JP2019041039A - 液処理装置および液処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理液の循環を開始した直後に、循環ライン内の処理液が汚染されることを抑制すること。【解決手段】実施形態に係る液処理装置は、タンクと、循環ラインと、ポンプと、フィルタと、背圧弁と、制御部とを備える。タンクは、処理液を貯留する。循環ラインは、タンクから送られる処理液をタンクへ戻す。ポンプは、循環ラインにおける処理液の循環流を形成する。フィルタは、循環ラインにおけるポンプの下流側に設けられる。背圧弁は、循環ラインにおけるフィルタの下流側に設けられる。制御部は、ポンプおよび背圧弁を制御する。そして、制御部は、循環ラインにおける処理液の循環を開始する際に、ポンプの吐出圧力が所定の第1圧力で立ち上がり、所定の時間経過後にポンプの吐出圧力が第1圧力より大きい第2圧力に増加するようにポンプの吐出圧力を制御する。【選択図】図5

Description

開示の実施形態は、液処理装置および液処理方法に関する。
従来、半導体ウェハ(以下、ウェハとも呼称する。)などの基板用の処理液を循環ラインで循環させるとともに、かかる循環ラインから分岐する分岐ラインを介して処理部に処理液を供給する液処理装置が知られている。かかる液処理装置の循環ラインには、処理液から異物を除去するフィルタが設けられている(特許文献1参照)。
特開2015−220318号公報
しかしながら、従来の循環ラインでは、処理液の循環を開始した直後に、ポンプの吐出圧力に起因して異物がフィルタを通り抜けることによって、循環ライン内の処理液が汚染されてしまう恐れがあった。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、処理液の循環を開始した直後に、循環ライン内の処理液が汚染されることを抑制することができる液処理装置および液処理方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る液処理装置は、タンクと、循環ラインと、ポンプと、フィルタと、背圧弁と、制御部とを備える。前記タンクは、処理液を貯留する。前記循環ラインは、前記タンクから送られる処理液を前記タンクへ戻す。前記ポンプは、前記循環ラインにおける前記処理液の循環流を形成する。前記フィルタは、前記循環ラインにおける前記ポンプの下流側に設けられる。前記背圧弁は、前記循環ラインにおける前記フィルタの下流側に設けられる。前記制御部は、前記ポンプおよび前記背圧弁を制御する。そして、前記制御部は、前記循環ラインにおける前記処理液の循環を開始する際に、前記ポンプの吐出圧力が所定の第1圧力で立ち上がり、所定の時間経過後に前記ポンプの吐出圧力が前記第1圧力より大きい第2圧力に増加するように前記ポンプの吐出圧力を制御する。
実施形態の一態様によれば、処理液の循環を開始した直後に、循環ライン内の処理液が汚染されることを抑制することができる。
図1は、実施形態に係る基板処理システムの概略構成を示す模式図である。 図2は、処理ユニットの構成を示す模式図である。 図3は、処理ユニットの具体的な構成例を示す模式図である。 図4は、実施形態における基板洗浄処理の概要を示す図である。 図5は、実施形態に係る処理流体供給源の概略構成を示す図である。 図6は、実施形態におけるポンプの吐出圧力と背圧弁の弁開度との推移について示す図である。 図7は、実施形態および参考例におけるフィルタの上流側と下流側との差圧の推移について示す図である。 図8は、基板処理システムが実行する基板処理の手順を示すフローチャートである。 図9は、処理流体供給源が実行する液処理の手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する液処理装置および液処理方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<基板処理システムの概要>
最初に、図1を参照しながら、実施形態に係る基板処理システム1の概略構成について説明する。図1は、実施形態に係る基板処理システム1の概略構成を示す図である。以下では、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする。
図1に示すように、基板処理システム1は、搬入出ステーション2と、処理ステーション3とを備える。搬入出ステーション2と処理ステーション3とは隣接して設けられる。
