JPH10220667A - パイプコネクター - Google Patents

パイプコネクター

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JPH10220667A
JPH10220667A JP9044751A JP4475197A JPH10220667A JP H10220667 A JPH10220667 A JP H10220667A JP 9044751 A JP9044751 A JP 9044751A JP 4475197 A JP4475197 A JP 4475197A JP H10220667 A JPH10220667 A JP H10220667A
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pipe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実かつ強固な連結固定状態を得ることがで
き上、容易に連結固定状態を解除することもでき、しか
も不意に解除されてしまうようなことのない信頼性の高
い連結固定状態を得ることができるパイプコネクターを
得る。 【解決手段】 コネクター本体1内に、係止部54が形
成されたパイプ5を圧入し、該パイプ5の係止部54に
コネクター本体1内に突出した上記係止爪12の先端部
を係合させて、パイプ5を連結固定すると共に、コネク
ター本体1の外周に回動可能でかつ軸方向移動可能に取
り付けられたカバー体2を回動させ、かつ軸方向に移動
させて、この連結固定状態を解除するように構成したコ
ネクターを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種パイプを着脱
可能に連結固定する際に用いられるパイプコネクターに
関し、更に詳述すると、パイプ連結固定時の信頼性に優
れる上、固定状態を解除してパイプを取り外す場合に
は、これを容易に行うことができ、自動車のブレーキホ
ースやフューエルパイプ、住宅設備に用いられる吸水,
排水,空調等の配管などの連結固定などに好ましく用い
られ、特にトレーラ、トラックなどの大型特殊自動車の
エアーブレーキのパイプを連結固定する場合など、高度
な信頼性が要求される用途に好適に使用されるパイプコ
ネクターに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】トレー
ラ、トラックなどの大型特殊車輛のエアブレーキの配管
を連結固定する場合、例えば図22に示したように、エ
アーブレーキ用のエアサージタンクtに配管pを連結固
定する場合には、エアサージタンクtに突設された基管
Pにコネクター(継手)cを設け、このコネクターcに
配管pを連結固定することにより、このコネクターcを
介してエアサージタンクtの基管Pに配管pを連結固定
することが行われている。
【0003】従来、このようなコネクターcとしては、
図23に示したものが知られている。このコネクター
は、一端が上記基管Pに螺着される雌ネジ部bとなった
コネクター本体aの他端側内空部に、内周面にリング状
の係止爪dが突設されたパイプ状の金属製ロック体eを
取り付けたものであり、合成樹脂製のパイプpの先端部
をコネクター本体aの他端側から上記ロック体e内に圧
入し、該ロック体eの内周面に突設された係止爪dの先
端をパイプpの外周面に食い込ませることにより、パイ
プpを連結固定するものである。なお、図中fはロック
体eの抜け止めようテーパーカラーである。
【0004】しかしながら、この従来のコネクターに
は、パイプpを取り外す必要が生じた場合に、パイプを
容易に取り外すことができないという欠点がある。即
ち、メンテナンス上の理由からパイプpを定期的に取り
替えたり、傷やひび割れなどの欠陥が生じたパイプを交
換する場合など、パイプpを取り外す必要が生じる場合
があるが、この場合この従来のコネクターは、パイプp
を取り外すためのリリース機構が設けられていないた
め、一度固定したパイプpをコネクターから取り外すこ
とは実質的に不可能である。そのため、パイプpをコネ
クターごとエアサージタンクtの基管Pから取り外すし
かなく、パイプpを交換する場合には、新たにエアサー
ジタンクtの基管Pにコネクターを取り付け、この新し
いコネクターに新しいパイプpを圧入して固定するしか
ない。
【0005】この場合、コネクターから無理にパイプp
を引き抜いてパイプpと取り外すと、上記ロック体eの
係止爪dが変形又は破損する虞があり、新たにパイプを
圧入して固定する場合、良好な連結固定状態が得られな
くなる場合がある。従って、高度な信頼性が要求される
ブレーキパイプの連結固定に用いる場合には、このよう
な方法を採用することはできず、上記のようにコネクタ
ーごと交換しなければならないものである。
【0006】また、この従来のコネクターは、パイプp
をコネクター本体aに圧入して固定する際、パイプpの
先端がコネクター本体aの最深部まで完全に挿入された
か否かを感知することができるようなクリック感がな
く、不完全な挿入状態で使用される虞がある。
【0007】更に、この従来のコネクターは、上述のよ
うに、ロック体eの係止爪dをパイプpの外周面に食い
込ませてパイプpの固定を行うものであるから、このロ
ック体eは剛性の高い真鍮等の金属で形成され、また通
常このロック体eを収容しているコネクター本体aも真
鍮等の金属により形成される。従って、この従来のコネ
クターはかなりの重量物となり梱包,デリバリーコスト
が嵩むという問題点もあり、更にほとんどの部品が加工
コストの嵩む金属切削加工部品であり、この点の改善も
望まれる。
【0008】一方、パイプを連結固定するためのコネク
ターとしては、連結固定状態を解除することが可能な合
成樹脂製のコネクターも提案されており、このようなコ
ネクターとしては、特開平5−196184号公報に開
示されたコネクターが提案されている。
【0009】このコネクターは、図24に示したよう
に、一端部に一のパイプp1が取り付けられるパイプ取
付部を有し、かつ他端部周壁に一対の窓部i,iが形成
された筒状のコネクター本体hと、このコネクター本体
h内に装着される2つのOリングk,kと、これらOリ
ングk,kをコネクター本体h内に固定する円筒状のブ
ッシュmと、コネクター本体hと他のパイプp2とを連
結するリテーナnとから構成されている。
【0010】この場合、上記リテーナnは、リング状の
基体q1に互いに対向する一対のアーム片q2,q2を立
設し、このアーム片q2,q2にそれぞれ係止爪r,rを
形成したものであり、全体が弾性変形可能な可撓性材料
で一体成形されたものである。
【0011】このコネクターは、図24の(B)に示し
たように、上記Oリングk,kをコネクター本体h内に
挿入し、続いて上記ブッシュmをコネクター本体h内に
圧入してOリングk,kをコネクター本体h内に取り付
け、更に上記リテーナnをコネクター本体h内に圧入
