JP2019038613A - テーピング装置 - Google Patents

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Shimpei Azuma
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Abstract

【課題】異常のある電子部品をポケットから取り出し可能なテーピング装置を提供する。【解決手段】ポケットP1に挿入位置Iで電子部品Wが入れられたキャリアテープPに、貼付位置TでカバーテープQを接着して電子部品Wを封入するテーピング装置10において、キャリアテープPの上側に配された上側ガイド21と、カバー部41を有し、上側ガイド21に移動可能に取り付けられたスライド部材38と、カバー部41がポケットP1を上側から覆っているスライド部材38の基準位置とポケットP1の上側を開放しているスライド部材38の開放位置の間のスライド部材38の移動を行う駆動手段43と、上側が開放されたポケットP1から異常のある電子部品Wを取り除く除去手段37とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、電子部品を収容したキャリアテープにカバーテープを貼付して電子部品を封止するテーピング装置に関する。
テーピング装置は、キャリアテープを間欠的に搬送しながら、キャリアテープの搬送方向に等ピッチで設けられたポケットに順次電子部品を入れ、キャリアテープに上からカバーテープを貼り付けて電子部品を封止する。ポケット内に収容された電子部品に異常が発見された場合、その異常を除去する必要があり、その具体例が、例えば特許文献1に記載されている。なお、電子部品に異常がある場合とは、ポケット内で電子部品が所定の配置(姿勢)となっていない場合、並びに、電子部品自体にクラック等の異常がある場合を意味する。
特許文献1には、キャリアテープ(エンボステープ)に貼り付けられたカバーテープ越しにポケット内の電子部品を撮像し、電子部品の配置に異常が検出された場合、ニードルをキャリアテープやカバーテープに突き通して電子部品の配置を調整する装置が記載されている。
特開平11―147507号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置は、キャリアテープにカバーテープが貼り付けられた状態で、電子部品を撮像するので、外観上の不良箇所を有する電子部品が検出されたとしても、該当の電子部品をポケットから取り出すことができない。また、ニードルを用いた位置調整では安定的に電子部品を所定位置に配置させることができないという問題があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、異常のある電子部品をポケットから取り出し可能なテーピング装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係るテーピング装置は、ポケットに挿入位置で電子部品が入れられたキャリアテープを該キャリアテープの長手方向に間欠的に搬送し、貼付位置で該キャリアテープに上からカバーテープを接着して前記電子部品を封入するテーピング装置において、前記キャリアテープの上側に配された上側ガイドと、カバー部を有し、前記上側ガイドに移動可能に取り付けられたスライド部材と、前記カバー部が前記ポケットを上側から覆っている前記スライド部材の基準位置と前記ポケットの上側を開放している前記スライド部材の開放位置の間の該スライド部材の移動を行う駆動手段と、上側が開放された前記ポケットから異常のある前記電子部品を取り除く除去手段とを備える。
本発明に係るテーピング装置は、カバー部を有し、上側ガイドに移動可能に取り付けられたスライド部材と、カバー部がポケットを上側から覆っているスライド部材の基準位置とポケットの上側を開放しているスライド部材の開放位置の間のスライド部材の移動を行う駆動手段と、上側が開放されたポケットから異常のある電子部品を取り除く除去手段とを備えるので、異常のある電子部品をポケットから取り出すことが可能である。
