JP2019036429A - コネクタホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタの外形寸法や外形形状が多少異なっていても、コネクタホルダとコネクタとの間のガタツキを抑えてガタツキ音を防止することができるコネクタホルダを提供する。【解決手段】このコネクタホルダ1は、所定のコネクタ2が挿入可能なコネクタ収容部11を有するコネクタホルダ本体10と、コネクタ収容部11の内周面(例えば天井面11b)に設けられ、コネクタ収容部11に挿入された所定のコネクタ2に係止する係止部14とを備えたコネクタホルダ1において、コネクタ収容部11の内周面(例えば天井面11b)に設けられ、コネクタ収容部11に挿入された所定のコネクタ2を付勢し、その付勢方向の内周面(例えば底面11a)の側にコネクタ2を弾性的に押し付ける弾性片15を備える。【選択図】図3

Description

この発明は、例えばハイブリッド車などの車両で用いられ、コネクタを保持するコネクタホルダに関する。
近年の車両開発では、走行音が静かな車両(例えばハイブリッド車など)の開発が増加しつつあるが、このような車両では、車両内で発生する異音の防止対策が求められている。このため、このような車両で用いられるコネクタホルダでも、コネクタホルダから発生する異音(即ちコネクタホルダと保持されるコネクタとの間のガタツキ音)の防止対策が求められている。
従来のコネクタホルダでの異音防止対策では、コネクタホルダのコネクタ収容部の内周面に潰しリブを設け、コネクタ収容部に挿入されたコネクタによって潰しリブを圧潰することで、コネクタホルダと保持されるコネクタとの間のガタツキを防止し、これにより上記のガタツキ音を防止していた(特許文献1参照)。
しかしながら、従来のコネクタホルダでの異音防止対策では、潰しリブを用いるため、保持されるコネクタの外形寸法の誤差により、潰しリブを十分に圧潰できず、上記のガタツキ音を防止することができない場合があった。また、保持されるコネクタの外形形状は同形であっても各製造会社毎に若干異なるため、この異なりにより、他の製造会社のコネクタを保持する場合、潰しリブを十分に圧潰できず、上記のガタツキ音を防止できない場合があった。
特開2016−208785号公報
そこで、この発明は、コネクタの外形寸法や外形形状が多少異なっていても、コネクタホルダと保持されるコネクタとの間のガタツキを抑えてガタツキ音を防止することができるコネクタホルダを提供することを目的とする。
この発明は、所定のコネクタが挿入可能なコネクタ収容部を有するコネクタホルダ本体と、前記コネクタ収容部の内周面に設けられ、前記コネクタ収容部に挿入された前記所定のコネクタに係止する係止部とを備えたコネクタホルダにおいて、前記コネクタ収容部の内周面に設けられ、前記コネクタ収容部に挿入された前記所定のコネクタを付勢し、その付勢方向の前記内周面の側に前記所定のコネクタを弾性的に押し付ける弾性片を備えたコネクタホルダである。
なお、「その付勢方向の前記内周面の側に前記所定のコネクタを弾性的に押し付ける」とは、付勢方向の前記内周面と所定のコネクタとの間に他部材が無い場合は、所定のコネクタを付勢方向の前記内周面に直接押し付けること意味するが、付勢方向の前記内周面と所定のコネクタとの間に他部材(例えば別の弾性片)がある場合は、当該他部材に弾性片を押し付けることを意味する。
この構成によれば、弾性片でコネクタを付勢し、その付勢方向の内周面の側に所定のコネクタを弾性的に押し付けるため、コネクタの外形寸法が基準寸法から多少異なっても、その外形の異なりを弾性片の弾性的な押し付けで吸収することができる。この結果、外形寸法が多少異なっても、コネクタを適切に保持することができると共に、コネクタホルダと保持するコネクタとの間のガタツキを抑えてガタツキ音を防止することができる。
この発明の態様として、前記係止部は、前記内周面から突出した凸状部を構成し、前記弾性片は、コネクタ挿入方向から見て、前記凸状部の両側の凹部のうちの少なくとも一方の凹部内に設けられてもよい。
この構成によれば、弾性片は、凸状部の両側の凹部(即ち空きスペース)に設けられるため、空きスペースを利用して弾性片を設けることができ、コネクタホルダをコンパクト化することができる。
また、この発明の態様として、前記弾性片は、前記内周面を構成する各面のうち、前記凸状部が設けられた面に設けられてもよい。
この構成によれば、弾性片を凸状部の脇の凹部内に設けるにあたり、凸状部が設けられた面(即ち凹部の底面)を弾性片の配設面として利用することができる。
また、この発明の態様として、前記弾性片は、前記内周面を構成する各面のうち、前記凸状部が設けられた面に隣接した隣接面に設けられてもよい。
この構成によれば、弾性片を凸状部の脇の凹部内に設けるにあたり、コネクタ収容部の内周面を構成する各面のうち、凸状部が設けられた面に隣接した隣接面を弾性片の配設面として利用することができる。
また、この発明の態様として、前記弾性片は、前記内周面において、コネクタ挿入方向の奥側に設けられてもよい。
この構成によれば、コネクタの前部をコネクタ収容部に挿入するコネクタ挿入初期段階で、弾性片がコネクタ挿入の邪魔になること防止でき、これにより、コネクタ挿入初期段階から、コネクタの挿入姿勢を安定させて、コネクタをコネクタ収容部に挿入することができる。
