JP2019032754A - 配送支援システム、配送管理サーバ、および配送支援方法 - Google Patents

配送支援システム、配送管理サーバ、および配送支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】再配達を防止して、配送の更なる効率化を図ることができる宅配ボックスを用いた配送支援技術を提供する。【解決手段】宅配ボックス1に、宅配ボックス1が有する各ロッカー10の使用状態を検出させ、ネットワーク5を介して配送管理サーバ2に、各ロッカー10の使用状態を管理させる。配送管理サーバ2は、受取人の指定を伴う配送先指定要求を配送人端末3から受信すると、この配送先指定要求で指定されている受取人の地点情報と、宅配ボックス1の設置位置情報と、宅配ボックス1が有する各ロッカー10の使用状態とに基づいて、使用状態「空」のロッカー10を有し、受取人の登録地点近隣にある宅配ボックス1を特定し、特定した宅配ボックス1のリストを受取人の受取人端末4に表示させる。そして、受取人端末4から配送先の指定を受け付けたならば、この配送先の指定を含む配送先指定通知を配送人端末3に送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、宅配ボックスを用いた配送支援技術に関する。
特許文献1には、受取場所の自由度を高めて、効率的な配送を支援する配送支援システムが開示されている。
この配送支援システムは、発送者サーバ、配送管理サーバ、および受取人端末が、ネットワークを介して互いに接続されて構成されている。ここで、発送者サーバあるいは配送管理サーバは、店舗に受取人への荷物が到着したことを示す到着情報を店員から受け付けると、第1の識別情報を含めた到着通知を受取人端末に送信する。これを受けて、受取人端末は、認証情報入力画面を表示し、この認証情報入力画面を介して受取人から第2の識別情報を受け付ける。そして、到着通知に含まれている第1の認証情報と受取人から受け付けた第2の認証情報との照合を行い、両者が一致した場合に荷物の引渡許可情報を表示する。これを受けて、受取人は、店舗に出向き、受取人端末に表示された引渡許可情報を店員に提示する。店員は、受取人端末に表示された引渡許可情報に基づいて荷物の受取人を確認し、この受取人に荷物を引き渡す。
特許文献1の配送支援システムによれば、受取人が所有する受取人端末を用いて受取人の確認を行うことができるので、受取確認のための専用端末を受取場所に設置する必要がない。このため、受取場所の自由度を高めて、効率的な配送を支援することができる。
ところで、特許文献1に記載の配送支援システムは、店舗で荷物を預かり、店員が受取人に荷物を引き渡すことを前提としている。これに対して、近年、宅配ボックスを用いた配送支援システムが提案されている。
宅配ボックスを用いた配送支援システムでは、配送人が、受取人により指定された宅配ボックスに出向き、共通鍵で解錠してロッカーの扉を開き、このロッカー内に受取人宛ての荷物を収容してから扉を閉じると、ネットワークを介してこの宅配ボックスに接続された配送管理サーバが、固有鍵でロッカーの扉を施錠し、受取人端末に荷物の配送完了通知を送信する。そして、受取人端末は、配送管理サーバより受信した荷物の配送完了通知を表示する。これを受けて、受取人が、宅配ボックスに出向き、固有鍵で解錠してロッカーの扉を開き、この宅配ボックスに収容された受取人宛ての荷物を取り出して扉を閉じると、配送管理サーバが、共通鍵で扉を施錠する。
宅配ボックスを用いた配送支援システムによれば、店舗で荷物を預かり、店員が受取人に荷物を引き渡す必要がないので、配送にかかる人件費を削減して、配送の効率化を図ることができる。
特開2017−14005号公報
しかしながら、宅配ボックスを用いた配送支援システムには、つぎのような問題がある。すなわち、受取人により指定された宅配ボックスが有するすべてのロッカーが使用中である場合、配送人は荷物を持ち帰り、しばらくしてから同じ宅配ボックスに再配達するか、あるいは、受取人に別の宅配ボックスを指定してもらってそこに再配達しなければならず、配送効率が低下する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、再配達を防止して、配送の効率化を図ることができる宅配ボックスを用いた配送支援技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、宅配ボックスに、宅配ボックスが有する各ロッカーの使用状態を検出させ、ネットワークを介して配送管理サーバに、各ロッカーの使用状態を管理させる。また、配送管理サーバは、受取人の指定を伴う配送先指定要求を配送人端末から受信すると、この配送先指定要求で指定されている受取人について登録された地点と、宅配ボックスの設置位置と、宅配ボックスが有する各ロッカーの使用状態とに基づいて、使用状態「空」のロッカーを有し、受取人の登録地点近隣にある宅配ボックスを特定し、特定した宅配ボックスのリストを受取人の受取人端末に表示させる。そして、受取人端末から配送先の指定を受け付けたならば、この配送先の指定を含む配送先指定通知を配送人端末に送信する。
例えば、本発明は、
配送支援システムであって、
少なくとも一つのロッカーを有する複数の宅配ボックスと、
ネットワークを介して前記宅配ボックスに接続された配送管理サーバと、を備え、
前記宅配ボックスは、
当該宅配ボックスが有する各ロッカーの使用状態を検出する使用状態検出手段と、
前記使用状態検出手段の検出結果を含む使用状態情報を前記配送管理サーバに送信する使用状態情報送信手段と、を有し、
前記配送管理サーバは、
受取人毎に、登録地点を示す地点情報および受取人端末のアドレス情報を含む受取人情報を記憶する受取人情報記憶手段と、
前記宅配ボックス毎に、設置位置情報を含む宅配ボックス情報を記憶する宅配ボックス情報記憶手段と、
前記宅配ボックス毎に、当該宅配ボックスから受信した使用状態情報に基づいて、当該宅配ボックスが有する各ロッカーの使用状態を管理する使用状態管理手段と、
配送人端末から、受取人の指定を伴う配送先指定要求を受信する配送先指定要求受信手段と、
前記配送先指定要求受信手段が受信した配送先指定要求で指定されている受取人について前記受取人情報記憶手段に記憶されている地点情報、前記宅配ボックス情報記憶手段に記憶されている前記宅配ボックス各々の設置位置情報、および前記使用状態管理手段により管理されている前記宅配ボックス各々のロッカーの使用状態に基づいて、使用状態「空」のロッカーを有し、当該受取人の登録地点から所定範囲内に設置されている前記宅配ボックスを特定する宅配ボックス特定手段と、
前記宅配ボックス特定手段が特定した前記宅配ボックスを含む配送先候補リストを、前記配送先指定要求受信手段が受信した配送先指定要求で指定されている受取人の前記受取人情報記憶手段に記憶されているアドレス情報により特定される受取人端末に送信して、当該受取人端末から配送先の指定を受け付ける配送先指定受付手段と、
前記配送先指定受付手段が受け付けた配送先の指定を含む配送先指定通知を、前記配送先指定要求受信手段が受信した配送先指定要求の送信元である前記配送人端末に送信する配送先指定通知送信手段と、を有する。
本発明において、配送管理サーバは、配送人端末を介して配送人から配送先指定要求を受信した場合に、使用状態「空」のロッカーを有し、配送先指定要求で指定されている受取人の登録地点近隣にある宅配ボックスのリストを受取人端末に送信し、受取人に、このリストのなかから配送先を指定させる。そして、指定された配送先を含む配送先指定通知を配送人端末に送信する。このため、配送人が荷物を配送するタイミングで配送人端末から配送管理サーバに配送先指定要求を送信することより、この時点で使用状態「空」のロッカーを有する受取人の登録地点近隣の宅配ボックスを配送先に指定することができる。したがって、再配達の可能性が低減し、配送の効率化を図ることができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る配送支援システムの概略構成図である。 図2は、本発明の一実施の形態に係る配送支援システムの動作例を示すシーケンス図である。 図3は、本発明の一実施の形態に係る配送支援システムの動作例を示すシーケンス図(図2の続き)である。 図4は、本発明の一実施の形態に係る配送支援システムの動作例を示すシーケンス図(図3の続き)である。 図5は、本発明の一実施の形態に係る配送支援システムの動作例を示すシーケンス図(図4の続き)である。 図6は、宅配ボックス1の概略機能構成図である。 図7は、宅配ボックス1の動作を説明するためのフロー図である。 図8は、配送管理サーバ2の概略機能構成図である。 図9は、受取人情報記憶部201の登録内容例を模式的に表した図である。 図10は、宅配ボックス情報記憶部202の登録内容例を模式的に表した図である。 図11は、使用状態記憶部203の登録内容例を模式的に表した図である。 図12は、配送管理サーバ2の地点情報登録処理を説明するためのフロー図である。 図13は、配送管理サーバ2の配送先指定処理を説明するためのフロー図である。 図14は、配送管理サーバ2の配送・受取判断処理を説明するためのフロー図である。 図15は、配送管理サーバ2の配送完了処理を説明するためのフロー図である。 図16は、配送管理サーバ2の受取完了処理を説明するためのフロー図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施の形態に係る配送支援システムの概略構成図である。
