JP6954855B2 - 電動弁 - Google Patents

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Description

本発明は、流体の流路の切り換えなど、流体の流れを制御する電動弁に関する。
従来、空気調和機や冷凍機などの冷凍回路において冷媒配管の流路を切り換える切換弁には様々な構造のものがある。例えば、特開2002−195694号公報(特許文献1)及び特開2010−84939号公報(特許文献2)に開示されたものがある。これらの切換弁は、弁ポートが形成された弁座に対して主弁を回転させることで流路を切り換えるロータリー式の切換弁である。そして、このような切換弁は、通常、弁ハウジング内で主弁の外側が高圧で内側が低圧され、この差圧によって主弁を弁座に圧着させて流路を保持している。このため、仮に冷媒の流れを停止させたとしても、流路の切換時に主弁を回転させるために大きなトルクを必要とする。
特開2002−195694号公報 特開2010−84939号公報
特許文献1のものは、主弁を回転させるための大きなトルクを得るために比較的大型の電動モータを必要とする、これに対して特許文献2のものは、遊星歯車機構等の減速機構を備えているので電動モータの小型化が可能であるが、遊星歯車機構等の複雑な減速機構を必要とするとともに、この減速機構の分だけサイズが大きくなるという問題がある。
本発明は、簡単な機構で大きな駆動力が得られるとともに、弁体と弁座とのシール性を高くした電動弁を提供することを課題とする。
請求項1の電動弁は、筒状の弁室を有する弁ハウジングと、前記弁室に開口する弁ポートを有するとともに前記弁室の軸線と平行な平面内に弁座シール面を有する弁座と、前記弁室内に配設されて前記弁座シール面に対向する弁体シール面を有する弁体と、モータ部のロータ軸を軸線上に支持する支持部材と、を備え、前記弁体が前記ロータ軸に保持され、前記モータ部の駆動により前記ロータ軸と前記支持部材とのねじ送り機構を介して前記弁体を前記軸線方向に移動し、前記弁ポートを開閉する電動弁であって、前記弁体を前記軸線側から前記弁座の方向に付勢する板バネを備え、前記弁ハウジングに複数の前記弁座を備えるとともに、前記各弁座に対応する複数の前記弁体を備え、前記複数の弁体と前記板バネとが前記ロータ軸に弁体アッセンブリとして構成されていることを特徴とする。
請求項の電動弁は、請求項に記載の電動弁であって、前記複数の弁体が前記軸線回りに配置されるとともに、前記板バネが前記複数の弁体に囲われるように該複数の弁体の内側に配置されていることを特徴とする。
請求項の電動弁は、請求項1または2に記載の電動弁であって、前記板バネが、前記複数の弁体を前記弁座の方向にそれぞれ独立に付勢するよう構成されていることを特徴とする。
請求項1乃至の電動弁によれば、モータ部の駆動によりねじ送り機構を介して弁体が軸線L方向に移動するとともに、弁ポートを有する弁座に対して、弁体が板バネ及び流体の圧力により付勢されるので、簡単な構造で弁体を移動できるとともに、弁座の弁座シール面に対して弁体の弁体シール面を確実に当接させることができ、シール性を高めることができる。
また、弁体アッセンブリにより複数の弁体を備えているので、例えば弁ハウジングに複数の出口継手管を備えていて、この複数の出口継手管に対応する複数の弁座に対して、複数の弁体を一つのねじ送り機構により移動することができる。
請求項の電動弁によれば、複数の弁体を一つの板バネで付勢することができる。
請求項の電動弁によれば、板バネが、複数の弁体を弁座の方向にそれぞれ独立に付勢するので、各弁体の弁座に対するシール作用を確実にすることができる。
本発明の第1実施形態の電動弁の弁閉状態の縦断面図である。 第1実施形態の電動弁の弁開状態の縦断面図である。 図1のA−A矢視断面図及びシール面の関係を示す図である。 図2のA−A矢視断面図及びシール面の関係を示す図である。 第1実施形態の電動弁における弁体アッセンブリの分解斜視図及び組立斜視図である。 第1実施形態の弁体の変形例を示す図である。 第2実施形態の電動弁の弁閉状態の縦断面図である。
次に、本発明の電動弁の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の電動弁の弁閉状態の縦断面図、図2は同電動弁の弁開状態の縦断面図、図3は図1のA−A矢視断面図及びシール面の関係を示す図、図4は図2のA−A矢視断面図及びシール面の関係を示す図である。なお、以下の説明における「上下」の概念は図1及び図2の図面における上下に対応する。また、「右回り(時計回り)」及び「左回り(反時計回り)」の表現は、電動弁を上から見た状態での回転方向を示す。
