JP2019036475A - バスバモジュール及び電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】バスバの座屈や締結面の欠け、接触抵抗の増加、温度上昇を抑制でき、しかも、小型化やコスト削減を可能とすることができるバスバモジュール及び電池パックを提供する。【解決手段】バスバモジュールは、複数の単電池13を並設した組電池15の3つずつの正極の端子17と負極の端子19が一括して配置されるバスバ収容室37を有した絶縁樹脂製のケース23と、バスバ収容室37に収容され、単電池13の並設方向に沿う延在方向の中間部で分割された一対の分割体41からなり、3つずつの正極の端子17と負極の端子19の数に応じた6つの端子貫通穴を一対の分割体41にそれぞれ有する導電性金属製のメインバスバ21と、隣接する2つの端子39が貫通する一対の端子貫通穴を有し、メインバスバ21の分割部49を跨いでメインバスバ21と共締めされて一対の分割体41を導通接続する中間バスバ43と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、バスバモジュール及び電池パックに関する。
板形状に形成された複数の単電池の板面を近接させて一列にそろえ、並べて設けた(並設した)組電池に取り付けられるバスバモジュールが知られている。この種のバスバモジュールは、絶縁樹脂製のケースのバスバ収容部に各単電池間を接続する導電性金属製のバスバが収容され、電極ボルトにナットでバスバが締結されることで、組電池に取付けられる。
特開2015−138647号公報
しかしながら、バスバモジュールは、単電池の並列数が多くなると、並列接続セル数分のピッチ公差吸収のために、バスバの延在方向両端部における端子貫通穴を大きくしなければならない。バスバモジュールは、バスバの端子貫通穴を大きくすると、ナットのフランジ部の接触面積が減るため、座屈や締結面の欠けの生じる虞がある。また、バスバの端子貫通穴を大きくしたバスバモジュールは、バスバにおける接触面積の低下に伴い、接触抵抗が増加し、温度上昇等の課題があった。更に、端子貫通穴を大きくしたバスバモジュールは、端子貫通穴の拡大に伴うバスバの延在長の増加により、大型化やコスト増加の課題もあった。このような不具合は、多数の単電池を並列接続する組電池に取り付けられる長尺のバスバを使用するバスバモジュールで特に顕著となった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、バスバの座屈や締結面の欠け、接触抵抗の増加、温度上昇を抑制でき、しかも、小型化やコスト削減を可能とすることができるバスバモジュール及び電池パックを提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 同一複数ずつの正極の端子と負極の端子とが交互に配列されるように複数の単電池を並設した組電池に取り付けられ、前記同一複数ずつの正極の端子と負極の端子が一括して配置されるバスバ収容室を有した絶縁樹脂製のケースと、前記バスバ収容室に収容され、前記単電池の並設方向に沿う延在方向の中間部で分割された複数の分割体からなり、前記同一複数ずつの正極の端子と負極の端子の数に応じた複数の端子貫通穴を前記分割体にそれぞれ有する導電性金属製のメインバスバと、隣接する2つの前記端子が貫通する一対の端子貫通穴を有し、前記メインバスバの分割部を跨いで前記メインバスバと共締めされて前記複数の分割体を導通接続する中間バスバと、を備えることを特徴とするバスバモジュール。
上記(1)の構成のバスバモジュールによれば、同一複数ずつの正極の端子と負極の端子を一括して接続するメインバスバが、単電池の並設方向に沿う延在方向の中間部で分割された複数の分割体からなる。このメインバスバは、分割部を跨いで共締めされる中間バスバにより導通接続される。メインバスバは、複数に分割されることにより、一体物に比べ、延在方向に配列される複数の単電池の配列誤差を許容するための端子貫通穴の拡大を抑制できる。その結果、ナットとの接触面積が確保でき、バスバの座屈や締結面の欠けが生じ難くなる。また、ナットに対して規定の接触面積が確保できるので、接触抵抗の増加、温度の上昇も抑制できる。更に、メインバスバは、端子貫通穴を従来のように大きく拡大しなくてもよいので、一体物のバスバに比べ、延在長の短縮が可能となる。また、この延在長の短縮により小型化も可能となる。
