JP2019035171A - 扁平な繊維構造体およびその製造方法 - Google Patents

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【課題】厚みと幅との比の大きな扁平な繊維構造体を得る。【解決手段】扁平な繊維構造体11であって、複数の繊維形成成分12が、繊維の長さ方向に揃えられたうえで繊維の径方向に並べられた状態で、繊維形成成分12よりも低融点の熱融着成分13によって互いに接着一体化されている。繊維構造体11は、幅が0.1〜10mmであり、厚みが10〜300μmである。【選択図】図1

Description

本発明は扁平な繊維構造体およびその製造方法に関する。
扁平な繊維構造体として、特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1の扁平な繊維構造体は、扁平モノフィラメントによって構成されている。
特開2003−193327号公報
しかし、特許文献1に記載の扁平な繊維構造体は、その扁平度すなわち厚みと幅との比が、たかだか1/10程度である(特許文献1、[0033])。それ以上の扁平度を有する繊維構造体は知られていない。また、特許文献1に記載の扁平な繊維構造体は、モノフィラメントによって構成されているため、硬く、したがって柔軟性に劣る。
そこで本発明は、厚みと幅との比が大きく、しかも柔軟性を有する扁平な繊維構造体を得ることを目的とする。
この目的を達成するため、本発明の扁平な繊維構造体は、複数の繊維形成成分が、繊維の長さ方向に揃えられたうえで繊維の径方向に並べられた状態で、前記繊維形成成分よりも低融点の熱融着成分によって互いに接着一体化されることで、繊維構造体を構成しており、前記繊維構造体は、幅が0.1〜10mmであり、厚みが10〜300μmであることを特徴とする。
したがって本発明によれば、複数の繊維形成成分が構造体の幅方向に並んだ状態で互いに接着一体化されていることで、この並びの数を多くすることによって、厚み寸法に比べて幅寸法の大きな繊維構造体を得ることができる。また複数の繊維形成成分にて構成されているため、モノフィラメントにて構成される場合に比べて良好な柔軟性を得ることができる。
本発明の扁平な繊維構造体によれば、複数の繊維形成成分が繊維の径方向に並べられた状態で構成され、扁平度(厚み/幅の比)が高いことから、モノフィラメントである場合よりも良好な柔軟性を発揮することができる。具体的な扁平度は、1/20〜1/300であることが好適である。
本発明の扁平な繊維構造体によれば、所要の扁平度を得るためには、各繊維形成成分の繊度が1〜20dtexであることが好適である。
本発明の扁平な繊維構造体によれば、繊維形成成分及び熱融着成分が、いずれもポリアミド系ポリマーまたはポリエステル系ポリマーにて構成されていることが好適である。
本発明の扁平な繊維構造体の製造方法は、低融点熱可塑性ポリマーと、この低融点熱可塑性ポリマーよりも高融点の高融点熱可塑性ポリマーとが複合化された複合型熱融着性繊維の複数が無撚りの状態で集束された集束体を用い、
この集束体に熱及び押圧力を付与することにより、前記低融点熱可塑性ポリマーを軟化または溶融させて熱融着成分とするとともに、前記高融点熱可塑性ポリマーにて構成される複数の繊維状の繊維形成成分として、この複数の繊維形成成分が繊維の長さ方向に揃えられたうえで繊維の径方向に並べられた状態としたうえで、
複数の繊維形成成分を熱融着成分によって接着一体化させて、幅が0.1〜10mmであり、厚みが10〜300μmである扁平構造体に加工することを特徴とする。
このようにすれば、本発明の扁平な繊維構造体を容易に製造することができる。
本発明の製造方法によれば、押圧力を付与した後の、熱融着成分がまだ軟化または溶融しているときに、所定幅のガイドに通すことによって、扁平構造体の幅寸法の一定化を図ることができる。
このようにすれば、本発明の扁平な繊維構造体を連続的に製造するときに、幅方向寸法の揃った製品を得ることができる。
本発明の扁平な繊維構造体によれば、複数の繊維形成成分が構造体の幅方向に並んだ状態で互いに接着一体化されていることで、この並びの数を多くすることによって、厚み寸法に比べて幅寸法の大きな繊維構造体を得ることができる。本発明の製造方法によれば、本発明の扁平な繊維構造体を容易に製造することができる。
本発明の実施の形態の扁平な繊維構造体の断面構造を示す図である。 本発明の他の実施の形態の扁平な繊維構造体の断面構造を示す図である。 本発明の扁平な繊維構造体を得るための繊維の集束体の断面構造を示す図である。 本発明の実施の形態の扁平な繊維構造体の製造方法を示す図である。
