JP2019043366A - 車両用サンバイザ - Google Patents

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Abstract

【課題】スライドさせるスライド蓋にガタツキが生じてしまうことがない車両用サンバイザを提供すること。
【解決手段】車両用サンバイザのミラーユニットは、一方の半割体に別体または一体を成すフレームと、フレームに取り付けられるミラーと、フレームに対して取り付けられるスライド蓋60と、フレームに対してスライド蓋60をミラーのミラー面を露出する開位置とミラーのミラー面を覆う閉位置との間でスライドさせるスライド機構70と、スライド機構70によってスライドさせたスライド蓋60を閉位置と開位置とに保持可能な位置保持機構80とを備えている。自然状態における一対の樹脂ばね64の間隔長W1>一対の主ガイドレール41における間隔長W3>一対の主ガイドレール41における対向する各突部43、44の間隔長W5、且つ、一対の主ガイドレール41における間隔長W3>一対の補助ガイドレール22の間隔長W4となっている。
【選択図】図7

Description

本発明は、車両用サンバイザに関し、詳しくは、一対のシェル状の半割体から成るサンバイザ本体と、サンバイザ本体の一方の半割体に装着されるミラーユニットとを備えている車両用サンバイザに関する。
従来、自動車等の車両には、運転席や助手席の乗員の目を太陽の直射から守り、この乗員の視界を確保するための日除け部材として、サンバイザが取り付けられている。このようなサンバイザは、略矩形状のサンバイザ本体と、サンバイザ本体を使用可能位置と格納位置との間で回動可能に車両側(自動車の車体)に取り付けるためのアームとから構成されている。このサンバイザ本体には、その使用可能位置において、乗員が使用可能なミラーユニットが装着されている。このミラーユニットは、フレームと、フレームに取り付けられるミラーと、フレームに対して取り付けられるスライド蓋と、フレームに対してスライド蓋をミラーのミラー面を露出する開位置とミラーのミラー面を覆う閉位置との間でスライドさせるスライド機構と、スライド機構によってスライドさせたスライド蓋を開位置と閉位置とに保持可能な位置保持機構とから構成されている。このスライド機構により、ミラーを使用しないとき、そのミラー面に塵やゴミが付着することを防止できる。また、この位置保持機構により、開位置や閉位置におけるスライド蓋の移動を防止できる。
特開2012−101623号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、スライドさせるスライド蓋にガタツキが生じてしまうことがあった。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、スライドさせるスライド蓋にガタツキが生じてしまうことがない車両用サンバイザを提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、一対のシェル状の半割体から成るサンバイザ本体と、前記サンバイザ本体の一方の半割体に装着されるミラーユニットとを備えた車両用サンバイザである。ミラーユニットは、一方の半割体に別体または一体を成すフレームと、フレームに取り付けられるミラーと、フレームに対して取り付けられるスライド蓋と、フレームに対してスライド蓋をミラーのミラー面を露出する開位置とミラーのミラー面を覆う閉位置との間でスライドさせるスライド機構と、スライド機構によってスライドさせたスライド蓋を閉位置と開位置とに保持可能な位置保持機構とを備えている。スライド機構は、スライド蓋をスライドさせるスライドの両縁をガイドする一対の主ガイドレールから構成されている。位置保持機構は、スライド機構によってガイドされるスライド蓋のスライドの両縁に形成された一対の樹脂ばねと、一対の主ガイドレールに対向するように形成されておりスライド蓋を閉位置に保持するように樹脂ばねのスライドを規制する第1突部と、一対の主ガイドレールに対向するように形成されておりスライド蓋を開位置に保持するように樹脂ばねのスライドを規制する第2突部とから構成されている。一方のシェルの内面には、閉位置から開位置へ向けてスライド蓋をスライドさせているとき、一対の主ガイドレールから進出した前記スライド蓋のスライドの両縁をガイドする一対の補助ガイドレールが形成されている。自然状態における一対の樹脂ばねの間隔長と、スライド蓋のスライドの両縁の幅長と、一対の主ガイドレールの間隔長と、一対の補助ガイドレールの間隔長と、一対の主ガイドレールにおける対向する各突部の間隔長とにおいて、自然状態における一対の樹脂ばねの間隔長>一対の主ガイドレールにおける間隔長>一対の主ガイドレールにおける対向する各突部の間隔長、且つ、一対の主ガイドレールの間隔長>一対の補助ガイドレールの間隔長となっている。
