JP2019029284A - ケーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】使用時の利便性・作業性に優れるケーブルを提供すること。【解決手段】ケーブル1は、束ねられた複数の絶縁線心20を含むケーブルコア10と、ケーブルコア10の外周を覆うテープ40と、テープ40の外周を覆う樹脂製のシース50と、を備える。テープ40は、第1テープ層41と、第1テープ層41より外周側に位置すると共に第1テープ層41とは異なる材料からなる樹脂製の第2テープ層42と、第1テープ層41及び第2テープ層42の間に位置する粘着層43と、を含む積層構造を有する。第2テープ層42は、シース50と密着しており、粘着層43は、所定温度よりも高い温度での粘着性よりも前記所定温度以下の温度での粘着性が小さい感温性の粘着特性を有する。第2テープ層42は、シース50を構成する樹脂の融点以下の融点を有する熱可塑性樹脂からなる。前記所定温度は、常温より低い温度である。【選択図】図2
Description
本発明は、束ねられた複数の絶縁線心を含むケーブルコアと、ケーブルコアの外周を覆うテープと、そのテープの外周を覆うシースと、を備えたケーブルに関する。
従来から、束ねられた複数の絶縁線心を含むケーブルコアと、ケーブルコアの外周に巻き付けられた押え巻きテープと、押え巻きテープの外周を覆うシースと、を備えたケーブルが知られている(例えば、特許文献1を参照)。押え巻きテープは、複数の絶縁線心が撚り合わされている場合などにおいて変形し易いケーブルコアの形状を良好に保持するために設けられている。
ところで、このようなケーブルの端末作業(具体的には、例えば、ケーブルの端末に端子を接続する作業)を行う際、絶縁線心をケーブルの外部に露出させるべく、シース及び押え巻きテープを切り開いて除去する(いわゆる皮剥きを行う)ことになる。更に、そのように除去したシース及び押え巻きテープ等の廃棄物を回収して処分することになる。即ち、ケーブルの端末作業の際、これら皮剥き及び廃棄物処分の各処理が必要となる。
しかし、ケーブルを使用する際の利便性・作業性を向上させる観点から、これら処理が出来る限り簡略化されたケーブルを構成することが望ましい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、使用時の利便性・作業性に優れるケーブルを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るケーブルは、下記(1)〜(3)を特徴としている。
(1)
束ねられた複数の絶縁線心を含むケーブルコアと、前記ケーブルコアの外周を覆うテープと、前記テープの外周を覆う樹脂製のシースと、を備えたケーブルであって、
前記テープは、
第1テープ層と、前記第1テープ層よりも外周側に位置すると共に前記第1テープ層とは異なる材料から構成された樹脂製の第2テープ層と、前記第1テープ層及び前記第2テープ層の間に位置する粘着層と、を含む積層構造を有し、
前記第2テープ層は、
前記シースと密着しており、
前記粘着層は、
所定温度よりも高い温度での粘着性よりも前記所定温度以下の温度での粘着性が小さい感温性の粘着特性を有する、
ケーブルであること。
(2)
上記(1)に記載のケーブルにおいて、
前記第2テープ層は、
前記シースを構成する樹脂の融点以下の融点を有する熱可塑性樹脂から構成される、
ケーブルであること。
(3)
上記(1)又は(2)に記載のケーブルにおいて、
前記所定温度は、常温よりも低い温度である、
ケーブルであること。
(1)
束ねられた複数の絶縁線心を含むケーブルコアと、前記ケーブルコアの外周を覆うテープと、前記テープの外周を覆う樹脂製のシースと、を備えたケーブルであって、
前記テープは、
第1テープ層と、前記第1テープ層よりも外周側に位置すると共に前記第1テープ層とは異なる材料から構成された樹脂製の第2テープ層と、前記第1テープ層及び前記第2テープ層の間に位置する粘着層と、を含む積層構造を有し、
前記第2テープ層は、
前記シースと密着しており、
前記粘着層は、
所定温度よりも高い温度での粘着性よりも前記所定温度以下の温度での粘着性が小さい感温性の粘着特性を有する、
