JP2019041637A - 栽培設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】栽培設備において、植物の状況に応じて、二酸化炭素の供給を適切に停止させること。【解決手段】二酸化炭素供給装置(23)で二酸化炭素を供給中に、蒸散検出手段(51)が植物の蒸散が活発でない状態を検出し、且つ、排液量センサ(26a)が検出する排液量が設定量に達しない場合に、二酸化炭素の供給を停止することで、栽培設備において、植物の状況(植物が弱っている状況)に応じて、二酸化炭素の供給を適切に停止させることができる。【選択図】図2

Description

本発明は、植物の栽培を行う栽培設備に関する。
植物を栽培する栽培設備において、運転時間や外気温度による条件で光合成に必要な二酸化炭素を供給する技術が知られている(特許文献1)。
また、栽培設備において、カメラで撮像した葉の気孔の開き具合に応じて二酸化炭素の供給を行う技術も知られている(特許文献2)。
さらに、二酸化炭素の濃度測定部による設定濃度を保つように二酸化炭素を供給する技術も知られている(特許文献3)。
特開2014−93985号公報 特開2015−84732号公報(「0023」) 特開2016−154448号公報
特許文献1,3に記載の構成では、植物の生育状況にかかわらず二酸化炭素が供給されている。したがって、植物の光合成が活発でない状況では、二酸化炭素が無駄に供給されることがある。
特許文献2に記載の構成では、植物の気孔の位置は、植物の成長(茎や葉の伸び)とともに変動するため、気孔を観測し続けることは現実的には非常に困難または非常に高価なシステムが必要である。
本発明の課題は、栽培設備において、植物の状況に応じて、二酸化炭素の供給を適切に停止させることである。
本発明の上記課題は、次の解決手段により解決される。
すなわち、請求項1に記載の発明は、栽培室(1)内で養液の供給と排液とを行い、植物を栽培するための栽培装置(2)と、二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給装置(23)と、植物の蒸散の状態を検出する蒸散検出手段(51)と、前記栽培装置(2)の排液量を検出する排液量センサ(26a)と、を備え、前記二酸化炭素供給装置(23)で二酸化炭素を供給中に、前記蒸散検出手段(51)が植物の蒸散が活発でない状態を検出し、且つ、前記排液量センサ(26a)が検出する排液量が設定量に達しない場合に、二酸化炭素の供給を停止することを特徴とする栽培設備である。
請求項2に記載の発明は、栽培室(1)内で養液の供給と排液とを行い、植物を栽培するための栽培装置(2)と、二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給装置(23)と、植物の蒸散の状態を検出する蒸散検出手段(51)と、前記栽培装置(2)内の養液量を検出する養液量検出センサ(24h)と、を備え、前記二酸化炭素供給装置(23)で二酸化炭素を供給中に、前記蒸散検出手段(51)が植物の蒸散が活発でない状態を検出し、且つ、前記養液量検出センサ(24h)が検出する養液量が設定量に達する場合に、二酸化炭素の供給を停止することを特徴とする栽培設備である。
請求項3に記載の発明は、前記栽培室(1)内で湿度を検出する湿度センサ(SN2)と、前記湿度センサ(SN2)が検出する湿度の上昇が予め設定された設定値に達しない場合に、植物の蒸散が活発でない状態と検出する前記蒸散検出手段(51)と、を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の栽培設備である。
請求項4に記載の発明は、植物を観察する観察部材(12)と、前記観察部材(12)の観察結果に基づいて、植物が萎れている場合は、植物の蒸散が活発でない状態と検出する前記蒸散検出手段(51)と、を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の栽培設備である。
