JP2019033002A - バスバモジュール及び電池パック - Google Patents
バスバモジュール及び電池パック Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019033002A JP2019033002A JP2017153465A JP2017153465A JP2019033002A JP 2019033002 A JP2019033002 A JP 2019033002A JP 2017153465 A JP2017153465 A JP 2017153465A JP 2017153465 A JP2017153465 A JP 2017153465A JP 2019033002 A JP2019033002 A JP 2019033002A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bus bar
- terminals
- terminal
- bar module
- battery pack
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Abandoned
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/50—Current conducting connections for cells or batteries
- H01M50/502—Interconnectors for connecting terminals of adjacent batteries; Interconnectors for connecting cells outside a battery casing
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Abstract
【課題】小型化及び軽量化を可能にし、バスバの温度上昇を抑制でき、特定の単電池の劣化を抑制することができるバスバモジュール及び電池パックを提供する。【解決手段】バスバモジュール100は、同一複数ずつの正極の端子17と負極の端子19とが交互に配列されるように複数の単電池13を並設した組電池15に取り付けられ、同一複数ずつの正極の端子17と負極の端子19が一括して配置されるバスバ収容室37を有した絶縁樹脂製のケース23と、同一複数ずつの正極の端子17と負極の端子19の数に応じた複数の端子貫通穴を有してバスバ収容室37に収容され、同一複数ずつの正極の端子17と負極の端子19を一括して導通させ、且つ同一複数ずつの正極の端子17と負極の端子19との境45の幅が他の部分の幅より広く形成された導電性金属製のバスバ21と、を備える。【選択図】図4
Description
本発明は、バスバモジュール及び電池パックに関する。
板形状に形成された複数の単電池の板面を近接させて一列にそろえ、並べて設けた(並設した)組電池に取り付けられるバスバモジュールが知られている。図6に示すように、この種のバスバモジュール501は、ケース503のバスバ収容部504に各単電池間を接続するバスバ505が収容され、単電池の電圧を検出する電圧検出端子507が組み合わせられて電極ボルトにナットでバスバ505が共締めされることで、組電池に取付けられる。
しかしながら、図7に示すように、バスバ505は、導電性金属製の素板をプレス加工することにより製作されるため、厚みt、幅w共に一定の形状となる。バスバ505は、抵抗による発熱を抑えるために断面積を増やす場合、発熱が部分的であっても、厚みtまたは幅wのいずれかを均一厚または均一幅となるように増やす必要があった。それに伴い、バスバモジュール全体の大型化や重量増加、コスト増加等の問題があった。この問題は、複数の二次電池(単電池)を並列接続する組電池(例えば特許文献1、2参照)に取り付けられる長尺のバスバモジュールで特に顕著となった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、小型化及び軽量化を可能にし、バスバの温度上昇を抑制でき、特定の単電池の劣化を抑制することができるバスバモジュール及び電池パックを提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 同一複数ずつの正極の端子と負極の端子とが交互に配列されるように複数の単電池を並設した組電池に取り付けられ、前記同一複数ずつの正極の端子と負極の端子が一括して配置されるバスバ収容室を有した絶縁樹脂製のケースと、前記同一複数ずつの正極の端子と負極の端子の数に応じた複数の端子貫通穴を有して前記バスバ収容室に収容され、前記同一複数ずつの正極の端子と負極の端子を一括して導通させ、且つ前記同一複数ずつの正極の端子と負極の端子との境の幅が他の部分の幅より広く形成された導電性金属製のバスバと、を備えることを特徴とするバスバモジュール。
