JP2016202007A - 二酸化炭素供給装置 - Google Patents

二酸化炭素供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016202007A
JP2016202007A JP2015083107A JP2015083107A JP2016202007A JP 2016202007 A JP2016202007 A JP 2016202007A JP 2015083107 A JP2015083107 A JP 2015083107A JP 2015083107 A JP2015083107 A JP 2015083107A JP 2016202007 A JP2016202007 A JP 2016202007A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
carbon dioxide
facility
heat exchange
supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015083107A
Other languages
English (en)
Inventor
永江 公二
Koji Nagae
公二 永江
和哉 黒川
Kazuya Kurokawa
和哉 黒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
E'S Inc
Original Assignee
E'S Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by E'S Inc filed Critical E'S Inc
Priority to JP2015083107A priority Critical patent/JP2016202007A/ja
Publication of JP2016202007A publication Critical patent/JP2016202007A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Greenhouses (AREA)
  • Hydroponics (AREA)

Abstract

【課題】農事用施設内の温度上昇を抑制しつつ二酸化炭素の濃度を高めて農作物の促成等を図ることができる二酸化炭素供給装置を提供する。
【解決手段】農事用施設50の内部につながる給気経路10に設けられる燃焼器12と、燃焼器12の下流となる給気経路10に一方の熱交換通路13が介装される熱交換器3と、給気経路10に設けられて給気経路10に空気を流す給気用送風機11と、熱交換器3の一方の熱交換通路13と交熱的に設けられる他方の熱交換通路13につながり他方の熱交換通路23に空気を流す排気用送風機21と、を有し、燃焼器12で発生する燃焼排気ガスを含む空気を、熱交換器3において他方の熱交換通路23を流れる空気と熱交換させて冷却し、農事用施設50の内部に供給する。これにより、施設50内の温度上昇を抑えつつ施設50内の二酸化炭素の濃度を高めることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃焼によって発生する二酸化炭素を植物栽培用ハウス等に供給する農事用の二酸化炭素供給装置に関する。
従来、植物栽培用ハウス等の農業施設において、施設内で栽培される農作物の光合成を促進して促成や品質向上を図るために、施設内に二酸化炭素(気体)を供給することが行われている。この種の目的で利用される二酸化炭素を供給する装置として、燃焼によって発生する二酸化炭素を含む燃焼排気ガスを施設内に放出するものが知られている。
例えば、特許文献1には、箱体の外部側面に設けられる燃焼部と、燃焼部につながり箱体の内部に設けられる缶体と、缶体の下方となる箱体の内部に設けられる送風機と、を有する燃焼式の炭酸ガス発生機が開示されている。
同文献の炭酸ガス発生機は、燃焼部によって缶体の内部に火炎を形成し、缶体の内部で燃料を燃焼させ、缶体の内部に設けられる排気部で燃焼ガスと燃焼空気とを攪拌して完全燃焼させて二酸化炭素を発生させる。
そして、燃焼によって発生する高温(約900℃)の二酸化炭素は、箱体内の缶体の上方に設けられる混合空間において、送風機によって送り込まれる温室内の空気(約20℃)と十分に混合されて温度が低下(約80℃)してから温室内へ放出される。これにより、炭酸ガス発生機から吹き出される温風(二酸化炭素を含む燃焼排気ガス)による火傷や農作物への高温障害を防止できるとしている。
また、例えば、特許文献2にも、高温の燃焼排気ガスを常温の空気と混合して冷却することが開示されている。即ち、同文献に開示された燃焼式CO2発生機は、同機の下部に設けられるバーナーによって発生する高温の燃焼排気ガスを、ファンを駆動することによって同機の上部の吸気筒から吸い込まれる空気と混合して冷却し所定の場所に供給する。
特開2004−135639号公報(第5頁、第1、2図) 実開平7−44891号公報(第4頁、第1図)
しかしながら、上記した従来技術では、植物栽培用ハウス等の施設内の温度上昇を抑制する観点において改善の余地があった。
具体的には、上記の従来技術では、施設内の空気を取り込んで高温の燃焼排気ガスと混合させることによって、施設内に供給される燃焼排気ガスの温度を低下させている。そのため、燃焼排気ガスの温度を低下させることはできても、燃焼排気ガスの保有熱量、即ち二酸化炭素供給装置から施設内に放出される熱量を削減することはできない。つまり、燃料の燃焼によって発生する熱量の全てが施設内に放出される。