この電動弁は、弁ハウジング1と、支持部材2と、「モータ部」としてのステッピングモータ3と、「弁体」を備えた弁体アッセンブリ4と、密閉ケース5と、を備えている。
弁ハウジング1は、例えば、黄銅、ステンレス等の金属により略円筒形状に形成されており、その内側に軸線Lを中心軸とする円柱形状の弁室1Rを有している。弁ハウジング1の下端には弁室1Rに導通する入口継手管10が接続され、この入口継手管10の弁室1R側の内側端部は軸線Lと同軸な入口ポート10aとなっている。また、弁ハウジング1の側部には、3つの出口継手管11が接続されており、各出口継手管11の弁室1R側端部には、この弁室1Rに開口する例えばステンレス等の金属製の弁座12が嵌合されている。各弁座12の内側は、軸線Lと直交する軸を中心とする弁ポート121となっている。そして、各出口継手管11は、それぞれ弁ポート121を介して弁室1Rに導通可能となっている。また、弁座12の弁室1R側の端面は、弁ポート121の外周を囲う軸線Lと平行な面内に位置する弁座シール面12aとなっており、この弁座シール面12aに弁体アッセンブリ4における弁体41の弁体シール面41aが摺接される。なお、入口継手管10及び出口継手管11は、弁ハウジング1に対してろう付け等により固着されている。また、弁体41の材質としては、摺動性を向上させるための添加剤が添加されたPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)樹脂等の高滑性樹脂であることが好ましい。
支持部材2は、ステッピングモータ3側の中央に立設された樹脂製のホルダ部21と、ホルダ部21の一部に一体成形された固定金具22とを有している。固定金具22はステンレス製の板金のプレス加工により形成されており、下端部がハウジング1の上端部に溶接により固定されている。
支持部材2の中心には、弁室1Rの軸線Lと同軸の雌ねじ部2aとそのねじ孔が形成されるとともに、雌ねじ部2aのねじ孔よりも径の大きな円筒形状の挿通孔2bが形成されている。また、支持部材2のホルダ部21には、その外周に螺旋状の突条からなるガイド雄ネジ21aが形成されている。また、ガイド雄ネジ21aの下側一端(固定金具22側一端)には、このガイド雄ネジ21aより半径方向に突出した下端ストッパ211が形成され、上端部の外周縁には半径方向に突出した上端ストッパ212が形成されている。そして、このガイド雄ネジ21a、下端ストッパ211及び上端ストッパ212は支持部材2のホルダ部21と一体に形成されている。また、ホルダ部21の外周にはコイル状の可動スライダ23が螺合されている。可動スライダ23は、ばね性を有する鋼材などの針金を屈曲させて形成されており、半径方向外向きに突出する爪部23aを有している。なお、雌ねじ部2aとガイド雄ネジ21aは右ネジであり、ガイド雄ネジ21aのピッチは雌ねじ部2aのピッチよりも大きく設定されている。
ステッピングモータ3は、例えばステンレス等の金属製のロータ軸31と、密閉ケース5の内部に回転可能に配設されたマグネットロータ32と、密閉ケース5の外周においてマグネットロータ32に対して対向配置されたステータコイル33と、その他、図示しないヨークや外装部材等により構成されている。ロータ軸31はブッシュ321の箇所を溶接することによりマグネットロータ32の中心に取り付けられている。また、ロータ軸31の一部外周には雄ねじ部31aが形成されている。そして、この雄ねじ部31aが支持部材2の雌ねじ部2aに螺合されている。これにより、支持部材2はロータ軸31及びマグネットロータ32を軸線L上に支持している。
弁アッセンブリ4は弁室1R内に配設されるとともに、3つの弁座12に対応する3つの弁体41と、板バネ42と、結束リング43とを備えている。そして、後述するように、この弁体アッセンブリ4は、軸線L上でロータ軸31の弁室1R側に一体に形成されたフランジ部311の部分にて保持されている。また、弁体アッセンブリ4の結束リング43と支持部材2の底部との間には圧縮コイルバネ6が所定の荷重を与えられた状態で配設されており、結束リング43はばね受けの役割をして、圧縮コイルバネ6によりロータ軸31に対して入口継手管10側に常時付勢されている。結束リング43の材質としては、上述の弁体41同様に、摺動性を向上させるための添加剤が添加されたPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)樹脂等、高滑性樹脂であることが好ましい。