ケーブルであること。
(2)
上記(1)に記載のケーブルにおいて、
前記第2テープ層は、
前記シースを構成する樹脂の融点以下の融点を有する熱可塑性樹脂から構成される、
ケーブルであること。
(3)
上記(1)又は(2)に記載のケーブルにおいて、
前記所定温度は、常温よりも低い温度である、
ケーブルであること。
上記(1)の構成のケーブルによれば、従来の押え巻きテープに代えて、第1テープ層、第1テープ層より外周側の樹脂製の第2テープ層、及び両者を粘着する粘着層を含む積層構造を有するテープ(以下「積層テープ」とも言う場合もある。)が用いられる。第1テープ層は、従来の押え巻きテープと同様、ケーブルコアの形状を良好に維持する機能を主として果たす。よって、第1テープ層は、従来の押え巻きテープと同様、引張り応力(張力)に対するひずみが小さい(ヤング率が大きい)材料(典型的には、紙、ポリエステル等)で構成されることが好適である。第2テープ層は、第1テープ層とは異なる材料である限りにおいてどのような樹脂で構成されてもよいが、シースと分別して廃棄する必要がない樹脂で構成されることが好適である。
第2テープ層は、シースと密着している。よって、第1テープ層と第2テープ層とが密着した状態でケーブルの端末作業(皮剥ぎ)を行えば、シース及び積層テープを一括して切断して一纏めに除去して、絶縁線心を外部に露出させることができる。その結果、従来の押え巻きテープ(一般に、シースに密着せず、別々に切断・除去する必要がある)を用いた場合と比べて、切断・除去(皮剥き)が容易になる。
更に、除去した後のシース及び積層テープの一体化物(以下「廃棄物」と言う。)を、所定温度以下の低温雰囲気に置くことにより、粘着層の粘着性が低減し、第1テープ層が、第2テープ層及びシースの一体化物から容易に分離する。そのため、特に、第2テープ層がシースと分別して廃棄する必要がない樹脂で構成され、且つ、第1テープ層が第2テープ層及びシースと分別して廃棄する必要がある材料で構成されている場合において、廃棄物の処分が容易になる。なお、廃棄物の処分を十分に容易化する観点から、所定温度は、粘着層の粘着性が実質的に消失する温度(例えば、ケーブルが使用される想定温度(常温等)での粘着力に対する粘着力の低下率が90%以上となるような温度)であることが好ましい。
したがって、本構成のケーブルによれば、使用時の利便性・作業性に優れるケーブルを提供可能である。
上記(2)の構成のケーブルによれば、第2テープ層が、シースを構成する樹脂の融点以下の融点を有する熱可塑性樹脂から構成されている。そのため、シースを形成(押出成形)する工程において第2テープ層の少なくとも一部(特に、シースに接触する面の付近)が溶融する。このような溶融の結果、シースの内周面に第2テープ層が密着(溶着)する。よって、第2テープ層をシースと密着させるための接着剤などを使用することなく、第2テープ層がシースと密着する構造を容易に得ることができる。
上記(3)の構成のケーブルによれば、常温の環境下でケーブルの端末作業(皮剥ぎ)を行えば、粘着層の粘着性がシース及び積層テープを一括して切断して一纏めに除去することができる。別の言い方をすれば、シース及び積層テープを一括して切断して一纏めに除去するために、特殊な雰囲気温度下でケーブルの端末作業(皮剥ぎ)を行う必要がない。
本発明によれば、使用時の利便性・作業性に優れるケーブルを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るケーブル1について説明する。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るケーブル1について説明する。
図1及び図2に示すように、ケーブル1は、ケーブルコア10と、ケーブルコア10の外周を覆うテープ40と、テープ40の外周を覆うシース50と、を備える。
ケーブルコア10は、複数の絶縁線心20と、介在物30とを一方向(S方向又はZ方向)に撚り合わせることにより束ねられた1本の線心撚体である。絶縁線心20は、導体21と、導体21を覆う絶縁体22と、を有している(図2を参照)。ケーブルコア10に含まれる絶縁線心20の本数は、特に制限されないが、2本〜4本であることが好ましい。なお、本例では、ケーブルコア10は2本の絶縁線心20を有している。