図示するように、本実施の形態に係る配送支援システムは、駅前、郵便局、コンビニエンスストア等に設置された複数の宅配ボックス1−1〜1−n(以下、単に宅配ボックス1とも呼ぶ)と、宅配ボックス1を管理する配送管理サーバ2と、配送人の端末である配送人端末3と、受取人の端末である受取人端末4とが、ネットワーク5に接続されて構成されている。ここでは、配送人端末3および受取人端末4の例として、基地局6を介してネットワーク5に接続されるスマートホン、タブレット端末等の無線端末を示しているが、配送人端末3および受取人端末4は有線端末であってもよい。
宅配ボックス1は、配送人が受取人に配送する荷物を収容するためのロッカー10を少なくとも一つ有している。宅配ボックス1は、自身が有するロッカー10各々の使用状態(「空」または「使用中」)を監視しており、いずれかのロッカー10の使用状態の変化を検出したならば、このロッカー10の最新の使用状態を含む使用状態情報を配送管理サーバ2に送信する。また、宅配ボックス1は、自身が有するロッカー10各々の扉の開閉を監視しており、いずれかのロッカー10の扉の開閉を検出する毎に、このロッカー10の開閉状態を示す検出通知を配送管理サーバ2に送信する。また、宅配ボックス1は、配送管理サーバ2から受信した鍵情報(共通鍵、固有鍵)を用いて、この鍵情報で指定されているロッカー10の扉を施錠する。
配送管理サーバ2は、宅配ボックス1毎に、宅配ボックス1から受信した使用状態情報に基づいて、宅配ボックス1が有する各ロッカー10の使用状態を管理する。また、配送管理サーバ2は、受取人の指定を伴う配送先指定要求を配送人端末3から受信した場合、この受取人の登録地点を示す地点情報、宅配ボックス1各々の設置位置情報、および宅配ボックス1各々のロッカー10の使用状態に基づいて、受取人の地点情報により特定される登録地点から所定範囲内に設置されている宅配ボックス1の使用状態「空」のロッカー10を特定する。そして、特定した宅配ボックス1のロッカー10を含む配送先候補リストを、この受取人の受取人端末4に送信して、受取人に配送先候補リストのなかから荷物の配送先を指定させ、指定された配送先を配送人端末3に通知する。
図2〜図5は、本実施の形態に係る配送支援システムの動作例を示すシーケンス図である。ここで、宅配ボックス1において、使用状態「空」もしくは「空(予約済)」のロッカー10は、配送人に共通の共通鍵で施錠されており、使用状態「使用中」のロッカー10は、このロッカー10に収容された荷物の受取人に固有の固有鍵で施錠されているものとする。
まず、受取人端末4は、受取人から、登録配送地として1箇所以上の地点の指定を伴う地点登録操作を受け付けると(S100)、受取人のログイン情報(ユーザID、パスワード)、および、この地点登録操作で指定された地点を示す地点情報を含む地点登録要求を、配送管理サーバ2に送信する(S101)。ここでは、地点情報として、受取人の自宅および勤務先の住所を含む地点登録要求が配送管理サーバ2に送信されたものとする。
配送管理サーバ2は、受取人端末4から地点登録要求を受信すると、この地点登録要求に含まれているログイン情報を用いて認証を行う。認証に成功したならば、この地点登録要求に含まれている地点情報(自宅、勤務先)を、受取人のログイン情報に含まれているユーザIDに対応付けて登録する(S102)。
つぎに、配送人端末3は、受取人のユーザIDおよび荷物のサイズ、重量等の荷物情報の指定を伴う配送先指定操作を配送人から受け付けると(S103)、この配送先指定操作で指定された受取人のユーザIDおよび荷物情報を含む配送先指定要求を、配送管理サーバ2に送信する(S104)。
配送管理サーバ2は、配送人端末3から配送先指定要求を受信すると、この配送先指定要求に含まれているユーザIDに対応付けられて登録されている地点情報を特定する(S105)。ここでは、複数の地点情報(自宅、勤務先)が特定されたものとする。この場合、配送管理サーバ2は、配送先指定要求に含まれているユーザIDにより特定される受取人の受取人端末4に、複数の地点情報(自宅、勤務先)を含む地点選択指示を送信する(S106)。
これを受けて、受取人端末4は、地点選択指示に含まれている複数の地点情報のなかから配送に利用する地点情報を受取人に選択させるための地点選択画面を表示して(S107)、受取人から地点選択操作を受け付ける(S108)。ここでは、配送に利用する地点情報として自宅が選択されたものとする。つぎに、受取人端末4は、選択された地点情報(自宅)を含む選択地点情報を配送管理サーバ2に送信する(S109)。
つぎに、配送管理サーバ2は、受取人端末4から選択地点情報を受信すると、予め登録されている各宅配ボックス1の設置位置情報に基づいて、この選択地点情報に含まれている地点情報により特定される登録地点から所定範囲内に設置されている宅配ボックス1を検索する。それから、配送管理サーバ2は、宅配ボックス1各々のロッカー10の使用状態に基づいて、検索した宅配ボックス1のなかから、使用状態「空」のロッカー10を検索する。そして、この宅配ボックス1の使用状態「空」のロッカー10を配送先候補宅配ボックスとして特定する(S110)。ここでは、自宅から所定範囲内に設置されている宅配ボックス1の使用状態「空」のロッカー10が配送先候補宅配ボックスとして特定される。
つぎに、配送管理サーバ2は、配送先候補として、配送先候補宅配ボックス、選択地点情報、および配送保留を含む配送先候補リストを作成する(S111)。それから、配送管理サーバ2は、選択地点情報の送信元である受取人端末4に、配送先候補リストおよび配送人端末3から受信した配送先指定要求に含まれている荷物情報を含む配送先指定指示を送信する(S112)。
これを受けて、受取人端末4は、配送管理サーバ2より受信した配送先指定指示に含まれている配送先候補リストおよび荷物情報を含む配送先指定画面を表示して、受取人に、配送先候補リストのなかから配送先を指定させる(S113)。受取人は、配送先指定画面に表示されている荷物情報を参照して、配送先候補リストのなかから、配送先として宅配ボックス1のロッカー10(配送先候補宅配ボックス)を指定するか、選択地点情報(ここでは自宅)を指定するか、それとも配送保留を指定するかを決定することができる。
つぎに、受取人端末4は、配送先指定画面を介して受取人から配送先指定操作を受け付けると(S114)、配送先指定操作により指定された配送先を含む配送先指定情報を配送管理サーバ2に送信する(S115)。ここでは、宅配ボックス1のロッカー10(配送先候補宅配ボックス)が配送先に指定されたものとする。
配送管理サーバ2は、受取人端末4から配送先指定情報を受信すると、この配送先指定情報に含まれている配送先が宅配ボックス1のロッカー10であることを確認し、このロッカー10に受取人端末4の受取人のユーザIDを割り当てるとともに、このロッカー10の使用状態を「空」から「空(予約済)」に更新する(S116)。それから、配送管理サーバ2は、受取人のユーザIDおよび配送先の指定を伴う配送先指定通知を配送人端末3に送信する(S117)。
これにより、配送人は受取人の荷物の配送先が受取人の自宅近隣に設置された宅配ボックス1のロッカー10であることを認識する。その後、配送人は、受取人の荷物を持ってこの荷物の配送先に指定された宅配ボックス1のロッカー10に出向き、この宅配ボックス1に、このロッカー10のロッカー番号と、配送人に共通の共通鍵(例えばカードキーの読込み)と、を入力する。
ここで、配送人により入力されたロッカー番号により特定されるロッカー10は、使用状態「空」(配送管理サーバ2で管理されている使用状態は「空(予約済)」)であり、配送人に共通の共通鍵により施錠されている。したがって、宅配ボックス1は、配送人により入力されたロッカー番号により特定されるロッカー10を、配送人により入力された共通鍵で解錠する(S118)。
つぎに、宅配ボックス1は、解錠されたロッカー10の扉が開いたことを検出すると(S119)、このロッカー10のロッカー番号の指定を伴う扉開検出通知を送信する(S120)。それから、宅配ボックス1は、解錠されたロッカー10に荷物が収容され、使用状態が「空」から「使用中」に変化したことを検出すると(S121)、このロッカー10のロッカー番号と最新の使用状態「使用中」とを含む使用状態情報を配送管理サーバ2に送信する(S122)。
これを受けて、配送管理サーバ2は、使用状態情報の送信元である宅配ボックス1の、この使用状態情報に含まれているロッカー番号により特定されるロッカー10の使用状態を「空(予約済)」から「使用中」に更新する(S123)。