密閉ケース5は、上端部が塞がれた略円筒形状に形成されており、弁ハウジング1の上端に蓋部材51を介して溶接によって気密に固定されている。なお、密閉ケース5内の外周下部には、ステッピングモータ3のステータコイル33を内装した図示しないステータユニットを位置決め固定するためのディンプル52が形成されている。
以上の構成により、ステッピングモータ3の駆動により、マグネットロータ32及びロータ軸31が回転し、ロータ軸31の雄ねじ部31aと支持部材2の雌ねじ部2aとのねじ送り機構により、ロータ軸31と弁体アッセンブリ4が軸線L方向に移動する。すなわち、マグネットロータ32の回転方向に応じて、弁体アッセンブリ4は軸線L上で上下に移動する。これにより、弁体アッセンブリ4の弁体41が対向する弁座12の弁ポート121を開閉し、入口継手管10から流入する流体を、出口継手管11へ流出させる弁開状態と、出口継手管11への流出を遮断する弁閉状態とを、切り換え制御する。また、弁ポート121に対する弁体41の軸線L方向の位置(リフト量)に応じて、弁ポート121を流れる流体の流量を制御することができる。また、弁ポート121の開状態を切り替えるために、弁体シール面41a、あるいは開度が大きくなってからはスライド軸412と、弁座シール面12aとが、互いに平面同士で当接している。このため、マグネットロータ32の回転に関わらず弁体41は回転しないようになっている。これにより、弁体アッセンブリ4の回転を防止し、軸線L方向への移動のみとすることで弁ポート121の開度を可変にしている。さらに、このような平面同士で当接させていることにより、必要な箇所でのシール性が高くなり、高精度な流量制御が可能となる。
なお、マグネットロータ32の内周面の一部には軸線Lと平行な突条32aが形成されており、この突条32aは、マグネットロータ32の回転時に可動スライダ23の爪部23aに当接し、可動スライダ23を同方向に連れ回すように回転させる。これにより、ガイド雄ネジ21aに倣って可動スライダ23が移動して、図1に示すように弁ポート121が全閉状態となる弁体アッセンブリ4の位置では、可動スライダ23の爪部23aが下端ストッパ211に当接して回動が停止する。また、マグネットロータ32及びロータ軸31が左回りして上昇すると、図2に示すように、最終的に可動スライダ23が上端ストッパ212に当接し、回動が停止する。
図5(A)は弁体アッセンブリ4の分解斜視図、図5(B)は弁体アッセンブリ4の組立斜視図である。弁体アッセンブリ4において、3つの弁体41はそれぞれ同形状であり、各弁体41は、軸線L回りの120°離間した位置に組み付けられている。弁体41はロータ軸31側の上部にボス部411を有するとともに、入口継手管10側となる下部に一対で平行なスライド軸412を有している。そして、弁体41において、ボス部411とスライド軸412の間の弁座12側の面は平面状の弁体シール面41aとなっている。
また、一対のスライド軸412の間には弁ポート121の径に整合する開口部41bとなっている。さらに、弁体41の弁体シール面41aの裏側(軸線L側)には板バネ42のバネ片42aを配置するバネ収容部41cが形成されるとともに、ボス部411の裏側には係合溝41dが形成されている。板バネ42は弾性板から構成されており、各弁体41に対応する3枚のバネ片42aを軸線L回りに120°離間した位置に備えている。そして、このバネ片42aは、弁体41の弁体シール面41aの裏側すなわちバネ収容部41cの内壁を押圧する。また、ロータ軸31のフランジ部311上には例えば摺動性を向上させるための添加剤が添加されたPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)樹脂等の、高滑性樹脂からなるワッシャ312が配設されている。
以上の構成により、各弁体41は、バネ収容部41c内に板バネ42を配置するとともに、係合溝41dをフランジ部311とワッシャ312に対して外周から係合させて組み付けられる。また、結束リング43が各弁体41のボス部411に嵌め込まれ、この結束リング43は、前記圧縮コイルバネ6によりボス部411の付け根部411aに当接された状態となる。すなわち、圧縮コイルバネ6の付勢力により、結束リング43を介して弁体41が入口継手管10側に付勢され、係合溝41dの内側天部とロータ軸31のフランジ部311とによりワッシャ312が挟み付けられた状態で、各弁体41がロータ軸31に対して組み付けられている。なお、ワッシャ312は、弁体41及びフランジ部311との間での摩擦を低減する部材で形成されており、ロータ軸31の回転力が弁体アッセンブリ4に伝達するのを低減している。
