JP2019037931A - 銅を含む二元系酸化物からなる水熱酸化反応触媒及びその触媒を用いた難分解性有機汚染物質の処理方法 - Google Patents
銅を含む二元系酸化物からなる水熱酸化反応触媒及びその触媒を用いた難分解性有機汚染物質の処理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019037931A JP2019037931A JP2017161278A JP2017161278A JP2019037931A JP 2019037931 A JP2019037931 A JP 2019037931A JP 2017161278 A JP2017161278 A JP 2017161278A JP 2017161278 A JP2017161278 A JP 2017161278A JP 2019037931 A JP2019037931 A JP 2019037931A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalyst
- copper
- binary
- oxidation reaction
- transition metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
- Catalysts (AREA)
Abstract
Description
一方、鉄イオンと過酸化水素が酸性条件下で反応し、高い酸化分解能力を有する水酸化ラジカルを生成する反応をフェントン反応と呼び、鉄以外の金属イオンを利用する反応もフェントン型反応と呼び、これらの反応を汚染水などの処理に応用する方法も知られており、これらの技術は広く「フェントン法」と呼ばれている。
上記難分解性有機汚染物質としては、例えば、PRTR法(化学物質管理促進法)で対象化学物質として指定されている化学物質を挙げることができる。
ハイテク工場を始めとする各種事業所から排出される排水や洗浄液はトリクロロエチレン等の有機塩素化合物やフッ素系界面活性剤、フッ素系潤滑剤などの有機フッ素化合物で汚染されていることが多い。これらの排水や洗浄液に含まれる有機ハロゲン化合物による土壌汚染、地下水汚染などの環境問題も懸念されるところであり、さらに、それらの化合物による中枢神経障害や肝機能障害の可能性も指摘されているところである。また、フッ素化炭化水素類はオゾン層破壊の原因物質として指摘されているものであり、それらの無害化も課題となっている。
そして、そのPCBの一部は燃焼方法により処理されたことがあるものの、無害化することは必ずしも容易ではないのが実情である。
また、ダイオキシン類はポリ塩化ジベンゾ−パラ−ジオキシン(PCDD)とポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)をまとめてダイオキシン類と呼んでおり、2つのベンゼン核が酸素を介して結合した構造を持つ化合物でベンゼン核に結合する塩素の数とその結合位置で異なる多数の種類が存在し、ごみ焼却炉などから生成する毒性を有する化合物である。
有機塩素化合物以外では、1,4−ジオキサン、1,3−ジオキソランなどの環状ジエーテル化合物も本発明が対象とする難分解性有機汚染物質に該当し、これらの化合物もPRTR法(化学物質管理促進法)における第1種指定化学物質に該当する。
上記方法以外では、オゾン・紫外線処理法や水熱酸化法などが用いられることもあるが、これらの方法はいずれも設備が高価であり、工程も複雑となることから運転コストも高価なものとなる。
本発明では、一般的な処理技術である上記の微生物分解法やオゾン処理法のみでは分解除去が困難な有機化合物を難分解性有機化合物という。
また、鉄イオンと過酸化水素が反応し、高い酸化分解能力を有する水酸化ラジカルを生成するフェントン反応を汚染水などの処理に応用するフェントン法も注目されている技術である。
そこで、水熱酸化法では、その反応温度を下げるためにチタニア及びアルミナにルテニウム、パラジウムなどの貴金属を担持した触媒、白金、ゼオライトのような触媒(特許文献1)、チタン、ケイ素、ジルコニウムまたはセリウムにマンガン、鉄、コバルト、銅な
どの遷移金属を含有させた触媒(特許文献2)が検討されてきており、後者の触媒を使用した場合では、反応温度250℃でトリクロロエチレンを70〜90%除去することに成功している。
一方、フェントン法によって難分解性有機化合物を分解処理する試みも行われており、フェントン法をベースに鉄または銅化合物を担持したゼオライトを触媒に用いて有機化合物を分解処理する手法が提案されている(特許文献3)。
しかし、この方法の実施例では、銅化合物として塩化銅(II)を用いるものは、3日間に及ぶ長時間の反応でも除去率は90%程度にとどまっており、ハイテク工場などで多量に排出される廃液・排水などを処理するには、より一層短時間で迅速に処理できる能力が求められている。