そのため、施設内の温度が十分に高い状態において、二酸化炭素を供給するために装置を稼働すると、燃焼によって発生する熱が施設内に放出されて施設内の温度が高くなりすぎるという問題点がある。
特に、農作物の光合成が活発になり多くの二酸化炭素を必要とする日中においては、二酸化炭素を供給する装置からの放熱に加えて、日射によっても施設内が暖められるので、施設内の温度が上昇し易い。施設内の温度が過度に上昇すると、施設内で栽培される農作物の気孔が閉じて光合成が低下するので施設内に二酸化炭素を供給することによる促成等の効果が減殺され、更には農作物の高温障害を引き起こす恐れもある。
従来は、燃焼排気ガスを施設内に放出して二酸化炭素を供給する際、日中に施設内の温度が過度に上昇すると、別途設置される空調機等を利用して施設内の冷房を行っていた。しかし、このような方法は、十分な冷房能力を有する空調機が必要であり、燃焼及び日射による入熱が空調機の冷房能力を超えると二酸化炭素の供給が難しくなる。
具体的には、空調機を稼動しても施設内の温度を所定の温度に維持できない場合には、燃焼による二酸化炭素の供給を停止する、若しくは施設を開放して多量の外気を導入する等により対処していた。何れの場合も、施設内の二酸化炭素の濃度を高めることができず、農作物の育成を促進等させるという効果が得られない。
また、燃料を燃焼させてその熱を施設内に放出しつつ空調機による冷房運転を行うことは、省エネルギーの観点からも好ましくない。
また、農作物の良好な育成及び品質を維持する観点から、施設内の温度及び湿度は、好適に維持されることが求められる。特に、日射等による土壌からの水分の蒸発や、施設内で栽培される植物からの蒸散によって、施設内の空気に多くの水分が供給されるので、施設内の湿度は、高くなる傾向にある。施設内の湿度が上昇すると結露等が発生し易くなり、結露等は、農作物の品質を劣化させる要因となるので好ましくない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、施設内の温度上昇を抑制しつつ二酸化炭素の濃度を高めて農作物の促成等を図ることができる二酸化炭素供給装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、二酸化炭素を供給する機能、熱を供給する機能及び換気機能を併せ持ち、施設内の二酸化炭素の濃度、温度及び湿度を好適に調整することができる二酸化炭素供給装置を提供することにある。
本発明の二酸化炭素供給装置は、農事用施設の内部につながる給気経路に設けられる燃焼器と、前記燃焼器の下流となる前記給気経路に一方の熱交換通路が介装される熱交換器と、前記給気経路に設けられて前記給気経路に空気を流す給気用送風機と、前記熱交換器の前記一方の熱交換通路と交熱的に設けられる他方の熱交換通路につながり前記他方の熱交換通路に空気を流す排気用送風機と、を有し、前記燃焼器で発生する燃焼排気ガスを含む空気を、前記熱交換器において前記他方の熱交換通路を流れる空気と熱交換させて冷却し、前記農事用施設の内部に供給することを特徴とする。
本発明の二酸化炭素供給装置によれば、給気経路に設けられる燃焼器で発生する燃焼排気ガスを含む空気を、燃焼器の下流に設けられる熱交換器において、該熱交換器の他方の熱交換通路を流れる空気と熱交換させて冷却し、農事用施設の内部に供給する。即ち、熱交換器によって、燃焼排気ガスの保有熱を他方の熱交換通路を流れる空気に移動させて、施設内に供給される熱量を低減することができる。
これにより、燃焼によって発生する二酸化炭素を含み且つ低温である空気を農事用施設に供給することができ、施設内の温度上昇を抑えつつ施設内の二酸化炭素の濃度を高めることができる。
また、給気経路を構成する熱交換器の一方の熱交換通路と交熱的に設けられる他方の熱交換通路につながる冷却用外気吸込口を設け、排気用送風機によって、前記冷却用外気吸込口から外気を導入して前記他方の熱交換通路に流しても良い。これにより、低温の外気を有効に利用して効率的に燃焼排気ガスを含む空気を冷却することができる。
また、前記他方の熱交換通路と農事用施設の内部とを連通させる還気口を設け、排気用送風機によって、前記還気口を介して農事用施設の内部から空気を導入して前記他方の熱交換通路に流しても良い。これにより、施設内の空気を積極的に吸引して外部に放出し且つその空気を利用して燃焼排気ガスを含む空気を冷却することができる。
即ち、本発明の二酸化炭素供給装置は、施設内への二酸化炭素の供給と、施設内の換気と、を同時に効率良く行うことができる。その結果、施設内の温度上昇を抑制しつつ二酸化炭素の濃度を増加させ、且つ施設内の湿度を低下させることができる。
また、給気経路に、熱交換器を迂回して空気を流すバイパス経路を形成して、そのバイパス経路を開閉するダンパを設けても良い。そして、燃焼器で発生する燃焼排気ガスを含む空気を、バイパス経路を通過させて、農事用施設の内部に供給することもできる。これにより、施設内の温度が低く、例えば、暖房が必要な場合等には、燃焼排気ガスを冷却しないで高温のまま施設の内部に供給することができる。つまり、燃焼によって発生する二酸化炭素を施設内に供給すると共に、燃焼によって発生する熱を有効に利用して施設内を暖めることができる。
