JP2019040769A - 蓄電モジュールの製造方法及び蓄電モジュールの製造装置 - Google Patents

蓄電モジュールの製造方法及び蓄電モジュールの製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シール性を向上させることができる蓄電モジュールの製造方法及び蓄電モジュールの製造装置を提供する。【解決手段】蓄電モジュール12の製造方法は、少なくとも一方の面に凹凸が形成されている電極板34の縁部34aに第一樹脂部52を溶着する溶着工程S2を含む蓄電モジュールの製造方法であって、溶着工程は、電極板の縁部に配置された第一樹脂部を、ホーン75によって押圧した状態で、ホーンを介して第一樹脂部に超音波振動を付与する第一溶着工程S21と、第一溶着工程の後に、ホーンへの超音波振動の付与を中断する中断工程S22と、中断工程の後に、ホーンへの超音波振動の付与を再開し、更にホーンへの超音波振動の付与を停止する第二溶着工程S23と、を含む。【選択図】図3

Description

本発明は、蓄電モジュールの製造方法及び蓄電モジュールの製造装置に関する。
シート状の集電体の少なくとも一方の面に活物質が塗工された電極を積層させてなる積層体を有する二次電池が知られている。例えば、特許文献1には、プラスチックのケーシングフレームに保持された状態でバイポーラ電池プレートが積み重ねられてなるバイポーラ電池アセンブリが記載されている。このバイポーラ電池アセンブリでは、樹脂部材からなるケーシングフレームと金属箔からなるバイポーラ電池プレートとが超音波溶着によって互いに溶着されている。
特表2017−508241号公報
樹脂部材と金属箔とを超音波溶着によって互いに溶着する場合、樹脂部材の凝固時の収縮により、樹脂部材と金属箔との間に空洞(樹脂部材の未充填部分)が生じる場合がある。この場合、樹脂部材と金属箔との結合力が不十分となり、電解液が漏れることがある。
そこで、本発明の目的は、シール性を向上させることができる蓄電モジュールの製造方法及び蓄電モジュールの製造装置を提供することにある。
本発明の蓄電モジュールの製造方法は、少なくとも一方の面に凹凸が形成されている金属箔の縁部に樹脂部材を溶着する溶着工程を含む蓄電モジュールの製造方法であって、溶着工程は、金属箔の縁部に配置された樹脂部材を、押圧部材によって押圧した状態で、押圧部材を介して樹脂部材にエネルギーを付与する第一溶着工程と、第一溶着工程の後に、押圧部材へのエネルギーの付与を中断する中断工程と、中断工程の後に、押圧部材へのエネルギーの付与を再開し、更に押圧部材へのエネルギーの付与を停止する第二溶着工程と、を含む。
この蓄電モジュールの製造方法では、エネルギーの供給の中断により凝固しようとする樹脂がエネルギー供給の再開により再度溶融されるので、最初の凝固時に金属箔との間に空洞が生じた場合であっても、その空洞に再度溶融させた樹脂を充填させることができる。これにより、金属箔に凹凸がある場合であっても、その凹凸に溶融状態にある樹脂が十分に入り込み、金属箔と樹脂部材との間に生じる空洞を抑制することができる。この結果、金属箔と樹脂部材とが強固に接合されるので、シール性を向上させることができる。
本発明の蓄電モジュールの製造方法では、上記エネルギーは、超音波振動であり、第一溶着工程、中断工程及び第二溶着工程では、超音波溶着装置が用いられてもよい。この蓄電モジュールの製造方法では、押圧部材への超音波振動の供給の中断により凝固しようとする樹脂が再度溶融されるので、最初の凝固時に金属箔との間に空洞が生じた場合であっても、その空洞に再度溶融した樹脂を充填させることができる。これにより、金属箔に凹凸がある場合であっても、その凹凸に溶融状態にある樹脂が十分に入り込み、金属箔と樹脂部材との間に生じる空洞を抑制することができる。この結果、金属箔と樹脂部材とが強固に接合されるので、シール性を向上させることができる。
本発明の蓄電モジュールの製造方法では、上記エネルギーは、熱であり、第一溶着工程、中断工程及び第二溶着工程では、熱溶着装置が用いられてもよい。この蓄電モジュールの製造方法では、押圧部材への熱の供給の中断により凝固しようとする樹脂が再度溶融されるので、最初の凝固時に金属箔との間に空洞が生じた場合であっても、その空洞に再度溶融した樹脂を充填させることができる。これにより、金属箔に凹凸がある場合であっても、その凹凸に溶融状態にある樹脂が十分に入り込み、金属箔と樹脂部材との間に生じる空洞を抑制することができる。この結果、金属箔と樹脂部材とが強固に接合されるので、シール性を向上させることができる。