図1に示す扁平な繊維構造体11では、複数の繊維状の繊維形成成分12が、繊維の長さ方向に揃えられた状態で繊維の径方向に並べられている。そして、そのうえで、これらの複数の繊維形成成分12が、熱融着成分13によって互いに接着一体化されている。繊維形成成分12は、その繊度が1〜20dtexのものを好適に用いることができる。その結果、扁平な繊維構造体11は、その幅が0.1〜10mm、厚みが10〜300μmといったものとすることができ、扁平度が1/20〜1/300の高扁平度の繊維構造体となり、極めて柔軟性に優れたものとなる。なお、扁平度の下限は、1/50であることがより好ましく、1/100であることがさらに好ましい。
図1に示す扁平な繊維構造体11は、繊維状体である繊維形成成分12の繊維径に対応した厚みで形成されている。その幅は、繊維形成成分12の数を加減することによって、任意に設定することができる。
図2に示す扁平な繊維構造体11aでは、各繊維形成成分12が繊維構造体11aの厚み方向の位置を違えながら、繊維構造体11aの幅方向すなわち繊維の径方向に並べられている。このため、図1に示したものよりも大きな厚みを呈することができる。繊維構造体11aの厚み方向における各繊維形成成分12の位置を種々変化させることで、任意の厚みの、扁平な繊維構造体11aを構成することができる。場合によっては、複数の繊維形成成分12が繊維の径方向に並べられた状態で形成された層を複数積層した構成とすることもできる。
このように繊維構造体11、11aは、複数の繊維形成成分12にて構成されているために、モノフィラメントで構成されている場合に比べて、柔軟なものとすることができる。
図1および図2に示される繊維構造体11、11aにおいては、繊維形成成分12と熱融着成分13とは、いずれも熱可塑性ポリマーにて形成される。そして、熱融着成分13は、その融点が、繊維形成成分12の融点よりも低いものとされる。繊維形成成分12と熱融着成分13とは、相互の接着性の観点からは、互いに同種類のポリマーであることが好ましいが、所望により異種のポリマーの組合せのものも好ましく用いることができる。目的に応じて組み合わせは適宜選択すればよい。熱可塑性ポリマーとしては、たとえば、ポリエステル系ポリマー、ポリアミド系ポリマー(ナイロン)、ポリオレフィン系ポリマー、ポリブチラール系ポリマー、ポリアクリル系ポリマー、ポリエチレン−酢酸ビニルコポリマー、ポリウレタンポリマーなどが挙げられる。なかでも、柔軟性を重視する場合は両ポリマーがいずれもポリアミド系ポリマーであることが好ましく、強度や剛性や硬さや耐候性を重視する場合には両ポリマーがいずれもポリエステル系ポリマーであることが好ましい。
低融点熱可塑性ポリマーと高融点熱可塑性ポリマーとの具体的な好ましい組み合わせは、両者の相溶性や熱接着性を考慮すると、低融点ポリエステルと高融点ポリエステル、低融点ポリプロピレンと高融点ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレン、低融点ナイロンと高融点ナイロン、などが挙げられる。また、異種のポリマーの組合せとしては、ポリエステルとポリオレフィンの組合せやナイロンとポリオレフィンの組合せが挙げられる。
図3は、図1および図2の繊維構造体11、11aを製造するための材料となる複数の繊維の集束体15を示す。16は集束体15を構成する繊維である。繊維16は、芯鞘型熱融着性複合繊維にて構成され、その芯部17に上述の高融点の熱可塑性ポリマーが配されるとともに、その鞘部18に上述の低融点の熱可塑性ポリマーが配された構成である。
図1および図2の繊維構造体11、11aの製造に際しては、図3に示す、複数の連続繊維を集束した集束体15を用いる。集束体15は、押圧した際に繊維形成成分12としての複数の芯部17が繊維の径方向に並びやすくすることを目的として、無撚りのものを用いるとよい。この集束体15には、熱及び押圧力を付与する。加熱については、低融点の鞘部18の熱可塑性ポリマーが軟化または溶融し、それよりも高融点の芯部17の熱可塑性ポリマーは軟化も溶融もしない温度条件で処理する。また、押圧力については、集束体15の径方向に押圧力を加えることによって、高融点熱可塑性ポリマーにて構成される繊維状体の複数の繊維形成成分12が繊維の長さ方向に揃えられたうえで繊維の径方向に並べられる。そして、このように複数の繊維形成成分12が繊維の径方向に並べられた状態で、軟化または溶融してなる低融点熱可塑性ポリマーが熱融着成分13として機能し、複数の繊維形成成分12を接着一体化して、図1および図2に示す繊維構造体11、11aが得られる。繊維構造体11、11aの幅方向の寸法および厚み方向の寸法は、使用した芯部17の繊度、使用した複合繊維16の繊度及びその本数、加えた押圧力の大きさなどによって決定される。
