前記テーパー傾斜面に当接することを特徴とする。
このように構成することによって、位置合わせ突設部に、シフトノブに形成された係合孔を係合する際に、位置合わせ係合孔部からシフトレバー係合孔部に向かって漸次径が小さくなるように形成されたテーパー傾斜面に、位置合わせ突設部の上端隅角部が、喰い込み嵌着することになる。
これによって、ガタつきなく、シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定でき、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで確実に連結することができる。
(7)また、幾つかの実施形態では、前記シフトノブに形成された前記係合孔と前記位置合わせ突設部との係合が、前記位置合わせ突設部の外周に形成された突設部側係合凹部または出没自在な突設部側係合凸部と、前記シフトノブの係合孔に形成された出没自在なノブ側係合凸部またはノブ側係合凹部とのスナップフィット式の係合であることを特徴とする。
このようにスナップフィット式の係合によって、ガタつきなく、シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定でき、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで確実に連結することができる。
(8)また、幾つかの実施形態では、前記シフトレバーの外周にレバー側係合凹部または出没自在なレバー側係合凸部が形成され、前記シフトノブと前記シフトレバーとの係合が、ノブ側係合凸部またはノブ側係合凹部と前記突設部側係合凹部または前記突設部側係合凸部とのスナップフィット式の係合であることを特徴とする。
このようにシフトノブとシフトレバーとの係合が、スナップフィット式の係合であるので、シフトノブをシフトレバーの先端の正規の位置に固定する際には、シフトノブをシフトレバーの先端の正規の位置に確実に脱着自在に固定することができる。
(9)また、幾つかの実施形態では、前記位置合わせ突設部の下端の周囲に、前記位置合わせ突設部に、前記シフトノブに形成された前記係合孔を係合する際に、係合が完了したことを認識するための認識部が形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、位置合わせ突設部に、シフトノブに形成された係合孔を係合する際に、位置合わせ突設部の下端の周囲に形成された認識部によって、係合が完了したことを認識することができる。
これにより、ガタつきなく、シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定でき、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで確実に連結することができる。
(10)また、幾つかの実施形態では、前述のいずれかに記載のシフトレバーのポジション固定装置を用いて、車両のシフトレバー機構のシフトレバーにシフトケーブルを組付ける際に、シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定して、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで連結するためのシフトレバー機構のシフトケーブル取付け方法であって、前記シフトレバーの先端に前記シフトノブを装着する前に、前記位置合わせ突設部に、前記シフトノブに形成された係合孔を係合することによって、前記シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定する工程と、前記所定のシフトポジション位置で固定されたシフトレバーにシフトケーブルの一端を取り付ける工程と、前記シフトケーブルの他端を、前記トランスミッションに取り付ける工程と、前記位置合わせ突設部に係合されたシフトノブを取り外し前記シフトレバーの先端に装着する工程と、を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、ベースブラケットとシフトレバーとを位置合わせすることによって形成される位置合わせ突設部に、シフトノブに形成された係合孔を係合することによって、シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定している。
従って、車両のシフトレバー機構のシフトレバーにシフトケーブルを組付ける際に、シフトレバーを所定のシフトポジション位置(例えば、ドライブ(D)レンジ、(R)レンジなど)で固定して、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで確実に連結することができる。