本発明の蓄電モジュールの製造方法では、上記エネルギーは、レーザであり、第一溶着工程、中断工程及び第二溶着工程では、レーザ溶着装置が用いられもよい。この蓄電モジュールの製造方法では、押圧部材へのレーザの供給の中断により凝固しようとする樹脂が再度溶融されるので、最初の凝固時に金属箔との間に空洞が生じた場合であっても、その空洞に再度溶融した樹脂を充填させることができる。これにより、金属箔に凹凸がある場合であっても、その凹凸に溶融状態にある樹脂が十分に入り込み、金属箔と樹脂部材との間に生じる空洞を抑制することができる。この結果、金属箔と樹脂部材とが強固に接合されるので、シール性を向上させることができる。
本発明の蓄電モジュールの製造方法では、樹脂部材は、金属箔の縁部に枠状に配置されてもよい。この蓄電モジュールの製造方法では、電解液が漏れ出る可能性のある金属箔の縁部の全ての部分で金属箔と樹脂部材とが強固に接合されるので、シール性をより向上させることができる。
本発明の蓄電モジュールの製造方法では、第一溶着工程及び第二溶着工程の前に、金属箔の少なくとも一方の面に凹凸を形成する凹凸形成工程を更に含んでもよい。この場合、凹凸がない金属箔又は凹凸量が小さな金属箔に凹凸を形成することができる。金属箔の表面の凹凸が大きくなれば、金属箔と樹脂部材との接触面積が増え、アンカー効果も期待できるので、金属箔と樹脂部材との接合をより強固にすることができる。
本発明の蓄電モジュールの製造装置は、少なくとも一方の面に凹凸が形成されている金属箔の縁部に樹脂部材を溶着する蓄電モジュールの製造装置であって、超音波振動を発生させる超音波発生部と、超音波発生部によって発生した超音波振動を樹脂部材に押しつけた状態で樹脂部材に伝達するホーンと、縁部に重ねて配置された樹脂部に離接可能にホーンを駆動する駆動部と、超音波発生部及び駆動部を制御する制御部と、を備え、制御部は、金属箔の縁部に配置された樹脂部材を、ホーンによって押圧した状態で、ホーンを介して樹脂部材に超音波振動を付与し、ホーンへの超音波振動の付与を一度中断した後、ホーンへの超音波振動の付与を再開し、更にホーンへのエネルギーの付与を停止するように、超音波発生部及び駆動部を制御する。
この蓄電モジュールの製造装置では、ホーンへのレーザの供給の中断により凝固しようとする樹脂が再度溶融されるので、最初の凝固時に金属箔との間に空洞が生じた場合であっても、その空洞に再度溶融させた樹脂を充填させることができる。これにより、金属箔に凹凸がある場合であっても、その凹凸に溶融状態にある樹脂が十分に入り込み、金属箔と樹脂部材との間に生じる空洞を抑制することができる。この結果、金属箔と樹脂部材とが強固に接合されるので、シール性を向上させることができる。
本発明によれば、シール性を向上させることができる。
一実施形態に係る蓄電モジュールを備える蓄電装置を示す概略断面図である。 図1の蓄電装置を構成する蓄電モジュールを示す概略断面図である。 一実施形態に係る蓄電モジュールの製造方法のフローチャートである。 一実施形態に係る蓄電モジュールの製造装置の概略構成を示す図である。 図5(A)及び図5(B)は、溶着工程を説明するための説明図である。 図6(A)〜図6(C)は、一実施形態に係る蓄電モジュールの製造方法の作用効果を説明するための図である。 変形例に係る蓄電モジュールの製造装置の概略構成を示す図である。
以下、図面を参照して、一実施形態の蓄電モジュールの製造方法について詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、蓄電モジュールを備える蓄電装置の一実施形態を示す概略断面図である。同図に示す蓄電装置10は、例えばフォークリフト、ハイブリッド自動車、電気自動車等の各種車両のバッテリとして用いられる。蓄電装置10は、複数(本実施形態では3つ)の蓄電モジュール12を備えるが、単一の蓄電モジュール12を備えていてもよい。蓄電モジュール12は例えばバイポーラ電池である。蓄電モジュール12は、例えばニッケル水素電池、リチウムイオン二次電池などの二次電池であるが、電気二重層キャパシタであってもよい。以下の説明では、ニッケル水素電池を例示する。
