JP2019027505A - バタフライバルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】微小開度制御が可能なバタフライバルブについて、閉弁時におけるシール性能の低下を防止又は抑制する。【解決手段】バタフライバルブは、ボディ12に回動可能に支持されたシャフト42と、シャフト42と共に回動することにより通路15の開閉状態又は開度を調整する弁体20と、ボディ12の内壁17側から突出し、弁体20の外周縁の回動軌跡に沿うように形成された対向面126を有する遮蔽壁と、遮蔽壁において弁体の回動方向に設けられた切欠きからなり、弁体20の回動角度に応じて流体の通過を許容する開口面積が変化する可変開口部124と、を備える。弁体20は、遮蔽壁の対向面126に沿って変位して可変開口部124の開口面積を変化させる流量調整部C1と、ボディ12の内壁17に着脱して通路15を開閉する弾性材料からなるシール部S1とを有する。流量調整部C1とシール部S1とが異なる位置に設けられている。【選択図】図6

Description

本発明は、バタフライバルブに関する。
バタフライバルブは、シャフトに円板状の弁体を組み付けた簡素な構成を有し、比較的低コストにて実現できる。このため、給湯装置等の水回路に設置され、流体通路の開閉や切り替えに用いられることが多い。バタフライバルブの機能を高めるために、可変開口部を設けて微小開度での制御が可能な構造も提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−89581号公報
特許文献1のバタフライバルブは、主として水回路への適用が想定されており、水圧には十分に耐えうる構造を有する。しかしながら、例えば冷凍サイクルなど特に高圧流体を扱う装置に適用した場合、微小開度時に流体が可変開口部を高速で通過するため、弁体の外周面にエロージョン(流体摩耗)による損傷を発生させる可能性がある。それにより、閉弁時におけるシール性能が低下する虞がある。
本発明の目的の一つは、微小開度制御が可能なバタフライバルブについて、閉弁時におけるシール性能の低下を防止又は抑制することにある。
本発明のある態様は、電動式のバタフライバルブである。このバタフライバルブは、流体の通路を画定する内壁を有するボディと、ボディに回動可能に支持されたシャフトと、シャフトに組み付けられた状態で通路に配置され、シャフトと共に回動することにより通路の開閉状態又は開度を調整する弁体と、通電によりシャフトを回転駆動させるアクチュエータと、ボディの内壁側から突出し、弁体の外周縁の回動軌跡に沿うように形成された対向面を有する遮蔽壁と、遮蔽壁において弁体の回動方向に設けられた切欠きからなり、弁体の回動角度に応じて流体の通過を許容する開口面積が変化する可変開口部と、を備える。
弁体は、遮蔽壁の対向面に沿って変位して可変開口部の開口面積を変化させる流量調整部と、ボディの内壁に着脱して通路を開閉する弾性材料からなるシール部とを有する。流量調整部とシール部とが異なる位置に設けられている。
この態様によれば、バタフライバルブの弁体に流量調整部およびシール部が設けられ、流量調整部によって微小開度の調整が行われ、シール部によって弁部の開閉が行われる。流量調整部とシール部とが異なる位置に設けられるため、微小開度時にシール部を可変開口部から離隔させることができ、シール部の摩耗を抑制できる。その結果、閉弁時におけるシール性能の低下を防止又は抑制できる。
本発明によれば、微小開度制御が可能なバタフライバルブについて、閉弁時におけるシール性能の低下を防止又は抑制できる。
第1実施形態に係るバタフライバルブの構成を表す図である。 弁体およびその周辺構造を示す図である。 弁体の外観を表す図である。 遮蔽部材の構成を表す図である。 図1(A)のE方向矢視に対応する遮蔽部材周辺の部分拡大図である。 弁体の作動状態を表す図である。 弁体の作動状態を表す図である。 弁体の角度と冷媒流量との関係を表す図である。 第2実施形態に係る弁体およびその周辺構造を示す図である。 弁体の作動状態を表す図である。 第3実施形態に係る遮蔽部材の構成を表す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。
[第1実施形態]
本実施形態のバタフライバルブは、車両用冷暖房装置の冷凍サイクルに適用され、膨張弁又は開閉弁として機能する。この冷暖房装置は、いわゆるヒートポンプ式であり、図示しない圧縮機、室内凝縮器、室外熱交換器、蒸発器及びアキュムレータを配管にて接続した冷凍サイクルを備える。室外熱交換器は、冷房運転時に室外凝縮器として機能する一方、暖房運転時には室外蒸発器として機能する。冷媒としては、例えばHFC−134a、HFO−1234yfなどが採用される。バタフライバルブは、冷凍サイクルの所定位置に設置され、蒸発器の上流側で冷媒を絞り膨張させる膨張弁、又は冷媒通路を全開又は閉弁状態に切り替える開閉弁として機能する。
