JP2019041019A - プリント配線板およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】配線基板同士が高い接合強度で接合されたプリント配線板およびその製造方法を提供する。
【解決手段】第1配線基板1と、第1配線基板に積層された第2配線基板2とを備えたプリント配線板10。第1配線基板1は、第1絶縁層11と、第1絶縁層11の第1主面11aに形成された第1導電層12と、第1絶縁層11の第2主面11bに形成された第2導電層13とを有する。第2配線基板2は、第2絶縁層21と、第2絶縁層21の第3主面21aに形成された第3導電層22と、第2絶縁層21の第4主面21bに形成された第4導電層23とを有する。第3導電層22は第2導電層21に接合されている。第1導電層12と第2導電層13とは、第1絶縁層11に形成された第1孔部31を通して互いに接合されている。第3導電層22と第4導電層23とは、第2絶縁層21に形成された第2孔部32を通して互いに接合されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント配線板およびその製造方法に関する。
フレキシブルプリント配線板の製造において、配線板をロール形状で生産することは、枚葉形状で生産する方法と比較して生産性、品質等の面で利点が多い。配線板をロール形状とするには、枚葉形状の配線板の端部同士を接続する。配線板同士を接続する技術としては、超音波接合技術がある(例えば、特許文献1参照)。
超音波接合は、金属材に超音波振動を与えることによって金属間の結合を生じさせる技術である。超音波接合は、接着テープや接着剤を用いる接続方法とは異なり、接合面に介在物がない。超音波接合は、接着用樹脂を用いる場合と異なり、樹脂の硬化のための加熱処理および加熱時間が不要である点でも優れている。
特許文献1に記載のプリント配線板では、樹脂層に金属箔を積層した積層板同士が超音波接合によって接合されている。
特許第5151313号公報
超音波接合では、接合界面に十分な振動を与える必要がある。しかしながら、特許文献1に記載のプリント配線板では、接合する金属箔と金属箔の間に樹脂層が存在するため接合界面に十分な振動を伝えるのは難しく、接合界面において高い接合強度を得ることができなかった。
本発明の一態様は、配線基板同士が高い接合強度で接合されたプリント配線板およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るプリント配線板は、第1配線基板と、前記第1配線基板に積層された第2配線基板とを備え、前記第1配線基板は、第1絶縁層と、前記第1絶縁層の一方の面である第1主面に形成された第1導電層と、前記第1絶縁層の前記第1主面とは反対の第2主面に形成された第2導電層とを有し、前記第2配線基板は、第2絶縁層と、前記第2絶縁層の一方の面である第3主面に形成され、前記第2導電層に接合された第3導電層と、前記第2絶縁層の前記第3主面とは反対の第4主面に形成された第4導電層とを有し、前記第1導電層と前記第2導電層とは、前記第1絶縁層に形成された第1孔部を通して互いに接合され、前記第3導電層と前記第4導電層とは、前記第2絶縁層に形成された第2孔部を通して互いに接合されている。
前記プリント配線板において、前記第4導電層は、平坦に形成され、前記第3導電層は、前記第2孔部内に、前記第4導電層に近づく方向に曲げ変形されて少なくとも一部が前記第4導電層に接合された第3変形部を有し、前記第2導電層は、前記第3変形部に沿って曲げ変形されて少なくとも一部が前記第3導電層に接合された第2変形部を有し、前記第1導電層は、前記第2変形部に沿って曲げ変形されて少なくとも一部が前記第2導電層に接合された第1変形部を有する構成としてもよい。
前記プリント配線板において、前記第2導電層は、平坦に形成され、前記第1導電層は、前記第1孔部内に、前記第2導電層に近づく方向に曲げ変形されて少なくとも一部が前記第2導電層に接合された第1変形部を有し、前記第3導電層は、平坦に形成され、前記第4導電層は、前記第2孔部内に、前記第3導電層に近づく方向に曲げ変形されて少なくとも一部が前記第3導電層に接合された第4変形部を有する構成としてもよい。