搬入出ステーション2は、キャリア載置部11と、搬送部12とを備える。キャリア載置部11には、複数枚の基板、実施形態では半導体ウェハW(以下、ウェハWと呼称する。)を水平状態で収容する複数のキャリアCが載置される。
搬送部12は、キャリア載置部11に隣接して設けられ、内部に基板搬送装置13と、受渡部14とを備える。基板搬送装置13は、ウェハWを保持するウェハ保持機構を備える。また、基板搬送装置13は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、ウェハ保持機構を用いてキャリアCと受渡部14との間でウェハWの搬送を行う。
処理ステーション3は、搬送部12に隣接して設けられる。処理ステーション3は、搬送部15と、複数の処理ユニット16とを備える。複数の処理ユニット16は、搬送部15の両側に並べて設けられる。
搬送部15は、内部に基板搬送装置17を備える。基板搬送装置17は、ウェハWを保持するウェハ保持機構を備える。また、基板搬送装置17は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、ウェハ保持機構を用いて受渡部14と処理ユニット16との間でウェハWの搬送を行う。
処理ユニット16は、基板搬送装置17によって搬送されるウェハWに対して所定の基板処理を行う。
また、基板処理システム1は、制御装置4を備える。制御装置4は、たとえばコンピュータであり、制御部18と記憶部19とを備える。記憶部19には、基板処理システム1において実行される各種の処理を制御するプログラムが格納される。制御部18は、記憶部19に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって基板処理システム1の動作を制御する。
なお、かかるプログラムは、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、その記憶媒体から制御装置4の記憶部19にインストールされたものであってもよい。コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体としては、たとえばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカードなどがある。
上記のように構成された基板処理システム1では、まず、搬入出ステーション2の基板搬送装置13が、キャリア載置部11に載置されたキャリアCからウェハWを取り出し、取り出したウェハWを受渡部14に載置する。受渡部14に載置されたウェハWは、処理ステーション3の基板搬送装置17によって受渡部14から取り出されて、処理ユニット16へ搬入される。
処理ユニット16へ搬入されたウェハWは、処理ユニット16によって処理された後、基板搬送装置17によって処理ユニット16から搬出されて、受渡部14に載置される。そして、受渡部14に載置された処理済のウェハWは、基板搬送装置13によってキャリア載置部11のキャリアCへ戻される。
<処理ユニットの概要>
次に、処理ユニット16の概要について、図2を参照しながら説明する。図2は、処理ユニット16の構成を示す模式図である。図2に示すように、処理ユニット16は、チャンバ20と、基板保持機構30と、処理流体供給部40と、回収カップ50とを備える。
チャンバ20は、基板保持機構30と処理流体供給部40と回収カップ50とを収容する。チャンバ20の天井部には、FFU(Fan Filter Unit)21が設けられる。FFU21は、チャンバ20内にダウンフローを形成する。
基板保持機構30は、保持部31と、支柱部32と、駆動部33とを備える。保持部31は、ウェハWを水平に保持する。支柱部32は、鉛直方向に延在する部材であり、基端部が駆動部33によって回転可能に支持され、先端部において保持部31を水平に支持する。駆動部33は、支柱部32を鉛直軸まわりに回転させる。
かかる基板保持機構30は、駆動部33を用いて支柱部32を回転させることによって支柱部32に支持された保持部31を回転させ、これにより、保持部31に保持されたウェハWを回転させる。
処理流体供給部40は、ウェハWに対して処理流体を供給する。処理流体供給部40は、処理流体供給源70に接続される。かかる処理流体供給源70の構成については後述する。
回収カップ50は、保持部31を取り囲むように配置され、保持部31の回転によってウェハWから飛散する処理液を捕集する。回収カップ50の底部には、排液口51が形成されており、回収カップ50によって捕集された処理液は、かかる排液口51から処理ユニット16の外部へ排出される。また、回収カップ50の底部には、FFU21から供給される気体を処理ユニット16の外部へ排出する排気口52が形成される。