また、シフトレバーの先端に脱着自在に装着されるシフトノブを利用できるので、シフシレバーの位置ずれを特別な固定ピンを用意することなく、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで確実に連結することができる。これによって、資源の有効利用ができるとともに、コストが低減できる。
例えば、ディーラー、整備工場などで、シフトレバー機構のメンテナンス、整備のために、いったんシフトケーブルを、シフトレバー、トランスミッションから取り外して、再び、シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定して、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで連結する際に、シフトレバーの先端に脱着自在に装着されるシフトノブを利用できるので、従来のように、別途専用の固定ピンが不要で極めて便利である。
本発明によれば、ベースブラケットとシフトレバーとを位置合わせすることによって形成される位置合わせ突設部に、シフトノブに形成された係合孔を係合することによって、シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定することができる。
従って、車両のシフトレバー機構のシフトレバーにシフトケーブルを組付ける際に、シフトレバーを所定のシフトポジション位置(例えば、ドライブ(D)レンジ、(R)レンジなど)で固定して、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで確実に連結することができる。
また、シフトレバーの先端に脱着自在に装着されるシフトノブを利用できるので、シフトレバーの位置ずれを特別な固定ピンを用意することなく、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで確実に連結することができる。これによって、資源の有効利用ができるとともに、コストが低減できる。
本発明の一実施形態に係るシフトレバーのポジション固定装置において、シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定する状態を説明する斜視図である。 図1の上方からの斜視図である。 ベースブラケットとセレクトレバーとを位置合わせすることによって形成される位置合わせ突設部の状態を説明する図2と同様な斜視図である。 シフトノブの縦断面図である。 本発明の一実施形態に係るシフトレバーのポジション固定装置を用いた、シフトレバー機構のシフトケーブルの取付け作業のフロー図である。 本発明の他の実施形態に係るシフトレバーのポジション固定装置を示し、シフトノブでシフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定する状態を説明する断面斜視図である。 図6において、シフトレバーを所定のシフトポジション位置に固定された状態を説明する断面斜視図である。 図7の部分拡大図である。 本発明の他の実施形態に係るシフトレバーのポジション固定装置を示す部分拡大断面図である。 図9の他の実施形態に係るシフトレバーのポジション固定装置のシフトノブを示す縦断面図である。 図9の他の実施形態に係るシフトレバーのポジション固定装置において、シフトレバーが所定のシフトポジション位置で固定された状態を説明する縦断面図である。 本発明の他の実施形態に係るシフトレバーのポジション固定装置を示し、ベースブラケットとセレクトレバーとを位置合わせすることによって形成される認識部を示す上方からの斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいてより詳細に説明する。
ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれらに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
(実施形態1)
図1〜図4を参照して実施形態1を説明する。符号10Aは、全体で本発明のシフトレバーのポジション固定装置(以下、単に「ポジション固定装置」と言う)を示している。
ポジション固定装置10Aは、例えば、普通自動車などの自家用自動車、バス、トラックなどの商業用自動車などの車両において、車両のシフトレバー機構のシフトレバーにシフトケーブルを組付ける際に、シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定して、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで連結するためのポジション固定装置10Aである。