本発明の一態様に係るプリント配線板の製造方法は、第1絶縁層と、前記第1絶縁層の一方の面である第1主面に形成された第1導電層と、前記第1絶縁層の前記第1主面とは反対の第2主面に形成された第2導電層とを有する第1配線基板と、第2絶縁層と、前記第2絶縁層の一方の面である第3主面に形成された第3導電層と、前記第2絶縁層の前記第3主面とは反対の第4主面に形成された第4導電層とを有する第2配線基板と、を積層する第1工程と、前記第1配線基板および前記第2配線基板に超音波を加えることによって、前記第1導電層と前記第2導電層との接合と、前記第2導電層と前記第3導電層との接合と、前記第3導電層と前記第4導電層との接合とを行う第2工程と、を有し、前記第2工程において、前記第1絶縁層に第1孔部を形成するとともに、前記第1導電層と前記第2導電層の少なくとも一方を他方に近づく方向に曲げ変形させて前記第1孔部を通して前記第1導電層と前記第2導電層とを接合し、かつ、前記第2絶縁層に第2孔部を形成するとともに、前記第3導電層と前記第4導電層の少なくとも一方を他方に近づく方向に曲げ変形させて前記第2孔部を通して前記第3導電層と前記第4導電層とを接合する。
前記プリント配線板の製造方法では、前記第2工程において、前記第1導電層側から前記超音波および圧力を加えることによって、前記第3導電層に、前記第2孔部内に前記第4導電層に近づく方向に曲げ変形されて少なくとも一部が前記第4導電層に接合された第3変形部を形成し、前記第2導電層に、前記第3変形部に沿って曲げ変形されて少なくとも一部が前記第3導電層に接合された第2変形部を形成し、前記第1導電層に、前記第2変形部に沿って曲げ変形されて少なくとも一部が前記第2導電層に接合された第1変形部を形成することができる。
前記プリント配線板の製造方法では、前記第2工程において、前記第1導電層側から前記超音波および圧力を加え、前記第4導電層から圧力を加えることによって、前記第1導電層に、前記第1孔部内に前記第2導電層に近づく方向に曲げ変形されて少なくとも一部が前記第2導電層に接合された第1変形部を形成し、前記第4導電層から圧力を加えることによって、前記第4導電層に、前記第2孔部内に前記第3導電層に近づく方向に曲げ変形されて少なくとも一部が前記第3導電層に接合された第4変形部を形成することができる。
本発明の一態様によれば、第1配線基板と第2配線基板とを接合させる際に、外部からの力が絶縁層を介さずに導電層同士の接合界面に作用する。そのため、導電層同士が接合する強度を高めることができる。したがって、配線基板同士を強固に接合することができる。
第1実施形態に係るプリント配線板を模式的に示す断面図である。 (A)図1のプリント配線板を製造する超音波接合装置の概略を示す側面図である。(B)超音波接合装置の概略を示す平面図である。 図1のプリント配線板の製造工程を模式的に示す図である。 第2実施形態に係るプリント配線板を模式的に示す断面図である。 図4のプリント配線板の製造工程を模式的に示す図である。
以下、好適な実施形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。なお、以下に示す実施形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために、例を挙げて説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定しない。また、以下の説明に用いる図面は、本発明の特徴を分かりやすくするために、便宜上、要部となる部分を拡大している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、本発明の特徴を分かりやすくするために、便宜上、省略した部分がある。
[第1実施形態](プリント配線板)
本発明の第1実施形態に係るプリント配線板10の構成について、図1を用いて説明する。図1は、プリント配線板10を模式的に示す断面図である。なお、平面視とは、第1配線基板1および第2配線基板2の厚さ方向に平行な方向から見ることをいう。
図1に示すように、プリント配線板10は、第1配線基板1と、第2配線基板2とを備えている。
第1配線基板1と第2配線基板2とは少なくとも一部が積層されている。プリント配線板10では、第1配線基板1の端部領域1Aと、第2配線基板2の端部領域2Aとが重ねられている。端部領域1Aは第1配線基板1の端部1aを含む領域である。端部領域2Aは第2配線基板2の端部2aを含む領域である。
