JP2019142600A - 配送支援システム、配送管理サーバ、および配送支援方法 - Google Patents

配送支援システム、配送管理サーバ、および配送支援方法 Download PDF

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伸夫 小柏
慎太郎 小澤
Shintaro Ozawa
慎太郎 小澤
恵里 篠崎
Eri Shinozaki
恵里 篠崎
浩樹 松本
Hiroki Matsumoto
浩樹 松本
朴之 政田
Naoyuki Masada
朴之 政田
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Abstract

【課題】宅配ボックスの利用効率を向上させることができる宅配ボックスを用いた配送支援技術を提供する。【解決手段】宅配ボックス1は、ロッカー10内部を撮影するカメラ13を有しており、カメラ13の撮影画像からロッカー10の空きスペースを検出して配送管理サーバ2に送信する。配送管理サーバ2は、受取人の指定を伴う配送先予約要求を配送人端末3から受信すると、この要求で指定されている受取人が利用する宅配ボックス1の情報をこの宅配ボックス1が備えるロッカー10の空きスペースとともに配送人端末3に送信し、配送人から指定されたロッカーを予約する。予約されたロッカー10の空きスペースが減少したならば、配送人がこのロッカー10に荷物を収容したものと判断し、このロッカー10の予約を解除するとともに、このロッカー10に収容された荷物の受取人の受取人端末4に、このロッカー10の指定を含む配送完了通知を送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、宅配ボックスを用いた配送支援技術に関する。
特許文献1には、受取場所の自由度を高めて、効率的な配送を支援する配送支援システムが開示されている。
この配送支援システムは、発送者サーバ、配送管理サーバ、および受取人端末が、ネットワークを介して互いに接続されて構成されている。ここで、発送者サーバあるいは配送管理サーバは、受取人への荷物が店舗に到着したことを示す到着情報を店員から受け付けると、第1の識別情報を含めた到着通知を受取人端末に送信する。これを受けて、受取人端末は、認証情報入力画面を表示して、この認証情報入力画面を介して受取人から第2の識別情報を受け付ける。そして、到着通知に含まれている第1の認証情報と受取人から受け付けた第2の認証情報との照合を行い、両者が一致した場合に荷物の引渡許可情報を表示する。これを受けて、受取人は、店舗に出向き、受取人端末に表示された引渡許可情報を店員に提示する。店員は、受取人端末に表示された引渡許可情報に基づいて荷物の受取人を確認し、この受取人に荷物を引き渡す。
特許文献1の配送支援システムによれば、受取人が所有する受取人端末を用いて受取人の確認を行うことができるので、受取確認のための専用端末を受取場所に設置する必要がない。このため、受取場所の自由度を高めて、効率的な配送を支援することができる。
このように、特許文献1に記載の配送支援システムは、店舗で荷物を預かり、店員が受取人に荷物を引き渡すことを前提としている。ところで、近年においては、宅配ボックスを用いた配送支援システムが提案されている。宅配ボックスを用いた配送支援システムによれば、店舗で荷物を預かり、店員が受取人に荷物を引き渡す必要がないので、配送にかかる人件費を削減して、配送の効率化を図ることができる。
特開2017−14005号公報
しかしながら、宅配ボックスを用いた配送支援システムには、同じ受取人宛ての荷物であっても、一つのロッカーを複数の配送人で共用することができないという問題がある。すなわち、受取人により指定された宅配ボックスのいずれかのロッカーに荷物が収容されたならば、このロッカーは、受取人が荷物を取り出すまで使用中となり、このロッカーに追加で荷物を収容できるスペースが空いている場合であっても、同じ受取人宛ての新たな荷物を収容することができない。このため、宅配ボックスの利用効率が悪い。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、宅配ボックスの利用効率を向上させることができる宅配ボックスを用いた配送支援技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明において、宅配ボックスは、宅配ボックスが備える各ロッカーの内部を撮影する撮影手段を有しており、撮影手段の撮影画像から各ロッカーの空きスペースを検出して、配送管理サーバに送信する。配送管理サーバは、受取人の指定を伴う配送先予約要求を配送人端末から受信すると、この配送先予約要求で指定されている受取人が利用する宅配ボックスの情報を、この宅配ボックスが備える各ロッカーの空きスペースとともに配送人端末に送信して、配送人からロッカーの予約を受け付ける。そして、予約されたロッカーの空きスペースが減少したならば、配送人がこのロッカーに荷物を収容したと判断し、このロッカーの予約を解除するとともに、このロッカーに収容された荷物の受取人の受取人端末に、このロッカーの指定を含む配送完了通知を送信する。ここで、ロッカーの空きスペースのサイズを、ロッカーの内壁にガイドライン(罫線)を設けて、撮影手段の撮影画像に写っているガイドラインから検出してもよい。
例えば、本発明は、
配送支援システムであって、
少なくとも一つのロッカーを有する複数の宅配ボックスと、
ネットワークを介して前記宅配ボックスに接続された配送管理サーバと、を備え、
前記宅配ボックスは、
当該宅配ボックスが有する各ロッカーの内部を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された各ロッカーの内部映像に基づいて、当該各ロッカーの空きスペースを検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果を含むロッカー情報を前記配送管理サーバに送信するロッカー情報送信手段と、を有し、
前記配送管理サーバは、
受取人毎に、利用する前記宅配ボックスの情報および受取人端末のアドレス情報を含む受取人情報を記憶する受取人情報記憶手段と、
前記宅配ボックス毎に、当該宅配ボックスが有する各ロッカーについて、予約の有無および当該宅配ボックスから受信したロッカー情報により特定される空きスペースの情報を含む利用状態を管理する利用状態管理手段と、
配送人端末から受信した配送先予約要求に従い、当該配送先予約要求で指定されている受取人について前記受取人情報記憶手段に記憶されている宅配ボックスの情報および前記利用状態管理手段で管理されている当該宅配ボックスの各ロッカーの利用状態を前記配送人端末に送信して、前記配送人端末により指定されたロッカーを予約する予約手段と、
前記配送先予約要求に従い前記予約手段により予約されたロッカーの当該予約が解除された場合に、当該配送先予約要求で指定されている受取人について前記受取人情報記憶手段に記憶されているアドレス情報により特定される前記受取人端末に、当該ロッカーの指定を含む配送完了通知を送信する配送完了通知手段と、を有し、
前記利用状態管理手段は、
前記配送先予約要求に従い前記予約手段により予約されているロッカーについて、前記利用状態管理手段により管理されている空きスペースが減少したならば、当該ロッカーに荷物が収容されたものと判断して、当該ロッカーに対する予約を解除する。