図1〜図4に示したように、本実施形態のポジション固定装置10Aは、シフトレバー機構11の一部を構成するものであって、図示しない車体側に固定された略箱体形状のベースブラケット12を備えている。なお、図1〜図3では、手前側の蓋部材を、説明の便宜上図示省略して示している。
また、ベースブラケット12内には、図示しない回動軸が設けられ、該回動軸によって搖動(ポジション移動)自在に支持されたシフトレバー14を備えている。このシフトレバー14の上方部分16が、ベースブラケット12の上部に形成された略矩形の長孔形状の操作開口部18を介して、突出するように配置されている。
そして、シフトレバー14の下端20には、シフトレバー14にセレクトレバー22が連結され、このセレクトレバー22が、ベースブラケット12内に配置された状態となっている。
また、図1〜図3に示したように、ベースブラケット12の上部に形成された略矩形の長孔形状の操作開口部18の側部には、半円筒形状の位置合わせ用凹部24が形成されている。この位置合わせ用凹部24の中央部分に、半円筒形状の位置合わせ突設半部26が突設形成されている。
一方、セレクトレバー22には、その上方部分に、位置合わせ部25が形成されている。この位置合わせ部25には、シフトケーブの一端を取り付ける連結ピン22aが設けられるとともに、位置合わせ部25の上端部にはベースブラケット12の位置合わせ突設半部26と相補的な形状で、半円筒形状の位置合わせ突設半部28が突設形成されている。
これにより、図3に示したように、ベースブラケット12の位置合わせ突設半部26と、セレクトレバー22の位置合わせ突設半部28とを位置合わせすることによって、円筒形状の位置合わせ突設部30が形成されるようになっている。
また、図4に示したように、本実施形態のポジション固定装置10Aは、シフトノブ32を備えており、シフトノブ32は、シフトレバー14の先端14aに脱着自在に装着されるものであって、その内部には、係合孔34が形成されている。
そして、位置合わせ突設部30に、シフトノブ32に形成された係合孔34を係合することによって、シフトレバー14を所定のシフトポジション位置で固定するように構成されている。
このとき、係合孔34や位置合わせ突設部30にリブを設け、リブを潰しながら位置合わせ突設部30に係合孔34係合することで、シフトポジション位置の固定を寄り確実に行なうことができる。
このように構成することによって、ベースブラケット12とセレクトレバー22とを位置合わせすることによって形成される位置合わせ突設部30に、シフトノブ32に形成された係合孔34を係合することによって、シフトレバー14を所定のシフトポジション位置で固定することができる。
従って、車両のシフトレバー機構11のシフトレバー14に、図示しないシフトケーブルを組付ける際に、シフトレバー14を所定のシフトポジション位置(例えば、ドライブ(D)レンジ、(R)レンジなど)で固定して、シフトレバー14と、図示しないトランスミッションとの間をシフトケーブルで確実に連結することができる。すなわち、シフトケーブルを、位置合わせ部25の連結ピン22aに確実に連結することができる。
また、シフトレバー14の先端に脱着自在に装着されるシフトノブ32を利用できるので、シフトレバー14とトランスミッションとの間をシフトケーブルで確実に連結することができ、資源の有効利用ができるとともに、コストが低減できる。
例えば、ディーラー、整備工場などで、シフトレバー機構11のメンテナンス、整備のために、いったんシフトケーブルを、シフトレバー14、トランスミッションから取り外して、再び、シフトレバー14を所定のシフトポジション位置で固定して、シフトレバー14とトランスミッションとの間をシフトケーブルで連結する際に、シフトレバー14の先端14aに脱着自在に装着されるシフトノブ32を利用できるので、従来のように、別途専用の固定ピンが不要で極めて便利である。
なお、シフトノブ32に形成された係合孔34と位置合わせ突設部30との係合は、嵌合係合であっても良く、また、シフトノブ32に形成された係合孔34と位置合わせ突設部30との係合は、位置合わせ突設部30に形成された雄ネジに対して、シフトノブ32に形成された係合孔34を螺着する際に、シフトノブ32の係合孔34にねじ切り形成される雌ネジとのネジ係合であっても良い。
このネジ係合の場合、シフトノブ32に形成された係合孔34の内周をねじ切り可能な材料、例えば、柔軟な樹脂から形成すればよい。