次に、処理ユニット16の具体的な構成例について、図3を参照しながら説明する。図3は、処理ユニット16の具体的な構成例を示す模式図である。
図3に示すように、基板保持機構30が備える保持部31の上面には、ウェハWを側面から保持する保持部材311が設けられる。ウェハWは、かかる保持部材311によって保持部31の上面からわずかに離間した状態で水平保持される。なお、ウェハWは、基板処理が行われる表面を上方に向けた状態で保持部31に保持される。
処理流体供給部40は、複数(ここでは4つ)のノズル41a〜41dと、かかるノズル41a〜41dを水平に支持するアーム42と、アーム42を旋回および昇降させる旋回昇降機構43とを備える。
ノズル41aは、バルブ44aと流量調整器45aとを介してHFC供給源46aに接続される。HFC供給源46aには、たとえばHFC(HydroFluoroCarbon)などのウェハWを処理するCF系洗浄液が貯蔵される。なお、かかるCF系洗浄液はHFCに限られず、PFC(PerFluoroCarbon)やHFO(HydroFluoroOlefins)などを用いてもよい。
ノズル41bは、バルブ44bと流量調整器45bとを介してDHF供給源46bに接続される。DHF供給源46bには、たとえばDHF(Diluted HydroFluoric acid:希フッ酸)などのウェハWの残渣を洗浄する洗浄液が貯蔵される。なお、ウェハWの残渣を洗浄する洗浄液はDHFに限られず、有機剥離液などを用いてもよい。
ノズル41cは、バルブ44cと流量調整器45cとを介してDIW供給源46cに接続される。DIW(DeIonized Water:脱イオン水)は、たとえばリンス処理に用いられる。なお、リンス処理に用いる処理液はDIWに限られず、DHFをウェハW上から除去できるものであれば、その他の種類の処理液を用いてもよい。
ノズル41dは、バルブ44dと流量調整器45dとを介してIPA供給源46dに接続される。IPA(IsoPropyl Alcohol)は、たとえば置換処理に用いられる。なお、置換処理に用いる処理液はIPAに限られず、DIWより表面張力が低い溶剤であれば、その他の種類の溶剤を用いてもよい。
ノズル41aからは、HFC供給源46aより供給されるHFCが吐出される。ノズル41bからは、DHF供給源46bより供給されるDHFが吐出される。ノズル41cからは、DIW供給源46cより供給されるDIWが吐出される。ノズル41dからは、IPA供給源46dより供給されるIPAが吐出される。
<洗浄処理の詳細>
次に、処理ユニット16におけるウェハWの洗浄処理の詳細について、図4を参照しながら説明する。図4は、実施形態における基板洗浄処理の概要を示す図である。なお、かかる基板洗浄処理が行われる前の工程で、ウェハWにはドライエッチング処理が行われているものとする。
まず、基板搬送装置17により、ウェハWが処理ユニット16のチャンバ20内に搬入される。そして、ウェハWは、基板処理される表面を上方に向けた状態で保持部材311に保持される。その後、駆動部33により、基板保持機構30がウェハWとともに所定の回転数で回転する。
次に、処理ユニット16では、図4の(a)に示すように、HFCによる第1洗浄処理が行われる。かかる第1洗浄処理では、処理流体供給部40のノズル41aがウェハWの中央上方に移動する。その後、バルブ44aが所定時間開放されることにより、ウェハWの表面に対してCF系洗浄液であるHFCが供給される。かかる第1洗浄処理により、ウェハWへのドライエッチングの際にウェハWに付着するフッ素系ポリマーを除去することができる。
次に、処理ユニット16では、図4の(b)に示すように、DHFによる第2洗浄処理が行われる。かかる第2洗浄処理では、処理流体供給部40のノズル41bがウェハWの中央上方に移動する。その後、バルブ44bが所定時間開放されることにより、ウェハWの表面に対して洗浄液であるDHFが供給される。
かかる第2洗浄処理により、ウェハWへのドライエッチングの際にウェハWに付着し、第1洗浄処理では除去されにくいフッ素系ポリマー以外の残渣を除去することができる。
次に、処理ユニット16では、DIWによるリンス処理が行われる。かかるリンス処理では、処理流体供給部40のノズル41cがウェハWの中央上方に移動し、バルブ44cが所定時間開放されることにより、ウェハWの表面に対してリンス液であるDIWが供給される。このリンス処理により、ウェハW上に残存するDHFを除去する。