つぎに、宅配ボックス1は、解錠されたロッカー10の扉が閉じたことを検出すると(S124)、このロッカー10のロッカー番号の指定を伴う扉閉検出通知を送信する(S125)。
配送管理サーバ2は、宅配ボックス1から扉閉検出通知を受信すると、この宅配ボックス1の扉閉検出通知で指定されたロッカー番号により特定されるロッカーについて、その使用状態情報と、この扉閉検出通知と、この扉閉検出通知よりも先に送られてきた扉開検出通知とにより、扉が開かれて荷物が収容された後に扉が閉じられたことを認識し、このロッカー10に対する荷物の配送が完了したと判断する(S126)。それから、配送管理サーバ2は、このロッカー10に割り当てられているユーザIDにより特定される受取人の受取人端末4に、この宅配ボックス1の設置位置情報およびこのロッカー10のロッカー番号を含む配送完了通知を送信する(S127)。これにより、受取人は、荷物の配送完了および配送先である宅配ボックス1のロッカー10を認識することができる。
また、配送管理サーバ2は、このロッカー10に割り当てられているユーザIDに対応付けられて予め登録されている受取人に固有の固有鍵を特定する。そして、この固有鍵を、このロッカー10のロッカー番号とともに、扉閉検出通知の送信元である宅配ボックス1に送信する(S128)。
これを受けて、宅配ボックス1は、配送管理サーバ2から受け取った固有鍵を用いて、この固有鍵とともに配送管理サーバ2から受け取ったロッカー番号により特定されるロッカー10を施錠する(S129)。
その後、受取人は、配送完了通知に含まれている設置位置情報により特定される宅配ボックス1に出向き、この宅配ボックス1に、配送完了通知に含まれているロッカー番号と、受取人に固有の固有鍵(例えばカードキーの読込み)と、を入力する。ここでは、配送完了通知に含まれている設置位置情報およびロッカー番号により特定される宅配ボックス1のロッカー10は、配送完了通知の送信先である受取人端末4の受取人に固有の固有鍵で施錠されている。したがって、宅配ボックス1は、受取人により入力されたロッカー番号により特定されるロッカー10を、受取人により入力された固有鍵で解錠する(S130)。
つぎに、宅配ボックス1は、解錠されたロッカー10の扉が開いたことを検出すると(S131)、このロッカー10のロッカー番号の指定を伴う扉開検出通知を配送管理サーバ2に送信する(S132)。ここで、受取人は、ロッカー10に収容された荷物の一部を取り出することなく扉を閉じたとする。この場合、宅配ボックス1は、このロッカー10の使用状態の変化を検出することなく(使用状態「使用中」のまま)、解錠されたロッカー10の扉が閉じたことを検出し(S133)、このロッカー10のロッカー番号の指定を伴う扉閉検出通知を配送管理サーバ2に送信する(S134)。
配送管理サーバ2は、宅配ボックス1から扉閉検出通知を受信すると、この宅配ボックス1の扉閉検出通知で指定されたロッカー番号により特定されるロッカーについて、この扉閉検出通知と、この扉閉検出通知よりも先に送られてきた扉開検出通知とにより、扉が開かれて、荷物がすべて取り出されることなく扉が閉じられたことを認識し、荷物の取り忘れがあると判断する(S135)。それから、配送管理サーバ2は、扉閉検出通知の送信元である宅配ボックス1に、この扉閉検出通知で指定されているロッカー番号の指定を伴う取り忘れ通知を送信する(S136)。
宅配ボックス1は、配送管理サーバ2から取り忘れ通知を受信すると、表示パネル、スピーカ等から、取り忘れ通知で指定されているロッカー番号を伴う取り忘れ警告を出力する(S137)。これを受けて、受取人は、荷物を取り出したロッカー10に荷物の取り忘れがあることを認識することができる。
つぎに、宅配ボックス1は、解錠されたロッカー10の扉が開いたことを検出すると(S138)、このロッカー10のロッカー番号の指定を伴う扉開検出通知を送信する(S139)。
それから、宅配ボックス1は、解錠されたロッカー10の荷物がすべて取り出され、使用状態が「使用中」から「空」に変化したことを検出すると(S140)、このロッカー10のロッカー番号と最新の使用状態「空」とを含む使用状態情報を配送管理サーバ2に送信する(S141)。
これを受けて、配送管理サーバ2は、使用状態情報の送信元である宅配ボックス1の、この使用状態情報に含まれているロッカー番号により特定されるロッカー10に対するユーザIDの割り当てを解除するとともに、このロッカー10の使用状態を「使用中」から「空」に更新する(S142)。
つぎに、宅配ボックス1は、解錠されたロッカー10の扉が閉じたことを検出すると(S143)、このロッカー10のロッカー番号の指定を伴う扉閉検出通知を送信する(S144)。
配送管理サーバ2は、宅配ボックス1から扉閉検出通知を受信すると、この宅配ボックス1の扉閉検出通知で指定されたロッカー番号により特定されるロッカーについて、その使用状態情報と、この扉閉検出通知と、この扉閉検出通知よりも先に送られてきた扉開検出通知とにより、扉が開かれて荷物がすべて取り出された後に扉が閉じられたことを認識し、荷物受取が完了したと判断する(S145)。それから、配送管理サーバ2は、配送人端末3に、この宅配ボックス1の設置位置情報およびロッカー10のロッカー番号を含む受取完了通知を送信する(S146)。これにより、配送人は、配送先である宅配ボックス1のロッカー10およびこのロッカ−10における荷物の受取完了を認識することができる。
それから、配送管理サーバ2は、配送人に共通の共通鍵を、このロッカー10のロッカー番号とともに、扉閉検出通知の送信元である宅配ボックス1に送信する(S147)。これを受けて、宅配ボックス1は、配送管理サーバ2から受け取った共通鍵を用いて、この共通鍵とともに配送管理サーバ2から受け取ったロッカー番号により特定されるロッカー10を施錠する(S148)。
つぎに、本実施の形態に係る配送支援システムを構成する宅配ボックス1および配送管理サーバ2を説明する。なお、配送人端末3および受取人端末4には既存のネットワーク端末を利用することができるので、これらの詳細な説明を省略する。
まず、宅配ボックス1の詳細を説明する。
図6は、宅配ボックス1の概略機能構成図である。
図示するように、宅配ボックス1は、受取人の荷物を収容するためのロッカー10と、ネットワークインターフェース部11と、マンマシンインターフェース部12と、ロッカー10毎に設けられた重量センサ13、開閉センサ14および施錠・解錠部15と、使用状態判断部16と、主制御部17と、を備えている。なお、ここでは、宅配ボックス1が5台のロッカー10を有する場合を例示しているが、ロッカー10は少なくとも1台あればよい。
ネットワークインターフェース部11は、ネットワーク5に接続するためのインターフェースである。
マンマシンインターフェース部12は、操作者から各種操作を受け付けたり、操作者に各種情報を表示したりするためのインターフェースであり、表示パネル、タッチパネル、スピーカ、カードリーダー等を備えて構成される。
重量センサ13は、対応するロッカー10に荷物が収容されているか否かを検出する。
開閉センサ14は、対応するロッカー10の扉の開閉を検出する。
施錠・解錠部15は、主制御部17より渡された鍵情報を用いて対応するロッカー10の扉を施錠する。また、施錠・解錠部15は、主制御部17の指示によりロッカー10の扉を解錠する。
使用状態判断部16は、ロッカー10毎に、ロッカー10に対応付けられている重量センサ13の検出値に基づいて、ロッカー10の使用状態を判断する。具体的には、重量センサ13の検出値が、ロッカー10に荷物が収容されていないことを示す所定値以下である場合、このロッカー10の使用状態を「空」と判断し、それ以外の場合、このロッカー10の使用状態を「使用中」と判断する。
主制御部17は、ネットワークインターフェース部11、マンマシンインターフェース部12、重量センサ13、開閉センサ14、施錠・解錠部15、および使用状態判断部16を統括的に制御する。
なお、図6に示す宅配ボックス1の機能構成のうち、ネットワークインターフェース部11、マンマシンインターフェース部12、使用状態判断部16、および主制御部17は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックICによりハード的に実現されるものでもよいし、あるいはDSP(Digital Signal Processor)などの計算機によりソフトウエア的に実現されるものでもよい。または、CPU、メモリ、HDD、DVD−ROM等の補助記憶装置、およびモデム、NIC(Network Interface Card)等の通信インターフェースを備えたPC(Personal Computer)等の汎用コンピュータにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することにより実現されるものでもよい。