また、幾つかの実施形態では、図3、図4に示したように、シフトノブ32に形成された係合孔34は、下方部に形成され位置合わせ突設部30と係合する位置合わせ係合孔部34aと、上方部に形成されシフトレバー14の先端14aと係合するシフトレバー係合孔部34bとから構成され、位置合わせ係合孔部34aの径Rの大きさが、シフトレバー係合孔部34bの径rより大きいサイズである。
この図3、図4のように構成することによって、シフトレバー14を所定のシフトポジション位置で固定する際には、大きな径Rの位置合わせ突設部30に、シフトノブ32に形成された係合孔34の下方部に形成された大きな径Rの位置合わせ係合孔部34aを係合することによって、位置合わせ突設部30に、シフトノブ32に形成された係合孔34を係合できる。
これによって、位置合わせ突設部30にシフトノブ32を係合した際に係合孔34が変形したり、係合孔34にねじ切り形成された雌ネジの精度が悪かったとしても、確実にシフトノブ32をシフトレバー14に取り付けることができるとともに、ガタつきなく、シフトポジションの位置ずれなどが発生せずにシフトレバー14を所定のシフトポジション位置で固定でき、シフトレバー14とトランスミッションとの間をシフトケーブルで確実に連結することができる。
また、シフトレバー14とトランスミッションとの間をシフトケーブルで連結する作業が完了した後に、位置合わせ突設部30に係合されたシフトノブ32を取り外して、シフトノブ32をシフトレバー14の先端14aの正規の位置に固定する際には、シフトノブ32の係合孔34の上方部に形成され、シフトレバー14の先端14aの径rと同じ小さい径rのシフトレバー係合孔部34bにより、シフトノブ32をシフトレバー14の先端14aの正規の位置に固定することができる。これにより、シフトノブ32が、シフトレバー14の先端14aの正規の位置から脱落することがない。
なお、図4に示したように、係合孔34を大きな径Rの位置合わせ係合孔部34aと、小さな径rのシフトレバー係合孔部34bとしたが、これらの径を全て同じ径として、1つのサイズの径の係合孔34とすることももちろん可能である。
以上の図1〜図4に示される本実施形態のポジション固定装置10Aを用いて、車両のシフトレバー機構11のシフトレバー14にシフトケーブルを組付ける際に、シフトレバー14を所定のシフトポジション位置で固定して、シフトレバー14とトランスミッションとの間をシフトケーブルで連結する作業(シフトレバー機構11のシフトケーブル取付け方法)は、図5に示した作業フロー図のように行なわれる。
先ず、図5に示したように、ステップS1において、シフトレバー機構11のポジション固定装置10Aを、車両に搭載する。そして、ステップS2において、図示しないトランスミッションを、車両に搭載する。
次に、ステップS3において、ポジション固定装置10Aにおいて、位置合わせ突設部30に、シフトノブ32に形成された係合孔34(位置合わせ係合孔部34a)を係合することによって、シフトレバー14を所定のシフトポジション位置で固定する。
そして、ステップS4において、所定のシフトポジション位置で固定されたシフトレバー14に、図示しないシフトケーブルの一端を取り付ける。すなわち、この実施形態では、図1に示したシフトレバー14に連結されたセレクトレバー22に設けられた連結ピン22aに、シフトケーブルの一端を取り付ける。
次に、ステップS5において、シフトケーブルの他端を、トランスミッションに取り付ける。
その後、ステップS6において、シフトレバー14とトランスミッションとの間をシフトケーブルで連結する作業が完了した後に、ステップS6において、位置合わせ突設部30に係合されたシフトノブ32を取り外す。
次に、ステップS7において、フロアコンソールを車両に搭載する。
そして、ステップS8において、取り外したシフトノブ32を、シフトレバー14の先端14aの正規の位置に固定すれば、シフトレバー14とトランスミッションとの間をシフトケーブルで連結する作業が完了する。
(実施形態2)
この実施形態のポジション固定装置10Bを図6〜図8に示す。図1〜図5に示したポジション固定装置10Aと基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施形態のポジション固定装置10Bでは、図6〜図8に示したように、シフトノブ32に形成された係合孔34の下方部に形成された位置合わせ係合孔部34aと、シフトノブ32に形成された係合孔34の上方部に形成されたシフトレバー係合孔部34bとの間に、位置合わせ係合孔部34aからシフトレバー係合孔部34bに向かって漸次径が小さくなるテーパー傾斜面36が形成されている。