次に、処理ユニット16では、IPAによる置換処理が行われる。かかる置換処理では、処理流体供給部40のノズル41dがウェハWの中央上方に移動し、バルブ44dが所定時間開放されることにより、ウェハWの表面にIPAが供給される。これにより、ウェハWの表面に残存するDIWがIPAに置換される。
つづいて、処理ユニット16では、ウェハWを乾燥させる乾燥処理が行われる。かかる乾燥処理では、たとえば、駆動部33により基板保持機構30を高速回転させることにより、保持部材311に保持されるウェハW上のIPAを振り切る。
その後、処理ユニット16では、搬出処理が行われる。搬出処理では、ウェハWの回転を停止させた後、基板搬送装置17により、ウェハWが処理ユニット16から搬出される。かかる搬出処理が完了すると、1枚のウェハWについての一連の基板処理が完了する。
ここまで説明したように、実施形態では、CF系洗浄液(たとえば、HFC)による第1洗浄処理と、残渣除去用の洗浄液(たとえば、DHF)による第2洗浄処理とを連続して行う。これにより、実施形態によれば、ドライエッチング処理の際に付着するフッ素系ポリマーと、フッ素系ポリマー以外の残渣とを、ウェハWから良好に除去することができる。
なお、実施形態では、フッ素系ポリマーを除去する第1洗浄処理をCF系の洗浄液により実施した場合について示したが、第1洗浄処理は洗浄液を用いる場合に限られない。たとえば、第1洗浄処理を、CF系の溶剤を用いたベーパー洗浄や高温高圧洗浄、超臨界洗浄などにより行ってもよい。
また、実施形態では、第1洗浄処理の後に、残渣を除去する第2洗浄処理を行う場合について示したが、第1洗浄処理により残渣も除去できる場合には、必ずしも第2洗浄処理を行う必要はない。
<処理流体供給源の概要>
次に、基板処理システム1が備える処理流体供給源70の概略構成について、図5を参照しながら説明する。図5は、実施形態に係る処理流体供給源70の概略構成を示す図である。
図5に示すように、基板処理システム1が備える処理流体供給源70は、複数の処理ユニット16に処理液を供給する。なお、実施形態では、図3に示したHFC供給源46aと、DHF供給源46bと、DIW供給源46cと、IPA供給源46dとを、図5に示す処理流体供給源70でそれぞれ個別に構成する。
処理流体供給源70は、処理液を貯留するタンク102と、かかるタンク102から出てタンク102に戻る循環ライン104とを有する。かかる循環ライン104には、タンク102を基準として、上流側から順にポンプ106と、フィルタ108と、接続部110と、背圧弁114とが設けられる。
ポンプ106は、タンク102から出て、循環ライン104を通り、タンク102に戻る処理液の循環流を形成する。なお、実施形態において、ポンプ106の吐出圧力は、制御部18により制御可能である。
フィルタ108は、循環ライン104内を循環する処理液に含まれるパーティクルなどの汚染物質を除去する。
接続部110には、1つまたは複数の分岐ライン112が接続される。各分岐ライン112は、循環ライン104を流れる処理液を対応する各処理ユニット16に供給する。なお、各分岐ライン112には、必要に応じて、流量制御弁などの流量調整機構やフィルタなどを設けることができる。
背圧弁114は、かかる背圧弁114の上流側における処理液の圧力が所望の圧力より大きい場合には弁開度を大きくし、上流側における処理液の圧力が所望の圧力より小さい場合には弁開度を小さくすることにより、上流側における処理液の圧力を所望の圧力に保つ機能を有する。なお、実施形態において、背圧弁114の弁開度は制御部18により制御可能である。
なお、循環ライン104には、ここまで説明した各構成部材の他に、必要に応じて補機類(たとえば、ヒータやフローメータなど)がさらに設けられていてもよい。
また、タンク102は、タンク液補充部116と、ドレン部118とを有する。タンク液補充部116は、タンク102に処理液または処理液構成成分を補充する。ドレン部118は、タンク102内の処理液を交換する際などに、タンク102内の処理液を排出する。
ここまで説明した処理流体供給源70では、分岐ライン112が接続される接続部110の圧力を、背圧弁114を用いて所望の圧力に保持することによって、処理流体供給源70から各処理ユニット16への処理液の供給を円滑に行うことができる。
