JP2019035641A - 位置検出器及び位置検出器を備えた検出システム - Google Patents

位置検出器及び位置検出器を備えた検出システム Download PDF

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Abstract

【課題】移動要素に位置検出器に加えて他の検出器を備える場合であっても、構成部材が少なくケーブルの取り回しが容易で簡潔な配線構造が実現することができる。提供する。【解決手段】 情報処理装置70と繋がる第1のケーブル12が接続される第1の接続端子46と、他の検出器20と繋がる第2のケーブル14が接続される第2の接続端子48と、を有する読み取りヘッド4を備え、読み取りヘッド4による測定データまたは読み取りヘッド4の測定に基づくデータで構成される第1のデータと、第2のケーブル14を介して他の検出器20から読み取りヘッド4へ送受信される他の測定データまたは他の検出器20の測定に基づくデータで構成される第2のデータとが、第1のケーブル12を介して情報処理装置70へ送受信される位置検出器2、及びこの位置検出器を備えた検出システムを提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、所定軌道上の位置または回転位置を検出する位置検出器、及びこの位置検出器を備えた検出システムに関する。
工作機械の中には位置検出器を備え、この位置検出器の測定データに基づいてフィードバック制御を行うものがある。このような工作機械において、位置検出器に加えて温度検出器を備え、温度検出器により取得した温度情報に基づいて、工作機械の各構成要素の熱変位度合いを推定して、適切な補正を行うものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−39278号公報
特許文献1に記載の工作機械では、位置検出器のためのケーブル(電源線及び信号線)に加えて、温度検出器のためのケーブル(電源線及び信号線)を備える必要がある。位置検出器及び温度検出器が、駆動装置により移動する移動要素に取り付けられている場合には、移動要素の動きに伴ってケーブルも動くため、ケーブルの量が増えるとその取り回しが煩雑になる。また、ケーブルをケーブルベア(登録商標)内に配置する場合には、ケーブルベア(登録商標)を大形化したり、更なるケーブルベア(登録商標)を有する必要性も生じる。
従って、本発明の目的は、移動要素に位置検出器に加えて他の検出器を備える場合であっても、構成部材が少なくケーブルの取り回しが容易で簡潔な配線構造が実現可能な位置検出器及び検出システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の1つの実施態様に係る位置検出器では、
情報処理装置と繋がる第1のケーブルが接続される第1の接続端子と、
他の検出器と繋がる第2のケーブルが接続される第2の接続端子と、
を有する読み取りヘッドを備え、
前記読み取りヘッドによる測定データまたは前記読み取りヘッドの測定に基づくデータで構成される第1のデータと、前記第2のケーブルを介して前記他の検出器から前記読み取りヘッドへ送受信される他の測定データまたは前記他の検出器の測定に基づくデータで構成される第2のデータとが、前記第1のケーブルを介して前記情報処理装置へ送受信されるようになっている。
本発明の1つの実施態様に係る検出システムでは、
工作機械に設置された、上記の位置検出器と、
前記情報処理装置として機能する前記工作機械を制御するNC装置と、
前記NC装置に備えられた電源と、
を備え、
前記第1のケーブルを介して、前記NC装置に備えられた前記電源から前記読み取りヘッドへ電力が供給されるようになっている。
本発明のその他の実施態様に係る検出システムでは、
工作機械に設置された、上記の位置検出器と、
前記情報処理装置として機能する前記工作機械を制御するNC装置と、
前記第1のケーブルに接続され、かつ他のケーブルを介して前記NC装置に接続された電源ユニットと、
を備え、
前記第1のケーブルを介して、前記電源ユニットから前記読み取りヘッドへ電力が供給されるようになっている。
上記の実施態様の位置検出器及び検出システムによれば、移動要素に位置検出器に加えて他の検出器を備える場合であっても、構成部材が少なくケーブルの取り回しが容易で簡潔な配線構造が実現可能な位置検出器及び検出システムを提供することができる。
本発明の1つの実施形態に係る位置検出器の概要を模式的に示す図である。 図1に示す位置検出器の外形を示す斜視図である。 図2に示す位置検出器において、カバーが取り外されて、内部が視認可能になった状態を示す斜視図である。 1つの実施形態に係る位置検出器を工作機械の被駆動要素に取り付けた場合の一例を示す斜視図である。 本発明のその他の実施形態に係る位置検出器の外形を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る位置検出器の制御的な構成の一例を模式的に示すブロックダイアグラムである。 本発明の実施形態に係る位置検出器に接続可能なハブの一例を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る位置検出器及びハブを工作機械の被駆動要素に取り付けた場合の一例を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る位置検出器及びハブの制御的な構成を模式的に示すブロックダイアグラムである。 本発明の実施形態に係る位置検出器を工作機械の複数の被駆動要素に取り付けた場合の一例を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る検出システムの構成を模式的に示すブロックダイアグラムである。 本発明の第2の実施形態に係る検出システムの構成を模式的に示すブロックダイアグラムである。
以降、図面を参照しながら、本発明を実施するための様々な実施形態、実施例を説明する。各図面中、同一の機能を有するものとして対応する部材には、同一符号を付している。要点の説明または理解の容易性を考慮して、便宜上実施形態(実施例)を分けて示すが、異なる実施形態(実施例)で示した構成の部分的な置換または組み合わせは可能である。第2の実施形態(その他の例)以降では第1の実施形態(1つの例)と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態(実施例)毎には逐次言及しないものとする。また、本発明は、以下の実施形態や実施例に限定されるものではない。
(1つの実施形態に係る位置検出器)
