JP2003080275A - 水中の有機ハロゲン化合物の処理方法 - Google Patents

水中の有機ハロゲン化合物の処理方法

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JP2003080275A
JP2003080275A JP2001278409A JP2001278409A JP2003080275A JP 2003080275 A JP2003080275 A JP 2003080275A JP 2001278409 A JP2001278409 A JP 2001278409A JP 2001278409 A JP2001278409 A JP 2001278409A JP 2003080275 A JP2003080275 A JP 2003080275A
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organic halogen
water
halogen compound
catalyst
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JP2001278409A
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Junichi Miyake
純一 三宅
Toru Ishii
徹 石井
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水中の有機ハロゲン化合物、特にダイオキシ
ン類を効率よく除去する方法を提供する。 【解決手段】 有機ハロゲン化合物含有水を過酸化水素
と共に活性炭触媒、具体的には活性炭、あるいは活性炭
とチタン、ケイ素、アルミニウム、ジルコニウム、マン
ガンなどの金属活性成分とを含む触媒に接触させる。有
機ハロゲン化合物含有水を活性炭触媒に接触させて、有
機ハロゲン化合物を吸着させた後、過酸化水素を供給し
て活性炭触媒に接触させることにより、有機ハロゲン化
合物を更に効率よく処理できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水中の有機ハロゲン
化合物、特にダイオキシン類を処理する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に有機ハロゲン化合物は化学的に安
定であり、水に不溶性あるいは難溶性のものが多い。ま
た、処理すべき水中の有機ハロゲン化合物の濃度は非常
に低いのが一般的である。このような水中の有機ハロゲ
ン化合物を処理する方法としては、従来、生物学的分解
処理法、化学的分解処理法、物理学的分解処理法などの
方法が提案されているが、効率的な処理方法は未だ確立
されていない。特にダイオキシン類の処理については、
効果的な処理方法は未だ確立されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、水中
の有機ハロゲン化合物、特にダイオキシン類を効率よく
分解処理する方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、有機ハ
ロゲン化合物含有水を過酸化水素とともに活性炭触媒に
接触させたり、あるいは有機ハロゲン化合物含有水を活
性炭触媒に接触させて有機ハロゲン化合物を吸着させた
後、過酸化水素を供給して活性炭触媒に接触させると有
機ハロゲン化合物を効率よく分解できることがわかっ
た。
【0005】すなわち、本発明は、水中の有機ハロゲン
化合物を処理するにあたり、活性炭触媒を充填してなる
反応器に有機ハロゲン化合物含有水と過酸化水素とを供
給して有機ハロゲン化合物を分解することを特徴とする
水中の有機ハロゲン化合物の処理方法である。
【0006】また、本発明は、水中の有機ハロゲン化合
物を処理するにあたり、活性炭触媒を充填してなる反応
器に有機ハロゲン化合物含有水を供給して有機ハロゲン
化合物を活性炭触媒に吸着させた後、過酸化水素を供給
して有機ハロゲン化合物を分解することを特徴とする水
中の有機ハロゲン化合物の処理方法である。
【0007】本発明の「有機ハロゲン化合物の分解」と
は、有機ハロゲン化合物の酸化分解、脱塩素化、低分子
化などを包含し、有機ハロゲン化合物を実質的に無害な
ものに変換することを意味するものである。
【0008】なお、本発明においては、過酸化水素と活
性炭触媒との接触により、酸化力の強いヒドロキシラジ
カルが発生し、これが有機ハロゲン化合物の分解を促進
すると考えられている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明における有機ハロゲン化合
物とは、その分子内に少なくとも1個のハロゲン原子を
含有する有機化合物を意味し、例えば、塩化メチル、塩
化エチル、ジクロロエチレン、トリクロロエチレン、テ