請求項1の発明によれば、自然状態における一対の樹脂ばねの間隔長>一対の主ガイドレールの間隔長となっているため、スライド蓋がスライドするとき、一対の樹脂ばねは撓んだ状態となっている。したがって、このスライド時におけるスライド蓋のガタツキを抑制できる。また、一対の主ガイドレールの間隔長>一対の補助ガイドレールの間隔長となっているため、一対の補助ガイドレールにおいて、スライド蓋の一対の樹脂ばねが対応していなくても、この一対の補助ガイドレールにおけるスライド蓋のスライドによるガタツキを抑制できる。また、一対の主ガイドレールの間隔長>対向する第1突部の間隔長および対向する第2突部の間隔長となっている。そのため、スライド蓋を開位置と閉位置とに保持できる。また、スライド蓋の一対の樹脂ばねは、一対の第1突部および一対の第2突部を乗り越えるときを除くと、僅かに撓んだ状態となっている。そのため、この一対の樹脂ばねが塑性変形してしまうことを防止できる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用サンバイザであって、一対の主ガイドレールにおける端部には、スライド蓋の開位置に、スライド蓋の一対の樹脂ばねを保持するガイド片が形成されている。
請求項2の発明によれば、開位置にあるスライド蓋の一対の樹脂ばねの保持をガイド片で実施できる。このように実施できると、ガイド片は撓み作用を備えているため、この保持にあたって、この一対の樹脂ばねが塑性変形してしまうことがない。すなわち、このスライド蓋の一対の樹脂ばねの塑性変形を生じさせることなく、開位置にあるスライド蓋の保持を実施できる。
第1実施形態に係る車両用サンバイザの斜視図である。 図1のサンバイザ本体の分解図である。 図2を反対側から見た斜視図である。 図1のミラーユニットの分解図である。 図4のフレームを反対側から見た斜視図である。 図4におけるスライド蓋の模式図である。 図6において、スライド蓋が閉位置にあるときを説明する図である。 スライド蓋を開位置に向けてスライドさせているときを説明する図である。 スライド蓋が開位置にあるときを説明する図である。 第2実施形態におけるスライド蓋の模式図である。 図10において、スライド蓋が閉位置にあるときを説明する図である。 スライド蓋を開位置に向けてスライドさせているときを説明する図である。 スライド蓋が開位置にあるときを説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態を、図1〜9を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、『車両用サンバイザ1』の例として、『自動車(図示しない)の右側のサンバイザ1(単に、「サンバイザ1」と記す)』を説明することとする。また、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、図1〜3に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、サンバイザ1の一方の半割体3の外面15を平面視で見た状態において、上、下、前、後、左、右の方向を示している。
図1に示すように、このサンバイザ1は、矩形状(横長形状)のサンバイザ本体2と、このサンバイザ本体2を自動車に取り付ける略L字状のアーム6と、このサンバイザ本体2を被覆する表皮(図示しない)とを備えている。なお、この表皮は、公知のものでもあり、サンバイザ本体2の構造を見やすくするために、その図示を省略することとなる。以下に、これらサンバイザ本体2とアーム6とを個別に説明する。
はじめに、図1〜3、7を参照して、サンバイザ本体2から説明する。このサンバイザ本体2は、一対のシェル状の半割体3、4とから構成されている。
この一方の半割体3の外面15における左前側には、切欠10が形成されている(図2参照)。また、この一方の半割体3の内面11における右前側には、後述する他方の半割体4のクリップ装着部33に装着されたクリップ34に挿し込まれたアーム6を受ける軸受部12が形成されている(図3参照)。また、この一方の半割体3には、後述するミラーユニット5を装着可能な矩形状の開口13が形成されている。この開口13の短手縁16と長手縁19とには、凹みを成す段差部14がそれぞれ形成されている。