(1) 同一複数ずつの正極の端子と負極の端子とが交互に配列されるように複数の単電池を並設した組電池に取り付けられ、前記同一複数ずつの正極の端子と負極の端子が一括して配置されるバスバ収容室を有した絶縁樹脂製のケースと、前記同一複数ずつの正極の端子と負極の端子の数に応じた複数の端子貫通穴を有して前記バスバ収容室に収容され、前記同一複数ずつの正極の端子と負極の端子を一括して導通させ、且つ前記同一複数ずつの正極の端子と負極の端子との境の幅が他の部分の幅より広く形成された導電性金属製のバスバと、を備えることを特徴とするバスバモジュール。
上記(1)の構成のバスバモジュールによれば、多くの電流が流れるバスバの部位を予め特定し、その部位の幅を変更することにより導体断面積を増加させている。その結果、バスバは、導体断面積が増加して、通電時の温度上昇が抑制される。バスバは、温度上昇が高い部位に合わせて幅を広げることにより、不必要な部位を含むバスバ全体の幅・厚みを変更する必要がなくなる。即ち、バスバは、必要な部位のみ導体断面積を増加させることが可能となる。特に、並列回路にて高い温度上昇が見られる長尺のバスバは、長手方向の中央部(正極の端子と負極の端子との境)のみの幅を広げることにより、不必要なバスバ全体の幅・厚みを変動させる必要がなく、使用材料及びコストの抑制効果が大となる。
また、バスバの厚み増加や重ね等が無い為、バスバモジュールの低背化や小型化、軽量化に寄与できる。
また、バスバの厚み増加や重ね等が無い為、バスバモジュールの低背化や小型化、軽量化に寄与できる。
(2) 上記(1)に記載のバスバモジュールであって、前記バスバは、前記複数の単電池を並設する方向に沿う少なくとも一方の側縁が前記境で幅方向外側へ突出する弧状に形成されることを特徴とするバスバモジュール。
上記(2)の構成のバスバモジュールによれば、正極の端子と負極の端子との境の側縁を角張って突出させたバスバ形状に比べ、外形状全体において角部が少なくなり、バスバ組付け時におけるバスバ同士や他部品との接触による傷付が抑制される。
(3) 上記(1)又は(2)に記載のバスバモジュールと、前記組電池と、を備えることを特徴とする電池パック。
上記(3)の構成の電池パックによれば、特定の単電池のジュール熱の上昇が抑制され、並列接続された各単電池間、特に、並列回路にて高い温度上昇が見られる同一複数ずつの正極の端子と負極の端子との境(即ち、バスバ長手方向の中央部)での温度バラツキが抑制される。
本発明に係るバスバモジュールによれば、小型化及び軽量化を可能にし、バスバの温度上昇を抑制できる。
本発明に係る電池パックによれば、特定の単電池の劣化を抑制することができる。
本発明に係る電池パックによれば、特定の単電池の劣化を抑制することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るバスバモジュール100を取り付けた電池パック11の要部斜視図である。
本実施形態に係るバスバモジュール100は、複数の単電池13を並設した組電池15に取り付けられる。バスバモジュール100と組電池15とは、電池パック11を構成している。
図1は本発明の一実施形態に係るバスバモジュール100を取り付けた電池パック11の要部斜視図である。
本実施形態に係るバスバモジュール100は、複数の単電池13を並設した組電池15に取り付けられる。バスバモジュール100と組電池15とは、電池パック11を構成している。
本実施形態において、単電池13は、板形状に形成され、矩形平面となる上端面の長手方向の両端に、正極の端子17と、負極の端子19とが立設される。本実施形態において、これら正極の端子17及び負極の端子19は、ボルトの形態で形成されるが、これに限定されない。単電池13は、それぞれの板面を対面させるようにして一体化されて組電池15を構成する。
図2はバスバ21による単電池13の並列接続例を表す分解概略平面図である。
組電池15は、平行な一対の直線の一方の直線L1上に、同一複数ずつの負極の端子19と正極の端子17とが交互に配列されている。本実施形態では、同一複数ずつが、3つずつである例を説明する。従って、3つの負極の端子19と3つの正極の端子17とが交互に配列される。また、平行な一対の他方の直線L2上には、一方の直線L1上と位相を変えて、3つの正極の端子17と3つの負極の端子19とが交互に配列される。なお、単電池13の並列数は、3つに限定されない。
組電池15は、平行な一対の直線の一方の直線L1上に、同一複数ずつの負極の端子19と正極の端子17とが交互に配列されている。本実施形態では、同一複数ずつが、3つずつである例を説明する。従って、3つの負極の端子19と3つの正極の端子17とが交互に配列される。また、平行な一対の他方の直線L2上には、一方の直線L1上と位相を変えて、3つの正極の端子17と3つの負極の端子19とが交互に配列される。なお、単電池13の並列数は、3つに限定されない。
