JP2019039729A - 計器装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示板を輝度ムラなく均一に照明することが可能な計器装置を提供する。【解決手段】計測値表示部は、光源11の光軸上に位置していない表示部D21(表示部D2)を少なくとも備え、覆い部は、光軸上に位置する基部71と、この基部71を包囲するように設けられる内側包囲部73(包囲部)とを有し、内側包囲部73には、光源11から発せられる照明光Lのうち、基部71並びに回路基板10の表面部Pを経て表示部D21(表示部D2)へと至る第1照明光L1を通過可能とした貫通孔部76と、内側包囲部73(包囲部)並びに表面部Pを経て表示部D21(表示部D2)へと至る第2照明光L2の一部を遮る遮光部74aとが形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、例えば自動車等の各種車両に搭載された計器装置に関するものである。
従来より、この種の計器装置にあっては、例えば下記特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載の計器装置は、例えば車両の走行速度を表示するアナログ式の速度計であり、表面部に複数個の光源が実装(配設)された硬質の回路基板と、この回路基板に導通装着されたステッピングモータと、ステッピングモータの回転軸に装着された指針と、各光源からの照明光を受けて発光表示される速度数字等の計測値表示部を有する表示板と、回路基板と表示板との間に配置され、複数個の光源に対応して設けられる複数個の覆い部を有する樹脂ケース(ケース部材)とを備えている。
そして、指針によって指示される表示板の計測値表示部は、光源の光軸上に位置していない表示部(例えば車両の走行速度が時速140キロメートルであることを示す「140」なる速度数字)を少なくとも備え、覆い部は、当該光軸上に位置する断面略逆三角形状の基部と、この基部部を包囲するように設けられる円板部(包囲部)とを有し、円板部には、各光源から発せられる照明光のうち、基部並びに回路基板の表面部を経て前記表示部へと向かう照明光の一部(以下、第1照明光とも言う)を通過可能とした貫通孔部が複数個形成された構成となっている。
特開2017ー26549号公報
ところで、特許文献1に記載の計器装置において、前記表示部(例えば車両の走行速度が時速140キロメートルであることを示す「140」なる速度数字)は、上述した複数個の光源のうち、例えば車両の走行速度が時速120キロメートルであることを示す「120」なる速度数字の付近にある第1光源部からの照明光や「140」なる速度数字を基準として「120」なる速度数字側とは相反する側にある第2光源部からの照明光を受けて発光表示される構成となっている。
そして、このような構成にあっては、前記表示部は、前記第1、第2光源部からの照明光を受けて発光表示される。具体的には、当該照明光は、第1の光と第2の光と第3の光と第4の光とに大別される。
第1の光は、第1光源部の光軸付近から発せられる第1照明光のうち、基部(つまり第1光源部真上にある覆い部の基部)の背面並びに回路基板の表面部を順次反射して前記表示部へと至る光である。第2の光は、第1光源部の光軸から外れた領域に発せられる第2照明光のうち、(前記基部の周囲にある)円板部の背面並びに回路基板の表面部を順次反射した後、円板部の外側を抜けて前記表示部へと至る光である。第3の光は、第2光源部の光軸付近から発せられる第1照明光のうち、基部(つまり第2光源部真上にある他の覆い部の基部)の背面並びに回路基板の表面部を順次反射して前記表示部へと至る光である。第4の光は、第2光源部の光軸から外れた領域に発せられる第2照明光のうち、(前記他の覆い部の基部の周囲にある)円板部の背面並びに回路基板の表面部を順次反射した後、円板部の外側を抜けて前記表示部へと至る光である。