トラクロロエチレン、1,1,1−トリクロロエタン、
塩化ビニル、クロロホルムなどの脂肪族有機塩素化合
物;臭化メチル、臭化エチル、臭化ビニルなどの脂肪族
有機臭素化合物;モノクロロベンゼン、ポリ塩化ベンゼ
ン、クロロフェノール、ポリ塩化フェノール、塩化ベン
ジルなどの芳香族有機塩素化合物;臭化ベンジル、臭化
ベンジリデンなどの芳香族臭素化合物;トリクロロフル
オロメタン、ジクロロフルオロメタンなどのフロン類;
ダイオキシン類(臭素化合物も含む。);コプラナーP
CBなどのポリ塩化ビフェニール類(PCB);ポリ臭
化ビフェニール類(PBB);アルドリン、ディルドリ
ン、エンドリン、クロルデンなどの残留性有機汚染物質
(POPs);2,4,5−トリクロロフェノキシ酢
酸、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸、アトラジン、ア
ラクロール、シマジン、ニトロフェン、トリフルラリ
ン、ヘキサクロロシクロヘキサン、1,2−ジブロモ−
3−クロロプロパン、ケルセン、ベンゾエピン、ヘプタ
クロル、メトキシクロル、ジペルメトリン、エスフェン
バレレート、フェンバレレート、ペルメトリンなどのハ
ロゲンを含有する外因性内分泌攪乱化学物質(環境ホル
モン)などを挙げることができる。本発明の方法は、上
記有機ハロゲン化合物のなかでも、ベンゼン環を有する
有機ハロゲン化合物、特にダイオキシン類の処理に有効
である。ここにいうダイオキシン類とは、ポリクロロジ
ベンゾ−p−ジオキシン(PCDDs)、ポリクロロジ
ベンゾフラン(PCDFs)およびコプラナーPCBを
意味し、さらに臭素化ダイオキシン類も含むものであ
る。
【0010】本発明の処理対象となる有機ハロゲン化合
物含有水としては、例えば、化学プラント、電子部品製
造設備、食品加工設備、印刷製版設備、発電設備、写真
処理設備、金属加工設備、金属メッキ設備、金属精錬設
備、紙パルプ製造設備などの各種プラントから排出され
る排水や、屎尿、下水などの生活排水、廃棄物焼却炉排
水、埋立地浸出水などの種々の有機ハロゲン化合物含有
排水を挙げることができる。また、ダイオキシン類含有
排水としては、例えば、廃棄物焼却炉の排ガスを湿式洗
浄した洗煙排水などの廃棄物焼却炉からの排水や、浸出
水などのゴミ埋立地からの排水、あるいは金属精錬工業
や紙パルプ工業などの各種ダイオキシン類含有工業排水
などを挙げることができる。
【0011】また、本発明の方法は、有機ハロゲン化合
物を含む土壌を水で処理して得られる、水中に溶解およ
び/または分散された有機ハロゲン化合物の分解処理に
も用いることができる。この場合の処理対象となる有機
ハロゲン化合物を含む土壌としては、例えば、農薬を散
布した土壌(例えば、ゴルフ場の土壌)、廃棄物焼却炉
から排出される焼却灰を含む土壌、廃棄物焼却施設の湿
式洗煙循環水が浸透した土壌、ゴミ埋立地の浸出水が浸
透した土壌などを挙げることができる。土壌中の有機ハ
ロゲン化合物を水中に溶解および/または分散させるに
は、例えば、水中に土壌を投入して攪拌する方法、エア
レーションを行う方法、超音波を照射する方法など用い
ることができ、また適宜加熱して有機ハロゲン化合物の
溶解および/または分散を促進することもできる。
【0012】本発明の活性炭触媒とは、活性炭、および
活性炭と金属活性成分、例えば、チタン、ケイ素、アル
ミニウム、ジルコニウム、マンガン、鉄、コバルト、ニ
ッケル、セリウム、タングステン、銅、銀、金、白金、
パラジウム、ロジウム、ルテニウムおよびイリジウムか
ら選ばれる少なくとも1種の元素とを含有する触媒を意
味する。なお、上記活性炭には、一般の活性炭のほか
に、活性コークス、グラファイトカーボン、活性炭素繊
維も包含される。
【0013】活性炭の種類については、特に限定される
ものではなく、例えば、木炭、ヤシガラ炭、石炭、コー
クス、ピート、リグナイト、ピッチなどを原料とするも
のが挙げられ、またアクリロニトリル系活性炭素繊維や
フェノール系活性炭素繊維、セルロース系活性炭素繊
維、ピッチ系活性炭素繊維などの炭素繊維系の活性炭で
あってもよい。これらのうち、木炭、ヤシガラおよびピ
ートを原料とする活性炭が好ましく、なかでもヤシガラ
あるいはピートを原料とする活性炭が好適に用いられ
る。
【0014】本発明の活性炭触媒の物性値に関しては、
特に限定されるものではないが、0.1〜10μmの細
孔径を有する細孔の容積の総和が0.1〜0.8ml/
gで、かつ比表面積が100〜2,500m/gのも
のがよい。0.1〜10μmの細孔径を有する細孔の容
積の総和は、好ましくは0.15〜0.7ml/gであ
り、より好ましくは0.2〜0.6ml/gである。比
表面積は、好ましくは500〜2,000m/g、よ
り好ましくは800〜1,700m/g、更に好まし
くは900〜1,500m/gである。
【0015】活性炭触媒が活性炭と金属活性成分とを含
有するものである場合、活性炭の割合は、90〜99.