複数の蓄電モジュール12は、例えば金属板等の導電板14を介して積層され得る。積層方向D1から見て、蓄電モジュール12及び導電板14は例えば矩形形状を有する。各蓄電モジュール12の詳細については後述する。導電板14は、蓄電モジュール12の積層方向D1(Z方向)において両端に位置する蓄電モジュール12の外側にもそれぞれ配置される。導電板14は、隣り合う蓄電モジュール12と電気的に接続される。これにより、複数の蓄電モジュール12が積層方向D1に直列に接続される。積層方向D1において、一端に位置する導電板14には取出部24が接続されており、他端に位置する導電板14には取出部26が接続されている。取出部24は、接続される導電板14と一体であってもよい。取出部26は、接続される導電板14と一体であってもよい。取出部24及び取出部26は、積層方向D1に交差する方向(X方向)に延在している。これらの取出部24及び取出部26により、蓄電装置10の充放電を実施できる。
導電板14は、蓄電モジュール12において発生した熱を放出するための放熱板としても機能し得る。導電板14の内部に設けられた複数の空隙14aを空気等の冷媒が通過することにより、蓄電モジュール12からの熱を効率的に外部に放出できる。各空隙14aは例えば積層方向D1に交差する方向(Y方向)に延在する。積層方向D1から見て、導電板14は、蓄電モジュール12よりも小さいが、蓄電モジュール12と同じかそれより大きくてもよい。
蓄電装置10は、交互に積層された蓄電モジュール12及び導電板14を積層方向D1に拘束する拘束部材16を備え得る。拘束部材16は、一対の拘束プレート16A,16Bと、拘束プレート16A,16B同士を連結する連結部材(ボルト18及びナット20)と、を備える。各拘束プレート16A,16Bと導電板14との間には、例えば樹脂フィルム等の絶縁フィルム22が配置される。各拘束プレート16A,16Bは、例えば鉄等の金属によって構成されている。積層方向D1から見て、各拘束プレート16A,16B及び絶縁フィルム22は例えば矩形形状を有する。絶縁フィルム22は導電板14よりも大きくなっており、各拘束プレート16A,16Bは、蓄電モジュール12よりも大きくなっている。積層方向D1から見て、拘束プレート16Aの縁部には、ボルト18の軸部を挿通させる挿通孔H1が蓄電モジュール12よりも外側となる位置に設けられている。同様に、積層方向D1から見て、拘束プレート16Bの縁部には、ボルト18の軸部を挿通させる挿通孔H2が蓄電モジュール12よりも外側となる位置に設けられている。積層方向D1から見て拘束プレート16A,16Bが矩形形状を有している場合、挿通孔H1及び挿通孔H2は、拘束プレート16A,16Bの角部に位置する。
一方の拘束プレート16Aは、取出部26に接続された導電板14に絶縁フィルム22を介して突き当てられ、他方の拘束プレート16Bは、取出部24に接続された導電板14に絶縁フィルム22を介して突き当てられている。ボルト18は、例えば一方の拘束プレート16A側から他方の拘束プレート16B側に向かって挿通孔H1に通され、他方の拘束プレート16Bから突出するボルト18の先端には、ナット20が螺合されている。これにより、絶縁フィルム22、導電板14及び蓄電モジュール12が挟持されてユニット化されると共に、積層方向D1に拘束荷重が付加される。
図2は、図1の蓄電装置を構成する蓄電モジュールを示す概略断面図である。同図に示す蓄電モジュール12は、複数のバイポーラ電極(電極)32が積層された積層体30を備える。バイポーラ電極32の積層方向D1から見て積層体30は例えば矩形形状を有する。隣り合うバイポーラ電極32間にはセパレータ40が配置され得る。
バイポーラ電極32は、電極板(金属箔)34と、電極板34の一方の面34bに設けられた正極36と、電極板34の他方の面34cに設けられた負極38とを含む。積層体30において、一のバイポーラ電極32の正極36は、セパレータ40を挟んで積層方向D1に隣り合う一方のバイポーラ電極32の負極38と対向し、一のバイポーラ電極32の負極38は、セパレータ40を挟んで積層方向D1に隣り合う他方のバイポーラ電極32の正極36と対向している。積層方向D1において、積層体30の一端には、内側面に負極38が配置された電極板34(負極側終端電極)が配置され、積層体30の他端には、内側面に正極36が配置された電極板34(正極側終端電極)が配置される。負極側終端電極の負極38は、セパレータ40を介して最上層のバイポーラ電極32の正極36と対向している。正極側終端電極の正極36は、セパレータ40を介して最下層のバイポーラ電極32の負極38と対向している。これら終端電極の電極板34はそれぞれ隣り合う導電板14(図1参照)に接続される。