すると、特に、計器装置を正視したときに第1光源部と第2光源部との間の略中間地点に前記表示部が位置しているような場合、第1、第2光源部を含む全ての光源の点灯時に前記表示部が、前記表示部を除いた他の計測値表示部(例えば「140」なる速度数字以外の他の速度数字)よりも明るくなった状態で発光表示される傾向にあり、表示板(計測値表示部)を輝度ムラなく均一に照明することが困難であるという問題点があった。、
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、表示板を輝度ムラなく均一に照明することが可能な計器装置の提供を目的とするものである。
本発明は、表面部に複数個の光源が配設された回路基板と、前記光源からの照明光を受けて発光表示される計測値表示部を有する表示板と、前記光源に対応して設けられる複数個の覆い部を有するケース部材とを備え、前記計測値表示部は、前記光源の光軸上に位置していない表示部を少なくとも備え、前記覆い部は、前記光軸上に位置する基部と、前記基部を包囲するように設けられる包囲部とを有し、前記包囲部には、前記光源から発せられる照明光のうち、前記基部並びに前記表面部を経て前記表示部へと至る第1照明光を通過可能とした貫通孔部と、前記包囲部並びに前記表面部を経て前記表示部へと至る第2照明光の一部を遮る遮光部とが形成されていることを特徴とする。
また本発明は、表面部に複数個の光源が配設された回路基板と、前記光源からの照明光を受けて発光表示される計測値表示部を有する表示板と、前記光源に対応して設けられる複数個の覆い部と前記覆い部の外側に位置する壁部とを有するケース部材とを備え、前記計測値表示部は、前記光源の光軸上に位置していない表示部を少なくとも備え、前記覆い部は、前記光軸上に位置する基部と、前記基部を包囲するように設けられる包囲部とを有し、前記包囲部には、前記光源から発せられる照明光のうち、前記基部並びに前記表面部を経て前記表示部へと至る第1照明光を通過可能とした貫通孔部と、前記包囲部、前記表面部並びに前記壁部を経て前記表示部へと至る第2照明光の一部を遮る遮光部とが形成されていることを特徴とする。
また本発明は、前記遮光部は、前記包囲部から前記回路基板側に向けて突出する遮光壁であることを特徴とする。
本発明によれば、所期の目的を達成でき、表示板を輝度ムラなく均一に照明することが可能な計器装置を提供できる。
本実施形態による計器装置の要部正面図。 図1のA−A断面図(ハッチングは省略)。 図1のB−B断面図(ハッチングは省略)。 図3中、所要部を拡大して示す要部拡大断面図(ハッチングは省略)。 同実施形態による見返し部材と表示板とを取り除いたときの計器装置の要部正面図。 図1のC−C断面図(ハッチングは省略)。
以下、図1〜図6に基づいて、実施形態を説明する。なお、以下の説明では、計器装置を正視(視認)する視認者側を表側とし、当該視認者側とは反対側である反視認者側を裏側とする。
図1、図2において、本実施形態による計器装置は、アナログ式の速度計であり、表面部Pに複数個(例えば5個)の光源11が点在するように実装(配設)された回路基板10と、この回路基板10に導通装着され回転軸21が表側に延びる駆動装置20と、この駆動装置20の回転軸21に装着された指針30と、各光源11からの照明光Lを受けて発光表示される計測値表示部41を有する表示板40と、回路基板10と表示板40との間に配置されるケース部材50と、指針30や表示板40の可視領域を定めるための見返し部材60とを備えている。
回路基板10は、所定の配線パターンが施された硬質の配線基板であり、例えば白色光を発するチップ型発光ダイオードである光源11と、駆動装置20の駆動制御や光源11の発光制御を行うマイクロコンピュータである制御部(図示せず)と、抵抗、コンデンサ等の各種回路部品(図示せず)とが前記配線パターンに導通接続されている。
回路基板10の表面部Pには、照明光Lの色の変化を抑制するコーティング層12が形成されている。コーティング層12は、彩度を有さない色、例えば、白色のインクを用いて形成される。コーティング層12は、各光源11の周囲を囲むように略環状に形成されている。コーティング層12は、光源11から発せられてケース部材50の後述する覆い部にて反射する照明光Lを受ける範囲に形成される。