95質量%とするのがよい。金属活性成分の量が少なす
ぎるとその添加効果が得られず、また多すぎると活性炭
の表面を被覆して、比表面積や細孔容積が低下する。
【0016】金属活性成分がチタン、ケイ素、アルミニ
ウム、ジルコニウム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケ
ル、セリウム、タングステンあるいは銅の場合、その含
有量は、0.1〜10質量%とするのがよく、好ましく
は0.3〜7質量%、より好ましくは0.5〜5質量%
である。活性炭触媒中のこれら元素の形態については、
水に不溶性あるいは難溶性であれば特に限定されるもの
ではないが、金属、酸化物または複合酸化物の形態にあ
ることが好ましい。
【0017】金属活性成分が銀、金、白金、パラジウ
ム、ロジウム、ルテニウムあるいはイリジウムである場
合、その含有量は、0.05〜2質量%とするのがよ
く、好ましくは0.1〜1質量%である。2質量%を超
える割合で使用しても、それに相応した処理能力の向上
は認められず、かえって高価な原料のため、触媒のコス
トが高騰する。活性炭触媒中のこれら元素の形態につい
ては、水に不溶性あるいは難溶性であれば特に限定され
るものではないが、金属または酸化物の形態にあるのが
好ましく、金属の形態にあるのがより好ましい。
【0018】上記の元素は単独または2種以上組み合わ
せて活性炭に含有させることができる。また、種類の異
なる活性炭触媒を2種以上組み合わせて使用することも
できる。本発明の活性炭触媒には、活性炭が含まれてい
るので、水中の有機ハロゲン化合物を触媒上に吸着する
能力が高くなって、有機ハロゲン化合物を効率的に処理
できる。
【0019】活性炭触媒の形状については特に制限はな
く、例えば、粒状、球状、ペレット状、リング状、粉砕
状、ハニカム状などのいずれでもよく、なかでも、球状
やペレット状のものが好ましい。
【0020】上記のような活性炭と触媒活性成分とを含
む触媒の調製法については、特に限定されるものではな
く、金属活性成分を含浸担持法や吸着担持法、スプレー
法などの手法により活性炭に担持させればよい。金属活
性成分を担持させた活性炭触媒は熱処理することにより
安定化させるのが有効である。
【0021】金属活性成分がチタン、ケイ素、アルミニ
ウム、ジルコニウム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケ
ル、セリウム、タングステンあるいは銅の場合、熱処理
は活性炭が酸化、劣化するのを防ぐために不活性ガス
(例えば窒素ガス)雰囲気で行うのが好ましい。この場
合、熱処理の温度は、80〜600℃、好ましくは15
0〜500℃、より好ましくは200〜450℃とする
のがよい。熱処理を空気中など酸化性雰囲気中で行う場
合、熱処理の温度は、80〜500℃、好ましくは15
0〜400℃、より好ましくは200〜300℃とする
のがよい。
【0022】金属活性成分が銀、金、白金、パラジウ
ム、ロジウム、ルテニウムあるいはイリジウムの場合、
これらの金属活性成分の形態が金属である場合に特に触
媒活性が向上するため、熱処理は水素含有ガスなどの還
元性雰囲気で行うのが好ましい。酸化性雰囲気や不活性
雰囲気で熱処理する場合、熱処理の温度は、80〜40
0℃、好ましくは150〜300℃とするのがよい。還
元性雰囲気で熱処理する場合、熱処理の温度は、150
〜600℃、好ましくは200〜500℃、より好まし
くは250〜450℃とするのがよい。また、水素化ホ
ウ素ナトリウムなどの還元剤を用いて金属活性成分を安
定化することもできる。
【0023】図1は、本発明の実施態様を示した概略図
である。以下、図1に基づいて、本発明を詳細に説明す