図3は図1に示したバスバモジュール100の拡大斜視図である。
バスバモジュール100は、本体としての絶縁樹脂製のケース23を有する。ケース23には、単電池13の並び方向に長尺の底板部25が形成される。底板部25の長手方向の一方の側縁には、底板部25の長手方向に沿って側壁部27が起立して形成される。底板部25には、側壁部27と平行な隔壁部29が起立して形成される。この隔壁部29は、後述するバスバ収容室の壁ともなる。側壁部27と隔壁部29との間は、底板部25の延在方向に沿う電線配索溝31となる。
バスバモジュール100は、本体としての絶縁樹脂製のケース23を有する。ケース23には、単電池13の並び方向に長尺の底板部25が形成される。底板部25の長手方向の一方の側縁には、底板部25の長手方向に沿って側壁部27が起立して形成される。底板部25には、側壁部27と平行な隔壁部29が起立して形成される。この隔壁部29は、後述するバスバ収容室の壁ともなる。側壁部27と隔壁部29との間は、底板部25の延在方向に沿う電線配索溝31となる。
側壁部27の上端には、薄肉ヒンジ(図示略)を介して蓋(図示略)が揺動自在に形成される。蓋は、揺動端に形成されるロック爪(図示略)が、隔壁部29に形成した係止部(図示略)に係止されることにより、電線配索溝31の上面開口を覆うことができる。
底板部25の側壁部27と反対側の側縁には、単電池13の並び方向に長尺の収容室側壁部33が形成される。即ち、側壁部27と、隔壁部29と、収容室側壁部33とは、平行となる。この内、隔壁部29と収容室側壁部33との延在方向の両端同士は、それぞれ終壁部35により接続される。この隔壁部29、収容室側壁部33及び一対の終壁部35に囲まれた矩形箱の部分が、バスバ収容室37となる。
ケース23は、バスバ収容室37及び電線配索溝31が一つのユニット部となる。ケース23は、これら複数個のユニット部が長尺方向に一体に連結される。ユニット部同士は、相互の変位を吸収する例えばヒンジ構造により連結される。
ケース23は、組電池15に取り付けられることで、6つの端子39(ここで、単に「端子39」とは、正極の端子17と負極の端子19の総称とする。)が配置される。本実施形態では、3つの負極の端子19と、3つの正極の端子17とが連続する部分である。1つのバスバ収容室37の底板部25には、この端子39が貫通する6つの底面開口(図示略)が穿設されている。
図4は正極の端子17と負極の端子19とを一括して接続するバスバ21が取り付けられたバスバ収容室37の要部斜視図である。
それぞれのバスバ収容室37は、平面視で略同形状に形成される。それぞれのバスバ収容室37には、バスバ21が収容される。バスバ21は、端子39の並び方向に長い長尺で形成される。バスバ21は、例えば導電性の良好な銅、黄銅材などをプレス加工することにより形成される。
それぞれのバスバ収容室37は、平面視で略同形状に形成される。それぞれのバスバ収容室37には、バスバ21が収容される。バスバ21は、端子39の並び方向に長い長尺で形成される。バスバ21は、例えば導電性の良好な銅、黄銅材などをプレス加工することにより形成される。
このバスバ21は、バスバ収容室37に収容された状態で、ケース23の底面開口を貫通した端子39に一致する6つの端子貫通穴41(図5参照)が穿設されている。即ち、6つの端子39は、ケース23の底面開口とバスバ21の端子貫通穴41とを貫通して、図1に示すように、バスバ21の上面から突出する。バスバ21から突出した端子39には、ナット43が螺合される。バスバ21は、ナット43により端子39に螺着される。
従って、バスバ収容室37には、同一複数(3つ)ずつの正極の端子17と負極の端子19とがバスバ21により一括に導通接続されて配置されることになる。
従って、バスバ収容室37には、同一複数(3つ)ずつの正極の端子17と負極の端子19とがバスバ21により一括に導通接続されて配置されることになる。
図5は図4に示したバスバ21の拡大斜視図である。
ところで、バスバ21は、図5に示すように、同一複数ずつの正極の端子17と負極の端子19との境45の幅が他の部分の幅より広く形成される。バスバ21は、各単電池間、特に、並列回路にて高い温度上昇が見られる同一複数ずつの正極の端子17と負極の端子19との境45(即ち、バスバ長手方向の中央部)が、幅広に形成されている。
ところで、バスバ21は、図5に示すように、同一複数ずつの正極の端子17と負極の端子19との境45の幅が他の部分の幅より広く形成される。バスバ21は、各単電池間、特に、並列回路にて高い温度上昇が見られる同一複数ずつの正極の端子17と負極の端子19との境45(即ち、バスバ長手方向の中央部)が、幅広に形成されている。
本実施形態において、バスバ21は、複数の単電池13を並設する方向に沿う両側の側縁47が、境45で幅方向外側へ突出する弧状に形成される。本明細書において、この幅方向外側へ突出する弧状の側縁47は、弧状幅広部49とも称す。なお、バスバ21の中央部を幅広にする外形状は、境45を幅方向外側へ突出する弧状幅広部49に限定されない。