はじめに、図1、2A及び2Bを参照しながら、本発明の1つの実施形態に係る位置検出器の説明を行う。図1は、本発明の1つの実施形態に係る位置検出器の概要を模式的に示す図である。図2Aは、図1に示す位置検出器の外形を示す斜視図であり、図2Bは、図2に示す位置検出器において、カバーが外されて、内部が視認可能になった状態を示す斜視図である。なお、図1には、位置検出器だけでなく、ケーブルを介して読み取りヘッドに接続された他の機器も示されている。
本発明の1つの実施形態に係る位置検出器2は、所定軌道上の位置を検出する位置検出器であり、特にここでは、直線上の位置を検出して位置情報として出力する所謂リニアエンコーダ(またはリニアスケール)と称される位置検出器を示す。図1に示すように、位置検出器2は、スケール6と、スケール6に基づいて位置情報を検出する読み取りヘッド4とを備える。スケール6は、ガラス材料や金属材料からなり、一定の間隔で光学格子が刻まれている。
読み取りヘッド4は、筐体42と、筐体42に隣接して配置された検出部44とを備える。検出部44は、光源及び光電素子を備える。また、後述するように、筐体42の内部には、検出部44と繋がった制御部76(図5参照)が配置されている。
検出部44の光源から出射された光がスケール6を反射または透過し、検出部44の光電素子がこの反射光または透過光を受光する。このとき、光学格子によって生じる光強度の差(明暗)によって、位置情報を検出することができる。例えば、スケール6の初期位置から、所定の方向における光学格子を横切る回数をカウントすることにより、スケール6上の位置を算出することができる。これにより、例えば、アブソリュート型のリニアエンコーダも実現できる。
図2A及び2Bから明らかなように、スケール6及び検出部44は、通常カバー8によって覆われており、ダスト等が付着してデータ検出の精度が低下することを防ぐようになっている。
本実施形態に係る位置検出器2では、更に、読み取りヘッド4が、情報処理装置70と繋がる第1のケーブル12が接続される第1の接続端子46と、他の検出器20と繋がる第2のケーブル14が接続される第2の接続端子48とを備える。
他の検出器20としては、温度検出器、加速度検出器、位置検出器等を例示することができるが、これに限られるものではなく、その他の任意の検出器を適用することができる。
これにより、第2のケーブル(信号線)14を介して、他の検出器20による他の測定データが、他の検出器20から読み取りヘッド4に送受信される。
更に、第1のケーブル(信号線)14を介して、読み取りヘッド4による測定データまたは読み取りヘッド4の測定に基づくデータで構成される第1のデータと、ケーブル12を介して受信された他の測定データまたは他の検出器20の測定に基づくデータで構成される第2のデータが、読み取りヘッド4から情報処理装置70へ送受信される。なお、第1のデータ及び第2のデータの詳細については後述する。
なお、上記の「X(読み取りヘッド4による測定データ、他の測定データ)またはY(読み取りヘッド4の測定に基づくデータ、他の検出器20の測定に基づくデータ)で構成される」の記載については、Xだけで構成される場合、Yだけで構成される場合、並びにX及びYで構成される場合が含まれる。
図1に示すように、位置検出器2及び他の検出器20が、駆動装置により移動する被駆動要素(移動体)50上に配置されている。情報処理装置70は、第1のケーブル(信号線)12を介して読み取りヘッド4から受信した第1のデータ及び第2のデータに基づいて、被駆動要素50の駆動に関するフィードバック制御を行うことができる。
更に、本実施形態では、第1のケーブル(電源線)12を介して、読み取りヘッド4及び他の検出器20を稼働させるのに必要な電力が、情報処理装置70に備えられた電源から読み取りヘッド4へ供給される。そして、他の検出器20を稼働させるのに必要な電力が、更に、第2のケーブル(電源線)14を介して、読み取りヘッド4から他の検出器20へ供給される。
本実施形態では、位置検出器2に加えて、他の検出器20も被駆動要素50上に配置されている。このような場合、従来の配線構造では、位置検出器と情報処理装置を繋ぐケーブル(電源線及び信号線)に加えて、他の検出器と情報処理装置を繋ぐケーブル(電源線及び信号線)を備える必要がある。被駆動要素の移動に伴ってケーブルも動くため、ケーブルの量が増えるとその取り回しが煩雑になる。特に、被駆動要素が一定の方向に動く場合には、ケーブルベア(登録商標)にケーブルを配置することが、被駆動要素のスムーズな移動、ケーブルの破損防止の観点で有効である。しかし、ケーブル量が増えると、ケーブルベア(登録商標)を大形化したり、更なるケーブルベア(登録商標)を備えたりする必要が生じる。
一方、本実施形態では、他の検出器20専用のケーブルを用いずに、読み取りヘッド4に関連するデータを送受信し、読み取りヘッド4に給電する第1のケーブル(電源線及び信号線)12を用いて、他の検出器20に関連するデータを情報処理装置70へ送受信し、情報処理装置70から他の検出器20に給電することができる。よって、他の検出器20を備えることによって、移動側及び固定側の間を繋ぐケーブル量が増えることがない。
以上のように、位置検出器2及び他の検出器20が設置された被駆動要素50が移動しても(図1の両矢印参照)、ケーブルの引き回しが容易であり、簡潔な配線構造が実現できる。また、位置検出器2の読み取りヘッド4を、他の検出器20による他の測定データの送受信のための中継コネクタとして利用できるので、構成部材を簡素化することができる。
なお、被駆動要素50が移動しても(図1の両矢印参照)、読み取りヘッド4及び他の検出器20の相対的な位置は変化しない。また、本実施形態では、位置検出器2及び他の検出器20が、駆動装置により移動する被駆動要素50上に配置されているが、これに限られるものではなく、駆動装置によらずに移動するその他の全ての移動要素に配置する場合に適用することができる。
第1のケーブル12及び第2のケーブル14は、電源線及び信号線を含む複合ケーブルであることが好ましい。電源線及び信号線を含む複合ケーブルを用いることにより、ケーブルの引き回しがより容易な配線構造を実現できる。
図1、2A及び2Bから明らかなように、第1の接続端子46及び第2の接続端子48が両側に設けられた端子部42Aが、読み取りヘッド4の筐体42に備えられている。このような構造により、読み取りヘッド4の筐体42の外縁に沿った省スペースな配線が実現できる。特に、読み取りヘッド4の筐体42の外縁に沿ってスケール6が延びている場合には、スケール6にも沿った省スペースな効率的な配線が実現できる。
<位置検出器を工作機械に取り付けた場合>
次に、図3を参照しながら、1つの実施形態に係る位置検出器を工作機械に取り付けた場合について説明する。図3は、1つの実施形態に係る位置検出器を工作機械の被駆動要素に取り付けた場合の一例を示す斜視図である。ここでは、被駆動要素の一例として、工作機械の加工テーブル50Aに取り付けた場合を示す。
位置検出器2は、スケール6が工作機械60のフレーム側(固定側)に取り付けられ、読み取りヘッド4が被駆動要素である加工テーブル50A側(移動側)に取り付けられている。読み取りヘッド4は、第1のケーブル12を介して、情報処理装置70と繋がっている。