図1は、第1実施形態に係るバタフライバルブの構成を表す図である。図1(A)は縦断面図であり、図1(B)は図1(A)のA−A矢視断面図である。
図1(A)に示すように、バタフライバルブ10は、弁部を内蔵するボディ12と、弁部を駆動するアクチュエータ14とを組み付けて構成される。アクチュエータ14としては、DCモータ、ステッピングモータその他の電動アクチュエータを採用できる。
ボディ12は、例えばアルミニウム合金や真鍮などの金属材を切削加工して得られる。ボディ12の側面を貫通するように直線状の通路15が設けられている。ボディ12の内壁17によって通路15が画定されている。通路15の一端には上流側から冷媒を導入するための導入ポート16が設けられ、他端には下流側へ冷媒を導出する導出ポート18が設けられている。通路15の中央に弁体20が設けられている。弁体20の上流側には第1遮蔽部材50a、下流側には第2遮蔽部材50bがそれぞれ配設されている。これらの遮蔽部材は、同一構造を有し、弁体20の軸線に対して対称の構造を有するように配置され、弁体20との協働により通路15の開度を調整する。以下、両者を特に区別しないときには「遮蔽部材50」と総称する。
ボディ12は、アクチュエータ14の機構が配置される作動室22と通路15とを区画する隔壁24を有する。隔壁24を上下に貫通するように挿通孔30が設けられている。挿通孔30は、上方から下方に向けて複数段に縮径される段付孔となっており、上段から大径部32、中径部34、小径部36が連設されている。大径部32には雌ねじ部38が形成されている。ボディ12にはまた、通路15を挟んで挿通孔30と対向する軸受穴40が設けられている。軸受穴40は、挿通孔30と同軸状に形成されている。挿通孔30を軸線方向に貫通するようにシャフト42が設けられている。シャフト42は、弁体20の回転軸を構成する。
シャフト42は、段付円柱状をなし、その軸線方向中間部にフランジ状の摺動部44が設けられている。摺動部44は、中径部34に挿通され、回転摺動可能に支持されている。シャフト42の下半部に弁体20が組み付けられている。シャフト42は、弁体20を同軸状に貫通し、通路15を径方向に横断するように延在する。シャフト42の下端部は、軸受穴40に挿通され、回転自在に支持されている。すなわち、シャフト42は、中径部34と軸受穴40とによって軸線周りに回動自在に支持されている。
挿通孔30の上半部には、段付円筒状の支持部材46が固定されている。支持部材46の上半部には雄ねじ部48が形成されている。雄ねじ部48を雌ねじ部38に螺合させて締結することにより、支持部材46がボディ12に固定される。支持部材46の下端部が中径部34に挿通され、摺動部44との間にリング状のすべり軸受51を介装している。支持部材46は、すべり軸受51を介してシャフト42を上方から支持し、シャフト42の上方への変位を規制するストッパとして機能する。
シャフト42は支持部材46を貫通し、その上端部がアクチュエータ14の回転機構(回転軸)に接続されている。中径部34における摺動部44の下方には、すべり軸受52およびOリング54が配設されている。Oリング54は、通路15側から作動室22側への流体の漏洩を防止する「シール部材」として機能する。すべり軸受52は、すべり軸受51と同様にリング状をなし、シャフト42を下方から支持するとともに、Oリング54に対するバックアップリングとしても機能する。
弁体20は、シャフト42に対して軸線方向に固定されておらず、ボディ12の内壁17により軸線方向への動きが規制されている。内壁17において弁体20の上端面および下端面とそれぞれ対向する部分が半径方向に隆起し、一対のガイド部56,58を形成している。各ガイド部の径方向の端面は、平坦面60,62となっている。それらの平坦面により弁体20の軸線方向への動きが規制されている。これらの平坦面は、例えばマシニングセンタやインターナルブローチ等による切削加工による得ることができる。
図1(B)に示すように、弁体20は、実線にて示す全開状態から約45度回動すると、その外周部が内壁17に沿って当接する。それにより、通路15が閉止され、その閉止状態(閉弁状態)におけるシールが実現される。すなわち、弁体20は、通路15の軸線に沿う全開状態から一方向(図中反時計回り)又は反対方向(図中時計回り)に回動可能であり(図中点線および破線参照)、アクチュエータ14により回転駆動される。なお、本実施形態では、バタフライバルブ10を膨張弁として機能させるため、弁体20を全開状態(実線)と一方向の閉弁状態(点線)との間で駆動する。