本発明において、配送人は、受取人について登録された宅配ボックスが備える各ロッカーの空きスペースを参照して、これらのロッカーのなかから、受取人宛ての荷物を収容するためのロッカーを予約することができる。このため、配送人は、受取人宛ての他の荷物がすでにロッカーに収容されている場合でも、このロッカーに空きスペースがあれば、受取人の荷物の収容先としてこのロッカーを予約することができる。したがって、本発明によれば、同じ受取人宛ての荷物であれば、一つのロッカーを複数の配送人で共用することが可能となり、宅配ボックスの利用効率を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る配送支援システムの概略構成図である。 図2は、本発明の一実施の形態に係る配送支援システムの動作例を説明するためのシーケンス図である。 図3は、本発明の一実施の形態に係る配送支援システムの動作例を説明するためのシーケンス図(図2の続き)である。 図4は、配送人端末3に表示される予約選択画面の一例を示す図である。 図5は、宅配ボックス1の概略機能構成図である。 図6は、ロッカー10の内部の一例を示す図である。 図7は、宅配ボックス1の動作を説明するためのフロー図である。 図8は、配送管理サーバ2の概略機能構成図である。 図9は、受取人情報記憶部201の登録内容例を模式的に表した図である。 図10は、配送人情報記憶部202の登録内容例を模式的に表した図である。 図11は、宅配ボックス情報記憶部203の登録内容例を模式的に表した図である。 図12は、配送管理サーバ2の宅配ボックス登録処理を説明するためのフロー図である。 図13は、配送管理サーバ2のロッカー予約処理を説明するためのフロー図である。 図14は、配送管理サーバ2の空きスペース監視処理を説明するためのフロー図である。 図15は、図14に示す配送完了処理S53を説明するためのフロー図である。 図16は、図14に示す受取完了処理S54を説明するためのフロー図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施の形態に係る配送支援システムの概略構成図である。
図示するように、本実施の形態に係る配送支援システムは、駅前、郵便局、コンビニエンスストア等に設置された複数の宅配ボックス1−1〜1−n(以下、単に宅配ボックス1とも呼ぶ)と、宅配ボックス1を管理する配送管理サーバ2と、配送人の端末である配送人端末3−1、3−2(以下、単に配送人端末3とも呼ぶ)と、受取人の端末である受取人端末4−1、4−2(以下、単に受取人端末4とも呼ぶ)とが、ネットワーク5に接続されて構成されている。ここでは、配送人端末3および受取人端末4の例として、基地局6を介してネットワーク5に接続されるスマートホン、タブレット端末等の無線端末を示しているが、配送人端末3および受取人端末4は有線端末であってもよい。また、配送人端末3および受取人端末4がそれぞれ2台の場合を例示しているが、これらはそれぞれ1台以上であればよい。
宅配ボックス1は、配送人が受取人に配送する荷物を収容するためのロッカー10を少なくとも一つ有している。また、宅配ボックス1は、自身が有するロッカー10各々の内部映像に基づいて空きスペースを監視しており、いずれかのロッカー10の空きスペースの変化を検出したならば、このロッカー10の検出結果を含むロッカー情報を配送管理サーバ2に送信する。
配送管理サーバ2は、宅配ボックス1毎に、宅配ボックス1が有する各ロッカー10について、予約の有無および宅配ボックス1から受信したロッカー情報により特定される空きスペースを含む利用状態を管理する。また、配送管理サーバ2は、受取人の指定を伴う配送先予約要求を配送人端末3から受信した場合、この受取人について登録された宅配ボックス1の情報を、この宅配ボックス1が有する各ロッカー10の利用状態とともに、配送先予約要求の送信元である配送人端末3に送信して、配送人端末3により指定されたロッカー10を予約する。この際、空きスペースのないロッカー10、予約中のロッカー10、および他の受取人の荷物が収容されているロッカー10は、予約候補から除外される。そして、配送管理サーバ2は、予約されたロッカー10の空きスペースが減少したならば、配送人がこのロッカー10に荷物を収容したと判断し、このロッカー10の予約を解除するとともに、このロッカー10に収容された荷物の受取人の受取人端末4に、このロッカー10の指定を含む配送完了通知を送信する。
図2および図3は、本実施の形態に係る配送支援システムの動作例を説明するためのシーケンス図である。
まず、受取人端末4は、利用する宅配ボックス1の指定を伴う宅配ボックス登録操作を受取人から受け付けると(S100)、指定された宅配ボックス1のボックスIDおよび受取人のログイン情報(受取人ID、パスワード)を含む宅配ボックス登録要求を配送管理サーバ2に送信する(S101)。
配送管理サーバ2は、受取人端末4から宅配ボックス登録要求を受信すると、この宅配ボックス登録要求に含まれているログイン情報を用いて認証を行う。認証に成功したならば、この宅配ボックス登録要求に含まれているボックスIDを、受取人のログイン情報に含まれている受取人IDに対応付けて登録する(S102)。
つぎに、配送人端末3は、受取人IDの指定を伴う配送先予約操作を配送人から受け付けると(S103)、配送人のログイン情報(配送人ID、パスワード)およびこの配送先予約操作で指定された受取人IDを含む配送先予約要求を配送管理サーバ2に送信する(S104)。
配送管理サーバ2は、宅配ボックス1毎に、宅配ボックス1が有する各ロッカー10の予約の有無および空きスペースを含む利用状態を管理しており、配送人端末3から配送先予約要求を受信すると、この配送先予約要求に含まれているログイン情報を用いて認証を行う。認証に成功したならば、この配送先予約要求に含まれている受取人IDにより特定される受取人の氏名等と、この受取人IDに対応付けられて登録されているボックスIDにより特定される宅配ボックス1が有する各ロッカー10の利用状態と、を特定する。そして、受取人の受取人ID、氏名等の情報と、宅配ボックス1のボックスID、設置位置等の情報と、この宅配ボックス1が有する各ロッカー10のうち予約可能なロッカー10(予約候補)の利用状態と、を含む配送先情報を、配送人端末3に送信する(S105)。
これを受けて、配送人端末3は、配送管理サーバ2から受信した配送先情報に基づいて予約選択画面を作成・表示して、配送人から予約するロッカー10の指定を待つ(S106)。
図4は、配送人端末3に表示される予約選択画面の一例を示す図である。
ここで、符号30は、受取人の情報を表示するエリアであり、このエリア30は、配送先情報に含まれている受取人ID、氏名等の情報をそれぞれ表示するためのサブエリア300、301を有している。
また、符号31は、受取人が利用する宅配ボックス1の情報を表示するエリアであり、このエリア31は、配送先情報に含まれている宅配ボックス1のボックスID、設置位置等の情報をそれぞれ表示するためのサブエリア310、311を有している。
また、符号32は、受取人が利用する宅配ボックス1が有する各ロッカー10のうち、予約可能なロッカー10の利用状態を表示するエリアであり、このエリア32は、予約可能なロッカー10毎にサブエリア320を有している。そして、各サブエリア320は、対応するロッカー10のロッカー番号を表示するサブエリア321と、収容状態(収容中であるか空であるかの別)を表示するサブエリア322と、空きスペース(幅W×高さH×奥行きD)を表示するサブエリア323と、対応するロッカー10を予約するためのチェックボックス324と、を有している。
また、符号33は、チェックボックス324にチェックが入れられたロッカー10のロッカー番号の指定を含むロッカー指定通知を配送管理サーバ2に送信するための送信ボタンであり、符号34は、チェックボックス324に入れられたチェックを解除するための取消ボタンである。
つぎに、配送人端末3は、予約選択画面を介して配送人から、予約するロッカー10のロッカー番号を指定するロッカー指定操作を受け付けると(S107)、配送人ID、受取人ID、ボックスID、およびロッカー指定操作で指定されたロッカー10のロッカー番号を含むロッカー指定通知を配送管理サーバ2に送信する(S108)。