この段差部14の凹みの深さは、後述するミラーユニット5のフレーム40の厚みと略一致するように設定されている。これにより、この一方の半割体3にミラーユニット5を装着したとき、この装着したミラーユニット5のフレーム40を一方の半割体3の外面15(意匠面)に対して略面一にできる。したがって、このミラーユニット5を装着した一方の半割体3の意匠性を高めることができる。
また、この開口13における一方の短手縁16には、内方(他方の半割体4の方向)に向けて補強材17が形成されている(図2参照)。この補強材17には、切欠17aが対を成すように形成されている。この各切欠17aには、この一方の短手縁16から内方に向けて係合爪18がそれぞれ形成されている。すなわち、この補強材17には、一対の係合爪18が形成されている。また、この開口13における一対の長手縁19にも、内方(他方の半割体4の方向)に向けて補強材20がそれぞれ形成されている。
この対向する補強材20には、互いを橋し渡すように橋渡材21が橋し渡されている。これら補強材17、20、橋渡材21により、一方の半割体3に開口13が形成されていても、この一方の半割体3の剛性を高めることができる。また、この一方の半割体3の内面11には、後述するミラーユニット5のスライド蓋60の一対の長手縁65をガイド可能な一対の補助ガイドレール22が断面略コ字状を成すように形成されている(図3参照)。
そのため、この一対の補助ガイドレール22は、一方の半割体3に装着したミラーユニット5のフレーム40の一対の側壁41の延長に位置するように形成されている。また、この一方の半割体3の内面11には、略二次元的に配列されたリブ群23が形成されている。これにより、この一方の半割体3そのものに必要な強度を確保できる。なお、一対の補助ガイドレール22の間隔長を「W4」と記すこととする(図7参照)。一方の半割体3は、このように構成されている。このように構成されている一方の半割体3は、剛性を有する合成樹脂(例えば、PP等)によって一体的に成形されている。
ここで、図4〜6を参照して、上述した一方の半割体3に装着されるミラーユニット5について詳述する。このミラーユニット5は、フレーム40と、ミラー50と、スライド蓋60と、スライド機構70と、位置保持機構80とから構成されている(図4〜6参照)。
まず、これらフレーム40と、ミラー50と、スライド蓋60と、スライド機構70と、位置保持機構80とを個別に説明する。
フレーム40は、その主開口40aの四隅がR部40bを成す矩形の枠状の部材から構成されている(図4〜5参照)。この主開口40aは、後述するミラー50に対応する第1補助開口40cと、この第1補助開口40cに隣り合うランプユニット(図示しない)に対応する第2補助開口40dとから構成されている。このフレーム40の長手方向の両縁には、側壁41がそれぞれ形成されている。この各側壁41の一端側(スライド蓋60の閉方向の先端側)は、橋渡材41aによって橋し渡されている。
また、この各側壁41の内面には、その長手方向に沿って押さえ部42がそれぞれ形成されている。これにより、この押さえ部42の内側にスライド蓋60の長手縁65をスライド可能なスライド溝42aを確保できつつ、この押さえ部42の外側に後述するミラー50を取り付け可能な取付凹部(段差部)42bを確保できる。この一対の側壁41と各押さえ部42とが、特許請求の範囲に記載の「一対の主ガイドレール」に相当する。
この押さえ部42の一端側(スライド蓋60の開方向の先端側)には、ブロック42cが形成されている。このブロック42cの下側(フレーム40に対向する側)には、スライド溝42aに向けて湾曲した曲面42dが形成されている。これにより、後述するように一対の長手縁65がそれぞれガイドされるようにスライド蓋60をフレーム40の一対の側壁41と各押さえ部42と(一対のスライド溝42a)に取り付けるとき、このスライド蓋60の摘み61がフレーム40を乗り越えた状態となるように、この一対の側壁41と各押さえ部42とに対してスライド蓋60の斜め挿入を許容できる。
また、この側壁41の一端側(スライド蓋60の閉方向の先端側)には、後述するスライド蓋60の樹脂ばね64を撓ませることができる第1突部43が形成されている。この第1突部43は、一対の側壁41に対向するように形成されている。これにより、スライド蓋60を閉位置に保持するように樹脂ばね64(スライド蓋60)のスライドを規制できる。この閉位置とは、スライド蓋60がミラー50のミラー面51を覆う位置のことである。
また、この側壁41の他端側(スライド蓋60の開方向の先端側)にも、後述するスライド蓋60の樹脂ばね64を撓ませることができる第2突部44が形成されている。この第2突部44も、一対の側壁41に対向するように形成されている。これにより、スライド蓋60を開位置に保持するように樹脂ばね64(スライド蓋60)のスライドを規制できる。この開位置とは、スライド蓋60がミラー50のミラー面51を露出する位置のことである。