請求項5に記載の発明は、前記蒸散検出手段(51)が植物の蒸散が活発である状態を検出した場合に、二酸化炭素の供給を継続することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の栽培設備である。
請求項6に記載の発明は、栽培室(1)内で養液の供給と排液とを行い、植物を栽培するための栽培装置(2)と、二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給装置(23)と、日射量を計測する日射計(16)と、を備え、前記日射計(16)の計測結果に基づいて、曇の日が続いた後の晴天日である場合に、二酸化炭素の供給を停止することを特徴とする栽培設備である。
請求項7に記載の発明は、栽培室(1)内で養液の供給と排液とを行い、植物を栽培するための栽培装置(2)と、二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給装置(23)と、植物の葉温を検出する葉温検出手段(13)と、を備え、前記二酸化炭素供給装置(23)で二酸化炭素を供給中に、前記葉温検出手段(13)が検出する葉温が設定値に達する場合に、二酸化炭素の供給を停止することを特徴とする栽培設備である。
請求項1記載の発明によれば、二酸化炭素供給装置(23)で二酸化炭素を供給中に、前記蒸散検出手段(51)が植物の蒸散が活発でない状態を検出し、且つ、前記排液量センサ(26a)が検出する排液量が設定量に達しない場合に、二酸化炭素の供給を停止することで、栽培設備において、植物の状況(植物が弱っている状況)に応じて、二酸化炭素の供給を適切に停止させることができる。
請求項2記載の発明によれば、二酸化炭素供給装置(23)で二酸化炭素を供給中に、前記蒸散検出手段(51)が植物の蒸散が活発でない状態を検出し、且つ、前記養液量検出センサ(24h)が検出する養液量が設定量に達する場合に、二酸化炭素の供給を停止することで、栽培設備において、植物の状況(植物が弱っている状況)に応じて、二酸化炭素の供給を適切に停止させることができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の発明の効果に加えて、湿度に基づいて、植物の蒸散の状態を検出できる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、観察部材(12)での観察結果に基づいて、植物の蒸散の状態を検出できる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、植物の蒸散が活発である状態を検出した場合に、二酸化炭素の供給を継続することで、植物の状況に応じて、二酸化炭素を適切に供給できる。
請求項6記載の発明によれば、日射計(16)の計測結果に基づいて、曇の日が続いた後の晴天日である場合に、二酸化炭素の供給を停止することで、栽培設備において、植物の状況(蒸散過多の状況)に応じて、二酸化炭素の供給を適切に停止させることができる。
請求項7記載の発明によれば、二酸化炭素供給装置(23)で二酸化炭素を供給中に、前記葉温検出手段(13)が検出する葉温が設定値に達する場合に、二酸化炭素の供給を停止することで、栽培設備において、植物の状況(蒸散過多の状況)に応じて、二酸化炭素の供給を適切に停止させることができる。
図1は本発明の栽培設備の説明図である。 図2は実施例の栽培設備の制御部の説明図である。
以下、図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1は本発明の栽培設備の説明図である。
図1において、本発明の実施例の栽培設備Sは、栽培室の一例としての温室1を有する。実施例の温室1は、天窓1a,1bが、図示しないモータ等で開閉可能に構成されている。
温室1の内部には、栽培装置の一例としての栽培ベッド2が複数設置されている。栽培ベッド2は、土が収容されており、植物の一例としてのトマト2aが栽培されている。なお、栽培する植物はトマトに限定されず、目的や用途に応じて、任意の植物を栽培可能である。
栽培ベッド2の近傍には、加温部材の一例としての温水パイプ3が設置されている。温水パイプ3の内部には温水が循環しており、栽培ベッド2の周囲を加温することが可能である。
