JP7376311B2 - パネル取付け型コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、パネル取付け型コネクタに関する。
従来より、板状のパネルの開口に挿入してパネルに取り付けられるハウジングを備えたパネル取付け型コネクタが提案されている。例えば、従来のパネル取付け型のコネクタの一つでは、パネルの開口に挿入されるハウジングの本体部の側面に設けられた係止アーム部の係止部と、係止アーム部の係止部よりも本体部の挿入方向の後方側に位置する本体部の側面から外側に張り出す平板状の挟持パネル部とで、パネルの開口の縁部を挿入方向に挟持することで、ハウジングがパネルに固定されるようになっている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2011-82055号公報
上記文献に記載のパネル取付け型コネクタは、係止アームの係止部と平板状の挟持パネル部とでパネルの開口の縁部を挟持する構造を有するため、ハウジングを挿入方向からみたときに、挟持パネル部をパネルの開口より大きくし、且つ、係止アームの係止部をパネルの開口の外側に位置させる必要がある。この結果、ハウジングを挿入方向からみたときに、コネクタ全体の大きさが、ハウジングの本体部より大きくなり、コネクタ全体が大型化する要因の一つとなっていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コネクタ全体の大型化を抑制可能なパネル取付け型コネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るパネル取付け型コネクタは、下記(1)~()を特徴としている。
(1) 板状のパネルの開口に挿入して前記パネルに取り付けられるハウジングを備えたパネル取付け型コネクタであって、
前記ハウジングは、
端子を収容するための端子収容孔が内部に形成され、前記パネルの開口に挿入される本体部と、
前記本体部の前記パネルの開口への挿入方向に沿う前記本体部の外周壁に形成され、前記外周壁の周方向に沿って延びる溝部であって、前記パネルの開口の縁部に係止される溝部と、
を備え
前記本体部の外周壁における前記挿入方向に直交する第1方向に沿って延びる一対の第1対向部に前記溝部がそれぞれ形成され、
一方の前記第1対向部が他方の前記第1対向部に近づく向きに弾性変形可能に構成され、
前記本体部の外周壁における前記挿入方向及び前記第1方向に直交する第2方向に沿って延びる一対の第2対向部の少なくとも一方に設けられた押圧アームであって、前記パネルの開口の縁部を前記第1方向における前記第2対向部から遠ざかる向きに弾性的に押圧する係止面を有する押圧アーム、を備える、パネル取付け型コネクタ。
) 前記本体部の外周壁には、前記挿入方向の前端から後方側に延びる少なくとも1つのスリットが形成された、
上記()に記載のパネル取付け型コネクタ。
) 前記第1対向部における前記溝部より前記挿入方向の前方側の前記溝部に隣接する位置には、前記挿入方向の前方側に向かうほど相手側の前記第1対向部に近づく向きに傾斜すると共に前記パネルの開口の縁部を前記溝部へ案内する案内面が形成された、
上記()又は()に記載のパネル取付け型コネクタ。
) 前記押圧アームの前記係止面は、前記挿入方向の前方側に向かうほど前記第2対向部に近づく向きに傾斜している、
上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のパネル取付け型コネクタ。
上記(1)の構成のパネル取付け型コネクタによれば、ハウジングの本体部の外周壁に形成された外周壁の周方向に沿って延びる溝部が、パネルの開口の縁部に係止されることで、ハウジングがパネルに取り付けられる。このため、従来のコネクタでは必要であった、パネルの開口の縁部を挟持するための係止アームの係止部及び平板状の挟持パネル部が不要となるので、従来のコネクタと比べてコネクタ全体の大型化を抑制できる。また、外周壁の周方向に沿って延びる溝部が、外周壁の周方向の所定の範囲に亘って連続してパネルの開口の縁部に係止されるため、ハウジングをパネルに安定して固定することができる。