また、この発明の態様として、前記弾性片は、2つ設けられ、前記2つの弾性片は、コネクタ挿入方向から見て、互いの傾斜方向が交差するように設けられてもよい。
この構成によれば、各弾性片からコネクタに作用する押付力のうち、各弾性片の対向方向の成分が相殺されるため、コネクタ挿入時に、各弾性片によって、コネクタが各弾性片の対向方向にずれることを防止することができる。即ち、コネクタをコネクタ挿入方向に沿って真っ直ぐにコネクタ収容部に挿入することができる。
また、この発明の態様として、前記2つの弾性片は、コネクタ挿入方向から見て、互いの対向方向の内側に傾いて設けられてもよい。
この構成によれば、2つの弾性片の基端部(即ちコネクタ収容部の内周面との連結部分)の間隔を十分に広く確保することができるため、各弾性片から天井面に作用する力(即ち各弾性片からコネクタ収容部内の所定のコネクタに作用する押付力に対する反力)が天井面の一カ所に集中することを防止することができる。
また、この発明の態様として、前記2つの弾性片は、コネクタ挿入方向から見て、互いの対向方向の外側に傾斜して設けられてもよい。
この構成によれば、2つの弾性片の先端部(即ちコネクタ収容部に挿入された所定のコネクタとの当接部分)の間隔を十分に広く確保することができるため、弾性片でコネクタを安定して押圧することができる。
また、この発明の態様として、前記弾性片は、前記弾性片の長手方向に沿った一対の辺を有し、前記弾性片の前記一対の辺のうちの一方の辺が、前記内周面に連結されていてもよい。
この構成によれば、弾性片の長手方向に沿った一対の辺のうちの他方の辺の側でコネクタを押圧することになるため、弾性片の長手方向に沿った辺の長さを活かして、弾性片とコネクタとの接触面を十分に大きく確保でき、これにより、弾性片でコネクタを安定して押圧することができる。
また、この発明の態様として、前記弾性片において、前記内周面と連結した端部を基端部とし、前記基端部の反対側の端部を先端部とし、前記先端部におけるコネクタ挿入方向の手前側の部分を手前側部分とし、前記弾性片の前記先端部の前記手前側部分は、前記基端部の側に傾斜した形状であってもよい。
この構成によれば、弾性片の先端部の手前側部分が基端部側に傾斜した形状であるため、コネクタを、弾性片に引っ掛かることなく、コネクタ収容部の奥まで円滑に挿入することができる。
また、この発明の態様として、前記弾性片において、前記内周面に連結した端部と反対側の端部を先端部とし、コネクタ挿入方向の手前側の端部を手前側端部とし、前記弾性片における前記先端部と前記手前側端部との連接部分が、面取りされていてもよい。
この構成によれば、弾性片の角部のうち、コネクタ挿入時にコネクタと接触し易い角部(上記の連接部分)が面取りされるため、コネクタ挿入時に、弾性片の上記の角部でコネクタが傷付くことを抑制できる。
また、この発明の態様として、前記弾性片において、前記内周面に連結した端部と反対側の端部を先端部とし、前記弾性片の両側の主面のうち、前記コネクタ収容部に挿入された前記所定のコネクタに対向する側の主面をコネクタ側主面とし、前記弾性片における前記先端部と前記コネクタ側主面との連接部分が、面取りされていてもよい。
この構成によれば、弾性片の角部のうち、コネクタ収容状態でコネクタと接触し易い角部(上記の連接部分)が面取りされるため、コネクタ収容状態で、弾性片の上記の角部でコネクタが傷付くことを抑制できる。
また、この発明の態様として、前記弾性片において、前記内周面に連結した端部とは反対側の端部を先端部とし、前記弾性片の厚みは、前記弾性片の前記先端部の側ほど薄くなっていてもよい。
この構成によれば、弾性片に粘り強い弾性を持たせつつ、弾性片の先端部側ほど、弾性片をしなやかに撓ませることができる。これにより、弾性片でコネクタに柔らかい感触で且つ強く押圧することができ、弾性片でコネクタを十分に強く押圧しつつ、弾性片によるコネクタへの傷付けを低減することができる。
また、この発明の態様として、前記弾性片は、その主面がコネクタ挿入方向に平行になるように設けられてもよい。
この構成によれば、弾性片はその主面がコネクタ挿入方向に平行になるように設けられているため、弾性片の先端部(即ちコネクタとの接触部分)もコネクタ挿入方向に平行になり、これにより、コネクタ挿入時における、弾性片の先端部とコネクタとの間の摩擦抵抗を低減でき、コネクタを円滑にコネクタ収容部に挿入できる。
また、この発明の態様として、前記弾性片は、その主面がコネクタ挿入方向に対して斜めになるように設けられていてもよい。
この構成によれば、弾性片はその主面がコネクタ挿入方向に対して斜めになるように設けられているため、弾性片の先端部(即ちコネクタとの接触部分)もコネクタ挿入方向に対して斜めになり、これにより、コネクタ収容状態で、コネクタ挿入方向に平行な軸周りのガタツキと、コネクタ挿入方向に直交する軸周りのガタツキとの両方のガタツキを抑制することができる。
また、この発明の態様として、前記弾性片において、前記内周面に連結した端部を基端部とし、前記基端部の反対側の端部を先端部とし、前記弾性片の両側の主面のうち、前記コネクタ収容部に挿入された前記所定のコネクタに対向する側の主面をコネクタ側主面とし、前記弾性片は、前記基端部から前記先端部に向かって前記コネクタ側主面の側に凸状に湾曲していてもよい。