また、この側壁41の一端側と他端側とには、取付凹部42bに取り付けるミラー50の脱落を防止する係合爪45が形成されている。また、この側壁41の他端には、ガイド片46が形成されている。これにより、開位置にあるスライド蓋60の一対の樹脂ばね64の保持をガイド片46で実施できる。また、この一対のガイド片46の間隔長「W6」は、自然状態における一対の樹脂ばねの間隔長を「W1」と略同じとなっている。
なお、このガイド片46の先端側の両角は、面取りされた格好(面取部46a)となっている。そのため、後述するようにミラーユニット5を一方の半割体3に装着するとき、このミラーユニット5の一対のガイド片46を一方の半割体3の他方の短手縁16に引っ掛け易くなる。また、この側壁41の他端側には、外側に向けて凹みを成す凹部47が形成されている(図5参照)。また、このフレーム40の一対のガイド片46に対向する短手方向の縁には、一方の半割体3の一対の係合爪18に係合可能な一対の係合孔48が形成されている。
なお、一対の側壁41の間隔長を「W3」と記すこととする(図7参照)。また、対向する第1突部43の間隔長および対向する第2突部44の間隔長を「W5」と記すこととする(図7参照)。フレーム40は、このように構成されている。このように構成されているフレーム40は、剛性を有する合成樹脂(例えば、PP等)によって一体的に成形されている。
また、ミラー50は、その一方側の面にミラー面51を備えたガラス部材から構成されている(図4参照)。そのため、このミラー面51に人や物(図示しない)を映し出すことができる。このミラー50は、フレーム40の一対の側壁41と橋渡材41aと一対のブロック42cとで囲われる矩形に対応するようサイズに形成されている。
また、スライド蓋60は、フレーム40に対して取り付け可能となっており、このフレーム40の主開口40aを塞ぎ可能な矩形状のリッド部材から構成されている(図4参照)。このスライド蓋60の外面60aの一端側(スライド蓋60の閉方向の先端側)には、突形状の摘み61が形成されている。これにより、この摘み61に指(図示しない)を引っ掛けてスライド蓋60をスライドさせることができる。したがって、スライド蓋60に対する指の滑りを防止できる。
また、このスライド蓋60の一端側(スライド蓋60の閉方向の先端側)の短手縁62の両端には、突形状の角部63がそれぞれ形成されている。これにより、スライド蓋60を閉位置にスライドさせたとき、フレーム40の主開口40aの隅にR部40bが形成されていても、この主開口40aの隅に隙が生じることを防止できる。したがって、スライド蓋60を閉めたときのミラーユニット5の意匠性を高めることができる。
また、このスライド蓋60の長手縁65の一端側(スライド蓋60の閉方向の先端側)には、樹脂ばね64が形成されている。この樹脂ばね64は、一対の長手縁65に対向するように形成されている。なお、自然状態における一対の樹脂ばねの間隔長を「W1」と記すこととする(図6参照)。また、このスライド蓋60の内面60bの長手方向の長手縁65には、リブ(図示しない)がそれぞれ形成されている。
このリブの一端側(スライド蓋60の開方向の先端側)には、凹部(図示しない)が形成されている。この凹部は、後述するスライド蓋60の斜め挿入状態において、フレーム40の曲面42dに対向する部位に形成されている。なお、スライド蓋60のスライドの長手縁65の幅長を「W2」と記すこととする(図6参照)。スライド蓋60は、このように構成されている。このように構成されているスライド蓋60は、剛性を有する合成樹脂(例えば、PP等)によって一体的に成形されている。
また、スライド機構70は、フレーム40の一対の側壁41と各押さえ部42およびスライド蓋60の一対の長手縁65から構成されている。また、位置保持機構80は、フレーム40の側壁41の一対の第1突部43と一対の第2突部44およびスライド蓋60の一対の樹脂ばね64から構成されている。
サンバイザ1は、上述したサンバイザ本体2とアーム6と表皮とから構成されている。なお、このサンバイザ1において、以下の3個の関係(第1の関係〜第3の関係)が成立している。第1の関係は、自然状態における一対の樹脂ばねの間隔長「W1」>一対の側壁41の間隔長「W3」である。第2の関係は、一対の側壁41の間隔長「W3」>一対の補助ガイドレール22の間隔長「W4」である。第3の関係は、一対の側壁41の間隔長「W3」>対向する第1突部43の間隔長および対向する第2突部44の間隔長「W5」である。