芯鞘型熱融着性複合繊維16の断面形状は、所期の性能が損なわれない範囲であれば、丸断面、異形断面、中空断面等のいずれであってもよい。
繊維16における低融点熱可塑性ポリマーおよび高融点熱可塑性ポリマーには、それぞれ独立して、熱安定剤、結晶核剤、艶消剤、顔料、耐光剤、耐候剤、滑剤、酸化防止剤、抗菌剤、香料、可塑剤、染料、界面活性剤、難燃剤、表面改質剤、各種無機、有機電解質などの添加剤が含有されていてもよい。
図3に示された、複数の連続複合繊維16を集束してなる集束体15は、市販品として入手することも可能である。たとえば、ユニチカ社製の芯鞘型熱融着性複合繊維からなるマルチフィラメント糸「MELSET(登録商標)」が使用できる。
図3に示される集束体15を構成する繊維16の複合形態としては、上述の芯鞘型のほかにも、低融点熱可塑性ポリマーと高融点熱可塑性ポリマーとが半々に配されたサイドバイサイド型などが挙げられる。熱融着性複合繊維16における低融点熱可塑性ポリマーと高融点熱可塑性ポリマーとの質量比率は、繊維構造体11、11aの所要強度や、鞘部18を構成していた低融点の熱融着成分19の接着強度などの観点から、例えば、高融点熱可塑性ポリマー/低融点熱可塑性ポリマーの比率で2/8〜8/2、特に3/1〜5/5が好適である。
図3に示される集束体15には、低融点熱可塑性ポリマーおよび高融点熱可塑性ポリマーの融点、両者の質量比率、繊度、強度および伸度等の物性がそれぞれ異なる2種類以上の熱融着性複合繊維が使用されてもよい。
熱融着成分としての低融点熱可塑性ポリマーの融点は、繊維形成成分としての高融点熱可塑性ポリマーの融点より20℃以上低いことが好ましい。このような温度特性とすることにより、上述の熱処理に付されても高融点熱可塑性ポリマーの物性は影響を受けず、繊維形態を良好に保持させることができるという利点がある。低融点熱可塑性ポリマーの融点は、加工性や各種物性等を考慮すると、80〜200℃の範囲内であることが好ましい。低融点熱可塑性ポリマーが明確な融点を有さないときは、該低融点熱可塑性ポリマーの軟化点を融点とみなすことができる。
芯鞘型熱融着性複合繊維16として、具体的には、融点が240℃以上の高融点ポリエステルが芯部17に配され、融点が110〜200℃の低融点の共重合ポリエステルが鞘部18に配された芯鞘型ポリエステル繊維や、融点180℃以上の高融点ポリアミドが芯部17に配され、融点80〜160℃の低融点ポリアミドが鞘部18に配された芯鞘型ポリアミド繊維が好適に用いられる。また、融点が240℃以上の高融点ポリエステルが芯部17に配され、融点が約130のポリエチレンや融点が約190℃のポリプロピレンが鞘部18に配された芯鞘型複合繊維や、ポリアミドが芯部17に配され、融点が約130のポリエチレンや融点が約190℃のポリプロピレンが鞘部18に配された芯鞘型複合繊維を用いることもよい。
図1および図2の繊維構造体11、11aを得るために、図3の繊維の集束体15に加熱状態で押圧力を加える手法としては、任意の手法を採用することができる。
図4は、力を加えるための装置、すなわち図1および図2の繊維構造体11、11aを製造するための装置の一例を示す。図4に示すように、巻芯21に巻かれたたとえば図3に示される無撚りの集束体15が原糸22として繰り出され、この繰り出された原糸22は、入口ガイドローラ23を経て、加熱プレス装置24に供給される。加熱プレス装置24は、加熱装置25と押圧装置26とを有する。加熱装置25は、その加熱面に沿って原糸22がこの原糸22の長さ方向に走行するように構成されている。押圧装置26は、加熱装置25の加熱面に沿って走行中の原糸22つまり図3に示される集束体15を、その径方向すなわち繊維形成成分12の径方向に押圧するように構成されている。加熱装置25および押圧装置26は、たとえばこれらをローラ構造とするなどによって、原糸22の走行方向と同方向に移動する構成とすることもできる。
これによって、集束体15の熱融着成分13が加熱装置25によって溶融または軟化され、かつ繊維形成成分12は溶融も軟化もされない状態で、複数の連続繊維が集束してなる集束体15が押圧装置26で押圧される。その結果、繊維集束体15が図1や図2に示されるような扁平な所要厚みの繊維構造体11、11aへ加工される。