し、上記両係止爪r,rの外面に形成された突部をコネ
クター本体aの窓部i,i内に係合させて取り付け、こ
の状態でまずコネクター本体hの一端部に一のパイプp
1を圧入してコネクター本体hをパイプp1固定すると共
に、他端側から該パイプ本体h内に、外周面に鍔状のロ
ックリングsが一体に形成された他のパイプp2を圧入
し、上記ロックリングsを上記リテーナnの両係止爪
r,rの先端に係合させて、他のパイプp2をこのリテ
ーナnを介してコネクター本体hに固定し、これにより
一のパイプp1と他のパイプp2とを連結固定するもので
ある。この場合、上記他のパイプp2をコネクター本体
h内に圧入すると、図24の(B)に一点鎖線で示した
ように、上記両係止爪r,rが上記ロックリングsに押
圧されて、シーソーの如く揺動し、ロックリングsが通
過すると係止爪r,rが弾性復帰して、その先端部がロ
ックリングsに係合するようになっている。
【0012】このコネクターは、図24の(C)に示し
たように、上記リテーナfの両アーム片q2,q
2((A)図参照)の先端部を摘んで内側に押圧j1,j
1して、又は上記窓部i,iから適宜な工具を用いて上
記両係止爪r,rを内側に押圧j2,j2して、リテーナ
nを弾性変形させることにより、係止爪r,rと上記窓
部i,iとの係合状態を解除することができ、この状態
で他のパイプp2をコネクター本体hから引き抜くこと
により、リテーナnごと他のパイプp2をコネクター本
体hから取り外して両パイプp1,p2の連結状態を解除
することができるものである。
【0013】このように、この図24に示した従来のコ
ネクターは、各部品が合成樹脂により形成されており、
金属製のコネクターに比べて遥かに軽量で、梱包,デリ
バリーにかかるコストを低減化することができる上、射
出成形等により各部品を容易に成形することができ、切
削加工により製造される金属製のコネクターに比べて製
造コストの削減も図ることができる。また、パイプp2
をコネクター本体h内に挿入して固定する際、パイプp
2のロックリングsと係止爪rの先端部とが係合するク
リック感が得られるので完全な固定状態を確実に得るこ
とができ、作業性に優れる上、上述のように、固定状態
にあるパイプp2を容易に固定状態を解除して取り外す
ことができるものである。
【0014】しかしながら、このような取り外し可能な
従来のコネクターは、大きな衝撃や周囲に配設された他
の部品や部材の干渉によって、窓部i,i内のロック爪
r,rやリテーナnの両アーム片q2,q2の先端部が不
意に押圧されて係合状態が解除されてしまうおそれがあ
り、高い信頼性が要求されるブレーキホースの連結用コ
ネクターとしては採用することができないものである。
【0015】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、確実かつ強固な連結固定状態を得ることができる
上、容易に連結固定状態を解除することもでき、しかも
不意に解除されてしまうようなことのない信頼性の高い
連結固定状態を得ることができるパイプコネクターを提
供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、略円筒状基体の周壁に貫通窓が形成された
コネクター本体と、上記貫通窓内に配設され、先端側が
コネクター本体の軸方向一端側から他端側へと向かうに
従って漸次コネクター本体内方へと突出していると共
に、コネクター本体内側から外側への押圧力により先端
側がコネクター本体の径向方外側へと弾性的に動作する
係止爪と、上記コネクター本体の外周に回動可能でかつ
軸方向スライド可能に取り付けられ、一回動方向に付勢
された円筒状のカバー体と、該カバー体の軸方向へのス
ライド範囲を該カバー体の回動角度に応じて変更するス
ライド範囲規制手段と、該カバー体の軸方向一端部に設
けられ、上記コネクター本体の一端から該コネクター本
体内に内周壁に沿って挿入された係止解除片とを具備し
てなることを特徴とするパイプコネクターを提供する。
【0017】本発明のパイプコネクターは、上記コネク
ター本体の一端側から該コネクター本体内に、先端部に
リング状凹部等の係止部が形成されたパイプを圧入し、
該パイプの係止部にコネクター本体内に突出した上記係
止爪の先端部を係合させてパイプをコネクター本体内に
係止することにより、パイプを連結固定するものであ
る。
【0018】このように、本発明のコネクターによれ
ば、コネクター本体内に挿入されたパイプの係止部に上
記係止爪を係合させてパイプを固定するようになってい
るので、強固にパイプを連結固定することができるもの
である。この場合、各部品を合成樹脂により形成しても
この良好な連結固定状態を確実に得ることができ、金属
製の部品を切削加工する場合に比べて安価に製造するこ
とができると共に、重量も軽いものとすることができる
ので、梱包,デリバリーコストの削減も図ることができ
る。
【0019】また、本発明のコネクターは、連結固定状
態にあるパイプを容易に固定状態を解除してコネクター
から取り外すことができるものである。即ち、上記連結
固定状態にあるパイプを取り外す場合には、まず上記カ
バー体を付勢力に抗して所定角度回動させ、上記スライ
ド範囲規制手段によるスライド範囲の規制状態を変更し
て該カバー体がコネクター本体の他端側(パイプが挿入
されていない側)へと大きく移動し得る状態とする。次
いで、この回動角度を保持したままカバー体をコネクタ
ー本体の他端側へと軸方向に沿ってスライドさせ、該カ
バー体の一端部に設けられた係止解除片を、コネクター
本体内を他端側へと移動させ、この係止解除片で上記係
止爪をコネクター本体の内側から外側へと押圧して該係
止爪の先端側を外側へと移動させることにより、この係
止爪先端部とパイプの係止部との係合状態を解除してパ
イプの固定状態を解除する。そして、この状態を維持し
たままパイプをコネクターから引き抜くことにより、容
易にパイプを取り外すことができるものである。
【0020】このように、本発明のコネクターは、連結
固定状態にあるパイプを容易に固定状態を解除してコネ
クターから取り外すことができ、メンテナンス上の理由
からパイプを定期的に取り替えたり、傷やひび割れなど
の欠陥が生じたパイプを交換する場合などには、容易に
取り外すことができ、しかも工具等を用いる必要なく手
作業によって簡単に取り外しを行うことができるもので
ある。また、上記係止爪とパイプの係止部との係合状態
を解除してから、パイプを引き抜いてパイプを取り外す
ようになっているので、パイプの取り外しにより係止爪
などの部品が破損するようなことはなく、このコネクタ
ーを再び用いてパイプの連結固定を行うことができるも
のである。
【0021】ここで、このように本発明のコネクター
は、連結固定状態にあるパイプを容易にコネクターから
取り外すことができるものであるが、パイプの連結固定
状態にあっては、上述したように、パイプの係止部と係