これを受けて、配送管理サーバ2は、ロッカー指定通知に含まれているボックスIDにより特定される宅配ボックス1について、このロッカー指定通知に含まれているロッカー番号により特定されるロッカー10の利用状態を更新し、このロッカー10の予約を設定する(S109)。具体的には、このロッカー10の利用状態に含まれている予約状態を予約「有り」に更新するとともに、このロッカー指定通知に含まれている配送人ID、受取人IDをこのロッカー10に対応付ける。
つぎに、配送人が予約した宅配ボックス1のロッカー10に受取人の荷物を収容したものとする。これにより、このロッカー10の空きスペースが減少する。さて、宅配ボックス1は、自身が備える各ロッカー10の内部を撮影し、その内部画像に基づいてロッカー10内の空きスペースを監視しており、いずれかのロッカー10の空きスペースの減少を検出すると(S110)、宅配ボックス1のボックスIDと、このロッカー10のロッカー番号および減少後の空きスペースと、を含むロッカー情報を生成して、このロッカー情報を配送管理サーバ2に送信する(S111)。
これを受けて、配送管理サーバ2は、このロッカー情報に含まれているボックスIDにより特定される宅配ボックス1について、このロッカー情報に含まれているロッカー番号により特定されるロッカー10の利用状態を更新し、このロッカー10の空きスペースを変更する(S112)。具体的には、このロッカー10の利用状態に含まれている空きスペースを、このロッカー情報に含まれている空きスペースに変更する。これにより、このロッカー10の空きスペースが減少する。
つぎに、配送管理サーバ2は、空きスペースが減少したロッカー10の予約状態が予約「有り」であることを確認し、このロッカー10に予約対象の荷物が収容されたものと判断する。そして、このロッカー10に対応付けられている配送人IDおよび受取人IDによりそれぞれ特定される配送人の配送人端末3および受取人の受取人端末4に、宅配ボックス1から受信したロッカー情報に含まれているボックスIDおよびロッカー番号を含む配送完了通知を送信する(S113)。また、配送管理サーバ2は、このロッカー10の予約状態を予約「無し」に変更して、このロッカー10の予約を解除する(S114)。これにより、受取人は、このボックスID、ロッカー番号により特定される宅配ボックス1のロッカー10に荷物が配送されたことを知ることができ、配送人は、その事実を配送管理サーバ2が把握していることを確認することができる。
つぎに、受取人が宅配ボックス1のロッカー10から荷物をすべて回収したものとする。これにより、このロッカー10の空きスペースは増加して最大となる。上述したように、宅配ボックス1は、自身が備える各ロッカー10の内部を撮影して、その内部画像に基づいてロッカー10の空きスペースを監視しており、いずれかのロッカー10の空きスペースの増加を検出すると(S115)、宅配ボックス1のボックスIDと、このロッカー10のロッカー番号および増加後の空きスペースと、を含むロッカー情報を生成して、このロッカー情報を配送管理サーバ2に送信する(S116)。
これを受けて、配送管理サーバ2は、このロッカー情報に含まれているボックスIDにより特定される宅配ボックス1について、このロッカー情報に含まれているロッカー番号により特定されるロッカー10の利用状態を更新し、このロッカー10の空きスペースを変更する(S117)。具体的には、このロッカー10の利用状態に含まれている空きスペースを、このロッカー情報に含まれている空きスペースに変更する。これにより、このロッカー10の空きスペースが最大にまで増加する。
つぎに、配送管理サーバ2は、このロッカー10の空きスペースが最大にまで増加したことを確認し、このロッカー10の荷物がすべて回収されたものと判断する。そして、このロッカー10に対応付けられている配送人IDおよび受取人IDによりそれぞれ特定される配送人の配送人端末3および受取人の受取人端末4に、宅配ボックス1から受信したロッカー情報に含まれているボックスIDおよびロッカー番号を含む受取完了通知を送信する(S118)。また、配送管理サーバ2は、このロッカー10と配送人IDおよび受取人IDとの対応付けを解消する(S119)。これにより、配送人は、このボックスID、ロッカー番号により特定される宅配ボックス1のロッカー10の荷物が受取人に受け取られたことを知ることができ、受取人は、自身による荷物の適正な受け取りである場合には、その事実を配送管理サーバ2が把握していることを確認することができるとともに、第三者による荷物の不正受け取りである場合には、そのような事態の発生を速やかに把握することができる。
つぎに、本実施の形態に係る配送支援システムを構成する宅配ボックス1および配送管理サーバ2の詳細を説明する。なお、配送人端末3および受取人端末4には既存のネットワーク端末を利用することができるので、これらの詳細な説明を省略する。
まず、宅配ボックス1の詳細を説明する。
図5は、宅配ボックス1の概略機能構成図である。
図示するように、宅配ボックス1は、受取人の荷物を収容するためのロッカー10と、ネットワークインターフェース部11と、マンマシンインターフェース部12と、ロッカー10毎に設けられたカメラ13と、映像記録部14と、空きスペース検出部15と、主制御部16と、を備えている。なお、ここでは、宅配ボックス1が5台のロッカー10を有する場合を例示しているが、ロッカー10は少なくとも1台あればよい。
ロッカー10の内壁100には、図6に示すように、幅W方向、高さH方向、および奥行きD方向のそれぞれについて、ロッカー10の空きスペースを検出するための目盛り(罫線)として機能する複数のガイドライン101〜103がそれぞれ等間隔D1〜D3で設けられている。
ネットワークインターフェース部11は、ネットワーク5に接続するためのインターフェースである。
マンマシンインターフェース部12は、操作者から各種操作を受け付けたり、操作者に各種情報を表示したりするためのインターフェースであり、表示パネル、タッチパネル、スピーカ等を備えて構成される。
カメラ13は、対応するロッカー10の内部の例えば手前上隅Cに設置され(図6参照)、このロッカー10の内壁100にそれぞれ複数設けられたガイドライン101〜103を含む内部映像を撮影する。
映像記録部14は、ロッカー10毎に、ロッカー10に設置されたカメラ13によって撮影されたこのロッカー10の内部映像を記録する。
空きスペース検出部15は、ロッカー10毎に、ロッカー10に設置されたカメラ13によって撮影されたこのロッカー10の内部映像に映っているガイドライン101〜103に基づいて、このロッカー10の空きスペースを検出する。
例えばカメラ13がロッカー10の手前上隅Cに設置されている場合(図6参照)、ロッカー10の内部映像に画像処理を施して、ロッカー10の内部映像において、ロッカー10の底側の内壁100aに映っているガイドライン101、103に基づいて、ガイドライン101、103により区切られるマス目(D1×D3)を単位として内壁100aにおける空きエリアのサイズを特定し、ロッカー10の奥側の内壁100bに映っているガイドライン101、102に基づいて、ガイドライン101、102により区切られるマス目(D1×D2)を単位として内壁100bにおける空きエリアのサイズを特定し、そして、カメラ13の位置(上隅)Cを含む奥行きD方向に沿った側面と対面する内壁100cに映っているガイドライン102、103に基づいて、ガイドライン102、103により区切られるマス目(D2×D3)を単位として内壁100cにおける空きエリアのサイズを特定する。つぎに、ロッカー10の内部に、箱型荷物を収容可能な箱型空きスペースを1箇所以上設定し、それぞれの箱型空きスペースの容量を検出する。例えば、内壁100aにおける空きエリアを高さH方向に延長することにより形成される直方体スペース(H方向スペースと呼ぶ)、内壁100bにおける空きエリアを奥行きD方向に延長することにより形成される直方体スペース(D方向スペース)、および、内壁100cにおける空きエリアを幅W方向に延長することにより形成される直方体スペース(W方向スペースと呼ぶ)を、それぞれ、箱型荷物を収容可能な箱型空きスペースとしてロッカー10の内部に設定し、それぞれの箱型空きスペースの容量を検出する。そして、H方向スペース、D方向スペース、およびW方向スペースのそれぞれについて検出した箱型空きスペースの容量のなかで最も大きい箱型スペースのサイズを、箱型荷物を収容可能な空きスペースとして検出する。
