JP2008300207A - 照明装置 - Google Patents

照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008300207A
JP2008300207A JP2007145296A JP2007145296A JP2008300207A JP 2008300207 A JP2008300207 A JP 2008300207A JP 2007145296 A JP2007145296 A JP 2007145296A JP 2007145296 A JP2007145296 A JP 2007145296A JP 2008300207 A JP2008300207 A JP 2008300207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
end opening
emitting module
light
reflector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007145296A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Ogawa
光三 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP2007145296A priority Critical patent/JP2008300207A/ja
Publication of JP2008300207A publication Critical patent/JP2008300207A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Led Device Packages (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】半導体発光素子に対応して、目的とする配光特性を容易に作り出すことが可能な照明装置を提供する。
【解決手段】基体21およびこの基体にマトリックス状に配置された半導体発光素子11を有し、外形略矩形状をなす発光モジュール20と;発光モジュールに対向して配置された略矩形状をなす一端開口部31を形成したネック部32、略円形状をなす他端開口部33および一端開口部から他端開口部にわたり連続して形成された反射面34を有する反射体30と;を具備する照明装置を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発光ダイオード等の半導体発光素子を光源とした照明装置に関する。
近年、半導体発光素子、例えば発光ダイオードは、その発光効率の向上により、一般照明用の光源として採用した照明装置が商品化されてきている。
特に高輝度の発光ダイオードを複数個使用した丸型のダウンライトやスポットライトなどが盛んに商品化されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−49124号公報
しかしながら、特許文献1に示される照明装置では、目的に適した配光制御のために発光ダイオード一つ一つにレンズや反射鏡などの光制御手段を対応させ、それらを灯具で固定する構成となっている。一方、近年、発光ダイオード単体の発光効率は依然として右肩上がりに改善がすすんでおり、比較的短いスパンで仕様変更がなされ、新しいパッケージが次々と製品化されている。
これら背景により、発光ダイオード単体の光束が増えた場合、1台の照明装置に必要な発光ダイオードの個数は減るため必然的にレンズや反射鏡の個数も減り、灯具全体の見直しが必要となる。このため、常に最も効率がよく、また明るい発光ダイオードを使用するためには、灯具全体を短いスパンで見直さなければならず、開発コストが高騰する問題が生じている。
このため、照明装置の光源を発光ダイオード等の半導体発光素子で構成する場合には、短いスパンで製品化される半導体発光素子に対応して、目的とする配光特性を容易に作り出すことができる照明装置を如何に実現するかが重要な課題となっている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、半導体発光素子に対応して、目的とする配光特性を容易に作り出すことが可能な照明装置を提供しようとするものである。
請求項1に記載の照明装置の発明は、基体およびこの基体にマトリックス状に配置された半導体発光素子を有し、外形略矩形状をなす発光モジュールと;発光モジュールに対向して配置された略矩形状をなす一端開口部を形成したネック部、略円形状をなす他端開口部および一端開口部から他端開口部にわたり連続して形成された反射面を有する反射体と;を具備することを特徴とする。
本発明により、基体にマトリックス状に配置された半導体発光素子を有し、外形略矩形状をなす発光モジュールにより、使用する半導体発光素子の個数変更に対応することができる。
また、この発光モジュールに対向して配置された略矩形状をなす一端開口部を形成したネック部、略円形状をなす他端開口部および一端開口部から他端開口部にわたり連続して形成された反射面を有する反射体により、半導体発光素子の個数変更に対応した目的とする配光特性を容易に作り出すことができる。