また、複数の単電池の配列誤差を許容するために端子貫通穴を拡大する必要が生じた場合でも、穴径の拡大幅を必要最小限に抑えることができ、ナットとの接触面積の低下に伴う接触抵抗の増加を最小限にできる。
更に、メインバスバにおける複数の端子貫通穴のうち、複数の単電池の並び方向に沿った径がそれぞれのメインバスバ(分割体)の中心から離間するに従って若干大きくされてもよい。この場合、メインバスバは、中心から離間する端子貫通穴の径が必要最小限拡大されることによって、複数の単電池の並設方向におけるより大きな積み上げ公差を許容することができる。
(2) 上記(1)に記載のバスバモジュールであって、前記中間バスバは、前記一対の端子貫通穴の間に、前記分割部を跨いで隣接する2つの前記端子貫通穴の離間方向の変位を変形により吸収する可撓部が形成されたことを特徴とするバスバモジュール。
上記(2)の構成のバスバモジュールによれば、中間バスバは、一対の端子貫通穴の間に可撓部が設けられることにより、分割部を跨いで隣接する分割体の間に離間方向で生じる公差を越えた大きな寸法誤差に対応が可能となる。
(3) 上記(1)又は(2)に記載のバスバモジュールと、前記組電池と、を備えることを特徴とする電池パック。
上記(3)の構成の電池パックによれば、メインバスバの接触抵抗の増加による単電池の温度上昇が抑制され、並列接続された各単電池間の温度バラツキが抑制される。
本発明に係るバスバモジュール及び電池パックによれば、メインバスバの座屈や締結面の欠け、接触抵抗の増加、温度上昇を抑制でき、しかも、小型化やコスト削減を可能とすることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係るバスバモジュールを取り付けた電池パックの要部斜視図である。 メインバスバによる単電池の並列接続例を表す分解概略平面図である。 図1に示したバスバモジュールの拡大斜視図である。 メインバスバの複数の分割体が中間バスバにより共締めされたバスバ収容室の要部斜視図である。 メインバスバ及び中間バスバが配置されたバスバ収容室の要部斜視図である。 メインバスバ及び中間バスバの斜視図である。 メインバスバ及び中間バスバの分解斜視図である。 変形例に係るメインバスバ及び中間バスバの分解斜視図である。 他の変形例に係る中間バスバの斜視図である。 参考例に係るバスバの平面図である。 (a)は図10に示した参考例に係るバスバの要部拡大図、(b)は図7に示したメインバスバの要部拡大図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るバスバモジュール100を取り付けた電池パック11の要部斜視図である。
本実施形態に係るバスバモジュール100は、複数の単電池13を並設した組電池15に取り付けられる。バスバモジュール100と組電池15とは、電池パック11を構成している。
本実施形態において、単電池13は、板形状に形成され、矩形平面となる上端面の長手方向の両端に、正極の端子17と、負極の端子19とが立設される。本実施形態において、これら正極の端子17及び負極の端子19は、ボルトの形態で形成されるが、これに限定されない。単電池13は、それぞれの板面を対面させるようにして一体化されて組電池15を構成する。
図2はメインバスバ21による単電池13の並列接続例を表す分解概略平面図である。
組電池15は、平行な一対の直線の一方の直線L1上に、同一複数ずつの負極の端子19と正極の端子17とが交互に配列されている。本実施形態では、同一複数ずつが、3つずつである例を説明する。従って、3つの負極の端子19と3つの正極の端子17とが交互に配列される。また、平行な一対の他方の直線L2上には、一方の直線L1上と位相を変えて、3つの正極の端子17と3つの負極の端子19とが交互に配列される。なお、単電池13の並列数は、3つに限定されない。
図3は図1に示したバスバモジュール100の拡大斜視図である。
バスバモジュール100は、本体としての絶縁樹脂製のケース23を有する。ケース23には、単電池13の並び方向に長尺の底板部25が形成される。底板部25の長手方向の一方の側縁には、底板部25の長手方向に沿って側壁部27が起立して形成される。底板部25には、側壁部27と平行な隔壁部29が起立して形成される。この隔壁部29は、後述するバスバ収容室の壁ともなる。側壁部27と隔壁部29との間は、底板部25の延在方向に沿う電線配索溝31となる。