介在物30は、例えば、ポリプロピレン(PP)等から構成される解繊紙である。介在物30として、ケーブル1を自在に曲げることが可能なように、柔軟性(可撓性)を有する材料が用いられることが好ましい。介在物30は、複数の絶縁線心20の間の隙間を埋めるように、ケーブル1の全長に亘って設けられている。なお、介在物30は、必ずしも必要ではない。
テープ40は、帯状のテープであり、ケーブルコア10(即ち、1本の線心撚体)の外周に螺旋状に巻き付けられている。テープ40の巻き付けは、一般的な巻き付け機構を用いてなされ得る。
テープ40は、重ね代が発生しないように、即ち、ケーブル1の軸方向に隣接するテープ40の幅方向端面同士が対面接触するように(重ね代がゼロになるように)、又は、ケーブル1の軸方向に隣接するテープ40の幅方向端面同士の間に隙間が形成されるように(螺旋状の隙間が形成されるように)、巻き付けられることが好ましい。これにより、重ね代が発生すること(重ね巻されること)に起因するケーブル1の径方向の寸法の増大が抑制され得る。
図2に示すように、テープ40は、第1テープ層41と、第1テープ層41より外周側に位置する第2テープ層42と、第1テープ層41及び第2テープ層42の間に位置する粘着層43と、からなる3層構造を有している。
第1テープ層41は、テープ40の最内層であり、ケーブルコア10の外周に直接接触するように巻き付けられている。第1テープ層41は、ケーブルコア10(即ち、1本の線心撚体)の形状を良好に維持する機能を主として果たす。よって、第1テープ層41は、引張り応力(張力)に対するひずみが小さい(ヤング率が大きい)材料(典型的には、紙、ポリエステル等)で構成されることが好適である。また、第1テープ層41は、上述した巻き付け機構によってケーブルコア10に巻き付けられる際の遠心力によって作用する張力に耐え得る強度を有していることが好適である。
第2テープ層42は、テープ40の最外層であり、シース50の内周面に密着している(この点については後述される)。第2テープ層42は、シース50に密着することでケーブル1の端末作業(皮剥ぎ)における作業性を高める機能を主として果たす(この点については後述される)。第2テープ層42は、第1テープ層41とは異なる材料で構成され、本例では、熱可塑性樹脂で構成される。この熱可塑性樹脂として、溶融温度が80〜90℃であるエチレン酢酸ビニル等が採用されることが好適である。
粘着層43は、第1テープ層41と第2テープ層42との間に位置すると共に、ケーブル1が使用される想定温度(例えば、常温)の下で粘着性が発現し、所定温度以下で粘着性が実質的に消失する感温性の粘着テープ(いわゆるクールオフタイプの粘着テープ)である。即ち、粘着層43は、ケーブル1が使用される想定温度のときに第1テープ層41と第2テープ層42とを粘着し(一体化し)、所定温度以下のときに第1テープ層41と第2テープ層42とを分離する機能を有する。粘着層43は、例えば、常温(25℃程度)での粘着力に対する10℃以下での粘着力の低下率が90%以上となるような特性を有することが好ましい。粘着層43として、例えば、ニッタ株式会社製のPlafix(登録商標)等が使用され得る。
シース50は、例えば、ポリ塩化ビニル等の樹脂で構成されている。シース50は、ケーブルコア10の外周に巻き付けられたテープ40(より具体的には、第2テープ層42)の外周に、加熱溶融されたシース材料を管形状を有するように押出加工することにより形成される。これにより、ケーブルコア10及びテープ40がシース50によって保護される。
シース材料(ポリ塩化ビニル)の押出加工時の温度は、約180℃であり、第2テープ層42の溶融温度(80〜90℃)より高い。別の言い方をすれば、第2テープ層42が、シース材料の融点以下の融点を有する熱可塑性樹脂から構成されている。よって、シース材料を押出加工する際、第2テープ層42の少なくとも一部(特に、シース50に接触する面の付近)が溶融する。このような溶融の結果、シース50の内周面に第2テープ層42が密着(溶着)する。よって、第2テープ層42をシース50と密着させるための接着剤などを使用することなく、第2テープ層42がシース50と密着する構造が得られる。なお、第2テープ層42をより確実にシース50に溶着させるためには、シース材料の押出加工前に第2テープ層42を50℃程度まで温めておくことが好ましい。