この構成によれば、弾性片におけるコネクタとの接触面は上記のように湾曲するため、弾性片におけるコネクタとの接触面を確保することができる。また、弾性片が弾性的に変位するとき、弾性片におけるコネクタとの接触面がコネクタの表面に引っ掛かることを抑制することができる。
また、この発明の態様として、前記弾性片は、前記コネクタホルダ本体の周壁部の一部がコ字状に切り出されて前記コネクタ収容部内に折り曲げられることで形成されていてもよい。
この構成によれば、コネクタホルダ本体の周壁部のうち、弾性片を形成するために切り出された部分には、開口部が形成されるため、その開口部の分、コネクタホルダを軽量化することができる。また、弾性片を後付けすることができる。
この発明によれば、コネクタの外形寸法や外形形状が多少異なっていても、コネクタホルダとコネクタとの間のガタツキを抑えてガタツキ音を防止することができるコネクタホルダを提供することができる。
本発明の実施形態に係るコネクタホルダとコネクタとの分解斜視図。 (a)はコネクタの側面図、(b)はコネクタの後面図。 はコネクタホルダの前面図、 図3のA−A断面図。 図3のB−B断面図。 (a)はコネクタ収容状態でのコネクタホルダの横断面図、(b)はコネクタ収容状態でのコネクタホルダの前面図。 弾性片の傾斜方向に関する変形例を説明する図。 弾性片の配設位置に関する変形例を説明する図。 弾性片の形状に関する変形例を説明する図。 弾性片の形状に関する別の変形例を説明する図。 弾性片の形成方法に関する変形例を説明する図。 弾性片の厚みに関する変形例を説明する図。 コネクタ挿入方向に対する弾性片の角度に関する変形例を説明する図。 弾性片の形状に関する別の変形例を説明する図。
<実施形態>
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1〜図6を参照して、この実施形態に係るコネクタホルダ1について説明する。
図1に示すように、コネクタホルダ1は、車両(例えばハイブリッド車)に搭載され、所定のコネクタ2を保持するものである。
なお、図1において、コネクタホルダ1の左下側をコネクタホルダ1の前側とし、コネクタホルダ1の右上側をコネクタホルダ1の後側とする。また、符号Pをコネクタホルダ1に対するコネクタ2の挿入方向とする。この場合、コネクタホルダ1において、コネクタ挿入方向Pの奥側とは、コネクタホルダ1の後側となり、コネクタ挿入方向Pの手前側とは、コネクタホルダ1の前側となる。
図1及び図2に示すように、コネクタ2は、例えばワイヤーハーネス(図示省略)の端部に接続されて用いられるものであり、コネクタハウジング21と、複数のコネクタ端子(図示省略)とを備えている。
コネクタハウジング21は、例えば略直方体状に形成されている。コネクタハウジング21の前面21aには、コネクタ2と連結する相手側コネクタが嵌合する凹状のコネクタ嵌合部(図示省略)が設けられている。コネクタ嵌合部の内部には、上記の複数のコネクタ端子が設けられている。それら各コネクタの基端部には、上記のワイヤーハーネスを構成する電線が接続されている。
コネクタハウジング21の上面21bには、コネクタホルダ1の後述の係止部14が係止する被係止部22が設けられている。この実施形態では、コネクタハウジング21の上面21bは、平坦な後半部21dと、後半部21dに対して上側に段差状に凸出した平坦な前半部21eと、前半部21eと後半部21dとの間の段差部21fとで構成されており、段差部21fが被係止部22として機能している。
コネクタハウジング21の下面21gには、コネクタホルダ1の後述のストッパ13に当接する張出部21hが設けられている。張出部21hは、コネクタハウジング21の下面21gから下側に段状に凸出している。また、張出部21hは、コネクタホルダ1の下面21gにおいて、横幅方向H1の中央に設けられると共に(図2(b))、前端から前後方向H2の中央に亘って設けられている(図2(a))。
コネクタホルダ1は、合成樹脂(例えばポリエチレン)によって形成されている。図1、図3〜図5に示すように、コネクタホルダ1は、コネクタ2が収容可能なコネクタ収容部11を有するコネクタホルダ本体10を備えている。
コネクタホルダ本体10は、前面10aが開放した例えば略直方体形の箱状に形成されており、両側の側壁部101と、両側の側壁部101の下辺部の間に跨設された下壁部102と、両側の側壁部101の上辺部の間に跨設された上壁部103と、コネクタホルダ本体10の後面に設けられた後壁部104とを備えている。
コネクタホルダ本体10の内部(即ち各壁部101,102,103,104で囲まれた部分)が、コネクタ収容部11になっている。コネクタ収容部11は、コネクタホルダ本体10の開放前面10aに連通しており、開放前面10aを通じて、コネクタ収容部11へのコネクタ2の挿入(即ち収容)が可能になっている。なお、コネクタ収容部11の底面11a、天井面11b及び両側の側面11cによって、コネクタ収容部11の内周面が構成されている。
図5に示すように、コネクタホルダ本体10の後壁部104には、開口部12が設けられている。開口部12は、コネクタ2に連結する相手側コネクタが挿通するための開口部であって、コネクタ収容部11に連通している。開口部12は、コネクタホルダ1の後壁部104において、コネクタ収容部11の底面11aよりも一段高い位置に設けられている。即ち、開口部12は、コネクタホルダ1の後壁部104の下部を残すように、後壁部104に設けられている。