このコーティング層12を彩度のない色にする理由は、表示板40(計測値表示部41)の発光色が回路基板10の色の影響を受けて意図しない色になることを低減するためである。このコーティング層12は、例えば回路基板10の表面部Pを覆う緑色のソルダーレジストの上に白色のシルク印刷により形成される。なお、コーティング層12の色は、白色以外に灰色や黒色であってもよい。
駆動装置20は、例えばステッピングモータからなり、回転軸21が回路基板10を貫通するように、その主要部が回路基板10の裏側に装着され、且つ半田付け等の適宜導通手段により前記配線パターンに導通接続される。
指針30は、回路基板10に実装された図示しない指針用光源からの光を受けて発光可能な透光性の指針本体31と、この指針本体31の回転中心部に装着される遮光性カバー32とを備えている。
表示板40は、指針本体31(指針30)の回転軌道(作動範囲)に沿った円弧状の配列形状を有し指針本体31によって指示される速度数字や速度目盛等からなる計測値表示部41と、この計測値表示部41の背景を形成する背景部42とを有している。
これら計測値表示部41並びに背景部42は、計測値表示部41が白色系の透光性インクにより、また背景部42が黒色系の遮光性インクにより、それぞれ表示板40の母材となる薄板状の透光性基材43の表側にスクリーン印刷等の手段を用いて印刷形成される。
なお、ここでの計測値表示部41は、光源11(5つの光源11のうち何れか1つの光源11)の光軸X上に位置する第1の表示部D1と、光源11(5つの光源11のうち何れか1つの光源11)の光軸X上に位置していない第2の表示部D2とを備える。第2の表示部D2は、後述する特許請求の範囲の請求項1または請求項2に記載されている表示部に相当する。
具体的には、車両の走行速度が時速120キロメートルであることを示す「120」なる速度数字が上記の第1の表示部D1に相当する。一方、車両の走行速度が時速0キロメートル、時速20キロメートル、時速40キロメートル、時速60キロメートル、時速80キロメートル、時速100キロメートル、時速140キロメートルであることを示す「0」、「20」、「40」、「60」、「80」、「100」、「140」なる速度数字、並びに全ての速度数字に対応する全ての速度目盛は、上記の第2の表示部D2に相当することになる。これら第2の表示部D2のうち、時速140キロメートルなる速度数字「140」を表示部D21、当該速度数字「140」に対応する速度目盛を表示部D22と定義する。
ケース部材50は、例えば遮光性を有する白色の合成樹脂材料によって形成された樹脂ケースであり、各光源11に対応して設けられる複数個(例えば5つ)の覆い部70と、これら覆い部70の外側に位置する壁部80と、前記指針用光源を収納し、且つ、回転軸21を取り囲む筒状部90とを有し、この場合、覆い部70と壁部80と筒状部90とは一体化された樹脂部品となっている。
覆い部70は、筒状部90を囲むように光源11の表側に配置され、光源11からの照明光Lの一部を遮光し、表示板40をダイレクトに照射しないように形成される。覆い部70は、図3に示すように光源11の真上に位置する断面略V字形状の基部71と、この基部71を包囲する略円板状の包囲部72とを有している。なお、覆い部70の個数は、光源11の個数と同数である。
基部71は、光源11の発光面の真上に位置し、その略V形状となっている背面部分は光源11から発せられる照明光L(具体的には光源11の光軸X付近から発せられる第1照明光L1)を表面部P側に向けて反射させるための傾斜反射面71aを構成している。つまり、ここでの傾斜反射面71aは、照明光Lを光源11を中心にして外側に向けて反射する。
包囲部72は、基部71と一体的に設けられており、回路基板10や表示板40と略平行状態をなすように、基部71の周囲に延在しており、内側包囲部73と、外側包囲部74と、連結部75と、貫通孔部76とを有している。
内側包囲部73は、基部71に連なるように基部71の周囲に位置し、外側包囲部74は、内側包囲部73を取り巻くように内側包囲部73の外側に位置している。ここで、内側包囲部73の裏面部分は、光源11の光軸Xから外れた領域に発せられる第2照明光L2を表面部P側に向けて反射させるための略平坦の反射部77を構成している。同様にして、外側包囲部74の裏面部分は、光源11の光軸Xから外れた領域に発せられる第2照明光L2を表面部P側に向けて反射させるための略平坦の反射部78を構成している。