第2のケーブル14を介して読み取りヘッド4と繋がった他の検出器20は、加工テーブル50Aの工作台の下部に取り付けられている。他の検出器20としては、温度検出器や加速度検出器を例示できる。なお、加工テーブル(被駆動要素)50Aが移動しても(図3の両矢印参照)、読み取りヘッド4及び他の検出器20の相対的な位置は変化しない。
加工テーブル(被駆動要素)50Aに読み取りヘッド4だけでなく、他の検出器20も備える場合であって、第1のケーブル(電源線及び信号線)12を用いるだけで、読み取りヘッド4に関連する第1のデータ及び他の検出器20に関連する第2のデータの送受信、並びに読み取りヘッド4及び他の検出器20への給電を行うことができる、よって、工作機械60において、省スペースな効率的な配線が実現できる。
なお、読み取りヘッド4や他の検出器20を配置する移動要素は、工作機械の構成要素に限られるものではなく、ロボットをはじめとする産業用・民生用装置、医療・福祉・介護用装置、輸送用装置といったような様々な技術分野の装置の構成要素に適用できる。
(その他の実施形態に係る位置検出器)
次に、図4を参照しながら、本発明のその他の実施形態に係る位置検出器の説明を行う。図4は、本発明のその他の実施形態に係る位置検出器の外形を示す斜視図である。
図1に示す1つの実施形態では、直線上の位置を検出する所謂リニアエンコーダが示されているが、本実施形態では、回転方向における位置を検出する所謂ロータリエンコーダが示されている。
図4に示す位置検出器2’では、筐体42’の中央部に被測定物の軸部が挿入される回転軸挿入口10が設けられ、被測定物の軸部の回転に伴って回転する回転スケールが、筐体42’の内部に配置されている。筐体42’の内部の回転スケールの回転半径位置に、読み取りヘッドの検出部が配置されている。また、測定のための所定の制御を行う制御部も、筐体42’の内部に配置されている。
また、第1のケーブルが接続される第1の接続端子46及び第2のケーブルが接続される第2の接続端子48が両側に設けられた端子部42A’が、位置検出器2’の筐体42’に備えられている。
これにより、第1のケーブルを介して、位置検出器(読み取りヘッド)2’及び情報処理装置を接続することができ、第2のケーブルを介して、位置検出器(読み取りヘッド)2’及び他の検出器に接続することができる。よって、位置検出器(読み取りヘッド)2’においても、上記の1つの実施形態に係る位置検出器(読み取りヘッド)2と同様な作用効果を奏することができる。
(位置検出器の制御)
次に、図5を参照しながら、本発明の実施形態に係る位置検出器に関する制御処理について説明する。図5は、本発明の実施形態に係る位置検出器の制御的な構成の一例を模式的に示すブロックダイアグラムである。
読み取りヘッド4、4’は、制御部76、制御部76に繋がった検出部44、及び制御部76に繋がった読み取りヘッド内検出器22を備える。読み取りヘッド内検出器22として、読み取りヘッド4の筐体内の温度を測定する温度検出器を例示することができる。ただし、これに限られるものではなく、加速度検出器をはじめとするその他の任意の検出器を用いることができる。制御部76は、第1の接続端子46及び第2の接続端子48と繋がっており、制御部76は、第1のケーブル12を介して情報処理装置70と繋がり、第2のケーブル14を介して他の検出器20と繋がっている。
情報処理装置70として、NC装置、工作機械の制御装置、その他の制御装置(例えば、外付けのコンピュータ)を例示することができる。
第1のケーブル12は、読み取りヘッド4、4’に関連する第1データに加えて、他の検出器20に関連する第2のデータも情報処理装置70へ送受信する必要がある。例えば、既存の第1のケーブル12の空き容量を用いて送受信できるようにするには、送受信するデータ容量を小さくすることが重要である。
また、例えば、情報処理装置70としてNC装置を用いる場合、NC装置に適用する通信プロトコールでは、十分な送受信速度が得られない場合もあり得る。よって、この点からも、第1のケーブル12を介して送受信するデータ容量を小さくすることは重要である。
第1のケーブル12を介して送受信するデータ容量を小さくするため、第1のデータ及び第2のデータは、下記のような構成されている。
(1)第1のデータには、
(1A)読み取りヘッド4による測定データ、及び
(1B)読み取りヘッド4の測定に基づくデータ
が含まれる。
(1A)読み取りヘッド4による測定データには、
(a)検出部44により検出された位置測定データ、及び
(b)読み取りヘッド内検出器22により検出された測定データ(例えば、温度測定データ)
が含まれる。
(1B)読み取りヘッド4の測定に基づくデータには、
(a)読み取りヘッド4による測定データに基づいて、制御部76で形成された第1の形成データ、
(b)エラーステータス
(c)データ送受信用の識別データ
が含まれる。
(a)第1の形成データは、第1のケーブル12を介して読み取りヘッド4、4’から情報処理装置70へ送受信される第1のデータのデータ容量が小さくなるように形成される。なお、詳細については後述する。
(b)エラーステータスは、読み取りヘッド4(検出部44、検出器22)による測定に基づいて判別された不具合(エラー)発生の有無、及び発生した不具合(エラー)の種類を示すデータである。
(c)データ送受信用の識別データは、ポジションデータとも称され、第1のケーブル12を介して、第1のデータを送受信するときの識別データであり、通常、時分割で送受信する一連の通信の最初に送るデータである。
一方、第2のデータには、
(2A)他の検出器20による他の測定データ、及び
(2B)他の検出器20の測定に基づくデータ
が含まれる。
(2A)他の検出器20による他の測定データには、他の検出器20により検出された測定データ(温度測定データ、加速度測定データ等)が含まれる。
(2B)他の検出器20の測定に基づくデータには、
(a)他の検出器による測定データに基づいて、制御部76で形成された第2の形成データ、
(b)エラーステータス、及び
(c)データ送受信用の識別データ
が含まれる。
(a)第2の形成データは、第1のケーブル12を介して読み取りヘッド4、4’から情報処理装置70へ送受信される第2のデータのデータ容量が小さくなるように形成される。なお、詳細については後述する。
(b)エラーステータスは、他の検出器20による測定に基づいて判別された不具合(エラー)発生の有無、及び発生した不具合(エラー)の種類を示すデータである。
(c)データ送受信用の識別データは、第1のケーブル12を介して、第2のデータを送受信するときの識別データであり、通常、時分割で送受信する一連の通信の最初に送るデータである。
以上のように、本発明の実施形態に係る位置検出器2、2’は、