本発明において、照明装置は、ダウンライトやスポットライト等、住宅用に限らず、オフィス等施設・業務用の各種の照明器具を構成しても、さらには、一般照明用の白熱電球に置き換え可能な発光ダイオードを用いたLED電球等を構成するものであってもよい。
基体は、回路部品が実装される配線基板等の回路基板であることが好ましいが、基体の構成および実装するための手段は特定のものに限定されない。
半導体発光素子は、発光ダイオードや半導体レーザーなど、半導体を発光源とした発光素子が許容される。
発光モジュールは、例えば、COB(Chip on board)技術を使用し、基体である、例えば、回路基板上に複数の半導体発光素子をマトリックス状に実装して配置した外形が略矩形状をなすものが許容される。また、マトリックスは、必要な個数の半導体発光素子を適宜選択して容易に配置できるように構成することが好ましいが、これを意図して設計したマトリックスではなくてもよく、要は必要個数の半導体発光素子が適宜配置できる構成のマトリックスであればよい。また、形状は略正方形をなすことが好ましいが、長方形をなす形状であってもよく、光源である半導体発光素子を効率よく配置でき、かつ目的とする配光を得るための全ての略矩形状なす形状が許容される。
反射体は、熱伝導性を有するアルミニウムやステンレス等の金属で構成することが好ましいが、その表面を鏡面加工したものでも、さらには、耐光性および電気絶縁性を有する白色の合成樹脂、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等で構成してもよい。
反射体の略矩形状をなすネック部は、外形略矩形状の発光モジュールに対応した形状をなしているが、全く同形状をなしている必要はなく、発光モジュールにマトリックス状に配置された半導体発光素子からの光を無駄なく効率的に捕捉できるように、発光モジュールの形状と略同形状の略矩形状の形態をなしていればよい。反射体の略円形状をなす開口部は、略円形をなしていることが好ましいが、厳密な円形をなしている必要はなく、例えば、発光モジュールが長方形をなしている場合には、長方形に対応した長円であってもよく、目的とする略回転対称の配光を得るための全ての略円形状が許容される。反射体の反射面は、略矩形状をなす一端開口部から略円形状をなす他端開口部にわたり連続して形成されるが、断面形状が略矩形状をなす部分と略円形状をなす部分の境界は、例えば、ネック部の近傍に形成しても、ネック部と他端開口部の略中間の位置に設けてもよく、目的とする配光を効率よく、かつ効果的に得るように、設計上の問題として適宜選択すればよい。反射体の略円形状をなす他端開口部に光路を制御するためのレンズ体等、別個の光制御手段をさらに付加してもよい。
請求項2に記載の照明装置の発明は、基体およびこの基体にマトリックス状に配置された半導体発光素子を有し、外形略正方形をなす発光モジュールと;発光モジュールに対向して配置された略正方形をなす一端開口部を形成したネック部、略円形をなす他端開口部および一端開口部から他端開口部にわたり連続して形成された反射面を有する反射体と;を具備することを特徴とする。
略正方形をなす発光モジュール、略正方形をなすネック部の一端開口部および略円形をなす他端開口部は、それぞれ厳密な正方形および円形をなしていることが必要条件ではなく、例えば、マトリックスの各辺の長さが多少異なる正方形でも、多少変形した円形であってもよく、発光モジュールにマトリックス状に配置された半導体発光素子からの光を無駄なく効率的に捕捉し、かつ目的とする略回転対称の配光を得るための全ての略正方形および略円形の形状が許容される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の照明装置において、前記反射体は、熱伝導性部材で構成し、ネック部を発光モジュールに熱的に連結して配置させたことを特徴とする。
本発明によれば、反射体は、熱伝導性部材で構成し、ネック部を発光モジュールに熱的に連結して配置させ、発光モジュールで発生した熱を反射体を介して放熱することができる。
反射体のネック部を発光モジュールに熱的に連結する手段は、シリコーン樹脂等の熱伝導性を有する接着剤で直接連結しても、アルミニウムや銅等、熱伝導性の優れた材質からなる熱伝導部材を介して間接的に連結するようにしてもよい。
請求項1記載の発明によれば、基体およびこの基体にマトリックス状に配置された半導体発光素子を有し、外形略矩形状をなす発光モジュールと;発光モジュールに対向して配置された略矩形状をなす一端開口部を形成したネック部、略円形状をなす他端開口部および一端開口部から他端開口部にわたり連続して形成された反射面を有する反射体により、使用する半導体発光素子の個数変更等に対応し、かつ目的とする略回転対称をなす配光特性を容易に作り出すことが可能な照明装置を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、基体およびこの基体にマトリックス状に配置された半導体発光素子を有し、外形略正方形をなす発光モジュールと、発光モジュールに対向して配置された略正方形をなす一端開口部を形成したネック部、略円形をなす他端開口部および一端開口部から他端開口部にわたり連続して形成された反射面を有する反射体により、使用する半導体発光素子の個数変更等に対応した目的とする略回転対称をなす配光特性を容易に作り出すことが可能な照明装置を提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、反射体は、熱伝導性部材で構成し、ネック部を発光モジュールに熱的に連結して配置させたことにより、発光モジュールで発生した熱を反射体を介して放熱することができ、発光モジュールの発光効率の向上および寿命を維持することが可能な照明装置を提供することができる。