ここで、図3及び図4に示すように、3つの弁体41同士の間には隙間を有しており、各弁体41は互いに干渉しない位置に配置されている。また、各弁体41のボス部411には結束リング32が嵌め込まれているが、この結束リング32は弁体41に対して軸線L方向に力を伝達するが、軸線Lに対する内径方向には弁体41の位置を規制することがない。したがって、板バネ42は各バネ片42aにより、各弁体41を独立に弁座12側に付勢している。また、入口継手管10から流入する流体の圧力が各弁体41の内側に作用するので、この流体の圧力も上記板バネ42と共同して弁体41を弁座12側に付勢する。
以上のように、弁体アッセンブリ4はロータ軸31の下端に取り付けられ、これにより弁体41がロータ軸31に保持されている。そして、「モータ部」としてのステッピングモータ3の駆動によりねじ送り機構を介して弁体41が軸線L方向に移動し、弁ポート121を開閉して弁ポート121を流れる流体の流れを制御することができる。さらに、板バネ42(バネ片42a)の付勢力と流体の圧力により弁体41が弁座12側に付勢されるので、弁座12の弁座シール面12aに対して弁体41の弁体シール面41aを確実に当接させることができ、シール性を高めることができる。
また、弁体41は、弁開状態でも一対のスライド軸412を弁座12の弁座シール面12a上に摺接されているので、リフト量が大きいときでも、弁体41の回転を防止することができる。さらに、弁閉状態に移行するときにも、スライド軸412が弁座シール面12a上にあるので、弁体41の弁体シール面41aを弁座シール面12a上にスムースに移動させることができる。
図6は第1実施形態の弁体41の変形例を示す図であり、この変形例及び後述の第2実施形態において、第1実施形態と同様な要素は同様な作用効果を奏するものであり、変形例及び第2実施形態の図面における同様な部材には、図1乃至図5と同符号を付記して重複する説明は適宜省略する。この変形例の弁体41は、弁体シール面41aに開口部41bに通じる楔状のオリフィス溝41Aを形成したものである。第1実施形態においても、弁座シール面12a(及び弁ポート121)に対する弁体41の位置を制御することで、弁ポート121へ流れる流体の流量を絞るように制御できるが、この変形例では、オリフィス溝41Aによりさらに流量を絞るように制御することができる。
図7は本発明の第2実施形態の電動弁の弁閉状態の縦断面図である。この第2実施形態において第1実施形態と異なるところは、弁体アッセンブリ4′における一つの弁体41′と出口継手管11′である。この第2実施形態では、第1実施形態と同様な3つの出口継手管11に加えて、一つの出口継手管11と平行に配置された出口継手11′を備えている。そして、弁体アッセンブリ4′における1つの弁体41′は上記の平行な出口継手管11と出口継手管11′とに対応して設けられている。この弁体41′は下部に出口継手管11′及び弁座12′に対応する第1実施形態と同様な弁体シール面41aと、開口部41bと、一対のスライド軸412とを有している。また、弁体シール面41aとボス部411との間には、出口継手管11に対応する弁体シール面41a′を有している。この第2実施形態における弁体シール面41a′は、弁座12の弁座シール面12aとの間に隙間を形成するように構成されている。
そして、この第2実施形態では、弁体アッセンブリ4′が第1実施形態の図1における弁体アッセンブリ4と同様な位置(図6の状態)にあるとき、弁体4′の弁体シール面41aが弁座12′の弁ポート121′を弁閉状態とするとともに、弁体シール面41a′は弁座12の弁ポート121を僅かに弁開状態とする。一方、弁体アッセンブリ4′が第1実施形態の図2の弁体アッセンブリ4と同様な位置にあるとき、弁体41′の弁体シール面41aは弁座12′の弁座シール面12a′から離れて、弁ポート121′が弁開状態とる。また、このとき、弁体41′の弁体シール面41aは上側の弁座12の弁座シール面12aに当接して弁閉状態となる。また、弁体アッセンブリ4′の軸線L方向の位置(リフト量)に応じて、弁ポート121,121′を流れる流体の流量を制御することができ、出口継手管11,11′に対する異なる流量の制御を行うことができる。