本発明は大きな設備コストや運転コストを必要とせず、効率よく難分解性有機化合物を分解処理して無害化することが可能な触媒及び該触媒を用いた処理方法を提供することを目的とし、より具体的には、フェントン型反応を利用した難分解性有機化合物の分解処理方法で使用する銅及び銅以外の3d遷移金属元素の混合酸化物からなる二元系触媒であることを特徴とする水熱酸化反応触媒及びその触媒を使用する処理方法を提供することを目的とする。
この方法により反応温度を200℃程度に下げても難分解性有機化合物をほぼ100%の分解率で処理することが可能なだけでなく、TOC(全有機炭素)除去率も80%程度まで上げることが可能になり、装置の簡素化や長寿命化等だけでなく、TOC(全有機炭素)除去率においても大きな改善効果を有するものである。
本発明のポイントは、銅及び銅以外の3d遷移金属元素の混合酸化物を触媒に使用することにあり、処理時におけるこの触媒の使用法は、反応器内に触媒を充填・固定する方法が代表的であるが、排水や廃液に触媒を直接懸濁させて使用する方法も可能である。
また、この触媒は製造段階において、不活性雰囲気中500℃程度で約1〜2時間加熱焼成し多孔状焼結体とすることで、触媒の活性を失うことなく、反応器内での触媒と反応基質との良好な接触を長時間安定して維持することが可能である。
また、銅(Cu)と銅(Cu)以外の3d遷移金属元素との混合モル比は銅(Cu):銅(Cu)以外の3d遷移金属元素=1:9〜9:1であり、好ましくは4:6〜7:3、より好ましくは5:5〜6:4である。
本発明により、従来、難分解性有機化合物の分解処理に必要であった高温高圧反応条件が不要になると同時に、より一層分解効率が向上するため、処理時の大幅な消費エネルギー低減、装置の簡素化と長寿命化を実現できることが期待される。
なお、本発明における難分解性有機化合物とは、前述のとおり、一般的な処理技術である微生物分解法やオゾン処理法のみでは分解除去が困難な有機化合物を意味する。
本発明は、(1)フェントン型反応を用いる難分解性有機化合物の分解処理方法で使用
する触媒であって、該触媒が銅及び銅以外の3d遷移金属元素の混合酸化物からなる二元系触媒であることを特徴とする水熱酸化反応触媒である。
(3)前記銅及び銅以外の3d遷移金属元素の混合酸化物からなる二元系触媒において、銅と銅以外の3d遷移金属元素との混合モル比率が、銅:銅以外の3d遷移金属元素=1:9〜9:1であることを特徴とする(1)又は(2)に記載の水熱酸化反応触媒である。
(4)前記銅及び銅以外の3d遷移金属元素の混合酸化物からなる二元系触媒が、ゼオライト、チタニア又はアルミナに担持されていることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の水熱酸化反応触媒である。
(6)水熱酸化反応を行わせる反応器内の圧力が、加熱温度での水の平衡蒸気圧以上であることを特徴とする(5)に記載の難分解性有機化合物の分解処理方法である。
難分解性有機化合物である有機ハロゲン化合物の分解反応に必要な過酸化水素量は化学量論的に決まるが、実際には、有機ハロゲン化合物の完全酸化に必要な化学量論量の概ね80〜100%が好ましい範囲である。
有機塩素化合物の例としては、1,1−ジクロロエチレン、ジクロロメタン、トリハロメタン、トランス−1,2−ジクロロエタン、シス−1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、1,1,1−トリクロロエタン、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、トリクロロエタン、1,2−ジクロロプロペン、ブロモジクロロメタン、シス−1,3−ジクロロプロペン、トランス−1,3−ジクロロプロペン、1,1,2−トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジブロモジクロロメタン、クロロベンゼン、1,2−ジクロロベンゼン、1,3−ジクロロベンゼン、1,4−ジクロロベンゼン、1,2,3−トリクロロベンゼン、1,2,4−トリクロロベンゼンなどの塩素化炭化水素、また、クロロフェノール、DDT、BHC、PCB、ダイオキシン類などが挙げられる。
また、1,4−ジオキサンや1,3−ジオキソランなどの環状ジエーテル化合物も挙げることができる。
なお、本発明における難分解性有機化合物とは、前述のとおり、一般的な処理技術であ
る微生物分解法やオゾン処理法のみでは分解除去が困難な有機化合物を意味する。
触媒の製造方法は、支持体を用いる場合、含浸法が一般的である。例えば、原料の混合水溶液中でゼオライトやチタニアなどの支持体を24時間以上攪拌後、ろ過と乾燥を経て、200〜600℃程度で焼成する。また、支持体を用いない場合、共沈法が一般的である。例えば、原料の混合水溶液にアルカリを加えて金属水酸化物を共沈させ、この沈殿物をろ過後、200〜600℃程度で焼成する。
なお、触媒を反応器に充填・固定する際は、反応基質との良好な接触を維持するため、触媒を多孔状焼結体として使用することが好ましい。
水熱酸化法による酸化分解は、酸化剤である過酸化水素の熱分解(式1)により生成したヒドロキシラジカル(・OH)が難分解性有機化合物を攻撃することで進行する。
H2O2 + △ → 2・OH (1)