このバスバ21は、上記したプレス加工により製作する他、例えばすえ込み鍛造により製作することもできる。すえ込み鍛造により製作するバスバ21は、矩形状(図5の二点鎖線外形状51)の金属板から図5に示した弧状幅広部49を形成することができる。この場合、すえ込み鍛造前の金属板は、バスバ21の幅狭部53の幅W1の金属板を用いることができる。即ち、幅W1の金属板をすえ込み鍛造することにより、金属板の中央部における両側に、弧状幅広部49を図5の矢印a方向に塑性変形させて同時に形成できる。
すえ込み鍛造では、すえ込み溝を有する金型(図示略)に、金属板を押し込む。このすえ込み溝は、拡幅部を有した溝形状で形成される。押し込まれた金属板は、溝終端から反力を受け、厚み方向がすえ込み溝に拘束されていることから、潰されることにより幅方向に広がる。押し込みは、幅方向の広がりが、すえ込み溝の拡幅部の内面に到達するまで行われる。その結果、金属板は、同一の板厚のままで、幅方向のみがすえ込み溝の拡幅部に倣った弧状幅広部49(この場合、膨出幅広部とも言える。)となって成形される。
この場合のバスバ21は、等幅基部(金属板の原形形状である図5の二点鎖線外形状51)と、この等幅基部の両側の側縁47から張り出した弧状幅広部49と、から構成される。なお、すえ込み鍛造による場合も、バスバ21の中央部を幅広にする外形状は、境45を幅方向外側へ突出する弧状幅広部49に限定されない。
この様なすえ込み鍛造によるバスバ21によれば、プレス加工で廃棄されていた膨出幅広部以外の部分で切り取られていた廃材を生じなくできる。
この様なすえ込み鍛造によるバスバ21によれば、プレス加工で廃棄されていた膨出幅広部以外の部分で切り取られていた廃材を生じなくできる。
ケース23の隔壁部29には、隔壁部29の上端から底板部25に向かって端子導出部55が切り欠かれている。この端子導出部55は、一対の端子39の間毎に設けられる。従って、6つの端子39が配置されるバスバ収容室37では、5つの端子導出部55が設けられている。
バスバ収容室37には、バスバ21に重ねられて電圧検出端子(図示略)が取り付けられる。電圧検出端子は、導電性を有する金属の素板をプレス加工することにより形成される。電圧検出端子に接続された電圧検出線は、端子導出部55から電線配索溝31に導出されて配索される。
次に、上記した構成の作用を説明する。
本実施形態に係るバスバモジュール100では、多くの電流が流れるバスバ21の部位を予め特定し、その部位の幅を変更することにより導体断面積を増加させている。その結果、バスバ21は、通電時の温度上昇が抑制される。バスバ21は、温度上昇が高い部位H(図5参照)に合わせて幅を広げることにより、不必要な部位を含むバスバ全体の幅・厚みを変更する必要がなくなる。即ち、バスバ21は、必要な部位のみ導体断面積を増加させることが可能となる。特に、並列回路にて高い温度上昇が見られる長尺のバスバ21は、長手方向の中央部のみの幅を広げることにより、不必要なバスバ全体の幅・厚みを変動させる必要がなく、使用材料及びコストの抑制効果が大となる。
また、バスバ21の厚み増加や重ね等が無い為、バスバモジュール100の低背化や小型化、軽量化に寄与できる。
本実施形態に係るバスバモジュール100では、多くの電流が流れるバスバ21の部位を予め特定し、その部位の幅を変更することにより導体断面積を増加させている。その結果、バスバ21は、通電時の温度上昇が抑制される。バスバ21は、温度上昇が高い部位H(図5参照)に合わせて幅を広げることにより、不必要な部位を含むバスバ全体の幅・厚みを変更する必要がなくなる。即ち、バスバ21は、必要な部位のみ導体断面積を増加させることが可能となる。特に、並列回路にて高い温度上昇が見られる長尺のバスバ21は、長手方向の中央部のみの幅を広げることにより、不必要なバスバ全体の幅・厚みを変動させる必要がなく、使用材料及びコストの抑制効果が大となる。
また、バスバ21の厚み増加や重ね等が無い為、バスバモジュール100の低背化や小型化、軽量化に寄与できる。
このバスバモジュール100では、バスバ21における正極の端子17と負極の端子19との境45の側縁47を角張って突出させたバスバ形状(図5の二点鎖線外形状57)に比べ、外形状全体において角部が少なくなり、バスバ組付け時におけるバスバ同士や他部品との接触による傷付が抑制される。
また、本実施形態に係る電池パック11では、特定の単電池13のジュール熱の上昇が抑制される。並列接続された各単電池13間、特に、並列回路にて高い温度上昇が見られる同一複数ずつの正極の端子17と負極の端子19との境45(即ち、バスバ長手方向の中央部)での温度バラツキを効果的に抑制できる。
従って、本実施形態に係るバスバモジュール100によれば、小型化及び軽量化を可能にし、バスバ21の温度上昇を抑制できる。