合したコネクターの係止爪はカバー体により覆われて外
部から遮断されているので、不意に係止爪とパイプの係
止部との係合状態が解除されてパイプの固定状態が解除
されてしまうようなことはない。更に、この係止爪とパ
イプの係止部との係合状態を解除してパイプの固定状態
を解除するには、上述のようにカバー体を付勢力に抗し
て所定角度まで回動させ、この回動角度を保持したまま
更にカバー体をコネクター本体の他端側へと軸方向に沿
ってスライドさせなければならず、自然には生じ得ない
ような力をカバー体に与えて該カバー体を動作させなけ
ればパイプの固定状態を解除することができないように
なっているので、各種の衝撃やコネクターの周囲に配置
された物品が衝突するなどの事態が生じた場合でも、不
意にパイプが外れてしまうようなことはない。
【0022】従って、本発明のコネクターによれば、容
易にパイプを取り外すことができるにもかかわらず、極
めて信頼性の高いパイプの連結固定状態を得ることがで
きるものである。
【0023】また、本発明のコネクターにパイプを連結
固定する場合には、パイプをコネクター本体内に圧入す
る。これにより、パイプの外周面でコネクター本体内に
突出した上記係止爪の先端側が内側から外側へと押圧さ
れ、該係止爪がコネクター本体内から弾性的に一旦退出
し、パイプが完全に挿入されると、パイプの先端部外周
に設けられた係止部部分で係止爪の押圧状態が解除され
該係止爪が弾性的に元の突出状態に復帰して先端部がパ
イプの係止部と係合し、パイプが本発明コネクターに連
結固定されるものである。
【0024】このように、本発明によれば、パイプをコ
ネクター本体内に挿入するだけで簡単にパイプの連結固
定作業を行うことができ、しかもこの場合、パイプの係
止部と係止爪の先端部とが係合する際のクリック感が得
られるので完全な固定状態を簡単に確認することがで
き、非常に作業性に優れるものである。
【0025】また、本発明は、好適な実施態様として、
上記コネクター本体と上記カバー体との間に軸方向スラ
イド可能に配設され、上記コネクター本体の軸方向に沿
って付勢されていると共に、付勢方向移動限において上
記係止爪の先端部上に当接するロック体と、該ロック体
と上記カバー体との間に設けられたカム機構とを有し、
該カム機構が、常時は上記ロック体の付勢力をカバー体
を回動させる付勢力に変換すると共に、上記カバー体を
反付勢方向に回動させることにより、この回動動作を上
記ロック体を反付勢方向へと軸方向に移動させる動作に
変換するように構成された上記本発明のパイプコネクタ
ーを提供する。
【0026】このパイプコネクターは、上述の場合と同
様に、上記コネクター本体の一端側から該コネクター本
体内に、先端部にリング状凹部等の係止部が形成された
パイプを圧入し、該パイプの係止部にコネクター本体内
に突出した上記係止爪の先端部を係合させてパイプをコ
ネクター本体内に係止するものであるが、この場合、上
記係合爪の先端側をコネクター本体の外周に取り付けら
れた上記ロック体で係止することにより係止爪の動作を
ロックして、パイプを連結固定するものである。
【0027】このように、この実施態様のコネクターに
よれば、コネクター本体内に挿入されたパイプの係止部
に上記係止爪を係合させてパイプを固定すると共に、こ
の係止爪の動作を上記ロック体でロックするようになっ
ているので、より強固にパイプを連結固定することがで
きるものである。
【0028】また、上記連結固定状態にあるパイプを取
り外す場合には、まず上記カバー体を所定角度回動さ
せ、上記スライド範囲規制手段によるスライド範囲の規
制状態を変更して該カバー体がコネクター本体の他端側
(パイプが挿入されていない側)へと大きく移動し得る
状態とする共に、該カバー体と上記ロック体との間に設
けられた上記カム機構によりロック体を付勢力に抗して
移動させ、上記係止爪のロック状態を解除する。次い
で、この回動角度を保持したままカバー体をコネクター
本体の他端側へと軸方向に沿ってスライドさせ、該カバ
ー体の一端部に設けられた係止解除片を、コネクター本
体内を他端側へと移動させ、この係止解除片で上記係止
爪をコネクター本体の内側から外側へと押圧して該係止
爪の先端側を外側へと移動させることにより、この係止
爪先端部とパイプの係止部との係合状態を解除してパイ
プの固定状態を解除し、この状態を維持したままパイプ
をコネクターから引き抜くことにより、パイプを取り外
すことができるものである。
【0029】このように、この実施態様のコネクター
も、連結固定状態にあるパイプを容易にコネクターから
取り外すことができるものであるが、パイプの連結固定
状態にあっては、上述したように、パイプの係止部と係
合したコネクターの係止爪が上記ロック体によりロック
された状態となっており、この係止爪とパイプの係止部
との係合状態を解除してパイプの固定状態を解除するに
は、上述のようにカバー体を付勢力に抗して(ロック体
に対する付勢力が上記カム機構を介してこのカバー体に
も作用している)所定角度まで回動させ、この回動角度
を保持したまま更にカバー体をコネクター本体の他端側
へと軸方向に沿ってスライドさせなければならず、自然
には生じ得ないような力をカバー体に与えて該カバー体
を動作させなければパイプの固定状態を解除することが
できないようになっているので、各種の衝撃やコネクタ
ーの周囲に配置された物品が衝突するなどの事態が生じ
た場合でも、不意にパイプが外れてしまうようなことは
ない。
【0030】従って、この実施態様のコネクターによれ
ば、容易にパイプを取り外すことができるにもかかわら
ず、上記ロック体により係止爪をロックすることによ
り、非常に強固な連結固定状態を得ることができ、極め
て高い信頼性が得られるものである。
【0031】また、この実施態様のコネクターにパイプ
を連結固定する場合には、まず上記カバー体を所定角度
まで回動させて、該カバー体と上記ロック体との間に設
けられたカム機構によりロック体を付勢力に抗して移動
させ、上記係止爪のロック状態を解除した状態で、パイ
プをコネクター本体内に圧入することにより、上記係止
爪の先端部とパイプの係止部を係合させた後、カバー体
の回動状態を解除することにより、ロック体が付勢力に
より再び上記係止爪の先端部上に移動して係止爪をロッ
クし、パイプがコネクターに強固に連結固定されるもの
である。
【0032】このように、この実施態様のパイプコネク
ターによれば、上記ロック体及びカム機構を設けたこと
により、連結固定作業及び連結解除作業を繁雑化させる
ことなく、より強固で信頼性の高いパイプの連結固定状
態を得ることができるものである。
【0033】ここで、本発明のパイプコネクターにおけ
る上記スライド範囲規制手段としては、該カバー体の軸
方向へのスライド範囲を該カバー体の回動角度に応じて
変更するようになっていればいずれのものでもよく、特
に制限されるものではないが、その実施態様としては、