蓄電モジュール12は、積層方向D1に延在する積層体30の側面30aにおいて電極板34の縁部34aを保持する枠体50を備える。枠体50は、積層体30の側面30aを取り囲むように構成されている。枠体50は、電極板34の縁部34aを保持する第一樹脂部(樹脂部材)52と、積層方向D1から見て第一樹脂部52の周囲に設けられる第二樹脂部54とを備え得る。
枠体50の内壁を構成する第一樹脂部52は、各バイポーラ電極32の電極板34の一方の面34b(正極36が形成される面)から縁部34aにおける電極板34の端面にわたって設けられている。積層方向D1から見て、各第一樹脂部52は、各バイポーラ電極32の電極板34の縁部34a全周にわたって設けられている。隣り合う第一樹脂部52同士は、各バイポーラ電極32の電極板34の他方の面34c(負極38が形成される面)の外側に延在する面において当接している。その結果、第一樹脂部52には、各バイポーラ電極32の電極板34と同様に、積層体30の両側に配置された電極板34の縁部34aも第一樹脂部52に埋没した状態で保持されている。これにより、積層方向D1に隣り合う電極板34,34間には、当該電極板34,34と第一樹脂部52とによって気密に仕切られた複数の内部空間Vが形成されている。当該内部空間Vには、例えば水酸化カリウム水溶液等のアルカリ溶液からなる電解液(不図示)が収容されている。
枠体50の外壁を構成する第二樹脂部54は、積層方向D1を軸方向として延在する筒状部である。第二樹脂部54は、積層方向D1において積層体30の全長にわたって延在する。第二樹脂部54は、積層方向D1に延在する第一樹脂部52の外側面を覆っている。第二樹脂部54は、積層方向D1から見て内側において第一樹脂部52に溶着されている。第二樹脂部54は、例えば、射出成型時の熱によって第一樹脂部52の外表面に溶着されている。
第一樹脂部52及び第二樹脂部54は、例えば、アルカリ耐性を有する絶縁性の樹脂によって矩形の筒状に形成されている。第一樹脂部52及び第二樹脂部54を構成する樹脂材料としては、例えばポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、又は変性ポリフェニレンエーテル(変性PPE)等が挙げられる。
電極板34は、金属製であり、例えばニッケル又はニッケルメッキ鋼板からなる。電極板34は、例えばニッケルからなる矩形の金属箔である。電極板34の縁部34aは、正極活物質及び負極活物質が塗工されない未塗工領域となっており、当該未塗工領域が枠体50の内壁を構成する第一樹脂部52に埋没して保持される領域となっている。正極36を構成する正極活物質としては、例えば水酸化ニッケルが挙げられる。負極38を構成する負極活物質としては、例えば水素吸蔵合金が挙げられる。電極板34の他方の面34cにおける負極38の形成領域は、電極板34の一方の面34bにおける正極36の形成領域に対して一回り大きくなっている。電極板34の少なくとも一方の面34bには、凹凸が形成されている。本実施形態では、正極36が配置される面が、電界メッキ処理されることにより凹凸が形成されている。電界メッキ処理される範囲は、正極36が配置される面の全てあってもよいし、縁部34aの一部であってもよい。
セパレータ40は、例えばシート状に形成されている。セパレータ40を形成する材料としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、ポリプロピレン等からなる織布又は不織布等が例示される。また、セパレータ40は、フッ化ビニリデン樹脂化合物等で補強されたものであってもよい。
次に、上述した蓄電モジュール12の製造方法で用いられる蓄電モジュール12の製造装置70(以下、単に「製造装置」とも称する。)について説明する。製造装置70は、蓄電モジュール12を製造するための装置(超音波溶着装置)であり、超音波(エネルギー)によって第一樹脂部52と電極板34の縁部34aとを溶着させるための装置である。