情報処理装置70と繋がる第1のケーブル12が接続される第1の接続端子46、46’と、
他の検出器20と繋がる第2のケーブル14が接続される第2の接続端子48、48’と、
を有する読み取りヘッド4、4’を備え、
読み取りヘッド4、4’による測定データまたは読み取りヘッド4、4’の測定に基づくデータで構成される第1のデータと、
第2のケーブル14を介して他の検出器20から読み取りヘッド4、4’へ送受信される他の測定データまたは他の検出器20の測定に基づくデータで構成される第2のデータとが、
第1のケーブル12を介して情報処理装置70へ送受信される。
以上のように、本発明の実施形態に係る位置検出器2、2’によれば、被駆動要素(移動要素)50に位置検出器2、2’に加えて他の検出器20が備えられた場合であっても、構成部材が少なくケーブルの取り回しが容易で簡潔な配線構造が実現できる。
次に、読み取りヘッド4、4’による測定データを用いて形成された第1の形成データ、及び他の検出器20による他の測定データを用いて形成された第2の形成データに関して詳細に説明する。
<第1の形成データ>
第1の形成データには、
(1A)読み取りヘッド4、4’による測定データの中から制御部76により選択されたデータ、及び
(1B)読み取りヘッド4、4’による測定データを用いて制御部76により演算されたデータ
が含まれる。
(1A)測定データの中から選択されたデータには、例えば、
(a)読み取りヘッド4、4’(検出部44、検出器22)のサンプリングタイムより長いインターバルで取得されたデータ、
(b)限定された位置(位置測定データ)、限定された温度領域(温度測定データ)において取得されたデータ、
(c)一定の条件を満たした(例えば、前のサンプリングデータと今回のサンプリングデータの値の比率が閾値以上)データ
が含まれる。
(1B)測定データを用いて演算されたデータには、
(a)読み取りヘッド4、4’(検出部44)による位置測定データに基づいて算出した速度データ、
(b)算出された速度データに基づいて算出された加速度データ、及び
(c)算出された加速度データを選択または加工して、データ容量を落とした加速度データ
が含まれる。
以上のように、第1の形成データに、測定データの中から選択されたデータや、測定データを用いて演算されたデータが含まれるので、確実にデータ容量を削減することができる。よって、読み取りヘッド4、4’に関連する様々な情報をケーブルの容量に適した形で送受信できる。例えば、第1のデータのデータ容量を、第1のケーブルの空き容量に適合したものにすることにより、ケーブル容量を効率的に活用することもできる。
<第2の形成データ>
第2の形成データには、
(2A) 他の検出器20による他の測定データ2Aの中から制御部76により選択されたデータ、及び
(2B)他の検出器20による他の測定データ2Aを用いて制御部76により演算されたデータ
が含まれる。
(2A)他の測定データの中から選択されたデータには、例えば、
(a)他の検出器20のサンプリングタイムより長いインターバルで取得されたデータ、
(b)限定された周波数領域(加速度測定データ)、限定された温度領域(温度測定データ)、限定された領域(位置測定データ)において取得されたデータ、及び
(c)一定の条件を満たした(例えば、前のサンプリングデータと今回のサンプリングデータの値の比率が閾値以上)データ
が含まれる。
(1B)他の測定データを用いて演算されたデータには、例えば、
(a)N−1タイミングのサンプリングデータの値とNタイミングのサンプリングデータの値との比率、
(b)所定回数のサンプリングデータの平均値、及び
(c)低周波数・中周波数・高周波数の加速度測定データ量の比率、低温・中温・高温の温度測定データ量の比率、
が含まれる。
以上のように、第2の形成データに、他の検出器20による他の測定データの中から選択されたデータや、他の測定データを用いて演算されたデータが含まれるので、確実にデータ容量を削減することができる。よって、他の検出器20の測定データを、第2のケーブルの容量及び第1のケーブルの容量に適した形で送受信できる。例えば、第2のデータのデータ容量を、第2のケーブルの空き容量に適合したものにすることにより、ケーブル容量を効率的に活用することもできる。
<データ容量>
制御部46が、上記のようにして第2の形成データを形成することにより、第2のデータのデータ容量を、他の検出器20による他の測定データのデータ容量より小さすることができる。これにより、第2のデータのデータ容量を、第1のケーブル12の容量に適したものにすることができる。
制御部46が、上記のようにして第1の形成データ及び第2の形成データを形成することにより、第1のデータ及び第2のデータのデータ容量が、第1のケーブル12で送受信可能なデータ容量以内になるようにすることができる。既存の第1のケーブル12は、位置検出器2、2’による測定データを情報処理装置70へ送受信するケーブルであるが、本実施形態により、既存の第1のケーブル12のサイズアップを図ったり、更なるケーブルを増設することなく、他の検出器20の測定データを情報処理装置70へ送受信することができる。
<振動の計測>
本発明の実施形態に係る位置検出器2、2’を工作機械の被駆動要素50に配置する場合、位置測定データとともに、加速度測定データを取得して、被駆動要素50の振動を検出して、加工における不具合発生や、工具の摩耗の状態の推測を行うことが有効である。この場合、他の検出器20として加速度検出器を用いることが考えられる。
しかし、加速度検出器は、温度検出器等に比べて大きな電力を供給する必要があるので、情報処理装置70に備えられた電源から十分な電力を供給できない場合や、第1のケーブル12及び第2のケーブル14が十分な電力を送る容量を有していない場合もあり得る。
そのような場合には、位置検出器2、2’で計測した位置測定データに基づいて加速度を算出することにより、他の検出器20として加速度検出器を備えずに、振動解析に必要な加速度データを得ることができる。具体的には、位置測定データを微分して速度データを算出し、算出された速度データを更に微分することにより、加速度データを得ることができる。つまり、位置測定データを2回微分することにより、加速度検出器を用いずに、必要な加速度測定データを得ることができる。
このとき、振動における変位をD、周波数をfとすれば、
加速度α=(2πf)・D
の関係を有するので、加速度αの値は周波数fの2乗に比例する。よって、加工等における不具合検出において重要な高周波数帯域の振動においては、周波数fの2乗分だけ大きくなるので、より大きな値の加速度αが得られることになる。
第1のケーブル12の空き容量が大きくない場合には、第1のケーブル12を介して加速度データを情報処理装置70へ送受信するインターバルを開ける必要があるが、インターバルを開けすぎると、十分な振動解析ができなくなる虞もある。