上記カバー体の軸方向一端部内周面に設けられたスライ
ド規制突起と、上記コネクター本体の軸方向一端縁部の
所定箇所に設けられたスライド許容凹部とを具備してな
り、常時は上記スライド規制突起が上記コネクター本体
の軸方向一端縁部に当接して上記カバー体の軸方向他端
側へのスライドが規制され、上記スライド規制突起と上
記スライド許容凹部とが一致する所定回動角度におい
て、カバー体の軸方向他端側へのスライドの規制が解除
されるようにしたもの、及び、上記カバー体の内周面に
形成された略クランク状のガイド溝と、上記コネクター
本体の外周面に突設されていると共に上記ガイド溝内に
移動可能に挿入されたガイド突起とを具備してなり、上
記ガイド突起が上記ガイド溝内を移動する範囲でカバー
体の回動及び軸方向移動範囲を規制するものなどを例示
することができる。
【0034】この場合、前者のスライド範囲規制手段に
よれば、所定角度以外では上記スライド規制突起がコネ
クター本体の端縁部に当接して、上記カバー体の軸方向
他端側へのスライドが防止されるものであるから、カバ
ー体に、軸方向にスライドさせる方向の大きな力がかか
った場合でも確実にその軸方向へのスライドを防止する
ことができる。また、後者のスライド範囲規制手段によ
れば、カバー体の動作範囲が、上記クランク状のガイド
溝にガイドされてクランク状の軌道となる。即ち、カバ
ー体を軸方向に沿って他端側に移動させて上記ガイド突
起をクランク状ガイド溝の一端部から中間部へと移動さ
せ、この状態を維持したままカバー体を回動させて上記
ガイド突起を上記ガイド溝の中間部をカバー体の周方向
に沿って移動させ、更にこの回動状態を維持したままカ
バー体を更に軸方向に沿って他端側へと移動させて上記
ガイド突起を上記ガイド溝の他端部へと移動させ、上述
したパイプ固定状態の解除を行うことになる。従って、
この後者のスライド範囲規制手段によれば、カバー体を
軸方向にスライド移動させ、この状態を維持したまま所
定角度回動させた後、更に軸方向へとスライドされると
いう、自然には到底起こり得ない動作をカバー体にさせ
なければパイプの固定状態が解除されることはなく、よ
り信頼性の高い連結固定状態を得ることができるもので
ある。なお、後述する実施例にように、上記前者と後者
の両方の構成を具備したスライド範囲規制手段とするこ
ともでき、両者の利点を兼備したスライド範囲規制手段
とすることもできる。
【0035】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、実施例を示し、
本発明をより具体的に説明する。図1〜図7は、本発明
の一実施例にかかるパイプコネクターを示すもので、こ
のパイプコネクターは、図22に示された、エアーブレ
ーキのエアーサージタンクtに設けられた基管Pに取り
付け、エアーブレーキ用のブレーキパイプpを連結固定
するパイプコネクターcとして用いられるものであり、
コネクター本体1と、カバー体2と、ロック体3とを具
備している。
【0036】上記コネクター本体1は、図8〜図11に
示したように、円筒状基体10の一端側(図8,10中
の右側)周壁に互いに対向した長方形の貫通窓11,1
1を軸方向に沿って形成すると共に、この貫通窓11,
11内にそれぞれ係止爪12,12を一体的に形成した
ものである。
【0037】このコネクター本体1を構成する上記円筒
状基体10の内部は、図10に示されているように、中
間部がやや小径になっており、この小径部101を挟ん
で一端側(図中右側)に上記貫通窓11,11及び係止
爪12,12が形成され、他端側(図中左側)の内周面
には雌ネジ102が形成されている。また、この円筒状
基体10の外周部は、図8,10に示されているよう
に、一端側103(図中右側)が小径に形成され、やや
大径の中間部104を介して他端部105(図中左側端
部)が更に大径に形成されている。この大径に形成され
た他端部105の外周面には、軸方向に沿って幅広の浅
凹部106が形成されていると共に、上記貫通窓11,
11と同一角度部分に存してガイド突起13,13が突
設されている。このガイド突起13,13は、図10に
示されているように、一端側上面(図中、右側上面)が
テーパー面となっていると共に、図8に示されているよ
うに、他端部(図中、左側端部)の幅方向中間部から一
側縁部が切り欠かれて他側縁部が回動係止凸部131と
なっている。また、上記小径に形成された一端側103
の外周面には、図8,9に示されてるように、上記貫通
窓11,11の形成部分とそれぞれ90゜ずつ変位した
位置にやや幅広のガイド突条14aとやや幅狭のガイド
突条14bがそれぞれ軸方向に沿って突設されていると
共に、一端側(図中右側)縁部外周面の一方の貫通窓1
1近傍には位置決め突起14cが突設されている。更
に、図10に示されているように、この円筒状基体10
の一端側(図中、右側)縁部には、上記貫通窓11,1
1の形成部分と90゜変位した位置が部分的に切り欠か
れてスライド許容凹部15が形成されている。
【0038】このコネクター本体1の貫通窓11,11
内にそれぞれ設けられた上記係止爪12は、図8,10
に示されているように、上記貫通窓11,11の一端側
(図中、右側)内縁から一体的に延出形成されたもので
ある。この係止爪12の内面側は、コネクター本体1の
軸方向一端側から他端側へと向かうに従って漸次コネク
ター本体1の内方へと突出するテーパー面となってお
り、その内側先端部は、図9〜11に示されているよう
に、円筒状基体10中間部の上記小径部101よりも内
側に突出している。そして、この係止爪12は、コネク
ター本体1の内側から外側への押圧力により弾性変形し
て先端側がコネクター本体1の径向方外側へと弾性的に
動作するようになっている。
【0039】このコネクター本体1には、図1〜6に示
されているように、本例パイプコネクターをエアーサー
ジタンクtの基管P(図22参照)に固定するための固
定部材4が取り付けられている。即ち、固定部材4は、
図19,20に示したように、内周面に雌ネジ411が
形成された六角ナット状の固定部41に外周面に雄ネジ
421が形成された小径円筒状の連結部42を一体的に
連結形成したものであり、図2〜図6の各(B)図に示
されているように、その連結部42の雄ネジ421を上
記コネクター本体1他端部内周面に形成された雌ネジ1
02にねじ込むことにより、螺着固定されている。
【0040】次に、本例パイプコネクターを構成する上
記カバー体2は、図12,13に示したように、一端側
(図13中、右側)がやや小径に形成された円筒状のカ
バー本体21の一端部にリング板状の底板22を一体に
形成し、更にこの底板22の内周縁から内側へ向けて円
筒状の係止解除片23を一体に突設したものである。
【0041】このカバー体2の内周面には、上記一端側
の小径部と他端側の大径部との境界部分に段差211が
形成されており、カバー体2の内空部はこの段差211
から一端側がやや小径に、他端側がやや大径に形成され