遮蔽部材50は、段付円筒状をなし、内壁17に沿って嵌合するようにボディ12に組み付けられている。ガイド部56,58の上流側端面および下流側端面がテーパ形状とされ、遮蔽部材50の外周面がそれらと相補形状のテーパ面64を有する。第1遮蔽部材50aは、導入ポート16側から通路15に挿入され、そのテーパ面64が両ガイド部の上流側端面に係止されることで規定の位置にセットされる。同様に、第2遮蔽部材50bは、導出ポート18側から通路15に挿入され、そのテーパ面64が両ガイド部の下流側端面に係止されることで規定の位置にセットされる。遮蔽部材50の構造の詳細については後述する。
次に、弁体20の構成の詳細について説明する。図2は、弁体20およびその周辺構造を示す図である。(A)は弁体20とシャフト42との接続構造を示す正面図であり、(B)は(A)のB−B矢視断面図である。図3は、弁体20の外観を表す図である。(A)は斜視図であり、(B)は正面図であり、(C)は平面図である。
図2(A)および(B)に示すように、弁体20は、金属製のプレート72の外面を弾性部材74により被覆して得られ、軸線L1に対して対称な構造を有する。プレート72は、正面視楕円状をなし、シャフト42を挿通する筒状のベース80と、ベース80から半径方向外向きに延出する板状の本体部82と、本体部82の外周部に沿って設けられたシール支持部84とを有する。ベース80の内方にシャフト42を挿通するための取付孔86が形成されている。シール支持部84は断面三股形状をなし、本体部82の延在方向に延出する第1支持部81と、本体部82から弁体20の回転方向一方の側に延出する第2支持部83と、本体部82から弁体20の回転方向他方の側に延出する第3支持部85とを有する。第2支持部83と第3支持部85とは、本体部82に対して互いに反対側に延び、それぞれ第1支持部81と約90度の角度をなす。
弁体20の製造工程においては、プレート72に対して弾性部材74(耐食性を有する樹脂材)の焼き付けが行われる。本実施形態では、弾性部材74としてゴムが採用され、そのゴムとプレート72との加硫接合が行われる。それにより、弾性部材74がプレート72に対し、密着した状態で安定に固定される。
シャフト42は、全体的に段付円柱状をなすが、弁体20に挿通される部分にいわゆるDカットが施されている。すなわち、シャフト42において取付孔86に挿通される部分には一対の平坦面が形成され、それらがアクチュエータ14の回転力を伝達するための回転力伝達面88を構成する。
一方、ベース80の内壁面には、一対の回転力伝達面88にそれぞれ当接する一対の受圧面90が形成されている。アクチュエータ14の駆動によりシャフト42が回転駆動されると、回転力伝達面88が受圧面90を押圧することによりプレート72に回転トルクを作用させる。弁体20は、アクチュエータ14の回転に応じた方向に回動して通路15を開閉状態を調整する。
図3(A)〜(C)に示すように、弁体20は、平面視において上下左右対称に構成されている。弾性部材74の上端面および下端面は、それぞれ軸線に対して垂直であり、互いに平行な平坦面92,94とされている。平坦面92には、取付孔86の上端開口部を取り囲むように円形の環状ビード96が突設されている。環状ビード96は、挿通孔30の開口部を同軸状に取り囲みつつ平坦面60に密着し、弁体20の内方への冷媒の流入を阻止する「第1環状シール部」として機能する(図1(A)参照)。一方、平坦面94には、取付孔86の下端開口部を取り囲むように円形の環状ビード98が突設されている。この環状ビード98は、軸受穴40の開口部を同軸状に取り囲みつつ平坦面62に密着し、弁体20の内方への冷媒の流入を阻止する「第2環状シール部」として機能する(図1(A)参照)。
また、弾性部材74の外周面に沿ってそれぞれ円弧を描くようにビード100〜106が突設されている。弁体20の軸線L1に対して一方の側にビード100,101,102が並設され、他方の側にビード104,105,106が並設されている。一方、弾性部材74の上面には、環状ビード96から半径方向外向きに延出するように一対の直線ビード108,110が設けられている。さらに、これら直線ビード108,110の先端とそれぞれ直交するように弧状ビード112,114が設けられている。ビード100の上端が弧状ビード112の一端とつながり、ビード102の上端が弧状ビード112の他端とつながっている。ビード104の上端が弧状ビード114の一端とつながり、ビード106の上端が弧状ビード114の他端とつながっている。