図7は、宅配ボックス1の動作を説明するためのフロー図である。
主制御部17は、使用状態判断部16によって判断された各ロッカー10の使用状態を監視しており、いずれかのロッカー10の使用状態が変化すると(S200でYES)、この使用状態が変化したロッカー10のロッカー番号と、変化後の使用状態と、自身の宅配ボックス1に割り当てられたボックスIDと、を含む使用状態情報を、ネットワークインターフェース部11を介して配送管理サーバ2に送信する。(S201)。
また、主制御部17は、開閉センサ14のセンサ値を監視しており、いずれかのロッカー10の扉の開閉を検出すると(S202でYES)、このロッカー10のロッカー番号と、検出した開閉状態と、を含む扉開閉検出通知(扉が開いた場合は扉開検出通知、扉が閉じた場合は扉閉検出通知)を、ネットワークインターフェース部11を介して配送管理サーバ2に送信する。(S203)。
また、主制御部17は、ネットワークインターフェース部11を介して配送管理サーバ2から鍵情報をロッカー番号とともに受信すると(S204でYES)、このロッカー番号が割り当てられたロッカー10に対応付けられている開閉センサ14のセンサ値に基づいて扉が閉じていることを確認し、このロッカー10に対応付けられている施錠・解錠部15に、配送管理サーバ2から受信した鍵情報を渡す。扉が開いている場合には、扉が閉じるのを待って鍵情報を渡す。これを受けて、施錠・解錠部15は、主制御部17から受け取った鍵情報を用いて、対応するロッカー10の扉を施錠する(S205)。
また、主制御部17は、マンマシンインターフェース部12を介して操作者から、ロッカー番号および鍵情報の入力(鍵情報は、例えばカードリーダーによるカードキーからの読み込み)を受け付けると(S206でYES)、このロッカー番号が割り当てられたロッカー10に対応付けられている施錠・解錠部15に、操作者より受け付けた鍵情報を渡す。これを受けて、施錠・解錠部15は、主制御部17より受け取った鍵情報が、施錠に用いた鍵情報と一致するか否かを判断する(S207)。両者が一致しない場合は、その旨を主制御部17に通知する。これを受けて、主制御部17は、マンマシンインターフェース部12を介して操作者に、鍵情報が一致しない旨のエラーメッセージを送信する等の所定のエラー処理を行う(S208)。一方、両者が一致する場合、施錠・解錠部15は、対応するロッカー10の扉を解錠する(S209)。
また、主制御部17は、ネットワークインターフェース部11を介して配送管理サーバ2から取り忘れ通知を受信すると(S210でYES)、マンマシンインターフェース部12を介して操作者に、スピーカから警告音を出力して表示パネルに取り忘れがある旨を表示する等の取り忘れ警告を出力する(S211)。
つぎに、配送管理サーバ2の詳細を説明する。
図8は、配送管理サーバ2の概略機能構成図である。
図示するように、配送管理サーバ2は、ネットワークインターフェース部200と、受取人情報記憶部201と、宅配ボックス情報記憶部202と、使用状態記憶部203と、地点登録要求処理部204と、使用状態管理部205と、配送先指定要求処理部206と、配送先指定受付部207と、扉開閉検出通知受信部208と、鍵情報・取り忘れ通知送信部209と、配送・受取完了通知部210と、宅配ボックス特定部211と、主制御部212と、を備えている。
ネットワークインターフェース部200は、ネットワーク5に接続するためのインターフェースである。
受取人情報記憶部201には、受取人毎に、受取人の地点情報、受取人端末4のアドレス情報を含む受取人情報が記憶されている。
図9は、受取人情報記憶部201の登録内容例を模式的に表した図である。
図示するように、受取人情報記憶部201には、受取人毎に受取人情報のレコード2010が登録されている。受取人情報のレコード2010は、受取人のユーザIDを登録するフィールド2011と、受取人のパスワードを登録するフィールド2012と、受取人端末4のネットワーク5上のアドレス情報を登録するフィールド2013と、受取人に付与された固有鍵を登録するフィールド2014と、受取人の登録地点の地点情報を登録するフィールド2015と、を有する。フィールド2015は、登録地点毎に、地点情報を登録するサブフィールド2016を有しており、受取人は複数の登録地点の地点情報を登録可能である。
宅配ボックス情報記憶部202には、宅配ボックス1毎に宅配ボックスの設置位置情報を含む宅配ボックス情報が記憶されている。
図10は、宅配ボックス情報記憶部202の登録内容例を模式的に表した図である。
図示するように、宅配ボックス情報記憶部202には、宅配ボックス1毎に宅配ボックス情報のレコード2020が登録されている。宅配ボックス情報のレコード2020は、宅配ボックス1のボックスIDを登録するフィールド2021と、宅配ボックス1の設置位置情報を登録するフィールド2022と、宅配ボックス1のネットワーク5上のアドレス情報を登録するフィールド2023と、宅配ボックス1が有するロッカー10のロッカー番号を含むロッカー情報を登録するフィールド2024と、を有する。
使用状態記憶部203には、宅配ボックス1毎に宅配ボックス1が有する各ロッカー10の使用状態に関する情報が記憶される。
図11は、使用状態記憶部203の登録内容例を模式的に表した図である。
図示するように、使用状態記憶部203には、宅配ボックス1毎に、テーブル2030が宅配ボックス1のボックスIDに対応付けられて登録されている。テーブル2030には、宅配ボックス1が有するロッカー10毎に使用状態のレコード2031を有する。使用状態のレコード2031は、ロッカー10のロッカー番号を登録するフィールド2032と、ロッカー10の使用状態(「空」、「空(予約済)」、「使用中」のいずれか)を登録するフィールド2033と、ロッカー10の使用状態が「空(予約済)」あるいは「使用中」である場合に、このロッカー10に割り当てられた受取人のユーザIDを登録するフィールド2034と、を有する。
地点登録要求処理部204は、ネットワークインターフェース部200を介して受取人端末4から地点登録要求を受信する。
使用状態管理部205は、ネットワークインターフェース部200を介して宅配ボックス1から受信した使用状態情報および主制御部212の指示に従い、使用状態記憶部203の登録内容を更新する。
配送先指定要求処理部206は、ネットワークインターフェース部200を介して配送人端末3から配送先指定要求を受信する。また、配送先指定要求処理部206は、配送先指定通知を配送人端末3に送信する。
配送先指定受付部207は、ネットワークインターフェース部200を介して受取人端末4に配送先指定指示を送信して、受取人端末4から配送先の指定を受け付ける。また、配送先指定受付部207は、ネットワークインターフェース部200を介して受取人端末4に地点選択指示を送信して、受取人端末4から地点情報の選択を受け付ける。
扉開閉検出通知受信部208は、ネットワークインターフェース部200を介して宅配ボックス1から扉開検出通知および扉閉検出通知を受信する。
鍵情報・取り忘れ通知送信部209は、ネットワークインターフェース部200を介して宅配ボックス1に、ロッカー番号の指定を伴う鍵情報およびロッカー番号の指定を伴う取り忘れ通知を送信する。
配送・受取完了通知部210は、ネットワークインターフェース部200を介して配送人端末3に配送完了通知を送信する。また、配送・受取完了通知部210は、ネットワークインターフェース部200を介して受取人端末4に受取完了通知を送信する。
宅配ボックス特定部211は、受取人情報記憶部201、宅配ボックス情報記憶部202、および使用状態記憶部203を用いて、主制御部212より通知された受取人の登録地点に対する配送先候補宅配ボックスを特定する。
主制御部212は、配送管理サーバ2の各部200〜211を統括的に制御する。
なお、図8に示す配送管理サーバ2の機能構成は、ASIC、FPGAなどの集積ロジックICによりハード的に実現されるものでもよいし、あるいはDSPなどの計算機によりソフトウエア的に実現されるものでもよい。または、CPU、メモリ、HDD、DVD−ROM等の補助記憶装置、およびモデム、NIC等の通信インターフェースを備えたPC等の汎用コンピュータにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することにより実現されるものでもよい。
図12は、配送管理サーバ2の地点情報登録処理を説明するためのフロー図である。
このフローは、地点登録要求処理部204が、ネットワークインターフェース部200を介して受取人端末4から地点登録要求を受信することにより開始される。
まず、地点登録要求処理部204は、受取人端末4から受信した地点登録要求を主制御部212に渡す。これを受けて、主制御部212は、地点登録要求に含まれているユーザIDがフィールド2011に登録されているレコード2010を受取人情報記憶部201から検索する。そして、検索したレコード2010のフィールド2012に登録されているパスワードと、地点登録要求に含まれているパスワードとを比較して、ログイン認証を実施する(S300)。
