JP2019038660A - 作業車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コスト化及び軽量化を図りつつ伸縮ブームの操作性を改善することができる作業車両を提供する。
【解決手段】第1のブームと、ブームヘッドと、吊荷ワイヤと、を備えるクレーンであって、前記第1のブームの先端下部近傍と前記ブームヘッドの後端下部近傍とが固定され、前記ブームヘッドは、前記第1のブームとの固定箇所を中心に、前記第1のブームの起伏動作の回転軸と並行な回転軸で回動可能に設けられた、作業車両である。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動式クレーンや高所作業車などの作業車両に関するものである。
従来、クレーン車、高所作業車等の作業車両は、旋回、伸縮及び起伏自在なブームを有している。例えば、クレーン車のブームの先端には、ブームヘッド内に設けられた回転自在のシーブが取付けられており、このシーブの先端にはフックブロックが取付けられた吊荷ワイヤが掛けられている(特許文献1参照)。
特開平9−301682号公報
従来の作業車両では、ブームは収縮格納時であっても、作業車両の前方に突き出しており、作業車両の走行時において、運転手は、ブームヘッドに視界が遮られる。また、フックの格納状態での対地高さ(最低地上高)が低くなるので、走行時のアプローチアングル(坂道進入角度)やデパーチャアングル(坂道退出角度)が小さくなるという問題があった。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、走行時に運転手の視界が遮られず、大きいアプローチアングル及びデパーチャアングルを有する作業車両を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の作業車両は、
第1のブームと、
ブームヘッドと、
吊荷ワイヤと、
を備えるクレーンであって、
前記第1のブームの先端下部近傍と前記ブームヘッドの後端下部近傍とが固定され、
前記ブームヘッドは、前記第1のブームとの固定箇所を中心に、前記第1のブームの起伏動作の回転軸と並行な回転軸で回動可能に設けられていることを特徴としている。
走行時に運転手の視界が遮られず、大きいアプローチアングル及びデパーチャアングルを有する作業車両を提供することができる。
本実施形態に係るクレーンの側面図の一例である。 本実施形態に係るクレーンのブームヘッド周辺の概略構成図の一例である。 本実施形態に係るクレーンのブームヘッド周辺の概略構成図の他の例である。 従来のクレーンの問題点を説明するための図である。 本実施形態に係るクレーンの効果の一例を説明するための図である。
以下、本発明に係る一実施形態について図面を参照して説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成要素は例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
本実施形態に係る作業車両としては、移動式クレーンが挙げられ、具体的には例えば、ラフテレーンクレーン、オールテレーンクレーン、トラッククレーン、積載形トラッククレーン等が挙げられる。以下、本実施形態に係る作業車両としてラフテレーンクレーン(以後、単にクレーンと呼ぶ)を例に説明する。
(クレーンの概略構成)
先ず、本実施形態に係る作業車両としてのクレーンの概略全体構成について、図1を参照して説明する。図1に、本実施形態に係るクレーンの側面図の一例を示す。図1に示すように、本実施形態に係るクレーン1は、走行機能を有する車両の本体部分となる車体10と、車体10の四隅に設けられたアウトリガ11,・・・と、車体10に水平旋回可能に取り付けられた旋回台12と、旋回台12に立設されたブラケット13に取り付けられたブーム14と、を備えている。
アウトリガ11は、スライドシリンダを伸縮させることによって、車体10から幅方向外側にスライド張出/スライド格納可能であるとともに、ジャッキシリンダを伸縮させることによって車体10から上下方向にジャッキ張出/ジャッキ格納可能である。