本発明の一実施の形態に係るテーピング装置の説明図である。 (A)、(B)は、キャリアテープ及びカバーテープの説明図である。 挿入位置、撮像位置、除去位置、合流位置及び貼付位置の説明図である。 (A)、(B)は合流位置及び貼付位置の説明図である。 上側ガイドに取り付けられたスライド部材の説明図である。 (A)、(B)はスライド部材の説明図である。 制御部の接続を示すブロック図である。 (A)、(B)は、異常のある電子部品が検出された際の処理を示す説明図である。 異常のある電子部品が検出された際の処理を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係るテーピング装置と共に用いられる外観検査装置の説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1、図2(A)、(B)、図3に示すように、本発明の一実施の形態に係るテーピング装置10は、ポケットP1に挿入位置Iで電子部品Wが入れられたキャリアテープPをキャリアテープPの長手方向に間欠的に搬送し、貼付位置TでキャリアテープPに上からカバーテープQを接着して電子部品Wを封入する装置である。以下、詳細に説明する。
キャリアテープPは、図2(A)、(B)に示すように、長手方向(キャリアテープPが搬送される方向)に等ピッチで複数のポケットP1が形成され、キャリアテープPのポケットP1の幅方向両側に、平坦部P2、P3がそれぞれ設けられている。以下、キャリアテープPの搬送方向を「テープ搬送方向D」とも言う。
ポケットP1は上部が開口しており、電子部品Wは上からポケットP1に入れられる。平坦部P3には、キャリアテープPの長手方向に沿って、等ピッチで送り孔P4が形成されている。
キャリアテープPより幅が狭いカバーテープQは、ポケットP1全体、平坦部P2の大半及び平坦部P3の略半分を上から覆った状態でキャリアテープPに固定される。ポケットP1内の電子部品Wは、カバーテープQがキャリアテープPに固定されることによって、封止される。
テーピング装置10は、図1に示すように、ベースユニット15を備え、ベースユニット15には、キャリアテープPを案内する長尺のガイド部材14と、キャリアテープPを掛け留めるプーリ11と、貼付位置TでカバーテープQをキャリアテープPに貼り付ける貼付部材16と、複数の案内ローラ17を有してカバーテープQを案内するガイド機構18とが取り付けられている。
ガイド部材14は、キャリアテープPを水平に進行させた後、キャリアテープPの進行方向を上方に変える。プーリ11は、外周に図示しない突起を具備し、その突起をキャリアテープPの送り孔P4に挿入して、貼付位置Tのテープ搬送方向Dの上流側でキャリアテープPを掛け留めている。
ベースユニット15にはサーボモータ19が固定されており、サーボモータ19の出力軸はプーリ11に連結されている。
以下、テープ搬送方向Dの上流側及び下流側をそれぞれ、単に「上流側」及び「下流側」とも言う。
プーリ11は、プーリ11に上から掛け渡されたキャリアテープPに対し、サーボモータ19の作動によってテープ搬送方向Dの力を与える。サーボモータ19は、出力軸を所定の角速度で駆動回転する回転状態及びブレーキ状態を間欠的に繰り返して、プーリ11にキャリアテープPの間欠的な搬送を行わせる。
プーリ11の下流側には、図1、図3に示すように、ベースユニット15に固定されテープ搬送方向Dに長い上側ガイド21が設けられている。上側からキャリアテープPを案内する上側ガイド21は、テープ搬送方向Dに間隔を空けて水平配置された板材21a、21bを有し、板材21aの下流側に配された板材21bには開口22が形成されている。
カバーテープQは、図1、図3、図4(A)、(B)に示すように、ガイド機構18の複数の案内ローラ17によって案内され、挿入位置Iと貼付位置Tの間の合流位置Jで、上側ガイド21の上方から開口22を通って上側ガイド21の下側に進み、キャリアテープPに上側から接触する。
合流位置Jの下流側には、図1、図3に示すように、ベースユニット15に固定された支持部材23に回動可能に取り付けられた略直方体の貼付部材16が設けられている。
貼付部材16は、先側に加熱部24を有し、図3、図4(B)に示すように、回動することによって、開口22の上方にあった加熱部24を、開口22の下側に配されたカバーテープQに押し当てる。加熱部24は、カバーテープQ及びキャリアテープPが一時停止しているタイミングで、カバーテープQに接触する。
開口22の下方には固定ブロック25が設けられており、カバーテープQ及びキャリアテープPは、加熱部24と固定ブロック25に挟まれた状態で、加熱部24の熱により熱圧着される。