そして、検索したレコード2010のフィールド2012に登録されているパスワードと地点登録要求に含まれているパスワードとが一致し、ログイン認証に成功したならば(S301でYES)、このレコード2010のフィールド2015に、地点登録要求に含まれている地点情報毎にサブフィールド2016を追加して、地点登録要求に含まれている地点情報を、この追加したサブフィールド2016に登録する(S302)。
一方、検索したレコード2010のフィールド2012に登録されているパスワードと地点登録要求に含まれているパスワードとが一致せず、ログイン認証に失敗したならば(S301でNO)、その旨を示すエラーメッセージの送信を地点登録要求処理部204に指示する。これを受けて、地点登録要求処理部204は、ネットワークインターフェース部200を介して地点登録要求の送信元である受取人端末4に、エラーメッセージを送信する(S303)。
図13は、配送管理サーバ2の配送先指定処理を説明するためのフロー図である。
このフローは、配送先指定要求処理部206が、ネットワークインターフェース部200を介して配送人端末3から配送先指定要求を受信することにより開始される。
まず、配送先指定要求処理部206は、配送人端末3から受信した配送先指定要求を主制御部212に渡す。そして、主制御部212は、配送先指定要求に含まれているユーザIDを宅配ボックス特定部211に通知して配送先候補宅配ボックスの特定を指示する。
これを受けて、宅配ボックス特定部211は、受取人情報記憶部201を参照し、主制御部212から通知されたユーザIDがフィールド2011に登録されている受取人情報のレコード2010を特定する(S310)。それから、宅配ボックス特定部211は、このレコード2010のフィールド2015に登録されている地点情報のサブフィールド2016を特定する(S311)。
つぎに、宅配ボックス特定部211は、特定した地点情報のサブフィールド2016が複数あるか否かを判断する(S312)。複数ある場合は(S312でYES)、S311で特定した複数のサブフィールド2016に登録されている地点情報を、S310で特定した受取人情報のレコード2010のフィールド2013に登録されているアドレス情報とともに、主制御部212に渡してS313に進み、一つのみの場合は(S312でNO)、このサブフィールド2016の地点情報を選択してS315に進む。
S313において、主制御部212は、宅配ボックス特定部211から受け取った複数の地点情報およびアドレス情報を配送先指定要求処理部206に通知して、地点情報の選択を指示する。これを受けて、配送先指定要求処理部206は、これら複数の地点情報のなかから地点情報を一つ選択させるための地点選択指示を作成して、主制御部212より受け取ったアドレス情報により特定される受取人端末4に、この地点選択指示を、ネットワークインターフェース部200を介して送信する。
つぎに、配送先指定要求処理部206は、ネットワークインターフェース部200を介して、地点選択指示の送信先である受取人端末4から地点選択情報を受信すると(S314)、この地点選択情報を主制御部212に渡す。主制御部212は、受取人端末4から受け取った地点選択情報に含まれている地点情報を宅配ボックス特定部211に渡す。これを受けて、宅配ボックス特定部211は、主制御部212から受け取った地点情報を選択してS315に進む。
S315において、宅配ボックス特定部211は、宅配ボックス情報記憶部202に登録されている宅配ボックス情報のレコード2020各々のフィールド2022に登録されている設置位置情報を参照して、選択された地点情報により特定される登録地点から所定範囲内に設置されている宅配ボックス情報のレコード2020を検索する。それから、使用状態記憶部203において、検索したレコード2020のフィールド2021に登録されているボックスIDに対応付けられているテーブル2030を参照し、このテーブル2030からフィールド2033に登録されている使用状態が「空」(ただし「空(予約済)」を除く)であるレコード2031をさらに検索する。これにより、選択された地点情報により特定される登録地点から所定範囲内に設置されている宅配ボックス1の使用状態「空」のロッカー10を、配送先候補宅配ボックスとして特定する。
つぎに、宅配ボックス特定部211は、検索した使用状態のレコード2031毎に、このレコード2031のフィールド2032に登録されているロッカー番号、このレコード2031を有するテーブル2030に対応付けられている宅配ボックスID、およびこの宅配ボックスIDがフィールド2021に登録されている宅配ボックス情報のレコード2020のフィールド2022に登録されている設置位置情報を含む配送先候補宅配ボックス情報を作成する。そして、配送先候補として、これらの配送先候補宅配ボックス情報と、選択された地点情報と、配送保留と、を含む配送先候補リストを作成する(S316)。
それから、宅配ボックス特定部211は、作成した配送先候補リストを、S310で特定した受取人情報のレコード2010のフィールド2013に登録されているアドレス情報とともに、主制御部212に渡す。主制御部212は、宅配ボックス特定部211から受け取った配送先候補リストおよびアドレス情報と、配送先指定要求に含まれている荷物情報とを、配送先指定受付部207に通知して、配送先の指定を指示する。これを受けて、配送先指定受付部207は、荷物情報を含み、配送先候補リストのなかから配送先を一つ指定させるための配送先指定指示を作成して、主制御部212より受け取ったアドレス情報により特定される受取人端末4に、この配送先指定指示を、ネットワークインターフェース部200を介して送信する(S317)。
つぎに、配送先指定受付部207は、ネットワークインターフェース部200を介して、配送先指定指示の送信先である受取人端末4から配送先指定情報を受信すると(S318)、この配送先指定情報を主制御部212に渡す。これを受けて、主制御部212は、受取人端末4から受け取った配送先指定情報で指定されている配送先が配送先候補宅配ボックス情報、つまり宅配ボックス1の使用状態「空」のロッカー10であるか否かを判断する(S319)。指定されている配送先が配送先候補宅配ボックス情報でない場合(S319でNO)、つまり指定されている配送先が受取人の地点情報あるいは配送保留である場合、S323に進む。
一方、受取人端末4から受け取った配送先指定情報で指定されている配送先が配送先候補宅配ボックス情報である場合(S319でYES)、主制御部212は、この配送先候補宅配ボックス情報および配送先指定情報で指定されている受取人のユーザIDを使用状態管理部205に通知する。これを受けて、使用状態管理部205は、使用状態記憶部203からこの配送先候補宅配ボックス情報に含まれている宅配ボックスIDに対応付けられているテーブル2030を特定し、さらにこのテーブル2030からフィールド2032にこの配送先候補宅配ボックス情報に含まれているロッカー番号が登録されているレコード2031を特定する。そして、このレコード2031のフィールド2033に登録されている使用状態が「空」であるか否かを判断する(S320)。使用状態が「空」でない場合(S320でNO)、S316に戻る。一方、使用状態が「空」である場合(S320でYES)、使用状態管理部205は、このレコード2031のフィールド2033に登録されている使用状態を「空」から「空(予約済)」に更新する(S321)。また、このレコード2031のフィールド2034に、受取人のユーザIDを登録する(S322)。それから、S323に進む。
S323において、主制御部212は、配送先指定情報で指定されている配送先および受取人のユーザIDを配送先指定要求処理部206に通知して、配送先指定通知を指示する。これを受けて、配送先指定要求処理部206は、配送先および受取人のユーザIDを含む配送先指定通知を作成して、ネットワークインターフェース部200を介して配送人端末3にこの配送先指定通知を送信する。
図14は、配送管理サーバ2の配送・受取判断処理を説明するためのフロー図である。
このフローは、扉開閉検出通知受信部208がネットワークインターフェース部200を介して宅配ボックス1から扉開検出通知を受信することにより開始される。
まず、扉開閉検出通知受信部208は、宅配ボックス1から受信した扉開検出通知を主制御部212に渡す。これを受けて、主制御部212は、使用状態記憶部203からこの扉開検出通知に含まれている宅配ボックスIDに対応付けられているテーブル2030を特定し、さらにこのテーブル2030からフィールド2032にこの扉開検出通知に含まれているロッカー番号が登録されているレコード2031を特定する(S330)。
つぎに、主制御部212は、特定したレコード2031のフィールド2033に登録されている使用状態を確認する(S331)。そして、使用状態が「空(予約済)」ならば(S331で「空(予約済)」)、後述の配送完了処理を実施し(S332)、「使用中」ならば(S331で「使用中」)、後述の受取完了処理を実施する(S333)。