コネクタホルダ1の後壁部104の下部(即ち開口部12の下側の部分)は、ストッパ13を構成している。ストッパ13は、コネクタ2がコネクタホルダ本体10の後面側に抜けることを防止するものであり、コネクタホルダ本体の底面11aの奥側端部に立設されている。
図3及び図4に示すように、コネクタ収容部11の天井面(即ち上壁部103の内側主面)11bには、コネクタ2の被係止部22に係止する係止部14と、コネクタ2をコネクタ収容部11の内周面である天井面11bから離間する方向に付勢し、その付勢方向のコネクタ収容部11の内周面である底面11a側に弾性的に押し付ける一対の弾性片15とが設けられている。
係止部14は、係止部本体141と、係止部本体141を支持する支持部142とで構成されている。
支持部142は、コネクタ挿入方向Pから見て、コネクタ収容部11の天井面11bの中央から下側に凸出するように設けられている。支持部142は、天井面11bから下方に突出した両側の支持側壁部142aと、支持側壁部142aの下辺部の間に跨って設けられて底壁部142bとを備えている。両側の支持側壁部142aと底壁部142bと天井面11bとで囲まれた部分は、空洞になっている。
各支持側壁部142aは、細長の帯状に形成されている。各支持側壁部142aは、天井面11bの横幅方向に互いに間隔を開けて並設されると共に、天井面11bの前端から後端付近に亘って設けられている。底壁部142bは、天井面11bにおける前端から前後方向中央まで設けられている。
係止部本体141は、底壁部142bの後端から後方に向かって舌片状に延設された弾性片部141aと、弾性片部141aの下面から下方に突出した係止突起部141bとを有している。
図5に示すように、係止突起部141bは、弾性片部141aに直交した後端面141cと、後端面141cの下端と弾性片部141aの基端とを繋ぐ斜面141dとを有している。係止突起部141bは、支持部142の底壁部142bよりも下側に突出している。弾性片部141aが上下側に弾性的に撓むことで、係止突起部141bは上下に変位可能になっている。係止突起部141bは、側面視で逆直角三角形状に形成されており(図5)、平面視で例えば前側に開口した略コ字状に形成されている(図4)。
このように構成された係止部14は、係止突起部141bの後端面141cがコネクタ2の被係止部22(段差部21f)に当接することで、被係止部22と係止する。これにより、コネクタ2が挿入方向Pの反対側に抜けることを防止することができる。
このように構成された係止部14は、コネクタ挿入方向Pから見て、コネクタ収容部11の天井面11bから、コネクタ収容部11の内部空間に突出した凸状部14Tを構成している(図3)。凸状部14Tの両側には、凹部16が形成されている。各凹部16は、係止部14の支持側壁部142aと、コネクタ収容部11の天井面11bと、コネクタ収容部11の側面11cの上部とで下方に開口した凹状に囲まれた部分である。
図3に示したように、各弾性片15は、例えば平面略視矩形の板状(例えば平板状)に形成されている。各弾性片15は、コネクタ収容部11の天井面11bにおいて、凸状部14Tの両側の凹部16の底面に設けられている。即ち、各弾性片15は、凸状部14Tの両側の凹部16内に設けられている。
各弾性片15は、コネクタ収容部11の天井面11bにおいて、下方に突出するように立設されている。各弾性片15の主面は、略矩形に形成されており、弾性片15の主面の長手方向に沿った一対の辺Lを有している(図4)。各弾性片15において、上記の一対の辺Lのうちの一方の辺Lの側の端部(基端部)15aが、コネクタ収容部11の天井面11bに連結されており、基端部15aと反対側(即ち他方の辺Lの側)の端部である先端部15bが下側に向けられている。各弾性片15の先端部15bは、凸状部14Tよりも下方に突出している。
各弾性片15は、その両側の主面のうちの一方の主面の側に傾斜するようにコネクタ収容部11の天井面11bに立設されている。より詳細には、各弾性片15は、コネクタ挿入方向Pから見て、互いの傾斜方向が交差するように(具体的には、互いの対向方向の内側に傾くように)設けられている。
各弾性片15は、上記のように一方の主面の側の傾斜していることで、コネクタ2がコネクタ収容部11に挿入されたとき、コネクタ2によって上記の一方の主面の側に弾性的に倒され、その弾性復帰力でコネクタ2をコネクタ収容部11の底面11aの側に押し付けるようになっている。
図4に示すように、各弾性片15は、コネクタ収容部11の天井面11bにおけるコネクタ挿入方向Pの奥側に設けられている。なお、コネクタ挿入方向Pの奥側とは、コネクタ収容部11における開放前面10aからコネクタ挿入方向Pに半分入った位置よりも奥であり、好ましくは、開放前面10aからコネクタ挿入方向Pに2/3入った位置よりも奥である。このように各弾性片15が天井面11bの奥側に設けられることで、各弾性片15がコネクタ挿入の邪魔になることを抑制できる。特に、「奥側」が開放前面10aからコネクタ挿入方向Pに半分(望ましくは2/3)入った位置よりも奥であることで、コネクタ収容部11内でのコネクタ2の固定を安定させることができる。また、このように弾性片15と係止部14とのコネクタ挿入方向Pでの位置関係をずらすことで、弾性片15などの設計の自由度と上記の安定性の確保とを両立することができる。