栽培ベッド2の下部には、温風送風機4が配置されている。温風送風機4は、栽培ベッド2の下方から温風を噴き出すことが可能に構成されている。
栽培ベッド2の上方には、水を霧状に噴き出して、水の気化熱で温度と湿度を調整する細霧冷房装置6が設置されている。
また、温室1の内部には、温度計や湿度計、二酸化炭素濃度計を有する計測盤11が設置されている。
さらに、栽培ベッド2の近傍には、観察部材の一例としてのカメラ12が配置されている。カメラ12は、植物の映像を取得する。
また、栽培ベッド2の近傍には、葉温検出部材の一例としての放射温度計13が配置されている。放射温度計13は、植物の葉に向けて配置されており、植物の葉の温度(葉温)を計測する。
さらに、温室1の内部には、結露検出部材の一例としての結露感知センサ14が設置されている。実施例の結露感知センサ14は、温室の天井から吊り下げられている。
また、実施例では、温室1の外に日射計16が設置されている。日射計16は、太陽光の日射量を検出する。なお、日射計16は、温室1の内部に設置することも可能である。
さらに、実施例では、温室1の外に風向計17が設置されている。風向計17は、風向きを検出する。
温室1には、温室1内の温度を制御する温度制御装置21が設置されている。
また、温室1には、温室1の換気、気流を制御する換気制御装置22が設置されている。
さらに、温室1には、温室1内の植物に光合成に必要な二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給装置23が設置されている。
また、温室1には、栽培ベッド2に、肥料を含む水である養液を供給する養液供給装置24が設置されている。
さらに、温室1には、栽培ベッド2で植物に吸収されなかった養液(排液)を処理する排液処理装置26が設置されている。
前記温度制御装置21、換気制御装置22、二酸化炭素供給装置23、養液供給装置24、排液処理装置26は、制御部Cで制御される。
図2は実施例の栽培設備の制御部の説明図である。
実施例の制御部Cは、外部との信号の入出力等を行う入出力インターフェースI/Oを有する。また、制御部Cは、必要な処理を行うためのプログラムおよび情報等が記憶されたROM:リードオンリーメモリを有する。また、制御部Cは、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM:ランダムアクセスメモリを有する。また、制御部Cは、ROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU:中央演算処理装置を有する。したがって、実施例の制御部Cは、情報処理装置、いわゆるコンピュータにより構成されている。よって、制御部Cは、ROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(制御部に接続された被制御要素)
実施例の制御部Cは、温度制御装置21や換気制御装置22、二酸化炭素供給装置23、養液供給装置24、排液処理装置26、その他、図示しない被制御要素に制御信号を出力する。
温度制御装置21は、燃焼装置の一例としてのボイラー21aを有する。ボイラー21aは、水を温水にして、温水パイプ3に供給する。また、ボイラー21aで燃料を燃焼する際に発生する二酸化炭素は、二酸化炭素供給装置23のガスタンク23aに収容される。
さらに、ボイラー21aで発生した排熱は、発電機21bでの発電に利用される。発電機21bで発生した電力は、空気調和装置の一例としてのエアーコンディショナ(エアコン)21cに供給され、温室1内の温度制御や、図示しない作業者の休憩室、母屋等の温度制御に利用可能である。したがって、ボイラー21aの排熱を有効利用できる。
また、発電機21bで発電した電力は、エアコン21cで使用する場合に限定されず、換気制御装置22等の他の装置22〜26で使用する構成とすることも可能である。
温度制御装置21は、制御部Cからの制御信号に応じて、ボイラー21aや、エアコン21c、細霧冷房装置6、温風送風ファン4を制御して、温室1の内部の温度、湿度を調整、制御する。なお、結露を感知した場合と感知しない場合で、温度や制御湿度を結露しにくいように調整することが可能である。
