JP2019040888A - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
Description
レンズと反射部とを備える照明器具であって、
前記レンズは、
凸レンズで構成され、前方に出射面を有するレンズ本体と、
前記レンズ本体の周縁から後方へ向かって延出される支持部と、を備え、
前記反射部は、径方向において前記レンズが中心に配置され、前方に向かって開いた形状の、光源からの光を反射するものであり、
前記レンズ本体の少なくとも一部と前記支持部の少なくとも一部とに、入射する光を拡散する光拡散部が設けられるものである。
光源は、前記反射部の後方に配置されることが好ましい。
前記レンズ本体に設けられる前記光拡散部と、前記支持部に設けられる前記光拡散部とは、同一の形状に加工されていることが好ましい。
前記光拡散部の少なくとも一部は、前記出射面において光源と、該光源の前方に配置される前記光源からの光を出射する出射口とを結ぶ線分で区画される領域内に配置されることが好ましい。
前記支持部は、外周面に係止突起を有することが好ましい。
前記支持部は、後端周縁から径方向外側に突出するフランジ部を有することが好ましい。
なお、本実施形態おける発光素子は、LED素子23であるが、EL素子などであっても良く、これに限定するものではない。レンズ31の詳細な構造については後述する。
なお、本実施形態では、光源としてCOB型発光モジュールを用いたが、光源の種類はCOB型発光モジュールに限定されず、例えばLED素子(表面実装タイプのLED素子)や有機EL素子(OLED)などであっても実現可能である。
また、基板22は、熱伝導性シート(図示せず)や放熱グリスを介して放熱部51(光源配置部53)に取り付けてもよく、これにより、光源部21のより高い放熱性を得ることができる。
レンズ31は、LED素子23が発した光(発光光)を配光制御するための光学部材である。レンズ31は、透光性の高い化学的に安定した光学材料(例えばアクリル樹脂、ポリカーボネート、ガラスなど)を適用して形成されるコリメートレンズである。レンズ31は、図4に示すように、略ハット状であり、凸レンズで構成されるレンズ本体32と、円筒部33と、光拡散部34と、フランジ部35とを有している。レンズ31は、反射部41の後部に取付けられる。
なお、本実施形態においては、基板22上にLED素子23が所定の領域を有するように配置されているが、当該領域の略中心を通る軸を光軸L1としている。出射円環面37は、本実施形態では平坦状としているが、曲面であってもよい。出射円環面37を曲面とすることで、入射底面32aに入射しレンズ本体32内を通った光を広角配光として出射させることができる。
なお、出射段差面36bは、本実施の形態ではレンズ31の出射面に含むこととしているが、本実施の形態に示すレンズの形状においては出射する光量は微小であるため、出射面に含まない場合がある。
また、出射凹部36は、レンズ本体32の厚さを薄くするとともに、入射底面32aの曲率を確保するために設けられている。仮に、本実施の形態に示すレンズ本体32の厚さを維持しながら出射凹部36を省略した場合、レンズ本体32の光軸中心部分が厚くなり、光効率(レンズ入射光に対する出射光の割合)が低下する。光効率の低下を避けるためにレンズ本体32を薄くした場合、入射底面32aの曲率が小さくなってしまい、LED素子23からの光を十分に平行化できない場合がある。そこで本実施の形態では、出射凹部36を設けることにより、レンズ本体32における光軸中心及びその近傍部分を薄くすることができるので光効率の低下を防ぐことができるとともに、入射底面32aの曲率を大きくすることができるのでLED素子23からの光を十分に平行化することができる。なお、必要とする光効率及び平行光を得ることができれば、出射凹部36は省略することができる。
なお、円筒部33は、本発明における支持部の一例である。
なお、本実施形態では、レンズ31の軸線Aに交差する光拡散部34(出射底面36a(凹部36cを含まない)及び出射円環面37)がディンプル形状で加工され、レンズ31の軸線Aと略平行に配置される光拡散部34(円筒部33が有する外周出射面33b)がバッフル形状で加工されるが、このような加工形状に限定されない。例えば、円筒部33が有する外周出射面33bもディンプル形状で加工してもよい。また、光拡散部34は、ディンプル形状に限らず、粗面化加工(例えば、シボ加工)により微細な凹凸を表面に形成したものであってもよい。また、光拡散部34は、ディンプル形状に加えて粗面化加工されたものであってもよい。また、出射底面36aおよび出射円環面37は、互いに異なるディンプル形状及び/または粗面化加工を施してもよい。例えば、出射底面36aにディンプル形状を設け、出射円環面37にディンプル形状及び粗面化加工を設ける構成としてもよい。また、光拡散部34は、複数のプリズムを有する形状であってもよい。また、光拡散部34は、透光性または光拡散性を有する塗料(例えば白色塗料)を塗布したり、光拡散膜を形成したり、透光性または光拡散性を有するフィルムを貼り付けたりする構成であってもよい。また、出射底面36aに形成される光拡散処理は、省略することができる。