また、各弾性片15は、それらの主面がコネクタ挿入方向Pに平行になるように天井面11bに設けられている。即ち、各弾性片15における長手方向に沿った一方の辺Lが天井面11bに連結されていることを考慮すると、各弾性片15の長手方向は、コネクタ挿入方向Pに平行になっている。各弾性片15の先端部15bにおけるコネクタ挿入方向Pの手前側の部分(手前側部分)15cは、コネクタ挿入方向Pの手前側に向かって基端部15aの側にテーパー状に傾斜している。
図3に示すように、コネクタホルダ本体10における両側の側壁部101のうちの一方(例えば左側)の側壁部101と下壁部102との間の連接部分(即ち稜線部分)10cは、凹角状に凹んでいる。これにより、コネクタ収容部11の底面11aにおける上記の一方の側壁部101と同側の端部には、天井面11b側に段差状に凸出した段差部17が形成されている。また、コネクタ収容部11の底面11aにおける段差部17とは反対側の端部付近には、段差部17と同じ高さのリブ18が底面11aの前後方向に沿って立設されている。段差部17とリブ18との間の凹部に、コネクタ2の張出部21hが嵌合可能になっている。
図1に示すように、コネクタホルダ本体10の周壁部(即ち両側の側壁部101、下壁部102及び上壁部103で構成された部分)の前側周縁部10dには、切欠部10eが設けられている。切欠部10eは、前側周縁部10dの周方向に亘って部分的に(例えば一方の側壁部101と下壁部102とに跨る範囲に)、且つ、コネクタホルダ1の後側に一定幅後退するように設けられている。
図1及び図6に示すように、このように構成されたコネクタホルダ1では、コネクタ2は、コネクタ挿入方向Pに沿って、コネクタホルダ1の前面10a側からコネクタ収容部11の奥まで挿入される(図1)。この挿入の際、コネクタ2の張出部21hは、コネクタホルダ1の段差部17とリブ18との間の凹部に嵌合した状態で、該凹部に沿って、コネクタホルダ1のストッパ13に当接するまで進む(図6(a))。
また、上記の挿入の際、コネクタ2の上面21bの前半部21eがコネクタホルダ1の係止突起部141bの斜面141d上を摺動することで、係止突起部141bが弾性的に上側に押し上げられる。そして、コネクタ2の張出部21hがコネクタホルダ1のストッパ13に当接することで、係止突起部141bが下側に弾性復帰し、これにより、係止突起部141bの後端面141cがコネクタ2の上面21bの段差部21fに係止する。即ち、係止部14が被係止部22に係止する(図6(a))。
このように、係止部14と被係止部22との係止と、コネクタ2の張出部21hとストッパ13との当接とにより、コネクタ2は、コネクタ収容部11内に脱抜防止状に固定される。即ちコネクタ2がコネクタホルダ1に保持される。
また、上記の挿入の際、各弾性片15の先端部15bの手前側部分15cは、テーパー状に基端部15a側に傾斜しているため、コネクタ2は、各弾性片15におけるコネクタ挿入方向手前側の端部に引っ掛かることなく、コネクタ収容部11の奥まで円滑に挿入される。
そして、コネクタ2がコネクタホルダ1に保持された状態では、各弾性片15がコネクタ2の上面21bを弾性的にコネクタ収容部11の底面11a側に押し付ける(図6b)。これにより、コネクタ2の外形寸法が基準寸法から多少異なっても、その外形の異なりを弾性片15の弾性的な押し付けで吸収することができる。この結果、外形寸法が多少異なっても、コネクタ2を適切に保持することができると共にコネクタホルダ1とコネクタ2との間のガタツキを抑えてガタツキ音を防止することができる。
以上、この実施形態に係るコネクタホルダ1によれば、所定のコネクタ2が挿入可能なコネクタ収容部11を有するコネクタホルダ本体10と、コネクタ収容部11の内周面(例えば天井面11b)に設けられ、コネクタ収容部11に挿入された所定のコネクタ2に係止する係止部14とを備えたコネクタホルダ1において、コネクタ収容部11の内周面(例えば天井面11b)に設けられ、コネクタ収容部11に挿入された所定のコネクタ2を付勢し、その付勢方向の内周面(例えば底面11a)の側に弾性的に押し付ける弾性片15を備えているため、コネクタ2の外形寸法が基準寸法から多少異なっても、その外形の異なりを弾性片15の弾性的な押し付けで吸収することができる。この結果、外形寸法が多少異なっても、コネクタ2を適切に保持することができると共にコネクタホルダ1とコネクタ2との間のガタツキを抑えてガタツキ音を防止することができる。
また、係止部14は、コネクタ収容部11の内周面(例えば天井面11b)から突出した凸状部14Tを構成し、弾性片15は、コネクタ挿入方向Pから見て、凸状部14Tの両側の凹部16のうちの少なくとも一方(この実施形態では両方)の凹部16(即ち空きスペース)内に設けられているため、空きスペースを利用して弾性片15を設けることができ、コネクタホルダ1をコンパクト化することができる。