また、空きスペース検出部15は、ロッカー10毎に検出した空きスペースの変化を監視し、いずれかのロッカー10の空きスペースが変化すると、そのロッカー10のロッカー番号および変化後の空きスペースを主制御部16に通知する。
主制御部16は、ネットワークインターフェース部11、マンマシンインターフェース部12、カメラ13、映像記録部14、および空きスペース検出部15を統括的に制御する。また、主制御部16は、ロッカー番号および空きスペースの通知を空きスペース検出部15から受けると、このロッカー番号および空きスペースと、自宅配ボックス1のボックスIDと、を含むロッカー情報を生成し、このロッカー情報をネットワークインターフェース部11を介して配送管理サーバ2に送信する。
なお、図5に示す宅配ボックス1の機能構成のうち、ネットワークインターフェース部11、マンマシンインターフェース部12、映像記録部14、空きスペース検出部15、および主制御部16は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックICによりハード的に実現されるものでもよいし、あるいはDSP(Digital Signal Processor)などの計算機によりソフトウエア的に実現されるものでもよい。または、CPU、メモリ、HDD、DVD−ROM等の補助記憶装置、およびモデム、NIC(Network Interface Card)等の通信インターフェースを備えたPC(Personal Computer)等の汎用コンピュータにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することにより実現されるものでもよい。
図7は、宅配ボックス1の動作を説明するためのフロー図である。
このフローは、宅配ボックス1の電源が投入されることにより開始される。なお、電源投入時の初期状態においては、いずれのロッカー10も荷物が収容されておらず、空きスペースが最大であるものとする。
まず、各カメラ13が対応するロッカー10の内部映像の撮影を開始する(S20)。
つぎに、映像記録部14は、ロッカー10毎に、対応するカメラ13により撮影されたロッカー10の内部映像の記録を開始する(S21)。
また、空きスペース検出部15は、ロッカー10毎に、対応するカメラ13により撮影されたロッカー10の内部映像に基づいて、このロッカー10の空きスペースを検出し、検出した空きスペースの変化を監視する(S22)。
つぎに、空きスペース検出部15は、いずれかのロッカー10について検出した空きスペースの変化を検知すると(S23でYES)、そのロッカー10のロッカー番号および変化後の空きスペースを主制御部16に通知する。これを受けて、主制御部16は、空きスペース検出部15から受け取ったロッカー番号および空きスペースと、自宅配ボックス1のボックスIDと、を含むロッカー情報を生成し、このロッカー情報をネットワークインターフェース部11を介して配送管理サーバ2に送信する(S24)。その後、S23に戻り、空きスペース検出部15は、自宅配ボックス1が有するロッカー10各々について、検出した空きスペースの変化の監視を続ける。
つぎに、配送管理サーバ2の詳細を説明する。
図8は、配送管理サーバ2の概略機能構成図である。
図示するように、配送管理サーバ2は、ネットワークインターフェース部200と、受取人情報記憶部201と、配送人情報記憶部202と、宅配ボックス情報記憶部203と、宅配ボックス登録要求受信部204と、ロッカー情報受信部205と、配送先予約要求等受信部206と、配送先情報送信部207と、配送完了通知送信部208と、受取完了通知送信部209と、利用状態管理部210と、主制御部211と、を備えている。
ネットワークインターフェース部200は、ネットワーク5に接続するためのインターフェースである。
受取人情報記憶部201には、受取人毎に受取人情報が記憶されている。
図9は、受取人情報記憶部201の登録内容例を模式的に表した図である。
図示するように、受取人情報記憶部201には、受取人毎に受取人情報のレコード2010が登録されている。受取人情報のレコード2010は、受取人の受取人IDを登録するフィールド2011と、受取人のパスワードを登録するフィールド2012と、受取人の氏名等を登録するフィールド2013と、受取人端末4のネットワーク5上のアドレス情報を登録するフィールド2014と、受取人が利用する宅配ボックス1のボックスIDを登録するフィールド2015と、を有する。ここで、フィールド2015には、複数のボックスIDを登録可能である。
配送人情報記憶部202には、配送人毎に配送人情報が記憶されている。
図10は、配送人情報記憶部202の登録内容例を模式的に表した図である。
図示するように、配送人情報記憶部202には、配送人毎に配送人情報のレコード2020が登録されている。配送人情報のレコード2020は、配送人の配送人IDを登録するフィールド2021と、配送人のパスワードを登録するフィールド2022と、配送人の名称等を登録するフィールド2023と、配送人端末3のネットワーク5上のアドレス情報を登録するフィールド2024と、を有する。
宅配ボックス情報記憶部203には、宅配ボックス1毎に宅配ボックス情報が記憶されている。
図11は、宅配ボックス情報記憶部203の登録内容例を模式的に表した図である。
図示するように、宅配ボックス情報記憶部203には、宅配ボックス1毎に宅配ボックス情報のテーブル2030が登録されている。宅配ボックス情報のテーブル2030は、宅配ボックス1のボックスIDを登録するフィールド2031と、宅配ボックス1の設置位置情報を登録するフィールド2032と、宅配ボックス1のネットワーク5上のアドレス情報を登録するフィールド2033と、を有する。
また、宅配ボックス情報のテーブル2030は、宅配ボックス1が備えるロッカー10毎に、利用状態のレコード2034を有する。利用状態のレコード2034は、ロッカー10のロッカー番号を登録するフィールド2035と、ロッカー10に収容されている荷物の収容状態(空か収容中か)を登録するフィールド2036と、ロッカー10の収容状態が「収容中」である場合に、ロッカー10に収容されている荷物の配送人の配送人IDおよび受取人の受取人IDをそれぞれ登録するフィールド2037、2038と、ロッカー10の空きスペースを登録するフィールド2039と、ロッカー10の予約状態(予約の有無)を登録するフィールド2040と、ロッカー10の予約状態が予約「有り」である場合に、このロッカー10を予約している配送人の配送人IDを予約者IDとして登録するためのフィールド2041と、を有する。なお、初期状態において、フィールド2036には収容状態「空」が登録され、フィールド2039には空きスペースの最大値(収容状態「空」における空きスペース)が登録され、フィールド2040には予約「無し」が登録され、そして、フィールド2037、2038、2041は空欄(ヌル)となっている。
宅配ボックス登録要求受信部204は、ネットワークインターフェース部200を介して受取人端末4から宅配ボックス登録要求を受信する。
ロッカー情報受信部205は、ネットワークインターフェース部200を介して宅配ボックス1からロッカー情報を受信する。
配送先予約要求等受信部206は、ネットワークインターフェース部200を介して配送人端末3から配送先予約要求およびロッカー指定通知を受信する。