旋回台12は、旋回用モータの動力を伝達されるピニオンギヤを有しており、このピニオンギヤが車体10に設けた円形状のギヤに噛み合うことで旋回軸を中心に回動する。旋回台12は、前方右側に配置された操縦席18と、後方中央に配置されたブラケット13と、後方下部に配置されたカウンタウェイト19と、を有している。
ブーム14は、例えば、基端側ブーム14aと中間ブーム14bと先端側ブーム14cとによって入れ子式に構成された3段ブーム構成を有する。基端側ブーム14aと中間ブーム14bと先端側ブーム14cとは、通常、基端側ブーム14aが最も外側に配置され、先端側ブーム14cが最も内側に配置される入れ子式に構成されている。
基端側ブーム14aは、付け根部がブラケット13に水平に設置された支持軸に回動自在に取り付けられており、支持軸を回転中心として上下に起伏できるようになっている。さらに、ブラケット13と基端側ブーム14aの下面との間には、起伏シリンダ15が架け渡されており、起伏シリンダ15を伸縮することでブーム14全体を起伏することができる。
先端側ブーム14cの先端には、後述する本実施形態に係るブームヘッド40が取り付けられており、このブームヘッド40の先端側には、フックブロック17(以後、フック17と呼ぶ)が取付けられた吊荷ワイヤ16(以後、ワイヤ16と呼ぶ)が掛けられている。一方、ワイヤ16の末端は、図示しないウインチに巻き回されており、ウインチを回転させることでワイヤ16及びフック17を巻上げ又は巻下げることができる。
また、本実施形態に係るラフテレーンクレーン1では、基端側ブーム14aの側面に、ジブ30及びテンションロッド20が横抱姿勢にて格納されている。ジブ30及びテンションロッド20は、複数のピン(不図示)とサイドアップシリンダ(不図示)とを用いて、装着/格納される。
(ブームヘッド周辺の詳細構成例)
次に、図1を参照して説明した本実施形態に係るクレーン1のブームヘッド40周辺の詳細構成例について、図2を参照して説明する。図2に、本実施形態に係るクレーンのブームヘッド40の概略構成図の一例を示す。なお、図2に示すブーム14及びブームヘッド40の状態は、ブーム伸長時、例えば作業時の状態を示している。
本実施形態に係るブームヘッド40は、その後端下部近傍と、先端側ブーム14cの先端下部近傍とが、固定手段50とにより固定されている。また、先端側ブーム14cとブームヘッド40とは、例えば2段以上に折り曲がるリンク60を介して接続されている。ブームヘッド40と、先端側ブーム14cとを上記のように接続及び固定することにより、ブームヘッド40は、この固定手段50を中心に、回動可能となる。なお、固定手段50による先端側ブーム14cとブームヘッド40との固定は、ブームヘッドの40のブーム14に対する回動の回転軸が、前述した基端側ブーム14aの起伏動作の回転軸と平行となるようにする。
先端側ブーム14cの先端上部近傍には、第1のシーブ70が設けられている。また、ブームヘッド40内には、第2のシーブ80aが設けられている。上記構成のクレーン1における、ワイヤ16の掛けまわしとしては、図示しないウインチからワイヤ16を繰り出し、第1のシーブ70、第2のシーブ80aの順に掛けまわし、ワイヤ16の先端のメインフック17aに接続する。
また、図2に示すように、サブフック17bを設ける場合には、ブームヘッド40内に更に第3のシーブ80bを設け、図示しないウインチからワイヤ16を繰り出し、第1のシーブ70、第3のシーブ80bの順に掛けまわし、ワイヤ16の先端のサブフック17bに接続する。
(ブームヘッドの回動操作を伴うブームの伸縮)
次に、本実施形態に係るブームヘッド40の回動操作例について、図3を参照して説明する。図3に、本実施形態に係るクレーンのブームヘッド周辺の概略構成図の他の例を示す。なお、図3に示すブーム14及びブームヘッド40の状態は、ブーム全縮時、例えば、クレーン1の走行時の状態を示している。
図2に示すブームヘッド40の状態から、先ず、ブーム14を全縮させる。そして、図示しないウインチを用いてワイヤ16を巻き上げることで、メインフック17aをブームヘッド40へと接触させる。
この状態で、更にワイヤ16を巻き上げることで、巻き上げの力によってブームヘッド40が回動する(起き上がる)。そして、更にワイヤ16を巻き上げることで、巻き上げの力によって、図3に示すように、ブームヘッド40が先端側ブーム14cの内側へと収納される。