以上に説明したように、本実施形態に係るケーブル1では、従来の押え巻きテープに代えて、第1テープ層41、第2テープ層42、及び粘着層43からなる3層構造を有するテープ40が用いられる。ここで、第2テープ層42は、シース50と密着している。更に、粘着層43の温度(よって、雰囲気温度)がケーブル1の使用される想定温度(例えば、常温)である限り、粘着層43の粘着性が十分に発現しているので、第1テープ層41は第2テープ層42と粘着している。即ち、このとき、テープ40は、シース50及びテープ40が一体化された3層構造を維持する。
よって、例えば、常温の雰囲気でケーブル1の端末作業(皮剥ぎ)を行えば、図3に示すように、シース50及びテープ40を一括して切断し一纏めに除去して(図中の白矢印を参照)、絶縁線心20を外部に露出させることができる。その結果、従来の押え巻きテープ(一般に、シースに密着せず、別々に切断・除去する必要がある)を用いた場合と比べて、切断・除去(皮剥き)が容易になる。
更に、除去した後のシース50及びテープ40の一体化物(以下「廃棄物」と言う。)を、上述した所定温度(例えば、10℃)以下の低温雰囲気に置く(例えば、10℃以下の低温水に浸す)ことにより、常温から大幅に冷却することなく、粘着層43の粘着性が実質的に消失して、第1テープ層41が、第2テープ層42及びシース50の一体化物から容易に分離する。そのため、特に、第2テープ層42がシース50と分別して廃棄する必要がない樹脂で構成され、且つ、第1テープ層41が第2テープ層42及びシース50と分別して廃棄する必要がある材料で構成されている場合において、廃棄物の処分も容易になる。
したがって、本発明の実施形態に係るケーブル1によれば、使用時の利便性・作業性に優れるケーブルを提供可能である。
更に、第2テープ層42が、シース50を構成する樹脂の融点(約180℃)以下の融点(80〜90℃)を有する熱可塑性樹脂から構成されている。そのため、シース50を形成(押出成形)する工程において第2テープ層42の少なくとも一部(特に、シース50に接触する面の付近)が溶融する。このような溶融の結果、シース50の内周面に第2テープ層42が密着(溶着)する。よって、第2テープ層42をシース50と密着させるための接着剤などを使用することなく、第2テープ層42がシース50と密着する構造を容易に得ることができる。
更に、常温下でケーブル1の端末作業(皮剥ぎ)を行えば、シース50及びテープ40を一括して切断して一纏めに除去することができる。別の言い方をすれば、シース50及びテープ40を一括して切断して一纏めに除去するために、特殊な雰囲気温度下でケーブル1の端末作業(皮剥ぎ)を行う必要がない。
<他の形態>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用できる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用できる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、ケーブルコア10に含まれる複数の絶縁線心20が撚り合わされて束ねられている。これに対し、複数の絶縁線心20が、撚り合わされずに互いに平行に延びるように束ねられていてもよい。
更に、上記実施形態では、テープ40の粘着層43が粘着性を実質的に失う温度として、10℃以下が例示されている。これに対し、粘着層43は、必ずしもこの特性を有する必要はなく、「常温から大幅に冷却する必要のない程度の低温(例えば、0℃)より高く、且つ、常温より低い温度」以下で粘着性が実質的に消失する特性を有していればよい。