第1配線基板1は、第1絶縁層11と、第1導電層12と、第2導電層13とを備えている。
第1絶縁層11は、絶縁材料で構成されている。絶縁材料としては、例えばポリイミド樹脂、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、LCP(液晶ポリマー)樹脂、ガラスエポキシなどが挙げられる。第1絶縁層11は、可撓性を有する基材(フレキシブル基材)であってもよい。
第1絶縁層11には、第1孔部31が形成されている。第1孔部31は、第1絶縁層11を厚さ方向に貫通して形成されている。第1孔部31は、第1主面11aから第2主面11bにかけて内形寸法が徐々に小さくなるように形成されている。第1孔部31は、例えば平面視において円形である。
第1導電層12は、第1絶縁層11の第1主面11aに形成されている。第1主面11aは、第1絶縁層11の一方の面(図1では上面)である。
第2導電層13は、第1絶縁層11の第2主面11bに形成されている。第2主面11bは、第1絶縁層11の他方の面(図1では下面)である。
第1導電層12および第2導電層13は、銅、半田等の金属などの導電体で構成される。第1導電層12および第2導電層13は、例えば銅箔などの金属箔で形成される。第1導電層12および第2導電層13は、銀、銅などの金属粒子を含む導電性ペーストで形成されていてもよい。
第2配線基板2は、第2絶縁層21と、第3導電層22と、第4導電層23とを備えている。
第2絶縁層21は、絶縁材料(前述)で構成されている。第2絶縁層21は、可撓性を有する基材(フレキシブル基材)であってもよい。
第2絶縁層21には、第2孔部32が形成されている。第2孔部32は、第2絶縁層21を厚さ方向に貫通して形成されている。第2孔部32は、第3主面21aから第4主面21bにかけて内形寸法が徐々に小さくなるように形成されている。第2孔部32は、例えば平面視において円形である。
第3導電層22は、第2絶縁層21の第3主面21aに形成されている。第3主面21aは、第2絶縁層21の一方の面(図1では上面)である。
第4導電層23は、第2絶縁層21の第4主面21bに形成されている。第4主面21bは、第2絶縁層21の他方の面(図1では下面)である。第4導電層23は、第4主面21bに沿って、全域にわたって平坦に形成されている。
第3導電層22および第4導電層23は、銅、半田等の金属などの導電体、例えば銅箔などの金属箔で形成される。第3導電層22および第4導電層23は、銀、銅などの金属粒子を含む導電性ペーストで形成されていてもよい。
第3導電層22は、第4導電層23に近づく方向に曲げ変形された第3変形部24を有する。第3変形部24は、第2孔部32内に、第2孔部32の内面に沿って形成されている。第3変形部24は、例えば第3主面21aから第4主面21bに向けて徐々に径が小さくなる円錐状または円錐台状に形成されている。第3変形部24は、頂点部24aにおいて第4導電層23の上面(対向面23a)に接合されている。第3変形部24が第4導電層23に接合されることによって、第3導電層22と第4導電層23とは、第2孔部32を通して互いに接合されている。
第2導電層13は、第3導電層22に近づく方向曲げ変形された第2変形部15を有する。第2変形部15は、第2孔部32内に、第3変形部24の内面に沿って形成されている。第2変形部15は、例えば第3主面21aから第4主面21bに向けて徐々に径が小さくなる円錐状または円錐台状に形成されている。第2変形部15は、外面のほぼ全域が第3変形部24の内面に当接し、その少なくとも一部が第3変形部24に接合されている。第2変形部15が第3変形部24に接合されることによって、第2導電層13と第3導電層22とは互いに接合されている。
第1導電層12は、第2導電層13に近づく方向に曲げ変形された第1変形部14を有する。第1変形部14は、第1孔部31内に、第1孔部31の内面に沿って形成されている。第1変形部14は、例えば第1主面11aから第2主面11bに向けて徐々に径が小さくなる円錐状または円錐台状に形成されている。第1変形部14は、少なくとも一部が第2導電層13の上面(対向面13a)に接合されている。第1変形部14が第2導電層13に接合されることによって、第1導電層12と第2導電層13とは、第1孔部31を通して互いに接合されている。