同様に、弾性部材74の下面には、環状ビード98から半径方向外向きに延出するように一対の直線ビード116,118が設けられている。さらに、これら直線ビード116,118の先端とそれぞれ直交するように弧状ビード120,122が設けられている。ビード100の下端が弧状ビード120の一端とつながり、ビード102の下端が弧状ビード120の他端とつながっている。ビード104の下端が弧状ビード122の一端とつながり、ビード106の下端が弧状ビード122の他端とつながっている。
弧状ビード112,114は、環状ビード96と同心状に設けられている。同様に、弧状ビード120,122は、環状ビード98と同心状に設けられている。なお、ここでいう「同心状」は、円弧状であることは望ましいが、図示のように弧状ビードの長さが短い場合、直線状(環状シール部の同心円の接線方向に延びる形状)としてもよい。このような直線状は、実質的に「同心状」の概念に含めてよい。
環状ビード96,直線ビード108,110および弧状ビード112,114は、弁部の開閉状態にかかわらず、実質的に同じ潰し代にて通路15の平坦面60に密着する。弧状ビード112,114は、弾性部材74において軸線L1を中心とした半径方向の最も外側で平坦面60に当接する。同様に、環状ビード98,直線ビード116,118および弧状ビード120,122も、弁部の開閉状態にかかわらず、実質的に同じ潰し代にて通路15の平坦面62に密着する。弧状ビード120,122は、弾性部材74において軸線L1を中心とした半径方向の最も外側で平坦面62に当接する。
ビード102,104は、「第1シール部」として機能し、弁体20が一方向に回転することにより内壁17に着座して通路15(第1の弁)を閉じる(図1(B)の点線参照)。第1の弁が閉じられるときには、ビード102,104が内壁17に沿って密着する。このとき、ビード102,104が内壁17にて強圧縮され、十分なシール性能が確保される。すなわち、環状ビード96→直線ビード108→弧状ビード112→ビード102→弧状ビード120→直線ビード116→環状ビード98→直線ビード118→弧状ビード122→ビード104→弧状ビード114→直線ビード110→環状ビード96のように連続的につながる環状のシール構造が実現され、第1の弁を介する冷媒の流通が確実に遮断される。このとき、ビード100,106は、内壁17から離脱している。
一方、ビード100,106は、「第2シール部」として機能し、内壁17に着脱して通路15(第2の弁)を開閉する(図1(B)の破線参照)。第2の弁が閉じられるときには、ビード100,106が内壁17に沿って密着する。このとき、ビード100,106が内壁17にて強圧縮され、十分なシール性能が確保される。すなわち、環状ビード96→直線ビード108→弧状ビード112→ビード100→弧状ビード120→直線ビード116→環状ビード98→直線ビード118→弧状ビード122→ビード106→弧状ビード114→直線ビード110→環状ビード96のように連続的につながる環状のシール構造が実現され、第2の弁を介する冷媒の流通が確実に遮断される。このとき、ビード102,104は、内壁17から離脱している(図1(B)の破線参照)。
ビード101,105は、弁体20の最外径に沿って設けられ、遮蔽部材50と協働して弁部の微小開度を調整する「流量調整部」として機能する(図3(C)参照)。それにより、バタフライバルブ10を膨張弁として機能させることができる。一方、第1シール部(ビード102,104)および第2シール部(ビード100,106)は、弁体20の最外径から外れた位置に設けられている。
図4は、遮蔽部材50の構成を表す図である。(A)は正面側からみた斜視図であり、(B)は背面側からみた斜視図である。(C)は正面図、(D)は左側面図、(E)は平面図である。(F)は(C)のC−C矢視断面図、(G)は(C)のD−D矢視断面図である。
図4(A)および(C)に示すように、遮蔽部材50は、概略円筒状の本体120を有する。本体120には、軸線L2から左側にオフセットした長円状の開口部123が設けられている。ここで、軸線L2は、遮蔽部材50が通路15に設置された際に、通路15の軸線と一致する。本体120は、内壁17側から半径方向内向きに突出し、通路15における冷媒の流れを部分的に遮蔽する「遮蔽壁」として機能する。本体120の右側内壁には、軸線L2と平行に延びるスリット124が形成されている。
図4(B)および(D)〜(G)に示すように、本体120の背面側は凹曲面(凹球面状)となっており、弁体20との対向面126を構成する。遮蔽部材50が通路15に設置されると、対向面126は、弁体20の外周縁の回動軌跡に沿うようになる。