換気制御装置22は、換気部材の一例としての換気ファン22aと、天窓1a,1bの開閉を行う天窓開閉装置22bとを有する。換気ファン22aは、制御部Cからの制御信号に応じて、作動または停止して、温室1内の空気の流動を制御する。天窓開閉装置22bは、制御部Cからの制御信号に応じて、天窓1a,1bを開閉する。
二酸化炭素供給装置23は、二酸化炭素の収容部の一例としてのガスタンク23aと、弁体の一例としてのガスバルブ23bとを有する。ガスバルブ23bは、制御部Cからの制御信号に応じて開閉され、二酸化炭素の温室1への供給、供給停止を制御する。
養液供給装置24は、水が収容された原水タンク24aと、肥料が収容された肥料タンク24bとを有する。なお、実施例では、肥料の一例として液体肥料が使用されるとともに、肥料タンク24bには、植物に施用される濃度よりも高濃度の濃縮肥料が収容されている。原水タンク24aの水は、原水ポンプ24cで混合タンク24eに供給される。肥料タンク24bの液体肥料は、肥料ポンプ24dで混合タンク24eに供給される。混合タンク24eには、原水タンク24aからの水と、肥料タンク24bからの肥料と、後述する殺菌後の排液とが混合されて、養液が生成される。
混合タンク24eの養液は、各栽培ベッド2での必要量に応じて、給液ポンプ24fで汲み出される。切換弁24gは、給液ポンプ24fからの養液を必要な栽培ベッド2に供給され、且つ、不要な栽培ベッド2に供給されないように切り替える。
各栽培ベッド2へ供給された養液量は、養液量検出センサ24hで計測される。なお、養液量検出センサ24hは、養液供給装置24に限定されず、栽培ベッド2の培地(土壌)に設けた水分センサを使用することも可能である。
栽培ベッド2からの排液は、排液処理装置26の排液量センサ26aで計測される。排液は、排液タンク26bに流入、収容される。排液タンク26bの排液は、排液ポンプ26cで殺菌装置26dに送られる。殺菌措置26dは、紫外線(UV)等で排液を殺菌処理して、混合タンク24eに送られて再利用される。実施例では、殺菌した排液が速やかに混合タンク24eに送られて再使用される。したがって、殺菌後にタンクに所定時間貯留する場合に比べて、殺菌後のタンクで細菌に侵されにくくなっている。
なお、混合タンク24eの液が、所定時間貯留された場合に、排液タンク26bに送って、殺菌装置26dで殺菌して使用するように構成することも可能である。
(制御部に接続された信号入力要素)
図1、図2において、実施例の制御部Cには、各種計測部材、検知部材SN1〜SN3,12〜17,24h,26aからの信号が入力される。
計測盤11の温度計SN1は、温室1の温度を計測する。
計測盤11の湿度計SN2は、温室1の湿度を計測する。
計測盤11の二酸化炭素濃度計SN3は、温室1の二酸化炭素濃度を計測する。
カメラ12は、植物の画像を撮影する。
放射温度計13は、葉温を検出する。
結露感知センサ14は、結露の有無を検出する。
日射計16は日射量を計測する。
風向計17は、風向を計測する。
制御部Cは、以下の機能(機能手段、プログラムモジュール)を有する。
蒸散検出手段51は、湿度検知手段51aと、カメラ画像取得手段51bと、萎れ程度判別手段(画像解析手段)51cとを有し、植物の蒸散が活発であるか否かを判別する。実施例の蒸散検出手段51は、湿度検知手段51aが検出する湿度の上昇(湿度の変化速度)が、予め設定された設定値に達しない場合に、植物の蒸散が活発でないと検出する。すなわち、植物の蒸散が活発であれば、気孔が開いて空気中に水分が多く放出されることとなり、湿度の上昇が高くなり、蒸散が活発でなければ、湿度の上昇が低くなることから、湿度の上昇に基づいて蒸散が活発であるか否かを検出している。なお、設定値は、実験等で予め測定、設定されている。