よって、少ない送受信データ容量で十分な振動解析ができるようにするため、例えば、算出した加速度データを低周波数・中周波数・高周波数に分け、各周波数帯域の総量を情報処理装置70へ送受信することが考えられる。この場合、情報処理装置70は、各周波数帯域の総量の比率から(例えば、高周波数域の比率が高い)、加工等における不具合発生の判定を行うことが考えられる。
また、N−1タイミングで算出した加速度データの値とNタイミングで算出した加速度データの値との比率を算出し、比率が閾値を超えた場合にだけ、情報処理装置70へデータを送受信することも考えられる。更に、所定回数の算出加速度データの平均値を情報処理装置70へ送受信し、情報処理装置70が、加速度データの平均値から加工等における不具合発生の判定を行うことも考えられる。
仮に、他の検出器20として加速度検出器を備えることができる場合であっても、第1のケーブル12(第2のケーブル14)の空き容量が大きくない場合には、上記の「他の検出器20他の測定データを用いて演算されたデータ」の説明のように、N−1タイミングのサンプリングデータの値とNタイミングのサンプリングデータの値との比率、所定回数のサンプリングデータの平均値、低周波数・中周波数・高周波数の加速度測定データ量の比率等を情報処理装置70へ送受信して、情報処理装置70が受信したデータに基づいて、不具合発生の判定を行うことも考えられる。
このようにして、情報処理装置70へ送受信する具体的なデータ例として、下記のような場合を例示できる。
[例1]
(1)第1のデータ:読み取りヘッド4、4’による位置測定データ+検出器22による読み取りヘッド4、4’内部の温度測定データ+データ容量削減処理が行われた位置測定データに基づく加速度データ、
(2)第2のデータ:他の検出器20による外部の温度速度データ
[例2]
(1)第1のデータ:読み取りヘッド4、4’による位置測定データ+検出器22による読み取りヘッド4、4’内部の温度測定データ、
(2)第2のデータ:データ容量削減処理が行われた他の検出器20による加速度測定データ
<制御部におけるアルゴリズム>
以上のように、読み取りヘッド4、4’の制御部76における適確な制御処理が、第1のケーブル12のみを用いて、読み取りヘッド4、4’や他の検出器20に関連する必要なデータを情報処理装置70へ送受信するのに重要である。
この場合、制御部76により第1のデータまたは第2のデータを形成するアルゴリズムを、読み取りヘッド4、4’または他の検出器20が設置された機器の種類、設置された位置または設置された方向に応じて変更可能にすることが好ましい。
このように構成することにより、同一の読み取りヘッド4、4’や他の検出器20を用いたまま、アルゴリズムを変更することにより、様々な機器、様々な設置位置、様々な設置方向に適応した位置検出器2、2’を実現できる。
アルゴリズムを変更する1つの態様として、例えば、複数のアルゴリズムが保管された制御装置を読み取りヘッド4、4’に一時的に接続して、アルゴリズムを変更することが考えられる。
このような態様は、一度アルゴリズムを設定すれば、その後、頻繁なアルゴリズム変更の必要性が低い場合に適する。例えば、本位置検出器2、2’及び他の検出器20の使用開始時やメンテナンス時に、アルゴリズム変更用コンピュータを一時的に読み取りヘッド4、4’に接続して、アルゴリズムを変更することができる。この場合には、位置検出器2、2’を含むシステムに保管するデータ量を抑制することができる。
アルゴリズムを変更するその他の態様として、例えば、情報処理装置70に複数のアルゴリズムが保管されており、第1のケーブル12を介して、情報処理装置70によりアルゴリズムを変更することも考えられる。
このような態様では、仮に、位置検出器2、2’や他の検出器20による測定に影響を及ぼす状況の変化が生じても、情報処理装置70により、常に最適な測定ができるアルゴリズムに変更できるので、信頼性の高い検出システムが実現できる。
(ハブを用いた接続)
次に、図6を参照しながら、上記の実施形態に係る読み取りヘッド4、4’の第2の接続端子48、48’側にハブを介して、他の検出器20を接続する場合の説明を行う。図6は、本発明の実施形態に係る位置検出器に接続可能なハブの一例を示す斜視図である。
複数の他の検出器20と接続可能なハブ30が、読み取りヘッド4,4’に繋がった第2のケーブル12に接続される。図6に示すハブでは、6個の接続端子32A〜32Fが設けられており、その中の1つの接続端子に第2のケーブル14が接続される。その他の5つの接続端子に複数の他の検出器20を接続することができる。
このようなハブ30を用いることにより、読み取りヘッド4、4’では、1つの端子(第2の端子48、48’)からの1本のケーブル(第2のケーブル)を備えた省スペースの配線を維持したまま、より多くの他の検出器20を用いることができる。
また、図6に示すように、ハブ30の筐体30Aに、複数の接続端子32A〜32C及び複数の接続端子32D〜32Fが両側に設けられた端子部32が備えられている。両側の接続端子32A〜32C、32D〜32Fのうちの1つの接続端子(例えば、32B)に第2のケーブル12を接続し、その他の接続端子(例えば、32A、32C〜32F)に他の検出器20と繋がったケーブルを接続することができる。
この場合、例えば、接続端子32Bが第2のケーブル14用の接続端子であるとすると、接続端子32Bと、他の接続端子32A、32C〜32Fとは電気的に繋がっているが、他の接続端子32A、32C〜32Fどうしはそれぞれ絶縁された配線がなされている。
以上のように、複数の接続端子32A〜32C、32D〜32Fが両側に設けられた端子部32により、省スペースでより多くの他の検出器20を用いることができる。
図6では、片側3個ずつ計6個の接続端子を有するハブが示されているが、その他の任意の数の接続端子を備えたハブを用いることができる。図6では、ハブ30は、略直方体の形状の筐体30Aを有するが、用途に応じて、立方体、円柱、多角柱をはじめとする任意の形状の筐体を採用することができる。
(位置検出器及びハブを工作機械に取り付けた場合)
次に、図7を参照しながら、位置検出器及びハブを工作機械に取り付けた場合について説明する。図7は、本発明の実施形態に係る位置検出器及びハブを工作機械の被駆動要素に取り付けた場合の一例を示す斜視図である。ここでは、本発明の1つの実施形態に係る位置検出器2を用いた例を示す。
図7においても、図3に示す場合と同様に、工作機械の加工テーブル50Aに取り付けた場合を示す。スケール6及び読み取りヘッド4の取り付位置も図3の場合と同様である。読み取りヘッド4に接続された第2のケーブル14に接続されたハブ30が、加工テーブル50Aの上面に取り付けられている。ハブ30のその他の2つの接続端子にケーブル16D及び16Fが取り付けられている。ケーブル16Dに接続されたその他の検出器20Dは、移動テーブル50Aの工作台の下部の側方位置に取り付けられている。一方、ケーブル16Fに接続されたその他の検出器20Fは、加工テーブル50Aの工作台の下部の進行方向後ろ側に取り付けられている。