図4に示されるように、製造装置70は、定盤71と、超音波発生部72と、ホーン75と、駆動部74と、コントローラ80と、を備えている。定盤71は、ホーン75の先端と対向して配置されている。以下では、定盤71とホーン75の対向方向を上下方向とする。
定盤71は、超音波溶着の対象(溶着対象)となる電極板34及び第一樹脂部52が載置される載置面71aを有している。載置面71aは、例えばSUS等の剛性の高い金属により構成されている。
超音波発生部72は、例えば、ピエゾ素子からなる超音波振動子により超音波振動を発生させる。超音波発生部72は、例えば、上下方向の振動を発生させる。超音波発生部72は、ブースターにより振幅の調整を行った後、超音波振動をホーン75に入力する。
ホーン75は、超音波発生部72に連結され、超音波発生部72において発生した超音波振動を溶着対象である第一樹脂部52に伝達する。ホーン75は、例えば、アルミニウム又はチタンのような金属材料により形成されている。
駆動部74は、例えば、エアシリンダであり、ホーン75はエアシリンダのピストンに上下動自在に取り付けられている。駆動部74は、ホーン75を溶着対象に向けて下方に駆動することで、所定の荷重で第一樹脂部52にホーン75を押し付ける。
コントローラ(制御部)80は、超音波発生部72及び駆動部74を制御する。コントローラ80は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)及び入出力インターフェース等から構成される。ROMには、各種プログラム又はデータが格納されている。例えば、本実施形態のコントローラ80は、超音波発生部72及び駆動部74を制御して、電極板34の縁部34aに配置された第一樹脂部52を、ホーン75によって押圧した状態で、ホーン75を介して第一樹脂部52に超音波振動を付与する。次に、コントローラ80は、超音波発生部72及び駆動部74を制御して、ホーン75への超音波振動の付与を一度中断した後に再開し、その後、第一樹脂部52への超音波振動の付与を停止する。
図3に示されるように、本実施形態の蓄電モジュール12の製造方法は、凹凸形成工程S1と、溶着工程S2と、積層工程S3と、封止工程S4と、を含んでいる。そして、少なくとも一方の面34bに凹凸が形成されている電極板34の縁部34aに樹脂からなる第一樹脂部52を溶着する溶着工程S2は、第一溶着工程S21と、中断工程S22と、第二溶着工程S23と、を含んでいる。
凹凸形成工程S1は、電極板34の一方の面34bに凹凸を形成する。具体的には、縁部34aにおいて第一樹脂部52が取り付けられる表面(一方の面34b)に凹凸が形成される。例えば、電極板34の一方の面34bが縁部34aにおいて電界メッキ処理されることにより凹凸が形成されてもよい。電極板34の一方の面34bに形成される凹凸の大きさは特に限定されないが、電極板34の厚みが0.1μm〜1000μmであれば、凹凸の大きさは、0.1μm〜30μmに設定することができる。その後、電極板34の一方の面34bに正極活物質層が形成され、他方の面34cに負極活物質層が形成される。すなわち、バイポーラ電極32が形成される。
第一溶着工程S21は、電極板34の縁部34aに枠状に配置された第一樹脂部52(図5(A)参照)を、ホーン75によって所定の荷重で押圧した状態で、ホーン75を介して第一樹脂部52に超音波振動を付与する(図5(B)参照)。具体的には、超音波発生部72によって超音波振動を発生させて、ホーン75を振動させる。続いて、駆動部74によって第一樹脂部52に向けてホーン75を下方に移動させ、所定の荷重で第一樹脂部52にホーン75を押し付ける。ホーン75は、超音波発生部72において発生した超音波振動の振動エネルギーを第一樹脂部52に伝達する。これにより、第一樹脂部52と電極板34との境界面では、摩擦による熱(摩擦熱)が発生し、第一樹脂部52の温度が上昇する。この結果、第一樹脂部52が溶融する。なお、駆動部74による駆動のタイミング、超音波発生部72による超音波振動発生のタイミングは、上述の内容に限定されない。
中断工程S22は、第一溶着工程S21の後に、ホーン75への超音波振動の付与を中断する。本実施形態では、ホーン75への超音波振動の付与を中断する際も、所定の荷重で第一樹脂部52にホーン75を押し付け続ける。