以下、本発明に係る照明装置の実施形態について説明する。
図1〜図3に示すように、本実施例の照明装置10は、半導体発光素子11、半導体発光素子をマトリックス状に配置した発光モジュール20および反射体30で構成する。
光源となる半導体発光素子11は、高輝度、高出力の発光ダイオード(以下「LED」と称す)チップで構成する。
発光モジュール20は、COB(Chip on board)技術を使用し、本発明の基体を構成する回路基板21上に複数のLEDチップ11をマトリックス状(m×n)に実装して外形が略矩形状をなす形状に構成する。本実施例においては、一辺に17個、合計、最大289個のLEDチップ11が実装可能な外形が略正方形をなす形状に構成し、LEDチップの光束と照明装置として必要な光束に応じた必要な個数のLEDチップが、任意の位置に選択されて実装可能なマトリックスに構成し、m直列―n並列、m×2n直列―n/2並列などに電気的な接続がとられている(図3)。
反射体30は、アルミニウムのダイカスト製で、両端に開口部を有する光軸をx−xとした円筒状のケース部材として構成し、外形が略正方形をなす発光モジュール20に対向して配置され、略正方形の一端開口部31を有するネック部32と、略円形をなす他端開口部33と、一端開口部31からから他端開口部33にわたり連続して形成された反射面34を一体に形成する。
ネック部32における一端開口部31の形状は、略正方形の発光モジュール20にマトリックス状に配置された最大289個の全てのLEDチップ11から放射される光を全て捕捉できるように、略正方形の発光モジュールを内包するような略正方形をなす形状に形成する。また、ネック部32は、一端開口部31の内面と、内包した発光モジュール20の回路基板21の各辺との間に熱伝導性を有するシリコーン樹脂製の接着剤を塗布することにより、発光モジュールに対向して配置され、かつ熱的に連結されて固定される。他端開口部33は、目的とする略回転対称の配光を得るために、略円形状をなす形状に形成する。
反射面34は、略正方形に形成された一端開口部31から、略円形をなす他端開口部33に向けて、反射面の断面形状が略正方形から略円形に連続して徐々に変化するように形成する。反射面34の外面には、全周囲にわたり多数の放熱フィン35を反射体の光軸x−x方向に平行に突出させて一体に形成する。
上記に構成した照明装置、例えば、色温度5000K、平均演色評価指数Raが、70<Ra<80で発光モジュールを略正方形にして構成した照明装置によれば、反射体30はそのまま変更せずにLEDチップ11の使用個数を変更し配列を変えるのみで、略回転対称をなす配光特性が変わることなく、次の表1に示すような各種の出力を持つ照明装置が構成される。
Figure 2008300207
上記構成の照明装置10は、各種出力に応じて、ダウンライトやスポットライト等の光源部として用いられる。
次に、上記照明装置を用いて光源部を構成したミニクリプトンダウンライト(ミニクリプトン電球40W−100W対応)につきその構成を説明する。図4に示すように、ダウンライト50は、器具本体51、光源部52、光源を点灯するための電源部53、電源部に電源を供給する電源端子台54で構成する。
器具本体51は、一端部に光源部52および他端部に電源端子台54を配設し、内部に電源部53を収容するための両端が開放した円筒体をなす熱伝導性の良好なアルミニウムで構成する。また、器具本体51は、円筒体内部の一端部の開口51a側に位置して、仕切り板51bを一体に形成し、開口と仕切り板との間に光源部52を収納するための凹部からなる収納部51cを一体に形成する。図4中51dは収納部51cの側壁周囲に貫通して形成された複数個の放熱孔である。
光源部52は、上述した照明装置10を収納することにより構成する。すなわち、照明装置10は、ミニクリプトンダウンライト40Wから100Wに対応可能にするために、35mm角の略正方形の発光モジュール20を用い、高輝度、高出力のLEDチップ11を、発光モジュール20の中心部にチップ配列7×7に配置した。
また、遮光角θ1が60°(図1(b))、1/2ビーム角を80°を得るために、反射体30の深さ寸法hは約28mm、他端開口部33の直径dは約60mmとした。ネック部32における一端開口部31の開口寸法lは、35mm角の正方形の発光モジュール20を内包し、全てのLEDチップ11の光が補足できるように、約36mm角の正方形とした。これにより、器具効率81%、発光モジュール20の光束が345lm(ミニクリプトン電球40W相当)、中心光度約190cdが得られる。