また、燃焼器における燃焼を停止した状態で給気用送風機を稼動して農事用施設の内部に空気を供給しても良い。これにより、施設内に二酸化炭素を供給する必要がない場合等には、燃焼による二酸化炭素の供給を行わずに、施設内に外気を導入することができる。例えば、日射の強い日中等に施設内の温度が過度に上昇した場合等には、低温の外気を施設内に導入して施設内の温度を調整することができる。また、絶対湿度の低い外気を施設内に導入することができ、施設内の湿度を低下させて好適に維持することができるので、結露等による農作物の品質低下等を防止することができる。
なお、農作物の光合成によって二酸化炭素が消費されるので、施設内の二酸化炭素の濃度は低下して、外気中の二酸化炭素の濃度よりも低くなる。そのため、燃焼器における燃焼を停止した状態であっても、施設内に外気を導入することによって、外気中の二酸化炭素を施設内に供給することになり、施設内の二酸化炭素の濃度が低下することを抑制することができる。
また、燃焼器における燃焼を停止した状態で給気用送風機を稼動し、且つ前述のように還気口を介して農事用施設の内部から空気を吸い込んで前記他方の熱交換通路に流しても良い。これにより、熱交換器において、施設内から排出される空気と施設内に供給される空気との熱交換を行って、排出される空気から熱を回収して、施設内に供給する空気の温度を高めることができる。
例えば、日射が少ない日、夕方、夜間等の気温が低下するとき等、施設内の湿度が高く且つ暖房が必要である場合には、換気による施設外への熱の放出を抑えつつ施設内の湿度を低下させることができる。このように、暖房のためのエネルギー消費の増大を抑えつつ施設内の湿度を好適に維持することができる。
また、給気経路を流れる空気に水を噴霧する水噴霧装置を備えても良い。これにより、高濃度に二酸化炭素を含む空気を加湿して施設内に供給することができる。即ち、高濃度に二酸化炭素を含む高湿度の空気を施設の内部に供給することができる。その結果、施設内に二酸化炭素を供給しつつ施設内の温湿度環境を所望のあらゆる条件(「低温・高湿」、「低温・低湿」、「高温・高湿」、「高温・低湿」)に近づけることができる。
本発明の実施形態に係る二酸化炭素供給装置の設置状況を示す概略図である。 同二酸化炭素供給装置の概略を示す構成図である。 同二酸化炭素供給装置の熱交換器の概略構造を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る二酸化炭素供給装置を示す構成図である。 本発明の他の実施形態に係る二酸化炭素供給装置を示す構成図である。 本発明の他の実施形態に係る二酸化炭素供給装置を示す構成図である。
以下、本発明の実施形態に係る二酸化炭素供給装置を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る二酸化炭素供給装置1の設置状況を示す概略図である。図1に示すように、二酸化炭素供給装置1は、農事用の施設50に隣接して配置され、燃焼によって二酸化炭素を発生させて、その二酸化炭素を含む空気を施設50の内部に供給(給気SA)する装置である。
農事用の施設50は、例えば、植物栽培用ハウスや植物工場等である。農事用の施設50の内部では、例えば、各種野菜、果樹若しくは花卉等の植物55(農作物)が主に冬場に栽培される。二酸化炭素供給装置1で二酸化炭素を供給することにより、施設50の内部で栽培される植物55の光合成を活発化し、育成の促進や品質の向上を図ることができる。
二酸化炭素供給装置1の給気口16は、高濃度に二酸化炭素を含む空気(給気SA)の吹き出し口である。給気口16は、例えば、アルミニウム製のフレキシブルダクト等からなるダクト52を用いて施設50に接続される。また、施設50の内部には、二酸化炭素を所定の場所に導いて供給するためのダクト51が設けられる。ダクト51は、例えば、合成樹脂製のダクトであり、二酸化炭素供給装置1につながるダクト52に接続される。
図2は、二酸化炭素供給装置1の概略を示す構成図である。図2に示すように、二酸化炭素供給装置1は、外気吸込口14から外気室17、熱交換器3、給気室18及び給気口16に順次つながる給気経路10と、冷却用外気吸込口24から冷却用外気室27、熱交換器3、排気室28及び排気口26に順次つながる排気経路20と、を有する。
給気経路10は、外気OA1を取り込んで施設50に供給(給気SA)するための経路である。他方、排気経路20は、給気経路10を流れる空気を冷却するための空気を流す経路である。
給気経路10や排気経路20を形成する外気室17、給気室18、冷却用外気室27及び排気室28等は、例えば、鋼板等から曲折形成される隔壁等によって画成される。また、外気吸込口14、給気口16、冷却用外気吸込口24及び排気口26等は、例えば、鋼板等から成る二酸化炭素供給装置1の略直方体状の筐体の側面等に形成される開口である。これらの各々の形状や配置については、種々の形態を採用し得る。
給気経路10の外気室17には、灯油等の燃料を燃焼させる燃焼器12が配設される。詳しくは、燃焼器12は、燃焼によって発生する燃焼排気ガスが、熱交換器3の上流において、外気吸込口14から導入される外気OA1と混合されるように設けられる。
燃焼器12で燃焼に利用される燃焼用空気は、外気吸込口14から導入される外気OA1でも良いし、別途設けられる図示しない吸込口等から取り入れられても良い。また、燃焼用空気を供給するための図示しない燃焼用ブロワ等を別途設けても良い。
給気経路10の給気室18には、給気経路10に空気を流す給気用送風機11が設けられる。給気用送風機11は、例えば、両側吸込式多翼送風機(シロッコファン)等であり、図示しないモータと該モータによって駆動される回転翼とを備えている。
給気用送風機11を稼働することによって、給気室18内の空気が給気口16から吐出され(給気SA)、これに伴って外気吸込口14を介して外気室17の内部に外気OA1が吸い込まれ、外気室17の空気が熱交換器3を通過して給気室18へと流れる。