側壁部27の上端には、薄肉ヒンジ(図示略)を介して蓋(図示略)が揺動自在に形成される。蓋は、揺動端に形成されるロック爪(図示略)が、隔壁部29に形成した係止部(図示略)に係止されることにより、電線配索溝31の上面開口を覆うことができる。
底板部25の側壁部27と反対側の側縁には、単電池13の並び方向に長尺の収容室側壁部33が形成される。即ち、側壁部27と、隔壁部29と、収容室側壁部33とは、平行となる。この内、隔壁部29と収容室側壁部33との延在方向の両端同士は、それぞれ終壁部35により接続される。この隔壁部29、収容室側壁部33及び一対の終壁部35に囲まれた矩形箱の部分が、バスバ収容室37となる。
ケース23は、バスバ収容室37及び電線配索溝31が一つのユニット部となる。ケース23は、これら複数個のユニット部が長尺方向に一体に連結される。ユニット部同士は、相互の変位を吸収する例えばヒンジ構造により連結される。また、ユニット部同士は、ロック機構等を用いて着脱自在な連結構造としてもよい。
ケース23は、組電池15に取り付けられることで、6つの端子39(ここで、単に「端子39」とは、正極の端子17と負極の端子19の総称とする。)が配置される。本実施形態では、3つの負極の端子19と、3つの正極の端子17とが連続する部分である。1つのバスバ収容室37の底板部25には、この端子39が貫通する6つの底面開口(図示略)が穿設されている。
図4はメインバスバ21の一対の分割体41が中間バスバ43により共締めされたバスバ収容室37の要部斜視図である。
それぞれのバスバ収容室37は、平面視で略同形状に形成される。それぞれのバスバ収容室37には、メインバスバ21が収容される。メインバスバ21は、端子39の並び方向に長い長尺で形成される。メインバスバ21は、例えば導電性の良好な銅、黄銅材などをプレス加工することにより形成される。
図5はメインバスバ21及び中間バスバ43の配置されたバスバ収容室37の要部斜視図である。
このメインバスバ21は、単電池13の並設方向に沿う延在方向の中間部(本実施形態においては中央部)で分割された複数(本実施形態においては2つ)の分割体41からなる。
図6はメインバスバ21及び中間バスバ43の斜視図である。
メインバスバ21は、バスバ収容室37に収容された状態で、ケース23の底面開口を貫通した端子39の数に応じた6つの端子貫通穴45が穿設されている。6つの端子貫通穴45は、一対の分割体41にそれぞれ設けられる。即ち、一つの分割体41には3つの端子貫通穴45が設けられる。6つの端子39は、ケース23の底面開口とメインバスバ21の端子貫通穴45とを貫通して、図1に示すように、メインバスバ21の上面から突出する。メインバスバ21から突出した端子39には、ナット47が螺合される。メインバスバ21は、ナット47により端子39に螺着される。
図7はメインバスバ21及び中間バスバ43の分解斜視図である。
ところで、メインバスバ21には、一対の分割体41の分割部49を跨いで中間バスバ43が設けられている。中間バスバ43は、隣接する2つの端子39(正極の端子17と負極の端子19)が貫通する一対の端子貫通穴46を有している。この中間バスバ43は、メインバスバ21の分割部49を跨いで、メインバスバ21と共締めされて一対の分割体41を導通接続する。
図8は変形例に係るメインバスバ21A及び中間バスバ43Aの分解斜視図である。
メインバスバ21Aは、複数の端子貫通穴45,45Aのうち、複数の単電池13の並び方向に沿った径がそれぞれの分割体41Aの中心から離間するに従って若干大きくされている。即ち、分割体41Aの中心より離れる端子貫通穴45Aが中心の端子貫通穴45より長手方向が若干長くなる長穴とされている。
また、図8に示した中間バスバ43Aのように、一対の端子貫通穴46Aは長手方向に若干長くなる長穴で形成されてもよい。
図9は他の変形例に係る中間バスバ51の斜視図である。
また、図9に示した中間バスバ51のように、一対の端子貫通穴46の間に、分割部49を跨いで隣接する2つの端子貫通穴45の離間方向の変位を変形により吸収する可撓部53が形成されてもよい。この中間バスバ51の可撓部53は、一対の端子貫通穴46の間を、例えばU字形状に折り曲げて形成することができる。U字形状の可撓部53を備えた中間バスバ51は、U字開口部55を拡縮させることにより、一対の端子貫通穴46の離間寸法を可変とすることができる。即ち、中間バスバ51は、分割部49を跨いで隣接する2つの端子貫通穴45に挿通される端子39を有したそれぞれの単電池13の大きな位置誤差(隣接単電池相互のピッチ誤差)が吸収可能となる。