図4(A)〜(C)および(F)に示すように、スリット124は、本体120(開口部123)の内周縁(遮蔽壁の突出端縁)から弁体20の回動方向に所定深さを有する切欠きからなる。スリット124は、断面V字状をなし、本体120の内周縁に向けて開口幅が大きくなる形状を有する。スリット124は、弁体20の回動角度に応じて冷媒の通過を許容する開口面積が変化する「可変開口部」として機能する。
図5は、図1(A)のE方向矢視に対応する遮蔽部材50周辺の部分拡大図である。(A)は閉弁状態を示し、(B)は全開状態を示す。
図5(A)に示すように、閉弁状態においては、弁体20が通路15を全閉するため、導入ポート16から導入された冷媒の流通は遮断される。一方、図5(B)に示すように、開弁状態においては、冷媒が第1遮蔽部材50aおよび第2遮蔽部材50bの双方を通過し、下流側へ導かれる。
次に、本実施形態のシール方法および流量制御方法の詳細について説明する。
図6および図7は、弁体20の作動状態を表す図であり、図1(B)の部分拡大図に対応する。図6は実質的に閉弁状態を示す。(A)は全閉状態(シール状態)を示し、(B)は開弁開始状態を示す。図7は開弁状態を示す。(A)および(B)は流量制御状態を示し、(C)は全開状態を示す。
図6(A)に示すように、全閉状態においては、弁体20のシール部S1(ビード102,104)が内壁17に強圧縮されて密着し、十分なシール性能が確保される。すなわち、プレート72が、閉弁状態においてシール部S1のシール中心よりも低圧側に内壁17との間隙を狭小化させる特定形状(本実施形態では上述した三股形状)を有する。なお、シール部S1は、弾性部材74において閉弁時に内壁17に押し付けられて弾性変形する部分(押し潰される部分)である。「シール中心」は、シール部S1において最も高いシール面圧を発生させる部分を意味する。
このため、第1の弁が閉じられることにより、弁体20の下流側が低圧となる場合、シール部S1のシール中心よりも低圧側に狭小部Pが形成されるため、その狭小部Pの間隙が抵抗となってシール部S1の変位を規制する。このとき、その抵抗に逆らってシール部S1がその間隙に押し込まれようとすることでその面圧が上昇し、そのシール部S1について自封性を発揮させることができる。それにより、シール性能が向上される。また、シール部S1をビードとすることで、閉弁時に弾性部材74における潰し量を最小限に抑えることができ、弁体20の締め切りトルクを小さく抑えることができる。
なお、この全閉状態において、弁体20の流量調整部C1(ビード101,105)は、遮蔽部材50の対向面126におけるスリット124の外側に当接しているが、実質的に変形を伴わず、シール部S1のようなシール性能は有しない。変形例においては、流量調整部C1と対向面126との間に所定のクリアランスを設けてもよい。
図6(B)に示すように、弁体20が開弁作動を開始すると、シール部S1が内壁17から離脱し、流量調整部C1がスリット124の基端に差し掛かる。図7(A)および(B)に示すように、流量調整部C1がスリット124に対向する間、微小流量制御が行われる。すなわち、スリット124において流量調整部C1よりも内壁17に近い側が開口し、冷媒を通過させる。弁体20が図中時計回りに回動するほど、その開口面積が大きくなる。本実施形態では、図4に示したように、スリット124が遮蔽部材50の半径方向内側に変位するほど大きくなるため、弁部の微小開度もそれに合わせて大きくなり、流量を増加させることができる。本実施形態では、流量調整部C1がスリット124に対向して変位する間、バタフライバルブ10が膨張弁として機能する。
流量調整部C1がスリット124から離間すると、弁開度の増大率が大きくなる。図7(C)に示すように、弁体20が通路15に対して平行な全開状態になると、冷媒流量を最大とすることができる。この状態は、バタフライバルブ10を開閉弁として機能させたときの開弁状態である。
図8は、弁体20の角度と冷媒流量との関係を表す図である。ここで、「角度(deg)」は、図6(A)に示した全閉状態を0度とした時計回りの角度であり、本実施形態では42度が全開状態に対応する。図中太線は本実施形態の結果を示し、細線は比較例として遮蔽部材を有しない場合の結果を示す。弁部の前後差圧(上流側と下流側との差圧)に応じた結果が示され、実線が差圧:0.1MPaG、一点鎖線が差圧:0.2MPa、破線が0.5MPaを示す。
図示の実験結果から分かるように、前後差圧が大きくなるほど冷媒流量は大きくなる。そして特に、本実施形態のように遮蔽部材50を設けることで、弁開度に対する流量の変化を緩やかにでき、微小開度においてより細かな制御が可能であることが分かる。このことは、本実施形態により微小流量制御が容易となり、膨張弁として実用に供しやすいことを意味する。