第二溶着工程S23は、中断工程S22の後に、ホーン75への超音波振動の付与を再開し、更にホーン75への超音波振動の付与を停止する。具体的には、第一樹脂部52を加圧した状態で、超音波発生部72による超音波振動の発生を再開させた後、超音波発生部72による超音波振動の発生を停止させ、第一樹脂部52の温度を低下させる。この結果、第一樹脂部52は溶融状態(液体)から凝固状態(固体)に変化し、第一樹脂部52が縁部34aに溶着される。なお、上記再開のタイミング(中断時間)は、例えば、溶融樹脂が凝固を開始するタイミングにする等、適宜設定することができる。
積層工程S3は、第一溶着工程S21、中断工程S22及び第二溶着工程S23を経て形成された、電極板34の縁部34aに第一樹脂部52が配置されたユニットを積層する。
封止工程S4では、積層工程S3において積層された第一樹脂部52の外側面52sを覆う第二樹脂部54を形成する。第二樹脂部54は、例えば、射出成型時によって形成される。上述したような工程S1〜S4を経て、図2に示されるような蓄電モジュール12が製造される。
以上説明したように、上記実施形態の蓄電モジュール12の製造方法によれば、ホーン75への超音波振動の供給の中断により凝固しようとする樹脂が超音波振動の供給の再開により再度溶融されるので、最初の凝固時に電極板34との間に空洞が生じた場合であっても、その空洞に再度溶融した樹脂を充填させることができる。これにより、電極板34に凹凸がある場合であっても、その凹凸に溶融状態にある樹脂が十分に入り込み、電極板34と第一樹脂部52との間に生じる空洞を抑制することができる。この結果、電極板34と第一樹脂部52とが強固に接合されるので、シール性を向上させることができる。
上記実施形態の蓄電モジュール12の製造方法では、第一樹脂部52、電極板34の縁部34aに枠状に配置されるので、電解液が漏れ出る可能性のある電極板34の縁部34aの全ての部分で電極板34と第一樹脂部52とが強固に接合されるので、シール性をより向上させることができる。
上記実施形態の蓄電モジュール12の製造方法では、第一溶着工程S21及び第二溶着工程S23の前に、電極板34の少なくとも一方の面34bに凹凸を形成する凹凸形成工程S1を更に含んでいる。このため、凹凸がない電極板34又は凹凸量が比較的小さな電極板34に凹凸を形成することができるので、電極板34と第一樹脂部52との接合をより強固にすることができる。
具体的には、凹凸形成工程S1、電極板34の一方の面34bが電界メッキ処理により粗面化される。このように電極板34が粗面化されている場合、溶融した第一樹脂部52が粗面化により形成された凹部内に入り込み、アンカー効果が発揮される。この場合、凹部内に空気が残留し易くなるものの、上記蓄電モジュール12の製造方法及び製造装置70によれば、電極板34側の凹凸に加圧した状態で溶融樹脂を凝固させることができるので、その凹凸に溶融状態にある樹脂が十分に入り込み易くなる。
電極板34が粗面化されている場合について、図6(A)〜図6(C)を参照して詳細に説明する。図6(A)〜図6(C)に示されるように、電極板34の一方の面34bが粗面化されることにより、複数の突起34dが形成される。突起34dは、例えば、基端側から先端側に向かって先太りとなる形状を有していてもよい。なお、図6(A)〜図6(C)は模式図であって、突起34dの形状及び密度等は特に限定されない。
図6(A)には、超音波溶着前の第一樹脂部52及び電極板34が示されている。図6(B)には、従来の方法により、すなわち、第二溶着工程S23がない製造方法(製造装置)により製造された蓄電モジュールにおける第一樹脂部52及び電極板34が示されている。この場合、複数の突起34d間に形成された凹部内に空洞が残留し、複数の空洞34gが形成される。これに対して、本実施形態の製造方法により製造された蓄電モジュール12では、最初の溶融樹脂の凝固時に突起34dとの間に空洞が形成されたとしても、再度の超音波振動の付与により溶融した樹脂が当該空洞に入り込む。このため、電極板34が粗面化されていても、空洞34gの形成を抑制することができる。
以上、一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態では、蓄電モジュール12の製造装置70として超音波溶着装置を用いて電極板34と第一樹脂部52とを溶着する例を挙げて説明したが、超音波溶着装置の代わりに熱溶着装置を用いてもよい。以下、蓄電モジュール12の製造装置170として熱溶着装置について説明する。製造装置170は、熱によって第一樹脂部52と電極板34の縁部34aとを溶着させるための装置である。