一方、図3に示すブーム14及びブームヘッド40の状態から、図2に示すブーム14及びブームヘッド40の状態へと移行する場合、ワイヤ16を巻き下げながら、ブーム14を伸長させる。そして、更にワイヤ16を巻き下げることで、ブームヘッド40を回動させることで、図2に示すように、ブームヘッド40をブーム14の前面へと張り出すことができる。
(効果)
次に、本実施形態に係るブームヘッド40の従来のブームヘッドに対する特長について、図4及び図5を参照して説明する。
図4に、従来のクレーンの問題点を説明するための図を示し、図5に、本実施形態に係るクレーンの効果の一例を説明するための図を示す。なお、図4及び図5に示すクレーンは共に、ブームの全縮時(例えば走行時)の状態を示している。
図4に示す従来のクレーンは、ブームヘッド140が、先端側ブーム14cと、固定手段50及びリンク60を介して固定又は接続されておらず、ブームの起伏動作の回転軸と平行な回転軸で回動できない点で、本実施形態に係るブームヘッド40と相違点を有する。なお、図4においては、本実施形態に係るメインフック17a、サブフック17b、第1のシーブ70、第2のシーブ80a、第3のシーブ80bと同等の機能を有する構成材料に対して、メインフック117a、サブフック117b、第1のシーブ170、第2のシーブ180a、第3のシーブ180bの参照符号を付している。
従来のクレーンでは、ブームの全縮時において、ブームヘッド140がブーム14の前方に張り出すと共に、第2のシーブ180a及び第3のシーブ180bを収納している部分が、ブーム14の下端よりも下方に張り出していた。そのため、図4の矢印に示すように、クレーンの運転手Pの視界がブームヘッド140に遮られ、事故に繋がる可能性があった。また、走行時の対地高さ(最低地上高)が低くなるので、アプローチアングル(坂道進入角度)やデパーチャアングル(坂道退出角度)が小さくなるという問題があった。
一方、本実施形態に係るクレーンにおいては、ブームヘッド40がブーム14の起伏動作の回転軸と平行な回転軸で回動できるため、ブームの全縮時において、ブームヘッド40及びフック17が、ブーム14の下端よりも下方に張り出さない。また、ブームヘッド40が、先端側ブーム14cと共に、中間ブーム14bの内部に収納可能であるため、ブーム14及びブームヘッド40の全長を短くすることができる。
そのため、クレーンの運転手Pの視界がブームヘッド140に遮られることがなく、安定性が向上された。また、アプローチアングル(坂道進入角度)やデパーチャアングル(坂道退出角度)を大きくすることができる。
1:ラフテレーンクレーン;
10:車体
11:アウトリガ
12:旋回台
14a:基端側ブーム
14b:中間ブーム
14c:先端側ブーム
15:起伏シリンダ
16:ワイヤ
17a:メインフック
17b:サブフック
20:テンションロッド
30:ジブ
31:サイドアップシリンダ
40:ブームヘッド
50:固定手段
60:リンク
70:第1のシーブ
80a:第2のシーブ
80b:第3のシーブ

Claims (3)

  1. 第1のブームと、
    ブームヘッドと、
    吊荷ワイヤと、
    を備えるクレーンであって、
    前記第1のブームの先端下部近傍と前記ブームヘッドの後端下部近傍とが固定され、
    前記ブームヘッドは、前記第1のブームとの固定箇所を中心に、前記第1のブームの起伏動作の回転軸と平行な回転軸で回動可能に設けられた、
    作業車両。
  2. 前記第1のブームと前記ブームヘッドとは更に、リンクを介して接続され、
    前記第1のブームの先端上部近傍には、第1のシーブが設けられ、
    前記ブームヘッド内には、第2のシーブが設けられ、
    前記吊ワイヤは、前記第1のシーブ及び前記第2のシーブに掛けられ、
    前記ブームヘッドは、吊ワイヤの巻き上げ及び巻き下げにより回動可能に設けられる、
    請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記クレーンは更に、前記第1のブームよりも基端側に第2のブームを有し、
    前記第1のブーム及び前記ブームヘッドは、前記第2のブーム内に格納可能に構成されている、
    請求項1又は2に記載の作業車両。
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