また、使用状態が「空」の場合(S331で「空」)、主制御部212は、配送人に荷物の配送に先立って予約すべき旨を要求するエラーメッセージを、配送・受取完了通知部210からネットワークインターフェース部200を介して配送人端末3に送信する、あるいは、ネットワークインターフェース部200を介して扉開検出通知の送信元である宅配ボックス1に送信して、宅配ボックス1のマンマシンインターフェース部12から出力させるなどの所定のエラー処理を実施する(S334)。
図15は、配送管理サーバ2の配送完了処理を説明するためのフロー図である。
まず、主制御部212は、図14のS330で特定した使用状態のレコード2031のフィールド2033に登録されている使用状態の監視を開始する(S340)。
ここで、使用状態管理部205は、ネットワークインターフェース部200を介して宅配ボックス1から使用状態情報を受信すると(S341でYES)、使用状態記憶部203から、この使用状態情報に含まれている宅配ボックスIDに対応付けられているテーブル2030を特定し、さらにこのテーブル2030から、この使用状態情報に含まれているロッカー番号がフィールド2032に登録されているレコード2031を特定する。そして、特定したレコード2031のフィールド2033を、この使用状態情報に含まれている使用状態に更新する(S342)。
また、扉開閉検出通知受信部208は、ネットワークインターフェース部200を介して宅配ボックス1から扉閉検出通知を受信すると(S343でYES)、受信した扉閉検出通知を主制御部212に渡す。これを受けて、主制御部212は、扉閉検出通知に含まれている宅配ボックスIDおよびロッカー番号と、この扉閉検出通知に先立って受信した扉開検出通知に含まれている宅配ボックスIDおよびロッカー番号と、が一致することを確認する。それから、主制御部212は、図14のS330で特定した使用状態のレコード2031のフィールド2033に登録されている使用状態が「使用中」であるか否かを判断する(S344)。
ここで、使用状態が「使用中」ならば(S344でYES)、扉閉検出通知に含まれている宅配ボックスIDおよびロッカー番号により特定される宅配ボックス1のロッカー10に対する配送人による荷物の配送が完了したと判断する。そして、主制御部212は、宅配ボックス情報記憶部202を参照して、この宅配ボックスIDがフィールド2021に登録されている宅配ボックス情報のレコード2020を特定するとともに、受取人情報記憶部201を参照して、図14のS330で特定した使用状態のレコード2031のフィールド2034に登録されているユーザIDがフィールド2011に登録されている受取人情報のレコード2010を特定する。そして、この宅配ボックスIDおよびロッカー番号と、特定した宅配ボックス情報のレコード2020のフィールド2022に登録されている設置位置情報と、特定した受取人情報のレコード2010のフィールド2013に登録されているアドレス情報とを、配送・受取完了通知部210に渡して、配送完了通知の送信を指示する。
これを受けて、配送・受取完了通知部210は、ネットワークインターフェース部200を介して、主制御部212より受信したアドレス情報により特定される受取人端末4に、主制御部212より受信した宅配ボックスID、ロッカー番号、および設置位置情報を含む配送完了通知を送信する(S345)。
それから、主制御部212は、扉閉検出通知に含まれているロッカー番号と、特定した宅配ボックス情報のレコード2020のフィールド2023に登録されているアドレス情報と、特定した受取人情報のレコード2010のフィールド2014に登録されている固有鍵とを、鍵情報・取り忘れ通知送信部209に渡して、鍵情報の送信を指示する。
これを受けて、鍵情報・取り忘れ通知送信部209は、ネットワークインターフェース部200を介して、主制御部212より受信したアドレス情報により特定される宅配ボックス1に、主制御部212より受信したロッカー番号および固有鍵を送信する(S346)。
一方、S344において、使用状態が「使用中」でない、つまり「空(予約済)」のままならば(S344でNO)、扉閉検出通知に含まれている宅配ボックスIDおよびロッカー番号により特定される宅配ボックス1のロッカー10に対する配送人による荷物の配送が完了していないと判断する。そして、主制御部212は、この宅配ボックスIDがフィールド2021に登録されている宅配ボックス情報のレコード2020を特定して、特定した宅配ボックス情報のレコード2020のフィールド2023に登録されているアドレス情報と、扉閉検出通知に含まれているロッカー番号と、配送人に共通の共通鍵とを、鍵情報・取り忘れ通知送信知部209に渡して、鍵情報の送信を指示する。
これを受けて、鍵情報・取り忘れ通知送信部209は、ネットワークインターフェース部200を介して、主制御部212より受信したアドレス情報により特定される宅配ボックス1に、主制御部212より受信したロッカー番号および共通鍵を送信する(S347)。
図16は、配送管理サーバ2の受取完了処理を説明するためのフロー図である。
まず、主制御部212は、図14のS330で特定した使用状態のレコード2031のフィールド2033に登録されている使用状態の監視を開始する(S350)。
ここで、使用状態管理部205は、ネットワークインターフェース部200を介して宅配ボックス1から使用状態情報を受信すると(S351でYES)、使用状態記憶部203から、この使用状態情報に含まれている宅配ボックスIDに対応付けられているテーブル2030を特定し、さらにこのテーブル2030から、この使用状態情報に含まれているロッカー番号がフィールド2032に登録されているレコード2031を特定する。そして、特定したレコード2031のフィールド2033を、この使用状態情報に含まれている使用状態に更新する(S352)。
また、扉開閉検出通知受信部208は、ネットワークインターフェース部200を介して宅配ボックス1から扉閉検出通知を受信すると(S353でYES)、受信した扉閉検出通知を主制御部212に渡す。これを受けて、主制御部212は、扉閉検出通知に含まれている宅配ボックスIDおよびロッカー番号と、この扉閉検出通知に先立って受信した扉開検出通知に含まれている宅配ボックスIDおよびロッカー番号とが、一致することを確認する。それから、主制御部212は、図14のS330で特定した使用状態のレコード2031のフィールド2033に登録されている使用状態が「空」であるか否かを判断する(S354)。
ここで、使用状態が「空」ならば(S354でYES)、扉閉検出通知に含まれている宅配ボックスIDおよびロッカー番号により特定される宅配ボックス1のロッカー10に対する受取人による荷物の受取が完了したと判断する。そして、主制御部212は、図14のS330で特定した使用状態のレコード2031のフィールド2034に登録されているユーザIDを削除して、このロッカー10に対する受取人の割り当てを解除する(S355)。それから、主制御部212は、この削除したユーザIDと、扉閉検出通知に含まれている宅配ボックスIDおよびロッカー番号とを、配送・受取完了通知部210に渡して、受取完了通知の送信を指示する。
これを受けて、配送・受取完了通知部210は、ネットワークインターフェース部200を介して配送人端末3に、主制御部212より受信したユーザID、宅配ボックスIDおよびロッカー番号を含む受取完了通知を送信する(S356)。
それから、主制御部212は、宅配ボックス情報記憶部202を参照して、扉閉検出通知に含まれている宅配ボックスIDがフィールド2021に登録されている宅配ボックス情報のレコード2020を特定する。そして、扉閉検出通知に含まれているロッカー番号と、特定した宅配ボックス情報のレコード2020のフィールド2023に登録されているアドレス情報と、配送人に共通の共通鍵とを、鍵情報送信部209に渡して、鍵情報の送信を指示する。
これを受けて、鍵情報・取り忘れ通知送信部209は、ネットワークインターフェース部200を介して、主制御部212より受信したアドレス情報により特定される宅配ボックス1に、主制御部212より受信したロッカー番号および共通鍵を送信する(S357)。
一方、S354において、使用状態が「空」でない、つまり「使用中」のままならば(S354でNO)、扉閉検出通知に含まれている宅配ボックスIDおよびロッカー番号により特定される宅配ボックス1のロッカー10に対する受取人による荷物の受取に取り忘れがあり、荷物の受取が完了していないと判断する。そして、主制御部212は、宅配ボックス情報記憶部202を参照して、扉閉検出通知に含まれている宅配ボックスIDがフィールド2021に登録されている宅配ボックス情報のレコード2020を特定する。そして、扉閉検出通知に含まれているロッカー番号と、特定した宅配ボックス情報のレコード2020のフィールド2023に登録されているアドレス情報とを、鍵情報・取り忘れ通知送信部209に渡して、取り忘れ通知を指示する。