一方で、循環ライン104では、処理液の交換作業やトラブルからの復帰作業などの後で、処理液の循環を開始した直後に、ポンプ106の吐出圧力に起因して異物がフィルタ108を通り抜けることにより、循環ライン104内の処理液が汚染される場合があった。このように処理液が循環ライン104内で汚染された場合、再度長期間の循環を行うことにより、フィルタ108で処理液内の異物を除去する必要があることから、基板処理システム1の復帰に時間がかかる場合があった。
そこで、実施形態では、ポンプ106の吐出圧力と、背圧弁114の弁開度とを適宜制御することにより、処理液の循環を開始した直後に異物がフィルタ108を通り抜けることを抑制することとした。つづいては、かかる制御の詳細について、図6および図7を参照しながら説明する。
図6は、実施形態におけるポンプ106の吐出圧力と背圧弁114の弁開度との推移について示す図である。図6に示すように、処理流体供給源70では、ポンプ106が立ち上がる時間T1より前に、弁開度保持処理が行われる(ステップS1)。
かかる弁開度保持処理では、背圧弁114を制御することにより、かかる背圧弁114の弁開度を所定の弁開度V1で一定に保持する。換言すると、弁開度保持処理では、背圧弁114の上流側における処理液の圧力値にかかわらず、背圧弁114における通常の弁開度の制御は行わない。
弁開度保持処理では、たとえば、背圧弁114が全開で一定となるように保持される。そして、かかる弁開度の保持状態が、ポンプ106を立ち上げる際にも維持される。
弁開度保持処理につづいて、処理流体供給源70では、循環開始処理が行われる(ステップS2)。かかる循環開始処理では、ポンプ106を制御することにより、時間T1でポンプ106を立ち上げる。
ここで、循環開始処理の際には、ポンプ106の吐出圧力が所定の第1圧力P1になるように制御して、ポンプ106を立ち上げる。なお、かかる第1圧力P1は、ポンプ106における最大吐出圧力である第2圧力P2より小さい。なお、最大吐出圧力(第2圧力P2)より小さい第1圧力P1でポンプ106を動作させる手段としては、たとえば、ポンプ106にレギュレータを追加して、かかるレギュレータにより吐出圧力を低圧(第1圧力P1)と高圧(第2圧力P2)とで切り替えればよい。
図7は、実施形態および参考例におけるフィルタ108の上流側と下流側との差圧の推移について示す図である。なお、図7に示す参考例では、実施形態と異なり、時間T1において、ポンプ106を最大吐出圧力である第2圧力P2で立ち上げる。また、ポンプ106を立ち上げる前には、背圧弁114の上流側にはポンプ106の吐出圧力が印加されていないことから、背圧弁114の制御は働いていない状態である。
したがって、参考例では、ポンプ106が第2圧力P2で立ち上がり、背圧弁114の上流側に吐出圧力が印加されてから、背圧弁114の制御が開始される。しかしながら、かかる制御が安定して動作するまでには所定のタイムラグがあることから、制御が安定する時間Taまで背圧弁114は制御されない状態である。
すなわち、フィルタ108の上流側ではポンプ106から最大吐出圧力で処理液が吐出されるとともに、フィルタ108の下流側では背圧弁114が制御されない状態である。これにより、図7に示すように、ポンプ106が立ち上がる時間T1から、背圧弁114の制御が働く時間Taまでは、フィルタ108の上流側と下流側との間でフィルタ108の耐差圧を超えるような大きな差圧Dcがかかってしまう。したがって、参考例では、かかる大きな差圧Dcにより、異物がフィルタ108を通り抜ける恐れがあった。
一方で、実施形態では、ポンプ106の吐出圧力が最大吐出圧力(第2圧力P2)より小さい第1圧力P1となるように制御しながら、循環ライン104内における処理液の循環を開始する。これにより、ポンプ106を立ち上げた際に、フィルタ108の上流側に印加される圧力を低く抑えることができる。
すなわち、ポンプ106の吐出圧力が第1圧力P1となるように制御して処理液の循環を開始することにより、フィルタ108の上流側と下流側との間にかかる差圧を、参考例における差圧Dcより小さい差圧Daに抑えることができる。したがって、実施形態によれば、処理液の循環を開始した直後に、ポンプ106の吐出圧力に起因して異物がフィルタ108を通り抜けることを抑制することができる。
また、実施形態では、弁開度保持処理により、ポンプ106を立ち上げた際に、背圧弁114が全開で一定になるように制御されている。これにより、ポンプ106から吐出される処理液が最大吐出圧力より小さい第1圧力P1で吐出されている場合でも、循環ライン104内での処理液の流量を十分に確保することができる。これにより、ポンプ106にエアが混入したとしてもポンプ106内にエアが留まることを防止することができ、ポンプ106にエアが混入することによる不具合を防止することができる。