更に、上記実施形態では、テープ40の第2テープ層42がシース50を構成する樹脂の融点以下の融点を有する熱可塑性樹脂から構成されているので、第2テープ層42をシース50と密着させるための接着剤などを使用することなく、第2テープ層42がシース50と密着する構造を容易に得ることができる。これに対し、第2テープ層42は、第1テープ層41とは異なる材料である限りにおいてどのような樹脂で構成されていてもよい。この場合、接着剤などを使用して、第2テープ層42をシース50と密着させる必要が生じる。
ここで、上述した本発明に係るケーブルの実施形態の特徴をそれぞれ以下(1)〜(3)に簡潔に纏めて列記する。
(1)
束ねられた複数の絶縁線心(20)を含むケーブルコア(10)と、前記ケーブルコア(10)の外周を覆うテープ(40)と、前記テープ(40)の外周を覆う樹脂製のシース(50)と、を備えたケーブル(1)であって、
前記テープ(40)は、第1テープ層(41)と、前記第1テープ層(41)よりも外周側に位置すると共に前記第1テープ層(41)とは異なる材料からなる樹脂製の第2テープ層(42)と、前記第1テープ層(41)及び前記第2テープ層(42)の間に位置する粘着層(43)と、を含む積層構造を有し、
前記第2テープ層(42)は、前記シース(50)と密着しており、
前記粘着層(43)は、所定温度よりも高い温度での粘着性よりも前記所定温度以下の温度での粘着性が小さい感温性の粘着特性を有する、
ケーブル。
(2)
上記(1)に記載のケーブルにおいて、
前記第2テープ層(42)は、前記シース(50)を構成する樹脂の融点以下の融点を有する熱可塑性樹脂から構成される、
ケーブル。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載のケーブルにおいて、
前記所定温度は、常温よりも低い温度である、
ケーブル。
(1)
束ねられた複数の絶縁線心(20)を含むケーブルコア(10)と、前記ケーブルコア(10)の外周を覆うテープ(40)と、前記テープ(40)の外周を覆う樹脂製のシース(50)と、を備えたケーブル(1)であって、
前記テープ(40)は、第1テープ層(41)と、前記第1テープ層(41)よりも外周側に位置すると共に前記第1テープ層(41)とは異なる材料からなる樹脂製の第2テープ層(42)と、前記第1テープ層(41)及び前記第2テープ層(42)の間に位置する粘着層(43)と、を含む積層構造を有し、
前記第2テープ層(42)は、前記シース(50)と密着しており、
前記粘着層(43)は、所定温度よりも高い温度での粘着性よりも前記所定温度以下の温度での粘着性が小さい感温性の粘着特性を有する、
ケーブル。
(2)
上記(1)に記載のケーブルにおいて、
前記第2テープ層(42)は、前記シース(50)を構成する樹脂の融点以下の融点を有する熱可塑性樹脂から構成される、
ケーブル。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載のケーブルにおいて、
前記所定温度は、常温よりも低い温度である、
ケーブル。
1 ケーブル
10 ケーブルコア
20 絶縁線心
40 テープ
41 第1テープ層
42 第2テープ層
43 粘着層
50 シース
10 ケーブルコア
20 絶縁線心
40 テープ
41 第1テープ層
42 第2テープ層
43 粘着層
50 シース
Claims (3)
- 束ねられた複数の絶縁線心を含むケーブルコアと、前記ケーブルコアの外周を覆うテープと、前記テープの外周を覆う樹脂製のシースと、を備えたケーブルであって、
前記テープは、
第1テープ層と、前記第1テープ層よりも外周側に位置すると共に前記第1テープ層とは異なる材料から構成された樹脂製の第2テープ層と、前記第1テープ層及び前記第2テープ層の間に位置する粘着層と、を含む積層構造を有し、
前記第2テープ層は、
前記シースと密着しており、
前記粘着層は、
所定温度よりも高い温度での粘着性よりも前記所定温度以下の温度での粘着性が小さい感温性の粘着特性を有する、
ケーブル。 - 請求項1に記載のケーブルにおいて、
前記第2テープ層は、
前記シースを構成する樹脂の融点以下の融点を有する熱可塑性樹脂から構成される、
ケーブル。 - 請求項1又は請求項2に記載のケーブルにおいて、
前記所定温度は、常温よりも低い温度である、
ケーブル。
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