なお、変形部14,15,24の形状は円錐状または円錐台状に限定されない。変形部14,15,24は、例えば下方に向けて徐々に外形寸法が小さくなる四角錐状または四角錐台状であってもよい。その場合、変形部14,15,24は、平面視において四角形(例えば矩形)である。
[第1実施形態](プリント配線板の製造方法)
次に、プリント配線板の製造方法の第1実施形態について、図2(A)、図2(B)および図3を参照して説明する。
図2(A)は、プリント配線板10を製造する超音波接合装置200の概略を示す側面図である。図2(B)は、超音波接合装置200の概略を示す平面図である。図3は、プリント配線板10(図1参照)の製造工程を模式的に示す図である。
(第1工程)
図2(A)に示すように、第1配線基板1と第2配線基板2とを積層させる。図2(A)では、第1配線基板1の端部領域1Aと、第2配線基板2の端部領域2Aとが重ねられる。積層された状態の第1配線基板1および第2配線基板2を積層体3という。
(第2工程)
図2(A)および図2(B)に示すように、超音波接合装置200は、ホーン201と、アンビル202とを備えている。ホーン201は、アンビル202の上面202aに対向する位置に設けられている。ホーン201は、アンビル202に近づく方向に径が小さくなる形状、例えば円錐状、四角錐状などとされている。アンビル202の上面202aは積層体3が載置される面であり、平坦に形成されている。
第1配線基板1と第2配線基板2とが積層された部分(端部領域1A,2A)の一部をホーン201とアンビル202との間に配置する。ホーン201は第1配線基板1の第1導電層12に対面して位置し、アンビル202は第2配線基板2の第4導電層23に対面して位置している。第4導電層23の下面はアンビル202の上面202aに当接している。
図3に示すように、ホーン201を用いて、積層体3に、第1配線基板1側から超音波を加える。超音波の周波数は、例えば10KHz〜120KHzである。この際、ホーン201により積層体3に厚さ方向の圧力を加えることによって、超音波振動が積層体3に伝達しやすくなる。
第1配線基板1に超音波振動が加えられることにより、第1絶縁層11に第1孔部31が形成されるとともに、第1導電層12の一部が第2導電層13に近づく方向に変形し、第2導電層13に達する第1変形部14が形成される。第1変形部14は、超音波振動により第2導電層13に接合される。超音波振動による導電層同士の接合においては、例えば、導電層表面の酸化膜、付着物等が振動により除去され、新生面同士が密着することにより接合強度が高められる。
第1変形部14が第2導電層13に当接することによって、ホーン201からの超音波振動は第2配線基板2に伝わりやすくなる。
超音波振動により、第2絶縁層21に第2孔部32が形成されるとともに、第2導電層13および第3導電層22にそれぞれ第2変形部15および第3変形部24が形成される。第2変形部15は超音波振動により第3変形部24に接合され、かつ第3変形部24は超音波振動により第4導電層23に接合される。第4導電層23はほとんど変形せず、平坦な形状を維持する。
これによって、図1に示すプリント配線板10が得られる。
プリント配線板10は、第1導電層12と第2導電層13とが接合され、かつ第3導電層22と第4導電層23とが接合されているため、第1配線基板1と第2配線基板2とを接合させる際に、外部からの力が絶縁層を介さずに導電層同士の接合界面に作用する。そのため、導電層同士が接合する強度を高めることができる。したがって、第1配線基板1と第2配線基板2とを強固に接合することができる。
プリント配線板10では、第2導電層13が、第3変形部24に沿う第2変形部15を有するため、第2変形部15が第3変形部24に入り込んで接合される。そのため、第2導電層13と第3導電層22との接合強度を高めることができる。
さらに、第1導電層12が、第2変形部15に沿う第1変形部14を有するため、第1変形部14が第2変形部15に入り込んで接合される。そのため、第1導電層12と第2導電層13との接合強度を高めることができる。
[第2実施形態](プリント配線板)
本発明の第2実施形態に係るプリント配線板110の構成について、図4を用いて説明する。図4は、プリント配線板110を模式的に示す断面図である。