ケース23の隔壁部29には、隔壁部29の上端から底板部25に向かって端子導出部57が切り欠かれている。この端子導出部57は、一対の端子39の間毎に設けられる。従って、6つの端子39が配置されるバスバ収容室37では、5つの端子導出部57が設けられている。
バスバ収容室37には、メインバスバ21に重ねられて電圧検出端子(図示略)が取り付けられる。電圧検出端子は、導電性を有する金属の素板をプレス加工することにより形成される。電圧検出端子に接続された電圧検出線は、端子導出部57から電線配索溝31に導出されて配索される。
次に、上記した構成の作用を説明する。
図10は参考例に係るバスバ59の平面図、図11(a)は図10に示した参考例に係るバスバ59の要部拡大図、図11(b)は図7に示した本実施形態に係るメインバスバ21の要部拡大図である。
本実施形態に係るバスバモジュール100では、同一複数ずつの正極の端子17と負極の端子19を一括して接続するメインバスバ21が、単電池13の並設方向に沿う延在方向の中央部で分割された一対の分割体41からなる。
このメインバスバ21は、一対の分割部49を跨いで共締めされる中間バスバ43により導通接続される。メインバスバ21は、複数に分割されることにより、一体物に比べ、延在方向に配列される複数の単電池13の配列誤差を許容するための端子貫通穴45の拡大を抑制できる。
即ち、図10に示した比較例に係る一体物のバスバ59では、延在方向に配列される複数の単電池13の配列公差の積み上げが大きくなる。そのため、バスバ59では、積み上げ公差を許容するために、延在方向両端部における端子貫通穴45の大きな拡大が必要となる場合がある。この場合、端子貫通穴45は、バスバ59の延在方向に長い長穴61、長穴63で形成される。バスバ59は、延在方向の中央部が基準となる場合、中央部より離れる長穴63は、中央部に近い長穴61より長手方向が長く形成される。その結果、図11(a)に示すように、バスバ59は、延在長Tが、長穴61、長穴63を有しないメインバスバ21よりも長くなることがある。これに加え、長穴61、長穴63が形成されたバスバ59は、ナット47のフランジ部65(図4参照)の接触面積67が減るため、座屈や締結面の欠けの生じる虞がある。また、端子貫通穴を大きくしたバスバモジュールは、バスバ59におけるナット47の接触面積67の低下に伴い、接触抵抗が増加し、温度上昇する場合がある。
これに対し、本実施形態に係るバスバモジュール100のメインバスバ21では、メインバスバ21が一対の分割体41からなるため、公差の積み上げが半減されるので、単電池13の配列公差を許容する範囲が小さくて済み、端子貫通穴45の大きな拡大が不要となる。
その結果、図11(b)に示すように、メインバスバ21の延在方向両端部におけるにおけるナット47の接触面積67が減るのを阻止でき、メインバスバ21の座屈や締結面の欠けが生じ難くなる。また、メインバスバ21は、ナット47に対して規定の接触面積67が確保できるので、接触抵抗の増加、温度の上昇も抑制できる。更に、メインバスバ21は、延在方向両端部における端子貫通穴45を従来のように大きく拡大しなくてもよいので、一体物のバスバ59に比べ、延在長Tの短縮が可能となる。バスバモジュール100は、この延在長Tの短縮により小型化も可能となる。また、複数の単電池13の配列誤差を許容するために端子貫通穴45を拡大する必要が生じた場合でも、穴径の拡大幅を必要最小限に抑えることができ、ナット47との接触面積の低下に伴う接触抵抗の増加を最小限にできる。
また、図8に示したメインバスバ21Aのように、複数の端子貫通穴45,45Aのうち、複数の単電池13の並び方向に沿った径がそれぞれの分割体41Aの中心から離間するに従って若干大きくされてもよい。このメインバスバ21Aによれば、分割体41Aの中心から離間する端子貫通穴45Aの径が必要最小限拡大されることによって、複数の単電池13の並設方向におけるより大きな積み上げ公差を許容することができる。
また、図8に示した中間バスバ43Aのように、一対の端子貫通穴46Aが長手方向に若干長くなる長穴で形成されることによって、複数の単電池13の並設方向におけるさらに大きな積み上げ公差を許容することができる。
また、図9に示した中間バスバ51のように、一対の端子貫通穴46の間に可撓部53が設けられてもよい。可撓部53を備える中間バスバ51は、分割部49を跨いで隣接する分割体41の間に離間方向で生じる公差を越えた大きな寸法誤差に対応が可能となる。