以上のように、ハブ30を用いることにより、読み取りヘッド4では、1つの端子から1本の第2のケーブル12を備える省スペースの配線を維持したまま、複数の他の検出器20D、20Fを用いることができる。
(ハブを備えた位置検出器の制御)
次に、図8を参照しながら、ハブを備えた上記の実施形態に係る位置検出器に関する制御処理について説明する。図8は、本発明の実施形態に係る位置検出器及びハブの制御的な構成を模式的に示すブロックダイアグラムである。ここでは、図7に示す場合と同様に、ハブ30に2つの他の検出器20D、20Fが接続された場合を示す。
位置検出器2、2’の制御的な構成、及び第1のケーブル12を介して情報処理装置70と接続された制御的な構成については、ハブを備えない図5に示す場合と同様である。図5に示す場合と異なるのは、第2のケーブル18に接続されたハブ30及びハブ30に複数の他の検出器20D、20Fが接続されている点である。
図8に示すように、ハブ30には、他の検出器20から受信した信号を、読み取りヘッド4、4’及び情報処理装置70との送受信に適した信号に変換する制御回路78が備えられている。つまり、第2のケーブル14が接続される接続端子32Bが制御回路78に接続され、他の検出器20からのケーブルと接続される接続端子32A、32C〜32Fも制御回路78に接続されている。
この制御回路78により、AD変換や高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)を行うことができる。制御回路78によるこのような変換により、他の検出器20の測定データを効率的に送受信することができる。
なお、制御回路78により変換されたデータも、第2のケーブルを介して他の検出器20から読み取りヘッド4、4’へ送受信される「他の測定データ」に該当する。
(位置検出器を工作機械の複数の被駆動要素に取り付けた場合)
次に、図9を参照しながら、位置検出器を工作機械の複数の被駆動要素に取り付けた場合について説明する。図9は、本発明の実施形態に係る位置検出器を工作機械の複数の被駆動要素に取り付けた場合の一例を示す斜視図である。
図9に示す例では、本発明の実施形態に係る位置検出器2A〜2Cが、それぞれ加工テーブル(被駆動要素)50A、主軸ベース(被駆動要素)50B、及びサドル(被駆動要素)50Cの3箇所に設置されている。加工テーブル(被駆動要素)50Aの移動方向に沿って、位置検出器2Aを構成する工作機械60のZ軸方向のスケール6Aが配置されている。主軸ベース(被駆動要素)50Bの移動方向に沿って、位置検出器2Bを構成する工作機械60のY軸方向のスケール6Bが配置されている。また、サドル(被駆動要素)50Cの移動方向に沿って、位置検出器2Cを構成する工作機械60のX軸方向のスケール6Cが配置されている。
位置検出器2A〜2CによるX、Y及びZ方向の位置測定データに基づいて、NC装置である情報処理装置70による工作機械60のフィードバック制御が行われる、それとともに、位置検出器2A〜2C及び他の検出器20からの測定データによる温度、加速度情報等に基づく、不具合発生予知を含むより精度の高いフィードバック制御を実現できる。
(位置検出器を備えた検出システム)
次に、上記の実施形態に係る位置検出器2、2’を備えた検出システムの説明を行う。
<第1の実施形態に係る検出システム>
はじめに図10を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る検出システムの説明を行う。図10は、本発明の第1の実施形態に係る検出システムの構成を模式的に示すブロックダイアグラムである。
本実施形態に係る検出システム100では、工作機械60の被駆動要素50に、位置検出器2、2’の読み取りヘッド4、4’及び第2のケーブル14を介して読み取りヘッド4、4’と接続された他の検出器20が設置されている。読み取りヘッド4、4’は、第1のケーブル12を介して、情報処理装置として機能するNC装置70に接続されている。更に詳細に述べれば、読み取りヘッド4、4’は、第1のケーブル12の電源線を介して、NC装置(情報処理装置)70に備えられた電源74に電気的に接続されている。また、読み取りヘッド4、4’は、第1のケーブル12の信号線を介して、NC装置(情報処理装置)70に備えられた制御部72に電気的に接続されている。
このような配線により、読み取りヘッド4、4’及び他の検出器20の作動に必要な電力が、第1のケーブル(電源線)12を介して、情報処理装置70に備えられた電源74から読み取りヘッド4へ供給される。更に、他の検出器20の作動に必要な電力が、第2のケーブル(電源線)14を介して、読み取りヘッド4から他の検出器20に供給される。
他の検出器20による他の測定データが、第2のケーブル14(信号線)を介して読み取りヘッド4へ送受信される。そして、上記の第1のデータ及び第2のデータが、第1のケーブル(信号線)12を介して、読み取りヘッド4からNC装置(情報処理装置)70に備えられた制御部72へ送受信される。これにより、工作機械60のフィードバック制御を実現できる。
以上のように、第1の実施形態に係る検出システム100では、工作機械60に設置された位置検出器2、2’と、情報処理装置として機能する工作機械を制御するNC装置70と、NC装置(情報処理装置)70に備えられた電源74と、を備え、第1のケーブル(電源線)12を介して、NC装置70に備えられた電源74から読み取りヘッド4、4’へ電力が供給されるようになっている。
これにより、NC装置(情報処理装置)70で制御される工作機械60に取り付けられた位置検出器2、2’の通常の配線のままで、その他の検出器20のデータをNC装置(情報処理装置)へ送受信し、その他の検出器20に給電できる。
また、工作機械用制御装置62は、ケーブル(信号線)64を介して、NC装置(情報処理装置)70に備えられた制御部72に電気的に接続されている。これにより、工作機械用制御装置62で必要な測定データを、報処理装置70に備えられた制御部72から工作機械用制御装置62へ送受信することができる。
特に、本実施形態では、第1のデータ及び第2のデータが読み取りヘッド4からNC装置(情報処理装置)70に送受信され、少なくとも第2のデータの一部が、NC装置(情報処理装置)70から工作機械用制御装置62へ送受信される。
これにより、通常のNC装置(情報処理装置)70に適用するプロトコールを用いて、他の検出器20に関連する第2のデータも工作機械60の工作機械用制御装置62へ送受信できる。
少なくとも第2のデータの一部が、NC装置(情報処理装置)70から工作機械用制御装置62へ送受信されることにより、温度測定データや加速度側データに基づくアラーム報知をはじめとする所定の制御処理を、工作機械用制御装置62が適宜実施することができる。