以上説明したように、本実施形態によれば、バタフライバルブ10の弁体20に流量調整部C1およびシール部S1が設けられ、流量調整部C1によって微小開度の調整が行われ、シール部S1によって弁部の開閉が行われる。流量調整部C1とシール部S1とが異なる位置に設けられるため、図7(A)および(B)に示したように、微小開度時にシール部S1をスリット124(可変開口部)から離隔させることができ、シール部S1の損傷を抑制できる。すなわち、微小開度においてはスリット124の開口面積が小さいため、スリット124およびその付近の冷媒の流速が大きくなる。その結果、スリット124の近傍の部材にエロージョン(流体摩耗)を生じさせ易い状態となる。この点、本実施形態によれば、微小開度においてシール部S1がスリット124から十分に離間するため、そのシール部S1のエロージョンを防止又は抑制できる。また、弁体20の回動によりシール部S1がスリット124に対向する過程において、シール部S1と対向面126との間に十分な間隙が確保される。このため、シール部S1に摺動摩耗が生じることもない。その結果、閉弁時におけるシール性能の低下を防止又は抑制できる。
[第2実施形態]
図9は、第2実施形態に係る弁体220およびその周辺構造を示す図である。(A)は弁体220とシャフト42との接続構造を示す正面図であり、(B)は(A)のB−B矢視断面図である。以下では第1実施形態との相異点を中心に説明する。なお、同図において第1実施形態とほぼ同様の構成部分については同一の符号を付している。
本実施形態では、弾性部材274がプレート272の外面全体を覆ってはおらず、弁体220の外周縁において第1支持部281の先端が露出している。つまり、流量調整部C2がビードではなく、金属部分となっている。
図10は、弁体220の作動状態を表す図であり、開弁状態を示す。(A)および(B)は流量制御状態を示し、(C)は全開状態を示す。
流量調整部C2は、金属材料からなり、スリット124(可変開口部)と対向した状態において対向面126との間に所定のクリアランスを保つ。それにより、弁体220の回動時に流量調整部C2が遮蔽部材50に摺動して磨耗することがない。
流量調整部C2がスリット124に対向する間、微小流量制御が行われる。弁体220が図中時計回りに回動するほど、弁部の開口面積が大きくなり、微小開度についても細かな制御ができる。流量調整部C2がスリット124に対向して変位する間、バタフライバルブ10が膨張弁として機能する。
本実施形態によれば、第1実施形態の作用効果に加え、流量調整部C2の摩耗を抑制できる。それにより、微小開度制御を長期間にわたって高精度に維持できる。
[第3実施形態]
図11は、第3実施形態に係る遮蔽部材350の構成を表す図である。(A)は正面側からみた斜視図であり、(B)は背面側からみた斜視図である。(C)は正面図、(D)は左側面図、(E)は平面図である。(F)は(C)のC−C矢視断面図、(G)は(C)のD−D矢視断面図である。
図11(A)および(C)に示すように、本実施形態の遮蔽部材350は、本体320(「遮蔽壁」として機能する)を軸線方向に貫通するようなスリットは設けられていない。一方、図11(B)および(F)に示すように、本体320の対向面126が部分的に切り欠かれて凹部324(凹溝)が形成されている。
凹部324は、本体320(開口部123)の内周縁(遮蔽壁の突出端縁)から弁体20の回動方向に沿って外周縁近傍まで延びる長方形状を有する。凹部324の深さは十分に小さいものの、本体320の外周縁側から内周縁側に向けてその深さが徐々に大きくされている。本実施形態においても流量調整部C1と対向面126との距離がほぼゼロに保持されるため、弁体20の回動角度に応じて冷媒の通過を許容する開口面積が変化する。すなわち、凹部324が「可変開口部」として機能する。
本実施形態によれば、可変開口部の開度を第1実施形態よりも小さくできる。それにより、第1実施形態の作用効果に加え、流量調整部C2による流量調整をより微小開度で行うことができる(つまり、流量を絞ることができる)。このため、バタフライバルブを膨張弁として機能させ易くなる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はその特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
上記実施形態では、バタフライバルブとして、導入ポートおよび導出ポートを有し、一方向への流れを許容する二方弁を例示した。変形例においては、二つのポートが導入ポートおよび導出ポートに切り替え可能な双方向の二方弁としてもよい。