なお、74aは、外側包囲部74の周縁の一部において、回路基板10側に向けて突出形成された遮光部であり、この遮光部74aは、内側包囲部73の反射部77、回路基板10の表面部Pを順次反射して、その後、表示部D21へと向かう第2照明光L2の一部を遮光する遮光壁としての機能を有している(図4参照)。
つまり、ここでの遮光部74aは、包囲部72(後述する第4、第5覆い部の外側包囲部74)に形成され、光源11から発せられる照明光Lのうち、包囲部72(反射部77)並びに表面部Pを経て表示部D21へと至る第2照明光L2の一部を遮るものである。
この場合、遮光部74aは、図5に示すように外側包囲部74の周縁全体ではなく、図1中、B−B断面図の断面箇所を補助的に表す一点鎖線と外側包囲部74とが交差する部分、2箇所に形成されている。遮光部74aは、後述する特許請求の範囲の請求項1に記載されている遮光部に相当する。
また、74bは、外側包囲部74の周縁の一部において、回路基板10側に向けて突出形成された他の遮光部であり、この他の遮光部74bは、内側包囲部73の反射部77、回路基板10の表面部P、外側包囲部74の反射部78、表面部Pを順次反射して、その後、壁部80の反射面80aへと向かう第2照明光L2の一部を遮光する遮光壁としての機能を有している(図6参照)。
つまり、ここでの他の遮光部74bは、包囲部72(後述する第4覆い部の外側包囲部74)に形成され、包囲部72、表面部P並びに壁部80を経て表示部D22へと至る第2照明光L2の一部を遮るものである。より詳しく言うなら、遮光部74bは、内側包囲部73の反射部77、表面部P、外側包囲部74の反射部78、表面部P並びに壁部80の反射面80aを順次経て表示部D22へと至る第2照明光L2の一部を遮るものである。
この場合、他の遮光部74bは、図5に示すように外側包囲部74の周縁全体ではなく、図1中、C−C断面図の断面箇所を補助的に表す一点鎖線と外側包囲部74とが交差する部分、2箇所のうち、外側の1箇所に形成されている。他の遮光部74bは、後述する特許請求の範囲の請求項2に記載されている遮光部に相当する。
連結部75は、内側包囲部73と外側包囲部74とを繋ぐ繋ぎ部であり、1つの覆い部70について、連結部75は、複数個(例えば4箇所)設けられる。
貫通孔部76は、内側包囲部73と外側包囲部74とを分断するように包囲部72の表裏を貫通している円弧状の長孔であり、1つの覆い部70について、貫通孔部76は、複数個(例えば4箇所)設けられる。
また、この長孔の貫通孔部76は、その長手方向とは略直交する短手方向に沿って対向する位置に形成された第1、第2の内周面76a、76bを有する(図4参照)。
第1の内周面76aは、光源11に近い側に形成される。第2の内周面76bは、第1の内周面76aの形成位置よりも光源11から遠い側に形成され、表側から裏側に向かうに従って、貫通孔部76の開口幅が広がるような傾斜面として構成される。そして、この第2の内周面76bは、第2の内周面76bに照射される上記の第2照明光L2を表示板40以外の方向、例えば回路基板10の表面部P方向に反射させる光反射面となっている。
また、包囲部72に形成された貫通孔部76は、光源11から発せられる照明光Lのうち、傾斜反射面71a(基部71)並びに表面部Pを経て表示部D21へと至る第1照明光L1を通過可能とした光通過用の孔となっている。つまり、光源11から発せられる照明光Lは、傾斜反射面71aによって回路基板10側に第1照明光L1として反射した後、回路基板10の表面部Pにて再度、包囲部72側に反射される。そして、包囲部72側に反射される第1照明光L1は、貫通孔部76を通過して、表示部D21へと至る。
壁部80は、表示板40の縁部を保持するように回路基板10と表示板40との間に位置する立壁部であり、覆い部70を取り囲むように設けられている。なお、80aは、壁部80の内周面に形成された反射面であり、この反射面80aは、外側包囲部74と壁部80との間を通過した第2照明光L2を、計測値表示部41へと反射させる光反射部としての機能を有している。