更に、上記()の構成のパネル取付け型コネクタによれば、本体部の外周壁における第1方向に沿って延びる一対の第1対向部にそれぞれ形成された一対の溝部が、パネルの開口の縁部に係止され得る。このため、ハウジングをパネルに極めて安定して固定することができる。更に、コネクタをパネルに取り付ける際、一方の第1対向部を、パネルの開口の縁部からの押圧により他方の第1対向部に近づく向きに弾性変形させた後に他方の第1対向部から遠ざかる向きに弾性復帰させることで、一対の溝部の双方を、パネルの開口の縁部に係止させることができる。したがって、ハウジングの本体部をパネルの開口に向けて押し込むだけで、ハウジングをパネルに極めて容易に固定することができる。
更に、上記(1)の構成のパネル取付け型コネクタによれば、コネクタのパネルへの取付状態において、本体部の外周壁における第2方向に沿って延びる一対の第2対向部の少なくとも一方に設けられた押圧アームの係止面が、パネルの開口の縁部を、第1方向における第2対向部から遠ざかる向きに弾性的に押圧した状態が維持され得る。このため、第1方向において、ハウジングをパネルにガタ付きなく固定することが可能となる。
上記()の構成のパネル取付け型コネクタによれば、本体部の外周壁が少なくとも1つのスリットを有している。このため、パネルをハウジングに取り付ける際に、外周壁が弾性変形しやすくなる。したがって、ハウジングに対するパネルの固定が容易になるとともに、ハウジングをパネルに極めて安定して固定することができる。
上記()の構成のパネル取付け型コネクタによれば、第1対向部における溝部より挿入方向の前方側の溝部に隣接する位置に、パネルの開口の縁部を溝部へ案内させるための案内面が形成されている。このため、コネクタをパネルに取り付ける際、パネルの開口の縁部を溝部へ容易に導くことができる。
上記()の構成のパネル取付け型コネクタによれば、押圧アームの係止面は、挿入方向の前方側に向かうほど第2対向部に近づく向きに傾斜している。このため、コネクタのパネルへの取付状態において、押圧アームの係止面は、パネルの開口の縁部を、第1方向における第2対向部から遠ざかる向きに加えて挿入方向の前方側にも弾性的に押圧した状態が維持され得る。このため、第1方向に加えて挿入方向においても、ハウジングをパネルにガタツキなく固定することが可能となる。
本発明によれば、コネクタ全体の大型化を抑制可能なパネル取付け型コネクタを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係るパネル取付け型コネクタを前方からみた斜視図である。 図2は、図1に示すコネクタを後方からみた斜視図である。 図3は、図1に示すコネクタの側面図である。 図4は、図1に示すコネクタの正面図である。 図5は、図1に示すコネクタの下面図である。 図6は、図1に示すコネクタが取り付けられるパネルの正面図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
以下、説明の便宜上、図1~図5に示すように、「前後方向」、「幅方向」、「上下方向」、「前」、「後」、「上」及び「下」を定義する。「前後方向」、「幅方向」及び「上下方向」は、互いに直交している。前後方向は、コネクタ1と相手側コネクタ(図示省略)との嵌合方向、並びに、コネクタ1のハウジング2のパネル50の開口51への挿入方向と一致している。図6に示すように、パネル50の開口51は、幅方向寸法L0、上下方向寸法H0の矩形状の形状を有している。
コネクタ1のハウジング2は、図1~図5に示すように、樹脂成形体である本体部10を備える。本体部10は、端子収容部20と、端子収容部20の前方側に隣接するフード部30と、を一体に備える。
端子収容部20は、図2、図3及び図5に示すように、前後方向に延びる略直方体状の形状を有する。端子収容部20には、端子(図示省略)を収容するための前後方向に貫通する端子収容孔21が、幅方向に並ぶように複数(本例では、3つ)形成されている(図4も参照)。端子は、端子収容孔21の後端開口から端子収容孔21に挿入され固定される。