また、反射体30の反射面34は、略正方形に形成された一端開口部31から略円形をなす他端開口部33に向けて、反射面の断面形状が略正方形から略円形に連続して徐々に変化するように形成してあるので、他端開口部33付近が略回転対称と近い形状となっている。このために、図5に示すように器具の配光および照度分布は略回転対称となる。
図5は、本実施例の照明装置10において、光の出射角度と光度の関係を測定し、その結果を示したグラフである。出射角度θ2(図1(b))を0°から60°の範囲で変化させ、照明装置の平面図である図1(a)に示すように、他端開口部33において、光軸x−xを中心として角度0°から10°毎に90°まで回転させた際の光度を測定したものであり、どの出射角度及びどの回転角においても光度は略一致しており、他端開口部33付近における配光および照度分布が略回転対称になっていることが理解される。
また、上記のようにネック部32の一端開口部31を35mm角の略正方形の発光モジュール20を内包し、全てのLEDチップ11の光が補足できるように、約36mm角の正方形としたので、器具効率が向上し、かつ小型化された照明装置が構成される。
因みに、ネック部32の一端開口部31を正方形でなく円形にすると、図6の外円aに示すように上記同様35mm角の発光モジュール20に対して、ネック部32の径を発光モジュールに外接するようにした場合、ネック部の径Φ1は約50mmとなり、遮光角θ1を60°、1/2ビーム角を80°を得るためには、反射体30の深さ寸法hは約40mm、他端開口部33の直径dは約85mmとなる。しかし、ミニクリプトン電球40Wから60W相当のダウンライトにおける主な反射体の開口サイズはΦ80mm程度であり、これに収まらない。このためLED化の大きなメリットとして小型化があるが、これに沿わなくなる。
また、図6の内円bのように、ネック部32の径Φ2を35mmとした場合、35mm角の発光モジュール20の方が大きいため、全てのLEDチップ11の光を補足できなくなり(図6斜線部分)、器具効率は64%、中心光度は160cd(発光モジュールの光束が345lmの場合)となり低くなる。
上記のように略回転対称の配光特性を有し、器具効率を向上して、かつ小型化した照明装置10は、略正方形の発光モジュール20の回路基板21の外面を、器具本体51の仕切り板51bに熱伝導性を有し電気絶縁性を有するシリコーン樹脂等からなる絶縁シート等を介して密着させ、ネジ等の固定手段により支持する。
これにより、反射体30の光軸x−x、すなわち、照明装置10の光軸が、円筒体からなる器具本体51の軸に合致し、さらに反射体30の略円形をなす他端開口部33が化粧枠55の内側に位置して配設され、同時に回路基板21と仕切り板51bが熱的に連結される。また、光を放射する反射体30の他端開口部33は略円形をなしているので、器具本体51には全体として平面視で略円形の発光面を有する光源部52が構成される。
電源部53は、上述のように器具本体51の光源部52に収納された照明装置10を点灯させるための点灯回路を有し、リード線により照明装置10に配線接続され、電源端子台54を介して100Vの商用電源が供給される。
なお、図4中55は、ダウンライトのリング状をなす化粧枠で、リング状をなす化粧枠の内面には、透明なアクリル樹脂で構成したカバー部材55aが嵌め込まれ固定される。
56はダウンライトを天井等へ設置するための支持具で、ステンレスの板材をプレス加工して形成した略L字形の2枚の板バネからなり、L字の垂直部分を器具本体51外側面に、径方向に対向して位置させて固定する。
上記により、一端部の光源部52に本実施例における照明装置10が組み込まれ、他端部に電源端子台54を配設し、内部に電源部53を収容した、高さ寸法Hが約84mm、化粧枠の直径寸法D1が約88mm、器具本体の直径寸法D2が約65mm、消費電力5WのAC100Vで駆動するミニクリプトン電球40W相当のダウンライト50が構成される。
上記構成のダウンライトは、被設置面である天井等に単体若しくは複数個を送り用ケーブルにより接続させて設置され点灯すると、略正方形の発光モジュール20に配置された各LEDチップ11が発光し、LEDから放射された光は、略正方形をなす反射体30の一端開口部31から取り込まれ、反射体の反射面34で反射しながら他端開口部33から放射される。
このとき、反射体の反射面34は、略正方形に形成された一端開口部31から略円形をなす他端開口部33に向けて、反射面の断面形状が略正方形から略円形に連続して徐々に変化するように形成してあるので、他端開口部33付近が略回転対称と近い形状となっており、図5に示すように器具の配光および照度分布は略回転対称となって部屋全体にわたり略均一な明るさで照明する。
各LEDチップ11から発生した熱は、発光モジュール20の回路基板21から仕切り板51bを介して面積の広いアルミニウムからなる器具本体51に効果的に伝達され効率よく放熱される。同時に反射面30の外面に一体に形成された多数の放熱フィン35からも器具本体51の放熱孔51dを介して外部に放出される。
また、LEDの仕様変更がなされ、LED単体の光束が増した場合は、次のように対応する。すなわち、発光モジュール20および反射体30は変更せずに、LED11チップの使用個数を、例えば、7×7から5×5に減らして略正方形の発光モジュールの中心部に配置する。