加熱プレス装置24によって扁平化加工された加工品27は、次に、熱融着成分13がまだ少なくとも軟化している状態で、櫛形つまり所定幅のスリットを備えた幅規定装置28にガイドされながら通される。そして、それによって、所要の糸幅に賦形加工される。つまり、幅規定装置28から繰り出された加工品27は、所望の厚みおよび幅となるように扁平に成形加工されている。
幅規定装置28は、他の構成とすることもできる。たとえば、ローラの外周に矩形断面の所定幅の溝を形成し、この溝に加工品27をはめ込ませて掛け渡した状態でこの溝を通させるようにしたものでも、同様の作用を期待することができる。
その後、加工品27は、出口ガイドローラ29に案内された後に糸幅測定装置30を通過して、巻糸品31とされる。糸幅測定装置30は、同装置30を通過する加工品27の糸幅を光学式などの非接触測定方式で連続的に測定しモニタする。
図4に示す装置によれば、原糸の太さと、加熱プレス装置による加工条件とを適宜に設定することで、所望の厚さおよび幅の加工品を得ることができる。その場合は、幅規定装置28は不要である。しかし、図示のように幅規定幅規定28を設置すれば、加工品27の幅寸法を精度良く規定することができる。
詳細には、原糸22として、繊維形成成分12のポリマーがポリエチレンテレフタレート(融点260℃)、熱融着成分13のポリマーが共重合ポリエステル(融点160℃)、1100デシテックス/96フィラメント、繊維形成成分12の繊度が8.36dtex、繊維形成成分12と熱融着成分13との質量比が繊維形成成分/熱融着成分=2.7/1繊維の集束体15を用いた。そして、加熱プレス装置24の加熱装置25の設定温度を220℃、設定押圧力を59.52g/cmとして、目標幅2mm、目標厚み100μmの繊維構造体を得た。得られた繊維構造体の厚み(n=30の平均値)は91.6μmであり、単位長さ当たりの質量は0.1131g/mであった。
そのときに、測定装置30にて糸幅を測定したところ、幅規定装置28を用いない場合は、幅寸法の平均値が2.408mm、幅寸法の最大値が2.89mm、幅寸法の最小値が1.24mm、標準偏差(3σ)が0.75mmであった。これに対し、幅規定装置28を用いた場合は、幅寸法の平均値が2.074mm、幅寸法の最大値が2.49mm、幅寸法の最小値が1.39mm、標準偏差(3σ)が0.48mmであった。すなわち、幅規定装置28を用いた場合の方が、より目標幅に近く、しかも測定値の変動の少ないものであった。なお、幅寸法の平均値は、0.1秒毎に10分間連続して取得した全6000データから算出した。
11 繊維状構造体
11a 繊維状構造体
12 繊維形成成分
13 熱融着成分

Claims (6)

  1. 複数の繊維形成成分が、繊維の長さ方向に揃えられたうえで繊維の径方向に並べられた状態で、前記繊維形成成分よりも低融点の熱融着成分によって互いに接着一体化されることで、繊維構造体を構成しており、前記繊維構造体は、幅が0.1〜10mmであり、厚みが10〜300μmであることを特徴とする扁平な繊維構造体。
  2. 扁平度(厚み/幅の比)が1/20〜1/300であることを特徴とする請求項1記載の扁平な繊維構造体。
  3. 各繊維形成成分の繊度が1〜20dtexであることを特徴とする請求項1または2記載の扁平な繊維構造体。
  4. 繊維形成成分及び熱融着成分が、いずれもポリアミド系ポリマーまたはポリエステル系ポリマーにて構成されていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項記載の扁平な繊維構造体。
  5. 低融点熱可塑性ポリマーと、この低融点熱可塑性ポリマーよりも高融点の高融点熱可塑性ポリマーとが複合化された複合型熱融着性繊維の複数が無撚りの状態で集束された集束体を用い、
    この集束体に熱及び押圧力を付与することにより、前記低融点熱可塑性ポリマーを軟化または溶融させて熱融着成分とするとともに、前記高融点熱可塑性ポリマーにて構成される複数の繊維状の繊維形成成分として、この複数の繊維形成成分が繊維の長さ方向に揃えられたうえで繊維の径方向に並べられた状態としたうえで、
    複数の繊維形成成分を熱融着成分によって接着一体化させて、幅が0.1〜10mmであり、厚みが10〜300μmである扁平構造体に加工することを特徴とする扁平な繊維構造体の製造方法。
  6. 押圧力を付与した後の、熱融着成分がまだ軟化または溶融しているときに、所定幅のガイドに通すことによって、扁平構造体の幅寸法の一定化を図ることを特徴とする請求項5記載の扁平な繊維構造体の製造方法。
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