その反応は、以下の式(2)及び(3)で表される反応である。
Cu+ + H2O2 → Cu2+ + HO− + ・OH (2)
Cu2+ + H2O2 → Cu+ + ・OOH + H+ (3)
反応器内圧力は反応温度における水の平衡蒸気圧以上であればよく、特に平衡蒸気圧直近の圧力に設定した場合、反応器の大幅な簡素化が可能である。
さらに、触媒を反応器に充填・固定する場合、触媒を多孔状焼結体とすることで活性を
失うことなく、反応器内での触媒と反応基質との良好な接触を長時間安定して維持することが可能である。
[実施例]
[銅及び銅以外の3d遷移金属元素の混合酸化物からなる二元系触媒の製造]
(1)銅(I)とニッケル(II)との混合酸化物からなる二元系触媒
塩化銅(I)水溶液0.02 mol/Lと塩化ニッケル(II)水溶液0.02 mol/Lの混合水溶液を50ml調整した。この溶液にゼオライト10 gを入れて、24時間マグネチックスターラーで撹拌し、吸引ろ過した後、真空乾燥装置を使って水分をとばした。その後、500 ℃、90分間、空気中で焼成したものを触媒として使用した。
(2)銅(I)と鉄(II)との混合酸化物からなる二元系触媒
(3)銅(I)とコバルト(II)との混合酸化物からなる二元系触媒
塩化ニッケル(II)を塩化コバルト(II)に換えた以外は上記(1)と同様にして、銅(I)とコバルト(II)との混合酸化物からなる二元系触媒を製造した。
(4)銅(I)又はニッケル(II)酸化物からなる一元系触媒
塩化銅(I)水溶液又は塩化ニッケル(II)水溶液を単独で使用する以外は上記(1)と同様にして、銅(I)又はニッケル(II)の酸化物からなる一元系触媒を製造した。
このように合成した触媒を、以後それぞれCu/Ni、Cu/Fe、Cu/Coと記す。
また、酸化銅(I)または酸化ニッケル(II)をゼオライトに担持した触媒をそれぞれCu、Niと記す。
チタン製反応器は外径6.0mm,内径4.0mm,長さ25cmのチタン製チューブで、両端にインラインフィルター(SS−4FWS−05, Swagelok Co.)を装着している。塩浴は東洋高圧(株)製TSV−3を使用した。
また、以下の実施例では、難分解性有機化合物の例として1mMの3,4−ジクロロフェノール及び12mMの過酸化水素を含有する水溶液を試料として用いた。
全有機炭素量(TOC)は、TOC測定装置(TOC−V CSH,島津製作所)を用いて測定し、TOC除去率は(TOC0−TOC)/ TOC0 ×100から算出した。ここで、TOC0は未反応試料中のTOC、TOCは反応後試料中の残存TOCである。
難分解性有機化合物のモデル物質として3,4−ジクロロフェノール(1 mM)を溶解した水溶液を調整し、ここに酸化剤として12 mMの過酸化水素を加えた。上記で製造した触媒を充填したチタン製反応器を塩浴に浸漬して反応温度を200℃に保持した。調整した水溶液をポンプにより、圧力10 MPa、流速4 cm3/minで反応器に注入し、12時間の連続処理試験を行った。
反応後の溶液中の難分解性有機化合物(3,4−ジクロロフェノール)濃度を測定するため、所定時間ごとに試料を採取し、HPLCで分析を行った。同様に、TOC計を用いて反応後のTOC濃度(全有機炭素濃度)の測定を行い、無機化率の測定も行った。
なお、反応時間は室温換算でおよそ0.1minである。
Cuと比較して、Cu/Ni及びCu/Feでは難分解性有機化合物(3,4−ジクロロフェノール)分解率が向上し、特にCu/Niでは、ほぼ100%に達した。一方、Cu/Co、Niは反応初期ではCuと同等か若干上回る性能を示すものの、時間の経過とともに触媒性能が低下する傾向がみられた。
TOC除去率においても、難分解性有機化合物(3,4−ジクロロフェノール)分解率と同様に、Cu/Ni及びCu/Feは優れた性能を示し、特にCu/Niでは、時間の経過とともに、Cuより大幅な向上が認められた。一方、Cu/Co、NiのTOC除去率は、時間の経過とともにCuに比べ活性が減少する傾向がみられた。
以上の結果から、Cu/Ni及びCu/Feが従来の亜酸化銅(I)より高活性触媒であることが確認でき、特に、Cu/Niが亜酸化銅(I)より高活性触媒であることが明らかとなった。
一元系酸化物触媒では、Cuは難分解性有機化合物(3,4−ジクロロフェノール)分解率が約95%を示し、経過時間によっても特に変動はない。Niは当初Cuと同等の性能を示すものの時間の経過とともに、60%程度に低下している。
これに対し、二元系酸化物触媒(Cu/Ni)での難分解性有機化合物(3,4−ジクロロフェノール)分解率は、経過時間にかかわらず常にほぼ100%を示し、その活性が際立っている。
この二元系酸化物触媒(Cu/Ni)における触媒活性の高さは、二元系酸化物触媒では、一元系酸化物触媒とは異なり、金属同士の相互作用が存在することを示している。
一元系酸化物触媒では、CuのTOC除去率(無機化率)は経過時間にかかわらず約55%で一定しており、Niは当初約40%、その後20〜30%程度に低下している。また、Cuの担持率を2倍にした一元系酸化物触媒も格別の効果は得られなかった。