このように構成することによって、位置合わせ突設部30に、シフトノブ32に形成された係合孔34を係合する際に、位置合わせ係合孔部34aからシフトレバー係合孔部34bに向かって漸次径が小さくなるように形成されたテーパー傾斜面36に、図8に示したように、位置合わせ突設部30の上端隅角部30aが、嵌着することになる。
これによって、ガタつきなく、各シフトポジションの位置ずれなどが発生せずに、シフトレバー14を所定のシフトポジション位置で固定でき、シフトレバー14とトランスミッションとの間をシフトケーブルで確実に連結することができる。
また、この場合、図8に示したように、テーパー傾斜面36が、位置合わせ突設部30の上端隅角部30aが喰い込み可能な材料から形成されているのが望ましい。
このように構成することによって、テーパー傾斜面36が、位置合わせ突設部30の上端隅角部30aが喰い込み可能な材料から形成されているので、位置合わせ突設部30に、シフトノブ32に形成された係合孔34(位置合わせ係合孔部34a)を係合する際に、テーパー傾斜面36に、位置合わせ突設部30の上端隅角部30aが、喰い込むことになる。
これによって、ガタつきなく、各シフトポジションの位置ずれなどが発生せずに、シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定でき、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで確実に連結することができる。
この場合、特にシフトノブ32に形成された係合孔34(位置合わせ係合孔部34a)と位置合わせ突設部30との係合が、位置合わせ突設部30に形成された雄ネジに対して、シフトノブ32に形成された係合孔34(位置合わせ係合孔部34a)を螺着する際に(図6の矢印A参照)、シフトノブ32の係合孔34にねじ切り形成される雌ネジとのネジ係合である場合に、テーパー傾斜面36に、位置合わせ突設部30の上端隅角部30aが、喰い込むことになるので、ガタつきなく、各シフトポジションの位置ずれなどが発生せずに、シフトレバー14を所定のシフトポジション位置で固定でき、シフトレバー14とトランスミッションとの間をシフトケーブルで確実に連結することができる。
なお、図6は、シフトノブ32を矢印A方向に回転してネジ込む状態を示す斜視図であり、図7は、シフトノブ32がネジ込まれてシフトレバー14が所定のシフトポジション位置で固定された状態を示す斜視図である。また、図8は、テーパー傾斜面36の部分の拡大斜視図であり、テーパー傾斜面36に、位置合わせ突設部30の上端隅角部30aが、喰い込むことを示している。
(実施形態3)
この実施形態のポジション固定装置10Cを図9〜図11に示す。図1〜図5に示したポジション固定装置10Aと基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施形態のポジション固定装置10Cでは、シフトノブ32に形成された係合孔34と位置合わせ突設部30との係合が、位置合わせ突設部30の外周に形成された突設部側係合凹部38と、シフトノブ32の係合孔34に形成された出没自在なノブ側係合凸部40aとのスナップフィット式の係合から構成されている。
すなわち、図9〜図11に示したように、この実施形態のポジション固定装置10Cでは、位置合わせ突設部30の外周に、例えば、溝形状の突設部側係合凹部38が周方向に形成されている。そして、この突設部側係合凹部38に対応するように、シフトノブ32に形成された係合孔34の内周に、出没自在な係合片40が設けられている。
この係合片40は、例えば、リング形状のバネ部材などから構成されており、内径側に付勢された状態であって、係合片40のノブ側係合凸部(屈曲部)40aが、いわゆるスナップフィット式に係合するように構成されている。
なお、図9〜図11に示したように、位置合わせ突設部30の外周に形成された突設部側係合凹部38と、この突設部側係合凹部38に対応するように、シフトノブ32に形成された係合孔34の内周に設けられた出没自在なノブ側係合凸部40aとのスナップフィット式に係合から構成したが、シフトノブ32に形成された係合孔34の内周に形成されたノブ側係合凹部と、位置合わせ突設部30の外周に設けられた出没自在な係合片の突設部側係合凸部(屈曲部)とのスナップフィット式に係合から構成することも可能である。
このように構成することによって、このようなスナップフィット式の係合によって、ガタつきなく、シフトポジションの位置ずれなどが発生せずに、シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定でき、シフトレバー14とトランスミッションとの間をシフトケーブルで確実に連結することができる。