これを受けて、鍵情報・取り忘れ通知送信部209は、ネットワークインターフェース部200を介して、主制御部212より受信したアドレス情報により特定される宅配ボックス1に、主制御部212より受信したロッカー番号により特定されるロッカーに取り忘れがある旨の取り忘れ通知を送信する(S358)。
その後、扉開閉検出通知受信部208がネットワークインターフェース部200を介して宅配ボックス1から扉開検出通知を受信したならば(S359でYES)、S351に戻る。
以上、本発明の一実施の形態を説明した。
本実施の形態において、配送管理サーバ2は、配送人端末3を介して配送人から配送先指定要求を受信した場合に、配送先指定要求で指定されている受取人の登録地点近隣にある宅配ボックス1の使用状態「空」のロッカー10を含む配送先候補リストを受取人端末4に送信し、受取人に、この配送先候補リストのなかから配送先を指定させる。そして、指定された配送先を含む配送先指定通知を配送人端末3に送信する。このため、配送人が荷物を配送するタイミングで配送人端末3から配送管理サーバ2に配送先指定要求を送信することより、この時点で受取人の登録地点近隣にある宅配ボックス1の使用状態「空」のロッカー10を配送先に指定することができる。したがって、再配達の可能性が低減し、配送の効率化を図ることができる。
また、本実施の形態において、配送管理サーバ2は、受取人により配送先に指定された宅配ボックス1のロッカー10の使用状態を「空」から「空(予約済)」に変更して、このロッカー10が他の配送先候補リストに掲載されるのを防止している。このため、複数の受取人が同じロッカー10を重複して配送先に指定するのを防止して、配送の更なる効率化を図ることができる。
また、本実施の形態において、配送管理サーバ2は、受取人について地点情報が複数登録されている場合、これらの地点情報を含む地点選択指示を受取人端末4に送信して、受取人から地点情報の選択を受け付け、選択された地点情報を用いて、配送先候補リストに含める宅配ボックス1の使用状態「空」のロッカー10を特定する。このため、受取人は、複数の地点情報を配送管理サーバ2に登録しておくことで、指定可能な荷物の配送先の範囲が広がり、受取人の使い勝手が向上する。
また、本実施の形態において、配送管理サーバ2は、配送人端末3を介して配送人から荷物のサイズ、重量を含む荷物情報を伴う配送先指定要求を受信した場合に、この荷物情報を配送先候補リストをとともに受取人端末4に送信する。したがって、受取人は、配送管理サーバ2から送られてきた荷物情報を参照して、配送先候補リストのなかから配送先を選ぶことができ、受取人の使い勝手が向上する。
また、本実施の形態において、配送管理サーバ2は、宅配ボックス1から送られてくる使用状態情報に基づいて、宅配ボックス1のロッカー10の使用状態を管理しており、ロッカー10の使用状態が「空(予約済)」から「使用中」に変化した場合に、このロッカー10に対する配送人によるに荷物の配送が完了したと判断し、このロッカー10を予約した受取人の受取人端末4に配送完了通知を送信する。したがって、受取人は、荷物の配送完了を知ることができ、受取人の使い勝手が向上する。
また、本実施の形態において、宅配ボックス1は、ロッカー10の扉の開閉を検出して、扉開閉検出通知を配送管理サーバ2に送信する。また、配送管理サーバ2は、宅配ボックス1より受信した扉開閉検出通知により扉の開閉が検出されたにもかかわらず、使用状態が「使用中」のままのロッカー10がある場合、このロッカー10に対する受取人による荷物の取り忘れがあると判断する。そして、この宅配ボックス1に対して、このロッカー10に収容されている荷物の取り忘れを通知する。したがって、受取人は、荷物の取り忘れに気付くことができ、受取人の使い勝手が向上する。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記の実施の形態において、配送管理サーバ2は、配送先候補宅配ボックス情報に宅配ボックスIDおよびロッカー番号を含め、受取人に、荷物の配送先として宅配ボックス1を指定させる場合には、ロッカー10のロッカー番号まで指定させている。しかし、本発明はこれに限定されず、受取人にロッカー番号を指定させなくてもよい。この場合、配送管理サーバ2が、受取人が指定した配送ボックス1のなかから使用状態「空」のロッカー10を任意に選択し、このロッカー10の使用状態を「空」から「空(予約済)」に変更するとともに、ロッカー10に受取人を割り当てる。なお、配送先候補宅配ボックス情報には、ロッカー番号を含めなくてもよい。
また、上記の実施の形態において、配送管理サーバ2は、取り忘れ通知を宅配ボックス1に送信している。しかし、本発明はこれに限定されない。取り忘れ通知の対象ロッカー10に割り当てられた受取人の受取人端末4に、取り忘れ通知を送信してもよい。
また、上記の実施の形態において、宅配ボックス1のロッカー10の荷物の取り忘れの発生を配送管理サーバ2において判断しているが、宅配ボックス1において判断するようにしてもよい。例えば、宅配ボックス1において使用状態「使用中」のロッカー10が解錠された場合において、主制御部17は、このロッカー10について、使用状態判断部16により判断される使用状態が「使用中」のまま変化することなく、開閉センサ14が扉の開閉を連続的に検出したときに、荷物の取り忘れが発生したと判断し、直ちに取り忘れ警告を出力するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態において、受取人情報記憶部201に記憶されている受取人情報のレコード2010のフィールド2014に登録されている固有鍵は、定期的に更新されるものでもよし、あるいは、受取人の受取人端末4に配送完了通知を送信するタイミングで更新し、この配送完了通知に更新後の固有鍵を含めて受取人に知らせてもよい。
また、上記の実施の形態において、宅配ボックス1は、ロッカー10毎に、重量センサ13を設けているが、本発明はこれに限定されない。使用状態判断部16がロッカー10の使用状態を判断することができるものであれば、どのようなセンサであってもよい。例えば、重量センサ13に代えて暗視カメラを設けて、ロッカー10内を撮像し、このロッカー10内の撮像データに基づいて、使用状態判断部16に、ロッカー10の使用状態を判断させてもよい。
また、上記の実施の形態において、配送管理サーバ2から受取人端末4に送信する配送先指定指示に付加されている荷物情報に荷物内容を含めてもよい。ここで、例えば、荷物内容が要冷蔵品の場合には、冷蔵が必要なため、配送先指定指示に「自宅を配送先に指定する」旨の通知を含めてもよく、あるいは、配送先候補リストに自宅、勤務先等の地点情報のみを含めて、登録地点しか選択できないようにしてもよい。
また、上記の実施の形態において、配送管理サーバ2の使用状態情報記憶部203に記憶されている各宅配ボックス1のテーブル2030(図11参照)に、各ロッカー10のサイズ情報をロッカー番号に対応付けて登録してもよい。そして、配送管理サーバ2は、配送人端末3から受信した配送先指定要求に付加されている荷物情報に基づいて、配送先候補宅配ボックスの絞込みを行って、選択可能なロッカー10を、荷物を収容可能なロッカー10のみに限定するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態において、配送管理サーバ2から受取人端末4に送信する配送先指定指示に付加されている配送先候補リストに含まれている配送先候補宅配ボックス情報に、設置位置情報として、宅配ボックスの設置位置を含む地図情報、宅配ボックスが設置されている駅名、コンビニ店舗名等を含めるようにしてもよい。
また、上記の実施の形態において、受取人の地点情報が複数ある場合、配送管理サーバ2から受取人端末4へ地点選択指示を送信して、配送に利用する地点情報を受取人に選択させているが、選択された地点情報に対応する配送先候補宅配ボックスが存在しない場合、配送管理サーバ2は、その旨を受取人端末4に通知して、配送に利用する地点情報を受取人に再度選択させるようにしてもよい。
また、上記の実施の形態において、配送管理サーバ2は、受取人端末4に配送先指定指示を送信してから所定時間内に、受取人端末4から配送先指定情報を受信しなかった場合、自宅、勤務先等の地点情報のなかから受取人に予め指定された地点情報、あるいは受取人に予め指定されたコンビニ店舗、宅配ボックス等を配送先に選定して、配送人端末3に配送先指定通知を送信するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態において、配送管理サーバ2は、受取人端末4に配送完了通知を送信してから所定時間内に荷物受取が完了したと判断できなかった場合、再度、受取人端末4に配送完了通知を送信して、荷物の受取を促すようにしてもよい。