なお,本実施形態の灯具本体11は、放熱部51を備える構成としているが、特に、限定するものではなく、放熱部51を備えない構成としてもよい。例えば、放熱部51に代えて電源ユニットを備える構成としてもよい。
なお、外装部61の形状は、砲弾型に限らず、円筒型、円錐型、角柱型であってもよい。また、外装部61の端部と側部には、貫通孔61ha・61hbが設けられている(図3参照)。以下に、外装部61の詳細な構造については説明する。
一方、貫通孔61hbは、外装部61の側部(光軸方向Yを上下方向Xに対して垂直とした際に上側となる側部)に設けられている。貫通孔61hbの形状は、光軸方向Yに対して垂直となる方向を下弦とした略円弧状となっている。放熱フィン56の一部は、それぞれの貫通孔61ha・61hbから視認できる。
なお、ブラケット81は、放熱部51のみまたは外装部61のみに、ボルト55によって取り付ける構成としてもよい。
なお、レンズ31の出射面に設ける光拡散部34については、本実施形態に限定するものではない。上述したように光拡散部34の少なくとも一部が線分La、Lbで区画される領域内に含まれていれば、本発明の効果が得られるので、光拡散部34の形成パターンは任意である。
なお、埋込型照明器具200の説明において、上述した照明器具100と実質的に同じ機能を有する部分は、図1から図7に示した照明器具100と同じ符号を用いて詳しい説明を省略する場合がある。
なお、取付バネの形状、取付位置、本数等については、本実施形態のものに限定されない。
レンズを備える照明器具であって、
前記レンズは、
凸レンズで構成され、前方に出射面を有するレンズ本体と、
前記レンズ本体の周縁から後方へ向かって光軸方向へ延出される円筒状の支持部と、を備え、
前記レンズ本体の少なくとも一部と前記支持部の少なくとも一部とに、入射する光を拡散する光拡散部が設けられるものである。
前記レンズ本体は、前記出射面側の中央に凹部を有することが好ましい。
前記凹部は、少なくとも底面に、入射する光を拡散する光拡散部が設けられることが好ましい。
前記光拡散部の少なくとも一部は、前記出射面において前記光源と、該光源の前方に配置される前記光源からの光を出射する出射口とを結ぶ線分で区画される領域内に配置されることが好ましい。
前記支持部は、外周面に係止突起を有することが好ましい。
前記支持部は、後端周縁から径方向外側に突出するフランジ部を有することが好ましい。
32 レンズ本体
33 円筒部
34 光拡散部
35 フランジ部
36 出射凹部
100 照明器具
Claims (6)
- レンズと反射部とを備える照明器具であって、
前記レンズは、
凸レンズで構成され、前方に出射面を有するレンズ本体と、
前記レンズ本体の周縁から後方へ向かって延出される支持部と、を備え、
前記反射部は、径方向において前記レンズが中心に配置され、前方に向かって開いた形状の、光源からの光を反射するものであり、
前記レンズ本体の少なくとも一部と前記支持部の少なくとも一部とに、入射する光を拡散する光拡散部が設けられる、照明器具。 - 請求項1に記載の照明器具であって、
光源は、前記反射部の後方に配置される、照明器具。 - 請求項1または2に記載の照明器具であって、
前記レンズ本体に設けられる前記光拡散部と、前記支持部に設けられる前記光拡散部とは、同一の形状に加工されている、照明器具。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の照明器具であって、
前記光拡散部の少なくとも一部は、前記出射面において光源と、該光源の前方に配置される前記光源からの光を出射する出射口とを結ぶ線分で区画される領域内に配置される、照明器具。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の照明器具であって、
前記支持部は、外周面に係止突起を有する、照明器具。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の照明器具であって、
前記支持部は、後端周縁から径方向外側に突出するフランジ部を有する、照明器具。
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