また、本実施形態に係る電池パック11によれば、特定の単電池13の劣化を抑制することができる。
また、本実施形態に係る電池パック11によれば、特定の単電池13の劣化を抑制することができる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の各構成を相互に組み合わせることや、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
例えば上記の実施形態では、複数の単電池13を並設する方向に沿う両側の側縁47が境45で幅方向外側へ突出する弧状に形成される場合を説明したが、本発明に係るバスバモジュールのバスバは、片側の側縁47のみが境45で幅方向外側へ突出する弧状に形成されてもよい。
ここで、上述した本発明に係るバスバモジュール及び電池パックの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 同一複数ずつの正極の端子(17)と負極の端子(19)とが交互に配列されるように複数の単電池(13)を並設した組電池(15)に取り付けられ、前記同一複数ずつの正極の端子(17)と負極の端子(19)が一括して配置されるバスバ収容室(37)を有した絶縁樹脂製のケース(23)と、
前記同一複数ずつの正極の端子(17)と負極の端子(19)の数に応じた複数の端子貫通穴(41)を有して前記バスバ収容室(37)に収容され、前記同一複数ずつの正極の端子(17)と負極の端子(19)を一括して導通させ且つ前記同一複数ずつの正極の端子(17)と負極の端子(19)との境(45)の幅が他の部分の幅より広く形成される導電性金属製のバスバ(21)と、
を備えることを特徴とするバスバモジュール(100)。
[2] 上記[1]に記載のバスバモジュールであって、
前記バスバ(21)は、前記複数の単電池(13)を並設する方向に沿う少なくとも一方の側縁(47)が前記境(45)で幅方向外側へ突出する弧状に形成されることを特徴とするバスバモジュール(100)。
[3] 上記[1]又は[2]に記載のバスバモジュール(100)と、
前記組電池(15)と、
を備えることを特徴とする電池パック(11)。
[1] 同一複数ずつの正極の端子(17)と負極の端子(19)とが交互に配列されるように複数の単電池(13)を並設した組電池(15)に取り付けられ、前記同一複数ずつの正極の端子(17)と負極の端子(19)が一括して配置されるバスバ収容室(37)を有した絶縁樹脂製のケース(23)と、
前記同一複数ずつの正極の端子(17)と負極の端子(19)の数に応じた複数の端子貫通穴(41)を有して前記バスバ収容室(37)に収容され、前記同一複数ずつの正極の端子(17)と負極の端子(19)を一括して導通させ且つ前記同一複数ずつの正極の端子(17)と負極の端子(19)との境(45)の幅が他の部分の幅より広く形成される導電性金属製のバスバ(21)と、
を備えることを特徴とするバスバモジュール(100)。
[2] 上記[1]に記載のバスバモジュールであって、
前記バスバ(21)は、前記複数の単電池(13)を並設する方向に沿う少なくとも一方の側縁(47)が前記境(45)で幅方向外側へ突出する弧状に形成されることを特徴とするバスバモジュール(100)。
[3] 上記[1]又は[2]に記載のバスバモジュール(100)と、
前記組電池(15)と、
を備えることを特徴とする電池パック(11)。
11…電池パック
13…単電池
15…組電池
17…正極の端子
19…負極の端子
21…バスバ
23…ケース
37…バスバ収容室
41…端子貫通穴
45…境
47…側縁
100…バスバモジュール
13…単電池
15…組電池
17…正極の端子
19…負極の端子
21…バスバ
23…ケース
37…バスバ収容室
41…端子貫通穴
45…境
47…側縁
100…バスバモジュール
Claims (3)
- 同一複数ずつの正極の端子と負極の端子とが交互に配列されるように複数の単電池を並設した組電池に取り付けられ、前記同一複数ずつの正極の端子と負極の端子が一括して配置されるバスバ収容室を有した絶縁樹脂製のケースと、
前記同一複数ずつの正極の端子と負極の端子の数に応じた複数の端子貫通穴を有して前記バスバ収容室に収容され、前記同一複数ずつの正極の端子と負極の端子を一括して導通させ且つ前記同一複数ずつの正極の端子と負極の端子との境の幅が他の部分の幅より広く形成される導電性金属製のバスバと、
を備えることを特徴とするバスバモジュール。 - 請求項1に記載のバスバモジュールであって、
前記バスバは、前記複数の単電池を並設する方向に沿う少なくとも一方の側縁が前記境で幅方向外側へ突出する弧状に形成されることを特徴とするバスバモジュール。 - 請求項1又は2に記載のバスバモジュールと、
前記組電池と、