ベースユニット15には、図1、図3に示すように、挿入位置Iと貼付位置Tの間で板材21a、21bにキャリアテープPを下から押し付ける押上げ機構26と、貼付位置Tの下流側で上側ガイド21の下方に配された下側ガイド27と、貼付位置Tの下流側で、キャリアテープP及びカバーテープQを案内する図示しないローラが取り付けられている。
押上げ機構26は、キャリアテープPに下から接するテープ搬送方向Dに長い長尺片30と、長尺片30に上向きの力を与える弾性体31、32とを有し、図3、図5に示すように、キャリアテープPを板材21aの下面33a及び板材21bの下面33bに面接触させている。本実施の形態では、キャリアテープPに上から面接触する第1水平領域が板材21aの下面33a及び板材21bの下面33bによって形成されている。
下側ガイド27は、図1、図3に示すように、テープ搬送方向Dに長く、下側ガイド27が設けられた領域では、カバーテープQに上側から板材21bが接触し、キャリアテープPに下側から下側ガイド27が接触している。本実施の形態では、板材21a全体がキャリアテープPに上から接し、板材21bが部分的にキャリアテープPに上から接している。
従って、貼付位置Tの上流側では、キャリアテープPの上下の移動が板材21a、21bと押上げ機構26とによって制限され、貼付位置Tの下流側では、キャリアテープP及びカバーテープQの上下の移動が板材21bと下側ガイド27とによって制限されている。
そのため、キャリアテープPが一時停止と進行を交互に繰り返し間欠的に搬送されることによって、あるいは、カバーテープQに貼付部材16の加熱部24が間欠的に押し当てられることによってキャリアテープP及びカバーテープQに生じ得る振動を抑制することができる。なお、仮に、押上げ機構26及び下側ガイド27が無く、上側ガイド21がプーリ11の下流側でキャリアテープPに上から接しているだけでも、キャリアテープP及びカバーテープQに生じ得る振動を抑制可能である。
また、ベースユニット15の上方には、電子部品WをキャリアテープPのポケットP1に入れる吸着ノズル34、ポケットP1内に収容された電子部品Wを上方から撮像するカメラ(撮像手段の一例)35、ポケットP1から異常のある電子部品Wを取り除く吸引ノズル(除去手段の一例)37、及び、ポケットP1内に収容された電子部品Wを上方から撮像するカメラ36がテープ搬送方向Dに順に配置されている。
本実施の形態では、吸着ノズル34がテーピング装置10に含まれない外部の物であり、カメラ35、36及び吸引ノズル37はテーピング装置10に含まれる物であるが、テーピング装置が吸着ノズルを備えていてもよい。
以下、挿入位置Iと合流位置Jの間でカメラ35によって電子部品Wを撮像する位置を、「撮像位置F」とし、撮像位置Fとは別位置で、吸引ノズル37によって電子部品WをポケットP1から取り除く位置を、「除去位置R」とする。本実施の形態では、除去位置Rが撮像位置Fの下流側(即ち、撮像位置Fと別位置)に設けられている。
吸着ノズル34は、図3、図8(A)に示すように、挿入位置Iの上方で昇降可能に設けられ、真空圧(負圧)によって電子部品Wを吸着することができる。吸着ノズル34は、電子部品Wを吸着した状態で降下し、大気開放(負圧及び正圧を加えていない状態)によって電子部品Wを解放して、挿入位置Iに配されたキャリアテープPのポケットP1内に電子部品Wを挿入する。
電子部品Wが入れられたポケットP1は、キャリアテープPが、ポケットP1の配置ピッチ分、搬送されて上側ガイド21の板材21aに上から覆われた状態となる。
撮像位置Fには、図3、図5、図6(A)、(B)に示すように、キャリアテープPに上から接触する板状のスライド部材38が、上側ガイド21に取り付けられている。スライド部材38は、キャリアテープPに上から接触することから、上側ガイド21と共に、キャリアテープPに生じ得る振動を抑制している。
テープ搬送方向Dに直交する方向に長いスライド部材38は、板材21a、21bの間に、テープ搬送方向Dに直交する方向に水平移動可能に装着されている。スライド部材38には、基準位置で、図3、図5に示すように、キャリアテープPに上から面接触する水平配置された下面38a(第2水平領域)が設けられている。スライド部材38及び板材21a、21bは同じ厚みであり、スライド部材38の下面38a、板材21aの下面33a及び板材21bの下面33bは同一高さに配置されている。従って、板材21aの下面33a及び板材21bの下面33bは、スライド部材38の下面38aと共に、キャリアテープPに上から面接触する水平な一の仮想面を形成することとなる。