これに対し、二元系酸化物触媒(Cu/Ni)でのTOC除去率(無機化率)は、当初から60%程度の活性を示し、その後80%近くまで上昇している。
この二元系酸化物触媒(Cu/Ni)における触媒活性の高さは、図4と同様に、二元系酸化物触媒では、一元系酸化物触媒とは異なり、金属同士の相互作用が存在することを示している。
なお、今回の実施例では触媒の支持体としてゼオライトを使用しているが、チタニアやアルミナなどの支持体でも同様の活性を示すことを確認している。
これらの結果より、本触媒及びその触媒を用いた処理手法が工業的応用において非常に有用であることが確認された。
その結果、大きな設備コストや運転コストを必要とせず、効率よく難分解性有機化合物を水熱酸化分解処理して無害化することが可能となり、排水処理施設や難分解性有機化合物の分解処理施設での活用が期待できる。
2:ポンプ:流速を決定
3:圧力計
4:フィルター(<0.5μm)
5:塩浴:反応温度を決定
6:触媒充填床流通式反応器
7:冷却系
8:フィルター(<0.5μm)
9:背圧弁:圧力を決定
10:HPLC:DCPの濃度測定
11:TOC:全有機炭素量の濃度測定
Claims (6)
- フェントン型反応を用いる難分解性有機化合物の分解処理方法で使用する触媒であって、該触媒が銅及び銅以外の3d遷移金属元素の混合酸化物からなる二元系触媒であることを特徴とする水熱酸化反応触媒。
- 前記銅及び銅以外の3d遷移金属元素の混合酸化物からなる触媒が、銅(I)とニッケル(II)、鉄(II)又はコバルト(II)との混合酸化物からなる二元系触媒であることを特徴とする請求項1に記載の水熱酸化反応触媒。
- 前記銅及び銅以外の3d遷移金属元素の混合酸化物からなる二元系触媒において、銅と銅以外の3d遷移金属元素との混合モル比率が、銅:銅以外の3d遷移金属元素=1:9〜9:1であることを特徴とする請求項1又は2に記載の水熱酸化反応触媒。
- 前記銅及び銅以外の3d遷移金属元素の混合酸化物からなる二元系触媒が、ゼオライト、チタニア又はアルミナに担持されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の水熱酸化反応触媒。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の水熱酸化反応触媒を用いて難分解性有機化合物を分解処理する方法であって、銅及び銅以外の3d遷移金属元素の混合酸化物からなる二元系水熱酸化反応触媒及び過酸化水素の存在下に、難分解性有機化合物を100℃から250℃に加熱して、フェントン型反応を利用した水熱酸化反応を行わせることを特徴とする難分解性有機化合物の分解処理方法。
- 水熱酸化反応を行わせる反応器内の圧力が、加熱温度での水の平衡蒸気圧以上であることを特徴とする請求項5に記載の難分解性有機化合物の分解処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017161278A JP2019037931A (ja) | 2017-08-24 | 2017-08-24 | 銅を含む二元系酸化物からなる水熱酸化反応触媒及びその触媒を用いた難分解性有機汚染物質の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017161278A JP2019037931A (ja) | 2017-08-24 | 2017-08-24 | 銅を含む二元系酸化物からなる水熱酸化反応触媒及びその触媒を用いた難分解性有機汚染物質の処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019037931A true JP2019037931A (ja) | 2019-03-14 |
Family
ID=65727346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017161278A Pending JP2019037931A (ja) | 2017-08-24 | 2017-08-24 | 銅を含む二元系酸化物からなる水熱酸化反応触媒及びその触媒を用いた難分解性有機汚染物質の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019037931A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110052286A (zh) * | 2019-05-14 | 2019-07-26 | 中国矿业大学 | 一种Fenton反应的高效自驱动催化剂的制备方法 |
CN111375412A (zh) * | 2020-03-27 | 2020-07-07 | 华东理工大学 | 一种用于处理水中有机污染物的一体化类芬顿催化剂的制备方法及其产品 |