を備えることを特徴とする電池パック。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017153465A JP2019033002A (ja) | 2017-08-08 | 2017-08-08 | バスバモジュール及び電池パック |
CN201810895693.3A CN109390543A (zh) | 2017-08-08 | 2018-08-08 | 汇流条模块和电池组 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017153465A JP2019033002A (ja) | 2017-08-08 | 2017-08-08 | バスバモジュール及び電池パック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019033002A true JP2019033002A (ja) | 2019-02-28 |
Family
ID=65417756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017153465A Abandoned JP2019033002A (ja) | 2017-08-08 | 2017-08-08 | バスバモジュール及び電池パック |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019033002A (ja) |
CN (1) | CN109390543A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019207823A (ja) * | 2018-05-30 | 2019-12-05 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 配線モジュール、及び蓄電モジュール |
JP6721139B1 (ja) * | 2019-08-06 | 2020-07-08 | 三菱電機株式会社 | 電池モジュールおよび電池モジュールシステム |
JP2022046541A (ja) * | 2018-05-30 | 2022-03-23 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 配線モジュール、及び蓄電モジュール |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2590460B (en) * | 2019-12-19 | 2023-02-08 | Dyson Technology Ltd | Battery module and battery pack |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009245730A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | West Japan Railway Co | 電池接続具 |
JP2010212155A (ja) * | 2009-03-11 | 2010-09-24 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 端子接続部材及び組電池 |
JP2011076936A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Toshiba Corp | 組電池およびこれを備えた二次電池装置 |
JP2014165044A (ja) * | 2013-02-26 | 2014-09-08 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 接続部材および配線モジュール |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5634691B2 (ja) * | 2009-08-18 | 2014-12-03 | 矢崎総業株式会社 | バスバ |
JP6085140B2 (ja) * | 2012-11-01 | 2017-02-22 | 矢崎総業株式会社 | バスバモジュールの電線配索構造 |
CN205282556U (zh) * | 2016-01-10 | 2016-06-01 | 泰科电子(上海)有限公司 | 连接件及电池模组 |
-
2017
- 2017-08-08 JP JP2017153465A patent/JP2019033002A/ja not_active Abandoned
-
2018
- 2018-08-08 CN CN201810895693.3A patent/CN109390543A/zh active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009245730A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | West Japan Railway Co | 電池接続具 |