なお、給気用送風機11の設置個所は給気室18に限定されるものではなく、給気経路10に空気を流すことができれば他の場所であっても良い。例えば、給気用送風機11を燃焼器12よりも上流側に設けても良い。これにより、燃焼器12で発生する熱によって給気用送風機11が加熱されることを抑制できる。
排気経路20の排気室28には、排気経路20に空気を流す排気用送風機21が設けられる。給気用送風機21は、例えば、両側吸込式多翼送風機(シロッコファン)等であり、図示しないモータと該モータによって駆動される回転翼とを備えている。
排気用送風機21を稼働することによって、排気室28内の空気が排気口26から吐出され(排気EA)、これに伴って冷却用外気吸込口24を介して冷却用外気室27の内部に冷却用外気OA2が吸い込まれる。そして、冷却用外気室27の空気は、熱交換器3を通過して排気室28へと流れる。なお、排気用送風機21を熱交換器3の上流側、例えば、冷却用外気室27の内部等に設けることも可能である。
二酸化炭素供給装置1は、施設50内の環境や外気条件、各構成機器の運転状態等を検出するための図示しない温度センサ及び湿度センサ等の各種センサを備えても良い。また、二酸化炭素供給装置1は、前記各種センサの検出値や各種設定値等に基づいて所定の演算を実行する図示しない制御装置を備え、該制御装置によって燃焼器12、給気用送風機11及び排気用送風機21等の制御が行われる。
図3は、二酸化炭素供給装置1の熱交換器3の概略構造を示す斜視図である。図3に示すように、熱交換器3は、例えば、アルミニウム板等から成る隔壁3aを積層して形成されるプレート式の熱交換器である。
熱交換器3は、給気経路10を構成する一方の熱交換通路13と、隔壁3aを隔てて熱交換通路13と交熱的に形成されて排気経路20を構成する他方の熱交換通路23と、を有する。即ち、一方の熱交換通路13は、外気室17と給気室18との間に介装されて両者を連通し、他方の熱交換通路23は、冷却用外気室27と排気室28との間に介装されて両者を連通する。
給気経路10を構成する熱交換通路13と排気経路20を構成する熱交換通路23とは、隔壁3aの積層方向に交互に配置される。これにより、熱交換通路13を流れる空気と熱交換通路23を流れる空気との間で効率良く熱交換を行うことができる。具体的には、熱交換通路13を流れる燃焼排気ガスを含む高温の空気と、冷却用外気吸込口24(図2参照)から導入されて熱交換通路23を流れる低温の空気(冷却用外気OA2)との間で熱交換を行い、燃焼排気ガスを含む空気を冷却することができる。
熱交換器3の形状は、特に限定されるものではなく、略直方体状等で良いが、図3に示す如く、例えば、略六角形状の隔壁3aを用いて略六角柱状に形成されても良い。また、熱交換通路13、23の流れ方向の長さが長くなるように、熱交換器3を縦長に形成しても良い。これにより、熱交換器3の占有容積を小さくして二酸化炭素供給装置1の小型化を図ることができる。また、熱交換通路13を流れる空気と熱交換通路23を流れる空気との流れ形式を、略直交流的な流れから略対向流的な流れにすることができ、熱交換性能を高めることができる。
また、熱交換器3を構成する隔壁3aは、略平板状でも良い。略平板状の隔壁3aを用いることは、流動抵抗を減らすことができるので、空気の流量を多く確保することができる点において優れている。また、隔壁3aは、略波形等でも良い。また更に、隔壁3aに接続されるフィン等を設けても良い。略波形状やフィン付きの隔壁3aを採用することは、熱伝達率を向上させて熱交換器3の効率を高めることができる点において有利である。
次に、図2を参照して、二酸化炭素供給装置1の動作について詳細に説明する。
(1)低温二酸化炭素供給運転
先ず、燃焼器12で発生する二酸化炭素を冷却して施設50に供給する動作(低温二酸化炭素供給運転)について説明する。
例えば、昼間の日照により、施設50内で二酸化炭素を必要とし、且つ施設50内の温度が十分に高く暖房等を必要としない場合、二酸化炭素供給装置1は、低温二酸化炭素供給運転を実行する。
低温二酸化炭素供給運転では、二酸化炭素供給装置1の制御装置は、燃焼器12で燃料を燃焼させると共に、給気用送風機11及び排気用送風機21を稼動する。これにより、燃焼器12から高温の二酸化炭素を含む燃焼排気ガスが発生し、その高温の燃焼排気ガスは、外気吸込口14から導入される外気OA1と混合され、熱交換器3の一方の熱交換通路13(図3参照)へと流れる。
他方、排気用送風機21を稼動することにより、冷却用外気吸込口24から外気OA1が吸い込まれ、その外気OA1は、冷却用外気室27から熱交換器3の他方の熱交換通路23(図3参照)へと流れる。
熱交換器3において、熱交換通路13を流れる燃焼排気ガスを含む高温の空気と、熱交換通路23を流れる低温の空気(冷却用外気OA2)との間で熱交換が行われ、燃焼排気ガスを含む高温の空気が冷却されて低温になる。
熱交換器3を通過して低温になった燃焼排気ガスを含む空気は、給気室18に流れ込み、給気用送風機11によって給気口16から送り出されて施設50の内部に供給される。即ち、冷却されて低温になった二酸化炭素が施設50の内部に供給される。
他方、冷却用外気OA2は、熱交換器3を通過することにより燃焼排気ガスの保有する熱を奪って高温になる。そして、その高温になった空気は、排気室28に流れ込み、排気用送風機21によって排気口26を介して外部に排出される(排気EA)。つまり、燃焼器12で発生する燃焼熱の一部は、排気口26から排出される排気EAと共に外部に放出されることになる。