配送先情報送信部207は、ネットワークインターフェース部200を介して配送先予約要求元の配送人端末3に配送先情報を送信する。
配送完了通知送信部208は、ネットワークインターフェース部200を介して配送人端末3および受取人端末4に配送完了通知を送信する。
受取完了通知送信部209は、ネットワークインターフェース部200を介して配送人端末3および受取人端末4に受取完了通知を送信する。
利用状態管理部210は、宅配ボックス情報記憶部203を用いて、宅配ボックス1毎にロッカー10各々の利用状態を管理する。
主制御部211は、配送管理サーバ2の各部を統括的に制御して、宅配ボックス登録処理、ロッカー予約処理、空きスペース監視処理を含む各種処理を実施する。
なお、図8に示す配送管理サーバ2の機能構成は、ASIC、FPGAなどの集積ロジックICによりハード的に実現されるものでもよいし、あるいはDSPなどの計算機によりソフトウエア的に実現されるものでもよい。または、CPU、メモリ、HDD、DVD−ROM等の補助記憶装置、およびモデム、NIC等の通信インターフェースを備えたPC等の汎用コンピュータにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することにより実現されるものでもよい。
図12は、配送管理サーバ2の宅配ボックス登録処理を説明するためのフロー図である。このフローは、宅配ボックス登録要求受信部204が、ネットワークインターフェース部200を介して受取人端末4から宅配ボックス登録要求を受信することにより開始される。
まず、宅配ボックス登録要求受信部204は、受取人端末4から受信した宅配ボックス登録要求を主制御部211に渡す。これを受けて、主制御部211は、宅配ボックス登録要求に含まれている受取人IDがフィールド2011に登録されている受取人情報のレコード2010を受取人情報記憶部201から検索する。そして、検索したレコード2010のフィールド2012に登録されているパスワードと、宅配ボックス登録要求に含まれているパスワードとを比較して、ログイン認証を実施する(S30)。
そして、検索したレコード2010のフィールド2012に登録されているパスワードと宅配ボックス登録要求に含まれているパスワードとが一致し、ログイン認証に成功したならば(S31でYES)、主制御部211は、このレコード2010のフィールド2015に、宅配ボックス登録要求に含まれていたボックスIDを登録する(S32)。
一方、検索したレコード2010のフィールド2012に登録されているパスワードと宅配ボックス登録要求に含まれているパスワードとが一致せず、ログイン認証に失敗したならば(S31でNO)、主制御部211は、ネットワークインターフェース部200を介して宅配ボックス登録要求の送信元である受取人端末4にエラーメッセージを送信する(S33)。
図13は、配送管理サーバ2のロッカー予約処理を説明するためのフロー図である。このフローは、配送先予約要求等受信部206が、ネットワークインターフェース部200を介して配送人端末3から配送先予約要求を受信することにより開始される。
まず、配送先予約要求等受信部206は、配送人端末3から受信した配送先予約要求を主制御部211に渡す。これを受けて、主制御部211は、配送先予約要求に含まれている配送人IDがフィールド2021に登録されている配送人情報のレコード2020を配送人情報記憶部202から検索する。そして、検索したレコード2020のフィールド2022に登録されているパスワードと、配送先予約要求に含まれているパスワードとを比較して、ログイン認証を実施する(S40)。
そして、検索したレコード2020のフィールド2022に登録されているパスワードと配送先予約要求に含まれているパスワードとが一致せず、ログイン認証に失敗したならば(S41でNO)、主制御部211は、ネットワークインターフェース部200を介して配送先予約要求の送信元である配送人端末3にエラーメッセージを送信する(S46)。
一方、検索したレコード2020のフィールド2022に登録されているパスワードと配送先予約要求に含まれているパスワードとが一致してログイン認証に成功したならば(S41でYES)、主制御部211は、配送先予約要求に含まれている受取人IDがフィールド2011に登録されている受取人情報のレコード2010を受取人情報記憶部201から検索し、このレコード2010のフィールド2015に登録されている、この受取人IDにより特定される受取人が荷物の受け取りに利用する宅配ボックス1のボックスIDを特定する(S42)。
つぎに、主制御部211は、特定したボックスIDがフィールド2031に登録されている宅配ボックス情報のテーブル2030を宅配ボックス情報記憶部203から検索して、特定したボックスIDにより特定される宅配ボックス1が備えるロッカー10(予約候補)のなかから、予約するロッカー10を選択させるための予約選択画面(図4参照)の表示に必要な配送先情報を生成する。この配送先情報には、宅配ボックス情報記憶部203から検索したテーブル2030に登録されている宅配ボックス情報と、S42において受取人情報記憶部201から検索した受取人情報のレコード2010のフィールド2011、2013に登録されている受取人IDおよび氏名等と、が含まれる。ここで、配送先情報の宅配ボックス情報に含まれている各ロッカー10の利用状態のレコード2034からは、配送先の受取人の受取人ID以外の受取人IDがフィールド2038に登録されているレコード2034、空きスペース「0」がフィールド2039に登録されているレコード2034、および予約状態として予約「有り」がフィールド2040に登録されているレコード2034を除外している。これにより、他の受取人が利用中のロッカー10、空きスペースのないロッカー10、および予約中のロッカー10が予約候補から外される。
そして、主制御部211は、配送先情報送信部207に、配送先情報を配送先予約要求の送信元のアドレス情報とともに通知する。これ受けて、配送先情報送信部207は、ネットワークインターフェース部200を介して、主制御部211より受け取ったアドレス情報により特定される配送人端末3に配送先情報を送信する(S43)。
つぎに、配送先予約要求等受信部206は、ネットワークインターフェース部200を介して配送先予約要求の送信元である配送人端末3からロッカー指定通知を受信し(S44)、このロッカー指定通知を主制御部211に渡す。これを受けて、主制御部211は、利用状態管理部210に、ロッカー指定通知を渡して予約状態の更新を指示する。
利用状態管理部210は、主制御部211からロッカー指定通知を受け取ると、このロッカー指定通知に含まれているボックスIDがフィールド2031に登録されている宅配ボックス情報のテーブル2030を宅配ボックス情報記憶部203から検索し、さらに、このテーブル2030から、ロッカー指定通知に含まれているロッカー番号がフィールド2035に登録されているロッカー10の利用状態のレコード2034を検索する。そして、このレコード2034のフィールド2040に登録されている予約状態を予約「有り」に更新するとともに、フィールド2041に、ロッカー指定通知に含まれている配送人IDを登録する。また、フィールド2038が空欄ならば、ロッカー指定通知に含まれている受取人IDをフィールド2038に登録する。これにより、ロッカー指定通知に含まれているロッカー番号により特定されるロッカー10が予約され、このロッカー10の利用状態が更新される(S45)。
図14は、配送管理サーバ2の空きスペース監視処理を説明するためのフロー図である。このフローは、ロッカー情報受信部205が、ネットワークインターフェース部200を介して宅配ボックス1からロッカー情報を受信することにより開始される。