る。
【0024】タンク1中には、処理対象となる有機ハロ
ゲン化合物含有水が貯留されており、ここからポンプ2
により有機ハロゲン化合物含有水を反応器4に供給す
る。ここで、タンク1を設置せず、前工程から有機ハロ
ゲン化合物含有水を直接反応器4に供給してもよい。土
壌中の有機ハロゲン化合物を水中に溶解および/または
分散させる場合には、タンク1の前段に当該操作を行う
工程を設ければよい。
【0025】ポンプ2で有機ハロゲン化合物含有水を供
給する際の空間速度(LHSV)は特に限定されず、処
理能力によって適宜決定すればよい。通常、0.1hr
−1以上とするのがよく、好ましくは0.5hr−1
上、より好ましくは1hr 以上であり、また20h
−1以下とするのがよく、好ましくは10hr−1
より好ましくは5hr−1以下である。空間速度が小さ
いと処理量が低下し、大きな設備が必要となり、一方空
間速度が大きいと有機ハロゲン化合物の分解処理を十分
に行えなくなる。
【0026】有機ハロゲン化合物含有水のpHについて
は、有機ハロゲン化合物の分解を促進するという点か
ら、pH6〜11、好ましくはpH6.5〜10、より
好ましくは7〜9とするのがよい。
【0027】過酸化水素供給タンク3には、過酸化水素
が貯留されており、この過酸化水素をポンプなどの手段
により有機ハロゲン化合物含有水に添加して、反応器4
に供給する。
【0028】過酸化水素の使用量については、水中の有
機ハロゲン化合物を酸化分解するに必要な量を添加すれ
ばよく、水中に有機ハロゲン化合物以外の被酸化性物質
が含まれているときには、これら被酸化性物質の分解に
よって消費される過酸化水素の量を加味する必要があ
る。具体的には、下記式(1) H → HO+1/2O (1) に従って過酸化水素から酸素が生成すると考え、過酸化
水素の供給量を酸素に換算して、有機ハロゲン化合物含
有水の酸素要求量(水中の有機ハロゲン化合物を水、二
酸化炭素およびハロゲンイオンにまで分解するに必要な
酸素量、なお有機ハロゲン化合物中に窒素原子や硫黄原
子が含まれている場合は、さらに、これらをそれぞれ窒
素(N)や硫酸イオンに分解するに必要な酸素量)の
0.5倍以上、好ましくは1倍以上、また100倍以
下、好ましくは10倍以下とするのがよい。過酸化水素
の使用量が少ないと有機ハロゲン化合物を十分に分解で
きず、また多量に使用しても設備が大型化するだけで処
理性能が向上しないことが多い。なお、脱塩素化、低分
子化などは酸化反応に付随して発生するので、これらの
ための過酸化水素の供給量は考慮する必要はない。
【0029】過酸化水素を混入した有機ハロゲン化合物
含有水を反応器4に供給するが、反応器4に供給する前
に公知の方法により加熱してもよい。例えば、熱交換器
や加熱器によって加熱しても、あるいは反応器4にヒー
タなどの加熱手段を設けて加熱してもよい。これらの加
熱手段は単独で用いても、あるいは任意に組み合わせて
用いてもよい。
【0030】過酸化水素は、上記のように、有機ハロゲ
ン化合物含有水に添加した後、反応器4に供給しても、
あるいは過酸化水素と有機ハロゲン化合物含有水とを別
々に反応器4に供給してもよい。後者の場合、上向並
流、下向並流、あるいは過酸化水素と有機ハロゲン化合
物含有水とを向流で供給するなど任意の態様で行うこと
ができる。
【0031】反応器4には、活性炭触媒が充填されてお
り、水中の有機ハロゲン化合物は活性炭触媒に吸着さ
れ、過酸化水素により分解される。過酸化水素は活性炭
触媒と接触することにより酸化力に強いヒドロキシラジ
カルを生成するため、水中の有機ハロゲン化合物やその
他の被酸化性物質の分解を促進することができる。
【0032】反応器4内には、活性炭触媒のほかに、気