図4に示すように、プリント配線板110は、第1配線基板101と、第2配線基板102とを備えている。
第1配線基板101と第2配線基板102とは少なくとも一部が積層されている。プリント配線板110では、第1配線基板101の端部領域101Aと、第2配線基板102の端部領域102Aとが重ねられている。端部領域101Aは第1配線基板101の端部101aを含む領域である。端部領域102Aは第2配線基板102の端部102aを含む領域である。
第1配線基板101は、第1絶縁層111と、第1導電層112と、第2導電層113とを備えている。
第1絶縁層111は、絶縁材料(前述)で構成されている。第1絶縁層111は、可撓性を有する基材(フレキシブル基材)であってもよい。
第1絶縁層111には、第1孔部131が形成されている。第1孔部131は、第1絶縁層111を厚さ方向に貫通して形成されている。第1孔部131は、第1主面111aから第2主面111bにかけて内形寸法が徐々に小さくなるように形成されている。第1孔部131は、例えば平面視において円形である。
第1導電層112は、第1絶縁層111の第1主面111aに形成されている。第1主面111aは、第1絶縁層111の一方の面(図4では上面)である。
第2導電層113は、第1絶縁層111の第2主面111bに形成されている。第2主面111bは、第1絶縁層111の他方の面(図4では下面)である。第2導電層113は、第2主面111bに沿って、全域にわたって平坦に形成されている。
第1導電層112および第2導電層113は、銅、半田等の金属などの導電体、例えば銅箔などの金属箔で形成される。
第2配線基板102は、第2絶縁層121と、第3導電層122と、第4導電層123とを備えている。
第2絶縁層121は、絶縁材料(前述)で構成されている。第2絶縁層121は、可撓性を有する基材(フレキシブル基材)であってもよい。
第2絶縁層121には、第2孔部132が形成されている。第2孔部132は、第2絶縁層121を厚さ方向に貫通して形成されている。第2孔部132は、第3主面121aから第4主面121bにかけて内形寸法が徐々に大きくなるように形成されている。第2孔部132は、例えば平面視において円形である。
第3導電層122は、第2絶縁層121の第3主面121aに形成されている。第3主面121aは、第2絶縁層121の一方の面(図1では上面)である。第3導電層122は、第3主面121aに沿って、全域にわたって平坦に形成されている。
第4導電層123は、第2絶縁層121の第4主面121bに形成されている。第4主面121bは、第2絶縁層121の他方の面(図1では下面)である。
第3導電層122および第4導電層123は、銅、半田等の金属などの導電体、例えば銅箔などの金属箔で形成される。
第1導電層112は、第2導電層113に近づく方向に曲げ変形された第1変形部114を有する。第1変形部114は、第1孔部131内に、第1孔部131の内面に沿って形成されている。第1変形部114は、例えば第1主面111aから第2主面111bに向けて徐々に径が小さくなる円錐状または円錐台状に形成されている。第1変形部114は、頂点部114aにおいて第2導電層113の上面(対向面113a)に接合されている。第1変形部114が第2導電層113に接合されることによって、第1導電層112と第2導電層113とは、第1孔部131を通して互いに接合されている。
なお、第1変形部114は、少なくとも一部が第2導電層113に接合されていればよい。
第4導電層123は、第3導電層122に近づく方向に曲げ変形された第4変形部125を有する。第4変形部125は、第2孔部132内に、第2孔部132の内面に沿って形成されている。第4変形部125は、例えば第4主面121bから第3主面121aに向けて徐々に径が小さくなる円錐状または円錐台状に形成されている。第4変形部125は、頂点部125aにおいて第3導電層122の下面(対向面122a)に接合されている。第4変形部125が第3導電層122に接合されることによって、第3導電層122と第4導電層123とは、第2孔部132を通して互いに接合されている。
なお、第4変形部125は、少なくとも一部が第3導電層122に接合されていればよい。変形部114,125の形状は円錐状または円錐台状に限らず、四角錐状または四角錐台状であってもよい。
[第2実施形態](プリント配線板の製造方法)