まず、ロッカー情報受信部205は、宅配ボックス1から受信したロッカー情報を主制御部211に渡す。これを受けて、主制御部211は、利用状態管理部210に、ロッカー情報を渡して空きスペース更新を指示する。
利用状態管理部210は、主制御部211からロッカー情報を受け取ると、このロッカー情報に基づいて、空きスペースを更新する宅配ボックス1のロッカー10を特定する(S50)。具体的には、ロッカー情報に含まれているボックスIDがフィールド2031に登録されている宅配ボックス情報のテーブル2030を宅配ボックス情報記憶部203から検索し、さらに、このテーブル2030から、ロッカー情報に含まれているロッカー番号がフィールド2035に登録されているロッカー10の利用状態のレコード2034を検索する。それから、利用状態管理部210は、検索した利用状態のレコード2034のフィールド2039に登録されている空きスペースを、ロッカー情報に含まれている空きスペースに更新する(S51)。
つぎに、利用状態管理部210は、S50において検索された利用状態のレコード2034のフィールド2039に登録されている空きスペースが、S51の更新により減少したか、それとも増加したかを判断する(S52)。空きスペースが減少したならば(S52で「減少」)、後述の配送完了処理を実施する(S53)。一方、空きスペースが増加したならば(S52で「増加」)、後述の受取完了処理を実施する(S54)。
図15は、図14に示す配送完了処理S53を説明するためのフロー図である。
まず、利用状態管理部210は、図14のS50において検索された利用状態のレコード2034のフィールド2040に登録されている予約状態が予約「有り」であるか否かを判断する(S530)。
そして、予約「有り」ならば(S530でYES)、利用状態管理部210は、配送人がこのレコード2034のフィールド2035に登録されているロッカー番号により特定されるロッカー10に荷物を収容して、配送が完了したものと判断し、このレコード2034のフィールド2035、2038、2041に登録されているロッカー番号、受取人ID、配送人IDと、このレコード2034を有する宅配ボックスのテーブル2030のフィールド2031、2032に登録されているボックスIDおよび設置位置情報と、を主制御部211に通知して、配送完了を知らせる。
これを受けて、主制御部211は、利用状態管理部210から受け取った受取人IDがフィールド2011に登録されている受取人情報のレコード2010を受取人情報記憶部201から検索するとともに、利用状態管理部210から受け取った配送人IDがフィールド2021に登録されている配送人情報のレコード2020を配送人情報記憶部202から検索する。そして、受取人情報のレコード2010のフィールド2013に登録されている受取人の氏名等と、配送人情報のレコード2020のフィールド2023に登録されている配送人の名称等と、利用状態管理部210から受け取った宅配ボックス1のボックスID、設置位置情報、および荷物が収容されたロッカー10のロッカー番号と、を含む配送完了通知を作成し、この配送完了通知を、受取人情報のレコード2010のフィールド2014に登録されている受取人端末4のアドレス情報、および配送人情報のレコード2020のフィールド2024に登録されている配送人端末3のアドレス情報とともに配送完了通知送信部208に通知する。これを受けて、配送完了通知送信部208は、ネットワークインターフェース部200を介して、主制御部211より受け取ったアドレス情報により特定される配送人端末3および受取人端末4に、主制御部211より受け取った配送完了通知を送信する(S531)。
つぎに、利用状態管理部210は、図14のS50において検索されたレコード2034のフィールド2040に登録されている予約状態を予約「無し」に更新する(S532)。また、このレコード2034のフィールド2041に予約者IDとして登録されている配送人IDを削除して、削除した配送人IDをフィールド2037に登録する(S533)。さらに、このレコード2034のフィールド2036に登録されている収容状態が「空」ならば、これを「収容中」に更新する(S534)。
一方、図14のS50によって検索された利用状態のレコード2034のフィールド2040に登録されている予約状態が予約「無し」である場合(S530でNO)、利用状態管理部210は、予約されていないロッカーに誤って荷物が配送された可能性があるため、その旨を示すエラーメッセージを、このレコード2034を有する宅配ボックス情報のテーブル2030のフィールド2033に登録されているアドレス情報とともに主制御部211に通知する。これを受けて、主制御部211は、ネットワークインターフェース部200を介して、利用状態管理部210から受け取ったアドレス情報により特定される宅配ボックス1に、利用状態管理部210から受け取ったエラーメッセージを送信する(S535)。これを受けて、宅配ボックス1は、マンマシンインターフェース部12からエラーメッセージを出力(表示、音声出力等)して配送人に誤配送の可能性を指摘する。
図16は、図14に示す受取完了処理S54を説明するためのフロー図である。
まず、利用状態管理部210は、図14のS50において検索された利用状態のレコード2034のフィールド2039に登録されている空きスペースが最大(何も収容されていない状態)であるか否かを判断する(S540)。ここで、空きスペースが最大であるか否かの判断は、例えば、異なる容積のロッカー10が存在する場合には、ロッカー10毎に最大の空きスペース(初期状態においてフィールド2039に登録されている空きスペース)を登録しておき、フィールド2039に登録されている空きスペースをこれと比較することにより行うことができる。すべてのロッカー10の容積が一律である場合には、利用状態管理部210が、ロッカーの容積があらかじめ設定されたパラメータを保持し、フィールド2039に登録されている空きスペースをこのパラメータと比較することにより行ってもよい。
そして、空きスペースが最大ならば(S540でYES)、利用状態管理部210は、受取人がこのレコード2034のフィールド2035に登録されているロッカー番号により特定されるロッカー10からすべての荷物を取り出して、受取が完了したものと判断し、このレコード2034のフィールド2035、2037、2038に登録されているロッカー番号、配送人ID、受取人IDと、このレコード2034を有する宅配ボックスのテーブル2030のフィールド2031、2032に登録されているボックスIDおよび設置位置情報と、を主制御部211に通知して、受取完了を知らせる。
これを受けて、主制御部211は、利用状態管理部210から受け取った受取人IDがフィールド2011に登録されている受取人情報のレコード2010を受取人情報記憶部201から検索するとともに、利用状態管理部210から受け取った配送人IDがフィールド2021に登録されている配送人情報のレコード2020を配送人情報記憶部202から検索する。そして、受取人情報のレコード2010のフィールド2013に登録されている受取人の氏名等と、配送人情報のレコード2020のフィールド2023に登録されている配送人の名称等と、利用状態管理部210から受け取った宅配ボックス1のボックスID、設置位置情報、および荷物が取り出されたロッカー10のロッカー番号と、を含む受取完了通知を作成し、この受取完了通知を、受取人情報のレコード2010のフィールド2014に登録されている受取人端末4のアドレス情報、および配送人情報のレコード2020のフィールド2024に登録されている配送人端末3のアドレス情報とともに受取完了通知送信部209に通知する。これを受けて、受取完了通知送信部209は、ネットワークインターフェース部200を介して、主制御部211より受け取ったアドレス情報により特定される配送人端末3および受取人端末4に、主制御部211より受け取った受取完了通知を送信する(S541)。