また、実施例の蒸散検出手段51は、カメラ画像取得手段51bが取得したカメラ12からの画像(観察結果)に基づいて、萎れ程度判別手段51cが、植物が萎れているか否かを判別し、萎れている場合には、気孔が閉じている可能性が高く、蒸散が活発でないと検出する。なお、植物が萎れているか否かは、複数の段階の萎れ具合の葉の画像を予め取得しておき、カメラ12の撮影画像と比較して最も近い萎れ具合の葉の画像を特定することで、萎れ具合を判別可能である。
葉温検出手段52は、放射温度計13の入力信号から葉温を検出する。
日射量検出手段53は、日射計16の入力信号から日射量を検出する。
日射量履歴記憶手段54は、日射量検出手段53が検出した日射量の履歴を記憶する。日射量履歴記憶手段54は、日射計16が測定した日時と対応させて日射量の履歴を記憶する。したがって、日射量の履歴から、本日や昨日、一昨日が晴天日か、非晴天日(曇天、雨天、雪等)かを判定することも可能に構成されている。
養液量検出手段55は、養液量検出センサ24hの入力信号から栽培ベッド2に供給された養液量を取得する。
排液量検出手段56は、排液量センサ26aの入力信号に基づいて栽培ベッド2から排出された排液量を取得する。
二酸化炭素供給制御手段57は、二酸化炭素濃度計SN3の検知結果に基づいて、二酸化炭素の供給および供給停止の制御を行う。二酸化炭素供給制御手段57は、二酸化炭素濃度計SN3の検出する二酸化炭素濃度が予め設定された範囲に収まっている場合には、二酸化炭素の供給を行わず、植物の光合成で二酸化炭素が消費されて、予め設定された範囲を下回ると、二酸化炭素の供給を行う。なお、従来の構成では、二酸化炭素濃度のみに基づいて、制御を行っていた。
実施例の二酸化炭素供給制御手段57は、二酸化炭素供給中に、蒸散検出手段51が植物の蒸散が活発でない状態を検出し、且つ、排液量センサ26aが検出する排液量が設定量に達しない場合に、二酸化炭素の供給を停止する。すなわち、蒸散が活発でなく、排液量が少ないということは、植物は、気孔が開いておらず、養液を多く吸収しているために排液が少なくなっている状態である可能性が高く、光合成が活発でない状態と推定される。したがって、光合成が活発でない状況で二酸化炭素を供給しても、二酸化炭素が光合成に使われにくく、大気中に拡散しやすく、無駄が多く非効率的である。よって、実施例では、蒸散と排液量から光合成が活発でないと推定、判定された場合には、二酸化炭素の供給が停止される。
さらに、実施例の二酸化炭素供給制御手段57は、二酸化炭素を供給中に、前記蒸散検出手段51が植物の蒸散が活発でない状態を検出し、且つ、前記養液量検出センサ24hが検出する養液量が設定量に達する場合にも、二酸化炭素の供給を停止する。すなわち、蒸散が活発でなく、養液量が多いということは、植物は、気孔が開いておらず、養液を多く吸収している状態である可能性が高く、光合成が活発でない状態と推定される。したがって、排液量が少ない場合と同様に、光合成が活発でない状況で二酸化炭素を供給しても非効率的である。よって、実施例では、蒸散と養液量から光合成が活発でないと推定、判定された場合には、二酸化炭素の供給が停止される。
なお、実施例の二酸化炭素供給制御手段57は、排液量が設定量に達しない場合や養液量が設定量に達する場合でも、蒸散が活発であれば、光合成が活発に行われていて、養液が多く植物に吸収されていると推定される。したがって、光合成に必要な二酸化炭素の供給が継続される。
なお、排液量の設定量や養液量の設定量は、実験等で予め測定され、設定されている。
また、実施例の二酸化炭素供給制御手段57は、日射計16の計測結果に基づいて、曇の日が続いた後の晴天日である場合に、二酸化炭素の供給を停止する。曇りの日が続いた後の晴天日は蒸散が活発になることが知られている。したがって、一度に蒸散してしまって蒸散過多になって、生理障害の一例としての萎れの原因になる。よって、この状況で二酸化炭素を供給し続けると、蒸散過多状態での光合成が過剰になり、植物の生理障害が発生する場合がある。したがって、蒸散過多の状況では、蒸散が活発な状況でも、二酸化炭素の供給が停止される。
さらに、実施例の二酸化炭素供給制御手段57は、葉温検出手段52が検出する葉温が設定値に達する場合に、二酸化炭素の供給を停止する。葉温が高いと蒸散が活発になっていることが知られている。したがって、実施例では、蒸散過多になっている可能性があるので、生理障害の一例としての尻腐れ果の発生を抑制するために、二酸化炭素の供給が停止される。