図7示されるように、製造装置170は、定盤171と、熱発生部172と、加熱体(押圧部材)175と、駆動部174と、コントローラ180と、を備えている。定盤171は、加熱体175の先端と対向して配置されている。以下では、定盤171と加熱体175の対向方向を上下方向とする。
定盤171は、熱溶着の対象(溶着対象)となる電極板34及び第一樹脂部52が載置される載置面171aを有している。熱発生部172は、熱を発生させる。熱発生部172は、例えば、ヒータである。加熱体175は、熱発生部172に連結され、熱発生部172において発生した熱を溶着対象である第一樹脂部52に伝熱する。加熱体175は、例えば、で熱伝導性の良好な金属材料により形成されている。駆動部174は、例えば、エアシリンダであり、加熱体175はエアシリンダのピストンに上下動自在に取り付けられている。駆動部174は、加熱体175を溶着対象に向けて下方に駆動することで、所定の荷重で第一樹脂部52に加熱体175を押し付ける。
コントローラ(制御部)180は、超音波発生部72及び駆動部74を制御する。コントローラ180は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)及び入出力インターフェース等から構成される。ROMには、各種プログラム又はデータが格納されている。例えば、本実施形態のコントローラ180は、熱発生部172及び駆動部174を制御して、電極板34の縁部34aに配置された第一樹脂部52を、加熱体175によって押圧した状態で、加熱体175を介して第一樹脂部52に熱を付与する。次に、コントローラ180は、熱発生部172及び駆動部174を制御して、加熱体175への熱の付与を一度中断した後に再開し、その後、第一樹脂部52への熱の付与を停止する。
変形例の蓄電モジュール12の製造方法も、上記実施形態と同様に、凹凸形成工程S1と、溶着工程S2と、積層工程S3と、封止工程S4と、を含んでいる。各工程については、溶着工程S2を除き、上記実施形態と同様である。ここでは、上記実施形態とは異なる溶着工程S2についてのみ説明し、他の工程について説明を省略する。溶着工程S2は、第一溶着工程S21と、中断工程S22と、第二溶着工程S23と、を含んでいる。
第一溶着工程S21は、電極板34の縁部34aに枠状に配置された第一樹脂部52(図5(A)参照)を、加熱体175によって所定の荷重で押圧した状態で、加熱体175を介して第一樹脂部52に熱を付与する(図5(B)参照)。具体的には、熱発生部172によって熱を発生させて、加熱体175にその熱を伝熱させる。続いて、駆動部174によって第一樹脂部52に向けて加熱体175を下方に移動させ、所定の荷重で第一樹脂部52に加熱体175を押し付ける。加熱体175は、熱発生部172において発生した熱エネルギーを第一樹脂部52に伝達する。これにより、第一樹脂部52の温度が上昇し、第一樹脂部52が溶融する。なお、駆動部174による駆動のタイミング、熱発生部172による熱エネルギー発生のタイミングは、上述の内容に限定されない。
中断工程S22は、第一溶着工程S21の後に、加熱体175への熱エネルギーの付与を中断する。本実施形態では、加熱体175への熱の付与を中断する際も、所定の荷重で第一樹脂部52に加熱体175を押し付け続ける。
第二溶着工程S23は、中断工程S22の後に、加熱体175への熱の付与を再開し、更に加熱体175への熱の付与を停止する。具体的には、第一樹脂部52を加圧した状態で、熱発生部172による熱の発生を再開させた後、熱発生部172による熱の発生を停止させ、第一樹脂部52の温度を低下させる。この結果、第一樹脂部52は溶融状態(液体)から凝固状態(固体)に変化し、第一樹脂部52が縁部34aに溶着される。なお、再開のタイミング(中断時間)は、上記実施形態と同様に、例えば、溶融樹脂が凝固を開始するタイミングにする等、適宜設定することができる。
変形例の蓄電モジュール12の製造方法によれば、加熱体175の熱の供給の中断により凝固しようとする樹脂が熱の供給の再開により再度溶融されるので、最初の凝固時に電極板34との間に空洞が生じた場合であっても、その空洞に再度溶融した樹脂を充填させることができる。これにより、電極板34に凹凸がある場合であっても、その凹凸に溶融状態にある樹脂が十分に入り込み、電極板34と第一樹脂部52との間に生じる空洞を抑制することができる。この結果、電極板34と第一樹脂部52とが強固に接合されるので、シール性を向上させることができる。