CN111450854A (zh) * | 2020-04-21 | 2020-07-28 | 东华工程科技股份有限公司 | 一种高效纳米光芬顿催化剂及制备方法 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11262780A (ja) * | 1998-03-17 | 1999-09-28 | Kurita Water Ind Ltd | 有機ハロゲン化合物の分解処理方法 |
JP2001232379A (ja) * | 1999-12-17 | 2001-08-28 | Kankyo Eng Co Ltd | 廃水の処理方法 |
JP2001269673A (ja) * | 1999-08-09 | 2001-10-02 | Nippon Shokubai Co Ltd | ダイオキシン類含有液の処理方法 |
WO2012133006A1 (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-04 | 公立大学法人大阪市立大学 | 有機ハロゲン化合物の処理法 |
WO2014080739A1 (ja) * | 2012-11-20 | 2014-05-30 | 公立大学法人大阪市立大学 | 有機ハロゲン化合物の水熱酸化処理方法及びその触媒 |
JP2014198286A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 栗田工業株式会社 | 難生物分解性有機物含有水の処理方法及び処理装置 |
-
2017
- 2017-08-24 JP JP2017161278A patent/JP2019037931A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11262780A (ja) * | 1998-03-17 | 1999-09-28 | Kurita Water Ind Ltd | 有機ハロゲン化合物の分解処理方法 |
JP2001269673A (ja) * | 1999-08-09 | 2001-10-02 | Nippon Shokubai Co Ltd | ダイオキシン類含有液の処理方法 |
JP2001232379A (ja) * | 1999-12-17 | 2001-08-28 | Kankyo Eng Co Ltd | 廃水の処理方法 |
WO2012133006A1 (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-04 | 公立大学法人大阪市立大学 | 有機ハロゲン化合物の処理法 |
WO2014080739A1 (ja) * | 2012-11-20 | 2014-05-30 | 公立大学法人大阪市立大学 | 有機ハロゲン化合物の水熱酸化処理方法及びその触媒 |
JP2014198286A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 栗田工業株式会社 | 難生物分解性有機物含有水の処理方法及び処理装置 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
成田正彰、米谷紀嗣: "有機汚染物質の水熱酸化処理に用いられるCu-Ni二元系触媒の開発", 第57回高圧討論会講演要旨集 高圧力の科学と技術 特別号, vol. 26, JPN6021019537, 12 October 2016 (2016-10-12), JP, pages 96, ISSN: 0004513246 * |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110052286A (zh) * | 2019-05-14 | 2019-07-26 | 中国矿业大学 | 一种Fenton反应的高效自驱动催化剂的制备方法 |
CN110052286B (zh) * | 2019-05-14 | 2020-08-07 | 中国矿业大学 | 一种Fenton反应的高效自驱动催化剂的制备方法 |
CN111375412A (zh) * | 2020-03-27 | 2020-07-07 | 华东理工大学 | 一种用于处理水中有机污染物的一体化类芬顿催化剂的制备方法及其产品 |
CN111375412B (zh) * | 2020-03-27 | 2022-08-23 | 华东理工大学 | 一种用于处理水中有机污染物的一体化类芬顿催化剂的制备方法及其产品 |
CN111450854A (zh) * | 2020-04-21 | 2020-07-28 | 东华工程科技股份有限公司 | 一种高效纳米光芬顿催化剂及制备方法 |
CN111450854B (zh) * | 2020-04-21 | 2023-02-17 | 东华工程科技股份有限公司 | 一种高效纳米光芬顿催化剂及制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Nzeribe et al. | Physico-chemical processes for the treatment of per-and polyfluoroalkyl substances (PFAS): A review | |
JP5901791B2 (ja) | 有機ハロゲン化合物の水熱酸化処理方法及びその触媒 | |