また、弾性片15は、コネクタ収容部11の内周面を構成する各面(即ち底面11a、天井面11b及び両側の側面11c)のうち、凸状部14Tが設けられた面である天井面11bに設けられるため、弾性片15を凹部16内に設けるにあたり、凸状部14Tが設けられた面である天井面11bを弾性片15の配設面として利用することができる。
また、弾性片15は、コネクタ収容部11の内周面(例えば天井面11b)において、コネクタ挿入方向Pの奥側に設けられているため、コネクタ2の前端をコネクタ収容部11に挿入するコネクタ挿入初期段階で、弾性片15がコネクタ挿入の邪魔になること防止でき、これにより、コネクタ挿入初期段階から、コネクタ2の挿入姿勢を安定させて、コネクタ2をコネクタ収容部11に挿入することができる。
また、2つの弾性片15は、コネクタ挿入方向Pから見て、互いの傾斜方向が交差するように設けられているため、各弾性片15からコネクタ2に作用する押付力のうち、各弾性片15の対向方向の成分を相殺されることができ、これにより、コネクタ挿入時に、各弾性片15によって、コネクタ2が各弾性片15の対向方向にずれることを防止することができる。即ち、コネクタ2をコネクタ挿入方向Pに沿って真っ直ぐにコネクタ収容部11内に挿入することができる。
また、2つの弾性片15は、コネクタ挿入方向Pから見て、互いの対向方向の内側に傾いて設けられているため、2つの弾性片15の基端部15a(即ちコネクタ収容部11の内周面との連結部分)の間隔を十分に広く確保することができ、これにより、各弾性片15から天井面11bに作用する力(即ち各弾性片15からコネクタ収容部11内の所定のコネクタ2に作用する押付力に対する反力)が天井面11bの一カ所に集中することを防止することができる。
また、弾性片15は、弾性片15の長手方向に沿った一対の辺Lを有し、弾性片15の一対の辺Lのうちの一方の辺Lが、コネクタ収容部11の内周面(例えば天井面11b)に連結されているため、一対の辺Lのうちの他方の辺Lの側でコネクタ2を押圧することになり、この結果、弾性片15の長手方向に沿った辺Lの長さを活かして、弾性片15とコネクタ2との接触面を十分に大きく確保でき、これにより、弾性片15でコネクタ2を安定的に押圧することができる。
また、弾性片15の先端部15bの手前側部分15cが基端部15aの側に傾斜した形状をしているため、コネクタ2を、弾性片15に引っ掛かることなく、コネクタ収容部11の奥まで円滑に挿入することができる。
また、弾性片15は、その主面がコネクタ挿入方向Pに平行になるように設けられているため、弾性片15の先端部15b(即ちコネクタ2との接触部分)もコネクタ挿入方向Pに平行になり、これにより、コネクタ挿入時における、弾性片15の先端部15bとコネクタ2との間の摩擦抵抗を低減でき、コネクタ2を円滑にコネクタ収容部11に挿入することができる。
<変形例1>
上記の実施形態では、2つの弾性片15は逆ハの字状に設けられたが、図7に示すように、2つの弾性片15はハの字状に設けられてもよい。即ち、2つの弾性片15は、コネクタ挿入方向Pから見て、互いの対向方向の外側に傾斜して設けられてもよい。この構成によれば、2つの弾性片15の先端部15b(即ちコネクタ収容部11に挿入された所定のコネクタ2との当接部分)の間隔を十分に広く確保することができるため、弾性片15でコネクタ2を安定して押圧することができる。
<変形例2>
上記の実施形態では、各弾性片15は、コネクタ収容部11の天井面11bに設けられることで凹部16内に設けられたが、図8に示すように、各弾性片15は、コネクタ収容部11の両側の側面11cの上部に設けられることで凹部16内に設けられてもよい。なお、側面11cは、コネクタ収容部11の内周面を構成する各面のうち、凸状部14Tが設けられた面である天井面11bに隣接した隣接面である。なお、各弾性片15は、上記の実施形態の場合と同様に、逆ハの字状に設けられている。
この変形例によれば、弾性片15を凸状部14Tの脇の凹部16内に設けるにあたり、コネクタ収容部11の内周面を構成する各面のうち、凸状部14Tが設けられた面(即ち天井面11b)に隣接した隣接面である側面11cを弾性片15の配設面として利用することができる。
なお、この変形例2では、各弾性片15でコネクタ2の上面21bが押圧されるが、各弾性片15でコネクタ2の側面が押圧されてもよい。
また、上記のように、弾性片15が側面11cに設けられる場合において、コネクタ収容部11の側面11cの上部に設けられ且つコネクタ2の上面21bを押圧する場合に限定されない場合は、弾性片15と凸状部14Tとの間隔を十分に確保でき、これにより、弾性片15の配置の自由度や弾性片15の大きさ・形状の自由度を向上させることができる。
<変形例3>
図9に示すように、上記の実施形態において、各弾性片15における先端部15bと手前側端部15dとの連接部分15eが例えば円弧状に面取りされていてもよい。なお、手前側端部15dは、弾性片15におけるコネクタ挿入方向Pの手前側の端部である。この変形例によれば、弾性片15の角部のうち、コネクタ挿入時にコネクタ2と接触し易い角部(即ち連接部分15e)が面取りされているため、コネクタ挿入時に、弾性片15の上記の角部でコネクタ2が傷付くことを抑制することができる。
<変形例4>