つぎに、利用状態管理部210は、図14のS50において検索されたレコード2034のフィールド2037、2038に登録されている配送人ID、受取人IDを削除する(S542)。また、このレコード2034のフィールド2036に登録されている収容状態を「空」に更新する(S543)。
一方、図14のS50において検索された利用状態のレコード2034のフィールド2039に登録されている空きスペースが最大でない場合(S540でNO)、利用状態管理部210は、荷物の取り忘れがあると判断し、その旨を示す取り忘れメッセージを、このレコード2034を有する宅配ボックスのテーブル2030のフィールド2033に登録されているアドレス情報とともに主制御部211に通知する。これを受けて、主制御部211は、ネットワークインターフェース部200を介して、利用状態管理部210から受け取ったアドレス情報により特定される宅配ボックス1に、利用状態管理部210から受け取った取り忘れメッセージを送信する(S544)。これを受けて、宅配ボックス1は、マンマシンインターフェース部12からエラーメッセージを出力(表示、音声出力等)して受取人に取り忘れの可能性を指摘する。
以上、本発明の一実施の形態を説明した。
本実施の形態において、配送人は、受取人について登録された宅配ボックス1が備える各ロッカー10のうち、空きスペースのあるロッカー10のなかから、受取人宛ての荷物を収容するためのロッカー10を予約することができる。このため、配送人は、受取人宛ての他の荷物がロッカーに収容されている場合でも、このロッカー10に空きスペースがあれば、受取人の荷物の収容先としてこのロッカー10を予約することができる。したがって、本実施の形態によれば、同じ受取人宛ての荷物であれば、一つのロッカー10を複数の配送人で共用することが可能となり、宅配ボックス1の利用効率を向上させることができる。また、受取人は、例えば複数の荷物について同一時間帯の配送日時を指定することによって、複数の荷物を一つのロッカー10で効率的に受け取ることができる。
また、本実施の形態において、宅配ボックス1が備える各ロッカー10の内壁100に複数のガイドライン101〜103を等間隔で設けるとともに、ロッカー10毎に、ロッカー10の内部を撮影するカメラ13を設けて、宅配ボックス1の空きスペース検出部15により、宅配ボックス1が備えるロッカー10毎に、対応するカメラ13の内部映像に映っているガイドライン101〜103に基づいて、ロッカー10の空きスペースのサイズを検出している。したがって、本実施の形態によれば、ロッカー10の空きスペースのサイズをより確実に検出し、配送人に提示することが可能となり、配送人は、自身が配送すべき荷物をより確実に収容できるロッカー10を予約することができるため、配送効率を向上させることができる。
また、本実施の形態において、配送管理サーバ2は、配送人端末3から受信した配送先予約要求に応答して配送人端末3に送信する配送先情報に含めるロッカー10の利用状態(配送先予約要求で指定されている受取人が利用する宅配ボックス1が備える各ロッカー10の利用状態)から、空きスペースのないロッカー10の利用状態、予約中のロッカー10の利用状態、および配送先予約要求で指定されている受取人以外の受取人宛ての荷物が収容されたロッカー10の利用状態を除いているので、配送人は、受取人宛ての荷物を収容可能なロッカー10をより確実に予約することが可能となり、これにより荷物の配送効率を向上させることができる。
また、本実施の形態では、宅配ボックス1に、カメラ13によって撮影されたロッカー10の内部映像を記録する映像記録部14を設けているので、この映像記録部14に記憶されたロッカー10の内部映像を検証することにより、荷物の配送ミス、受取ミスのチェックや、セキュリティ向上に利用することができる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態において、配送人端末3は、図4に示す予約選択画面を介して、配送人から複数のロッカー10の予約を同時に受け付けてもよい。この場合、図15のS531において、利用状態管理部210は、配送完了と判断された利用状態のレコード2034が登録されている宅配ボックス情報のテーブル2030から、このレコード2034のフィールド2041に予約者IDとして登録されている配送人IDと同じ配送人IDがフィールド2041に予約者IDとして登録されているレコード2034を検索し、S532において、このレコード2034のフィールド2040に登録されている予約状態を予約「無し」に更新し、S533において、このレコード2034のフィールド2041に予約者IDとして登録されている配送人IDを削除する。これにより、同じ配送者により予約されたロッカー10が宅配ボックス1内に複数ある場合に、いずれか一つの予約されたロッカー10の空きスペースが減少することで、予約された他のすべてのロッカー10の予約を解除することができる。
また、上記の実施の形態では、宅配ボックス1が備えるロッカー10毎に、対応するカメラ13の内部映像に映っているガイドライン101〜103に基づいて、ロッカー10の空きスペースのサイズを検出しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、カメラ13の内部映像に対する画像処理により、この内部映像に映っている荷物を特定し、特定した荷物の形状およびサイズからロッカー10の空きスペースを検出してもよい。
また、上記の実施の形態において、宅配ボックス1が備える各ロッカー10の開閉に、暗証番号(ワンタイムパスワード)、事前配布のカードキー等を利用してもよい。例えば、受取人によるロッカー10の開閉には、配送管理サーバ2から受取人端末4に送信される配送完了通知に、受取人宛ての荷物を収容したロッカー10を開くための暗証番号(ワンタイムパスワード)を含めるとともに、配送人には、すべての宅配ボックス1のロッカー10を開閉可能なカードキーを事前に配布してもよい。
また、上記の実施の形態においては、ロッカー10の内部に、箱型荷物を収容可能な箱型空きスペースを1箇所以上設定し、最大の容積の箱型空きスペースを、箱型荷物を収容可能な空きスペースとして配送人に提示しているが、ロッカー10の内部に設定し得るすべての箱型空きスペースを、箱型荷物を収容可能な空きスペースとして配送人に提示してもよい。これにより、配送人が、自身が配送する荷物の形状及びサイズに基づき、この荷物を収容した場合にデッドスペースがより少ない箱型空きスペースが存在しているロッカー10を予約するようにすれば、ロッカー10の収容効率をより高めることができる。
また、各ロッカー10の収容効率を高めるとともに、ロッカー10の空きスペースがより正確に検出可能となるように、ロッカー10内における収容荷物の配置ルールを定めてもよい。例えば、カメラ13から遠い位置(ロッカー10内部の手前上隅Cにカメラ13が設置されている場合には、カメラ13の対角位置にある、ロッカー10の奥側コーナ部側)から荷物を配置していくことが好ましい。
1、1−1〜1−n:宅配ボックス、 2:配送管理サーバ、 3、3−1、3−2:配送人端末、 4、4−1、4−2:受取人端末、 5:ネットワーク、 6:基地局、 10:ロッカー、 11:ネットワークインターフェース部、 12:マンマシンインターフェース部、 13:カメラ、 14:映像記憶部、 15:空きスペース検出部、 16:主制御部、 200:ネットワークインターフェース部、 201:受取人情報記憶部、 202:配送人情報記憶部、 203:宅配ボックス情報記憶部、 204:宅配ボックス登録要求受信部、 205:ロッカー情報受信部、 206:配送先予約要求等受信部、 207:配送先情報送信部、 208:配送完了通知送信部、 209:受取完了通知送信部、 210:利用状態管理部、 211:主制御部

Claims (7)

  1. 配送支援システムであって、