液の攪拌・接触効率の向上、気液の偏流低減などを目的
として、種々の充填物、内作物などを組み込んでもよ
い。これらの充填物や内作物の材質、形状については特
に限定されず、金属製あるいはセラミック製のものを用
いることができる。
【0033】反応器4の種類、形状などは特に限定され
ない。反応器4は単管式、多管式のいずれでもよく、こ
れらを複数組み合わせて用いることもできる。
【0034】反応器4における反応温度は他の条件にも
影響されるが、100℃以上を超えると液相状態に保持
できず、液相を保持するためには加圧する必要があるた
め、反応温度は100℃以下とするのが望ましい。有機
ハロゲン化合物含有水が元々高温である場合には加熱す
る必要がないことがある。
【0035】有機ハロゲン化合物を分解した後、処理水
中に過酸化水素が残存すると、処理水質が低下するため
好ましくないが、本発明の方法によれば、残存過酸化水
素が活性炭触媒によって、特に反応器4の後半部の活性
炭触媒によって分解されるので、このような問題が生じ
ることはない。
【0036】本発明の活性炭触媒は低温で高活性であ
り、常圧下、20〜80℃、好ましくは25〜70℃の
温度で有機ハロゲン化合物の処理を行うことができる。
このため、本発明の方法によれば、水中の有機ハロゲン
化合物を経済的に有利に処理することができる。反応器
4から排出された処理水は、処理水タンク(図示せ
ず。)に送液しても、あるいは生物処理などの公知の方
法に供してさらに処理することもできる。
【0037】本発明においては、上記の態様のほかに、
有機ハロゲン化合物含有水を一定時間反応器4に供給し
て、有機ハロゲン化合物を活性炭触媒に吸着させて濃縮
した後、過酸化水素を供給して、活性炭触媒上に吸着さ
せた有機ハロゲン化合物を分解してもよい。これによ
り、有機ハロゲン化合物を更に効率よく分解することが
できる。この方法は、水中の有機ハロゲン化合物の濃度
は極めて低い場合が多いので、このような有機ハロゲン
化合物含有水を処理するときに特に有効である。
【0038】反応器4に有機ハロゲン化合物含有水を供
給する時間は、活性炭触媒への有機ハロゲン化合物の吸
着が破過しない範囲であれば特に限定されるものではな
く、水中の有機ハロゲン化合物やその他の被酸化性物質
の濃度、反応器への有機ハロゲン化合物含有水の供給
量、触媒の充填量などを考慮して決定することができ
る。また、過酸化水素を供給する際、有機ハロゲン化合
物含有水の供給を中断しても、あるいは中断することな
く継続して供給してもよい。
【0039】過酸化水素の供給量は触媒上に吸着されて
いる有機ハロゲン化合物およびその他の被酸化性物質を
十分に酸化できる量とする必要がある。
【0040】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。
【0041】ダイオキシン類濃度はJIS K 031
2 工業用水・工場排水中のダイオキシン類およびコプ
ラナーPCBの測定方法により測定した。
【0042】また、以下の実施例で用いた活性炭はクラ
レケミカル製クラレコール4GS−Aであった。 実施例1 図1に示すフローによりダイオキシン類含有排水(以
下、単に排水ということもある。)の処理を行った。こ
の排水中のダイオキシン類濃度は32pg−TEQ/L
(リットル;以下同じ。)、COD(Cr)濃度は12
0mg/Lであった。
【0043】反応器4として、直径25mm、長さ1,
000mmの円筒状のものを用い、内部には、活性炭触
媒として、ペレット状の白金(Pt)担持活性炭(Pt
として0.15質量%)0.3Lを充填した。反応器4
内の温度は60℃であった。
【0044】タンク1から排水をポンプ2によって0.