このように、二酸化炭素供給装置1では、熱交換器3によって、一方の熱交換通路13を流れる燃焼排気ガスの保有熱を他方の熱交換通路23を流れる空気に移動させて、施設50内に供給される熱量を低減することができる。
これにより、燃焼によって発生する二酸化炭素を含み且つ低温である空気を農事用の施設50の内部に供給することができ、施設50内の温度上昇を抑えつつ施設50内の二酸化炭素の濃度を高めることができる。
また、冷却用外気吸込口24から外気(冷却用外気OA2)を導入して他方の熱交換通路23に流すことにより、低温の外気を有効に利用して効率的に燃焼排気ガスを含む空気を冷却することができる。即ち、燃焼排気ガスを冷却するための装置(例えば、冷房用の空調機等)を別途設ける必要がなく、また、それら冷却装置等を稼動するためのエネルギーを必要としない。
(2)高温二酸化炭素供給運転
次に、燃焼器12で発生する二酸化炭素を冷却せずに施設50に供給する動作(高温二酸化炭素供給運転)について説明する。
例えば、外気温の低い日中等において、施設50内で二酸化炭素を必要とし、且つ施設50内の温度が低く暖房等を必要とする場合、二酸化炭素供給装置1は、高温二酸化炭素供給運転を実行する。
高温二酸化炭素供給運転では、二酸化炭素供給装置1の制御装置は、排気用送風機21を停止した状態で、燃焼器12で燃料を燃焼させると共に給気用送風機11を稼動する。これにより、燃焼器12によって発生する高温の二酸化炭素を含む燃焼排気ガスは、外気吸込口14から導入される外気OA1と混合され、熱交換器3において冷却されることなく、給気用送風機11によって給気口16から送り出されて施設50内に供給される。
高温二酸化炭素供給運転により、施設50の内部に高濃度の二酸化炭素を供給しつつ、燃焼によって発生する燃焼熱を有効に利用して施設50内を暖めることができる。なお、二酸化炭素を必要としない夜間等においても施設50内を暖める暖房を目的として高温二酸化炭素供給運転を実行しても良い。
(3)換気運転(外気導入運転)
次に、燃焼器12における燃焼を停止した状態で施設50に外気OA1を供給する動作(換気運転)について説明する。
換気運転では、二酸化炭素供給装置1は、燃焼器12における燃焼を停止し、排気用送風機21を停止した状態で、給気用送風機11を稼動する。これにより、施設50内に二酸化炭素を供給する必要がない場合等には、燃焼による二酸化炭素の供給を行わずに、施設50内に外気OA1を導入することができる。
例えば、日射の強い日中等に施設50内の温度が過度に上昇した場合等には、低温の外気OA1を施設50内に導入して施設50内の温度を調整することができる。また、絶対湿度の低い外気OA1を施設50内に導入することができ、施設50内の湿度を低下させて好適に維持することができるので、結露等による農作物の品質低下等を防止することができる。
なお、施設50内では、植物55(図1参照)の光合成によって二酸化炭素が消費されて、二酸化炭素の濃度が低下する傾向にあるので、日中の施設50内の二酸化炭素の濃度は、外気OA1の二酸化炭素の濃度よりも低くなる。そのため、燃焼器12における燃焼を停止した状態であっても、施設50内に外気OA1を導入することによって、外気OA1中の二酸化炭素を施設50内に供給することになり、施設50内の二酸化炭素の濃度が低下することを抑制することができる。
なお、燃焼器12で燃焼を行いその燃焼排気ガスを冷却して供給する低温二酸化炭素供給運転と、燃焼排気ガスを冷却せずに供給する高温二酸化炭素供給運転と、燃焼器12を停止した状態で外気OA1を供給する換気運転と、の切り替え動作は、温度センサや湿度センサ等の各種入力及び各種設定値等に基づいて図示しない制御装置によって自動で行うことができる。
次に、図4ないし図6を参照して、本発明の他の実施形態について詳細に説明する。なお、図4ないし図6において、既に説明した実施形態と同一若しくは同様の作用、効果を奏する構成要素については、同一の符号を付している。
図4は、本発明の他の実施形態に係る二酸化炭素供給装置101を示す構成図である。図4に示すように、二酸化炭素供給装置101は、冷却用外気室27(還気室)と施設50とを連通させる還気口25を有する。
還気口25は、例えば、アルミニウム製のフレキシブルダクト等からなるダクト54を用いて施設50に接続される。また、ダクト54は、施設50の内部に設けられて施設50内の空気を吸い込むダクト53に接続されても良い。即ち、還気口25を形成することにより、排気経路20を構成する熱交換器3の他方の熱交換通路23(図3参照)と施設50の内部とが連通される。
また、二酸化炭素供給装置101は、給気経路10を流れる空気に水を噴霧する水噴霧装置35を備えている。具体的には、水噴霧装置35は、給気室18の内部に水を霧状に噴出させるノズルを備えている。これにより、施設50に送り出される給気SAを加湿することができる。
なお、水噴霧装置35に水を供給するための給水配管36は、二酸化炭素供給装置101と施設50とをつなぐダクト52若しくはダクト54の内部に配設されても良い。給水配管36をダクト52若しくはダクト54の内部に配設することにより、給水配管36の凍結を防止することができる。
二酸化炭素供給装置101における低温二酸化炭素供給運転では、二酸化炭素供給装置101の制御装置は、燃焼器12で燃料を燃焼させると共に、給気用送風機11及び排気用送風機21を稼動する。
排気用送風機21を稼動することにより、還気口25から施設50内の空気(還気RA)が吸い込まれ、その還気RAは、冷却用外気室27から熱交換器3の他方の熱交換通路23へと流れる。