最後に、図7〜9を参照して、上述したサンバイザ1の動作を説明する。まず、図7に示すように、スライド蓋60が閉位置にあるときから説明する。この閉位置では、スライド蓋60の短手縁62とフレーム40のストッパ48aとが干渉した状態となっている。そのため、スライド蓋60のこれ以上の閉方向へのスライドが規制されている。また、この閉位置では、一対の樹脂ばね64とフレーム40の一対の第1突部43とが干渉した状態となっている。そのため、スライド蓋60の開方向へのスライドが規制されている。結果として、この閉位置では、スライド蓋60は、そのスライドが保持された状態となっている。
この状態からスライド蓋60を開位置に向けてスライドさせていく。すると、このスライド蓋60の一対の樹脂ばね64が撓んでいき、この撓んだ一対の樹脂ばね64が一対の第1突部43を乗り越える。これにより、スライド蓋60を開位置に向けてスライドさせることができる。このようにスライド蓋60がスライドしていくと、ミラー50のミラー面51が露出し始める。なお、この撓んだ一対の樹脂ばね64は、この一対の第1突部43を乗り越えると、その撓みが戻されることとなる。
さらに、スライド蓋60を開位置に向けてスライドさせていくと(図8参照)、スライドさせたスライド蓋60の一対の長手縁65が一対の補助ガイドレール22にガイドされ、再度、このスライド蓋60の一対の樹脂ばね64が撓んでいき、この撓んだ一対の樹脂ばね64が一対の第2突部44を乗り越える(図9参照)。これと同時に、スライド蓋60の摘み61とフレーム40とが干渉した状態となる。そのため、スライド蓋60のこれ以上の開方向へのスライドが規制されることとなる。これにより、スライド蓋60の開位置に向けてのスライドが完了する。すなわち、スライド蓋60が開位置に切り替わる。
このように切り替わると(スライド蓋60が開位置に到達すると)、ミラー50のミラー面51が露出しているため、乗員はミラー面51に顔を映すことができる。なお、この撓んだ一対の樹脂ばね64は、この一対の第2突部44を乗り越えると、その撓みが戻されることとなる。そのため、この開位置では、この一対の樹脂ばね64とフレーム40の一対の第2突部44とが干渉した状態となっている。したがって、スライド蓋60の閉方向へのスライドが規制されている。結果として、この開位置でも、スライド蓋60は、そのスライドが保持された状態となっている。なお、この開位置から閉位置へのスライド蓋60の戻しも、上述した手順と逆の動作で同様に実施できる。
本発明の第1実施形態に係るサンバイザ1は、上述したように構成されている。この構成によれば、第1の関係を備えている。すなわち、自然状態における一対の樹脂ばねの間隔長「W1」>一対の側壁41の間隔長「W3」となっている。そのため、スライド蓋60がスライドするとき、一対の樹脂ばね64は撓んだ状態となっている。したがって、このスライド時におけるスライド蓋60のガタツキを抑制できる。また、第2の関係を備えている。すなわち、一対の側壁41の間隔長「W3」>一対の補助ガイドレール22の間隔長「W4」となっている。そのため、一対の補助ガイドレール22において、スライド蓋60の一対の樹脂ばね64が対応していなくても、この一対の補助ガイドレール22におけるスライド蓋60のスライドによるガタツキを抑制できる。また、第3の関係を備えている。すなわち、一対の側壁41の間隔長「W3」>対向する第1突部43の間隔長および対向する第2突部44の間隔長「W5」となっている。そのため、スライド蓋60を開位置(ミラー50のミラー面51が露出する位置)と閉位置(ミラー50のミラー面51が覆われた位置)とに保持できる。また、スライド蓋60の一対の樹脂ばね64は、一対の第1突部43および一対の第2突部44を乗り越えるときを除くと、僅かに撓んだ状態となっている。そのため、この一対の樹脂ばね64が塑性変形してしまうことを防止できる。
また、この構成によれば、一対の側壁41の他端には、ガイド片46が形成されている。この一対のガイド片46の間隔長「W6」は、自然状態における一対の樹脂ばねの間隔長を「W1」と略同じとなっている。そのため、開位置にあるスライド蓋60の一対の樹脂ばね64の保持をガイド片46が変形することで実施できる。このように実施できると、ガイド片46は撓み作用を備えているため、この保持にあたって、この一対の樹脂ばね64が塑性変形してしまうことがない。すなわち、このスライド蓋60の一対の樹脂ばね64の塑性変形を生じさせることなく、開位置にあるスライド蓋60の保持を実施できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を、図10〜13を用いて説明する。この第2実施形態は、既に説明した第1実施形態と比較すると、スライド蓋160を閉位置から開位置へとスライドさせると、ランプユニットのランプ(図示しない)が点灯する形態である。なお、以下の説明にあたって、第1実施形態で説明した部材と同一の部材には、図面において同一の符号を付すことで重複する説明は省略することとする。