JP2010212155A (ja) * | 2009-03-11 | 2010-09-24 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 端子接続部材及び組電池 |
JP2011076936A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Toshiba Corp | 組電池およびこれを備えた二次電池装置 |
JP2014165044A (ja) * | 2013-02-26 | 2014-09-08 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 接続部材および配線モジュール |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019207823A (ja) * | 2018-05-30 | 2019-12-05 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 配線モジュール、及び蓄電モジュール |
JP2022046541A (ja) * | 2018-05-30 | 2022-03-23 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 配線モジュール、及び蓄電モジュール |
JP7336065B2 (ja) | 2018-05-30 | 2023-08-31 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 配線モジュール、及び蓄電モジュール |
JP6721139B1 (ja) * | 2019-08-06 | 2020-07-08 | 三菱電機株式会社 | 電池モジュールおよび電池モジュールシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN109390543A (zh) | 2019-02-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6572263B2 (ja) | バスバモジュール及び電池パック | |
JP6286679B2 (ja) | 電池ブロック | |
JP6148202B2 (ja) | 蓄電装置の冷却構造 | |
JP5367731B2 (ja) | バッテリーモジュール用の電極端子接続部材 | |
KR100560483B1 (ko) | 이차 전지 | |
JP2019033002A (ja) | バスバモジュール及び電池パック | |
JP4400234B2 (ja) | 組電池 | |
KR100542238B1 (ko) | 전지 모듈 | |
JP6318372B2 (ja) | 電池ブロック、及び電池モジュール | |
JP6709757B2 (ja) | バスバー構造 | |
JP2008091183A (ja) | 角型電池と組電池 | |
JP6685001B2 (ja) | 電池パック | |
JPWO2014119287A1 (ja) | 電池ブロック、電池モジュール及び電池ブロック用ホルダ | |
JPWO2012073399A1 (ja) | 電池モジュール及び電池パック | |
KR20190073933A (ko) | 버스바 어셈블리를 구비한 배터리 모듈 | |
JP2013524405A (ja) | 複数の個別セルを備えるバッテリ | |
JP6180848B2 (ja) | 組電池のブスバおよび組電池 | |
CN109428039B (zh) | 汇流条、汇流条模块和电池组 | |
JP2010212155A (ja) | 端子接続部材及び組電池 | |
JP2017216114A (ja) | 蓄電モジュール | |
JP6594382B2 (ja) | バスバモジュール及び電池パック | |
JP6065368B2 (ja) | 組電池 | |
JP5437849B2 (ja) | 電池モジュール用電極構成体 | |
JP2015170413A (ja) | 電池ユニット | |
KR102459671B1 (ko) | 전기에너지 저장방출모듈 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181018 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190904 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190917 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20191105 |