この変更手段のみで、所定の略回転対称の配光特性を変えずにLEDの仕様変更に応じたミニクリプトン電球40W相当のダウンライトが構成される。しかも、発光モジュール20および反射体30の設計を見直すことなく行える。
また、異なる出力の、例えば、60Wや100Wミニクリプトン電球相当のダウンライトを構成する場合には、次のように対応する。すなわち、LED11チップの使用個数を、上記の表1に示すように、7×7から8×9に変更して60Wミニクリプトン電球相当のダウンライトを構成する。また、12×13に変更して100Wミニクリプトン電球相当のダウンライトを構成する。これらの変更も発光モジュール20および反射体30の設計を見直すことなく行える。
また、逆に、発光モジュール20および反射体30はそのままで、配光を変更する場合、例えば、照射面が横に長い長円形状の配光を得る場合には、LEDチップを発光モジュールに2×20のように横に長くして配列すればよい。
以上、本実施例によれば、回路基板およびこの回路基板にマトリックス状に配置したLEDチップ11を有し、外形が略正方形をなす発光モジュール20により、使用するLEDチップ11の個数変更に対応することができる。
また、この発光モジュール20に対向して配置された略正方形をなす一端開口部31を形成したネック部32、略円形状をなす他端開口部33および一端開口部31から他端開口部33にわたり連続して形成された反射面34を有する反射体により、使用するLEDチップ11の個数を変更しても発光モジュール20および反射体30の設計を見直すことなく、かつ配光性能を損なうことなく略回転対称の所期の所定の配光特性をそのまま容易に作り出すことができる。
これにより、LEDの仕様変更に対しても容易に対応することができ開発コストの高騰化を抑制することができる。同時に発光モジュールおよび反射体を共通化して、各種出力を有する照明器具を構成することができ、開発コストを低減することもできる。
また、発光モジュール20および反射体30の設計を見直すことなく、LEDチップの配列のみを変えることにより各種の配光特性を容易に得ることも可能となる。
また、発光モジュールは略正方形となし、LEDチップをマトリックス状に配置するようにしたので、LEDチップ同士の電気的接続が容易になり、チップ数の変更に対しても容易に対応することができコスト的に有利となる。因みに、発光モジュールを円形にして同心円状にLEDチップを配置した場合には、LEDチップ同士の電気的接続が複雑となり、チップ数の変更は容易でなく専用の回路パターンが必要となるなど開発コストがかさむ。
反射体30は、アルミニウムで構成し、外面に多数の放熱フィン35を一体に形成してネック部32を発光モジュール20に熱的に連結して配置させたので、各LEDチップ11で発生した熱は反射体を介して効果的に放熱することができ、LEDの発光効率の向上および寿命を維持することができる。また、ダウンライト等の照明器具の光源部に組み込んだ場合でも、発光モジュールの回路基板から面積の広い器具本体側に効果的に伝達され効率よく放熱される。
以上、本実施例において、照明装置によりダウンライトを構成したが、スポットライト等、住宅用、さらにはオフィス等施設、業務用などの各種の照明器具を構成してもよい。
また、図7に示すように、一般照明用の白熱電球に置き換え可能な発光ダイオードを用いたLED電球60を構成してもよい。
すなわち、LED電球60は、本実施例の照明装置を組み込んだ光源部61と、点灯装62を収納したカバー部材63と、口金64で構成する。口金64は一般照明用の白熱電球用のソケットに装着可能な、例えばE26形口金で構成する。
このLED電球によれば、光源部61における発光モジュールおよび反射体は見直さずに、使用するLEDチップの個数を変更するのみで、40W、60W、100W等の各種の電球を構成することができ、コスト的に有利なLED電球を提供することができる。また、LEDの仕様変更にも容易に対応可能なLED電球を提供することができる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上述の実施例に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の設計変更を行うことができる。
本発明の実施形態に係る照明装置を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図、(c)は底面図。 同じく照明装置の斜視図。 同じく照明装置の発光モジュールの平面図。 同じく照明装置を光源部に使用したダウンライトの縦断面図。 同じく照明装置の光の出射角度と光度の関係を測定した結果のグラフ。 同じく照明装置の他の例を示す底面図。 同じく照明装置を光源部に使用したLED電球を示す断面図。
符号の説明
10 照明装置
11 半導体発光素子
20 発光モジュール
21 基体
30 反射体
31 一端開口部
32 ネック部
33 他端開口部
34 反射面

Claims (3)

  1. 基体およびこの基体にマトリックス状に配置された半導体発光素子を有し、外形略矩形状をなす発光モジュールと;
    発光モジュールに対向して配置された略矩形状をなす一端開口部を形成したネック部、略円形状をなす他端開口部および一端開口部から他端開口部にわたり連続して形成された反射面を有する反射体と;