このスライド蓋160の一対の長手縁65には、スライド蓋60の開方向側が幅狭となる段差部65aが形成されている(図10〜13参照)。このように段差部65aが形成されていると、このスライド蓋60を開位置から閉位置へスライドさせると、この段差部65aにスイッチの動作部(図示しない)が引っ掛かる。したがって、このスイッチをON動作できるため、ランプユニットのランプを点灯させることができる。なお、スライド蓋60を開位置から閉位置へ戻すと、このスイッチの動作部の引っ掛かりも解消される。したがって、このスイッチをOFF動作できるため、ランプユニットのランプを消灯させることができる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
各実施形態では、フレーム40は、ミラーユニット5に備えられている形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、フレーム40は、一方の半割体3に備えられている形態でも構わない。
また、各実施形態では、樹脂ばね64は対を成す(長手縁65の両側に形成されている)形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、樹脂ばね64は対を成すことなく片側のみ形成(長手縁65の片側のみに形成されている)形態でも構わない。
1 サンバイザ(車両用サンバイザ)
2 サンバイザ本体
3 一方の半割体
4 他方の半割体
5 ミラーユニット
11 内面
40 フレーム
41 側壁(主ガイドレール)
42 押さえ部(主ガイドレール)
42d 曲面
43 第1突部
44 第2突部
50 ミラー
51 ミラー面
60 スライド蓋
61 摘み
64 樹脂ばね
65 長手縁
70 スライド機構
80 位置保持機構

Claims (2)

  1. 一対のシェル状の半割体から成るサンバイザ本体と、前記サンバイザ本体の一方の半割体に装着されるミラーユニットと、を備えており、
    前記ミラーユニットは、
    前記一方の半割体に別体または一体を成すフレームと、
    前記フレームに取り付けられるミラーと、
    前記フレームに対して取り付けられるスライド蓋と、
    前記フレームに対して前記スライド蓋を前記ミラーのミラー面を露出する開位置と前記ミラーのミラー面を覆う閉位置との間でスライドさせるスライド機構と、
    前記スライド機構によってスライドさせた前記スライド蓋を前記閉位置と前記開位置とに保持可能な位置保持機構と、を備えており、
    前記スライド機構は、前記スライド蓋をスライドさせるスライドの両縁をガイドする一対の主ガイドレールから構成されており、
    前記位置保持機構は、
    前記スライド機構によってガイドされる前記スライド蓋のスライドの両縁に形成された一対の樹脂ばねと、
    前記一対の主ガイドレールに対向するように形成されており前記スライド蓋を前記閉位置に保持するように前記樹脂ばねのスライドを規制する第1突部と、
    前記一対の主ガイドレールに対向するように形成されており前記スライド蓋を前記開位置に保持するように前記樹脂ばねのスライドを規制する第2突部と、から構成されており、
    前記一方のシェルの内面には、前記閉位置から前記開位置へ向けて前記スライド蓋をスライドさせているとき、前記一対の主ガイドレールから進出した前記スライド蓋のスライドの両縁をガイドする一対の補助ガイドレールが形成されている車両用サンバイザであって、
    自然状態における前記一対の樹脂ばねの間隔長と、前記スライド蓋のスライドの両縁の幅長と、前記一対の主ガイドレールの間隔長と、前記一対の補助ガイドレールの間隔長と、前記一対の主ガイドレールにおける対向する各突部の間隔長と、において、
    自然状態における前記一対の樹脂ばねの間隔長>前記一対の主ガイドにおける間隔長>前記一対の主ガイドレールにおける対向する各突部の間隔長、且つ、前記一対の主ガイドレールの間隔長>前記一対の補助ガイドレールの間隔長となっている車両用サンバイザ。
  2. 請求項1に記載の車両用サンバイザであって、
    前記一対の主ガイドレールにおける端部には、前記スライド蓋の前記開位置に、前記スライド蓋の一対の樹脂ばねを保持するガイド片が形成されている車両用サンバイザ。


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