熱交換器3において、熱交換通路13を流れる燃焼排気ガスを含む高温の空気と、熱交換通路23を流れる低温の空気(還気RA)との間で熱交換が行われ、燃焼排気ガスを含む高温の空気が冷却される。
そして、冷却された二酸化炭素濃度の高い空気は、施設50内に供給され(給気SA)、他方、施設50内から吸引されて(還気RA)燃焼排気ガスの保有熱を奪って高温になった空気は、排気口26を介して外部に排出される(排気EA)。
このように、二酸化炭素供給装置101における低温二酸化炭素供給運転では、施設50内の空気を積極的に吸引して外部に放出し且つその空気(還気RA)を利用して燃焼排気ガスを含む空気を冷却することができる。
即ち、二酸化炭素供給装置101は、施設50内への二酸化炭素の供給と、施設50内の換気と、を同時に効率良く行うことができる。その結果、施設50内の温度上昇を抑制しつつ二酸化炭素の濃度を増加させ、且つ施設50内の湿度を低下させることができる。
(4)熱回収換気運転
また、二酸化炭素供給装置101は、燃焼による二酸化炭素を供給せずに施設50内の換気のみを行う熱回収換気運転を実行可能である。熱回収換気運転では、二酸化炭素供給装置101の制御装置は、燃焼器12における燃焼を停止した状態で給気用送風機11及び排気用送風機21を稼動する。
これにより、熱交換器3において、施設50内から排出される空気(還気RA)と施設50内に供給される空気(外気OA1)との間で熱交換を行って、排出される空気(還気RA)から熱を回収して、施設50内に供給する空気(給気SA)の温度を高めることができる。
例えば、日射が少ない日、夕方、夜間等の気温が低下するとき等、施設50内の湿度が高く且つ暖房が必要である場合には、熱回収換気運転によって、施設50外への熱の放出を抑えつつ施設50内の湿度を低下させることができる。このように、暖房のためのエネルギー消費の増大を抑えつつ施設50内の湿度を好適に維持することができる。
また、熱回収換気運転では、施設50の内部に外気OA1中の二酸化炭素が導入されるので、燃焼器12を停止した状態であっても、日中における二酸化炭素濃度の低下を抑制する効果がある。
(5)加湿運転
二酸化炭素供給装置101は、施設50内に水分を供給することができる(加湿運転)。加湿運転では、二酸化炭素供給装置101の制御装置は、給気用送風機11及び排気用送風機21を稼動し、水噴霧装置35によって給気室18に水を噴霧する。これにより、給気室18内を流れる空気、即ち施設50内に供給される給気SAを加湿することができる。つまり、高湿度の空気(給気SA)を施設50の内部に供給することができる。
なお、加湿運転では、燃焼器12で燃料を燃焼させても良いし、燃焼を停止させても良い。例えば、燃焼器12によって燃料を燃焼させつつ加湿運転を実行することにより、高濃度に二酸化炭素を含む高湿度の空気を施設50の内部に供給することができる。
図5は、本発明の他の実施形態に係る二酸化炭素供給装置201を示す構成図である。図5に示すように、二酸化炭素供給装置201は、給気経路10に形成されて熱交換器3を迂回して空気を流すバイパス経路30と、パイパス経路30を開閉するダンパ31と、を有する。
バイパス経路30は、熱交換器3の上流側、即ち外気室17と、熱交換器3の下流側、即ち給気室18と、を連通する通路である。ダンパ31は、例えば、図示しないモータ等によって駆動されて、バイパス経路30につながる風路若しくは熱交換器3につながる風路を択一的に開く。
二酸化炭素供給装置201では、燃焼器12で発生する燃焼排気ガスを含む空気を、バイパス経路30を通過させて、施設50の内部に供給することができる(高温二酸化炭素供給運転)。
即ち、高温二酸化炭素供給運転では、二酸化炭素供給装置201の制御装置は、ダンパ31を切り替えることにより、外気室17から熱交換器3につながる風路を閉じてバイパス経路30につながる風路を開く。この状態で、前記制御装置は、燃焼器12で燃料を燃焼させて、給気用送風機11を稼動する。これにより、高濃度に二酸化炭素を含む高温の空気を熱交換器3において冷却せずに施設50の内部に供給することができ、燃焼によって発生する熱を有効に利用して施設50内を暖めることができる。
図6は、本発明の他の実施形態に係る二酸化炭素供給装置301を示す構成図である。図6に示すように、二酸化炭素供給装置301は、冷却用外気室27(還気室)に冷却用外気OA2を取り込む冷却用外気吸込口24と、冷却用外気室27と施設50とを連通させる還気口25と、を有し、且つ、給気経路10に形成されて熱交換器3を迂回して空気を流すバイパス経路30と、パイパス経路30を開閉するダンパ31と、を有する。また、二酸化炭素供給装置301は、水噴霧装置35を備えている。
このような構成により、二酸化炭素供給装置301は、前述した各実施形態における各種運転を切り替えて実行することができる。即ち、二酸化炭素供給装置301は、施設50内の環境等に応じて、以下に示す各種運転を行うことができる。
(1)低温二酸化炭素供給運転
ダンパ31を熱交換器3につながる通路に切り替え、燃焼器12で燃料を燃焼させ、給気用送風機11及び排気用送風機21を稼動する。即ち、燃焼器12で発生する燃焼排気ガスを含む空気を、施設50内からの還気RA及び冷却用外気OA2によって冷却して施設50内に供給する。これにより、施設50内の温度上昇を抑制しつつ施設50内に高濃度の二酸化炭素を供給することができる。
(2)高温二酸化炭素供給運転