WO2012133006A1 (ja) | 有機ハロゲン化合物の処理法 | |
Kasprzyk-Hordern et al. | Catalytic ozonation and methods of enhancing molecular ozone reactions in water treatment | |
Adewuyi | Sonochemistry: environmental science and engineering applications | |
Karimian et al. | Shedding light on the catalytic synergies between Fe (II) and PMS in vacuum UV (VUV/Fe/PMS) photoreactors for accelerated elimination of pharmaceuticals: The case of metformin | |
JP2019037931A (ja) | 銅を含む二元系酸化物からなる水熱酸化反応触媒及びその触媒を用いた難分解性有機汚染物質の処理方法 | |
JP2000336044A (ja) | ハロゲン化脂肪族炭化水素化合物または芳香族化合物の分解方法、それに用いる装置、排気ガスの浄化方法及びそれに用いる装置 | |
Sun et al. | Removal of gaseous volatile organic compounds via vacuum ultraviolet photodegradation: Review and prospect | |
Hashmi et al. | Chemical remediation and advanced oxidation process of polychlorinated biphenyls in contaminated soils: a review | |
JP2008049305A (ja) | 揮発性有機塩素化合物分解システム及び揮発性有機塩素化合物の分解方法 | |
JP2003080275A (ja) | 水中の有機ハロゲン化合物の処理方法 | |
KR101571516B1 (ko) | 영가철을 이용한 과황산 활성화 및 이를 이용한 토양 및 지하수의 오염 복원 | |
JP5612820B2 (ja) | 有機塩素化学物汚染の浄化方法 | |
JP2000042575A (ja) | 環境ホルモン含有水の処理方法 | |
JP2014014754A (ja) | 排水処理方法および装置 | |
JP2009011982A (ja) | 低濃度ポリ塩素化ビフェニルの処理装置および処理方法 | |
JP4963014B2 (ja) | 有機ハロゲン化合物の分解方法 | |
JP2008194542A (ja) | 土壌・地下水の浄化処理用貴金属担持金属鉄粒子、及び土壌・地下水の浄化処理方法 | |
JP2003183183A (ja) | 含ハロゲン有機化合物の分解処理方法 | |
Vecitis | Chemical reactions at aqueous interfaces | |
JP3466965B2 (ja) | ハロゲン化脂肪族炭化水素化合物または芳香族ハロゲン化炭化水素化合物の分解方法、それに用いる装置、排気ガスの浄化方法及びそれに用いる装置 | |
JP2005103519A (ja) | 汚染物質分解方法及びその装置 | |
JP4398764B2 (ja) | ハロゲン化有機物の脱ハロゲン化方法 | |
JP2017164681A (ja) | 有機塩素化合物分解用触媒及び有機塩素化合物の無害化処理システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20190724 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20191209 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20191210 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200727 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210518 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210525 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210720 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20210720 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211130 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20220524 |