ている。また、この段差211には、互いに120゜ず
つ変位して3つのカム突起24,24,24が突設され
ている。また、他端側の大径部の周壁には、互いに18
0゜変位した対向位置にそれぞれ略クランク状のガイド
溝25,25(図では、一方のガイド溝しか示していな
い)が形成されており、またこの他端側大径部の内周面
には、軸方向に沿って小突条26が形成されている。更
に、一端側小径部の端部には、上記底板22の内面から
内側に向けてスライド規制突起27が突設されている。
なお、図中28は、上記底板22の内周縁部に設けたフ
ランジ嵌入段差部、212はこのカバー体2を上記コネ
クター本体1に取り付ける際、コネクター本体1のガイ
ド突起13を乗り越え易くするためのテーパー部であ
る。
【0042】このカバー体2は、図1〜図7に示されて
いるように、上記コネクター本体1の外周に回動可能で
かつ軸方向スライド可能に取り付けられている。この場
合、図1〜6に示されているように、カバー体2の上記
ガイド溝25内にコネクター本体1の上記ガイド突起1
3が挿入されていると共に、特に図示していないが、カ
バー体2の上記小突条26(図12,13参照)がコネ
クター本体1の上記浅凹部106に挿入された状態とな
っており、上記ガイド突起13が上記ガイド溝25内を
周方向に移動し得る範囲及び上記小突条26が上記浅凹
部106内を周方向に移動し得る範囲でカバー体2が回
動し得るようになっている。また、カバー体2の上記係
止解除片23は、コネクター本体1の一端側から該コネ
クター本体1の中空部内に挿入された状態となってい
る。更に、特に図示していないが、常時はカバー体2の
上記スライド規制突起27(図12,13参照)が、コ
ネクター本体1の一端縁部に若干のクリアランスをもっ
て当接した状態となり、カバー体2が軸方向に沿って他
端側(図2〜6中、左側)へスライドすることを規制す
るようになっていると共に、上記ガイド突起13とガイ
ド溝25、及び上記小突条26と浅凹部106で規制さ
れた回動範囲におけるカバー体2の一方の回動限におい
て、上記スライド規制突起27とコネクター本体1の一
端縁部に形成されたスライド許容凹部15(図10参
照)とが同一角度で一致した状態となり、このスライド
許容凹部15内にスライド規制突起27が挿入されてカ
バー体2が軸方向に沿って他端側(図2〜6中、左側)
へとスライドし得るようになっている。なお、上記スラ
イド規制突起27が、コネクター本体1の一端縁部に当
接して軸方向へのスライドが規制された状態にあって
も、上記スライド規制突起27とコネクター本体1の一
端縁部との間に形成された若干のクリアランスにより、
カバー体2は少しだけ軸方向に沿って他端側(図2〜6
中、左側)にスライド運動し得るようになっている。
【0043】次に、本例パイプコネクターを構成する上
記ロック体3は、図14〜17に示したように、リング
板状の基板リング30とやや小径に形成されたリング板
状の小リング31とを同心して一体に連結成形したもの
であり、上記基板リング30と小リング31との間には
段差部33が形成されている。上記基板リング30の縁
部には、図15〜17に示されているように、互いに1
20゜ずつ変位して3つのカム凹部32,32,32が
形成されていると共に、外周面の一部にコネクター本体
1に形成された上記浅凹部106と同様の浅凹部301
が形成されている。また、上記小リング31には、内周
面の互いに180゜変位した位置にやや幅広の幅広凹部
34aとやや幅狭の幅狭凹部34bとが互いに対向して
形成されていると共に、これら幅広及び幅狭凹部34
a,34bと90゜変位した位置には小さな位置決め凹
部34cが形成されている。なお、図17に示されてい
るように、上記カム凹部32,32,32の周方向に沿
った半分部分は漸次深さが浅くなる傾斜面32aとなっ
ている。
【0044】このロック体3は、図2〜7に示されてい
るように、上記コネクター本体1と上記カバー体2との
間に取り付けられており、このロック体3の上記段差部
33(図14,15参照)と、コネクター本体1外周面
の大径の他端部105と中間部104との間に形成され
た段差(図8参照)との間にスプリング34が配設さ
れ、このスプリング34によってロック体3がコネクタ
ー本体1の一端部側(図2〜6中、右側)へと付勢され
ている。
【0045】ここで、このロック体3の大径に形成され
た基板リング30(図14〜16参照)の周縁部は、図
2に示されているように、常時はカバー体2内周面に形
成された段差211に当接し、上記スプリング34の反
発力によりカバー体2もコネクター本体1の一端側(図
中、右側)へと付勢されていると共に、このとき図2
(B)に示されているように、ロック体3の上記小リン
グ31部分の内周面がコネクター本体1の上記係止爪1
2,12の先端部上に当接した状態となり、これにより
係止爪12,12がロックされた状態となる。またこの
とき、カバー体2の上記段差211に突設された上記3
つのカム突起24,24,24(図12,13参照)
は、図7に示されているように、ロック体3の上記カム
凹部32,32,32内に挿入された状態となってい
る。更に、図7に示されているように、このロック体3
の上記幅広凹部34aと幅狭凹部34bとにそれぞれコ
ネクター本体1の上記幅広のガイド突条14aとやや幅
狭のガイド突条14bがそれぞれ挿入された状態となっ
ており、これによりロック体3が回動不可状態で軸方向
に摺動可能な状態となっている。
【0046】そして、このロック体3は、上記カバー体
2を図7中の矢印方向に回動させることにより、図18
に示したように、カバー体2のカム突起24がカム凹部
32の傾斜部32aに沿って周方向に摺動し、これによ
りロック体3が軸方向に沿って他端側(図18(B)中
の矢印方向)へと移動し、図4(B)に示されているよ
うに、このロック体2による係止爪12,12のロック
状態が解除されるようになっている。また、逆にカバー
体2を回動させた状態からその回動力を解除すると、上
記スプリング34による付勢力によってロック体3が自
動的に軸方向に沿って一端側へと移動し、再び図2に示
された係止爪12,12がロックされた状態となると共
に、このときロック体3とカバー体2との間に設けられ
たカム機構が上記とは逆に作用してカバー体2が自動的
に回動して図2の初期状態へと戻るようになっている。
【0047】なお、このロック体3をコネクター本体1
の外周に取り付ける作業は、コネクター本体1の上記ガ
イド突条14a,14bをそれぞれ上記幅広凹部34
a,幅狭凹部34bと一致させた状態でロック体3の内
側にコネクター本体1の一端部を挿入するようにして行
われるが、このときロック体3の方向を上記位置決め凹
部34c(図14,16参照)とコネクター本体1の位
置決め突起14c(図8,10参照)とが一致する方向
とし、該位置決め突起14cを位置決め凹部32c内を
通過させなければ、コネクター本体1の一端部をロック