なお、生理障害の発生を、天候や葉温から推測、予測する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、植物の生長(伸びや茎の太さ)をカメラ等で経時的に計測して、過剰に生長していると判別することも可能である。また、実施例では、二酸化炭素の供給停止を例示したが、これに限定されず、温室1のカーテンの遮光を行うタイミングを早くしたり潅水量を抑えて生長を抑えることも可能である。
また、二酸化炭素供給制御手段57は、二酸化炭素の供給時(施用時)に、温度が設定値(例えば、1℃/10分)以上急上昇するか、湿度が設定値(例えば、1%/10分)以上急低下した場合に、二酸化炭素の供給を停止する。これは、春先等の朝寒く、昼にかけて温度が急上昇するような状況で、二酸化炭素を継続供給して蒸散が過多になると、生理障害の一例としての尻腐れ果が発生する恐れがある。したがって、二酸化炭素の供給を停止することで、生理障害の発生を抑制可能である。
温度制御手段58は、結露検知手段58aと、ボイラー制御手段58bと、空調制御手段58cと、細霧冷房制御手段58dと、温風送風機制御手段58eと、を有し、温度制御装置21を制御して、温室1の温度および湿度を制御する。
結露検知手段58aは、結露感知センサ14の入力信号に基づいて、結露が発生しているか否かを判別、検知する。
ボイラー制御手段58bは、温度計SN1の検知結果に基づいて、温室1内の温度が、予め設定された下限温度に達しない場合に、ボイラー21aを作動させつつ、温水パイプ3を作動させる。また、ボイラー制御手段58bは、温室1内の温度が下限温度に達していても、エアコン21cや細霧冷房装置6、温風送風ファン4が使用される場合には、ボイラー21aを作動させる(温水の供給は停止する)。
空調制御手段58cは、温室1内の温度が、予め設定された上限温度に達する場合に、エアコン21cを制御して、温室1内の温度を下げる。
細霧冷房制御手段58dは、温室1内の温度が予め設定された上限温度に達する場合に、細霧冷房装置6を制御して、温室1内の温度および湿度を制御する。なお、細霧冷房制御手段58dは、細霧冷房装置6を制御して、温室1を加湿しつつ温度を下げることが可能である。実施例の細霧冷房制御手段58dは、カメラ12の撮影結果に基づく萎れ度合いに基づいて、萎れ度合いが第1設定値(例えば、80%)になると細霧冷房を開始し、第2設定値(例えば90%)になると細霧冷房を停止させる。
温風送風機制御手段58eは、結露検知手段58aが結露が発生していると検知した場合には、温風送風ファン4を作動させる。植物の葉に結露の水が付着すると、蒸散作用が低下して、病気の原因となるため、温風を送風して栽培ベッド2の近傍で結露が発生しにくくする。特に、細霧冷房中に結露が検知された場合には、細霧冷房装置6が発生させた霧が栽培ベッド2の周囲に到達する恐れがあるため、温風送風ファン4を作動させる。
なお、温風送風機制御手段58eは、結露検知手段58aの検知結果に基づく場合に限定されず、湿度計SN2の検知結果に基づいて、湿度が高いときに温風送風ファン4を作動させるように制御を行うことも可能である。
換気制御手段59は、天窓開度設定手段59aを有し、温室1の換気を制御する。換気制御手段59は、換気制御装置22を制御して、温室1内の空気の循環と、外気との空気の入れ替えの制御を行う。温室1内の温湿度の制御を行う場合には、所定の換気温度、湿度になると天窓1a,1bを開放して、所定の閉鎖温度、湿度になると天窓1a,1bを閉じることで、換気を行って、温室1内の温度や湿度を調整可能である。なお、このときボイラー21a等を使用せずに、温度湿度の調整を行うことで、ボイラー21aの燃料等を節約可能である。なお、実施例の換気制御手段59は、二酸化炭素の供給中は、風向計17の検知結果から、風上側の天窓1a,1bは開度が所定の設定開度よりも小さくされ、風下側の天窓1a,1bの開度が所定の開度よりも大きく設定される。したがって、風の通過により二酸化炭素が外気に放出される量が抑制される。