スライド部材38は、図5、図6(A)、(B)に示すように、上流端側で下側が上流に突出し、下流端側で下側が下流に突出している。板材21aは下流端側で上側が下流に突出しており、スライド部材38の上流端側の突出した下側に上から面接触し、板材21bは上流端側で上側が上流に突出しており、スライド部材38の下流端側の突出した下側に上から面接触している。この構造によって、板材21a、21bは、スライド部材38の水平移動をガイドする。
スライド部材38は、図6(A)、(B)に示すように、電子部品Wが挿入されたポケットP1を上側から覆うカバー部41を有し、開口42が形成されている。
スライド部材38には、ベースユニット15に固定された駆動手段43(本実施の形態ではモータ)が連結されている。カバー部41がポケットP1を上側から覆うスライド部材38の位置を基準位置、カバー部41がポケットP1の上側から離れ開口42がポケットP1の上方に配されてポケットP1の上側を開放するスライド部材38の位置を開放位置として、駆動手段43は、作動によって、基準位置に配されているスライド部材38を開放位置に移動させること、並びに、開放位置に配されているスライド部材38を基準位置に移動させることが可能である。
スライド部材38は、通常時、基準位置に配置され、ポケットP1内の電子部品Wを取り除く際に開放位置に配置される。本実施の形態では、スライド部材38は、基準位置に配置された状態及び開放位置に配置された状態の双方で下面38aがキャリアテープPに上から面接触している。
カバー部41は透光性を有するガラス板であり、カメラ35は、間欠的に搬送されているキャリアテープPが一時停止する度に、基準位置に配されているスライド部材38のカバー部41を通してポケットP1内の電子部品Wを撮像する。
撮像位置Fは、図3に示すように、挿入位置Iと貼付位置Tの間にあることから、カメラ35は、挿入位置Iと貼付位置Tの間でポケットP1内の電子部品Wを撮像することとなる。
カメラ35には、図7に示すように、貼付部材16、サーボモータ19及び駆動手段43の動作を制御する制御部44が接続されている。制御部44は、CPU及びメモリを有して構成することができ、カメラ35で撮像された画像は、制御部44に送信される。制御部44は、カメラ35が撮像した画像を基に、ポケットP1内の電子部品Wに異常があるか否かを判定する。ここで、電子部品Wの異常とは、電子部品WのポケットP1内での配置(姿勢)の異常(例えば、電子部品Wの表と裏が反転している状態)、並びに、電子部品W自体の異常(例えば、クラック等の外観上の不良)を意味する。
また、吸引ノズル37は、制御部44に接続された電磁弁45を介して図示しない真空ポンプに連結されており、吸引ノズル37は、制御部44による電磁弁45の制御によって、電子部品Wを吸い込むことが可能な状態となる。
そして、ベースユニット15の下側には、図1に示すように、ベースユニット15をキャリアテープPの長手方向(キャリアテープPの挿入位置I、貼付位置T間の領域の長手方向)に進退させる移動機構46が設けられている。移動機構46は、図7に示すモータ47とベースユニット15を案内する周知のガイド部材とを有している。
ベースユニット15は、モータ47の作動によって、ベースユニット15に取り付けられた部材や機構(例えば、プーリ11、貼付部材16、ガイド機構18、サーボモータ19、上側ガイド21、押上げ機構26、下側ガイド27、スライド部材38及び駆動手段43)と共に一体的に移動する。このとき、吸着ノズル34、カメラ35、36及び吸引ノズル37等のベースユニット15に取り付けられていない物は、ベースユニット15と共に移動しない。
カメラ35が、図8(A)に示すように、撮像位置Fに配されているポケットP1内の電子部品Wを撮像し、制御部44が当該画像を基に該当の電子部品Wに異常有りと判定すると、以下の処理が行われる。
まず、キャリアテープPの搬送と貼付部材16によるカバーテープQのキャリアテープPへの接着とが停止し、スライド部材38は開放位置に移動して異常のある電子部品Wが収められたポケットP1の上側を開放し、ベースユニット15は、移動機構46の作動により移動して、図8(B)に示すように、スライド部材38を異常のある電子部品Wが入れられたポケットP1と共に除去位置Rに配置させ停止する。
そして、吸引ノズル37が除去位置Rで上側が開放されたポケットP1から異常のある電子部品Wを吸い込んで取り除く。吸引ノズル37に吸い込まれた電子部品Wは、吸引ノズル37の出側に配された図示しない容器内に送られる。