体3内に挿入できないようになっており、これによりロ
ック体3の取り付け方向が逆方向とならないようになっ
ている。
【0048】本実施例のパイプコネクターは、上述のよ
うに、図22に示された、エアーブレーキのエアーサー
ジタンクtに設けられた基管Pに取り付け、エアーブレ
ーキ用のブレーキパイプpを連結固定するパイプコネク
ターcとして用いられるものであり、上記コネクター本
体1の他端部に取り付けた固定部材4の六角ナット状固
定部41(図1〜図6参照)を上記エアーサージタンク
tに設けられた基管Pに螺着して固定すると共に、図2
〜6に示されているように、上記ブレーキパイプpに連
結部材5を取り付け、この連結部材5を本例パイプコネ
クターに連結固定することにより、ブレーキパイプpを
エアーサージタンクtの基管Pに連結固定するものであ
る。
【0049】ここで、上記連結部材5は、図21に示し
たように、中間部外周面にリング状のフランジ51を突
設した管状のもので、該フランジ51を挟んで一端側
(図中右側)にパイプ取付部52を形成すると共に、他
端側にコネクター連結部53を設けたものである。上記
パイプ取付部52には、外周面に断面鋸歯状の抜け止め
用凹凸が形成されていると共に、先端部にOリング52
1が取り付けられており、このパイプ取付部52をブレ
ーキパイプp内に圧入することにより、該ブレーキパイ
プpの先端部にこの連結部材5が取り付けられるように
なっている。また、上記コネクター連結部53には、そ
の軸方向中間部外周面にリング状の係止凹部(係止部)
54が形成されていると共に、先端部外周がやや小径に
形成され、この先端部にOリング531が取り付けられ
ている。
【0050】本実施例のパイプコネクターは、図2に示
されているように、上記コネクター本体1の一端側から
該コネクター本体1内に、パイプpに取り付けた上記連
結部材5のコネクター連結部53を圧入し、該連結部5
3の係止凹部(係止部)54にコネクター本体1内に突
出した上記係止爪12の先端部を係合させて連結部材5
をコネクター本体1内に係止すると共に、上記係止爪1
2の先端側をコネクター本体1の外周に取り付けられた
上記ロック体3で係止することにより係止爪12の動作
をロックして、パイプpを連結固定するものである。な
お、このとき、図2(A)に示されているように、コネ
クター本体1に突設されたガイド突起13の回動係止凸
部131がカバー体2に形成された略クランク状ガイド
溝25の一端部に挿入された状態となっており、これに
よりカバー体2が回動できないようになっている。
【0051】このように、本実施例のコネクターによれ
ば、コネクター本体1内に挿入された連結部材5の係止
凹部54に上記係止爪12を係合させてパイプpを固定
すると共に、この係止爪12の動作を上記ロック体3で
ロックするようになっているので、強固にパイプpを連
結固定することができるものである。この場合、各部品
を合成樹脂により形成してもこの良好な連結固定状態を
確実に得ることができ、金属製の部品を切削加工する場
合に比べて安価に製造することができると共に、重量も
軽いものとすることができるので、梱包,デリバリーコ
ストの削減も図ることができる。
【0052】また、本実施例のコネクターは、上記連結
固定状態にあるパイプpを容易に固定状態を解除してコ
ネクターから取り外すことができるものである。即ち、
上記連結固定状態にあるパイプpを取り外す場合には、
まず上記カバー体2をスプリング34の付勢力に抗して
軸方向に沿って他端側(図2(A)中、矢印方向)にス
ライドさせて、図3に示されているように、上記ガイド
突起13の回動係止凸部131を上記略クランク状ガイ
ド溝25の一端部から抜去し、カバー体2を回動可能な
状態とする。このとき、カバー体2を軸方向に沿って他
端側(図2(A)中、矢印方向)にスライドさせると、
特に図示していないが、上記回動係止凸部131がガイ
ド溝25の一端部から抜け出た時点で、カバー体2の上
記スライド規制突起27(図12,13参照)がコネク
ター本体1の一端縁部に当接し、それ以上軸方向にスラ
イドできない状態となる。また、上記カバー体2がスラ
イドするのに伴って上記ロック体3も軸方向に沿って他
端側へと少しだけ移動するが、図3(B)に示されてい
るように、この時点では今だロック体3の上記小リング
31部分の内周面がコネクター本体1の上記係止爪1
2,12の先端部上に当接した状態にあり、これにより
係止爪12,12がロックされたままとなっている。
【0053】次いで、この図3に示された状態を維持し
たまま、即ち回動係止凸部131がガイド溝25の一端
部から抜け出た状態を維持したまま、上記スプリング3
4及びロック体3とカバー体2との間に設けられたカム
機構によりカバー体2に与えられた回動付勢力に抗して
カバー体2を図3(A)中の矢印方向に回動させ、上記
ガイド突起13が上記クランク状ガイド溝25の中間部
を一方の端から他方の端に移動するまで回動させて、図
4に示した状態とする。これにより、カバー体2とロッ
ク体3との間に設けられた上記カム機構によりロック体
3がスプリング34付勢力に抗して軸方向他端側(図4
中、左側)に移動し、図4(B)に示されているよう
に、上記係止爪12,12のロック状態が解除される。
またこれと同時に、特に図示していないが、カバー体2
の上記スライド規制突起27(図12,13参照)とコ
ネクター本体1の一端縁部に形成されたスライド許容凹
部15(図10参照)とが同一角度で一致した状態とな
り、カバー体2が軸方向に沿って他端側(図4中、左
側)へと大きくスライドし得る状態となる。なお、この
図4に示された状態にあっては、今だ係止爪12が連結
部材5の係止凹部54と係合した状態となっており、こ
の連結部材5をコネクターから引き抜いて、パイプpを
取り外すことはできない。
【0054】そして、この図4に示された状態を保持し
たまま、即ち上記カム機構による回動付勢力に抗してカ
バー体2を当該回動角度に保持したまま、このカバー体
2を図4(A)に矢印で示したコネクター本体1の他端
側へと軸方向に沿ってスライドさせる。これにより、図
5に示されているように、上記ガイド突起13が上記ク
ランク状ガイド溝25の他端部に移動した状態となると
共に、特に図示していないが、カバー体2の上記スライ
ド規制突起27(図12,13参照)がコネクター本体
1のスライド許容凹部15(図10参照)内に挿入さ
れ、カバー体2の底板22内面がコネクター本体1の一
端部に当接するまで、カバー体2をスライドさせる。
【0055】これにより、図5(B)に示されているよ
うに、カバー体2の一端部に設けられた上記係止解除片
23がコネクター本体1内を他端側(図中、左側)へと
移動し、この係止解除片23で上記係止爪12,12が
コネクター本体1の内側から外側へと押圧されて該係止
爪12,12の先端部が外側へと移動することにより、
この係止爪12,12先端部と連結部材5の係合凹部5