見返し部材60は、例えば黒色の合成樹脂材料によって形成され、表示板40の縁部表側を覆うものである。また、見返し部材60は、指針30や計測値表示部41を露出させるための開口孔61を有している。
以上の各部により、計器装置が構成されている。次に、光源11が点灯した際の表示板40(計測値表示部41)の発光表示状態について説明する。ここで、上述した5つの覆い部70のうち、図5中、左下に位置する覆い部70を第1覆い部P1、図5中、左上に位置する覆い部70を第2覆い部P2、図5中、上側に位置する覆い部70を第3覆い部P3、図5中、右方に位置する覆い部70を第4覆い部P4、図5中、右下に位置する覆い部70を第5覆い部P5とする。
同様に、上述した5つの光源11のうち、第1覆い部P1に対応する光源11を第1光源T1、第2覆い部P2に対応する光源11を第2光源T2、第3覆い部P3に対応する光源11を第3光源T3、第4覆い部P4に対応する光源11を第4光源T4、第5覆い部P5に対応する光源11を第5光源T5とする。
なお、第4覆い部P4は、従来技術にて記載した覆い部に相当し、第5覆い部P5は、従来技術にて記載した他の覆い部に相当し、第4光源T4は、従来技術にて記載した第1光源部に相当し、第5光源T5は、従来技術にて記載した第2光源部に相当する。
以下、計測値表示部41の一部を構成する表示部D21(時速140キロメートルを示す速度数字部分)への各照明光L1、L2の光路について図3(図4)に基づき説明する。この表示部D21には、以下に示す第1〜第4の光が照射される。
第1の光は、第4光源T4から発せられて第4覆い部P4の貫通孔部76を通過する光である。つまり、この第1の光は、第4光源T4ら発せられる照明光Lのうち、第4光源T4の光軸X付近から発せられる第1照明光L1が、第4覆い部P4における基部71の傾斜反射面71aと回路基板10のコーティング層12とを順次反射した後、第4覆い部P4の貫通孔部76を通過し表示部D21へと至る光である。
第2の光は、第4光源T4から発せられて第4覆い部P4の外側包囲部74の外側を通り抜ける光である。つまり、この第2の光は、第4光源T4から発せられる照明光Lのうち、第4光源T4の光軸Xから外れた領域に発せられる第2照明光L2が、第4覆い部P4における内側包囲部73の反射部77、回路基板10のコーティング層12を順次反射して、その後、第4覆い部P4における外側包囲部74の外側を通り抜けて表示部D21へと至る光である。
第3の光は、第5光源T5から発せられて第5覆い部P5の貫通孔部76を通過する光である。つまり、この第3の光は、第5光源T5から発せられる照明光Lのうち、第5光源T5の光軸X付近から発せられる第1照明光L1が、第5覆い部P5における基部71の傾斜反射面71aと回路基板10のコーティング層12とを順次反射した後、第5覆い部P5の貫通孔部76を通過し表示部D21へと至る光である。
第4の光は、第5光源T5から発せられて第5覆い部P5の外側包囲部74の外側を通り抜ける光である。つまり、この第4の光は、第5光源T5ら発せられる照明光Lのうち、第5光源T5の光軸Xから外れた領域に発せられる第2照明光L2が、第5覆い部P5における内側包囲部73の反射部77、回路基板10のコーティング層12を順次反射して、その後、第5覆い部P5における外側包囲部74の外側を通り抜けて表示部D21へと至る光である。
次に、計測値表示部41の一部を構成する表示部D22(時速140キロメートルを示す速度数字に対応する速度目盛部分)への各照明光L1、L2の光路について図6に基づき説明する。この表示部D22には、以下に示す第5、第6の光が照射される。
第5の光は、第4光源T4から発せられて第4覆い部P4の貫通孔部76を通過する光である。つまり、この第5の光は、第4光源T4から発せられる照明光Lのうち、第4光源T4の光軸X付近から発せられる第1照明光L1が、第4覆い部P4における基部71の傾斜反射面71aと回路基板10のコーティング層12とを順次反射した後、第4覆い部P4の貫通孔部76を通過し表示部D22へと至る光である。