そして、本実施形態に係る電池パック11では、メインバスバ21の接触抵抗の増加による単電池13の温度上昇が抑制され、並列接続された各単電池13間の温度バラツキが抑制される。
従って、本実施形態に係るバスバモジュール100によれば、メインバスバ21の座屈や締結面の欠け、接触抵抗の増加、温度上昇を抑制でき、しかも、小型化やコスト削減を可能とすることができる。
また、本実施形態に係る電池パック11によれば、温度上昇による単電池13の劣化を抑制することができる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の各構成を相互に組み合わせることや、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
例えば上記の実施形態では、メインバスバ21が中央部で一対の分割体41に2分割される場合を説明したが、本発明に係るバスバモジュールは、メインバスバが中間部で3つ以上に分割されてもよい。この場合、それぞれの分割部は、中間バスバにより導通接続されることになる。
ここで、上述した本発明に係るバスバモジュール及び電池パックの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 同一複数ずつの正極の端子(17)と負極の端子(19)とが交互に配列されるように複数の単電池(13)を並設した組電池(15)に取り付けられ、前記同一複数ずつの正極の端子(17)と負極の端子(19)が一括して配置されるバスバ収容室(37)を有した絶縁樹脂製のケース(23)と、
前記バスバ収容室(37)に収容され、前記単電池(13)の並設方向に沿う延在方向の中間部で分割された複数の分割体(41)からなり、前記同一複数ずつの正極の端子(17)と負極の端子(19)の数に応じた複数の端子貫通穴(45)を前記分割体(41)にそれぞれ有する導電性金属製のメインバスバ(21)と、
隣接する2つの前記端子(17,19)が貫通する一対の端子貫通穴(46)を有し、前記メインバスバ(21)の分割部(49)を跨いで前記メインバスバ(21)と共締めされて前記複数の分割体(41)を導通接続する中間バスバ(43,51)と、
を備えることを特徴とするバスバモジュール(100)。
[2] 上記[1]に記載のバスバモジュールであって、
前記中間バスバ(51)は、前記一対の端子貫通穴(46)の間に、前記分割部(49)を跨いで隣接する2つの前記端子貫通穴(45)の離間方向の変位を吸収する可撓部(53)が形成されたことを特徴とするバスバモジュール(100)。
[3] 上記[1]又は[2]に記載のバスバモジュール(100)と、
前記組電池(15)と、
を備えることを特徴とする電池パック(11)。
11…電池パック
13…単電池
15…組電池
17…正極の端子
19…負極の端子
21…メインバスバ
23…ケース
37…バスバ収容室
41…分割体
43…中間バスバ
45…端子貫通穴
49…分割部
53…可撓部
100…バスバモジュール

Claims (3)

  1. 同一複数ずつの正極の端子と負極の端子とが交互に配列されるように複数の単電池を並設した組電池に取り付けられ、前記同一複数ずつの正極の端子と負極の端子が一括して配置されるバスバ収容室を有した絶縁樹脂製のケースと、
    前記バスバ収容室に収容され、前記単電池の並設方向に沿う延在方向の中間部で分割された複数の分割体からなり、前記同一複数ずつの正極の端子と負極の端子の数に応じた複数の端子貫通穴を前記分割体にそれぞれ有する導電性金属製のメインバスバと、
    隣接する2つの前記端子が貫通する一対の端子貫通穴を有し、前記メインバスバの分割部を跨いで前記メインバスバと共締めされて前記複数の分割体を導通接続する中間バスバと、
    を備えることを特徴とするバスバモジュール。
  2. 請求項1に記載のバスバモジュールであって、
    前記中間バスバは、前記一対の端子貫通穴の間に、前記分割部を跨いで隣接する2つの前記端子貫通穴の離間方向の変位を変形により吸収する可撓部が形成されたことを特徴とするバスバモジュール。
  3. 請求項1又は2に記載のバスバモジュールと、
    前記組電池と、
    を備えることを特徴とする電池パック。
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