図10に示すように、上記の実施形態において、各弾性片15における先端部15bとコネクタ側主面15gとの連接部分15hが例えば円弧状に面取りされていてもよい。なお、弾性片15の先端部15bとは、弾性片15における基端部15aとは反対側の端部であり、弾性片15のコネクタ側主面15gとは、弾性片15の両側の主面のうち、コネクタ収容部11に挿入されたコネクタ2に対向する側の主面である。
この変形例によれば、弾性片15の角部のうち、コネクタ収容状態でコネクタ2と接触し易い角部(連接部分15h)が面取りされているため、コネクタ収容状態で、弾性片15の上記の角部でコネクタ2が傷付くことを抑制することができる。
<変形例5>
図11に示すように、上記の実施形態において、弾性片15は、コネクタホルダ本体10の周壁部(即ち各壁部101,102,103で構成された部分)の一部(例えば上壁部103)が略コ字状に切り出されてコネクタ収容部11内に折り曲げられることで形成されてもよい。この変形例によれば、コネクタホルダ本体10の周壁部のうち、弾性片15を形成するために切り出された部分には、開口部が形成されるため、その開口部の分、コネクタホルダ1を軽量化することができる。また、弾性片15をコネクタホルダ1に後付けすることができる。
<変形例6>
図12に示すように、上記の実施形態において、弾性片15の厚み(即ち弾性片15の主面間の厚み)Dは、弾性片15の先端部15b側ほど薄くなっていてもよい。この変形例によれば、弾性片15に粘り強い弾性を持たせつつ、弾性片15の先端部15b側ほど、弾性片15をしなやかに撓ませることができる。これにより、弾性片15でコネクタ2に柔らかい感触で且つ強く押圧することができ、弾性片15でコネクタ2を十分に強く押圧しつつ、弾性片15によるコネクタ2への傷付けを低減することができる。
<変形例7>
図13に示すように、上記の実施形態において、各弾性片15は、その主面がコネクタ挿入方向Pに対して斜めになるように設けられてもよい。より詳細には、各弾性片15は、その長手方向がコネクタ挿入方向Pに対して斜めになるように設けられてもよい。図13では、各弾性片15は、それらの手前側端部15dが各弾性片15の対向方向外側に開くように、コネクタ挿入方向Pに対して斜めに設けられているが、逆に、それらの奥側端部15iが各弾性片15の対向方向外側に開くように、コネクタ挿入方向Pに対して斜めに設けられてもよい。
この変形例によれば、弾性片15はその主面がコネクタ挿入方向Pに対して斜めになるように設けられているため、弾性片15の先端部15b(即ちコネクタ2との接触部分)もコネクタ挿入方向Pに対して斜めになり、これにより、弾性片15が1つしか設けられていなくても、コネクタ収容状態で、コネクタ挿入方向Pに平行な軸AX1周りのガタツキと、コネクタ挿入方向Pに直交する軸AX2周りのガタツキとの両方のガタツキを抑制することができる(図1)。従って、弾性片15が複数有る場合は、より確実に、上記の軸周りのガタツキを抑えてガタツキ音を防止することができる。
<変形例8>
図14に示すように、上記の実施形態において、弾性片15は、基端部15aから先端部15bに向かってコネクタ側主面15gの側に凸状に湾曲していてもよい。この変形例によれば、弾性片15におけるコネクタ2との接触面は上記のように湾曲するため、弾性片15におけるコネクタ2との接触面を確保することができる。また、弾性片15が弾性的に変位するとき、弾性片15におけるコネクタ2との接触面が、コネクタ2の表面に引っ掛かることを抑制することができる。
<その他の変形例>
上記の実施形態では、弾性片15はコネクタホルダ本体10と一体的に形成されるが、弾性片15とコネクタホルダ本体10とを別々に形成し、弾性片15をコネクタホルダ本体10に組み付けるようにしてもよい。この場合、弾性片15の形状・配置の自由度を向上させることができる。
また、上記の実施形態では、弾性片15をコネクタ収容部11の天井面11bに設け、弾性片15でコネクタ2をコネクタ収容部11の底面11a側に弾性的に押し付けたが、弾性片15をコネクタ収容部11の一方の側面11cに設け、弾性片15でコネクタ2をコネクタ収容部11の他方の側面11c側に弾性的に押し付けてもよく、又は、弾性片15をコネクタ収容部11の底面11aに設け、弾性片15でコネクタ2をコネクタ収容部11の天井面11b側に弾性的に押し付けてもよい。
また、上記の実施形態では、弾性片15はコネクタ収容部11の天井面11bに設けられたが、コネクタ収容部11の内周面のうち天井面11b以外の面(即ち底面11a又は側面11c)に設けられてもよい。
また、弾性片15の個数は2つに限定されず、1個でも3個以上でもよい。
また、上記の実施形態では、弾性片15の先端部15bと基端部15aのうち基端部15aだけがコネクタ収容部11の内周面に連結されたが、弾性片15をU字状に湾曲させて、基端部15aと先端部15bとの両方をコネクタ収容部11の内周面に連結してもよい。この場合、先端部15bは、基端部15aが連結された面(天井面11b)と同じ面に連結されてもよく、基端部15aが連結された面とは別の面(例えば側面11c)に連結されてもよい。
また、コネクタ収容部11の内周面(例えば底面11a)に、コネクタ収容部11に挿入されたコネクタで圧潰される潰しリブを設けて、潰しリブと弾性片15とを併用してもよい。
この発明は、上述の実施形態及び変形例の構成のみに限定されるものではなく、上述の実施形態及び変形例の組み合わせも含み、多くの実施の形態を得ることができる。