第6の光は、第4光源T4から発せられて第4覆い部P4と壁部80との間を通過するとともに壁部80の反射面80aにて反射する光である。つまり、この第6の光は、第4光源T4から発せられる照明光Lのうち、第4光源T4の光軸Xから外れた領域に発せられる第2照明光L2が、第4覆い部P4における内側包囲部73の反射部77、回路基板10のコーティング層12、第4覆い部P4における外側包囲部74の反射部78、コーティング層12を順次反射して、その後、第4覆い部P4と壁部80との間に形成された間隙部81を通過するとともに反射面80aによって表示部D22側に反射する光である。
そして、上述の第1〜第4の光が時速140キロメートルを示す速度数字である表示部D21へと至り、且つ、上述の第5、第6の光が時速140キロメートルを示す速度数字に対応する速度目盛である表示部D22へと至ることで、当該表示部D21、D22が白色で発光表示されるが、これら表示部D21、D22が、特に、隣接する覆い部70の中間地点(例えば第4覆い部P4と第5覆い部P5との間の略中間地点)に位置しているような条件下において、仮に上述した遮光部74a、他の遮光部74bが形成されていない従来技術の構成であるとすると、表示部D21、D22へと至る光の光量が、表示部D21、D22を除いた他の計測値表示部41へと至る光の光量よりも多くなることに起因して、表示板40(計測値表示部41)の発光表示状態において、輝度ムラが発生してしまうという問題があった。
これに対し、本実施形態では、覆い部P4、P5の外側包囲部74に、反射部77、表面部P(コーティング層12)を経て(覆い部P4、P5の)外側包囲部74の外側を通り抜けて表示部D21へと至る光の一部を遮る遮光部74aを設けるとともに、覆い部P4の外側包囲部74に、内側包囲部73の反射部77、表面部P(コーティング層12)、外側包囲部74の反射部78、表面部P(コーティング層12)、間隙部81、反射面80aを順次経て表示部D22へと至る光の一部を遮る他の遮光部74aを設ける構成としている。
ここで、本発明者らは、ケース部材50における第4覆い部P4や第5覆い部P5に遮光部74a及び他の遮光部74bを形成した場合の表示板40(計測値表示部41)の輝度ムラ発生有無の解析を行ったところ、表示板40の輝度ムラは解消されていたことが判明した。
つまり、本実施形態によれば、遮光部74a及び他の遮光部74bが、光量調整用の遮光リブとして機能し、表示部D21へと至る第2の光の一部や第4の光の一部は、遮光部74aによって遮られ、また表示部D22へと至る第6の光の一部は、他の遮光部74aによって遮られる構成としている。
この結果、光源11の点灯時に、表示部D21、D22に至る光の光量を減らすことができ、表示部D21、D22の発光輝度が、当該表示部D21、D22を除いた他の計測値表示部41箇所の発光輝度と略同等となり、表示部D21、D22を含む全ての計測値表示部41が輝度ムラなく発光表示されることが判明した。つまり、従来のように、ある表示部が他の計測値表示部よりも明るくなった状態で発光表示されることがなくなり、表示板40を輝度ムラなく均一に照明することが可能となる。
以上のように本実施形態では、(第4覆い部P4、第5覆い部P5の)包囲部72には、光源11から発せられる照明光Lのうち、傾斜反射面71a(基部71)並びに表面部Pを経て表示部D21(表示部D2)へと至る第1照明光L1を通過可能とした貫通孔部76と、内側包囲部73の反射部77(つまり包囲部72)並びに表面部P(コーティング層12)を経て表示部D21(表示部D2)へと至る第2照明光L2の一部を遮る遮光部74aとが形成されているものである。
また、(第4覆い部P4の)包囲部72には、光源11から発せられる照明光Lのうち、傾斜反射面71a(基部71)並びに表面部Pを経て表示部D22(表示部D2)へと至る第1照明光L1を通過可能とした貫通孔部76と、包囲部72、表面部P並びに壁部80を経て(より具体的には反射部77、コーティング層12、反射部78、コーティング層12、間隙部81、反射面80aを順次経て)表示部22(表示部D2)へと至る第2照明光L2の一部を遮る遮光部である他の遮光部74bとが形成されているものである。