図10では、NC装置(情報処理装置)70の電源74から1つの読み取りヘッド4に給電する場合が示されているが、これに限られるものでない。NC装置(情報処理装置)70の電源74、第1のケーブル12の容量等に応じて、電源74から複数の読み取りヘッド4に給電する場合もあり得る。
また、図10では、読み取りヘッド4に1つの他の検出器20が接続された場合が示されているが、これに限られるものでない。NC装置(情報処理装置)70の電源74、第1のケーブル12の容量、第2のケーブル14の容量等に応じて、例えば、上記のハブ30を用いて、読み取りヘッド4に複数の他の検出器20を接続する場合もあり得る。
<第2の実施形態に係る検出システム>
次に、図11を参照しながら、本発明の第2の実施形態に係る検出システムの説明を行う。図11は、本発明の第2の実施形態に係る検出システムの構成を模式的に示すブロックダイアグラムである。図11では、上記の1つの実施形態に係る読み取りヘッド4及びその他の実施形態に係る読み取りヘッド4’の両方が備えられた場合を示している。
本実施形態に係る検出システム100’では、工作機械60の複数(図11では5個)の被駆動要素50それぞれに、1つの実施形態に係る位置検出器2の読み取りヘッド4(図11では3個)、及びその他の実施形態に係る位置検出器2’の読み取りヘッド4’ (図11では2個)が設置されている。また、各読み取りヘッド4、4’には、第2のケーブル14及びハブ30を介して、それぞれ5個の他の検出器20が設置されている。
第2の実施形態では、読み取りヘッド4、4’及び情報処理装置として機能するNC装置70の間に電源ユニット80が備えられている。個々の読み取りヘッド4、4’は、第1のケーブルを介して電源ユニット80に電気的に接続されている。電源ユニット80は、他のケーブル18Aを介して、NC装置(情報処理装置)70に接続されている。電源ユニット80は、その他のケーブル18Bを介して、工作機械60の工作機械用制御装置62に接続されている。工作機械用制御装置62も、情報処理装置として機能することができる。
更に詳細に述べれば、読み取りヘッド4、4’及び他の検出器20の作動に必要な電力が、第1のケーブル(電源線)12を介して、電源ユニット80に備えられた電源84から読み取りヘッド4、4’へ供給される。更に、他の検出器20の作動に必要な電力が、第2のケーブル(電源線)14を介して、読み取りヘッド4、4’から他の検出器20に供給される。
電源ユニット80には、データ信号を中継する中継部82が備えられている。個々の読み取りヘッド4、4’は、第1のケーブル(信号線)12を介して、中継部82に繋がっている。また、中継部82は、他のケーブル(信号線)18Aを介して、NC装置(情報処理装置)70の制御部72に繋がっている。更に、中継部82は、その他のケーブル(信号線)18Bを介して、工作機械60の工作機械用制御装置62に繋がっている。上記の第1の実施形態に係る検出システム100では、読み取りヘッド4、4’は、NC装置(情報処理装置)70を介して工作機械用制御装置62と接続されているが、第2の実施形態に係る検出システム100’では、読み取りヘッド4、4’は、NC装置(情報処理装置)70を介さず、中継部82を介して工作機械用制御装置(情報処理装置)62と接続されている。つまり、読み取りヘッド4、4’は、中継部82を介して、NC装置(情報処理装置)70及び工作機械用制御装置(情報処理装置)62と繋がっている。
以上のように、第2の実施形態に係る検出システム100’では、工作機械60に設置された位置検出器2、2’と、情報処理装置として機能する工作機械を制御するNC装置70と、第1のケーブル12に接続され、かつ他のケーブル18Aを介してNC装置(情報処理装置)70に接続された電源ユニット80と、を備え、第1のケーブル12を介して、電源ユニット80から読み取りヘッド4、4’へ電力が供給される。
よって、電源ユニット80を備えることによって、より多くの位置検出器2、2’及び他の検出器20を工作機械60に設置して作動させることができる。
更に、上記のように、工作機械60に、情報処理装置として機能する工作機械用制御装置62が備えられ、電源ユニット80に、第1のデータ及び第2のデータの送受信の中継部82が備えられている。そして、第1のケーブル(信号線)12を介して読み取りヘッド4、4’から中継部82へ送受信された第1のデータ及び第2のデータのうち、少なくとも第1のデータが中継部82からNC装置(情報処理装置)70に送受信され、少なくとも第2のデータの一部が中継部82から工作機械60の工作機械用制御装置(情報処理装置)62へ送受信される。
以上のように、電源ユニット80が第1、第2のデータの中継部82を備えることによって、NC装置70及び工作機械60の工作機械用制御装置62の制御に必要なデータを適確に送受信することができる。
NC装置に適用する通信プロトコールを用いた場合、十分なデータ容量の測定データを十分な送受信速度で送受信できない虞がある。しかし、本実施形態では、電源ユニット80に備えられた中継部82を有するので、中継部82と読み取りヘッド4、4’との間のデータ送受信速度、及び中継部82と工作機械用制御装置(情報処理装置)62との間のデータ送受信速度を、中継部82とNC装置(情報処理装置)70との間のデータ送受信速度より速くすることができる。
以上のように、中継部82と読み取りヘッド4、4’との間のデータ送受信速度、及び中継部82と工作機械用制御装置(情報処理装置)62との間のデータ送受信速度が、中継部82とNC装置(情報処理装置)70との間のデータ送受信速度より速いので、NC装置に適用する通信プロトコールに制約されることなく、十分なデータ容量の測定データを十分な送受信速度で、読み取りヘッド4,4’から工作機械用制御装置(情報処理装置)62へ送受信することができる。特に、加速度測定データを工作機械の制御装置へ送受信する場合に有効である。
図11では、電源ユニット80に複数の読み取りヘッド4、4’が繋がり、個々の読み取りヘッド4、4’にハブ30を用いて複数の他の検出器20が繋がった場合が示されているが、これに限られるものではない。第2の実施形態に係る検出システム100’においても、電源ユニット80に1つの読み取りヘッド4、4’が電気的に接続された場合や、読み取りヘッド4、4’に1つの他の検出器20が電気的に接続された場合もあり得る。
本実施形態では、電源ユニット80に中継部82及び電源84が備えられているが、中継部82及び電源84を個別の装置として備えることもできる。
本発明の実施の形態、実施の態様を説明したが、開示内容は構成の細部において変化してもよく、実施の形態、実施の態様における要素の組合せや順序の変化等は請求された本発明の範囲および思想を逸脱することなく実現し得るものである。
2、2’ 位置検出器