次に、プリント配線板の製造方法の第2実施形態について、図5を参照して説明する。図5は、プリント配線板110の製造工程を模式的に示す図である。
(第1工程)
図5に示すように、第1配線基板101と第2配線基板102とを積層させる。積層された状態の第1配線基板101および第2配線基板102を積層体という。
(第2工程)
超音波接合装置300は、ホーン301と、アンビル302とを備えている。ホーン301は、アンビル302に対向する位置に設けられている。ホーン301は、アンビル302に近づく方向に径(外形寸法)が小さくなる形状、例えば円錐状、四角錐状などとされている。アンビル302は、ホーン301に近づく方向に径(外形寸法)が小さくなる形状、例えば円錐状、四角錐状などとされている。
ホーン301を用いて、積層体に、第1配線基板101側から超音波を加える。この際、ホーン301によって積層体に厚さ方向の圧力を加える。
第1配線基板101に超音波振動が加えられることにより、第1絶縁層111には第1孔部131が形成されるとともに、第1導電層112の一部が第2導電層113に近づく方向に変形し、第2導電層113に達する第1変形部114が形成される。第1変形部114は、超音波振動により第2導電層113に接合される。
第1変形部114が第2導電層113に当接することによって、ホーン301からの超音波振動は第2配線基板102に伝わりやすくなる。
超音波振動が第2配線基板102に伝えられるとともに、アンビル302により第2配線基板102に下面側(第4導電層123側)から厚さ方向の圧力が加えられることによって、第2絶縁層121に第2孔部132が形成されるとともに、第4導電層123に第4変形部125が形成される。第4変形部125は超音波振動により第3導電層122に接合される。第2導電層113および第3導電層122はほとんど変形せず、平坦な形状を維持する。
これによって、図4に示すプリント配線板110が得られる。
プリント配線板110は、第1導電層112と第2導電層113とが接合され、かつ第3導電層122と第4導電層123とが接合されているため、第1配線基板101と第2配線基板102とを接合させる際に、外部からの力が絶縁層を介さずに導電層同士の接合界面に作用する。そのため、導電層同士が接合する強度を高めることができる。したがって、第1配線基板101と第2配線基板102とを強固に接合することができる。
プリント配線板110では、第2導電層113および第3導電層122に変形がなく、かつ第1導電層112および第4導電層123の変形を小さくできるため、導電層の破損が起こりにくい。
実施形態のプリント配線板は、前述の例に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
図1に示すプリント配線板10は、第1配線基板1と第2配線基板2とが端部領域で積層されるが、第1配線基板1と第2配線基板2は全領域が積層されてもよい。
図1に示すプリント配線板10は、第3変形部24の頂点部24aのみが第4導電層23に接合されているが、第3変形部24は、少なくとも一部が第4導電層23に接合されていればよい。
前記第2工程において、第1導電層と第2導電層とを接合する際には、第1導電層と第2導電層の少なくともいずれか一方を他方に近づく方向に曲げ変形させる。この際、第1導電層と第2導電層のいずれを曲げ変形させるかについては特に限定されない。また、第1導電層と第2導電層の両方を互いに近づく方向に曲げ変形させてもよい。
図1に示すプリント配線板10は、複数の配線基板を積層した構造であるため複合配線基板である。プリント配線板10は、2枚の配線基板を備えているが、実施形態のプリント配線板は3枚以上の任意の数の配線基板を積層した構成であってよい。
1,101…第1配線基板、2,102…第2配線基板、10,110…プリント配線板、11,111…第1絶縁層、11a,111a…第1主面、11b,111b…第2主面、12,112…第1導電層、13,113…第2導電層、21,121…第2絶縁層、21a,121a…第3主面、21b,121b…第4主面、22,122…第3導電層、23,123…第4導電層、31,131…第1孔部、32,132…第2孔部、14,114…第1変形部、15…第2変形部、24…第3変形部、125…第4変形部。

Claims (6)