4との係合状態が解除され、連結部材5の固定状態が解
除される。そして、この状態を維持したまま連結部材5
をパイプpと共にコネクターから引き抜くことにより、
容易にパイプpを取り外すことができるものである。
【0056】このように、本実施例のコネクターは、連
結固定状態にあるパイプpを容易に固定状態を解除して
コネクターから取り外すことができ、メンテナンス上の
理由からパイプpを定期的に取り替えたり、傷やひび割
れなどの欠陥が生じたパイプpを交換する場合などに
は、容易に取り外すことができ、しかも工具等を用いる
必要なく手作業によって簡単に取り外しを行うことがで
きるものである。また、上記係止爪12,12と連結部
材5の係合凹部54との係合状態を解除してから、該連
結部材5及びパイプpを引き抜いてパイプpを取り外す
ようになっているので、パイプpの取り外しにより係止
爪12,12やロック体3などの部品が破損するような
ことはなく、このコネクターを再び用いてパイプpの連
結固定を行うことができるものである。
【0057】ここで、このように本実施例のコネクター
は、連結固定状態にあるパイプpを容易にコネクターか
ら取り外すことができるものであるが、パイプpの連結
固定状態にあっては、上述したように、連結部材5の係
合凹部54と係合したコネクターの係止爪12,12が
上記ロック体3によりロックされた状態となっており
(図2参照)、しかもこの係止爪12,12及びロック
体3はカバー体2により覆われて外部から遮断されてい
るので、不意に係止爪12,12と係止凹部54との係
合状態が解除されてパイプの固定状態が解除されてしま
うようなことはない。更に、この係止爪12,12と連
結部材5の係合凹部54との係合状態を解除してパイプ
の固定状態を解除するには、上述のようにカバー体2を
付勢力に抗して一旦軸方向に沿って他端側に少しだけス
ライドさせ、この状態を維持したままカバー体2を回動
付勢力に抗して回動させ、更にこの状態を保持したまま
カバー体2をコネクター本体1の他端側へと軸方向に沿
って更にスライドさせなければならず、自然には絶対に
生じ得ないような力をカバー体2に与えて該カバー体2
を動作させなければ連結部材5の固定状態を解除するこ
とができないようになっているので、各種の衝撃やコネ
クターの周囲に配置された物品が衝突するなどの事態が
生じた場合でも、不意にパイプpがはずれてしまうよう
なことはない。
【0058】従って、本実施例のコネクターによれば、
容易にパイプを取り外すことができるにもかかわらず、
極めて信頼性の高いパイプの連結固定状態を得ることが
できるものである。
【0059】また、本実施例のコネクターにパイプpを
連結固定する場合には、上記連結解除の場合と同様に、
カバー体2を一旦軸方向に沿って他端側に少しだけスラ
イドさせ、この状態を維持したままカバー体2を回動付
勢力に抗して回動させて、該カバー体2と上記ロック体
3との間に設けられたカム機構によりロック体3を付勢
力に抗して移動させ、図6に示されたように、上記係止
爪12,12のロック状態を解除した状態とした後、パ
イプpに取り付けた連結部材5をコネクター本体1内に
一端部から圧入する。これにより、連結部材5の外周面
でコネクター本体1内に突出した上記係止爪12,12
の先端側が内側から外側へと押圧され、該係止爪12,
12がコネクター本体1内から弾性的に一旦退出し、連
結部材5が完全に挿入されると、連結部材5のコネクタ
ー連結部53外周に設けられた係止凹部54部分で係止
爪12,12の押圧状態が解除され該係止爪12,12
が弾性的に元の突出状態に復帰して先端部が連結部材5
の係止凹部54と係合し、図4に示された連結状態とな
る。更に、この状態でカバー体2に加えていた力を解除
することにより、スプリング34の付勢力2よってロッ
ク体3が軸方向にスライドすると共に、カバー体2が回
動,スライドし、図2に示された連結固定状態へと自動
的に移行して、パイプpがコネクターに連結固定される
ものである。
【0060】このように、本実施例のコネクターによれ
ば、カバー体2を所定角度に回動させてパイプp先端部
の連結部材5をコネクター本体1内に挿入するだけで簡
単にパイプの連結固定作業を行うことができ、しかもこ
の場合、連結部材5の係止凹部54と係止爪12,12
の先端部とが係合する際のクリック感が得られるので完
全な固定状態を簡単に確認することができ、更に図2に
示されているように、完全な固定状態にあっては、連結
部材5のフランジ51が上記カバー体2のフランジ嵌入
段差部28(図13参照)内に完全に嵌合した状態とな
るので、このフランジ51の外周面に何らかの印しを付
けておき、これが完全に隠れていることをもって完全な
連結固定状態を視覚的にも確認することができ、非常に
作業性に優れるものである。
【0061】このように、本実施例のパイプコネクター
によれば、確実かつ強固な連結固定状態を得ることがで
き上、容易に連結固定状態を解除することもでき、しか
も不意に解除されてしまうようなことのない信頼性の高
い連結固定状態を得ることができるものである。
【0062】なお、本発明のパイプコネクターは、上記
実施例に限定されるものではなく、その構成は適宜変更
することができる。例えば、上記ロック体3を省略し
て、単にカバー体2を回動付勢する適宜な回動付勢手段
を設けるだけとすることもでき、この場合にも十分な連
結状態及び信頼性を得ることができる。また、上記実施
例では、スライド範囲規制手段を、カバー体2に設けた
クランク状のガイド溝25とコネクター本体に設けたガ
イド突起13とによる手段、及び、カバー体2のスライ
ド規制突起27とコネクター本体1のスライド許容凹部
15とによる手段により構成したが、スライド範囲規制
手段はこれに限定されるものではなく、カバー体2の軸
方向へのスライド範囲を該カバー体2の回動角度に応じ
て変更することができるものであればいずれの手段であ
ってもよい。更に、上記実施例では固定部材4をコネク
ター本体1に取り付け、この固定部材4を用いてコネク
ターをエアーサージタンクtの基管P(図22参照)に
固定するようになっているが、基管Pに固定するための
固定部をコネクター本体1に一体的に設けてもよく、更
にはコネクター本体1を基管Pやエアーサージタンクt
に直接形成してもよい。更にまた、上記実施例ではパイ
プpに連結部材5を取り付け、この連結部材5をコネク
ターに連結固定するようになっているが、パイプpが十
分な強度を有するものであれば、このパイプpに係止凹
部54等の係止部を設け、パイプpを直接コネクターに
固定するようにしてもよい。また更に、その他の構成に
ついても本発明の要旨を逸脱しない限り種々変更して差
し支えない。
【0063】また、本発明のパイプコネクターは、上記
実施例のように、トレーラ、トラックなどの大型特殊自
動車のエアーブレーキのパイプを連結固定する場合に好
適に用いられるものであるが、その用途はこれに限定さ