上記実施形態では、バタフライバルブとして、導入ポートおよび導出ポートを一つずつ有する二方弁を例示した。変形例においては、導入ポートおよび導出ポートの少なくともいずれかを複数有する三方弁や四方弁としてもよい。その場合、第1遮蔽部材と第2遮蔽部材とが、弁体の軸線に対して対称の構造を有することを必ずしも要しない。
例えば、三方弁とする場合、ボディにおいて2つの通路が同軸状に配置され、直線状通路を形成してもよい。その直線状通路に対してもう一つの通路が直交するように接続され、T字状の通路を形成してもよい。弁体をその直線状通路における3つの通路の接続部に設けてもよい。そして、その直線状通路における弁体の一方の側に第1遮蔽部材を配置し、他方の側に第2遮蔽部材を配置してもよい。第1遮蔽部材と第2遮蔽部材とを、もう一つの通路の軸線に対して対称の構造を有するように配置してもよい。
上記実施形態では、ボディ12を金属製としたが、樹脂その他の材質から構成してもよい。また、上記実施形態では弁体を構成するプレートを金属製としたが、樹脂その他の材質から構成してもよい。ただし、弾性部材よりも硬質な材質を選択する。
上記実施形態では、プレートを覆う弾性部材にビードを突設し、シール部や流量調整部とする例示した。本変形例では逆に、弁体を構成する弾性部材の表面を溝状に切り欠いた残余部によりビードを形成し、シール部や流量調整部としてもよい。
あるいは、ビードを有しない構成としつつ、シール部および流量調整部として機能する部分を弾性部材の異なる位置に設定してもよい。ただし、弁体の締め切りトルクを小さく抑える観点からは、シール部をビード状とするのが好ましい。また、可変開口部における開口面積を高精度に調整する観点からは、流量調整部をビード状とするのが好ましい。
上記実施形態では、第1,第2遮蔽部材をボディとは別体で構成し、ボディに組み付ける構成を例示した。変形例においては、いずれかの遮蔽部材をボディと一体成形してもよい。ただし、遮蔽部材の汎用性を高め、設計変更を容易にするなどの観点からは、遮蔽部材を部品とし、ボディと別体で構成するのが好ましい。
上記実施形態では、プレートの外周縁の形状を三股形状とする例を示したが、二股形状その他の形状とし、閉弁時にシール部のシール中心よりも低圧側に狭小部が形成されるようにしてもよい。
上記実施形態では、閉弁時における通路の軸線に対する弁体の角度を約45度に設定し、弁体がその通路を斜めにシールする構成を示した。変形例においては、その弁体の角度として他の適正な角度を採用してもよい。その弁体の角度は90度としてもよいが、90度よりも小さい角度とするのが好ましい。その角度を90度とすると、弁体におけるシャフトの両側において差圧が自開方向に作用するため、シール性能の安定化の観点から不利となる。この点、90度よりも小さい角度とすることで、シャフトに対する一方の側については差圧が自閉方向に作用することになるため、相対的にシール性能を安定化させることができる。また、自閉側のシール部が弁体の回転に対するストッパ機能を有するため、シール部そのものを小さく抑えることもできる。それにより、シール部の潰し量を抑えることができ、締め切りトルクを抑制できる可能性がある。
上記実施形態および変形例では述べなかったが、シャフトが弁体を貫通しない構成としてもよい。具体的には、図1に示す構成において、シャフト42の先端が弁体20の内部に留まる構成としてもよい。その場合、軸受穴40を省略することができる。
上記第1および第2実施形態では、可変開口部が遮蔽壁の突出端縁から弁体の回動方向に設けられた切欠きからなる構成を例示した(図4参照)。変形例においては、可変開口部が遮蔽壁の突出端縁には開口しない(開放されない)が、遮蔽壁を軸線方向に貫通する切欠き(可変孔)であってもよい。この可変孔は、遮蔽壁において弁体の回動方向に延びる断面形状(例えば断面三角形状)を有することで「可変開口部」として機能するものでもよい。
上記第3実施形態では、可変開口部が遮蔽壁の対向面に設けられた凹部(凹溝、切欠き)からなり、その凹部が遮蔽壁の突出端縁にて開放される構成を例示した(図11参照)。変形例においては、その凹部が弁体の回動方向に延びるものの、突出端縁には開放されない構成としてもよい。この凹部は、遮蔽壁において弁体の回動方向にその深さが変化することで「可変開口部」として効果的に機能するものでもよい。その場合、凹部の深さは、その延在範囲において突出端縁に向かうほど大きくなるものでもよいし、逆に小さくなるものでもよい。流体は、弁体の流量調整部が凹部に差し掛かったとき、その流量調整部の外周を回り込むようにして、流量調整部と凹部との間隙を流れる。