なお、弁開度保持処理では、背圧弁114は全開でなくともよく、循環ライン104内での処理液の流量を確保することができる弁開度V1で一定であればよい。これにより、第1圧力P1で吐出されている場合でも、循環ライン104内での処理液の流量を十分に確保することができる。
図6の説明に戻る。循環開始処理につづいて、処理流体供給源70では、弁開度制御処理が行われる(ステップS3)。かかる弁開度制御処理では、時間T2で背圧弁114における弁開度の制御を開始する。
なお、かかる「弁開度の制御」とは、背圧弁114の上流側における処理液の圧力が所望の圧力より大きい場合には弁開度を大きくし、上流側における処理液の圧力が所望の圧力より小さい場合には弁開度を小さくして、背圧弁114の上流側における圧力を所望の圧力で一定にする制御のことである。
また、かかる弁開度制御処理の後(すなわち、時間T2より後)には、図6に示すように、背圧弁114の弁開度が小さくなるように制御される。これは、ポンプ106の吐出圧力が最大吐出圧力より小さい第1圧力P1であることから、背圧弁114の上流側における圧力を所望の圧力に昇圧するために、背圧弁114を通過する処理液を絞る必要があるからである。
かかる弁開度制御処理につづいて、処理流体供給源70では、昇圧処理が行われる(ステップS4)。かかる昇圧処理では、時間T1から所定の時間経過し、差圧が安定する時間T3で、ポンプ106の吐出圧力を第1圧力P1から最大吐出圧力である第2圧力P2に昇圧させる。なお、図6に示すように、時間T3の時点では、背圧弁114の弁開度は弁開度保持処理における弁開度V1よりも小さい弁開度V2に減少している。
かかる昇圧処理により、フィルタ108の上流側における圧力が増加する。しかしながら、実施形態では、弁開度制御処理により、背圧弁114の弁開度が弁開度V2に減少していることから、背圧弁114の上流側(すなわち、フィルタ108の下流側)での圧力も増加している。
これにより、図7に示すように、最大吐出圧力での吐出が開始された直後(すなわち、時間T3の直後)に、フィルタ108の上流側と下流側との間にかかる差圧Dbが大きく増加することを抑制することができる。したがって、実施形態によれば、昇圧処理の直後において、異物がフィルタ108を通り抜けることを抑制することができる。
<処理の手順>
つづいて、実施形態に係る各種処理の手順について、図8および図9を参照しながら説明する。図8は、基板処理システム1が実行する基板処理の手順を示すフローチャートである。
図8に示すように、処理ユニット16では、まず、搬入処理が行われる(ステップS101)。搬入処理では、制御部18が、基板搬送装置17を制御して、処理ユニット16のチャンバ20内にウェハWを搬入させる。ウェハWは、基板処理される表面を上方に向けた状態で保持部材311に保持される。その後、制御部18は、駆動部33を制御して、基板保持機構30を所定の回転数で回転させる。
次に、処理ユニット16では、第1洗浄処理が行われる(ステップS102)。第1洗浄処理では、制御部18が、処理流体供給部40のノズル41aをウェハWの中央上方に移動させる。その後、制御部18が、バルブ44aを所定時間開放することにより、ウェハWの表面に対してCF系洗浄液であるHFCを供給する。
ウェハWの表面に供給されたHFCは、ウェハWの回転に伴う遠心力によってウェハWの表面全体に広がる。これにより、ウェハWに付着したフッ素系ポリマーがHFCによって除去される。
次に、処理ユニット16では、第2洗浄処理が行われる(ステップS103)。第2洗浄処理では、制御部18が、処理流体供給部40のノズル41bをウェハWの中央上方に移動させる。その後、制御部18が、バルブ44bを所定時間開放することにより、ウェハWの表面に対して残渣用の洗浄液であるDHFを供給する。
ウェハWの表面に供給されたDHFは、ウェハWの回転に伴う遠心力によってウェハWの表面全体に広がる。これにより、ウェハWに付着した残渣がDHFによって除去される。
次に、処理ユニット16では、リンス処理が行われる(ステップS104)。リンス処理では、制御部18が、処理流体供給部40のノズル41cをウェハWの中央上方に移動させ、バルブ44cを所定時間開放することにより、ウェハWの表面にリンス液であるDIWを供給する。
ウェハWの表面に供給されたDIWは、ウェハWの回転に伴う遠心力によってウェハWの表面全体に広がる。これにより、ウェハWの表面に残存するDHFがDIWで除去される。