  1. 第1配線基板と、前記第1配線基板に積層された第2配線基板とを備え、
    前記第1配線基板は、第1絶縁層と、前記第1絶縁層の一方の面である第1主面に形成された第1導電層と、前記第1絶縁層の前記第1主面とは反対の第2主面に形成された第2導電層とを有し、
    前記第2配線基板は、第2絶縁層と、前記第2絶縁層の一方の面である第3主面に形成され、前記第2導電層に接合された第3導電層と、前記第2絶縁層の前記第3主面とは反対の第4主面に形成された第4導電層とを有し、
    前記第1導電層と前記第2導電層とは、前記第1絶縁層に形成された第1孔部を通して互いに接合され、
    前記第3導電層と前記第4導電層とは、前記第2絶縁層に形成された第2孔部を通して互いに接合されている、プリント配線板。
  2. 前記第4導電層は、平坦に形成され、
    前記第3導電層は、前記第2孔部内に、前記第4導電層に近づく方向に曲げ変形されて少なくとも一部が前記第4導電層に接合された第3変形部を有し、
    前記第2導電層は、前記第3変形部に沿って曲げ変形されて少なくとも一部が前記第3導電層に接合された第2変形部を有し、
    前記第1導電層は、前記第2変形部に沿って曲げ変形されて少なくとも一部が前記第2導電層に接合された第1変形部を有する、請求項1に記載のプリント配線板。
  3. 前記第2導電層は、平坦に形成され、
    前記第1導電層は、前記第1孔部内に、前記第2導電層に近づく方向に曲げ変形されて少なくとも一部が前記第2導電層に接合された第1変形部を有し、
    前記第3導電層は、平坦に形成され、
    前記第4導電層は、前記第2孔部内に、前記第3導電層に近づく方向に曲げ変形されて少なくとも一部が前記第3導電層に接合された第4変形部を有する、請求項1に記載のプリント配線板。
  4. 第1絶縁層と、前記第1絶縁層の一方の面である第1主面に形成された第1導電層と、前記第1絶縁層の前記第1主面とは反対の第2主面に形成された第2導電層とを有する第1配線基板と、
    第2絶縁層と、前記第2絶縁層の一方の面である第3主面に形成された第3導電層と、前記第2絶縁層の前記第3主面とは反対の第4主面に形成された第4導電層とを有する第2配線基板と、を積層する第1工程と、
    前記第1配線基板および前記第2配線基板に超音波を加えることによって、前記第1導電層と前記第2導電層との接合と、前記第2導電層と前記第3導電層との接合と、前記第3導電層と前記第4導電層との接合とを行う第2工程と、を有し、
    前記第2工程において、前記第1絶縁層に第1孔部を形成するとともに、前記第1導電層と前記第2導電層の少なくとも一方を他方に近づく方向に曲げ変形させて前記第1孔部を通して前記第1導電層と前記第2導電層とを接合し、かつ、前記第2絶縁層に第2孔部を形成するとともに、前記第3導電層と前記第4導電層の少なくとも一方を他方に近づく方向に曲げ変形させて前記第2孔部を通して前記第3導電層と前記第4導電層とを接合する、プリント配線板の製造方法。
  5. 前記第2工程において、前記第1導電層側から前記超音波および圧力を加えることによって、
    前記第3導電層に、前記第2孔部内に前記第4導電層に近づく方向に曲げ変形されて少なくとも一部が前記第4導電層に接合された第3変形部を形成し、
    前記第2導電層に、前記第3変形部に沿って曲げ変形されて少なくとも一部が前記第3導電層に接合された第2変形部を形成し、
    前記第1導電層に、前記第2変形部に沿って曲げ変形されて少なくとも一部が前記第2導電層に接合された第1変形部を形成する、請求項4に記載のプリント配線板の製造方法。
  6. 前記第2工程において、
    前記第1導電層側から前記超音波および圧力を加え、前記第4導電層から圧力を加えることによって、前記第1導電層に、前記第1孔部内に前記第2導電層に近づく方向に曲げ変形されて少なくとも一部が前記第2導電層に接合された第1変形部を形成し、
    前記第4導電層から圧力を加えることによって、前記第4導電層に、前記第2孔部内に前記第3導電層に近づく方向に曲げ変形されて少なくとも一部が前記第3導電層に接合された第4変形部を形成する、請求項4に記載のプリント配線板の製造方法。
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