フード部30は、図1~図5に示すように、前後方向に延びる矩形筒状の形状を有する。フード部30の内部空間30a(図1及び図4参照)は、複数の端子収容孔21の前端開口と連通している。フード部30の内部空間30aには、相手側コネクタが嵌合(挿入)されることになる。フード部30の内部空間30aに相手側コネクタが嵌合されることで、端子収容孔21に収容されている端子と、相手側コネクタに収容されている端子(図示省略)とが電気的に接続されることになる。
フード部30の内部空間30aを画成する外周壁は、上壁31と、下壁32と、一対の側壁33とで構成される。上壁31及び下壁32のそれぞれは、前後方向及び幅方向に延びる略矩形平板状の形状を有し、一対の側壁33のそれぞれは、前後方向及び上下方向に延びる略矩形平板状の形状を有している。
下壁32には、図1、図4及び図5(特に、図5参照)に示すように、下壁32の前端から下壁32の前後方向略中央位置まで後方に延びる3つのスリット34が、幅方向に間隔を空けて形成されている。この結果、3つのスリット34の間の下壁32には、下壁32の前後方向略中央位置から前方に向けて延びる幅広平板状の2つの片持ち梁状部35が形成されている。片持ち梁状部35は、上向きに、つまり上壁31に近づく向きに弾性変形可能となっている。ここで、片持ち梁状部35が、本発明の「一方の第1対向部」に対応し、上壁31が、本発明の「他方の第1対向部」に対応している。
上壁31の前端部の上面には、図1~図3に示すように、下方に窪み且つ上方に開口する断面U字状の溝部36が、幅方向に沿って延びるように且つ幅方向両端が開口するように設けられている。溝部36は、パネル50の開口51の上縁部に係止されることになる。溝部36の幅(前後方向の間隔)は、パネル50の板厚に対応している。上壁31における溝部36より前方側の溝部36に隣接する箇所(上側角部)には、パネル50の開口51の上縁部を溝部36へ案内するための案内面36aが形成されている。案内面36aは、前方に向かうほど下側に位置するように傾斜し且つ幅方向に延びる平面である。また、上壁31には、上壁31の前端から後方に延びる3つのスリット34が、幅方向に間隔を空けて形成されている。
片持ち梁状部35の前端部(先端部)の下面には、図1,図3及び図5に示すように、上方に窪み且つ下方に開口する断面U字状の溝部37が、幅方向に沿って延びるように且つ幅方向両端が開口するように設けられている。溝部37は、パネル50の開口51の下縁部に係止されることになる。溝部37の幅(前後方向の間隔)は、パネル50の板厚に対応している。片持ち梁状部35における溝部37より前方側の溝部37に隣接する箇所(下側角部)には、パネル50の開口51の下縁部を溝部37へ案内するための案内面37aが形成されている。案内面37aは、前方に向かうほど上側に位置するように傾斜し且つ幅方向に延びる平面である。溝部36及び溝部37の前後方向位置は一致しており、案内面36a及び案内面37aの前後方向位置も一致している(図3参照)。
図3に示すように、溝部36及び溝部37の底面同士の上下方向の間隔を寸法H1とし、溝部36及び溝部37の前側縁同士の上下方向の間隔を寸法H2とすると、寸法H1は、パネル50の開口51の上下方向寸法H0(図6参照)と略等しく、且つ、寸法H2は、上下方向寸法H0より大きい。寸法H2が上下方向寸法H0より大きいことにより、コネクタ1をパネル50に取り付ける際、パネル50の開口51の下縁部からの案内面37aへの押圧により、片持ち梁状部35が一時的に上向きに弾性変形することになる。
一対の側壁33それぞれの上下両端部からは、上下方向に対向するように幅方向外側に突出する一対の保護壁38が設けられている(即ち、合計4つの保護壁38が設けられている)。各保護壁38は、本例では、前後方向及び幅方向に延びる矩形平板状の形状を有する。上下一対の保護壁38は、後述する押圧アーム40を保護する機能を果たす。また、一対の側壁33には、側壁33の前端から後方に延びる2つのスリット34が、上下方向に間隔を空けて形成されている。なお、上壁31、下壁32、側壁33に形成されるスリット34の数は限定されない。また、上壁31、下壁32、側壁33のそれぞれに少なくとも1つのスリット34が形成されていることが好ましいが、上壁31、下壁32、側壁33のいずれかがスリット34を有していなくてもよい。