次に、処理ユニット16では、置換処理が行われる(ステップS105)。置換処理では、制御部18が、処理流体供給部40のノズル41dをウェハWの中央上方に移動させ、バルブ44dを所定時間開放することにより、ウェハWの表面に溶剤であるIPAを供給する。
ウェハWの表面に供給されたIPAは、ウェハWの回転に伴う遠心力によってウェハWの表面全体に広がる。これにより、ウェハWの表面に残存するDIWがIPAに置換される。
つづいて、処理ユニット16では、ウェハWを乾燥させる乾燥処理が行われる(ステップS106)。乾燥処理では、たとえば、制御部18が、駆動部33を制御して基板保持機構30を高速回転させることにより、保持部材311に保持されるウェハW上のIPAを振り切る。
その後、処理ユニット16では、搬出処理が行われる(ステップS107)。搬出処理では、制御部18が、駆動部33を制御して、ウェハWの回転を停止させた後、基板搬送装置17を制御して、ウェハWを処理ユニット16から搬出させる。かかる搬出処理が完了すると、1枚のウェハWについての一連の基板処理が完了する。
図9は、処理流体供給源70が実行する液処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、処理液の交換作業やトラブルからの復帰作業などの後で行われる。図9に示すように、処理流体供給源70では、まず、弁開度保持処理が行われる(ステップS111)。弁開度保持処理では、制御部18が、背圧弁114を制御して、背圧弁114の弁開度が所定の弁開度V1で一定となるように保持する。かかる弁開度保持処理では、たとえば、背圧弁114が全開で一定となるように保持される。
次に、処理流体供給源70では、循環開始処理が行われる(ステップS112)。循環開始処理では、制御部18が、ポンプ106を制御して、循環ライン104内における処理液の循環を開始する。なお、循環開始処理においてポンプ106を立ち上げる際の吐出圧力は、最大吐出圧力(第2圧力P2)より小さい第1圧力P1で制御される。
次に、処理流体供給源70では、弁開度制御処理が行われる(ステップS113)。弁開度制御処理では、制御部18が、背圧弁114を制御して、かかる背圧弁114の上流側における圧力を所望の圧力で一定となるように、弁開度の制御を行う。なお、実施形態では、ポンプ106の吐出圧力が最大吐出圧力より小さい第1圧力P1であることから、背圧弁114の弁開度が小さくなるように制御される。
その後、処理流体供給源70では、昇圧処理が行われる(ステップS114)。昇圧処理では、制御部18が、ポンプ106を制御して、ポンプ106の吐出圧力を、第1圧力P1から最大吐出圧力である第2圧力P2に昇圧する。かかる昇圧処理が完了すると、処理流体供給源70での一連の液処理が完了する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。たとえば、実施形態では、昇圧処理において、ポンプ106の吐出圧力を最大吐出圧力である第2圧力P2に昇圧する例について示したが、第2圧力P2は必ずしもポンプ106の最大吐出圧力でなくともよい。
実施形態に係る液処理装置は、タンク102と、循環ライン104と、ポンプ106と、フィルタ108と、背圧弁114と、制御部18とを備える。タンク102は、処理液を貯留する。循環ライン104は、タンク102から送られる処理液をタンク102へ戻す。ポンプ106は、循環ライン104における処理液の循環流を形成する。フィルタ108は、循環ライン104におけるポンプ106の下流側に設けられる。背圧弁114は、循環ライン104におけるフィルタ108の下流側に設けられる。制御部18は、ポンプ106および背圧弁114を制御する。そして、制御部18は、循環ライン104における処理液の循環を開始する際に、ポンプ106の吐出圧力が所定の第1圧力P1で立ち上がり、所定の時間経過後にポンプ106の吐出圧力が第1圧力P1より大きい第2圧力P2に増加するようにポンプ106の吐出圧力を制御する。これにより、処理液の循環を開始した直後に、ポンプ106の吐出圧力に起因して異物がフィルタ108を通り抜けることを抑制することができる。
また、実施形態に係る液処理装置において、制御部18は、循環ライン104における処理液の循環を開始する際に、背圧弁114が所定の弁開度V1で一定となるように背圧弁114を制御する。これにより、ポンプ106から吐出される処理液が最大吐出圧力より小さい第1圧力P1で吐出されている場合にも、循環ライン104内での処理液の流量を十分に確保することができる。