その後、スライド部材38は基準位置に移動し、ベースユニット15は移動機構46の作動により移動して、スライド部材38と共に電子部品Wが取り除かれたポケットP1を撮像位置Fに配置させ、カメラ35が当該ポケットP1をカバー部41越しに撮像してその画像を制御部44に送信する。
制御部44は、カメラ35から送信された画像を基にポケットP1内の電子部品Wの有無を判定し、電子部品W無しとの判定をすると、スライド部材38は開放位置に配され、ベースユニット15は移動機構46の作動により移動して、図9に示すように、電子部品Wが取り除かれたポケットP1を挿入位置Iに配置させて停止する。当該ポケットP1に吸着ノズル34によって電子部品Wが入れられ、スライド部材38が基準位置に戻って電子部品Wが入れられたポケットP1の上側を覆う。
そして、ベースユニット15は移動機構46の作動により移動して、電子部品Wが入れられたポケットP1を撮像位置Fに配置し、カメラ35がポケットP1内の電子部品Wを撮像する。制御部44が電子部品Wに異常無しとの判定をすると、キャリアテープPの間欠的な搬送やカバーテープQのキャリアテープPへの接着等、電子部品W封入の一連の処理が再開される。
また、板材21bには、図1に示すように、カメラ36の下方に透光性を有するガラス板48が取り付けられている。カメラ36は、図7に示すように、制御部44に接続されており、制御部44はカメラ36が撮像した画像を基にポケットP1に封入された電子部品Wの異常の有無を判定する。
本実施の形態では、テーピング装置10が、図10に示すように、電子部品Wをそれぞれ保持する複数の吸着ノズル34が間隔を空けて外周に取り付けられた円盤状の回転体50と、吸着ノズル34に保持された電子部品Wの外観を撮像するカメラ51、52を有して電子部品Wの外観を検査する外観検査装置60と共に用いられている。
回転体50の中心は鉛直軸53に連結されており、回転体50は、鉛直軸53を中心に間欠的に回転して、各吸着ノズル34に保持された電子部品Wを、カメラ51、52の撮像位置に送る。
そして、外観に疵等がないと判定された電子部品Wは、回転体50によって、テーピング装置10の上方に送られ、吸着ノズル34によって、テーピング装置10に装着されたキャリアテープPのポケットP1に入れられる。なお、外観に疵があると判定された電子部品Wは、テーピング装置10の回転体50の回転方向上流側に設けられたソータ54に供給され、不良品として排出される。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲である。
例えば、開口が形成されていないスライド部材を採用することができる。開口が形成されていないスライド部材を採用する際、スライド部材が開放位置に配されてポケットの上側から遠ざかるように設計すればよい。
また、スライド部材を、ガラス板が取り付けられていない金属板で形成してもよく、その場合、上側ガイドのスライド部材より上流側にガラス板を取り付け、そのガラス板を通してカメラでポケット内の電子部品を撮像するようにしてもよい。
そして、スライド部材はテープ搬送方向Dに直交する方向に水平移動する必要は無く、例えば、スライド部材は、テープ搬送方向Dに水平移動して、ポケットの上側を開放するようにしてもよい。
更に、異常のある電子部品を撮像位置でポケットから取り除くようにしてもよい。
また、挿入位置とは別に除去位置を設ける必要はなく、挿入位置で異常のある電子部品を取り除くようにしてもよい。その場合、異常のある電子部品が検出されると、スライド部材が開放位置に配され、移動機構によるベースユニットの移動により当該電子部品を入れたポケットが挿入位置に配置される。そして、吸着ノズルで当該電子部品が取り除かれた後(よって、吸着ノズルは除去手段として機能する)、回転体の回転によって、別の電子部品を吸着している吸着ノズルが挿入位置に配され、その別の電子部品が、異常のある電子部品が取り除かれたポケットに入れられる。電子部品が入れられたポケットは、移動機構によるベースユニットの移動により撮像位置に配置され、撮像手段による撮像によってそのポケット内の電子部品に異常がないことが検知されると、一連の電子部品の封入処理が再開される。
また、ベースユニットを進退させる移動機構は必ずしも必要ではなく、移動機構を採用しない場合、プーリでキャリアテープをテープ搬送方向Dの反対方向に送って、異常のある電子部品が取り除かれたポケットを挿入位置に配し、新たな電子部品を当該ポケットに挿入するようにすればよい。