以上の各実施形態(及び変形例)の電動弁は以下のように冷媒の流れを制御するものとして利用できる。例えば、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器等からなる冷凍サイクルシステムにおける蒸発器を効果的に作用させるために蒸発器内に独立させて設けられている複数の冷媒流路(パス)への冷媒の分配を制御できる。この場合、絞り装置と蒸発器との間に実施形態の電動弁を冷媒の分配を制御する分流器(可変分流器)として設ける。すなわち、実施形態の電動弁の前記入口継手管10を絞り装置に接続し、前記3つの出口継手管11を蒸発器の各冷媒流路にそれぞれ接続することで、運転状況に応じて蒸発器の各冷媒流路への冷媒の供給及び停止を制御したり、冷媒の流量の制御等を行うことができる。また、第2実施形態の電動弁では、3つの出口継手管11への流体の流れや流量をそれぞれ異なるように制御することで、複数の独立した流路ごとに冷媒の制御が可能となる。例えば、蒸発器の独立した複数の冷媒流路のうち特定の一つの流路のみに冷媒を流し、このときの冷媒の流量を制御することができる。これにより複数の独立した冷媒流路に対応する蒸発器の部位に応じた最適な制御が可能となる。また、複数の冷蔵ケース(ショーケース)の制御を行う場合等、各実施形態(および変形例)の電動弁を複数の蒸発器に接続することもできる。この場合、絞り装置とその下流側にある複数の蒸発器との間に実施形態の電動弁を設ける。すなわち、実施形態の電動弁の前記入口継手管10を絞り装置に接続し、前記3つの出口継手管11を各蒸発器にそれぞれ接続し、冷媒の供給及び停止を制御したり、冷媒の流量制御することで3つの蒸発器の能力を運転状況に応じて制御することができる。
また、第1実施形態では、それぞれ同形状の開口部41bを有する弁体41を用いているが、これに限らず開口部41bの形状を異ならせる等、各弁ポート121に対するそれぞれの弁体41の形状を異ならせることで、弁体アッセンブリ4のリフト量に応じた出口継手配管11への流体の流れや流量を異ならせるようにしてもよい。これにより、様々なパターンで冷媒を制御することができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
1 弁ハウジング
1R 弁室
L 軸線
10 入口継手管
10a 入口ポート
11 出口継手管
12 弁座
12a 弁座シール面
121 弁ポート
2 支持部材
2a 雌ねじ部
21 ホルダ部
22 固定金具
3 ステッピングモータ(モータ部)
31 ロータ軸
31a 雄ねじ部
311 フランジ部
312 ワッシャ
32 マグネットロータ
33 ステータコイル
4 弁体アッセンブリ
41 弁体
41a 弁体シール面
41b 開口部
41c バネ収容部
41d 係合溝
411 ボス部
412 スライド軸
41A オリフィス溝
42 板バネ
42a バネ片
43 結束リング
5 密閉ケース
6 圧縮コイルバネ
11′ 出口継手管
12′ 弁座
12a′ 弁座シール面
121′ 弁ポート
4′ 弁体アッセンブリ
41′ 弁体
41a′ 弁体シール面
100 電動弁
200 室外熱交換器
310 第1の室内熱交換器
320 第2の室内熱交換器
400 四方弁
500 圧縮機
600 膨張弁

Claims (3)

  1. 筒状の弁室を有する弁ハウジングと、前記弁室に開口する弁ポートを有するとともに前記弁室の軸線と平行な平面内に弁座シール面を有する弁座と、前記弁室内に配設されて前記弁座シール面に対向する弁体シール面を有する弁体と、モータ部のロータ軸を軸線上に支持する支持部材と、を備え、
    前記弁体が前記ロータ軸に保持され、前記モータ部の駆動により前記ロータ軸と前記支持部材とのねじ送り機構を介して前記弁体を前記軸線方向に移動し、前記弁ポートを開閉する電動弁であって、
    前記弁体を前記軸線側から前記弁座の方向に付勢する板バネを備え、前記弁ハウジングに複数の前記弁座を備えるとともに、前記各弁座に対応する複数の前記弁体を備え、前記複数の弁体と前記板バネとが前記ロータ軸に弁体アッセンブリとして構成されていることを特徴とする電動弁。
  2. 前記複数の弁体が前記軸線回りに配置されるとともに、前記板バネが前記複数の弁体に囲われるように該複数の弁体の内側に配置されていることを特徴とする請求項に記載の電動弁。
  3. 前記板バネが、前記複数の弁体を前記弁座の方向にそれぞれ独立に付勢するよう構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電動弁。
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