また、実施形態に係る液処理装置において、制御部18は、循環ライン104における処理液の循環を開始する際に、背圧弁114が全開で一定となるように背圧弁114を制御する。これにより、ポンプ106にエアが混入したとしてもポンプ106内にエアが留まることを防止することができ、ポンプ106にエアが混入することによる不具合を防止することができる。
また、実施形態に係る液処理装置において、制御部18は、ポンプ106の吐出圧力が第1圧力P1から第2圧力P2に増加する前に、弁開度が所定の弁開度V1から徐々に小さくなるように背圧弁114を制御する。これにより、昇圧処理の直後において、フィルタ108の上流側と下流側との間にかかる差圧が過剰に増加することを抑制することができる。
また、実施形態に係る液処理装置は、循環ライン104におけるフィルタ108と背圧弁114との間に設けられ、基板(ウェハW)を処理する処理部(処理ユニット16)に処理液を供給する分岐ライン112が接続される接続部110をさらに備える。これにより、処理流体供給源70から処理ユニット16への処理液の供給を円滑に行うことができる。
また、実施形態に係る液処理方法は、循環開始工程(ステップS112)と、昇圧工程(ステップS114)とを含む。循環開始工程(ステップS112)は、タンク102から送られる処理液をタンク102へ戻す循環ライン104において、処理液の循環を開始する際に、循環ライン104における処理液の循環流を形成するポンプ106の吐出圧力を所定の第1圧力P1で立ち上げる。昇圧工程(ステップS114)は、所定の時間経過後にポンプ106の吐出圧力を第1圧力P1より大きい第2圧力P2に増加させる。これにより、処理液の循環を開始した直後に、ポンプ106の吐出圧力に起因して異物がフィルタ108を通り抜けることを抑制することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
W ウェハ
1 基板処理システム
16 処理ユニット
18 制御部
70 処理流体供給源
102 タンク
104 循環ライン
106 ポンプ
108 フィルタ
110 接続部
114 背圧弁

Claims (6)

  1. 処理液を貯留するタンクと、
    前記タンクから送られる処理液を前記タンクへ戻す循環ラインと、
    前記循環ラインにおける前記処理液の循環流を形成するポンプと、
    前記循環ラインにおける前記ポンプの下流側に設けられるフィルタと、
    前記循環ラインにおける前記フィルタの下流側に設けられる背圧弁と、
    前記ポンプおよび前記背圧弁を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記循環ラインにおける前記処理液の循環を開始する際に、前記ポンプの吐出圧力が所定の第1圧力で立ち上がり、所定の時間経過後に前記ポンプの吐出圧力が前記第1圧力より大きい第2圧力に増加するように前記ポンプの吐出圧力を制御する
    液処理装置。
  2. 前記制御部は、
    前記循環ラインにおける前記処理液の循環を開始する際に、前記背圧弁が所定の弁開度で一定となるように前記背圧弁を制御する
    請求項1に記載の液処理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記循環ラインにおける前記処理液の循環を開始する際に、前記背圧弁が全開で一定となるように前記背圧弁を制御する
    請求項2に記載の液処理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記ポンプの吐出圧力が第1圧力から第2圧力に増加する前に、前記弁開度が所定の弁開度から徐々に小さくなるように前記背圧弁を制御する
    請求項2または3に記載の液処理装置。
  5. 前記循環ラインにおける前記フィルタと前記背圧弁との間に設けられ、基板を処理する処理部に前記処理液を供給する分岐ラインが接続される接続部をさらに備えること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の液処理装置。
  6. タンクから送られる処理液を前記タンクへ戻す循環ラインにおいて、前記処理液の循環を開始する際に、前記循環ラインにおける前記処理液の循環流を形成するポンプの吐出圧力を所定の第1圧力で立ち上げる循環開始工程と、
    所定の時間経過後に前記ポンプの吐出圧力を前記第1圧力より大きい第2圧力に増加させる昇圧工程と、
    を含む液処理方法。
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