1…コネクタホルダ
2…コネクタ(所定のコネクタ)
10…コネクタホルダ本体
11…コネクタ収容部
11b…天井面(内周面)
11c…側面(隣接面)
14…係止部
14T…凸状部
15a…基端部
15b…先端部
15c…手前側部分
15d…手前側端部
15e…連接部分
15g…コネクタ側主面
15h…連接部分
16…凹部
D…弾性片の厚み
L…弾性片における長手方向に沿った辺

Claims (17)

  1. 所定のコネクタが挿入可能なコネクタ収容部を有するコネクタホルダ本体と、前記コネクタ収容部の内周面に設けられ、前記コネクタ収容部に挿入された前記所定のコネクタに係止する係止部とを備えたコネクタホルダにおいて、
    前記コネクタ収容部の内周面に設けられ、前記コネクタ収容部に挿入された前記所定のコネクタを付勢し、その付勢方向の前記内周面の側に前記所定のコネクタを弾性的に押し付ける弾性片を備えた
    コネクタホルダ。
  2. 前記係止部は、前記内周面から突出した凸状部を構成し、
    前記弾性片は、コネクタ挿入方向から見て、前記凸状部の両側の凹部のうちの少なくとも一方の凹部内に設けられた
    請求項1に記載のコネクタホルダ。
  3. 前記弾性片は、前記コネクタ収容部の前記内周面を構成する各面のうち、前記凸状部が設けられた面に設けられた
    請求項2に記載のコネクタホルダ。
  4. 前記弾性片は、前記コネクタ収容部の前記内周面を構成する各面のうち、前記凸状部が設けられた面に隣接した隣接面に設けられた
    請求項2に記載のコネクタホルダ。
  5. 前記弾性片は、前記コネクタ収容部の前記内周面において、コネクタ挿入方向の奥側に設けられた
    請求項1から請求項4に記載のコネクタホルダ。
  6. 前記弾性片は、2つ設けられ、
    前記2つの弾性片は、コネクタ挿入方向から見て、互いの傾斜方向が交差するように設けられた
    請求項1から請求項5のうちの一項に記載のコネクタホルダ。
  7. 前記2つの弾性片は、コネクタ挿入方向から見て、互いの対向方向の内側に傾いて設けられた
    請求項6に記載のコネクタホルダ。
  8. 前記2つの弾性片は、コネクタ挿入方向から見て、互いの対向方向の外側に傾斜して設けられた
    請求項6に記載のコネクタホルダ。
  9. 前記弾性片は、前記弾性片の長手方向に沿った一対の辺を有し、
    前記弾性片の前記一対の辺のうちの一方の辺が、前記内周面に連結されている
    請求項1から請求項8のうちの一方に記載のコネクタホルダ。
  10. 前記弾性片において、前記コネクタ収容部の前記内周面と連結した端部を基端部とし、前記基端部の反対側の端部を先端部とし、前記先端部におけるコネクタ挿入方向の手前側の部分を手前側部分とし、
    前記弾性片の前記先端部の前記手前側部分は、前記基端部の側に傾斜した形状である
    請求項1から請求項8のうちの一項に記載のコネクタホルダ。
  11. 前記弾性片において、前記コネクタ収容部の前記内周面に連結した端部と反対側の端部を先端部とし、コネクタ挿入方向手前側の端部を手前側端部とし、
    前記弾性片における前記先端部と前記手前側端部との連接部分が、面取りされている
    請求項1から請求項10のうちの一項に記載のコネクタホルダ。
  12. 前記弾性片において、前記コネクタ収容部の前記内周面に連結した端部と反対側の端部を先端部とし、
    前記弾性片の両側の主面のうち、前記コネクタ収容部に挿入された前記所定のコネクタに対向する側の主面をコネクタ側主面とし、
    前記弾性片における前記先端部と前記コネクタ側主面との連接部分が、面取りされている
    請求項1から請求項11のうちの一項に記載のコネクタホルダ。
  13. 前記弾性片において、前記コネクタ収容部の前記内周面に連結した端部とは反対側の端部を先端部とし、
    前記弾性片の厚みは、前記弾性片の前記先端部の側ほど薄くなっている
    請求項1から請求項12のうちの一項に記載のコネクタホルダ。
  14. 前記弾性片は、その主面がコネクタ挿入方向に平行になるように設けられた
    請求項1から請求項13のうちの一項に記載のコネクタホルダ。
  15. 前記弾性片は、その主面がコネクタ挿入方向に対して斜めになるように設けられている
    請求項1から請求項13のうちの一項に記載のコネクタホルダ。
  16. 前記弾性片において、前記内周面に連結した端部を基端部とし、前記基端部の反対側の端部を先端部とし、
    前記弾性片の両側の主面のうち、前記コネクタ収容部に挿入された前記所定のコネクタに対向する側の主面をコネクタ側主面とし、
    前記弾性片は、前記基端部から前記先端部に向かって前記コネクタ側主面の側に凸状に湾曲している
    請求項1から請求項15のうちの一項に記載のコネクタホルダ。
  17. 前記弾性片は、前記コネクタホルダ本体の周壁部の一部がコ字状に切り出されて前記コネクタ収容部内に折り曲げられることで形成されている
    請求項1から請求項16のうちの一項に記載のコネクタホルダ。
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