3L/hの流量で供給した。また、過酸化水素供給タン
ク3には、0.3質量%の過酸化水素が貯留されてお
り、ポンプ(図示せず。)を用いて0.03L/hの流
量で排水に添加して、反応器4に供給し、排水の処理を
行った。
【0045】反応器4から排出された処理水中のダイオ
キシン類濃度は0.82pg−TEQ/Lであった。 実施例2 実施例1において、白金担持活性炭の代わりに、ペレッ
ト状のマンガン(MnO)担持活性炭(Mnとして
0.3質量%)を用いた以外は実施例1と同様の処理を
行った。 実施例3 実施例1において、白金担持活性炭の代わりに、ペレッ
ト状の鉄(Fe)担持活性炭(Feとして0.3
質量%)を用いた以外は実施例1と同様の処理を行っ
た。 実施例4 実施例1において、白金担持活性炭の代わりに、ペレッ
ト状のコバルト(Co)担持活性炭(CoOとして0.
3質量%)を用いた以外は実施例1と同様の処理を行っ
た。 実施例5 実施例1において、白金担持活性炭の代わりに、ペレッ
ト状のニッケル(Ni)担持活性炭(NiOとして0.
3質量%)を用いた以外は実施例1と同様の処理を行っ
た。 実施例6 実施例1において、白金担持活性炭の代わりに、ペレッ
ト状のセリウム(Ce)担持活性炭(CeOとして
0.3質量%)を用いた以外は実施例1と同様の処理を
行った。 実施例7 実施例1において、白金担持活性炭の代わりに、ペレッ
ト状のタングステン(W)担持活性炭(WOとして
0.3質量%)を用いた以外は実施例1と同様の処理を
行った。 実施例8 実施例1において、白金担持活性炭の代わりに、ペレッ
ト状の銅(Cu)担持活性炭(CuOとして0.3質量
%)を用いた以外は実施例1と同様の処理を行った。 実施例9 実施例1において、白金担持活性炭の代わりに、ペレッ
ト状の銀(Ag)担持活性炭(Agとして0.15質量
%)を用いた以外は実施例1と同様の処理を行った。 実施例10 実施例1において、白金担持活性炭の代わりに、ペレッ
ト状の金(Au)担持活性炭(Auとして0.15質量
%)を用いた以外は実施例1と同様の処理を行った。 実施例11 実施例1において、白金担持活性炭の代わりに、ペレッ
ト状のパラジウム(Pd)担持活性炭(Pdとして0.
15質量%)を用いた以外は実施例1と同様の処理を行
った。 実施例12 実施例1において、白金担持活性炭の代わりに、ペレッ
ト状のロジウム(Rh)担持活性炭(Rhとして0.1
5質量%)を用いた以外は実施例1と同様の処理を行っ
た。 実施例13 実施例1において、白金担持活性炭の代わりに、ペレッ
ト状のルテニウム(Ru)担持活性炭(Ruとして0.
15質量%)を用いた以外は実施例1と同様の処理を行
った。 実施例14 実施例1において、白金担持活性炭の代わりに、ペレッ
ト状のイリジウム(Ir)担持活性炭(Irとして0.