ダンパ31を切り替えてバイパス経路30を開き、燃焼器12で燃料を燃焼させ、給気用送風機11及び排気用送風機21を稼動する。即ち、燃焼器12で発生する燃焼排気ガスを含む空気を、バイパス経路30を通過させて、冷却せずに施設50内に供給する。これにより、施設50内に二酸化炭素を供給すると共に施設50の内部を暖めることができる。
(3)換気運転(外気導入運転)
ダンパ31を切り替えてバイパス経路30を開き、燃焼器12における燃焼を停止した状態で給気用送風機11及び排気用送風機21を稼動する。即ち、還気RAからの排熱回収を行わずに施設50内の換気(外気OA1の導入及び還気RAの排出)を行う。これにより、低温、低湿度の外気OA1を施設50内に導入することができ、施設50内の湿度の上昇、温度の上昇及び二酸化炭素濃度の低下を抑制することができる。
(4)熱回収換気運転
ダンパ31を熱交換器3につながる通路に切り替え、燃焼器12における燃焼を停止した状態で給気用送風機11及び排気用送風機21を稼動する。即ち、還気RAから熱を回収しつつ施設50内に外気OA1を供給する。これにより、施設50内の温度の低下を抑制しつつ、湿度の上昇及び二酸化炭素濃度の低下を抑制することができる。
(5)加湿運転
上記(1)低温二酸化炭素供給運転、(2)高温二酸化炭素供給運転、(3)換気運転及び(4)熱回収換気運転の何れかにおいて、水噴霧装置35によって給気室18に水を噴霧する。これにより、施設50内に供給される給気SAを加湿することができる。即ち、高湿度の空気(給気SA)を施設50の内部に供給することができる。
以上説明の如く、本実施形態によれば、施設50内の二酸化炭素の濃度を好適に制御しつつ施設50内の温湿度環境を所望のあらゆる条件(「低温・高湿」、「低温・低湿」、「高温・高湿」、「高温・低湿」)に近づけることができる。
なお、冷却用外気室27につながる冷却用外気吸込口24を開閉するダンパ等を設けても良い。これにより、上記(1)低温二酸化炭素供給運転において、外気温(冷却用外気OA2の温度)や施設50内の温度(還気RAの温度)等に応じて、冷却用外気OA2を吸い込むか否かを調整することができる。例えば、外気温が施設50内の温度よりも低い場合、冷却用外気吸込口24から冷却用外気OA2を吸い込むことにより、燃焼排気ガスを含む空気をより低い温度まで冷却することができる。
また、還気RAを流す送風機と、冷却用外気OA2を流す送風機と、を別々に設けても良い。これにより、夫々の送風機の稼動を個別に制御することにより、還気RA及び冷却用外気OA2の流量を調節して給気SAの温度を好適に制御することができる。
また、熱交換器3を複数設けても良い。その場合、還気RAを流す熱交換器3と、冷却用外気OA2を流す熱交換器3と、を分けて設け、給気経路10の上流側に還気RAを流す熱交換器3を配設し、下流側に冷却用外気OA2を流す熱交換器3を配設しても良い。これにより、還気RAによって冷却された燃焼排気ガスを含む空気を、還気RAよりも温度の低い冷却用外気OA2を利用して更に低い温度にまで冷却することができる。
また更に、冷却用外気OA2として、例えば、蒸気圧縮式冷凍サイクル回路を備えるヒートポンプ装置等の蒸発器から吹き出される空気を利用しても良い。これにより、ヒートポンプ装置等の排熱(冷熱)を有効に利用して燃焼排気ガスを含む空気を冷却することができる。
また、二酸化炭素供給装置1、101、201、301は、施設50の内部に設置されても良い。その場合、外気吸込口14、冷却用外気吸込口24及び排気口26に、施設50の外部につながるダクト等を接続すれば良い。
また、燃焼器12による二酸化炭素の発生に代えて若しくは加えて、別途設けられる貯蔵容器(ボンベ)等から二酸化炭素を供給しても良い。これにより、例えば、暖房が不要な状態等において、施設50内の温度及び湿度を好適に制御しつつ施設50内の二酸化炭素の濃度を高めることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更実施が可能である。
1、101、201、301 二酸化炭素供給装置
3 熱交換器
10 給気経路
11 給気用送風機
12 燃焼器
13 熱交換通路
14 外気吸込口
16 給気口
17 外気室
18 給気室
20 排気経路
21 排気用送風機
23 熱交換通路
24 冷却用外気吸込口
25 還気口
26 排気口
27 冷却用外気室
28 排気室
30 バイパス経路
31 ダンパ
35 水噴霧装置

Claims (6)

  1. 農事用施設の内部につながる給気経路に設けられる燃焼器と、
    前記燃焼器の下流となる前記給気経路に一方の熱交換通路が介装される熱交換器と、
    前記給気経路に設けられて前記給気経路に空気を流す給気用送風機と、
    前記熱交換器の前記一方の熱交換通路と交熱的に設けられる他方の熱交換通路につながり前記他方の熱交換通路に空気を流す排気用送風機と、を有し、
    前記燃焼器で発生する燃焼排気ガスを含む空気を、前記熱交換器において前記他方の熱交換通路を流れる空気と熱交換させて冷却し、前記農事用施設の内部に供給することを特徴とする二酸化炭素供給装置。
  2. 前記他方の熱交換通路につながる冷却用外気吸込口と、を有し、
    前記排気用送風機は、前記冷却用外気吸込口から外気を導入して前記他方の熱交換通路に流すことを特徴とする請求項1に記載の二酸化炭素供給装置。
  3. 前記他方の熱交換通路と前記農事用施設の内部とを連通させる還気口と、を有し、
    前記排気用送風機は、前記還気口を介して前記農事用施設の内部から空気を導入して前記他方の熱交換通路に流すことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の二酸化炭素供給装置。