従って、遮光部74a及び他の遮光部74bは、光量調整用の遮光リブとして機能し、表示部D21へと至る第2の光の一部や第4の光の一部が遮光部74aによって遮られ、また表示部D22へと至る第6の光の一部が他の遮光部74aによって遮られることから、光源11の点灯時に表示部D21、D22を含む全ての計測値表示部41が輝度ムラの抑制された状態で発光表示され、表示板40を輝度ムラなく均一に照明することが可能な計器装置を提供することができる。
また本実施形態では、遮光部74a(あるいは他の遮光部74b)は、外側包囲部74(包囲部72)から回路基板10側に向けて突出する遮光壁(前記遮光リブ)であることにより、ケース部材50の形状を若干、改良するだけで、輝度ムラの抑制された表示板40を得ることが可能となり、コストアップを避けながら商品性の向上した計器装置を提供することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、実施形態及び図面に変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、計測値表示部41が複数個の速度数字と当該速度数字に対応する複数個の速度目盛とで構成されているものであったが、例えば速度目盛を廃止して、計測値表示部41を複数個の速度数字のみで構成してもよい。
10 回路基板
11 光源
12 コーティング層
30 指針
40 表示板
41 計測値表示部
50 ケース部材
70 覆い部
71 基部
71a 傾斜反射面
72 包囲部
73 内側包囲部
74 外側包囲部
74a 遮光部
74b 他の遮光部(遮光部)
75 連結部
76 貫通孔部
76a 第1の内周面
76b 第2の内周面
77、78 反射部
80 壁部
80a 反射面
81 間隙部
D1 第1の表示部
D2 第2の表示部(表示部)
D21、D22 表示部
L 照明光
L1 第1照明光
L2 第2照明光
P 表面部
X 光軸

Claims (3)

  1. 表面部に複数個の光源が配設された回路基板と、
    前記光源からの照明光を受けて発光表示される計測値表示部を有する表示板と、
    前記光源に対応して設けられる複数個の覆い部を有するケース部材とを備え、
    前記計測値表示部は、前記光源の光軸上に位置していない表示部を少なくとも備え、
    前記覆い部は、前記光軸上に位置する基部と、前記基部を包囲するように設けられる包囲部とを有し、
    前記包囲部には、前記光源から発せられる照明光のうち、前記基部並びに前記表面部を経て前記表示部へと至る第1照明光を通過可能とした貫通孔部と、前記包囲部並びに前記表面部を経て前記表示部へと至る第2照明光の一部を遮る遮光部とが形成されていることを特徴とする計器装置。
  2. 表面部に複数個の光源が配設された回路基板と、
    前記光源からの照明光を受けて発光表示される計測値表示部を有する表示板と、
    前記光源に対応して設けられる複数個の覆い部と前記覆い部の外側に位置する壁部とを有するケース部材とを備え、
    前記計測値表示部は、前記光源の光軸上に位置していない表示部を少なくとも備え、
    前記覆い部は、前記光軸上に位置する基部と、前記基部を包囲するように設けられる包囲部とを有し、
    前記包囲部には、前記光源から発せられる照明光のうち、前記基部並びに前記表面部を経て前記表示部へと至る第1照明光を通過可能とした貫通孔部と、前記包囲部、前記表面部並びに前記壁部を経て前記表示部へと至る第2照明光の一部を遮る遮光部とが形成されていることを特徴とする計器装置。
  3. 前記遮光部は、前記包囲部から前記回路基板側に向けて突出する遮光壁であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の計器装置。
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