15質量%)を用いた以外は実施例1と同様の処理を行
った。 実施例15 実施例1において、白金担持活性炭の代わりに、ペレッ
ト状のチタン・白金(TiO・Pt)担持活性炭(T
iとして0.3質量%、Ptとして0.15質量%)を
用いた以外は実施例1と同様の処理を行った。 実施例16 実施例1において、白金担持活性炭の代わりに、ペレッ
ト状のチタン・ケイ素・白金(TiO・SiO・P
t)担持活性炭(Tiとして0.3質量%、Siとして
0.2質量%、Ptとして0.15質量%)を用いた以
外は実施例1と同様の処理を行った。 実施例17 実施例1において、白金担持活性炭の代わりに、ペレッ
ト状のアルミニウム・ケイ素・白金(Al・Si
・Pt)担持活性炭(Alとして0.3質量%、S
iとして0.2質量%、Ptとして0.15質量%)を
用いた以外は実施例1と同様の処理を行った。 実施例18 実施例1において、白金担持活性炭の代わりに、ペレッ
ト状のジルコニウム・白金(ZrO・Pt)担持活性
炭(Zrとして0.3質量%、Ptとして0.15質量
%)を用いた以外は実施例1と同様の処理を行った。 実施例19 実施例1において、白金担持活性炭の代わりに、活性炭
のみを用いた以外は実施例1と同様の処理を行った。 比較例1 実施例1において、活性炭触媒を用いなかった以外は、
実施例1と同様の処理を行った。
【0046】実施例1〜19および比較例1の結果を表
1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】実施例20 実施例1において、反応器4内の温度を80℃に変更し
た以外は、実施例1と同様の条件で排水の処理を行っ
た。その結果、処理水中のダイオキシン類濃度は0.7
6pg−TEQ/Lまで低減された。 実施例21 実施例1において、反応器4内の温度を20℃に変更し
た以外は、実施例1と同様の条件で排水の処理を行っ
た。その結果、処理水中のダイオキシン類濃度は0.8
3pg−TEQ/Lまで低減された。 実施例22 図1に示すフローによりダイオキシン類含有排水の処理
を行った。この排水中のダイオキシン類濃度は32pg
−TEQ/L(リットル;以下同じ。)、COD(C
r)濃度は120mg/Lであった。
【0049】反応器4は直径25mm、長さ1,000
mmの円筒状のものであり、内部には、活性炭触媒とし
て、ペレット状の白金担持活性炭(白金0.15質量
%)0.3Lを充填した。反応器4内の温度は60℃で
あった。
【0050】タンク1から排水をポンプ2によって0.
5L/hの流量で反応器4に500時間供給した。この
とき、過酸化水素供給タンク3からの過酸化水素の供給
を行わなかった。500時間後反応器4から排出される
吸着処理水のダイオキシン類濃度は0.74pg−TE
Q/Lであった。
【0051】500時間経過後、排水の反応器4への供
給を停止し、その代わりに過酸化水素の供給を行った。
過酸化水素供給タンク3には、0.3質量%の過酸化水
素が貯留されており、ポンプ(図示せず。)を用いて
0.5L/hの流量で反応器4に50時間供給し、排水
の処理を行った。反応器4から排出された処理水を50
時間分貯留し、そのダイオキシン類濃度を測定したとこ
ろ0.23pg−TEQ/Lであった。
【0052】なお、処理終了後反応器4から取り出した
活性炭触媒に吸着されたダイオキシン類濃度は1.2p
g−TEQ/Lであった。 実施例23 実施例22において、触媒として、実施例2で用いたの
と同じ触媒を使用した以外は、実施例22と同様の処理
を行った。 実施例24 実施例22において、触媒として、実施例3で用いたの
と同じ触媒を使用した以外は、実施例22と同様の処理
を行った。 実施例25 実施例22において、触媒として、実施例4で用いたの
と同じ触媒を使用した以外は、実施例22と同様の処理
を行った。 実施例26 実施例22において、触媒として、実施例5で用いたの
と同じ触媒を使用した以外は、実施例22と同様の処理
を行った。 実施例27 実施例22において、触媒として、実施例6で用いたの
と同じ触媒を使用した以外は、実施例22と同様の処理
を行った。 実施例28 実施例22において、触媒として、実施例7で用いたの
と同じ触媒を使用した以外は、実施例22と同様の処理
を行った。 実施例29 実施例22において、触媒として、実施例8で用いたの
と同じ触媒を使用した以外は、実施例22と同様の処理
を行った。 実施例30 実施例22において、触媒として、実施例9で用いたの
と同じ触媒を使用した以外は、実施例22と同様の処理
を行った。 実施例31 実施例22において、触媒として、実施例10で用いた