また、位置合わせ突設部30に、シフトノブ32に形成された係合孔34を係合する際、シフトレバー14とトランスミッションとの間をシフトケーブルで連結する作業が完了した後に、位置合わせ突設部30に係合されたシフトノブ32を取り外す際に、係合操作、取り外し操作が容易となる。
さらに、この場合、シフトノブ32をシフトレバー14の先端14aの正規の位置に固定する際には、図示しないが、シフトノブ32に形成されたスナップフィット式の係合孔34に対応するスナップフィット式の係合部分を、シフトレバー14の先端14aに形成することによって、シフトノブをシフトレバーの先端の正規の位置に確実に脱着自在に固定することができる。
(実施形態4)
この実施形態のポジション固定装置10Dを図12に示す。図1〜図5に示したポジション固定装置10Aと基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施形態のポジション固定装置10Dでは、図12に示したように、位置合わせ突設部30の下端の周囲に、位置合わせ突設部30に、シフトノブ32に形成された係合孔34を係合する際に、係合が完了したことを認識するための認識部42が形成されている。
このように構成することによって、位置合わせ突設部30に、シフトノブ32に形成された係合孔34を係合する際に、位置合わせ突設部30の下端の周囲に形成された認識部42によって、係合が完了したことを認識することができる。
これにより、ガタつきなく、各シフトポジションの位置ずれなどが発生せずに、シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定でき、シフトレバー14とトランスミッションとの間をシフトケーブルで確実に連結することができる。
また、この場合、認識部42が、位置合わせ突設部30の下端の周囲に塗設された塗設マークから形成されているのが望ましい。
このように構成することによって、位置合わせ突設部30に、シフトノブ32に形成された係合孔34を係合する際に、位置合わせ突設部30の下端の周囲に形成され、塗設マークから形成された認識部42によって、係合が完了したことを外部から視認して認識することができる。
すなわち、係合が完了するまでは、外部から認識部42を視認することができ、係合が完了した際には、シフトノブ32が邪魔になって、外部から認識部42を視認することができなくなり、係合が完了したことを認識することができる。
これにより、ガタつきなく、各シフトポジションの位置ずれなどが発生せずに、シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定でき、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで確実に連結することができる。
本開示は、例えば、普通自動車などの自家用自動車、バス、トラックなどの商業用自動車などの車両において、車両のシフトレバー機構のシフトレバーにシフトケーブルを組付ける際に、シフトレバーの先端に装着されるシフトノブを用いてシフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定することができるので、シフトレバーのポジション固定装置及び該固定装置を用いてシフトレバー機構のシフトケーブル取付け方法、並びにシフトレバーのポジション固定装置を備えた車両への利用に適する。
10A、10B、10C、10D ポジション固定装置
11 シフトレバー機構
12 ベースブラケット
14 シフトレバー
14a 先端
16 上方部分
18 操作開口部
20 下端
22 セレクトレバー
22a 連結ピン
24 位置合わせ用凹部
25 位置合わせ部
26 突設半部(ベースブラケットの位置合わせ突設半部)
28 突設半部(セレクトレバーの位置合わせ突設半部)
30 位置合わせ突設部
30a 上端隅角部
32 シフトノブ
34 係合孔
34a 位置合わせ係合孔部
34b シフトレバー係合孔部
36 テーパー傾斜面
38 突設部側係合凹部
40 係合片
40a ノブ側係合凸部
42 認識部

Claims (10)

  1. 車両のシフトレバー機構のシフトレバーにシフトケーブルを組付ける際に、シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定して、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで連結するためのシフトレバーのポジション固定装置であって、
    前記車両の車体側に固定されたベースブラケットと、
    前記ベースブラケットに搖動自在に支持された前記シフトレバーと、