一対の側壁33の外面にはそれぞれ、押圧アーム40が一体形成されている。各押圧アーム40は、側壁33の後端部近傍且つ上下一対の保護壁38の間の位置から、幅方向外側且つ前方に延びる片持ち梁状の形状を有している(特に、図2を参照)。押圧アーム40は、上下一対の保護壁38の間の空間内において、側壁33から幅方向に隙間を空けてフード部30の前端の近傍位置まで前方に延びており、幅方向内側及び幅方向外側に弾性変形可能となっている。ここで、一対の側壁33が、本発明の「一対の第2対向部」に対応している。
押圧アーム40の先端部41より後方側における先端部41に隣接する外面には、先端部41から幅方向外側に張り出すように係止面42が形成されている。係止面42は、前方に向かうほど幅方向内側に位置するように傾斜し且つ上下方向に延びる平面である。一対の係止面42の前後方向位置は、溝部36,37の前後方向位置と一致している(図5参照)。
図5に示すように、一対の側壁33の外面同士の幅方向の間隔を寸法L1とし、一対の押圧アーム40が弾性変形していない状態における一対の押圧アーム40の先端部41の外面同士の間隔を寸法L2とすると、寸法L1は、パネル50の開口51の幅方向寸法L0(図6参照)より小さく、且つ、寸法L2は、幅方向寸法L0と略等しい。寸法L2が幅方向寸法L0と略等しいこと、並びに、係止面42が先端部41から幅方向外側に張り出していることから、コネクタ1のパネル50への取り付けが完了した状態では、一対の係止面42のパネル50の開口51の一対の側縁部からの押圧により、一対の押圧アーム40が幅方向内側に弾性変形した状態に維持されることになる。以上、コネクタ1の構成について説明した。
上記構成を有するコネクタ1をパネル50に取り付けるためには、ハウジング2の本体部10を、パネル50の後方側から、パネル50の開口51に挿入する。挿入が進行する過程において、まず、ハウジング2の上壁31の案内面36a及び片持ち梁状部35の案内面37aがそれぞれ、パネル50の開口51の上側縁部及び下側縁部に当接する。その後、開口51の下縁部からの案内面37aへの上側への押圧により片持ち梁状部35が上向きに弾性変形し、その後、開口51の上側縁部及び下側縁部がそれぞれ溝部36及び溝部37の前側縁を通過することで、片持ち梁状部35が下側に弾性復帰して、溝部36及び溝部37がそれぞれ開口51の上縁部及び下縁部に係止される。これにより、コネクタ1のパネル50への取り付けが完了する。
コネクタ1のパネル50への取り付けが完了した状態では、一対の押圧アーム40の係止面42がパネル50の開口51の一対の側縁部から幅方向内側に押圧されることで、一対の押圧アーム40が幅方向内側に弾性変形した状態に維持される。この結果、一対の押圧アーム40の弾性復帰力に起因して、一対の係止面42が、パネル50の開口51の一対の側縁部を、幅方向外側且つ前方側に弾性的に押圧した状態が維持される。このため、幅方向及び前後方向において、コネクタ1のハウジング2がパネル50にガタツキなく固定される。
以上、本実施形態に係るパネル取付け型コネクタ1によれば、ハウジング2の本体部10の外周壁に形成された溝部36,37が、パネル50の開口51の縁部に係止されることで、ハウジング2がパネル50に取り付けられる。このため、従来のコネクタでは必要であった、パネルの開口の縁部を挟持するための係止アームの係止部及び平板状の挟持パネル部が不要となるので、従来のコネクタと比べてコネクタ1全体の大型化を抑制できる。加えて、外周壁の周方向に沿って延びる溝部36,37が、外周壁の周方向の所定の範囲(幅方向の所定範囲)に亘って連続してパネル50の開口51の縁部に係止されるため、ハウジング2をパネル50に安定して固定することができる。