    少なくとも一つのロッカーを有する複数の宅配ボックスと、
    ネットワークを介して前記宅配ボックスに接続された配送管理サーバと、を備え、
    前記宅配ボックスは、
    当該宅配ボックスが有する各ロッカーの内部を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された前記各ロッカーの内部映像に基づいて、当該各ロッカーの空きスペースを検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果を含むロッカー情報を前記配送管理サーバに送信するロッカー情報送信手段と、を有し、
    前記配送管理サーバは、
    受取人毎に、利用する前記宅配ボックスの情報および受取人端末のアドレス情報を含む受取人情報を記憶する受取人情報記憶手段と、
    前記宅配ボックス毎に、当該宅配ボックスが有する各ロッカーについて、予約の有無および当該宅配ボックスから受信したロッカー情報により特定される空きスペースの情報を含む利用状態を管理する利用状態管理手段と、
    配送人端末から受信した配送先予約要求に従い、当該配送先予約要求で指定されている受取人について前記受取人情報記憶手段に記憶されている宅配ボックスの情報および前記利用状態管理手段で管理されている当該宅配ボックスの各ロッカーの利用状態を、前記配送人端末に送信して、前記配送人端末により指定されたロッカーを予約する予約手段と、
    前記配送先予約要求に従い前記予約手段により予約されたロッカーの当該予約が解除された場合に、当該配送先予約要求で指定されている受取人について前記受取人情報記憶手段に記憶されているアドレス情報により特定される前記受取人端末に、当該ロッカーの指定を含む配送完了通知を送信する配送完了通知手段と、を有し、
    前記利用状態管理手段は、
    前記配送先予約要求に従い前記予約手段により予約されているロッカーについて、前記利用状態管理手段により管理されている空きスペースが減少したならば、当該ロッカーに荷物が収容されたものと判断して、当該ロッカーに対する予約を解除する
    ことを特徴とする配送支援システム。
  2. 請求項1に記載の配送支援システムであって、
    前記ロッカーの内壁には、複数のガイドラインが等間隔に設けられており、
    前記検出手段は、
    前記撮影手段により撮影された前記ロッカーの撮影画像に映っている前記ガイドラインに基づいて、当該ロッカーの空きスペースを検出する
    ことを特徴とする配送支援システム。
  3. 請求項1または2に記載の配送支援システムであって、
    前記配送管理サーバの前記利用状態管理手段は、
    前記宅配ボックス毎に、当該宅配ボックスが有する各ロッカーについて、当該ロッカーに収容されている荷物があるならば、当該荷物の受取人を、当該ロッカーの利用状態に含めて管理し、
    前記配送管理サーバの前記予約手段は、
    前記配送人端末から受信した配送先予約要求で指定されている受取人について前記受取人情報記憶手段に記憶されている宅配ボックスの情報と、前記利用状態管理手段で利用状態が管理されている当該宅配ボックスが備えるロッカーのうち、空きスペースのないロッカー、予約中のロッカー、および当該配送先予約要求で指定されている受取人以外の受取人宛ての荷物が収容されているロッカーを除く各ロッカーの利用状態とを、前記配送人端末に送信して、前記配送人端末から予約するロッカーの指定を受け付ける
    ことを特徴とする配送支援システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の配送支援システムであって、
    前記予約手段は、
    前記配送人端末から、前記配送先予約要求に従い予約するロッカーの指定を複数受付可能であり、
    前記利用状態管理手段は、
    前記配送先予約要求に従い前記予約手段により予約されたロッカーが複数ある場合に、当該複数のロッカーのうちのいずれか一つについて、前記利用状態管理手段により管理されている空きスペースが減少したならば、当該ロッカーに荷物が収容されたものと判断し、前記複数のロッカーに対する予約をすべて解除する
    ことを特徴とする配送支援システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の配送支援システムであって、
    前記宅配ボックスは、
    前記撮影手段により撮影された各ロッカーの内部映像を記録する映像記録手段をさらに有する
    ことを特徴とする配送支援システム。
  6. 少なくとも一つのロッカーを有する複数の宅配ボックスにネットワークを介して接続される配送管理サーバであって、
    受取人毎に、利用する前記宅配ボックスの情報および受取人端末のアドレス情報を含む受取人情報を記憶する受取人情報記憶手段と、
    前記宅配ボックス毎に、当該宅配ボックスから当該宅配ボックスが有する各ロッカーの空きスペースの情報を含むロッカー情報を受信するロッカー情報受信手段と、
    前記宅配ボックス毎に、当該宅配ボックスが有する各ロッカーについて、予約の有無および前記ロッカー情報受信手段が当該宅配ボックスから受信したロッカー情報により特定される空きスペースの情報を含む利用状態を管理する利用状態管理手段と、
    配送人端末から受信した配送先予約要求に従い、当該配送先予約要求で指定されている受取人について前記受取人情報記憶手段に記憶されている宅配ボックスの情報および前記利用状態管理手段で管理されている当該宅配ボックスの各ロッカーの利用状態を前記配送人端末に送信して、前記配送人端末により指定されたロッカーを予約する予約手段と、
    前記配送先予約要求に従い前記予約手段により予約されたロッカーの当該予約が解除された場合に、当該配送先予約要求で指定されている受取人について前記受取人情報記憶手段に記憶されているアドレス情報により特定される前記受取人端末に、当該ロッカーの指定を含む配送完了通知を送信する配送完了通知手段と、を有し、
    前記利用状態管理手段は、
    前記配送先予約要求に従い前記予約手段により予約されたロッカーについて、前記利用状態管理手段により管理されている空きスペースが減少したならば、当該ロッカーに荷物が収容されたものと判断して、当該ロッカーに対する予約を解除する
    ことを特徴とする配送管理サーバ。
  7. 少なくとも一つのロッカーを有する複数の宅配ボックス、およびネットワークを介して前記複数の宅配ボックスに接続した配送管理サーバを用いて、荷物の配送を支援する配送支援方法であって、
    前記宅配ボックスは、
    当該宅配ボックスが備える各ロッカーの内部を撮影する撮影手段により撮影された各ロッカーの内部映像に基づいて、各ロッカーの空きスペースを検出して、検出結果を含むロッカー情報を前記配送管理サーバに送信し、
    前記配送管理サーバは、
    前記宅配ボックス毎に、当該宅配ボックスが有する各ロッカーについて、予約の有無および当該宅配ボックスから受信したロッカー情報により特定される空きスペースの情報を含む利用状態を管理し、
    配送人端末から配送先予約要求を受信した場合に、当該配送先予約要求で指定されている受取人が利用する宅配ボックスの情報および当該宅配ボックスの各ロッカーの利用状態を前記配送人端末に送信して、前記配送人端末により指定されたロッカーを予約し、
    予約されたロッカーの利用状態を監視し、空きスペースが減少したならば、当該ロッカーに荷物が収容されたものと判断し、当該ロッカーに対する予約を解除するとともに、当該配送先予約要求で指定されている受取人の受取人端末に、当該ロッカーの指定を含む配送完了通知を送信する
    ことを特徴とする配送支援方法。
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