    を具備することを特徴とする照明装置。
  2. 基体およびこの基体にマトリックス状に配置された半導体発光素子を有し、外形略正方形をなす発光モジュールと;
    発光モジュールに対向して配置された略正方形をなす一端開口部を形成したネック部、略円形をなす他端開口部および一端開口部から他端開口部にわたり連続して形成された反射面を有する反射体と;
    を具備することを特徴とする照明装置。
  3. 前記反射体は、熱伝導性部材で構成し、ネック部を発光モジュールに熱的に連結して配置させたことを特徴とする請求項1または2記載の照明装置。

JP2007145296A 2007-05-31 2007-05-31 照明装置 Pending JP2008300207A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007145296A JP2008300207A (ja) 2007-05-31 2007-05-31 照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007145296A JP2008300207A (ja) 2007-05-31 2007-05-31 照明装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008300207A true JP2008300207A (ja) 2008-12-11

Family

ID=40173529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007145296A Pending JP2008300207A (ja) 2007-05-31 2007-05-31 照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008300207A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010143577A1 (ja) * 2009-06-10 2010-12-16 シャープ株式会社 照明装置
WO2012063488A1 (ja) * 2010-11-09 2012-05-18 パナソニック株式会社 ランプ及び照明装置
US8500298B2 (en) 2010-02-26 2013-08-06 Toshiba Lighting & Technology Corporation Lighting fixture

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010143577A1 (ja) * 2009-06-10 2010-12-16 シャープ株式会社 照明装置
US8500298B2 (en) 2010-02-26 2013-08-06 Toshiba Lighting & Technology Corporation Lighting fixture
WO2012063488A1 (ja) * 2010-11-09 2012-05-18 パナソニック株式会社 ランプ及び照明装置
US20130141922A1 (en) * 2010-11-09 2013-06-06 Panasonic Corporation Lamp and lighting apparatus
US9194570B2 (en) 2010-11-09 2015-11-24 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lamp and lighting apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5320609B2 (ja) ランプ装置および照明器具
USRE47293E1 (en) Illuminating apparatus
KR101227527B1 (ko) 조명 장치
JP5699753B2 (ja) ランプ装置および照明器具
JP4798504B2 (ja) 照明器具
JP2007012288A (ja) 照明装置及び照明器具
KR101349843B1 (ko) 조명 장치
JP2009009826A (ja) 照明装置
JP4671064B2 (ja) 照明器具
JP2008204692A (ja) 照明器具
JP2011100714A (ja) Led照明ユニット
JP2010073650A (ja) 照明器具
JP2013077493A (ja) Led照明装置
JP2014146509A (ja) Ledランプ
JP4636342B2 (ja) 照明器具
JP5505623B2 (ja) 照明器具
JP2010073627A (ja) 照明装置および照明器具
JP2008300207A (ja) 照明装置
KR101399381B1 (ko) 엘이디 조명장치
JP2011216313A (ja) 照明器具
KR20140053520A (ko) 조명장치
JP2013008582A (ja) ランプ装置
JP2011210513A (ja) ミニクリプトンランプ型led電球
JP2012216305A (ja) ランプ装置および照明器具
JP6566347B2 (ja) 照明装置