のと同じ触媒を使用した以外は、実施例22と同様の処
理を行った。 実施例32 実施例22において、触媒として、実施例11で用いた
のと同じ触媒を使用した以外は、実施例22と同様の処
理を行った。 実施例33 実施例22において、触媒として、実施例12で用いた
のと同じ触媒を使用した以外は、実施例22と同様の処
理を行った。 実施例34 実施例22において、触媒として、実施例13で用いた
のと同じ触媒を使用した以外は、実施例22と同様の処
理を行った。 実施例35 実施例22において、触媒として、実施例14で用いた
のと同じ触媒を使用した以外は、実施例22と同様の処
理を行った。 実施例36 実施例22において、触媒として、実施例15で用いた
のと同じ触媒を使用した以外は、実施例22と同様の処
理を行った。 実施例37 実施例22において、触媒として、実施例16で用いた
のと同じ触媒を使用した以外は、実施例22と同様の処
理を行った。 実施例38 実施例22において、触媒として、実施例17で用いた
のと同じ触媒を使用した以外は、実施例22と同様の処
理を行った。 実施例39 実施例22において、触媒として、実施例18で用いた
のと同じ触媒を使用した以外は、実施例22と同様の処
理を行った。 実施例40 実施例22において、触媒として、実施例19で用いた
のと同じ触媒を使用した以外は、実施例22と同様の処
理を行った。
【0053】実施例22〜40の結果を表2に示す。表
2の吸着処理水濃度、処理水濃度および触媒DXN濃度
とは次のとおりのものである。 吸着処理水濃度:過酸化水素の供給を行わずに有機ハロ
ゲン化合物のみを供給して行う吸着処理を500時間行
った後の処理水中のダイオキシン濃度を表す。 処理水濃度:500時間吸着処理を行った後、過酸化水
素を50時間供給し、反応器から排出された処理水50
時間分の中のダイオキシン濃度を表す。 触媒中DXN濃度:処理後取り出した触媒中のダイオキ
シン濃度を表す。
【0054】
【表2】
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、水中に含有される有機
ハロゲン化合物を、二次的に有害物質を生成することな
く、炭酸ガス、水および溶解塩類や灰分などに効率よく
転換せしめ、無害化することが可能である。活性炭触媒
と過酸化水素とを組み合わせて用いることにより、過酸
化水素から生成するヒドロキシラジカルを酸化剤として
利用できるため、効率的に有機ハロゲン化合物を処理す
ることができる。
【0056】また、本発明によれば、まず水中の有機ハ
ロゲン化合物を活性炭触媒に吸着させて濃縮した後、過
酸化水素を供給して処理することにより、更に効率よく
処理することができる。
【0057】本発明は、特に有機ハロゲン化合物にダイ
オキシン類が含まれる場合に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施態様を示す概略図である。
【符号の説明】
1 タンク、2 ポンプ、3 過酸化水素供給タンク、
4反応器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中の有機ハロゲン化合物を処理するに
    あたり、活性炭触媒を充填してなる反応器に有機ハロゲ
    ン化合物含有水と過酸化水素とを供給して有機ハロゲン
    化合物を分解することを特徴とする水中の有機ハロゲン
    化合物の処理方法。
  2. 【請求項2】 水中の有機ハロゲン化合物を処理するに
    あたり、活性炭触媒を充填してなる反応器に有機ハロゲ
    ン化合物含有水を供給して有機ハロゲン化合物を活性炭
    触媒に吸着させた後、過酸化水素を供給して有機ハロゲ
    ン化合物を分解することを特徴とする水中の有機ハロゲ
    ン化合物の処理方法。
  3. 【請求項3】 活性炭触媒が活性炭とチタン、ケイ素、
    アルミニウム、ジルコニウムマンガン、鉄、コバルト、
    ニッケル、セリウム、タングステン、銅、銀、金、白
    金、パラジウム、ロジウム、ルテニウムおよびイリジウ
    ムから選ばれる少なくとも1種の元素とを含有するもの
    である請求項1または2記載の水中の有機ハロゲン化合
    物の処理方法。
  4. 【請求項4】 有機ハロゲン化合物がダイオキシン類で
    ある請求項1〜3のいずれかに記載の水中の有機ハロゲ
    ン化合物の処理方法。
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