  4. 前記給気経路に形成されて前記熱交換器を迂回して空気を流すバイパス経路と、
    前記パイパス経路を開閉するダンパと、を有し、
    前記燃焼器で発生する燃焼排気ガスを含む空気を、前記バイパス経路を通過させて、前記農事用施設の内部に供給することを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の二酸化炭素供給装置。
  5. 前記燃焼器における燃焼を停止した状態で前記給気用送風機を稼動して前記農事用施設の内部に空気を供給することを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の二酸化炭素供給装置。
  6. 前記給気経路を流れる空気に水を噴霧する水噴霧装置と、を有することを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の二酸化炭素供給装置。
JP2015083107A 2015-04-15 2015-04-15 二酸化炭素供給装置 Pending JP2016202007A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015083107A JP2016202007A (ja) 2015-04-15 2015-04-15 二酸化炭素供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015083107A JP2016202007A (ja) 2015-04-15 2015-04-15 二酸化炭素供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016202007A true JP2016202007A (ja) 2016-12-08

Family

ID=57486042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015083107A Pending JP2016202007A (ja) 2015-04-15 2015-04-15 二酸化炭素供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016202007A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019041637A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 井関農機株式会社 栽培設備
KR20200039398A (ko) * 2018-10-05 2020-04-16 정영훈 시설재배용 이산화탄소 공급시스템

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019041637A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 井関農機株式会社 栽培設備
KR20200039398A (ko) * 2018-10-05 2020-04-16 정영훈 시설재배용 이산화탄소 공급시스템
KR102109959B1 (ko) 2018-10-05 2020-05-12 정영훈 시설재배용 이산화탄소 공급시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5193235B2 (ja) 完全制御型植物工場システム
WO2012115463A3 (ko) 열에너지 회수형 환기장치
JP2016220567A (ja) 二酸化炭素供給装置
KR101744334B1 (ko) 농사용 비닐하우스나 온실에 적합한 열풍기
KR101266488B1 (ko) 열회수형 환기방식을 포함한 농업용 냉난방장치
EP3986116B1 (en) Greenhouse
JP2016202007A (ja) 二酸化炭素供給装置
KR200483298Y1 (ko) 송풍챔버 및 이를 포함한 공기순환시스템
JP2011144957A (ja) ふく射冷暖房パネル、空調システム及び植物工場
JP7232468B2 (ja) 空気調和装置
CN202750700U (zh) 一体式排湿热回收烟叶烤房
JP2011188785A (ja) 施設園芸ハウス用ヒートポンプ式空気調和機
CN202043503U (zh) 一种温室换气装置
KR101677052B1 (ko) 열회수 환기장치 및 열회수 환기방법
WO2009008067A1 (ja) ペットハウス
CN205511229U (zh) 农业培植机及农业培植室
CN213019889U (zh) 空调器
KR101522548B1 (ko) 온실 히트펌프시스템용으로 냉난방 및 제습이 가능한 팬코일 유니트장치
JP6276633B2 (ja) 顕熱交換機と、ヒートポンプとを利用した施設園芸向け環境制御装置
JP3146438U (ja) 施設栽培用暖房装置
RU162439U1 (ru) Теплица с системой регулирования микроклимата
KR20060092448A (ko) 시설재배 하우스 및 축양장의 냉난방시스템
CN205511230U (zh) 农业培植机及农业培植室
CN105890078A (zh) 一种恒温除湿空气能热泵烘干新风空调
CN218184307U (zh) 一种果树大棚通风控温改进系统