養液供給制御手段61は、養液供給装置24を制御して、栽培ベッド2に養液を供給する。
排液処理制御手段62は、排液処理装置26を制御して、栽培ベッド2からの排液の処理を行う。
1…栽培室、
2…栽培装置、
12…観察部材、
13…葉温検出手段、
16…日射計、
23…二酸化炭素供給装置、
24h…養液量検出センサ、
26a…排液量センサ、
51…蒸散検出手段、
S…栽培設備、
SN2…湿度センサ。

Claims (7)

  1. 栽培室(1)内で養液の供給と排液とを行い、植物を栽培するための栽培装置(2)と、
    二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給装置(23)と、
    植物の蒸散の状態を検出する蒸散検出手段(51)と、
    前記栽培装置(2)の排液量を検出する排液量センサ(26a)と、
    を備え、
    前記二酸化炭素供給装置(23)で二酸化炭素を供給中に、前記蒸散検出手段(51)が植物の蒸散が活発でない状態を検出し、且つ、前記排液量センサ(26a)が検出する排液量が設定量に達しない場合に、二酸化炭素の供給を停止する
    ことを特徴とする栽培設備。
  2. 栽培室(1)内で養液の供給と排液とを行い、植物を栽培するための栽培装置(2)と、
    二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給装置(23)と、
    植物の蒸散の状態を検出する蒸散検出手段(51)と、
    前記栽培装置(2)内の養液量を検出する養液量検出センサ(24h)と、
    を備え、
    前記二酸化炭素供給装置(23)で二酸化炭素を供給中に、前記蒸散検出手段(51)が植物の蒸散が活発でない状態を検出し、且つ、前記養液量検出センサ(24h)が検出する養液量が設定量に達する場合に、二酸化炭素の供給を停止する
    ことを特徴とする栽培設備。
  3. 前記栽培室(1)内で湿度を検出する湿度センサ(SN2)と、
    前記湿度センサ(SN2)が検出する湿度の上昇が予め設定された設定値に達しない場合に、植物の蒸散が活発でない状態と検出する前記蒸散検出手段(51)と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の栽培設備。
  4. 植物を観察する観察部材(12)と、
    前記観察部材(12)の観察結果に基づいて、植物が萎れている場合は、植物の蒸散が活発でない状態と検出する前記蒸散検出手段(51)と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の栽培設備。
  5. 前記蒸散検出手段(51)が植物の蒸散が活発である状態を検出した場合に、二酸化炭素の供給を継続する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の栽培設備。
  6. 栽培室(1)内で養液の供給と排液とを行い、植物を栽培するための栽培装置(2)と、
    二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給装置(23)と、
    日射量を計測する日射計(16)と、
    を備え、
    前記日射計(16)の計測結果に基づいて、曇の日が続いた後の晴天日である場合に、二酸化炭素の供給を停止する
    ことを特徴とする栽培設備。
  7. 栽培室(1)内で養液の供給と排液とを行い、植物を栽培するための栽培装置(2)と、
    二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給装置(23)と、
    植物の葉温を検出する葉温検出手段(13)と、
    を備え、
    前記二酸化炭素供給装置(23)で二酸化炭素を供給中に、前記葉温検出手段(13)が検出する葉温が設定値に達する場合に、二酸化炭素の供給を停止する
    ことを特徴とする栽培設備。
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