4(A〜C)、4’ 読み取りヘッド
6(A〜6) スケール
8 カバー
10 回転軸挿入口
12 第1のケーブル
14 第2のケーブル
16(A〜F) 他の検出器用ケーブル
20 他の検出器
22 読み取りヘッド内検出器
30 ハブ
30A ハブの筐体
32A〜E 接続端子
42、42’ 筐体
42A、42A’ 端子部
44 検出部
46 第1の接続端子
48 第2の接続端子
50 被駆動要素
50A 加工テーブル(被駆動要素)
50B 主軸ベース(被駆動要素)
50C サドル(被駆動要素)
60 工作機械
62 工作機械用制御装置(情報処理装置)
64 ケーブル
70 NC装置(情報処理装置)
72 制御部
74 電源
76 制御部
78 制御回路
80 電源ユニット
82 中継部
84 電源
100、100’ 検出システム

Claims (19)

  1. 情報処理装置と繋がる第1のケーブルが接続される第1の接続端子と、
    他の検出器と繋がる第2のケーブルが接続される第2の接続端子と、
    を有する読み取りヘッドを備え、
    前記読み取りヘッドによる測定データまたは前記読み取りヘッドの測定に基づくデータで構成される第1のデータと、前記第2のケーブルを介して前記他の検出器から前記読み取りヘッドへ送受信される他の測定データまたは前記他の検出器の測定に基づくデータで構成される第2のデータとが、前記第1のケーブルを介して前記情報処理装置へ送受信されることを特徴とする位置検出器。
  2. 前記第1のケーブル及び前記第2のケーブルが、電源線及び信号線を含む複合ケーブルであることを特徴とする請求項1に記載の位置検出器。
  3. 前記第1の接続端子及び前記第2の接続端子が両側に設けられた端子部が、前記読み取りヘッドの筐体に備えられていることを特徴とする請求項1または2に記載の位置検出器。
  4. 前記読み取りヘッドに制御部が備えられ、
    前記読み取りヘッドの測定に基づくデータに、前記読み取りヘッドによる測定データを用いて前記制御部により形成された第1の形成データが含まれ、
    前記他の検出器の測定に基づくデータに、前記他の測定データを用いて前記制御部により形成された第2の形成データが含まれることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の位置検出器。
  5. 前記第1の形成データに、前記読み取りヘッドによる測定データの中から前記制御部により選択されたデータ、または前記読み取りヘッドによる測定データを用いて前記制御部により演算されたデータが含まれることを特徴とする請求項4に記載の位置検出器。
  6. 前記第2の形成データに、前記他の測定データの中から前記制御部により選択されたデータ、または前記他の測定データを用いて前記制御部により演算されたデータが含まれることを特徴とする請求項4または5に記載の位置検出器。
  7. 前記第2のデータのデータ容量が、前記他の測定データのデータ容量より小さいことを特徴とする請求項4から6の何れか1項に記載の位置検出器。
  8. 前記第1のデータ及び前記第2のデータのデータ容量が、前記第1のケーブルで送受信可能なデータ容量以内になるように、前記制御部により、前記第1の形成データ及び第2の形成データが形成されることを特徴とする請求項4から7の何れか1項に記載の位置検出器。
  9. 前記制御部により前記第1のデータまたは前記第2のデータを形成するアルゴリズムを、前記読み取りヘッドまたは前記他の検出器が設置された機器の種類、設置された位置または設置された方向に応じて変更可能なことを特徴とする請求項4から8の何れか1項に記載の位置検出器。
  10. 複数のアルゴリズムが保管された制御装置を前記読み取りヘッドに一時的に接続して、前記アルゴリズムを変更することを特徴とする請求項9に記載の位置検出器。
  11. 前記情報処理装置に複数のアルゴリズムが保管されており、前記第1のケーブルを介して、前記情報処理装置により前記アルゴリズムを変更することを特徴とする請求項9に記載の位置検出器。
  12. 複数の前記他の検出器と接続可能なハブが、前記読み取りヘッドに繋がった前記第2のケーブルに接続されていることを特徴とする請求項1から11の何れか1項に記載の位置検出器。
  13. 前記ハブの筐体に、複数の接続端子が両側に設けられた端子部が備えられ、
    両側の前記接続端子のうちの1つの接続端子に前記第2のケーブルが接続され、その他の接続端子に前記他の検出器と繋がったケーブルが接続されることを特徴とする請求項12に記載の位置検出器。
  14. 前記ハブに、前記他の検出器から受信した信号を、前記読み取りヘッド及び前記情報処理装置との送受信に適した信号に変換する制御回路が備えられていることを特徴とする請求項12または13に記載の位置検出器。
  15. 工作機械に設置された、請求項1から11の何れか1項に記載の位置検出器と、
    前記情報処理装置として機能する前記工作機械を制御するNC装置と、
    前記NC装置に備えられた電源と、
    を備え、
    前記第1のケーブルを介して、前記NC装置に備えられた前記電源から前記読み取りヘッドへ電力が供給されることを特徴とする検出システム。
  16. 前記第1のデータ及び前記第2のデータが前記NC装置に送受信され、
    少なくとも前記第2のデータの一部が、前記NC装置から前記工作機械の制御装置へ送受信されることを特徴とする請求項15に記載の検出システム。
  17. 工作機械に設置された、請求項1から11の何れか1項に記載の位置検出器と、
    前記情報処理装置として機能する前記工作機械を制御するNC装置と、
    前記第1のケーブルに接続され、かつ他のケーブルを介して前記NC装置に接続された電源ユニットと、
    を備え、
    前記第1のケーブルを介して、前記電源ユニットから前記読み取りヘッドへ電力が供給されることを特徴とする検出システム。
  18. 前記工作機械に、前記演算処理装置として機能する制御装置が備えられ、
    前記電源ユニットに、前記第1のデータ及び前記第2のデータの送受信の中継部が備えられ、
    前記第1のケーブルを介して前記読み取りヘッドから前記中継部へ送信された前記第1のデータ及び前記第2のデータのうち、前記第1のデータが前記中継部から前記前記NC装置に送信され、少なくとも前記第2のデータの一部が前記中継部から前記工作機械の前記制御装置へ送信されることを特徴とする請求項17に記載の検出システム。
  19. 前記中継部と前記読み取りヘッドとの間のデータ送受信速度、及び前記中継部と前記工作機械の前記制御装置との間のデータ送受信速度が、前記中継部と前記NC装置の間のデータ送受信速度より速いことを特徴とする請求項18に記載の検出システム。
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