更に、上記実施形態に係るコネクタ1によれば、本体部10の外周壁における幅方向(第1方向)に沿って延びる上壁31及び片持ち梁状部35(一対の第1対向部)にそれぞれ形成された一対の溝部36,37が、パネル50の開口51の縁部に係止される。このため、ハウジング2をパネル50に極めて安定して固定することができる。更に、コネクタ1をパネル50に取り付ける際、片持ち梁状部35(一方の第1対向部)を、パネル50の開口51の縁部からの押圧により上向き(他方の第1対向部に近づく向き)に弾性変形させた後に下向き(他方の第1対向部から遠ざかる向き)に弾性復帰させることで、一対の溝部36,37の双方を、パネル50の開口51の縁部に係止させることができる。したがって、ハウジング2の本体部10をパネル50の開口51に向けて押し込むだけで、ハウジング2をパネル50に極めて容易に固定することができる。
更に、上記実施形態に係るコネクタ1によれば、本体部10の外周壁が少なくとも1つのスリット34を有している。このため、パネル50をハウジング2に取り付ける際に、外周壁が弾性変形しやすくなる。したがって、ハウジング2に対するパネル50の固定が容易になるとともに、ハウジング2をパネル50に極めて安定して固定することができる。
更に、上記実施形態に係るコネクタ1によれば、溝部36,37より前方側の溝部36,37に隣接する位置に、パネル50の開口51の縁部を溝部36,37へ案内させるための案内面36a,37aが形成されている。このため、コネクタ1をパネル50に取り付ける際、パネル50の開口51の縁部を溝部36,37へ容易に導くことができる。
更に、上記実施形態に係るコネクタ1によれば、コネクタ1のパネル50への取付状態において、本体部10の外周壁における上下方向(第2方向)に沿って延びる一対の側壁33(一対の第2対向部)の双方に設けられた一対の押圧アーム40の係止面42が、パネル50の開口51の縁部を、幅方向外側(第1方向における第2対向部から遠ざかる向き)に弾性的に押圧した状態が維持される。このため、幅方向(第1方向)において、ハウジング2をパネル50にガタ付きなく固定することが可能となる。
更に、上記実施形態に係るコネクタ1によれば、押圧アーム40の係止面42は、前方側に向かうほど幅方向内側(第2対向部に近づく向き)に傾斜している。このため、コネクタ1のパネル50への取付状態において、押圧アーム40の係止面42は、パネル50の開口51の縁部を、幅方向外側に加えて前方側にも弾性的に押圧した状態が維持される。このため、幅方向(第1方向)に加えて前後方向(挿入方向)においても、ハウジング2をパネル50にガタツキなく固定することが可能となる。
<他の態様>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用できる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、一対の側壁33の外面の双方に押圧アーム40が設けられている。これに対し、一対の側壁33の外面の一方のみに押圧アーム40が設けられていてもよいし、一対の側壁33の外面の何れにも押圧アーム40が設けられていなくてもよい、更には、一対の側壁33の外面に、一対の押圧アーム40に代えて、パネル50の開口51の縁部に係止される「溝部」が形成されていてもよい。
ここで、上述した本発明の実施形態に係るパネル取付け型コネクタ1の特徴をそれぞれ以下[1]~[6]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 板状のパネル(50)の開口(51)に挿入して前記パネル(50)に取り付けられるハウジング(2)を備えたパネル取付け型コネクタ(1)であって、
前記ハウジング(2)は、
端子を収容するための端子収容孔(21)が内部に形成され、前記パネル(50)の開口(51)に挿入される本体部(10)と、
前記本体部(10)の前記パネル(50)の開口(51)への挿入方向に沿う前記本体部(10)の外周壁(31,35)に形成され、前記外周壁(31,35)の周方向に沿って延びる溝部(36,37)であって、前記パネル(50)の開口(51)の縁部に係止される溝部(36,37)と、
を備える、パネル取付け型コネクタ(1)。
[2] 前記本体部(10)の外周壁における前記挿入方向に直交する第1方向(幅方向)に沿って延びる一対の第1対向部(31,35)に前記溝部(36,37)がそれぞれ形成され、