また、超音波溶着装置の代わりにレーザ溶着装置を用いてもよい。この場合であっても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
上記実施形態又は変形例では、電極板34の一方の面34bに凹凸を形成した例を挙げて説明したが、他方の面34c又は両方の面34b,34cに、凹凸形成工程において凹凸形成してもよいし、凹凸が形成された電極板34を準備してもよい。また、この場合、他方の面34cにおいて第一樹脂部52を溶着してもよいし、両方の面34b,34cにおいて第一樹脂部52を溶着してもよい。
上記実施形態又は変形例では、電極板34の少なくとも一方の面34bに凹凸を形成する工程を含む例を挙げて説明したが、凹凸形成工程S1によって形成される大きさと同等の凹凸が形成された電極板を準備し(準備工程S1)、準備された電極板に樹脂部材を溶着してもよい。
10…蓄電装置、12…蓄電モジュール、32…バイポーラ電極、34…電極板(金属箔)、34a…縁部、36…正極、38…負極、40…セパレータ、50…枠体、52…第一樹脂部(樹脂部材)、54…第二樹脂部、70…製造装置(超音波溶着装置)、72…超音波発生部、74…駆動部、75…ホーン(押圧部材)、80…コントローラ(制御部)、170…製造装置、172…熱発生部、174…駆動部、175…加熱体(押圧部材)、180…コントローラ(制御部)、S1…凹凸形成工程、S2…溶着工程、S21…第一溶着工程、S22…中断工程、S23…第二溶着工程。

Claims (7)

  1. 少なくとも一方の面に凹凸が形成されている金属箔の縁部に樹脂部材を溶着する溶着工程を含む蓄電モジュールの製造方法であって、
    前記溶着工程は、
    前記金属箔の縁部に配置された樹脂部材を、押圧部材によって押圧した状態で、前記押圧部材を介して前記樹脂部材にエネルギーを付与する第一溶着工程と、
    前記第一溶着工程の後に、前記押圧部材へのエネルギーの付与を中断する中断工程と、
    前記中断工程の後に、前記押圧部材へのエネルギーの付与を再開し、更に前記押圧部材へのエネルギーの付与を停止する第二溶着工程と、を含む、蓄電モジュールの製造方法。
  2. 前記エネルギーは、超音波振動であり、前記第一溶着工程、前記中断工程及び前記第二溶着工程では、超音波溶着装置が用いられる、請求項1記載の蓄電モジュールの製造方法。
  3. 前記エネルギーは、熱であり、前記第一溶着工程、前記中断工程及び前記第二溶着工程では、熱溶着装置が用いられる、請求項1記載の蓄電モジュールの製造方法。
  4. 前記エネルギーは、レーザであり、前記第一溶着工程、前記中断工程及び前記第二溶着工程では、レーザ溶着装置が用いられる、請求項1記載の蓄電モジュールの製造方法。
  5. 前記樹脂部材は、前記金属箔の縁部に枠状に配置される、請求項1〜4の何れか一項記載の蓄電モジュールの製造方法。
  6. 前記第一溶着工程及び前記第二溶着工程の前に、前記金属箔の少なくとも一方の面に凹凸を形成する凹凸形成工程を更に含む、請求項1〜5の何れか一項記載の蓄電モジュールの製造方法。
  7. 少なくとも一方の面に凹凸が形成されている金属箔の縁部に樹脂部材を溶着する蓄電モジュールの製造装置であって、
    超音波振動を発生させる超音波発生部と、
    前記超音波発生部によって発生した前記超音波振動を前記樹脂部材に押しつけた状態で前記樹脂部材に伝達するホーンと、
    前記縁部に重ねて配置された前記樹脂部に離接可能に前記ホーンを駆動する駆動部と、
    前記超音波発生部及び前記駆動部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記金属箔の縁部に配置された樹脂部材を、前記ホーンによって押圧した状態で、前記ホーンを介して前記樹脂部材に超音波振動を付与し、前記ホーンへの前記超音波振動の付与を一度中断した後、前記ホーンへの超音波振動の付与を再開し、更に前記ホーンへのエネルギーの付与を停止するように、前記超音波発生部及び前記駆動部を制御する、蓄電モジュールの製造装置。
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