1、1−1〜1−n:宅配ボックス、 2:配送管理サーバ、 3:配送人端末、 4:受取人端末、 5:ネットワーク、 6:基地局、 10:ロッカー、 11:ネットワークインターフェース部、 12:マンマシンインターフェース部、 13:重量センサ、 14:開閉センサ、 15:施錠・解錠部、 16:使用状態判断部、 17:主制御部、 200:ネットワークインターフェース部、 201:受取人情報記憶部、 202:宅配ボックス情報記憶部、 203:使用状態記憶部、 204:地点登録要求処理部、 205:使用状態管理部、 206:配送先指定要求処理部、 207:配送先指定受付部、 208:扉開閉検出通知受信部、 209:鍵情報・取り忘れ通知送信部、 210:配送・受取完了通知部、 211:宅配ボックス特定部、 212:主制御部

Claims (7)

  1. 配送支援システムであって、
    少なくとも一つのロッカーを有する複数の宅配ボックスと、
    ネットワークを介して前記宅配ボックスに接続された配送管理サーバと、を備え、
    前記宅配ボックスは、
    当該宅配ボックスが有する各ロッカーの使用状態を検出する使用状態検出手段と、
    前記使用状態検出手段の検出結果を含む使用状態情報を前記配送管理サーバに送信する使用状態情報送信手段と、を有し、
    前記配送管理サーバは、
    受取人毎に、登録地点を示す地点情報および受取人端末のアドレス情報を含む受取人情報を記憶する受取人情報記憶手段と、
    前記宅配ボックス毎に、設置位置情報を含む宅配ボックス情報を記憶する宅配ボックス情報記憶手段と、
    前記宅配ボックス毎に、当該宅配ボックスから受信した使用状態情報に基づいて、当該宅配ボックスが有する各ロッカーの使用状態を管理する使用状態管理手段と、
    配送人端末から、受取人の指定を伴う配送先指定要求を受信する配送先指定要求受信手段と、
    前記配送先指定要求受信手段が受信した配送先指定要求で指定されている受取人について前記受取人情報記憶手段に記憶されている地点情報、前記宅配ボックス情報記憶手段に記憶されている前記宅配ボックス各々の設置位置情報、および前記使用状態管理手段により管理されている前記宅配ボックス各々のロッカーの使用状態に基づいて、使用状態「空」のロッカーを有し、当該受取人の登録地点から所定範囲内に設置されている前記宅配ボックスを特定する宅配ボックス特定手段と、
    前記宅配ボックス特定手段が特定した前記宅配ボックスを含む配送先候補リストを、前記配送先指定要求受信手段が受信した配送先指定要求で指定されている受取人の前記受取人情報記憶手段に記憶されているアドレス情報により特定される受取人端末に送信して、当該受取人端末から配送先の指定を受け付ける配送先指定受付手段と、
    前記配送先指定受付手段が受け付けた配送先の指定を含む配送先指定通知を、前記配送先指定要求受信手段が受信した配送先指定要求の送信元である前記配送人端末に送信する配送先指定通知送信手段と、を有する
    ことを特徴とする配送支援システム。
  2. 請求項1に記載の配送支援システムであって、
    前記使用状態管理手段は、
    前記配送先指定受付手段が受け付けた指定により特定される前記宅配ボックスの使用状態「空」のロッカーを、当該宅配ボックスより受信する使用状態情報によって「使用中」となるまで「予約済」に変更して管理する
    ことを特徴とする配送支援システム。
  3. 請求項1または2に記載の配送支援システムであって、
    前記宅配ボックス特定手段は、
    前記配送先指定要求受信手段が受信した配送先指定要求で指定されている受取人について前記受取人情報記憶手段に記憶されている地点情報が複数ある場合、当該受取人について前記受取人情報記憶手段に記憶されているアドレス情報により特定される受取人端末に、地点情報のリストを送信して、当該受取人端末から地点情報の選択を受け付け、選択された地点情報を用いて前記宅配ボックスの特定に用いる当該受取人の配送先を決定する
    ことを特徴とする配送支援システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の配送支援システムであって、
    前記配送先指定要求受信手段は、
    前記配送人端末から受取人の指定および受取人宛ての荷物のサイズ、重量を含む荷物情報を伴う前記配送先指定要求を受信し、
    前記配送先指定受付手段は、
    前記宅配ボックス特定手段が特定した前記宅配ボックス、および前記配送先指定要求受信手段が受信した配送先指定要求で指定されている受取人について前記受取人情報記憶手段に記憶されている地点情報を含む前記配送先候補リストを、当該配送先指定要求に含まれている荷物情報とともに、当該受取人について前記受取人情報記憶手段に記憶されているアドレス情報により特定される受取人端末に送信して、当該受取人端末から配送先となる前記宅配ボックスあるいは当該受取人の登録地点の指定を受け付ける
    ことを特徴とする配送支援システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の配送支援システムであって、
    前記宅配ボックスは、
    当該宅配ボックスが有する各ロッカーの扉の開閉を検出する開閉検出手段と、
    前記開閉検出手段による検出結果を含む扉開閉検出通知を前記配送管理サーバに送信する扉開閉検出通知送信手段と、をさらに有し、
    前記配送管理サーバは、
    前記宅配ボックスより受信した扉開閉検出通知により扉の開閉が検出されたにもかかわらず、前記使用状態検出手段による使用状態が「使用中」のままのロッカーがある場合、当該宅配ボックスに対して当該ロッカーに収容されている荷物の取り忘れを通知する取り忘れ通知手段をさらに有する
    ことを特徴配送支援システム。
  6. 少なくとも一つのロッカーを有する複数の宅配ボックスにネットワークを介して接続される配送管理サーバであって、
    受取人毎に、地点情報および受取人端末のアドレス情報を含む受取人情報を記憶する受取人情報記憶手段と、
    前記宅配ボックス毎に、設置位置情報を含む宅配ボックス情報を記憶する宅配ボックス情報記憶手段と、
    前記宅配ボックス毎に、当該宅配ボックスから受信した、当該宅配ボックスが有する各ロッカーの使用状態を示す使用状態情報に基づいて、当該宅配ボックスが有する各ロッカーの使用状態を管理する使用状態管理手段と、
    配送人端末から受取人の指定を伴う配送先指定要求を受信する配送先指定要求受信手段と、
    前記配送先指定要求受信手段が受信した配送先指定要求で指定されている受取人の前記受取人情報記憶手段に記憶されている地点情報、前記宅配ボックス情報記憶手段に記憶されている前記宅配ボックス各々の設置位置情報、および前記使用状態管理手段により管理されている前記宅配ボックス各々のロッカーの使用状態に基づいて、使用状態「空」のロッカーを有し、当該受取人の登録地点から所定範囲内に設置されている前記宅配ボックスを特定する宅配ボックス特定手段と、
    前記宅配ボックス特定手段が特定した前記宅配ボックスを含む配送先候補リストを、前記配送先指定要求受信手段が受信した配送先指定要求で指定されている受取人の前記受取人情報記憶手段に記憶されているアドレス情報により特定される受取人端末に送信して、当該受取人端末から配送先の指定を受け付ける配送先指定受付手段と、
    前記配送先指定受付手段が受け付けた配送先の指定を含む配送先指定通知を、前記配送先指定要求受信手段が受信した配送先指定要求の送信元である前記配送人端末に送信する配送先指定通知送信手段と、を有する
    ことを特徴とする配送管理サーバ。
  7. 少なくとも一つのロッカーを有する複数の宅配ボックス、およびネットワークを介して前記複数の宅配ボックスに接続した配送管理サーバを用いて、荷物の配送を支援する配送支援方法であって、
    前記宅配ボックスは、
    当該宅配ボックスが有する各ロッカーの使用状態を検出して、各ロッカーの使用状態の検出結果を含む使用状態情報を前記配送管理サーバに送信し、
    前記配送管理サーバは、
    前記宅配ボックス毎に、当該宅配ボックスから受信した使用状態情報に基づいて、当該宅配ボックスが有する各ロッカーの使用状態を管理し、
    配送人端末から受取人の指定を伴う配送先指定要求を受信した場合、当該配送先指定要求で指定されている受取人の地点情報、前記宅配ボックス各々の設置位置情報、および前記宅配ボックス各々のロッカーの使用状態に基づいて、使用状態「空」のロッカーを有し、当該受取人について登録された地点から所定範囲内に設置されている前記宅配ボックスを特定し、
    特定した前記宅配ボックスを含む配送先候補リストを、前記配送先指定要求で指定されている受取人の受取人端末に送信して、当該受取人端末から配送先の指定を受け付け、
    受け付けた配送先の指定を含む配送先指定通知を、前記配送先指定要求の送信元である前記配送人端末に送信する
    ことを特徴とする配送支援方法。
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