一方の前記第1対向部(35)が他方の前記第1対向部(31)に近づく向き(上向き)に弾性変形可能に構成された、
上記[1]に記載のパネル取付け型コネクタ(1)。
[3] 前記本体部(10)の外周壁(31,33,35)には、前記挿入方向の前端から後方側に延びる少なくとも1つのスリット(34)が形成された、
上記[2]に記載のパネル取付け型コネクタ(1)。
[4] 前記第1対向部(31,35)における前記溝部(36,37)より前記挿入方向の前方側の前記溝部(36,37)に隣接する位置には、前記挿入方向の前方側に向かうほど相手側の前記第1対向部(35,31)に近づく向き(上下方向内側)に傾斜すると共に前記パネル(50)の開口(51)の縁部を前記溝部(36,37)へ案内する案内面(36a,37a)が形成された、
上記[2]又は[3]に記載のパネル取付け型コネクタ(1)。
[5] 前記本体部(10)の外周壁における前記挿入方向及び前記第1方向(幅方向)に直交する第2方向(上下方向)に沿って延びる一対の第2対向部(33)の少なくとも一方に設けられた押圧アーム(40)であって、前記パネル(50)の開口(51)の縁部を前記第1方向における前記第2対向部から遠ざかる向き(幅方向外側)に弾性的に押圧する係止面(42)を有する押圧アーム(40)、を備える、
上記[2]乃至[4]のいずれかに記載のパネル取付け型コネクタ(1)。
[6] 前記押圧アーム(40)の前記係止面(42)は、前記挿入方向の前方側に向かうほど前記第2対向部に近づく向き(幅方向内側)に傾斜している、
上記[5]に記載のパネル取付け型コネクタ(1)。
1 パネル取付け型コネクタ
2 ハウジング
10 本体部
20 端子収容部
21 端子収容孔
31 上壁(外周壁、他方の第1対向部)
33 側壁(外周壁、第2対向部)
35 片持ち梁状部(外周壁、一方の第1対向部)
36 溝部
36a 案内面
37 溝部
37a 案内面
40 押圧アーム
42 係止面
50 パネル
51 開口

Claims (4)

  1. 板状のパネルの開口に挿入して前記パネルに取り付けられるハウジングを備えたパネル取付け型コネクタであって、
    前記ハウジングは、
    端子を収容するための端子収容孔が内部に形成され、前記パネルの開口に挿入される本体部と、
    前記本体部の前記パネルの開口への挿入方向に沿う前記本体部の外周壁に形成され、前記外周壁の周方向に沿って延びる溝部であって、前記パネルの開口の縁部に係止される溝部と、
    を備え
    前記本体部の外周壁における前記挿入方向に直交する第1方向に沿って延びる一対の第1対向部に前記溝部がそれぞれ形成され、
    一方の前記第1対向部が他方の前記第1対向部に近づく向きに弾性変形可能に構成され、
    前記本体部の外周壁における前記挿入方向及び前記第1方向に直交する第2方向に沿って延びる一対の第2対向部の少なくとも一方に設けられた押圧アームであって、前記パネルの開口の縁部を前記第1方向における前記第2対向部から遠ざかる向きに弾性的に押圧する係止面を有する押圧アーム、を備える、パネル取付け型コネクタ。
  2. 前記本体部の外周壁には、前記挿入方向の前端から後方側に延びる少なくとも1つのスリットが形成された、
    請求項に記載のパネル取付け型コネクタ。
  3. 前記第1対向部における前記溝部より前記挿入方向の前方側の前記溝部に隣接する位置には、前記挿入方向の前方側に向かうほど相手側の前記第1対向部に近づく向きに傾斜すると共に前記パネルの開口の縁部を前記溝部へ案内する案内面が形成された、
    請求項又はに記載のパネル取付け型コネクタ。
  4. 前記押圧アームの前記係止面は、前記挿入方向の前方側に向かうほど前記第2対向部に近づく向きに傾斜している、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のパネル取付け型コネクタ。
JP2019193519A 2019-10-24 2019-10-24 パネル取付け型コネクタ Active JP7376311B2 (ja)

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