そして、上側ガイドに、貼付部材の加熱部を通す開口部とは別に、カバーテープが通過する開口部を形成してもよい。
更に、キャリアテープ及びカバーテープの接着は熱圧着である必要はなく、例えば、常温の環境下で圧力を加えて圧着する常温圧着(感圧式)であってもよい。
また、部分的にキャリアテープに上から接する上側ガイドを採用する代わりに、全体的にキャリアテープに上から接する上側ガイド(例えば、挿入位置と合流位置の間に設けられた上側ガイド)を採用してもよい。そして、上側ガイド及びスライド部材はキャリアテープに非接触な状態で、僅少の隙間(例えば、電子部品の厚みと同等の隙間)を有してキャリアテープの上方に配されていてもよい。但し、キャリアテープ及びカバーテープに生じる振動を抑制するには、上側ガイド及びスライド部材がキャリアテープに接触するのが好ましい。
10:テーピング装置、11:プーリ、14:ガイド部材、15:ベースユニット、16:貼付部材、17:案内ローラ、18:ガイド機構、19:サーボモータ、21:上側ガイド、21a、21b:板材、22:開口、23:支持部材、24:加熱部、25:固定ブロック、26:押上げ機構、27:下側ガイド、30:長尺片、31、32:弾性体、33a、33b:下面、34:吸着ノズル、35、36:カメラ、37:吸引ノズル、38:スライド部材、38a:下面、41:カバー部、42:開口、43:駆動手段、44:制御部、45:電磁弁、46:移動機構、47:モータ、48:ガラス板、50:回転体、51、52:カメラ、53:鉛直軸、54:ソータ、60:外観検査装置、D:テープ搬送方向、F:撮像位置、I:挿入位置、J:合流位置、P:キャリアテープ、P1:ポケット、P2、P3:平坦部、P4:送り孔、Q:カバーテープ、R:除去位置、T:貼付位置、W:電子部品

Claims (6)

  1. ポケットに挿入位置で電子部品が入れられたキャリアテープを該キャリアテープの長手方向に間欠的に搬送し、貼付位置で該キャリアテープに上からカバーテープを接着して前記電子部品を封入するテーピング装置において、
    前記キャリアテープの上側に配された上側ガイドと、
    カバー部を有し、前記上側ガイドに移動可能に取り付けられたスライド部材と、
    前記カバー部が前記ポケットを上側から覆っている前記スライド部材の基準位置と前記ポケットの上側を開放している前記スライド部材の開放位置の間の該スライド部材の移動を行う駆動手段と、
    上側が開放された前記ポケットから異常のある前記電子部品を取り除く除去手段とを備えることを特徴とするテーピング装置。
  2. 請求項1記載のテーピング装置において、前記スライド部材には、該スライド部材が前記開放位置に配された状態で、前記ポケットの上側に配される開口が形成されていることを特徴とするテーピング装置。
  3. 請求項1又は2記載のテーピング装置において、前記カバー部は透光性を有し、前記挿入位置と前記貼付位置の間で、前記カバー部を通して前記ポケット内の前記電子部品を撮像する撮像手段が設けられていることを特徴とするテーピング装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のテーピング装置において、前記上側ガイドには、前記キャリアテープに上から面接触する第1水平領域が設けられ、前記スライド部材には、前記スライド部材が前記基準位置に配された状態で、前記第1水平領域と共に水平な一の仮想面を形成して前記キャリアテープに上から面接触する第2水平領域が設けられていることを特徴とするテーピング装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のテーピング装置において、前記上側ガイドが取り付けられたベースユニットと、前記ベースユニットを前記キャリアテープの長手方向に進退させる移動機構とを、更に備え、前記移動機構は、前記電子部品が取り除かれた前記ポケットを前記挿入位置に配置させることを特徴とするテーピング装置。
  6. 請求項5記載のテーピング装置において、前記電子部品を前記除去手段で取り除く除去位置が設けられ、前記移動機構は、前記ベースユニットを移動させて、異常のある前記電子部品が入れられた前記ポケットを前記除去位置に配置させることを特徴とするテーピング装置。
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