れるものではなく、自動車のその他のブレーキホースや
フューエルパイプ、住宅設備に用いられる吸水,排水,
空調等の配管などの連結固定にも好適に使用されるもの
である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパイプコ
ネクターによれば、確実かつ強固な連結固定状態を得る
ことができる上、容易に連結固定状態を解除することも
でき、しかも不意に解除されてしまうようなことのない
信頼性の高い連結固定状態を得ることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるパイプコネクターを
示す斜視図である。
【図2】同パイプコネクターにパイプを連結した状態を
示すものであり、(A)は平面図、(B)は(A)のB
−B線に沿った半断面図である。
【図3】同パイプコネクターのロック解除時の第1段階
を示すものであり、(A)は平面図、(B)は(A)の
B−B線に沿った半断面図である。
【図4】同パイプコネクターのロック解除時の第2段階
を示すものであり、(A)は平面図、(B)は(A)の
B−B線に沿った半断面図である。
【図5】同パイプコネクターのロック解除時の第3段階
を示すものであり、(A)は平面図、(B)は(A)の
B−B線に沿った半断面図である。
【図6】同パイプコネクターにパイプを連結固定する際
の状態を示すものであり、(A)は平面図、(B)は
(A)のB−B線に沿った半断面図である。
【図7】同パイプコネクターにパイプを連結固定した状
態を示す図2(B)のC−C線に沿った断面図である。
【図8】同パイプコネクターを構成するコネクター本体
を示す平面図である。
【図9】同コネクター本体を示す右側面図である。
【図10】同コネクター本体を示す図8のA−A線に沿
った断面図である。
【図11】同コネクター本体を示す左側面図である。
【図12】同パイプコネクターを構成するカバー体を示
す平面図である。
【図13】同カバー体を示す図12のA−A線に沿った
断面図である。
【図14】同パイプコネクターを構成するロック体を示
す平面図である。
【図15】同ロック体を示す図14のA−A線に沿った
断面図である。
【図16】同ロック体を示す底面図である。
【図17】同ロック体を示す図16のB−B線に沿った
拡大断面図である。
【図18】同パイプコネクターを構成するカム機構を説
明する説明図である。
【図19】同パイプコネクターを構成するコネクター本
体に取り付けられる固定部材を示す半分を断面とした平
面図である。
【図20】同固定部材を示す左側面図である。
【図21】同パイプコネクターを用いてパイプの連結固
定を行う際に用いられる連結部材を示すもので、(A)
は平面図、(B)は断面図である。
【図22】パイプコネクターを用いてエアーブレーキの
エアーサージタンクにブレーキパイプを連結した状態を
示す概略斜視図である。
【図23】従来のパイプコネクターの一例を示す半分を
断面とした平面図である。
【図24】従来のパイプコネクターの他の例を示すもの
で、(A)は分解斜視図、(B)はパイプを固定した状
態の断面図、(C)は固定状態を解除した際の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 コネクター本体 11 貫通窓 12 係止爪 13 ガイド突起(スライド範囲規制手段) 15 スライド許容凹部(スライド範囲規制手段) 2 カバー体 25 ガイド溝(スライド範囲規制手段) 24 カム突起(カム機構) 27 スライド規制突起(スライド範囲規制手段) 3 ロック体 32 カム凹部(カム機構)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円筒状基体の周壁に貫通窓が形成され
    たコネクター本体と、上記貫通窓内に配設され、先端側
    がコネクター本体の軸方向一端側から他端側へと向かう
    に従って漸次コネクター本体内方へと突出していると共
    に、コネクター本体内側から外側への押圧力により先端
    側がコネクター本体の径向方外側へと弾性的に動作する
    係止爪と、上記コネクター本体の外周に回動可能でかつ
    軸方向スライド可能に取り付けられ、一回動方向に付勢
    された円筒状のカバー体と、該カバー体の軸方向へのス
    ライド範囲を該カバー体の回動角度に応じて変更するス
    ライド範囲規制手段と、該カバー体の軸方向一端部に設
    けられ、上記コネクター本体の一端から該コネクター本
    体内に内周壁に沿って挿入された係止解除片とを具備し
    てなることを特徴とするパイプコネクター。
  2. 【請求項2】 上記コネクター本体と上記カバー体との
    間に軸方向スライド可能に配設され、上記コネクター本
    体の軸方向に沿って付勢されていると共に、付勢方向移
    動限において上記係止爪の先端部上に当接するロック体
    と、該ロック体と上記カバー体との間に設けられたカム
    機構とを有し、該カム機構が、常時は上記ロック体の付
    勢力をカバー体を回動させる付勢力に変換すると共に、
    上記カバー体を反付勢方向に回動させることにより、こ
    の回動動作を上記ロック体を反付勢方向へと軸方向に移
    動させる動作に変換するように構成された請求項1記載
    のパイプコネクター。
  3. 【請求項3】 上記スライド範囲規制手段が、上記カバ
    ー体の軸方向一端部内周面に設けられたスライド規制突
    起と、上記コネクター本体の軸方向一端縁部の所定箇所
    に設けられたスライド許容凹部とを具備してなり、常時
    は上記スライド規制突起が上記コネクター本体の軸方向
    一端縁部に当接して上記カバー体の軸方向他端側へのス
    ライドが規制され、上記スライド規制突起と上記スライ
    ド許容凹部とが一致する所定回動角度において、カバー
    体の軸方向他端側へのスライドの規制が解除されるよう
    に構成された請求項1又は2記載のパイプコネクター。
  4. 【請求項4】 上記スライド範囲規制手段が、上記カバ
    ー体の内周面に形成された略クランク状のガイド溝と、
    上記コネクター本体の外周面に突設されていると共に上
    記ガイド溝内に移動可能に挿入されたガイド突起とを具
    備してなり、上記ガイド突起が上記ガイド溝内を移動す
    る範囲でカバー体の回動及び軸方向スライド範囲が規制
    された請求項1〜3のいずれか1項に記載のパイプコネ
    クター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020051590A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 継手

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