    前記シフトレバーに連結され、前記ベースブラケットと前記シフトレバーとを位置合わせすることによって形成される位置合わせ突設部と、
    前記シフトレバーの先端に脱着自在に装着されるシフトノブと、を備え、
    前記シフトケーブルの連結の際に、前記位置合わせ突設部に、前記シフトノブに形成された係合孔を係合することによって、前記シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定するように構成したことを特徴とするシフトレバーのポジション固定装置。
  2. 前記シフトノブに形成された係合孔と前記位置合わせ突設部との係合が、嵌合係合であることを特徴とする請求項1に記載のシフトレバーのポジション固定装置。
  3. 前記シフトノブに形成された係合孔と前記位置合わせ突設部との係合が、ネジ係合であることを特徴とする請求項1に記載のシフトレバーのポジション固定装置。
  4. 前記シフトノブに形成された係合孔と前記位置合わせ突設部との係合が、
    前記位置合わせ突設部に形成された雄ネジに対して、前記シフトノブに形成された係合孔を螺着する際に、前記シフトノブの係合孔にねじ切り形成される雌ネジとのネジ係合であることを特徴とする請求項3に記載のシフトレバーのポジション固定装置。
  5. 前記シフトノブに形成された係合孔は、下方部に形成され前記位置合わせ突設部と係合する位置合わせ係合孔部と、上方部に形成され前記シフトレバーの先端と係合するシフトレバー係合孔部とから構成され、前記位置合わせ係合孔部の径の大きさが、前記シフトレバー係合孔部の径より大きいことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のシフトレバーのポジション固定装置。
  6. 前記位置合わせ係合孔部と前記シフトレバー係合孔部との間に、前記位置合わせ係合孔部からシフトレバー係合孔部に向かって漸次径が小さくなるテーパー傾斜面が形成されており、
    前記シフトノブが前記位置合わせ突設部に係合された際に、前記位置合わせ突設部の上端隅角部が前記テーパー傾斜面に当接することを特徴とする請求項5に記載のシフトレバーのポジション固定装置。
  7. 前記シフトノブに形成された前記係合孔と前記位置合わせ突設部との係合が、
    前記位置合わせ突設部の外周に形成された突設部側係合凹部または出没自在な突設部側係合凸部と、
    前記シフトノブの係合孔に形成された出没自在なノブ側係合凸部またはノブ側係合凹部とのスナップフィット式の係合であることを特徴とする請求項1に記載のシフトレバーのポジション固定装置。
  8. 前記シフトレバーの外周にレバー側係合凹部または出没自在なレバー側係合凸部が形成され、
    前記シフトノブと前記シフトレバーとの係合が、ノブ側係合凸部またはノブ側係合凹部と前記突設部側係合凹部または前記突設部側係合凸部とのスナップフィット式の係合であることを特徴とする請求項7に記載のシフトレバーのポジション固定装置。
  9. 前記位置合わせ突設部の下端の周囲に、前記位置合わせ突設部に、前記シフトノブに形成された前記係合孔を係合する際に、係合が完了したことを認識するための認識部が形成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のシフトレバーのポジション固定装置。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載のシフトレバーのポジション固定装置を用いて、車両のシフトレバー機構のシフトレバーにシフトケーブルを組付ける際に、シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定して、シフトレバーとトランスミッションとの間をシフトケーブルで連結するためのシフトレバー機構のシフトケーブル取付け方法であって、
    前記シフトレバーの先端に前記シフトノブを装着する前に、前記位置合わせ突設部に、前記シフトノブに形成された係合孔を係合することによって、前記シフトレバーを所定のシフトポジション位置で固定する工程と、
    前記所定のシフトポジション位置で固定されたシフトレバーにシフトケーブルの一端を取り付ける工程と、
    前記シフトケーブルの他端を、前記トランスミッションに取り付ける工程と、
    前記位置合わせ突設部に係合されたシフトノブを取り外し前記シフトレバーの先端に装着する工程と、
    を備えることを特徴とするシフトレバー機構のシフトケーブル取付け方法。
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