上記実施形態では、バタフライバルブを車両用空調装置の冷凍サイクルに適用する例を示した。変形例においては、家庭用等その他の空調装置の冷凍サイクルに適用してもよい。あるいは、バッテリやモータの冷却等を目的とする自動車用の冷却液(冷却水や冷却オイル)の循環回路に適用してもよい。すなわち、自動車用流体制御システムの流体回路に適用してもよい。あるいは、給湯装置等の水回路に適用してもよい。さらに、オイルその他の作動流体の流れを制御する装置に適用してもよい。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
10 バタフライバルブ、12 ボディ、14 アクチュエータ、15 通路、16 導入ポート、17 内壁、18 導出ポート、20 弁体、30 挿通孔、40 軸受穴、42 シャフト、46 支持部材、50 遮蔽部材、50a 第1遮蔽部材、50b 第2遮蔽部材、60 平坦面、62 平坦面、72 プレート、74 弾性部材、84 シール支持部、100〜106 ビード、120 本体、123 開口部、124 スリット、126 対向面、220 弁体、272 プレート、274 弾性部材、320 本体、324 凹部、350 遮蔽部材、C1 流量調整部、C2 流量調整部、P 狭小部、S1 シール部。

Claims (8)

  1. 電動式のバタフライバルブであって、
    流体の通路を画定する内壁を有するボディと、
    前記ボディに回動可能に支持されたシャフトと、
    前記シャフトに組み付けられた状態で前記通路に配置され、前記シャフトと共に回動することにより前記通路の開閉状態又は開度を調整する弁体と、
    通電により前記シャフトを回転駆動させるアクチュエータと、
    前記ボディの内壁側から突出し、前記弁体の外周縁の回動軌跡に沿うように形成された対向面を有する遮蔽壁と、
    前記遮蔽壁において前記弁体の回動方向に設けられた切欠きからなり、前記弁体の回動角度に応じて流体の通過を許容する開口面積が変化する可変開口部と、
    を備え、
    前記弁体は、前記遮蔽壁の対向面に沿って変位して前記可変開口部の開口面積を変化させる流量調整部と、前記ボディの内壁に着脱して前記通路を開閉する弾性材料からなるシール部とを有し、前記流量調整部と前記シール部とが異なる位置に設けられていることを特徴とするバタフライバルブ。
  2. 前記流量調整部が、前記弁体の最外径に沿って設けられ、
    前記シール部は、前記弁体の最外径から外れた位置に設けられ、前記弁体の回動範囲において前記遮蔽壁の対向面と離隔した状態を保つことを特徴とする請求項1に記載のバタフライバルブ。
  3. 前記流量調整部は、金属材料からなり、前記可変開口部と対向した状態において前記遮蔽壁の対向面との間に所定のクリアランスを保つことを特徴とする請求項2に記載のバタフライバルブ。
  4. 前記シール部は、前記弁体の外周面に突設されたビードからなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のバタフライバルブ。
  5. 前記可変開口部は、前記遮蔽壁の突出端縁に向けて開口幅が大きくなる形状を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のバタフライバルブ。
  6. 前記通路に挿入されるようにして前記ボディに組み付けられ、前記通路における流体の流れを部分的に遮蔽する遮蔽部材を備え、
    前記遮蔽部材が前記遮蔽壁を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のバタフライバルブ。
  7. 前記遮蔽部材として、前記通路における前記弁体の上流側に設けられた第1遮蔽部材と、前記弁体の下流側に設けられた第2遮蔽部材とを備え、
    前記第1遮蔽部材と前記第2遮蔽部材とが、前記弁体の軸線に対して対称の構造を有するように配置されていることを特徴とする請求項6に記載のバタフライバルブ。
  8. 冷凍サイクルに設置され、前記弁体の回動位置により膨張弁又は開閉弁として機能し、
    前記膨張弁として開弁するときには、前記流量調整部が前記可変開口部の開口面積を調整するよう前記弁体の回動位置が調整され、
    前記開閉弁として開弁するときには、前記流量調整部が前記可変開口部から離脱するよう前記弁体の回動位置が調整されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のバタフライバルブ。
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